JPWO2017043664A1 - 情報管理装置並びにファイル管理方法 - Google Patents

情報管理装置並びにファイル管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017043664A1
JPWO2017043664A1 JP2017538560A JP2017538560A JPWO2017043664A1 JP WO2017043664 A1 JPWO2017043664 A1 JP WO2017043664A1 JP 2017538560 A JP2017538560 A JP 2017538560A JP 2017538560 A JP2017538560 A JP 2017538560A JP WO2017043664 A1 JPWO2017043664 A1 JP WO2017043664A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folder
data
name
information
tag name
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017538560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6948492B2 (ja
Inventor
野田正嗣
Original Assignee
野田 正嗣
野田 正嗣
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 野田 正嗣, 野田 正嗣 filed Critical 野田 正嗣
Publication of JPWO2017043664A1 publication Critical patent/JPWO2017043664A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6948492B2 publication Critical patent/JP6948492B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/451Execution arrangements for user interfaces
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • G06F3/0482Interaction with lists of selectable items, e.g. menus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • G06F3/04817Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance using icons
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/30Creation or generation of source code
    • G06F8/38Creation or generation of source code for implementing user interfaces

Abstract

【課題】
フォルダトゥリーを等価な分類をおこなう表に変換する方法において、全体のフォルダのトゥリーの中で、独自な分類をおこなっている部分フォルダトゥリー内の情報の管理を効率的におこなえると同時に、部分トゥリー内部の情報と部分トゥリー外部の情報の両方に対する一元的な管理も併せて効率的におこなえる方法を提供する。【解決手段】
指定した変換対象フォルダに格納されるファイル情報のアイコン、または、変換対象先頭フォルダに格納されるフォルダの中から管理対象情報として指定したフォルダである管理対象フォルダのアイコンを、階層表を構成する表の上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連タグ名集合が該当ファイル情報、または、該当管理対象フォルダの全パス名と第1の特定の関係にあるセルに出力するステップと、該当管理対象フォルダのアイコンを配置した第1の表上における同フォルダに対するオープン指示操作を受けて、同フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーを構成するフォルダ、または、ファイル情報を指定された方法によって表示するステップと、同部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報を、階層表を構成する表上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合が同ファイル情報の全パス名と第2の特定の関係にあるセルに出力するステップと、からなることを特徴とする。

Description

本発明は、デスクトップ環境上において表を用いた情報管理をおこなう情報処理装置に関する。
フォルダトゥリーによる情報の管理を、等価な分類をおこなう表による情報の管理に変換する方法が提案されている(特開2013−228964)。この提案方法は、フォルダトゥリーの各ノードでの分類付けタグ名を分類の視点ごとにマージしたタグ名列を、その1行、または、1列上の見出し語として配置した表上にフォルダトゥリーに保存した情報のアイコンを配置することにより情報を管理するものであり、フォルダトゥリーによる情報の管理が不得手とする、管理している情報に対するタグ名による横断的視認を、表の整列性により「一目」の形で実現することを狙いとするものである。
この方法は、
「ノードごとの自由な分類」をおこなうフォルダトゥリーを、定形性をもつ「表」にマッピングするために、フォルダトゥリーを構成する各フォルダの中、フォルダトゥリー内において一部の情報についてのみおこなわれている独自な部分トゥリーの先頭フォルダをフォルダトゥリーを構成する他のフォルダとの区別した上、その部分トゥリー以外に保存されている情報は、その部分トゥリー以外にに保存されているフォルダによって作成される表によって管理する一方、部分トゥリー内に保存されている情報は、従来方法としてのフォルダのトゥリー構造により管理する方法をとるものである。
ただ、この管理対象フォルダを区分する方法は、フォルダトゥリーにおける該当の部分トゥリーの内部とそれ以外の部分とが同じノード名を多数、共有する場合、フォルダトゥリー全体に対してその共有ノード名による情報の横断的視認をおこないたいとき、その視認は、部分トゥリーの内部と部分トゥリーの外部の両方において別々におこなわなければならず、フォルダトゥリーによる情報管理が持つ基本的不便を依然引きずるものになる。
また、特開2013−228964が開示している方法は、フォルダトゥリーから生成されるタグ名列の間に依存関係を持たせてないことから次の問題も持つものである。一般に、フォルダトゥリーの各ノードでの分類付けタグ名の集合の間においては、ノードの上下関係にもとづく依存関係があることから、そのノードごとの分類付けタグ名の集合をマージしたタグ名列の間にも依存関係があることになる。ところが、特開2013−228964に開示の方法は、タグ名列の間に依存関係を持たせていないことから、表上において、各タグ名列は、管理する全ての情報に全てのタグ名列のタグが対応するように配置されていなければならず、その結果、管理される個々の情報にとって無用なタグ名列が配置されることになり、階層構成をとる表においては、必要以上に多くの階層数を要し、多段構成をとる表においては、必要以上に大きな表サイズを要することになる。
PCT/JP2016/054682が開示している方法は、階層構成をとる表における上記問題に対応するもので、各タグ名列にマージされている分類付けタグ名の親ノードに定まる祖先ノード名の集合にもとづいて、タグ名列の依存関係を表わす条件データを求めた上、階層構成をとる表において上位の表の1つのセルごとに、そのセルに対応する見出し語に適合する条件データを付されたタグ名列を選択し、選択したタグ名列を配置した表をその下位の表とする構成をとるものである。
この方法によって、上位の表の1つのセルについて、そのセルから展開される下位の表には、その上位の表に配置されている以外の全てのタグ名列を配置する必要はなくなり、無用な階層数の増加という問題への対処はおこなわれる。
ただ、一方、この方法は、条件データが祖先ノード名の集合のみに基づいて求められていることから、フォルダトゥリーの作成初期において、実際に設けられている構成フォルダが少数のときに、各ノードに得られる祖先ノード名の集合も少数になり、そのために誤った条件データが求められるという問題が生じる。
たとえば、図48に示すフォルダトゥリーにおいて、その構成フォルダ「大」、「並」、「小」の組み合わせは、親フォルダ「A1」以外の他の親フォルダ「A2」、「A3」内…においても繰り返しおこないたい分類であるが、そのフォルダトゥリーが作り始めであるため、現時点において、親フォルダ「A1」にのみ設けられているものである。
このフォルダトゥリーに上記のPCT/JP2016/054682による方法を適用すると、タグ名列{大、並、小}について、タグ名「A1」が条件データとして得られ、タグ名列{大、並、小}が配置される下位表は、「A1」を見出し語としないセルには配置されないことになる。
今、ある情報のアイコンを、この表上にドラッグすることによってこの情報を該当のフォルダトゥリーに保存しようとする場合、上位の表上において「A2」、または、「A3」の分類付けをおこなった後、次の下位表において「大」、「並」、または、「小」の分類付けをおこなおうとするときに、上位の表上の見出し語「A2」、または、「A3」に対応するセルの下位表上には、その分類付けに対応するタグ名列は配置されないことから、その分類はおこない得ないことになる。
本発明の目的は、フォルダトゥリーを等価な分類をおこなう表に変換する方法において、全体のフォルダのトゥリーの中で、独自な分類をおこなっている部分フォルダトゥリー内の情報の管理を効率的におこなえると同時に、部分トゥリー内部の情報と部分トゥリー外部の情報の両方に対する一元的な管理も併せて効率的におこなえる方法を提供することである。
本発明の他の目的は、フォルダトゥリーから変換された表上の分類において、表の見出し語以外の独自なタグ名によるローカルなグルーピングを自由かつ容易に追加することができる方法を提供することである。
本発明の他の目的は、フォルダトゥリーを等価な分類をおこなう表に変換する方法において、全体のフォルダのトゥリーの中で、独自な分類をおこなっている部分フォルダトゥリー内の情報の管理も表を用いた「一目の視認性」によっておこなえる方法を提供することである。
本発明の他の目的は、フォルダトゥリーが作成初期の場合などにおいて、変換対象のフォルダトゥリーに実際に設けられている作成フォルダが少数のときであっても、そのフォルダトゥリーが将来に予定している分類をおこなえる表に変換される方法を提供することである。
