JP3898485B2 - 作図図面表示装置、作図図面表示方法及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作図図面表示装置、作図図面表示方法及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車部品等の製品(部品)を設計するにあたって、コンピュータ支援による設計システムであるCADが広く利用されている。このCADシステムを利用した製品の設計には、それまでの紙面上での製品の設計と比較して、データの加工や修正が容易である、シュミレーションが可能になる、過去のデータの検索や再利用が容易であるなどの数多くの利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のCADシステムを用いて構成部品が多い複雑な製品について設計を行う場合がある。このとき、設計者は複数ある部品のうち設計対象となる部品が設計可能な状態に表示されるように表示操作する必要があるため、この操作が面倒である問題や、表示操作が正確に行えず設計上のミスが生じる問題があった。
【0004】
これら問題を解消するために、設計者は自分が設計する部品のCADデータのみを取り込み、それを基に作図することも考えられる。しかし、この場合では上記問題は解消されるものの、自分が作成した部品に関するCADデータと取付先の部品のCADデータとが異なる場合には、設計後に他のCADデータと同じ形式に調整、変更する必要があり、その処理が面倒であるという問題が生じてしまう。
【0005】
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、作図対象となる図面のみを詳細図として簡単に表示できる作図図面表示装置、作図図面表示方法及び記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明では、作図図面対象物に関する設計図面をコンピュータ支援のもとに作成し、前記設計図面が表示手段に表示される作図図面表示装置であって、前記作図図面対象の構成要件である部品の図面データを記憶する記憶手段と、前記表示手段の表示画面上に前記設計図面を表示させる際に、作業者に諸条件を入力させるための入力手段と、前記設計図面のうち詳細図又は外郭図として表示させる部分を選択する際に、前記入力手段により入力された選択情報を取り込む表示条件設定手段と、前記部品間の関係付けを決めるために、前記入力手段を用いて入力された関係付け情報を取り込む関係付け条件設定手段と、前記記憶手段から図面データを読み出して、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記関係付け情報を基に前記詳細図に関して関係付けのある少なくとも1つのユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させる作図手段とを備えたことを要旨とする。
【0007】
この発明によれば、作業者は入力手段を用いて設計図面のうちどの部分を詳細図又は外郭図として表示するかを設定し、表示条件設定手段がその選択情報を取り込む。また、作業者は入力手段を用いて作図図面対象の各部品間の関係付けを入力し、関係付け条件設定手段がその関係付け情報を取り込む。そして、作図手段は記憶手段から図面データを読み出し、選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、関係付け情報を基に詳細図に関して関係付けのある少なくとも1つのユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面が表示手段に表示される。従って、作図図面対象物の設計を行う際に、設計対象として設計者が選択したユニット又は部品が詳細図、詳細図に対して関係付けのある部分が外郭図として表示され、設計図面作図時に設計対象となるユニット又は部品を設計可能な詳細図として簡単に表示することが可能になる。
【0008】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記関係付け情報は、前記部品間の組付条件を示す組付条件データであって、前記作図手段は、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記組付条件データを基に前記詳細図に関して関係付けのあるユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させることを要旨とする。
【0009】
この発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、詳細図として表示するユニット又は部品と、外郭図として表示するユニット又は部品との間の関係付けは、部品間の組付条件を示す組付条件データによって決められる。
