JP2006072543A - 面選択方法、属性情報設定方法および情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 3Dモデルの面選択操作を簡素化することができ、操作者の負荷を減少させ、作業効率を高めることができる面選択方法を提供する。
【解決手段】 2つ目の面Bを選択する際、オペレータによって選択される2つ目の面Bが表示されているか否かを判別する(S7)。ディスプレイ上に選択する面が表示されていない場合、選択する面が形成する稜線が表示されているか否かを判別する(S9)。面Bにより形成される稜線4a、4bが表示されている場合、稜線4a、4bのうちいずれかをクリックすることで面Bを選択する(S10)。
【選択図】 図2
【解決手段】 2つ目の面Bを選択する際、オペレータによって選択される2つ目の面Bが表示されているか否かを判別する(S7)。ディスプレイ上に選択する面が表示されていない場合、選択する面が形成する稜線が表示されているか否かを判別する(S9)。面Bにより形成される稜線4a、4bが表示されている場合、稜線4a、4bのうちいずれかをクリックすることで面Bを選択する(S10)。
【選択図】 図2
Description
本発明は、画面に表示された3Dモデルの面を選択する面選択方法、属性情報設定方法および情報処理装置に関する。
従来、3次元CAD(3D−CAD)装置を用いて、商品や製品を構成する部品、ユニット等の3次元形状を有する物品(以下、単に部品という)を設計することが行われていた。3D−CADでは、設計を行う際、部品の3Dモデルを作成し、この3Dモデルに対して寸法、寸法公差、幾何公差、注記、記号などの属性情報を入力していた。この属性情報は、3Dモデルあるいは3Dモデルの面、稜線あるいは頂点等の要素に対して付加される。
3Dモデルおよび属性情報は、部品の加工、検査、組み立て、あるいはメンテナンス等を行うために必要な情報であり、入力するオペレータ(設計者)から、見るオペレータ(加工、製造、検査等の技術者)に、分かり易く効率的に間違いなく伝達されるものでなくてはならない。
本願出願人は、3Dモデルに対する属性情報を付加する際、操作性および視認性が良く、効率的に属性情報を付加し、また、付加された属性情報を効率良く利用し、3Dモデルおよび属性情報を活用して部品を効率良く作成すること等を目的として、属性情報が関連付けられる仮想的な平面を設定し、仮想的な平面に属性情報を関連付けて記憶する情報処理装置を既に提案している(特許文献1)。
このような3D−CADでは、3Dモデルの作成および3Dモデルへの属性情報の入力を行う際、面を選択する機会が多い。具体的に、3Dモデルの面に平行もしくは垂直方向にモデリングする場合、3Dモデルの面に着色する場合、3Dモデルのある面と別な面の距離や角度を確認する場合、3Dモデルの面に寸法や注記を入力する場合など、さまざまな操作において、面を選択することが求められる。この面を選択する一般的な方法として、選択したい面を画面に表示し、その面をマウスなどのポインタでクリックすることが行われる。
つぎに、上記面選択方法を用い、属性情報である距離寸法を3Dモデルに入力する操作を示す。図14は従来の距離寸法入力操作処理手順を示すフローチャートである。3Dモデル(図3、図4参照)の2つの面A、Bに対する距離・寸法の入力操作を示す。この寸法入力を始めたときの3D−CADディスプレイの表示状態は図3に示す通りである。そして、距離・寸法の入力操作は、距離寸法入力コマンドの立ち上げ、1つ目の面の選択、2つ目の面の選択、関連付ける属性配置平面の指定、寸法位置の決定、距離寸法入力コマンドの終了という順序で行われる。
具体的に、まず、属性情報作成メニューから距離寸法作成コマンドを立ち上げる(ステップS101)。そして、1つ目の面Aを選択する。すなわち、選択する面が表示されているか否かを判別し(ステップS102)、表示されていない場合、3Dモデルの姿勢を変え、選択する面を表示させ(ステップS104)、選択する面をクリックする(ステップS103)。一方、表示されている場合、そのまま選択する面をクリックする。ここで、図3では、面Aはディスプレイ上に表示されている状態にあるので、ステップS103でこの面Aをクリックすることで選択する。面Aが選択されると、操作者にとって寸法を入力している面が分りやすいように、面Aは寸法入力が完了するまでハイライトされる(図6参照)。
