JPH086982A - 図形処理方法及び装置 - Google Patents

図形処理方法及び装置

Info

Publication number
JPH086982A
JPH086982A JP6137290A JP13729094A JPH086982A JP H086982 A JPH086982 A JP H086982A JP 6137290 A JP6137290 A JP 6137290A JP 13729094 A JP13729094 A JP 13729094A JP H086982 A JPH086982 A JP H086982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
graphic
data
basic
semantic
meaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6137290A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Kawashima
泰正 川島
Takayuki Ishikawa
貴之 石川
Masatoshi Takada
将年 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6137290A priority Critical patent/JPH086982A/ja
Publication of JPH086982A publication Critical patent/JPH086982A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 CAD等のコンピュータを用いた図形処理に
おいて、操作者が編集対象や変更方法を指定する際の操
作効率を上げる。 【構成】 処理対象図形を複数種類の基本図形の組合せ
により表現してなる基本図形データ380と演算手順デ
ータ33とを用いて、処理対象画像を演算して画面に表
示し340,310、これに基づいて指定される操作者
の編集等の指令を処理する。その際に、複数の基本図形
が相互に関連して一定の意味が生ずる意味図形部を設定
し、その意味図形部の意味を表す属性データを含む意味
データを意味記憶部322に蓄積しておき、操作者は画
面との対話形式で意味図形部の1つを指定することによ
り、意味データ特定部350と意味データ加工部360
が動作して、指定された意味図形部に対応する意味デー
タを画面に表示し、意味データ及び関連する基本図形デ
ータに対する情報処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD(計算機援用設
計)をはじめとする計算機を用いた図形処理装置に係
り、特に操作者による図形編集や図形に係るデータ参照
の効率を上げ、且つ誤操作が起こりにくくした図形処理
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CAD等の図形処理分野では、処理対象
の図形を直方体、円柱等の基本図形を組合せて表現して
いる。そのために、処理対象図形の表現に用いる基本図
形のの形状、寸法、2次元乃至3次元空間領域における
位置、向き等の図形パラメータ群により定義した基本図
形データと、その基本図形データを用いて処理対象図形
を形成するための図形演算手順(例えば、集合演算手
順)を記述した図形演算手順データを作成して記憶させ
る。そして、図形演算手順データに示された演算手順に
従って基本図形データを用いて図形演算を行い、これに
より得られる表示データに基づいて表示画面に処理対象
図形を表示するようにしている。
【0003】このような図形処理においては、一般に、
操作者は基本図形のデータを画面に表示しながら図形編
集やデータ参照等の操作を行なう。その際、操作者は基
本図形データを個々に操作するのではなく、関連する複
数の基本図形を対象に操作を行なう場合が多い。これ
は、操作者にとって複数の基本図形がまとまって一定の
意味をなす図形を考慮しながら処理操作するのが便利だ
からである。
【0004】例えば、円柱状のボス部材に円柱状の穴を
開けた穴部材については、穴部の肉厚を所望の値にすべ
く、ボスと穴に対応した2つの基本図形の寸法を相関さ
せて調整する必要があるから、ボスと穴の2つの基本図
形データを同時に表示させる操作が好ましい。更に、ボ
スと穴の2つの基本図形データを個別に表示するだけで
なく、それらの2つの基本図形データに基づいて穴部の
肉厚を求める演算を施してその結果を表示させたいこと
が少なくない。つまり、複数の基本図形が相互に関連し
て一定の意味が生ずる図形部分(以下、意味図形部とい
う)を考慮しながら図形処理の操作を順次行うことが多
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の図形処理装置で
は、上記のような一定の意味を有する意味図形部を単位
として、図形処理や表示処理等の操作をすることについ
て考慮されておらず、単に図形演算手順データの演算途
中データにより、一定の意味を有する意味図形部が表現
されることがある程度である。
【0006】この一例として、図形演算手順が空間領域
データの集合演算手順で表した場合について、図2,図
3を用いて説明する。図2は、ベース201,ピンボス
204,ピン203,穴206,穴ボス207の5つの
空間領域データの集合演算として定義する固定具200
を斜視図により示している。この固定具200の図形を
表現する集合演算手順は、図3に示す構造の演算木21
0により表現できる。ただし、同図は集合演算手順を説
明するための模式図であって、実際のデータ構成を表す
ものではない。
【0007】ここで、操作者が固定具200の各部分を
意味的に捉えるとき、例えばピンボス204とピン20
3とをまとめてピン部202と呼ぶとすると、ピン部2
02は集合演算の途中結果データであるピン部の部分木
212に対応付けられる。同様に、演算木210の全体
は固定具200に対応付けられる。つまり、従来技術に
おいては、基本図形データ又は途中結果データに付けら
れた名前又は名称により、一定の意味を有する部分とし