【0010】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記関係付け情報は、前記作図図面対象をユニット又は部品の単位でその組付関係を階層的に示し、前記部品間の組付条件を示すアッセンブリ構造データであって、前記作図手段は、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記アッセンブリ構造データを基に前記詳細図に関して関係付けのあるユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させることを要旨とする。
【0011】
この発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、詳細図として表示するユニット又は部品と、外郭図として表示するユニット又は部品との間の関係付けは、作図図面対象をユニット又は部品の単位でその組付関係を階層的に示し、部品間の組付条件を示すアッセンブリ構造データによって決められる。
【0012】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記関係付け情報は、前記ユニット及び部品の間の関係の有無を設定するテンポラリ構造データであって、前記作図手段は、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記テンポラリ構造データを基に前記詳細図と関係のあるユニット又は部品を外郭図、前記テンポラリ構造データを基に前記詳細図と関係のないユニット又は部品を省略して作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させることを要旨とする。
【0013】
この発明によれば、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、作図図面対象を構成する複数のユニット又は部品のうち、テンポラリ構造データにより設定された詳細図と関係のないものは表示手段の表示が省略される。従って、作図図面対象を構成する複数のユニット又は部品のうち、設計に関係のないものについて関係を外しておけば、そのユニットがディスプレイ上に表示されずに済み、設計対象となるユニット又は部品の作図時の邪魔にならなくなる。
【0014】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記作図手段は、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記関係付け情報を基に前記詳細図に関して関係付けのあるユニット又は部品を外郭図として作図する処理を、前記作図図面対象をユニット又は部品の単位でその組付関係を階層的に示した組付関係データの階層ごとに、上位層側から順に段階的に実行することを要旨とする。
【0015】
この発明によれば、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、その詳細図と関係付けのあるユニット又は部品を外郭図として表示する処理が、作図図面対象を構成するユニットの分割単位ごとに上位層側から順に段階的に行われる。従って、作図図面対象の設計対象をラフなレベルから段階的に詳細図として表示が行え、設計図面のチェックや確認が容易になる。
【0016】
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の発明において、前記作図手段は、前記設計図面において孔又は凹部に組み付けられた部品の外郭図を作図する際に、前記孔又は凹部に組み付けられる部品の径を、前記部品又は凹部の径に合わせて簡略化することで前記外郭図を作図する処理を実行することを要旨とする。
【0017】
この発明によれば、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、孔又は凹部に組み付けられる部位に関して余計な外形線が表示されなくなり、無駄な線のない簡素化した外郭図を表示することが可能になる。
【0018】
請求項7に記載の発明では、作図図面対象物に関する設計図面をコンピュータ支援のもとに作成し、前記設計図面が表示手段に表示される作図図面表示装置に用いられる作図図面表示方法であって、前記コンピュータの表示条件設定手段が、前記設計図面のうち詳細図又は外郭図として表示させる部分を選択する際に、入力手段により入力された選択情報を取り込むステップと、同じく関係付け条件設定手段が、前記部品間の関係付けを決めるために、前記入力手段を用いて入力された関係付け情報を取り込むステップと、同じく作図手段が、記憶手段に記憶された図面データを読み出して、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記関係付け情報を基に前記詳細図に関して関係付けのある少なくとも1つのユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させるステップとを実行することを要旨とする。
【0019】
