JP2003281195A - 階層図の作成方法及びこの作成方法を利用したcadシステム - Google Patents

階層図の作成方法及びこの作成方法を利用したcadシステム

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JP2003281195A
JP2003281195A JP2002086013A JP2002086013A JP2003281195A JP 2003281195 A JP2003281195 A JP 2003281195A JP 2002086013 A JP2002086013 A JP 2002086013A JP 2002086013 A JP2002086013 A JP 2002086013A JP 2003281195 A JP2003281195 A JP 2003281195A
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Yuka Ito
憂香 伊藤
Shihoko Fukuda
志穂子 福田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】本発明は、簡単な入力方法によって容易に図面
の階層図が作成される図面の階層図の作成方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】1つのプラント又は機械などの設計図であ
る複数の図面の名称及び属性が入力された後、各図面間
毎の関係が入力されると、入力された関係に応じて、各
図面の階層が設定されるとともに、全図面の系統を示す
階層図が自動的に描画される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作成した複数図面
の関係を確認するための系統図となる階層図の作成方法
及びCADシステムに関するもので、特に、プラント設
計や機械設計を行う際に作成される複数の図面の関係を
整理するための階層図の作成方法及びCADシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、CADシステムなどを用いて、プ
ラント設計や機械設計などが行われているが、これらの
設計図は、全体構成を示すための全体組立図や、各部の
組立図や、各部を構成する部品の部品図などの、複数の
図面によって成る。設計者は、各部に必要となる部品の
種類及び部品点数などを認識するために、全体組立図に
対して各部の組立図を関連づけるとともに、各部の組立
図に対して組立に必要な部品の部品図などを関連づける
などして、階層的に各図面の親子関係を示した図面の階
層図を作成する。
【0003】特に、プラントや大型機械の設計を行う際
には、その部品点数が多くなるとともに、各部の設計が
複数の設計者によって行われるため、このような階層図
が作成されなければ、作成された各図の関係の把握が困
難になる。又、このような階層図が作成されることによ
って、再度、同一種類のプラント又は大型機械の設計を
行う際に、前回に作成された階層図を元に、必要な部品
や設計図面を容易に認識することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
このような図面の階層図は、全図面が作成された後に、
設計者によって新たに図面名称や図番が入力されるとと
もに通常の設計図面と同一の方法で親子関係にある図面
間にラインを引くなどして、作成されていた。このよう
に、階層図自身を1つの図面として作成するため、例え
ば、誤って入力したときなどは、その部分の図面名称や
図番及びラインなどを削除した後、再び、正しい図面名
称や図番を入力するとともにラインなどを描画する必要
がある。
【0005】よって、従来は、複数の図面の関係を示す
図面用の階層図は、新たに、1つの図面として作成され
るため、この階層図の作成は、設計者にとって煩雑な手
続きを要するものであった。又、階層図の作成時に、入
力に誤りがあった場合などは、正しい状態に設計者が再
入力する必要があるため、再度煩雑な手続きを行う必要
がある。
【0006】このような問題を鑑みて、本発明は、簡単
な入力方法によって容易に図面の階層図が作成される図
面の階層図の作成方法を提供することを目的とする。
又、本発明は、この図面の階層図の作成方法を利用した
