JP2010026882A - ナレッジ取得支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】データの容量を抑制した容易にユーザが参照することができる3次元画像データを生成し、直感的に装置のプロパティ情報を参照できるようにするナレッジ取得支援装置を提供する。
【解決手段】実在の装置を撮影した1又は複数の画像データ11を記憶する画像データ記憶部1と、装置についての少なくとも線情報を具備した3次元データ21を記憶する3次元データ記憶部2と、画像データ11と3次元データ21とを照合してそれらの対応関係を算定する対応関係算定部3と、対応関係に基づいて、前記3次元データ21における各表面に画像データ11の対応部分を貼り付け、装置についての表面画像情報を有した新たな3次元データである画像付3次元データ41を生成する画像付3次元データ生成部4と、画像付3次元データの表面画像情報に対応付けて、表面画像情報Sに関するプロパティ情報を記憶するプロパティ情報記憶部5と、前記プロパティ情報を出力する出力部7と、を具備した。
【選択図】図1

Description

本発明は、実在の装置に関する運用支援などを行うナレッジ取得支援装置に関するものである。
現在、分析装置などは高度化、複雑化しているため、ユーザが部品の交換などを行おうとすると、どこに交換すべき部品があり、どのような手順で交換を行えばよいのか分かりにくいことがある。
また、部品の交換などに限られず、マニュアルや電話対応だけでユーザが機器のチェックや操作を行うことは非常に難しい。
そのような問題を解決するために、コンピュータ上にバーチャルな製品の3次元画像データを作成し、その画像をユーザに参照してもらいながら説明が行えるようにすることが考えられる。
特開2005−190217号公報
しかしながら、通常、製造者が所有している製品の3DCADデータは、外形や寸法などの情報は詳細に書き込まれているが、表面の色や配線、機器の動作チェック用の圧力計などの細かい情報について書き込まれていることは少ない。つまり、3DCADデータは、実際の製品と比べると、外形などの情報は一致していても、表面の情報は不足している。
そのため、ユーザに分かりやすく説明が行えるようにするには、新たに表面の情報まで有した3次元画像データを新たに作らなくてはならず、非常に手間とコストがかかる。
また、仮に表面の情報まで有した3DCADデータがあったとしても、データ量が大きくなりすぎるため、ユーザの所有するコンピュータでは処理に時間がかかりすぎ、説明のための使用に耐えないことが多い。
本発明はかかる点に鑑みて行われたものであって、少なくとも線情報を有する3次元データから、表面の情報を有した3次元画像データを簡単に低コストで生成することができ、その3次元画像データの容量を抑制して、容易にユーザが参照することができ、直感的に装置の運用に関わる情報を3次元画像データから参照できるようにするナレッジ取得支援装置を提供することを主たる所期課題としたものである。
かかる課題を解決するために本発明は次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明のナレッジ取得支援装置は、実在の装置を撮影した1又は複数の画像データを記憶する画像データ記憶部と、前記装置についての少なくとも線情報を具備した3次元データを記憶する3次元データ記憶部と、前記画像データと3次元データとを照合してそれらの対応関係を算定する対応関係算定部と、前記対応関係に基づいて、前記3次元データにおける各表面に前記画像データの対応部分を貼り付け、当該装置についての表面画像情報を有した新たな3次元データである画像付3次元データを生成する画像付3次元データ生成部と、前記画像付3次元データの表面画像情報に対応付けて、当該表面画像情報に関するプロパティ情報を記憶するプロパティ情報記憶部と、前記プロパティ情報を出力する出力部と、を具備していることを特徴とする。
