JPH09282365A - 環境負荷評価装置 - Google Patents

環境負荷評価装置

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JPH09282365A
JPH09282365A JP11704096A JP11704096A JPH09282365A JP H09282365 A JPH09282365 A JP H09282365A JP 11704096 A JP11704096 A JP 11704096A JP 11704096 A JP11704096 A JP 11704096A JP H09282365 A JPH09282365 A JP H09282365A
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JP
Japan
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environmental load
load evaluation
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product
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Shigeyuki Miyamoto
重幸 宮本
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】評価対象製品の部品とその結合関係、および評
価対象製品のライフサイクルにおける工程とその結合関
係を詳細に記述する。 【解決手段】オブジェクトデータ蓄積部2はオブジェク
ト指向データベースであり、入力部1から入力された、
評価対象製品を構成する各部品や評価対象製品のライフ
サイクルの各工程はオブジェクトとして、各部品や各工
程の属性情報は、これらの工程に対応するオブジェクト
の属性情報として、各部品間や各工程間の結合関係は、
これらの工程に対応するオブジェクトのクラスと属性情
報により定義され保存される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境負荷評価装置
に関し、特に、製品の製造、使用、及び処分の各段階、
あるいはこれら全ての段階の環境負荷を評価する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の環境負荷評価装置は、製
品の製造、使用、及び処分の各段階あるいは全ての段階
での様々な環境負荷を評価するために用いられている。
また、この種の環境負荷評価装置は、環境負荷の小さな
製品を開発するためにも利用されている。
【0003】製品の製造から使用、処分に至るライフサ
イクルにおける環境負荷を評価する環境負荷評価装置と
しては、計算機に表計算ソフトウェアやリレーショナル
データベース管理システムソフトウェアを組み込んだも
のが知られている。
【0004】また、環境負荷評価手法として以下の刊行
物記載の方法が知られている。すなわち、電気・電子製
品の環境負荷の事前評価手法(製品アセスメント)とし
ては、(財)家電製品協会「家電製品アセスメントマニ
ュアル」、(社)日本電子工業会「情報処理機器の環境
設計アセスメントガイドライン」に記載される方法があ
る。これらの方法は、製品の減量化、分別処理の容易性
等の製品の環境負荷を低減するための評価項目に対し
て、基準となる製品との比較や評価基準に基づき、環境
負荷低減のための対策が講じられているか否かをチェッ
クシートに記入するものである。
【0005】さらに、製品のライフサイクルにおける環
境負荷の評価方法(ライフサイクルアセスメント)とし
ては、例えば特開平7−121588号公報には、工業
製品のライフサイクルにわたる環境負荷を求め、それに
基づいて工業製品を設計するための工業製品の環境負荷
評価方法を提供することを目的として、工業製品の一種
類の環境負荷因子について、原材料から製品化まで製造
過程の環境負荷、その製品が市場に出て使用される使用
過程の環境負荷、さらに廃棄、解体されリサイクル材料
を産出する廃棄過程の環境負荷の3つの環境負荷の和と
して産出する方法が提案されている。この方法は、産業
連関表を利用して、工業製品のライフサイクルにわたる
環境負荷を算出するものである。
【0006】製品のリサイクル性に密接に関わる解体性
に関する評価方法(易解体性評価)としては、例えば日
経メカニカル1994年1月1日号、第40〜48頁に
記載される方法がある。この方法は、人手によって分解
基本動作で製品の分解し易さの評点を分類し、減点法で
評価を行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の環境負
荷評価装置の問題点は、評価対象製品の部品とその結合
関係、および評価対象製品のライフサイクルにおける工
程とその結合関係を詳細に記述して保存することが困難
であるということである。
【0008】現実の製品、特に電気製品や機械製品など
は、非常に多数の部品からなり、また、これらの部品間
の結合関係は非常に複雑である。例えば、ある製品はい
くつかのユニットからなり、これら各ユニットはさらに
いくつかのサブユニットからなるといった入れ子構造の
部品構造を持っている。
【0009】同様に、現実の製品のライフサイクルは、
非常に多数の工程からなっており、また、これらの工程
間の結合関係は非常に複雑である。例えば、ある製品の
ライフサイクルは、製品の製造、部品の製造、各部品の
原材料の調達、製品の流通・販売、製品の使用、製品の
分解・廃棄などの工程が組み合わされたライフサイクル
フローを持っている。
【0010】計算機に表計算ソフトウェアやリレーショ
ナルデータベース管理システムソフトウェアを組み込ん
だ、従来の環境負荷評価装置においては、製品を構成す
る部品やその結合関係、あるいは製品のライフサイクル
における工程やその結合関係のデータを蓄積するデータ
蓄積部の形式は、表形式とされている。しかし、このよ
うな表形式では、上記した入れ子構造のような、複雑な
結合関係を記述することは困難である。
【0011】次に、従来の環境負荷評価装置の第2の問
題点は、環境負荷評価手法の内容を変更したり、新たな
環境負荷評価手法を追加して、複数の環境負荷評価を実
行することが困難であるということである。
【0012】上記の如く、従来、環境負荷評価装置のデ
ータ蓄積部の形式は、表形式とされており、各項目はサ
イズや論理的記憶位置が固定されているので、環境負荷
評価部は、データ蓄積部の形式に強く依存する。このた
め、評価内容を変更するために、データ蓄積部のサイズ
や論理的記憶位置を変更したり、データ蓄積部に項目を
追加することは困難である。
【0013】従って、本発明は、上記事情に鑑みて為さ
れたものであって、その目的は、評価対象製品の部品と
その結合関係、および評価対象製品のライフサイクルに
おける工程とその結合関係を詳細に記述することを可能
とする環境負荷評価装置を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、環境負荷評価手法の
内容の変更を容易化し、新たな環境負荷評価手法を追加
して複数の環境負荷評価を実行することを可能とした環
境負荷評価装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る環境負荷評価装置は、単一又は複数の
製品の環境負荷データ(以下「データ」という)を入力
する入力手段と、前記入力手段から入力されたデータを
