JP2000293519A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JP2000293519A
JP2000293519A JP11097230A JP9723099A JP2000293519A JP 2000293519 A JP2000293519 A JP 2000293519A JP 11097230 A JP11097230 A JP 11097230A JP 9723099 A JP9723099 A JP 9723099A JP 2000293519 A JP2000293519 A JP 2000293519A
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JP11097230A
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Yoshihisa Hattori
善久 服部
Toru Mitsui
亨 三井
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文章の追加、修正、削除を過去に遡って管理
し、適宜検索して表示できる文書処理装置において、更
新前の文書と更新後の文書とを比較する場合に文書全体
の変更部分を一目で容易に識別可能とする。 【解決手段】 改版確認手段21と版内更新制御手段2
4により、版数情報と当該版に対応した更新履歴情報を
管理し、文書更新の過程において文書管理上の論理的な
版管理を行う。また、個々の更新処理毎の確定した更新
前データと更新後データを更新履歴情報として管理する
ことにより、旧い版への復元およびその復元状態からの
更新処理の再現を可能とする。また、文書の更新箇所を
色分けによって識別可能とする表示を行い、更新前の文
書と更新後の文書とを比較する場合に文書全体の変更部
分を一目で容易に識別できるようにする。また、更新箇
所を文書データとは別に一覧表で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の文書データ
を保存、更新することができる文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の文書処理装置とし
て、例えば特開平4−263362号公報、特開平5−
298313号公報、特開平8−44766号公報、特
開平9−62657号公報、特開平9−319632号
公報に開示されるように、文章の追加、修正、削除を過
去に遡って管理し、適宜検索する機能を有する装置が各
種提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な文書処理装置において、文章の追加、修正、削除を過
去に遡って管理し、適宜検索して表示する場合、追加、
修正、削除等を更新を行う前の文書と更新後の文書とを
比較しようとした場合に、文書全体の変更部分を一目で
有効に識別することは困難であった。
【0004】そこで本発明の目的は、文章の追加、修
正、削除を過去に遡って管理し、適宜検索して表示でき
る文書処理装置において、更新前の文書と更新後の文書
とを比較する場合に文書全体の変更部分を一目で容易に
識別することができるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、文書データを表示する表示手段と、文書デー
タに追加、修正、削除の更新処理を行う操作手段と、前
記操作手段によって更新処理された文書データを保存す
る文書データ記憶手段と、前記更新文書の更新データと
管理データを含む更新履歴情報を記憶する更新履歴記憶
手段と、前記更新履歴情報に基づいて各更新時における
文書データを再生して前記表示手段に表示する制御手段
とを有し、前記制御手段は、新しい文書データに含まれ
る旧い文書データに対する更新箇所を特定の表示方法に
よって表示するようにしたことを特徴とする。
【0006】本発明の文書処理装置では、表示手段に表
示される文書データに文章の追加、修正、削除を行い、
随時更新した文書データを文書データ記憶手段に記憶し
ていく。この更新動作に対して、更新文書の更新データ
と管理データを含む更新履歴情報が更新履歴記憶手段に
記憶されていき、制御手段は、この更新履歴情報に基づ
いて新旧の文書データを検索し、適宜表示手段に表示す
る。そして、このような文書データの表示を行う場合
に、新しい文書データに含まれる旧い文書データに対す
る更新箇所を特定の表示方法によって表示する。これに
より、更新前の文書と更新後の文書とを比較する場合に
