JP2022138499A - 情報管理システム、情報管理方法および情報管理プログラム - Google Patents

情報管理システム、情報管理方法および情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置に関係する情報を管理できる情報管理システムおよび情報管理方法を提供する。【解決手段】装置に関係する情報を管理する情報管理システムは、同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセットを生成する第1の生成手段と、現実に製造された装置に関係する情報と、現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンスを生成する第2の生成手段とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、情報管理システム、情報管理方法および情報管理プログラムに関する。
情報通信技術の発展に伴って、膨大な情報を収集、管理、流通できるようになっている。製造現場での生産管理をより細かい粒度で実現するような試みもなされている。例えば、特許文献1(特開2017-068816号公報)は、オーダ単位で生産管理がなされる製造現場であっても、より細かい生産管理を実現するための構成を開示する。
特開2017-068816号公報
一般的な装置は複数の部品で構成されており、通常、そのような複数の部品は単一の製造者ではなく、複数の製造者によってそれぞれ製造される。また、装置が市場に流通するまでには、様々な過程を経るとともに、装置の使用開始後にはメンテナンスが発生することもある。
本発明は、装置に関係する情報を管理できる情報管理システムおよび情報管理方法を提供する。
本発明のある実施の形態に従えば、装置に関係する情報を管理する情報管理システムが提供される。情報管理システムは、同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセットを生成する第1の生成手段と、現実に製造された装置に関係する情報と、現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンスを生成する第2の生成手段とを含む。
この構成によれば、同一のタイプに属する装置の間で共通な情報については、タイプデータセットを用いることで、複数の装置間で重複なく情報を管理できるとともに、各装置に固有の情報を含むインスタンスを用いることで、各装置についての情報をライフサイクルに亘って収集および管理できる。
情報管理システムは、現実に製造された装置を一意に特定するための識別情報を決定する決定手段をさらに含んでいてもよい。インスタンスは、識別情報に基づくインスタンス識別情報を含んでいてもよい。この構成によれば、各装置を一意に特定する識別情報に基づいて、当該装置についての情報を含むインスタンスを容易に特定できる。
情報管理システムは、現実に製造された装置が使用された履歴をインスタンスに登録する登録手段をさらに含んでいてもよい。この構成によれば、各装置がどのように製造されたのかという情報に加えて、どのように使用されているのかという情報を一つのインスタンスに含めることができる。
インスタンスは、現実に製造された装置に含まれる部品に関係する情報を含むサブインスタンスを含んでいてもよい。この構成によれば、各装置を構成する各部品についても、どのように製造されたのかといった固有の情報を容易に取得できる。
情報管理システムは、現実に製造された装置に含まれる部品に対応するサブインスタンスをインスタンスに関連付ける関連付け手段をさらに含んでいてもよい。この構成によれば、装置が現実に製造される際に決定される個々の部品に応じて、現実に製造される装置の構成をインスタンスに反映できる。
サブインスタンスは、現実に製造された装置に含まれる部品の輸送に係る情報を含んでいてもよい。この構成によれば、部品が製造されてから製品に組み込まれる過程についても、容易に管理できる。
サブインスタンスは、現実に製造された装置に含まれる部品と同一のタイプに属する部品の間で共通な情報からなるサブタイプデータセットを含んでいてもよい。この構成によれば、同一タイプの部品間での情報を重複させなくてもよいので、効率的な情報管理を実現できる。
サブインスタンスは、要求に応じて、インスタンスに含まれる情報を提供する情報提供手段をさらに含んでいてもよい。この構成によれば、様々な情報を格納したインスタンスの利用あるは活用を実現できる。
本発明の別の実施の形態に従えば、装置に関係する情報をコンピュータで管理する情報管理方法が提供される。情報管理方法は、同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセットを生成するステップと、現実に製造された装置に関係する情報と、現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンスを生成するステップとを含む。
本発明のさらに別の実施の形態に従えば、装置に関係する情報を管理する情報管理方法をコンピュータに実行させるための情報管理プログラムが提供される。情報管理プログラムは、コンピュータに、同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセットを生成するステップと、現実に製造された装置に関係する情報と、現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンスを生成するステップとを実行させる。