CADシステムを提供することを別の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の階層図の作成方法は、複数の図面
によって構成される設計用図面群における各図面の関係
を示すための階層図の作成方法において、前記設計用図
面群を構成する各図面の名称及び属性が入力される第1
ステップと、前記各図面毎に、該図面の直接上又は下の
階層となる図面が指定されることによって、前記各図面
の階層を決定する第2ステップと、決定された階層に各
図形が、直接上の階層となることで親子関係となる図形
とラインで接続されるように描画される第3ステップ
と、を有し、前記各図面が、その属性に応じて異なった
表示形式で描画されることを特徴とする。
【0008】例えば、第1ステップにおいて、各図面の
名称が入力されるとともに、その属性として、普通図
面、組図、関連図、参照のいずれかであるかが入力され
る。そして、第2ステップにおいて、例えば、マウスな
どの入力装置が利用されて各図面に対して親子関係が入
力されると、第3ステップによって入力された親子関係
になる図面間にラインが描画されることで、各図面間の
関係がツリー状に描かれる階層図が作成される。このと
き、属性毎に、例えば、異なった形状の矩形で表示され
るなど、それぞれ異なった表示形式が成されるようにす
る。
【0009】このとき、請求項2に記載するように、前
記第1ステップにおいて、前記設計用図面群を構成する
全図面の名称及び属性が入力されるとともに、前記第2
ステップにおいて、前記第1ステップでその名称が入力
された前記設計用図面群を構成する全図面それぞれに対
して、直接上又は下の階層となる図面が指定されるよう
にしても構わない。即ち、全図面が作成されることで、
第1ステップで、各図面の名称及び属性が入力される
と、第2ステップで、作成された図面全てについて、そ
の親子関係が入力される。
【0010】又、請求項3に記載するように、前記第1
ステップで前記設計用図面群を構成する各図面の名称及
び属性が入力される毎に、前記第2ステップにおいて、
前記第1ステップでその名称が入力された図面に対し
て、直接上又は下の階層となる図面が指定されるように
しても構わない。即ち、図面が作成されるたびに、第1
ステップで、その図面の名称及び属性が入力されると、
第2ステップで、作成された図面について、既に階層図
内にある図面のうち親子関係となるものが入力される。
【0011】又、請求項4に記載するように、前記第2
ステップにおいて、下の階層に複数の図面を有する第1
図面に対して、直接上の階層となる第2図面が指定され
たとき、前記第3ステップにおいて、前記第1図面がそ
の下の階層に備えた前記複数の図面とともに、前記第2
図面の下の階層に描画されるようにしても構わない。こ
のようにすることで、階層図において、複数の子図面を
有する第1図面が、その第1図面と関係する第2図面に
対して、第1図面の下の階層に設定されている子図面と
一度に階層を設定することが可能となる。
【0012】請求項5に記載する階層図の作成方法は、
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の階層図の作成方
法において、前記第1ステップにおいて、作成された前
記設計用図面群を構成する図面の名称及び属性が、その
図面の作成時とは別に新たに入力されることを特徴とす
る。即ち、図面作成時とは別に、階層図の作成を行うと
きに、新たに、図面の名称及び属性が入力される。
【0013】請求項6に記載する階層図の作成方法は、
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の階層図の作成方
法において、前記設計用図面群を構成する各図面が作成
されるときに該図面の名称及び属性が設定されることに
よって、前記第1ステップにおける該図面の名称及び属
性が入力が成されることを特徴とする。即ち、図面作成
時に、作成した図面に対して名称及び属性を入力すると
同時に、階層図の作成が行われる。
【0014】又、請求項7に記載するCADシステム
は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のの階層図の
作成方法に基づいて、階層図の作成及び編集を行うとと
もに、前記設計用図面群を構成する前記図面の作成及び
編集を行うことを特徴とする。
【0015】又、請求項8に記載するCADシステム
は、前記設計用図面群を構成する前記図面の作成及び編
集を行う複数の端末装置と、該複数の端末装置と通信を