この発明によれば、作業者は入力手段を用いて設計図面のうちどの部分を詳細図又は外郭図として表示するかを設定し、表示条件設定手段がその選択情報を取り込む。また、作業者は入力手段を用いて作図図面対象の各部品間の関係付けを入力し、関係付け条件設定手段がその関係付け情報を取り込む。そして、作図手段は記憶手段から図面データを読み出し、選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、関係付け情報を基に詳細図に関して関係付けのある少なくとも1つのユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面が表示手段に表示される。従って、作図図面対象物の設計を行う際に、設計対象として設計者が選択したユニット又は部品が詳細図、詳細図に対して関係付けのある部分が外郭図として表示され、設計図面作図時に設計対象となるユニット又は部品を設計可能な詳細図として簡単に表示することが可能になる。
【0020】
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを要旨とする。
この発明によれば、請求項7と同様の作用が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した作図図面表示装置、作図図面表示方法及び記録媒体の一実施形態を図1〜図10に従って説明する。
【0022】
図1は、作図図面表示装置の概略構成図である。作図図面表示装置1は作図図面対象物となる製品の設計図面をCADにより作成するものである。作図図面表示装置1は制御装置2、入力手段としての入力装置3、表示手段としての出力装置4を備えている。制御装置2は入力装置3により入力された文字情報や図形の描画情報を基に製品に関する図面を作成し、その図面を出力装置4が適宜の形式で出力する。なお、制御装置2はCPU、ROM、RAM等からなり、入力装置3はキーボードやポインティングデバイス等からなり、出力装置4はディスプレイやプリンタ等からなる。
【0023】
制御装置2は表示条件設定手段および関係付け条件設定手段を構成する作図内容設定部5と、作図手段としての設計図面作成部6を備えている。作図内容設定部5は作図対象となる製品に対してどの部分を詳細図として表示するかをユーザに対して選択させ、それを図面表示の際の条件として設定する。また、設計図面作成部6は作図内容設定部5により設定された設定条件に基づき、ユーザにより選択された部分を詳細図として作図し、その詳細図に対して関係付けのあるものを外郭図として作図し、その設計図面を出力装置4に表示させる。
【0024】
作図図面表示装置1は読取装置7を備え、読取装置7には記録媒体としてのCD−ROM8がセットされる。読取装置7はCD−ROM8上に書き込まれたプログラムとしての図面表示用プログラムを読み取り、そのプログラムがハードディスク(図示省略)にインストールされる。制御装置2はこの図面表示用プログラムを基にして、ユーザに選択された部分が詳細図、それ以外のものが外郭図となった設計図面を作図し、その設計図面を出力装置4に表示させる。
【0025】
作図図面表示装置1は、入力装置3を用いて入力された各種データが記憶される記憶手段としての部品形状データベース9とアッセンブリ構造データベース10を備えている。部品形状データベース9には、製品の最小分解単位である部品の形状データ(3次元データ)が記憶されている。アッセンブリ構造データベース10には、各部品間同士の組立て(組付け)の関係付けを決めるアッセンブリ構造データが記憶されている。アッセンブリ構造データは、所定の部品がどの部品のどの位置に組みつけられるかを設定するものである。なお、形状データとアッセンブリ構造データが図面データに相当し、アッセンブリ構造データが関係付け情報に相当する。
【0026】
図2は、出力装置4のディスプレイに表示される製品のCAD図面である。製品11のCAD図面12は3次元CADデータからなり、通常では影付きの詳細図として表示される。また、このCAD図面12は製品11の構成要件としてユーザにより入力された所定の部品を、所定の順序および位置に組み付けることで作成される。なお、製品11のCAD図面12は視覚方向(見る方向)が自由に設定可能となっている。
【0027】
また、製品11は一つひとつのものとしてそれだけで存在することが可能な構成単位であるユニットごとに、その分割単位に合わせて段階的に分割される。ちなみに、本例の製品11はまずユニット13〜15に分割され、次に各ユニット13〜15も分割単位に応じて分割される。そして、それ以降の段階においてもユニットの分割単位に応じて順次分割され、最終的には製品11の最小構成単位である部品の単位まで分割される。
【0028】
次に、図2に示す製品11のCAD図面を作成する手順を説明する。まず、設計用の図面として製品11に関する部品の形状データを作成してゆき、この形状データの作成に並行してこれら部品に関するアッセンブリ構造データ(組付関係データ、組付条件データ)も入力する。部品の形状データの作成は、入力装置3を用いてユーザ自身が直接作図したり、外部からロードしたCADデータを用いたりする。
【0029】
一方、アッセンブリ構造データベースの入力は以下のように行われる。本例では、図3に示す入力画面16を出力装置4のディスプレイに表示し、ツリー形式で組付関係データを入力する。この組付関係データは、製品11がどのようなユニットの集合体として組み立てられるかを設定するデータであり、製品を分割する分割対象となる。本例では、製品11は1段階目として3つのユニット13〜15により構成され、これらユニット13〜15も2段階目として所定のユニットにより構成され、以下も部品レベルまで同様の形式をとって構成される。
