JP2003271384A - ソフトウェア仕様管理方法およびソフトウェア仕様管理装置並びにプログラム - Google Patents

ソフトウェア仕様管理方法およびソフトウェア仕様管理装置並びにプログラム

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JP2003271384A
JP2003271384A JP2002073826A JP2002073826A JP2003271384A JP 2003271384 A JP2003271384 A JP 2003271384A JP 2002073826 A JP2002073826 A JP 2002073826A JP 2002073826 A JP2002073826 A JP 2002073826A JP 2003271384 A JP2003271384 A JP 2003271384A
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Atsushi Masuo
篤史 増尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアのコーディング作業を効率的に
行える仕様書を、設計者に負担をかけることなく作成で
きるようにする。 【解決手段】 仕様情報管理部104は、既に仕様化され
ている個別機能の仕様情報(複数の仕様情報レコードか
らなる)を表示部103bに表示する。更に設計者が表示
中の仕様情報レコードの中から選択した仕様情報レコー
ド、入力部103aから入力した仕様情報レコードを仕様
化対象にしている個別機能の仕様情報レコードとする。
その際、仕様化対象にしている個別機能の仕様情報レコ
ードの中に、既に仕様化されている個別機能の仕様情報
レコードと同一の処理要素を含む仕様情報レコードが存
在する場合、上記処理要素を含む共通機能の仕様情報レ
コードを作成しファイル102に保存すると共に上記処理
要素を含む個別機能の仕様情報に、共通機能の参照を指
示する共通機能参照レコードを含ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアの仕
様書を管理する技術に関し、特に、複数の個別機能を含
むソフトウェアの仕様書において、複数の個別機能に同
一の処理要素が含まれる場合、その処理要素を共通機能
として切り出し管理することにより、ソフトウェアのコ
ーディング作業を効率的に行えるようにする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェアを開発する場合には、コー
ディング作業に先立ち、仕様書を作成することが必要に
なる。ソフトウェアの仕様書を作成する場合、従来は、
一般に、図11に示すように、設計者が上位工程M(上
位階層M)の設計仕様書を参照することで工程Nの設計
仕様書を作成し、この設計仕様書を参照して試験仕様書
など別書類を作成するようにしている。ここで、多くの
個別機能を有する、複雑で規模の大きなソフトウェアの
仕様書を作成する場合には、それに基づいて行われるコ
ーディング作業を効率的に行えるようにするため、複数
の個別機能に含まれている同一の処理要素を設計者が仕
様書の作成段階で抽出し仕様書に反映させる必要があ
る。つまり、規模が大きく複雑なソフトウェアのコーデ
ィングを行う場合には、複数のグループがそれぞれ自グ
ループに割り当てられている部分のコーディングを行う
ことになるため、共通の処理要素が抽出されていない
と、各グループが同じ処理要素についてコーディングを
行うことになってしまうからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、設計者が、同一処理要素を抽出するようにしている
ため、設計者に負担がかかるという問題があると共に、
抽出漏れが発生する場合があるという問題があった。な
お、特開平6−124195号公報には、利用者が選択
した機能を多く含むアプリケーションプログラムを、類
似アプリケーションプログラムとして利用者に知らせる
技術が開示されているが、開発しようとしているソフト
ウェアの仕様書に含まれている同一処理要素を抽出する
ものではない。
【0004】そこで、本発明の目的は、設計者に負担を
