JP4140262B2 - 部品供給系の問題点発見支援システムとその方法とそのためのプログラム - Google Patents

部品供給系の問題点発見支援システムとその方法とそのためのプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前工程で生産された部品を用いて次工程で高次部品が生産され、その次工程で生産された高次部品を用いて次々工程でより高次の部品が生産される連鎖が多段階に繰返される生産系を管理して、高品質な製品を安価で短納期に生産できるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車は、前工程でコイルが生産され、その次工程でコイルを利用してアーマチュアが生産され、その次工程でアーマチュアを利用してモータが生産され、その次工程でモータを利用して燃料ポンプが生産され、その次工程で燃料ポンプを利用して燃料ポンプアッシーが生産され、その次工程で燃料ポンプアッシーを利用して燃料タンクサブアッシーが生産され、その次工程でその燃料タンクサブアッシーを利用して自動車が生産される。通常の生産系では、前工程で生産された部品を用いて次工程で高次部品が生産され、次工程で生産された高次部品を用いて次々工程でより高次の部品を生産する連鎖が多段階に繰返されている。
本明細書では高次の部品を生産する側から番号をつけるものとし、最終製品を生産する工程を自工程という。先に例示した場合では、第6次工程でコイルが生産され、第5次工程でアーマチュアが生産され、第4次工程でモータが生産され、第3次工程で燃料ポンプが生産され、第2次工程で燃料ポンプアッシーが生産され、第1次工程で燃料タンクサブアッシーが生産され、第1次工程で生産された燃料タンクサブアッシーが自工程に納入され、自工程で自動車という製品を生産する。
なお上記の第1次工程は、燃料タンクサブアッシーという製品を生産するということができ、第1次工程を中心に考えると、前記した第2次工程が第1次工程であり、第3次工程が第2次工程であるということができる。
【0003】
こうした生産系で高品質な製品を安価で短納期で生産できるようにするためには、自工程の生産活動から無理無駄を無くして合理的なものにするだけでなく、部品供給系からも無理無駄を無くして合理的なものにする必要がある。例えば、部品供給系の各工程において、部品生産時の不良品発生率が低く、部品の在庫数が少なく、短納期で生産して納品していることが求められる。
【0004】
しかしながら、現状では、部品供給系に無理無駄があって不合理なものになっているのか、あるいは無理無駄がなくされて合理的なものになっているのかを知ろうにも知る手立てがない。特開2001−331535号公報には、自工程に納入される第1次部品群リスト、各第1次部品を構成する第2次部品群リスト、各第2次部品を構成する第3次部品群リストの関係を示す部品展開情報を図式化して示す技術が開示されている。これによると階層ツリー構造で表示した部品展開表が表示され、高次部品を指定したときにその高次部品を構成する低次の部品群リストを知ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高次部品を構成する低次部品群リストが階層ツリー構造で表示されたとしても、それだけでは部品供給系に無理無駄があって不合理なものになっているのか、あるいは無理無駄がなくされて合理的なものになっているのかを知ることができない。
本発明は、様々な工程を経て供給される部品の供給系に存在する問題点(無理無駄)を顕在化させる技術を創作するものである。この技術により、前記問題点が顕在化されるのみならず、それを解決するための対策を講ずることができ、高品質な製品を安価で短納期に生産することが可能となる。また対策を講ずる過程で、高品質な部品を安価で短納期で生産する優良な部品生産工程の実力が顕在化され、実力ある生産工程を正当に評価することも可能となる。
【0006】
【課題を解決する手段と作用】
本発明では、部品供給系の問題点を顕在化して問題点を発見しやすくするシステムを創作した。
このシステムは、前工程で生産された部品を用いて次工程で高次部品が生産され、その次工程で生産された高次部品を用いて次々工程でより高次の部品が生産される連鎖が多段階に繰返され、最終工程(第1次工程)で生産された最終部品(第1次部品)を用いて自工程で製品を生産する製品生産系で用いられる。
ここでいう製品は消費者から見た製品に限られない。前記に例示したように、燃料タンクサブアッシーもそれを生産する工程から見れば製品であり、燃料タンクサブアッシーを製品として生産する自工程に対しては燃料ポンプアッシーが第1次部品となる。図1に模式的に示すように、第4次工程でモータが生産され、第3次工程で燃料ポンプが生産され、第2次工程で燃料ポンプアッシーが生産され、第1次工程で燃料タンクサブアッシーが生産され、自工程で自動車を生産する場合、燃料タンクサブアッシーという製品を生産する工程を中心にして考えると、前記した第2次工程が第1次工程であり、第3次工程が第2次工程であるということができる。
このシステムは、自工程に供給される最終部品(第1次部品)の部品供給系(第1次工程とそれよりも上流の工程群)に潜む問題点を顕在化させることによって部品供給系に潜む問題点の発見を支援する。
【0007】
本発明のシステムは、製品(図1には製品の1つがAで例示されている)とその製品を構成する直近低次の部品群リスト(第1次部品群リストであり、図1にはその1つであるB1が例示されている)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品に対しては第2次部品群のリストであり、第2次部品に対しては第3次部品群のリストが相当する。図1には、第1次部品B1には第2次部品群C1、C2が必要であり、第2次部品C1には第3次部品群D1、D2が必要であり、第3次部品D1には第4次部品群E1、E2、E3、E4が必要であることを例示している)の連鎖を多段階に記憶している部品展開情報と、部品展開情報に含まれる各部品に対して、部品の移動距離、部品生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイムから選択される少なくとも1種の部品供給情報を対応付けて記憶している「部品展開情報/部品供給情報」記憶手段と、各部品供給情報の基準値を記憶している基準値記憶手段とを有する。また、前記「部品展開情報/部品供給情報」記憶手段に記憶されている部品展開関係と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する手段を有する。
そして、部品展開情報では、低次部品に対してその供給元の情報が関連付けて記憶されており、かつ、部品生産工程毎に部品展開情報が記憶されている。また前記図式的表示手段では、部品供給系が図式表示され、その図式表示された部品供給系に部品と部品供給情報が表示され、かつ、部品供給情報は、基準値を満たすか否かによって異なる態様で表示される。