文書全体の変更部分を一目で容易に識別することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明による文書処理装置
の実施の形態について説明する。この実施の形態におけ
る文書処理装置は、文書を維持、更新するシステムにお
いて実施される文書の追加、修正、削除の記録を保管
し、最新の版から順次旧い版へ何版か遡って表示するこ
とができるとともに、旧い版に対して変更された箇所を
他の部分と異なる特定の表示方法(例えば特定の色)で
表示することにより、変更された箇所の認識を容易にで
きる構成を提供するものである。
【0008】図1は、この実施の形態における文書処理
装置の概略構成例を示すブロック図であり、図2は、図
1に示す文書処理装置の記憶装置の構成を示すブロック
図である。この文書処理装置は、キーボードや表示装置
を制御する入出力制御装置1と、プログラム制御により
動作するデータ処理装置2と、文書情報を記憶する記憶
装置3とから構成されている。また、記憶装置3は、文
書データ記憶域31と、文書改版記憶域32と、文書デ
ータ一時記憶域33とを備えている。文書データ記憶域
31は、複数の版数情報311〜31oと、少なくとも
最新版の文書データ(文書更新中の場合は最後に退避さ
れた文書データ)310を記憶するものである。
【0009】文書改版記憶域32は、各々の版において
実行された更新(削除、修正、追加等)処理の更新履歴
情報(更新データ、管理データの集合)を記憶してい
る。これは、ある版についていえば、当該版の最新状態
から少なくとも1つ前の版へ戻すための情報群である。
例えば、図2に示すように、文書改版記憶域32には、
文書データ記憶域31の版数情報311〜31oに対応
した更新履歴情報321〜32oが格納され、また更新
時の動作に用いるカレント版31Zの格納域を有する。
更新履歴情報321〜32oは、当該版に対する情報群
内における更新順序に対し、正順にも、逆順にも参照で
きるように格納され、また旧い版の状態に復元したり、
更新を再現したり、さらに、旧い版から新しい版に戻す
(ここでは回復という)ことができるように、更新時の
更新開始位置、更新前のデータ(データ長、色等の属
性、その他の管理情報及びデータ)、更新後のデータ
(データ長、色等の属性、その他の管理情報及びデー
タ)を有する。
【0010】このような文書改版記憶域32の情報によ
り、最新の文書データから更新履歴情報を後ろから遡っ
て逆更新していくことにより、前の版を復元することが
できる。また、前の版から順に更新履歴情報を用いて、
再度、更新後のイメージへ順次更新しながら、更新箇所
を特定の色表示等をすることにより、前の版から次の版
への更新個所を識別できるように表示することを可能に
する。また、文書データ一時記憶域33は、文書データ
330を一次的に記憶するためのものである。
【0011】また、図1に示すように、データ処理装置
2は、改版確認手段21と、文書更新手段22と、文書
復元回復手段23と、版内更新制御手段24と、文書表
示制御手段25とを含む。これらの手段は、それぞれ概
略次のように動作する。まず、改版確認手段21は、文
書更新開始に当たり、入出力制御装置1より版数更新指
示情報を得る。そして、「版数更新する」の指示の場
合、文書データ記憶域に新しい版数に対応した版数情報
を作成する。例えば、図2において、最新版が版nの場
合、次の版n+1の版数情報31oを作り、最新の文書
データを版n+1の文書データとして格納し、版n+1
に対する更新履歴情報32oの蓄積準備を整える。文書
復元の実施に当たっては、指示された版数を復元可能か
否かを確認する。
【0012】また、文書更新手段22は、既存の文書更
新機能を司るものである。そして、個々の更新処理確定
の都度、更新履歴情報のためのデータを版内更新制御手
段24に渡す。文書復元回復手段23は、「文書復元」
の指示に対して、版内更新手段24を利用して1版ずつ
版を遡り、指示された版数まで繰り返すことにより、目
的の版数の文書を復元して表示する。また、「更新箇所
明示」の指示の場合には、前記の処理によって、1版前
に遡った後に、版内更新手段24に対して、「更新箇所
明示」の指示を与えることにより、更新履歴情報を正順
にたどって、文書更新処理を再現するとともに、更新後
データの箇所に対して所定の表示を行う。
【0013】版内更新制御手段24は、文書更新時に
は、文書更新手段22から受けたデータにより文書改版
記憶域32に当該版の更新履歴情報を編集、格納する。
また、文書復元時には、当該版数に対する更新履歴情報
群を文書更新時とは逆順に辿って更新後データから更新
前データへの置換を繰り返すことにより、1版前の版を
復元する。また、文書表示制御手段25は、更新箇所明
示のための更新履歴情報を正順に辿っての文書回復時
に、更新後データの箇所に対して所定の表示を行う。
【0014】次に、図3は、本実施の形態における動作
を示すフローチャートである。以下、図1〜図3に基づ
いて本実施の形態における全体の詳細な動作について説
明する。最初に文書更新時における文書データ記憶域3
1、文書改版記憶域32へのデータの蓄積動作について
述べる。まず、文書更新開始に当たり、改版確認手段2
1は、入出力制御装置1より版数更新指示情報を得る
(ステップA1)。そして、「版数更新する」の指示の
場合(ステップA2)、文書データ記憶域に新しい版に
対応した版数情報を作成する(ステップA3)。例え
ば、図2において、最新版が版nの場合、版n+1の版
数情報31oを作り、最新の文書データを版n+1の文
書データとして格納し、版n+1に対する更新履歴情報
の蓄積準備を整える。もし、ステップA2で「版数更新
しない」の指示の場合には、上記ステップA3の処理を
スキップする。
【0015】次に、文書更新手段22において、文書更
新処理(ステップB1)が行われ、更新処理確定の都
度、更新履歴情報のための文書更新の情報を版内更新制
御手段24に渡す。版内更新制御手段24は、その情報
より更新履歴情報を編集し、版nの最後のものとして追
加する(ステップB2、B3)。当処理は文書更新の情
報が通知される度に通常何回か繰り返される。以上のよ
うにして、更新履歴情報が蓄積される。
【0016】次に、1版前の版に戻す処理について、図
2における版nから版n−1へ戻す場合を例にして説明
する。文書復元回復手段23は、「版復元」の指示が入
出力制御装置1より通知されたら、版内更新制御手段2
4に「版遡及」の指示を与える。版内更新制御手段24
は、版数情報31nから識別される1版前の版に対する
更新履歴情報群32mの最後のものを参照し、開始位置
に示される位置から更新後データの長さ分を更新前デー
タに置換する(ステップC1)。版内更新制御手段24
は、置換処理した更新履歴情報が当該情報群の最初のも
のであったら(ステップC2)、遡及処理を終了し、入
出力制御装置1を介して文書を表示する。また、そうで
なかったら(ステップC2)、1つ前の更新履歴情報を
参照し、開始位置に示される位置から更新後データの長
さ分を更新前データに置換する(ステップC3)。この
ような処理を繰り返すことにより、1版前の版の状態に
戻す。
【0017】さらに、更新個所を識別表示する処理につ
いて説明する。文書復元手段23は、「更新箇所識別表
示指示」が入出力制御装置1より通知されたら、上述の
ような処理により、1版前の版の状態に戻した後、版内
更新制御手段24に対して、「更新識別表示指示」を与
える(ステップD1)。版内更新制御手段24は、当該
版に対する更新履歴情報群32mの最初のものを参照
し、文書の開始位置に示される位置から更新前データの
長さ分を更新後データに置換する(ステップD2)。文
書表示制御手段25に指示をして、その更新後データ分
を所定の識別表示方法(例えば指定の色表示)で編集す
る(ステップD3)。
【0018】また、版内更新制御手段24は、置換処理
した更新履歴情報が当該情報群32mの最後のものであ
ったら(ステップD4)、識別表示更新処理を終了し、
入出力制御装置1を介して文書を表示する。そうでなか
ったら(ステップD4)、1つ後の更新履歴情報を取得
し、文書の開始位置に示される位置から更新前データの
長さ分を更新後データに置換する(ステップD5)。そ
の更新後データ分を所定の識別表示方法で表示する(ス
テップD6)。
【0019】このような処理を繰り返すことにより、1
版前の版の状態からの更新箇所を所定の識別表示方法で
表した最新版文書イメージを作る。なお、以上のC1〜
D6の動作は1版分の遡及、更新識別表示について示し
たが、各々の処理を続けて繰り返すことにより、何版分
かの遡及や何版分か前の版からの更新識別表示を施した
文書の表示を可能とする。このようにして、何版分かの
版管理情報を保持することにより、任意の版への遡及を
可能とし、また、任意の版からの更新箇所を明確に識別
できる文書表示を可能にする。
【0020】次に、以上のような実施の形態をさらに具
体例を用いて説明する。図4は、図2に示す記憶装置の
具体例を示している。この図4に示すように、例えば
前回の更新処理が、版2の更新中で終了していた場合に
おいて、文書更新開始に当たって「版数更新する」の指
示を受けた場合、版数情報の版3を登録し、カレント版
情報31Zを版3に更新する(ステップA3)。次に、
文書更新手段22において文書更新を行い、開始位置1
00番地からの10バイトで、ある属性a1のデータA
A…Aを、6バイトで他の属性b1のデータBB…Bに
変更した場合、その旨の更新履歴情報3231を編集
し、版3の最後(この場合は版3の最初)のものとして
登録する(ステップB1、B2、B3)。
【0021】さらに開始位置90番地からの4バイト
で、他の属性c1のデータCC…Cを8バイトで他の属
性d1のデータDD…Dに変更した場合、その旨の更新
履歴情報3232を編集し、版3の最後(この場合は版
3の2番目)のものとして登録する(ステップB1、B
2、B3)。この状態で文書の更新処理を終了し、状態
の保存を行うと、文書データ310には、版3の状態に
対して、データAA…AがデータBB…Bに、データC
C…CがデータDD…Dに置き換わった状態のものが保
存される(これを状態3とする)。
【0022】次に、この状態(状態3)から版3の状態
に戻す場合、文書データ310を文書データ一時記憶域
33に移して、その文書データ一時記憶域33の文書デ
ータ330に対して、更新履歴情報3232を参照し、
開始位置90番地からの8バイトで他の属性d1のデー
タDD…Dを、4バイトで他の属性c1のデータCC…
Cに置き換える(ステップC1)。さらに、この置換後
の状態に対して、更新履歴情報3231を参照し、6バ
イトで他の属性b1のデータBB…Bを、10バイトで
他の属性a1のデータAA…Aに置き換える(ステップ
C2、C3)。これにより、版3の状態に復元したとし
て、文書データ330の内容を入出力制御装置1を介し
て表示する。
【0023】次に、状態3の状態を版3の状態からの変
更箇所を識別表示するためには、先の方法により、版3
の状態に復元した後、更新履歴情報3231を参照し、
開始位置100番地からの10バイトで他の属性a1の
データAA…Aを6バイトで他の属性b1のデータBB
…Bに置き換えて、文書表示制御手段25により、デー
タBの表示データを所定の識別表示、例えば朱色で表示
する(ステップD2、D3)。さらに、更新履歴情報3
232を参照し、開始位置90番地からの4バイトで他
の属性c1のデータCC…Cを、8バイトで他の属性d
1のデータDD…Dに置き換えて、文書表示制御手段2
5により、データDの表示データを朱色で表示する(ス
テップD4、D5、D6)。
【0024】以上のような本形態によれば、改版確認手
段21と版内更新制御手段24により、版数情報と当該
版に対応した更新履歴情報を管理しているため、文書更
新の過程において文書管理上の論理的な版管理を行うこ
とができる。また、個々の更新処理毎の確定した更新前
データと更新後データを更新履歴情報として管理するこ
とにより、旧い版への復元およびその復元状態からの更
新処理の再現を可能とし、かつ、文書の更新箇所を色分
けによって識別可能とする表示を行うことができ、更新
前の文書と更新後の文書とを比較する場合に文書全体の
変更部分を一目で容易に識別することができる。
【0025】次に、本発明の他の実施の形態について詳
細に説明する。図5は、この実施の形態における文書処
理装置の概略構成例を示すブロック図であり、図6は、
この実施の形態における動作を示すフローチャートであ
る。図5に示すように、本形態は、図1に示した形態の
構成に比べて、データ処理装置4で文書表示制御手段2
5が更新位置記憶制御手段26に置き換わり、記憶装置
5で更新履歴一時記憶域34が追加されている点が異な
る。更新位置記憶制御手段26は、更新後データに置き
換えた時に、更新履歴情報に位置特定制御情報(検索用
の特殊な符号と当該更新履歴情報を識別するための情報
とで構成する)を付加する機能と、文書を検索して位置
特定制御情報より識別される更新履歴情報から回復後の
現在の位置と更新情報を新たに追加された更新履歴一時
記憶域34に登録する機能を有する。
【0026】次に、図5及び図6を参照して本形態の動
作について詳細に説明する。まず、図6のA1〜A3、
B1〜B3、C1〜C3、D1、D2、D4およびD5
で示す処理動作は図3に示す処理動作と同一であるため
説明は省略する。図3に示す例では、更新箇所を識別可
能とする方法として、D3において、更新個所を識別用
の所定の表示(朱色)で表すようにしていたが、本例で
は、更新個所を識別用の所定の表示をする代わりに、更
新後データに置き換えた場合に、位置特定制御情報(検
索用の特殊な符号と当該更新履歴情報を識別するための
情報とで構成する)を付加する(ステップE1)。次
に、文書データを回復後、文書を検索して(ステップE
2)、位置特定制御情報より識別される更新履歴情報か
ら、回復後の現在の位置と更新情報を、新たに追加され
た更新履歴一時記憶域34に登録する(ステップE3、
E4)。
【0027】次に、以上のような実施の形態をさらに具
体例を用いて説明する。図7は、文書回復時の更新箇所
の変化を図1に示す形態と図5に示す形態とを対比して
示す説明図である。例えば図4に示す例において、更新
履歴情報3231と更新履歴情報3232の各々の更新
後データの色属性がともに青色の場合を仮定すると、図
7に示すように、更新箇所を識別可能とする方法とし
て、図1に示した形態では、更新個所が朱色で表示され
るため、本来の変更後の色である青色が分からなくな
る。そこで、図5に示す形態では、更新個所が本来の更
新後の青色で表示され、別途一覧で更新個所および更新
後の内容が表示される。
【0028】このように、本形態は、以前の更新処理を
再現しながら新しい状態に回復していく時に、更新後デ
ータの箇所を特殊表示するのではなく、本来の更新後デ
ータの表示を損ねることなく、以前の更新処理時の更新
履歴情報と、回復時の更新後データの位置を対応づけて
おくことにより、回復終了後の文書にて、更新箇所を一
覧で示すことを可能とする。このことは また、更新箇
所の一覧上で、各更新位置をxx行xxカラムという数
値表示だけでなく、ワンタッチ操作等の簡易操作によっ
てハイパーリンク方式で文書中の各更新箇所に飛び込ん
で表示するように構成することも可能である。
【0029】次に、本発明のさらに他の実施の形態につ
いて詳細に説明する。図8は、この実施の形態における
文書処理装置の概略構成例を示すブロック図である。こ
の文書処理装置は、文書保守維持プログラムを記憶した
記憶媒体6を備えている。この記憶媒体6は、例えば磁
気ディスク、半導体メモリ、その他の記憶媒体である。
また、データ処理装置7は上述したデータ処理装置2ま
たは4と同様の処理を行う機能を有し、記憶装置8は、
記憶装置3または5と同様の機能を有する。
【0030】文書保守維持プログラムは、記憶媒体6か
らデータ処理装置7に読み込まれ、データ処理装置7の
動作を制御する。データ処理装置7は、文書保守維持プ
ログラムの制御により、上述した図1〜図7で説明した
処理を行う。例えば、図1に示した例では、まず、文書
更新開始に当たり、入出力制御装置1より版数更新指示
情報を得る。そして、「版数更新する」の指示の場合、
文書データ記憶域に新しい版数に対応した版数情報の作
成と、カレント版数の更新を行い、その新しい版に対す
る更新履歴情報の蓄積準備を整える。また、文書更新時
には、個々の更新処理確定の都度、文書改版記憶域32
に当該版数の更新履歴情報を編集し、蓄積する。
【0031】また、文書復元の実施に当たっては、指示
された版数の復元が可能か否かを確認し、復元可能なら
ば、「文書復元」の指示に対して、当該版数に対する更
新履歴情報群を文書更新時とは逆順にたどって更新後デ
ータから更新前データへの置換を繰り返すことにより、
1版前の版を復元する。これを、指示された版数まで繰
り返すことにより、目的の版数の文書を復元表示する。
さらに、図1の例で「更新箇所明示」の指示の場合に
は、前記の処理にて、前に遡った後に、更新履歴情報を
正順に辿って、文書更新処理を再現(回復)するととも
に、更新後データの箇所に対して、所定の表示を行う。
また、図5に示した例では、更新後データの箇所に対し
て所定の表示を行うのではなく、更新後データの箇所の
回復後の現在の位置と更新情報を、新たに追加された更
新履歴一時記憶域34に登録し、一覧として表示する。
【0032】なお、更新箇所を表示する方法としては、
上述のように色を変えて表示する方法の代わりに、文字
の形式を変えて表示したり、アンダーラインを付して表
示したり、あるいは白黒反転表示する等の方法を採用す
ることが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の文書処理装
置では、文章の追加、修正、削除を過去に遡って管理
し、適宜検索して表示できる文書処理装置において、新
しい文書データに含まれる旧い文書データに対する更新
箇所を特定の表示方法によって表示するようにした。こ
のため、更新前の文書と更新後の文書とを比較する場合
に、文書全体の変更部分を一目で容易に識別することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における文書処理装置の概
略構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す文書処理装置の記憶装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】図1に示す文書処理装置における動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】図2に示す記憶装置の具体的構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の他の実施の形態における文書処理装置
の概略構成例を示すブロック図である。
【図6】図5に示す文書処理装置における動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】図1及び図5に示す文書処理装置の処理内容を
比較して示す説明図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態における文書処
理装置の概略構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……入出力制御装置、2……データ処理装置、3……
記憶装置、21……改版確認手段、22……文書更新手
段、23……文書復元回復手段、24……版内更新制御
手段、25……文書表示制御手段、31……文書データ
記憶域、32……文書改版記憶域、33……文書データ
一時記憶域。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書データを表示する表示手段と、 文書データに追加、修正、削除の更新処理を行う操作手
    段と、 前記操作手段によって更新処理された文書データを保存
    する文書データ記憶手段と、 前記更新文書の更新データと管理データを含む更新履歴
    情報を記憶する更新履歴記憶手段と、 前記更新履歴情報に基づいて各更新時における文書デー
    タを再生して前記表示手段に表示する制御手段とを有
    し、 前記制御手段は、新しい文書データに含まれる旧い文書
    データに対する更新箇所を特定の表示方法によって表示
    するようにした、 ことを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、旧い文書データから新
    しい文書データに回復する処理を行う機能を有し、前記
    回復処理を行う場合に、新しい文書データに含まれる旧
    い文書データに対する更新箇所を特定の表示方法によっ
    て表示することを特徴とする請求項1記載の文書処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記特定の表示方法は、前記更新箇所を
    他の部分とは異なる属性で表示する方法であることを特
    徴とする請求項1または2記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 前記異なる属性とは、異なる色であるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】 前記異なる属性とは、異なる文字形式で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の文書処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記特定の表示方法は、前記更新箇所の
    一覧表示を前記文書データとは別に表示手段に表示する
    方法であることを特徴とする請求項1または2記載の文
    書処理装置。
  7. 【請求項7】 前記更新箇所の一覧表示には、更新箇所
    の文書とその更新箇所を示す情報とを含むことを特徴と
    する請求項6記載の文書処理装置。
  8. 【請求項8】 前記更新箇所の一覧表示に表示した更新
    箇所の文書を、簡易操作によって前記文章データ中の更
    新箇所に挿入して特殊表示によって表示する手段を有す
    ることを特徴とする請求項6記載の文書処理装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、各更新毎に連続的に付
    加される版数情報に対応して更新履歴情報を管理し、新
    しい文書データから旧い文書データに遡及する場合に
    は、前記版数情報を順次遡ることにより、各版数情報に
    対応する更新履歴情報に基づいて文書データを順次復元
    していき、旧い文書データから新しい文書データに回復
    する場合には、前記版数情報を順次たどることにより、
    各版数情報に対応する更新履歴情報に基づいて文書デー
    タを順次回復していくことを特徴とする請求項1〜8の
    いずれか1項記載の文書処理装置。
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