蓄積するデータ蓄積手段と、前記データ蓄積手段に蓄積
されたデータを基に環境負荷評価を行う環境負荷評価手
段と、前記環境負荷評価手段から求められた結果を表示
する表示手段と、を含む環境負荷評価装置であって、前
記データ蓄積手段が、前記製品を構成する部品、および
前記部品を構成する部品をオブジェクトとして登録した
オブジェクト指向データベースからなるオブジェクトデ
ータ蓄積部を含むことを特徴とする。
【0016】本発明に係る環境負荷評価装置は、第2の
視点において、単一又は複数の製品の環境負荷データ
(以下「データ」という)を入力する入力手段と、前記
入力手段から入力されたデータを蓄積するデータ蓄積手
段と、前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを基に環
境負荷評価を行う環境負荷評価手段と、前記環境負荷評
価手段から求められた結果を表示する表示手段と、を含
む環境負荷評価装置であって、前記データ蓄積手段が、
前記製品のライフサイクルの工程、および前記工程を構
成する工程をオブジェクトとして登録したオブジェクト
指向データベースからなるオブジェクトデータ蓄積部を
含むことを特徴とする。
【0017】また、本発明に係る環境負荷評価装置は、
第3の視点において、単一又は複数の製品の環境負荷デ
ータ(以下「データ」という)を入力する入力手段と、
前記入力手段から入力されたデータを蓄積するデータ蓄
積手段と、前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを基
に環境負荷評価を行う環境負荷評価手段と、前記環境負
荷評価手段から求められた結果を表示する表示手段と、
を含む環境負荷評価装置であって、前記データ蓄積手段
が、前記製品を構成する部品、および前記部品を構成す
る部品と、前記製品のライフサイクルの工程、および前
記工程を構成する工程との両方をオブジェクトとして登
録したオブジェクト指向データベースからなるオブジェ
クトデータ蓄積部を含むことを特徴とする。
【0018】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
の一部又は全部のクラスが、前記オブジェクトと結合し
ているオブジェクトである子オブジェクトの名称を表す
子オブジェクト名の属性と、前記オブジェクトの加成性
属性値への子オブジェクトの加成性属性値の寄与を表す
係数である子オブジェクト係数の属性と、の組を含むこ
とを特徴とする。
【0019】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
の一部又は全部のクラスが、製品本体を表すクラスと、
該製品を梱包している梱包品を表すクラスと、を含むこ
とを特徴とする。
【0020】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
の一部又は全部のクラスが、製品の本体を構成する部品
を表すクラスを含むことを特徴とする。
【0021】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
の一部又は全部のクラスが、製品を梱包している梱包品
を構成する梱包部品を表すクラスを含むことを特徴とす
る。
【0022】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
の一部又は全部のクラスが、電子機器製品の本体を構成
する部品のうち、該本体を力学的に支持する構造部品を
表すクラスと、プリント基板部品とこれに実装されてい
る電子部品との総称である基板部品を表すクラスと、こ
れら以外の部品の総称である電気部品を表すクラスと、
を含むことを特徴とする。
【0023】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
の一部又は全部のクラスが、製品を構成する部品又は該
製品を梱包している梱包部品のうち、鉄系材料を表すク
ラスと、非鉄金属材料を表すクラスと、樹脂材料を表す
クラスと、これら以外の材料の総称である他材料を表す
クラスと、を含むことを特徴とする。
【0024】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す部
品の幅、奥行き、および高さの寸法を表す属性を含むこ
とを特徴とする。
【0025】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す部
品の占有体積を表す属性を含むことを特徴とする。
【0026】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す部
品の重量を表す属性を含むことを特徴とする。
【0027】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す部
品の構成材料を表す属性を含むことを特徴とする。
【0028】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す部
品に含有される有害物質名を表す属性と、前記オブジェ
クトが表す部品が有害物質を含有するか否かを示す含有
有害物質情報を表す属性と、の組を含むことを特徴とす
る。
【0029】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す部
品の図面情報を表す属性を含むことを特徴とする。
【0030】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
の一部又は全部のクラスが、製品の原料採掘工程を表す
クラスと、該製品の製造工程を表すクラスと、該製品の
輸送工程を表すクラスと、該製品の使用工程を表すクラ
スと、該製品の処分工程を表すクラスと、を含むことを
特徴とする。
【0031】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す工
程で排出する大気汚染物質の項目名を表す属性と、前記
大気汚染物質の排出量を表す属性と、の組を含むことを
特徴とする。
【0032】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す工
程で排出する水質汚濁物質の項目名を表す属性と、前記
水質汚濁物質の排出量を表す属性と、の組を含むことを
特徴とする。
【0033】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す工
程で排出する固体廃棄物の項目名を表す属性と、前記固
体廃棄物の排出量を表す属性と、の組を含むことを特徴
とする。
【0034】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す工
程で消費する原材料の項目名を表す属性と、前記原材料
の消費量を表す属性と、の組を含むことを特徴とする。
【0035】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段に登録されているオブジェクト
のクラスの一部又は全部が、前記オブジェクトが表す工
程で使用される有害物質名を表す属性と、前記オブジェ
クトが表す工程で有害物質を使用するか否かを示す含有
有害物質情報を表す属性と、の組を含むことを特徴とす
る。
【0036】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段が、製品を構成する各部品と、
前記各部品を構成する部品とを、オブジェクトとして登
録し、且つ前記オブジェクトのクラスの全てが、前記オ