本発明の他の目的は、ユーザは規約に従って例示的に最小限の個数の構成フォルダを設けたフォルダトゥリーを用意することで目的の表を得ることができる方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明による情報処理装置における方法は、
アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に情報を特徴付けるタグ名が、見出し語として配置される表の集合であって、装置画面上において、その集合を構成する表の上のセルに対してオープン指示を与えると、その集合を構成する他の表が、オープン指示を与えた表に対するオープン表として装置画面上にオープン表示されるように構成される階層表上への情報の出力方法であって、
装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列をその構成表上に見出し語として配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
指定した変換対象フォルダに格納されるファイル情報のアイコン、または、変換対象先頭フォルダに格納されるフォルダの中から管理対象情報として指定したフォルダである管理対象フォルダのアイコンを、階層表を構成する表の上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連タグ名集合が該当ファイル情報、または、該当管理対象フォルダの全パス名と第1の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
該当管理対象フォルダのアイコンを配置した第1の表上における同フォルダに対するオープン指示操作を受けて、同フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーを構成するフォルダ、または、ファイル情報を指定された方法によって表示するステップと、
同部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報を、階層表を構成する表上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合が同ファイル情報の全パス名と第2の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
からなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明による情報処理装置における方法は、請求項1に記載の方法において、
管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報のアイコンを、階層表を構成する表上の該当するセルに管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されていない情報と区別できる形で表示することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項3に記載の発明による情報処理装置における方法は、
アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に、セルに配置される情報を特徴付けるタグ名が見出し語として配置される階層表上への情報の出力方法であって、
装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列を登録したマージ元の各子フォルダ名列の親フォルダの全パス名である親フォルダ全パス名と対応付けたタグ名列データを作成するステップと、
1つのタグ名列の親フォルダ全パス名を構成するパス名であって、そのパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が、該当の親フォルダ全パス名の中に存在しないパス名を、定めた初期値に代えて該当タグ名列データの条件データとしてセットするステップと、
条件データとしてセットされたパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が別のタグ名列データの条件データになっていないこと、または、条件データをセットするタグ名列が、ユーザによる特定の指定を受けていることを判定し、その判定が得られた場合、該当のタグ名列データの条件データを該当の初期値にリセットするステップと、
装置画面上に表示されている第1の表上におけるセルに対するオープン指示を受け、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合に対して、その条件データが第3の特定の関係にあるタグ名列の集合に、その条件データが上記初期値であるタグ名列を加えたタグ名列の集合の中から所定の方法に従って選択したタグ名列を、所定の方法に従って配置した第2の表を表わす表データを作成するステップと、
第2の表上のセルについて、該当セルについて、階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合と第1の特定の関係にある全パス名を持つファイル情報を特定した上、第2の表を、表データにもとづいて、特定した情報のアイコンを該当するセルに関係付けた形で表示するステップと、
からなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明による情報処理装置における方法は、請求項1、請求項2、請求項3に記載の方法において、
フォルダトゥリーに保存されている情報を選択出力するキーワードとして、管理対象情報の名称、または、その部分文字列と、得られているタグ名列を構成するタグ名を指示するステップと、
キーワードとして入力されたタグ名を含むタグ名列を登録したタグ名列データにおいて、登録されていたタグ名列を、入力されたタグ名から構成される新しいタグ名列によって置き換えた上、全てのタグ名列データに登録されているタグ名列を配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
を備え、その名称、または、その部分文字列がキーワードとして入力された管理対象フォルダ、または、ファイル情報のアイコンを、階層表上の定まるセルに関係つけて表示することを特徴とする。
請求項5に記載の発明による情報処理装置における方法は、請求項1、請求項2、請求項4に記載の方法において、
作成されているタグ名列データの中、該当のタグ名列を構成するタグ名の数が1個であるタグ名列データがあれば、付されている各親フォルダ全パス名列に該当タグ名を分離符号「¥」を介して接続して得られるテキストを全パス名とするフォルダを管理対象フォルダと見なして該当する情報管理データを作成するとともに、該当のタグ名列データを削除することを特徴とする。
請求項6に記載の発明による情報処理装置における方法は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5に記載の方法において、
条件データとして求められたパス名に対して、その所属タグ名列を特定するIDデータを対応付けるステップと、
表上の各セルについて特定される見出し語である関連見出し語を、その所属タグ名列のIDデータに対応付けた関連データの集合を求めるステップと、
1つのファイル情報を格納する階層上位のフォルダである上位フォルダの各々について、その親フォルダの全パス名と同じ親フォルダ全パス名を登録したタグ名列を特定した上、特定したタグ名列データのIDデータと該当する上位フォルダのフォルダ名称とを対応付けた情報属性データを作成するステップと
タグ名列データの条件データとして、該当のパス名に対応付けて、その所属タグ名列のIDデータをセットするステップと、
を備え、
タグ名列の表上への配置において、1つのセルへのオープン指示によって表示されるオープン表上に配置するタグ名列の選択が、そのセルに定まる全関連タグ名集合に対して第3の特定の関係にある条件データを持つタグ名列の選択としておこなわれ、
選択されたタグ名列にもとづいて作成された表上において、ファイル情報について得られた情報属性データの集合に対して、第1の特定の関係にある関連データの集合が特定されるセルに、該当のファイル情報のアイコンを関係付けて出力することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項7に記載の発明による情報処理装置は、
アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置であって、
情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に情報を特徴付けるタグ名が、見出し語として配置される表の集合であって、装置画面上において、その集合を構成する表の上のセルに対してオープン指示を与えると、その集合を構成する他の表が、オープン指示を与えた表に対するオープン表として装置画面上にオープン表示されるように構成される階層表上への情報の出力装置として、
装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列をその構成表上に見出し語として配置した階層表を表わす表データを作成する手段と、
指定した変換対象フォルダに格納されるファイル情報のアイコン、または、変換対象先頭フォルダに格納されるフォルダの中から管理対象情報として指定したフォルダである管理対象フォルダのアイコンを、階層表を構成する表の上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連タグ名集合が該当ファイル情報、または、該当管理対象フォルダの全パス名と第1の特定の関係にあるセルに出力する手段と、
該当管理対象フォルダのアイコンを配置した第1の表上における同フォルダに対するオープン指示操作を受けて、同フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーを構成するフォルダ、または、ファイル情報を指定された方法によって表示する手段と、
同部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報を、階層表を構成する表上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合が同ファイル情報の全パス名と第2の特定の関係にあるセルに出力する手段と、
からなることを特徴とする。
請求項8に記載の発明による情報処理装置は、請求項7に記載の装置において、管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報のアイコンを、階層表を構成する表上の該当するセルに管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されていない情報と区別できる形で表示することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項9に記載の発明による情報処理装置は、
アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置であって、
情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に、セルに配置される情報を特徴付けるタグ名が見出し語として配置される階層表上への情報の出力方法として、
装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列を登録したマージ元の各子フォルダ名列の親フォルダの全パス名である親フォルダ全パス名と対応付けたタグ名列データを作成する手段と、
1つのタグ名列の親フォルダ全パス名を構成するパス名であって、そのパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が、該当の親フォルダ全パス名の中に存在しないパス名を、定めた初期値に代えて該当タグ名列データの条件データとしてセットする手段と、
条件データとしてセットされたパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が別のタグ名列データの条件データになっていないこと、または、条件データをセットするタグ名列が、ユーザによる特定の指定を受けていることを判定し、その判定が得られた場合、該当のタグ名列データの条件データを該当の初期値にリセットする手段と、
装置画面上に表示されている第1の表上におけるセルに対するオープン指示を受け、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合に対して、その条件データが第3の特定の関係にあるタグ名列の集合に、その条件データが上記初期値であるタグ名列を加えたタグ名列の集合の中から所定の方法に従って選択したタグ名列を、所定の方法に従って配置した第2の表を表わす表データを作成する手段と、
第2の表上のセルについて、該当セルについて、階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合と第1の特定の関係にある全パス名を持つファイル情報を特定した上、第2の表を、表データにもとづいて、特定した情報のアイコンを該当するセルに関係付けた形で表示する手段と、
からなることを特徴とする。
請求項10に記載の発明による情報処理装置は、請求項7、請求項8、請求項9に記載の装置において、
フォルダトゥリーに保存されている情報を選択出力するキーワードとして、管理対象情報の名称、または、その部分文字列と、得られているタグ名列を構成するタグ名を指示する手段と、
キーワードとして入力されたタグ名を含むタグ名列を登録したタグ名列データにおいて、登録されていたタグ名列を、入力されたタグ名から構成される新しいタグ名列によって置き換えた上、全てのタグ名列データに登録されているタグ名列を配置した階層表を表わす表データを作成する手段と、
を備え、その名称、または、その部分文字列がキーワードとして入力された管理対象フォルダ、または、ファイル情報のアイコンを、階層表上の定まるセルに関係つけて表示することを特徴とする。
請求項11に記載の発明による情報処理装置は、請求項7、請求項8、請求項10に記載の装置において、
作成されているタグ名列データの中、該当のタグ名列を構成するタグ名の数が1個であるタグ名列データがあれば、付されている各親フォルダ全パス名列に該当タグ名を分離符号「¥」を介して接続して得られるテキストを全パス名とするフォルダを管理対象フォルダと見なして該当する情報管理データを作成するとともに、該当のタグ名列データを削除することを特徴とする。
請求項12に記載の発明による情報処理装置は、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11に記載の装置において、
条件データとして求められたパス名に対して、その所属タグ名列を特定するIDデータを対応付ける手段と、
表上の各セルについて特定される見出し語である関連見出し語を、その所属タグ名列のIDデータに対応付けた関連データの集合を求める手段と、
1つのファイル情報を格納する階層上位のフォルダである上位フォルダの各々について、その親フォルダの全パス名と同じ親フォルダ全パス名を登録したタグ名列を特定した上、特定したタグ名列データのIDデータと該当する上位フォルダのフォルダ名称とを対応付けた情報属性データを作成する手段と
タグ名列データの条件データとして、該当のパス名に対応付けて、その所属タグ名列のIDデータをセットする手段と、
を備え、
タグ名列の表上への配置において、1つのセルへのオープン指示によって表示されるオープン表上に配置するタグ名列の選択が、そのセルに定まる全関連タグ名集合に対して第3の特定の関係にある条件データを持つタグ名列の選択としておこなわれ、
選択されたタグ名列にもとづいて作成された表上において、ファイル情報について得られた情報属性データの集合に対して、第1の特定の関係にある関連データの集合が特定されるセルに、該当のファイル情報のアイコンを関係付けて出力することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項13に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムは、
アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に情報を特徴付けるタグ名が、見出し語として配置される表の集合であって、装置画面上において、その集合を構成する表の上のセルに対してオープン指示を与えると、その集合を構成する他の表が、オープン指示を与えた表に対するオープン表として装置画面上にオープン表示されるように構成される階層表上への情報の出力方法であって、
装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列をその構成表上に見出し語として配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
指定した変換対象フォルダに格納されるファイル情報のアイコン、または、変換対象先頭フォルダに格納されるフォルダの中から管理対象情報として指定したフォルダである管理対象フォルダのアイコンを、階層表を構成する表の上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連タグ名集合が該当ファイル情報、または、該当管理対象フォルダの全パス名と第1の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
該当管理対象フォルダのアイコンを配置した第1の表上における同フォルダに対するオープン指示操作を受けて、同フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーを構成するフォルダ、または、ファイル情報を指定された方法によって表示するステップと、
同部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報を、階層表を構成する表上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合が同ファイル情報の全パス名と第2の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
からなることを特徴とする。
請求項14に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムは、請求項13に記載の方法において、
管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報のアイコンを、階層表を構成する表上の該当するセルに管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されていない情報と区別できる形で表示することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項15に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムは、
アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に、セルに配置される情報を特徴付けるタグ名が見出し語として配置される階層表上への情報の出力方法であって、
装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列を登録したマージ元の各子フォルダ名列の親フォルダの全パス名である親フォルダ全パス名と対応付けたタグ名列データを作成するステップと、
1つのタグ名列の親フォルダ全パス名を構成するパス名であって、そのパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が、該当の親フォルダ全パス名の中に存在しないパス名を、定めた初期値に代えて該当タグ名列データの条件データとしてセットするステップと、
条件データとしてセットされたパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が別のタグ名列データの条件データになっていないこと、または、条件データをセットするタグ名列が、ユーザによる特定の指定を受けていることを判定し、その判定が得られた場合、該当のタグ名列データの条件データを該当の初期値にリセットするステップと、
装置画面上に表示されている第1の表上におけるセルに対するオープン指示を受け、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合に対して、その条件データが第3の特定の関係にあるタグ名列の集合に、その条件データが上記初期値であるタグ名列を加えたタグ名列の集合の中から所定の方法に従って選択したタグ名列を、所定の方法に従って配置した第2の表を表わす表データを作成するステップと、
第2の表上のセルについて、該当セルについて、階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合と第1の特定の関係にある全パス名を持つファイル情報を特定した上、第2の表を、表データにもとづいて、特定した情報のアイコンを該当するセルに関係付けた形で表示するステップと、
からなることを特徴とする。
請求項16に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムは、請求項13、請求項14、請求項15に記載の方法において、
フォルダトゥリーに保存されている情報を選択出力するキーワードとして、管理対象情報の名称、または、その部分文字列と、得られているタグ名列を構成するタグ名を指示するステップと、