つづいて、2つ目の面Bを選択する。2つ目の面Bの選択は、1つ目の面Aの選択と同様に行う。すなわち、選択する面が表示されているか否かを判別し(ステップS105)、表示されていない場合、3Dモデルの姿勢を変え、選択する面を表示させ(ステップS107)、選択する面をクリックする(ステップS106)。一方、表示されている場合、そのまま選択する面をクリックする。ここで、ディスプレイ上の表示は、図6に示す状態にあるので、面Bは3Dモデルの他の部位に隠れて表示されていない。このため、このままでは面Bをクリックすることによって面Bを選択することができない。したがって、ステップS107で、面Bが表示されるように3Dモデルの表示姿勢を変える。そして、ステップS106で表示されている面Bをクリックすることで選択する。図15は面Bが表示された状態を示す図である。ここで、面Bが選択されると、寸法2aが表示される(図16参照)が、この時点では位置が確定しておらず、マウスのカーソル5の動きに追従して位置が変わる状態である。また、このとき、寸法が入力されている面A、Bは、ハイライトされている。図16は寸法が表示された状態を示す図である。
この後、オペレータが寸法2aを関連付ける属性配置平面2を指定する(ステップS108)。属性配置平面を指定することにより、距離寸法2aは、属性配置平面2上に配置可能となる。この状態では、カーソル5を動かすことにより属性配置平面2上を寸法2aが移動する(図17参照)。ただし、ステップS106の状態に比べ、移動する寸法位置が属性配置平面2上に制限されている。図17は距離寸法の位置が属性配置平面上に制限されている状態を示す図である。属性配置平面2上の所望の位置をクリックすることにより、距離寸法2aの位置を決定する(ステップS109、図18参照)。この操作が完了すると、ハイライトされていた面A,Bが通常の状態に戻る。図18は距離寸法の位置が決定された状態を示す図である。最後に、寸法入力完了ボタン(図示せず)をクリックすることで、この距離寸法作成コマンドを終了する(ステップS110)。このような手順で、面選択操作を行い、3Dモデルに寸法を入力していた。
また、面を選択する際、別の一般的な方法として、面を選択するときにディスプレイ上のどこかの位置をクリックすると、クリックした位置に対してディスプレイの視線方向で重なる面が手前側からハイライトされていき、所望の面がハイライトされている状態のときに面選択決定の操作を行うことで、所望の面を選択するという選択方法も実用化されている。これについても、前記従来例と同様、3Dモデル(図3、図4参照)において、2つの面Aと面Bの間に属性情報である距離寸法2aを入力する操作を示す。
図19は従来の他の距離寸法入力操作処理手順を示すフローチャートである。この寸法入力時の3D−CADディスプレイの表示は、前記従来例と同様、図3に示す状態である。また、距離入力操作の全体の流れも、前記従来例と同様であって、距離寸法入力コマンドの立ち上げ、1つ目の面の選択、2つ目の面の選択、関連付ける属性配置平面の指定、寸法位置の決定、距離寸法入力コマンドの終了という順序で行われる。
前記従来例と同一の処理については、同一の符号を付すことによりその説明を省略する。1つ目の面Aを選択する際、前記従来例と同様、面Aは表示されているので(図3参照)、クリックすることで選択する。また、面Aが選択されると、寸法入力が完了するまで、面Aがハイライトされることも同様である。
そして、2つ目の面Bを選択する際、ディスプレイ上の表示は図6に示す状態であるので、面Bは3Dモデルの他の部位に隠れて表示されていない。このため、面Bをクリックすることによる面選択を行うことができない。この場合、面検索ボタン(図示せず)をクリックすることにより面選択モードに入り(ステップS107A)、所望の面Bと重なるような位置をクリックする(ステップS107B、図20参照)。ここでは、図20に示すカーソル5の位置をクリックすることとする。図20は面選択モードにおける表示状態を示す図である。図21および図22は面選択操作手順を示す図である。この操作により、まず、図21(A)に示すように、クリックした位置と重なる面の中で最も手前側にある面Eがハイライトされる。このとき同時に、操作ウインドウ200が表示される。図23は操作ウインドウを示す図である。
この操作ウインドウ200の「次」ボタン201をクリックすると、図21(B)に示すように面Eよりも奥側の面Fがハイライトされる(ステップS107C)。さらに、「次」ボタン201をクリックしていくと、順番に面G(図22(C)参照)、面B(図22(D)参照)、面Eと手前側の面から順にハイライトされていく。そして、奥にそれ以上の面がない場合、最も手前側の面にハイライトされた面が戻る。また「戻る」ボタン203をクリックすると、逆に奥側の面から順にハイライトされていく。この操作により所望の面Bをハイライトさせる。そして、操作ウインドウ200の「受入れ」ボタン202をクリックすることにより、面Bを選択することができる。この後、ステップS108〜S110の処理については、前記従来例と同様である。このようにして面選択操作を行い、3Dモデルに寸法を入力していた。
