JP3475690B2 - 製品情報管理方法および製品情報管理システム - Google Patents

製品情報管理方法および製品情報管理システム

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JP3475690B2
JP3475690B2 JP00755397A JP755397A JP3475690B2 JP 3475690 B2 JP3475690 B2 JP 3475690B2 JP 00755397 A JP00755397 A JP 00755397A JP 755397 A JP755397 A JP 755397A JP 3475690 B2 JP3475690 B2 JP 3475690B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品に関連する製
品情報を管理する技術に関するものであり、特に、複数
の製品情報を総合的にかつ効率よく管理する技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】1つの製品は普通、複数の部品の集合で
構成されている。そのため、製品を製造するためには、
その製品と部品との構成上の関係に関連する構成関連情
報が必要である。また、それら製品および部品を製造す
るためには、それら製品および部品の製造に関連する製
造関連情報も必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
それら構成関連情報と製造関連情報とは、例えば主に有
体物に関する情報と主に無体物に関する情報というよう
に、互いに本質が異なり、また、各情報を作成する部署
および作業者も異なることから、同種の管理対象として
管理されてはおらず、異種の管理対象として互いに独立
に管理されていた。すなわち、構成関連情報はそれ自体
で独立にデータベースが構築されて管理され、また、同
様に製造関連情報もそれ自体で独立にデータベースが構
築されて管理されていたのである。
【0004】そのため、従来では、製造部署以外の特定
部署の作業者が、それら構成関連情報と製造関連情報と
の関連を調査し、製造部署の作業者に必要な情報を作成
し、さらにその製造部署の作業者にとって理解し易い形
に情報を加工してそれを作業者に提示するという作業が
不可欠であり、時間がかかる上に人為的なミスが生じ易
いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段,作用お
よび効果】かかる事情を背景として、本発明の課題は、
構成関連情報と製造関連情報とを含む異種の製品情報を
総合的にかつ効率よく管理する方法を提供することにあ
る。その課題は、本発明に従い、(1)少なくとも、製造
すべき複数の製品と複数の部品との構成上の関係を表す
情報を含み、それら製品および部品の構成に関連する複
数の構成関連情報と、(2)前記複数の製品と前記複数の
部品との製造に関連し、かつ、それら製品と部品とを製
造する複数の生産工程およびそれら複数の生産工程の各
々を構成する複数の作業工程に関連する複数の製造関連
情報とを総合的に管理する方法を、(a)前記複数の構成
関連情報の各々と前記複数の製造関連情報の各々とを複
数の同種の管理対象の各々に決定し、(b)各管理対象と
他の管理対象との関連であって前記複数の製品,前記複
数の部品,前記複数の生産工程および前記複数の作業工
程の間の関連を含むものを抽出し、(c)抽出された関連
を考慮して前記複数の管理対象を複数のクラスに分類
し、(d)各管理対象の内容を表す管理対象内容データと
他の管理対象との関連の内容を表す関連内容データとを
含む複数の要素データを生成し、(e)各管理対象につい
て生成された前記複数の要素データが互いに関連付けら
れた複数の管理対象データを製品情報データメモリに格
納し、(f)その製品情報データメモリから前記複数の管
理対象データのうち必要な少なくとも一つを読み出して
出力するものとすることによって解決される。
【0006】したがって、この製品情報管理方法におい
ては、構成関連情報および製造関連情報が、主に有体物
に関する情報と主に無体物に関する情報というように本
質が異なるにもかかわらず、いずれも同種の管理対象に
決定される。しかも、それら管理対象全体が管理対象相
互の関連を抽出して複数のクラスに分類され、かつ、各
管理対象の内容を表す管理対象内容データと他の管理対
象との関連の内容を表す関連内容データとが互いに関連
付けられて製品情報データメモリに格納される。さら
に、必要に応じて管理対象データが製品情報データメモ
リから読み出されて出力される。
【0007】例えば、互いに関連する複数の管理対象デ
ータの取得が必要となった場合には、それらのうちの少
なくとも一つの管理対象データが製品情報データメモリ
から読み出され、その読み出された管理対象データのう
ちの関連内容データに基づき、その読み出された管理対
象データと関連する他の管理対象データも製品情報デー
タメモリから読み出され、それにより、互いに関連する
複数の管理対象データが順次読み出される。
【0008】その結果、本発明によれば、構成関連情報
と製造関連情報とを含む異種の製品情報を総合的にかつ
効率よく管理する方法が提供されるという効果が得られ
る。
【0009】具体的には、構成関連情報と製造関連情報
とが必ず相互の関連と共に製品情報データメモリに格納
されるから、それら情報がその製品情報データメモリに
格納された後に第三者が両情報間の関連をとるための作
業を行うことが不要となり、製品情報を管理する作業全
体として能率が向上するという効果が得られる。
【0010】さらに、例えば同じ管理対象Aが他の複数
の管理対象B,Cと関連を持つ場合であっても、管理対
象Aを1つだけ製品情報データメモリに格納するだけ
で、それら各管理対象B,C毎に管理対象Aを重複して
格納することが不要となるから、製品情報データメモリ
全体としての容量の小形化が可能となるという効果も得
られる。
【0011】さらにまた、例えば同じ管理対象Aが他の
複数の管理対象B,Cと関連を持つ場合であって、管理
対象Aについて変更を行う必要が生じた場合には、それ
ら各管理対象B,C毎にいちいち管理対象Aについての
変更を行うことが不要となり、管理対象Aについて一回
限り変更を行えば、あたかも複数の管理対象B,Cにつ
いて個々に変更を行ったのと同じ結果が得られる。すな
わち、第1発明によれば、管理対象の変更作業が簡単に
なるとともに、変更漏れが防止されるという効果も得ら
れるのである。
【0012】この製品情報管理方法における各種用語を
説明する。 〔1〕「製造関連情報」には例えば、各製品または各部
品(以下、単に「各部品」と総称する)の製造場所を表
す情報や、各部品の製造方法,製造条件,製造手順を表
す情報や、各部品が保有すべき品質を表す情報や、各部
品の仕入れ先を表す情報や、各部品の仕入価格を表す情
報や、製品の販売価格を表す情報などが含まれる。 〔2〕「関連」の種類 「関連」には例えば、複数のクラスにおいて、上位
クラスと下位クラスとが「is a」という汎化と特化
の関係にあることを表すものや、「is part o
f」という集約化と分解の関係にあることを表すものが
ある。それら「汎化」,「特化」,「集約化」および
「分解」という概念については、後に詳述する。 さらに「関連」には、「再帰」というものもある。
ここに「再帰」とは、あるクラスに属するある管理対象
とその同じクラスに属する他の管理対象とが相互にリン
クする関係を表すものである。 〔3〕「出力」には例えば、紙,フィルムや画面を表示
媒体として人間の視覚に訴える方式や、空気を振動媒体
として人間の聴覚に訴える方式や、信号線を伝達媒体と
して電気信号を伝送する方式がある。
【0013】この製品情報管理方法のいくつかの実施態
様を説明する。 〔1〕前記複数のクラスが、(a) 前記複数の管理対象の
うち、前記複数の製造関連情報のうち前記少なくとも一
つの製品と前記複数の部品とを生産する複数の生産工程
の識別に関する製造関連情報を内容とする管理対象が属
する生産工程クラスと、(b) 前記複数の製造関連情報の
うち前記少なくとも一つの製品と前記複数の部品とに対
して作業者が行う複数の作業工程の識別に関する製造関
連情報を内容とする管理対象が属する作業工程クラス
と、(c) 前記複数の管理対象のうち、前記複数の構成関
連情報のうち前記少なくとも一つの製品の識別に関する
構成関連情報を内容とする管理対象が属する製品クラス
と、(d) 前記複数の管理対象のうち、前記複数の構成関
連情報のうち前記複数の部品の識別に関する構成関連情
報を内容とする管理対象が属する部品クラスとを含む実
施態様。 〔2〕実施態様〔1〕であって、前記生産工程クラスと
作業工程クラスとが、前記複数の管理対象のうち前記生
産工程クラスに属する管理対象の内容に対応する前記複
数の生産工程の各々が、前記複数の管理対象のうち前記
作業工程クラスに属する管理対象の内容に対応する前記
複数の作業工程を集約したものであるという関連を有す
る実施態様。 〔3〕実施態様〔1〕または〔2〕であって、前記製品
クラスと部品クラスとが、前記少なくとも一つの製品の
うち、前記複数の管理対象のうち前記製品クラスに属す
る管理対象の内容に対応する製品の各々が、前記複数の
部品のうち、前記複数の管理対象のうち前記部品クラス
に属する管理対象の内容に対応する部品を集約したもの
であるという関連を有する実施態様。 〔4〕前記複数の構成関連情報と前記複数の製造関連情
報とが、前記少なくとも一つの製品としての車両を、前
記複数の部品を製造または購入し、それら複数の部品を
組み合わせることによって製造するための異種の製品情
報を含む実施態様。
【0014】本発明の別の課題は、オブジェクト指向概
念を利用することにより、構成関連情報と製造関連情報
とを総合的にかつ効率よく管理する方法を提供すること
にある。その課題は、本発明に従い、(1)少なくとも、
製造すべき複数の製品と複数の部品との構成上の関係
少なくとも含み、それら製品および部品の構成に関連す
る複数の構成関連情報と、(2)前記複数の製品と前記複
数の部品との製造に関連し、かつ、それら製品と部品と
を製造する複数の生産工程およびそれら複数の生産工程
の各々を構成する複数の作業工程に関連する複数の製造
関連情報とを総合的に管理する方法を、(a) 前記複数の
構成関連情報の各々と前記複数の製造関連情報の各々と
を、各々オブジェクト指向概念に従って属性とメソッド
とが実質的にカプセル化された複数のオブジェクトの各
々に決定し、(b) 各オブジェクトの内容をデータとその
データに対する手続との共同により記述し、(c) 各オブ
ジェクト毎に、各オブジェクトの前記データおよび手続
を各オブジェクトの前記属性およびメソッドとして定義
し、(d) 各オブジェクトと他のオブジェクトとの関連を
抽出し、(e) 抽出された関連を考慮して前記複数のオブ
ジェクトを複数のクラスに分類し、(f) 前記複数のクラ
ス間の関連を前記抽出された関連として表すデータと、
各オブジェクトの前記属性およびメソッドを表すデータ
とが互いに関連付けられた複数のオブジェクトデータを
生成し、(g) 生成された複数のオブジェクトデータを製
品情報データメモリに格納し、(h) その製品情報データ
メモリから前記複数のオブジェクトデータのうち必要な
少なくとも一つを読み出して出力するものとすることに
よって解決される。したがって、本発明によれば、オブ
ジェクト指向概念を利用することにより、構成関連情報
と製造関連情報とが総合的にかつ効率よく管理されると
いう効果が得られる。具体的には、先の製品情報管理方
法におけると同様な効果が得られる。さらに、本発明に
よれば、各オブジェクト毎に属性とメソッドとが互いに
カプセル化されて独立性(いわゆるオブジェクトの独立
性)を有するため、複数のクラス間の関連を複数のメモ
リ間(例えば、複数の部署に設置された複数のデータベ
ース間)で統一しさえすれば、互いに関連する複数のカ
プセル化データを複数のメモリに分散して格納しても支
障なく製品情報を管理することができ、よって、各メモ
リの容量を容易に小形化し得るという効果も得られる。
【0015】なお、先の製品情報管理方法におけるいく
つかの実施態様はこの製品情報管理方法においても採用
し得る。
【0016】本発明のさらに別の課題は、構成関連情報
と製造関連情報とを総合的にかつ効率よく管理するシス
テムを提供することにある。その課題は、本発明に従
い、(1)少なくとも、製造すべき複数の製品と複数の部
品との構成上の関係を表す情報を含み、それら製品およ
び部品の構成に関連する複数の構成関連情報と、(2)前
複数の製品と前記複数の部品との製造に関連し、か
つ、それら製品と部品とを製造する複数の生産工程およ
びそれら複数の生産工程の各々を構成する複数の作業工
程に関連する複数の製造関連情報とを総合的に管理する
装置を、(a) 前記複数の構成関連情報と前記複数の製造
関連情報とを表すデータが格納されるべき製品情報デー
タメモリと、(b) 当該装置のユーザによる第1格納操作
に基づき、前記複数の構成関連情報の各々と前記複数の
製造関連情報の各々とを複数の同種の管理対象の各々に
決定し、それら複数の管理対象を管理対象相互の関連で
あって前記複数の製品,前記複数の部品,前記複数の
産工程および前記複数の作業工程の間の関連を含むもの
を抽出することによって複数のクラスに分類した場合の
複数の管理対象につき、複数の要素データであって前記
各管理対象の内容を表す管理対象内容データと他の管理
対象との関連の内容を表す関連内容データとが互いに関
連付けられた複数の管理対象データを、前記製品情報デ
ータメモリに格納する管理対象データ格納装置と、(c)
前記ユーザによる出力操作に基づき、前記複数の管理対
象データの少なくとも一つを前記製品情報データメモリ
から読み出して出力する管理対象データ出力装置とを含
むものとすることによって解決される。
【0017】したがって、この製品情報管理システムに