行うとともに該端末装置で作成された図面の管理を行う
サーバーとから構成されるCADシステムにおいて、前
記設計用図面群を構成する各図面の階層図を作成するた
めの方法として、請求項1〜請求項6のいずれかに記載
の階層図の作成方法を用いることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>本発明の第1
の実施形態について、図面を参照して、説明する。尚、
図1は、本実施形態のCADシステムを利用したPCな
どの図面編集装置の内部構成を示すブロック図である。
又、図3〜図8は、本実施形態のCADシステムにおけ
る階層図の作成方法を説明するための図である。
【0017】図1の図面編集装置は、キーボードやマウ
スなどの入力部1と、入力された各種情報を一時的に記
録するためのメモリ部2と、入力情報などに対する各種
演算処理を施すとともに各ブロックの制御を行う主制御
部3と、主制御部3で演算処理された情報を元に図面な
どの表示を行うディスプレイなどの表示部4と、作成さ
れた図面のデータを記録する記録媒体5と、他のPCな
どの図面編集装置と通信を行うための通信部6とを備え
る。
【0018】このような図面編集装置において、入力部
1が操作されて、設計者によって階層図の作成が要求さ
れると、表示部4に、図2のような表示が成される。即
ち、作成する階層図に対する図面の名称を入力するため
の入力欄10と、図面の属性を入力するための入力欄1
1とが表示される。又、領域Xに、入力された図面の階
層図が表示される。
【0019】まず、入力部1が操作されて、入力欄10
に図面の名称として「図面A」が入力されるとともに、
入力欄11に図面の属性として「普通図面」が入力され
る。このとき、メモリ部2に、階層図を構成する各図面
の名称及び属性及び階層を示す階層図用テーブルに、図
6(a)のように、1行目に、図面Aが普通図面である
とともに階層が1階層目であることが記録される。そし
て、図3(a)のように、領域Xにおいて1階層目に図
面Aが表示される。領域Xに表示される図面Aは、普通
図面であることを示す矩形によって表示される。
【0020】次に、同様に、入力部1が操作されて、属
性が普通図面となる図面Bが入力されると、図6(b)
のように、階層図用テーブルの2行目に図面Bが1階層
目であるとともに普通図面であることが記録され、図3
(b)のように、領域Xにおいて1階層目に図面A及び
図面Bを表す2つの矩形が並列的に表示される。そし
て、入力部1が操作されて、1階層目に表示された図面
Bが図面Aの子図面であることが入力されると、図6
(c)のように、2行目に図面Bが2階層目であること
が記録される。
【0021】そして、図6(c)のように記録された階
層図用テーブルに記録された情報に基づいて、図3
(c)のように、1階層目の図面Aと2階層目の図面B
とが表示されるとともに、図面Aと図面Bとの間にライ
ンa1が描画される。尚、本実施形態では、表示部4に
表示されるポインタで図面Bを指定した後、ポインタと
共に図面Bを図面Aまで移動させることによって、図面
Bが図面Aの子図面となることが設定されるものとす
る。
【0022】又、入力部1が操作されて、属性が普通図
面となる図面Cが入力されると、図6(d)のように、
階層図用テーブルの3行目に、図面Cが1階層目である
とともに普通図面であることが記録される。そして、図
3(d)のように、1階層目に図面Aの下側に図面Cが
表示される。その後、入力部1が操作されて、1階層目
の表示された図面Cが図面Aの子図面であることが入力
されると、図6(e)のように、3行目に図面Cが2階
層目であることが記録される。そして、図3(e)のよ
うに、図面Bの下側に、ラインa1に対して垂直となる
ラインb1とラインa1と平行なラインa2とを介して
図面Aと接続された図面Cが表示される。
【0023】又、属性が普通図面の図面Dが入力される
と、図6(f)のように、4行目に図面Dが1階層目で
あることが記録され、図3(f)のように、1階層目に
図面Dが表示される。その後、図面Dが図面Bの子図面
であることが入力されると、図6(g)のように、3行
目に図面Dが3階層目であることが記録されるととも
に、4行目に図面Cが2階層目であることが記録され
る。そして、図3(g)のように、図面Bとラインa3
を介して接続される図面Dが表示される。
【0024】又、属性が普通図面の図面Eが入力され
て、図7(a)のように、5行目に図面Eが1階層目に
