JP2008040913A - 情報処理方法、情報処理装置 - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008040913A
JP2008040913A JP2006216251A JP2006216251A JP2008040913A JP 2008040913 A JP2008040913 A JP 2008040913A JP 2006216251 A JP2006216251 A JP 2006216251A JP 2006216251 A JP2006216251 A JP 2006216251A JP 2008040913 A JP2008040913 A JP 2008040913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
orientation
marker
image
real object
mockup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006216251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008040913A5 (ja
JP4926598B2 (ja
Inventor
Rika Takemoto
利果 武本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006216251A priority Critical patent/JP4926598B2/ja
Publication of JP2008040913A publication Critical patent/JP2008040913A/ja
Publication of JP2008040913A5 publication Critical patent/JP2008040913A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4926598B2 publication Critical patent/JP4926598B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 形状が既知の対象物体上におけるマーカの位置姿勢を正確に、且つ容易に求める為の技術を提供すること。
【解決手段】 少なくとも一部の形状が既知であるモックアップの位置姿勢を取得し(S530)、モックアップの画像を取得し(S520)、この画像上のモックアップの複数の特徴箇所を、モックアップの形状に基づいて抽出する(S550)。そして、抽出した情報を用いて、モックアップの位置姿勢を補正する(S560)。そして、この補正量に基づいて、マーカのモックアップ上における位置姿勢を求める(S570)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、現実空間中における対象物の位置姿勢を求める為の技術に関するものである。
近年、現実空間と仮想空間との繋ぎ目のない結合を目的とした、複合現実感(以下、MR(Mixed Reality)と称す)に関する研究が盛んに行われている。MRの中でも現実空間に仮想空間を重ね合わせて表示するAugmented Reality(AR、拡張現実感、増強現実感とも呼ばれる)技術が特に注目を集めている。
AR技術は次のようにして実現される。即ちビデオカメラ等の撮像装置によって撮影された現実空間の画像に撮像装置の位置姿勢に応じて生成された仮想空間(例えばコンピュータグラフィックス(以下CG)により描画された仮想物体や文字情報等)の画像を画像表示装置の表示画面上に重畳表示する。
例えばARシステムとして、体験者がHMD(Head Mount Display)を装着して風景(すなわち現実空間の画像)を眺めると、それに対応した位置情報や名称(すなわち仮想空間の画像)が補助表示されるシステム等が知られている。
一方、従来、設計・製造分野において3次元CADを使った設計(形状、デザイン)が主流になってきている。即ち3次元CADのデータを用いてラピッド・プロトタイピング装置で作成した簡易試作物(モックアップ)に、同じ3次元CADのデータを変換して作成した3D-CGデータを、ARシステムを使って位置姿勢を一致させて重ね合わせ、表示する。これにより、視覚的な評価と触感的な評価とを同時に実現し、より完成品に状態での評価を行う試みがなされている。図1Aは、現実空間に存在しているモックアップを示す図であり、図1Bは、その現実空間にあるモックアップに、そのCGを重ねて表示した結果を示す図である。