おいては、ユーザからの入力指令に応じて、管理対象デ
ータ格納装置により、各構成関連情報と各製造関連情報
とをそれぞれ同種の管理対象に決定してそれら管理対象
全体を管理対象相互の関連を抽出して複数のクラスに分
類した場合のそれら各管理対象の内容を表す管理対象内
容データと他の管理対象との関連の内容を表す関連内容
データとが互いに関連付けられて製品情報データメモリ
に格納される。さらに、管理対象データ表示装置によ
り、必要な管理対象データが製品情報データメモリから
読み出されて出力される。
【0018】その結果、本発明によれば、構成関連情報
と製造関連情報とを含む異種の製品情報を総合的にかつ
効率よく管理するシステムを提供されるという効果が得
られる。なお、具体的な効果については、前記製品情報
管理方法と同様なものが得られ、また、その製品情報管
理方法に関する用語説明はこの製品情報管理システムに
おいても有効である。
【0019】この製品情報管理システムのいくつかの実
施態様を説明する。 〔1〕(a) 前記複数の構成関連情報と前記複数の製造関
連情報としての、前記少なくとも一つの製品と前記複数
の部品とを製造する際に必要な複数の製造情報とを総合
的に管理する製造情報管理装置と、(b) 前記複数の製造
関連情報としての、前記少なくとも一つの製品と前記複
数の部品とについて品質をチェックする際に必要な複数
の品質情報を管理する品質情報管理装置と、(c) それら
製造情報管理装置と品質情報管理装置とを互いに接続
し、それにより、それらの間での情報のやりとりを可能
にする信号伝送回路とを含む実施態様。 〔2〕実施態様〔1〕であって、前記品質情報管理装置
が、(a) 前記複数の品質情報を表す複数の品質情報デー
タが格納されるべき品質情報データメモリと、(b) 前記
ユーザによる生成操作に基づき、前記複数の構成関連情
報の少なくとも一つと前記複数の製造関連情報の少なく
とも一つとの少なくとも一つを前記製造情報管理装置か
ら前記信号伝送回路を経て入力し、入力された情報に基
づき、前記複数の品質情報データの少なくとも一つを生
成する品質情報データ生成・格納手段と、(c) 前記ユー
ザによる第3格納操作に基づき、生成された品質情報デ
ータを前記品質情報データメモリに格納する品質情報デ
ータ格納手段とを含む実施態様。
【0020】本発明のさらに別の課題は、上記製品情報
管理システムにおいて、製品情報データを表示するため
に格納すべきデータ量を減少させるとともに、製品情報
データの変更に伴う表示データの変更を省略することに
ある。その課題は、本発明に従い、上記製品情報管理シ
ステムにおいて、前記管理対象データ出力装置を、(a)
読み出された管理対象データを表示する表示媒体と、
(b) 前記製品情報データメモリから読み出した前記少な
くとも一つの管理対象データのうちの前記複数の要素デ
ータの各々を前記表示媒体の各位置に表示する際のレイ
アウトを表すレイアウトデータと、その表示媒体の各位
置に表示すべき各要素データが前記製品情報データメモ
リに格納されている各位置を特定する格納位置特定デー
タとが格納されるべき表示情報データメモリと、(c) 前
記ユーザによる第2格納操作に基づき、前記レイアウト
データと格納位置特定データとを前記表示情報データメ
モリに格納する格納手段と、(d) 前記出力操作に基づ
き、前記レイアウトデータと格納位置特定データとを前
記表示情報データメモリから読み出し、読み出された格
納位置特定データに基づいてそれに対応する前記要素デ
ータを前記製品情報データメモリから読み出して、読み
出された要素データを前記読み出されたレイアウトデー
タに基づくレイアウトに従って前記表示媒体に表示する
表示手段とを含むものとすることによって解決される。
【0021】したがって、この製品情報管理システムに
おいては、製品情報データメモリに格納されている製品
情報データであって表示媒体に表示されるべきものが表
示情報データメモリにも重複して格納されるのではな
く、それに代えて、表示情報データメモリには、表示媒
体に表示すべき製品情報データが製品情報データメモリ
に格納されている位置を特定する格納位置特定データが
格納される。その結果、同じ製品情報データを表示情報
データメモリと製品情報データメモリとに重複して、し
かも、互いに独立して格納することが不要となる。
【0022】その結果、本発明によれば、表示情報デー
タメモリに格納すべきデータの量が減少するとともに、
製品情報データメモリにおいてデータが変更された場合
に、いちいち表示情報データメモリにおいても同じデー
タの変更を行うことが不要となり、変更に伴う作業量が
減少するという効果が得られる。
【0023】この製品情報管理システムにおける各種用
語を説明する。 〔1〕「表示媒体」には、紙,フィルム等の印刷媒体
や、CRTディスプレイ,液晶ディスプレイ等の画面が
ある。 〔2〕表示媒体に表示すべき内容をその表示媒体に表示
すべき形態には例えば、文章や図形がある。 なお、先の製品情報管理システムにおけるいくつかの実
施態様はこの製品情報管理システムにおいても採用し得
る。
【0024】
【発明の望ましい実施態様】以下、本発明の望ましい実
施態様のいくつかを特許請求の範囲と同じ表現形式で列
挙する。 (1) 請求項1,8ないし13のいずれかの発明であっ
て、前記複数のクラスが、(a) 前記生産工程クラスと作
業工程クラスとの少なくとも一方と、(b) 前記製品クラ
スと、(c) 前記部品クラスとを含み、かつ、それらのう
ち製品クラスと部品クラスとが、製品クラスに属する各
管理対象が部品クラスに属する複数の管理対象を集約し
たものであるという関連を有するもの。 (2) 実施態様(1) であって、前記少なくとも一方の生産
工程クラスと作業工程クラスが、前記製品クラスおよび
部品クラスより上位に位置させられ、それにより、生産
工程毎または作業工程毎に前記構成関連情報が関連させ
られているもの (3) 実施態様(1) であって、前記少なくとも一方の生産
工程クラスと作業工程クラスが、前記製品クラスおよび
部品クラスより下位に位置させられ、それにより、製品
または部品毎に前記製造関連情報が関連させられている
もの。 (4) 請求項1,8ないし13のいずれかの発明であっ
て、前記複数のクラスが、前記生産工程クラスと作業工
程クラスとを有し、かつ、生産工程クラスが上位クラ
ス、作業工程クラスが下位クラスとして相互に関連する
もの。 (5) 実施態様(4) であって、前記生産工程クラスと作業
工程クラスとが、生産工程クラスに属する各生産工程が
作業工程クラスに属する複数の作業工程を集約したもの
であるという関連を有するもの。 (6) 請求項1,8ないし13のいずれかの発明,実施態
様(1) ないし(5) のいずれかであって、前記複数のクラ
スが、前記生産工程クラスと、前記複数の管理対象のう
ち、前記複数の構成関連情報と複数の製造関連情報とを
含む複数の製品情報のうち前記複数の部品の各々を保管
する場所に関する製品情報を内容とする管理対象が属す
る部品棚クラスとを含むとともに、生産工程クラスが上
位クラス、部品棚クラスが下位クラスとして相互に関連
するもの。 (7) 実施態様(6) であって、前記生産工程クラスと部品
棚クラスとが、前記複数の管理対象のうち生産工程クラ
スに属する各管理対象の内容に対応する前記生産工程の
各々が、部品棚クラスに属する複数の管理対象の内容に
対応する複数の部品棚に対応するという関連を有するも
の。 (8) 特許請求の範囲における請求項1,8ないし13
いずれかの発明,実施態様(1) ないし(7) のいずれかで
あって、前記複数のクラスが、前記作業工程クラスと、
前記複数の管理対象のうち前記製品または部品に対して
作業者が行う作業内容に関する製品情報を内容とする管
理対象が属する作業内容クラスとを含むとともに、作業
工程クラスが上位クラス、作業内容クラスが下位クラス
として相互に関連するもの。 (9) 実施態様(8) であって、前記作業工程クラスと作業
内容クラスとが、前記複数の管理対象のうち作業工程ク
ラスに属する各管理対象の内容に対応する各作業工程
が、作業内容クラスに属する複数の管理対象の内容に対
応する前記複数の作業内容に対応するという関連を有す
るもの。 (10)特許請求の範囲における請求項1,8ないし13
いずれかの発明,実施態様(1) ないし(9) のいずれかで
あって、前記複数のクラスが、前記作業工程クラスと、
前記複数の管理対象のうち、一定の要件を満たす複数の
部品の集合である部品群の識別に関する製品情報を内容
とする管理対象が属する部品群クラスとを含むととも
に、作業工程クラスが上位クラス、部品群クラスが下位
クラスとして相互に関連するもの。 (11)実施態様(10)であって、前記作業工程クラスと部品
群クラスとが、前記複数の管理対象のうち作業工程クラ
スに属する各管理対象の内容に対応する各作業工程が、
部品群クラスに属する複数の管理対象の内容に対応する
複数の部品群に対応するという関連を有するもの。 (12)請求項1,8ないし13のいずれかの発明,実施態
様(1) ないし(11)のいずれかであって、前記複数のクラ
スが、前記製品クラスと部品クラスとを含むとともに、
製品クラスが上位クラス、部品クラスが下位クラスとし
て相互に関連するもの。 (13)実施態様(12)であって、前記製品クラスと部品クラ
スとが、前記複数の管理対象のうち製品クラスに属する
各管理対象の内容に対応する各製品が、部品クラスに属
する複数の管理対象の内容に対応する複数の部品を集約
したものであるという関連を有するもの。 (14)請求項1,8ないし13のいずれかの発明,実施態
様(1) ないし(13)のいずれかであって、前記複数のクラ
スが、前記複数の管理対象のうち、前記複数の製品情報
のうち、一定の要件を満たす複数の製品の集合である製
品群の識別に関する製品情報を内容とする管理対象が属
する製品群クラスと、請求項2に記載の製品クラスとを
含むとともに、製品群クラスが上位クラス、製品クラス
が下位クラスとして相互に関連するもの。 (15)実施態様(14)であって、前記製品クラスと製品群ク
ラスとが、製品クラスに属する複数の管理対象の内容に
対応する複数の製品と、製品群クラスに属する複数の管
理対象の内容に対応する複数の製品群とが相互に対応す
るという関連を有するもの。 (16)請求項1,8ないし13のいずれかの発明,実施態
様(1) ないし(15)のいずれかであって、前記複数のクラ
スが、前記部品クラスと、前記複数の管理対象のうち、
前記複数の製品情報のうち、部品の形状を表す図形に関
する製品情報を内容とする管理対象が属する図形クラス
とを含むとともに、部品クラスが上位クラス、図形クラ
スが下位クラスとして相互に関連するもの。 (17)実施態様(16)であって、前記部品クラスと図形クラ
スとが、部品クラスに属する各管理対象の内容に対応す
る各部品が、図形クラスに属する複数の管理対象の内容
に対応する複数の図形に対応するという関連を有するも
の。 (18)請求項1,8ないし13のいずれかの発明,実施態
様(1) ないし(17)のいずれかであって、前記複数のクラ
スが、前記部品クラスと、前記複数の管理対象のうち、
前記複数の製品情報のうち、部品の品質規格,前工程,
原価,法規制等の少なくとも1つに関する製品情報を内
容とする管理対象が属する部品属性クラスとを含むとと
もに、部品クラスが上位クラス、部品属性クラスが下位
クラスとして相互に関連するもの。なお、それら実施態
様(1) ないし(18)において、複数の構成関連情報と複数
の製造関連情報とをそれぞれ同種の管理対象に決定し、
それら管理対象全体を管理対象相互の関連を抽出して複
数のクラスに分類するという技術は、互いに関連する複
数の管理対象データを1つの製品情報データメモリにま
とめて格納する場合に限らず、複数の製品情報データメ
モリに分散して格納する場合にも、複数の製品情報を総
合的に管理する際に有効である。 (19)請求項10ないし13のいずれかの製品情報管理シ
ステム,実施態様(1) ないし(18)のいずれかの製品情報
管理システムであって、各種部品を製造または購入し、
それら部品を組み合わせることによって中間製品を製造
し、それら中間製品を組み合わせることによって最終製
品としての車両を製造する一連の車両製造工程に関する
情報を総合的に管理するもの。 (20)実施態様(19)であって、各々互いに異なる用途を有
する複数の個別的な管理装置を含むもの。 (21)実施態様(20)であって、前記個別的な管理装置とし
て、製品と部品との関係を表す構成関連情報と、各製品
または各部品を製造するのに直接必要な部品製造情報と
をそれぞれ管理する製造情報管理装置を含むもの。 (22)実施態様(21)であって、前記製造情報管理装置が、
(a) 前記構成関連情報と前記部品製造情報とをそれぞれ
表す製造情報データを記憶するための製造情報データメ
モリと、(b) ユーザからの指令に基づき、前記製造情報
データを生成してそれを前記製造情報データメモリに格
納する製造情報データ生成・格納手段とを含むものであ
るもの。 (23)実施態様(20)ないし(22)のいずれかの製品情報管理
システムであって、前記個別的な管理装置として、各製
品または各部品が保持すべき品質に関する品質情報を管
理する品質情報管理装置を含むもの。 (24)実施態様(23)の製品情報管理システムであって、前
記品質情報管理装置が、さらに、前記品質情報を可視化
する品質情報可視化手段を含むもの。 (25)実施態様(24)であって、前記品質情報可視化手段
が、前記品質情報を表示媒体に表示することによって可
視化する表示手段であるもの。 (26)実施態様(22)ないし(25)のいずれかの製品情報管理
システムであって、前記品質情報管理装置が、(a) 前記
品質情報を表す品質情報データを記憶するための品質情
報データメモリと、(b) ユーザからの指令に基づき、前
記品質情報データを生成してそれを前記品質情報データ
メモリに格納する品質情報データ生成・格納手段とを含