【0030】
入力画面16上では、「部品」と表示された部分をマウス等で選択できるようになっており、部品のボタン17をクリックすると図4に示す入力画面18がディスプレイに表示される。この入力画面18には組付位置(基準位置)の入力欄19と組付方向(3次元方向)の入力欄20とが設けられ、各入力欄19,20に諸条件を入力することで組付条件データが入力される。この組付条件データは、部品間の組付位置と組付方向を決めるデータである。なお、形状データが部品形状データベース9に保存され、アッセンブリ構造データがアッセンブリ構造データベース10に保存される。
【0031】
ここで、組付条件データの入力について図5に示す一例を用いて説明する。入力対象となる部品(図5では部品21)のどの位置が組付先の部品(図5では部品22)のどの位置に組み付けられるかを指定するために、入力欄19には部品21の組付点Sと部品22の組付点Tとが入力される。また、部品21の部品22に対する組付方向を指定するために、入力欄20には部品21の組付方向(Ix,Iy,Iz)、つまり部品22への組付方向としてX,Y,Z軸に対する角度がそれぞれ入力される。これにより、部品21と部品22は組付点Sが組付点Tと一致するように部品21が部品22を基準にして組付方向に沿って移動することで組み付けられる。
【0032】
そして、ユニット(部品)が組み付けられた状態のCAD図面12は、アッセンブリ構造データから決まる諸条件に沿って部品を組み付けることで作図される。つまり、制御装置2は最初に組付関係データにおいて最下層である部品を組付条件データに沿って組み付け、次に分割段階が下位の側から順にユニットを順次組み付けていくことで、ユニット(部品)が組み付けられた状態のCAD図面12を作図する。
【0033】
図6は、製品11の一部を詳細図とし、他の部分を外郭図としたCAD図面である。製品11を設計する際には、部品単体ではなく部品を組み付けたユニットや、ユニット同士を組み付けた状態で作図する場合がある。この状態で作図するときのCAD図面の表示機能として、製品11の全体図のうち設計者(ユーザ)が指定したユニット(部品)のみを詳細図として表示し、その詳細図と関係付けのあるユニット(部品)を外郭図として表示する機能がある。
【0034】
即ち、製品11の設計時において、設計者が自分の設計するユニット(部品)をマウス等の入力装置3を用いてディスプレイ上で指定し、その指定されたものが詳細図で、それ以外のユニット(部品)が外郭図で表示された簡略化図面23が表示される。ここで、詳細図とは表示対象物を影付き表示した図であり、外郭図とは外形線のみで表示した図である。なお、本例では製品11の全体図のうちユニット14が詳細図の表示対象として指定され、この結果、ユニット14が詳細表示され、ユニット13,15が外郭表示される。
【0035】
次に、図6に示す製品11の簡略化図面23を表示する手順を説明する。まず、製品11の全体を表示して設計する場合には、全体が詳細図となったCAD図面12がディスプレイ上に表示される。そして、設計者は詳細図として表示したいものを選択し、その選択したものを詳細図、それ以外を外郭図として表示する処理を、製品11を構成するユニットの分割単位ごとに上位層から順に段階的に行っていく。
【0036】
以下に詳述すると、図2に示すように製品11の設計を行う際のディスプレイ上には、マウスでクリック操作可能な「詳細化」ボタン24(図2参照)が設けられている。そして、製品11の全体が表示されたCAD図面12において、設計者は詳細図として表示したいユニットを選択情報としてマウス等でクリックし、その状態で「詳細化」ボタン24をクリックする。本例では、ユニット14がクリックされ、その状態で「詳細化」ボタン24がクリックされる。
【0037】
このとき、作図内容設定部5は設計者によって指定されたユニットを詳細図、アッセンブリ構造データから決まる詳細図と関係付けのあるユニットを外郭図として表示するように設定する。そして、設計図面作成部6は作図内容設定部5の設定条件を基に、形状データやアッセンブリ構造データを用いて、設計者が指定したユニットを詳細図、それ以外を外郭図としてディスプレイ上に表示する。この結果、本例では図6に示すようにユニット14が詳細表示され、ユニット13,15が外郭表示される。
【0038】
さらに、ユニット14の下位層のユニットを詳細表示したい場合には、このユニット14を構成する各ユニットのうち所望のものをクリックし、その状態で「詳細化」ボタン24をクリックする。すると、そのクリックしたユニットのみが詳細表示され、それ以外のものが外郭表示される。そして、この表示処理を製品11を構成するユニットの分割単位ごとに段階的に行っていき、設計者が作図したい所望のユニット(部品)のみを詳細表示させる。これにより、製品11を設計する際に、設計対象となるユニット(部品)を設計可能な詳細図としてディスプレイに表示する処理が簡単に行える。
【0039】
設計図面作成部6は外郭図を表示するときに、外形線を表示するための特別な表示処理を施しており、その一例を図7に従って説明する。同図において左側が設計図として作図された実際の製品形状で、この場合は詳細図としてディスプレイ上に表示されるものである。また、右側が外郭図としてディスプレイ上に表示される外郭形状である。この例では、部品25が部品26の孔27に挿通されることで取り付けられるものとする。
【0040】
部品25を孔27に挿通する製品を設計する場合、その部品25を孔27に挿通できるように設計上の寸法では部品25の外周と孔27の内周との間に若干のスキdを設けている。よって、部品25,26を詳細図として表示する場合、設計図面作成部6は部品25の径Rを次の関係式(1) により算出する。
【0041】
R=D−2d±公差…(1)
なお、Dは部品26の孔27の直径であり、公差とは機械加工の工作品で、許される誤差の最大値と最小値との差をいう。そして、設計図面作成部6は詳細図として製品11をディスプレイに表示するとき、この関係式(1) に基づき製品11の詳細図を設計上の寸法に沿った影付きの図面として作図する。
【0042】
一方、部品25,26を外郭図として表示する場合、設計図面作成部6は部品25の径Rを次の関係式(2) により算出する。
R=D±公差…(2)
よって、設計図面作成部6は外郭図として製品11をディスプレイに表示するとき、部品が孔に挿通される箇所をこの関係式(2) に基づき詳細図を簡略化して作図する。このため、図7の例においては製品11を外郭表示する際に、部品25の外周を示す外形線や、部品26の孔27の内周を示す外形線が表示されなくなり、無駄な線のない外郭図が表示される。
【0043】
また、図2に示すように製品11の設計を行う際のディスプレイ上には、マウスでクリック操作可能な「テンポラリ構造データ設定」ボタン28が設けられている。ところで、製品11を設計する際にはユニット(部品)とユニット(部品)の間で互いに相手側を考慮に入れながら、関係を持たせて設計を行っているが、これらユニット(部品)において互いの関係を外したり持たせたりするときに「テンポラリ構造データ設定」ボタン28が操作される。
【0044】
図8は、「テンポラリ構造データ設定」ボタン28が操作されたときにディスプレイに表示される設定画面図である。設定画面29にはユニット(部品)の名称(記号等も含む)を入力する複数の入力欄30と、その入力欄30に入力された諸条件を設定する際に操作される「設定」ボタン31とが設けられている。なお、入力欄30の総数は図8に示す3つに限らず、ユニットの数に合わせて自由に変更してもよい。
【0045】
設計者は製品11の構成要件である複数のユニット(部品)のうち、互いに関係を持たせておきたいものについてそのユニット名(部品名)を入力欄30に入力する。入力欄30への入力後、マウス等で「設定」ボタン31をクリックすることにより、入力欄30に入力した諸条件がテンポラリ構造データとして設定される。ちなみに、本例ではユニット13とユニット14とに関係を持たせ、ユニット15の関係を外すものとする。
【0046】
テンポラリ構造データ設定後、ディスプレイ上に再び製品11の全体を表示させる。そして、ユニット14をクリックした状態にし、「詳細化」ボタン24がクリックされると、ユニット15が省略された図9に示す簡略化図面32が表示される。即ち、設計図面作成部6はテンポラリ構造データに基づき、ユニット15を省略して、ユニット14が詳細図、ユニット13が外郭図となった簡略化図面32を作成してディスプレイ上に表示する。よって、ユニット(部品)が複数あるうち、設計に関係のないものについて関係を外しておけば、そのユニットがディスプレイ上に表示されずに済み、作図時の邪魔にならなくなる。
【0047】
なお、テンポラリ構造データの設定は簡略化図面を表示する前段階の処理として実行される他に、簡略化図面23を表示した後においても実行可能となっている。例えば、図6に示す簡略化図面23を表示した後に、3つのユニット13〜15のうちユニット15の関係を外すようにテンポラリ構造データを設定した場合、図6の簡略化図面23に代えてユニット15の表示が外された図9に示す簡略化図面32が表示される。
【0048】
次に、簡略化図面23を作図する際に制御装置2が図面表示用プログラムに沿って実行する手順を図10に従って説明する。
まず、ステップ(以下、単にSと記す)100では、部品の形状データを取り込む。即ち、ユーザによって入力された部品に関する形状データを部品形状データベース9から取り込む。
【0049】
S110では、アッセンブリ構造データを取り込む。即ち、ユーザによって指定された各部品間の関係を示すアッセンブリ構造データをアッセンブリ構造データベース10から取り込む。
【0050】
S120では、詳細図表示対象を取り込む。即ち、設計図面作成時において詳細図で表示したいものとして設計者により選択されたユニット(部品)を、複数あるユニット(部品)のうち詳細表示すべきものとして認識する。
【0051】
S130では、簡略化図面23の作図処理を実行する。即ち、設計者により選択されたユニット(部品)が詳細図、その詳細図と関係付けのあるユニット(部品)が外郭図となるように、形状データとアッセンブリ構造データとを基にして簡略化図面23を作図する。
【0052】
S140では、出力装置4への表示処理を実行する。即ち、簡略化図面23が出力装置4のディスプレイに表示され、ユーザは詳細表示されたユニット(部品)に対して作図(設計)作業を行う。
【0053】
従って、この実施形態では以下のような効果を得ることができる。
(1)製品11の設計を行う際に、設計対象として設計者が選択したユニット(部品)を詳細図、その詳細図と関係付けのあるものを外郭図とした簡略化図面23,32を表示するようにしている。従って、製品11を設計する際に、設計対象となるユニット(部品)を設計可能な詳細図として簡単に表示することができる。また、外郭表示する部分についてはユニット(部品)に関するデータ量が少なくて済むので、ディスプレイ上に製品11を表示させる際に必要な全体のデータ量を削減することができる。さらに、設計者が重要とみなす部分を外郭図として表示しておけば、製品11を機密保持することもできる。
【0054】
(2)設計対象となる製品11のユニット(部品)を詳細図、その他を外郭図としてディスプレイ上に表示する手順として、まず最初に製品11の全体が詳細図として表示される。そして、設計者の簡略化表示の操作に伴い、製品11を構成するユニットの分割単位ごとに上位層側から順に製品11が段階的に簡略化表示される。従って、製品11の設計対象をラフなレベルから段階的に簡略化図面として表示でき、設計図面のチェックや確認が容易にできる。
【0055】
(3)設計の寸法上、互いの部品の間にスキができるユニット(部品)を外郭表示する際には、そのスキを考慮に入れないで外郭図を作図している。即ち、図7の一例で示すように、実際の製品としては部品25の外周と部品26の孔27の内周との間にはスキdがあるものの、これを外郭図として表示する場合には部品25の径Rを孔27の径Dと同じにして表示する。従って、製品11を外郭表示する際に、部品25の外周を示す外形線や、部品26の孔27の内周を示す外形線が表示されなくなり、無駄な線のない簡素化した外郭図を表示できる。
【0056】
(4)テンポラリ構造データを設定することにより、設計対象のユニット(部品)とそれ以外のものとの間の関係を外したり、持たせたりする設定が行えるようにした。従って、製品11を構成する複数のユニット(部品)のうち、設計に関係のないものについて関係を外しておけば、そのユニットがディスプレイ上に表示されずに済み、設計対象となるユニット(部品)の作図時の邪魔にならなくなる。
【0057】
なお、実施形態は前記に限定されず、例えば、次の態様に変更してもよい。
・ 図面データは部品の形状データとアッセンブリ構造データにより構成されることに限定されない。即ち、複数の部品からなる製品をCAD図面としてディスプレイ上に表示するためのデータであれば、その形式や内容は特に限定されない。
【0058】
・ 関係付け情報はアッセンブリ構造データに限定されず、例えば組付条件データであってもよく、簡略化図面を表示する際に組付条件データから決まる関係付けのあるユニット(部品)を外郭図として表示してもよい。また、組付情報は所定のユニット(部品)とユニット(部品)に関係を持たせるために、新たに入力されたデータでもよく、このデータを基に関係付けの有無を判断してもよい。この場合、アッセンブリ構造データの階層が異なるユニット間で関係付けを持たせるようにしてもよい。
【0059】
・ 製品11の一部を詳細図、他を外郭図として表示する際に、その表示単位はユニットであることに限定されない。例えば、詳細図として表示させたい部分をマウスを用いてドラッグし、その状態で「詳細化」ボタン25をクリックすることで、その部分を詳細図、他の部分を外郭図として表示するようにしてもよい。
【0060】
・ 本例において詳細図は影付きの図と記載したが、これに限らず詳細図は設計する際に必要な程度に詳細化された図面であればよい。また、外郭図は外形線のみ表示した図と記載したが、この外郭図は見た目にユニットと分かる程度に簡略化して表示した図面であればよい。
【0061】
・ 簡略化図面23,32を表示させる際には、設計者が詳細図として表示したいユニットを指定する形式に限定されず、これとは逆に外郭図として表示したいユニットを指定する形式としてもよい。
【0062】
・ 簡略化図面を表示する際の処理は、設計者の設計対象となるユニット(部品)のみが詳細図として表示されるまで、設計者の操作に応じてユニットの分割単位ごとに段階的に実施されることに限定されない。例えば、ユニット名(部品名)を入力するための入力画面をディスプレイ上に表示させ、その入力画面に例えば分割単位が2段階目以降のユニットを入力することにより、分割単位が1段階目を簡略化表示させず、2段階目の簡略化図面を表示するようにしてもよい。
【0063】
・ 図7に示すように、部品25が孔27に挿通される部分の外郭図を表示する場合、孔27に挿通される部品25の径Rを孔27の径Dの大きさにして表示処理を行っていたが、この処理はなくてもよい。また、部品25や孔27の径方向の断面形状は円、楕円、多角形などどれでもよい。また、部品25が組み付けられる組付対象は孔27に限らず、所定の深さを有する凹部であってもよい。
【0064】
・ 本例では、テンポラリ構造データを入力することで設計対象となるユニット(部品)とそれ以外のユニット(部品)との関係の有無を設定し、簡略化図面を表示する際には設計対象のユニット(部品)に対して関係が外されたユニットを省略するようにしたが、この処理はなくてもよい。
【0065】
・ アッセンブリ構造データの入力形式は本例の形態に限定されない。例えば、アッセンブリ構造データを入力する際に、組付関係データを図3に示すツリー形式で入力するのではなく、例えば部品の形状データの入力に並行して、その形状データにアッセンブリ構造データを付加することによりデータ入力を行うようにしてもよい。また、組付条件データも図4に示す入力画面18を開く形態ではなく、同様に形状データの入力に並行して行うものでもよい。
【0066】
・ 設計図面を作図するシステムはCADシステムに限らず、コンピュータ支援のもと図面設計ができるものであれば、他の形式のシステムに変更してもよい。
【0067】
・ 記録媒体はCD−ROM8に限定されず、例えばフロッピー(R)ディスクやメモリカード等の他の媒体を用いてもよい。
・ 設計図面の対象物は本例のような製品11に限定されず、自動車部品、電気製品、工作機械、玩具など多種多様な製品の設計図面を作成するときに、本例の作図図面表示装置1を利用できる。
【0068】
前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(1)請求項7において、前記関係付け情報は、前記部品間の組付条件を示す組付条件データであって、前記作図手段は、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記組付条件データを基に前記詳細図に関して関係付けのあるユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させる。
【0069】
(2)請求項7、前記技術的思想(1)において、前記関係付け情報は、前記作図図面対象をユニット又は部品の単位でその組付関係を階層的に示し、前記部品間の組付条件を示すアッセンブリ構造データであって、前記作図手段は、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記アッセンブリ構造データを基に前記詳細図に関して関係付けのあるユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させる。
【0070】
(3)請求項7、前記技術的思想(1),(2)において、前記関係付け情報は、前記ユニット及び部品の間の関係の有無を設定するテンポラリ構造データであって、前記作図手段は、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記テンポラリ構造データを基に前記詳細図と関係のあるユニット又は部品を外郭図、前記テンポラリ構造データを基に前記詳細図と関係のないユニット又は部品を省略して作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させる
(4)請求項7、前記技術的思想(1)〜(3)において、前記作図手段は、前記情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記関係付け情報を基に前記詳細図に関して関係付けのあるユニット又は部品を外郭図として作図する処理を、前記作図図面対象をユニット又は部品の単位でその組付関係を階層的に示した組付関係データの階層ごとに、上位層側から順に段階的に実行する。
【0071】
(5)請求項7、前記技術的思想(1)〜(4)において、前記作図手段は、前記設計図面において孔又は凹部に組み付けられた部品の外郭図を作図する際に、前記孔又は凹部に組み付けられる部品の径を、前記部品又は凹部の径に合わせて簡略化することで前記外郭図を作図する処理を実行する。
【0072】
(6)前記技術的思想(1)〜(5)に記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0073】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、作図図面対象物に関する設計図面のうち、作業者によって選択されたユニット又は部品が詳細図、その詳細図に関係付けのあるユニット又は部品が外郭図として自動で表示されるので、作業者の作図対象となる図面のみを作図可能な詳細図として簡単に表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態における作図図面表示装置の概略構成図。
【図2】 ディスプレイに表示される製品のCAD図面。
【図3】 組付関係データの入力画面図。
【図4】 組付条件データの入力画面図。
【図5】 組付条件データについての説明図。
【図6】 簡略化図面として表示されたCAD図面。
【図7】 外郭図を表示する際の表示処理についての説明図。
【図8】 テンポラリ構造データの入力画面図。
【図9】 簡略化図面として表示されたCAD図面。
【図10】 簡略化図面を表示処理する際に実行されるフローチャート。
【符号の説明】
1…作図図面表示装置、3…入力手段としての入力装置、4…表示手段としての出力装置、5…表示条件設定手段および関係付け条件設定手段を構成する作図内容設定部、6…作図手段としての設計図面作成部、8…記録媒体としてのCD−ROM、9,10…記憶手段としてのデータベース、11…作図図面対象物としての製品、13〜15…ユニット、21,22,25,26…部品、27…孔。
Claims (8)
- 作図図面対象物に関する設計図面をコンピュータ支援のもとに作成し、前記設計図面が表示手段に表示される作図図面表示装置であって、
前記作図図面対象の構成要件である部品の図面データを記憶する記憶手段と、 前記表示手段の表示画面上に前記設計図面を表示させる際に、作業者に諸条件を入力させるための入力手段と、
前記設計図面のうち詳細図又は外郭図として表示させる部分を選択する際に、前記入力手段により入力された選択情報を取り込む表示条件設定手段と、
前記部品間の関係付けを決めるために、前記入力手段を用いて入力された関係付け情報を取り込む関係付け条件設定手段と、
前記記憶手段から図面データを読み出して、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記関係付け情報を基に前記詳細図に関して関係付けのある少なくとも1つのユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させる作図手段と
を備えたことを特徴とする作図図面表示装置。 - 前記関係付け情報は、前記部品間の組付条件を示す組付条件データであって、
前記作図手段は、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記組付条件データを基に前記詳細図に関して関係付けのあるユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の作図図面表示装置。 - 前記関係付け情報は、前記作図図面対象をユニット又は部品の単位でその組付関係を階層的に示し、前記部品間の組付条件を示すアッセンブリ構造データであって、
前記作図手段は、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記アッセンブリ構造データを基に前記詳細図に関して関係付けのあるユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の作図図面表示装置。 - 前記関係付け情報は、前記ユニット及び部品の間の関係の有無を設定するテンポラリ構造データであって、
前記作図手段は、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記テンポラリ構造データを基に前記詳細図と関係のあるユニット又は部品を外郭図、前記テンポラリ構造データを基に前記詳細図と関係のないユニット又は部品を省略して作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の作図図面表示装置。 - 前記作図手段は、前記情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記関係付け情報を基に前記詳細図に関して関係付けのあるユニット又は部品を外郭図として作図する処理を、前記作図図面対象をユニット又は部品の単位でその組付関係を階層的に示した組付関係データの階層ごとに、上位層側から順に段階的に実行することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の作図図面表示装置。
- 前記作図手段は、前記設計図面において孔又は凹部に組み付けられた部品の外郭図を作図する際に、前記孔又は凹部に組み付けられる部品の径を、前記部品又は凹部の径に合わせて簡略化することで前記外郭図を作図する処理を実行することを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の作図図面表示装置。
- 作図図面対象物に関する設計図面をコンピュータ支援のもとに作成し、前記設計図面が表示手段に表示される作図図面表示装置に用いられる作図図面表示方法であって、
前記コンピュータの表示条件設定手段が、前記設計図面のうち詳細図又は外郭図として表示させる部分を選択する際に、入力手段により入力された選択情報を取り込むステップと、
同じく関係付け条件設定手段が、前記部品間の関係付けを決めるために、前記入力手段を用いて入力された関係付け情報を取り込むステップと、
同じく作図手段が、記憶手段に記憶された図面データを読み出して、前記選択情報から決まるユニット又は部品を詳細図、前記関係付け情報を基に前記詳細図に関して関係付けのある少なくとも1つのユニット又は部品を外郭図として作図する処理を実行し、その設計図面を前記表示手段に表示させるステップと
を実行することを特徴とする作図図面表示方法。 - 請求項7に記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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