JPH0683693A - オブジェクトを組み合わせて処理を実行するデータ処理装置 - Google Patents

オブジェクトを組み合わせて処理を実行するデータ処理装置

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JPH0683693A
JPH0683693A JP4236641A JP23664192A JPH0683693A JP H0683693 A JPH0683693 A JP H0683693A JP 4236641 A JP4236641 A JP 4236641A JP 23664192 A JP23664192 A JP 23664192A JP H0683693 A JPH0683693 A JP H0683693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
class
data
processing
objects
data processing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4236641A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamitsu Ryu
忠光 龍
Naomi Ichikawa
なおみ 市川
Tetsuo Toshima
哲夫 戸島
Masanobu Toyoda
雅信 豊田
Takeshi Adachi
武史 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Priority to EP19930113655 priority patent/EP0585813A3/en
Publication of JPH0683693A publication Critical patent/JPH0683693A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/28Databases characterised by their database models, e.g. relational or object models
    • G06F16/289Object oriented databases

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合化され得るオブジェクトに関するオブジ
ェクト部品の内容を説明できる呼称を与え,当該呼称に
よって当該オブジェクト部品をアクセスできるようにす
ることを目的としている。 【構成】 複合化され得るオブジェクトに関して,部品
属性ファイル上に,エンティティ・データとメタ・デー
タとを結合したオブジェクト部品を格納しておき,オブ
ジェクト管理部がアクセス可能にし,当該オブジェクト
管理部がオブジェクト部品をアクセスするに当たって,
当該オブジェクト部品の内容を説明できる呼称を与えた
オブジェクト・コマンドを用いるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オブジェクト管理部が
個々のオブジェクトを抽出し、当該個々のオブジェクト
を適宜組み合わせて処理を実行可能にしたオブジェクト
を組み合わせて処理を実行するデータ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ユーザ・データ・データ・ベ
ース上に個々のユーザ・データを格納しておき、データ
ベース・マネージメント・システム(DBMS)によっ
て、上記個々のユーザ・データを管理する方式が知られ
ている。
【0003】また従来から、上記DBMSの管理の下に
ある個々のユーザ・データについて、当該個々のユーザ
・データの性質など(メタ・データ)を記述したメタ・
データ・データ・ベースをもうけ、データ・ディクショ
ナリ・アンド・ディレクトリ・システム(DD/DS)
によって、上記メタ・データを管理する方式が知られて
いる。
【0004】これら各方式において、上記DBMSが管
理するユーザ・データや、上記DD/DSが管理するメ
タ・データについては、従来から例えばデータ順を表わ
す順序番号などで特定されるようにされていた。例え
ば、上記DBMSが管理するユーザ・データについて
は、オブジェクトiDが付与されており、当該オブジェ
クトiDは通常上記順序番号で与えられていることがあ
った。
【0005】勿論、上記メタ・データや上記ユーザ・デ
ータに付されるiDに関して、単なる順序番号(あるい
は特別な意味を持たない記号)を用いる方式に換えて、
上記メタ・データや上記ユーザ・データがもっているデ
ータの意味する所を上記iDによって表現しようとする
ことも行われていた。
【0006】しかし、この場合も、上記ユーザ・データ
単独のものに付されたり、上記メタ・データ単独のもの
に付されたりしていた程度であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記DBMSにて管理
されるユーザ・データ・データ・ベース上の個々のユー
ザ・データ(エンティティ・データ)と、上記DD/D
Sにて管理されるメタ・データ・データ・ベース上の個
々のメタ・データとを結合して、オブジェクト部品とし
て取扱うようにする思想が提起されつつある。
【0008】そして当該オブジェクト部品として取扱う
対象には、いわば原子オブジェクトと呼ばれる最小規模
のオブジェクトから、逐次複合化されている所のカプセ
ル・オブジェクト、イベント・オブジェクト、システム
・オブジェクトなどが存在している。このために、当該
取扱われる対象がきわめて複雑化し複合化し、ある1つ