ブジェクトが表す部品の重量を表す属性と、部品の構成
材料を表す属性と、を備え、前記環境負荷評価手段が、
前記データ蓄積手段の各オブジェクトが表す部品の構成
材料の種類毎に重量を合計する手段を備え、前記表示手
段が、前記環境負荷評価手段で得られた、製品の構成材
料ごとの重量合計を表示する、ことを特徴とする。
【0037】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段が、製品を構成する各部品と、
前記各部品を構成する部品とを、オブジェクトとして登
録し、且つ前記オブジェクトのクラスの全てが、前記オ
ブジェクトが表す部品に含有される有害物質名を表す属
性と、前記オブジェクトが表す部品が有害物質を含有す
るか否かを示す含有有害物質情報を表す属性と、の組を
備え、前記環境負荷評価手段が、前記データ蓄積手段の
各オブジェクトが表す部品の中で、有害物質を含有する
部品の有無やその部品数を算出する手段を備え、前記表
示手段が、前記環境負荷評価手段で得られた、有害物質
を含有する部品の有無及び/又はその部品数を表示す
る、ことを特徴とする。
【0038】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段が、製品を構成する各部品と、
前記各部品を構成する部品とを、オブジェクトとして登
録し、且つ前記オブジェクトのクラスの全てが、前記オ
ブジェクトが表す部品の図面情報を表す属性を備え、前
記環境負荷評価手段が、前記製品の解体性を評価する手
段を備え、前記表示手段が、前記環境負荷評価手段で得
られた、前記製品の解体評価結果を表示する、ことを特
徴とする。
【0039】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段が、製品のライフサイクルの各
工程と、前記各工程を構成する工程とを、オブジェクト
として登録し、且つ前記オブジェクトのクラスの全て
が、前記オブジェクトが表す工程で排出する大気汚染物
質の項目名を表す属性と、前記大気汚染物質の排気量を
表す属性と、の組と、前記オブジェクトが表す工程で排
出する水質汚濁物質の項目名を表す属性と、前記水質汚
濁物質の排出量を表す属性と、の組と、前記オブジェク
トが表す工程で排出する固体廃棄物の項目名を表す属性
と、前記固体廃棄物の排出量を表す属性と、の組と、前
記オブジェクトが表す工程で消費する原材料の項目名を
表す属性と、前記原材料の消費量を表す属性と、の組
と、を備え、前記環境負荷評価手段が、大気汚染物質、
水質汚濁物質、固体廃棄物および原材料毎に、評価対象
製品のライフサイクル全体で排出される大気汚染物質、
水質汚濁物質、固体廃棄物の排出量、および原材料の消
費量を合計する手段を備え、前記表示手段が、前記環境
負荷評価手段で得られた、大気汚染物質、水質汚濁物
質、固体廃棄物、消費原材料毎の排出量、及び/又は消
費量の集計値を表示する、ことを特徴とする。
【0040】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記データ蓄積手段が、製品のライフサイクルの各
工程と、前記各工程を構成する工程とを、オブジェクト
として登録し、且つ前記オブジェクトのクラスの全て
が、前記オブジェクトが表す工程で使用される有害物質
名を表す属性と、前記オブジェクトが表す工程で有害物
質が使用されているか否かを示す含有有害物質情報を表
す属性と、の組を備え、前記環境負荷評価手段が、前記
データ蓄積手段の各オブジェクトが表す工程の中で、有
害物質を使用する工程の有無やその工程数を算出する手
段を備え、前記表示手段が、前記環境負荷評価手段で得
られた、有害物質を使用する工程の有無やその工程数を
表示する、ことを特徴とする。
【0041】本発明に係る環境負荷評価装置において
は、前記環境負荷評価手段が、前記図面情報から部品の
取り外し性、難解体性構造の有無、該難解体性構造の部
品数を求め、製品の解体性を評価することを特徴とす
る。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0043】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成
を示すブロック図である。図1を参照すると、本発明の
第1の実施の形態は、入力部1と、オブジェクトデータ
蓄積部2と、部品環境負荷評価部3と、結果表示部4
と、を備える。
【0044】本発明の第1の実施の形態は、例えば環境
負荷評価プログラムを搭載したコンピュータシステムと
して構築することができる。この場合、入力部1はキー
ボードやマウス等の入力装置であり、オブジェクトデー
タ蓄積部2は磁気ディスクや光磁気ディスクなどの記憶
装置であり、部品環境負荷評価部3は環境負荷評価プロ
グラムを搭載した演算装置であり、結果表示部4はCR
T等の出力装置である。結果表示部4に画像表示された
データは、プリンタ等の出力装置にて出力することがで
きる。
【0045】入力部1は、評価対象製品を構成する各部
品の名称などの識別情報、各部品間の結合関係、各部品
の属性情報の入力のために使用する。各部品の属性情報
は、評価対象製品の部品構成に関する環境負荷評価を行
うために必要とされる情報である。
【0046】オブジェクトデータ蓄積部2は、入力部1
から入力されたデータを保存する。オブジェクトデータ
蓄積部2は、データモデルとしてオブジェクト指向デー
タモデルを備えたオブジェクト指向データベースからな
る。入力部1から入力されたデータの中で、評価対象製
品を構成する各部品は、オブジェクトとして保存され
る。各部品の属性情報は、これらの部品に対応するオブ
ジェクトの属性情報として保存される。また、各部品間
の結合関係は、これらの工程に対応するオブジェクトの
クラスと属性情報により定義され保存される。
【0047】部品環境負荷評価部3は、オブジェクトデ
ータ蓄積部2に保存された、評価対象製品を構成する各
部品の名称などの識別情報、各部品間の結合関係、各部
品の属性情報に基づいて、評価対象製品の部品構成に関
する環境負荷評価値を算出する。結果表示部4は、入力
部1で入力されたデータや、算出された環境負荷評価値
を表示する。
【0048】次に、本発明の第1の実施の形態の作用効
果について説明する。本発明の第1の実施の形態は、オ
ブジェクトデータ蓄積部2がオブジェクト指向データベ
ースからなり、入力部1から入力された評価対象製品の
各部品はオブジェクトとして保存される。また、各部品
の結合関係はオブジェクトのクラスと属性情報により定
義され保存される。このため、多数の部品からなる現実
の製品の部品構成を詳細に記述し保存することができ
る。
【0049】また、各部品の属性情報は、これらの部品
に対応するオブジェクトの属性情報として保存されるの
で、部品環境負荷評価部3がこれらの属性情報を取り出
す際に、各属性情報のサイズや論理的記憶位置を前提と
しない。このため、環境負荷評価手法の内容を変更した
り、新たな環境負荷評価手法を追加して複数の環境負荷
評価を実行することができる。
【0050】また、本発明の第1の実施の形態におい
て、オブジェクトデータ蓄積部2に単一製品の部品構成
に関するデータだけではなく、複数製品の部品構成に関
するデータを蓄積することもできる。複数製品のデータ
を蓄積することにより、部品構成に関する環境負荷評価
の製品間比較が可能となる。
【0051】図2は、本発明の第2の実施の形態の構成
を示すブロック図である。本発明の第2の実施の形態
は、入力部1と、オブジェクトデータ蓄積部2と、工程
環境負荷評価部5と、結果表示部4と、を備える。