AR技術において最も重要な課題の1つは、現実空間と仮想空間との間の位置合わせをいかに正確に行うかということであり、従来から多くの取り組みが行われてきた。
ARにおける位置合わせの問題は、シーン中における(すなわち基準座標系における)視点位置としてのカメラの3次元位置姿勢を求める問題に帰結される。
上述したモックアップにCGを重畳する場合においては、モックアップとカメラとの3次元相対位置姿勢を求める問題となる。
このような3次元位置が既知である対象物を撮影し、撮影装置から対象物体の位置姿勢を求めるモデルベーストラッキングが試みられている(非特許文献1)。その一手法として例えば、撮像装置からの2次元的な画像情報に基づいて、物体の頂点やエッジなどの3次元的な幾何特徴を抽出し、これを物体の幾何モデルと照合することにより、物体の位置姿勢を決定する研究がなされている(特許文献4、特許文献5)。
このような技術は、高精度な位置合わせが可能である一方、計算コストが高くリアルタイム処理が難しい。また、物体表面上の頂点やエッジなどの抽出・同定が重要なカギとなるが、例えば現実空間の中でモックアップを把持して動かしながら観察する場合、手がかりであるエッジが手などによって隠蔽され、物体の位置姿勢を算出することは困難となる。さらに、もともとエッジを持たない自由曲面体を扱うことは困難である。
一方、物体の幾何特徴情報を用いずに物体の3次元位置姿勢を計測する方法として、例えば、物体自体に磁気センサや光学式センサ、超音波センサなどの位置姿勢センサなどを付加しておき、センサからの計測値を利用することが行われている。しかし、これら位置姿勢センサによる計測ではそのセンサの精度が不充分であることから、計測値に基づいて現実物体に仮想物体を重畳表示しようとすると、所望の位置よりずれて表示されることがあった。
そのため従来では、センサ誤差を補正する手法として、または、センサを用いずに基準座標系におけるカメラの3次元位置姿勢を計測する方法として次のようなものがある。即ち、基準座標系における座標値(基準座標値)が既知である指標(マーカ)を配置しておき、これをカメラにより撮像して、マーカの基準座標と撮像画像座標の関係をみたすようなカメラの位置姿勢を算出する(例えば、特許文献1、特許文献2)。
一般に、3次元位置の既知な複数の点(理論的には3点以上、安定的に解くためには5点以上)の撮影画像上における位置が得られれば、その対応関係からカメラ視点の位置・姿勢を求めることができる(いわゆるPnP問題を解く)。
マーカを用いた位置合わせ手法を用いる際には、基準座標値が既知であるマーカを予め準備しておく必要がある。(以下、位置合わせのために基準座標値が既知のマーカを準備する作業を「マーカ登録」という)。
現実空間の中でモックアップを把持して動かしながら観察する場合においては、モックアップのローカル座標系を基準座標系とし、モックアップ自体にマーカを貼って位置合わせするのがよい。図2Aは、モックアップ自体にマーカ201を貼った場合の外観を示す図であり、図2Bは、そのマーカ201を利用してCGを重畳表示した場合の例を示す図である。
さらに、モックアップを手に持って360度あらゆる方向から観察したいといった要求にこたえるためには、図3に示すように、モックアップの360度あらゆる方向にマーカ301,302を配置する必要がある。
以上のことから、形状が既知な物体のローカル座標系において、正確な位置が既知であるマーカを貼る手段が必要とされている。
特開2002−228442公報 特開2000−041173号公報 特開2005−327103号公報 特開平07−146121号公報 特開平08−005333号公報 R. T. Azuma, "A Survey of Augmented Reality", Presence:Teleoperators and Virtual Environments, vol, 6, 1997, pp355−385. G.Baratoff,A.Neubeck and H. Regenbrecht:"Interactive multi−marker calibration for augmented reality applications",Proc.ISMAR2002,pp.107−116,2002. 梅山:"連続変形法を用いたLMedS推定とその評価",電子情報通信学会論文誌 vol.J83-DI no.2, pp.303−305, 2000.