あることが記録され、図4(a)のように、1階層目に
図面Eが表示される。その後、図面Eが図面Cの子図面
であることが入力されると、図7(b)のように、5行
目に図面Eが3階層目であることが記録される。そし
て、図4(b)のように、図面Cとラインa4を介して
接続される図面Eが表示される。
【0025】又、属性が組図となる図面aが入力され
て、図7(c)のように、6行目に図面aが1階層目に
あることが記録され、図4(c)のように、1階層目に
太線の矩形となる図面aが表示される。その後、図面a
が図面Bの組図であることが入力されると、図7(d)
のように、4行目に図面aが3階層目であるとともに組
図であることが記録され、5行目に図面Cが2階層目で
あることが、又、6行目に図面Eが3階層目であること
が記録される。そして、図4(d)のように、図面Bと
図面Cとの間に図面aが表示されるとともに、図面Bと
図面aとの間にラインb2が表示される。
【0026】又、属性が関連図となる図面αが入力され
て、図8(a)のように、7行目に図面αが1階層目に
あることが記録され、図4(e)のように、1階層目に
二重線の矩形となる図面αが表示される。その後、図面
αが図面Aの関連図であることが入力されると、図8
(b)のように、7行目に図面αが2階層目であること
が記録され、図5(a)のように、図面Cの下側に、ラ
インb1とラインa1と平行なラインa5とを介して図
面Aと接続された図面αが表示される。
【0027】又、参照イが入力されて、図8(c)のよ
うに、8行目に参照イが1階層目にあることが記録さ
れ、図5(b)のように、1階層目に点線の矩形となる
参照イが表示される。その後、参照イが図面Aの参照で
あることが入力されると、図8(d)のように、8行目
に参照イが2階層目であることが記録され、図5(c)
のように、図面αの下側に、ラインb1とラインa1と
平行なラインa6とを介して図面Aと接続された参照イ
が表示される。
【0028】主制御部3が演算処理を行うことによっ
て、最終的に、上述のように、メモリ部2に一時的に記
録される図8(d)のような階層図用テーブルが作成さ
れるとともに、この図8(d)の階層図用テーブルに基
づいて得られる図5(c)のような階層図を、表示部4
に表示させる。そして、このようにして作成した階層図
用テーブル及び階層図用テーブルによる階層図のデータ
を記録媒体5に記録させる。
【0029】このようにして作成した階層図において、
設計者が誤っていることを確認したとき、記録媒体5に
記録した階層図及び階層図用テーブルを読み出して、誤
っている位置にある図面を、実際に関係している図面と
の関係を入力することによって、正しく入力し直すこと
ができる。このとき、階層図用テーブルが一時的にメモ
リ部2に記録される。
【0030】このとき、例えば、図面Cが図面Aの子図
面でなく、図面Bの子図面であるものとすると、入力部
1によって、図面Cを指定した後、図面Bの子図面であ
ることを入力する。即ち、本実施形態において、図面C
をポインタで指示した後に、図面Bの位置までポインタ
と共に移動させる。このようにすることで、図面Cが図
面Bの子図面であることが認識され、まず、図9(a)
のように、階層図用テーブルにおいて、4行目に図面C
が3階層目であることが、5行面に図面Eが4階層目で
あることが、6行目に図面aが組図であるとともに3階
層目であることが記録される。
【0031】そして、図9(a)の階層図用テーブルに
基づいて主制御部3が演算処理を行って、図9(b)の
階層図のように、図5(c)の階層図におけるラインa
2が削除されるとともに、図面Dの下側に、ラインa3
に対して垂直となるラインb3とラインa3と平行なラ
インa7とを介して図面Bと接続された図面C及び図面
Cとラインa4を介して接続された図面Eが表示され
る。そして、図9(a)の階層図用テーブル及び図9
(b)の階層図のデータが記録媒体5に記録される。
【0032】このように、本実施形態のCADシステム
によると、各図面の種類に応じて表示方法が変更される
とともに、各図面の関係を入力することによって、容易
に、各図面の階層が設定されるとともに、各図面間の関
係を表すラインが各図面間毎に結ばれる。尚、本実施形
態では、組図を、関連した図面の下側に描画されるよう
にしたが、関連図や参照が描画されるようにしても構わ
ない。又、各種類の図面について、色分けすることによ
って、その表示方法を変更するようにしても構わない。