ここで、2つの距離寸法入力操作を行う際、1つ目の面選択で表示されている面A、2つ目の面選択で表示されていない面Bを選択する場合を示したが、この順序は逆でもよいことは勿論である。即ち、1つ目の面選択で表示されていない面B、2つ目の面選択で表示されている面Aを選択してもよい。この場合、ステップS102で選択する面が表示されていない場合、ステップS107A〜S107Dと同様、操作ウインドウ200を用いて選択する面を表示するようにする(ステップS104A〜S104D)。また、ステップS105で選択する面が表示されている場合、ステップS103と同様、ステップS106の処理を行う。3D−CADでは、このような面を選択する操作は、さまざまな操作において必須である。
特開2002−324086号公報
しかしながら、上記従来の面選択方法では、所望の面を選択するために手順が多くかかっていた。すなわち、1つ目(前者)のやり方では、面をクリックするために、その面がディスプレイ上に表示されるように、3Dモデルの表示姿勢を変更する必要があった。また、2つ目(後者)のやり方では、所定の操作によって面の選択モードに入り、その後で所望の面をハイライトさせる必要があった。
一般に、3D−CADのオペレータ、例えば製品設計者は、複雑な3Dモデルの場合、数百〜数千の寸法等の属性情報を作成しなければならない。このため、面を選択する毎に上記のような手順を繰り返すことは、製品設計者の負荷を増大させ、製品設計工程の工数を増加させ、結果的に、部品作成全体の工数の増加、ひいては部品作成期間の長期化を招きかねない。逆に言うと、面の選択操作において、上記のような手順を不要にすることができれば、属性情報の入力作業の効率を著しく高めることができる。
そこで、本発明は、3Dモデルの面選択操作を簡素化することができ、操作者の負荷を減少させ、作業効率を高めることができる面選択方法、属性情報設定方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の面選択方法は、表示装置の画面に表示された3Dモデルの面を選択する情報処理装置の面選択方法であって、前記3Dモデルの稜線の指示を前記情報処理装置の制御部が検出する検出工程と、前記検出された稜線を形成する面のうち、前記画面に表示されていない面を前記情報処理装置の制御部が選択する選択工程とを有することを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置は、表示装置の画面に表示された3Dモデルの面を選択する情報処理装置であって、前記3Dモデルの稜線の指示を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された稜線を形成する面のうち、前記画面に表示されていない面を選択する選択手段とを有することを特徴とする。
本発明の面選択方法によれば、画面上に表示されない面の選択操作が簡便になるので、3Dモデルの面選択操作を簡素化することができ、操作者の負荷を減少させ、作業効率を高めることができる。したがって、3D−CADを用いた設計作業の効率化を図ることができる。
本発明の面選択方法、属性情報設定方法および情報処理装置の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の面選択方法、属性情報設定方法および情報処理装置は、部品の設計に用いられる3D−CAD装置に適用される。
図1は実施の形態における3D−CAD装置の構成を示す図である。この3D−CAD装置31は、属性情報が関連付けられる仮想的な平面を設定する属性配置平面設定部、仮想的な平面に属性情報を関連付けて記憶する記憶部、および仮想的な平面上に属性情報を配置する属性情報配置部の機能を有するものであり、これらの機能は3D−CAD装置31が有する制御装置(CPU)32、内部記憶部33、外部記憶部34、表示部35、入力部36、外部接続部37および出力部38によって実現される。ここで、内部記憶部33としては、RAMなどの半導体メモリが挙げられる。また、外部記憶部34としては、磁気記憶装置が挙げられ、外部記憶部34には、CADデータや三次元CADプログラムあるいは本実施の形態の動作処理プログラムなどが格納されている。入力部36はマウス、キーボード等からなる。出力部38はCPU32からの指令にしたがって紙図面等を出力する。さらに、この三次元CAD装置は、外部接続部37を介してプリンタやプロッタ等の出力装置、サーバ装置等と接続可能である。