従来、モックアップ座標系において、正確な位置が既知であるマーカを貼る(すなわち、モックアップローカル座標系を基準座標系とした「マーカ登録」)方法としては、
(a) モックアップ上の定められた位置・姿勢に正確にマーカを貼る
(b) モックアップにマーカを貼り、モックアップ座標系におけるマーカの正確な位置・姿勢を巻尺などで算出する
のいずれかを行っていた。しかしこのように、マーカの3次元的配置情報を正確に入力することは作業者にとって負担の大きい作業であった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、形状が既知の対象物体上におけるマーカの位置姿勢を正確に、且つ容易に求める為の技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の情報処理方法は以下の構成を備える。
即ち、少なくとも一部の形状が既知である現実物体の位置姿勢を取得する取得工程と、
前記現実物体上に設けられた指標を含む当該現実物体の画像を取得し、当該画像上の前記現実物体の複数の特徴箇所を、前記形状に基づいて抽出する抽出工程と、
前記抽出工程で抽出した情報を用いて、前記取得工程で取得した位置姿勢を補正する補正工程と、
前記補正工程で補正した補正量に基づいて、前記指標の前記現実物体上における位置を求める計算工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、少なくとも一部の形状が既知である現実物体の位置姿勢を取得する取得手段と、
前記現実物体上に設けられた指標を含む当該現実物体の画像を取得し、当該画像上の前記現実物体の複数の特徴箇所を、前記形状に基づいて抽出する抽出手段と、
前記抽出手段が抽出した情報を用いて、前記取得手段が取得した位置姿勢を補正する補正手段と、
前記補正手段が補正した補正量に基づいて、前記指標の前記現実物体上における位置を求める計算手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の構成により、形状が既知の対象物体上におけるマーカの位置姿勢を正確に、且つ容易に求めることができる。
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態では、形状が既知の現実物体(以下、モックアップと呼称する)における適当な位置に指標(マーカ)を配置し、このマーカを含むモックアップの画像を撮像する。これにより、モックアップローカル座標系(モックアップの適当な位置を原点とし、この原点で互いに直交する3軸をそれぞれx、y、z軸とする座標系)におけるマーカの位置姿勢を求める。
本実施形態に係るMR体験システムの一例は次のようなものである。即ち、3次元CADのデータよりラピッド・プロトタイピング装置で作成した簡易試作物に、同じ3次元CADのデータを変換して作成した3D-CGデータを複合現実感システムを使って位置・姿勢方向を一致させて重ね合わせ、表示する。簡易試作物は、形状が既知な物体という意味で、モックアップである。これにより、視覚的な評価と触覚的な評価を同時に実現し、より完成品に近い状態での評価を可能とする。
そのようなMR体験システムの表示装置として本実施形態では、位置・姿勢計測センサが内蔵されたビデオシースルーHMDを用いる。つまり、HMDには位置・姿勢計測センサおよびカメラが内蔵されている。また、CGを重畳表示するモックアップにも位置・姿勢計測センサが内蔵されている。
体験者の視点とモックアップとの相対的位置・姿勢はこれら位置・姿勢センサから出力される計測値を利用して算出するが、位置・姿勢センサからの出力には計測誤差が生じる。その計測誤差を補正するため、モックアップの既知な位置にマーカを付加しておく。MR体験システムの処理では、HMDに内蔵されたカメラ画像から抽出されたマーカ位置を使い、位置姿勢センサからの出力値に合うよう計算結果を補正し、補正後のデータを用いてCGの描画を行う構成となっている。
本実施形態に係る情報処理装置の構成は、MR体験システム構成と共通な構成であるのが好ましいと考えられることから、本実施形態ではそれを考慮してできる限りMR体験システムに準じた構成としている。図4は、本実施形態に係る情報処理装置を含むシステムの機能構成を示すブロック図である。
同図に示す如く、本実施形態に係るシステムは、センサ499,498、HMD494、情報処理装置400により構成されている。
撮像部490は、現実空間の動画像を撮像するステレオカメラであり、撮像した各フレームの画像(現実空間ステレオ画像)は後段の情報処理装置400に入力される。本実施形態では、撮像部490により、少なくとも一部の形状が既知であるモックアップ上に設けられたマーカを含む、このモックアップの画像を撮像する。
表示部495は、HMD494が有するものである。同図に示す如く、HMD494には、撮像部490、表示部495が一体化されて備わっている。
センサ499は撮像部490に取り付けられるものであり、撮像部490の位置姿勢を計測する。センサ499には例えば、磁気センサや光学式センサ等が適用可能である。センサ499が計測した結果は、後段の情報処理装置400に入力される。
センサ498はモックアップに取り付けられるものであり、モックアップの位置姿勢を計測する。センサ498には例えば、磁気センサや光学式センサ等が適用可能である。センサ498が計測した結果は、後段の情報処理装置400に入力される。
次に、情報処理装置400を構成する各部について説明する。
映像取り込み部420は、撮像部490から送出された画像を信号として受け、これを後段のマーカ登録部430に適した形式に変換してからデータとしてマーカ登録部430に送出する。