て認識され、それらを基本図形データ、途中結果データ
の名前として記憶することで対応していた。
【0008】しかし、途中結果データとして現われない
ような意味図形部は、集合演算手順データ等において認
識できず名前を付けることできないから、そのような意
味図形部を操作対象として直接的に指定することができ
ないという不便があった。
【0009】例えば、図2の固定具200の場合、操作
者が穴206と穴ボス207とをまとめて穴部205と
意味付けしたい場合がある。この場合、穴部205は図
3の集合演算手順には明示的に現われないため、例え操
作者が心のなかで穴部205を意識しても、穴部205
を直接指定してデータ加工処理や表示処理を指示するこ
とはできない。したがって、穴部205についてデータ
加工処理や表示処理の操作をするには、その構成要素の
穴206と穴ボス207をそれぞれ別々に指定して処理
操作しなければならないから、操作の効率が低いという
問題がある。
【0010】また、図4に示すように、上記例の意味図
形部である穴部205は、穴ボス207の径から穴20
6の径を差し引いた肉厚という、穴部固有の意味上の属
性を持ち、操作者は内径に対する肉厚の比(肉厚比)を
調整したい場合がある。この場合、従来技術によれば、
意味図形部としての穴部205については集合演算手順
又はそのデータで定義されていないから、言い換えれば
穴部205が明示的に表されていないから、操作者は
「肉厚比」を直接操作することができない。すなわち、
「穴部の内径」と「穴部の外径」という意味上の属性
は、穴206と穴ボス207の径で定義される属性であ
るが、それらはそれぞれ独立した基本図形データの属性
に過ぎず、それら2つの基本図形データをそれぞれ操作
しなければ、「肉厚」という穴部205の属性を操作す
ることができない。
【0011】この問題は、図3の演算木210を図5に
示すように変形して、穴部205が演算途中結果データ
として表れる部分木をつくることにより解決できそうに
見える。しかし、図5に示すような形に演算木を改める
と、目的とする処理対象図形を正確に表現できなくなる
という問題がある。つまり、同図の例では、ベース20
1に開くべき穴206が開かない。このよう問題は、差
演算を伴った集合演算で生じるが、差演算は例えばCA
Dに応用した場合などにおいて非常に高い頻度で用いら
れるから、避けることが困難である。
【0012】仮に、差演算を含まない集合演算の場合で
も、集合演算には一意性がないため図形的には正しく表
現できても、図6に示すように、意味の表現としては不
十分になる場合がある。つまり、同図に示す集合演算に
よると、図形的には正しいが、意味上の属性を有する意
味図形部の穴部205及びピン部202もいずれも明示
されなくなる。これは、集合演算のみで意味情報の表現
を兼ねることができないことを示している。
【0013】このように、従来の技術によれば、操作者
が操作したい対象が一定の意味を有する意味図形部であ
っても、その操作対象を直接的には指定できない場合が
あり、その意味図形部を構成する複数の基本図形データ
に対する個々の操作に置き換えざるを得ない。その結
果、図形の処理操作が煩雑になり、作業効率が低いとい
う問題があった。
【0014】また、従来の図形演算手順データによって
意味図形部の意味的な情報を表現することが可能である
が、図形によっては、操作者の意図する意味図形部を自
由に表現することができないないという問題があった。
【0015】本発明が解決しようとする課題は、図形演
算手順に拘束されることなく操作者が認識する意味図形
部単位で情報処理の操作ができる図形処理方法及び装置
を提供することにある。
【0016】また、本発明が解決しようとする他の課題
は、図形編集又は表示処理の操作性を向上させることが
できる図形処理方法及び装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の図形処理方法及び装置は次の手段を備えた
ことを特徴とする。
【0018】すなわち、本発明は、処理対象図形を複数
種類の基本図形の組合せにより表現し、それらの基本図
形に基づいて予め設定された演算手順に従って前記処理
対象図形の表示データを演算し、その表示データに基づ
いて図形を画面に表示しながら図形処理を含む情報処理
を行う図形処理方法及び装置において、前記処理対象図
形について複数の前記基本図形が相互に関連して一定の
意味が生ずる意味図形部を設定するとともにその意味デ
ータを設定しておき、その意味図形部を単位として情報
処理の操作対象を設定することを特徴とする。
【0019】具体的には、処理対象図形を複数種類の基
本図形の組合せにより表現し、該表現に用いた基本図形
ごとにその形状、寸法、位置、向き等の情報を定義して
なる基本図形データを蓄積する基本図形記憶部と、基本
図形データを用いて処理対象図形の表示データを形成す
るための演算手順を記述してなる演算手順データを蓄積
する図形演算手順記憶部と、演算手順データと基本図形
データを用いて処理対象図形の表示データを演算する図
形演算部と、図形演算部から出力される表示データに基
づいて処理対象図形を含む情報を画面に表示する表示部
とを備えてなる図形処理装置を対象とし、次の手段を設
けたことを特徴とする。
【0020】まず、処理対象図形について複数の前記基
本図形が相互に関連して一定の意味が生ずる意味図形部
を設定し、その意味図形部の前記意味を表す属性データ
を含む意味データを蓄積する意味記憶部と、意味記憶部
に蓄積されている意味図形部の1つを指定して情報処理
に係る指令を入力する入力部と、入力部から入力される
指令に基づいて意味図形部単位で情報処理を行う処理部
を設けたことを特徴とする。
【0021】この場合において、処理部における処理に
は、次の処理を含めることができる。
【0022】(1)入力部により指定された意味図形部
に対応する意味図形部データを意味図形部記憶部から読
み出して表示部に表示させる表示処理を含める。これに
より、関連する複数の基本図形に関する意味図形部デー
タ、例えば属性データを容易に参照することができる。
【0023】(2)意味図形部に含まれる基本図形の図