のオブジェクトが与えられた場合に、当該オブジェクト
がどのような性質をそなえているものかについて、いわ
ば直接の生成担当者しか判断がつかない状況になること
になりかねない。
【0009】このような状況から、上記オブジェクト部
品を構成するメタ・データとエンティティ・データとに
関して、当該メタ・データにはエンティティ・データの
説明文、即ち名称やコメントや、第3者にとって意味の
判る意味データモデル、概略フロー、詳細フロー、ソー
スプログラムなどが記述されることになる。
【0010】したがって、上記オブジェクト部品は、一
般に十分に大きい情報量をもつものとなり、当該オブジ
ェクト部品を、当該オブジェクト部品の内容を簡潔に説
明する呼称を与えることが望まれる。
【0011】本発明は、複合化され得るオブジェクトに
関するオブジェクト部品の内容を説明できる呼称を与
え,当該呼称によって当該オブジェクト部品をアクセス
できるようにすることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。図中の符号101は端局であってデータ処理
装置を構成しているもの、103はLAN又は交換回線
であって他の端局と交信を行うためのものを表わしてい
る。
【0013】また符号202はメタ・データ、203は
実データ(エンティティ・データ)、205は部品属性
ファイル、206はオブジェクト部品、219は通信/
受信部、220はオブジェクト管理部を表わしている。
また符号214は実行処理データであってオブジェクト
部品の1つまたはそれらを組み合わせたものをコンパイ
ルして本番実行処理に適したように展開したもの、符号
205′は部品属性ファイル205と同じものであって
上記の実行処理データ214を含んでいるものを表わし
ている。
【0014】また図示の符号201は本発明において与
えられたオブジェクト・コマンドであって、上述のオブ
ジェクト部品206を特定する呼称として与えられるも
のである。
【0015】当該オブジェクト・コマンド201は、サ
ロゲイトとオブジェクトiDとに大別されるが、サロゲ
イトは次の如きパートからなっている。即ち、 (i)ヘッダ:後述する説明文域や“is−a”階層や
“part−of”階層やシーケンスなどが,幾バイト
目から幾バイト分存在するかを指定する。 (ii)説明文域:オブジェクトの説明文を要約したもの
であってオブジェクトについての本来の意味でのメタ・
データが圧縮して記述される。例えば「誰が作ったか」
「幾バージョン目か」などの説明文に対応する部分を圧
縮して示したものである。 (iii)“is−a”階層:例えば「犬は動物である」と
いう場合の下位「犬」についての上位「動物」との関係
を階層化して、犬の相対位置を表現するが、当該“is
−a”階層には、当該上位「動物」に対して下位「犬」
などが存在している状況を指示する。 (iv)“part−of”階層:例えば「本州」や「九
州」や「四国」は「日本本土」の一部を構成しているも
のであるが、このように例えば「九州」が「日本本土」
の一部を構成しているという構成関係にあることを、当
該“part−of”階層によって位置づけて表現する
ようにする。 (v)シーケンス:複雑に組み合わさったオブジェクト
(複合オブジェクト)には、多くのより細かいオブジェ
クトから成立っている。このような、より細かいオブジ
ェクトの群についての実行順序(分岐を含む)を指示す
る部分を圧縮して表現する。 (vi)オブジェクトiD:従来からのユーザ・データ・
データ・ベースに格納されているデータに対して付与さ
れているiDと同じものが与えられる。
【0016】
【作用】オブジェクト管理部220は、部品属性ファイ
ル205内に、新しくオブジェクト部品206を生成し
たり、存在しているオブジェクト部品を修正したりまた
削除したり、複数のオブジェクト部品を統合して単一の
オブジェクトにまとめたり、単一のオブジェクト部品を
複数のオブジェクト部品に分割したりする機能をもつと
共に次の如き機能をもつ。
【0017】即ち、複数のオブジェクトと交信を行っ
て、個々のオブジェクトの処理順を順序づけて所望する
処理目的に合致した処理を行う機能をもつ。このような
各種処理を行うに当って、オブジェクト管理部220
は、上記オブジェクト・コマンド201をもって、個々
のオブジェクト部品を特定する。
【0018】なお上述のように順序づけられたオブジェ
クト部品の群について、あるいは個々のオブジェクト部
品について、必要に応じて、コンパイルを行って実行処
理データ214を生成し、当該端局101内でのデータ
処理や、LAN又は交換回路103を経由しての他端局
との交信処理時に当該実行処理データ214を用いるよ
うにする(コンパイルされていることからファイル・ア
クセスなどが少なく処理が高速化される)。
【0019】
【実施例】図2(A)(B)は“is−a”階層につい
て説明する説明図である。図2(A)においては、
(i)最上位クラスに記号A,Bが存在し、(ii)最上
位クラスの記号Aに属する第2位クラスに記号A,B,
C,Dが存在し、(iii)第2位クラスの記号Aに属する
第3位クラスに記号A,Bが存在し、(iv)第3位クラ
スの記号Aに属する第4位クラスに記号Aが存在し、
(v)第4位クラスの記号Aに属する第5位クラスに記
号Aが存在し、(vi)第3位クラスの記号Bに属する第
4位クラスに記号A,Bが存在し、(vii)第2位クラス
の記号Dに属する第3位クラスに記号A,Bが存在し、
(viii)第2位クラスの記号Dにつづく第3位クラスの
記号Aに属する第4位クラスに記号A,B,C,Dが存
在するものとして、階層化されたクラスが表現されてい
る。
