JP4915522B2 - 図形処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、3次元CAD(Computer Aided Design)において、3次元モデルの隣接する2つのフェースを滑らかに接続するフィレット形状を作成する図形処理装置に関する。
近年、3次元CADの機能や端末装置の性能が向上するのに伴い、3次元CADデータの詳細度が年々向上している。3次元モデルを詳細に表現する内容の一つとして、フィレット形状を製品全体に付与することが行なわれるが、3次元モデルの形状によっては、フィレット形状の作成が非常に困難な部分が存在する。特に、フィレット形状を付与するために試行錯誤を重ね、長時間を費やした場合であっても、最終的に所望のフィレット形状を付与することができない、フィレット形状の作成が不可能な部分(以下、不具合形状と称す)も存在する。
そこで、予め予測される不具合形状を検出し、3次元CADの利用者に対して、不具合形状に注意を促す仕組みが望まれている。
例えば、従来の設計不良事前予測解析装置においては、変更部位が発生した場合、その変更部位に類似した過去の不良の事例をデータ解析ステーションによって検索し、表示装置を介し表示するので、設計変更を行う際に、設計者が表示された類似不良事例を参照することで、変更に伴う設計不良を事前に防止することが可能となり、不良低減を図ることができる(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の不具合回路検出システムにおいては、マスター回路を構成する複数の回路のデータを入力する回路データ入力部と、過去における複数の不具合回路のデータを蓄積している不具合回路データベースと、回路データ入力部に入力された複数の回路のデータと不具合回路データベースに蓄積されている過去の複数の不具合回路のデータとを自動照合し、特定の不具合回路とデータ上一致する特定の回路を不具合回路として検出する回路データ照合部と、回路データ照合部において不具合回路として検出された特定の回路を表示する表示部とを有する(例えば、特許文献2参照)。
また、従来の設計支援システムにおいては、設計仕様に基づいて設計の評価担当者が抽出した設計に対する要望事項、及び過去の製品開発において設計変更を要した設計不具合の事例の内容及びその解決策の情報が、所定形式の電子ファイルとして記録された要件事項の情報として要件事項データベースに登録する。サーバは、設計仕様の情報の提示のもとに、その設計仕様に関連する要件事項の情報をデータベースから抽出し、その内容を設計担当者のコンピュータ端末上に提示する。設計担当者は、その内容を確認した上で、設計仕様に基づいた詳細設計の情報作成を行う(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−30670号公報 特開2002−288254号公報 特開2002−197122号公報
しかしながら、従来の設計不良事前予測解析装置では、部品(変更部位)に対して類似不良事例を参照するものであり、登録された部品で構成する製品に対してのみ利用することができる。同様に、従来の不具合回路検出システムでは、回路データに対して不具合回路データを照会するものであり、登録された不具合回路に対してのみ利用することができる。このため、多種多様な製品を3次元CADで設計するうえで、登録されていない製品に対しては従来の設計不良事前予測解析装置及び不具合回路検出システムを利用することができず、汎用性がないという問題点があった。
また、従来の設計支援システムでは、評価段階で評価担当者が設計不具合の事例の内容を抽出するものであり、設計段階で設計担当者が設計不具合のために試行錯誤を重ね、長時間を費やす場合があるという問題点があった。
特に、従来の設計不良事前予測解析装置、不具合回路検出システム及び設計支援システムは、フィレット形状の作成による頂点における不具合形状の発生に着目していなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、3次元CADによる3次元モデルにフィレット形状を作成する場合において、予め、頂点における不具合形状を抽出し、3次元CADの利用者による試行錯誤の時間を削減させ、設計開発業務の効率を向上させることができる図形処理装置を提供するものである。
この発明に係る図形処理装置においては、前記エッジを指定し半径値を入力するための入力手段と、3次元CADで作成した3次元CADデータを格納する3次元CADデータ記憶手段と、前記フィレット形状を作成することにより、前記エッジが2本以上で交わる部分である頂点における不具合を発生させる形状を不具合形状テーブルとして格納する不具合形状記憶手段と、前記3次元CADデータ記憶手段又は入力手段から前記エッジ若しくは頂点の座標又は半径値を取得し、前記不具合形状記憶手段に格納する不具合形状テーブルと比較して、前記頂点における形状が不具合形状に該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段と、を備えているものである。
段に表示させるものである。
この発明に係る図形処理装置においては、前記エッジを指定し半径値を入力するための入力手段と、3次元CADで作成した3次元CADデータを格納する3次元CADデータ記憶手段と、前記フィレット形状を作成することにより、前記エッジが2本以上で交わる部分である頂点における不具合を発生させる形状を不具合形状テーブルとして格納する不具合形状記憶手段と、前記3次元CADデータ記憶手段又は入力手段から前記エッジ若しくは頂点の座標又は半径値を取得し、前記不具合形状記憶手段に格納する不具合形状テーブルと比較して、前記頂点における形状が不具合形状に該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段と、を備えていることにより、3次元モデルにフィレット形状を作成する場合に、予め、不具合形状を抽出し、利用者による試行錯誤の時間を削減させ、設計開発業務の効率を向上させることができる。
また、この発明に係る図形処理装置においては、必要に応じて、前記表示手段が、前記不具合形状に該当すると判定した頂点近傍を変色又は点滅させてハイライト表示することにより、利用者に対して、視覚を通じて不具合形状を容易に認識させることができる。
また、この発明に係る図形処理装置においては、必要に応じて、前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、同一の頂点を一端とするエッジが4本以上存在する形状であることにより、同一の頂点を一端とするエッジの本数からフィレット形状を作成できない不具合形状を特定している。
また、この発明に係る図形処理装置においては、必要に応じて、前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、前記フェースが縮退部を持つ曲面であり、当該縮退部の一端である頂点と他端である頂点との距離が0.01mmより小さい形状であることにより、縮退部を持つ曲面のフェースに対して、フィレット形状を作成できない不具合形状を特定している。
また、この発明に係る図形処理装置においては、必要に応じて、前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、前記頂点を介して同一の半径値で隣接するエッジの当該半径値に対して、当該頂点を一端とする他のエッジの半径値が小さい形状であることにより、隣接するエッジの半径値における大小関係から、フィレット形状を作成できない不具合形状を特定している。
また、この発明に係る図形処理装置においては、必要に応じて、前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、前記3次元モデルの表面に対して凸部となるエッジと前記3次元モデルの表面に対して凹部となるエッジとが同一の頂点を一端とし、当該凸部となるエッジの半径値が、当該凹部となるエッジの半径値と比較して、大きい形状であることにより、隣接するエッジによる3次元モデルの表面に対する凹凸関係及び半径値における大小関係から、フィレット形状を作成できない不具合形状を特定している。
また、この発明に係る図形処理装置においては、必要に応じて、前記頂点における不具合形状に対する処置候補を格納する不具合対策記憶手段を備え、前記判定手段が、前記判定結果に対応する処置候補を不具合対策記憶手段から抽出し、当該処置候補を前記表示手段に表示させるものであることにより、フィレット形状の再作成による再度の不具合を生じさせないように利用者の操作を先導することができる。
(本発明の第1の実施形態)
図1はこの発明を実施するための第1の実施形態における図形処理装置のシステムの全体構成を示すブロック図、図2は不具合形状記憶手段に格納された不具合形状の検出方法を説明するための説明図であり、(a)は3次元モデルの一例を示す図、(b)は(a)に示す3次元モデルを要素単位で示す図、図3は図2に示す不具合形状に対応する処理を説明するための説明図であり、(a)は不具合形状の頂点近傍をハイライト表示した一例を示す概念図、(b)は処置候補の一例を示す図、図4は不具合形状記憶手段に格納された他の不具合形状の検出方法を説明するための説明図であり、(a)は3次元モデルの一例を示す図、(b)は(a)に示す3次元モデルをメッシュで示す図、図5は図4に示す不具合形状に対応する処理を説明するための説明図であり、(a)は不具合形状の頂点近傍をハイライト表示した一例を示す概念図、(b)は処置候補の一例を示す図、図6は不具合形状記憶手段に格納されたさらに他の不具合形状の検出方法を説明するための説明図であり、(a)は3次元モデルの一例を示す図、(b)は(a)に示す3次元モデルのうち同一の半径値のエッジをグルーピングした図、図7は図6に示す不具合形状に対応する処理を説明するための説明図であり、(a)は不具合形状の頂点近傍をハイライト表示した一例を示す概念図、(b)は処置候補の一例を示す図、図8は表示手段に表示される表示画面の一例を示す説明図であり、(a)は3次元モデルにフィレット形状を作成する前段階の図、(b)は(a)に示す3次元モデルの不具合形状の頂点近傍をハイライト表示した概念図、図9はこの発明を実施するための第1の実施形態における図形処理装置の動作を示すフローチャート図である。
入力手段20は、3次元CADで作成した3次元モデル10の要素単位である複数のフェース1のうち、隣接する2つのフェース1が交わる部分であるエッジ2に対して、フィレット形状を作成する場合に、エッジ2を指定して、半径値Rを入力するものであり、例えば、マウスやキーボードなどが挙げられる。
3次元CADデータ記憶手段30は、3次元CADで作成した3次元モデル10の3次元CADデータを格納しており、ここでは、フィレット形状を作成する前段階の3次元モデル10の3次元CADデータを格納している。
不具合形状記憶手段40は、フィレット形状を作成することにより、エッジ2が2本以上で交わる部分である頂点3における不具合を発生させる形状を不具合形状テーブルとして格納する。
この不具合形状としては、例えば、同一の頂点3を一端とするエッジ2が4本以上存在する形状であり、この不具合形状を検出する方法を、図2を用いて説明する。
まず、3次元モデル10の全てのフェース1を検索する(図2(a))。
そして、各フェース1のエッジ2及び頂点3の座標を取得する(図2(b))。この場合に、隣接するフェース間で共有するエッジ2は、各フェース1の仮想エッジ2aを1対として構成し、頂点3は、各フェースの仮想頂点3aが複数集合し構成している。
そして、各仮想頂点3aの座標から、各仮想頂点3a間の距離を算出して、同一の座標点(仮想頂点3a間の距離が0)にある仮想頂点3aが4つ以上存在するのであれば、同一の頂点3を一端とするエッジ2が4本以上存在する不具合形状として検出する。
また、他の不具合形状としては、フェース1が縮退部4を持つ曲面であり、この縮退部4の一端である頂点3と他端である頂点3との距離が、許容値(例えば、0.01mm)より小さい形状である。この不具合形状を検出する方法を、図4を用いて説明する。
まず、3次元モデル10の全てのフェース1を検索する(図4(a))。
そして、縮退部4を持つ曲面であるフェース1は、U方向を示すUワイヤとV方向を示すVワイヤとからなるメッシュとする(図4(b))。
そして、U=0におけるV=0及びV=1の頂点3の座標から、U=0におけるV=0及びV=1の頂点3間の距離を算出すると共に、U=1におけるV=0及びV=1の頂点3の座標から、U=1におけるV=0及びV=1の頂点3間の距離を算出する。この算出した距離が許容値より小さいのであれば、縮退部4の一端である頂点3と他端である頂点3との距離が、許容値より小さい不具合形状として検出する。
また、他の不具合形状としては、3次元モデル10の表面に対して凸部となるエッジ2と3次元モデル10の表面に対して凹部となるエッジ2とが同一の頂点3を一端とし、凸部となるエッジ2の半径値Rが、凹部となるエッジ2の半径値Rと比較して、大きい形状である。さらに、他の不具合形状としては、頂点3を介して同一の半径値Rで隣接するエッジ2の半径値Rに対して、この頂点3を一端とする他のエッジ2の半径値Rが小さい形状である。この不具合形状を検出する方法を、図6を用いて説明する。
まず、3次元モデル10の各エッジ2における半径値Rの設定値を取得する(図6(a))。
そして、同一の半径値R(図6(b)では、半径値R20)のエッジ2をグルーピングする。
そして、グループ化されたエッジ2に頂点3を介して接続している他のエッジ2の半径値R(図6(b)では、半径値R10)を取得し、グループ化されたエッジ2の半径値Rに対して、半径値Rが小さいのであれば、頂点3を介して同一の半径値Rで隣接するエッジ2の半径値Rに対して、この頂点3を一端とする他のエッジ2の半径値Rが小さい不具合形状として検出する。
不具合対策記憶手段50は、後述する判定手段70によって前述した不具合形状に該当すると判定した頂点3における不具合形状に対する処置候補を格納する。
この処置候補としては、例えば、同一の頂点3を一端とするエッジ2が4本以上存在する場合であれば、同一の頂点3を一端とするエッジ2が3本以下となるように、この同一の頂点3を一端とするエッジ2を含むフェース1を平行移動する処置や、この同一の頂点3近傍に対してぼかし面を作成する処置などがある。なお、前述した図2の場合であれば、図3(b)に示すように、同一の頂点3を一端とするエッジ2のうち、少なくとも3本のエッジ2を含む2つのフェース1を平行移動する処置を選択することができる。
また、他の処置候補としては、フェース1が縮退部4を持つ曲面であり、この縮退部4の一端である頂点3と他端である頂点3との距離が、許容値より小さい場合であれば、この縮退部4の一端である頂点3と他端である頂点3との距離を、許容値より大きくする処置などがある。なお、前述した図4の場合であれば、図5(b)に示すように、縮退部4を持たない四辺形状でフェース1を再作成する処置を選択することができる。
また、他の処置候補としては、頂点3を介して同一の半径値Rで隣接するエッジ2の半径値Rに対して、この頂点3を一端とする他のエッジ2の半径値Rが小さい場合であれば、この同一の半径値Rで隣接するエッジ2又は他のエッジ2の半径値Rを変更して、隣接するエッジ2の半径値Rに対して、他のエッジ2の半径値Rを同一又は大きくする処置などがある。なお、前述した図6の場合であれば、図7(b)に示すように、同一の半径値Rで隣接するエッジ2の半径値をR20からR10に変更して、他のエッジ2の半径値R10と同一にする処置を選択することができる。
フィレット形状作成手段60は、後述する判定手段70によって、不具合形状に該当する頂点における形状が存在しないと判定された場合に、入力手段20によって指定したエッジ2に設定した半径値Rのフィレット形状を作成する手段である。
判定手段70は、入力手段20から入力されたフィレット形状を作成しようとするエッジ2の指定情報及びそのエッジ2に付与する半径値R、3次元CADデータ記憶手段30に格納されたエッジ2及び頂点3の座標を取得し、不具合形状記憶手段40に格納する不具合形状テーブルと比較して、各頂点3における形状が前述した不具合形状に該当するか否かを判定し、判定結果を後述する表示手段80に出力する。また、判定結果に対応する処置候補を不具合対策記憶手段50から抽出し、後述する表示手段80に出力する。
また、判定手段70は、フィレット形状作成手段60で作成されたフィレット形状により、不具合形状テーブルに登録されていない新規の不具合形状が頂点3における形状に生じたのであれば、この新規の不具合形状を、不具合形状記憶手段40に格納された不具合形状テーブルに登録する。
表示手段80は、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置であり、入力手段20によってエッジ2を指定して半径値Rを入力する場合に、フィレット形状を作成する対象となる3次元モデル10などを表示し(例えば、図8(a))、判定手段70によって不具合形状に該当すると判定した頂点3近傍を点滅して(例えば、図3(a)、図5(a)、図7(a)又は図8(b))、利用者に対して視覚を通じて3次元モデル10に対する情報を提供するものである。また、不具合形状に対応する処置候補や、フィレット形状を作成した3次元モデルを表示する。
なお、この第1の実施形態においては、不具合形状に該当すると判定した頂点3近傍を点滅させて、利用者に対して注意を促しているが、視覚を通じて注意を促すことができるのであれば、頂点3近傍を点滅させることに限られるものではない。例えば、不具合形状に該当すると判定した頂点3近傍を変色させるなどの不具合形状に該当すると判定した頂点3を表示画面で目立たせるようなハイライト表示を行ってもよい。また、点滅させる速さや変色させる色調を各不具合形状に対応して異ならせることで、利用者は、どの種類の不具合形状が発生しているかを瞬時に確認することができるので好ましい。
つぎに、図9を用いて、この第1の実施形態1における図形処理装置の動作を説明する。
まず、判定手段70は、3次元CADデータ記憶手段30に予め格納されている、3次元CADで作成した3次元モデル10の3次元CADデータを取得する(ステップS1)。
そして、3次元モデル10上の全てのフェース1を検索し(ステップS2)、各フェース1のエッジ2及び頂点3の座標をそれぞれ取得する(ステップS3)。
また、入力手段20によって入力された、フィレット形状を作成するエッジ2及びそのエッジ2の半径値Rを取得する(ステップS4)。
そして、取得した各フェース1のエッジ2及び頂点3の座標並びにエッジ2及びそのエッジ2の半径値Rから、不具合形状を検索し、不具合形状記憶手段40に格納された不具合形状テーブルと照合する(ステップS5)。
また、不具合形状を検出したか否かを判断する(ステップS6)、
ステップS6で、不具合形状を検出したと判断した場合には、不具合形状に該当する頂点3近傍を表示手段80の表示画面にハイライト表示する。なお、不具合形状に対応する処置候補があれば、不具合対策記憶手段50に格納している処置候補を、表示手段80の表示画面に表示する。
そして、不具合形状に該当する頂点3を一端とするエッジ2の半径値を変更するか否かを判断する(ステップS8)。
ステップS8で、不具合形状に該当する頂点3を一端とするエッジ2の半径値を変更すると判断した場合には、入力手段20によって半径値を変更されたエッジ2及びそのエッジ2の半径値Rを取得するため、ステップS4に戻る。
ステップS8で、不具合形状に該当する頂点3を一端とするエッジ2の半径値を変更しないと判断した場合には、不具合形状に該当する頂点3を含むフェース1を移動又は形状を変更し(ステップS9)、入力手段20によって変更されたフェース1に対応する各エッジ2及び頂点3の座標を取得するため、ステップS3に戻る。
ステップS6で、不具合形状を検出しなかったと判断した場合には、フィレット形状作成手段60によって、指定したエッジ2に対して設定した半径値のフィレット形状を作成する(ステップS10)。
そして、フィレット形状を作成することにより、不具合形状テーブルに登録されていない新規の不具合形状が発生したか否かを判断する(ステップS11)。
ステップ11で、新規の不具合形状が発生したと判断した場合には、新規の不具合形状として、不具合形状テーブルに登録し(ステップS12)、ステップ7に戻る。
また、ステップ11で、新規の不具合形状が発生しなかったと判断した場合には、フィレット形状の作成処理を終了する。
[付記] 上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 3次元モデルの隣接する2つのフェースが交わる部分であるエッジに対してフィレット形状を作成する図形処理装置において、前記エッジを指定し半径値を入力するための入力手段と、3次元CADで作成した3次元CADデータを格納する3次元CADデータ記憶手段と、前記フィレット形状を作成することにより、前記エッジが2本以上で交わる部分である頂点における不具合を発生させる形状を不具合形状テーブルとして格納する不具合形状記憶手段と、前記3次元CADデータ記憶手段又は入力手段から前記エッジ若しくは頂点の座標又は半径値を取得し、前記不具合形状記憶手段に格納する不具合形状テーブルと比較して、前記頂点における形状が不具合形状に該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段と、を備えていることを特徴とする図形処理装置。(1、図1〜図9)
(付記2) 前記表示手段が、前記不具合形状に該当すると判定した頂点近傍を変色又は点滅させてハイライト表示することを特徴とする図形処理装置。(2、図3、図5、図7、図8)
(付記3) 前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、同一の頂点を一端とするエッジが4本以上存在する形状であることを特徴とする図形処理装置。(3、図2、図3)
(付記4) 前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、前記フェースが縮退部を持つ曲面であり、当該縮退部の一端である頂点と他端である頂点との距離が0.01mmより小さい形状であることを特徴とする図形処理装置。(4、図4、図5)
(付記5) 前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、前記頂点を介して同一の半径値で隣接するエッジの当該半径値に対して、当該頂点を一端とする他のエッジの半径値が小さい形状であることを特徴とする図形処理装置。(5、図6、図7)
(付記6) 前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、前記3次元モデルの表面に対して凸部となるエッジと前記3次元モデルの表面に対して凹部となるエッジとが同一の頂点を一端とし、当該凸部となるエッジの半径値が、当該凹部となるエッジの半径値と比較して、大きい形状であることを特徴とする図形処理装置。(6)
(付記7) 前記頂点における不具合形状に対する処置候補を格納する不具合対策記憶手段を備え、前記判定手段が、前記判定結果に対応する処置候補を不具合対策記憶手段から抽出し、当該処置候補を前記表示手段に表示させることを特徴とする図形処理装置。(7、図3、図5、図7)
この発明を実施するための第1の実施形態における図形処理装置のシステムの全体構成を示すブロック図である。 不具合形状記憶手段に格納された不具合形状の検出方法を説明するための説明図であり、(a)は3次元モデルの一例を示す図、(b)は(a)に示す3次元モデルを要素単位で示す図である。 図2に示す不具合形状に対応する処理を説明するための説明図であり、(a)は不具合形状の頂点近傍をハイライト表示した一例を示す概念図、(b)は処置候補の一例を示す図である。 不具合形状記憶手段に格納された他の不具合形状の検出方法を説明するための説明図であり、(a)は3次元モデルの一例を示す図、(b)は(a)に示す3次元モデルをメッシュで示す図である。 図4に示す不具合形状に対応する処理を説明するための説明図であり、(a)は不具合形状の頂点近傍をハイライト表示した一例を示す概念図、(b)は処置候補の一例を示す図である。 不具合形状記憶手段に格納されたさらに他の不具合形状の検出方法を説明するための説明図であり、(a)は3次元モデルの一例を示す図、(b)は(a)に示す3次元モデルのうち同一の半径値のエッジをグルーピングした図である。 図6に示す不具合形状に対応する処理を説明するための説明図であり、(a)は不具合形状の頂点近傍をハイライト表示した一例を示す概念図、(b)は処置候補の一例を示す図である。 表示手段に表示される表示画面の一例を示す説明図であり、(a)は3次元モデルにフィレット形状を作成する前段階の図、(b)は(a)に示す3次元モデルの不具合形状の頂点近傍をハイライト表示した概念図である。 この発明を実施するための第1の実施形態における図形処理装置の動作を示すフローチャート図である。
符号の説明
1 フェース
2 エッジ
2a 仮想エッジ
3 頂点
3a 仮想頂点
4 縮退部
10 3次元モデル
20 入力手段
30 3次元CADデータ記憶手段
40 不具合形状記憶手段
50 不具合対策記憶手段
60 フィレット形状作成手段
70 判定手段
80 表示手段

Claims (7)

  1. 3次元モデルの隣接する2つのフェースが交わる部分であるエッジに対してフィレット形状を作成する図形処理装置において、
    前記エッジを指定し半径値を入力するための入力手段と、
    3次元CADで作成した3次元CADデータを格納する3次元CADデータ記憶手段と、
    前記フィレット形状を作成することにより、前記エッジが2本以上で交わる部分である頂点における不具合を発生させる形状を不具合形状テーブルとして格納する不具合形状記憶手段と、
    前記3次元CADデータ記憶手段又は入力手段から前記エッジ若しくは頂点の座標又は半径値を取得し、前記不具合形状記憶手段に格納する不具合形状テーブルと比較して、前記頂点における形状が不具合形状に該当するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を表示する表示手段と、
    を備えていることを特徴とする図形処理装置。
  2. 前記請求項1に記載の図形処理装置において、
    前記表示手段が、前記不具合形状に該当すると判定した頂点近傍を変色又は点滅させてハイライト表示することを特徴とする図形処理装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の図形処理装置において、
    前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、同一の頂点を一端とするエッジが4本以上存在する形状であることを特徴とする図形処理装置。
  4. 前記請求項1又は2に記載の図形処理装置において、
    前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、前記フェースが縮退部を持つ曲面であり、当該縮退部の一端である頂点と他端である頂点との距離が0.01mmより小さい形状であることを特徴とする図形処理装置。
  5. 前記請求項1又は2に記載の図形処理装置において、
    前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、前記頂点を介して同一の半径値で隣接するエッジの当該半径値に対して、当該頂点を一端とする他のエッジの半径値が小さい形状であることを特徴とする図形処理装置。
  6. 前記請求項1又は2に記載の図形処理装置において、
    前記不具合形状テーブルに登録された不具合形状が、前記3次元モデルの表面に対して凸部となるエッジと前記3次元モデルの表面に対して凹部となるエッジとが同一の頂点を一端とし、当該凸部となるエッジの半径値が、当該凹部となるエッジの半径値と比較して、大きい形状であることを特徴とする図形処理装置。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれかに記載の図形処理装置において、
    前記頂点における不具合形状に対する処置候補を格納する不具合対策記憶手段を備え、
    前記判定手段が、前記判定結果に対応する処置候補を不具合対策記憶手段から抽出し、当該処置候補を前記表示手段に表示させることを特徴とする図形処理装置。
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