形パラメータ又はその意味図形部の属性データを変更す
る指令が入力されたとき、その指令に合わせて図形パラ
メータと属性データを変更し、さらにその変更に連動し
て基本図形の図形パラメータ又は意味図形部の属性デー
タをそれらの相関に基づいて変更する処理を含めること
ができる。
【0024】演算手順データは、同一の処理対象図形に
対して異なる複数の手順のものを設定ができる。この場
合、図形演算部に対して用いる演算手順データの選択指
令を入力するようにする。
【0025】意味データには、意味図形部の識別名称
と、基本図形と意味図形部及び意味図形部相互の連結関
係を表わす階層状の連結情報と、意味図形部の意味を表
す属性データを含めることができる。そして、表示部に
表示された処理対象図形の基本図形の1つを操作対象と
して指定する指令と、表示部に表示される意味図形部の
中の1つを選択する指令と、表示部に表示される属性デ
ータの1つを選択する指令とをそれぞれ入力する入力部
を設け、この入力部からの指令に応動して、次の機能を
有する意味データ特定部とデータ加工処理部を設けるこ
とが好ましい。
【0026】すなわち、意味データ特定部は、入力部に
より指定された基本図形が属する意味図形部を意味記憶
部から検索し、検索された意味図形部の識別名称を選択
メニューに表示させる。
【0027】データ加工処理部は、まず、入力部により
選択された意味図形部に対応する属性データを意味記憶
部から抽出する。そして、抽出された属性データを選択
メニューに表示させる。これに対して入力部から入力さ
れる選択された属性データについて、その現在値と変更
値の設定要求を表示部に表示させる。さらに、その設定
要求に従って入力部から入力される変更値に従って、意
味記憶部の当該意味図形部の属性データを変更する。ま
た、その変更に合わせて、意味図形部に含まれる基本図
形データと属性データとの相関に基づいて、基本図形デ
ータを変更する。
【0028】本発明は、処理対象図形及び基本図形が2
次元乃至3次元の図形に適用できる。また、基本図形デ
ータは基本図形が占める空間の領域を表す空間領域デー
タとし、演算手順が集合演算手順とすることができる。
【0029】
【作用】上記の解決手段によれば、次の作用により本発
明の課題を解決できる。相互に関連する複数の基本図形
により一定の意味が生ずる意味図形部を設定する。この
設定は、操作者が同時に操作したい一まとまりの図形を
任意に設定できる。特に、前述した図2の穴206と穴
ボス207の2つの基本図形が集まって形成される穴部
205を意味する意味図形部のように、複数の基本図形
が集まって1つのまとまりとしての意味を有する部分に
基づいて設定することが好ましい。
【0030】このような意味図形部とその属性データを
含んでなる意味データが意味記憶部に蓄積されているか
ら、操作者はその意味図形部の1つを指定することによ
り、一定の意味を有する意味図形部の単位で、表示画面
に表示された図形を参照しながら情報処理を行うことが
できる。その結果、図形演算手順に定義されていない意
味図形部であっても、操作者が認識する意味図形部の単
位で処理操作できるから、図形編集又はデータ参照等の
表示処理の操作性を向上させることができる。
【0031】特に、意味図形部に含まれる基本図形のデ
ータあるいは意味データの変更を指令することにより、
処理部はその変更指令に従って対応するデータを変更す
るだけでなく、これに連動して基本図形データとその意
味データを変更するようにできる。その結果、操作者の
操作効率が一層向上するだけでなく、誤操作を防止でき
る。つまり、従来は、複数の基本図形データの相互関係
から定まる意味図形部の属性を修正又は変更する場合、
その相関関係を頭の中で考慮しながら複数の基本図形デ
ータをそれぞれ操作者が直接変更しなければならなかっ
たから、操作が煩雑で、かつ誤操作する恐れがある。
【0032】また、同一の処理対象図形に対して異なる
複数の演算手順データを設定して、これを選択できるよ
うにしたものによれば、図形処理の目的に応じて表示す
る図形を簡略化する演算手順を設定できるから、図形演
算の処理時間を短縮化して、操作効率を向上できる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜14を用いて
説明する。図1は、本発明の一実施例の図形処理装置3
00の基本構成を示す図である。処理対象図形は、複数
種類の基本図形(例えば、直方体、円柱、球等)の組合
せで表現される。基本図形は、その形状、寸法、位置、
向き等の幾何学的な図形パラメータにより基本図形デー
タとして定義される(図8参照)。特に、本実施例の基
本図形データは3次元空間においてその基本図形が占め
る空間の領域を表してなる空間領域データとなってい
る。また、それらを組み合わせて処理対象図形を表現す
る図形演算手順は、いわゆる集合演算手順を適用するも
のとする(図3,9参照)。
【0034】図形処理装置300は、コンピュータを用
いて構成されており、図1に示すように、基本図形デー
タを蓄積する基本図形記憶部380、図形演算手順デー
タとしての集合演算手順データを蓄積する集合演算手順
記憶部333、基本図形データと集合演算手順データに
基づいて処理対象図形の表示データを演算する図形演算
部340、及び集合演算により求められた表示データに
基づいて処理対象図形を表示画面に表示する文字図形表
示部310を含んでなる従来技術の部分と、意味記憶部
322、意味データ特定部350、意味データ加工処理
部360、及び入力部370を含んでなる本発明の特徴
部から構成される。
【0035】基本図形記憶部380は、処理対象図形を
複数種類の直方体や円柱等の基本図形の組合せにより表
現し、その表現に用いた基本図形ごとにその形状、位
置、寸法、向き等の図形パラメータを定義してなる基本
図形データを蓄積する。この基本図形データの一例を図
8に示す。同図の例では、全体が表形式で、各々の行に
ひとつの基本図形データが格納されている。各行は6〜
7つのデータ項目を含む。第1項目は基本図形データの
名称、第2項目は基本図形データの種別、第3項目以降
は種別に応じた幾何パラメータを格納する。例えば、基
