JP2008282420A - モデル管理のためのプログラムを記録した記録媒体およびモデル管理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】格納手段は、モデルを格納する。試作依頼入力手段は、格納手段に格納されているモデルまたはモデルを構成する部品に対する試作依頼の入力を受ける。定義手段は、試作依頼入力手段からモデルまたは部品に対する試作依頼がなされた場合には、そのモデルまたは部品に対し、試作依頼がなされる毎に発生するフェーズ間で独立な版数を定義する。禁止手段は、定義手段によってモデルまたは部品の版数が定義された場合には、それ以前のフェーズのモデルまたは部品に対する修正または変更を禁止する。
【選択図】図9
Description
図1は、本発明の動作原理を説明する原理図である。この図に示すように、本発明に係るモデル管理システムは、第1のサーバ1、第2のサーバ2、および、端末3−1〜3−3によって構成されている。
なお、第2のサーバ2と端末3−1〜3−3とは、前述の企業を例に挙げると、各事業部に設置されている。従って、この図では第2のサーバ2は1つだけしか示してないが、実際には端末が複数接続された同様のサーバが複数接続されている。
メタデータ格納手段2bは、モデルの属性情報であるメタデータを格納する。
送信手段2dは、暗号化に対応する復号鍵と、暗号化されたバルクデータに対応するメタデータとを第1のサーバ1に送信する。
取得手段1bは、何れかの端末から所定のバルクデータに対する閲覧要求があった場合には、対応するメタデータを参照して該当するバルクデータの格納場所と、対応する復号鍵とを取得する。
次に、以上の原理図の動作について説明する。
このような状態において、例えば、端末3−1からあるモデルの所定の部品を閲覧したい旨の要求が第2のサーバ2に対して行われたとすると、第2のサーバ2は、この要求を第1のサーバ1に対して送信する。
端末3−1は、受信したバルクデータを先に取得した復号鍵により復号し、目的のバルクデータを得る。
図2は、本発明の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。この図において、正式サーバ10は、セキュリティレベルがシステム中もっとも高いサーバであり、例えば、企業の本社に設置され、システム全体を管理する。
端末30−1〜30−3は、例えば、パーソナルコンピュータによって構成されており、各設計者がモデルを入力または修正したり、入力したモデルを参照する場合に操作される。
ROM10bは、CPU10aが実行する基本的なプログラムやデータを格納している。
HDD10dは、CPU10aが実行するプログラムや仕掛かりサーバ20から送信されてきた情報を格納する。
仕掛かりサーバ20は、CPU20a、ROM20b、RAM20c、HDD20d、および、I/F20e,20fによって構成されている。
ROM20bは、CPU20aが実行する基本的なプログラムやデータを格納している。
HDD20dは、端末30−1〜30−3から入力されたモデルのバルクデータおよびメタデータを格納するとともに、CPU20aが実行するプログラムを格納している。
I/F20fは、端末30−1〜30−3との間で情報を送受信する際に、データの表現形式を適宜変更する。
図3は、図2に示す仕掛かりサーバ20において、所定の端末から承認依頼がなされた場合に実行される処理の一例を説明するフローチャートである。
[S1]CPU20aは、承認依頼がなされたモデルのバルクデータをHDD20dから検索し、所定の鍵を用いて暗号化する。
[S2]CPU20aは、承認依頼がなされたモデルのイメージデータをHDD20dから検索し、所定の鍵を用いて暗号化する。なお、イメージデータとは、承認の際に生成されるデータであり、モデルを所定の角度から眺めた場合のイメージを示すデータである。
[S3]CPU20aは、承認依頼がなされたモデルのポリゴンデータをHDD20dから検索し、所定の鍵を用いて暗号化する。なお、ポリゴンデータとは、承認の際に生成されるデータであり、モデルをポリゴンとテキスチャとによって表現したデータである。
[S4]CPU20aは、暗号化に使用された鍵を復号鍵として取得する。
[S5]CPU20aは、HDD20dに格納されているメタデータを取得する。
[S6]CPU20aは、復号鍵とメタデータとをI/F20eを介して正式サーバ10に対して送信する。
[S20]CPU10aは、仕掛かりサーバ20からの要求が登録依頼であるか否かを判定し、登録依頼である場合にはステップS21に進み、それ以外の場合にはステップS22に進む。
[S21]CPU10aは、メタデータと復号鍵をHDD10dの所定の領域に対応付けて格納する。