【0033】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について、図面を参照して、説明する。尚、図10
は、ネットワークシステムを利用した本実施形態のCA
Dシステムの構成を示すブロック図である。又、図11
〜図14は、本実施形態のCADシステムにおける階層
図の作成方法を説明するための図である。
【0034】図10のCADシステムは、第1の実施形
態のような内部構成のPCなどの図面編集装置によるサ
ーバー100及び複数の端末装置101がLAN(Loca
l Area Network)回線102によって接続されたネット
ワークシステムによって構成される。このとき、サーバ
ー100と端末装置101は、図面などのデータの送受
信をそれぞれの通信部6によって行う。
【0035】このようなCADシステムにおいて、設計
者が端末装置101を操作することによって、図面が作
成される。そして、端末装置101で作成された図面
は、そのデータがLAN回線102を通じてサーバー1
00の記録媒体5(図1)に記録される。よって、設計
者が図面の内容を更新する際、サーバー100の記録媒
体5に記録された図面のデータが読み出されて、端末装
置101の記録媒体5に一時的に記録される。そして、
端末装置101で図面の内容の更新を終了して記録する
際、更新された図面のデータがサーバー100の記録媒
体5に記録される。
【0036】このようにして、設計者が図面を作成する
とき、各図面を識別するために、図面の名称が入力され
るとともに、いずれのプラント設計又は機械設計に対す
る図面であるか識別するために、その設計案件に対する
案件番号が入力される。このとき、図面の属性も入力さ
れる。よって、サーバー100は、入力された図面の名
称及び属性及び案件番号を図面のデータと共に受信する
ので、図面の名称によって各図面を識別することができ
るとともに、案件番号によって複数の図面を各設計案件
毎に管理することができる。
【0037】このようなCADシステムにおいて、各設
計案件毎に、必要となる全図面が作成されると、その作
成された全図面に対する階層図が、サーバー100又は
端末装置101が操作されて作成される。以下、第1の
実施形態と同様、普通図面となる図面A〜図面Eと、組
図となる図面aと、関連図となる図面αとによって成る
設計案件を例にして説明する。
【0038】この図面A〜図面E、図面a、図面αのそ
れぞれが作成される際、それぞれの図面のデータととも
に、その図面の名称と案件番号がサーバー100に与え
られる。そして、端末装置101が操作されて、階層図
の作成が要求されると、階層図作成用の画面が表示部4
に表示される。このとき、案件番号が入力されることに
よって、サーバー100に案件番号が送信される。
【0039】そして、サーバー100において、受信し
た案件番号に関する設計案件の図面が記録媒体5より検
索される。即ち、この場合、図面A〜図面E、図面a、
図面αが検索される。このようにして、各図面が検索さ
れると、各図面の名称と属性が読み出されて、階層図の
作成を行う端末装置101に送信される。よって、端末
装置101の表示部4に、普通図面であることを表す矩
形による図面A〜図面Eと、組図であることを表す太字
の矩形による図面aと、関連図であることを表す二重線
の矩形による図面αとが、1階層目で並列に並ぶよう
に、領域Xにおいて、図11(a)のように縦1列に表
示される。このとき、メモリ部2内の階層図用テーブル
が、全図面が1階層であるとともにそれぞれの属性が、
図13(a)のように表される。
【0040】そして、図面Bが図面Aの子図面であるこ
とが入力されると、図13(b)のように、階層図用テ
ーブルに2行目に図面Bが2階層目であることが記録さ
れ、図11(b)のようにラインa1を介して図面Aに
接続された図面Bが2階層目に表示される。又、図面E
が図面Cの子図面であることが入力されると、図13
(c)のように、階層図用テーブルに4行目に図面Eが
2階層目であることが記録されるとともに5行目に図面
Dが記録され、図11(c)のようにラインa4を介し
て図面Cに接続された図面Eが2階層目に表示される。
【0041】又、図面Cが図面Aの子図面であることが
入力されると、図13(d)のように、階層図用テーブ
ルに、3行目に図面Cが2階層目であることが記録され
るとともに4行目に図面Eが3階層目であることが記録