オペレータによって入力部36を介して三次元CADプログラムの起動が入力指示されると、外部記憶部34に格納された三次元CADプログラムは、CPU32によって内部記憶部33に読み込まれて実行される。この三次元CADプログラムは、入力部36を介して入力されたオペレータの指示に従って、仮想空間内に三次元モデルを形成する。
図2は距離寸法作成コマンド処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは外部記憶部34に格納されており、CPU32によって実行される。図3は3Dモデルおよび属性配置平面を示す図である。図4は異なる視線方向から見た、図3の3Dモデルおよび属性配置平面を示す図である。本実施形態では、説明を簡略化するために、比較的単純な形状の部品(3Dモデル)を用いるが、数百〜数千以上の要素を有する複雑な形状の部品においても、同様に適用可能であることは勿論である。
図3、図4に示すように、3Dモデル1には属性配置平面2が設定されている。この属性配置平面2は、面Dに平行かつ面Dから所定の距離離れて設定されている。ここで、この3Dモデル1に対して入力される寸法は、3Dモデル1のいずれかの面を要素として作成され、面に含まれるいずれかの頂点から引出し線が引き出される仕様となっている。
図2では、面の選択操作を含む距離寸法の入力操作処理が示されている。ここでは、面Aおよび面B間の距離寸法2aの入力操作に関して具体的に説明する。寸法入力時における3D−CADのディスプレイ(表示部35の画面)上の表示は、図3の状態にあるものとする。距離寸法入力操作処理は、距離寸法入力コマンドの立ち上げ、1つ目の面の選択、2つ目の面の選択、関連付ける属性配置平面の指定、寸法位置の決定、距離寸法入力コマンドの終了という順序で行われる。
まず、オペレータの操作によって入力部36から距離寸法作成コマンドが入力される(ステップS1)。ここでは、オペレータが3D−CADメニュー内の属性情報作成メニュー(図示せず)から距離寸法作成を選択することで、このコマンドが入力される。この距離寸法作成コマンドが入力されると、図5に示す稜線選択ウインドウ8が表示される。稜線選択ウインドウ8には、稜線ボタン51が設けられている。
次に、1つの目の面Aを選択する手順に移行する(ステップS2)。選択すべき面が表示されている場合、例えば図3では、ディスプレイ上に面Aが表示されている状態であるので、この面Aをクリックして選択する。図6はクリックにより面Aが選択された状態を示す図である。面Aが選択されたことを検出する(ステップS3)と、寸法を入力する面がオペレータに分り易くなるように、面Aは寸法入力が完了するまでハイライト表示される。ここで、「ハイライト」とは、識別可能に表示することであり、本実施形態では、他の部位に対して色が異なるように変更されたり、あるいはハイライトされた要素が他の要素で隠れるような表示状態であっても、図8に示される面Bのように目視可能な状態としたりすることである。
次に、1つ目の面Aを選択した後、2つ目の面Bを選択する手順に移行する(ステップS7)。ディスプレイ上に面Bが表示されている状態であって、面Bの選択を検出すると(ステップS8)、寸法を入力する2つ面が決定され、ステップS12に進む。一方、例えば、選択する面Bが点線枠に示すものである場合、図8に示すように、面Bは3Dモデル1の他の部位に隠れているため表示されていない。このため、面Bをクリックすることによる面選択を行うことはできない。そこで、ステップS7において、選択する面が表示されていない場合であって選択する面が形成する稜線が表示されている場合、オペレータは選択対象の面が形成する稜線を選択することによって面を選択することができる。すわなち、ステップS9において、稜線の選択が検出されると、検出された稜線に接する面のうち、表示されている面よりも優先的に表示されていない面が選択対象として設定される。。図7は面Bにより形成される稜線が表示されている状態を示す図である。同図(A)には、点線枠61で囲まれる範囲に、面Bにより形成される稜線が表示されている。同図(B)では、同図(A)の点線枠61で囲まれる範囲が拡大表示されている。面Bにより形成される稜線4a、4bが表示されているので、稜線4a、4bのうちいずれかを選択することで面Bを選択することができる。なお、稜線を形成する面のいずれも表示される場合、稜線の選択を検出したとしても面の選択を禁止する処理を行う。
