JPH0589193A - 機能図データの版数管理方法および管理装置 - Google Patents

機能図データの版数管理方法および管理装置

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JPH0589193A
JPH0589193A JP3252264A JP25226491A JPH0589193A JP H0589193 A JPH0589193 A JP H0589193A JP 3252264 A JP3252264 A JP 3252264A JP 25226491 A JP25226491 A JP 25226491A JP H0589193 A JPH0589193 A JP H0589193A
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JP3252264A
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Kazuo Kobayashi
一夫 小林
Haruo Wakabayashi
春夫 若林
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品毎に異なる版の設計データの取り出しや
格納等の操作を一括して行う機能図データの版数管理方
法および管理装置を提供する。 【構成】 機能図形式で記述された設計情報を設計オブ
ジェクトと称するデータ構造体に記憶する。このデータ
構造体はデータ構造体の表す設計オブジェクトの名と固
有名および関係名、スロット名、値のデータセットの3
種類の記憶要素の集合体である。設計オブジェクトが管
理する対象に応じてデータセットには機能名、抽象版の
識別名、実現版の識別名、変更版の識別名のいずれかを
記憶し、1の実現版を管理する設計オブジェクトは該当
の実現版の設計条件を属性として記憶し、1つの変更版
を管理する設計オブジェクトは該当の変更版が最新か否
かを指示するフラグを記憶する。特定の抽象版を対象に
フラグに基づいて最新の変更版を選択し、その中から設
計者によって与えられた実現版の選択条件と属性とを比
較し、選択条件をみたす1つの実現版を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理ゲートレベルより
記述の抽象度の高い機能仕様の記述を機能図の形式で記
述して記憶し、それを入力とするディジタル論理装置の
自動設計システムにおいて、該当の機能図の編集操作と
機能図からの論理情報の抽出をおこなう際の機能図デー
タの版数管理方法および管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル論理装置の自動設計シ
ステムにおいて、図形情報を含む設計情報、例えば、回
路等の設計図面として表された設計情報を記憶するため
のデータ構造に対して、その版数を管理する方法として
種々の方法が提案されている。その中には、仕様の変更
に応じて作られるデータ構造毎に管理番号を付与し、そ
れを変更版としてそれだけを管理するものから、ディジ
タル論理装置の設計過程を概要設計から詳細設計に順次
仕様を具体化していく過程ととらえて、その設計階梯毎
の設計情報を抽象版として管理する方法などがあった。
しかし、機能設計段階では、同一の仕様に対して実現方
法の異なる複数の設計情報が作られる事が多い事から、
それを実現版として管理する必要があった。この機能図
データの3種類の版(変更版、抽象版、実現版)を統一
的に管理する代表的な方法は、”Flavio.R.W.,Arnald
H.:Design Version Management in the GARDEN Fram
ework :28th DA Conf.pp.704-710(1991)”に提案さ
れている。この方法は、図10に示すようなデザイン、
ビューグループ、ビュー、すなわち機能の集合、抽象版
の集合、特定の抽象版の3種類の管理階層を持つ。この
うち、デザイン(機能の集合)は機能ブロックないし機
能モジュールに対応するものであり、ビューグループ
(抽象版の集合)は、最下位の管理階層であるビューを
実現版毎にまとめて管理するためのものである。ビュー
には、上記の実現版の特定の抽象版に相当する実際の設
計データが格納される。特定の実現版・抽象版に対する
変更版は各ビューの配下に、ビューステート(特定の変
更版)をノードとする別のトリー構造で管理される。
【0003】なお、前記版数は、1つの図面名を与えら
れた図面が複数ある場合に、異なる設計情報を有するも
のを識別するための図面管理情報の一種であり、通常は