【0008】
例えば図1に模式的に示す例では、第1次部品B1に対して第1次部品B1の部品供給情報b1が対応付けて表示される。また、第1次部品B1を展開した図式表示に第2次部品C1とC2が表示され、第2次部品C1に対応して第2次部品C1の部品供給情報c1が表示され、第2次部品C2に対応して第2次部品C2の部品供給情報c2が表示される。部品供給情報b1、c1、c2は、部品B1、C1、C2の部品供給に関する情報の1種であり、具体的には、部品の移動距離、部品の生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイムの中から選択される。選択される情報は、1種又は2種類以上である。
ここで例示する部品展開情報は、部品生産工程毎に記憶されている。この部品展開情報では、例えば第1次部品B1の低次部品である第2次部品C1、C2に対してそれぞれの供給元(第2次工程)の情報が関連付けて記憶されている。また第2次部品C1の低次部品である第3次部品D1、D2に対してそれぞれの供給元(第3次工程)の情報が関連付けて記憶されており、第2次部品C2の低次部品である第3次部品D3に対してその供給元(第3次工程)の情報が関連付けて記憶されている。さらに第3次部品D1の低次部品である第4次部品E1、E2、E3、E4に対してそれぞれの供給元(第4次工程)の情報が関連付けて記憶されており、第3次部品D2の低次部品である第4次部品E5、E6、E7、E8に対してそれぞれの供給元(第4次工程)の情報が関連付けて記憶されており、第3次部品D3の低次部品である第4次部品E9、E10、E11、・・・に対してそれぞれの供給元(第4次工程)の情報が関連付けて記憶されている。供給元の情報を手掛かりとして部品生産工程毎に記憶されている部品展開情報を連結することが可能となり、部品供給系を正確に再現することが可能となる。
ここで例示する各部品供給情報には、基準値が設定されている。基準値とは、各部品供給情報に設定された目標値であり、例えば所定の移動距離、所定の不良率、所定のコスト、所定のリードタイムが設定されている。
【0009】
図1に模式的に示すように、部品供給系が図式表示され、この部品供給系に部品展開関係と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報が表示されると、大規模な部品供給系の全体視覚を通して把握することが可能となる。
その上で、部品供給情報が、基準値を超えたか否かによって異なる態様で表示されると、その部品供給系のどの部分において基準値を満たさない部品が存在しているのかが明確化され、問題点の発見に寄与することができる。
【0010】
図1に模式的に示した情報量は膨大であり、容易なことでは整備することができない。自工程からすれば、第1次工程で生産される第1次部品については、移動距離、不良率、コスト、リードタイム等を調べやすいのに対し、第2次工程、第3次工程となると調査に大変な労力を要する。
そこで、部品生産工程毎に部品展開情報を記憶している手段は、当該生産工程で生産する部品を構成する低次の部品を供給する生産工程に備えられている記憶手段中に当該部品を生産部品として記憶しているデータに対するリンク情報を記憶していることが好ましい
1の場合、第1次工程に記憶された部品展開情報に第1次部品B1の第2次部品はC1、C2であることが記憶され、第2次工程に記憶された部品展開情報に第2次部品C1の第3次部品はD1、D2であることが記憶され、第3次工程に記憶された部品展開情報に第3次部品D1の第4次部品はE1、E2、E3、E4であることが記憶されている。また、第1次工程の記憶手段に記憶されているデータ103には第2次部品C1を生産部品として記憶している第2次工程の記憶手段に記憶されているデータ105へのリンク情報が記憶され、第2次工程の記憶手段に記憶されているデータ105には第3次部品D1を生産部品として記憶している第3次工程の記憶手段に記憶されているデータ107へのリンク情報が記憶されている。
記憶手段に記憶されたリンク情報によって、部品とそれを構成する直近低次の部品群と部品供給情報を記憶するデータをリンクするようにすると、各生産工程では比較的調査しやすい情報を整備するだけですみ、膨大な情報量となる大規模生産系の部品供給系の全体を記述するデータベースが短時間に整備される。
【0011】
また、本発明では、部品供給系の問題点を顕在化して問題点を発見しやすくする他のシステムを創作した。
このシステムは、部品展開情報と、部品供給情報とを対応付けて記憶している「部品展開情報/部品供給情報」記憶手段を有している。ここでの部品展開情報では、低次部品に対してその供給元の情報が関連付けて記憶されており、かつ、部品生産工程毎に部品展開情報が記憶されている。
またこのシステムは、所定の検索条件に従って部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を検索する手段を有している。検索条件は様々に設定可能であり、所定移動距離を越える部品、所定不良率を超える部品、所定コスト以上の部品、所定リードタイム以上を要する部品等を検索することができる。検索条件は予め設定されていてもよいし、必要に応じて設定するものであってもよい。
このシステムの図式的表示手段では、部品供給系が図式表示され、その図式表示された部品供給系に部品と部品供給情報が表示され、かつ、前記検索手段で検索された部品供給情報に対応付けられている部品及び/又は部品供給情報が、他から識別可能に表示される。所定の検索条件に従って検索された部品供給情報に対応付けられている部品及び/又は部品供給情報が、他から識別可能に表示されると、部品の供給系に存在する問題点(例えば非常に高価な部品の存在等)が顕在化され、問題点の発見が効果的に支援される。
【0012】
各部品供給情報の基準値を記憶している手段が付加されていることが好ましい。
また検索条件は様々に設定可能であるが、検索手段が基準値を検索条件として検索することが好ましい。さらに基準値を満たさないとして検索された項目に対して、基準値を達成するための標準的対策リストをあわせて表示する手段が付加されていることが好ましい。
例えば、部品を構成する低次部品の移動距離が記憶されている場合に、所定以上の移動距離を要する部品を検索することができる。この場合、移動距離短縮する標準的対策、例えば、部品を生産する生産工程の取捨選択等の対策が示されると、問題点の存在とそれに対する対策が示され、部品供給系の問題点が急速に改善されるものと期待される。
【0013】
図式化された部品展開情報に展開された低次の各部品に対して生産工程が対応して表示されることが好ましい。
この場合、同一部品を生産する部品供給工程が重複している実態や、部品供給に問題の多い部品供給工程が一目瞭然となり、必要な対策がとり易くなる。あるいは、優れた部品供給工程が一目瞭然となり、部品供給工程側にとっては自己の能力が適正に評価される機会が得られ、部品の供給を受ける工程側にとっては優秀な部品供給工程を見つけやすくなる。あるいは、優秀な部品供給経路を確立しやすくなる。即ち、安価で短納期に部品を供給する部品供給系を確立しやすくなる。