また、本発明のナレッジ取得支援装置用プログラムは、実在の装置を撮影した1又は複数の画像データを記憶する画像データ記憶部と、前記装置についての少なくとも線情報を具備した3次元データを記憶する3次元データ記憶部と、を利用するものであって、前記画像データと3次元データとを照合してそれらの対応関係を算定する対応関係算定部と、前記対応関係に基づいて、前記3次元データにおける各表面に前記画像データの対応部分を貼り付け、当該装置についての表面画像情報を有した新たな3次元データである画像付3次元データを生成する画像付3次元データ生成部と、前記画像付3次元データの表面画像情報に対応付けて、当該表面画像情報に関するプロパティ情報を記憶するプロパティ情報記憶部を利用して、前記プロパティ情報を出力する出力部としての機能をコンピュータに発揮させることを特徴とする。
このようなものであれば、実在の装置を撮影した画像データと、前記装置についての少なくとも線情報を具備した3次元データから、それらの対応関係を算定し、前記3次元データにおける各表面に前記画像データの対応部分を貼り付けて表面画像情報を有した画像付3次元データを生成することができる。
したがって、少なくとも線情報を有した3次元データを用意し、実在の装置を撮影するだけで、実在の装置と同じ表面画像情報を有した画像付3次元データを生成することができるので、実在の装置における表面の情報を予め有した3次元データを用意する必要がなくなり、詳細な情報を有した3次元データを作成する手間とコストを省くことができる。
また、画像付3次元データは、線情報を有した3次元データの各表面に画像を貼り付けてあるだけなので、そのデータの容量が大きくなるのを防ぐことができ、コンピュータ上で速く処理を行うことができるようになり、機器の操作説明などに画像付3次元データを使用して分かりやすく説明することができる。
さらに、対応関係算定部によって画像データと3次元データとの対応関係が算定されるので、人がそれらの対応関係を考えることや、例えば対応する頂点を指示して画像を貼り付けるといった作業を行う事無く、画像付3次元データを自動で生成することができる。
また、前記画像付3次元データの表面画像情報に対応付けて、当該表面画像情報に関するプロパティ情報を記憶するプロパティ情報記憶部を備えており、そのプロパティ情報を出力部が出力するので、例えば、ユーザが画像付3次元データの表面画像を選択して、実在の装置の操作方法や機器の説明を容易に参照することができる。
予め設定されたプロパティ情報だけでなく、あとでプロパティ情報を追加できるようにし、前記プロパティ情報記憶部に記憶されているデータベースなどを拡張できるようにするには、前記プロパティ情報を受け付けるプロパティ情報受付部を備えているものであればよい。
前記プロパティ情報を表面画像情報ごとにプロパティ情報記憶部に記憶させて、それぞれの機器ごとに情報を追加できるようにするには、前記プロパティ情報受付部は、前記画像付3次元データの中から選択された前記表面画像情報に対応付けて前記プロパティ情報を受け付けるものであればよい。
実在の装置をその場で撮影し、すぐに画像付3次元データを生成できるようにするには、実在の装置を撮影する撮影装置を備えたものであればよい。
このように構成した本発明によれば、実在の装置を撮影した画像データと少なくとも線情報を具備した3次元データとから、それらの対応関係を対応関係算定部が自動で算定し、表面画像情報を有した画像付3次元データを生成することができるので、予め実在の装置の表面画像情報を反映した画像付3次元データを作成する手間やコストを省くことができる。さらに、少なくとも線情報を有した3次元データの各表面に画像データを貼り付けてあるだけなので、画像付3次元データの容量が大きくなりすぎるのを防ぐことができ、機器の説明などに画像付3次元データを容易に用いることができるようになる。また、表面画像情報に対応付けてプロパティ情報が記憶されているので、ユーザが表面画像を選択して、それに関連する操作説明などを容易に参照できる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る前記ナレッジ取得支援装置100は、実在の装置の名称、操作方法、製造方法、スペックの全て又は一部を含むプロパティ情報を出力することによってナレッジの取得を支援するものである。より具体的には、図1に示すように画面上に、実在の装置の表面画像情報Sを有した画像付3次元データ41を表示し、ユーザがカーソルCLによって選択した各部分の名称や操作手順などの説明を表示するように情報処理装置を利用して構成してあるものである。