むもの。 (27)実施態様(26)の製品情報管理システムであって、1
つの前記表示媒体が、その表示媒体に表示すべき内容の
見出しを表示すべき見出し部と、表示すべき内容を文章
で表示すべき文章部と、表示すべき内容を図形で表示す
べき図形部とが一定の様式に従ってレイアウトされて構
成されるもの。 (28)実施態様(20)の製品情報管理システムであって、前
記個別的な管理装置としてさらに、実施態様(21)または
(22)における製造情報管理装置を有し、かつ、前記品質
情報管理装置が、実施態様(27)に記載の表示媒体の文章
部に表示すべき文章を表す文章データと図形部に表示す
べき図形を表す図形データとをそれぞれ前記製造情報管
理装置の製造情報データメモリから読み出し、読み出し
たデータに基づいて前記表示媒体に文章または図を表示
するもの。 (29)請求項1ないし13のいずれかの発明,実施態様
(1) ないし(28)のいずれかであって、前記作業工程毎
に、それに関連する前記構成関連情報および製造関連情
報をまとめて、1つの前記表示媒体に表示するもの。本
実施態様によれば、1つの作業工程に必要な情報が抽出
され、それがまとめて1つの表示媒体に表示され、無駄
のない情報が見易く作業者に提供されるから、各作業者
にとって使い勝手のよい表示が可能となるという効果が
得られる。 (30)請求項1ないし13のいずれかの発明,実施態様
(1) ないし(29)のいずれかであって、前記構成関連情報
を前記表示媒体に前記部品の形状を表す図を用いて表示
するもの。本実施態様によれば、図を用いて構成関連情
報が表示されるから、人間は表示媒体を一見するだけで
簡単かつ確実に構成関連情報を認識可能となるという効
果が得られる。 (31)請求項1ないし13のいずれかの発明,実施態様
(1) ないし(30)のいずれかであって、1つの表示媒体に
対して、横軸(または縦軸)に製品の表示順序、縦軸
(または横軸)に部品の表示順序がとられた座標面(マ
トリクス)が想定され、さらに、前記構成関連情報を表
示すべき複数の製品が横一列(または縦一列)に、それ
ぞれ識別記号で、ユーザにより指定された表示順序で表
示され、また、各製品毎に、それを構成する複数の部品
が縦一列(または横一列)に、作業工程順序と同じ順序
で表示され、さらに、その表示媒体上において製品の表
示順序と部品の表示順序との双方に対応する位置に、そ
の部品の形状を表す部品図が表示されるもの。したがっ
て、本実施態様によれば、表示媒体上で製品との部品と
の関係が図を用いて表現されるから、人間は表示媒体を
一見するだけで製品と部品の関係を簡単に認識すること
が可能となるという効果が得られる。しかも、ある作業
者にとって関係のある部品のみがその作業工程の順序と
同じ順序で一列に並んで表示されるため、使い勝手のよ
い表示が可能となるという効果も得られる。 (32)請求項1ないし13のいずれかの発明,実施態様
(1) ないし(30)のいずれかであって、作業工程毎に前記
構成関連情報が1つの表示媒体に表示され、その1つの
表示媒体に対して、横軸(または縦軸)に、一定の要件
を満たす複数の製品の集合である複数の製品群の表示順
序、縦軸(または横軸)に、一定の要件を満たす複数の
部品の集合である複数の部品群の表示順序がとられた座
標面(マトリクス)が想定され、前記複数の製品群が横
一列(または縦一列)に、前記複数の部品群が縦一列
(または横一列)にそれぞれ表示されるもの。1つの表
示媒体に表示すべき製品群および部品群は例えば、設計
者の観点からではなく、作業者の観点から構成すること
ができる。例えば、製品群は、各製品の形状は完全に同
一ではないが、同じ部品を一構成部品とする複数の製品
の集合として構成することができる。また、部品群は、
各部品の詳細な仕様まで完全に一致するわけではない
が、基本的な形状が共通する等の理由から同じ作業者に
よって取り扱われる複数の部品の集合として構成するこ
とができる。したがって、本実施態様によれば、作業者
にとって使い勝手の良い表示が可能となるという効果が
得られる。 (33)請求項1ないし13のいずれかの発明,実施態様
(1) ないし(30)のいずれかであって、作業工程毎に前記
構成関連情報を1つの表示媒体に表示するとともに、各
製品を構成する部品については、識別記号(例えば、品
番等)のみならず形状を表す図(例えば、形状上の特徴
を強調した簡単なスケッチ等)も表示するもの。 (34)実施態様(33)であって、ある製品に直接に取り付け
られる親部品が複数の子部品から構成されるものである
場合には、子部品のレベルで複数の部品群を構成して表
示されるもの。 (35)請求項1ないし13のいずれかの発明,実施態様
(1) ないし(30)のいずれかであって、ユーザにより指定
された製品毎に前記構成関連情報と前記製造関連情報と
の少なくとも一方が1つの前記表示媒体に表示されるも
のであり、さらに、指定された製品を構成する複数の部
品が識別記号と形状を表す図との双方で表示され、さら
に、複数の部品が作業工程の順序と同じ順序で並んで表
示されるもの。 (36)請求項11の製品情報管理システムであって、前記
表示情報データメモリが、前記管理対象データを1つの
前記表示媒体に表示する際の複数のレイアウトであって
ユーザによって選択可能なものに関連する複数の表示情
報をそれぞれ表す表示情報データを前記管理対象データ
として記憶するためのものである製品情報管理システ
ム。したがって、本実施態様によれば、同じ表示情報デ
ータが同じ表示情報データメモリに重複して格納される
ことがなくなり、表示情報データメモリの容量を小形化
し得るという効果が得られる。 (37)請求項10ないし13のいずれかの製品情報管理シ
ステム,実施態様(1) ないし(36)のいずれかの製品情報
管理システムであって、(a) 前記複数の構成関連情報の
各々と前記複数の製造関連情報の各々とを、各々オブジ
ェクト指向概念に従って属性とメソッドとが実質的にカ
プセル化された複数のオブジェクトの各々に決定し、
(b) 各オブジェクトの内容をデータとそのデータに対す
る手続との共同により記述し、(c) 各オブジェクトの前
記データおよび手続を各オブジェクトの前記属性および
メソッドとして定義し、(d) 各オブジェクトと他のオブ
ジェクトとの関連を抽出し、(e) 抽出された関連を考慮
して前記複数のオブジェクトを複数のクラスに分類し、
(f) 前記複数のクラス間の関連を前記抽出された関連と
して表すデータと、各オブジェクトの前記属性およびメ
ソッドを表すデータとが互いに関連付けられた複数のオ
ブジェクトデータを生成し、(g) 生成された複数のオブ
ジェクトデータを製品情報データメモリに格納し、(h)
その製品情報データメモリから前記複数のオブジェクト
データのうち必要な少なくとも一つを読み出して出力す
ることを特徴とする製品情報管理システム。 (38)製品の生産工程, その生産工程における作業内容,
作業中に使用される、前記製品を構成する部品,製品お
よび部品に関連する図形,製品を製造するために複数の
部品を組み付ける際に保持することが必要な組付品質を
含む複数の製造情報を複数の製品情報データとして互い
に関連させて記憶する製造情報記憶部と、その製造情報
格納部から必要な製品情報データを入力し、入力された
製品情報データに基づき、作業管理に必要な情報を表す
作業管理用データを作成する作業管理用データ作成部
と、作成された作業管理用データを記憶する作業管理用
データ記憶部とを含む装置。この装置によれば、製品の
生産工程, その生産工程における作業内容,その作業中
に使用される部品,製品および部品に関連する図形,部
品の組付品質を含む複数の製造情報が互いに関連付けて
記憶されているため、それぞれを表すデータの組合せに
よって簡単に作業管理用データを作成することができ
る。 (39)実施態様(38)であって、前記作業管理用データが前
記製品情報データと連携させられ、製品情報データが変
更されればそれに応じて作業管理用データも変更される
装置。この装置によれば、製品情報データに変更があれ
ば、それに連動して作業管理用データも変更されるた
め、常に正しい作業管理用データが得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的な実
施形態である製品情報管理方法および製品情報管理シス
テムを図面に基づいて詳細に説明する。
【0026】それら製品情報管理方法および製品情報管
理システムは、一連の車両製造工程に関する情報を総合
的に管理する方法および装置である。ここに、「一連の
車両製造工程」とは、複数の部品を製造または購入し、
それら部品を組み合わせることによって複数の中間製品
を製造し、それら中間製品を組み合わせることによって
最終製品としての車両を製造する工程をいう。そして、
製品情報管理システムは、図1に示すように、個別的な
管理装置として製造情報管理装置10と品質情報管理装
置20とをそれぞれ備えている。
【0027】製造情報管理装置10は、主に、部品構成
情報と部品製造情報とをそれぞれ管理する装置である。
ここに、「部品構成情報」とは、車両と複数の中間製品
(以下、単に「製品」という)との関係に関する情報
や、各製品と複数の部品との関係に関する情報である。
また、「部品製造情報」とは、各製品または各部品を製
造するのに必要な情報である。
【0028】これに対し、品質情報管理装置20は、主
に、各製品または各部品が保持すべき品質に関する品質
情報を管理する装置である。ここに「品質情報」には例
えば、品質チェック標準がある。「品質チェック標準」
とは、製品または部品の品質特性のうち特に重要な品質
について、品質の作り上げが確実になされていることを
確認するため、「どういう特性を」、「誰が」、「い
つ」、「何個を」確認するかについて定めたものをい
う。また、「品質特性」とは、品質評価の対象となる目
印をいい、品質を作り上げている要素をいう。
【0029】この品質情報管理装置20はさらに、品質
情報を印刷媒体としての帳票に印刷して可視化すること
も行う。
【0030】品質情報の可視化は具体的に、品質情報を
1つのまとまり毎に1枚の帳票に表示することによって
行われる。1枚の帳票は、図2に示すように、見出し部
と文章部と図形部とが所定の様式に従って配置されて構
成される。
【0031】ここに「見出し部」は、当該帳票の表題と
して「品質チェック標準」等の文字が表示される部分で
ある。
【0032】また、「文章部」は、品質チェック項目,
規格の内容,注記の内容等が文章で表示される部分であ
る。
【0033】また、「図形部」は、製品または部品の組
付図や識別図が表示される部分である。ここに、「組付
図」とは、1つの製品を製造するために組み付けること
が必要な複数の部品とその組付け順序とを表す図をい
い、普通、分解斜視図で表される。また、「識別図」と
は、類似する複数の部品の中から該当する部品のみを確
実に選択するのに有効な形状上の特徴を表す図をいう。
【0034】すなわち、1枚の帳票は、複数の要素から
構成されているのであり、それら構成要素を階層化し、
かつ、それら構成要素を積層された複数枚の仮想平面で
表せば、1枚の帳票は、図3に示すモデルで表現するこ
とができるのである。
【0035】1枚の帳票に表示すべき品質情報のまとま
りは、種々のものを採用することができるが、本実施形
態においては、図4に示すように、作業工程毎の品質情
報が1枚の帳票に表示すべき品質情報のまとまりとされ
ている。なお、図において白抜きの三角形の中に付され
た1,2,・・・nは、作業工程の順序を表す数字であ
り、また、帳票の作成順序に対応している。
【0036】各管理装置10,20のハードウェア構成
が図1にブロック図で示されている。
【0037】製造情報管理装置10のハードウェアは、
中央処理装置22と主記憶装置24と入出力制御装置2
6とを含むコンピュータ30を主体として構成されてい
る。主記憶装置24には、製造情報データを記憶して保
存する製造情報データメモリ31が設けられている。入
出力制御装置26には、入力装置32と出力装置34と
外部記憶装置36とがそれぞれ接続されている。
【0038】入力装置32は、ユーザからの指令に応じ
てデータをコンピュータ30に入力する装置であり、例
えばキーボード,マウス等を含むように構成される。出
力装置34は、コンピュータ30によりデータを出力す
る装置であり、例えばCRT,液晶ディスプレイ等の画
面表示部や、プリンタ等の印刷部を含むように構成され
る。外部記憶装置36は、フロッピディスク,ハードデ
ィスク等の磁気記録媒体に対する書込みおよび読出しを
行う装置である。
【0039】品質情報管理装置20のハードウェア構成
は製造情報管理装置10と同様であり、中央処理装置2
2と主記憶装置24と入出力制御装置26とを含むコン
ピュータ30を主体として構成されている。主記憶装置
24には、品質情報データを記憶して保存する品質情報
データメモリ37が設けられている。入出力制御装置2
6には、入力装置32と出力装置34と外部記憶装置3
6とがそれぞれ接続されている。
【0040】すなわち、本実施形態においては、それら
製造情報データメモリ31と品質情報データメモリ37
とが本発明における「製品情報データメモリ」の一例を
構成しているのである。
【0041】それら管理装置10,20はネットワーク
40に接続され、各管理装置10,20はそのネットワ
ーク40においてサーバ機として機能する。そのネット
ワークにはクライアント機50も接続されている。ネッ
トワーク40を通じたクライアント機50からの要求が
各サーバ機に供給され、各サーバ機はその供給された要
求を処理する。
【0042】各管理装置10,20のソフトウェア構成
が図5に概念的に示されている。
【0043】各管理装置10,20のソフトウェアは、
基本プログラム52と、応用プログラム54と、オペレ
ーティングシステム56(以下、「OS」と略記する。
図においても同じとする)とを含むように構成されてい
る。
【0044】基本プログラム52は、コンピュータ30