【0052】入力部1は、評価対象製品の製造からライ
フサイクルの各工程の名称などの識別情報、各工程間の
結合関係、各工程の属性情報の入力のために使用する。
各工程の属性情報は、評価対象製品のライフサイクルフ
ローに関する環境負荷評価を実施するために必要とされ
る情報である。
【0053】オブジェクトデータ蓄積部2は、入力部1
から入力されたデータを保存する。オブジェクトデータ
蓄積部2は、データモデルとしてオブジェクト指向デー
タモデルを備えたオブジェクト指向データベースであ
る。入力部1から入力されたデータの中で、評価対象製
品のライフサイクルの各工程はオブジェクトとして保存
される。各部品の属性情報は、これらの部品に対応する
オブジェクトの属性情報として保存される。また、各工
程間の結合関係は、これらの工程に対応するオブジェク
トのクラスと属性情報により定義され保存される。
【0054】工程環境負荷評価部5は、オブジェクトデ
ータ蓄積部2に保存された、評価対象製品のライフサイ
クルの各工程の名称などの識別情報、各工程間の結合関
係、各工程の属性情報に基づいて、評価対象製品のライ
フサイクルフローに関する環境負荷評価値を算出する。
結果表示部4は、入力部1で入力されたデータや、算出
された環境負荷評価値を表示する。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態の作用効
果について説明する。本発明の第2の実施の形態は、オ
ブジェクトデータ蓄積部2がオブジェクト指向データベ
ースであり、入力部1から入力された評価対象製品の各
工程はオブジェクトとして保存される。また、各工程の
結合関係はオブジェクトのクラスと属性情報により定義
され保存される。このため、多数の工程からなる現実の
製品のライフサイクルフローを詳細に記述し保存するこ
とができる。
【0056】また、各工程の属性情報はこれらの部品に
対応するオブジェクトの属性情報として保存されるの
で、工程環境負荷評価部5がこれらの属性情報を取り出
す際に、各属性情報のサイズや論理的記憶位置を前提と
しない。このため、環境負荷評価手法の内容を変更した
り、新たな環境負荷評価手法を追加して複数の環境負荷
評価を実行することができる。
【0057】また、本発明の第2の実施の形態におい
て、オブジェクトデータ蓄積部2に単一製品のライフサ
イクルフローに関するデータだけではなく、複数製品の
ライフサイクルフローに関するデータを蓄積することも
できる。複数製品のデータを蓄積することにより、ライ
フサイクルフローに関する環境負荷評価の製品間比較が
可能となる。
【0058】図3は、本発明の第3の実施の形態の構成
を示すブロック図である。本発明の第3の実施の形態
は、入力部1と、オブジェクトデータ蓄積部2と、部品
環境負荷評価部3と、工程環境負荷評価部5と、結果表
示部4と、を備える。
【0059】入力部1は、評価対象製品を構成する各部
品、評価対象製品のライフサイクルの各工程の名称など
の識別情報、各部品間および各工程間の結合関係、各部
品および各工程の属性情報の入力のために使用する。各
部品の属性情報は、評価対象製品の部品構成およびライ
フサイクルフローに関する環境負荷評価を行うために必
要とされる情報である。
【0060】オブジェクトデータ蓄積部2は、入力部1
から入力されたデータを保存する。オブジェクトデータ
蓄積部2は、データモデルとしてオブジェクト指向デー
タモデルを備えたオブジェクト指向データベースであ
る。入力部1から入力されたデータの中で、評価対象製
品を構成する各部品、および評価対象製品のライフサイ
クルの各工程はオブジェクトとして保存される。各工程
の属性情報は、これらの部品あるいは工程に対応するオ
ブジェクトの属性情報として保存される。また、各部品
あるいは各工程間の結合関係は、これらの工程に対応す
るオブジェクトのクラスと属性情報により定義され保存
される。
【0061】部品環境負荷評価部3は、オブジェクトデ
ータ蓄積部2に保存された、評価対象製品を構成する各
部品の名称などの識別情報、各部品間の結合関係、各部
品の属性情報に基づいて、評価対象製品の部品構成に関
する環境負荷評価値を算出する。工程環境負荷評価部5
は、オブジェクトデータ蓄積部2に保存された、評価対
象製品のライフサイクルの各工程の名称などの識別情
報、各工程間の結合関係、各工程の属性情報に基づい
て、評価対象製品のライフサイクルフローに関する環境
負荷評価値を算出する。結果表示部4は、入力部1で入
力されたデータや、算出された環境負荷評価値を表示す
る。
【0062】次に、本発明の第3の実施の形態の作用効
果について説明する。本発明の第3の実施の形態は、評
価対象製品の部品構成とライフサイクルフローに関する
情報が、単一の入力部1から入力され、単一のオブジェ
クトデータ蓄積部2に蓄積される。このため、単一の環
境負荷評価装置で、評価対象製品の部品構成に関する環
境負荷評価と、評価対象製品のライフサイクルフローに
関する環境負荷評価の両方が可能である。
【0063】また、この環境負荷評価装置は、部品構成
のための情報とライフサイクロフローに関する情報の両
方を同時に入力することができる。これらのデータは重
複したり類似したものが多いため、データ入力の効率が
向上する利点がある。
【0064】さらに、本発明の第3の実施の形態におい
て、オブジェクトデータ蓄積部2に単一製品の部品構成
およびライフサイクルフローに関するデータだけではな
く、複数製品の部品構成およびライフサイクルフローに
関するデータを蓄積することもできる。複数製品のデー
タを蓄積することにより、部品構成およびライフサイク
ルフローに関する環境負荷評価の製品間比較が可能とな
る。
【0065】
【実施例】上記した本発明の実施の形態を実施例に基づ
きより詳細に説明する。
【0066】図4は、本発明の第1の実施の形態におけ
る、オブジェクトデータ蓄積部のクラス構造の一例を示
すブロック図である。図中矢印は、矢印左側のクラスが
右側のクラスの性質を継承するという概念的包括関係、
いわゆる「〜から構成される」または「is−a」関係
を示す。
【0067】また、図中太線は、太線左側のクラスが右
側のクラスの部分であるという構造的包含関係、いわゆ
る「〜の一部である」または「part−of」関係を
示す。
【0068】図4を参照して、メタ部品クラス6は、製
品の製品、部品の全てを表す仮想的なクラスであり、製
品クラス7は、メタ部品クラス6から生成される。製品
クラス7は、製造本体クラス8と梱包品クラス9という
部分からなる。このようなクラスを設けることにより、
製品本体から発生する環境負荷と梱包品から発生する環
境負荷との割合を容易に算出することができる。
【0069】製品本体クラス8は、部品クラス10から
構成される。部品クラス10は、入れ子構造にすること
により、複雑な部品構成を記述することができる。
【0070】また、梱包品クラス9は、梱包部品クラス
11から構成される。梱包部品クラス11は、入れ子構
造にすることにより、複雑な部品構成を記述することが
できる。
【0071】部品クラス10は、本体を力学的に支持す
る部品を表す構造部品クラス12と、プリント基板部品
とこれに実装されている電子部品の総称である基板部品
クラス13と、これら以外の部品の総称である電気部品
クラス14という部分からなる。これらのクラスは、電
気機器製品にのみ適用可能であるが、このようなクラス
を設けることにより、構造部品から発生する環境負荷
と、基板部品か発生する環境負荷と、電気部品から発生
す環境負荷との割合を容易に算出することができる。
【0072】材料クラス15は、製品、部品、梱包品の
材料全体を表わす仮想的なクラスである。材料クラス1
5は、鉄系材料クラス16と、非鉄金属材料クラス17
と、樹脂材料クラス18と、これら以外の材料を表わす
他材料クラス19という部分からなる。このようなクラ
スを設けることにより、鉄系材料から発生する環境負荷
と、非鉄金属材料から発生する環境負荷と、樹脂材料か
ら発生する環境負荷と、その他材料から発生する環境負
荷との割合を容易に算出することができる。
【0073】次に、本発明の第1の実施の形態におけ
る、オブジェクトの属性の一例について説明する。属性
としては、子オブジェクト名、子オブジェクト係数、寸
法、占有体積、重量、構成材料、含有有害物質名、含有
有害物質情報、図面情報があげられる。
【0074】子オブジェクト名の属性は、対象部品を構
成している部品を表わすオブジェクトである子オブジェ
クトに関する数字や文字などの識別情報である。子オブ
ジェクト係数は、重量などの加成性のある属性値に関し
て、対象部品を表わすオブジェクトの属性値への子オブ
ジェクトの属性値の寄与を表わす係数である。例えば、
1個の部品Aが2個の部品Bから構成されている場合、
部品Aを表わすオブジェクトの部品Bに関する子オブジ
ェクト係数は2である。任意のオブジェクトは、子オブ
ジェクト名と子オブジェクト係数の組を1つあるいは複
数備える。このような属性を持たせることにより、部品
間の結合関係を定義することができる。
【0075】寸法の属性は、対象部品の幅、奥行、高さ
の数値の組である。このような属性を持たせることによ
り、例えば一辺1m以上のような、その部品の寸法が大
きいことによる製品からの取り外しの困難さや回収・運
搬の困難さを評価することができる。また、例えば厚さ
5mm以上のような、その部品の寸法が大きいことによ
る破砕・粉砕困難性を評価することができる。さらに、
電子機器製品の基板について面積を算出すれば、基板の
小型化の程度を評価することができる。
【0076】占有体積の属性は、対象部品の体積の数値
である。このような属性を持たせることにより、製品や
部品の小型化の程度を評価することができる。また、そ
の部品の体積が大きいことによる、製品からの取り外し
の困難さを評価することができる。
【0077】重量の属性は、対象部品の重量の数値であ
る、このような属性を持たせることにより、製品や部品
の軽量化の程度を評価することができる。また、その部
品の重量が大きいことによる、製品からの取り外しの困
難さを評価することができる。さらに、体積の属性と組
み合わせることにより密度を算出すれば、その部品の密
度が大きいことによる、製品からの取り外しの困難さを
評価することができる。
【0078】構成材料の属性は、対象部品の材料に関す
る数字や文字などの識別情報である。このような属性を
持たせることにより、製品に用いられている構成材料の
一覧を求めることができる。また、重量の属性と組み合
わせることにより、製品に用いられている構成材料ごと
の重量を求めることができる。また、構成材料の中から
樹脂材料や金属材料を定義して重量を算出すれば、これ
らの材料の減量の程度を評価することができる。また、
構成材料の中からリサイクル可能材料を定義して重量を
算出すれば、リサイクル可能材料の使用量を求めること
ができる。また、構成材料からリサイクル材料を定義し
て重量を算出すれば、リサイクル材料の使用量を求める
ことができる。また、構成材料から複合材料を定義して
重量を算出すれば、複合材料の減量の程度を評価するこ
とができる。さらに、構成材料のうち、ブライン管他な
どのガラス類やニッカド電池などの電池類といった、製
品回収後処置が必要な部品の有無やその部品数を求める
ことができる。そして、重量の属性と組み合わせること
により、製品回収後処置が必要な部品の操縦料を求める
ことができる。
【0079】含有有害物質名は、対象部品に含有される
有害物質に関する数字や文字などの識別情報である。含
有有害物質情報は、有害物質を含有するか否かを示す真
偽値あるいは数値である。メタ部品クラス6は、含有有
害物質名と含有有害物質情報の組を1つあるいは複数備
える。このような属性を持たせることにより、重金属お
よびその化合物、有機塩素化合物、オゾン層破壊物質な
どの有害物質を含有している部品の有無やその部品数を
求めることができる。さらに、重量の属性と組み合わせ
ることにより、有害物質を含有している部品の総重量を
求めることができる。
【0080】図面情報の属性は、対象部品の二次元、あ
るいは三次元の図面情報である。このような属性を持た
せることにより、部品の取り外し性を評価することがで
きる。また、インサート成形、アウトサート成形、樹脂
への金属インサートなどの難解体性構造の有無や、その
部品数を求めることができる。さらに、重量の属性と組
み合わせることにより、難解体性構造を持つ部品の総重
量を求めることができる。
【0081】図5は、本発明の第2の実施の形態におけ
る、オブジェクトデータ蓄積部のクラス構造の例を示す
ブロック図である。図中矢印は、矢印左側のクラスが右
側のクラスの性質を継承するという概念的包括関係、い
わゆる「〜から構成される」または「is−a」関係を
示す。
【0082】工程クラス20は、製品のライフサイクル
のすべての工程を表わす仮想的なクラスである。工程ク
ラス20は、採掘工程21、製造工程22、流通工程2
3、使用工程24、処分工程25という部分からなる。
これらのクラスは入れ子構造にすることにより、複雑な
ライフサイクルフローを記述することができる。このよ
うなクラスを設けることにより、採掘工程から発生する
環境負荷と、製造工程から発生する環境負荷と、流通工
程から発生する環境負荷と、使用工程から発生す環境負
荷と、処分工程から発生す環境負荷との割合を容易に算
出することができる。
【0083】次に、本発明の第2の実施の形態におけ
る、オブジェクトの属性の例について説明する。属性と
しては、子オブジェクト名、子オブジェクト係数、大気
汚染物質名、大気汚染物質排出量、水質汚濁物質名、水
質汚濁物質排出量、固体廃棄物名、固体廃棄物排出量、
原材料名、原材料消費量、使用有害物質名、使用有害物
質情報があげられる。
【0084】子オブジェクト名の属性は、対象工程に前
置あるいは後置する工程を表わすオブジェクトである子
オブジェクトに関する数字や文字などの識別情報であ
る。子オブジェクト係数は、重量などの加成性のある属
性値に関して、対象工程を表わすオブジェクトの属性値
への子オブジェクトの属性値の寄与を表わす係数であ
る。例えば、2個の部品Bから構成される1個の部品A
を考えた場合、部品Aの製造工程を表わすオブジェクト
の製品Bに関する子オブジェクト係数は2である。任意
のオブジェクトは、子オブジェクト名と子オブジェクト
係数の組を1つあるいは複数備える。このような属性を
持たせることにより、工程間の結合関係を定義すること
ができる。
【0085】大気汚染物質名は、対象工程で排出される
大気汚染物質に関する数字や文字などの識別情報であ
る。大気汚染物質排出量は、大気汚染物質の排出量に関
する数値である。工程クラス20は、大気汚染物質名と
大気汚染物質排出量の組を1つあるいは複数備える。こ
のような属性を持たせることにより、大気汚染物質ごと
の排出量を算出することができる。
【0086】水質汚濁物質名は、対象工程で排出される
水質汚濁物質に関する数字や文字などの識別情報であ
る。水質汚濁物質排出量は、水質汚濁物質の排出量に関
する数値である。工程クラス20は、水質汚濁物質名と
水質汚濁物質排出量の組を1つあるいは複数備える。こ
のような属性を持たせることにより、水質汚濁物質ごと
の排出量を算出することができる。
【0087】固体廃棄物名は、対象工程で排出される固
体廃棄物に関する数字や文字などの識別情報である。固
体廃棄物排出量は、固体廃棄物の排出量に関する数値で
ある。工程クラス20は、固体廃棄物名と固体廃棄物排
出量の組みを1つあるいは複数備える。このような属性
を持たせることにより、固体廃棄物ごとの排出量を算出
することができる。
【0088】原材料名は、対象工程で消費される原材料
に関する数字や文字などの識別情報である。原材料消費
量は、原材料の消費量に関する数値である。工程クラス
20は、原材料名と原材料消費量の組を1つあるいは複
数備える。このような属性を持たせることにより、原材
料ごとの消費量を算出することができる。
【0089】使用有害物質名は、対象工程で使用される
有害物質に関する数字や文字などの識別情報である。使
用有害物質情報は、有害物質を使用するか否かを示す真
偽値あるいは数値である。工程クラス20は、使用有害
物質名と使用有害物質情報の組を1つあるいは複数備え
る。このような属性を持たせることにより、オゾン層破
壊物質や有機塩素化合物など、処置が必要な物質を使用
している工程の有無やその工程数を求めることができ
る。
【0090】次に、本発明の第1の実施の形態について
その第1の実施例を説明する。本実施例の環境負荷評価
装置は、オブジェクトデータ蓄積部のオブジェクトの全
てが、重量の属性と部品の構成材料の属性を備えてい
る。本実施例の部品環境負荷評価部は、評価対象製品に
対応するオブジェクトと、このオブジェクトと結合して
いる全てのオブジェクトについて、子オブジェクト係数
の属性と重量の属性と部品の構成材料の属性を呼び出
す。これらの属性値から、製品1台当たりの構成材料別
重量を算出する。本実施例の結果表示部は、部品環境負
荷評価部から得られた、製品の構成材料別重量を表示す
る。
【0091】次に、本発明の第1の実施の形態について
その第2の実施例を説明する。本実施例の環境負荷評価
装置は、オブジェクトデータ蓄積部のオブジェクトの全
てが、含有有害物質名の属性と含有有害物質情報の属性
の組を1つあるいは複数備えている。本実施例の部品環
境負荷評価部は、評価対象製品に対応するオブジェクト
と、このオブジェクトと結合している全てのオブジェク
トについて、子オブジェクト係数の属性と含有有害物質
名の属性と含有有害物質情報の属性を呼び出す。これら
の属性値から、有害物質を含有する部品の有無やその部
品数を算出する。本実施例の結果表示部は、部品環境負
荷評価部から得られた、有害物質を含有する部品の有無
やその部品数を表示する。
【0092】次に、本発明の第1の実施の形態について
その第3の実施例を説明する。本実施例の環境負荷評価
装置は、オブジェクトデータ蓄積部のオブジェクトの全
てが、図面情報の属性を備えている。本実施例の部品環
境負荷評価部は、評価対象製品に対応するオブジェクト
と、このオブジェクトと結合している全てのオブジェク
トについて、図面情報の属性を呼び出し、その図面情報
をもとに、製品の解体性を評価する。製品の解体性は、
全ての図面のねじの数の総和として計算することができ
る。
【0093】さらに、全ての図面情報をCADシステム
を用いて結果表示部に表示し、入力部から各図面情報を
操作することによって、製品の組み立てや解体のシミュ
レーションを行えば、各部品ごとにより詳細な解体評価
結果が得られる。本実施例の結果表示部は、部品環境負
荷評価部から得られた、製品の解体評価結果を表示す
る。
【0094】次に、本発明の第2の実施の形態について
その第1の実施例を説明する。本実施例の環境負荷評価
装置は、オブジェクトデータ蓄積部のオブジェクトの全
てが、大気汚染物質の属性と大気汚染物質排出量の属性
の組、および水質汚濁物質名の属性と水質汚濁物質排出
量の属性の組、および固体廃棄物名の属性と固体廃棄物
排出量の属性の組、および原材料名の属性と原材料消費
量の属性の組をそれぞれ1つ又は複数備えている。
【0095】本実施例の工程環境負荷評価部は、評価対
象製品のライフサイクルに関する全てのオブジェクトに
ついて、子オブジェクト係数の属性、大気汚染物質の属
性、大気汚染物質排出量の属性、水質汚濁物質名の属
性、水質汚濁物質排出量の属性、固体廃棄物名の属性、
固体廃棄物排出量の属性、原材料名の属性、原材料消費
量の属性を呼び出す。これらの属性値から、大気汚染物
質、水質汚濁物質、固体廃棄物および原材料毎に、評価
対象製品のライフサイクル全体で排出される大気汚染物
質、水質汚濁物質、固体廃棄物の排出量および原材料の
消費量を算出する。本実施例の結果表示部は、工程環境
負荷評価部から得られた、大気汚染物質、水質汚濁物
質、固体廃棄物の排出量および原材料の消費量を表示す
る。
【0096】次に、本発明の第2の実施の形態について
その第2の実施例を説明する。本実施例の環境負荷評価
装置は、オブジェクトデータ蓄積部のオブジェクトの全
てが、使用有害物質名の属性と使用有害物質情報の属性
の組を1つあるいは複数備えている。
【0097】本実施例の部品環境負荷評価部は、評価対
象製品のライフサイクルに関する全てのオブジェクトに
ついて、子オブジェクト係数の属性と使用有害物質名の
属性と使用有害物質情報の属性を呼び出す。これらの属
性値から、有害物質を使用している工程の有無やその工
程数を算出する。本実施例の結果表示部は、工程環境負
荷評価部から得られた、有害物質を使用している工程の
有無やその工程数を表示する。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記記載の各種顕著なる効果を奏する。
【0099】本発明の第1の効果は、多数の部品からな
る現実の製品の部品構成や、多数の工程からなる現実の
製品のライフサイクルフローを詳細に記述し保存するこ
とができるということである。この結果、環境負荷評価
の精度が向上する。
【0100】これは、本発明においては、評価対象製品
の各部品および各工程がオブジェクトとして保存され、
各部品および各工程の結合関係がオブジェクトのクラス
と属性情報により定義され保存されるためである。
【0101】本発明の第2の効果は、環境負荷評価手法
の内容を変更したり、新たな環境負荷評価手法を追加し
て複数の環境負荷評価を実行することができるというこ
とである。この結果、環境負荷評価装置の拡張性および
保守性が向上する。また、環境負荷評価の効率向上にも
寄与する。
【0102】これは、本発明においては、各部品および
各工程の属性情報がこれらの部品に対応するオブジェク
トの属性情報として保存されるためである。
【0103】本発明の第3の効果は、重複したり類似し
たものが多い、部品構成のための情報とライフサイクル
フローに関する情報の両方を同時に入力できることであ
る。この結果、環境負荷評価の効率が向上する。
【0104】この理由は、本発明においては、評価対象
製品の部品構成とライフサイクルフローに関する情報
が、単一の入力部から入力され、単一のオブジェクトデ
ータ蓄積部に蓄積されるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における、オブジェ
クトデータ蓄積部のクラス構造の一例を示すブロック図
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における、オブジェ
クトデータ蓄積部のクラス構造の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 入力部 2 オブジェクトデータ蓄積部 3 部品環境負荷評価部 4 結果表示部 5 工程環境負荷評価部 6 メタ部品クラス 7 製品クラス 8 製品本体クラス 9 梱包品クラス 10 部品クラス 11 梱包部品クラス 12 構造部品クラス 13 基板部品クラス 14 電気部品クラス 15 材料クラス 16 鉄形材料クラス 17 非鉄金属材料クラス 18 樹脂材料クラス 19 他材料クラス 20 工程クラス 21 採掘工程クラス 22 製造工程クラス 23 輸送工程クラス 24 使用工程クラス 25 処分工程クラス

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一又は複数の製品の環境負荷データ(以
    下「データ」という)を入力する入力手段と、 前記入力手段から入力されたデータを蓄積するデータ蓄
    積手段と、 前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを基に環境負荷
    評価を行う環境負荷評価手段と、 前記環境負荷評価手段から求められた結果を表示する表
    示手段と、 を含む環境負荷評価装置であって、 前記データ蓄積手段が、前記製品を構成する部品、およ
    び前記部品を構成する部品をオブジェクトとして登録し
    たオブジェクト指向データベースからなるオブジェクト
    データ蓄積部を含むことを特徴とする環境負荷評価装
    置。
  2. 【請求項2】単一又は複数の製品の環境負荷データ(以
    下「データ」という)を入力する入力手段と、 前記入力手段から入力されたデータを蓄積するデータ蓄
    積手段と、 前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを基に環境負荷
    評価を行う環境負荷評価手段と、 前記環境負荷評価手段から求められた結果を表示する表
    示手段と、 を含む環境負荷評価装置であって、 前記データ蓄積手段が、前記製品のライフサイクルの工
    程、および前記工程を構成する工程をオブジェクトとし
    て登録したオブジェクト指向データベースからなるオブ
    ジェクトデータ蓄積部を含むことを特徴とする環境負荷
    評価装置。
  3. 【請求項3】単一又は複数の製品の環境負荷データ(以
    下「データ」という)を入力する入力手段と、 前記入力手段から入力されたデータを蓄積するデータ蓄
    積手段と、 前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを基に環境負荷
    評価を行う環境負荷評価手段と、 前記環境負荷評価手段から求められた結果を表示する表
    示手段と、 を含む環境負荷評価装置であって、 前記データ蓄積手段が、前記製品を構成する部品、およ
    び前記部品を構成する部品と、前記製品のライフサイク
    ルの工程、および前記工程を構成する工程との両方をオ
    ブジェクトとして登録したオブジェクト指向データベー
    スからなるオブジェクトデータ蓄積部を含むことを特徴
    とする環境負荷評価装置。
  4. 【請求項4】前記データ蓄積手段に登録されているオブ
    ジェクトの一部又は全部のクラスが、 前記オブジェクトと結合しているオブジェクトである子
    オブジェクトの名称を表す子オブジェクト名の属性と、 前記オブジェクトの加成性属性値への子オブジェクトの
    加成性属性値の寄与を表す係数である子オブジェクト係
    数の属性と、の組を含むことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか一に記載の環境負荷評価装置。
  5. 【請求項5】前記データ蓄積手段に登録されているオブ
    ジェクトの一部又は全部のクラスが、 製品本体を表すクラスと、 該製品を梱包している梱包品を表すクラスと、 を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記
    載の環境負荷評価装置。
  6. 【請求項6】前記データ蓄積手段に登録されているオブ
    ジェクトの一部又は全部のクラスが、製品の本体を構成
    する部品を表すクラスを含むことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか一に記載の環境負荷評価装置。
  7. 【請求項7】前記データ蓄積手段に登録されているオブ
    ジェクトの一部又は全部のクラスが、 製品を梱包している梱包品を構成する梱包部品を表すク
    ラスを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    に記載の環境負荷評価装置。
  8. 【請求項8】前記データ蓄積手段に登録されているオブ
    ジェクトの一部又は全部のクラスが、 電子機器製品の本体を構成する部品のうち、該本体を力
    学的に支持する構造部品を表すクラスと、 プリント基板部品とこれに実装されている電子部品との
    総称である基板部品を表すクラスと、 これら以外の部品の総称である電気部品を表すクラス
    と、 を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記
    載の環境負荷評価装置。
  9. 【請求項9】前記データ蓄積手段に登録されているオブ
    ジェクトの一部又は全部のクラスが、 製品を構成する部品又は該製品を梱包している梱包部品
    のうち、鉄系材料を表すクラスと、 非鉄金属材料を表すクラスと、 樹脂材料を表すクラスと、 これら以外の材料の総称である他材料を表すクラスと、 を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記
    載の環境負荷評価装置。
  10. 【請求項10】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す部品の幅、奥行き、および高さ
    の寸法を表す属性を含むことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか一に記載の環境負荷評価装置。
  11. 【請求項11】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す部品の占有体積を表す属性を含
    むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の
    環境負荷評価装置。
  12. 【請求項12】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す部品の重量を表す属性を含むこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の環境
    負荷評価装置。
  13. 【請求項13】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す部品の構成材料を表す属性を含
    むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の
    環境負荷評価装置。
  14. 【請求項14】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す部品に含有される有害物質名を
    表す属性と、 前記オブジェクトが表す部品が有害物質を含有するか否
    かを示す含有有害物質情報を表す属性と、の組を含むこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の環境
    負荷評価装置。
  15. 【請求項15】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す部品の図面情報を表す属性を含
    むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の
    環境負荷評価装置。
  16. 【請求項16】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトの一部又は全部のクラスが、 製品の原料採掘工程を表すクラスと、 該製品の製造工程を表すクラスと、 該製品の輸送工程を表すクラスと、 該製品の使用工程を表すクラスと、 該製品の処分工程を表すクラスと、 を含むことを特徴とする請求項2又は3記載の環境負荷
    評価装置。
  17. 【請求項17】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す工程で排出する大気汚染物質の
    項目名を表す属性と、 前記大気汚染物質の排出量を表す属性と、の組を含むこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の環境負荷評価装
    置。
  18. 【請求項18】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す工程で排出する水質汚濁物質の
    項目名を表す属性と、 前記水質汚濁物質の排出量を表す属性と、の組を含むこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の環境負荷評価装
    置。
  19. 【請求項19】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す工程で排出する固体廃棄物の項
    目名を表す属性と、 前記固体廃棄物の排出量を表す属性と、の組を含むこと
    を特徴とする請求項2又は3記載の環境負荷評価装置。
  20. 【請求項20】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す工程で消費する原材料の項目名
    を表す属性と、 前記原材料の消費量を表す属性と、の組を含むことを特
    徴とする請求項2又は3記載の環境負荷評価装置。
  21. 【請求項21】前記データ蓄積手段に登録されているオ
    ブジェクトのクラスの一部又は全部が、 前記オブジェクトが表す工程で使用される有害物質名を
    表す属性と、 前記オブジェクトが表す工程で有害物質を使用するか否
    かを示す含有有害物質情報を表す属性と、の組を含むこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の環境負荷評価装
    置。
  22. 【請求項22】前記データ蓄積手段が、製品を構成する
    各部品と、前記各部品を構成する部品とを、オブジェク
    トとして登録し、且つ前記オブジェクトのクラスの全て
    が、前記オブジェクトが表す部品の重量を表す属性と、
    部品の構成材料を表す属性と、を備え、 前記環境負荷評価手段が、前記データ蓄積手段の各オブ
    ジェクトが表す部品の構成材料の種類毎に重量を合計す
    る手段を備え、 前記表示手段が、前記環境負荷評価手段で得られた、製
    品の構成材料ごとの重量合計を表示する、 ことを特徴とする請求項1記載の環境負荷評価装置。
  23. 【請求項23】前記データ蓄積手段が、製品を構成する
    各部品と、前記各部品を構成する部品とを、オブジェク
    トとして登録し、且つ前記オブジェクトのクラスの全て
    が、前記オブジェクトが表す部品に含有される有害物質
    名を表す属性と、前記オブジェクトが表す部品が有害物
    質を含有するか否かを示す含有有害物質情報を表す属性
    と、の組を備え、 前記環境負荷評価手段が、前記データ蓄積手段の各オブ
    ジェクトが表す部品の中で、有害物質を含有する部品の
    有無やその部品数を算出する手段を備え、 前記表示手段が、前記環境負荷評価手段で得られた、有
    害物質を含有する部品の有無及び/又はその部品数を表
    示する、 ことを特徴とする請求項1記載の環境負荷評価装置。
  24. 【請求項24】前記データ蓄積手段が、製品を構成する
    各部品と、前記各部品を構成する部品とを、オブジェク
    トとして登録し、且つ前記オブジェクトのクラスの全て
    が、前記オブジェクトが表す部品の図面情報を表す属性
    を備え、 前記環境負荷評価手段が、前記製品の解体性を評価する
    手段を備え、 前記表示手段が、前記環境負荷評価手段で得られた、前
    記製品の解体評価結果を表示する、 ことを特徴とする請求項1記載の環境負荷評価装置。
  25. 【請求項25】前記データ蓄積手段が、製品のライフサ
    イクルの各工程と、前記各工程を構成する工程とを、オ
    ブジェクトとして登録し、且つ前記オブジェクトのクラ
    スの全てが、前記オブジェクトが表す工程で排出する大
    気汚染物質の項目名を表す属性と、前記大気汚染物質の
    排気量を表す属性と、の組と、 前記オブジェクトが表す工程で排出する水質汚濁物質の
    項目名を表す属性と、前記水質汚濁物質の排出量を表す
    属性と、の組と、 前記オブジェクトが表す工程で排出する固体廃棄物の項
    目名を表す属性と、前記固体廃棄物の排出量を表す属性
    と、の組と、 前記オブジェクトが表す工程で消費する原材料の項目名
    を表す属性と、前記原材料の消費量を表す属性と、の組
    と、 を備え、 前記環境負荷評価手段が、大気汚染物質、水質汚濁物
    質、固体廃棄物および原材料毎に、評価対象製品のライ
    フサイクル全体で排出される大気汚染物質、水質汚濁物
    質、固体廃棄物の排出量、および原材料の消費量を合計
    する手段を備え、 前記表示手段が、前記環境負荷評価手段で得られた、大
    気汚染物質、水質汚濁物質、固体廃棄物、消費原材料毎
    の排出量、及び/又は消費量の集計値を表示する、 ことを特徴とする請求項2の環境負荷評価装置。
  26. 【請求項26】前記データ蓄積手段が、製品のライフサ
    イクルの各工程と、前記各工程を構成する工程とを、オ
    ブジェクトとして登録し、且つ前記オブジェクトのクラ
    スの全てが、 前記オブジェクトが表す工程で使用される有害物質名を
    表す属性と、前記オブジェクトが表す工程で有害物質が
    使用されているか否かを示す含有有害物質情報を表す属
    性と、の組を備え、 前記環境負荷評価手段が、前記データ蓄積手段の各オブ
    ジェクトが表す工程の中で、有害物質を使用する工程の
    有無やその工程数を算出する手段を備え、 前記表示手段が、前記環境負荷評価手段で得られた、有
    害物質を使用する工程の有無やその工程数を表示する、 ことを特徴とする請求項2記載の環境負荷評価装置。
  27. 【請求項27】前記環境負荷評価手段が、前記図面情報
    から部品の取り外し性、難解体性構造の有無、該難解体
    性構造の部品数を求め、製品の解体性を評価することを
    特徴とする請求項24記載の環境負荷評価装置。
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