前記ナレッジ取得支援装置100は、実在の装置を撮影する撮影装置であるカメラCと、ナレッジ取得支援装置用プログラムを実行する情報処理装置COMを備えている。前記ナレッジ取得支援装置用プログラムは、図2の機能ブロック図に示されるように、前記カメラCによって撮影された実在の装置の画像データ11を記憶する画像データ記憶部1と、前記装置の線情報を具備した3次元データ21を記憶する3次元データ記憶部2とを利用して、前記画像データ11と前記3次元データ21とを照合してそれらの対応関係を算定する対応関係算定部3と、前記対応関係に基づいて前記画像データ11と前記3次元データ21から当該装置についての表面画像情報Sを有した画像付3次元データ41を生成する画像付3次元データ生成部4と、前記プロパティ情報を受け付けるプロパティ情報受付部6と、出力部の一例である前記画像付3次元データ41と前記プロパティ情報を画面上に表示させる表示部7としての機能を発揮し、前記画像付3次元データ41の表面画像情報Sに対応付けて、当該表面画像情報Sに関するプロパティ情報をプロパティ情報記憶部5に記憶するように構成してある。
以下の説明では、実在の装置が分析装置、例えば、元素分析装置である場合を例として説明を行う。
前記カメラCは、カメラC自身の傾きを検出することができる3軸の傾斜計を備えたものであり、実在の装置を撮影した際に、その傾きの情報を撮影した画像データ1とともに保存するものである。
情報処理装置COMは、CPU、メモリ、ディスプレイなどの出力機器、キーボードやマウスなどの入力機器等を備えた、例えば汎用のコンピュータであり、前記メモリに記憶されたナレッジ取得支援装置用プログラムに従って、CPUやその他の周辺機器が協働することにより、ナレッジ取得支援装置100としての機能を発揮する。
前記画像データ記憶部1は、例えば、図3に示されるような実在の装置である分析装置の画像データ11を複数記憶するものである。この画像データ11は、後述する3次元データ21の全ての面(6面が好適だが、少なくともそのうちの一部の面のみでも良い)の情報が得られるように、前記分析装置の周囲から撮影されたものが、複数用意してある。
なお、画像データ11には簡単のために、分析装置のみを撮影した例を挙げているが、分析装置の周囲に別の機器などが写っていても構わない。すなわち、実在の装置が単独で写っている必要はない。また、画像データ11は装置の実在の装置の複数面(3面)を同時に撮影したものではなくとも、ある一面のみを撮影したものであってもよい。
前記3次元データ記憶部2は、例えば、図4に示されるような、前記分析装置の外形を示す3DCADデータを3次元データ21として記憶している。この3DCADデータは三角形要素PLで構成されているものであり、外形の線情報を有しており、その面の色や質感などの画像情報については有していない。ここで、線情報について詳述すると、例えば、分析装置の稜線を表すものであり、分析装置の頂点について3次元座標として記憶しておき、どの点同士を結ぶものであるかを記憶しているものである。また、三角形要素PLの頂点の座標と、それらの頂点を結ぶ直線に関する情報であってもよい。この3DCADデータはマウス操作などによって、その視点を自由に変更し、様々な角度から見ることができるように構成してある。
前記対応関係算定部3は、2次元の画像データ11と3次元の3次元データ21との間の対応関係を算定するものである。
2次元の画像データと3次元のモデル(3次元データ)との間の対応関係を算定する方法は様々な方法が提案されている。一例としては実在の装置上におけるn箇所の既知ポイントを設定しておき、画像データ中のカメラに対する装置の相対的な姿勢及び位置を示す量であるポーズを算出する透視n点解法を利用して、2次元の画像データ中の装置と3次元のモデルとの間の対応関係を算定するものが知られている。
本実施形態の対応関係算定部3は、画像データ11中の装置の稜線を線情報として検出し、その線情報と、3次元データ21のコンピュータ内の位置及び姿勢を変化させながら、前記画像データ11が撮影されたカメラの画面に投影し2次元データとしたときの線情報とを比較するものである。そして、それら線情報が最も一致したときの3次元データ21のコンピュータ内での位置及び姿勢から、画像データ11中の装置のカメラからの位置や姿勢を示す量であるポーズを決定し、画像データ11中の装置のある稜線が、3次元データ21のどの稜線と一致するのかを判別して対応関係を算定するものである。
より具体的には、対応関係算定部3は実在の装置に既知のポイントを設定する事無く、ハフ変換によって画像データ11の中の装置の外形を示す線情報を検出することを前提としている。そして、検出された線情報から画像データ11中の装置のポーズを算出し、装置の3次元データ21との対応関係を算定するために、次の3つのステップを行うものである。3つのステップは、画像データ11中の装置のポーズについて複数の仮説を立てる仮説ステップと、最も適切なポーズを選択するためにそれぞれのポーズの仮説を評価する評価ステップと、選ばれた候補のポーズを改善する改善ステップとから構成してある。
仮説ステップでは、カメラCの座標軸と画像データ11中の装置の座標軸間の回転行列及び並進行列を計算することによって画像データ11中の装置のポーズを算出する。ここで、カメラCに設けてある傾斜計から得られる値によって、回転行列は精度良く近似することができるので、並進行列のみを数値計算によって求めればよい。並進行列の計算によって画像データ11中の装置のポーズについて複数の仮説が立つことになる。
評価ステップでは、3次元データ21がカメラの画面である2次元平面に投影された投影モデルの線情報と、画像データ11の線情報とがどれだけ一致しているかによって、数値計算によって求められた前記ポーズの評価を行いランク付けする。
改善ステップでは、評価ステップで最もランクの高い候補の前記ポーズについて、そのポーズから改善されたポーズまでの仮想的な距離を考慮することによって計算されたポーズの改善を行う。
以上より、対応関係算定部3は計算されたポーズから画像データ11と3次元データ21との間の対応関係を算定する。
前記画像付3次元データ生成部4は、前記対応関係算定部3によって算定された対応関係に基づいて、図4に示される前記3次元データ21の各面に、図3に示されるような画像データ11の対応する部分をテクスチャとして貼り付けて、図5及び図6に示されるような画像付3次元データ41を生成するものである。詳述すると、3次元データの各面は、例えば、面を構成する頂点から算出される重心などを代表点として有しており、前記画像付3次元データ生成部4は、テクスチャとして貼り付けられている各面の表面画像情報Sにその代表点に関する情報も付加して画像付3次元データ41を生成する。三角形要素PLの面ごとに、画像データ11を貼り付け、その三角形要素PLの代表座標を表面画像情報Sに付加しておいても良い。この画像付3次元データ41は、3次元データ21に基づいたものなので、前記3次元データ21と同様にマウス操作などによって、自由に視点を変更して、さまざまな方向から見ることができる。また視点の変更に応じて、再び対応関係算定部2が対応関係を算定し、各表面に貼り付けてある画像データ11の見え方も変化するように構成してある。
前記プロパティ情報記憶部5は、前記画像付3次元データ41の表面画像情報Sに対応付けて、その表面画像情報Sにある機器の名称、操作手順、部品の交換手順、それらの手順を説明する動画などの情報であるプロパティ情報を記憶するものである。プロパティ情報は、実在の装置について使用したり、整備したりするのに必要な知識や情報に関するものであって、その他にも、製造情報として、製造年月日、製造工場や、整備に関する情報として、定期点検の予定日、定期点検結果の履歴、測定機器の校正履歴、校正手順、校正者の氏名、整備責任者の氏名、エラーメッセージの履歴、故障の回数、頻度、異常が起こっている場合の警告メッセージ、その対策などの情報を含むものであっても構わない。前述したように、前記画像付3次元データ41の表面画像情報Sは、貼り付けられた面について代表座標に関する情報を有しているので、プロパティ情報は、コンピュータ上の3次元座標と関連付けられることになる。従って、カーソルCLの画面上での2次元位置座標からそれに対応する画像付3次元データ41上の3次元座標データを計算し、どの表面画像情報Sが選択されているのかを判断して、その表面画像情報Sに対応付けられているプロパティ情報を表示することができる。
前記プロパティ情報受付部6は、前記画像付3次元データ41の表面画像情報Sを画面上のカーソルCLによって選択すると、その表面画像情報Sに対応付けて、新たなプロパティ情報を受け付けて、前記プロパティ情報記憶部5に記憶させるように構成してある。また、予めプロパティ情報が記憶されているものだけに限られず、全くプロパティ情報がなかった部位にも新たにプロパティ情報を追加できるように構成してある。具体的な操作や表示態様については、後述する表示部7の説明と合わせて行う。
また、表示部7は、複雑な作業工程を説明するプロパティ情報を有した表面画像情報SがカーソルCLによって選択された場合には、図1に示されるように、画面に分析装置の画像付3次元データ41を表示する画像付3次元データ表示領域71と、その画像付3次元データ41の選択された表面画像情報Sやそれの動作、取り扱いに関する説明を表示するメッセージ表示領域72と、選択された表面画像情報Sに関する動画を再生する動画再生領域73と、部品の交換手順などのフローチャートを表示するフローチャート表示領域74が区成して画像付3次元データ41とプロパティ情報を表示するものである。
前記表示部7は、通常表示時には、前記画像付3次元データの表面画像情報Sをユーザ又は製造者がカーソルCLで選択すると、図7に示すように、選択された機器に選択ポインタPが表示されて、それらの名称や簡単な操作説明などのプロパティ情報を前記プロパティ情報記憶部5から読み出し、画面上にポップアップHとして表示するものである。
さらに、表示部7は、プロパティ情報追加時には、図8に示すように、表面画像情報SをカーソルCLで選択すると、その部位に選択ポインタPNが表示され、合わせて入力領域としてのポップアップHNを表示する。この入力領域にプロパティ情報を記入することによって、前記プロパティ情報受付部6が表面画像情報Sに対応付けてプロパティ情報記憶部5に記憶させる。このようにして、新規のプロパティ情報を追加したり、既存のプロパティ情報の修正や追加を行ったりすることができる。
次に図1に示されるような分析装置のダストフィルタの交換を例にして、ナレッジ取得支援装置100の動作について説明する。
まず、画面のそれぞれの表示領域に表示する情報の準備段階について説明する。
製造者は、すでに完成している実在の分析装置を前記カメラCによって様々な方向から撮影し、前記画像データ記憶部1に図3に示されるようなその分析装置の画像データ11を複数記憶させておく。
併せて、製造者は、設計段階で作成されている分析装置の3DCADデータを3次元データ21として3次元データ記憶部2に記憶させておく。このとき3DCADデータは、図3に示されるように少なくとも線情報を含むものであり、表面の色や、細部の配線、計器類などの詳細な情報については有していない。
次に、特定の前記画像データ11と前記3次元データ21とについて、前記対応関係算定部3がその対応関係について算定する。
その対応関係に基づいて、前記画像付3次元データ生成部4は、前記3次元データ21の各面に前記画像データ11の対応する部分をテクスチャとして貼り付けて、図5及び6のような画像付3次元データ41を生成する。
製造者は、カーソルCL及び選択ポインタPNなどを使用し、表面画像情報Sの該当部分を指定して、図8のような入力領域のポップアップHNにプロパティ情報を記入し、前記プロパティ情報受付部6は、前記画像付3次元データ41の前記指定された部分の表面画像情報Sと、当該部分の機器の名称、操作手順のフローチャート、操作に関連する動画などのプロパティ情報の関連付けを行い、それらを前記プロパティ情報記憶部5に記憶させる。
以上で、製造者側の準備段階が完了する。
次に、実在の分析装置からダストフィルタ交換を促すアラームが通知されて、ユーザが画像分析装置を使用して、交換手順などを調べる場合の動作について説明する。
ユーザがカーソルCLによって前記画像付3次元データ41の表面画像情報Sであるダストフィルタ格納部を選択する、または図示しないダストフィルタ交換に関するシーケンスボタンを選択すると、メッセージ表示領域72、動画再生領域73、フローチャート表示領域74に表示される関連情報がプロパティ情報記憶部5から読み込まれて、表示部7が画面上に表示する。
ユーザは、メッセージ表示領域72、動画再生領域73、フローチャート表示領域74に表示されるダストフィルタの交換に関する情報や、マウス操作などによって見る方向を変化させつつ前記画像付3次元データ41を参照しながら、実際の交換作業を行い、ダストフィルタ交換を終了する。
その他の動作について説明すると、別の機器などについてユーザが選択した表面画像情報Sについて詳細なプロパティ情報がプロパティ情報記憶部5に記憶されていない場合には、その旨が製造者側に伝達される。製造者は、図8に示すようにカーソルCLによって該当する表面画像情報Sを選択し、そこに現れたポップアップの入力領域に新たなプロパティ情報を記入する。そして、プロパティ情報受付部6が入力されたプロパティ情報を表面画像情報Sに関連させてプロパティ情報記憶部5に記憶させることにより、データベースを拡張していくことができる。
このように、本実施形態のナレッジ取得支援装置100によれば、実在の装置をカメラCで撮影した画像データ11と、予め所有している少なくとも線情報を具備した3DCADデータである3次元データ21とから、それらの対応関係が自動で算定されて、3DCADデータの表面情報として前記画像データ11の対応する部分がテクスチャとして貼り付けられた画像付3次元データ41を生成することができる。
さらに、対応関係算定部3が自動で対応関係を算定するので、人がカメラCによって撮影した画像データ11と、3DCADデータの対応関係を正確に算出して、テクスチャとして貼り付けるといった作業が不要であるので、効率的に画像付3次元データ41を生成することができる。
また、設計段階で作成される3DCADデータには通常あまり反映されていない表面の色や、配線などの詳細な情報が、実在の装置から表面画像情報Sとして追加されるので、予め詳細な3DCADデータを作成しなくてもよい。したがって、新たに詳細な3DCADデータを作成する手間とコストを省くことができる。
また、マーケティング上の戦略などで、表面のデザインなどが変更された場合などでも、再び実在の装置をカメラCで撮影しなおすことで、3DCADデータを新たに作ったり、更新したりすることなく、すぐに画像付3次元データ41の表面画像情報Sを新しいものにすることができる。
さらに、画像付3次元データ41は、線情報を具備した3DCADデータである3次元データ21に、画像データ11の対応する部分を各表面に付加しただけであるので、データの容量が全てのデータを3DCADで作った場合に比べて格段に小さくなり、処理能力の小さいコンピュータにおいても軽快に動作させやすい。したがって、ユーザに過度の負担を強いる事無く、画像付3次元データ41を用いて機器の操作説明などを参照してもらうことができるようになる。
加えて、表面画像情報Sに対応付けて、プロパティ情報がプロパティ情報記憶部5に記憶されており、例えば、機器の名称などを知らなくても、ユーザが図1又は図7に示すようにカーソルCLによって画像付3次元データ41の表面画像情報Sを選択して、直感的にプロパティ情報を参照することができる。
また、表面画像情報Sにプロパティ情報がない、あるいは、情報が不足している場合には、図8に示すように製造者は対応する表面画像情報Sを選択し、その部位に関して表示された入力領域に新たなプロパティ情報を追加することによって、プロパティ情報受付部6が表面画像情報Sに関連付けてプロパティ情報をプロパティ情報記憶部5に追加し、データベースを拡張していくことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。3次元データ記憶部に記憶させる3次元データは、線情報のみを具備したものに限られない。例えば、面についての情報を一部有した3DCADデータを用いても構わない。
前記実施形態では、ダストフィルタの交換を例にした動作説明を行ったが、プロパティ情報はそのようなものに限られない。例えば、装置の操作方法や、ある機器が何であるかを示すなど、装置に関わる様々な情報を含むものである。
また、プロパティ情報受付部によって、製造者がプロパティ情報を追加する例について説明を行ったが、ユーザが操作方法のメモ書きなどをプロパティ情報として追加できるようにしても構わない。加えて、ユーザが実在の装置を撮影し、その画像データと、予め記憶されている3次元データと、に基づいてユーザ側で画像付3次元データを生成するように構成することもできる。
さらに、複数の画像データから画像付3次元データを生成するようにしていたが、1つの画像データから3次元データの各面の情報を得ることができるならば、1つの画像データに基づいて生成するものであっても構わない。
加えて、プロパティ情報を表示するポップアップとプロパティ情報を記入するポップアップを同時に表示できるようにしても構わない。
また、前記実施形態では、分析装置を装置としていたが、特に分析装置に限られるものではない。他の装置を実在の装置としても構わない。
前記実施形態では出力部の一例として表示部を挙げているが、要求されたプロパティ情報をプリンタで印刷するものであってもよい。
その構成は図示例に限られず、その他、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能である。
本発明の一実施形態におけるナレッジ取得支援装置の画面の表示形態を示す模式図。 同実施形態におけるナレッジ取得支援装置の機能ブロック図。 同実施形態における画像データの一例を示す模式図。 同実施形態における3次元データの一例を示す模式図。 同実施形態における画像付3次元データの模式図。 同実施形態における画像付3次元データの別の模式図。 同実施形態におけるプロパティ情報を表示する場合の画面の表示形態を示す模式図。 同実施形態におけるプロパティ情報を追加する場合の画面の表示形態を示す模式図。
符号の説明
100・・・ナレッジ取得支援装置
1・・・画像記憶部
2・・・3次元データ記憶部
3・・・対応関係算定部
4・・・画像付3次元データ生成部
5・・・プロパティ情報記憶部
6・・・プロパティ情報受付部
S・・・表面画像情報

Claims (4)

  1. 実在の装置を撮影した1又は複数の画像データを記憶する画像データ記憶部と、
    前記装置についての少なくとも線情報を具備した3次元データを記憶する3次元データ記憶部と、
    前記画像データと3次元データとを照合してそれらの対応関係を算定する対応関係算定部と、
    前記対応関係に基づいて、前記3次元データにおける各表面に前記画像データの対応部分を貼り付け、当該装置についての表面画像情報を有した新たな3次元データである画像付3次元データを生成する画像付3次元データ生成部と
    前記画像付3次元データの表面画像情報に対応付けて、当該表面画像情報に関するプロパティ情報を記憶するプロパティ情報記憶部と、
    前記プロパティ情報を出力する出力部と、を具備していることを特徴とするナレッジ取得支援装置。
  2. 前記プロパティ情報を受け付けるプロパティ情報受付部を備えた請求項1記載のナレッジ取得支援装置。
  3. 前記プロパティ情報受付部は、前記画像付3次元データの中から選択された前記表面画像情報に対応付けて前記プロパティ情報を受け付けるものである請求項1又は2記載のナレッジ取得支援装置。
  4. 実在の装置を撮影した1又は複数の画像データを記憶する画像データ記憶部と、前記装置についての少なくとも線情報を具備した3次元データを記憶する3次元データ記憶部と、を利用するものであって、
    前記画像データと3次元データとを照合してそれらの対応関係を算定する対応関係算定部と、前記対応関係に基づいて、前記3次元データにおける各表面に前記画像データの対応部分を貼り付け、当該装置についての表面画像情報を有した新たな3次元データである画像付3次元データを生成する画像付3次元データ生成部と、
    前記画像付3次元データの表面画像情報に対応付けて、当該表面画像情報に関するプロパティ情報を記憶するプロパティ情報記憶部を利用して、前記プロパティ情報を出力する出力部としての機能をコンピュータに発揮させるナレッジ取得支援装置用プログラム。
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