本図形データが直方体の場合には、中心点、方向の配置
データ、縦・横・奥行きの寸法が格納される。基本図形
データの名称は後述する対応関係データ325になって
おり、後述する集合演算手順データ及び意味データとの
対応付けがなされている。
【0036】集合演算手順記憶部(図形演算手順記憶
部)333は、基本図形データを用いて処理対象図形の
表示画像データを形成するための集合演算手順を記述し
てなる集合演算手順データを蓄積する。この集合演算手
順データの概念構造を示す演算木の一例を図7(A)に
示す。図7(A)は図2,3の例と同一の固定具200
を対象としており、図中の符号214は加算要素を、符
号216は減算要素を意味する。
【0037】集合演算手順データのデータ構造の一例
は、図9に示す構成の集合演算レコード334の集合に
よって表せる。同図において、各々の集合演算レコード
334は1つの集合演算の情報を格納し、さらにそれら
の集合演算レコード334相互間に演算手順に従って参
照関係を設けている。これによって、集合演算木の全体
を2分木の組合せで表している。各集合演算レコード3
34はそれぞれ4つのデータ項目335〜338を持っ
ている。第1項目335は、その集合演算レコード33
4を含む下位の部分木の名称に相当し、対応関係データ
325の1つとして機能する。第2項目336は、演算
の種別で「和」、「差」、「積」のいずれかを識別する
データが入る。第3項目337、第4項目338は演算
の対象を格納する項目で、基本図形データの名称又は他
の集合演算レコード334へのポインタを格納する。
【0038】図形演算部340は、集合演算手順記憶部
333と基本図形記憶部380とから、演算手順データ
と基本図形データを読み出し、これらに基づいて処理対
象図形の表示データを演算する。この表示データには、
処理対象図形の表示画像データの他、必要に応じて表示
する基本図形データ、後述する意味データ、その他操作
者の指令に基づいて各部の寸法等の参照データが含まれ
る。
【0039】文字図形表示部310は、図形演算部34
0から出力される表示データに基づいて処理対象図形、
操作者等の指令に基づいた所望の参照データ等を画面に
表示する。この表示画面の一例を図11に示す。
【0040】また、文字図形表示部310には、対話形
式を含めて各種のデータや操作指令等の情報を入力する
キーボード、マウス、ライトペン等を適用した入力部3
70が設けられている。入力情報には、処理対象図形の
基本図形の1つを操作対象として指定する指令、選択メ
ニューの中から1つの意味データあるいは属性データ等
を選択する指令、その他各種の操作指令が含まれる。
【0041】意味記憶部322には、複数の基本図形が
集まって1つのまとまりとしての意味を有する部分とし
て認識できる複数の意味図形部が設定され、これに対応
させて意味データが記述されている。例えば、図7
(B)に示すように、意味記憶部322には操作者が意
識する図形の意味を明示的に表した意味データ321が
保持される。同図のように、意味データ321が互いに
階層関係をなすため、図2で示したような固定具200
が、ベース201とピン部202と穴部205から構成
され、さらにピン部202と穴部205とはそれぞれピ
ン203とピンボス204、穴206と穴ボス207と
からなるといったように、図形の意味的な構造の情報を
保持することができる。
【0042】つまり、意味データには、意味データの名
称と、基本図形と意味図形部及び意味図形部相互の連結
関係を表わす階層状の連結情報と、意味図形部の意味を
表す属性データ等が含まれる。
【0043】この意味データの構造の一例を図10に示
す。同図に示す例では、意味データレコード323に対
して1つの意味データが格納されている。各意味データ
レコード323相互は、意味データ間の階層状の連結関
係を定義するポインタ329で結合されている。各意味
データレコード323は、それぞれ4つのデータ項目3
25〜328を持っている。第1項目325は意味デー
タの名称であり、対応関係データとして機能する。すな
わち、ここに記載される名称が基本図形記憶部380と
集合演算手順記憶部333に蓄積される基本図形データ
又は部分木の名称と一致している。これにより、基本図
形データ、集合演算手順データ、意味データ間の対応関
係が付けられている。ただし、すべての意味データレコ
ード323に一致する基本図形データと集合演算手順デ
ータが存在するわけではない。意味データレコード32
3の第2項目326は、意味データの階層関係における
下位階層の意味データレコード323に連結するポイン
タを格納する。下位階層の意味データレコード323が
複数ある場合は、それぞれに対応する複数のポインタを
蓄積する。第3項目327は、上位階層の意味データレ
コード323に連結するポインタを蓄積する。第4項目
328は、その意味データの属性データを文字列で蓄積
する。図示例では、図4に示した穴部205の属性デー
タが、各々の意味データレコード323に蓄積される様
子を示している。
【0044】このような構成の意味データを保持するよ
うにしたことから、図形演算手順データには明示的に現
われない意味図形部があっても、操作者は意味記憶部3
22内の意味データ321を指定し、それに対してデー
タ加工処理などの必要な処理を施すことができる。ま
た、図形演算手順データの集合演算に変更があっても、
意味記憶部322の内容には影響がないため、集合演算
に一意性がないことは問題でなくなる。
【0045】なお、意味データに対応する意味図形部
は、必ずしも特定の意味をもつものでなくてもよく、要
は操作者が関連づけて取り扱うことを意図する複数の基
本図形からなる一定の意味を有するものであればよい。
【0046】意味データ特定部350は、例えば、入力
部から指定された基本図形を含む意味データを意味記憶
部322から検索し、検索した意味データの名称を意味
データ加工処理部360を介して選択メニューとして文
字図形表示部310の画面に表示させる。
【0047】また、意味データ加工処理部360は、意
味データ特定部350により特定された意味データにつ
いて、所定のデータ加工処理または表示処理を施す。例
えば、操作対象の意味データを選択する選択メニューが
表示され、これに基づいて入力部によって選択された意
味データの選択指令を取り込み、その意味データに含ま
れる属性データを意味記憶部322から抽出する。つい
で、操作対象の属性データを選択する選択メニューを文
字図形表示部310の画面に表示させる。そして、属性
データの選択メニューに基づいて入力部によって選択さ
れた属性データを取り込み、その選択された属性データ
の現在値と変更値の設定要求を文字図形表示部310の
画面に表示させる。その変更値の設定要求に従って入力
部から入力される変更値に従って、意味記憶部322の
対応する意味データの属性データを変更する。また、そ
の変更に合わせてその意味データが表す意味図形部に含
まれる基本図形の図形パラメータと属性データとの相関
に基づいて、基本図形データを変更する。
【0048】また、意味データの一部と基本図形データ
又は集合演算の途中結果データとの対応関係は、各デー
タに他を参照する対応関係データ325を設けることで
対応する。
【0049】このように構成される実施例の特徴部の詳
細構成を、動作とともに以下に説明する。まず、文字図
形表示部310における表示と操作手順について、図1
1を用いて説明する。同図は文字図形表示部310に表
示された基本図形データの集合演算結果の画像220の
表示状態と、操作者による操作対象の指定と編集、その
結果により図形の表示が変更になる際の画面表示の例を
示している。同図に示した符号(1)〜(4)は、操作
者と装置の対話による操作指令やデータ入出力の順序を
示しており、その概要は次のとおりである。
【0050】(1)操作者は、入力部370を介して座
標ポインタ311を操作し、集合演算結果の画像220
の上で操作したい基本図形の1つ、例えば穴ボス207
を指示すると、意味データ特定部350が動作する。
【0051】(2)これにより、意味データ特定部35
0は、図10に示した意味データを検索し、その階層に
おいて穴ボス207の上位にある意味データの名称、つ
まり「穴部」と「固定具」が、意味データ加工処理部3
60を介して操作対象選択メニュー401に表示され
る。これに対し、操作者は入力部370を介して意味デ
ータの「穴部」を選択したものとする。
【0052】(3)これにより、意味データ加工処理部
360が動作して、意味データの「穴部」に対して処理
可能な内容を属性データ特定メニュー411として画面
に表示する。図では、「穴部」の処理として、内径寸法
設定、外形寸法設定、肉厚比設定の選択メニューが表示
されている。これに対し、操作者が入力部370を介し
て「肉厚比設定」を選択したものとする。
【0053】(4)これにより、意味データ加工処理部
360が動作して、画面上に入力要求ボックス412を
表示し、肉厚比の現在値を表示するとともに、肉厚比の
変更値の入力を要求する。その肉厚比の変更値の問い合
わせに対して、操作者が入力部370を介して数値
(0.8)を入力すると、これに応動して意味データ加
工処理部360は、予め設定されている演算手順に従
い、「肉厚比」の変更値に対応させて穴ボス207の外
径を演算し、基本図形データの穴部207の外径データ
を変更する。その結果、変更後の基本図形データに基づ
いて図形演算部340により表示データが変更され、図
12に示すように、文字図形表示部310の表示画像が
変更される。すなわち、操作者が「肉厚比」を変更した
結果、穴部の外径である穴ボス207の外径が自動的に
変更される。
【0054】上記(1)と(2)の処理動作は主として
意味データ特定部350の機能により実現され、(3)
と(4)の処理動作は主として意味データ加工処理部3
60の機能により実現される。
【0055】図13に示した動作フローを参照して、意
味データ特定部350の動作を説明する。 ステップ401:操作者により指定された基本図形の指
定データを受け取り、その基本図形と同一の名称を持つ
意味データレコード323を意味記憶部322の中から
検索し、その意味データ名称を記録する。
【0056】ステップ402,403:ステップ401
で記録した意味データ名称に連結された上位階層の意味
データレコードを検索し、全ての上位階層の意味データ
名称を記録する。
【0057】ステップ404:検索した意味データレコ
ードの階層に合わせ、それらの意味データ名称を操作対
象選択メニュー410に表示させる。
【0058】ステップ405:表示された操作対象選択
メニュー410に基づいて、操作者が選択した特定の意
味データ名称を受け取り、意味データ加工処理部360
に転送する。
【0059】このように、操作者は操作したい意味図形
部の一部の基本図形を指定するだけで、その基本図形に
関連する意味図形部の名称(意味データ名称)が操作対
象選択メニュー410に表示される。これに基づいて、
操作対象の意味データを特定することができるから、操
作者は意味データ名称をキーボードなどから直接入力す
る必要がない。また、意味データの設定内容や、意味デ
ータ名称を記憶していなくても、操作対象の意味図形部
を特定でき、誤操作を防止できる。
【0060】図14に示した動作フローを参照して、意
味データ加工処理部360の動作を説明する。 ステップ411:意味データ特定部350から処理対象
の意味データレコードを受け取る。
【0061】ステップ412,413:受け取った意味
データレコードの属性データを全て検索して記録する。
【0062】ステップ414:記録した属性データを属
性データ特定メニュー411として出力し、文字図形表
示部310に表示させる。
【0063】ステップ415:表示された属性データ特
定メニュー410に基づいて、操作者が選択した特定の
属性データの選択情報を受け取る。
【0064】ステップ416:受け取った操作者の属性
データ特定メニュー411の選択情報に基づき、その属
性データの変更処理などに必要なパラメータの入力要求
を行なう。この要求は、入力要求ボックス412を画面
に表示することにより行う。 ステップ417:入力要求に応答して操作者が入力した
パラメータの変更値に従って、意味データの属性データ
部を変更する。この際、関連する属性のパラメータも連