キーワードとして入力されたタグ名を含むタグ名列を登録したタグ名列データにおいて、登録されていたタグ名列を、入力されたタグ名から構成される新しいタグ名列によって置き換えた上、全てのタグ名列データに登録されているタグ名列を配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
を備え、その名称、または、その部分文字列がキーワードとして入力された管理対象フォルダ、または、ファイル情報のアイコンを、階層表上の定まるセルに関係つけて表示することを特徴とする。
請求項17に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムは、請求項13、請求項14、請求項16に記載の方法において、
作成されているタグ名列データの中、該当のタグ名列を構成するタグ名の数が1個であるタグ名列データがあれば、付されている各親フォルダ全パス名列に該当タグ名を分離符号「¥」を介して接続して得られるテキストを全パス名とするフォルダを管理対象フォルダと見なして該当する情報管理データを作成するとともに、該当のタグ名列データを削除することを特徴とする。
請求項18に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムは、請求項13、請求項14、請求項15、請求項16、請求項17に記載の方法において、
条件データとして求められたパス名に対して、その所属タグ名列を特定するIDデータを対応付けるステップと、
表上の各セルについて特定される見出し語である関連見出し語を、その所属タグ名列のIDデータに対応付けた関連データの集合を求めるステップと、
1つのファイル情報を格納する階層上位のフォルダである上位フォルダの各々について、その親フォルダの全パス名と同じ親フォルダ全パス名を登録したタグ名列を特定した上、特定したタグ名列データのIDデータと該当する上位フォルダのフォルダ名称とを対応付けた情報属性データを作成するステップと
タグ名列データの条件データとして、該当のパス名に対応付けて、その所属タグ名列のIDデータをセットするステップと、
を備え、
タグ名列の表上への配置において、1つのセルへのオープン指示によって表示されるオープン表上に配置するタグ名列の選択が、そのセルに定まる全関連タグ名集合に対して第3の特定の関係にある条件データを持つタグ名列の選択としておこなわれ、
選択されたタグ名列にもとづいて作成された表上において、ファイル情報について得られた情報属性データの集合に対して、第1の特定の関係にある関連データの集合が特定されるセルに、該当のファイル情報のアイコンを関係付けて出力することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項19に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体は、
アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に情報を特徴付けるタグ名が、見出し語として配置される表の集合であって、装置画面上において、その集合を構成する表の上のセルに対してオープン指示を与えると、その集合を構成する他の表が、オープン指示を与えた表に対するオープン表として装置画面上にオープン表示されるように構成される階層表上への情報の出力方法であって、
装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列をその構成表上に見出し語として配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
指定した変換対象フォルダに格納されるファイル情報のアイコン、または、変換対象先頭フォルダに格納されるフォルダの中から管理対象情報として指定したフォルダである管理対象フォルダのアイコンを、階層表を構成する表の上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連タグ名集合が該当ファイル情報、または、該当管理対象フォルダの全パス名と第1の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
該当管理対象フォルダのアイコンを配置した第1の表上における同フォルダに対するオープン指示操作を受けて、同フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーを構成するフォルダ、または、ファイル情報を指定された方法によって表示するステップと、
同部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報を、階層表を構成する表上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合が同ファイル情報の全パス名と第2の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
からなることを特徴とする。
請求項20に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体は、請求項19に記載の方法において、
管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報のアイコンを、階層表を構成する表上の該当するセルに管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されていない情報と区別できる形で表示することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項21に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体は、
アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に、セルに配置される情報を特徴付けるタグ名が見出し語として配置される階層表上への情報の出力方法であって、
装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列を登録したマージ元の各子フォルダ名列の親フォルダの全パス名である親フォルダ全パス名と対応付けたタグ名列データを作成するステップと、
1つのタグ名列の親フォルダ全パス名を構成するパス名であって、そのパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が、該当の親フォルダ全パス名の中に存在しないパス名を、定めた初期値に代えて該当タグ名列データの条件データとしてセットするステップと、
条件データとしてセットされたパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が別のタグ名列データの条件データになっていないこと、または、条件データをセットするタグ名列が、ユーザによる特定の指定を受けていることを判定し、その判定が得られた場合、該当のタグ名列データの条件データを該当の初期値にリセットするステップと、
装置画面上に表示されている第1の表上におけるセルに対するオープン指示を受け、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合に対して、その条件データが第3の特定の関係にあるタグ名列の集合に、その条件データが上記初期値であるタグ名列を加えたタグ名列の集合の中から所定の方法に従って選択したタグ名列を、所定の方法に従って配置した第2の表を表わす表データを作成するステップと、
第2の表上のセルについて、該当セルについて、階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合と第1の特定の関係にある全パス名を持つファイル情報を特定した上、第2の表を、表データにもとづいて、特定した情報のアイコンを該当するセルに関係付けた形で表示するステップと、
からなることを特徴とする。
請求項22に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体は、請求項19、請求項20、請求項21に記載の方法において、
フォルダトゥリーに保存されている情報を選択出力するキーワードとして、管理対象情報の名称、または、その部分文字列と、得られているタグ名列を構成するタグ名を指示するステップと、
キーワードとして入力されたタグ名を含むタグ名列を登録したタグ名列データにおいて、登録されていたタグ名列を、入力されたタグ名から構成される新しいタグ名列によって置き換えた上、全てのタグ名列データに登録されているタグ名列を配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
を備え、その名称、または、その部分文字列がキーワードとして入力された管理対象フォルダ、または、ファイル情報のアイコンを、階層表上の定まるセルに関係つけて表示することを特徴とする。
請求項23に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体は、請求項19、請求項20、請求項22に記載の方法において、
作成されているタグ名列データの中、該当のタグ名列を構成するタグ名の数が1個であるタグ名列データがあれば、付されている各親フォルダ全パス名列に該当タグ名を分離符号「¥」を介して接続して得られるテキストを全パス名とするフォルダを管理対象フォルダと見なして該当する情報管理データを作成するとともに、該当のタグ名列データを削除することを特徴とする。
請求項24に記載の発明による情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体は、請求項19、請求項20、請求項21、請求項22、請求項23に記載の方法において、
条件データとして求められたパス名に対して、その所属タグ名列を特定するIDデータを対応付けるステップと、
表上の各セルについて特定される見出し語である関連見出し語を、その所属タグ名列のIDデータに対応付けた関連データの集合を求めるステップと、
1つのファイル情報を格納する階層上位のフォルダである上位フォルダの各々について、その親フォルダの全パス名と同じ親フォルダ全パス名を登録したタグ名列を特定した上、特定したタグ名列データのIDデータと該当する上位フォルダのフォルダ名称とを対応付けた情報属性データを作成するステップと
タグ名列データの条件データとして、該当のパス名に対応付けて、その所属タグ名列のIDデータをセットするステップと、
を備え、
タグ名列の表上への配置において、1つのセルへのオープン指示によって表示されるオープン表上に配置するタグ名列の選択が、そのセルに定まる全関連タグ名集合に対して第3の特定の関係にある条件データを持つタグ名列の選択としておこなわれ、
選択されたタグ名列にもとづいて作成された表上において、ファイル情報について得られた情報属性データの集合に対して、第1の特定の関係にある関連データの集合が特定されるセルに、該当のファイル情報のアイコンを関係付けて出力することを特徴とする。