を作動させる基本的なプログラムである。
【0045】OS56は、コンピュータ30が効率よく
使用されるようにするために作られ、基本プログラムや
応用プログラムの実行管理や周辺装置の管理を行うプロ
グラムである。
【0046】OS56には例えば、画面表示管理プログ
ラムがある。この画面表示管理プログラムは、アイコン
と呼ばれる図柄を画面に表示し、その表示されたメニュ
ー図絵に対してカーソルをマウス操作によって移動させ
ることにより、既に記憶されているデータを各メモリか
ら読み出して画面に表示したり、新たなデータを表示し
てメモリに記憶させるためのプログラムである。すなわ
ち、この画面表示管理プログラムは、グラフィカルユー
ザーインターフェースGUIの機能を有しているのであ
り、さらに、画面を複数の領域に分割して各領域に別々
の内容を表示するウインドウ機能を実現するマルチウイ
ンドウ型とされている(図19参照)。
【0047】応用プログラム54は、コンピュータ30
を利用するために、その利用目的を特定して作られたプ
ログラムである。応用プログラム54は、必要に応じて
コンピュータ30により外部記憶装置36において磁気
記録媒体から読み出され、コンピュータ30に取り込ま
れて使用される。また、応用プログラム54は複数用意
されているが、いずれもオブジェクト指向言語で記述さ
れている。
【0048】オブジェクト指向言語およびオブジェクト
指向技術は、例えば文献「データベース」(株式会社
日科技連 1995年2月3日 第2刷発行)に記載さ
れており、公知であるが、ここで、特有の概念をその文
献の記載に基づいて簡単に説明する。
【0049】「オブジェクト指向」とは、人間が認識す
る現実世界をソフトウェア上に再現することを目指す考
え方をいい、また、「オブジェクト」とは、データとそ
のデータの動作(オブジェクトの動作)を表すメソッド
が一体化、すなわち、カプセル化された処理単位をい
う。
【0050】オブジェクトは「メソッド」を持つことに
よって動作を与えられる。オブジェクトには、オブジェ
クトを操作するプログラム要素である「メッセージ」と
いう概念があり、オブジェクトは、そのメッセージを受
け取ることによって動作するのである。すなわち、メッ
セージは、オブジェクト指向プログラム記述におけるプ
ログラム手段であり、このメッセージによって起動され
る動作手続をメソッドというのである。
【0051】オブジェクトはオブジェクトモデルによっ
て表現され、そのオブジェクトモデルは、問題となる現
実世界から複数のオブジェクトを抽出し、それらオブジ
ェクトを階層化された複数のオブジェクトクラスに、オ
ブジェクトクラス相互間の関連を抽出しつつ体系的に分
類することによって作成される。各オブジェクトクラス
に属する各オブジェクトは各オブジェクトクラスのイン
スタンスと呼ばれる。
【0052】したがって、各オブジェクトクラスは、図
7にその一例である後述の生産工程クラスを示すよう
に、名称部57aと属性部57bとメソッド部57cと
を有する。ここに、「名称部57a」は、オブジェクト
クラスの名称を記述する部分である。「属性部57b」
は、オブジェクトクラス自体の内容を記述する部分であ
る。「メソッド部57c」は、そのオブジェクトクラス
の動作を実現するための複数のメソッドを一定の順序で
記述する部分である。それらメソッドがコンピュータ3
0により実行されることにより、オブジェクトクラスが
所定の動作を行うことになる。
【0053】コンピュータ30内において複数のオブジ
ェクトクラスは、ユーザによりクラス関連特定データ
(本発明における「関連内容データ」の一例)が入力さ
れることにより、複数のオブジェクトクラスに属すべき
複数のオブジェクト間の関連に従ってその相互の関連
(すなわち、汎化,特化,集約化,分解等)が定義され
る。したがって、ユーザによりさらに、帰属クラス特定
データが各オブジェクトに関連付けて入力され、それに
より、各オブジェクト毎にそれが属する各オブジェクト
クラスが指定されれば、各オブジェクトのカプセル化さ
れた属性データおよびメソッドデータ(各々本発明にお
ける「管理対象内容データ」の一例)と、各オブジェク
トが属すべきオブジェクトクラスに対応するクラス関連
特定データとが互いに関連付けられることになる。すな
わち、本実施形態においては、クラス関連特定データと
属性データとメソッドデータとがそれぞれ本発明におけ
る「要素データ」の一例なのである。
【0054】また、各オブジェクトクラス間の関連の内
容は、複数部署間において共通化されている。複数部署
に共通のオブジェクトモデルが想定され、それにより、
各オブジェクトが、部署(管理装置の種類)の如何を問
わず常に同じ前記関連と対応させられるようになってい
るのである。
【0055】すなわち、複数部署に共通のオブジェクト
モデルの下に、各オブジェクト毎にカプセル化された属
性データおよびメソッドデータと、クラス関連特定デー
タとが互いに関連付けられてオブジェクトデータ(本発
明における「管理対象データの一例」)を構成している
のである。
【0056】「オブジェクト指向言語」は、上位のオブ
ジェクトクラスで定義された資産(属性やメソッド)が
下位のオブジェクトクラスに継承されるという「インヘ
リタンス機能」を備えている。したがって、新しいオブ
ジェクトクラスを追加する場合には、その追加されるオ
ブジェクトクラス固有の定義のみ、すなわち、既存のオ
ブジェクトクラスにはない定義のみを追加すれば足りる
こととなる。
【0057】次に、応用プログラム54の具体的内容を
説明する。なお、応用プログラム54の具体的内容は各
管理装置10,20によって異なるため、各管理装置1
0,20毎に応用プログラムの具体的な内容を説明す
る。
【0058】まず、製造情報管理装置10における応用
プログラム54について説明する。
【0059】製造情報管理装置10の応用プログラム5
4には、図6に示すように、製造情報生成・格納プログ
ラム58がある。
【0060】この製造情報生成・格納プログラム58
は、ユーザからの指令に応じてコンピュータ30により
実行され、製造情報を生成してそれを製造情報データメ
モリ31に格納するオブジェクト指向型のプログラムで
ある。
【0061】この製造情報生成・格納プログラム58
は、目的に合致したオブジェクトモデルを採用すること
によって作られている。そのモデルは具体的に、車両と
いう製品または部品という物体(有体物)と車両製造と
いうプロセス(無体物)との総合を全体対象とし、それ
ら物体とプロセスとの間に見い出される関係を視点とし
て抽象したモデルとして作成されている。すなわち、複
数の部品構成情報と複数の部品製造情報とがそれぞれオ
ブジェクトとされ、それら複数のオブジェクトが物体と
プロセスとの間に見い出される関係を視点として、階層
化された複数のオブジェクトクラス(以下、単に「クラ
ス」という)に体系的に分類され、これによってオブジ
ェクトモデルが作成されているのである。
【0062】また、このオブジェクトモデルの特徴は、
その抽象化の主たる視点が生産工程および作業工程の順
序にあり、生産工程または作業工程毎に部品構成情報が
関連付けられ、格納された部品構成情報を生産工程また
は作業工程毎に容易かつ確実に製造情報データメモリ3
1から収集することが可能とされていることにある。
【0063】このオブジェクトモデルの一具体例が図8
に示されている。この図は、複数のクラス間の関連を所
定の図式言語を利用して記述したオブジェクトモデル図
である。なお、各オブジェクトのうちのメソッド部が実
行されればその結果が出力装置34の画面に現れ、その
画面の表示内容とコンピュータ30の操作方法相互の関
係からメソッド部の内容を特定することができるため、
各オブジェクトのうち名称部と属性部のみ図8に図示
し、メソッド部は図示せず、後述の操作方法において説
明することとする。
【0064】このオブジェクトモデルにおいては、製造
情報管理クラスCL1が生産工程クラスCL2と関連を
持っている。製造情報管理クラスCL1は、関係データ
ベース(図において「関係DB」で表す)を属性として
持っている。ここに、「関係データベース」とは、関係
の集まりを表を用いて表現する関係モデルを採用するデ
ータベースをいう。また、生産工程クラスCL2は、製
品または部品を生産する工程を表す工程コード,工程名
等を属性として持っている。
【0065】それら製造情報管理クラスCL1と生産工
程クラスCL2との関連は、いわゆる「集約」という内
容であり、具体的には、製造情報管理クラスCL1の1
つのインスタンスが生産工程クラスCL2の複数のイン
スタンスの集まりによって構成されるという内容であ
り、かつ、生産工程クラスCL2のインスタンスがすべ
て消滅すると製造情報管理クラスCL1のインスタンス
も付随して消滅するという内容である。そして、この内
容が図では、製造情報管理クラスCL1の枠に下辺に接
して白抜きの菱形を描くとともに、生産工程クラスCL
2の枠の上辺に接して黒丸を描くことによって表現され
ている。
【0066】なお、「集約」は、生産工程クラスCL2
から製造情報管理クラスCL1を見た場合の概念であ
り、逆向きに見た場合の概念が、「分解」である。
【0067】生産工程クラスCL2はまた、作業工程ク
ラスCL3とも関連を持っている。作業工程クラスCL
3は、作業順序を表す工程番号等を属性として持ってい
る。それら生産工程クラスCL2と作業工程クラスCL
3との関連は、生産工程クラスCL2の1つのインスタ
ンスが作業工程クラスCL3の複数のインスタンスを集
約したものであるという内容である。
【0068】作業工程クラスCL3はまた、部品群クラ
スCL4とも関連を持っている。部品群クラスCL4
は、部品群の識別情報等を属性として持っている。部品
群は例えば、同じ製品を構成する複数の部品の集合とし
て構成することができる。それら作業工程クラスCL3
と部品群クラスCL4との関連は、作業工程クラスCL
3の1つのインスタンスが部品群クラスCL4の複数の
インスタンスに対応し、かつ、部品群クラスCL4のイ
ンスタンスがすべて消滅しても作業工程クラスCL3の
インスタンスは消滅しないという内容である。そして、
この内容が図では、部品群クラスCL4の枠の上辺に黒
丸を接して描くことによって表現されている。
【0069】部品群クラスCL4はまた、部品クラスC
L5とも関連を持っている。部品クラスCL5は、各部
品の番号である品番,各部品の名称である品名,各部品
のライフサイクルであるタイムコントロール等を属性と
して持っている。それら部品群クラスCL4と部品クラ
スCL5との関連は、作業工程クラスCL3と部品群ク
ラスCL4との関連と同じ内容である。
【0070】部品クラスCL5はまた、部品属性クラス
CL6とも関連を持っている。部品属性クラスCL6
は、部品が満たすべき品質規格や前工程や原価を属性と
して持っている。それら部品クラスCL5と部品属性ク
ラスCL6との関連は、部品クラスCL5の1つのイン
スタンスが部品属性クラスCL6の1つのインスタンス
に対応するという内容である。
【0071】部品クラスCL5はまた、図形クラスCL
7とも関連を持っている。図形クラスCL7は、その部
品を絵や図で表したものや、それを保管するファイル名
を属性として持っている。それら部品クラスCL5と図
形クラスCL7との関連は、作業工程クラスCL3と部
品群クラスCL4との関連と同じ内容である。
【0072】前記作業工程クラスCL3はまた、作業内
容クラスCL8とも関連を持っている。作業内容クラス
CL8は、作業の内容,作業の名称,部品の取付けや加
工の条件,使用する工具等を属性として持っている。そ
れら作業工程クラスCL3と作業内容クラスCL8との
関連は、作業工程クラスCL3と部品群クラスCL4と
の関連と同じ内容である。
【0073】作業内容クラスCL8はまた、製品群クラ
スCL9とも関連を持っている。製品群クラスCL9
は、製品群の識別情報等を属性として持っている。製品
群は例えば、同じ部品が使用される複数の製品の集合と
して構成することができる。それら作業内容クラスCL
8と製品群クラスCL9との関連は、製品群クラスCL
9の1つのインスタンスが作業内容クラスCL8の複数
のインスタンスに対応し、かつ、作業内容クラスCL8
のインスタンスがすべて消滅しても製品群クラスCL9
のインスタンスは消滅しないという内容である。
【0074】製品群クラスCL9はまた、製品クラスC
L10とも関連を持っている。製品クラスCL10は、
各製品の品番,品名,タイムコントロール等を属性とし
て持っている。それら製品群クラスCL9と製品クラス
CL10との関連は、製品群クラスCL9の1つのイン
スタンスが製品クラスCL10の複数のインスタンスに
対応し、また、製品クラスCL10の1つのインスタン
スも製品群クラスCL9の複数のインスタンスに対応
し、かつ、製品クラスCL10のインスタンスがすべて
消滅しても製品群クラスCL9のインスタンスは消滅せ
ず、また、製品群クラスCL9のインスタンスがすべて
消滅しても製品クラスCL10のインスタンスは消滅し
ないという内容である。
【0075】製品クラスCL10はまた、製品記号クラ
スCL11とも関連を持っている。製品記号クラスCL
11は、各製品の品番に対応する呼称名を属性として持
っている。それら製品クラスCL10と製品記号クラス
CL11との関連は、いわゆる「汎化」という内容であ
り、具体的には、製品記号クラスCL11のインスタン
スは製品クラスCL10のインスタンスであるという内
容であり、製品記号クラスCL11のインスタンスは製
品クラスCL10のインスタンスの性質をすべて継承し
て持つという内容である。汎化という関連は、上位クラ
スから下位クラスを見た場合に、下位クラスが上位クラ
スに包含されるという汎化という関係を表す内容のもの
なのである。そして、この内容が図では、製品クラスC
L10の枠の下辺と製品記号クラスCL11の枠の上辺
とを結ぶ実線の中間部にそれに重ねて白抜きの三角形を