かけることなく、仕様書に含まれる同一の処理要素を確
実に抽出できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のソフトウェア仕
様管理装置は、上記目的を達成するため、既に仕様化さ
れている個別機能の仕様情報を表示する手段と、該表示
されている仕様情報の内の設計者によって選択された仕
様情報および設計者によって入力された仕様情報を、仕
様化対象にしている個別機能の仕様情報とする手段と、
仕様化対象にしている個別機能の仕様情報が、既に仕様
化されている個別機能の仕様情報と同一の処理要素を含
む場合、前記処理要素を含む共通機能の仕様情報を作成
し保存する手段と、前記処理要素を含む個別機能の仕様
情報に、共通機能の参照を指示する共通機能参照情報を
含ませる手段とを備えている。
【0006】この構成によれば、仕様化対象にしている
個別機能の仕様情報が、既に仕様化されている個別機能
の仕様情報と同一の処理要素を含む場合、上記処理要素
を含む共通機能の仕様情報が作成され、更に、上記処理
要素を含む個別機能の仕様情報に、共通機能の参照を指
示する共通機能参照情報が付加される。従って、上記し
たようにして管理されている仕様情報に基づいて作成さ
れた仕様書を使用することにより、規模が大きく複雑な
ソフトウェアのコーディングを複数のグループで分担し
て行う場合であっても、共通の処理要素を認識すること
ができるので、各グループが同じ処理要素をコーディン
グしてしまうということがなくなり、ソフトウェアのコ
ーディング作業を効率的に行うことが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1は本発明にかかるソフトウェア仕様管
理装置の実施例のブロック図であり、仕様書書式情報フ
ァイル101と、仕様情報ファイル102と、入力部103a及
び表示部103bからなる入出力装置103と、仕様情報管理
部104及び仕様情報変換部105を含むコンピュータからな
る処理装置109と、プリンタなどの仕様書出力装置106
と、仕様情報変更履歴ファイル107と、整合性チェック
エラーファイル108と、記録媒体Kとから構成されてい
る。
【0009】仕様書書式情報ファイル101には、設計仕
様書、試験仕様書、エラー報告書の書式を表す書式情報
が格納されている。仕様書書式情報ファイル101に格納
されている書式情報によって表される設計仕様書、試験
仕様書の書式の一例をそれぞれ図2、図3に示す。
【0010】図2の例は、設計仕様書の各頁の第1行目
には、どの工程における設計仕様書であるのかを示す工
程番号と、設計仕様書であることを示す情報と、頁番号
とが含まれ、第2行目には、対応する個別機能或いは共
通機能を示す機能名が含まれ、第3行目以降には、入力
データ(データ型などのデータ定義も含まれる)、処理
内容、出力データ(データ定義も含まれる)の説明文か
らなる処理要素が含まれることを示している。
【0011】図3の例は、試験仕様書の各頁の第1行目
には、どの工程における試験仕様書であるのかを示す工
程番号と、試験仕様書であることを示す情報と、頁番号
と、作成日が含まれ、第2行目には、対応する個別機能
或いは共通機能を示す機能名が含まれ、第3行目以降に
は、項目番号と、入力データと、処理確認内容と、出力
データとが含まれることを示している。
【0012】仕様情報ファイル102には、各工程の設計
仕様書、試験仕様書の仕様情報が格納されている。図4
は、仕様情報ファイル102の内容例を示した図である。
但し、図4においては、試験仕様書の仕様情報は図示を
省略している。図4の例は、仕様情報ファイル102内
に、工程L、M、N(工程Lが最上位の工程)の設計仕
様書の仕様情報が格納されていることを示している。各
工程における仕様情報は、個別機能、共通機能毎に分け
られている。また、各機能の書式情報は、図5に示すよ
うな仕様情報レコードの集まりから構成されている。仕
様情報レコードには、どの工程における仕様情報レコー
ドなのかを示す工程番号と、どの機能に対する仕様情報
レコードなのかを示す機能名と、対応する機能内におけ
る処理順序と、処理要素(入力データ、処理内容、出力
データに関する説明文を含む)と、対応する機能が個別