【0020】図2(B)は図2(A)に示す階層化され
たクラスを記述する構成を示している。夫々のクラス名
に対応して、自己からみてのスーパクラスと自己からみ
てのサブクラスとがあわせて記述され、階層関係内での
位置付けを明瞭にしている。
【0021】図3は“is−a”階層における解読処理
態様を示している。オブジェクト・コマンドにおける
“is−a”手続の分のn桁分が与えられると (S1):桁数mを判断し、 (S2):n=1に初期設定し、 (S3):左側から順に取出し(今第i番目を取出した
とすると)、当該桁の文字を判断する。そして収集す
る。 (S4):当該文字のクラスを、次の桁についての処理
のために遺伝させる(仮にAAクラスであったとすれ
ば、次の第3位クラスの解読については、スーパクラス
AAをもつものから選ぶようにされる)。 (S5):nが終りか否かを調べる。 (S6):ステップS5でYESであれば、それまで集
められたクラスで階層をつくる。 (S7):ステップS6でNOであれば、次の桁の処理
に向かう。
【0022】図4は(A)(B)“part−of”階
層について説明する説明図である。図4(A)に示す場
合には,存在し得るクラス名「A」,「AA」,……
「ACDD」……を列記しておき、当該夫々のクラス名
に対してユニークな値をもつオブジェクト・コマンド内
での“part−of”階層指示コード「0000」,
「0001」,……「01FF」,……を割りつけてゆ
くようにしている。
【0023】このようにすることによって、上記“pa
rt−of”階層指示コードの1つ例えば「01FF」
が与えられると、対応するクラス名「ACDD」が索引
される。当該索引に用いるテーブルを意味変換テーブル
300とする。上記“part−of”階層において
は、或る1つの親クラスに炊いて一般に多数の子クラス
が存在する。このために当該親クラスと子クラスとの関
係を簡潔な「クラス名」をもって表現させることはでき
ない。したがって、例えば図4(A)に示すクラス名
「ACDD」が索引された場合に、当該クラス名「AC
DD」をもって、第2の対応表を索引するようにされ
る。即ち当該クラス名「ACDD」をもって第2の対応
表を索引した結果をもって、例えば、親クラスである所
の「日本本土」が抽出され、かつ子クラスである所の
「本州」や「九州」や「四国」や「北海道」や「沖縄」
が抽出されるようにされる。
【0024】図4(B)は図4(A)に関連して説明し
た処理のフローチャートを表している。 (S8):オブジェクト・コマンド内での“part−
of”階層指示コードをみて、意味変換テーブル300
を索引し、対応するクラス名を得る。 (S9):当該得られたクラス名にもとづいて上述の第
2の対応表を索引し、親クラスと子クラスとのつながり
を得る。 (S10):集められた親クラスと子クラスとで、階層
化されているクラスをつくる。
【0025】以下、より具体的に本発明にいうオブジェ
クトとオブジェクト・コマンドとオブジェクト部品との
関係を説明する。実世界、例えば会社部門についてモデ
ル化を行った例が図5に示される。図5においては、
「従業員」を表わす枠内に、例えば「仕事の型=1」に
属する「秘書」がおり、「仕事の型=2」に属する「リ
ーダ」がおり、「仕事の型=3」に属する「労働者」が
いる。そして「従業員」という枠は「チーム」という枠
に属している。
【0026】「リーダ」は「チーム・リーダ」という関
係の下で「チーム」と関係づけられ、また「労働者」は
「作業単位」という枠内で「労働者・機械」という関係
の下で「機械」と関係づけられる。
【0027】また「チーム」と「機械」とは「機械・作
業場」という関係の下で関係づけられており、「労働
者」と「機械」とはまた「機械・労働者」という関係の
下で関係づけられる。更に「従業員」は「部門・従業
員」という関係の下で「部門」と関係づけられる。
【0028】また更に、「従業員」は「従業員・属性」
という関係の下で「所属」と関係づけられ、「作業単
位」は「作業単位・部品」という関係の下で「部品」と
関係づけられる。
【0029】更にその上で、(1)「部門」はオブジェ
クト「部門名」やオブジェクト「ドル」と関係づけら
れ、(2)「チーム」は、チーム識別番号によってオブ
ジェクト「名前」と関係づけられ、仕事の型によってオ
ブジェクト「従業員番号」と関係づけられ、名前によっ
てオブジェクト「コード名」やオブジェクト「姓」と関
係づけられ、給与によってオブジェクト「ドル」と関係
づけられ、平均給与によってオブジェクト「ドル」と関
係づけられ、部門の平均数によってオブジェクト「数」
と関係づけられ、(3)「秘書」はタイピング速度によ
ってオブジェクト「数」と関係づけられ、(4)「所
属」は、名前によってオブジェクト「名」と関係づけら
れ、歳によってオブジェクト「年」と関係づけられ、
(5)「部品」はオブジェクト「部品番号」やオブジェ
クト「ドル」と関係づけられ、(6)「作業単位・部
品」は数量によってオブジェクト「数」と関係づけら
れ、(7)「作業単位」は必要な時間によってオブジェ
クト「時間」と関係づけられ、(8)「機械」は、オブ
ジェクト「機械番号」やオブジェクト「ドル」やオブジ
ェクト「機械名」と関係づけられ、(9)「機械・労
働」は使用時間によってオブジェクト「時間」と関係づ
けられる。
【0030】図5に示されるモデルは、一般に、例え
ば、丸印を「振る舞い」(あるいはメソッド)とし、角
印を「データ」とし、菱形印を「関係」とすると、図6
に示す如く表わすことができる。即ち、(1)メソッド
aとデータIとがまとめられて1つのより大きいデータ
IVの働きをし、(2)メソッドbとcとが関係αによっ
てデータIIと関係づけられて1つのより大きいデータV