描くことによって表現されている。
【0076】なお、「汎化」は、製品記号クラスCL1
1から製品クラスCL10を見た場合の概念であり、逆
向きに見た場合の概念が、「特化」である。
【0077】製品クラスCL10はまた、部品クラスC
L5とも関連を持っている。それら製品クラスCL10
と部品クラスCL5との関連は、いわゆる集約という内
容であり、部品クラスCL5の複数のインスタンスの集
まりが製品クラスCL10の1つのインスタンスである
という内容である。この関連により、ある製品がどのよ
うな部品で構成されているかが分かる。
【0078】前記生産工程クラスCL2はまた、部品棚
クラスCL12とも関連を持っている。部品棚クラスC
L12は、各部品を保管すべき場所を表す保管場所番号
の一例である棚番号等を属性として持っている。それら
生産工程クラスCL2と部品棚クラスCL12との関連
は、作業工程クラスCL3と部品群クラスCL4との関
連と同じ内容である。
【0079】前記部品クラスCL5はまた、部品棚クラ
スCL12とも関連を持っている。それら部品クラスC
L5と部品棚クラスCL12との関連は、製品群クラス
CL9と製品クラスCL10との関連と同じ内容であ
る。
【0080】したがって、このオブジェクトモデルによ
り、製造情報管理装置10が管理すべき対象である各種
情報が物体に関するものであるかプロセスに関するもの
であるかを問わず体系的に分類され、かつ、同じ情報が
互いに関連するクラス間に重複して存在することが回避
される。
【0081】しかも、このオブジェクトモデルにおいて
は、図から明らかなように、階層レベル的に見て、生産
工程クラスCL2および作業工程クラスCL3が上位
に、部品群クラスCL4,部品クラスCL5,製品群ク
ラスCL9および製品クラスCL10が下位にそれぞれ
位置させられている。これにより、前述のオブジェクト
モデルの特徴、すなわち、問題となる現実世界を抽象化
してオブジェクトモデルを生成する際の主たる視点が作
業の順序にあり、作業工程毎に部品構成情報が関連付け
られていることが実現されている。
【0082】ここで、このオブジェクトモデルの下に製
造情報データが生成されて製造情報データメモリ31に
格納される様子を説明する。
【0083】ユーザがこのオブジェクトモデルの下に製
造情報データを生成して製造情報データメモリ31に格
納するためには、ユーザが一定の規則に従ってデータの
構成およびデータ間の関連をコンピュータ30において
定義することが必要である。それら規則は各オブジェク
トのメソッド部が実行されることによってユーザに提示
され、以下、それら規則のうち代表的なものを説明す
る。
【0084】まず、物と物との関連を定義する際の規則
を説明する。
【0085】物と物との関連を定義する際には、製造情
報データが製造情報データメモリ31に、図9に示すよ
うに、製品と部品とがその部品がその製品の一構成部分
であるという条件の下に互いに関連し、かつ、製品と製
品属性とがその製品属性がその製品の属性であるという
条件の下に互いに関連し、かつ、部品と部品属性とがそ
の部品属性がその部品の属性であるという条件の下に互
いに関連するように格納されることが必要である。
【0086】一方、製品と部品との関係は、例えば図1
0に示すように網型で構成されている。そして、製品お
よび部品の構成レベルが、製品が最も上位の構成レベル
となり、その部品が下位の構成レベルとなるように、
1,2,3,・・・というように設定されている。
【0087】従って、物と物との関連を定義するには、
図11に示すように、構成レベルと製品名と部品名とが
互いに関連するように定義される。なお、本実施形態に
おいてはさらに、部品の使用個数と各部品のライフサイ
クルであるタイムコントロールも関連するように定義さ
れるようになっている。
【0088】次に、物と工程との関連を定義する際の規
則を説明する。
【0089】物と工程との関連を定義する際の規則は、
その物が製品である場合と部品である場合とで区別され
る。
【0090】物が製品である場合には、図12に示すよ
うに、自工程と製品とその属性とが互いに関連するよう
に定義される。ここに、「自工程」とは、当該製品を他
から購入するのではなく、自ら生産する場合のその場所
を意味する。
【0091】これに対し、物が部品である場合には、そ
の部品が自工程で製造された後に他の工程(後工程)に
移送されるものであるときには、図13の(a) に示すよ
うに、自工程と部品とその属性と後工程とが互いに関連
するように定義され、また、その部品が他の工程(前工
程)で製造されて自工程に移送されたものであるときに
は、同図の(b) に示すように、前工程と部品とその属性
と自工程とが互いに関連するように定義される。
【0092】次に、生産工程と作業工程との物との関連
を定義する際の規則を説明する。
【0093】生産工程と作業工程との物との関連につい
ては、図14に示すように、作業工程とそれに関連する
複数の生産工程と、各工程に関連する部品と、複数の生
産工程によって最終的に製造される製品とが互いに関連
するように定義される。なお、図において、三角内に示
す数字は、作業工程の順序を表している。
【0094】そして、製造情報生成・格納プログラム5
8は、そのようにしてユーザにより定義(入力)された
データを製造情報データメモリ31に格納する。
【0095】以上、製造情報管理装置10の応用プログ
ラム54を説明したが、次に、品質情報管理装置20の
応用プログラム154を説明する。
【0096】品質情報管理装置20の応用プログラム1
54には、図15に示すように、品質情報管理プログラ
ム158と、帳票情報管理プログラム160と、データ
入力支援プログラム162とがある。それらプログラム
はいずれもオブジェクト指向言語で記述されている。
【0097】 品質情報管理プログラム 品質情報管理プログラム158は、ユーザからの指令に
応じてコンピュータ30により実行され、作業工程毎に
製品または部品が保持すべき品質に関する情報(品質チ
ェック標準を含む)を生成して品質情報データメモリ3
7に格納するオブジェクト指向型のプログラムである。
【0098】この品質情報管理プログラム158は、図
16に示すオブジェクトモデルを採用して作られてい
る。このモデルにおいては、品質チェック標準管理クラ
スCL21が品質チェック標準クラスCL22と関連を
持っている。品質チェック標準クラスCL22は、品質
チェック標準に関するクラスであり、品質チェック標準
の帳票への表示様式,作業工程,管理番号,ページ数,
版数等を属性として持っている。それら品質チェック標
準管理クラスCL21と品質チェック標準クラスCL2
2との関連は、品質チェック標準クラスCL21の1つ
のインスタンスが品質チェック標準クラスCL22の複
数のインスタンスに対応し、かつ、品質チェック標準ク
ラスCL22のインスタンスがすべて消滅しても品質チ
ェック標準管理クラスCL21のインスタンスは消滅し
ないという内容である。
【0099】品質チェック標準クラスCL22はまた、
品質チェックシートクラスCL23とも関連を持ってい
る。品質チェックシートクラスCL23は、品質チェッ
クシートに関するクラスであり、各製品または各部品の
型式,品番,品名,工程名等を属性として持っている。
それら品質チェック標準クラスCL22と品質チェック
標準シートクラスCL23との関連は、品質チェック標
準管理クラスCL21と品質チェック標準クラスCL2
2との関連と同じ内容である。
【0100】 帳票情報管理プログラム 帳票情報管理プログラム160は、ユーザからの指令に
応じてコンピュータ30により実行され、作業工程毎に
帳票に表示すべき品質情報を収集してそれを帳票を出力
(印刷)するオブジェクト指向型のプログラムである。
【0101】この帳票情報管理プログラム160は、図
17に示すオブジェクトモデルを採用して作られてい
る。このモデルにおいては、帳票管理クラスCL31が
帳票クラスCL32と関連を持っている。帳票クラスC
L32は、帳票名,帳票への表示様式,作成日,外部フ
ァイル名,レイアウト情報等を属性として持っている。
それら帳票管理クラスCL31と帳票クラスCL32と
の関連は、帳票管理クラスCL31の1つのインスタン
スが帳票クラスCL32の複数のインスタンスに対応
し、かつ、帳票クラスCL32のインスタンスがすべて
消滅しても帳票管理クラスCL31のインスタンスは消
滅しないという内容である。すなわち、本実施形態にお
いては、帳票を出力するための帳票情報を表すデータも
オブジェクトデータ(管理対象データの一例)を構成し
ているのである。
【0102】ここに、「レイアウト情報」は、帳票にお
ける各項目(表示位置)と、その各項目に表示すべき内
容との対応関係を表す情報である。したがって、ユーザ
により、今回の帳票に表示すべき内容を特定するための
情報(例えば、生産工程クラスCL2と作業工程クラス
CL3との双方)が指定されれば、表示すべき内容を帳
票のどの位置に表示すべきなのかが判明することにな
る。一方、表示すべき内容を特定するための情報が指定
されれば、その表示すべき内容を表すデータが前記製造
情報データメモリ31に格納されている場所は、製造情
報管理装置10のオブジェクト指向データベースによっ
て分かる。したがって、表示すべき内容を表すデータを
品質情報データメモリ37に格納しなくても、製造情報
データメモリ31から読み出すことによってその表示す
べき内容を帳票に表示することが可能となる。
【0103】 データ入力支援プログラム ユーザがデータを新規に登録する場合、いちいちキーボ
ードを使ってデータを入力しなければならないのでは、
コンピュータ30の使い勝手が悪い。一方、入力すべき
データ、すなわち、用語,図形,式等が、汎用されるデ
ータである場合が多い。そこで、本実施形態において
は、汎用されるデータを予め登録しておき、それを画面
に候補として表示させ、ユーザがマウスでいずれかの候
補を選択するのみで入力可能とすることにより、使い勝
手を向上させるとともに入力ミスを未然に防止してい
る。
【0104】そのデータ入力支援プログラム162の1
つとして、用語パレット管理プログラムがある。このプ
ログラムもオブジェクト指向言語で記述されており、図
18に示すオブジェクトモデルを採用している。
【0105】このオブジェクトモデルにおいては、用語
パレット管理クラスCL41の1つのインスタンスが分
類クラスCL42の複数のインスタンスと関連を持って
いる。分類クラスCL42は、項目名等を属性として持
っている。また、分類クラスCL42の1つのインスタ
ンスが用語一覧クラスCL43の複数のインスタンスと
関連を持っている。用語一覧クラスCL43は、用語,
計算式等を属性として持っている。
【0106】なお、このデータ入力支援プログラム16
2は、品質情報管理プログラム158および帳票情報管
理プログラム160から独立して存在するのではなく、
それら品質情報管理プログラム158および帳票情報管
理プログラム160のそれぞれの一部において、すなわ
ち、例えば各オブジェクトのメソッド部において従属的
に存在する。
【0107】次に、図16〜図18のオブジェクトモデ
ルの下に品質情報データが生成されて品質情報データメ
モリ37に格納される様子を説明する。ただし、品質情
報データの生成および格納のためにユーザが品質情報管
理装置20に対して行う操作方法の一例との関係におい
て、図19〜図22にそれぞれ示す画面表示と図23〜
図27に示すフローチャートとを参照しつつ説明する。
【0108】本管理装置20におけるコンピュータ30
の電源を投入し、所定の操作を行うと、ユーザにより選
択された応用プログラムがコンピュータ30により実行
される。その結果、まず、図19に示すように、画面に
親ウインドウ60と子ウインドウ62とがそれぞれ表示
され、親ウインドウ60の中に子ウインドウ62が位置
するようにされる。親ウインドウ60は、全ての応用プ
ログラムを対象とした共通のウインドウであり、一方、
子ウインドウ62は、応用プログラム154のうち前述
の品質情報管理プログラム158および帳票情報管理プ
ログラム160を対象とした専用のウインドウである。
【0109】子ウインドウ62は、タイトルバー64
と、メニューバー66と、ツールバー68と、データ表
示領域70とを含むように構成されている。
【0110】タイトルバー64は、実行中の応用プログ
ラムの名称等が表示される領域である。
【0111】メニューバー66は、本管理装置20で利
用可能な複数のコマンドがメニューとして表示される領
域である。
【0112】ツールバー68は、本管理装置20で利用
可能な複数のツールが表示される領域である。前記用語
パレットというコマンドはこのツールバー68に表示さ
れる。
【0113】ユーザはまず、図23のステップS10
(以下、単に「S10」で表す。他のステップについて
も同じとする)〜S20において、画面に今回のデータ
作成対象の候補として表示されている複数の帳票名であ
って予め登録されているもののうち、ユーザが品質情報
を表示することを希望する帳票の帳票名を選択する。
【0114】ここで、選択は、ユーザがマウスを操作し
て画面上でカーソルを適当な1つの表示形象(今回の場
合には、帳票名を表す表示形象)に一致させ、その状態
で、マウスに設けられたボタン(スイッチ)をクリック
することによって行われる。この操作はデータ入力の一
例であるデータ選択の一例であり、以下、単に「選択」
という。
【0115】その後、本管理装置20のコンピュータ3
0により、今回のデータ作成に適当な応用プログラムが
実行され、それに対応する孫ウインドウ72が画面に表
示される。この孫ウインドウ72には、図20に示すよ
うに、データ作成に適当な複数のコマンドが一覧表示さ
れる。
【0116】次に、ユーザは、図23のS12におい
て、画面に一覧表示されている複数のコマンドのうち、
「新規作成」というコマンドを選択する。ユーザがその
コマンドを選択した場合には、生産工程と表示様式(帳