本発明によれば、フォルダトゥリーを階層表に変換する方法において、管理対象フォルダに含まれるファイル情報は、その全パス名を構成するパス名として付与されているタグ付けにしたがって、フォルダトゥリー全体を変換した表上において管理対象フォルダに含まれないファイル情報と同列に参照することができる一方、管理対象フォルダに含まれるファイル情報だけを適した方法によって参照することができることから、表上に見出し語として配置されているタグ名とは別に設けたローカルなタグ名によってグルーピングされる情報に対して、グループ内の効率的管理とグループの内外を区別しないフォルダトゥリー全体の一元的な管理を両立させた形の管理をおこなうことができる。
本発明によれば、フォルダトゥリーを階層表に変換する方法において、管理対象フォルダに含まれるファイル情報は、フォルダトゥリー全体を変換した表上において、そのアイコンが、管理対象フォルダに含まれないファイル情報のアイコンと区別された形で表示されるため、管理対象フォルダによってローカルにグルーピングされている情報の管理をより高い視認性によっておこなうことができる。
本発明によれば、管理対象フォルダによってグルーピングされている情報を、フォルダトゥリー全体を変換した表上だけでなく、グルーピングされた情報だけを配置した専用の表上においても参照できることから、局所的な分類を視認性良くおこなうことができる。
本発明によれば、フォルダトゥリーを階層表に変換する方法において、1つのタグ名列の条件データとなっているタグ名と同じタグ名列に属する別のタグ名は高い確率によって、他のタグ名列の条件データとなっていることに注目して、祖先ノード名の集合から求めたタグ名列の条件データを、他のタグ名列の条件データを参照することによって補正することから、ユーザは、対応する規約に従って該当する他のタグ名列を最小限に設けたフォルダトゥリーを用意することによって、下位表における無用なタグ名列の配置が軽減され、かつ、フォルダトゥリーが本来に予定している分類に対応できる変換表を最小限の手間によって得ることができる。
本発明によれば、フォルダトゥリーを階層表に変換する方法において、ユーザは、条件データの設定における上記の補正の対象となるタグ名列に係わるフォルダに特定の指示をおこなうことによって、下位表における無用なタグ名列の配置が軽減され、かつ、フォルダトゥリーが本来に予定している分類に対応できる変換表を確実、かつ、最小限の手間によって得ることができる。
本発明によれば、限られた一部の情報に対するタグ付けをおこなうフォルダを管理対象フォルダとして自動的に判定した上、その名称を表の見出し語として持たない表を作成し、そのフォルダのアイコンを表上に配置管理することから、ローカルな分類付けをおこなっている表による情報管理を効率的におこなうことができる。
本発明の一実施例による情報処理装置のハードウェア上のシステム構成例を示すブロック図である。 実施例のシステムにおける環境制御プログラムが表示するデスクトップ画面を示す図である。 実施例のシステムにおけるデータオブジェクト管理データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける表管理アプリケーション画面を示す図である。 実施例のシステムにおける発明の機能構成を示すブロック図である。 実施例のシステムにおける表変換モードの表管理アプリケーション画面を示す図である。 実施例のシステムにおける説明例のフォルダトゥリーを示す図である。 実施例のシステムにおける全体管理データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける情報管理データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおけるタグ名列データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおけるタグ名列データ作成処理の手順を示す図である。 実施例のシステムにおける子フォルダ名列の形式を示す図である。 実施例のシステムにおけるタグ名データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける子フォルダ共有集合を特定する手順を示す図である。 実施例のシステムにおける親フォルダ管理データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける親フォルダ表示画面を示す図である。 実施例のシステムにおけるタグ名列表示画面を示す図である。 実施例のシステムにおけるマージ指示後のタグ名列表示画面を示す図である。 実施例のシステムにおける表変換全体手順2を示す図である。 実施例のシステムにおける条件データ作成手順を示す図である。 実施例のシステムにおける関連データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける表のフォーマットを示す図である。 実施例のシステムにおける表構成元データ選択手順を示す図である。 実施例のシステムにおける表管理データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける表作成/表示手順を示す図である。 実施例のシステムにおけるアイコン配置欄定義データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける見出し語欄定義データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける見出し語欄定義データの作成手順を示す図である。 実施例のシステムにおけるセルデータの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける文字列データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける見出し語セル内情報管理データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける第1のセルの「下部に位置する」セルのイメージを示す図である。 実施例のシステムにおける「下部に位置する」セルをコピーする手順を示す図である。 実施例のシステムにおける「行区切り位置データ」、または「列区切り位置データ」の形式を示す図である。 実施例のシステムにおける罫線データの形式を示す図である。 実施例のシステムにおける説明例の階層先頭表を示す図である。 実施例のシステムにおけるセル内におけるアイコンの配置を示す図である。 実施例のシステムにおけるセル内情報表示画面示す図である。 実施例のシステムにおける説明例のオープン表を示す図である。 実施例のシステムにおける表上の見出し語「A」と見出し語「乙」に対応するオープン表を示す図である。 実施例のシステムにおける表データ作成手順を示す図である。 実施例のシステムにおける管理対象フォルダを表示するセル内情報表示画面を示す図である。 実施例のシステムにおけるフォルダ画面を示す図である。 実施例のシステムにおける設定メニューを示す図である。 実施例のシステムにおけるフォルダ内情報表示表を示す図である。 実施例のシステムにおける全パス名が「***¥***¥P¥A\乙」であるフォルダに含まれる情報の構成を示す図である。 実施例のシステムにおける透過型管理対象フォルダに格納される情報アイコンに背景色を付して表示する例を示す図である。 実施例のシステムにおける例示的に作成したフォルダトゥリーを示す図である。 実施例のシステムにおける選択条件入力欄を示す図である。 実施例のシステムにおける選択条件入力欄への入力例を示す図である。 実施例のシステムにおける選択条件を与えて変換された階層先頭表の例を示す図である。 実施例のシステムにおける情報保存手順を示す図である。 実施例のシステムにおける全パス名作成手順を示す図である。 実施例のシステムにおけるドラッグ情報のアイコンが表示されたオープン表示す図である。 実施例のシステムにおける全体フォルダトゥリーの中から、管理対象フォルダ「T関連」を先頭とするフォルダトゥリーを除いた残りのフォルダトゥリーを示す図である。
以下、添付図を参照して本発明の実施例を説明する。図1に、本発明の一実施例における情報処理装置のハードウェア上のシステム構成を示す。このシステムにおいて、キーボード12、およびマウス14が入力装置として、内部メモリ16および外部メモリ18が記憶装置として、表示装置20および印紙装置22が出力装置として、それぞれ適当なインタフエース回路(図示せず)を介してCPU24に接続されている。また、CPU24は、通信装置26を介して電話回線または通信回線27とも接続されている。内部メモリ16および外部メモリ18には、CPU24の処理または制御動作を規定する各種プログラムのほか、各種電子辞書、キャラクタフォント、ファイル等が格納されている。通信装置26は、ファクシミリ通信機能を有している。
本装置の電源を入れると、本装置におけるGUI環境を制御する環境制御プログラムが自動的に起動され、例えば、図2に示すデスクトップ画面30を表示装置20のディスプレイ画面20a上に表示した上、デスクトップ画面30において次に述べるようなGUI環境を提供する。
本装置においては、ユーザが作成する情報は、公知の方法として、環境制御プログラムによって、ファイル情報を単位として管理される。また、本装置においては、情報を管理する単位であるデータオブジェクトとして、ファイル情報のほかにフォルダが用意され、ファイル情報の分類管理は、ファイル情報をフォルダへ格納する形でおこなうことができるようになっている。
本明細書においては、ファイル情報とフォルダとを合わせて「情報」と呼ぶことにする。フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして収容されることが繰り返されるフォルダ階層構造の形で管理され、システム内において1つの外部メモリ18をルートとするフォルダのトゥリーを形成して配置される。
ファイル情報とフォルダからなるデータオブジェクトは、環境制御プログラムによって、「種別情報」、「名称」、「全パス名」、「アイコンイメージデータポインタ情報」、「アイコン配置位置」、「データオブジェクト属性情報」からなるデータオブジェクト管理データを付した形で管理される(図3)。「種別情報」は、まず、ファイル情報とフォルダを区別した上、ファイル情報である場合には、それが作成されたアプリケーションの種別を表わす。「名称」は、ユーザによって入力された名称であり、その情報を直接に収容する親フォルダの中において「種別情報」ごとに一意に定められる。他の意味に使用される「名称」と区別して、「フォルダ内名称」と呼ぶ時もある。
「全パス名」は、環境制御プログラムが、各データオブジェクトをシステム内において一意に識別するためのキーとなるもので、該当のデータオブジェクトに関わる全ての上位のフォルダの名称を、ルートから始めて順に取り出される。フォルダ名称を特定の区切り記号である分離符を挟んで順に接続することによって得られた文字列に自身の名称文字列を、上記分離符を挟んで接続したものである。本明細書においては、この分離符を特に、第1の分離符と呼ぶことにする。1つのデータオブジェクトを他のフォルダ内に格納することは、システム内において、格納対象のデータオブジェクトの名称を格納先のフォルダの全パス名に接続することによって実現されることになる。
また、環境制御プログラムは、保存しているファイル情報、または、フォルダについて、公知の方法として、上記した「種別情報」毎に定まる特定種類のイメージであるアイコンをデスクトップ画面30上において表示した上、表示したアイコンには、該当データオブジェクト管理データの「名称」情報を表わす文字列を付加した形で表示する。
ファイル情報、または、フォルダは、デスクトップ画面30上におけるマウス14による該当のアイコンに対する特定の指示操作によってオープンされる。環境制御プログラムは、まず、デスクトップ画面30上に表示されている各アイコンの「アイコン表示位置」情報と上記指示操作を与えた位置との照合を繰り返すことにより、該当のデータオブジェクトを識別する。
識別されたデータオブジェクトがファイル情報である場合は、その指示操作によってファイル情報の内容が該当ファイル情報について新たに設けられた「ファイル情報画面」上に表示される。環境制御プログラムが、指示されたファイル情報の「種別情報」にもとづいて該当のアプリケーションプログラムを呼び出した上、呼び出されたプログラムが該当のファイル情報の内容を表示することになる。
識別されたデータオブジェクトがフォルダである場合は、フォルダ内の格納情報のアイコンを配置した「フォルダ画面」がデスクトップ画面30上の適当位置に表示され、表示されたフォルダ画面上には、該当のフォルダが直接に含むデータオブジェクトのアイコンが配置表示される。環境制御プログラムが、該当のフォルダの全パス名とシステム内の各データオブジェクトの全パス名との間の照合を繰り返すことによって、該当のフォルダが直接に含むデータオブジェクトを識別した上、識別したデータオブジェクト管理データの「情報種別部」データ毎に定められたイメージデータを、フォルダ画面上において定めた方法にしたがって配置表示する。
ファイル情報、または、フォルダを表わすアイコンは、デスクトップ画面30上において、ユーザによるマウス14による特定の操作であるドラッグ操作によって配置位置を変えることができ、そのデスクトップ画面30上における配置位置は、該当データオブジェクト管理データの「アイコン表示位置」に登録される。また、ある情報を別なフォルダへ格納することは、格納対象情報のアイコンを格納先フォルダのアイコン上にドラッグする操作という形でおこなうことができる。
また、「データオブジェクト属性情報」には、「種別情報」ごとに定められた属性項目について該当する属性値がセットされる。たとえば、「種別情報」がフォルダである場合、「色属性」という属性項目について該当する色を表わす値がセットされる。
デスクトップ画面30上において、その左下隅部に常時表示されている「スタート」ボタンを選択指示すると、「プログラム」、「設定」、「検索」等の選択ボタンをリストした「メインメニュー」31がディスプレイ画面20aに現われ、この「メインメニュー」31上において、さらに、「プログラム」ボタン35をクリック指示すると、本装置上にインストールしてあるアプリケーションプログラムの一覧を示す「プログラムメニュ―」32が、ディスプレイ画面20a上に表示される。図2は、上記「プログラム」ボタン35をクリック指示し、「プログラムメニュ―」32を表示した状態を示したものである。
「プログラムメニュ―」32上において、本発明に関わる機能を制御するアプリケーションプログラムである「表管理アプリケーションプログラム」の該当ボタンをクリック指示すると、上記環境制御プログラムは、この表管理アプリケーションプログラムのソースプログラムを装置の外部メモリ18上の所定格納位置から取り出し、内部メモリ16上の適当なエリア上において実行形式のプログラムに展開した上、同プログラムを起動し、まず、例えば、図4に示す表管理アプリケーション画面33をディスプレイ画面20a上に表示する。
表管理アプリケーションは、デスクトップ画面30上において、情報を、表を用いて管理することを目的とし、「表作成」、「変換」、「検索」、「保存」、「設定」等の機能が設けられている。以上の機能は、表管理アプリケーションプログラムが、上記環境制御プログラム、ならびに、本装置を構成する上記ハードウエアと協働して動作するシステムによって実現される。
本発明の実施機能の中、まず、表変換機能について説明する。表変換機能は、指定したフォルダトゥリーが管理する情報に対して、該当フォルダトゥリーと等価な分類をおこなう表を作成し、作成した表上に該当フォルダトゥリーが管理する情報のアイコンを配置表示するもので、図5に示す処理の構成をとる。
入力部51は、変換対象のフォルダトゥリーを入力する。環境制御プログラムが作成管理するフォルダを表示するディスプレイ20a、および、キーボード12、マウス14等の入力装置と、該当の処理を実行するCPU24と、入力情報をいったん取り込む内部メモリ16また外部メモリ18とによって構成される。
タグ名列データ作成部52は、入力されたフォルダトゥリーを構成する各フォルダの名称にもとづいて、情報を1つの視点から特徴付けるタグ名の集合であるタグ名列を表わすタグ名列データを作成する。処理を実行するCPU24と、処理をおこなう作業エリアを配置する内部メモリ16または外部メモリ18とによって構成される。
タグ名列データ記憶部53は、作成されたタグ名列データを記憶する。内部メモリ16または外部メモリ18の所定の記憶領域を用いている。
条件データ付与部54は、入力部51に指定されたフォルダトゥリ―に含まれる各フォルダの全パス名とタグ名列データ記憶部53に記憶されているタグ名列データとにもとづいて、該当タグ名列データに対して、その適用条件を表わす条件データを付与する。処理を実行するCPU24と、該当の処理をおこなう作業エリアを配置する内部メモリ16または外部メモリ18とによって構成される。
表構成タグ名列選択部55は、タグ名列データ記憶部53に記憶されているタグ名列データに付与されている条件データとオープン指示部62から入力されるタグ名列データ選択条件にもとづいて、タグ名列データ記憶部53に記憶されているタグ名列データの中から表を構成するタグ名列データを選択する。処理を実行するCPU24と、該当の処理をおこなう作業エリアを配置する内部メモリ16または外部メモリ18とによって構成される。
表データ作成部56は、表構成タグ名列選択部55によって選択されたタグ名列データを見出し語として配置する表を表わす表データを作成する。該当の処理を実行するCPU24と処理をおこなう作業エリアを配置する内部メモリ16または外部メモリ18とによって構成される。
表データ記憶部57は、表データ作成部56によって作成された表データを記憶する。内部メモリ16または外部メモリ18とによって構成される。
オープン指示部62は、入力されたオープン指示位置と表データ記憶部57内に記憶されている表データにもとづいて求めたタグ名列データ選択条件を表構成タグ名列選択部55に出力する。その上でオープン指示がおこなわれる表を表示するディスプレイ20a、および、マウス14等の入力装置と、該当の処理を実行するCPU24と処理をおこなう作業エリアを配置する内部メモリ16または外部メモリ18と、によって構成される
情報属性データ付与部60は、入力部51から入力されたフォルダトゥリー上に管理されている情報について、該当フォルダトゥリーによる分類付けを表わす情報属性データを付与する。処理を実行するCPU24と、処理をおこなう作業エリアを配置する内部メモリ16または外部メモリ18とによって構成される。
出力情報対応付け部61は、作成された表データとフォルダトゥリー上に管理されている情報について求められた情報属性データにもとづいて、表上における単位出力域であるセルごとに出力される情報を対応付ける。処理を実行するCPU24と、アイコン配置欄セルごとの出力情報をいったん記憶する内部メモリ16または外部メモリ18と、によって構成される。
表表示部58は、表データ記憶部57に記憶されている表データ、および、出力情報対応付け部61によって表上の該当セルに対応付けられた情報とに基づいて、該当の情報のアイコンが配置表示された表を表示する。処理を実行するCPU24と、表示用に変換した出力データをいったん記憶する内部メモリ16または外部メモリ18と、表示装置20とによって構成される。
表変換機能の実施に当たって、ユーザは、表管理アプリケーション画面33をオ−プンした上、表管理アプリケーション画面33上の機能メニュー70上の「変換」ボタン72を指示し、システムは、「変換」ボタン72の指示を受け、表管理アプリケーション画面33を表変換モードにセットする。表変換モードの表管理アプリケーション画面33を図6に示す。
以下、表変換機能の詳細を図7に示す分類をおこなっているフォルダトゥリーを表に変換する例に即して説明する。同図において、最右列に記入されているノード名「大」、「並」、「小」は、その左側に隣接の列に記入されているノード名「A1」、「A2」、「A3」…「C2」、「c3」の全てに対する共通する分類を表わしている。また、同図中のノード名「T関連」については、さらに後出の図46に示す構成をとるものとする。
ユーザは、まず、対象とするフォルダトゥリーの先頭フォルダのアイコンを表管理アプリケーション画面33上にドラッグする。以降、このフォルダを、特に、変換対象先頭フォルダ(略して、先頭フォルダ)と呼ぶことにする。表変換機能において、指定したフォルダトゥリーを構成する各フォルダのフォルダ名は、管理対象の情報を特徴付けるタグ名として、変換された管理表上において見出し語として配置される。ユーザは、その例外として、そのフォルダ名をタグ名とせず、表の管理対象としたいフォルダを表管理アプリケーション画面33上において管理対象フォルダとして指定することができる。
管理対象のフォルダの指定は、次の2つのモードによっておこなうことができる。
(1)非透過型管理モード
指定したフォルダが含む情報(指定するフォルダを先頭フォルダとするフォルダトゥリーを構成するフォルダとファイル情報)の参照は、もっぱら該当のフォルダに対する通常のフォルダオープン操作によっておこなう。
(2)透過型管理モード
指定したフォルダが含む情報は、該当のフォルダに対する通常のオープン操作によって参照することもできる一方、指定したフォルダを配置管理する同じ表上において配置管理される。さらに、指定したフォルダが含む情報だけを配置管理する新しい表(フォルダ表示表)上においても参照することができる。
今、説明例の変換対象フォルダトゥリーにおいて、全パス名が「P*C*甲*S」であるフォルダ「資料S」に対して上記(1)の指定をおこない、全パス名が「P*A*乙*T」であるフォルダ「T関連」に対して上記(2)の指定をおこなうと、該当フォルダトゥリーの変換によって作成される表上において、フォルダ「資料S」については、自身のアイコンだけが表上において配置管理される一方、フォルダ「T関連」については、自身のアイコンだけでなく、フォルダ「T関連」が含むファイル情報「報告t1」、「報告t2」のアイコンも同じ表上において配置管理されることになる。
ユーザは、上記(1)の指定をおこないたい場合、該当するフォルダトゥリーの変換対象先頭フォルダのアイコンを表管理アプリケーション画面33上にドラッグした後、上記(1)の指定の対象としたいフォルダのアイコンを表管理アプリケーション画面33上の不透過型管理対象フォルダ指定副画面93内上にドラッグし、上記(2)の指定をおこないたい場合、該当フォルダのアイコンを表管理アプリケーション画面33上の透過型管理対象フォルダ指定副画面97内にドラッグすればよい。
上記(1)、(2)の指定は、分類管理の対象としたいフォルダのアイコンをマウス14によって指示した後、表管理アプリケーション画面33上の機能メニュー70上においてボタン「設定」75を選択指示して表示される設定メニュー110(図61)の中からボタン「管理対象指指定」111を指示し、表示されるそのサブメニュー120において、ボタン「不透過型」121、または、ボタン「透過型」123の中、所望のボタンを指示する方法でおこなってもよい。
なお、表変換モードの表管理アプリケーション画面33には、選択条件入力欄80が設けられる。選択条件入力欄80からユーザによって入力された選択条件に適合する情報が目的の表上に出力されることになる。選択条件入力欄80内には、項目名入力欄81とタグ名入力欄83の対が複数個設けられ(図49)、各々、選択条件を構成する項目名とタグ名が記入され、1つのタグ名入力欄83内には複数のタグ名が記入できる。選択条件を構成する項目名とタグ名については後述する。選択条件入力欄80内の項目名入力欄81とタグ名入力欄83の対への入力内容はANDをとって解釈され、1つのタグ名入力欄83への入力タグ名はORをとって解釈されるものとする。
ユーザは、先頭フォルダと管理対象フォルダを指定した後、表管理アプリケーション画面33上の「実行」ボタン95を指示すると、システムはその指示を受け、表変換全体手順前半部をおこなう。表変換全体手順前半部は、まず、入力部51による処理として全体管理データ(図8)を作成し、その「名称部」と「全パス名部」とに、各々、先頭フォルダの名称と全パス名とをセットした上、先頭フォルダの名称を表管理アプリケーション画面33上の名称欄90に表示する。説明例においては、「全体管理」が表示される。
表変換全体手順前半部は、また、選択条件入力欄80の入力内容にもとづき、タグ名列選択条件データを作成し、作成したタグ名列選択条件データを全体管理データの「選択条件データポインタ」からポイントするとともに、後述の処理に使用される「選択タグ名列データチェイン」をポイントする「選択タグ名列データポインタ」に初期値として「NULL」をセットする。選択条件入力欄80の入力内容は、条件データ同じく後述する関連データの形式によって表わされ、選択条件入力欄80に入力が無い場合には、「選択条件データポインタ」には「NULL」値が設定される。
表変換全体手順前半部は、さらに、上記(1)の指定を受けたフォルダの全パス名を後出の図13に示す形式のデータに登録した上、指定を受けた全てのフォルダを登録したデータを、その「連結ポインタ部」によって連結した管理対象フォルダチェイン1として管理し、上記(2)の指定を受けたフォルダの全パス名も同じ形式のデータを連結した管理対象フォルダチェイン2として管理する。管理対象フォルダチェイン1と管理対象フォルダチェイン2は、おのおの、全体管理データの「管理対象フォルダチェイン1ポインタ」と「管理対象フォルダチェイン2ポインタ」とによって管理される。
システムは、続いて、タグ名列データ作成部52による処理として、情報を1つの視点から特徴付けるタグ名の集合であるタグ名列を表わすタグ名列データ(図10)を、フォルダトゥリーを構成する各フォルダが直接に格納する子フォルダの名称にもとづいて作成するタグ名列データ作成処理をおこなう。
タグ名列データ作成処理の手順を図11に示す。タグ名列データ作成処理は、まず、指定したフォルダトゥリーを構成する各フォルダについて、そのフォルダが直接に格納する子フォルダを公知の方法によって順次に取り出し、取り出した子フォルダの名称の集合である子フォルダ名列を、該当フォルダについて作成される子フォルダ名列データ(図12)に登録する(ステップM1)。
ステップM1は、取り出した子フォルダごとに、その名称をそのデータ部にセットしたタグ名データ(図13)を作成し、作成したタグ名データをその「連結ポインタ」によって連結したタグ名データチェインの先頭データアドレスを、該当子フォルダ名列データの「タグ名データポインタ」にセットする。子フォルダ名列データの「親フォルダ全パス名部」と「親フォルダ階層ランク部」には、該当の子フォルダを取り出した親フォルダの全パス名と階層ランクが、各々、セットされる。親フォルダの階層ランクは該当の全パス名を構成するパス名の数により求めることができる。作成された子フォルダ名列データは、子フォルダ名列データチェインとして、その「連結ポインタ」によって連結され、その先頭データアドレスは、全体管理データの「子フォルダ名列データポインタ」にセットされる。
ここで、ステップM1における子フォルダ名列データの作成は、管理対象フォルダチェイン1に登録されたフォルダ、ならびに、そのフォルダを先頭フォルダとするフォルダトゥリーに含まれるフォルダについてはスキップされる。変換対象のフォルダトゥリーから フォルダを順次に取り出すときに、取り出したフォルダと管理対象フォルダチェイン1に登録されているフォルダとの間で全パス名の照合を繰り返せばよい。
また、ステップM1においては、管理対象フォルダチェイン1と管理対象フォルダチェイン2に登録されている各フォルダについて、その親フォルダについて特定される子フォルダ名列の中にセットされている自身のフォルダ名を削除する。管理対象フォルダチェイン1と管理対象フォルダチェイン2に登録されているフォルダを順次に取り出し、取り出したフォルダの親フォルダについて作成されている子フォルダ名列データを特定し、その子フォルダ名列から自身の名称を削除すればよい。
説明例の場合、全パス名が「***¥***¥P¥A¥乙」であるフォルダについて特定される子フォルダ名列から子フォルダ名「T関連」が削除され、全パス名が「***¥***¥P¥C¥甲」であるフォルダについて特定される子フォルダ名列から子フォルダ名「資料S」が削除されることになる。
また、名称「資料S」のフォルダについては子フォルダ名列データは作成されず、名称「T関連」のフォルダについては、それが含む子フォルダ「A1」、「A2」にもとづいて子フォルダ名列{A1、A2}がセットされた子フォルダ名列データが作成された上、子フォルダ「A1」と「A2」の各々について子フォルダ名列{大、小}がセットされた2つの子フォルダ名列データが作成されることになる。
システムは、続いて、作成した子フォルダ名列データチェインに登録した各子フォルダ名列を取り出した親フォルダの集合であって、その集合を構成するフォルダは、その集合内の他のフォルダの少なくとも1つと1つ以上の子フォルダを共有する集合を、子フォルダ共有集合として特定し、特定した子フォルダ共有集合を構成する各フォルダの全パス名の集合である親フォルダ全パス名列を特定した子フォルダ共有集合ごとに作成されるタグ名列データに登録する(ステップM2)。ここで、該当の親フォルダ全パス名列は、該当のタグ名列を特定するIDデータとして、タグ名列データに後述の親フォルダ管理データを介して登録される。
子フォルダ共有集合は、まず、初期設定として、目的の親フォルダ全パス名列を空集合にセットした上、作成されている子フォルダ名列データチェインから、子フォルダ名列データを共有集合先頭データとして順次に取り出し、取り出した共有集合先頭データ、図14に示す手順を繰り返す形で特定される。同手順は、まず、以降の処理の繰り返しにおいて順次に取り出される子フォルダ名列データである「現在データ」に共有集合先頭データをセットする(ステップT1)。
同手順は、続いて、現在データの「組み込みフラグ部」を参照し、「組み込みフラグ部」に初期値がセットされている場合は、ステップT3に進み、「組み込みフラグ部」に初期値と異なる特定値がセットされている場合は、ステップT8に分岐する(ステップT2)。
続くステップT3においては、現在データの「親フォルダ全パス名部」にその全パス名が登録されているフォルダが、その全パス名が親フォルダ全パス名列を構成する各フォルダの少なくとも1つのフォルダと同じ子フォルダ名を少なくとも1つ共有していることを判定し、判定が得られた場合には、現在データにセットされている親フォルダ全パス名を、「親フォルダ全パス名列」に加え(ステップT4)、判定が得られない場合には、ステップT8に分岐する。
ステップT4において、親フォルダ全パス名列を構成する各親フォルダ全パス名は、1つの親フォルダ全パス名ごとに作成される親フォルダ管理データ(図15)の「各親フォルダ全パス名部」にセットされ、作成された各親フォルダ管理データは、その連結ポインタよって親フォルダ管理データチェインとして連結され、その先頭データは、該当のタグ名列データの「親フォルダ管理データポインタ」にセットされる。
ステップT4に続くステップT5においては、現在データの「組み込みフラグ部」に上記特定値がセットされ、続いて、ステップT1に戻る。また、ステップT8においては、現在データが共有集合先頭データでないことが判定され、判定が得られた場合にはステップT6に進み、判定が得られない場合には手順を終了する。
ステップT6においては、子フォルダ名列データチェインにおいて次位置に子フォルダ名列データが連結されていることを判定し、判定が得られた場合には、次位置に連結されている子フォルダ名列データを現在データにセットした上(ステップT7)、再び、ステップT2に戻る。一方、ステップT6の判定が得られない場合には、手順を終了する。
説明例の場合、
子フォルダ名列{A1,A2,A3}について作成され、全パス名「***¥***¥P¥A¥甲」を登録した親フォルダ管理データと、
子フォルダ名列{A3、A4}について作成され、全パス名「***¥***¥P¥A¥乙」を登録した親フォルダ管理データと、
子フォルダ名列{A1,A2}について作成され、全パス名「***¥***¥P¥A¥乙」を登録した親フォルダ管理データと、
は連結され、3つの子フォルダ名列をマージしたタグ名列{A1,A2,A3、A4}について作成されたタグ名列データの「親フォルダ管理データポインタ部」によって管理されることになる。
システムは、次に、特定した各子フォルダ共有集合ごとに、求めた親フォルダ全パス名列を構成する各親フォルダ全パス名をその「親フォルダ全パス名部」に登録した子フォルダ名列データに登録されている子フォルダ名列をマージすることによってタグ名列を求め、求めたタグ名列を該当のタグ名列データに登録する(ステップM3)。