撮影位置姿勢取得部450は、センサ499から送出された位置姿勢を信号として受け、これをマーカ登録部430にデータとして送出する。
モックアップ位置姿勢取得部460は、センサ498から送出された位置姿勢を信号として受け、これをデータとしてマーカ登録部430に送出する。
データ格納部440は、モックアップを模した仮想物体に関するデータ(仮想物体の色や幾何学形状を規定するデータ等)等が保存されている。また、後述する処理において、既知の情報として説明するものについてもこのデータ格納部440に予め保存されている。
マーカ登録部430は、モックアップローカル座標系におけるマーカの位置姿勢を求める処理を行う。より具体的な処理としては、撮像部490が撮像した画像に対して以下のような処理がある。
(a) モックアップを模した仮想物体を利用することで、モックアップに対する撮像部490の位置姿勢を精度良く求める。
(b) 次に、精度良く求めた撮像部490の位置姿勢を使って、モックアップローカル座標系におけるマーカの位置姿勢を求める。
なお、本実施形態では、情報処理装置400を構成する上記各部のうち、データ格納部440を除く全ての各部はソフトウェアでもって実装するものとして説明するが、その一部若しくは全部を専用のハードウェアでもって実装しても良い。
図7は、情報処理装置400に適用可能なコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。
701はCPUで、RAM702やROM703に格納されているプログラムやデータを用いて情報処理装置400全体の制御を行うと共に、情報処理装置400が行う後述の各処理を実行する。
702はRAMで、外部記憶装置706からロードされたプログラムやデータ、I/F707を介して外部から入力した各種のデータを一時的に記憶するためのエリアや、CPU701が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアなどを有する。即ち、RAM702は、各種のエリアを適宜提供することができる。
ROM703は、本装置の設定データやブートプログラムなどを格納する。
操作部704は、キーボードやマウスなどにより構成されており、本装置の操作者が操作することで、各種の指示をCPU701に対して入力することができる。
表示部705は、CRTや液晶画面などにより構成されており、CPU701による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。
外部記憶装置706は、ハードディスクドライブ装置に代表される大容量情報記憶装置であり、ここにはOS(オペレーティングシステム)や、情報処理装置400が行う後述の各処理をCPU701に実行させるためのプログラムやデータが保存されている。この保存されている情報はCPU701による制御に従ってRAM702にロードされ、CPU701による処理対象となる。
I/F707は、上記センサ498,499、表示部495、撮像部490を本装置に接続するためのものであり、これら各部からの情報はこのI/F707を介して本装置内のRAM702や外部記憶装置706に対して入力される。なお、I/F707は1つに限定するものではなく、センサ498,499、表示部495、撮像部490の各部についてそれぞれ1つずつ設けても良い。
708は上述の各部を繋ぐバスである。
図5は、情報処理装置400がマーカの位置姿勢を求めるために行う処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU701に実行させるためのプログラムやデータは外部記憶装置706に保存されている。このプログラムやデータはCPU701による制御に従って適宜RAM702にロードされる。そしてCPU701はこのロードされたプログラムやデータを用いて処理を実行するので、情報処理装置400は以下説明する各処理を実行することになる。
先ずステップS510では、CPU701は外部記憶装置706からモックアップの仮想物体に関するデータ(モックアップデータ)をRAM702にロードする。
次にステップS520では、撮像部490が撮像したステレオ画像をRAM702に取得する。
次にステップS530では、撮像部490、モックアップの位置姿勢を取得する。これは上述の通り、センサ499による計測値を取得することで撮像部490の位置姿勢を取得することができるし、センサ498による計測値を取得することでモックアップの位置姿勢を取得することができる。なお、これらの計測値には計測誤差が含まれていることに注意されたい。
次にステップS540では、撮像部490に対しての相対的なモックアップの位置姿勢を求める。これは、ステップS530で取得したそれぞれの位置姿勢を用いて周知の処理で求められるものである。撮像部490に対する相対的なモックアップの位置姿勢は、撮像部490の位置姿勢を基準とした座標系における、モックアップの位置姿勢を基準とした座標系の相対的な位置姿勢である。
次にステップS550では、ステップS520で取得したステレオ画像と、三角測量などの技術と、を用いて、画像中におけるモックアップの特徴箇所(ここでは頂点とするがエッジを更に用いても良い)やマーカの3次元位置を求める。
モックアップの特徴箇所についての3次元位置を求める処理については次のようなものがある。即ち、ステップS530で取得した位置姿勢にモックアップの仮想物体を配置した場合に、この仮想物体の特徴箇所(頂点やエッジなど)がスレテオ画像上のどの箇所に投影されるのかについては周知の技術でもって計算することができる。従って、この計算した箇所について上記三角測量を用いれば、この箇所に対応する特徴箇所の3次元位置を求めることができる。