機能なのか共通機能なのかを示す共通個別区分と、参照
する共通機能を示す参照共通機能名と、仕様書のどの部
分(何頁目の何行目)に対応するのかを示す書類位置情
報などが含まれる。
【0013】仕様情報管理部104は、設計者が設計仕様
書の工程番号(工程Mの工程番号とする)を入力部103
aを用いて入力したとき、それよりも1工程だけ上位工
程(工程Lとする)の設計仕様書の仕様情報を仕様情報
ファイル102から取り出して表示部103bに表示する機能
や、仕様書書式情報ファイル101に格納されている設計
仕様書の書式情報に基づいて、表示部103bに設計仕様
書の書式を表示する機能や、設計者が上位工程Lの仕様
情報中の或る仕様情報レコードを選択した場合、表示部
103bに表示されている書式上に、工程番号「M」及び
機能名(選択した仕様情報レコード中の機能名と処理順
序とをハイフンで繋げたもの)を入力する機能や、工程
Mの仕様情報を仕様情報ファイル102から取り出し表示
部103bに表示する機能や、表示部103bに表示されてい
る書式上の設計者が指定した位置に、設計者が選択した
工程Mの仕様情報レコード中の処理要素或いは入力部10
3aから入力した処理要素を入力する機能を有する。
【0014】更に、書式情報管理部104は、書式上に処
理要素が入力されると、その処理要素を含む仕様情報レ
コードを作成して内部に保持する機能や、保持している
仕様情報レコードそれぞれについて、その仕様情報レコ
ードに含まれている処理要素と同一の処理要素を含んだ
他機能の仕様情報レコードが仕様情報ファイル102中に
存在するか否かを調べる機能や、存在する場合は、個別
機能の処理要素を共通機能の処理要素とするための編集
情報(どの仕様情報レコードを削除し、どのような仕様
情報レコードを追加するかを示す情報)を作成し、内部
に保持しておく機能や、仕様情報ファイル102において
各工程間の整合性が保たれているか否かをチェックする
機能や、整合性が保たれると判定した場合は、仕様情報
ファイル102を更新する機能や、仕様情報ファイル102の
更新前後の差分を仕様情報変更履歴ファイル107に格納
する機能や、設計仕様書の変更箇所の仕様情報レコード
(仕様情報変更履歴ファイル107に格納されている仕様
情報レコード)および設計仕様書の書式情報を仕様情報
変換部105に渡し、設計仕様書の変更部分を仕様書形式
で出力させる機能や、整合性を保つことができないと判
断した場合には、その原因となった仕様情報レコードを
整合性チェックエラーファイル108に格納する機能や、
整合性チェックエラーファイル108に格納されている仕
様情報レコードと仕様書書式情報ファイル101に格納さ
れているエラー報告書の書式とを仕様情報変換部105に
渡し、エラー報告書を出力させる機能などを有する。
【0015】仕様情報変換部105は、仕様情報管理部104
から仕様情報変更履歴ファイル107中の仕様情報レコー
ド(仕様情報ファイル102の変更部分を示すレコード)
および設計仕様書の書式情報が渡された場合、それらに
基づいて、仕様情報レコードの内容を設計仕様書の書式
で仕様書出力装置106から出力する機能や、仕様情報管
理部104から整合性チェックエラーファイル108中の仕様
情報レコードおよびエラー報告書の書式情報が渡された
場合は、それらに基づいて、仕様情報レコードの内容を
エラー報告書の書式で仕様書出力装置106から出力する
機能などを有する。
【0016】処理装置109が備えている記録媒体Kは、
ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体であり、コ
ンピュータからなる処理装置109をソフトウェア仕様管
理装置の一部として機能させるためのプログラムが記録
されている。このプログラムは、処理装置109によって
読み取られ、その動作を制御することで、処理装置109
上に、仕様情報管理部104、仕様情報変換部105を実
現する。
【0017】
【実施例の動作説明】次に本実施例の動作について、図
6の流れ図を参照して詳細に説明する。
【0018】まず、設計者は、作成或いは変更する設計
仕様書の工程番号(例えば、「M」とする)を入力部10
3aから入力する。これにより、仕様情報管理部104は、
入力された工程番号「M」によって示される工程よりも