【0017】
図式化された部品展開情報の各部品に対応して部品の生産工程から次工程までの物流情報が対応して表示されることが好ましい。
ここでいう物流情報とは、例えば倉庫に在庫しておいてから納入するのか、あるいは、商社を経由して納入されているのか等を示す情報をいう。必要に応じて物流コストが含まれることもある。
物流情報が表示されていると、納入条件に関する無理無駄が視覚化され、問題点が顕在化される。
【0023】
各部品を構成する最低低次の部品から直近低次の部品までのリードタイムを累積したトータルリードタイムと、それを段階毎に分割した分解リードタイムが表示されることが好ましい。
例えば、第4次部品のリードタイムが0.5日、第3次部品のリードタイムが0.5日、第2次部品のリードタイムが0.5日とすると、第1次部品のトータルリードタイムは1.5日と表示され、トータルリードタイムが一目瞭然となる。また例えば、発注から納入までの各供給段階のリードタイムが表示されると、リードタイムの短縮のために有効な対策がとりやすくなる。
【0024】
図式化された部品展開情報の各部品に対応して、高次部品の生産に必要な部品の点数と部品の属性と部品の種類数から選択される少なくとも一種と、部品のコストと、部品のリードタイムとが対比可能に表示されることが好ましい。
この場合、部品構成に関する技術情報と、コスト情報と、リードタイム情報が対比可能に表示されることから、部品供給系を技術面と生産面と物流面から総合的に把握することが可能となり、総合的な対策がとりやすくなる。
なお、上記の項目の他に、必要な他の項目あわせて表示することもできる。
【0025】
本発明では、部品供給系の問題点を顕在化して問題点を発見しやすくする方法を創作した。本発明の方法では、下記の各工程を実行する。すなわち、各部品生産工程で、その生産工程で生産する部品に対応付けてその部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品を生産する生産工程が整備するデータに対するリンク情報を整備し、その直近低次の各部品に対応付けて、部品の移動距離、部品生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイムから選択される少なくとも一種の部品供給情報を整備してデータベースを整備する工程と、各部品供給情報の基準値を設定する工程と、前記リンク情報を活用して、製品を構成する部品群の展開関係と、製品を構成する部品の供給系と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する工程とを実行する。そして、前記図式的表示工程では、部品供給情報を、基準値を満たすか否かによって異なる態様で表示することを特徴とする。
【0026】
本方法では、部品生産工程毎に、生産する部品に対応付けてその部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備する。また、その直近低次の各部品に対応付けて少なくとも1種の部品供給情報を整備する。このときに、直近低次の部品生産工程と部品群について調査するだけで足り、さらに遡及して調査する必要がないために、比較的に容易に信頼のできるデータベースが完成する。
各生産工程で整備されるデータベースに、低次部品の部品を生産する生産工程が整備するデータに対するリンク情報を整備するために、各個独立に整備されたデータベースの群が1つのまとまりのある大規模データベースを構成することになる。
図1の場合、第1次工程のデータ103に第1次部品B1を構成する第2次部品はC1、C2であることが記憶され、第2次工程のデータ105に第2次部品C1を構成する第3次部品はD1、D2であることが記憶され、第3次工程のデータ107に第3次部品D1を構成する第4次部品はE1、E2、E3、E4であることが記憶されている他、第1次工程のデータ103には第2次部品C1を生産部品として記憶している第2次工程のデータ105へのリンク情報が記憶され、第2次工程のデータ105には第3次部品D1を生産部品として記憶している第3次工程のデータ107へのリンク情報が記憶されている。
本方法では、部品供給系が図式表示され、この部品供給系に部品展開関係と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報が表示される。このため、大規模な部品供給系の全体を視覚を通して把握することが可能となる。
その上で、部品供給情報が、基準値を超えたか否かによって異なる態様で表示される。このため、その部品供給系のどの部分において基準値を満たさない部品が存在しているのかが明確化され、問題点の発見に寄与することができる。
【0027】
また、本発明では、部品供給系の問題点を顕在化して問題点を発見しやすくする他の方法を創作した。本方法では、下記の工程を実施する。すなわち、各部品生産工程で、直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品を生産する生産工程が整備するデータに対するリンク情報を整備し、部品供給情報を整備してデータベースを整備する工程と、所定の検索条件に従って部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を検索する工程とを実行する。そして、前記リンク情報を活用して、製品を構成する部品群の展開関係と、製品を構成する部品の供給系と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する工程では、検索された部品供給情報に対応付けられている部品及び/又は部品供給情報を、他から識別可能に表示する。
本方法のように所定の検索条件に従って検索された部品供給情報に対応付けられている部品及び/又は部品供給情報が、他から識別可能に表示されると、部品の供給系に存在する問題点が顕在化され、問題点の発見が効果的に支援される。
【0028】
本発明では、部品供給系の問題点を顕在化して問題点を発見しやすくするためのプログラムを創作した。本発明のプログラムでは、コンピュータに下記の段階を実行させる。すなわち、各部品生産工程で整備するデータベースであって、その生産工程で生産する部品に対応付けてその部品の生産に必要な直近低次の部品群リストと、各直近低次の部品を生産する生産工程が整備するデータに対するリンク情報と、その直近低次の各部品に対応付けた、部品の移動距離、部品生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイムから選択される少なくとも一種の部品供給情報を整備しているデータベースから情報を取得する段階と、各部品供給情報の基準値を設定する段階と、前記リンク情報を活用して、製品を構成する部品群の展開関係と、製品を構成する部品の供給系と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する段階とを実行させる。そして、前記図式的表示段階では、部品供給情報を、基準値を満たすか否かによって異なる態様で表示させる。
本プログラムは、部品供給系を図式表示させ、この部品供給系に部品展開関係と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を表示させる。このため、大規模な部品供給系の全体を視覚を通して把握することが可能となる。
その上で、部品供給情報が、基準値を超えたか否かによって異なる態様で表示させる。このため、その部品供給系のどの部分において基準値を満たさない部品が存在しているのかが明確化され、問題点の発見に寄与することができる。
【0029】
また、本発明では、部品供給系の問題点を顕在化して問題点を発見しやすくするための他のプログラムを創作した。本発明のプログラムでは、コンピュータに下記の段階を実行させる。すなわち、各部品生産工程で整備するデータベースであって、直近低次の部品群リストと、リンク情報と、部品供給情報を整備しているデータベースから情報を取得する段階と、所定の検索条件に従って部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を検索する段階とを実行させる。そして、前記リンク情報を活用して、製品を構成する部品群の展開関係と、製品を構成する部品の供給系と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する段階では、検索された部品供給情報に対応付けられている部品及び/又は部品供給情報を、他から識別可能に表示させる。
本プログラムのように所定の検索条件に従って検索された部品供給情報に対応付けられている部品及び/又は部品供給情報を、他から識別可能に表示させると、部品の供給系に存在する問題点が顕在化され、問題点の発見が効果的に支援される。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一例について説明する。図2に、本発明の実施形態の一例に係わる部品供給系の問題点発見システムのシステム構成を示す。
【0032】
ネットワーク201に、部品供給系の問題点解析用コンピュータ203、自工程コンピュータ207、第1次生産工程に設置されるコンピュータ230、第2次生産工程に設置されるコンピュータ240が接続されている。図示のコンピュータは一部であり、第1次生産工程は複数存在し、第1次生産工程用コンピュータも複数存在する。また、第2次生産工程も複数存在し、第2次生産工程用コンピュータも複数存在する。さらに、第3次生産工程よりも低次のコンピュータもネットワーク201に接続されている。各コンピュータには、入出力装置が接続されている。
【0033】
部品供給系の問題点解析用コンピュータ203には、部品展開情報の各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を検索するための検索プログラムと、基準値と当該基準値を達成するための標準的対策のリストを記憶するデータベースと、生産工程の所在地と名称を記憶しているデータベースが格納されている。また部品供給系データ表(後で説明する)を作成して出力するプログラムが記憶されている。
【0034】
自工程コンピュータ207には、部品供給系データベース作成プログラムと、部品供給系データベースが格納されている。部品供給系データベースには、製品とそれを構成する部品群(第1次部品群)の関係を記憶している部品展開情報と、第1次部品群のそれぞれに関する部品供給情報とを対応付けたデータが記憶されている。
生産工程に設置されているコンピュータ230、240は、そのコンピュータが設置されている生産工程で生産される部品とそれを構成する直近低次の部品群と、その低次部品毎の部品供給情報が入力されて記憶されている。
自工程コンピュータ207と、生産工程コンピュータ230、240等が、ネットワーク201を介してリンクすることにより、1つのまとまりのある大規模データベースを構成している。
【0035】
図3に部品供給系を記述するデータベースの構築段階から問題点の顕在化までの処理手順の全体を示す。
図3のS301で示すように、自工程コンピュータ207と生産工程コンピュータ230、240と、部品供給系データベース作成プログラムを使用して、個々のデータベースの整備を行う。
具体的には図2の207、230、240で示すように、自己の工程で生産する部品(自工程の場合には製品)と、それを構成する直近低次の部品のリストと、直近低次の部品の部品供給情報を調べて入力する。プログラムを使用することにより、これらの情報が定式化した標準フォーマットで整備される。
【0036】
図2に作成されたデータベースの一例を示す。データベースは、自工程コンピュータ207と、生産工程コンピュータ230、240等で構成される。
自工程コンピュータ207のデータベースの製品領域209には、自工程で生産される製品が表示される。ここでは名称「A」で表示されているが、品番等で表示してもよい。また、第1次工程以下では、各工程で生産する部品が製品として表示される。
構成部品領域211には、製品領域209の製品を構成する直近低次の部品群が表示される。図1では、製品「A」を構成する部品として「B1」「B2」が表示されている。第1次コンピュータ230には、「B1」が「C1」「C2」を利用して生産されることが記憶されており、第2次コンピュータ240には、「C1」が「D1」「D2」を利用して生産されることが記憶されている。
【0037】
構成部品生産工程領域213には、直近低次の部品を生産する生産工程を示す表示がなされる。図2では、部品の生産工程の所在地及び名称が示されている。具体的には、部品「B1」は、「岡崎にある工場2のラインAの工程a」と「岡崎にある工場3のラインBの工程b」を意味する「岡崎2Aa」と「岡崎3Bb」で生産されることを例示している。
【0038】
部品点数領域215には、部品点数が数字で表示されている。ここで部品点数とは、一つの製品(第1次工程以下では各工程で生産する部品)を製造するのに使用される直近低次部品の総個数のことをいう。
【0039】
部品種類数・部品属性領域217には、部品の種類数と属性が表示される。ここで、部品の種類数として、同じ部品について何ヴァージョンが製造されているのかが、数字で表示されている。また、部品の属性として、専用品か、共通品か、汎用品かが区別されて表示されるようになっている。図1では、「岡崎2Aa」で生産されている「B1」という部品には2ヴァージョンあり、部品種類として「2」という数字が表示されている。また、「B1」は専用品であるため、部品属性の「専用品」の欄に表示されている。
【0040】
物流情報領域219には、部品の生産工程から納入工程までの物流情報が記憶されている。在庫から出庫されたものが納入される場合は「在庫」、商社を経由して納入される場合には「商社」、納入サービスに対して対価が必要とされる条件で納入される場合は「要対価」という表示がなされている。
【0041】
移動距離領域221には、各部品の生産工程から次工程までの移動距離が、長さに対応して横方向の棒軸で表示されている。例えば、第1次部品B1に対応して、生産工程である「岡崎にある工場2のラインAの工程a」から自工程までの距離が記憶されている。
【0042】
不良率領域223には、部品生産時に不良品が発生する確率がパーセンテージの大きさに対応して横方向の棒軸で表示されている。
【0043】
コスト領域225には、部品のコストが、値段の高さに対応して横方向の棒軸で表示されている。
【0044】
リードタイム領域227には、部品の発注から納入までにかかるリードタイムが、時間の長さに対応して横方向の棒軸で表示されている。ここでリードタイムは、発注から納入までの各段階までのリードタイムに分割して表示され、低次生産工程で受注してから生産完了までに要する仕掛リードタイム、生産完了した部品が出荷されるまでに保管されている在庫リードタイム、低次生産工程と高次生産工程との間での運搬にかかる時間を表す運搬リードタイムのいずれか、又はこれらの和で表示される。図2では、仕掛リードタイムと在庫リードタイムと運搬リードタイムのそれぞれとその総和が表示されている。
【0045】
生産工程コンピュータ230でも同じ構造のデータベースが作成されており、生産工程コンピュータ240でも同じ構造のデータベースが作成されている。この場合、自工程コンピュータ207では第1次部品とされている部品が、第1次工程のコンピュータ230では製品として記憶され、第1次工程のコンピュータ230では第1次部品とされている部品が、第2次工程のコンピュータ240では製品として記憶されている。
【0046】
各コンピュータ207、230、240にばらばらに整備されたデータベースは、低次工程へのリンク情報を活用することにより、必要に応じて高次工程から低次工程へ順にリンクされていく。具体的には、図2の229、233、241に示されているように、直近低次部品を生産する生産工程のコンピュータがリンク先となる。図2の場合、リンク情報229によって、自工程のコンピュータ207の1次部品B1の岡崎2Aaのデータに、岡崎2Aaの生産工程に設置されたコンピュータ230の製品B1のデータがリンクされ、リンク情報233によって、岡崎2Aaの生産工程に設置されたコンピュータ230の部品C1の浜松1Baのデータに、部品C1を生産する浜松1Baに設置されたコンピュータ240の製品C1のデータがリンクされたことを例示している。
図2の場合、製品Aを構成する部品の供給系に関するデータベースは、Aが生産される自工程で整備されたデータベースの製品Aのコラムに混在し、そのコラムにリンクされていることを例示している。第1次部品B1を構成する部品の供給系に関するデータベースは、B1が生産される岡崎2Aaで整備されたデータベースの製品B1のコラムに混在し、そのコラムにリンクされていることを例示している。同様に、第1次部品B1に必要な第2次部品C1を構成する部品の供給系に関するデータベースは、C1が生産される浜松1Baで整備されたデータベースの製品C1のコラムに混在し、そのコラムにリンクされていることを例示している。
リンクされたデータは、部品供給系の解析コンピュータ203で低次から累積された一つのまとまりのある大規模データに編集され、部品群を連鎖で多段階に記憶した部品展開情報となり、部品供給系データベースが完成する(図3、S301)。
このように、各生産工程では比較的調査しやすい直近低次の情報を整備するだけで、膨大な情報量となる大規模生産系の部品供給経路の全体を記述するデータベースが作成される。
【0047】
部品供給系の解析コンピュータ203で編集されて完成した部品供給系データベースは、部品供給系解析コンピュータ203や自工程コンピュータ207の出力装置で表示される(図3、S303)。
【0048】
編集された部品供給系データベースに対して、部品供給系の解析コンピュータ203で検索処理が実行される。図3に表示手順の流れが示されている。まず部品流通情報の項目ごとに、目標とする基準値と、その基準値を満たさない場合の標準的対策を決定してリストとし、部品供給系の解析コンピュータ203にデータベース化する(S305)。次に、基準値を満たさない部品が検索される(S307)。検索結果から、基準値を満たさない部品の名称及び/又は部品供給情報が、部品供給系の解析コンピュータ203の出力装置205に、一見して認識できるように強調表示される。また、それに対する標準的対策リストが併せて表示される。このように、製品を生産する側で構成部品の問題点とそれに対する対策が示されることで、部品供給系の問題点が急速に改善されると期待される。
【0049】
図4に、リンク情報を活用して作成した部品供給系データベースに、基準値と標準的対策が表示された例を示す。この場合は、構成部品領域が多段階のツリー構造に図式化された表示になっている。具体的には、最上段の部品「B1」の欄が構成部品領域の左端まで達しており、部品「B1」が製品「A」の直近低次の部品であることが表されている。また「B1」は「岡崎2Aa」「岡崎3Bb」の2つの生産工程で生産されていることが示されている。「B1」の下段に位置する「C1」の欄は「B1」の欄より一段右寄りからはじまっており、「C1」が「B1」の直近低次の部品であることが表され、「C1」が2つの生産工程で生産されていることが示されている。同様に、「D1」の欄は「C1」の欄よりさらに一段右寄りからはじまっており、「D1」が「C1」の直近低次の部品であり2つの生産工程で生産されていることが示されている。
基準値401には、噴き出し内に具体的な基準値の数値等が示され、また併せてその数値が縦軸方向の直線等で明示される場合もある。例えば、部品点数については401に示すように「2」が基準値とされている。また、移動距離については「200」が基準値とされ、縦軸の直線で明示されている。
また、基準値を満たさない項目については、部品ごとに標準的対策403が表示されている。例えば、構成部品生産工程の欄には、同じ部品が2箇所で生産され、重複数が「2」であるに対し、基準値は「1」であり、その場合の標準対策である「集約化」が必要であることが表示される。この場合、記号「A」は「集約化」を示している。同様に、部品点数については、基準値「2」を上回る「4」個が使用されており、その場合の標準対策である「統合化」(記号B)が必要であることが表示される。部品種類数及び部品属性については、基準値である「共通部品1」を上回る「専用部品2」となっているために、その場合の標準対策である「共通化又は汎用化(記号C)」が必要であることが表示される。以下同様に、基準値を満たさない項目ごとに、基準値を満たすのに標準的な対策が表示される。物流情報について基準が満たされない場合には、「直接納入化(D)」が表示され、移動距離については「短縮化(E)」が表示され、不良率については「品質改良(F)」が表示され、コストについては「部品点数の低減や、汎用部品化(G)」が表示され、リードタイムについては「流通距離の短縮化(H)」等が表示される。なお図示された標準対策は一部であり、複数の標準対策が併記されることがある。
【0050】
図3のS311、S313に示すように、部品供給系データの図式化された表示に基準値と標準対策を併せた表示方法は、様々に変更可能である。
図3のS313の表示例として、部品と部品の供給情報が階層ツリー状に図式表示される例を図5、図6に示す。
図5では、部品供給系データベースに記憶された部品展開情報を階層ツリー構造化して部品ごとにアイコン化してユーザインターフェース上で表示している。501部分は実際のユーザインターフェース上に表示されるものではないが、各部品と該当生産工程との対応関係の理解を助けるための便宜的な記載である。例えば、部品B1のアイコン503をクリックすると、部品B1の部品供給情報と基準値及び標準対策とが一覧として表示される。
【0051】
一覧が表示された例が図6に示されている。601にはボックス603の表示の内訳が示されている。601においてボックスの左側の矢印の下には該当生産工程から直近高次工程までのリードタイムが表示されることが示され、ボックス603の矢印の下に「0.5」という数字で日数が表示されている。また、601のボックス内の「構成部品名」は、ボックス603では「B1」と表示されている。同様に、「生産工程所在地名称」は、ボックス603ではB1を生産する工程の所在地及び名称として、岡崎にある工場2のラインAの工程aを意味する「岡崎2Aa」という表示がされている。その下の「部品点数」は、ボックス603ではB1の生産に使用される部品の点数として「4」という数字が表示されている。また、「部品種類数」は、ボックス603でB1の生産に使用される部品に関し専用品という属性のものが2種使用されるということを意味する「専用2種」という表示がされている。その下の段の「物流情報」については、ボックス603でB1が在庫から出庫されて納入されるということを意味する「在庫」という表示がされている。また、「移動距離」は、ボックス603では岡崎2Aaの生産工程から直近高次工程までの距離を表す「50km」という表示がされている。その次の段の「不良率」は、ボックス603ではB1に関して不良品が発生する確率として「11%」と表示されている。最下段の「コスト」は、ボックス603ではB1の値段として「1050円」と表示されている。また、「累積L/T」とは、最低低次の工程から直近低次の工程までのリードタイムを累積したものであり、ボックス603では「10日」と表示されている。
ボックス603で囲み数字で強調表示されているのは、基準値を満たさないものである。また、ボックス603では、601のボックス内の対策欄に対応して、各供給情報に関する標準対策が表示されている。
このように部品ごとに情報が一括して表示されることにより、その部品についてはどのような項目について問題点が存在するのかが明確となる。
【0052】
図3のS313の表示として、地図上の生産工程の所在地の位置に、部品の供給情報が図式表示される例を図7に示す。
例えば、製品Aについて、部品B1を生産する岡崎2Aaを第1次工程とし、部品C1を生産する浜松1Baを第2次工程とし、部品D1を浜松1Baに納入する生産工程を第3次工程とし、部品E1を前記第3次工程に納入する生産工程を第4次工程とする場合を考える。この場合地図上には、製品Aを生産する自工程がその所在地の位置に「0」(自工程であることを意味する)という表示で示されている(701)。同様に、岡崎2Aaがその所在地の位置に「1」(第1次工程であることを意味する)という表示で(703)、浜松1Baがその所在地の位置に「2」(第2次工程であることを意味する)という表示で(705)、部品D1を浜松1Baに納入する生産工程がその所在地の位置に「3」(第3工程であることを意味する)という表示で(707)、部品E1を前記第3次工程に納入する生産工程がその所在地の位置に「4」(第4次工程であることを示す)という表示で(711)示されている。また、直近高次の生産工程と直近低次の生産工程との間が直線で結ばれている。
これらの表示により、各生産工程の所在地の位置と、各直線で示される直近高次生産工程と直近低次生産工程との間の直線距離が、視覚的に明確になる。
ここで、直近高次生産工程と直近低次生産工程との間の移動距離が基準値より長い場合は、その部分の直線を強調表示することができる。例えば図7では、第3工程707と第4工程711との間の直線距離が、太線で強調表示されている(709)。また、701、703、705、707及び711で示される各工程の表示をクリックすると、各工程で生産される部品に関する供給情報、基準値を満たすか否か及び満たさない場合の標準対策が詳細表示される。例えば「1」の部分(703)をクリックすると、713で示される詳細表示がされる。
【0053】
さらに図3のS313の表示として、各部品供給情報の基準値を満たさないものについて標準対策等を講じた結果の表示の例を、図8に示す。
図8の801内の階層ツリー状の図式表示は図5で既に示されたものであり、製品Aを構成する部品の一部を表すものである。ここに示される各部品B1、C1、D1、D2、E1、E2、E3、E4について、基準値を満たさないものについて標準対策等を講じた結果得られた新たな部品供給系が802内の階層ツリー状の図式に表示されている。標準対策等を講じた結果、部品D2、E2、E3が削除されていることがわかる。また、部品が削除されたことに伴い、低次工程が第3次工程までに減っている。
ここで、どのような対策を講じたかを説明する。例えばD2については、部品属性領域で基準値を満たさないために、「共通化」を意味する標準対策「C」のリストが示された。これに従い部品の共通化を図った結果、D2がD1との共通品となりD1に統合されたため、D2が削除された。また、E2及びE3については、構成部品生産工程領域からE1の生産工程と同じ工場内の異なるラインで生産されていると判明したため、その工場内でE2及びE3を予めE1に組み込み一つの部品とした結果、E2及びE3が削除された。このように部品の数が減少したり、自工程から最低次工程までの工程の連鎖の数が減ったりすることで、製品のコストの低減化やリードタイムの短縮化を図ることが可能となる。
【0054】
標準対策等を講じる前の表示801と標準対策等を講じた後の表示802を比較することで一見して部品の数が減少していることがわかるため、対策を講じることによる効果が明確に把握できる。
さらに、図8の802内の各部品についても、各部品のアイコンをクリックすることにより図6のボックス603で示されたような部品供給情報と基準値及び標準対策とが一覧として表示されるため、対策を講じる前の801内の同一部品のアイコンをクリックして一覧を表示したものと比較することで、どのように各供給情報が最適化されたかを知ることができる。
【0055】
部品供給系データベースはその他にも、様々に検索条件を設定することで、検索処理を行うことができる。図3のS311で検索条件が入力された場合には、検索処理を行い(S313)、検索結果を表示する(S315)。このように検索処理を行うことで、例えば検索条件が基準値である場合には、基準値を満たさない部品とその関連項目とが容易に把握でき、問題点が即時に明確となる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によると、製品の生産工程からみて、どの低次部品とどの低次工程に問題点があるのか、また、その問題点に対してどのような対策をとることができるのか等ということが、全ての生産工程と部品について把握することができる。また各対策を講じた結果として、高次生産工程で保有する低次部品の在庫量を最小にしつつ、高品質な製品を短時間かつ安価に生産にすることができ、効率的な生産供給体系が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 部品展開情報に記憶された、部品の階層ツリー構造の模式図である。
【図2】 部品供給系問題点発見支援システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図3】 部品供給系データベースの作成及び利用手順を示す流れ図である。
【図4】 部品供給系データベースに部品の関連項目と基準値及び対策リストを併せたものを、ユーザインターフェース上に表示した例を示す図である。
【図5】 部品供給系データベースに記憶された部品展開情報を階層ツリー構造化して、部品ごとにアイコン化してユーザインターフェース上で表示した例を示す図である。
【図6】 部品供給系データベースに、部品ごとに部品供給情報と基準値及び標準対策リストを一覧表示した例を示す図である。
【図7】 地図上の生産工程の所在地の位置に、部品の供給情報が図式表示された例を示す図である。
【図8】 各部品供給情報の基準値を満たさないものについて標準対策等を講じた結果の表示を示す図である。
【符号の説明】
201:ネットワーク
203:解析用コンピュータ
207:自工程コンピュータ
230、240:部品工程設置コンピュータ

Claims (12)

  1. 前工程で生産された部品を用いて次工程で高次部品が生産され、その次工程で生産された高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品が生産される連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給するまでの部品供給系に潜む問題点を顕在化させることによって問題点の発見を支援するシステムであり、
    製品とそれを構成する直近低次の部品群リスト(第1次部品群リスト)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品を構成する第2次部品群リストと、第2次部品を構成する第3次部品群リスト等)の連鎖を多段階に記憶している部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次の各部品に対して、部品の移動距離、部品生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイムから選択される少なくとも一種の部品供給情報を対応付けて記憶している「部品展開情報/部品供給情報」記憶手段と、
    各部品供給情報の基準値を記憶している基準値記憶手段と、
    前記「部品展開情報/部品供給情報」記憶手段に記憶されている部品展開関係と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する手段とを有し、
    部品展開情報では、低次部品に対してその供給元の情報が関連付けて記憶されており、かつ、部品生産工程毎に部品展開情報が記憶されており、
    前記図式的表示手段では、部品供給系が図式表示され、その図式表示された部品供給系に部品と部品供給情報が表示され、かつ、部品供給情報は、基準値を満たすか否かによって異なる態様で表示されることを特徴とする部品供給系の問題点発見支援システム。
  2. 前工程で生産された部品を用いて次工程で高次部品が生産され、その次工程で生産された高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品が生産される連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給するまでの部品供給系に潜む問題点を顕在化させることによって問題点の発見を支援するシステムであり、
    製品とそれを構成する直近低次の部品群リスト(第1次部品群リスト)と、低次の部品とそれを構成するより低次の部品群リスト(第1次部品を構成する第2次部品群リストと、第2次部品を構成する第3次部品群リスト等)の連鎖を多段階に記憶している部品展開情報と、部品展開情報に含まれる低次の各部品に対して、部品の移動距離、部品生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイムから選択される少なくとも一種の部品供給情報を対応付けて記憶している「部品展開情報/部品供給情報」記憶手段と、
    所定の検索条件に従って部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を検索する手段と、
    前記「部品展開情報/部品供給情報」記憶手段に記憶されている部品展開関係と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する手段とを有し、
    部品展開情報では、低次部品に対してその供給元の情報が関連付けて記憶されており、かつ、部品生産工程毎に部品展開情報が記憶されており、
    前記図式的表示手段では、部品供給系が図式表示され、その図式表示された部品供給系に部品と部品供給情報が表示され、かつ、前記検索手段で検索された部品供給情報に対応付けられている部品及び/又は部品供給情報が、他から識別可能に表示されることを特徴とする部品供給系の問題点発見支援システム。
  3. 各部品供給情報の基準値を記憶している手段が付加され、
    前記検索手段は基準値を検索条件として検索し、基準値を満たさないとして検索された部品供給情報に対して、基準値を達成するための標準的対策リストをあわせて表示する手段が付加されている請求項の問題点発見支援システム。
  4. 部品生産工程毎に部品展開情報を記憶している手段は、当該生産工程で生産する部品を構成する低次の部品を供給する生産工程に備えられている記憶手段中に当該部品を生産部品として記憶しているデータに対するリンク情報を記憶していることを特徴とする請求項1から3のいずれかの問題点発見支援システム。
  5. 部品展開情報に展開された低次の各部品に対して生産工程が対応して表示されることを特徴とする請求項1から4のいずれかの問題点発見支援システム。
  6. 部品展開情報に各部品の生産工程から次工程までの物流情報が対応して表示されることを特徴とする請求項1から4のいずれかの問題点発見支援システム。
  7. 部品を構成する最低低次の部品から直近低次の部品までのリードタイムを累積したトータルリードタイムと、それを段階毎に分割した分解リードタイムが表示されることを特徴とする請求項1から4のいずれかの問題点発見支援システム。
  8. 部品展開情報に、高次部品の生産に必要な部品の点数と部品の属性と部品の種類数から選択される少なくとも一種と、部品のコストと、部品のリードタイムとが対比可能に表示されることを特徴とする請求項1から4のいずれかの問題点発見支援システム。
  9. 前工程で生産された部品を用いて次工程で高次部品が生産され、その次工程で生産された高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品が生産される連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給するまでの部品供給系に潜む問題点を顕在化させることによって問題点の発見を支援する方法であり、
    各部品生産工程で、その生産工程で生産する部品に対応付けてその部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品を生産する生産工程が整備するデータに対するリンク情報を整備し、その直近低次の各部品に対応付けて、部品の移動距離、部品生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイムから選択される少なくとも一種の部品供給情報を整備してデータベースを整備する工程と、
    各部品供給情報の基準値を設定する工程と、
    前記リンク情報を活用して、製品を構成する部品群の展開関係と、製品を構成する部品の供給系と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する工程とを含み、
    前記図式的表示工程では、部品供給情報を、基準値を満たすか否かによって異なる態様で表示することを特徴とする部品供給系の問題点発見支援方法。
  10. 前工程で生産された部品を用いて次工程で高次部品が生産され、その次工程で生産された高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品が生産される連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給するまでの部品供給系に潜む問題点を顕在化させることによって問題点の発見を支援する方法であり、
    各部品生産工程で、その生産工程で生産する部品に対応付けてその部品の生産に必要な直近低次の部品群リストを整備し、各直近低次の部品を生産する生産工程が整備するデータに対するリンク情報を整備し、その直近低次の各部品に対応付けて、部品の移動距離、部品生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイムから選択される少なくとも一種の部品供給情報を整備してデータベースを整備する工程と、
    所定の検索条件に従って部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を検索する工程と、
    前記リンク情報を活用して、製品を構成する部品群の展開関係と、製品を構成する部品の供給系と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する工程とを含み、
    前記図式的表示工程では、検索された部品供給情報に対応付けられている部品及び/又は部品供給情報を、他から識別可能に表示することを特徴とする部品供給系の問題点発見支援方法。
  11. 前工程で生産された部品を用いて次工程で高次部品が生産され、その次工程で生産された高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品が生産される連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給するまでの部品供給系に潜む問題点を顕在化させることによって問題点の発見を支援するためのプログラムであり、コンピュータに、以下の各段階、すなわち
    各部品生産工程で整備するデータベースであって、その生産工程で生産する部品に対応 付けてその部品の生産に必要な直近低次の部品群リストと、各直近低次の部品を生産する生産工程が整備するデータに対するリンク情報と、その直近低次の各部品に対応付けた、部品の移動距離、部品生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイムから選択される少なくとも一種の部品供給情報を整備しているデータベースから情報を取得する段階と、
    各部品供給情報の基準値を設定する段階と、
    前記リンク情報を活用して、製品を構成する部品群の展開関係と、製品を構成する部品の供給系と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する段階とを実行させ、
    前記図式的表示段階では、部品供給情報を、基準値を満たすか否かによって異なる態様で表示させることを特徴とする部品供給系の問題点発見のためのプログラム。
  12. 前工程で生産された部品を用いて次工程で高次部品が生産され、その次工程で生産された高次部品を次々工程に供給して次々工程でより高次の部品が生産される連鎖が多段階に繰返され、最終部品生産工程で最終部品を生産して製品生産工程に供給するまでの部品供給系に潜む問題点を顕在化させることによって問題点の発見を支援するためのプログラムであり、コンピュータに、以下の各段階、すなわち、
    各部品生産工程で整備するデータベースであって、その生産工程で生産する部品に対応付けてその部品の生産に必要な直近低次の部品群リストと、各直近低次の部品を生産する生産工程が整備するデータに対するリンク情報と、その直近低次の各部品に対応付けた、部品の移動距離、部品生産時の不良率、部品のコスト、部品のリードタイムから選択される少なくとも一種の部品供給情報を整備しているデータベースから情報を取得する段階と、
    所定の検索条件に従って部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を検索する段階と、
    前記リンク情報を活用して、製品を構成する部品群の展開関係と、製品を構成する部品の供給系と、各部品に対応付けて記憶されている部品供給情報を図式的に表示する段階とを実行させ、
    前記図式的表示段階では、検索された部品供給情報に対応付けられている部品及び/又は部品供給情報を、他から識別可能に表示させることを特徴とする部品供給系の問題点発見のためのプログラム。
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