票を印刷する際の書式)と作業工程と製品群または製品
とをそれぞれ選択することが必須要件とされている。す
なわち、本実施形態においては、ユーザにより選択され
た生産工程と作業工程と製品群または製品とに対応する
部品構成情報および部品製造情報が製造情報データメモ
リ31から読み出され、それら読み出された情報のうち
必要なものが1枚の帳票に、ユーザにより指定された様
式で表示されるようになっているのである。そのため、
ユーザは、S14においては生産工程を、S16におい
ては表示様式を、S18においては作業工程を、S19
においては製品群または製品をそれぞれ選択する。
【0117】なお、本実施形態においては、生産工程,
表示様式,作業工程および製品群または製品のそれぞれ
につき、使用される用語の候補が本管理装置20の品質
情報データメモリ37に複数予め登録されてあり、コン
ピュータ30により、OSのうちの画面表示管理プログ
ラムの一覧表示機能(選択項目の一覧(リスト)を表示
する機能をいい、例えば、コンボボックス機能と呼ばれ
るものがある。)を利用することによって画面に複数表
示され、ユーザはいずれかの候補を選択することによっ
て必要な用語を選択することが可能となる。これによ
り、ユーザは、適当な用語を簡単に入力することが可能
となる。
【0118】その後、それらの選択内容に誤りがない場
合には、ユーザは、S20において、画面にボタンの図
柄で表示されている「登録」というコマンドを選択す
る。
【0119】その結果、コンピュータ30により、選択
された生産工程と作業工程と製品群または製品とに対応
する、図9に示す構造の一連のデータが製造情報データ
メモリ31から読み出され、一時的に品質情報データメ
モリ37に格納(登録)される。さらに、コンピュータ
30により、登録された製造情報データから今回の帳票
に表示すべき情報が抽出され、その抽出された情報が、
ユーザにより指定された様式に従って画面に表示され
る。
【0120】すなわち、本実施形態においては、ユーザ
により選択された生産行程と作業行程と製品群または製
品とをそれぞれ表すデータが互いに共同して本発明にお
ける「格納位置特定データ」の一例を構成し、また、帳
票情報管理プログラム160における、レイアウト情報
を表すデータが本発明における「レイアウトデータ」の
一例を構成しているのである。
【0121】次に、ユーザは、図24のS22〜S34
において、画面に表示されている帳票の見出し部に表示
すべき用語を入力するための操作を行う。
【0122】具体的には、ユーザはまず、S22におい
て、マウス操作により、画面に表示されている帳票のう
ち見出し部に該当する部分にカーソルを移動させ、マウ
スのボタンをダブルクリックする(2回続けてクリック
する)。その結果、コンピュータ30により、画面に表
示されている帳票のうち見出し部が今回のデータ作成対
象に選択される。すなわち、マウス操作によって画面上
でカーソルを適当な位置に移動させてマウスのボタンを
ダブルクリックすることは、画面に表示されている帳票
において今回のデータ作成対象となる位置を指定するた
めの操作の一例なのである。さらに、コンピュータ30
により、ツールバー68が画面に表示される。そして、
ユーザは、S24において、ツールバー68上で「用語
パレット」というコマンドを選択する。その結果、コン
ピュータ30により、見出し部の内容として表示可能な
複数の項目名がすべて画面に表示される。
【0123】その後、ユーザは、S26において、帳票
の見出し部に記載すべき各項目毎に、用語パレット機能
により表示された複数の候補の中から適当な用語を選択
入力する。
【0124】その用語パレット機能によれば、図18か
ら明らかなように、まず、複数の項目名が画面に表示さ
れ、それら項目名の中から適当なものがユーザにより選
択されれば、その選択された項目名に対応する用語や計
算式が画面に表示される。それらの中に適当な用語等が
あれば、ユーザはそれを選択して入力することとなる。
【0125】しかし、適当な用語等が見当たらなかった
場合には、S28の判定がNOとなり、ユーザは、S3
0において、キーボード操作により直接に用語を入力し
たり、既に格納されているデータの中から適当なデータ
を選択し、それに適当な編集を加えて適当な項目や部位
にデータを入力する。
【0126】用語パレットに適当な用語があったために
S28の判定がYESとなったか、またはその判定がN
OであるがS30でキーボード操作による入力が終了し
た場合には、ユーザは、S32において、入力したデー
タに対する修正が必要であるか否かを確認し、修正の必
要がある場合には、S26に戻り、ユーザは、修正のた
めの操作を行うが、修正の必要がない場合には、ユーザ
は、S34において、用語パレットの使用を終了するた
め、画面にボタンの図柄で表示されている「閉じる」と
いうコマンドを選択する。
【0127】その結果、コンピュータ30により、今回
の入力操作によって追加されたデータが品質情報データ
メモリ37に格納される。同時に作成履歴(例えば、作
成日,改定日等)も格納される。
【0128】次に、ユーザは、図25のS36〜S52
において、同じ帳票につき、その文章部に表示すべき内
容を入力するための操作を行う。
【0129】具体的には、ユーザはまず、S36におい
て、画面に表示されている複数の帳票名のうち、文章部
についてのデータ作成を希望する帳票の帳票名を選択す
る。その後、コンピュータ30により、データ作成に関
する複数のコマンドが一覧表示される。そして、ユーザ
は、S38において、それらコマンドのうち「文章」と
いうコマンドを選択する。その後、ユーザは、S40に
おいて、マウス操作によってカーソルを文章部のうち、
今回データ作成の対象とすべき位置に移動させ、そこで
マウスをダブルクリックする。その結果、コンピュータ
30により、文章部のうち今回データ作成の対象となる
位置が選択される。
【0130】その後、ユーザは、S42〜S52におい
て、図24のS24〜S34におけると同様にして、帳
票のうちの文章部につき、用語パレットを利用したデー
タ入力が行われる。
【0131】次に、ユーザは、図26のS54〜図27
のS84において、同じ帳票につき、その図形部に表示
すべき内容を入力するための操作を行う。
【0132】具体的には、ユーザはまず、S54におい
て、画面に表示されている複数の帳票名のうち、図形部
についてデータ作成をすることを希望する帳票の帳票名
を選択する。その後、コンピュータ30により、データ
作成に係る複数のコマンドが一覧表示される。そして、
ユーザは、S56において、それらコマンドのうち「図
形」というコマンドを選択する。
【0133】その後、ユーザは、S58において、デー
タ入力方式を選択する。本実施形態においては、図形デ
ータが複数の方式で入力可能となっている。製造情報デ
ータメモリ31または品質情報データメモリ37に既に
格納されている図形データを参照(そのままコピー,編
集,複数の図形の組み合わせ等)して帳票の図形部につ
いて図形データを作成する参照方式と、製造情報データ
メモリ31等とは全く無関係に独自に作成する自由方式
とを選択可能とされているのであり、そのため、ユーザ
にその入力方法を選択させるのである。
【0134】今回は、ユーザが、S60において、自由
方式を選択したと仮定すれば、ユーザはまず、S62に
おいて、マウス操作により、画面に表示されている帳票
のうち、今回図形を作成することを希望する領域を指定
する。次に、ユーザは、S64において、指定された領
域について、文字や図形を入力する。その後、ユーザ
は、図27のS86に移行する。以後の操作方法につい
ては後述する。
【0135】これに対し、ユーザが、S66において、
参照方式を選択したと仮定すれば、ユーザはまず、S6
8において、画面にメニューバー66において表示され
ている複数のコマンドのうち、「帳票一覧」というコマ
ンドを選択し、次に、S70において、画面に一覧表示
されている複数のコマンドのうち「検索」というコマン
ドを選択すれば、コンピュータ30により、品質情報デ
ータメモリ37に登録済みの帳票の帳票名が画面に一覧
表示される。
【0136】そして、ユーザは、S72において、画面
に表示されている複数の帳票名のうち、図形データを参
照したい帳票の帳票名を選択し、さらに、画面にボタン
の図柄で表示されている「表示」というコマンドを選択
する。その結果、コンピュータ30により、選択された
帳票名の帳票が画面に表示される。そして、ユーザは、
S74において、画面に表示されている複数の図形部の
うち、利用したいものを選択し、画面にボタンの図柄で
表示されている「登録」というコマンドを選択する。そ
の後、ユーザは、図27のS76において、マウス操作
によるドラッグ&ドロップ機能等により、複写したい図
形を帳票の図形部のうちの適当な位置に移動させ、その
位置に図形を位置決めする。続いて、ユーザは、S78
において、位置決めされた図形を、適当な大きさに拡大
・縮小等する編集を行う。
【0137】その後、ユーザは、S80において、編集
した図形を保存したいか否か(再利用したいか否か)を
判断する。保存したいと判断した場合には、ユーザは、
S82において、画面にボタンの図柄で表示されている
「保存」というコマンドを選択し、その後、S84にお
いて、コンピュータ30により、画面が初期状態(図1
9参照)に戻される。
【0138】これに対し、ユーザは、今回編集した帳票
を保存したくないと判断した場合には、S86におい
て、帳票作成という作業を終了したいか否かを判断す
る。終了したいと判断した場合には、ユーザは、S88
において、画面にボタンの図柄で表示されている「終
了」というコマンドを選択する。その後、S84におい
て、コンピュータ30により、画面が初期状態に戻され
る。これに対し、ユーザが、S86において、同じ帳票
に対して帳票データ作成という作業を続行したいと判断
した場合には、「保存」というコマンドはもちろん、
「終了」というコマンドも選択されず、同じ帳票に対す
る帳票データ作成が続行される。
【0139】以上のようにして帳票データ作成が終了し
た後、ユーザが、コンピュータ30に対して帳票名を指
定して表示指令を発すれば、その指定された帳票名と同
じ帳票名を持つ帳票に、所望の作業工程に対応する部品
構成情報,部品製造情報および品質情報が出力装置34
により印刷される。
【0140】なお、以上の説明においては、ユーザが、
子ウインドウ62において、メニューバー66上で「新
規作成」というコマンドを選択した場合を説明したが、
「新規作成」というコマンドではなく、「検索」という
コマンドを選択することもできる。この場合、図21に
示すように、検索条件を入力するための図形が画面に表
示される。検索条件は、キーボード操作により直接入力
するか、前記画面表示管理プログラムの一覧表示機能に
より画面に表示される複数の候補の中から適当な検索条
件を選択すればよい。その結果、本管理装置20によ
り、検索結果として画面には図22に示すものが表示さ
れることになる。
【0141】以上の説明から明らかなように、本実施形
態によれば、作業工程毎に帳票に部品構成情報,部品製
造情報および品質チェック標準が表示されるから、各作
業者にとって使い勝手のよい帳票が作成されるという効
果が得られる。
【0142】しかも、その帳票作成については、オブジ
ェクト指向なる概念が採用され、しかも、製造情報デー
タメモリ31と品質情報データメモリ37とがデータ上
連携させられ、製造情報データメモリ31の変更・設定
が自動的にかつ漏れなく帳票に反映される。したがっ
て、本実施形態によれば、帳票作成に際し、作業者の労
力の軽減を図りつつその精度を向上させることができる
という効果も得られる。
【0143】さらに、本実施形態によれば、帳票作成の
ためにユーザがコンピュータ30に適当なデータを入力
する際にそれを支援するプログラムも用意されているた
め、ユーザフレンドリネスの高い対話型入力が実現され
るという効果も得られる。
【0144】さらに、本実施形態によれば、製品情報が
帳票において図を用いて表現されて作業者に提供される
から、作業者は製品情報を正確かつ容易に認識可能とな
るという効果も得られる。
【0145】また、帳票に示される図は、部品のあらゆ
る部分の形状を正確に表すいわゆる設計図とすることは
可能であるが、本実施形態におけるように、部品の形状
のうち特徴的な部分の形状のみが正しく表現される簡略
図とすれば、図示のために必要なデータの量が減少し、
メモリ容量の節減が可能となるという効果も得られる。
【0146】なお付言すれば、前記ネットワーク40に
は、図1に示すように、前記製造情報管理装置10およ
び品質情報管理装置20に加えて、部品表情報管理装置
200もサーバ機として接続されている。この部品表情
報管理装置200は、それら製造情報管理装置10およ
び品質情報管理装置20と同様なハードウェア構成およ
びソフトウェア構成を有しており、また、目的に合致し
たオブジェクトモデルの下に、製品と部品との関係であ
る部品構成に関する部品構成情報データを生成して部品
構成情報データメモリ202に格納する。製造情報管理
装置10は、ネットワーク40を通じてその部品表情報
管理装置200から必要な部品構成情報データを読み出
し、それを製造情報データメモリ31に格納するのであ
る。そして、それら製造情報管理装置10および部品表
情報管理装置200はいずれも、基本的に共通するオブ
ジェクトモデルを採用しているため、両装置間でデータ
の照合を行うことが可能であり、データ照合を行えば、
データの作成ミスを自動的に発見することが可能とな
り、各装置の管理精度が向上する。なお、製造情報管理
装置10が部品製造情報データのみをオブジェクト指向
で格納し、品質情報管理装置20が部品構成情報データ
を製造情報管理装置10を経由しないで部品表情報管理
装置200から直接に読み出す形態で本発明を実施する
ことはもちろん可能である。
【0147】さらに付言すれば、各オブジェクトモデル