本発明によれば、装置に関係する情報を管理できる情報管理システムおよび情報管理方法を提供できる。
本実施の形態に係る情報管理システムの概要を示す模式図である。 本実施の形態に係る情報管理システムを構成するサーバ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本実施の形態に係る情報管理システムの設計開発フェーズにおける処理例を示す模式図である。 本実施の形態に係る情報管理システムの製造フェーズおよび使用フェーズにおける処理例を示す模式図である。 本実施の形態に係る情報管理システムのインスタンスの利用例を示す模式図である。 本実施の形態に係る情報管理システムのインスタンスのデータ構造例を示す図である。 図6に示すインスタンスを生成するために使用されるデータ構造例を示す図である。 本実施の形態に係る情報管理システムにおいて実行される情報管理方法の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る情報管理システムにおいて実行される情報管理方法を実現するための機能構成の一例を示す模式図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<A.適用例>
まず、本実施の形態に係る情報管理システム1の全体構成の一例について説明する。図1は、本実施の形態に係る情報管理システム1の概要を示す模式図である。
図1を参照して、情報管理システム1は、装置に関係する情報を管理するものであり、任意の装置についての情報をライフサイクルに亘って収集および管理できるデータ共有プラットフォームを提供する。図1には、データ共有プラットフォームにおいて管理されるある装置(装置A)のインスタンス2の一例を示す。
本明細書において、「インスタンス」は、特定の装置に関するデータの集合を意味する。あるいは、「インスタンス」は、具体的かつ明確に識別可能な特定のタイプのコンポーネントを意味し得る。
また、本明細書において、「タイプ」は、同一のタイプに属するインスタンスが持つ共通の特徴や特質を特定するためのハードウェア要素あるいはソフトウェア要素を意味し、一意に特定される装置番号、開発ドキュメントのセット、製造および試験の説明書、技術資料などを含む。すなわち、「タイプ」は、個別の装置に依存せず、共通な特性や特質などの情報を意味する。
装置Aについてのインスタンス2には、対象の装置を一意に特定するための識別情報(ID)が付与される。より具体的には、対象の装置を一意に特定するための識別情報から生成されるインスタンスID200がインスタンス2に付与される。インスタンスIDは、インスタンス2を一意に特定するためのインスタンス識別情報に相当する。
インスタンス2は、製造品質202と、使用履歴204と、個体構成情報206とを含んでいてもよい。これらの情報は、対象の装置に固有の情報であるため、インスタンスID200に関連付けられることになる。より具体的には、製造品質202は、対象の装置を製造したときの状況を示す情報(例えば、トレサビリティ情報など)を含む。使用履歴204は、対象の装置がユーザにおいて使用された履歴を含む。個体構成情報206は、対象の装置を特定するための情報や、対象の装置を構成する1または複数の部品の情報を含む。
インスタンス2には、さらに、対象の装置の種類を特定するためのタイプID210が付与される。インスタンス2は、タイプID210に関連付けて、タイプ共通情報220を含んでいてもよい。
タイプ共通情報220は、設計データ222と、構成情報224と、データシート226と、マニュアル228とを含む。これらの情報は、対象の装置と同種類の装置に固有の情報であるため、タイプID210に関連付けられることになる。より具体的には、設計データ222は、CADデータなどの情報を含む。構成情報224は、対象の装置を構成する部品の情報などを含む。データシート226は、対象の装置のスペックといった情報を含む。マニュアル228は、対象の装置についての取扱説明書などを含む。なお、これらの情報の実体は、任意の位置に配置しておき、当該配置された実体のURI(Uniform Resource Identifier)だけを格納するようにしてもよい。
ここで、インスタンスID200およびタイプID210について説明する。情報管理システム1が情報を収集および管理する対象の装置は、典型的には、ベルギーのブリュッセルに本部をおくGS1が規定する識別コードであるSGTIN(Serialized Global Trade Item Number)が各装置および各部品に付与されているとする。
SGTINは、商品の種類を特定する商品識別コード(GTIN)と、各商品を一意に特定するシリアル番号とを含む。インスタンスID200は、対象の装置を一意に特定するための識別情報である。インスタンスID200は、例えば、SGTIN全体、あるいは、SGTINに含まれるシリアル番号の部分を用いて生成することができる。
一方、タイプID210は、同一種類の装置を特定するための識別情報である。タイプID210は、例えば、タイプID210は、SGTINに含まれる商品識別コード(GTIN)を用いる。
このように、各装置についてのインスタンス2に、インスタンスID200とタイプID210との2種類を用いることで、対象の装置に固有の情報と、対象の装置と同種類の装置に固有の情報とを効率的に管理することができる。