これらのことから、モックアップの特徴箇所の位置を求める処理は、より多くの頂点について行うことが好ましい。
また、マーカに関しては、ステレオ画像を用いてマーカの3次元位置(撮像部490の位置姿勢を基準とする位置)を推定する。
以上のように、本ステップにおける処理では、モックアップのおよその特徴量を予測する(例えば、エッジや頂点が画像上のどの辺りにあるかなど)ことで、抽出処理速度を向上させたり、抽出されたモックアップの特徴量補正する。例えば、エッジは画像処理によって点特徴の集合として得られるが、それぞれの点には誤差が含まっている。モックアップの形状データからエッジだと判断できれば、エッジ直線からはみ出して観測された点は誤差であると判断する。そして、点の誤差を一つのエッジ(線分)として並ぶように補正(最小二乗近似法)/除外(LMedS法:非特許文献3)するなど)ことで処理をロバストにしている。また、同様にマーカの抽出においても、例えば多角形マーカなど形状が既知である場合、その特徴量の抽出をロバストにすることができる。
次に、ステップS560では、上記ステップS540で求めたモックアップの位置姿勢を、上記ステップS550で求めた各特徴箇所の位置に基づいて補正する処理を行う。より具体的には、上記ステップS550で求めたそれぞれの特徴箇所の位置を用いて、モデルベーストラッキング行うことにより、上記ステップS540で求めたモックアップの位置姿勢を補正することができる。
直感的には、例えばモックアップの頂点がN点抽出できれば、位置が既知なマーカN点得られているのと同様であり、Nが大きいほど精度良く算出できる。またモデルベーストラッキングのようにエッジ情報を利用することは、多数の点集合の誤差を収束させた値を利用していることであるため、制度良く算出できる。この処理は例えば、モデルベーストラッキング(特許文献4、特許文献5、非特許文献1)の公知な技術で実現できる。
なお、本実施形態では、ステップS540で求めたモックアップの位置姿勢を補正することで、既知形状物体の位置姿勢を精度良く算出した。しかし、ステップS540で求めたモックアップの位置姿勢を与えなくても、処理速度は低下するが、既知形状物体の位置姿勢を精度良く算出することは公知な技術で可能である(特許文献5)。それゆえ本実施形態は、センサ498、499がなくても構成可能である。
なお一般に、モデルベーストラッキングは計算負荷が高くなるが、本実施形態におけるこの処理は、MR体験時の前処理であることから、処理速度よりも精度を重視して行うことができる。
ステップS570では、ステップS560で補正した量だけ、上記ステップS550で求めた3次元位置を補正する。
以上の説明により、本実施形態によれば、マーカを貼ったモックアップを1度撮影するだけで、簡単にマーカ登録がおこなえる。さらに、MRシステム実装におけるマーカ抽出アルゴリズムと、マーカ登録時におけるマーカ抽出アルゴリズムとで同じ抽出アルゴリズムを使うことができるため、抽出アルゴリズムによる抽出誤差がなくなるため、より高精度な位置合わせが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、1枚の画像撮影でマーカ登録を実現する例を述べた。これは、たった1枚撮影するという簡単な操作でマーカ登録できるという観点から、とても有効である。
本実施形態では、手軽さよりもより精度を重視してマーカ登録を実現する例を挙げる。具体的には、複数の撮像画像を利用することで、第1の実施形態におけるマーカ登録を、より精度の高いものにする。
第1の実施形態では、ステップS560において、モックアップの仮想物体を配置し、ステップS570において、1組のステレオ画像からマーカの配置位置を求めている。
ここで、撮影位置姿勢が既知である1組のステレオ画像から、既知な形状を有する現実物体の位置姿勢を精度良く算出することは可能であるが、未知な形状物体の位置姿勢を精度良く算出するのは困難である。そのため例えば複数の点マーカをモックアップに配置した場合などには、マーカ配置位置の算出精度の信頼性が低くなる。これは、点マーカの特徴量は1点であるためにエッジ抽出のようにロバスト抽出処理が行えないためである。
そこで、本実施形態では、特徴量の少ないマーカを配置した場合でも、マーカ登録部430が、その配置位置を精度良く抽出できるようにする。そのため、複数の画像を撮影し、各画像に対してマーカ配置位置の概算値を求め、それら複数のマーカ配置情報(概算値)を利用することで、より精度の高いマーカ配置位置を求める構成とする。
なお、本実施形態に係るシステムの構成については第1の実施形態と同じものを用いる。即ち、本実施形態に係る情報処理装置400は、図6に示したフローチャートに従った処理を行う点のみが第1の実施形態とは異なる。
図6は、情報処理装置400がマーカの位置姿勢を求めるために行う処理のフローチャートである。
ステップS610では、上記ステップS510と同じ処理を行う。更に、ステップS620〜S670の各ステップにおける処理はそれぞれ、上記ステップS520〜S570における各ステップと同じである。なお、ステップS670では、上記ステップS570のように、最終的な位置を決定するのではなく、対応する画像に基づいて決定した候補の位置である点に注意されたい。
ステップS680では、撮像部490が撮像した全ての画像について、上記ステップS620〜S670の処理を行ったか否かをチェックする。このチェックの結果、未だ上記ステップS620〜S670の処理対処となっていない画像がある場合には、この画像について上記ステップS620〜S670の処理を行う。