され、図11(d)のようにラインb1及びラインa2
を介して図面Aに接続された図面Cが2階層目に表示さ
れる。又、図面Dが図面Bの子図面であることが入力さ
れると、図13(e)のように、階層図用テーブルに、
3行目に図面Dが3階層目であることが記録されるとと
もに4行目及び5行目にそれぞれ図面Cおよび図面Eが
記録され、図11(e)のようにラインa3を介して図
面Bに接続された図面Dが3階層目に表示される。
【0042】又、図面aが図面Bの組図であることが入
力されると、図13(f)のように、階層図用テーブル
に、4行目に図面aが3階層目であることが記録される
とともに5行目及び6行目にそれぞれ図面Cおよび図面
Eが記録され、図12(a)のようにラインb2を介し
て図面Bに接続された図面aが表示される。又、図面α
が図面Aの関連図であることが入力されると、図14
(a)のように、階層図用テーブルに、7行目に図面α
が2階層目であることが記録され、図12(b)のよう
にラインb1及びラインa5を介して図面Aに接続され
た図面αが2階層目に表示される。
【0043】そして、入力欄10(図2)に参照イに関
する文章が入力されるとともに、入力欄11(図2)に
参照であることが入力され、図14(b)のように、階
層図用テーブルに、8行目に参照イが1階層目であるこ
とが記録され、図12(c)のように参照イが1階層目
に表示される。その後、参照イが図面Aの参照であるこ
とが入力されると、図14(c)のように、階層図用テ
ーブルに、8行目に参照イが2階層目であることが記録
され、図12(d)のようにラインb1及びラインa6
を介して図面Aに接続された参照イが2階層目に表示さ
れる。
【0044】このようにして階層図が作成されると、階
層図用テーブルと共にサーバー100に送信され、サー
バー100の記録媒体5に記録される。このとき、例え
ば、後に図面Aの子図面となる図面Fが作成されて、階
層図の更新を行う場合、図15(a)のように1階層目
に図面Fが表示された階層図が表示される。そして、図
面Fが図面Aの子図面であることが入力されると、図1
5(b)のように、ラインb1及びラインa8を介して
図面Aに接続された図面Fが2階層目に表示される。そ
して、このように作成された階層図が階層図用テーブル
と共にサーバー100に送信される。
【0045】尚、階層図の作成手順については、本実施
形態の手順に限るものでなく、例えば、第1の実施形態
と同様の手順で作成されるようにしても構わない。又、
作成した階層図に誤りがある場合、第1の実施形態と同
様にして、誤りを訂正することができる。又、端末装置
101において階層図が作成されるようにしたが、サー
バー100において作成されても構わない。
【0046】<第3の実施形態>本発明の第3の実施形
態について、図面を参照して、説明する。尚、本実施形
態において、第2の実施形態と同様、図10のようなネ
ットワークシステムを利用したCADシステムとなる。
又、図16は、本実施形態のCADシステムにおける階
層図の作成方法を説明するための図である。
【0047】本実施形態において、第2の実施形態と同
様に、設計者が図面を作成するために端末装置101が
操作され、作成する図面の名称及びこの図面に対する設
計案件の案件番号が入力されると、入力された案件番号
がLAN回線102を介してサーバー100に送信され
る。そして、サーバー100において、受信した案件番
号に基づいて、記録媒体5に記録された階層図より、端
末装置101で作成される図面に対する設計案件の階層
図が検索される。
【0048】このとき、確認された設計案件に対する階
層図が記録媒体5内に記録されていないとき、サーバー
100において、確認された設計案件に対する階層図が
新たに作成されて、端末装置101に送信される。この
とき、端末装置101に階層図が表示されるとき、端末
装置101で新たに作成される図面が、第1層目に表示
される。即ち、例えば、普通図面となる図面Aの作成が
端末装置1で行われるとき、この図面Aに対する設計案
件の案件番号がサーバー100に送信される。そして、
サーバー100にこの設計案件に対する階層図がないと
き、図16(a)のように、階層図の第1層目に図面A
が表示される。この図16(a)のような階層図が、サ
ーバ100に送信されると、サーバー100の記録媒体
5に記録される。
【0049】又、確認された設計案件に対する階層図が
記録媒体5内に記録されているとき、サーバー100に