動的に変更する。例えば、図4に示した例によれば、
「肉厚比」の変更は「外径」の変更を伴う。
【0065】ステップ418:意味データの変更に連動
して、関連する基本図形データの変更をする。
【0066】ステップ419:最後に表示データを更新
するための指令を発行する。
【0067】上述したように、本実施例によれば、操作
者は操作したい意味図形部の一部の基本図形を指定する
だけで、その基本図形に関連する意味図形部の名称(意
味データ名称)が操作対象選択メニュー410に表示さ
れる。これに基づいて、操作対象の意味データを特定す
ることができるから、操作者は意味データ名称をキーボ
ードなどから直接入力する必要がない。また、意味デー
タの設定内容や、意味データ名称を記憶していなくて
も、操作対象の意味図形部を特定でき、誤操作を防止で
きる。
【0068】同様に、意味図形部の属性データを変更等
する処理操作においても、選択した意味データに係る属
性データが属性データ特定メニュー411として操作者
に提示され、更に変更処理等の可能なデータの入力要求
が表示される。したがって、操作者は属性データの設定
内容や、基本図形との相関関係を記憶していなくても、
操作対象の属性データを選択して、変更処理等を簡単に
行うことができ、誤操作を防止できる。
【0069】また、従来は、複数の基本図形のデータを
個別に変更等して、関連する意味図形部の属性を変更し
なければならなかったが、本実施例によれば、意味図形
部の属性を変更するだけで、自動的に基本図形のデータ
が連動して変更されるから、操作の効率が向上する。
【0070】図15,16を用いて本発明の変形例を説
明する。図1〜14で説明した実施例は、1つの処理対
象図形に対して図形演算手順データと意味データをそれ
ぞれ1組ずつ設けた場合を示したが、本発明はこれに限
らず、1組の意味データに対して複数の図形演算手順デ
ータを持つことができる。図15に1組の意味データに
対して2組の図形演算手順データを持たせた実施例の模
式図を、固定具200の例を用いて示す。同図(A)に
示す意味記憶部322の意味データ構造に対し、同図
(B)に示すように、集合演算手順記憶手段330内に
2つの図形演算手順データ331aと図形演算手順デー
タ331bが格納されている。図から明らかなように、
図形演算手順データ331bの演算木の構造は簡略化さ
れている。
【0071】このような複数の図形演算手順データ33
1は、特にCADに応用する場合に有効である。例え
ば、一般に組立状態を検討する場合、表示データ量が膨
大になるのを避けるため、図形の単純化が要求されるか
らである。
【0072】図15では、図形演算手順データ331b
が固定具200の組立状態の検討用の集合演算手順を想
定したものであり、ピン及び穴の演算木を省略したもの
である。これにより演算された表示画像は、図16に示
した模式図のようになる。CADにおいては、この例の
ように設計検討や集計の目的に応じて必要な図形データ
が異なるが、本実施例によれば意味的な整合性を失わず
に複数の表示を得ることができる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、図形の編集やデータ参
照の際に、操作者が意図する関連した複数の基本図形か
らなる意味図形部の部分を、直接的に操作対象として指
定して操作することができるため、図形処理を含む情報
処理の操作性が極めて向上する。
【0074】また、図形演算手順データに一意性がない
場合でも、意味データを利用できるので、誤操作を低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の図形処理装置の基本構成を
示す図である。
【図2】処理対象図形の表示画像の一例を示す図であ
る。
【図3】図2に示した表示画像を形成する集合演算手順
の一例を示す図である。
【図4】複数の基本図形が相互に関連することにより、
それらの基本図形からなる意味図形部が持つ意味及び属
性を説明する図である。
【図5】処理対象図形を正しく表現できない集合演算手
順の一例を示す図である。
【図6】処理対象図形を正しく表現できない集合演算手
順の他の一例を示す図である。
【図7】実施例の集合演算手順データと、これに対応す
る意味データの構造を示す概念図であり、(A)は集合
演算手順データ、(B)は意味データの構造を示す。
【図8】基本図形データのデータ構造を説明する図であ
る。
【図9】集合演算手順データのデータ構造を説明する図
である。
【図10】意味データのデータ構造を説明する図であ
る。
【図11】本発明の図形処理のによる操作時の画面の表
示構成の一例を示す図である。
【図12】本発明の図形処理により意味データを操作し
た結果の表示図形の一例を示す図である。
【図13】意味データ特定部の機能を説明する動作フロ
ー図である。
【図14】意味データ加工処理部の機能を説明する動作
フロー図である。
【図15】一組みの意味データに対し、複数の図形演算
手順データを設定した実施例のそれぞれのデータ構造を
示す図である。
【図16】簡略化した図形演算手順により表示される組
み付け状態検討のための表示図形の一例図である。
【符号の説明】
200 固定具 201 ベース 202 ピン部 203 ピン 204 ピンボス 205 穴部 206 穴 207 穴ボス 210 演算木 211 穴部の部分木 212 ピン部の部分木 220 集合演算結果の画像 300 図形処理装置 310 文字図形表示部 311 座標ポインタ 321 意味データ 322 意味記憶部 323 意味データレコード 325 対応関係データ 333 集合演算手順記憶部 334 集合演算レコード 340 図形演算部 350 意味データ特定部 360 意味データ加工処理部 380 基本図形記憶部 401 操作対象選択メニュー 411 属性データ特定メニュー 412 入力要求ボックス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象図形を複数種類の基本図形の組
    合せにより表現し、それらの基本図形に基づいて予め設
    定された演算手順に従って前記処理対象図形の表示デー
    タを演算し、その表示データに基づいて図形を画面に表
    示しながら図形処理を含む情報処理を行う図形処理方法
    において、前記処理対象図形について複数の前記基本図
    形が相互に関連して一定の意味が生ずる意味図形部を設
    定するとともにその意味データを設定しておき、その意
    味図形部を単位として情報処理の操作対象を設定するこ
    とを特徴とする図形処理方法。
  2. 【請求項2】 処理対象図形を複数種類の基本図形の組
    合せにより表現し、該表現に用いた基本図形ごとにその
    形状、寸法、位置、向き等の情報を定義してなる基本図
    形データを蓄積する基本図形記憶部と、 前記基本図形データを用いて前記処理対象図形の表示デ
    ータを形成するための演算手順を記述してなる演算手順
    データを蓄積する図形演算手順記憶部と、 前記演算手順データと前記基本図形データを用いて前記
    処理対象図形の表示データを演算する図形演算部と、 該図形演算部から出力される前記表示データに基づいて
    前記処理対象図形を含む情報を画面に表示する表示部と
    を備えてなる図形処理装置において、 前記処理対象図形について複数の前記基本図形が相互に
    関連して一定の意味が生ずる意味図形部を設定し、該意
    味図形部の前記意味を表す属性データを含む意味データ
    を蓄積する意味記憶部と、 前記意味記憶部に蓄積されている意味図形部の1つを指
    定して情報処理に係る指令を入力する入力部と、 該入力部から入力される前記指令に基づいて前記意味図
    形部単位で情報処理を行う処理部を設けたことを特徴と
    する図形処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の図形処理装置におい
    て、前記処理部は、前記入力部により指定された前記意
    味図形部の意味データを、前記意味記憶部から読み出し
    て前記表示部に表示させる情報処理を含むことを特徴と
    する図形処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の図形処理装置におい
    て、前記入力部は、前記意味図形部の指定とともに、当
    該意味図形部を形成する前記基本図形の基本図形データ
    と、当該意味図形部の意味データの少なくとも1つを変
    更する指令を入力するものとし、 前記処理部は、前記入力部から入力された変更指令に従
    って、指定された意味図形部を形成する前記基本図形の
    基本図形データと当該意味図形部の意味データを変更す
    るとともに、該変更に連動して当該基本図形と当該意味
    図形部の前記意味を表す相関に基づいて、当該基本図形
    データと当該意味データを変更することを特徴とする図
    形処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかに記載の図形
    処理装置において、前記図形演算手順記憶部は同一の処
    理対象図形に対して異なる複数の演算手順データが蓄積
    されてなり、前記図形演算部は入力される指令に対応す
    る前記演算手順データを図形演算手順記憶部から読み出
    して前記表示データを演算することを特徴とする図形処
    理装置。
  6. 【請求項6】 処理対象図形を複数種類の基本図形の組
    合せにより表現し、該表現に用いた基本図形ごとにその
    形状、位置、寸法、向き等の情報を定義してなる基本図
    形データを蓄積する基本図形記憶部と、 前記基本図形データを用いて前記処理対象図形の表示デ
    ータを形成する演算手順を記述してなる演算手順データ
    を蓄積する図形演算手順記憶部と、 該演算手順データと前記基本図形データを用いて前記処
    理対象図形の表示データを演算する図形演算部と、 該図形演算部から出力される表示データに基づいて前記
    処理対象図形を含む情報を画面に表示する表示部とを備
    えてなる図形処理装置において、 前記処理対象図形について複数の前記基本図形が相互に
    関連して一定の意味が生ずる意味図形部を設定し、該意
    味図形部の識別名称と、当該意味図形部を形成する複数
    の基本図形及び他の基本図形と意味図形部との連結関係
    を表わす階層状の連結情報と、該意味図形部の前記意味
    を表す属性データを含む意味データを蓄積する意味記憶
    部と、 前記表示部に表示された前記処理対象図形の前記基本図
    形の1つを操作対象として指定する指令と、前記表示部
    に表示される操作対象選択メニューの中の意味図形部の
    識別名称の1つを選択する指令と、前記表示部に表示さ
    れる属性データ特定メニューの中の属性データの1つを
    選択する指令とをそれぞれ入力する入力部と、 該入力部により指定された前記基本図形が含まれる前記
    意味図形部を前記意味記憶部から検索し、該検索された
    意味図形部の識別名称を前記選択メニューに表示させる
    意味データ特定部と、 前記入力部により選択された意味図形部に対応する属性
    データを前記意味記憶部から抽出し、該抽出された属性
    データを前記選択メニューに表示させた後、前記入力部
    により選択入力された属性データの現在値と変更値の設
    定要求を前記表示部に表示させるとともに、該変更値の
    設定要求に従って前記入力部から入力される変更値に従
    って、前記意味記憶部の当該属性データを変更するとと
    もに、該変更に合わせて当該意味図形部を形成する基本
    図形の基本図形データと当該意味図形部の属性データと
    の相関に基づいて、前記基本図形データを変更するデー
    タ加工処理部とを設けたことを特徴とする図形処理装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6のいずれかに記載の図形
    処理装置において、前記処理対象図形及び前記基本図形
    が2次元乃至3次元の図形であり、前記基本図形データ
    が当該基本図形が占める空間の領域を表す空間領域デー