なお、インスタンスID200は、対象の装置を一意に特定できれば、どのような識別情報を用いてもよい。同様に、タイプID210は、対象の装置のタイプ(種類)を一意に特定できれば、どのような識別情報を用いてもよい。
装置Aについてのインスタンス2には、さらに、装置Aを構成する1または複数の部品のサブインスタンス250が関連付けられてもよい。インスタンスID200に関連付けられる1または複数のサブインスタンス250は、インスタンスID200により特定される現実の装置を構成する1または複数の部品に対応するものとなっている。すなわち、サブインスタンス250の各々は、現実に製造された装置に含まれる部品に関係する情報を含む。
このように、現実の装置の構成に対応させて、インスタンス2に含まれる情報が追加等される。
サブインスタンス250の各々には、対象の部品(例えば、デバイスa)を一意に特定するための識別情報(ID)が付与される。より具体的には、対象のデバイスaを一意に特定するための識別情報に基づいて生成されるインスタンスID260がサブインスタンス250に付与される。また、サブインスタンス250の各々には、対象の部品(例えば、デバイスa)の種類を特定するためのタイプID270が付与される。
サブインスタンス250の各々は、製造品質252と、物流品質254とを含んでいてもよい。これらの情報は、対象の部品に固有の情報であるため、インスタンスID260に関連付けられることになる。より具体的には、製造品質252は、対象の部品を製造したときの状況を示す情報(例えば、トレサビリティ情報など)を含む。物流品質254は、現実に製造された装置に含まれる部品の輸送に係る情報を含む。より具体的には、物流品質254は、対象の部品が部品メーカから装置メーカへ輸送された際の履歴を含む。
サブインスタンス250は、タイプID270に関連付けて、タイプ共通情報280を含んでいてもよい。タイプ共通情報280は、設計データ282と、データシート286と、マニュアル288とを含む。これらの情報は、対象の部品と同種類の装置に固有の情報であるため、タイプID270に関連付けられることになる。より具体的には、設計データ282は、CADデータなどの情報を含む。データシート286は、対象の部品のスペックといった情報を含む。マニュアル228は、対象の部品についての取扱説明書などを含む。なお、これらの情報の実体は、任意の位置に配置しておき、当該配置された実体のURIだけを格納するようにしてもよい。
また、インスタンス2に関連付けられる1または複数のサブインスタンス250の実体についても、任意の位置に配置しておき、当該配置された実体のURIだけを格納するようにしてもよい。
さらに、1つのサブインスタンス250に対応する部品がさらに1または複数の部品で構成されている場合には、サブインスタンス250に1または複数のサブインスタンス250をさらに関連付けてもよい。
このように、対象の装置のインスタンスID200に、1または複数のサブインスタンス250が直接的に関連付けられるとともに、1つのサブインスタンス250に含まれる部品のインスタンスID260に1または複数のサブインスタンス250が階層的に関連付けられてもよい。
インスタンス2は、対象の装置に関与するフェーズおよび/またはステークホルダーによって、追加あるいは更新される。さらに、ステークホルダーによるインスタンス2の利用および活用も想定される。
図1には、典型例として、エンジニアリングチェーン10、および、サプライチェーン20の2つの軸が示されている。
エンジニアリングチェーン10は、フェーズの一例として、企画フェーズ12、開発フェーズ14および製造準備フェーズ16を含む。さらに、エンジニアリングチェーン10のフェーズとしては、調達フェーズ、製造フェーズ、出荷フェーズなどを含んでいてもよい。
サプライチェーン20は、ステークホルダーの一例として、部品メーカ22、物流担当24、装置メーカ26、および、装置ユーザ28を含む。部品メーカ22は、対象の装置を構成する部品の製造者であり、装置メーカ26は、対象の装置の製造者である。物流担当24は、部品メーカ22が製造した部品を装置メーカ26へ輸送する者である。なお、物流担当24は、装置メーカ26が製造した装置を装置ユーザ28へ輸送する者であってもよい。装置ユーザ28は、装置メーカ26が製造した装置を使用する者である。装置ユーザ28は、対象の装置を使用して任意の物を製造する者である。
フェーズおよび/またはステークホルダーによるインスタンス2の追加あるいは更新、ならびに、ステークホルダーによるインスタンス2の利用の詳細については後述する。
<B.サーバ装置のハードウェア構成例>
図2は、本実施の形態に係る情報管理システム1を構成するサーバ装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2を参照して、サーバ装置100は、コンピュータの一例であり、1または複数のプロセッサ102と、1または複数の主メモリ104と、表示部106と、入力部108と、1または複数の通信インターフェイス110と、ストレージ120とを含む。各コンポーネントは、バス112を介して電気的に接続されている。
プロセッサ102は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)などで構成され、ストレージ120に格納された各種プログラムを読み出して、主メモリ104に展開して実行することで、後述するような各種処理を実現する。
表示部106は、液晶ディスプレイなどで構成され、プロセッサ102による処理結果を表示する。入力部108は、キーボードやマウスなどで構成され、ユーザからの操作を受け付ける。通信インターフェイス110は、任意のデバイスとの間でデータをやり取りする。
ストレージ120は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、例えば、OS122と、情報管理プログラム124と、後述するインスタンス2などを含むデータチェーン126とが格納される。
図2には、プロセッサ102がプログラムを実行することで必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードワイヤード回路(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)など)を用いて実装してもよい。すなわち、サーバ装置100で実行される処理および提供する機能は、プロセッサ、ASIC、FPGAなどを含む処理回路(processing circuitry)で実現してもよい。
さらに、複数のサーバ装置100が分散してインスタンス2を管理するようにしてもよいし、情報管理システム1を実現するハードウェアリソースについては、どのようなものを採用してもよい。
<C.インスタンスの利用例>
次に、本実施の形態に係る情報管理システム1が管理するインスタンス2の利用例について説明する。
(c1:設計開発フェーズ)
図3は、本実施の形態に係る情報管理システム1の設計開発フェーズにおける処理例を示す模式図である。図3を参照して、設計開発フェーズにおいては、現実の装置が未だ製造されていない状態であるので、インスタンス2は存在せず、タイプID210に関連付けられたタイプデータセット2Aのみが存在することになる。また、サブインスタンス250も存在せず、サブタイプデータセット250Aのみが存在することになる。
タイプデータセット2Aは、同一のタイプに属する装置の間で共通な情報から構成される。タイプデータセット2Aには、タイプID210が付与されるとともに、タイプ共通情報220が関連付けられる。また、サブタイプデータセット250Aは、現実に製造された装置に含まれる部品と同一のタイプに属する部品の間で共通な情報から構成される。サブタイプデータセット250Aには、タイプID270が付与されるとともに、タイプ共通情報280が関連付けられる。
設計開発フェーズにおいては、基本的には、部品メーカ22による部品の設計開発、および、装置メーカ26による装置の設計開発がそれぞれ独立に行われる。
部品メーカ22は、部品の開発フェーズ14において、部品のタイプID270に関連付けて、タイプ共通情報280(設計データ282、データシート286、マニュアル288など)を情報管理システム1に登録する(データ追加処理50)。また、部品メーカ22は、部品の製造準備フェーズ16においても、部品のタイプID270に関連付けて、タイプ共通情報280(設計データ282、データシート286、マニュアル288など)を情報管理システム1に登録してもよい(データ追加処理52)。タイプ共通情報280は、現実の部品を製造する前段階で、当該部品に共通な静的な情報である。
一方、装置メーカ26は、装置の開発フェーズおよび/または製造準備フェーズにおいて、装置のタイプID210に関連付けて、タイプ共通情報220(設計データ222、構成情報224、データシート226、マニュアル228など)を情報管理システム1に登録する(データ追加処理54)。タイプ共通情報280は、現実の部品を製造する前段階で、当該部品に共通な静的な情報である。このとき、装置メーカ26は、対象の装置に使用する1または複数の部品を特定することで、使用される部品に対応するサブタイプデータセット250Aがタイプデータセット2Aに関連付けられる(ネスト処理56)。
このようなタイプデータセット2Aが予め生成された上で、インスタンス2が生成されることになる。
(c2:製造フェーズ/使用フェーズ)
図4は、本実施の形態に係る情報管理システム1の製造フェーズおよび使用フェーズにおける処理例を示す模式図である。図4を参照して、製造フェーズおよび/または使用フェーズにおいては、現実の装置が製造され、また製造された装置が使用される状態であるので、インスタンス2が生成される。インスタンス2は、現実に製造された装置に関係する情報と、当該現実に製造された装置についてのタイプデータセット2Aとを含むことになる。
部品メーカ22は、部品の製造フェーズにおいて、製造中あるいは製造後の各部品について、サブタイプデータセット250A(図3参照)からサブインスタンス250を生成し、対象の部品を一意に特定する識別情報に基づいて生成されるインスタンスID260を生成したサブインスタンス250に付与する(データ追加処理60)。データ追加処理60において、部品メーカ22は、対象の部品についての製造品質252を情報管理システム1に登録する。
物流担当24は、部品メーカ22が製造した部品の運搬過程において、当該部品についての物流品質254を情報管理システム1に登録する(データ追加処理60)。このとき、部品メーカ22に付与されているSGTINに基づいて、対象のサブインスタンス250(インスタンスID260)が特定される。対象のサブインスタンス250は、物流担当24が特定してもよいし、図示しないサーバ装置100が特定してもよい。
装置メーカ26は、装置の製造フェーズにおいて、製造中あるいは製造後の装置を一意に特定するための識別情報(SGTIN)を決定する。また、装置メーカ26は、タイプデータセット2A(図3参照)からインスタンス2を生成し、対象の装置を一意に特定する識別情報に基づいて生成されるインスタンスID200を生成したインスタンス2に付与するとともに、当該識別情報を個体構成情報206に含める(データ追加処理64)。また、装置メーカ26は、対象の装置についての製造品質202を情報管理システム1に登録する(データ追加処理66)。このように、インスタンス2は、対象の装置の識別情報(SGTIN)に基づくインスタンス識別情報(インスタンスID200)を含む。
さらに、装置メーカ26は、対象の装置に使用した1または複数の部品を特定することで、使用された1または複数の部品に対応する1または複数のサブインスタンス250がインスタンス2に関連付けられる(ネスト処理68)。このように、情報管理システム1は、現実に製造された装置に含まれる部品に対応するサブインスタンス250をインスタンス2に関連付ける。
装置メーカ26が製造した装置が装置ユーザ28に納入されて、装置ユーザ28での使用が開始されると、装置ユーザ28は、対象の装置の使用履歴204を情報管理システム1に登録する(データ追加処理70)。このように、情報管理システム1は、現実に製造された装置が使用された履歴をインスタンス2に登録する。
以上のように、装置メーカ26により製造された装置のインスタンス2を中心として、当該装置を構成している部品および当該装置の使用の履歴などをトータルで管理することができる。
(c3:インスタンス2の利用)
情報管理システム1は、要求に応じて、インスタンス2に含まれる情報を提供することができる。図5は、本実施の形態に係る情報管理システム1のインスタンス2の利用例を示す模式図である。
図5を参照して、例えば、部品メーカ22は、ある部品を組み込んだ装置に何らかの不具合があった場合には、物流担当24が追加した物流品質254を参照して(利用処理72)、装置メーカ26への輸送過程などを検証することができる。
同様に、装置メーカ26は、ある部品を組み込んだ装置に何らかの不具合があった場合には、物流担当24が追加した物流品質254を参照して(利用処理74)、装置メーカ26への輸送過程などを検証することができる。
また、装置メーカ26は、対象の装置に組み込まれた部品について、タイプ共通情報280を参照して、必要な情報を用意に取得できる(利用処理76)。例えば、部品の設計データ282やデータシート286を参照して、対象の装置の設計妥当性などを評価することができる。また、部品のマニュアル288を参照して、発生した不具合の原因究明を行ったり、対象の装置のマニュアルを作成したりできる。
また、装置ユーザ28は、対象の装置のタイプ共通情報220を参照して、使い方を確認したり、仕様への適合の有無を確認したりできる。
なお、他者へ無制限に提供することができない情報も存在し得る。このような場合には、必要に応じて、非公開設定をしてもよい。例えば、図5に示すように、サブインスタンス250の製造品質252および物流品質254、ならびに、設計データ282などを非公開に設定してもよい。この場合、所有者の許諾があれば、他者でもアクセスできるようにしてもよい。
また、インスタンス2の製造品質202、使用履歴204、および個体構成情報206、ならびに、設計データ222および構成情報224などを非公開に設定してもよい。この場合にも、所有者の許諾があれば、他者でもアクセスできるようにしてもよい。
例えば、データ利活用を考慮すると、装置ユーザ28が登録する使用履歴204については、装置ユーザ28との契約等に基づいて有償で他者に提供されてもよい。図5には、部品メーカ22への情報提供(利用処理80)、および、装置メーカ26への情報提供(利用処理82)の例を示す。
別の形態として、複数の装置メーカ26がそれぞれの装置を同一の装置ユーザ28へ納入しており、複数の装置メーカ26が自身で納入した装置のメンテナンス情報を収集しているような場合において、装置ユーザ28の判断あるは許諾によって、設備診断サービスプロバイダのような第三者に必要な範囲のメンテナンス情報を提供することができるようにしてもよい。例えば、装置ユーザ28がメンテナンスを委託する先が装置の情報を参照したいような場合においても、データの流通をスムーズに行うことができる。このとき、設備診断サービスプロバイダから装置ユーザ28へ支払われる対価の一部が、提供されたメンテンサンス情報を収集した装置メーカ26へ提供されるようにしてもよい。このようなスキームを採用すれば、装置ユーザ28、1または複数の装置メーカ26および第三者の間で、データ利用のサイクルを実現できる。
このように、各データの所有者(オーナ)を契約などで取り決めておくことで、収集したデータの利用や流通を簡素化および容易化できる。
(c4:データ構造例)
図6は、本実施の形態に係る情報管理システム1のインスタンス2のデータ構造例を示す図である。図7は、図6に示すインスタンス2を生成するために使用されるデータ構造例を示す図である。
インスタンス2としては、図6に示すような、それぞれの値が階層的に配置されたデータ構造を採用してもよい。図6に示すインスタンス2は、図3に示すタイプデータセット2Aに対して、現実の部品および装置が製造されることに伴って生成されるインスタンスの情報を反映することで生成されてもよい。