元の図面を変更したものに順次付与される連番を意味す
るが、本発明では、それ以外にディジタル論理装置の機
能設計の過程で作られる同一図面名のすべての図面を管
理可能なように拡張し、変更版数、抽象版数、実現版数
の3種類に分類して用いている。また、変更版数は、従
来の版数に該当するものであり、例えば論理図の一部の
回路を変更して新たな図面とした時に元の論理図と修正
後の論理図とを区別するために付与されるものである。
抽象版数は、例えば1つの機能を機能設計段階で機能ブ
ロックの接続で表したものと、論理設計段階で論理回路
の接続で表したものとがある場合、両者は設計の抽象
度、または具体性の度合いが異なることになるが、この
抽象版数はこれらを区別するために付与されるものであ
る。更に、実現版数は、例えば1つの機能をANDとO
Rの2段で構成したものと、それらを多段(3段位上)
で構成したものとでは、機能は同じであっても、論理回
路数や信号が入力してから出力するまでの遅延時間が異
なることになるが、実現版数はこれらを区別するために
付与されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の従来の
方法では、設計データの版数管理に当たって、3種類の
版のカテゴリーで設計データをグルーピングすることに
主眼が置かれていて、選択的に版を操作する簡単な機構
を持たないため、機能図エディタなどの操作上必要な部
品毎に異なる版を操作することが困難という欠点があっ
た。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、論理ゲートレベルより記述の
抽象度の高い機能仕様の記述を機能図によって記述して
記憶し、それを入力とするディジタル論理装置の自動設
計システムにおいて部品毎に異なる版の設計データの取
り出しや格納等の操作を一括して行う簡便な機能図デー
タの版数管理方法および管理装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の機能図データの版数管理方法は、ハードウ
ェアの機能仕様を図式に表現する機能図の版数として、
仕様の変更に対応する変更版と、同一仕様に対する実現
手段の相違に対応する実現版と、設計の詳細さの相違に
対応する抽象版とを管理する自動設計システムにおい
て、変更版の最新を表示する第1の手段と、抽象版を一
括して管理する第2の手段と、実現版を相互に識別する
識別子とを具備し、前記第2の手段によってまとめられ
た抽象版の集合毎に第1の手段を用いて最新の変更版を
選択し、与えられた実現版選択条件と前記識別子の適合
性を評価して該当の変更版の中から1つの実現版を選択
することを要旨とする。
【0007】また、本発明の機能図データの版数管理装
置は、主記憶装置と、該主記憶装置に格納されるモジュ
ールを実行するCPUと、前記機能仕様をシステムに入
力する入力手段と、前記CPUにより作成されるデータ
を格納するファイルとを有する自動設計システムにおい
て、前記主記憶装置に格納される機能図データ管理プロ
グラムモジュールとして実現版選択条件をもとに設計デ
ータをアクセスするアクセス要求モジュールと、該アク
セス要求モジュールの制御のもとに実現案選択条件と識
別子の適合性を評価して該当の変更版の中から1つの実
現版を選択しアクセスする手段とを有することを要旨と
する。
【0008】
【作用】本発明の機能図データの版数管理方法および管
理装置では、機能図形式で記述された設計情報を設計オ
ブジェクトと名付けられたデータ構造体に記憶する。こ
の設計オブジェクトは、それが管理ないしは格納する設
計情報によって分類して次の4種類のものを用意する。
すなわち、(1)部品を管理するプロセス、(2)1つ
の抽象版、1つの抽象版の実現法として複数ある場合の
その複数の実現版の集合、1つの実現版のいづれかを管
理する設計シート、(3)1つの変更版を管理する設計
ペイン、(4)変更版の実際の設計情報を格納するペー
ジである。そして、各設計オブジェクトは機能名、抽象
版の識別名、実現版の識別名、変更版の識別名のいづれ
かを記述し、かつ、1つの実現版を管理する設計シート
はさらに該当の実現版の設計条件を属性として記憶し、
設計ペインは該当の変更版が最新か否かを指示するフラ
グを記憶する。そして、特定の抽象版を対象に、前記の
フラグにもとづいて最新の変更版を選択し、その中から
設計者によって与えられた実現版の選択条件と前記の属
性とを比較し選択条件を満たす1つの実現版を選択する
手段を用意して、機能図データの版数管理を行う。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例の設計オブジェ
