JP2005004489A - 部品カタログ作成装置および部品カタログ作成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】使い勝手のよい電子化された部品カタログを容易に作成できるようにする。
【解決手段】部品画像格納部1には部品画像データが格納されている。部品画像データは、各部品のイラストを表示するためのイラストデータおよび各部品に付される識別番号を表示するための識別符号データを含む。これらのデータは、互いに分離可能に記述されている。部品リスト格納部2には、部品画像格納部1に格納されている部品画像データに対応する部品リストが格納されている。生成部3は、識別符号データおよび部品リストに基づいて、部品画像内の各識別番号と部品リスト内の各レコードとのリンクを定義したリンク情報を生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】部品画像格納部1には部品画像データが格納されている。部品画像データは、各部品のイラストを表示するためのイラストデータおよび各部品に付される識別番号を表示するための識別符号データを含む。これらのデータは、互いに分離可能に記述されている。部品リスト格納部2には、部品画像格納部1に格納されている部品画像データに対応する部品リストが格納されている。生成部3は、識別符号データおよび部品リストに基づいて、部品画像内の各識別番号と部品リスト内の各レコードとのリンクを定義したリンク情報を生成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子化された部品カタログを作成する装置およびそのためのプログラムに係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、機械等を構成する各部品を体系的にリスト化した部品カタログが作成されていた。ここで、この種の部品カタログは、その機械等の製造者によりユーザに配布または販売されていた。そして、ユーザは、その部品カタログを参照して、故障または消耗した部品の注文を行っていた。ただし、従来の部品カタログは、通常、紙に印刷されていた。
【0003】
近年では、各種書類のペーパーレス化に伴い、部品カタログも電子化されることが多くなってきている。そして、様々な形態の電子カタログが提供または提案されている。
例えば、特許文献1に記載のシステムでは、インターネットを介してユーザの端末に部品カタログが表示されるようになっている。ここで、この部品カタログは、各部品のイメージ画像を含んでいる。そして、ユーザは、表示されている部品カタログを利用して、インターネットを介して所望の部品を注文できるようになっている。
【0004】
また、特許文献2には、電子カタログを作成するためのテンプレートを予め用意しておき、そのテンプレート内に対応する画像データ、価格情報、型番情報などを配置することにより、電子カタログの作成の高速化を図る技術が開示されている。なお、この特許文献2では、大容量の情報を処理するための技術(特許文献3)、イメージデータとテキストデータの関連づけを行う技術(特許文献4)、ユーザ毎にカタログを編集する技術(特許文献5)が紹介されている。
【0005】
さらに、特許文献6には、各部品のイメージデータ、および各部品の形状、寸法、荷姿、色などの部品実装データを含む電子カタログであって、必要に応じてその部品実装データを読み出せるようにした技術が開示されている。
さらに、特許文献7には、部品の選定条件が埋め込まれた電子カタログを容易に作成できる技術が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−67608号公報(図1、9〜12、段落0029〜0045)
【0007】
【特許文献2】
特開平8−147486号公報(図1〜3、段落0014〜0027)
【0008】
【特許文献3】
特開昭62−55767号公報(図1、9〜12、第3〜4ページ)
【0009】
【特許文献4】
特開平2−18669号公報(図1、第4〜6ページ)
【0010】
【特許文献5】
特開平4−247567号公報(図1〜2、段落0018〜0028)
【0011】
【特許文献6】
特開平9−204454号公報(図1、段落0025〜0031)
【0012】
【特許文献7】
特開平11−85836号公報(図1、段落0016〜0027)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、各部品のイメージデータを含む部品カタログは、通常、そのイメージデータとは別に、各部品の型番や価格等を示す部品リストを提供する。すなわち、この種の部品カタログでは、各部品のイメージデータと部品リストが個別に表示されるものが普通であり、そのイメージデータには各部品の型番等は表示されていない。
【0014】
このため、ユーザは、型番の分からない部品を注文する際には、先ず、部品カタログのイメージデータを参照して必要な部品を特定する。続いて、イメージデータ上でその部品に付されている識別符号(番号または符号等)を頼りに部品リストを参照し、イメージデータを参照しながら特定した部品の型番を調べる。そして、部品の製造元にその型番を示して注文を行うようになっている。
【0015】
このように、従来の電子化された部品カタログは、イメージデータと部品リストとのリンクが十分でなかったので、ユーザにとって使い勝手の良いものとは言えなかった。また、イメージデータ内の各部品画像と部品リスト上の各レコードとを対応付けるためのリンク情報を作成すれば、部品カタログの使い勝手を向上させることができるが、そのようなリンク情報の作成には大きな労力が必要であった。
【0016】
本発明の課題は、電子化された部品カタログの使い勝手を向上させることである。また、本発明の他の課題は、そのような部品カタログを容易に作成できるようにすることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の部品カタログ作成装置は、機械の一部または全部を構成する複数の部品を描いたイラストを表示するためのイラストデータ、および上記複数の部品に付される識別符号を表示するための識別符号データ、を含む部品画像を表示するための部品画像データを格納する部品画像格納手段と、上記複数の部品に付されている各識別符号をキーとしてそれら複数の部品に係わる情報である関連情報が書き込まれた部品リストを格納する部品リスト格納手段と、上記識別符号データおよび上記部品リストに基づいて、上記識別符号ごとに、上記部品画像が表示装置に表示されたときの各識別符号の表示領域と、上記部品リスト内の関連情報とをリンクさせるリンク情報を生成する生成手段と、上記部品画像データ、上記部品リストおよび上記リンク情報を出力する出力手段、を有する。
【0018】
この発明によれば、部品画像内の各識別符号と部品リスト上の各関連情報とをリンクさせるためのリンク情報を生成する際に、部品画像を表示するための部品画像データのうち、データ量の多いイラストデータは使用されず、データ量の少ない識別符号データが利用される。よって、短時間で容易にリンク情報を作成することができる。また、このリンク情報が部品カタログに含まれることにより、その使い勝手が向上する。
【0019】
上記部品カタログ作成装置において、上記識別符号データが各識別符号の表示領域の位置を指定するベクトルデータを含んでいる場合には、上記生成手段は、上記ベクトルデータを利用して上記リンク情報を生成するようにしてもよい。このとき、ベクトルデータは、ビットマップ形式のデータと比べて加工しやすいので、リンク情報の生成がより容易になる。
【0020】
また、上記生成手段により生成されるリンク情報は、上記部品画像が上記表示装置に表示されたときにその部品画像を利用してユーザにより指定された識別符号にリンク付けされている関連情報を上記表示装置に表示させるための情報を含むようにしてもよい。
【0021】
部品リストを表示するための領域が十分に大きくない場合であって、部品画像の中に描かれている部品の点数が多い場合には、部品リストの全体を表示することができないことがある。しかし、本発明によれば、ユーザにより指定された識別符号に対応する関連情報が確実に表示されることになるので、ユーザの操作性が向上する。
【0022】
さらに、上記リンク情報は、上記ユーザにより指定された識別符号にリンク付けされている関連情報を強調表示させるための情報を含むようにしてもよい。この場合、部品画面上で指定された識別符号に対応する関連情報が強調表示されるので、ユーザは、指定した識別符号に対応する関連情報を容易に見つけることができる。
【0023】
さらに、上記リンク情報は、上記部品画像および部品リストが上記表示装置に表示されているときにその部品リストの中からユーザにより指定された関連情報にリンク付けされている識別符号を強調表示させるための情報を含むようにしてもよい。この場合、部品リスト上で指定された関連情報に対応する識別符号が部品画像内で強調表示されるので、ユーザは、指定した関連情報に対応する部品のイラストを容易に見つけることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の部品カタログ作成装置の基本構成を示す図である。ここで、本発明の部品カタログ作成装置は、機械の一部または全部を構成する部品を掲載するものである。また、「機械」は、特に限定されるものではないが、例えば、織機あるいは精紡機等を含む繊維機械である。
【0025】
図1において、部品画像格納部(部品画像格納手段)1には、表示すべき部品画像を記述した部品画像データ(以下、単に「部品画像」と呼ぶことがある)が格納されている。ここで、部品画像データは、機械の一部または全部を構成する複数の部品を描いたイラストを表示するためのイラストデータ、およびそれら複数の部品に付される識別符号としての識別番号を表示するための識別符号データを含んでいる。ただし、識別番号を描画するための識別符号データは、イラストを描画するためのイラストデータと分離可能に記述されている。
【0026】
図2は、部品画像格納部1に格納されている部品画像データにより描かれる部品画像の例である。ここで、部品画像内には、部品カタログの対象となる機械を幾つかの部分に分けたときの各部分の分解斜視図が描かれている。すなわち、1または複数の部品のイラストが描かれている。図2に示す例では、合計9個の部品のイラストが描かれている。
【0027】
また、部品画像において、各部品には、それぞれ識別符号としての識別番号が付されている。ここで、識別番号は、部品の種別を識別するための番号である。したがって、ある部品画像内に同一の部品が複数個描かれている場合には、それらの部品に対して同じ識別番号が付される。例えば、図2に示す例では、同一の6角ナットが2個描かれており、それらに対してそれぞれ識別番号「2」が付されている。なお、この実施例では、識別符号として「識別番号(1,2,3,...)」が使用されているが、これに限定されるものではなく、例えば、アルファベット(a,b,c,...)等が使用されてもよい。
【0028】
部品画像は、例えば、部品カタログの対象となる機械の設計者等により作成される。ここで、この部品画像は、部品のイラストとその識別番号とを分離可能に記述できる画像データフォーマットで作成されるものとする。具体的には、特に限定されるものではないが、例えば、SVG(Scalable Vector Graphics)で作成される。なお、SVGは、直線や曲線の集合体で画像を表現するベクトル形式の画像データフォーマットであり、Web技術の標準化団体であるWWWコンソーシアム(W3C)で標準化されている。
【0029】
図3(a)〜図3(c)は、SVGで作成された部品画像をレイヤ毎に現した図である。ここで、図3(a)は、図2に示す部品画像のなかの部品のイラストが描かれたレイヤの画像を示す図である。すなわち、イラストデータにより描かれる画像である。また、図3(b)は、引出し線が描かれたレイヤの画像を示す図である。さらに、図3(c)は、識別番号が描かれたレイヤの画像を示す図である。すなわち、識別符号データにより描かれる画像である。なお、各レイヤの画像を描画するためのデータは、互いに分離可能に生成される。
【0030】
このとき、識別番号が描かれたレイヤの画像(図3(c)参照)を描画するためのデータは、以下の情報により記述される。すなわち、部品画像内の各識別番号は、例えば、少なくとも、各識別番号ごとに生成される「表示領域の位置および大きさを指定する領域情報」「表示すべき文字を指定する文字コード情報」「表示すべき文字の大きさ等を指定するフォント情報」「表示すべき文字の色を指定する文字色情報」を用いて記述されている。
【0031】
図1の説明に戻る。図1において、部品リスト格納部(部品リスト格納手段)2には、上述した部品画像に描かれている部品についての部品リスト(或いは、表示装置に部品リストを表示するための部品リストデータ)が格納される。ここで、部品リストには、部品画像に描かれている部品に付されている各識別番号をキーとして、それらの部品に係わる情報である関連情報が書き込まれている。
【0032】
図4は、部品リスト格納部2に格納されている部品リストの例である。ここでは、図2に示す部品画像に対応する部品リストが描かれている。
図4に示す部品リストにおいて、「キー番号」は、部品画像内で各部品に付されている識別番号がそのまま使用される。また、各部品に係わる情報である「関連情報」は、この例では、「部品番号」「名称」「数量」「備考」などを含む。ここで、「部品番号」は、当該部品をその製造者に注文する際に使用される番号(例えば、部品の製造者により指定される型番)である。なお、特に限定されるものではないが、部品画像内の識別番号と部品リストのキー番号との不整合を回避するためには、部品画像およびそれに対応する部品リストは、同時または並列に同一の設計者により作成されていることが望ましい。
【0033】
生成部(生成手段)3は、部品画像格納部1に格納されている部品画像データの中の識別番号データおよび部品リスト格納部2に格納されている部品リストを取得し、リンク情報を生成する。ここで、リンク情報とは、後で詳しく説明するが、部品画像が表示装置に表示されたときのその部品画像内の各識別符号の表示領域と、部品リスト内の関連情報とを識別符号ごとにリンクさせるための情報である。
【0034】
そして、出力部(出力手段)4は、電子化された部品カタログを構成するための情報として、部品画像格納部1に格納されている部品画像データ、部品リスト格納部2に格納されている部品リスト、生成部3により生成されたリンク情報を出力する。このとき、部品カタログ作成装置は、部品画像データ、部品リスト、リンク情報を記録媒体5に書き込むようにしてもよい。
【0035】
なお、電子化された部品カタログは、例えば、CD−ROM等の可搬性記録媒体によりユーザに提供される。この場合、部品カタログ作成装置は、記録媒体5としての可搬性記録媒体に部品画像データ、部品リストおよびリンク情報を書き込む。このとき、この可搬性記録媒体には、ユーザが部品カタログを閲覧するために必要なソフトウェアプログラムもあわせて書き込まれるようにしてもよい。また、この部品カタログは、インターネット等のネットワークを介してユーザに提供されるようにしてもよい。この場合、部品カタログ作成装置は、部品カタログのユーザがアクセス可能なサーバコンピュータの記憶領域に部品画像データ、部品リストおよびリンク情報を書き込む。
【0036】
図5は、ユーザコンピュータの表示装置に表示された部品カタログの一例である。なお、この部品カタログは、例えば、一般的なパーソナルコンピュータによりその表示装置に表示される。このとき、表示装置には、部品画像およびその部品画像に対応する部品リストが表示される。なお、部品リストは、部品点数が多い場合には、対応する部品画像内に描かれている部品のうちの一部のみが表示される。
【0037】
図6および図7は、部品画像と部品リストとのリンクについて説明する図である。なお、部品画像と部品リストとのリンクは、生成部3により生成されたリンク情報により定義されている。
ユーザは、入力デバイス(以下、マウスとする。)を操作することにより、表示装置の画面上の任意の点(または、位置)を指し示すことができる。そして、例えば、図6に示すように、部品画像内のある識別番号(実施例では、「5」)がクリックされると、そのクリックされた識別番号と一致する「キー番号」により特定されるレコードが部品リスト最上段に配置され、さらにそのレコードが識別表示される。なお、識別表示とは、例えば、当該レコードを他のレコードと異なる色で強調表示することをいうものとする。
【0038】
或いは、図7に示すように、部品リスト内のあるレコード(実施例では、「キー番号1」)がクリックされると、対応する部品画像において、そのクリックされたレコードのキー番号と一致する識別番号が識別表示される。ここで、識別表示とは、例えば、当該識別番号を他の識別番号と異なる色またはフォントで表示させること、或いは点滅表示させることをいうものとする。図7に示す例では、部品画像内で「1」が赤色で表示され、他の番号が黒色で表示されている。
【0039】
図8は、リンク情報を生成する処理を示すフローチャートである。なお、この処理は、図1に示す生成部3により実行される。
ステップS1では、互いに対応する部品画像データおよび部品リストを読み込む。ただし、部品画像データは、すべてのレイヤのデータが読み込まれるのではなく、識別番号を表示するために記述されている識別符号データのみが読み込まれる。例えば、図3(a)〜図3(c)に示す例では、図3(c)に示す画像を表示するためのデータのみが読み込まれる。なお、識別番号が描かれているレイヤの画像を表示するための識別符号データは、上述したように、各識別番号ごとに定義される「表示領域の位置および大きさを指定する領域情報」「表示すべき文字を指定する文字コード情報」「表示すべき文字の大きさ等を指定するフォント情報」「表示すべき文字の色を指定する文字色情報」などから構成されている。
【0040】
ステップS2、S7、S8は、ステップS1で読み込んだ部品画像データに記述されている各識別番号に対して、1つずつ順番にステップS3〜S6の処理を実行するための処理である。
ステップS3では、識別符号データにおいて識別番号iのための「領域情報」により特定される表示領域内でクリックがされたことを契機として所定の動作を開始させるためのコマンドを設定する。ここで、このコマンドは、例えば、JAVAスクリプトのイベントハンドラの1つである「onClick」により実現される。また、他の種類のイベントハンドラを利用することも可能である。なお、「JAVA」は、登録商標である。
【0041】
ステップS4では、部品リストにおいて「キー番号=i」のレコードをサーチする。続いて、ステップS5では、ステップS3で設定したコマンド(例えば、イベントハンドラ)に関連付けて、スクロール関数を呼び出すためのコマンドを設定する。ここで、スクロール関数とは、指定されたウィンドウ内の表示内容を表示装置の画面上でスクロールするための関数をいうものとする。そして、その関数のためのパラメータとして当該部品リスト内の「キー番号=i」のレコードが指定され、さらにそのレコードが最上段に表示されるようにスクロールするための指示が設定される。なお、スクロール関数は、例えば、ブラウザの機能を利用して実現される。
【0042】
ステップS6では、ステップS3で設定したコマンド(例えば、イベントハンドラ)に関連付けて、表示制御関数を呼び出すためのコマンドを設定する。ここで、表示制御関数とは、例えば、指定された文字、レコード、領域等の表示色を指示する関数をいうものとする。そして、その関数のためのパラメータとして当該部品リスト内の{キー番号=i}のレコードが指定され、さらに特定の表示色が指示される。なお、表示制御関数は、汎用のプログラム部品を利用することができるものとする。
【0043】
図9は、生成されたリンク情報を模式的に示す図である。ここでは、図8に示すフローチャートにより生成されたリンク情報が模式的に描かれている。
生成部3は、識別番号が描かれているレイヤの画像を記述した識別符号データを読み込む。なお、図9(a)に示す例では、ある1つの識別番号を表示するためのデータが模式的に描かれているものとする。そうすると、生成部3は、図9(b)に示すように、「イベントハンドラ」を生成して識別番号データ内の所定位置に埋め込む。このとき、「イベントハンドラ」は、契機となるイベントを指示するためのパラメータとして「領域情報」が設定されるように埋め込まれる。また、「イベントハンドラ」により実行されるコマンドとして、上述したスクロール関数および表示制御関数を呼び出すためのコマンドも識別番号データ内に埋め込まれる。なお、この例では、イベントハンドラおよび呼出しコマンド等がリンク情報になる。また、これらの処理は、識別番号ごとに行われる。
【0044】
このように、実施形態の部品カタログ作成装置においては、部品画像内のイラストを記述するためのイラストデータと、識別番号を記述するための識別符号データとが互いに分離可能であることを前提とする。そして、リンク情報を生成する際には、識別符号データを利用して生成される。ここで、識別符号データは、「領域情報」「文字コード情報」「フォント情報」「文字色情報」などから構成されており、情報量の小さいベクトルデータである。したがって、図8に示したフローチャートの処理を実行することにより、短時間でリンク情報を生成することができる。また、図8に示すフローチャートに対応するプログラムも簡単に作成できる。
【0045】
なお、図8〜図9においては、図6に示す処理(部品画像上で識別番号がクリックされると部品リスト上で対応するレコードが最上段に表示されて識別表示される処理)のためのリンク情報について説明した、図7に示す処理のためのリンク情報も、基本的に同じ手順で生成される。ただし、この場合は、部品リスト内のあるレコードを表示するための領域がクリックされたことに起因して所定の関数が呼び出されるようにイベントハンドラが設定される必要がある。また、呼び出される関数は、識別番号を表示するための識別符号データ内の「フォント情報」や「文字色情報」を変更するコマンドが含まれる。
【0046】
また、図2〜図9に示した例では、ある1つの部品画像およびそれに対応する部品リストに着目して、それらの間のリンク付けについて説明をしたが、実際の部品カタログには、対象となる機械の各部分ごとの部品画像およびそれに対応する部品リストが掲載される。このとき、部品画像およびそれに対応する部品リストは、例えば、対象となる機械を階層的に分割したときのある階層における各部分ごとに作成されるようにしてもよい。そして、特に複雑な構成を有する部分については、さらに下の階層における部品画像およびそれに対応する部品リストを作成するようにしてもよい。いずれにしても、部品カタログは、複数の部品画像およびそのそれぞれに対応する複数の部品リストを含んでいる。そして、互いに対応する部品画像/部品リストごとに、それぞれリンク情報が生成されて付与されている。
【0047】
さらに、部品カタログの対象となる機械は、ユーザ毎にカスタマイズされていてもよい。すなわち、ユーザ毎に異なる部品が使用されているケースも考えられる。この場合、各ユーザに販売または配布される部品カタログは、当然のことながら、ユーザ毎にカスタマイズされていることが望ましい。したがって、ある特定のユーザに販売した機械が標準仕様ではなく、特殊部品が使用されている場合には、その仕様に沿った部品画像データおよびそれに対応する部品リストが作成され、それぞれ、そのユーザを識別する情報をキーとして部品画像格納部1および部品リスト格納部2に格納される。そして、そのユーザに販売または配布すべき部品カタログを作成する際には、そのユーザを識別する情報をキーとして部品画像格納部1から部品画像データを取得するとともに、部品リスト格納部2からそれに対応する部品リストを取得し、それらに基づいてリンク情報を作成して出力すればよい。
【0048】
なお、ある特定のユーザに販売した機械が特殊部品を含んでいたとしても、その特殊部品の形状が標準部品とさほど変わらない場合には、標準部品のための部品画像データをそのまま流用することができる。形状の差異がわずかであれば、部品画像上では実質的に区別が出来ないからである。そして、このようにして部品画像データを共通化することにより、部品画像の作成の労力が削減されるとともに、部品画像格納部1の容量の大規模化を抑制できる。ただし、この場合であっても、部品リストの内容は、個々に作成される必要がある。
【0049】
次に、実施形態の部品カタログ作成装置により作成される部品カタログの他の機能について説明する。なお、部品カタログが提供する各種機能は、例えば、表示装置に表示されるボタンをクリックすることにより呼び出される。
図5において、検索ボタン11をクリックすると、検索キーワードを入力するための画面が呼び出される。ここで、入力可能なキーワードは、たとえば、「名称」「部品番号」などである。そして、ユーザがあるキーワードを入力して検索を実行すると、そのキーワードに対応する部品を含む部品リストおよびそれに対応する部品画像が表示される。この場合、ある検索キーワードに対して複数の候補がヒットした場合には、図10に示すように、ヒットした複数の部品画像がサムネイル表示される。そして、それらの中からユーザが特定の画像を選択すると、その選択された画像が拡大表示されるとともに、対応する部品リストが表示されるようになる。
【0050】
印刷ボタン12がクリックされると、表示されている部品画像および/または部品リストが印刷される。
注文ボタン13は、所望の部品についての注文データまたは見積データを作成する際に使用される。すなわち、ユーザは、まず、購入または見積照会をしたい部品が見つかったときは、部品リストの該当レコードのチェック欄をクリックすることによりその部品を選択する。このとき、ユーザは、表示されている部品リストから1または複数の部品を選択できる。また、表示される部品リストを順次切り替えながら、複数の部品リストにまたがって複数の部品を選択することもできる。
【0051】
続いて、注文ボタン13がクリックされると、図11に示すように、先の手順で選択された1または複数の部品を表すHTMLデータが生成されるとともに、それらが一覧表示される。そして、その状態で保存ボタンがクリックされると、選択された部品を表す情報がCSVデータとして保存される。
【0052】
保存されたCSVデータは、例えば、部品の供給者のサーバにアップロードすることで、注文票または見積依頼として使用することができる。なお、インターネットを利用して部品の注文等を行うシステムは、例えば、上述した特許文献1(特開2003−67608号公報)に記載されている。また、保存されたCSVデータは、実際に部品を発注する前に、決裁権を持つ管理職社員等の承認を得るための書類を作成する際に利用することもできる。
【0053】
なお、上述した実施形態に係わる機能は、図1〜図11を参照しながら説明した手順を記述したプログラムをコンピュータを用いて実行することにより実現される。そのプログラムを実行するコンピュータ100のブロック図を図12に示す。
【0054】
CPU101は、図1〜図11を参照しながら説明した手順を記述したプログラムを記憶装置102からメモリ103にロードして実行する。記憶装置102は、大容量記憶装置であり、上記プログラムを格納する。また、図1に示す部品画像格納部1、部品リスト格納部2、記録媒体5は、この記憶装置102により実現されてもよい。なお、記憶装置102は、コンピュータ100に接続される1または複数の外部記憶装置であってもよい。メモリ103は、例えば半導体メモリであり、CPU101の作業領域として使用される。
【0055】
記録媒体ドライバ104は、CPU101の指示に従って可搬性記録媒体105にアクセスする。可搬性記録媒体105は、例えば、半導体デバイス(PCカード等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(フレキシブルディスク、磁気テープ等)、光学的作用により情報が入出力される媒体(光ディスク等)を含むものとする。なお、図1に示す記録媒体5は、この可搬性記録媒体105により実現されるようにしてもよい。通信制御装置106は、CPU101の指示に従って、ネットワークを介してデータを送受信する。
【0056】
また、本発明に係わる部品カタログ作成プログラムは、例えば、以下の3つの方法のなかの任意の方法で提供される。
(1)コンピュータにインストールされて提供される。この場合、プログラムは、例えば、コンピュータ100の出荷前にそのコンピュータ100にプレインストールされる。
【0057】
(2)可搬性記録媒体に格納されて提供される。この場合、可搬性記録媒体105に格納されるプログラムは、基本的に、記録媒体ドライバ104を介して記憶装置102にインストールされる。
(3)ネットワーク上に設けられているプログラムサーバから提供される。この場合、基本的には、コンピュータ100は、プログラムサーバからダウンロードすることにより対応するプログラムを取得する。ただし、この態様は、プログラムがサーバにおいて実行され、その実行結果がネットワークを介して提供されるケースも含むものとする。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、部品画像およびそれに対応する部品リストを提供する部品カタログを作成する際に、その部品画像と部品リストとの間のリンク付けが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品カタログ作成装置の基本構成を示す図である。
【図2】部品画像の例である。
【図3】部品画像をレイヤ毎に表した図である。
【図4】部品リストの例である。
【図5】表示装置に表示された部品カタログの例である。
【図6】部品画像と部品リストとのリンクについて説明する図(その1)である。
【図7】部品画像と部品リストとのリンクについて説明する図(その2)である。
【図8】リンク情報を生成する処理を示すフローチャートである。
【図9】生成されたリンク情報を模式的に示す図である。
【図10】検索機能について説明する図である。
【図11】注文データを保存する機能について説明する図である。
【図12】本発明に係わるプログラムを実行するコンピュータのブロック図である。
【符号の説明】
1 部品画像格納部
2 部品リスト格納部
3 生成部
4 出力部
5 記録媒体
11 検索ボタン
12 印刷ボタン
13 注文ボタン
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子化された部品カタログを作成する装置およびそのためのプログラムに係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、機械等を構成する各部品を体系的にリスト化した部品カタログが作成されていた。ここで、この種の部品カタログは、その機械等の製造者によりユーザに配布または販売されていた。そして、ユーザは、その部品カタログを参照して、故障または消耗した部品の注文を行っていた。ただし、従来の部品カタログは、通常、紙に印刷されていた。
【0003】
近年では、各種書類のペーパーレス化に伴い、部品カタログも電子化されることが多くなってきている。そして、様々な形態の電子カタログが提供または提案されている。
例えば、特許文献1に記載のシステムでは、インターネットを介してユーザの端末に部品カタログが表示されるようになっている。ここで、この部品カタログは、各部品のイメージ画像を含んでいる。そして、ユーザは、表示されている部品カタログを利用して、インターネットを介して所望の部品を注文できるようになっている。
【0004】
また、特許文献2には、電子カタログを作成するためのテンプレートを予め用意しておき、そのテンプレート内に対応する画像データ、価格情報、型番情報などを配置することにより、電子カタログの作成の高速化を図る技術が開示されている。なお、この特許文献2では、大容量の情報を処理するための技術(特許文献3)、イメージデータとテキストデータの関連づけを行う技術(特許文献4)、ユーザ毎にカタログを編集する技術(特許文献5)が紹介されている。
【0005】
さらに、特許文献6には、各部品のイメージデータ、および各部品の形状、寸法、荷姿、色などの部品実装データを含む電子カタログであって、必要に応じてその部品実装データを読み出せるようにした技術が開示されている。
さらに、特許文献7には、部品の選定条件が埋め込まれた電子カタログを容易に作成できる技術が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−67608号公報(図1、9〜12、段落0029〜0045)
【0007】
【特許文献2】
特開平8−147486号公報(図1〜3、段落0014〜0027)
【0008】
【特許文献3】
特開昭62−55767号公報(図1、9〜12、第3〜4ページ)
【0009】
【特許文献4】
特開平2−18669号公報(図1、第4〜6ページ)
【0010】
【特許文献5】
特開平4−247567号公報(図1〜2、段落0018〜0028)
【0011】
【特許文献6】
特開平9−204454号公報(図1、段落0025〜0031)
【0012】
【特許文献7】
特開平11−85836号公報(図1、段落0016〜0027)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、各部品のイメージデータを含む部品カタログは、通常、そのイメージデータとは別に、各部品の型番や価格等を示す部品リストを提供する。すなわち、この種の部品カタログでは、各部品のイメージデータと部品リストが個別に表示されるものが普通であり、そのイメージデータには各部品の型番等は表示されていない。
【0014】
このため、ユーザは、型番の分からない部品を注文する際には、先ず、部品カタログのイメージデータを参照して必要な部品を特定する。続いて、イメージデータ上でその部品に付されている識別符号(番号または符号等)を頼りに部品リストを参照し、イメージデータを参照しながら特定した部品の型番を調べる。そして、部品の製造元にその型番を示して注文を行うようになっている。
【0015】
このように、従来の電子化された部品カタログは、イメージデータと部品リストとのリンクが十分でなかったので、ユーザにとって使い勝手の良いものとは言えなかった。また、イメージデータ内の各部品画像と部品リスト上の各レコードとを対応付けるためのリンク情報を作成すれば、部品カタログの使い勝手を向上させることができるが、そのようなリンク情報の作成には大きな労力が必要であった。
【0016】
本発明の課題は、電子化された部品カタログの使い勝手を向上させることである。また、本発明の他の課題は、そのような部品カタログを容易に作成できるようにすることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の部品カタログ作成装置は、機械の一部または全部を構成する複数の部品を描いたイラストを表示するためのイラストデータ、および上記複数の部品に付される識別符号を表示するための識別符号データ、を含む部品画像を表示するための部品画像データを格納する部品画像格納手段と、上記複数の部品に付されている各識別符号をキーとしてそれら複数の部品に係わる情報である関連情報が書き込まれた部品リストを格納する部品リスト格納手段と、上記識別符号データおよび上記部品リストに基づいて、上記識別符号ごとに、上記部品画像が表示装置に表示されたときの各識別符号の表示領域と、上記部品リスト内の関連情報とをリンクさせるリンク情報を生成する生成手段と、上記部品画像データ、上記部品リストおよび上記リンク情報を出力する出力手段、を有する。
【0018】
この発明によれば、部品画像内の各識別符号と部品リスト上の各関連情報とをリンクさせるためのリンク情報を生成する際に、部品画像を表示するための部品画像データのうち、データ量の多いイラストデータは使用されず、データ量の少ない識別符号データが利用される。よって、短時間で容易にリンク情報を作成することができる。また、このリンク情報が部品カタログに含まれることにより、その使い勝手が向上する。
【0019】
上記部品カタログ作成装置において、上記識別符号データが各識別符号の表示領域の位置を指定するベクトルデータを含んでいる場合には、上記生成手段は、上記ベクトルデータを利用して上記リンク情報を生成するようにしてもよい。このとき、ベクトルデータは、ビットマップ形式のデータと比べて加工しやすいので、リンク情報の生成がより容易になる。
【0020】
また、上記生成手段により生成されるリンク情報は、上記部品画像が上記表示装置に表示されたときにその部品画像を利用してユーザにより指定された識別符号にリンク付けされている関連情報を上記表示装置に表示させるための情報を含むようにしてもよい。
【0021】
部品リストを表示するための領域が十分に大きくない場合であって、部品画像の中に描かれている部品の点数が多い場合には、部品リストの全体を表示することができないことがある。しかし、本発明によれば、ユーザにより指定された識別符号に対応する関連情報が確実に表示されることになるので、ユーザの操作性が向上する。
【0022】
さらに、上記リンク情報は、上記ユーザにより指定された識別符号にリンク付けされている関連情報を強調表示させるための情報を含むようにしてもよい。この場合、部品画面上で指定された識別符号に対応する関連情報が強調表示されるので、ユーザは、指定した識別符号に対応する関連情報を容易に見つけることができる。
【0023】
さらに、上記リンク情報は、上記部品画像および部品リストが上記表示装置に表示されているときにその部品リストの中からユーザにより指定された関連情報にリンク付けされている識別符号を強調表示させるための情報を含むようにしてもよい。この場合、部品リスト上で指定された関連情報に対応する識別符号が部品画像内で強調表示されるので、ユーザは、指定した関連情報に対応する部品のイラストを容易に見つけることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の部品カタログ作成装置の基本構成を示す図である。ここで、本発明の部品カタログ作成装置は、機械の一部または全部を構成する部品を掲載するものである。また、「機械」は、特に限定されるものではないが、例えば、織機あるいは精紡機等を含む繊維機械である。
【0025】
図1において、部品画像格納部(部品画像格納手段)1には、表示すべき部品画像を記述した部品画像データ(以下、単に「部品画像」と呼ぶことがある)が格納されている。ここで、部品画像データは、機械の一部または全部を構成する複数の部品を描いたイラストを表示するためのイラストデータ、およびそれら複数の部品に付される識別符号としての識別番号を表示するための識別符号データを含んでいる。ただし、識別番号を描画するための識別符号データは、イラストを描画するためのイラストデータと分離可能に記述されている。
【0026】
図2は、部品画像格納部1に格納されている部品画像データにより描かれる部品画像の例である。ここで、部品画像内には、部品カタログの対象となる機械を幾つかの部分に分けたときの各部分の分解斜視図が描かれている。すなわち、1または複数の部品のイラストが描かれている。図2に示す例では、合計9個の部品のイラストが描かれている。
【0027】
また、部品画像において、各部品には、それぞれ識別符号としての識別番号が付されている。ここで、識別番号は、部品の種別を識別するための番号である。したがって、ある部品画像内に同一の部品が複数個描かれている場合には、それらの部品に対して同じ識別番号が付される。例えば、図2に示す例では、同一の6角ナットが2個描かれており、それらに対してそれぞれ識別番号「2」が付されている。なお、この実施例では、識別符号として「識別番号(1,2,3,...)」が使用されているが、これに限定されるものではなく、例えば、アルファベット(a,b,c,...)等が使用されてもよい。
【0028】
部品画像は、例えば、部品カタログの対象となる機械の設計者等により作成される。ここで、この部品画像は、部品のイラストとその識別番号とを分離可能に記述できる画像データフォーマットで作成されるものとする。具体的には、特に限定されるものではないが、例えば、SVG(Scalable Vector Graphics)で作成される。なお、SVGは、直線や曲線の集合体で画像を表現するベクトル形式の画像データフォーマットであり、Web技術の標準化団体であるWWWコンソーシアム(W3C)で標準化されている。
【0029】
図3(a)〜図3(c)は、SVGで作成された部品画像をレイヤ毎に現した図である。ここで、図3(a)は、図2に示す部品画像のなかの部品のイラストが描かれたレイヤの画像を示す図である。すなわち、イラストデータにより描かれる画像である。また、図3(b)は、引出し線が描かれたレイヤの画像を示す図である。さらに、図3(c)は、識別番号が描かれたレイヤの画像を示す図である。すなわち、識別符号データにより描かれる画像である。なお、各レイヤの画像を描画するためのデータは、互いに分離可能に生成される。
【0030】
このとき、識別番号が描かれたレイヤの画像(図3(c)参照)を描画するためのデータは、以下の情報により記述される。すなわち、部品画像内の各識別番号は、例えば、少なくとも、各識別番号ごとに生成される「表示領域の位置および大きさを指定する領域情報」「表示すべき文字を指定する文字コード情報」「表示すべき文字の大きさ等を指定するフォント情報」「表示すべき文字の色を指定する文字色情報」を用いて記述されている。
【0031】
図1の説明に戻る。図1において、部品リスト格納部(部品リスト格納手段)2には、上述した部品画像に描かれている部品についての部品リスト(或いは、表示装置に部品リストを表示するための部品リストデータ)が格納される。ここで、部品リストには、部品画像に描かれている部品に付されている各識別番号をキーとして、それらの部品に係わる情報である関連情報が書き込まれている。
【0032】
図4は、部品リスト格納部2に格納されている部品リストの例である。ここでは、図2に示す部品画像に対応する部品リストが描かれている。
図4に示す部品リストにおいて、「キー番号」は、部品画像内で各部品に付されている識別番号がそのまま使用される。また、各部品に係わる情報である「関連情報」は、この例では、「部品番号」「名称」「数量」「備考」などを含む。ここで、「部品番号」は、当該部品をその製造者に注文する際に使用される番号(例えば、部品の製造者により指定される型番)である。なお、特に限定されるものではないが、部品画像内の識別番号と部品リストのキー番号との不整合を回避するためには、部品画像およびそれに対応する部品リストは、同時または並列に同一の設計者により作成されていることが望ましい。
【0033】
生成部(生成手段)3は、部品画像格納部1に格納されている部品画像データの中の識別番号データおよび部品リスト格納部2に格納されている部品リストを取得し、リンク情報を生成する。ここで、リンク情報とは、後で詳しく説明するが、部品画像が表示装置に表示されたときのその部品画像内の各識別符号の表示領域と、部品リスト内の関連情報とを識別符号ごとにリンクさせるための情報である。
【0034】
そして、出力部(出力手段)4は、電子化された部品カタログを構成するための情報として、部品画像格納部1に格納されている部品画像データ、部品リスト格納部2に格納されている部品リスト、生成部3により生成されたリンク情報を出力する。このとき、部品カタログ作成装置は、部品画像データ、部品リスト、リンク情報を記録媒体5に書き込むようにしてもよい。
【0035】
なお、電子化された部品カタログは、例えば、CD−ROM等の可搬性記録媒体によりユーザに提供される。この場合、部品カタログ作成装置は、記録媒体5としての可搬性記録媒体に部品画像データ、部品リストおよびリンク情報を書き込む。このとき、この可搬性記録媒体には、ユーザが部品カタログを閲覧するために必要なソフトウェアプログラムもあわせて書き込まれるようにしてもよい。また、この部品カタログは、インターネット等のネットワークを介してユーザに提供されるようにしてもよい。この場合、部品カタログ作成装置は、部品カタログのユーザがアクセス可能なサーバコンピュータの記憶領域に部品画像データ、部品リストおよびリンク情報を書き込む。
【0036】
図5は、ユーザコンピュータの表示装置に表示された部品カタログの一例である。なお、この部品カタログは、例えば、一般的なパーソナルコンピュータによりその表示装置に表示される。このとき、表示装置には、部品画像およびその部品画像に対応する部品リストが表示される。なお、部品リストは、部品点数が多い場合には、対応する部品画像内に描かれている部品のうちの一部のみが表示される。
【0037】
図6および図7は、部品画像と部品リストとのリンクについて説明する図である。なお、部品画像と部品リストとのリンクは、生成部3により生成されたリンク情報により定義されている。
ユーザは、入力デバイス(以下、マウスとする。)を操作することにより、表示装置の画面上の任意の点(または、位置)を指し示すことができる。そして、例えば、図6に示すように、部品画像内のある識別番号(実施例では、「5」)がクリックされると、そのクリックされた識別番号と一致する「キー番号」により特定されるレコードが部品リスト最上段に配置され、さらにそのレコードが識別表示される。なお、識別表示とは、例えば、当該レコードを他のレコードと異なる色で強調表示することをいうものとする。
【0038】
或いは、図7に示すように、部品リスト内のあるレコード(実施例では、「キー番号1」)がクリックされると、対応する部品画像において、そのクリックされたレコードのキー番号と一致する識別番号が識別表示される。ここで、識別表示とは、例えば、当該識別番号を他の識別番号と異なる色またはフォントで表示させること、或いは点滅表示させることをいうものとする。図7に示す例では、部品画像内で「1」が赤色で表示され、他の番号が黒色で表示されている。
【0039】
図8は、リンク情報を生成する処理を示すフローチャートである。なお、この処理は、図1に示す生成部3により実行される。
ステップS1では、互いに対応する部品画像データおよび部品リストを読み込む。ただし、部品画像データは、すべてのレイヤのデータが読み込まれるのではなく、識別番号を表示するために記述されている識別符号データのみが読み込まれる。例えば、図3(a)〜図3(c)に示す例では、図3(c)に示す画像を表示するためのデータのみが読み込まれる。なお、識別番号が描かれているレイヤの画像を表示するための識別符号データは、上述したように、各識別番号ごとに定義される「表示領域の位置および大きさを指定する領域情報」「表示すべき文字を指定する文字コード情報」「表示すべき文字の大きさ等を指定するフォント情報」「表示すべき文字の色を指定する文字色情報」などから構成されている。
【0040】
ステップS2、S7、S8は、ステップS1で読み込んだ部品画像データに記述されている各識別番号に対して、1つずつ順番にステップS3〜S6の処理を実行するための処理である。
ステップS3では、識別符号データにおいて識別番号iのための「領域情報」により特定される表示領域内でクリックがされたことを契機として所定の動作を開始させるためのコマンドを設定する。ここで、このコマンドは、例えば、JAVAスクリプトのイベントハンドラの1つである「onClick」により実現される。また、他の種類のイベントハンドラを利用することも可能である。なお、「JAVA」は、登録商標である。
【0041】
ステップS4では、部品リストにおいて「キー番号=i」のレコードをサーチする。続いて、ステップS5では、ステップS3で設定したコマンド(例えば、イベントハンドラ)に関連付けて、スクロール関数を呼び出すためのコマンドを設定する。ここで、スクロール関数とは、指定されたウィンドウ内の表示内容を表示装置の画面上でスクロールするための関数をいうものとする。そして、その関数のためのパラメータとして当該部品リスト内の「キー番号=i」のレコードが指定され、さらにそのレコードが最上段に表示されるようにスクロールするための指示が設定される。なお、スクロール関数は、例えば、ブラウザの機能を利用して実現される。
【0042】
ステップS6では、ステップS3で設定したコマンド(例えば、イベントハンドラ)に関連付けて、表示制御関数を呼び出すためのコマンドを設定する。ここで、表示制御関数とは、例えば、指定された文字、レコード、領域等の表示色を指示する関数をいうものとする。そして、その関数のためのパラメータとして当該部品リスト内の{キー番号=i}のレコードが指定され、さらに特定の表示色が指示される。なお、表示制御関数は、汎用のプログラム部品を利用することができるものとする。
【0043】
図9は、生成されたリンク情報を模式的に示す図である。ここでは、図8に示すフローチャートにより生成されたリンク情報が模式的に描かれている。
生成部3は、識別番号が描かれているレイヤの画像を記述した識別符号データを読み込む。なお、図9(a)に示す例では、ある1つの識別番号を表示するためのデータが模式的に描かれているものとする。そうすると、生成部3は、図9(b)に示すように、「イベントハンドラ」を生成して識別番号データ内の所定位置に埋め込む。このとき、「イベントハンドラ」は、契機となるイベントを指示するためのパラメータとして「領域情報」が設定されるように埋め込まれる。また、「イベントハンドラ」により実行されるコマンドとして、上述したスクロール関数および表示制御関数を呼び出すためのコマンドも識別番号データ内に埋め込まれる。なお、この例では、イベントハンドラおよび呼出しコマンド等がリンク情報になる。また、これらの処理は、識別番号ごとに行われる。
【0044】
このように、実施形態の部品カタログ作成装置においては、部品画像内のイラストを記述するためのイラストデータと、識別番号を記述するための識別符号データとが互いに分離可能であることを前提とする。そして、リンク情報を生成する際には、識別符号データを利用して生成される。ここで、識別符号データは、「領域情報」「文字コード情報」「フォント情報」「文字色情報」などから構成されており、情報量の小さいベクトルデータである。したがって、図8に示したフローチャートの処理を実行することにより、短時間でリンク情報を生成することができる。また、図8に示すフローチャートに対応するプログラムも簡単に作成できる。
【0045】
なお、図8〜図9においては、図6に示す処理(部品画像上で識別番号がクリックされると部品リスト上で対応するレコードが最上段に表示されて識別表示される処理)のためのリンク情報について説明した、図7に示す処理のためのリンク情報も、基本的に同じ手順で生成される。ただし、この場合は、部品リスト内のあるレコードを表示するための領域がクリックされたことに起因して所定の関数が呼び出されるようにイベントハンドラが設定される必要がある。また、呼び出される関数は、識別番号を表示するための識別符号データ内の「フォント情報」や「文字色情報」を変更するコマンドが含まれる。
【0046】
また、図2〜図9に示した例では、ある1つの部品画像およびそれに対応する部品リストに着目して、それらの間のリンク付けについて説明をしたが、実際の部品カタログには、対象となる機械の各部分ごとの部品画像およびそれに対応する部品リストが掲載される。このとき、部品画像およびそれに対応する部品リストは、例えば、対象となる機械を階層的に分割したときのある階層における各部分ごとに作成されるようにしてもよい。そして、特に複雑な構成を有する部分については、さらに下の階層における部品画像およびそれに対応する部品リストを作成するようにしてもよい。いずれにしても、部品カタログは、複数の部品画像およびそのそれぞれに対応する複数の部品リストを含んでいる。そして、互いに対応する部品画像/部品リストごとに、それぞれリンク情報が生成されて付与されている。
【0047】
さらに、部品カタログの対象となる機械は、ユーザ毎にカスタマイズされていてもよい。すなわち、ユーザ毎に異なる部品が使用されているケースも考えられる。この場合、各ユーザに販売または配布される部品カタログは、当然のことながら、ユーザ毎にカスタマイズされていることが望ましい。したがって、ある特定のユーザに販売した機械が標準仕様ではなく、特殊部品が使用されている場合には、その仕様に沿った部品画像データおよびそれに対応する部品リストが作成され、それぞれ、そのユーザを識別する情報をキーとして部品画像格納部1および部品リスト格納部2に格納される。そして、そのユーザに販売または配布すべき部品カタログを作成する際には、そのユーザを識別する情報をキーとして部品画像格納部1から部品画像データを取得するとともに、部品リスト格納部2からそれに対応する部品リストを取得し、それらに基づいてリンク情報を作成して出力すればよい。
【0048】
なお、ある特定のユーザに販売した機械が特殊部品を含んでいたとしても、その特殊部品の形状が標準部品とさほど変わらない場合には、標準部品のための部品画像データをそのまま流用することができる。形状の差異がわずかであれば、部品画像上では実質的に区別が出来ないからである。そして、このようにして部品画像データを共通化することにより、部品画像の作成の労力が削減されるとともに、部品画像格納部1の容量の大規模化を抑制できる。ただし、この場合であっても、部品リストの内容は、個々に作成される必要がある。
【0049】
次に、実施形態の部品カタログ作成装置により作成される部品カタログの他の機能について説明する。なお、部品カタログが提供する各種機能は、例えば、表示装置に表示されるボタンをクリックすることにより呼び出される。
図5において、検索ボタン11をクリックすると、検索キーワードを入力するための画面が呼び出される。ここで、入力可能なキーワードは、たとえば、「名称」「部品番号」などである。そして、ユーザがあるキーワードを入力して検索を実行すると、そのキーワードに対応する部品を含む部品リストおよびそれに対応する部品画像が表示される。この場合、ある検索キーワードに対して複数の候補がヒットした場合には、図10に示すように、ヒットした複数の部品画像がサムネイル表示される。そして、それらの中からユーザが特定の画像を選択すると、その選択された画像が拡大表示されるとともに、対応する部品リストが表示されるようになる。
【0050】
印刷ボタン12がクリックされると、表示されている部品画像および/または部品リストが印刷される。
注文ボタン13は、所望の部品についての注文データまたは見積データを作成する際に使用される。すなわち、ユーザは、まず、購入または見積照会をしたい部品が見つかったときは、部品リストの該当レコードのチェック欄をクリックすることによりその部品を選択する。このとき、ユーザは、表示されている部品リストから1または複数の部品を選択できる。また、表示される部品リストを順次切り替えながら、複数の部品リストにまたがって複数の部品を選択することもできる。
【0051】
続いて、注文ボタン13がクリックされると、図11に示すように、先の手順で選択された1または複数の部品を表すHTMLデータが生成されるとともに、それらが一覧表示される。そして、その状態で保存ボタンがクリックされると、選択された部品を表す情報がCSVデータとして保存される。
【0052】
保存されたCSVデータは、例えば、部品の供給者のサーバにアップロードすることで、注文票または見積依頼として使用することができる。なお、インターネットを利用して部品の注文等を行うシステムは、例えば、上述した特許文献1(特開2003−67608号公報)に記載されている。また、保存されたCSVデータは、実際に部品を発注する前に、決裁権を持つ管理職社員等の承認を得るための書類を作成する際に利用することもできる。
【0053】
なお、上述した実施形態に係わる機能は、図1〜図11を参照しながら説明した手順を記述したプログラムをコンピュータを用いて実行することにより実現される。そのプログラムを実行するコンピュータ100のブロック図を図12に示す。
【0054】
CPU101は、図1〜図11を参照しながら説明した手順を記述したプログラムを記憶装置102からメモリ103にロードして実行する。記憶装置102は、大容量記憶装置であり、上記プログラムを格納する。また、図1に示す部品画像格納部1、部品リスト格納部2、記録媒体5は、この記憶装置102により実現されてもよい。なお、記憶装置102は、コンピュータ100に接続される1または複数の外部記憶装置であってもよい。メモリ103は、例えば半導体メモリであり、CPU101の作業領域として使用される。
【0055】
記録媒体ドライバ104は、CPU101の指示に従って可搬性記録媒体105にアクセスする。可搬性記録媒体105は、例えば、半導体デバイス(PCカード等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(フレキシブルディスク、磁気テープ等)、光学的作用により情報が入出力される媒体(光ディスク等)を含むものとする。なお、図1に示す記録媒体5は、この可搬性記録媒体105により実現されるようにしてもよい。通信制御装置106は、CPU101の指示に従って、ネットワークを介してデータを送受信する。
【0056】
また、本発明に係わる部品カタログ作成プログラムは、例えば、以下の3つの方法のなかの任意の方法で提供される。
(1)コンピュータにインストールされて提供される。この場合、プログラムは、例えば、コンピュータ100の出荷前にそのコンピュータ100にプレインストールされる。
【0057】
(2)可搬性記録媒体に格納されて提供される。この場合、可搬性記録媒体105に格納されるプログラムは、基本的に、記録媒体ドライバ104を介して記憶装置102にインストールされる。
(3)ネットワーク上に設けられているプログラムサーバから提供される。この場合、基本的には、コンピュータ100は、プログラムサーバからダウンロードすることにより対応するプログラムを取得する。ただし、この態様は、プログラムがサーバにおいて実行され、その実行結果がネットワークを介して提供されるケースも含むものとする。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、部品画像およびそれに対応する部品リストを提供する部品カタログを作成する際に、その部品画像と部品リストとの間のリンク付けが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品カタログ作成装置の基本構成を示す図である。
【図2】部品画像の例である。
【図3】部品画像をレイヤ毎に表した図である。
【図4】部品リストの例である。
【図5】表示装置に表示された部品カタログの例である。
【図6】部品画像と部品リストとのリンクについて説明する図(その1)である。
【図7】部品画像と部品リストとのリンクについて説明する図(その2)である。
【図8】リンク情報を生成する処理を示すフローチャートである。
【図9】生成されたリンク情報を模式的に示す図である。
【図10】検索機能について説明する図である。
【図11】注文データを保存する機能について説明する図である。
【図12】本発明に係わるプログラムを実行するコンピュータのブロック図である。
【符号の説明】
1 部品画像格納部
2 部品リスト格納部
3 生成部
4 出力部
5 記録媒体
11 検索ボタン
12 印刷ボタン
13 注文ボタン
Claims (10)
- 機械の一部または全部を構成する複数の部品を描いたイラストを表示するためのイラストデータ、および上記複数の部品に付される識別符号を表示するための識別符号データ、を含む部品画像を表示するための部品画像データを格納する部品画像格納手段と、
上記複数の部品に付されている各識別符号をキーとしてそれら複数の部品に係わる情報である関連情報が書き込まれた部品リストを格納する部品リスト格納手段と、
上記識別符号データおよび上記部品リストに基づいて、上記識別符号ごとに、上記部品画像が表示装置に表示されたときの各識別符号の表示領域と、上記部品リスト内の関連情報とをリンクさせるリンク情報を生成する生成手段と、
上記部品画像データ、上記部品リストおよび上記リンク情報を出力する出力手段
を有することを特徴とする部品カタログ作成装置。 - 請求項1に記載の部品カタログ作成装置であって、
上記識別符号データは、各識別符号の表示領域の位置を指定するベクトルデータを含んでおり、
上記生成手段は、上記ベクトルデータを利用して上記リンク情報を生成する
ことを特徴とする部品カタログ作成装置。 - 請求項1に記載の部品カタログ作成装置であって、
上記生成手段により生成されるリンク情報は、上記部品画像が上記表示装置に表示されときにその部品画像を利用してユーザにより指定された識別符号にリンク付けされている関連情報を上記表示装置に表示させるための情報を含む
ことを特徴とする部品カタログ作成装置。 - 請求項3に記載の部品カタログ作成装置であって、
上記生成手段により生成されるリンク情報は、上記ユーザにより指定された識別符号にリンク付けされている関連情報を強調表示させるための情報を含む
ことを特徴とする部品カタログ作成装置。 - 請求項1に記載の部品カタログ作成装置であって、
上記生成手段により生成されるリンク情報は、上記部品画像および部品リストが上記表示装置に表示されているときにその部品リストの中からユーザにより指定された関連情報にリンク付けされている識別符号を強調表示させるための情報を含む
ことを特徴とする部品カタログ作成装置。 - コンピュータに、
機械の一部または全部を構成する複数の部品を描いたイラストを表示するためのイラストデータ、および上記複数の部品に付される識別符号を表示するための識別符号データ、を含む部品画像を表示するための部品画像データを格納する部品画像格納部から上記識別符号データを取得する手順、
上記複数の部品に付されている各識別符号をキーとしてそれら複数の部品に係わる情報である関連情報が書き込まれた部品リストを格納する部品リスト格納部から上記部品リストを取得する手順、
上記識別符号データおよび上記部品リストに基づいて、上記識別符号ごとに、上記部品画像が表示装置に表示されたときの各識別符号の表示領域と、上記部品リスト内の関連情報とをリンクさせるリンク情報を生成する手順、
上記部品画像データ、上記部品リストおよび上記リンク情報を出力する手順
を実行させるためのプログラム。 - 請求項6に記載のプログラムであって、
上記識別符号データは、各識別符号の表示領域の位置を指定するベクトルデータを含んでおり、
上記ベクトルデータを利用して上記リンク情報を生成する手順をコンピュータに実行させる
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項6に記載のプログラムであって、
上記リンク情報は、上記部品画像が上記表示装置に表示されときにその部品画像を利用してユーザにより指定された識別符号にリンク付けされている関連情報を上記表示装置に表示させるための情報を含む
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項8に記載のプログラムであって、
上記リンク情報は、上記ユーザにより指定された識別符号にリンク付けされている関連情報を強調表示させるための情報を含む
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項6に記載のプログラムであって、
上記リンク情報は、上記部品画像および部品リストが上記表示装置に表示されているときにその部品リストの中からユーザにより指定された関連情報にリンク付けされている識別符号を強調表示させるための情報を含む
ことを特徴とするプログラム。
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