おいて、記録媒体5から検索された階層図が端末装置1
01に送信される。このとき、端末装置101に階層図
が表示されるとき、端末装置101で新たに作成される
図面が、1階層目に表示される。その後、設計者によっ
て、現在作成する図面と関係する図面が、階層図上に表
示されているときは、その図面を指示するとともに関係
を入力することによって、入力された関係に応じた階層
に図面が表示される階層図が作成される。
【0050】即ち、例えば、普通図面となる図面Eの作
成が端末装置101で行われるとき、この図面Eに対す
る設計案件の案件番号がサーバー100に送信される。
そして、サーバー100にこの設計案件に対する図16
(b)のような階層図が検索されたとき、図16(c)
のように、図面Eが1階層目に表示される。このとき、
図16(b)の階層図には、図面A及び図面Bのみしか
表示されていないので、図面Cの子図面となる図面Eに
は親図面となる図面が無い。よって、図16(c)を階
層図として更新すると、この更新された図16(c)の
ような階層図がサーバー100に送信されると、サーバ
ー100の記録媒体5に記録される。
【0051】そして、普通図面となる図面Cの作成が端
末装置101で行われると、上述と同様にして、サーバ
ー100より図16(c)のような階層図が検索されて
端末装置101に送信される。よって、端末装置101
の表示部4には、図16(d)のように、図面Cが図面
Eと並ぶように1階層目に表示される。その後、図面C
が図面Aの子図面であるとともに、図面Eが図面Cの子
図面であることが入力されることによって、図16
(e)のように、ラインb1及びラインa2によって図
面Aと接続された図面Cが2階層目に、そして、ライン
a4によって図面Cと接続された図面Eが3階層目に表
示される。この図16(e)のような階層図が、サーバ
100に送信されると、サーバー100の記録媒体5に
記録される。
【0052】このように、本実施形態によると、図面を
作成するたびに、その図面の上下階層に位置する図面と
の関係が入力されて、階層図の更新が行われる。よっ
て、作成された各図面の関係が作成途中でも確認するこ
とができるとともに、その進捗状況が階層図より容易に
確認できる。尚、本実施形態において、省略したが、第
1及び第2の実施形態と同様、階層図の更新が行われる
際、階層図用テーブルの更新が行われるとともに、更新
された階層図用テーブルは階層図と共にサーバー内に格
納される。
【0053】
【発明の効果】本発明によると、設計用図面群の複数図
面に対して、それぞれの関係を入力することで自動的に
階層図を描画することができるので、従来のように、設
計者が階層図のラインなどを描画する必要がなく、煩雑
な作業を省略することができる。又、図面の属性毎に表
示形式が異なるので、表示形式より容易に図面の属性を
確認することができる。
【0054】又、各図面の関係が、親又は子となる直接
上又は下の階層となる図面が指定されることで入力され
るため、簡単な入力方法で階層図を作成することができ
る。更に、下の階層に複数の図面を有する図面を、別の
図面の下の階層に、子図面として付随した複数の図面と
共に移動させることができるので、その操作性が単純な
ものとなる。更に、図面を形成時に名称及び属性が入力
されることで、階層図への入力が終了するため、図面の
形成時と階層図の形成時というように、複数回に同一の
名称及び属性の入力を行う必要が無く、一度だけの入力
で階層図への入力を終了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のCADシステムによる図面編
集装置の内部構成を示すブロック図。
【図2】階層図の作成画面の表示例。
【図3】階層図の作成手順を説明するための図。
【図4】階層図の作成手順を説明するための図。
【図5】階層図の作成手順を説明するための図。
【図6】階層図用テーブルの状態を示す図。
【図7】階層図用テーブルの状態を示す図。
【図8】階層図用テーブルの状態を示す図。
【図9】階層図の訂正動作を示す図。
【図10】第2の実施形態のCADシステムによるネッ
トワークシステムの構成を示すブロック図。
【図11】階層図の作成手順を説明するための図。
【図12】階層図の作成手順を説明するための図。
【図13】階層図用テーブルの状態を示す図。
【図14】階層図用テーブルの状態を示す図。
【図15】階層図の更新動作を示す図。
【図16】第3の実施形態のCADシステムにおける階
層図の作成動作を説明するための図。
【符号の説明】
1 入力部 2 メモリ部 3 主制御部 4 表示部 5 記録媒体 6 通信部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図面によって構成される設計用図
    面群における各図面の関係を示すための階層図の作成方
    法において、 前記設計用図面群を構成する各図面の名称及び属性が入
    力される第1ステップと、 前記各図面毎に、該図面の直接上又は下の階層となる図
    面が指定されることによって、前記各図面の階層を決定
    する第2ステップと、 決定された階層に各図形が、直接上の階層となることで
    親子関係となる図形とラインで接続されるように描画さ
    れる第3ステップと、 を有し、 前記各図面が、その属性に応じて異なった表示形式で描
    画されることを特徴とする階層図の作成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1ステップにおいて、前記設計用
    図面群を構成する全図面の名称及び属性が入力されると
    ともに、 前記第2ステップにおいて、前記第1ステップでその名
    称が入力された前記設計用図面群を構成する全図面それ
    ぞれに対して、直接上又は下の階層となる図面が指定さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の階層図の作成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1ステップで前記設計用図面群を
    構成する各図面の名称及び属性が入力される毎に、前記
    第2ステップにおいて、前記第1ステップでその名称が
    入力された図面に対して、直接上又は下の階層となる図
    面が指定されることを特徴とする請求項1に記載の階層
    図の作成方法。
  4. 【請求項4】 前記第2ステップにおいて、下の階層に
    複数の図面を有する第1図面に対して、直接上の階層と
    なる第2図面が指定されたとき、 前記第3ステップにおいて、前記第1図面がその下の階
    層に備えた前記複数の図面とともに、前記第2図面の下
    の階層に描画されることを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれかに記載の階層図の作成方法。
  5. 【請求項5】 前記第1ステップにおいて、作成された
    前記設計用図面群を構成する図面の名称及び属性が、そ
    の図面の作成時とは別に新たに入力されることを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の階層図の作
    成方法。
  6. 【請求項6】 前記設計用図面群を構成する各図面が作
    成されるときに該図面の名称及び属性が設定されること
    によって、前記第1ステップにおける該図面の名称及び
    属性が入力が成されることを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれかに記載の階層図の作成方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    階層図の作成方法に基づいて、階層図の作成及び編集を
    行うとともに、前記設計用図面群を構成する前記図面の
    作成及び編集を行うことを特徴とするCADシステム。
  8. 【請求項8】 前記設計用図面群を構成する前記図面の
    作成及び編集を行う複数の端末装置と、該複数の端末装
    置と通信を行うとともに該端末装置で作成された図面の
    管理を行うサーバーとから構成されるCADシステムに
    おいて、 前記設計用図面群を構成する各図面の階層図を作成する
    ための方法として、請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載の階層図の作成方法を用いることを特徴とするCAD
    システム。
JP2002086013A 2002-03-26 2002-03-26 階層図の作成方法及びこの作成方法を利用したcadシステム Withdrawn JP2003281195A (ja)

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