ここで、稜線4a、4bを選択する際、正確にカーソルを稜線に合わせる必要はない。クリックする前の時点でカーソルを稜線4a、4bのいずれかに近づけると、面Bがハイライトされる。図8は面Bがハイライトされた状態を示す図である。図中、点線枠が面Bに相当する。本実施形態では、「カーソルを近づける」とは、ディスプレイ上で3mm以内であり、この範囲内に複数の稜線がある場合、より近い方がハイライトされる。このハイライトされている状態でクリックすると、ハイライトされている面を選択することができる。
以上説明したように、本実施形態では、表示されていない面が形成する稜線をクリックすることにより、その表示されていない面を選択可能である。稜線は、常に2面から生成されており、この稜線をクリックした場合、表示されていない面が優先的に選択されるように設定されている。
このように、図7に示すディスプレイの表示状態において、稜線4aもしくは稜線4bの選択を検出することにより、面Bを選択することが可能である。面Bが選択され、2つの面が決定すると、寸法(距離寸法)2aが表示される。図9は面Bの選択によって寸法が表示された状態を示す図である。この時点では、寸法の表示位置が確定しておらず、マウスのカーソル5に追従して位置が変更される。また、このとき寸法が入力されている面A、Bはハイライト表示されている。尚、このとき入力される寸法は、3D−CAD装置が3Dモデルから自動的に算出したものでもよいし、予めオペレータが入力部から数値入力したものでもよい。
図10は他の3Dモデルにおいて面B´が表示されている状態を示す図である。同図(A)に示すように、仮に寸法を入力する3Dモデルが、表示されている面C、面Dと面Bとの間にそれぞれ曲線(R)形状6a、6bを有する3Dモデル11であった場合、面Bの稜線4a、4bは、R形状部に隠れてしまい表示されない。このため、稜線位置をクリックすることによる面Bの選択を行うことができない。このような場合、稜線選択ウインドウ8(図5参照)内の稜線ボタン51を選択する。この後、カーソル5を稜線に近づけると、同図(B)に示すように面Bが点線枠でハイライトされる。面Bがハイライトされている状態で選択を行うことにより面Bを選択することができる。すなわち、ステップS11において、稜線選択ウインドウ8内の稜線ボタン51の選択が検出された後、ステップS10で稜線4a、4bのいずれかの選択を検出することで面Bの選択がなされる。
なお、1つ目の面を選択対象である面Aが表示されていない場合、上述した面Bが表示されていない場合と同様に、ステップS4において稜線の選択が検出されると、検出された稜線に接する面のうち、表示されている面よりも優先的に表示されていない面が選択対象として設定され、また、曲線形状のため稜線の選択ができない場合は、ステップS6において、稜線選択ウインドウ8内の稜線ボタン51の選択が検出されることで面Bが選択される。
この後、オペレータによる距離寸法2aを関連付ける属性配置平面2の指定を検出する(ステップS12)。属性配置平面を指定することにより、距離寸法2aは属性配置平面2上に配置可能となる。図11は属性配置平面上に配置される距離寸法を示す図である。この状態では、カーソル5の移動に応じて属性配置平面2上を距離寸法2aが移動するが、移動する距離寸法の位置は属性配置平面2上に制限されている。ステップS13において属性配置平面2上の任意の位置の選択が検出されると、その検出に応じて距離寸法2aの位置を決定する。
図12は決定された距離寸法の位置を示す図である。この操作が完了すると、ハイライトされていた面A、面Bが通常の状態に戻る。最後に、寸法入力完了ボタン(図示せず)をクリックすることで、距離寸法作成コマンドを終了し(ステップS14)、本処理を終了する。
このような手順により、3Dモデルに属性情報である距離寸法が入力される。この入力された距離寸法は、属性情報の効率的な入力および利用のために属性配置平面上に配置される。上記距離寸法入力操作では、1つ目の面選択で表示されている面A、および2つ目の面選択で表示されていない面Bを選択する場合を示したが、この順序は逆でもよい。すなわち、1つ目の面選択で表示されていない面B、および2つ目の面選択で表示されている面Aを選択するようにしてもよい。