1工程上位(工程番号「L」の工程)の設計仕様書の仕
様情報を仕様情報ファイル102から取り出して表示部103
bに表示する。このとき表示される上位工程「L」の仕
様情報の一例を図7に示す。設計者は、図7に示すよう
な仕様情報が表示されると、その中から工程Mレベルで
の仕様を入力しようとしている処理要素を含んだ仕様情
報レコードを1つ選択する(図6、ステップS601)。
【0019】設計者が処理要素(仕様情報レコード)を
選択すると、仕様情報管理部104は、仕様書書式情報フ
ァイル101から設計仕様書の書式(図2参照)を取り出
して表示部103bの一部(例えば、画面に左半分)に表
示すると共に、仕様情報ファイル102から現時点におい
て登録されている工程Mの仕様情報(複数の仕様情報レ
コードからなる)を取り出し表示部103bの残りの部分
に表示する。図8にこのとき表示される工程「M」の仕
様情報の一例を示す。図8に示した4個の仕様情報レコ
ードは、上位工程Lの処理要素「A−1」の内容を更に
詳細に説明したものである。また、仕様情報管理部104
は、設計仕様書の書式を表示部103bに表示する際、書
式上に工程番号として「M」を入力し、機能名として設
計者がステップS601で選択した仕様情報レコード中の
機能名と処理順序とをハイフンで繋げたものを入力す
る。今、例えば、設計者が、ステップS601において、
図7に示した仕様情報中の第2行目に存在する仕様情報
レコードを選択したとすると、機能名「A−2」が書式
上に入力されることになる。このようにすることによ
り、上位工程「L」の仕様情報レコードと下位工程
「M」の仕様情報レコードとが木構造を持つように関連
付けられる。
【0020】その後、設計者は、表示部103bに表示さ
れている設計仕様書の書式(図2参照)上で、カーソル
などを用いて処理要素(入力データ、処理内容、出力デ
ータの説明文)を入力すべき位置を指定し、その後、指
定した位置に処理要素を入力する。その際、表示部103
bに表示されている工程「M」の仕様情報(図8参照)
中に、今回入力しようとしている処理要素と同一の処理
要素を含む仕様情報レコードが存在する場合は、その仕
様情報レコードを選択する。これにより、仕様情報管理
部104は、設計者が選択した仕様情報レコードに含まれ
ている処理要素を、設計者がカーソルなどを用いて指定
した位置に入力する。例えば、設計者が、図8に示した
工程「M」の仕様情報中の第1行目の仕様情報レコード
を選択したとすると、処理要素「A−1−1」が設計者
の指定した位置に入力される。これに対して、今回入力
しようとしている処理要素と同一の処理要素を含む仕様
情報レコードが存在しない場合は、入力部103aを用い
て処理要素をキー入力する(ステップS602)。
【0021】仕様情報管理部104は、書式上に処理要素
が入力されると、その処理要素を含む仕様情報レコード
を作成し、内部に保持する(ステップS603)。このス
テップS603の処理は、設計者が、処理要素を入力する
毎に行われる。なお、ステップS603で作成する仕様情
報レコード中の工程番号、機能名は、書式上に入力され
ている工程番号「M」、機能名「A−2」となり、処理
順序は、入力位置の順となる。また、処理要素は、書式
上に入力されている入力データ、処理内容、出力データ
についての説明文となり、書類位置情報は、書式上の頁
番号と入力位置の行番号となる。
【0022】入力作業が完了すると(ステップS604が
YES)、仕様情報管理部104は、ステップS603で保持
した処理要素「A−2」に関連する工程「M」の仕様情
報レコードそれぞれについて、その仕様情報レコードに
含まれている処理要素と同一の処理要素を含んだ他機能
の仕様情報レコードが仕様情報ファイル102中に存在す
るか否かを調べる(ステップS605)。そして、同一の
処理要素を含んだ仕様情報レコードが存在する場合(ス
テップS606がYES)は、個別機能の処理要素を共通
機能の処理要素とするための編集情報(どの仕様情報レ
コードを削除し、どのような仕様情報レコードを追加す
るかを示す情報)を作成し、内部に保持しておく(ステ
ップS607)。なお、このステップS607の処理は、後で
具体例を挙げて詳細に説明する。
【0023】その後、仕様情報管理部104は、ステップ