の働きをし、(3)メソッドcとdとが関係βによって
データIII と関係づけられて1つのより大きいデータVI
の働きをし、(4)メソッドeが関係γによってデータ
IVとVとVIと関係づけられて1つの更に大きいデータVI
I の働きをする、のように、互いにまとめられ、からみ
あって、より大きい集団がつくられている形で表わすこ
とができる。
【0031】図6に示す夫々の丸印や角印や菱形印は1
つ1つオブジェクトとして取り扱われ得るものである。
今図6に示すメソッドaとデータIとの如き集まりを考
慮して、図7(A)に示す如きカプセル化を考える。図
7(A)においてカプセルの上方に孔があけられている
のは、メッセージを交信可能であることを示している。
当該図7(A)に示すカプセルの上方の孔を仮にふさい
だとすると、図6に示すメソッドaとデータIとの如き
集まりであるデータIVに相当する。当該データが図7
(B)の左端に示されている。図7(B)の左端のデー
タDに対してメソッドMを付して複合されたオブジェク
トを得ると、図7(B)の中央に示されるデータとな
り、更にその上にメソッドを付して複合されたオブジェ
クトを得ると、図7(B)の右端に示すものとなる。こ
のように複合化していったものが図Bに対応している。
【0032】複合化が行われる態様は、図7(B)の形
に限られるものではない。例えば図7(C)の最左端に
示すオブジェクトにおいてデータDが、メソッドとデー
タとよりなるオブジェクトで置換されると、図7(C)
左端から2番目に示すものとなる。この場合には、図示
のメソッドM1 とデータD1 との間にメッセージ・パッ
シングが必要となり、図7(C)左端から3番目に示す
ものの如くメソッドM 1 が1つのオブジェクトとなる。
この結果、オブジェクトCの中にオブジェクトAとオブ
ジェクトBとが存在し、オブジェクトAとオブジェクト
Bとの間にメッセージ・パッシングが存在するという構
造をもつものとなる。
【0033】また更に、図示のオブジェクトBにおける
メソッドMをオブジェクトB1 とし、オブジェクトBに
おけるデータDをオブジェクトB2 とすると、図7
(C)最右端に示す如く、オブジェクトBの中に、オブ
ジェクトB1 とオブジェクトB2とが存在し、オブジェ
クトB1 とオブジェクトB2 との間にメッセージ・パッ
シングが存在するという構造となる。
【0034】以上説明した如く、後述する所の、いわば
原子オブジェクトが複合化されて、例えばカプセル・オ
ブジェクトとなり、当該カプセル・オブジェクトが複合
化されて例えばイベント・オブジェクトとなり、当該イ
ベント・オブジェクトが複合化されて例えばシステム・
オブジェクトとなる・・・如く、次々と複合化されてゆ
く。
【0035】なお、上記においてデータDとして示され
るものは、一般に、複数個の処理対象単位であり、メソ
ッドMとして示したものは当該複数個の処理対象単位を
どのように利用してゆくかを指示する情報または情報群
と考えてよい。図7において、オブジェクトとして表現
したものは、個々の「処理対象単位」、あるいは個々の
処理対象単位がまとめられて1つのまとまった処理対象
単位として取り扱われ得る「処理対象単位」である。
【0036】上記図6に示す如く、個々のオブジェクト
I、II、III は夫々より大きいオブジェクトIV、V、VI
の一部を構成する。また当該オブジェクトIV、V、VIは
またより大きいオブジェクトVII の一部を構成する。換
言するとオブジェクトIV、V、VIは夫々オブジェクトVI
I からみると当該オブジェクトVII における“イズ・ア
(is-a)”で表される関係や“パート・オブ(part−o
f)”で表わされる関係にある。
【0037】図示のオブジェクトI、II、III を最小単
位と考えるとき、これらオブジェクトI、II、III はい
わば原子オブジェクトである。そしてそれらが集まって
いわばカプセル・オブジェクトと呼ばれるものが形成さ
れ、当該カプセル・オブジェクトなどが集まっていわば
イベント・オブジェクトと呼ばれるものが形成され、更
により大きいシステム・オブジェクトと呼ばれるものが
形成される。
【0038】これらの各オブジェクトを総称して複合オ
ブジェクトと呼んでいる。なお当該複合オブジェクトの
概念の中に、上記原子オブジェクトをも含ませている。
しかし原子オブジェクトは上述の如く最小単位のオブジ
ェクトであり、複合オブジェクトあるいは単にオブジェ
クトと一般に称する場合には上記原子オブジェクトの如
く分解不可能な単体で存在しているものを除外したもの
と考えてよい。
【0039】上述したカプセル化されたオブジェクトは
一般に上記複合オブジェクトがカプセル化されたもので
ある。上記個々のオブジェクトは次の如きモデルをもっ
て表わすことができる。即ち、図8はオブジェクトをモ
デル化して把握するための説明図である。
【0040】或る実世界のもの、例えば写真は、当該写
真を表わす名前と、当該写真がどんなものであるか、例
えば誰の写真で何時撮ったものかなどを表わす性質とを
もって特定することができる。そして当該写真は、
(i)当該写真を特定する呼称としてのコマンドと、(i
i)当該写真のいわば白・黒のドットよりなる絵の実体物
(エンティティ・データ)と、(iii) 当該写真の性質や
上記絵の実体物が格納されている場所などや当該写真に
写っている複数の人などの関係などを記述しているリン
クとをもって、モデル化して把握することができる。
【0041】上述の個々のオブジェクトもまた図8に表
わした如き、コマンドとリンクとエンティティ・データ
とをもって、モデル化して表わすことができる。図9は
モデル化したオブジェクトの働きを説明する図である。