一方、全ての画像について上記ステップS620〜S670の処理を行ったのであれば、処理をステップS690に進める。
ステップS690では、それぞれの画像について求めた位置を用いて、バンドル調整法に従った処理を行うことにより、より信頼性の高いマーカの位置を求める。
バンドル調整法では先ず、点指標を撮像装置によって多数撮影する。そして、点指標、点指標の画像上での投影点、撮像装置の視点の3点が同一直線上に存在するという拘束条件をもとに、指標が実際に画像上で観察される投影位置と撮像装置の位置姿勢と指標の位置から計算される投影位置との誤差(投影誤差)が最小化されるように、繰返し演算を行う。これによって画像を撮影した撮像装置の位置及び姿勢と、点指標の位置を求める。モックアップの特徴点を指標として演算に利用することで、未知であるマーカ位置も正確に算出することができる。
さらに、モックアップの仮想物体(例えば、マーカはモックアップのある平面上にあるといった拘束条件)を利用して、さらに精度を上げて算出することも可能である。この具体的算出方法は、特許文献3で述べられている。
また、モックアップに対し、予めマーカを貼る面などを入力しておき、情報処理装置400側では、マーカを貼る面として指定された面におけるマーカの位置を算出する構成とすることで、誤った面へマーカ登録してしまうというミスを減らすことができる。更には、マーカ登録をよりロバストにすることが可能である。
予めマーカを貼る面を入力する方法としては、例えばモックアップの位置姿勢を計測するためにモックアップに位置姿勢センサを取り付ける。また、モックアップに貼るマーカの位置を指定するための入力装置として、位置姿勢の算出可能なスイッチ付きスタイラスを用意する。このような構成により、モックアップにおいてマーカを貼り付ける面をスタイラスで指示して、スタイラススイッチを押すことで指定することができる。
以上の説明により本実施形態によれば、マーカを貼ったモックアップの撮像画像を複数利用する構成としたことで、モックアップに貼ったマーカ配置位置をより精度良く算出するため、MR体験システム実装時においてはより精度の高い位置合わせが可能となる。
[第3の実施形態]
第1,2の実施形態では、モックアップに1つのマーカを貼るマーカ登録例を示した。一方、体験者がモックアップを手に持ちながら360度観察してもモックアップとCGとが正確に位置合わせされるようなMR環境を提供するためには、モックアップには多数のマーカを貼っておく必要がある。しかし、モックアップの形状が比較的なだらかな場合はモックアップの特徴量があまり得られないことから、マーカ登録が不安定になる場合がある。
そこで、モックアップの形状がなだらかで、比較的特徴量が得られない個所にもマーカ登録を可能とするために次のようにする。即ち、モックアップの特徴量を抽出できる配置にあるマーカ(モックアップにおけるマーカの位置姿勢、撮影方向、光源位置などにも影響される)をまずマーカ登録する。そして、特徴量が抽出しづらい配置にある他のマーカは、登録済みマーカの配置位置を使って段階的にマーカ登録していくことができる。
このように位置姿勢が求まったマーカから、段階的に他のマーカの位置姿勢を算出していく手法は、非特許文献2などに記載されている。
以上述べたように、モックアップの周囲に複数のマーカの貼り付けを容易に行える構成としたため、体験者がモックアップを手に持ちながら360度観察してもモックアップとCGとが正確に位置合わせされるようなMR環境を提供できる。
以上の各実施形態によれば、形状が既知な対象物体に付与されたマーカをマーカ登録する場合において、対象物体の形状に関する情報を利用することで、対象物撮像画像における対象物体の特徴量抽出をロバストに行う。そして、その結果を元に対象物体におけるマーカの位置情報を正確に算出する。このため、対象物体に位置合わせのためのマーカを簡単かつ正確に付与することが可能となる。
そして、体験時には、前処理で付与したマーカを用いるため、ロバストかつ、正確な位置合わせが可能となる。
[その他の実施形態]
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
現実空間に存在しているモックアップを示す図である。 現実空間にあるモックアップに、そのCGを重ねて表示した結果を示す図である。 モックアップ自体にマーカ201を貼った場合の外観を示す図である。 マーカ201を利用してCGを重畳表示した場合の例を示す図である。 モックアップの360度あらゆる方向にマーカ301,302を配置する例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置を含むシステムの機能構成を示すブロック図である。 情報処理装置400がマーカの位置姿勢を求めるために行う処理のフローチャートである。 情報処理装置400がマーカの位置姿勢を求めるために行う処理のフローチャートである。 情報処理装置400に適用可能なコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。

Claims (7)

  1. 少なくとも一部の形状が既知である現実物体の位置姿勢を取得する取得工程と、
    前記現実物体上に設けられた指標を含む当該現実物体の画像を取得し、当該画像上の前記現実物体の複数の特徴箇所を、前記形状に基づいて抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程で抽出した情報を用いて、前記取得工程で取得した位置姿勢を補正する補正工程と、