図6および図7に示すデータ構造に加えて、インスタンス2および/またはインスタンス2に含まれる各データには、データを一意に特定するための識別情報であるIRDI(International Registration Data Identifier)を付与してもよい。IRDIを利用することで、情報管理システム1へのデータの登録(アップロード)および情報管理システム1が管理するデータの利用(ダウンロード)を容易化できる。
さらに、インスタンス2に含まれる各データにカテゴリ情報を付加してもよい。カテゴリとしては、インスタンスおよびタイプのいずれに属するデータであるか、公開設定および非公開設定のいずれであるかなどが挙げられる。
さらに、インスタンス2および/またはインスタンス2に含まれる各データに対して、所有者(オーナ)を特定する情報を付加してもよい。また、データの階層関係(親子関係)がある場合には、親データのインデックス情報や子データのインデックス情報を付加してもよい。アクセス権限を管理するために、Open Key情報を付加してもよい。
また、同一のインスタンスIDを有するデータの間では、時刻情報を付加することで、時系列でのデータ管理が可能となる。
(c5:実装例)
情報管理システム1が収集および管理するデータは、例えば、ブロックチェーンを用いて複数のサーバ装置で分散して保持するようにしてもよい。ブロックチェーンを用いることで、データの不正な改ざんなどを防止できる。
ブロックチェーンを用いて実装した場合において、各情報に対する公開/非公開の設定については、例えば、分散型Identity(Decentralized identity)あるいはIdentity on Blockchainなどを用いて実現してもよい。
情報管理システム1によるデータの収集および管理は、AAS(Asset Administration Shell)を用いて実装してもよい。AASを用いることにより、収集および管理されるデータが規格化されるため、任意の条件に合致する情報の検索などを効率的、かつ、自動的に行うことができる。AASを利用することで、ユーザを介することなく、例えば、装置の状態に応じて、ボットが必要な情報を検索して、ユーザに表示することも可能である。
<D.処理手順>
図8は、本実施の形態に係る情報管理システム1において実行される情報管理方法の処理手順を示すフローチャートである。図8に示す各ステップは、典型的には、サーバ装置100のプロセッサ102が情報管理プログラム124を実行することで実現される。
図8を参照して、サーバ装置100は、装置メーカ26が登録するタイプ共通情報220(設計データ222、構成情報224、データシート226、マニュアル228など)にタイプID210を付与してタイプデータセット2Aを生成する(ステップS2)。
また、サーバ装置100は、部品メーカ22が登録するタイプ共通情報280(設計データ282、データシート286、マニュアル288など)にタイプID270を付与してサブタイプデータセット250Aを生成する(ステップS4)。
さらに、サーバ装置100は、装置メーカ26が登録する構成情報224に応じて、タイプデータセット2Aに1または複数のサブタイプデータセット250Aを関連付ける(ステップS6)。
以上のような処理手順によって、タイプデータセット2Aおよびサブタイプデータセット250Aが生成される。このように、サーバ装置100は、同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセットを生成する処理を実行する。
続いて、部品メーカ22が任意の部品を製造すると、サーバ装置100は、当該製造された部品を一意に特定する識別情報を決定し(ステップS8)、決定した識別情報に基づいてインスタンスID260を生成し(ステップS10)、生成したインスタンスID260を付与した部品のサブインスタンス250を生成する(ステップS12)。さらに、サーバ装置100は、部品メーカ22が登録する製造品質252をサブインスタンス250に関連付ける(ステップS14)。なお、部品を一意に特定する識別情報を決定処理は、サーバ装置100ではなく、部品メーカ22が実行してもよい。
また、物流担当24が登録する物流品質254をサブインスタンス250に関連付ける(ステップS16)。
続いて、装置メーカ26が1または複数の部品を用いて任意の装置を製造すると、サーバ装置100は、当該製造された装置を一意に特定する識別情報を決定し(ステップS18)、決定した識別情報に基づいてインスタンスID200を生成し(ステップS20)、生成したインスタンスID200を付与した装置のインスタンス2を生成する(ステップS22)。続いて、サーバ装置100は、装置メーカ26が登録する個体構成情報206および製造品質202をインスタンス2に関連付ける(ステップS24)。なお、装置を一意に特定する識別情報を決定処理は、サーバ装置100ではなく、装置メーカ26が実行してもよい。さらに、サーバ装置100は、個体構成情報206を参照して、対象の装置を構成する1または複数の部品のサブインスタンス250を特定し、インスタンス2に関連付ける(ステップS26)。
その後、装置ユーザ28が対象の装置を使用することで生成される使用履歴204が登録されると、サーバ装置100は、使用履歴204をインスタンス2に関連付ける(ステップS28)。