図9左側に示す如くオブジェクトは、コマンドとリンク
とエンティティ・データとをもって表わすことができ、
エンティティ・データには図示の如きドット・データが
与えられていると考えてよい。そして、上述のカプセル
・オブジェクトやイベント・オブジェクトやシステム・
オブジェクトは、一般に、図9右側に示す如く、エンテ
ィティ・データとして他のオブジェクトX、Y、Zを特
定する記述が与えられて当該他のオブジェクトX、Y、
Zと関係づけられ当該他のオブジェクトX、Y、Zのエ
ンティティ・データx、y、zが利用される形となる。
【0042】図10はオブジェクトを取り扱う処理態様
を示す。図中の符号201はオブジェクト・コマンドで
あって、図8や図9に示すコマンドと同じものである。
即ち、当該オブジェクトを特定する際の呼称である。符
号202はメタ・データであって、図8や図9に示すリ
ンクに対応するものと考えてよい。即ち、実データを意
味づけて説明したデータ(実データの説明文)であり、
名称やコメントやコマンドなどであり、更には上述した
“is a”階層関係や“part of”階層関係やオブジェク
ト間のシーケンス関係が記述される。当該コメントは、
実データを説明するに際し実データがどんなものである
かについての意味が判るようにされた説明文であり、ま
た概略フローチャートや詳細フローチャートやソース・
プログラムである。また符号203は図8や図9に示す
エンティティ・データであり、処理実行用のプログラム
は実データの1つとして取り扱われる。
【0043】図10における符号204はコマンド・リ
ンク処理部であって、ディレクトリ処理部とも呼ばれ
る。1つの新しいオブジェクトが出来たとき、当該オブ
ジェクトの呼称であるコマンド(以下、オブジェクト・
コマンドということがある)を設定し、実データ203
やメタ・データ202の格納場所を割り付け、コマンド
・リンク・テーブルを作成する。このとき、オブジェク
トの型を決定し、大きさが決まる。そして、当該コマン
ド・リンク・テーブルを用いて、メタ・データ202と
実データ(エンティティ・データ)203との結合体を
入出力できるようにする。また入出力処理を行う。当該
結合体をオブジェクト部品と名付ける。そして当該オブ
ジェクト部品206は、上記オブジェクト・コマンドを
用いて特定することができる。
【0044】図11は従来から知られているデータベー
スの構成を示す。図中の符号207はデータベース、2
08はデータベース・マネージメント・システム、20
9はユーザ・データ・データベース、210はデータ・
ディクショナリ・アンド・ディレクトリ・システム、2
11はメタ・データ・データベースを表わしている。
【0045】従来から、ユーザ・データをまとめて格納
するユーザ・データ・データベース209が構成されて
おり、データベース・マネージメント・システム(DB
MS)208が一元的に管理を行い、ユーザ・データに
ついての生成や削除や修正や入出力などの処理を行って
いる。
【0046】一方、個々のユーザ・データの数が増大
し、個々のユーザ・データのボリュームが増大してくる
につれて、個々のユーザ・データがどんな役割をもつも
のかなどの説明を行うために、メタ・データが作成され
るようになっている。そして、当該メタ・データをまと
めて格納するメタ・データ・データベース211が用い
られ、当該メタ・データ・データベース211を一元的
に管理するものとして、データ・ディクショナリ・アン
ド・ディレクトリ・システム(DD/DS)がもうけら
れている。
【0047】図10に示した部品属性ファイル205に
おけるオブジェクト部品206は、図11に示すユーザ
・データ・データベース209中のユーザ・データと、
図11に示すメタ・データ・データベース211中のメ
タ・データとを、1つにまとめることができるようにさ
れて1つにまとめられたものであると考えることもでき
る。勿論、図11に示す従来の構成の場合には、データ
ベース・マネージメント・システム208とデータ・デ
ィクショナリ・アンド・ディレクトリ・システム210
とが互いに独立に動作していたものであった。また図1
1に示すユーザ・データ・データベース209の内容と
メタ・データ・データベースの内容とは個別にアクセス
され利用されるものであった。図10に示す場合には、
図10に示す実データ203とメタ・データ202とは
結合され、オブジェクト・コマンドによって特定するこ
とによって、1つのオブジェクト部品206として取扱
い得るようにされている。
【0048】図12はダイナミック・オブジェクト処理
部における動作の一部を説明する図である。図中の符号
212はダイナミック・オブジェクト処理部であって、
シミュレーションなどを行う仮動作モード216と、テ
ストなどを行うインスタント動作モードと、データ処理
を行ないあるいは他端末との交信処理を行う実動動作モ
ードとをもっている。
【0049】符号205は図10に示した部品属性ファ
イルであり、符号205’は当該部品属性ファイル20
5の内容の全部または一部についてコンパイル処理を行
うなどして実動動作を高速度で実行し得るようにまとめ
た実行処理データ214を保持しているものである。な
お実行処理データ214は、処理実行のためのオブジェ
クト・プログラムの場合で言えば、一般に、数10から
数100ステップよりなる処理単位がいわば処理順にシ
リヤルに結合づけられているものである。
【0050】符号213は、上述のオブジェクトであっ
て、一般には、上述の原子オブジェクトの形のままのも
のや、上述のカプセル・オブジェクトの状態のもの、上
述のイベント・オブジェクトの状態のもの、上述のシス
テム・オブジェクトの状態のものの夫々に相当するもの
である。当該オブジェクト213は図10を参照して説
明した如く、オブジェクト部品206の形でオブジェク
ト・コマンドによって特定されるように格納されている
と考えてよい。
【0051】符号215はダイレクト・オブジェクト処
理展開処理を表わしており、上記個々のオブジェクト2
13を展開し、あるいは複数のオブジェクトをまとめて
展開して、実行処理データ214を得る処理を行う。
【0052】図7を参照して上述した如く一般に複合オ
ブジェクトの形で処理対象単位にまとめられて、1つの
ある目的をもった処理を実行するための振る舞いを発揮
する単位となる。そしてそれらは、図10に示した如
く、オブジェクト・コマンド201をもって特定される
オブジェクト部品206の形で、部品属性ファイル20
5に格納されている。
【0053】新しい処理機能を生成するような場合、当
該新しい処理機能を行ない得るようにするために、新し
くオブジェクトが生成されあるいは既存のオブジェクト
が合目的的に結合されて、当該新しい処理機能を発揮す
るオブジェクトが上記オブジェクト部品206の1つと
して用意される。
【0054】当該生成されたオブジェクトについては、
現実に正しく機能するか否かについてシミュレーション
を行ったり、あるいはシミュレーションの終了したもの
については仮動作を行わせてみるなどの処理を行う。こ
の処理が図12図示の仮動作モード216であり、ダイ
ナミック・オブジェクト処理部212は、部品属性ファ
イル205の内容を利用して、該当する処理動作をシミ
ュレーションしてみるようにする。
【0055】仮動作モード216によって一応正常に動
作したオブジェクト213あるいはオブジェクト群につ
いては、このままでは実動動作に当たってオブジェクト
管理部(図13参照)との間で多くの交信を必要として
処理速度が遅いことから、実行処理データ(EXEデー
タ)214に展開される(コンパイルされて1つのEX
Eデータとされる)。当該展開処理が図示のダイレクト
・オブジェクト処理展開処理215において行われ、部
品属性ファイル205’に格納される。
【0056】ダイナミック・オブジェクト処理部212
においては、部品属性ファイル205の内容を利用し
て、所定の処理について一時的に代行処理を行ってみた
り、あるいはテスト処理を行ってみたりする必要が生じ
た場合、上記ダイレクト・オブジェクト処理展開処理2
15を発動して実行処理データ214を生成して、当該
処理を行うことがある。このような処理モードが、図1
2においてインスタント動作モード217として示され
ている。
【0057】また図12図示の本番動作モード218
は、図示の実行処理データ214を用いて、本番の処理
動作を行うモードである。なお部品属性ファイル205
内でのメタ・データには、当該オブジェクトの性質など
に関する意味データが記述されていると共に、自分のオ
ブジェクトからみての上位のオブジェクト(“is-a”で
示されるオブジェクト)についての結合関係や自分のオ
ブジェクトに含まれるより下位のオブジェクト(“part
of”で示されるオブジェクト)群についての結合関係
を指示する記述が存在していると考えてよい。
【0058】図13は端局の構成を示している。図中の
符号202、203、204、205、205’、20
6、212、214は図10や図12に対応している。
また符号101は端局であって実行処理データ214を
用いて処理実行を行いあるいは回線を介して他の端局と
交信を行うものを表わしている。また符号103はLA
Nまたは交換回線などの回線を表わしている。
【0059】端局101内には、更に符号219で示す
通信/受信処理部、符号220で示すオブジェクト管理
部、符号221で示すディスプレイ、符号222で示す
ハイパー言語処理部などが存在している。
【0060】図示のディレクトリ処理部204の処理は
図10を参照して述べた如きものであり、また図示のダ
イナミック・オブジェクト処理部212の処理も図12
を参照して述べた如きものである。
【0061】図13に示す(仮動作サポート)は、図1
2に示した仮動作モード216を行うまでの動作に対応
するサポート機能である。図示のハイパー言語処理部2
22には「部品表示・選択」機能があり、使用可能なオ
ブジェクト部品をディスプレイ221から検索して出力
する。もしも適当なものがなければ新しいオブジェクト
部品として「部品指定」機能を用いて部品指定を行な
う。「属性設定」機能によってクラス・オブジェクト部
品を生み出し、「スキーマ設定」機能などによってイン
スタンス・オブジェクト部品を生み出すことができる。
【0062】ディスプレイ221を用いての「部品表
示」機能には、オブジェクト部品のメタデータである所
の(i)名称やコメントを出力する目次表示、(ii)オブ
ジェクト部品の内容を示すスキーマや属性の表示、(ii
i) クラス属性やインスタンス定数の表示などがある。
【0063】またハイパー言語処理部222による「部
品組み合わせ」機能には、即ちオブジェクト部品を組み
合わせてより大きい複合されたオブジェクト部品を得る
には、クラスの作成に関して属性の追加・変更・削除機
能が用意され、インスタンス定数の作成に関してスキー
マの追加・変更・削除機能が用意されている。
【0064】ハイパー言語処理部222による「ユーザ
画面作成」機能では、画面作成および表示に当たって、
「画面作成および表示」クラスのバッファに画面のデー
タを入れてインスタンスをつくるようにする。このた
め、当該「ユーザ画面作成」機能は画面クラスをインス
タンス化することに相当する。
【0065】またハイパー言語処理部222における
「仮動作」機能では、メッセージをインスタンスが受け
るとクラスで示すメソッドとリンクさせて一次メモリ上
に一時的にカプセル(図C参照)を実現し当該カプセル
のもつ振る舞いを実行するようにする。
【0066】更にハイパー言語処理部222における
「部品変更」の機能は、属性やスキーマの変更・追加・
削除によって、オブジェクト部品を変更する機能であ
る。また「部品登録」機能は、部品属性ファイル205
上に、オブジェクト・コマンド(当該オブジェクト部品
の呼称である)と対応づけて、当該オブジェクト部品を
登録する機能である。
【0067】図13に示す「展開(コンパイル)」は、
図12に示すダイレクト・オブジェクト処理展開処理2
15を表わしている。当該展開の処理では、データ処理
装置の一次メモリの大きさに合わせて、なるべく大きい
実行処理データ214に展開する。
【0068】オブジェクト管理部220は、図13に示
したハイパー言語処理部222を制御して上述の如くオ
ブジェクト部品206を部品属性ファイル205上に保
持させ、図12に示したダイナミック・オブジェクト処
理部212を制御して仮動作モード216やインスタン
ト動作モードや本番動作モード218の各動作を行わせ
る。また、回線103を介してのメッセージ受信に対応
して、仮動作モードでのインスタンス起動を行ない、一
次メモリ上で仮にカプセル化を行ってデータ処理装置を
動かし、当該処理の結果をメッセージ送信するようにす
る。勿論、既に実行処理データ214に展開済みのもの
があれば、それを実行して、相手端局にメッセージ送信
する。
【0069】自己端局101内での処理に当たって、所
望されるオブジェクト部品が自己端局101内に存在し
なかったり、属性がなかったり、スキーマがなかったり
すると、回線103を介して他端局から転送を受けて、
自己端局101内に取り込む所のラーニングを行う。
【0070】図14はオブジェクトをカプセル化する利
点を説明する図である。例えば実行処理データ214を
例にとると、図14(A)に示す如く、当該実行処理デ
ータは一連の命令(又は命令群)250を処理順にシリ
ヤライズされたものとして与えられる。これらの命令
(又は命令群)250の幾つかがまとまって、所定の処
理を実行する即ち或る振る舞いを行う処理単位251を
構成する。
【0071】したがって図14(A)に示す実行処理デ
ータは、図14(B)に示す如く、或る振る舞いを行う
処理単位251が処理順にシリヤライズされたものとみ
ることができる。図14(B)に示す如くシリヤライズ
された実行処理データ214は全体でもって或る特定の
動作を行うためのものである。したがって、他の特定の
処理を行うための実行処理データ214は、組み合わせ
を異にした処理単位251の連結された別の実行処理デ
ータとして与えられる。
【0072】異なる振る舞いを発揮する既存の処理単位
251が多量に得られるにつれて、図14(C)に示す
如く、個々の処理単位251を、所定のメソッドMの下
で、必要に応じて、統合させ、図14(B)に示す実行
処理データ214と同じ動作を行わせるものを得ること
ができる。
【0073】図14(C)に示した処理単位の統合が図
Cに示したカプセル化に相当するものと考えてよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、複
雑に統合されるオブジェクトについて、いわゆるエンテ
ィティ・データとメタ・データとをオブジェクト部品と
して結合されたものとして取扱い得るようにした上で、
当該オブジェクト部品の呼称を与えるオブジェクト・コ
マンド内に上記メタ・データを代用する形でサロゲイト
を記述するようにしている。この結果、当該個々のオブ
ジェクトについての内容が何であるかなどについて上記
オブジェクト・コマンドをもって判断することが比較的
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図を示す。
【図2】“is−a”階層について説明する説明図であ
る。
【図3】“is−a”階層における解読処理態様を示
す。
【図4】“part−of”階層について説明する説明
図である。
【図5】会社部門についてのモデル化の例を示す。
【図6】図5に示す例を抽象化して示した例を示す。
【図7】カプセルを説明する図である。
【図8】オブジェクトをモデル化して説明する図であ
る。
【図9】モデル化したオブジェクトの働きを説明する図
である。
【図10】オブジェクトを取扱う処理態様を示す。
【図11】従来から知られているデータベースの構成を
示す。
【図12】ダイナミック・オブジェクト処理部における
動作の一部を説明する図である。
【図13】端局の構成を示す。
【図14】オブジェクトをカプセル化する利点を説明す
る図である。
【符号の説明】
101 端局 103 LAN又は交換回線 201 オブジェクト・コマンド 202 メタ・データ 203 エンティティ・データ(実データ) 205 部品属性ファイル 205’ 部品属性ファイル 206 オブジェクト部品 214 実行処理データ(EXEデータ) 220 オブジェクト管理部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸島 哲夫 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネットワークエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 豊田 雅信 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネットワークエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 足立 武史 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネットワークエンジニアリング株式会社 内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の処理単位および/または単一の処
    理単位を複合化した複合処理単位をオブジェクトと名付
    け、当該オブジェクトを組み合わせて、所望される処理
    を実行するデータ処理装置において、 上記オブジェクトを、当該オブジェクトを構成するエン
    ティティ・データと当該オブジェクトの性質を記述した
    メタ・データとをもって、オブジェクト部品(206)
    として、部品属性ファイル(205)に格納しておくよ
    う構成すると共に、 オブジェクト管理部(220)が、上記部品属性ファイ
    ル(205)上の上記オブジェクト部品(206)と交
    信して、上記所望される処理を実行するよう構成されて
    なり、 上記オブジェクト部品(206)を、オブジェクト・コ
    マンド(201)をもってデータ処理装置内で特定する
    と共に、 当該オブジェクト・コマンド(201)を、上記メタ・
    データを説明している説明は文を圧縮した情報階層化さ
    れたクラスについての階層情報を表現する情報とを少な
    くとも記述したサロゲイトと、上記エンティティ・デー
    タに相当するインスタンスについて当該インスタンスを
    代表して表現するオブジェクトiDとが結合されたコー
    ドによって表現し、 上記データ処理装置内で上記オブジェクト・コマンド
    (201)をもって上記オブジェクト部品(206)を
    特定し、1つまたは複数のオブジェクト部品(206)
    を結合して、上記所望される処理を実行するようにした
    ことを特徴とするオブジェクトを組み合わせて処理を実
    行するデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記サロゲイトは,当該サロゲイト内で
    の各種情報の記述位置を指示する情報を含む情報が記述
    されるヘッダと,該当するオブジェクトの説明文を圧縮
    して記述する説明文域と,当該オブジェクトの他オブジ
    ェクトに対する階層関係を表す階層情報と,当該オブジ
    ェクト内でのより細かいオブジェクト相互間の実行順序
    を表すシーケンス情報とを有することを特徴とする請求
    項1記載のオブジェクトを組み合わせて処理を実行する
    データ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記サロゲイト内の階層情報を記述する
    に当って、上記階層化されたクラスを、最上位クラスの
    1つを表現する記号と、当該最上位クラスに属するもの
    での第2位クラスの1つを表現する記号と、当該第2位
    クラスに属するものでの第3位クラスの1つを表現する
    記号と、以下同様に第(n−1)位クラスに属するもの
    での第n位クラスの1つを表現する記号とを、順に配置
    したコードをもって記述したことを特徴とする請求項1
    記載のオブジェクトを組み合わせて処理を実行するデー
    タ処理装置。
  4. 【請求項4】 与えられたオブジェクト・コマンド(2
    01)における上記サロゲイトを解読するに当って、上
    記第i位クラスの記号を抽出した後に、当該第i位クラ
    スに属するもののうちでの上記第(i+1)位クラスの
    記号を抽出してゆく処理を実行し、 得られた最上位クラスにおける記号で特定される内容
    と、第2位クラスにおける記号で特定される内容と、・
    ・・第i位クラスにおける記号で特定される内容と第
    (i+1)位クラスにおける記号で特定される内容と、
    ・・・第n位クラスにおける記号で特定される内容と
    に、上記オブジェクトiDを組み合わせて、上記オブジ
    ェクト部品を抽出するようにしたことを特徴とする請求
    項2記載のオブジェクトを組み合わせて処理を実行する
    データ処理装置。
  5. 【請求項5】 上記サロゲイト内の階層情報を記述する
    に当って、上記階層化されたクラスを構成している1つ
    1つのクラス単位に対応して、所定個数の桁よりなるコ
    ードを対応づけるよう構成し、 当該所定個数の桁よりなるコードと上記個々のクラス単
    位との対応表(300)を用意しておき、 与えられた上記コードをもって上記対応表(300)を
    索引して得たクラス単位に対して、上記オブジェクトi
    Dを含む情報を組み合わせて、上記オブジェクト部品を
    抽出するようにしたことを特徴とする請求項1記載のオ
    ブジェクトを組み合わせて処理を実行するデータ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記対応表を索引して得たクラス単位を
    用いて,第2の対応表を索引するよう構成し,当該第2
    の対応表を索引して得た結果によって,“パート・オ
    ブ”階層の下での親クラスと子クラスとを得るようにし
    たことを特徴とする請求項4記載のオブジェクトを組み
    合わせて処理を実行するデータ処理装置。
JP4236641A 1992-09-04 1992-09-04 オブジェクトを組み合わせて処理を実行するデータ処理装置 Withdrawn JPH0683693A (ja)

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