    前記補正工程で補正した補正量に基づいて、前記指標の前記現実物体上における位置を求める計算工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  2. 前記画像はステレオ画像であり、
    前記抽出工程では、ステレオ画像を用いて前記複数の特徴箇所を抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記指標の3次元位置を、前記ステレオ画像に基づいて求める工程を更に備え、
    前記計算工程では、前記補正工程での補正量を、前記指標の3次元位置に加えた結果を、前記指標の前記現実物体上における位置として求める
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。
  4. 前記補正工程では、モデルベーストラッキングを用いて位置姿勢の補正処理を行うことを特徴とする請求項に記載の情報処理方法。
  5. 少なくとも一部の形状が既知である現実物体の位置姿勢を取得する取得手段と、
    前記現実物体上に設けられた指標を含む当該現実物体の画像を取得し、当該画像上の前記現実物体の複数の特徴箇所を、前記形状に基づいて抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段が抽出した情報を用いて、前記取得手段が取得した位置姿勢を補正する補正手段と、
    前記補正手段が補正した補正量に基づいて、前記指標の前記現実物体上における位置を求める計算手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. コンピュータに請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理方法を実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを格納したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2006216251A 2006-08-08 2006-08-08 情報処理方法、情報処理装置 Expired - Fee Related JP4926598B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006216251A JP4926598B2 (ja) 2006-08-08 2006-08-08 情報処理方法、情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006216251A JP4926598B2 (ja) 2006-08-08 2006-08-08 情報処理方法、情報処理装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008040913A true JP2008040913A (ja) 2008-02-21
JP2008040913A5 JP2008040913A5 (ja) 2009-09-24
JP4926598B2 JP4926598B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=39175822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006216251A Expired - Fee Related JP4926598B2 (ja) 2006-08-08 2006-08-08 情報処理方法、情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4926598B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012146305A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Pantech Co Ltd ウィンドウ状の拡張現実を提供する装置および方法
US10360730B2 (en) 2015-10-16 2019-07-23 Fujifilm Corporation Augmented reality providing system and method, information processing device, and program
JP6928217B1 (ja) * 2020-07-31 2021-09-01 松尾建設株式会社 測定処理装置、方法及びプログラム
WO2022264519A1 (ja) * 2021-06-14 2022-12-22 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07146121A (ja) * 1993-10-01 1995-06-06 Nippondenso Co Ltd 視覚に基く三次元位置および姿勢の認識方法ならびに視覚に基く三次元位置および姿勢の認識装置
JPH085333A (ja) * 1994-06-21 1996-01-12 Kobe Steel Ltd 3次元位置姿勢認識装置
JP2003308514A (ja) * 1997-09-01 2003-10-31 Canon Inc 情報処理方法及び情報処理装置
JP2005326274A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Canon Inc 配置情報推定方法および情報処理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07146121A (ja) * 1993-10-01 1995-06-06 Nippondenso Co Ltd 視覚に基く三次元位置および姿勢の認識方法ならびに視覚に基く三次元位置および姿勢の認識装置