に、日本語,英語,独語,フランス語等、異なる複数の
言語間での翻訳語を属性とする辞書クラスを設け、用語
の翻訳を可能にすれば、異なる生産国で車両を生産する
場合に、それら生産国間での言語の相違に対して柔軟に
対応可能となる。
【0148】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、コンピュータ30のうち製造情報生成・
格納プログラム58を実行する部分と品質情報管理プロ
グラム158を実行する部分とがそれぞれ請求項10
発明における「管理対象データ格納装置」の一例であ
り、コンピュータ30のうち帳票情報管理プログラム1
60を実行する部分が請求項10の発明における「管理
対象データ出力装置」の一例である。また、品質情報デ
ータメモリ37が請求項11の発明における「表示情報
データメモリ」の一例であり、コンピュータ30のうち
帳票情報管理プログラム160を実行する部分が請求項
11の発明における「格納手段」および「表示手段」の
一例である。
【0149】次に別の実施形態を説明する。なお、本実
施形態は先の実施形態と共通する部分があり、異なるの
は品質情報管理装置20の構成のみであるため、その部
分のみを詳細に説明し、共通の部分については説明を省
略する。
【0150】先の実施形態においては、作業工程毎の品
質情報が1つのまとまりとされて、それが1枚の帳票に
表示されるようになっていたが、本実施形態において
は、図28に示すように、帳票に対して、横軸に製品の
表示順序、縦軸に部品の表示順序がとられた座標面(マ
トリクス)が想定されている。さらに、製品と部品との
関係である部品構成情報を表示すべき複数の製品が横一
列に、それぞれ識別記号で、ユーザにより指定された順
序で表示される。また、各製品毎に、それを構成する複
数の部品が縦一列に、作業工程順序と同じ順序に表示さ
れる。各製品の構成部品が作業者によって認識し易い順
序で表示されるのである。さらに、その帳票上において
製品の表示順序と部品の表示順序との双方に対応する位
置に、その部品の外形を表す部品図が表示される。ここ
に、部品図は、設計図である必要はなく、その部品の外
形の特徴部(他の部品から識別するために有効な形状
部)を抽出し、それを強調して表現し、他の部分は簡略
して表現する簡略図とすることができる。
【0151】そのような帳票を作成するための操作方法
を図29のフローチャートに基づいて説明する。なお、
この操作方法は、先の実施形態におけると共通の部分が
あり、その部分については簡単に説明する。
【0152】まず、ユーザは、S100〜S110にお
いて、先の実施形態を説明する図23におけるS10〜
S20におけると同様な操作を行う。すなわち、ユーザ
はまず、S100において、画面に表示されている複数
の帳票名のうち今回作成したい帳票の帳票名を選択す
る。次に、ユーザは、S102において、画面に一覧表
示されている複数のコマンドのうち「新規作成」という
コマンドを選択する。続いて、ユーザは、S104にお
いて、今回の帳票に表示すべき部品構成情報に対応する
生産工程を入力し、S106において、その帳票の表示
様式を入力し、S108において、その帳票に表示すべ
き作業工程を入力する。その後、ユーザは、S109に
おいて、製品群または製品を選択する。続いて、ユーザ
は、それら選択の内容を確認し、正しければ、S110
において、画面にボタンの図柄で表示されている「登
録」というコマンドを選択する。
【0153】次に、ユーザは、S112において、画面
のツールバーに表示されている複数のコマンドのうち、
「用語パレット」というコマンドを選択する。続いて、
ユーザは、S114〜S118において、今回の帳票に
部品構成情報を表示すべき製品および部品の識別情報を
入力する。具体的には、必要に応じて用語パレットを利
用し、S114において、今回の帳票に部品構成情報を
表示すべき製品を指定するために、その製品の識別情報
の一例であるユニット記号を入力し、S116におい
て、入力された少なくとも1つの製品を今回の帳票に表
示すべき順序を指定し、S118において、入力された
各製品を構成する複数の部品のうち、今回の帳票に表示
すべき部品の範囲(部品使用区分)を指定する。各製品
を構成する部品すべてを常に表示することとした場合に
は、ある作業者にとって全く無関係な部品も表示されて
しまい、帳票の使い勝手が損なわれるおそれがあるから
である。
【0154】以上で今回の帳票に部品構成情報を表示す
べき製品および部品の識別情報の入力が終了し、続い
て、ユーザは、S120において、用語パレットの使用
を終了させるため、画面上でボタンの図柄で表示されて
いる「閉じる」というコマンドを選択する。
【0155】その後、ユーザは、S122において、今
回作成したデータを保存したいか否かを判断する。保存
したいと判断した場合には、ユーザは、S124におい
て、画面にボタンの図柄で表示されている「保存」とい
うコマンドを選択し、その後、S126において、コン
ピュータ30により、画面が初期状態に戻される。これ
に対し、ユーザは、今回作成したデータを保存したくな
いと判断した場合には、S128において、帳票データ
作成という作業を終了したいか否かを判断する。終了し
たいと判断した場合には、ユーザは、S130におい
て、画面にボタンの図柄で表示されている「終了」とい
うコマンドを選択する。その後、S126において、コ
ンピュータ30により、画面が初期状態に戻される。こ
れに対し、ユーザが、S128において、同じ帳票に対
して帳票データ作成という作業を続行したいと判断した
場合には、「保存」というコマンドはもちろん、「終
了」というコマンドも選択されず、同じ帳票に対する帳
票データ作成が続行される。
【0156】したがって、本実施形態によれば、帳票上
で製品との部品との関係が図形で表現されるから、人間
は帳票を一見するだけで製品と部品の関係を簡単に認識
することが可能となるという効果が得られる。
【0157】しかも、ある作業者にとって関係のある部
品のみがその作業工程の順序と同じ順序で一列に並んで
表示されるため、使い勝手のよい帳票が作成されるとい
う効果も得られる。
【0158】以上、1枚の帳票に表示すべき情報やその
形態につき、図4と図28とに基づいて2種類を説明し
たが、1枚の帳票に表示すべき情報やその形態は、他の
種類とすることが可能である。以下、他の種類を採用し
た実施形態をいくつか説明するが、帳票以外については
既に説明した実施形態と構成が共通するため、帳票につ
いてのみ説明する。
【0159】その一実施形態における帳票が図30に示
されている。本実施形態においては、最初に説明した図
4に示す帳票を作成する際の方針と直前に説明した図2
8に示す帳票を作成する際の方針とが融合させられ、品
質情報が作業工程毎に表示されるとともに、複数の製品
が横一列に、複数の部品が縦一列にそれぞれ表示され
る。ただし、本実施形態においては、製品および部品に
ついては、形態上独立した個体を単位とするのではな
く、複数の個体の集合である群を単位として表示され
る。
【0160】そのような帳票を作成するための操作方法
を図31のフローチャートに基づいて説明する。なお、
この操作方法は、直前に説明した実施形態におけると図
29と共通の部分が多いため、異なる部分についてのみ
説明する。
【0161】まず、ユーザは、S200〜S212にお
いて、図29におけるS100〜S112におけると同
様な操作を行う。次に、ユーザは、S214〜S218
において、今回の帳票に部品構成情報を表示すべき製品
および部品の識別情報を入力する。具体的には、必要に
応じて用語パレットを利用し、S214において、今回
の帳票に部品構成情報を表示すべき製品群を指定するた
めに、その製品群を構成する各製品の識別情報の一例で
あるユニット記号を入力し、S216において、入力さ
れた少なくとも1つの製品群を今回の帳票に表示すべき
順序を指定し、S218において、今回の帳票に部品構
成情報を表示すべき部品群を指定するために、その部品
群を構成する各部品の識別情報の一例であるユニット記
号を入力する。以上で今回の帳票に部品構成情報を表示
すべき製品および部品の識別情報の入力が終了し、続い
て、ユーザは、S220〜S230において、図29の
S120〜S130におけると同じ操作を行う。
【0162】1枚の帳票に表示すべき製品群および部品
群は例えば、設計者の観点からではなく、作業者の観点
から構成することができる。例えば、製品群は、各製品
の形状は同一ではないが、同じ部品を一構成部品とする
複数の製品の集合として構成することができる。また、
部品群は、各部品の詳細な仕様まで完全に一致するわけ
ではないが、基本的な形状が共通する等の理由から同じ
作業者によって取り扱われる複数の部品の集合として構
成することができる。
【0163】したがって、本実施形態によれば、作業者
が現場で間違った製品または部品を選択して車体に組み
付けてしまう事態の発生を防止する上において好都合の
帳票が出力されるという効果が得られる。
【0164】別の実施形態における帳票が図32に示さ
れている。これは、部品構成情報を作業工程毎に表示す
るとともに、各製品を構成する部品については、品番の
みならず部品の形状を表す簡単な図をも表示する種類の
帳票である。また、本実施形態においては、ユーザによ
り部品が指定されれば、その部品を一構成部品として含
む製品が自動的に表示される。この場合、指定された部
品を一構成部品として含む製品が唯一しか存在しない場
合には当然、その製品のみが単体で表示されるが、複数
存在する場合には、製品群として表示される。
【0165】さらに別の実施形態における帳票が図33
に示されている。この帳票は基本的には図32に示すも
のと一致するが、ある製品に直接に取り付けられる親部
品が複数の子部品から構成されるものである場合には、
子部品のレベルで複数の部品群を構成して表示すること
が可能となっている。
【0166】さらに別の実施形態における帳票が図34
に示されている。この帳票は、ユーザにより指定された
製品毎に部品構成情報や品質チェック標準を表示するも
のであり、指定された製品を構成する複数の部品を品番
と部品の形状を表す簡単な図との双方で表示するもので
ある。さらに、複数の部品は作業工程の順序と同じ順序
で並んで表示される。
【0167】なお付言すれば、以上の説明においては、
部品構成情報や品質情報を帳票に表示する内容や様式に
関する新規な技術をいくつか説明したが、それら表示技
術は製造情報や品質情報をオブジェクト指向で格納した
り蓄積したりする場合に限って有効な技術ではなく、従
来の方式で格納したり蓄積したりする場合にも有効であ
り、それら表示技術とオブジェクト指向型の格納や蓄積
の技術とは互いに独立して実行可能である。
【0168】さらに付言すれば、以上説明した実施形態
においては、複数の製品または部品についての複数の構
成関連情報(それの一例が部品構成情報である)と複数
の製造関連情報(それの一例が部品製造情報や品質チェ
ック標準である)とをそれぞれ含む複数の製品情報がそ
れぞれ同種の管理対象とみなされ、プログラムおよびデ
ータベースにおいてオブジェクト指向技術を採用するこ
とによって、それら各管理対象毎に、管理対象自体の内
容を表す管理対象内容データと他の管理対象との関連の
内容を表す関連内容データとが互いに関連付けて製品情
報データメモリに格納され、これによって各請求項の発
明が実施されているが、これは、そのような格納を簡単
に行なう上においてオブジェクト指向技術が特に適して
いるからである。ただし、それら各請求項の発明を実施
する上においてオブジェクト指向技術を採用することは
不可欠なことではなく、プログラムおよびデータベース
において従来の技術を採用することによって同じ目的を
達成することは可能である。
【0169】以上、本発明のいくつかの実施形態を図面
に基づいて詳細に説明したが、これらの他にも、特許請
求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて
種々の変形,改良を施した形態で本発明を実施すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である製品情報管理システ
ムのハードウェア構成を概念的に示す図である。
【図2】図1の品質情報管理装置によって品質情報が表
示される帳票の構成を概念的に示す図である。
【図3】図2の帳票の構成要素を階層化したモデルを示
す図である。
【図4】図2の帳票に表示される内容の一例を示す図で
ある。
【図5】図1の製品情報管理システムのソフトウェア構
成を概念的に示す図である。
【図6】図1の製造情報管理装置のソフトウェア構成を
概念的に示す図である。
【図7】図1の製造情報管理装置が採用するオブジェク
トモデルの一部を示す図である。
【図8】そのオブジェクトモデルの全体を示す図であ
る。
【図9】前記製造情報管理装置において複数の情報が相
互に関連しつつ製造情報データメモリにオブジェクト指
向型で格納される様子を概念的に示す図である。
【図10】製品と部品との関係である部品構成を示す図
である。
【図11】前記製造情報管理装置において物と物との関
連を定義する際の規則を示す図である。
【図12】前記製造情報管理装置において製品である物
と工程との関連を定義する際の規則を示す図である。
【図13】前記製造情報管理装置において部品である物
と工程との関連を定義する際の規則を示す図である。
【図14】前記製造情報管理装置において生産工程と作
業工程と物との関連を定義する際の規則を示す図であ
る。
【図15】図1の品質情報管理装置のソフトウェア構成
を概念的に示す図である。
【図16】その品質情報管理装置が品質チェック標準管
理について採用するオブジェクトモデルを示す図であ
る。
【図17】その品質情報管理装置が帳票管理について採
用するオブジェクトモデルを示す図である。
【図18】その品質情報管理装置が用語パレット管理に
ついて採用するオブジェクトモデルを示す図である。
【図19】その品質情報管理装置における初期画面の表
示内容を示す図である。
【図20】その画面の別の表示内容を示す図である。
【図21】その画面のさらに別の表示内容を示す図であ
る。
【図22】その画面のさらに別の表示内容を示す図であ
る。
【図23】前記品質情報管理装置においてユーザが帳票
を作成するためのコンピュータの操作方法を示すフロー
チャートの一部である。
【図24】そのフローチャートの別の部分である。
【図25】そのフローチャートのさらに別の部分であ
る。
【図26】そのフローチャートのさらに別の部分であ
る。
【図27】そのフローチャートのさらに別の部分であ
る。
【図28】本発明の別の実施形態である製品情報管理方
法および製品情報管理システムにおいて部品構成情報が
帳票に表示される形式の一例を示す図である。
【図29】その品質情報管理装置においてユーザが図2
8の帳票を作成するためのコンピュータの操作方法を示
すフローチャートである。
【図30】本発明のさらに別の実施形態である製品情報
管理方法および製品情報管理システムにおいて部品構成
情報が帳票に表示される形式の一例を示す図である。
【図31】その品質情報管理装置においてユーザが図3
0の帳票を作成するためのコンピュータの操作方法を示
すフローチャートである。
【図32】本発明のさらに別の実施形態である製品情報
管理方法および製品情報管理システムにおいて部品構成
情報が帳票に表示される形式の一例を示す図である。
【図33】本発明のさらに別の実施形態である製品情報
管理方法および製品情報管理システムにおいて部品構成
情報が帳票に表示される形式の一例を示す図である。
【図34】本発明のさらに別の実施形態である製品情報
管理方法および製品情報管理システムにおいて部品構成
情報が帳票に表示される形式の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 製造情報管理装置 20 品質情報管理装置 30 コンピュータ 31 製造情報データメモリ 37 品質情報データメモリ
フロントページの続き (72)発明者 熊谷 朋久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−61878(JP,A) 特開 平5−342218(JP,A) 特開 昭62−26510(JP,A) 特開 平7−105283(JP,A) 特開 平4−211860(JP,A) 米国特許5295242(US,A) 国際公開95/001610(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/418 B23P 21/00 B62D 65/18 G06F 17/60

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)少なくとも、製造すべき複数の製品と
    複数の部品との構成上の関係を表す情報を含み、それら
    製品および部品の構成に関連する複数の構成関連情報
    と、(2)前記複数の製品と前記複数の部品との製造に関
    連し、かつ、それら製品と部品とを製造する複数の生産
    工程およびそれら複数の生産工程の各々を構成する複数
    の作業工程に関連する複数の製造関連情報とを総合的に
    管理する方法であって、 前記複数の構成関連情報の各々と前記複数の製造関連情
    報の各々とを複数の同種の管理対象の各々に決定し、 各管理対象と他の管理対象との関連であって前記複数の
    製品,前記複数の部品,前記複数の生産工程および前記
    複数の作業工程の間の関連を含むものを抽出し、 抽出された関連を考慮して前記複数の管理対象を複数の
    クラスに分類し、 各管理対象の内容を表す管理対象内容データと他の管理
    対象との関連の内容を表す関連内容データとを含む複数
    の要素データを生成し、 各管理対象について生成された前記複数の要素データが
    互いに関連付けられた複数の管理対象データを製品情報
    データメモリに格納し、 その製品情報データメモリから前記複数の管理対象デー
    タのうち必要な少なくとも一つを読み出して出力するこ
    とを特徴とする製品情報管理方法。
  2. 【請求項2】請求項1の製品情報管理方法であって、前
    記複数のクラスが、 前記複数の管理対象のうち、前記複数の製造関連情報の
    うち前記複数の製品と前記複数の部品とを生産する複数
    の生産工程の識別に関する製造関連情報を内容とする管
    理対象が属する生産工程クラスと、 前記複数の製造関連情報のうち前記複数の製品と前記複
    数の部品とに対して作業者が行う複数の作業工程の識別
    に関する製造関連情報を内容とする管理対象が属する作
    業工程クラスと、 前記複数の管理対象のうち、前記複数の構成関連情報の
    うち前記複数の製品の識別に関する構成関連情報を内容
    とする管理対象が属する製品クラスと、 前記複数の管理対象のうち、前記複数の構成関連情報の
    うち前記複数の部品の識別に関する構成関連情報を内容
    とする管理対象が属する部品クラスとを含む製品情報管
    理方法。
  3. 【請求項3】請求項2の製品情報管理方法であって、前
    記生産工程クラスと作業工程クラスとが、前記複数の管
    理対象のうち前記生産工程クラスに属する管理対象の内
    容に対応する前記複数の生産工程の各々が、前記複数の
    管理対象のうち前記作業工程クラスに属する管理対象の
    内容に対応する前記複数の作業工程を集約したものであ
    るという関連を有する製品情報管理方法。
  4. 【請求項4】請求項2または3の製品情報管理方法であ
    って、前記製品クラスと部品クラスとが、前記複数の
    品のうち、前記複数の管理対象のうち前記製品クラスに
    属する管理対象の内容に対応する製品の各々が、前記複
    数の部品のうち、前記複数の管理対象のうち前記部品ク
    ラスに属する管理対象の内容に対応する部品を集約した
    ものであるという関連を有する製品情報管理方法。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかの製品情報管
    理方法であって、前記複数の製造関連情報として、前記
    複数の製品と前記複数の部品とについて品質をチェック
    する際に必要な複数の品質情報を含む製品情報管理方
    法。
  6. 【請求項6】請求項5の製品情報管理方法であって、前
    記複数の構成関連情報の少なくとも一つと、前記複数の
    製造関連情報のうち前記品質情報以外のものの少なくと
    も一つとの少なくとも一つの入力に基づき、前記複数の
    品質情報を表す複数の品質情報データの少なくとも一つ
    を生成する製品情報管理方法。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかの製品情報管
    理方法であって、前記構成関連情報が、最終製品と中間
    製品との構成上の関係に関連する情報、および中間製品
    と部品との構成上の関係に関連する情報を含む製品情報
    管理方法。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかの製品情報管
    理方法であって、前記複数の構成関連情報と前記複数の
    製造関連情報とが、前記複数の製品としての車両の中間
    製品を、前記複数の部品を製造または購入し、それら複
    数の部品を組み合わせることによって製造するための異
    種の中間製品情報を含む製品情報管理方法。
  9. 【請求項9】(1)少なくとも、製造すべき複数の製品と
    複数の部品との構成上の関係を表す情報を含み、それら
    製品および部品の構成に関連する複数の構成関連情報
    と、(2)前記複数の製品と前記複数の部品との製造に関
    連し、かつ、それら製品と部品とを製造する複数の生産
    工程およびそれら複数の生産工程の各々を構成する複数
    の作業工程に関連する複数の製造関連情報とを総合的に
    管理する方法であって、 前記複数の構成関連情報の各々と前記複数の製造関連情
    報の各々とを、各々オブジェクト指向概念に従って属性
    とメソッドとが実質的にカプセル化された複数のオブジ
    ェクトの各々に決定し、 各オブジェクトの内容をデータとそのデータに対する手
    続との共同により記述し、 各オブジェクトの前記データおよび手続を各オブジェク
    トの前記属性およびメソッドとして定義し、 各オブジェクトと他のオブジェクトとの関連を抽出し、 抽出された関連を考慮して前記複数のオブジェクトを複
    数のクラスに分類し、 前記複数のクラス間の関連を前記抽出された関連として
    表すデータと、各オブジェクトの前記属性およびメソッ
    ドを表すデータとが互いに関連付けられた複数のオブジ
    ェクトデータを生成し、 生成された複数のオブジェクトデータを製品情報データ
    メモリに格納し、 その製品情報データメモリから前記複数のオブジェクト
    データのうち必要な少なくとも一つを読み出して出力す
    ることを特徴とする製品情報管理方法。
  10. 【請求項10】(1)少なくとも、製造すべき複数の製品
    と複数の部品との構成上の関係を表す情報を含み、それ
    ら製品および部品の構成に関連する複数の構成関連情報
    と、(2)前記複数の製品と前記複数の部品との製造に関
    連し、かつ、それら製品と部品とを製造する複数の生産
    工程およびそれら複数の生産工程の各々を構成する複数
    の作業工程に関連する複数の製造関連情報とを総合的に
    管理する装置であって、 前記複数の構成関連情報と前記複数の製造関連情報とを
    表すデータが格納されるべき製品情報データメモリと、 当該装置のユーザによる第1格納操作に基づき、前記複
    数の構成関連情報の各々と前記複数の製造関連情報の各
    々とを複数の同種の管理対象の各々に決定し、それら複
    数の管理対象を管理対象相互の関連であって前記複数の
    製品,前記複数の部品,前記複数の生産工程および前記
    複数の作業工程の間の関連を含むものを抽出することに
    よって複数のクラスに分類した場合の複数の管理対象に
    つき、複数の要素データであって前記各管理対象の内容
    を表す管理対象内容データと他の管理対象との関連の内
    容を表す関連内容データとが互いに関連付けられた複数
    の管理対象データを、前記製品情報データメモリに格納
    する管理対象データ格納装置と、 前記ユーザによる出力操作に基づき、前記複数の管理対
    象データの少なくとも一つを前記製品情報データメモリ
    から読み出して出力する管理対象データ出力装置とを含
    むことを特徴とする製品情報管理システム。
  11. 【請求項11】請求項10の製品情報管理システムであ
    って、前記管理対象データ出力装置が、 読み出された管理対象データを表示する表示媒体と、 前記製品情報データメモリから読み出した前記少なくと
    も一つの管理対象データのうちの前記複数の要素データ
    の各々を前記表示媒体の各位置に表示する際のレイアウ
    トを表すレイアウトデータと、その表示媒体の各位置に
    表示すべき各要素データが前記製品情報データメモリに
    格納されている各位置を特定する格納位置特定データと
    が格納されるべき表示情報データメモリと、 前記ユーザによる第2格納操作に基づき、前記レイアウ
    トデータと格納位置特定データとを前記表示情報データ
    メモリに格納する格納手段と、 前記出力操作に基づき、前記レイアウトデータと格納位
    置特定データとを前記表示情報データメモリから読み出
    し、読み出された格納位置特定データに基づいてそれに
    対応する前記要素データを前記製品情報データメモリか
    ら読み出して、読み出された要素データを前記読み出さ
    れたレイアウトデータに基づくレイアウトに従って前記
    表示媒体に表示する表示手段とを含む製品情報管理シス
    テム。
  12. 【請求項12】請求項10または11の製品情報管理シ
    ステムであって、 前記複数の構成関連情報と前記複数の製造関連情報とし
    ての、前記複数の製品と前記複数の部品とを製造する際
    に必要な複数の製造情報を総合的に管理する製造情報管
    理装置と、 前記複数の製造関連情報としての、前記複数の製品と前
    記複数の部品とについて品質をチェックする際に必要な
    複数の品質情報を管理する品質情報管理装置と、 それら製造情報管理装置と品質情報管理装置とを互いに
    接続し、それにより、それらの間での情報のやりとりを
    可能にする信号伝送回路とを含む製品情報管理システ
    ム。
  13. 【請求項13】請求項12の製品情報管理システムであ
    って、前記品質情報管理装置が、 前記複数の品質情報を表す複数の品質情報データが格納
    されるべき品質情報データメモリと、 前記ユーザによる生成操作に基づき、前記複数の構成関
    連情報の少なくとも一つと前記複数の製造関連情報の少
    なくとも一つとの少なくとも一つを前記製造情報管理装
    置から前記信号伝送回路を経て入力し、入力された情報
    に基づき、前記複数の品質情報データの少なくとも一つ
    を生成する品質情報データ生成・格納手段と、 前記ユーザによる第3格納操作に基づき、生成された品
    質情報データを前記品質情報データメモリに格納する品
    質情報データ格納手段とを含む製品情報管理システム。
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