[S22]CPU10aは、仕掛かりサーバ20からの要求が所定のデータに対する閲覧依頼であるか否かを判定し、閲覧依頼である場合にはステップS23に進み、それ以外の場合には処理を終了する。
[S23]CPU10aは、要求に合致するメタデータをHDD10dから検索する。
[S24]CPU10aは、メタデータを参照して該当するバルクデータが格納されている場所を特定する。
[S25]CPU10aは、メタデータに対応付けて格納されている復号鍵を取得する。
[S26]CPU10aは、ステップS24において特定された格納場所から暗号化されたバルクデータを取得する。
[S27]CPU10aは、ステップS25において取得した復号鍵により、ステップS26で取得したバルクデータを復号する。
[S28]CPU10aは、復号されたバルクデータを要求を行った端末に対して送信する。
この図に示すように、本発明の第2の実施の形態は、モデル管理装置40、入力装置41、印刷装置42、および、表示装置43によって構成されている。
ここで、モデル管理装置40は、CPU40a、ROM40b、RAM40c、HDD40d、I/F40e,40fによって構成されている。なお、各ブロックの機能は、前述の図2の場合と同様であるのでその詳細な説明は省略する。
印刷装置42は、例えば、レーザープリンタやXYプロッタ等によって構成されており、モデル管理装置40から供給された図面等のデータを印刷用紙に印刷する。
次に、以上の実施の形態の動作について説明する。
更に、属性ビューの内容が変更された場合には、モデルに付与されている属性データと、三面図の部品欄60aおよび表題欄60bも同時に変更される。
以上のように、所定のユニットまたは部品が指定された場合には、対応する図面を作成するとともに、モデルに付与されている属性データを抽出して部品欄や表題欄に対して自動的に付加するようにしたので、図面の作成を容易にすることが可能となる。
[S40]CPU40aは、PDM構成ビューまたは属性ビューにおいて、所定のユニットまたは部品が指定された場合には、ステップS41に進み、それ以外の場合にはステップS45に進む。
[S41]CPU40aは、該当するモデルのバルクデータをHDD40dから取得する。
[S42]CPU40aは、取得したバルクデータに基づいて、例えば、三面図等の図面を作成する。
[S43]CPU40aは、モデルから該当する属性データを取得する。
[S44]CPU40aは、部品欄と表題欄に対して属性データを挿入する。
[S45]CPU40aは、属性ビューにおいて表示内容が変更されたか否かを判定し、変更された場合にはステップS46に進み、それ以外の場合にはステップS47に進む。
[S46]CPU40aは、図面の部品欄または表題欄の表示内容およびモデルの属性データの該当個所を変更する。
[S47]CPU40aは、モデルが変更された場合にはステップS48に進み、それ以外の場合にはステップS49に進む。
[S48]CPU40aは、図面の部品欄または表題欄の表示内容および属性ビューの表示内容の該当個所を変更する。
[S49]CPU40aは、図面が変更された場合にはステップS50に進み、それ以外の場合にはステップS51に進む。
[S50]CPU40aは、モデルの属性データおよび属性ビューの表示内容の該当個所を変更する。
[S51]CPU40aは、処理を継続する場合にはステップS45に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。
この図の例では、モデルAは、フェーズ#1〜#3の3種類のフェーズによって構成されており、各フェーズには、それぞれ“1”からカウントアップされる版数が付与されている。このように、各フェーズ毎に独立の版数を生成して管理することにより、フェーズを手がかりとして目的のデータを取得することが可能となる。
いま、図10に示すPDM構成ビューにおいて、「リアサスペンション」に対する試作依頼がなされたとすると、CPU40aは、フェーズが移行したとして、リアサスペンションのバルクデータをフェーズ#1のバルクデータとしてHDD10dに登録するとともに、このバルクデータに対する変更または修正を禁止し、そのステータスを「マスター」とする。
なお、PDM構成ビュー画面に対しては、最新のフェーズが表示されることになるが、入力装置41を操作して所定のコマンド等を実行することにより、複数のフェーズを同時に表示させることも可能である。
[S70]CPU40aは、試作依頼がなされたか否かを判定し、試作依頼がなされた場合にはステップS71に進み、それ以外の場合には処理を終了する。
[S71]CPU40aは、試作依頼がなされた該当するユニットまたは部品を検索する。
[S72]CPU40aは、ユニットまたは部品をHDD40dの所定の領域に複写する。
[S73]CPU40aは、新たなフェーズを発生する。
[S74]CPU40aは、以前のユニットの変更を禁止する。