以上のような処理によって、インスタンス2が生成される。このように、サーバ装置100は、現実に製造された装置に関係する情報と、現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンス2を生成する処理を実行する。
また、サーバ装置100は、インスタンス2に含まれる任意のデータの利用が要求されると(ステップS30においてYES)、アクセス元が所定のアクセス権限を有しているか否かを判断する(ステップS32)。
アクセス元が所定のアクセス権限を有していれば(ステップS32においてYES)、サーバ装置100は、要求されたデータをアクセス元へ提供する(ステップS34)。一方、アクセス元が所定のアクセス権限を有していなければ(ステップS32においてNO)、サーバ装置100は、要求されアクセスを拒絶する(ステップS36)。
以上のような処理が繰り返される。
<E.機能構成>
図9は、本実施の形態に係る情報管理システム1において実行される情報管理方法を実現するための機能構成の一例を示す模式図である。図9を参照して、サーバ装置100は、機能構成として、インターフェイス部150と、タイプデータ生成部152と、インスタンス生成部154と、識別情報生成部156と、関連付け部158と、登録部160と、情報提供部162と、タイプデータ格納部170と、インスタンス格納部172とを含む。タイプデータ格納部170およびインスタンス格納部172は、サーバ装置100のストレージ120の少なくとも一部を利用して実現されてもよい。その他の機能構成については、サーバ装置100のプロセッサ102が情報管理プログラム124を実行することで実現されてもよい。
インターフェイス部150は、ステークホルダーの一例である、部品メーカ22、物流担当24、装置メーカ26、および、装置ユーザ28などとの間で情報をやり取りする。
タイプデータ生成部152は、ステークホルダーからの要求に応答して、同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセット2A、および/または、現実に製造された装置に含まれる部品と同一のタイプに属する部品の間で共通な情報からなるサブタイプデータセット250Aを生成する。
インスタンス生成部154は、現実に製造された装置に関係する情報と、現実に製造された装置についてのタイプデータセット2Aとを含むインスタンス2を生成する。
識別情報生成部156は、現実に製造された装置を一意に特定するための識別情報(例えば、SGTIN)を決定する。また、識別情報生成部156は、装置に含まれる部品を一意に特定するための識別情報(例えば、SGTIN)を決定してもよい。
関連付け部158は、現実に製造された装置に含まれる部品に対応するサブインスタンス250をインスタンス2に関連付ける。
登録部160は、ステークホルダーからの要求に応答して、現実に製造された装置が使用された履歴をインスタンス2に登録する。
情報提供部162は、要求に応じて、インスタンス2に含まれる情報を提供する。
タイプデータ格納部170は、タイプデータセット2A、および/または、サブタイプデータセット250Aを格納する。
インスタンス格納部172は、インスタンス2を格納する。
<F.付記>
上述したような本実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
[構成1]
装置に関係する情報を管理する情報管理システム(1)であって、
同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセット(2A)を生成する第1の生成手段(152)と、
現実に製造された装置に関係する情報と、前記現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンス(2)を生成する第2の生成手段(154)とを備える、情報管理システム。
[構成2]
前記現実に製造された装置を一意に特定するための識別情報を決定する決定手段(156)をさらに備え、
前記インスタンスは、前記識別情報に基づくインスタンス識別情報(200)を含む、構成1に記載の情報管理システム。
[構成3]
前記現実に製造された装置が使用された履歴(204)を前記インスタンスに登録する登録手段(160)をさらに備える、構成1または2に記載の情報管理システム。
[構成4]
前記インスタンスは、前記現実に製造された装置に含まれる部品に関係する情報を含むサブインスタンス(250)を含む、構成1~3のいずれか1項に記載の情報管理システム。
[構成5]
前記現実に製造された装置に含まれる部品に対応する前記サブインスタンスを前記インスタンスに関連付ける関連付け手段(158)をさらに備える、構成4に記載の情報管理システム。
[構成6]
前記サブインスタンスは、前記現実に製造された装置に含まれる部品の輸送に係る情報(254)を含む、構成4または5に記載の情報管理システム。
[構成7]
前記サブインスタンスは、前記現実に製造された装置に含まれる部品と同一のタイプに属する部品の間で共通な情報からなるサブタイプデータセット(250A)を含む、構成4~6のいずれか1項に記載の情報管理システム。
[構成8]
要求に応じて、前記インスタンスに含まれる情報を提供する情報提供手段(162)をさらに備える、構成1~7のいずれか1項に記載の情報管理システム。
[構成9]
装置に関係する情報をコンピュータ(100)で管理する情報管理方法であって、
同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセットを生成するステップ(S2,S4)と、
現実に製造された装置に関係する情報と、前記現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンスを生成するステップ(S20)とを備える、情報管理方法。
[構成10]
装置に関係する情報を管理する情報管理方法をコンピュータ(100)に実行させるための情報管理プログラム(124)であって、前記コンピュータに
同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセットを生成するステップ(S2,S4)と、
現実に製造された装置に関係する情報と、前記現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンスを生成するステップ(S20)とを実行させる、情報管理プログラム。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 情報管理システム、2 インスタンス、2A タイプデータセット、10 エンジニアリングチェーン、12 企画フェーズ、14 開発フェーズ、16 製造準備フェーズ、20 サプライチェーン、22 部品メーカ、24 物流担当、26 装置メーカ、28 装置ユーザ、50,52,54,60,64,66,70 データ追加処理、56,68 ネスト処理、72,74,76,80,82 利用処理、100 サーバ装置、102 プロセッサ、104 主メモリ、106 表示部、108 入力部、110 通信インターフェイス、112 バス、120 ストレージ、122 OS、124 情報管理プログラム、150 インターフェイス部、152 タイプデータ生成部、154 インスタンス生成部、156 識別情報生成部、158 関連付け部、160 登録部、162 情報提供部、170 タイプデータ格納部、172 インスタンス格納部、200,260 インスタンスID、202,252 製造品質、204 使用履歴、206 個体構成情報、210,270 タイプID、220,280 タイプ共通情報、222,282 設計データ、224 構成情報、226,286 データシート、228,288 マニュアル、250 サブインスタンス、250A サブタイプデータセット、254 物流品質。

Claims (10)

  1. 装置に関係する情報を管理する情報管理システムであって、
    同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセットを生成する第1の生成手段と、
    現実に製造された装置に関係する情報と、前記現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンスを生成する第2の生成手段とを備える、情報管理システム。
  2. 前記現実に製造された装置を一意に特定するための識別情報を決定する決定手段をさらに備え、
    前記インスタンスは、前記識別情報に基づくインスタンス識別情報を含む、請求項1に記載の情報管理システム。
  3. 前記現実に製造された装置が使用された履歴を前記インスタンスに登録する登録手段をさらに備える、請求項1または2に記載の情報管理システム。
  4. 前記インスタンスは、前記現実に製造された装置に含まれる部品に関係する情報を含むサブインスタンスを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の情報管理システム。
  5. 前記現実に製造された装置に含まれる部品に対応する前記サブインスタンスを前記インスタンスに関連付ける関連付け手段をさらに備える、請求項4に記載の情報管理システム。
  6. 前記サブインスタンスは、前記現実に製造された装置に含まれる部品の輸送に係る情報を含む、請求項4または5に記載の情報管理システム。
  7. 前記サブインスタンスは、前記現実に製造された装置に含まれる部品と同一のタイプに属する部品の間で共通な情報からなるサブタイプデータセットを含む、請求項4~6のいずれか1項に記載の情報管理システム。
  8. 要求に応じて、前記インスタンスに含まれる情報を提供する情報提供手段をさらに備える、請求項1~7のいずれか1項に記載の情報管理システム。
  9. 装置に関係する情報をコンピュータで管理する情報管理方法であって、
    同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセットを生成するステップと、
    現実に製造された装置に関係する情報と、前記現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンスを生成するステップとを備える、情報管理方法。
  10. 装置に関係する情報を管理する情報管理方法をコンピュータに実行させるための情報管理プログラムであって、前記コンピュータに
    同一のタイプに属する装置の間で共通な情報からなるタイプデータセットを生成するステップと、
    現実に製造された装置に関係する情報と、前記現実に製造された装置についてのタイプデータセットとを含むインスタンスを生成するステップとを実行させる、情報管理プログラム。
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