    タであり、前記演算手順が集合演算手順であることを特
    徴とする図形処理装置。
JP6137290A 1994-06-20 1994-06-20 図形処理方法及び装置 Pending JPH086982A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6137290A JPH086982A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 図形処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6137290A JPH086982A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 図形処理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH086982A true JPH086982A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15195232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6137290A Pending JPH086982A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 図形処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH086982A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7283939B2 (en) 2003-05-14 2007-10-16 Incs Inc. Method, system and program for supporting mechanism design
JP2008021107A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 図形処理装置
KR101494844B1 (ko) * 2014-08-28 2015-02-25 그린캣소프트(주) 메타 데이터를 이용한 차트 변환 시스템 및 그 방법
JP2015064876A (ja) * 2013-09-11 2015-04-09 ダッソー システムズDassault Systemes 二分木を用いてモデル化される工業製品を設計するためのコンピュータ実装方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7283939B2 (en) 2003-05-14 2007-10-16 Incs Inc. Method, system and program for supporting mechanism design
JP2008021107A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 図形処理装置
JP2015064876A (ja) * 2013-09-11 2015-04-09 ダッソー システムズDassault Systemes 二分木を用いてモデル化される工業製品を設計するためのコンピュータ実装方法
KR101494844B1 (ko) * 2014-08-28 2015-02-25 그린캣소프트(주) 메타 데이터를 이용한 차트 변환 시스템 및 그 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5301313A (en) Manipulating data in a relational data base having operational manipulations defined in an input table and displayed results in an output table with a line displayed designating direction of data flow
JP2007219907A (ja) パーツカタログ・システム、パーツカタログ作成方法、プログラムおよび記録媒体
JP3056297B2 (ja) 図面情報処理システム、設計支援方法
JP2007233565A (ja) 設計支援プログラム
JP3369734B2 (ja) 3次元計算機支援設計装置及び方法
JPH086982A (ja) 図形処理方法及び装置
JP2002041571A (ja) 情報検索装置
JP2005071095A (ja) 3次元モデルデータベース装置
JP3898485B2 (ja) 作図図面表示装置、作図図面表示方法及び記録媒体
EP1300806A2 (en) Design support method and design support apparatus
US20020051000A1 (en) Design support system facilitating process modification
JP2011186963A (ja) 図面編集装置、図面編集プログラムおよび図面編集方法
JP2718782B2 (ja) 図形作成装置
JP3555503B2 (ja) 対話的データベース情報提示システム
JPH0282355A (ja) 文書検索支援システム
JP3689599B2 (ja) 設計生産支援方法およびシステム
CN116933346B (zh) 一种将三维智能部件引入二维cad专业辅助设计系统的方法
JP3706844B2 (ja) 図面情報処理方法および図面情報処理装置
JP3634341B2 (ja) Cadシステム
JP3495364B2 (ja) 設計支援装置及び設計支援方法
JP2001067394A (ja) 図面情報処理方法およびシステム
JP2006023875A (ja) 表示用データ可視化装置および可視化プログラム
JPH10320407A (ja) ビジュアルシミュレーション支援方法及び装置
JPH05159001A (ja) 図形情報の検索装置
JPH0696145A (ja) 文字列・図形の処理システム