また、従来においては、キープレベルが設定されると、最新の版数からそのキープレベルに対応する数だけ前のモデルが保存の対象とされていた。例えば、図9の場合では、キープレベルが“2”である場合には、フェーズ#3に係るV6とV7のみしか保存されなかった。しかしながら、本実施の形態では、各フェーズ毎にキープレベルを設定することが可能となり、以上のような不都合を解消することができる。
第4の実施の形態では、複数の同一部品(またはユニット)のうち、何れかを正規部品とし、他を候補部品として登録することが可能とされる。
いま、図15に示すように、「ステアリング」がカーソル85によって指定され、候補部品と正規部品を切り換えるコマンドが実行されたとすると、ダイアログボックス95が表示される。
図16は、図14に示す新たな部品を登録する際の処理の一例を説明するフローチャートである。このフローチャートが開始されると、以下の処理が実行される。
[S90]CPU40aは、例えば、図14に示すダイアログボックス90を表示装置43に表示させる。
[S91]CPU40aは、登録ボタン90cが操作されたか否かを判定し、操作された場合にはステップS92に進み、それ以外の場合にはステップS91に戻って同様の処理を繰り返す。
[S92]CPU40aは、正規部品を指定するラジオボタン90bが選択された場合にはステップS93に進み、それ以外の場合にはステップS94に進む。
[S93]CPU40aは、新たな部品を正規部品として登録する。
[S94]CPU40aは、新たな部品を候補部品として登録する。
[S100]CPU40aは、例えば、図15に示すダイアログボックス95を表示装置43に表示する。
[S101]CPU40aは、OKボタン95dが操作された場合にはステップS102に進み、それ以外の場合にはステップS101に戻って同様の処理を繰り返す。
[S102]CPU40aは、正規部品として指定された部品をHDD40dから取得する。
[S103]CPU40aは、正規部品の入れ換えを行う。即ち、ステップS102において取得した部品を正規部品として登録し、それまで正規部品であった部品をHDD40dの所定の領域に候補部品として登録する。
図18は、本発明の第5の実施の形態の構成例を示すブロック図である。この図において、モデル管理装置110は、端末120−1〜120−3から入力されたモデルを管理する。端末120−1〜120−3は、例えば、パーソナルコンピュータによって構成されており、モデルを作成する場合にはモデル管理装置110にログインして所定のモデルの作成または修正を行う。なお、モデル管理装置110を構成する各ブロックの詳細な説明については省略する。
いま、端末120−1の設計者がモデル管理装置110に対してログインし、例えば、図20に示す部品Bを取得したとすると、CPU110aは、部品Bに関連を有する部品を検索する。
[S120]CPU110aは、ログインした当該設計者によって部品が取得されたか否かを判定し、取得された場合にはステップS121に進み、それ以外の場合にはステップS120に戻って同様の処理を繰り返す。
[S121]CPU110aは、取得した部品に関連する部品が存在するか否か判定し、存在する場合にはステップS122に進み、それ以外の場合には処理を終了する。
[S122]CPU110aは、関連を有する部品が他者によって取得中であるか否かを判定し、取得中である場合にはステップS123に進み、それ以外の場合にはステップS124に進む。
[S123]CPU110aは、関連を有する部品が取得中である旨を、例えば、図22に示すようなポップアップ画面を表示して当該設計者に通知する。
[S124]CPU110aは、関連を有する部品が他者によって取得されたか否かを判定し、取得された場合にはステップS125に進み、それ以外の場合にはステップS128に進む。
[S125]CPU110aは、当該設計者がログイン中であるか否かを判定し、ログイン中である場合にはステップS126に進み、それ以外の場合にはステップS127に進む。
[S126]CPU110aは、関連を有する部品が取得された旨を、例えば、図22に示すようなポップアップ画面を表示して当該設計者に通知する。
[S127]CPU110aは、関連を有する部品が取得された旨を、例えば、図22に示すポップアップ画面と同様の内容の電子メールを送信することにより当該設計者に通知する。
[S128]CPU110aは、関連を有する部品が他者によって登録されたか否かを判定し、登録された場合にはステップS129に進み、それ以外の場合にはステップS132に進む。
[S129]CPU110aは、当該設計者がログイン中であるか否かを判定し、ログイン中である場合にはステップS130に進み、それ以外の場合にはステップS131に進む。
[S130]CPU110aは、関連を有する部品が変更された旨を、例えば、図23に示すようなポップアップ画面を表示して当該設計者に通知する。
[S131]CPU110aは、関連を有する部品が変更された旨を、例えば、図23に示すようなポップアップ画面と同様の電子メールを送信することにより当該設計者に通知する。
[S132]CPU110aは、当該設計者により取得中の部品が格納(返却)されたか否かを判定し、格納された場合には処理を終了し、それ以外の場合にはステップS124に戻って同様の処理を繰り返す。
1a 記憶手段
1b 取得手段
1c 返送手段
2 第2のサーバ
2a バルクデータ格納手段
2b メタデータ格納手段
2c 暗号化手段
2d 送信手段
3−1〜3−3 端末
10 正式サーバ
10a CPU
10b ROM
10c RAM
10d HDD
10e I/F
20 仕掛かりサーバ
20a CPU
20b ROM
20c RAM
20d HDD
20e,20f I/F
30−1〜30−3 端末
40 モデル管理装置
40a CPU
40b ROM
40c RAM
40d HDD
40e,40f I/F
41 入力装置
42 印刷装置
43 表示装置
110 モデル管理装置
110a CPU
110b ROM
110c RAM
110d HDD
110e I/F
120−1〜120−3 端末
Claims (2)
- 複数の部品から構成されるモデルを管理する処理をコンピュータに機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記コンピュータを、
前記モデルを格納する格納手段、
前記格納手段に格納されているモデルまたはモデルを構成する部品に対する試作依頼の入力を受ける試作依頼入力手段、
前記試作依頼入力手段からモデルまたは部品に対する試作依頼がなされた場合には、そのモデルまたは部品に対し、試作依頼がなされる毎に発生するフェーズ間で独立な版数を定義する定義手段、
前記定義手段によってモデルまたは部品の版数が定義された場合には、それ以前のフェーズのモデルまたは部品に対する修正または変更を禁止する禁止手段、
として機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 複数の部品から構成されるモデルを管理するモデル管理装置において、
前記モデルを格納する格納手段と、
前記格納手段に格納されているモデルまたはモデルを構成する部品に対する試作依頼の入力を受ける試作依頼入力手段と、
前記試作依頼入力手段からモデルまたは部品に対する試作依頼がなされた場合には、そのモデルまたは部品に対し、試作依頼がなされる毎に発生するフェーズ間で独立な版数を定義する定義手段と、
前記定義手段によってモデルまたは部品の版数が定義された場合には、それ以前のフェーズのモデルまたは部品に対する修正または変更を禁止する禁止手段と、
を有することを特徴とするモデル管理装置。
Priority Applications (1)
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JP2008193398A JP4776665B2 (ja) | 2008-07-28 | 2008-07-28 | モデル管理のためのプログラムを記録した記録媒体およびモデル管理装置 |
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Citations (3)
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JPH0589193A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 機能図データの版数管理方法および管理装置 |
JPH06162036A (ja) * | 1991-03-20 | 1994-06-10 | Fujitsu Ltd | 製品情報管理システム |
JPH08147333A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-07 | Sekisui Chem Co Ltd | 図面作成システム |
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2008
- 2008-07-28 JP JP2008193398A patent/JP4776665B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH08147333A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-07 | Sekisui Chem Co Ltd | 図面作成システム |
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