クトの版数管理を示す図である。同図は1つのプロセス
が3つの抽象版を持つ例である。このうち、機能ブロッ
クを用いて機能仕様を表す抽象版(図中でビューグルー
プ1と名付けられた設計シート)は、3通りの実現版
(図中でA1t1,A1t2,A1t3と名付けられた
設計シート)より構成される。一方、状態遷移を用いて
機能仕様を表す抽象版(図中でビューグループ2と名付
けられた設計シート)は、2通りの実現版(図中でA1
t1,A1t2と名付けられた設計シート)より構成さ
れる。設計記述言語HDLを用いて機能仕様を表す抽象
版(図中でビュー1と名付けられた設計シート)は、唯
一の実現法で実現されるため、他の実現版を持たずに複
数の変更版(図中で Ver1等と名付けられた設計ペイ
ン)が直接、該当の抽象版の配下で管理される。複数の
実現版がある場合は、各実現版は1つ以上の変更版を持
つ。1つの実現版の配下の変更版の内、唯一の変更版が
最新である事を示すフラグを持つ。また、直接抽象版の
配下で管理されている変更版もその内で唯一の変更版が
最新である事を示すフラグを持つ。本図には、変更版の
実際の設計情報を格納するページは示してないが、各変
更版毎に1つ以上のページを管理する。
【0011】図2は、本発明の一実施例の設計オブジェ
クトを計算機上のメモリに格納するためのデータ構造体
を示す図である。このデータ構造体は、設計オブジェク
トごとに作成され、設計オブジェクトの種別を表すオブ
ジェクト名、該当のデータ構造体を他から識別する固有
名、および該当の設計オブジェクトの属性を記憶する関
係名・スロット名・値の複数のデータセットから構成さ
れる。設計オブジェクトの種別には、部品を管理するプ
ロセス、1つの抽象版、1つの抽象版の実現法として複
数ある場合のその複数の実現版の集合、1つの実現版の
いづれかを管理する設計シート、1つの変更版を管理す
る設計ペイン、変更版の実際の設計情報を格納するペー
ジがある。データセットには、該当の設計オブジェクト
の種別に応じて、機能名、抽象版の識別名、実現版の識
別名、変更版の識別名のいづれかが記憶され、かつ、1
つの実現版を管理する設計シートのデータセットには、
さらに該当の実現版の設計条件が属性として記憶され、
設計ペインのデータセットには、該当の変更版が最新か
否かを指示するフラグが記憶される。データセットを構
成する3要素の内、関係名は、該当データセットとそれ
を構成要素とする設計オブジェクトとの関係を表すキー
ワードを記憶する。スロット名は、値のタイプを記憶す
る。さらに、値には上記の設計オブジェクトの属性が記
憶される。
【0012】図3は、機能図形式で記述される設計情報
を上記の図2に示すような設計オブジェクト形式で表し
て管理する本発明のディジタル論理装置の自動設計シス
テムの構成を示す図である。図中、データベース1は、
前記の図2に示すような設計オブジェクトを格納したフ
ァイルである。主記憶装置2には、CPU3の処理に必
要なプログラム、すなわち、データベースのアクセス条
件をユーザインタフェース部4を介して入力する入力処
理部21、後述のアクセス制御装置からの情報を元に設
計オブジェクトのモジュール階層をユーザインタフェー
ス部に表示する出力処理部22、前記の入力・出力処理
部とアクセス制御装置5とのインタフェースを司るアク
セス要求部23などから構成される処理プログラムが格
納される。さらに、アクセス制御装置5は、アクセス要
求部から制御を受けてデータベースにCPU3を介して
アクセスする装置である。この装置は、入力処理部を介
して設計者によって与えられた実現版の選択条件と、実
現版の設計条件とを評価する条件判定部51と、その条
件判定部からの情報をもとにモジュール階層上の位置を
データベース1上の格納位置に対応付けてデータベース
上の特定の設計オブジェクトをアクセスするパス制御部
52とから構成される。
【0013】図4は、前記の処理プログラムのブロック
構成図である。この処理プログラムは、前記の入力処理
部21、出力処理部22、アクセス要求部23、および
以上の3種類の処理部の実行を制御する実行制御部24
とから構成される。
【0014】図5は、上記の実行制御部24の処理手順
を表すフローチャートである。この手順を以下の(1)
〜(6)のステップで説明する。
【0015】(1)実行制御部24は、入力処理部21
を使ってユーザのデータベース操作情報として、実現版
の選択条件、モジュール階層の表示コマンド、目的の設
計オブジェクトのモジュール階層上の位置を表すパスの
指示、目的の設計オブジェクトのデータベースへの格納
ないし呼出指示のいずれかを受け取る(ステップ1)。
【0016】(2)実行制御部は、前記の入力情報に応
じて処理を振り分ける(ステップ2)。すなわち、 (3)実現版の選択条件ならば、アクセス要求部23を
使ってアクセス制御装置5の情報判定部に該当情報を送
る(ステップ3)。
【0017】(4)モジュール階層の表示コマンドなら
ば、アクセス要求部を介して得たモジュール階層情報を
出力処理部22に送りユーザインタフェース部4にモジ
ュール階層を表示する(ステップ4)。
【0018】(5)パスの指示ならば、アクセス要求部
23を使ってアクセス制御装置5のパス制御部52に該
当情報を送り、データベース上の位置情報に変換する
(ステップ5)。
【0019】(6)設計オブジェクトのデータベースへ
の格納ないし呼出指示ならば、アクセス要求部23を介
して該当の設計オブジェクトをデータベースに格納ない
し読み出しを行う(ステップ6)。
【0020】図6は、本発明の実施例の主要部をなすア
クセス制御装置5の条件判定部51の処理手順を表すフ
ローチャートである。この手順を以下の(1)〜(5)
のステップで説明する。
【0021】(1)前記のステップ3に併せて実行制御
部24から送られる判定情報を受け取る(ステップ2
0)。この判定情報には、目的のプロセスの識別名(機
能名)、抽象版の識別名、実現版の判定条件が含まれ
る。
【0022】(2)前記の機能名から1つのプロセスを
選択し、該当の設計オブジェクトの配下に実現版が複数
有るか否かを判定する。複数有れば、ステップ22に、
さもなければステップ24に進む(ステップ21)。
【0023】(3)実現版の集合を管理する設計オブジ
ェクトの配下の1つの実現版を取り出す(ステップ2
2)。なお、ここで、未処理の実現版がなければ処理を
終了する。
【0024】(4)取りだした実現版の設計オブジェク
トが記憶する設計条件が、先に得た判定条件を満たすか
否かを判定する。条件を満たさなければ、該当の設計オ
ブジェクトを処理済みとしてステップ22に戻る。さも
なければ、ステップ24に進む(ステップ23)。
【0025】(5)該当の実現版の配下の変更版毎に、
それらが記憶する最新版を指定するフラグを調べ、最新
の変更版を選択する(ステップ24)。
【0026】上記の条件判定に置いて、設計オブジェク
トの設計条件の記憶、選択条件の指定およびそれらの評
価機構が用いられる。これを具体例で説明する。
【0027】1つの実現版は、その設計条件として、ス
ピード、エリア(ゲート)、パワー、ピンの項目をも
ち、各項目は1〜100の値をとる。値が小さいほど、
該当の項目で指定される制約条件を満たしているものと
する。例えば、スピード=1の実現版(A1t1)とス
ピード=100の実現版(A1t2)とでは、A1t1
のほうが遅延時間の小さい回路である事を意味する。
【0028】さらに、上記の項目の他に属性値の評価を
制御するスイッチを持つ。この用途については後述す
る。
【0029】以下では、特定の実現版の設計条件の値を
以下の表現で表す。
【0030】 DA1t =(αs ,αa ,αp ,αt |αw ) ここで、 αs :スピード αa :エリア αp :パワー αt :ピン αw :スイッチ 一方、判定条件の値の指定は以下の式で行う。
【0031】(1)単純式 <項目名><関係演算子><値> {<論理演算子><項目名><関係演算子><値>}. ここで、関係演算子と論理演算子は図7の記号を用い
る。また、{}部分は省略可能である。
【0032】たとえば、 スピード==10 & エリア<50. …選択条件
の例 これは、スピードが10に等しく、かつエリアが50以
下である設計条件を持つ実現版が選択される。また、*
(don’t care)もつかえる。それは、該当の
項目が無条件に指定を満たす事を意味する。したがっ
て、以下の3つの実現版がある場合、上記の選択条件の
指定に対しては、(ア)が選択される。
【0033】(ア)D1=(*,20,,|) (イ)D2=(10,50,,|1) (ウ)D3=(5,40,,|1) さらに、選択条件の指定が、以下の場合、(ア)、
(ウ)が選択される。
【0034】IFDEF スイッチ==1 Area>=50 ENDIF スピード==10 & エリア<50. 図8は、本発明の実施例のもう1つの主要部をなすアク
セス制御装置5のパス制御部52の処理手順を表すフロ
ーチャートである。この手順を以下の(1)〜(4)の
ステップで説明する。
【0035】(1)図5で説明したステップ5に併せて
実行制御部24から送られるパスの指示を受け取る(ス
テップ30)。このパス指示は、モジュール階層上の位
置を上位の階層から下位の階層に向かって機能名を連ね
たもので、例えば、A/B/Cのように指定される。こ
こで、A,B,Cは機能名を表し、機能名Aのプロセス
の構成要素に機能名Bのプロセスがあり、そのBの構成
要素に機能名Cのプロセスがあり、そのCを指示する事
を表す。
【0036】(2)パス指示の内、未処理の最上位の機
能名を1つ取り出し、ステップ32へ進む。未処理のも
のがなければ、ステップ33へ進む(ステップ31)。
【0037】(3)機能名と抽象版の識別名をもとに、
前記の実行制御部24を介して条件判定部51を働か
せ、図6で説明した手順で変更版を取り出し、変更版の
属する実現版の識別名を得て、該当の機能名を処理済み
としてステップ31へ戻る(ステップ32)。
【0038】(4)抽象版の識別名、機能名、実現版の
識別名、最新の変更版の識別名からデータベース上のア
クセス位置を組み立てる(ステップ33)。
【0039】上記の手順を図9の例図を使って説明す
る。
【0040】同図は、1つの設計オブジェクト(機能名
F)が3つのプロセスで構成されている例である。各プ
ロセスは、機能名A,B,Cを持つ。また、機能名Aの
プロセスは、3つの実現版をもち、各実現版には設計条
件、、が与えられている。機能名Bのプロセス
は、2つの実現版をもち、各実現版には設計条件、
が与えられている。機能名Cのプロセスは、1つの実現
版をもち、それには設計条件が与えられている。最上
位の設計オブジェクトの設計条件もである。なお、各
実現版は変更版の最新のものも同時に表している。ま
た、抽象版は、この設計オブジェクトを参照する他のプ
ログラム、例えばエディタなどから指定されて、パスを
選ぶ前に一意に定まることが多いのでこの例では陽に表
していない。
【0041】ここに、パスとして、F/A,F/B,F
/Cが与えられ、また選択条件として以下が与えられた
とする。
【0042】
【表1】
【0043】さらに、各実現版の設計条件として以下が
設定されている。
【0044】F =() A@1=(|1) A@2=(|1) A@3=(|1) B@1=(|2) B@4=(|2) C@1=() ここで、A@1は図9上の機能名Aのプロセスの実現版
の内、設計条件を持つものの識別名を表す。他の名称
も同様である。また、(|1)は、前記の設計条件の
値を表す式であり、設計条件がで、スイッチの値が1
である事を示す。他も同様である。
【0045】まず、ステップ30により、第一のパス指
定F/Aを処理対象として選ぶ。次に、ステップ31で
は、Fを取り出し、ステップ32によってF@1を得
る。ここで再び、ステップ31に戻る。処理対象として
Aが選ばれ、ステップ32では、Aの各実現版の設計条
件のスイッチが1であるところから上記の選択条件の条
件2を適用して、A@2を得る。他のパス指定F/B,
F/Cも同様に処理して、以下のようなデータベース上
の物理的なモジュール階層を示すパスが得られる。
【0046】
【表2】
【0047】このような、設計オブジェクト毎に異なる
実現版を指定するのは、クリティカルパスのブロックに
対してはスピード属性を、それ以外のブロックに対して
はエリア属性を指定し、それらを合わせたモジュールを
構成する場合に必要になる。設計オブジェクトの編集時
の例では、特定の設計オブジェクトのみ設計条件を宣言
し他は宣言しない場合に必要になる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機能図形式で記述さされた設計情報を設計オブジェクト
と名付けられたデータ構造体に記憶する。このデータ構
造体は、データ構造体の表す設計オブジェクトの名と固
有名および関係名・スロット名・値のデータセットの3
種類の記憶要素の集合体である。設計オブジェクトが管
理する対象に応じて、データセットには機能名、抽象版
の識別名、実現版の識別名、変更版の識別名のいづれか
を記憶し、かつ、1つの実現版を管理する設計オブジェ
クト(設計シート)はさらに該当の実現版の設計条件を
属性して記憶し、1つの変更版を管理する設計オブジェ
クト(設計ペイン)は該当の変更版が最新か否かを指示
するフラグを記憶する。そして、特定の抽象版を対象
に、前記のフラグにもとづいて最新の変更版を選択し、
その中から設計者によって与えられた実現版の選択条件
と前記の属性とを比較し選択条件を満たす1つの実現版
を選択する。これらによって、設計情報を統一した形式
で記憶装置に格納できるとともに、部品毎に異なる版の
設計データの取り出しや格納等の操作を一括して行える
という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の設計オブジェクトの版数管
理を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の設計オブジェクトを計算機
上のメモリに格納するためのデータ構造体を示す図であ
る。
【図3】本発明のディジタル論理装置の自動設計システ
ムの構成を示す図である。
【図4】前記自動設計システムの主記憶装置に格納され
る版数管理を行う処理プログラムの構成を示すブロック
図である。
【図5】前記処理プログラムの実行制御部の処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】図3に示す自動設計システムに使用されている
アクセス制御装置の条件判定部の作用を示すフローチャ
ートである。
【図7】判定条件を指定する式に使用される演算子の説
明図である。
【図8】図3に示す自動設計システムに使用されるアク
セス制御装置のパス制御部の作用を示すフローチャート
である。
【図9】パス制御手順を説明する図である。
【図10】従来の手法による設計データの版数管理法の
一例を示す図である。
【符号の説明】
1 データベース 2 主記憶装置 3 CPU 4 ユーザインタフェース部 3 アクセス制御装置 21 入力処理部 22 出力処理部 23 アクセス要求部 51 条件判定部 52 パス制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードウェアの機能仕様を図式に表現す
    る機能図の版数として、仕様の変更に対応する変更版
    と、同一仕様に対する実現手段の相違に対応する実現版
    と、設計の詳細さの相違に対応する抽象版とを管理する
    自動設計システムにおいて、変更版の最新を表示する第
    1の手段と、抽象版を一括して管理する第2の手段と、
    実現版を相互に識別する識別子とを具備し、前記第2の
    手段によってまとめられた抽象版の集合毎に第1の手段
    を用いて最新の変更版を選択し、与えられた実現版選択
    条件と前記識別子の適合性を評価して該当の変更版の中
    から1つの実現版を選択することを特徴とする機能図デ
    ータの版数管理方法。
  2. 【請求項2】 主記憶装置と、該主記憶装置に格納され
    るモジュールを実行するCPUと、前記機能仕様をシス
    テムに入力する入力手段と、前記CPUにより作成され
    るデータを格納するファイルとを有する自動設計システ
    ムにおいて、前記主記憶装置に格納される機能図データ
    管理プログラムモジュールとして実現版選択条件をもと
    に設計データをアクセスするアクセス要求モジュール
    と、該アクセス要求モジュールの制御のもとに実現案選
    択条件と識別子の適合性を評価して該当の変更版の中か
    ら1つの実現版を選択しアクセスする手段とを有するこ
    とを特徴とする機能図データの版数管理装置。
JP3252264A 1991-09-30 1991-09-30 機能図データの版数管理方法および管理装置 Pending JPH0589193A (ja)

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JP3252264A Pending JPH0589193A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 機能図データの版数管理方法および管理装置

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JP (1) JPH0589193A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5806069A (en) * 1996-01-29 1998-09-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and system of managing construction-related information and production-related information
JP2008282420A (ja) * 2008-07-28 2008-11-20 Fujitsu Ltd モデル管理のためのプログラムを記録した記録媒体およびモデル管理装置
JP2014146213A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Mitsubishi Electric Information Systems Corp 構成物管理装置及び構成物管理プログラム

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