S603で保持した仕様情報レコードに基づいて仕様情報
ファイル102を更新すると、工程Mより1工程下位の工
程Nの仕様情報レコードの中に、工程Mの仕様情報レコ
ードと関連性を持たなくなってしまう仕様情報レコード
が発生するか否かを判定することにより、工程間の整合
性が保たれるか否かをチェックする(ステップS60
8)。ここで、工程Mの仕様情報レコードと関連性を持
たない工程Nの仕様情報レコードとは、それに含まれて
いる機能名(例えば、「A−5−1」とする)の最後の
ハイフンよりも前の部分(「A−5」となる)と同一の
機能名を含んでいる工程Mの仕様情報レコードが存在し
ない仕様情報レコードである。
【0024】ステップS608で整合性が保たれると判定
した場合は、仕様情報管理部104は、仕様情報ファイル1
02を更新する(ステップS609)。その際、編集情報を
保持していれば、それに従って仕様情報ファイル102を
更新し、保持していなければ、ステップS603で保持し
た複数の仕様情報レコードに基づいて仕様情報ファイル
102を更新する。なお、ステップS603で保持した仕様情
報レコードに基づいて仕様情報ファイル102を更新する
場合には、例えば、保持している仕様情報レコードから
機能名を抽出し(ステップS603で保持した仕様情報レ
コード中の機能名は全て同じ)、次いで、仕様情報ファ
イル102から上記抽出した機能名を含む仕様情報レコー
ドを全て削除し、その後、保持している仕様情報レコー
ドを仕様情報ファイル102に格納することにより、仕様
情報ファイル102を更新する。また、ステップS609にお
いて、試験仕様書の仕様情報中の処理要素を、設計仕様
書の仕様情報の更新内容に合わせて更新するようにして
も良い。
【0025】その後、仕様情報管理部104は、仕様情報
ファイル102の更新前後の差分を、仕様情報変更履歴フ
ァイル107に格納する(ステップS610)。更に、仕様情
報管理部104は、仕様情報変更履歴ファイル107に格納さ
れている仕様情報ファイル102の仕様情報レコードと、
仕様書書式情報ファイル101に格納されている設計仕様
書の書式情報とを仕様情報変換部105に渡す。これによ
り、仕様情報変換部105は、仕様情報管理部104から渡さ
れた各仕様情報レコードの内容を設計仕様書の書式で仕
様書出力装置106から出力する(ステップS611、S61
2)。
【0026】これに対して、ステップS608で整合性が
保たれないと判定した場合は、仕様情報管理部104は、
仕様情報ファイル102を更新すると工程Mの仕様情報レ
コードと関連性を持たなくなってしまう工程Nの仕様情
報レコードを整合性チェックエラーファイル108に格納
する(ステップS613)。更に、仕様情報管理部104は、
整合性チェックエラーファイル108に格納されている仕
様情報レコードと、仕様書書式情報ファイル101に格納
されているエラー報告書の書式情報とを仕様情報変換部
105に渡す。これにより、仕様情報変換部105は、仕様情
報管理部104から渡された各仕様情報レコードの内容を
エラー報告書の書式で仕様書出力装置106から出力する
(ステップS614、S615)。
【0027】次に具体例を用いてステップS607の処理
を詳細に説明する。なお、仕様情報ファイル102には、
第9図(A)に示すように、個別機能「A−1」の仕様
情報(4個の仕様情報レコードから構成される)のみが
格納されていると仮定する。
【0028】今、設計者により、個別機能「A−2」の
仕様情報が入力され、ステップS603において、図9
(B)に示す4個の仕様情報レコードからなる仕様情報
が保持されたとする。そして、ステップS605におい
て、個別機能「A−1」の処理要素「A−1−1」と個
別機能「A−2」の処理要素「A−2−1」とが一致
し、且つ、個別機能「A−1」の処理要素「A−1−
2」と個別機能「A−2」の処理要素「A−2−2」と
が一致すると判定されたとする。
【0029】この場合、ステップS607では、 ・処理要素「A−1−1」、「A−1−2」、「A−2
−1」、「A−2−2」を含む仕様情報レコードの削
除、 ・工程番号「M」、共通機能名「共通機能C−1」、処
理順序「1」、処理要素「C−1−1(A−1−1或い
はA−2−1と同一)」、共通個別区分「共通」の仕様
情報レコードの追加、 ・工程番号「M」、共通機能名「共通機能C−1」、処
理順序「2」、処理要素「C−1−2(A−1−2或い
はA−2−2と同一)」、共通個別区分「共通」の仕様
情報レコードの追加、 ・工程番号「M」、機能名「個別機能A−1」、処理順
序「1」、共通個別区分「個別」、参照共通機能名「C
−1」の仕様情報レコード(共通機能参照レコード)の
追加、 ・工程番号「M」、機能名「個別機能A−2」、処理順
序「1」、共通個別区分「個別」、参照共通機能名「C
−1」の仕様情報レコード(共通機能参照レコード)の
追加、 を指示する編集情報を作成することになる。なお、書類
位置情報は、各個別機能、共通機能毎に、処理要素のサ
イズ、処理順序および書式情報に基づいて決定する。
【0030】上記した編集情報に従って、ステップS60
9で仕様情報ファイル102を更新すると、その内容は、図
9(C)に示すものとなる。
【0031】図10(A)〜(C)は、それぞれ図9
(A)〜(C)の仕様情報によって表される設計仕様書
のイメージを示した図であり、設計仕様書は、図10
(B)に示す個別機能「A−2」の仕様情報の入力前は
図10(A)のように個別機能「A−1」のみであり、
入力後は図10(C)のように個別機能「A−1」、個
別機能「A−2」、および共通機能「C−1」を含むも
のとなる。
【0032】なお、上述した動作説明では、工程「M」
の設計仕様書を作成する場合を例にとって動作を説明し
たが、最上位工程「L」の設計仕様書もほぼ同様にして
作成することができる。但し、工程「L」より上位の工
程は存在しないので、ステップS601において、上位工
程の仕様書の仕様情報が表示部103bに表示されること
はない。また、工程「M」の仕様書を作成する場合に
は、表示部103bに表示された書式上に、自動的に機能
名が入力されたが、最上位工程「L」の仕様書を作成す
る場合には、設計者自身が、入力部103aを用いてキー
入力することになる。また、上述した実施例では説明し
なかったが、設計者が、入力部103aから工程番号およ
び仕様書の種類を入力し、仕様書の出力を指示した場
合、仕様情報管理部104は、仕様書書式情報ファイル10
1、仕様情報ファイル102から該当する書式情報、仕様情
報を取り出し、仕様情報変換部105に渡し、それらに
よって表される仕様書を仕様書出力装置106から出力さ
せる。
【0033】
【発明の効果】第1の効果は、ソフトウェアのコーディ
ング作業を効率的に行うことができる仕様書を作成でき
るということにある。その理由は、仕様化対象にしてい
る個別機能の仕様情報が、既に仕様化されている個別機
能の仕様情報と同一の処理要素を含む場合、上記処理要
素を含む共通機能の仕様情報が作成され、更に、上記処
理要素を含む個別機能の仕様情報に、共通機能の参照を
指示する共通機能参照情報が付加されるからである。
【0034】第2の効果は、表現が統一された仕様書を
作成することが可能になるということである。その理由
は、既に仕様化されている個別機能の仕様情報を表示
し、この表示されている仕様情報の内の設計者によって
選択された仕様情報を、仕様化対象にしている個別機能
の仕様情報としているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】設計仕様書の書式の一例を示す図である。
【図3】試験仕様書の書式の一例を示す図である。
【図4】仕様情報ファイル102の内容例を示す図であ
る。
【図5】書式情報レコードの構成例を示す図である。
【図6】実施例の処理例を示す流れ図である。
【図7】表示部103bに表示される上位工程「L」の仕
様情報の一例を示す図である。
【図8】表示部103bに表示される工程「M」の仕様情
報の一例を示す図である。
【図9】実施例の動作を説明するための図である。
【図10】実施例の動作を説明するための図である。
【図11】従来の技術を説明するための図である。
【符号の説明】
101…仕様書書式情報ファイル 102…仕様情報ファイル 103…入出力装置 103a…入力部 103b…表示部 104…仕様情報管理部 105…仕様情報変換部 106…仕様書出力装置 107…仕様情報変更履歴ファイル 108…整合性チェックエラーファイル 109…処理装置 K…記録媒体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既に仕様化されている個別機能の仕様情
    報を表示するステップと、 該表示されている仕様情報の内の設計者によって選択さ
    れた仕様情報および設計者によって入力された仕様情報
    を、仕様化対象にしている個別機能の仕様情報とするス
    テップと、 仕様化対象にしている個別機能の仕様情報が、既に仕様
    化されている個別機能の仕様情報と同一の処理要素を含
    む場合、前記処理要素を含む共通機能の仕様情報を作成
    し保存するステップと、 前記処理要素を含む個別機能の仕様情報に、共通機能の
    参照を指示する共通機能参照情報を含ませるステップと
    を含むことを特徴とするソフトウェア仕様管理方法。
  2. 【請求項2】 既に仕様化されている個別機能の、複数
    の仕様情報レコードからなる仕様情報を表示するステッ
    プと、 該表示されている仕様情報レコードの内の設計者によっ
    て選択された仕様情報レコードおよび設計者によって入
    力された仕様情報レコードを、仕様化対象にしている個
    別機能の仕様情報を構成する仕様情報レコードとするス
    テップと、 仕様化対象にしている個別機能の仕様情報レコードの中
    に、既に仕様化されている個別機能の仕様情報レコード
    と同一の処理要素を含む仕様情報レコードが存在する場
    合、前記処理要素を含む共通機能の仕様情報レコードを
    作成し保存するステップと、 前記処理要素を含む個別機能の仕様情報に、共通機能の
    参照を指示する共通機能参照レコードを含ませるステッ
    プとを含むことを特徴とするソフトウェア仕様管理方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のソフトウェア仕様管理方
    法において、 上位工程の仕様書の仕様情報レコードを表示するステッ
    プと、 前記表示されている上位工程の仕様書の仕様情報レコー
    ドの中から設計者によって選択された、仕様化対象にす
    る下位工程の個別機能に対応する処理要素を含んだ仕様
    情報レコードと前記仕様化対象にする個別機能の仕様情
    報レコードとを関連付けるステップと、 工程間の整合性をチェックするステップとを含むことを
    特徴とするソフトウェア仕様管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のソフトウェ
    ア仕様管理方法において、 前記処理要素は、入力データ、出力データ、処理内容の
    説明文を含むことを特徴とするソフトウェア仕様管理方
    法。
  5. 【請求項5】 既に仕様化されている個別機能の仕様情
    報を表示する手段と、 該表示されている仕様情報の内の設計者によって選択さ
    れた仕様情報および設計者によって入力された仕様情報
    を、仕様化対象にしている個別機能の仕様情報とする手
    段と、 仕様化対象にしている個別機能の仕様情報が、既に仕様
    化されている個別機能の仕様情報と同一の処理要素を含
    む場合、前記処理要素を含む共通機能の仕様情報を作成
    し保存する手段と、 前記処理要素を含む個別機能の仕様情報に、共通機能の
    参照を指示する共通機能参照情報を含ませる手段とを備
    えたことを特徴とするソフトウェア仕様管理装置。
  6. 【請求項6】 既に仕様化されている個別機能の、複数
    の仕様情報レコードからなる仕様情報を表示する手段
    と、 該表示されている仕様情報レコードの内の設計者によっ
    て選択された仕様情報レコードおよび設計者によって入
    力された仕様情報レコードを、仕様化対象にしている個
    別機能の仕様情報を構成する仕様情報レコードとする手
    段と、 仕様化対象にしている個別機能の仕様情報レコードの中
    に、既に仕様化されている個別機能の仕様情報レコード
    と同一の処理要素を含む仕様情報レコードが存在する場
    合、前記処理要素を含む共通機能の仕様情報レコードを
    作成し保存する手段と、 前記処理要素を含む個別機能の仕様情報に、共通機能の
    参照を指示する共通機能参照レコードを含ませる手段と
    を備えたことを特徴とするソフトウェア仕様管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のソフトウェア仕様管理装
    置において、 上位工程の仕様書の仕様情報レコードを表示する手段
    と、 前記表示されている上位工程の仕様書の仕様情報レコー
    ドの中から設計者によって選択された、仕様化対象にす
    る下位工程の個別機能に対応する処理要素を含んだ仕様
    情報レコードと前記仕様化対象にする個別機能の仕様情
    報レコードとを関連付ける手段と、 工程間の整合性をチェックする手段とを備えたことを特
    徴とするソフトウェア仕様管理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5、6または7記載のソフトウェ
    ア仕様管理装置において、 前記処理要素が、入力データ、出力データおよび処理内
    容の説明文を含むことを特徴とするソフトウェア仕様管
    理装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、 既に仕様化されている個別機能の仕様情報を表示する手
    段、 該表示されている仕様情報の内の設計者によって選択さ
    れた仕様情報および設計者によって入力された仕様情報
    を、仕様化対象にしている個別機能の仕様情報とする手
    段、 仕様化対象にしている個別機能の仕様情報が、既に仕様
    化されている個別機能の仕様情報と同一の処理要素を含
    む場合、前記処理要素を含む共通機能の仕様情報を作成
    し保存する手段、 前記処理要素を含む個別機能の仕様情報に、共通機能の
    参照を指示する共通機能参照情報を含ませる手段として
    機能させるためのプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、 既に仕様化されている個別機能の、複数の仕様情報レコ
    ードからなる仕様情報を表示する手段、 該表示されている仕様情報レコードの内の設計者によっ
    て選択された仕様情報レコードおよび設計者によって入
    力された仕様情報レコードを、仕様化対象にしている個
    別機能の仕様情報を構成する仕様情報レコードとする手
    段、 仕様化対象にしている個別機能の仕様情報レコードの中
    に、既に仕様化されている個別機能の仕様情報レコード
    と同一の処理要素を含む仕様情報レコードが存在する場
    合、前記処理要素を含む共通機能の仕様情報レコードを
    作成し保存する手段、 前記処理要素を含む個別機能の仕様情報に、共通機能の
    参照を指示する共通機能参照レコードを含ませる手段と
    して機能させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のプログラムにおい
    て、前記コンピュータを、 上位工程の仕様書の仕様情報レコードを表示する手段、 前記表示されている上位工程の仕様書の仕様情報レコー
    ドの中から設計者によって選択された、仕様化対象にす
    る下位工程の個別機能に対応する処理要素を含んだ仕様
    情報レコードと前記仕様化対象にする個別機能の仕様情
    報レコードとを関連付ける手段、 工程間の仕様情報レコードの整合性をチェックする手段
    として機能させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項9、10または11記載のプロ
    グラムにおいて、 前記処理要素が、入力データ、出力データ、処理内容の
    説明文を含むことを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011070573A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Toshiba Corp 仕様管理プログラムおよび仕様管理装置

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