JPH085333A (ja) * 1994-06-21 1996-01-12 Kobe Steel Ltd 3次元位置姿勢認識装置
JP2003308514A (ja) * 1997-09-01 2003-10-31 Canon Inc 情報処理方法及び情報処理装置
JP2005326274A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Canon Inc 配置情報推定方法および情報処理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012146305A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Pantech Co Ltd ウィンドウ状の拡張現実を提供する装置および方法
US10360730B2 (en) 2015-10-16 2019-07-23 Fujifilm Corporation Augmented reality providing system and method, information processing device, and program
JP6928217B1 (ja) * 2020-07-31 2021-09-01 松尾建設株式会社 測定処理装置、方法及びプログラム
WO2022025283A1 (ja) * 2020-07-31 2022-02-03 松尾建設株式会社 測定処理装置、方法及びプログラム
JP2022027111A (ja) * 2020-07-31 2022-02-10 松尾建設株式会社 測定処理装置、方法及びプログラム
WO2022264519A1 (ja) * 2021-06-14 2022-12-22 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4926598B2 (ja) 2012-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4599184B2 (ja) 指標配置計測方法、指標配置計測装置
US7529387B2 (en) Placement information estimating method and information processing device
JP5248806B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法
JP4137078B2 (ja) 複合現実感情報生成装置および方法
US8350897B2 (en) Image processing method and image processing apparatus
JP4677273B2 (ja) 情報処理方法および情報処理装置
JP3486613B2 (ja) 画像処理装置およびその方法並びにプログラム、記憶媒体
JP6789624B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法
JP4677281B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置
US20150062123A1 (en) Augmented reality (ar) annotation computer system and computer-readable medium and method for creating an annotated 3d graphics model
US20050253870A1 (en) Marker placement information estimating method and information processing device
US20050174361A1 (en) Image processing method and apparatus
JP5709440B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法
JP2004233334A (ja) 位置姿勢計測方法
JP2003344018A (ja) 画像処理装置およびその方法並びにプログラム、記憶媒体
JP2008249407A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP2007064684A (ja) マーカ配置補助方法及び装置
JP4367926B2 (ja) 画像合成システムおよび画像合成方法、および画像合成装置
JP2009186288A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP2008146108A (ja) 指標、画像処理装置、画像処理方法
JP4926598B2 (ja) 情報処理方法、情報処理装置
JP2004234549A (ja) 現実物体モデル作成方法
JP2008070319A (ja) 物体計測装置および方法
JP4612804B2 (ja) 位置姿勢計測方法および情報処理装置
JP4810403B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090810

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4926598

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees