JPH06332784A - オブジェクト指向データ処理システム - Google Patents

オブジェクト指向データ処理システム

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Publication number
JPH06332784A
JPH06332784A JP5122555A JP12255593A JPH06332784A JP H06332784 A JPH06332784 A JP H06332784A JP 5122555 A JP5122555 A JP 5122555A JP 12255593 A JP12255593 A JP 12255593A JP H06332784 A JPH06332784 A JP H06332784A
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JP
Japan
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class
instance
data
processing
world
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Withdrawn
Application number
JP5122555A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamitsu Ryu
忠光 龍
Hiroyuki Izumi
寛幸 泉
Masahiko Murakawa
雅彦 村川
Masanobu Toyoda
雅信 豊田
Takeshi Adachi
武史 足立
Naomi Ichikawa
なおみ 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オブジェクト指向データ処理システムに関
し,新たに生成されたインスタンス,クラスオブジェク
ト,複合オブジェクトを登録し,再利用することを目的
とする。 【構成】 静的モデル,動的モデル,機能的モデルとに
基づいて新しい処理要求に対して,個々のオブジェクト
を組み合わせて処理するオブジェクト指向データ処理シ
ステムにおいて,生成されたインスタンスの登録手段を
備え,新たに生成されたインスタンス,クラスオブジェ
クト,複合オブジェクトを登録し,その属性値,メソッ
ド等を変更することにより再利用できる構成を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】実世界をオブジェクト・モデルと
みなして把握し,当該実世界を外延的外辞と内包とに対
応づけ,内包を情報隠蔽された領域に置き,当該内包を
特定するいわばiD情報を外延的外辞と対応づけて構成
し,当該外延的外辞に対応づけて,上記実世界を,オブ
ジェクトの世界を構成する静的世界と動的世界とで表現
しておき,当該静的世界についてはクラスおよび/また
は複合クラスによってシステムの仕組みを与え,当該動
的世界については,上記クラスおよび/または複合クラ
スのインスタンスによって当該動的モデルの動きを与え
るようにすると共に生成されたインスタンスを登録して
永続化し,当該インスタンスの属性データを変数として
取り扱うことにより,それを基に多数のサブクラス,イ
ンスタンスを生成できるオブジェクト指向データ処理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図14は本発明の場合の如くオブジェク
トをカプセル化する利点を説明する図である。例えば実
行処理データ214を例にとると,図14(A)に示す
如く,当該実行処理データは一連の命令(又は命令群)
250を処理順にシリヤライズされたものとして与えら
れる。これらの命令(又は命令群)250の幾つかがま
とまって,所定の処理を実行する即ち或る振る舞いを行
う処理単位251を構成する。
【0003】したがって図14(A)に示す実行処理デ
ータは,図14(B)に示す如く,或る振る舞いを行う
処理単位251が処理順にシリヤライズされたものとみ
ることができる。図14(B)に示す如くシリヤライズ
された実行処理データ214は全体でもって或る特定の
動作を行うためのものである。したがって,他の特定の
処理を行うための実行処理データ214は,組み合わせ
を異にした処理単位251の連結された別の実行処理デ
ータとして与えられる。
【0004】異なる振る舞いを発揮する既存の処理単位
251が多量に得られるにつれて,図14(C)に示す
如く,個々の処理単位251を,所定のメソッドMの下
で,必要に応じて,統合させ,図14(B)に示す実行
処理データ214と同じ動作を行わせるものを得ること
ができる。
【0005】予めオブジェクトとオブジェクト・コマン
ドとオブジェクト部品との関係を説明しておく。以下,
より具体的に本発明にいうオブジェクトとオブジェクト
・コマンドとオブジェクト部品との関係を説明する。
【0006】実世界,例えば会社部門についてモデル化
を行った例が図15に示される。図15においては,
「従業員」を表わす枠内に,例えば「仕事の型=1」に
属する「秘書」がおり,「仕事の型=2」に属する「リ
ーダ」がおり,「仕事の型=3」に属する「労働者」が
いる。そして「従業員」という枠は「チーム」という枠
に属している。
【0007】「リーダ」は「チーム・リーダ」という関
係の下で「チーム」と関係づけられ,また「労働者」は
「作業単位」という枠内で「労働者・機械」という関係
の下で「機械」と関係づけられる。
【0008】また「チーム」と「機械」とは「機械・作
業場」という関係の下で関係づけられており,「労働
者」と「機械」とはまた「機械・労働者」という関係の
下で関係づけられる。更に「従業員」は「部門・従業
員」という関係の下で「部門」と関係づけられる。
【0009】また更に,「従業員」は「従業員・属性」
という関係の下で「所属」と関係づけられ,「作業単
位」は「作業単位・部品」という関係の下で「部品」と
関係づけられる。
【0010】更にその上で,(1)「部門」はオブジェ
クト「部門名」やオブジェクト「ドル」と関係づけら
れ,(2)「チーム」は,チーム識別番号によってオブ
ジェクト「名前」と関係づけられ,仕事の型によってオ
ブジェクト「従業員番号」と関係づけられ,名前によっ
てオブジェクト「コード名」やオブジェクト「姓」と関
係づけられ,給与によってオブジェクト「ドル」と関係
づけられ,平均給与によってオブジェクト「ドル」と関
係づけられ,部門の平均数によってオブジェクト「数」
と関係づけられ,(3)「秘書」はタイピング速度によ
ってオブジェクト「数」と関係づけられ,(4)「所
属」は,名前によってオブジェクト「名」と関係づけら
れ,歳によってオブジェクト「年」と関係づけられ,
(5)「部品」はオブジェクト「部品番号」やオブジェ
クト「ドル」と関係づけられ,(6)「作業単位・部
品」は数量によってオブジェクト「数」と関係づけら
れ,(7)「作業単位」は必要な時間によってオブジェ
クト「時間」と関係づけられ,(8)「機械」は,オブ
ジェクト「機械番号」やオブジェクト「ドル」やオブジ
ェクト「機械名」と関係づけられ,(9)「機械・労
働」は使用時間によってオブジェクト「時間」と関係づ
けられる。
【0011】図15に示されるモデルは,一般に,例え
ば,丸印を「振る舞い」(あるいはメソッド)とし,角
印を「データ」とし,菱形印を「関係」とすると,図1
6に示す如く一般化して表わすことができる。即ち,
(1)メソッドaとデータIとがまとめられて1つのよ
り大きいデータIVの働きをし,(2)メソッドbとcと
が関係αによってデータIIと関係づけられて1つのより
大きいデータVの働きをし,(3)メソッドcとdとが
関係βによってデータIII と関係づけられて1つのより
大きいデータVIの働きをし,(4)メソッドeが関係γ
によってデータIVとVとVIと関係づけられて1つの更に
大きいデータVII の働きをする,のように,互いにまと
められ,からみあって,より大きい集団がつくられてい
る形で表わすことができる。
【0012】図16に示す夫々の丸印や角印や菱形印は
1つ1つオブジェクトとして取り扱われ得るものであ
る。今図16に示すメソッドaとデータIとの如き集ま
りを考慮して,図17(A)に示す如きカプセル化を考
える。図17(A)においてカプセルの上方に孔があけ
られているのは,メッセージを交信可能であることを示
している。当該図17(A)に示すカプセルの上方の孔
を仮にふさいだとすると,図16に示すメソッドaとデ
ータIとの如き集まりであるデータIVに相当する。当該
データが図17(B)の左端に示されている。図17
(B)の左端のデータDに対してメソッドMを付して複
合されたオブジェクトを得ると,図17(B)の中央に
示されるデータとなり,更にその上にメソッドを付して
複合されたオブジェクトを得ると,図17(B)の右端
に示すものとなる。このように複合化してゆく状態が図
17(C)に対応して示されている。
【0013】複合化が行われる態様は,図17(B)の
形に限られるものではない。例えば図17(C)の最左
端に示すオブジェクトにおいてデータDが,メソッドと
データとよりなるオブジェクトで置換されると,図17
(C)左端から2番目に示すものとなる。この場合に
は,図示のメソッドM1 とデータD1 との間にメッセー
ジ・パッシングが必要となり,図17(C)左端から3
番目に示すものの如くメソッドM1 が1つのオブジェク
トとなる。この結果,オブジェクトCの中にオブジェク
トAとオブジェクトBとが存在し,オブジェクトAとオ
ブジェクトBとの間にメッセージ・パッシングが存在す
るという構造をもつものとなる。
【0014】また更に,図示のオブジェクトBにおける
メソッドMをオブジェクトB1 とし,オブジェクトBに
おけるデータDをオブジェクトB2 とすると,図17
(C)最右端に示す如く,オブジェクトBの中に,オブ
ジェクトB1 とオブジェクトB 2 とが存在し,オブジェ
クトB1 とオブジェクトB2 との間にメッセージ・パッ
シングが存在するという構造となる。
【0015】以上説明した如く,後述する所の,いわば
原子オブジェクトが複合化されて,例えばカプセル・オ
ブジェクトとなり,当該カプセル・オブジェクトが複合
化されて例えばイベント・オブジェクトとなり,当該イ
ベント・オブジェクトが複合化されて例えばシステム・
オブジェクトとなる・・・如く,次々と複合化されてゆ
く。
【0016】なお,上記においてデータDとして示され
るものは,一般に,複数個の処理対象単位であり,メソ
ッドMとして示したものは当該複数個の処理対象単位を
どのように利用してゆくかを指示する情報または情報群
と考えてよい。図17において,オブジェクトとして表
現したものは,個々の「処理対象単位」,あるいは個々
の処理対象単位がまとめられて1つのまとまった処理対
象単位として取り扱われ得る「処理対象単位」である。
【0017】上記図16に示す如く,個々のオブジェク
トI,II,III は夫々より大きいオブジェクトIV,V,
VIの一部を構成する。また当該オブジェクトIV,V,VI
はより大きいオブジェクトVII の一部を構成する。換言
するとオブジェクトIV,V,VIは夫々オブジェクトVII
からみると当該オブジェクトVII における“イズ・ア
(is−a)”で表される関係や“パート・オブ(part−
of)”で表わされる関係にある。
【0018】図示のオブジェクトI,II,III を最小単
位と考えるとき,これらオブジェクトI,II,III はい
わば原子オブジェクトである。そしてそれらが集まって
いわばカプセル・オブジェクトと呼ばれるものが形成さ
れ,当該カプセル・オブジェクトなどが集まっていわば
イベント・オブジェクトと呼ばれるものが形成され,更
により大きいシステム・オブジェクトと呼ばれるものが
形成される。
【0019】これらの各オブジェクトを総称して複合オ
ブジェクトと呼んでいる。なお当該複合オブジェクトの
概念の中に,上記原子オブジェクトをも含ませている。
しかし原子オブジェクトは上述の如く最小単位のオブジ
ェクトであり,複合オブジェクトあるいは単にオブジェ
クトと一般に称する場合には上記原子オブジェクトの如
く分解不可能な単体で存在しているものを除外したもの
と考えてよい。
【0020】上述したカプセル化されたオブジェクトは
一般に上記複合オブジェクトがカプセル化されたもので
ある。実世界は,上記図15に例示される如く,個々の
「処理対象単位」あるいは個々の処理対象単位がまとめ
られて1つのまとまった処理対象単位として取り扱われ
得る「処理対象単位」に該当するオブジェクトが互いに
入り組んで関連し合っている。
【0021】この点に着目して,個々の情報あるいは情
報のかたまりを,夫々の目的をもった処理に対応づけ
て,組み合わせて利用しようとする試みがオブジェクト
指向システムである。
【0022】オブジェクト指向システムにおけるオブジ
ェクトは,それを分類したクラスと,クラスに含まれる
メソッドに具体的データを作用させた結果として得られ
るインスタンス等により構成される。図18は,従来の
オブジェクト指向システムにおけるクラスとインスタン
スの関係を示す。
【0023】クラス600は名称XXXであって,デー
タ項目として,X,Y,Z(X,Y,Zは処理を表すメ
ソッド,データ等を一般化した表現の形)を持つもので
ある。
【0024】インスタンス610は,クラス600のデ
ータ項目X,Y,Z(メソッド)に対して具体的なデー
タを与えて得られた結果のものであって,Xに具体的デ
ータaが与えられ,Yに具体的データbが与えられ,Z
に具体的データcが与えられていることを表す。
【0025】クラスはインスタンスを生成するための鋳
型であり,リレーショナルデータベースシステムにおけ
るスキーマに相当するものである。従って,クラスはシ
ステムにおいて永続的に使用されるものである。
【0026】これに対して,インスタンスは使用クラス
に具体的に処理データを与え,処理することにより得ら
れたものであって,実働プログラムグラムと同等のもの
であり,1つのクラスから写像イメージで多量のインス
タンスオブジェクトが生成される。しかし,このような
インスタンスオブジェクトは,システム特有の条件に基
づいてクラスに作用されて得られる結果であるために,
処理が終了すると消去される非永続的なものであり,リ
レーショナルデータベースシステムにおけるタップルデ
ータに相当するものである。
【0027】クラスやインスタンスオブジェクトは定義
体であるから,実際にCPU上で動くものは,クラスや
インスタンスではなく,EXEプログラム(実行形式プ
ログラム)であり,即ち,オブジェクト管理プログラム
(後述)によって,インスタンスオブジェクトが導出さ
れ,それに対するクラスオブジェクトや実行するための
EXEプログラムやEXEデータ(実行データ)であ
る。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
オブジェクト指向システムでは,クラスオブジェクトは
永続的であったが,その処理結果として得られるインス
タンスオブジェクトは非永続的なものであった。
【0029】しかし,インスタンスとして得られるプロ
グラムは,当該個々のユーザシステムにおいては永続的
に動かされるものである。システムを作成するSE(シ
ステムエンジニア)等からみれば,そのようなSEが作
成しようとするシステムに良く似た他のプログラムがあ
れば,それはインスタンス部品として利用することがで
きるものである。このように新たに生成されたインスタ
ンスオブジェクトを再利用できるようにすれば,インス
タンスオブジェクトも永続化できるものである。また,
同様に新たに生成されたクラスオブジェクト,複合オブ
ジェクトも登録して永続化し,そのメソッド等を変更し
て再利用することも可能となる。
【0030】本発明は,インスタンスオブジェクトを永
続化させて利用できるオブジェクト指向システムを提供
することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。図中の符号310は内部スキーマであって,
新しい目的を与えられた処理要求に対応してクラスや複
合クラスを生成し,また生成されたクラスや複合クラス
(以下,簡単のためクラスをもって両者を代表させるこ
とがある)に対応づけられたインスタンスを生成する。
【0032】符号410は静的世界,420は動的世
界,431は機能的モデルを表している。実世界をオブ
ジェクト・モデルとみなして把握し,当該実世界を外延
的外辞と内包とに対応づけ,(i) 内包が,情報隠蔽され
た領域において,機能的モデル431として,既存のメ
ソッド313やクラス302を格納する(新しく作成さ
れたメソッドやクラスも格納される)形で,システム内
に取り込まれ,(ii)外延(外延的外辞書)が,静的世界
410と動的世界420として,システム内に取り込ま
れている。
【0033】静的世界410は,複数のメソッド313
やクラス302を,新しい処理要求に対応するクラスと
してまとめられ,当該クラスが組み合わされて,当該新
しい処理要求を実行するシステムの仕組みを与える。ま
た動的世界420は,各クラスに対応するインスタンス
を,上記新しい処理要求を実行する処理順に結合され,
セッションがつくられるようにして,当該システムを実
行する動的モデルを与える。
【0034】図中の符号312はクラス・スキーマであ
ってクラスを生成する機能部分,313ないし315は
夫々メソッドであってクラス・スキーマ312によって
上記新しい処理要求に対応するクラスの構成要素として
取り込まれるメソッドである。
【0035】符号316はインスタンス・スキーマであ
って,上記新しい処理要求に対応するクラスの夫々に対
応づけられるインスタンスを生成する機能部分を表して
いる。
【0036】符号303はインスタンス,414は状態
テーブル,415は因果関係制約群,416はクラス変
数/定数を表している。なお状態テーブル414は,上
記新しい処理要求に対応するよう組み上げられたシステ
ムに,構成要素として取り込まれた複数のクラスについ
ての上下関係などを記述したり,使用されるクラス変数
/定数をリンクづけているものと考えてよい。因果関係
制約群415も,状態テーブル414に書き込まれ,図
示の動的世界420におけるセッションを実行する上で
制約となる因果関係を記述している。例えばインスタン
スbを実行するに当たってはインスタンスaが実行済み
でなければならないなどの因果関係が記述されており,
セッションの実行に当たっては当該因果関係がチェック
される。
【0037】500はインスタンス登録手段であって,
生成されたインスタンス,セッションを機能的モデル4
31に登録するものである。登録されたインスタンスは
その属性データの一部もしくは全部を変数化し,それか
ら多数のセブクラス,インスタンスを生成するスーパー
クラスとして使用できるものである。
【0038】
【作用】新しい処理要求に対応するシステムを組み上げ
ることが指示されると,当該システムの構成要素となる
各クラスを生成する。当該各クラスを生成するに当たっ
ては,クラス・スキーマ312に対して,当該クラスを
構成するに必要なメソッドやクラスの名前と当該メソッ
ドやクラスをポイントするポインタとが与えられる。そ
して,当該必要なメソッドやクラスが機能的モデル43
1から,内部スキーマ310側に取り込まれる。当該ク
ラスの生成に対応して,インスタンス・スキーマ316
が,当該クラスを実行する上で必要とするインスタンス
を生成する。そして,生成された各インスタンスは自己
を使用するクラスと対応づけられる。
【0039】上記生成された各クラスは,静的世界41
0内で,状態テーブル414に連結されて,上記の新し
い処理要求に対応すべく組み上げられたシステムにおけ
る構成要素とされる。図示のクラス302′は当該構成
要素とされたクラスを表している。一方,動的世界42
0においては,当該システムを実行するために,各イン
スタンス303が時系列に結合され,セッションが組み
上げられる。そして,当該セッションを実行することに
よって,当該システムが実行されることとなる。または
当該セッションを組み上げることによって,当該システ
ムが実行可能状態に準備されたことになる。
【0040】そして,インスタンス登録手段500は生
成されたインスタンス,セッションの属性データの全部
もしくは一部を変数として取り扱うことにより,それか
ら多数のサブクラス,インスタンスを生成するスーパー
クラスとして使用される。
【0041】また,メソッドを構成要素として持つクラ
スがメソッドを変更された場合,そのクラスも機能的モ
デル431に登録され,オブジェクトとして使用され
る。図2は本発明の逆スーパークラスと逆サブクラス
(同型写像)の関係を示す図である。X,Y,Zはメソ
ッド,データ等である。
【0042】図において,クラス600は データ項目
として,変数X,Y,Zを持つものである。インスタン
ス610は,クラス400のデータ項目の数X,Y,Z
に対して具体的なデータ(定数値)を作用させて得られ
る結果であって,Xを処理した結果がa,Yを処理した
結果がb,Zに処理した結果がcであることを表す。イ
ンスタンス610は機能的モデル431(図1)に登録
されるものである。
【0043】620〜624はインスタンス610の属
性データa,b,cを逆に変数に変えてデータ項目の変
数X’,Y’,Z’に置き換え,クラスオブジェクト
(逆スーパークラス)としたものである。
【0044】620はインスタンス610の属性データ
aをX’で置き換えたものである。621は属性データ
bをY’で置き換えたものである。622は属性データ
cをZ’で置き換えたものである。623は属性データ
aをX’,bをY’て置き換えたものである。624は
a,b,cをそれぞれX’,Y’,Z’で置き換えたも
のであってクラス600と同じものである。
【0045】クラスオブジェクト620〜624に対し
て考えれば,インスタンス610はいわばスーパークラ
スであり,620〜624はインスタンス610のいわ
ばサブクラスに相当する。そこで,本発明では,属性値
を変数として登録されたインスタンス610を逆スーパ
ークラスと称する。また,そのサブクラスとなる620
〜624を逆サブクラスと称する。
【0046】逆スーパークラス610と逆サブクラス6
20の各要素(属性データa,b,c,データ項目
X’,Y’,Z’)が1対1に対応できることから,逆
サブクラス620は逆スーパークラス610の写像であ
る。
【0047】さらに,発展させて,例えば,逆サブクラ
スの620の変数X’をα,β,・・・μの定数値に置
き換えることによりインスタンス630,631,・
・,632が生成される。
【0048】図3は,本発明の準同型写像の説明図であ
る。図において,620は逆サブクラスであって,変数
であるデータ項目X,属性データb,cを持つものであ
る。
【0049】サブクラス640は逆サブクラス620に
データ項目の変数Pを追加して得られるサブクラスであ
る。サブクラス641は逆サブクラス620にデータ項
目の変数Qを追加したものである。従って,サブクラス
640,641に対して逆サブクラス620はスーパー
クラスとなるものである。
【0050】サブクラス640の要素(X,b,c,
P),サブクラス641の要素(X,b,c,Q)は逆
サブクラス(スーパークラス)620の要素に1対1に
対応していないので,準同型写像である。なお,図2に
おけるインスタンス630,インスタンス631,イン
スタンス632のα,β,μも逆サブクラス(インスタ
ンス630,631,632のスーパークラス)のデー
タ項目Xと,対応付けられない内容のものであれば各6
30,631,632は逆サブクラス620の準同型写
像である。
【0051】このようにして,新しい要求に対応して生
成されたインスタンスを機能的モデル431に登録し,
属性値を変数として取り扱えるようにすることにより,
以降の更に新しい処理要求に対応したシステムを組み上
げるために利用することができる。また,新たに生成さ
れたクラスオブジェクト,複合オブジェクトも機能的モ
デル431に登録され,上記インスタンスの場合と同様
にそのメソッド等を他のメソッドに変更してオブジェク
トとして永続的に使用される。
【0052】
【実施例】図4は,本発明で登録されるインスタンスお
よびメソッドを変更されるクラスの例を示す。
【0053】本発明で登録されるインスタンスの属性は
データであっても,メソッドであっても良い。(a)はデ
ータ値に基づいて得られたインスタンスを登録する場合
を示す。
【0054】600はクラスであり,データ項目X,
Y,Zを備えているものである。640はクラス600
から得られたインスタンス(x=a,y=b,z=cと
したもの)を利用してクラス600のXにデータaを作
用させYにデータb(データy=b)を作用させると共
に,Zに変数z’を作用させたクラスを示す。
【0055】(b)は,メソッドの場合であって,クラス
610のX,Y,Zがメソッドであり,650はクラス
610のメソッドYを他のメソッドPに置き換えたクラ
スを示す。
【0056】図5は本発明のクラスオブジェクトの動か
し方を示す。図において,600は名称クラスAのクラ
スである。610は名称Pのインスタンスである。22
0はオブジェクト管理プログラムでクラスオブジェク
ト,インスタンスオブジェクト等を管理するものである
(詳しくは,後述する)。670は生成されたプログラ
ムである。
【0057】S1 オブジェクト管理プログラム220
はオブジェクトPを起動するためのメッセージPを受け
取る。 S2 メッセージPにより,インスタンスPのデータ
(a,b,c)を持ってくる。
【0058】S3 インスタンスPの使用クラスがクラ
スAであることからクラスAのX,Y,Zをもってく
る。X=x,Y=y,Z=zとしてデータを扱っている
ものである。
【0059】S4 X,Y,Zによって,プログラム
X,Y,Zを取り込み,インスタンスPのデータa,
b,cをx=a,y=b,z=cとして作用させ,イン
スタンスの内容が完成される。
【0060】以下,図6〜図13により,本発明のイン
スタンス登録をできるオフ指向データシステムの実施例
について説明する。図6は静的世界と動的世界の説明図
である。
【0061】実世界(例えばユーザの要求)は,当該実
世界を表現する具体的な情報を与える内包402と,当
該実世界400をいわば簡単に表現する外延的外辞40
1とを対応づけてモデル化することができる。情報の交
換に当って,例えば或る実世界400についての情報交
換を行うに当って,当該実世界400について互にその
内包402が理解されている場合には,当該実世界40
0についての外延的外辞401を与えることで足りる。
即ち,いちいち具体的な情報を相手方に通知する必要は
なく,いわばその実世界400の呼称を相手方に通知す
れば足りる。
【0062】図6(A)は静的世界と動的世界の説明図
である。図6(A)において内包402は,上記した理
由から,図6(A)に示す如く,一般に情報が隠蔽され
るものであり,「情報隠蔽の世界」430に対応してい
る。一方,実世界は,当該実世界400についての仕組
みやその仕組みの中での因果関係などを与える「静的世
界」410と,当該実世界の時間的な動きを表現したり
また複数のセッションについての並列処理を許すか否か
を指示したりする「動的世界」420とをもってモデル
化することができる。そして,当該「静的世界」や「動
的世界」と,上述の「情報隠蔽の世界」とが,図6
(A)に示す如く,外延的外辞401によって対応づけ
られている。
【0063】更に言えば,内包402は情報隠蔽の世界
であり,外延的外辞によって特定される内容について当
該内容を規定するデータを含んでいる。この外延的外辞
即ち或る意味を含んだ外延的外辞を使って実世界をシミ
ュレートする。それが,「静的世界」に対応する静的モ
デルであり,「動的世界」に対応する動的モデルであ
る。
【0064】図6(B)は静的モデルと動的モデルと機
能的モデルとの関係の説明図である。図6(B)に示す
静的モデル411は図6(A)に示す静的世界410に
対応するモデルであり,同じく動的モデル421は動的
世界420に対応するモデルである。また図6(A)に
示す情報隠蔽の世界430を機能的モデル431に対応
づけている。
【0065】システムについての仕組みを特定化してゆ
き,また上述した“is−a”や“part−of”などの関係
(テンプレート)を設計することによって,静的モデル
が形成される。そして機能設計が得られ,それに対応す
る形で図1に示すクラス302(あるいは複数のクラス
が更に複合化されて得られるクラス−複合化クラス)が
設計される。
【0066】動的モデルは,上述のクラス302内にイ
ンスタンス・データを割り付けることによって,特定の
処理対象単位(インスタンス)が形成され,当該各処理
対象単位間での時間的な順序関係を設計することによっ
て形成される。そして,静的モデルと動的モデルとの間
に,因果関係による制約が与えられることとなる。
【0067】既存のメソッド313や,クラス302
や,新しく生成されたクラスは機能的モデル431とし
て保持され,以降の更に新しい処理要求に対応したシス
テムを組み上げるために利用されるが,これらメソッド
やクラスがシステムとしてダイナミックに,組み上げら
れて利用されてゆく。当該ダイナミック・オブジェクト
処理について説明する。
【0068】図7はダイナミック・オブジェクト処理部
における動作の一部を説明する図である。上述のメソッ
ドやクラスは後述する図9に示す如くオブジェクト部品
206として,部品属性ファイル205に保持される。
図7に示すダイナミック・オブジェクト処理部212
は,当該オブジェクト部品206を用いて処理を行う。
言うまでもなく,本発明の場合には,上述の如く,各オ
ブジェクト部品206あるいは更に複合された形でのオ
ブジェクト部品206を適宜組み合わせることが可能と
なる。
【0069】図7に示す符号212はダイナミック・オ
ブジェクト処理部であって,シミュレーションなどを行
う仮動作モード216と,テストなどを行うインスタン
ト動作モード217と,データ処理を行ないあるいは他
端末との交信処理を行う本番動作モード218とをもっ
ている。
【0070】符号205は部品属性ファイルであり,符
号205’は当該部品属性ファイル205の内容の全部
または一部についてコンパイル処理を行うなどして実動
動作を高速度で実行し得るようにまとめた実行処理デー
タ214を保持しているものである。なお実行処理デー
タ214は,処理実行のためのオブジェクト・プログラ
ムの場合で言えば,一般に,数10から数100ステッ
プよりなる処理単位がいわば処理順にシリヤルに結合づ
けられているものである。
【0071】符号213は,上述のオブジェクト206
に対応するものであって,一般には,上述の原子オブジ
ェクトの形のままのものや,上述のカプセル・オブジェ
クトの状態のもの,上述のイベント・オブジェクトの状
態のもの,上述のシステム・オブジェクトの状態のもの
の夫々に相当するものである。当該オブジェクト213
は,オブジェクト部品206の形でオブジェクト・コマ
ンドによって特定されるように格納されている。
【0072】符号215はダイレクト・オブジェクト処
理展開処理を表わしており,上記個々のオブジェクト2
13を展開し,あるいは複数のオブジェクトをまとめて
展開して,実行処理データ214を得る処理を行う。
【0073】図14を参照して上述した如く処理単位は
一般に複合オブジェクトの形で処理対象単位にまとめら
れて,1つのある目的をもった処理を実行するための振
る舞いを発揮する単位となる。そしてそれらは,オブジ
ェクト・コマンド201をもって特定されるオブジェク
ト部品206の形で,部品属性ファイル205に格納さ
れている。
【0074】新しい処理要求に対応したシステムに(新
しい処理機能に相当する)を生成するような場合,当該
新しい処理要求に対応する処理を実行し得るようにする
ために,新しくオブジェクトが生成されあるいは既存の
オブジェクトが合目的的に結合されて,当該新しい処理
機能を発揮するオブジェクトが上記オブジェクト部品2
06の1つとして用意される。
【0075】当該生成されたオブジェクトについては,
現実に正しく機能するか否かについてシミュレーション
を行ったり,あるいはシミュレーションの終了したもの
については仮動作を行わせてみるなどの処理を行う。こ
の処理が図7図示の仮動作モード216であり,ダイナ
ミック・オブジェクト処理部212は,部品属性ファイ
ル205の内容を利用して,該当する処理動作をシミュ
レーションしてみるようにする。
【0076】仮動作モード216によって一応正常に動
作したオブジェクト213あるいはオブジェクト群につ
いては,このままでは実動動作に当たってオブジェクト
管理部(図8参照)との間で多くの交信を必要として処
理速度が遅いことから,実行処理データ(EXEデー
タ)214に展開される(コンパイルされて1つのEX
Eデータとされる)。当該展開処理が図示のダイレクト
・オブジェクト処理展開処理215において行われ,部
品属性ファイル205’に格納される。
【0077】ダイナミック・オブジェクト処理部212
においては,部品属性ファイル205の内容を利用し
て,所定の処理について一時的に代行処理を行ってみた
り,あるいはテスト処理を行ってみたりする必要が生じ
た場合,上記ダイレクト・オブジェクト処理展開処理2
15を発動して実行処理データ214を生成して,当該
処理を行うことがある。このような処理モードが,図7
においてインスタント動作モード217として示されて
いる。
【0078】また図7図示の本番動作モード218は,
図示の実行処理データ214を用いて,本番の処理動作
を行うモードである。なお部品属性ファイル205内で
のメタ・データには,当該オブジェクトの性質などに関
する意味データが記述されていると共に,自分のオブジ
ェクトからみての上位のオブジェクト(“is−a”で示
されるオブジェクト)についての結合関係や自分のオブ
ジェクトに含まれるより下位のオブジェクト(“part−
of”で示されるオブジェクト)群についての結合関係を
指示する記述が存在していると考えてよい。
【0079】図8は端局の構成を示している。符号10
1は端局であって実行処理データ214を用いて処理実
行を行いあるいは回線を介して他の端局と交信を行うも
のを表わしている。また符号103はLANまたは交換
回線などの回線を表わしている。
【0080】端局101内には,更に符号219で示す
通信/受信処理部,符号220で示すオブジェクト管理
部,符号221で示すディスプレイ,符号222で示す
ハイパー言語処理部などが存在している。
【0081】図示のディレクトリ処理部204はコマン
ド・リンク処理部であって,デイレクトリ処理部とも呼
ばれる。1つの新しいオブジェクトが出来たとき,当該
オブジェクトの呼称名に対応するコマンド(オブジェク
ト・コマンド)を設定し,実データ203やメタ・デー
タ202の格納場所を割り付け,コマンド・リンク・テ
ーブルを作成する。このときオブジェクトの型を決定
し,大きさが決まる。そして当該コマンド・リンク・テ
ーブルを用いて,メタ・データ202と実データ203
との結合体を入出力できるようにする。
【0082】図8に示す(仮動作サポート)は,図7に
示した仮動作モード216を行うまでの動作に対応する
サポート機能である。図示のハイパー言語処理部222
には「部品表示・選択」機能があり,使用可能なオブジ
ェクト部品をディスプレイ221から検索して出力す
る。もしも適当なものがなければ新しいオブジェクト部
品として「部品指定」機能を用いて部品指定を行なう。
「属性設定」機能によってクラス・オブジェクト部品を
生み出し,「スキーマ」設定機能などによってインスタ
ンス・オブジェクト部品を生み出すことができる。
【0083】ディスプレイ221を用いての「部品表
示」機能には,オブジェクト部品のメタデータである所
の(i)名称やコメントを出力する目次表示,(ii)オ
ブジェクト部品の内容を示すスキーマや属性の表示,
(iii )クラス属性やインスタンス定数の表示などがあ
る。
【0084】またハイパー言語処理部222による「部
品組み合わせ」機能には,即ちオブジェクト部品を組み
合わせてより大きい複合されたオブジェクト部品を得る
には,クラスの作成に関して属性の追加・変更・削除機
能が用意され,インスタンス定数の作成に関してスキー
マの追加・変更・削除機能が用意されている。
【0085】ハイパー言語処理部222による「ユーザ
画面作成」機能では,画面作成および表示に当たって,
「画面作成および表示」クラスのバッファに画面のデー
タを入れてインスタンスをつくるようにする。このた
め,当該「ユーザ画面作成」機能は画面クラスをインス
タンス化することに相当する。
【0086】またハイパー言語処理部222における
「仮動作」機能では,メッセージをインスタンスが受け
るとクラスで示すメソッドとリンクさせて一次メモリ上
に一時的にカプセル(図17参照)を実現し当該カプセ
ルのもつ振る舞いを実行するようにする。
【0087】更にハイパー言語処理部222における
「部品変更」の機能は,図1に示す内部スキーマ310
の機能に対応するものであり,属性やスキーマの変更・
追加・削除によって,オブジェクト部品を変更する機能
である。また「部品登録」機能は,部品属性ファイル2
05上に,オブジェクト・コマンド(当該オブジェクト
部品の呼称である)と対応づけて,当該オブジェクト部
品を登録する機能である。
【0088】図8に示す「展開(コンパイル)」は,図
7に示すダイレクト・オブジェクト処理展開処理215
を表わしている。当該展開の処理では,データ処理装置
の一次メモリの大きさに合わせて,なるべく大きい実行
処理データ214に展開する。
【0089】オブジェクト管理部220は,ハイパー言
語処理部222を制御して上述の如くオブジェクト部品
206を部品属性ファイル205上に保持させ,ダイナ
ミック・オブジェクト処理部212を制御して仮動作モ
ード216やインスタント動作モード217や本番動作
モード218の各動作を行わせる。また,回線103を
介してのメッセージ受信に対応して,仮動作モードでの
インスタンス起動を行ない,一次メモリ上で仮にカプセ
ル化を行ってデータ処理装置を動かし,当該処理の結果
をメッセージ送信するようにする。勿論,既に実行処理
データ214に展開済みのものがあれば,それを実行し
て,相手端局にメッセージ送信する。
【0090】自己端局101内での処理に当たって,所
望されるオブジェクト部品が自己端局101内に存在し
なかったり,属性がなかったり,スキーマがなかったり
すると,回線103を介して他端局から転送を受けて,
自己端局101内に取り込む所のラーニングを行う。
【0091】図9はオブジェクトを取扱う処理態様を示
す。図9に示した部品属性ファイル205におけるオブ
ジェクト部品206は,従来のユーザ・データ・データ
ベース中のユーザ・データと,従来のメタ・データ・デ
ータベース中のメタ・データとを,1つにまとめること
ができるようにされて1つにまとめられたものであると
考えることもできる。勿論,従来の構成の場合には,ユ
ーザ・データデータベースを管理するデータベース・マ
ネージメント・システムとメタ・データ・データベース
を管理するデータ・ディクショナリ・アンド・ディレク
トリ・システムとが互いに独立に動作していたものであ
った。またユーザ・データ・データベースの内容とメタ
・データ・データベースの内容とは個別にアクセスされ
利用されるものであった。図9に示す場合には,図9に
示す実データ203とメタ・データ202とは結合さ
れ,オブジェクト・コマンドによって特定することによ
って,1つのオブジェクト部品206として取り扱い得
るようにされている。
【0092】上記ユーザ・データ・データ・ベース上の
個々のユーザ・データ(エンティティ・データ)と,上
記メタ・データ・データ・ベース上の個々のメタ・デー
タとを結合して,オブジェクト部品として取り扱うよう
にする思想が提起されつつある。
【0093】そして当該オブジェクト部品として取り扱
う対象には,いわば原子オブジェクトと呼ばれる最小規
模のオブジェクトから,逐次複合化されている所のカプ
セル・オブジェクト,イベント・オブジェクト,システ
ム・オブジェクトなどが存在している。このために,当
該取り扱われる対象がきわめて複雑化し複合化し,ある
1つのオブジェクトが与えられた場合に,当該オブジェ
クトがどのような性質をそなえているものかについて,
いわば直接の生成担当者しか判断がつかない状況になる
ことになりかねない。
【0094】このような状況から,上記オブジェクト部
品を構成するメタ・データとエンティティ・データとに
関して,当該メタ・データにはエンティティ・データの
説明文,即ち名称やコメントや,第3者にとって意味の
判る意味データモデル,概略フロー,詳細フロー,ソー
スプログラムなどが記述されることになる。
【0095】したがって,上記オブジェクト部品は,一
般に十分に大きい情報量をもつものとなり,当該オブジ
ェクト部品を,当該オブジェクト部品の内容を簡潔に説
明する呼称を与えることが望まれる。
【0096】本発明においては,複合化され得るオブジ
ェクトに関するオブジェクト部品の内容を説明できる呼
称を与え,当該呼称によって当該オブジェクト部品をア
クセスできるようにしている。
【0097】図10はオブジェクト管理を行う構成図を
示す。図中の符号101は端局であってデータ処理装置
を構成しているもの,103はLAN又は交換回線であ
って他の端局と交信を行うためのものを表している。
【0098】また符号202はメタ・データ,203は
実データ(エンティティ・データ),205は部品属性
ファイル,206はオブジェクト部品,219は通信/
受信部,220はオブジェクト管理部を表している。ま
た符号214は実行処理データであってオブジェクト部
品の1つまたはそれらを組み合わせたものをコンパイル
して本番実行処理に適したように展開したもの,符号2
05’は部品属性ファイル205と同じものであって上
記の実行処理データ214を含んでいるものを表してい
る。
【0099】また図示の符号201は本発明において与
えられたオブジェクト・コマンドであって,上述のオブ
ジェクト部品206を特定する呼称として与えられるも
のである。
【0100】当該オブジェクト・コマンド201は,シ
グニチャー(サロゲイト)とオブジェクトiDとに大別
されるが,サロゲイトは次の如きパートからなってい
る。即ち, (i) ヘッダ:後述する説明文域や“is−a”階層や
“part−of”階層やシーケンスなどが,幾バイト
目から幾バイト分存在するかを指定する。 (ii)説明文域:オブジェクトの説明文を要約したもので
あってオブジェクトについての本来の意味でのメタ・デ
ータが圧縮して記述される。例えば「誰が作ったか」
「幾バージョン目か」などの説明文に対応する部分を圧
縮して示したものである。 (iii) “is−a”階層:例えば「犬は動物である」と
いう場合の下位「犬」についての上位「動物」との関係
を階層化して,犬の相対位置を表現するが,当該“is
−a”階層には,当該上位「動物」に対して下位「犬」
などが存在している状況を指示する。 (iv)“part−of”階層:例えば「本州」や「九
州」や「四国」は「日本本土」の一部を構成しているも
のであるが,このように例えば「九州」が「日本本土」
の一部を構成しているという構成関係にあることを,当
該“part−of”階層によって位置づけて表現する
ようにする。 (v) シーケンス:複雑に組み合わさったオブジェクト
(複合オブジェクト)には,多くのより細かいオブジェ
クトから成立っている。このような,より細かいオブジ
ェクトの群についての実行順序(分岐を含む)を指示す
る部分を圧縮して表現する。 (vi)オブジェクトiD:従来からのユーザ・データ・デ
ータ・ベースに格納されているデータに対して付与され
ているiDと同じものが与えられる。
【0101】オブジェクト管理部220は,部品属性フ
ァイル205内に,新しくオブジェクト部品206を生
成したり,存在しているオブジェクト部品を修正したり
また削除したり,複数のオブジェクト部品を統合して単
一のオブジェクトにまとめたり,単一のオブジェクト部
品を複数のオブジェクト部品に分割したりする機能をも
つと共に次の如き機能をもつ。
【0102】即ち,複数のオブジェクトと交信を行っ
て,個々のオブジェクトの処理順を順序づけて所望する
処理要求に合致した処理を行う機能をもつ。このような
各種処理を行うに当たって,オブジェクト管理部220
は,上記オブジェクト・コマンド201をもって,個々
のオブジェクト部品を特定する。
【0103】なお上述のように順序づけられたオブジェ
クト部品の群について,あるいは個々のオブジェクト部
品について,必要に応じて,コンパイルを行って実行処
理データ214を生成し,当該端局101内でのデータ
処理や,LAN又は交換回線103を経由しての他端局
との交信処理時に当該実行処理データ214を用いるよ
うにする(コンパイルされていることからファイル・ア
クセスなどが少なく処理が高速化される)。
【0104】図11は複数のクラス間での関係を説明す
る説明図である。図11(A)は或るクラスXと他のク
ラスYとが“is−a”の関係にある場合を表してい
る。例えばクラスXが「車」に関するプログラムである
とし,クラスYが「乗用車」に関するプログラムである
とする如き関係にある場合を表している。
【0105】図11(A)の場合,クラスXに関してメ
ソッドa,b,cが取り込まれており,クラスYに関し
てメソッドd,eが取り込まれているものとして示され
ている。このような場合に,クラスYを実行することが
指示されたとすると,クラスYの実行に当たっては,ク
ラスXからメソッドa,b,cがインヘリットされ(遺
伝され)て,メソッドa,b,c,d,eにもとづいた
処理を実行するようにされる。
【0106】図15(B)は或るクラスXと他のクラス
αやβとが“part−of”の関係にある場合を表し
ている。例えばクラスXが「車」に関するプログラムで
あるとし,クラスαやβが「車体」や「エンジン」や
「車輪」・・・などの1つであるプログラムであるとす
る如き関係にある場合を表している。
【0107】図11(B)の場合,クラスXに関してメ
ソッドa,b,cが取り込まれており,クラスαに関し
てメソッドp,qが取り込まれており,クラスβに関し
てメソッドr,sが取り込まれているものとして示され
ている。このような場合に,クラスXを実行することが
指示されたとすると,当該クラスXの実行に当たって
は,メソッドa,b,c,p,q,r,sにもとづいた
処理を実行するようにされる。
【0108】本発明は,上述した如く,新しい要求に対
応したシステムを,クラスとインスタンスとの形で把握
して,当該処理対象を適宜に自由に設計できるように
し,後日,他の処理に容易に利用できるようにしてい
る。このとき,図1に関連して述べた因果関係による制
約などに正しく対処する必要がある。
【0109】図12は処理実行のための説明図を示す。
上述している如く,図中の符号401は外延的外辞を表
し図6に示した外延的外辞に対応するものである。また
符号403は手続の世界であって,図6に示した内包に
対応するものである。更に符号404はオブジェクトの
世界であって,実世界をモデル化して表す世界である。
【0110】実世界(例えば新しい目的に対応したシス
テム)をモデル化するに当たって,本発明においては,
当該モデル化に必要なクラスおよび/またはメソッドに
ついての相互間の関係を指示する静的世界410と,当
該モデル化に当たって得られたインスタンスの処理の時
間順序関係を指示する動的世界420とを用いるように
する。
【0111】なお,上記静的世界410において指示さ
れる上記クラスおよび/またはメソッドを,更にはクラ
スを複合化した複合クラスを,簡単のために以下,クラ
ス302’をもって代表する。
【0112】符号302は手続の世界403に存在する
クラス,303はインスタンス,313,314,・・
・は夫々メソッドを表す。上記メソッド313,・・・
は,個々の処理を実行する既存の処理単位であり,当該
メソッドの群の中から更に複雑な処理を実行するために
複数のメソッドを取り込んでまとめたものがクラス30
2である。更に必要に応じては,クラス群やメソッド群
の中から,より複雑な処理を実行するために,クラスや
メソッドを取り込んで,複合クラスを成形させておくこ
ともある。これらは夫々オブジェクト単位の1つ1つに
相当している。
【0113】これらのメソッドやクラスは,今,既存の
ものとして存在しているものとする。例えばユーザから
或る種の処理に関して,当該処理対象を処理すべき要請
があったとする。このとき,本発明においては,当該処
理対象を処理するに必要なクラスやメソッドを,当該処
理対象の処理のために取り込んで,各クラスやメソッド
相互の間の関係づけを行う。これらの関係づけを行った
情報を記述しているのが,静的世界410の場である。
【0114】図示の場合には,当該処理対象の処理のた
めに,クラス302’として,A,B,C,D,E,
F,G,K,Lが取り込まれ,(i) クラスEに対してク
ラスG,クラスAとが“is−a”の関係にあり,(ii)
クラスAに対してクラスDが“is−a”の関係にあ
り,(iii) クラスFに対してクラスBが“is−a”の
関係にあり,(iv)クラスBに対してクラスDとクラスK
とが“part−of”の関係にあり,(v) クラスCに
対してクラスKとクラスLとが“part−of”の関
係にある,ものとして示されている。なお実際には,静
的世界に記述されるクラス302’は,手続の世界40
3に存在するクラス302やメソッド313・・・をポ
イントするに足るIDを用いて与えられている。
【0115】クラス302’は,手続の世界403に存
在するクラスやメソッドと対応づけられているが,簡単
に言えば,個々の処理を実行するためのいわば数学にお
ける公式の如きプログラムであって,当該プログラム
は,当該プログラム内で値が一般的な変数をもって与え
られているものと考えてよい。当該クラスにおける一般
的な変数に対してインスタンス・データをセットし,個
々のインスタンス・データを組み込んだ特定のプログラ
ムとしたものがインスタンス303である。
【0116】動的世界420においては,静的世界41
0において取り込まれたクラス302’に対応したイン
スタンスa,b,c・・・の時間的な処理順序が指示さ
れて,上記ユーザが要請した処理が実行される。
【0117】例えばユーザから或る処理対象を処理する
ことが要請されたとすると,静的世界410上におい
て,当該処理に必要とされるクラス302’として,ク
ラスA,B,C,D,E,F,K,Lが指定される。そ
して,これら各クラス相互間で,“is−a”や“pa
rt−of”などの関係が明らかにされる。実際には,
状態テーブルが用意され,それらの関係が記述され,か
つクラス302’間で因果関係上の制約が存在すれば,
その旨も記述される。
【0118】ユーザからの上記処理対象を処理する処理
に当たっては,上記取り込まれたクラス302’をその
まま用いるのではなく,当該各クラス302’内の上記
一般的な変数に対して,個々のインスタンス・データを
設定したインスタンス303を用いる。そして,各イン
スタンスが処理されてゆく時間的順序関係にしたがった
処理が行われることとなる。
【0119】図示の場合,クラスAに対応するインスタ
ンスa,クラスBに対応するインスタンスb,クラスC
に対応するインスタンスc,クラスDに対応するインス
タンスd,クラスFに対応するインスタンスfが生成さ
れ,(i) インスタンスa,b,cと進むセッションと,
(ii)インスタンスf,c,dおよびaと進むセッション
とが与えられたものとして示されている。
【0120】言うまでもなくインスタンスaを生成する
に当たっては,いわば公式に相当するクラスAを用いて
当該インスタンスaが生成されるが,この場合,クラス
AはクラスEに対して,“is−a”の関係にあること
から,インスタンスaの生成に当たっては,クラスAは
クラスEに示される内容を遺伝されているものとみて,
クラスEとクラスAとの両者を用いて,生成が行われ
る。
【0121】また,インスタンスbの生成に当たって
は,クラスBに対して,クラスDとクラスKとが“pa
rt−of”の関係にあることから,インスタンスbは
クラスB,クラスD,クラスKを用いて生成される。
【0122】更に,各セッションの実行に当たっては,
例えばインスタンスaを実行する開始時点において,静
的世界410に存在する図1に示す状態テーブル414
を調べると共にその旨を書き込んで実行が行われ,イン
スタンスaの処理が終了した時点で,その旨が上述の状
態テーブルに書き込まれる。このようにして,静的世界
410に記述されて存在する上記因果関係に対応する制
約を侵すことのないようにされる。勿論,個々のインス
タンスa,b,c・・・が生成された状態の下でセッシ
ョンが組まれたことに起因する因果関係上の制約も,新
たに発生し得るが,この制約は当該セッションに対応づ
けて与えられる。しかし,上述の如く静的世界において
クラス302’が取り込まれて関係づけられた際に生成
する因果関係は,静的世界410において記述されてお
り,動的世界でのセッションの処理において引き継がれ
るようにされる。
【0123】図13はセッションの実行に当たって因果
関係が取り入れられる態様を説明する図である。図中の
414は図1に示すものと同じ状態テーブルを表してい
る。図示の場合,状態テーブル414内の情報として或
る処理のためにクラスPないしYが取り込まれているこ
とが示され,かつクラスPの下にクラスQ,R,S,
T,Uが存在し,クラスSの下にクラスX,Yが存在
し,クラスUの下にクラスV,Wが存在するものとして
示されている。そして,インスタンスr,u,t,w,
s,xが生成されて,セッションが組まれている。
【0124】動的モデル421の下で,セッションIや
セッションIIが実行されてゆく。しかし,個々のインス
タンス例えばuが自己の処理を実行される間には,他イ
ンスタンスとの間の因果関係を考慮する必要はない。当
該因果関係は,例えばインスタンスuが自己の処理を開
始する時点で,状態テーブル414の内容を調べ,因果
関係上の制約に反しているか否かをチェックした上で実
行し,インスタンスuの処理が終了した時点で状態テー
ブル414内に報告しておくことで足りる。
【0125】セッションIにおいてインスタンスuを実
行した結果,セッションIIにおけるインスタンスuの実
行に代えて他のインスタンスvを実行させる必要が生じ
る場合などにおいては,セッションIのインスタンスu
の実行終了報告にもとづいて,セッションIIのインスタ
ンスuに割り込んでインスタンスvに分岐させればよ
い。または,セッションIIのインスタンスuの開始時に
その旨が動的モデル421側に通知されればよい。
【0126】
【発明の効果】以上説明した如く,本発明によれば,情
報隠蔽の世界に保持されている既存のオブジェクトや新
しく作られて保持される生成されたオブジェクトを,ユ
ーザの要求にあわせて,オブジェクト・コマンドによっ
て呼び込み,静的モデルや動的モデルを設計し,ユーザ
の要求に対処してゆくことができる。そして当該ユーザ
の要求に対処してゆく処理がきわめて融通性に富むもの
となっており,更に将来の利用のために蓄積されてゆく
こととなる。そして,生成されたインスタンスは,クラ
ス化されて,サブクラス(逆サブクラス)を生成して逆
スーパークラスとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図を示す。
【図2】逆スーパークラスと逆サブクラス(同型写像)
を示す図である。
【図3】本発明の準同型写像を示す図である。
【図4】本発明で登録されるインスタンスおよびメソッ
ドを変更されるクラスの例を示す図である。
【図5】本発明のクラスオブジェクトの動作方法を示す
図である。
【図6】静的世界と動的世界を示す図である。
【図7】ダイナミック・オブジェクト処理部の動作を示
す図である。
【図8】端局の構成を示す図である。
【図9】オブジェクトを取り扱う処理態様を示す図であ
る。
【図10】オブジェクト管理構成図である。
【図11】クラス間の関係説明図である。
【図12】処理実行のための説明図である。
【図13】状態テーブルを示す図である。
【図14】カプセル化の利点の説明図である。
【図15】会社部門をモデル化した状態を説明する図で
ある。
【図16】モデル抽象化を説明する図である。
【図17】カプセルの説明図である。
【図18】従来のクラス/インスタンスの説明図であ
る。
【符号の説明】
302 クラス 302’クラス 303 処理対象単位(インスタンス) 310 内部スキーマ 312 クラス・スキーマ 314 メソッド 315 メソッド(シーケンス) 316 インスタンス・スキーマ 410 静的世界 414 状態テーブル 415 因果関係制約群 416 クラス変数/定数 420 動的世界 431 機能的モデル 500 インスタンス登録手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村川 雅彦 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネットワークエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 豊田 雅信 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネットワークエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 足立 武史 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネットワークエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 市川 なおみ 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の処理単位および/または単一の処
    理単位を複合化した複合処理単位をオブジェクトと名付
    け,当該オブジェクトを組み合わせ,所望される処理を
    実行するオブジェクト指向データ処理システムにおい
    て,実世界をオブジェクト・モデルとみなして把握し,
    当該実世界を外延的外辞と内包とに対応づけ,内包を情
    報隠蔽された領域に置き,当該内包を特定するいわばi
    D情報を外延的外辞と対応づけて構成し,当該外延的外
    辞を用いて,上記実世界を,上記オブジェクトの世界を
    構成する静的世界と動的世界とで表現しておき,当該静
    的世界については,静的モデルとして,クラスおよび/
    または複合クラスを用いてシステムの仕組みを与え,上
    記動的世界については,動的モデルとして,上記クラス
    および/または複合クラスのインスタンスを用いて当該
    動的モデルの動きに対応するセッションを与え,上記静
    的モデルと動的モデルから発生した因果関係を上記静的
    モデルの中に情報として与えるよう構成してなり,既存
    および/または新たに生成された複数のメソッドを組み
    合わせて上記クラスおよび/または複合クラスを構成せ
    しめると共に,当該クラスおよび/または複合クラスの
    夫々に対応づけて,上記インスタンスを構成し,上記既
    存および/または新たに生成されたメソッドと,上記構
    成されたクラスおよび/または複合クラスは,上記内包
    に対応する情報隠蔽された領域において機能的モデルと
    して格納されると共に,上記インスタンスを該機能的モ
    デルとして格納する手段を備え,上記インスタンスおよ
    び/または新たに生成されたクラスオブジェクトおよび
    複合オブジェクトを該機能的モデルとして格納すると共
    に,当該インスタンスおよび/または生成されたクラス
    オブジェクトおよび複合オブジェクトにおける属性値も
    しくはメソッドを一般化するように変更することにより
    更に新しいクラスオブジェクトもしくは複合オブジェク
    トを生成するようにしたことを特徴とするオブジェクト
    指向データ処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において,生成された上記イン
    スタンスおよび/もしくは新たに生成されたクラスオブ
    ジェクトおよび複合オブジェクトは機能的モデルとして
    格納され,再利用されることを特徴とするオブジェクト
    指向データ処理システム。
JP5122555A 1993-05-25 1993-05-25 オブジェクト指向データ処理システム Withdrawn JPH06332784A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100359640B1 (ko) * 1999-12-17 2002-11-04 엘지전자 주식회사 클래스 동적 추가 시스템 및 그 운용 방법
JP2007188145A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Ricoh Co Ltd ワークフロー管理システム

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