このように、本実施形態の3D−CAD装置では、距離寸法を入力する2つの面の選択操作を簡便に行うことができる。すなわち、面の選択操作は、選択すべき面が表示されているか否かに拘わらず、接する稜線が表示されている限り、1クリックで完了し、選択すべき面が表示されておらず、稜線がR形状などで隠れていても2クリックで完了する。したがって、効率的に面の選択操作を行うことができる。
すなわち、本実施形態では、所望の面が隠れて表示されていない場合、その面が形成している稜線をクリックすることで、所望の面を選択できるので、面の選択操作が簡便となる。
尚、上記実施形態では、面選択操作として、2面間の距離寸法の入力操作を示したが、本発明は、これに限るものではなく、面への着色、2面間の角度寸法の入力、ある面に対する角度を指定することによる属性情報配置平面の作成など、面を選択する操作全般に適用できる。また、稜線自体にも入力可能となっている要素を入力する場合など、面、稜線共に選択可能な状況下で、稜線をクリックしたとき、稜線自体を選択するかあるいは接する面を選択するかの指定が必要になる。
図13は選択ウインドウを示す図である。選択ウインドウ81には、稜線ボタン83および面ボタン85が設けられている。稜線をクリックした場合、選択ウインドウ81を表示し、どちらかのボタンをクリックすることで指定可能となる。この場合、面選択に最大3つの操作を要するが、それでも3クリックで操作が完了するので、従来の方法に比べて簡便である。また、上記実施形態では、寸法は3Dモデルのいずれかの面を要素として作成される仕様となっているが、本発明は、これに限るものではなく、稜線や点に対して寸法を入力可能な仕様においても、選択ウインドウにより同様に適用可能である。
尚、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明の目的は、上記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−RW等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されてもよい。また、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
1 3Dモデル
2 属性配置平面
4a、4b 稜線
5 マウス
31 3D−CAD装置
32 CPU
51 稜線ボタン
2 属性配置平面
4a、4b 稜線
5 マウス
31 3D−CAD装置
32 CPU
51 稜線ボタン
Claims (6)
- 表示装置の画面に表示された3Dモデルの面を選択する情報処理装置の面選択方法であって、
前記3Dモデルの稜線の指示を前記情報処理装置の制御部が検出する検出工程と、
前記検出された稜線を形成する面のうち、前記画面に表示されていない面を前記情報処理装置の制御部が選択する選択工程とを有することを特徴とする面選択方法。 - 前記指示工程において検出された面および稜線を識別可能に前記表示装置に表示する表示工程を有することを特徴とする請求項1記載の面選択方法。
- 表示装置の画面に表示された3Dモデルの面を選択する情報処理装置であって、
前記3Dモデルの稜線の指示を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された稜線を形成する面のうち、前記画面に表示されていない面を選択する選択手段とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記検出手段において検出された面および稜線を識別可能に表示する表示手段を有することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- 請求項1または2に記載の面選択方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを保持する記憶媒体。
- 請求項1または2に記載の面選択方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを有するプログラム。
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2004253101A JP2006072543A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 面選択方法、属性情報設定方法および情報処理装置 |
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Family
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