ステップM3は、該当のタグ名列データに登録されている親フォルダ管理データチェインから、その構成データを順に取り出し、取り出した親フォルダ管理データに登録されている親フォルダ全パス名をその「親フォルダ全パス名部」に登録した子フォルダ名列データの子フォルダ列どうしをマージすることを繰り返す形でおこなわれる。
まず、最初に取り出される親フォルダ管理データに登録されている親フォルダ全パス名を登録した子フォルダ名列データがポイントするタグ名データチェインの先頭アドレスを、該当タグ名列データの「タグ名データポインタ」にセットすることから始めて、以降に取り出される子フォルダ名列データに登録されている子フォルダ名列の中から、上記タグ名データポインタからポイントされるタグ名データチェインの構成タグ名のいずれとも異なる子フォルダ名だけを、上記タグ名データポインタからポイントされるタグ名データチェインに追加して連結することを繰り返せばよい。
以上のように作成されたタグ名列データは、その「連結ポインタ」によって順次に連結されることによって全体タグ名列データチェインを形成し、その先頭データのアドレスは、全体管理データの「タグ名列データポインタ部」にセットされる。説明例のフォルダトゥリーの各フォルダからは、タグ名列、{A、B、C}、{甲、乙、丙}、{A1、A2、A3、A4}、{B1、B2}、{B3、B4}{C1、C2、C3}、{大、並、小}がマージされることになる。
なお、ステップM3においては、タグ名列データを特定するデータであるIDデータとして、前記の親フォルダ全パス名列に代え、該当のタグ名列データの格納アドレスを用いてもよい。また、該当のタグ名列ごとに一意に定めるID名を併用してもよい。定めたID名はタグ名列データの「ID名部」にセットされる。このID名は、システムが自動的に生成し、たとえば、作成順序を表す数字文字を付与すればよい。たとえば、タグ名列{A,B,C}については「1」、タグ名列{A1,A2、A3、A4}については「3」、{大、並、小}については「6」が付与される。
タグ名列データ作成処理は、また、作成された各タグ名列データにマージされた各子フォルダ列データに登録されている「親フォルダ階層ランク」に「1」を加えた数をタグ名列データの「階層ランク部」に登録する(ステップM4)。1つのタグ名列データについて、複数個の親フォルダが見出される場合は、各親フォルダの各階層ランクに「1」を加えた数の平均値をセットすればよい。
タグ名列データ作成処理は最後に、以上のように作成されたタグ名列データにもとづいて親フォルダ表示画面210を、表管理アプリケーション画面33上に表示し、各タグ名列データごとに親フォルダ表示画面210の1行上に設けた親フォルダ表示欄213を割付けた上、割付けたに各親フォルダ表示欄213上に該当する子フォルダ共有集合を構成するフォルダのアイコンを順に配置表示する(ステップM5)。
説明例の場合、図16に示す親フォルダ表示画面210が表示されることになる。1つの親フォルダ表示欄213においては、該当の各フォルダを表わすアイコン214が、該当するパス名をその下部に付与した形で、定めた間隔をおいて配置される。
ユーザは、親フォルダ表示欄213に配置されているフォルダのアイコンの中から、同じ親フォルダ表示欄213に配置されている他のフォルダとは異なる分類視点による分類付けをおこなうフォルダを除く指示をおこなうことができる。
たとえば、「作成年度」という分類視点によって「2009」、「2010」… …というフォルダの名称が配置される親フォルダ表示欄213の中に、「発生年度」という分類視点による分類付けをおこなう「2010」というフォルダの名称が混入して配置されている場合、分類視点「発生年度」による分類付けをおこなうフォルダを除去することになる。
ユーザは、親フォルダ表示欄213上に表示されている各フォルダに関わる分類視点を次の操作によって識別することができる。まず、表示されているフォルダに対する、たとえば、マウス14を用いたダブルクリックによって、該当するフォルダ画面を表示させ、該当のフォルダが直接に格納している情報と子フォルダを知ることができる。
また、親フォルダ表示欄213上表示されているフォルダに対して、たとえば、マウス14を用いたクリックをおこなった上、親フォルダ表示画面210上に設けられた「上へ」ボタン215を指示することにより、該当フォルダの親フォルダのフォルダ画面を表示させることができる。さらに、表示されているフォルダ画面をマウス14によって指示した上、親フォルダ表示画面210上の「上へ」ボタン215を指示することを繰り返して、さらに1つ上位のフォルダのフォルダ画面を順次に表示させることもできる。
上記の操作において、システムは、先ず、マウス14による指示位置にもとづいて特定された親フォルダ表示欄213に割り付けられているタグ名列データを特定した上、特定したタグ名列データに付与されている親フォルダ管理データの中から、親フォルダ全パス名を順次に取り出し、取り出した親フォルダ全パス名の該当フォルダの配置位置を求め、マウス14によるクリック位置との照合を繰り返すことにより、指定したフォルダを特定することができる。
ユーザは、親フォルダ表示画面210上の各親フォルダ表示欄213上において、除去したいフォルダがあれば、そのフォルダをマウス14によってクリック指示した上、親フォルダ表示画面210上の「除去」ボタン218を指示する。
タグ名列データ作成部52は、「除去」ボタン218の指示を受け、上記の手順により、クリック指示されたフォルダの親フォルダ管理データを特定し、特定した親フォルダ管理データを該当のタグ名列データに付与されている親フォルダ管理データチェインから除去した上、指定された親フォルダ管理データを除去した親フォルダ管理データチェインにもとづいて、改めて該当するタグ名データチェインを作り直す。
一方、タグ名列データ作成部52は、除去した親管理データに登録されているフォルダに対して、上記した子フォルダ共有集合を見出す手順をおこない、見出した子フォルダ共有集合ごとに新たにタグ名列データを作成した上、追加されたタグ名列データチェインにもとづいて、親フォルダ表示画面210を再び、表管理アプリケーション画面33上に表示する。
ユーザは以上の異なる分類視点による分類付けをおこなうフォルダを除く操作をおこなった後、画面上の「実行」ボタン219を指示すると、タグ名列データ作成処理は、以上のように作成されたタグ名列データにもとづいてタグ名列表示画面230を表管理アプリケーション画面33上に表示し、各タグ名列データを、タグ名列表示画面230の1行上に設けた各タグ名列表示欄231に割付けた上、割付けたタグ名列表示欄231上に該当する構成タグ名を順に配置表示する。説明例の場合、図17に示すタグ名列表示画面230が表示されることになる。
ユーザは、タグ名列表示画面230上において、同じ分類視点に属するタグ名列でありながら、共通するタグ名を共有しないことからタグ名列データ作成処理によってマージされず、たがいに異なるタグ名列表示欄231に配置されている複数のタグ名列を指定する。
ユーザは、マージしたいタグ名列が配置されているタグ名列表示欄231の左側に設けられたマージ指定欄235に、マージ上の連結順序を示す数字をキーボード12により記入した上、タグ名列表示画面230に配置された「実行」ボタン239を指示すればよい。説明例の場合、図17に示すように、タグ名列{B1、B2}の該当マージ指示欄235には「1」を記入し、タグ名列{B3、B4}の該当マージ指示欄235には「2」を記入することになる。
なお、各タグ名列表示欄231の左側に設けた項目名入力欄237に該当タグ名列の項目名を入力することができる。入力された項目名は、該当のタグ名列を特定するデータとして該当の階層表の中で一意に命名されるものとし、タグ名列データの「ID名部」にセットされる。
システムは、「実行」ボタン239の指示を受け、指定されたタグ名列をタグ名列表示画面230上から消去した上、タグ名列に指定した順序によってマージした新しいタグ名列をタグ名列表示画面230上に表示する。
システムは、マージ指示欄235に対する指定によって指定した各タグ名列データからポイントされるタグ名データチェインを、指定された順序にしたがってタグ名データの「連結ポインタ」によって連結した上、1つのタグ名列データからポイントする。また、マージされた各タグ名列データに付与されている親フォルダ全パス名列も同時にマージした上、マージした親フォルダ全パス名列をマージされたタグ名列をポイントするタグ名列データに付与する。
説明例の場合、タグ名列表示画面230上において、指定された元の2つのタグ名列{B1、B2}と{B3、B4}は消去され、マージされたタグ名列{B1、B2、B3、B4}が新たに1つのタグ名列欄231上に配置表示されることになる(図18)。
ユーザによるタグ名列表示画面230上の実行ボタン239の指示を受け、システムは、タグ名列は表示画面230を消去した上、表変換全体手順後半部を開始する(図19)。まず、条件データ付与部54による処理として、各タグ名列データについて、そのタグ名列による分類が適用される条件を表わす条件データを求め、タグ名列データの「条件データポインタ」からポイントする(ステップL1)。
なお、実行ボタン239の指示を受け、以上のように求めたタグ名列データについて、セットされているタグ名列と条件データと階層ランクを新しい専用画面)上に表示させ、表示させたタグ名列と条件データと階層ランクに対して、その専用画面上においてユーザに変更を加えさせてもよい。ユーザによる専用画面上における全ての変更の後、特定のボタンに対する指示を受け、表変換全体手順後半部が開始される。
開始された表変換全体手順後半部においては、まず、ステップL1が図20に示す手順でおこなわれ、先ず、タグ名列データに付与されている各親フォルダ全パス名を構成する各パス名に次に述べるIDデータを対応付ける(ステップN1)。親フォルダ全パス名を構成する各パス名について、所属する親フォルダ全パス名において該当パス名の1つ上位に位置するパス名である親パス名に定まる全パス名である親全パス名が、その親フォルダ全パス名列中に含まれているタグ名列データを特定し、特定したタグ名列データに付与されているIDデータを、該当のパス名のIDデータとして対応付ければよい。
たとえば、説明例において、タグ名列{A1、A2、A3、A4}について定まる1つの親フォルダ全パス名「***¥***¥P¥A¥甲」を構成するパス名「甲」のIDデータとしては、その親パス名「A」に定まる親全パス名「***¥***¥P¥A」を、その親フォルダ全パス名列中に含むタグ名列{甲、乙、丙}に付与されている親フォルダ全パス名列{***¥***¥P¥A、***¥***¥P¥B,***¥***¥P¥C}、または、項目名「2」が特定されることになる。
また、上記の親フォルダ全パス名「***¥***¥P¥A¥甲」を構成する他のパス名「A」のIDデータとしては、その親全パス名「***¥***¥P」を、その親フォルダ全パス名として登録したタグ名列{A,B,C}に付与されている親フォルダ全パス名{***¥***¥P}、または、項目名「1」が特定される。
さらに、上記の親フォルダ全パス名「***¥***¥P¥A¥甲」を構成する他のパス名「P」については、その親全パス名「***¥***」を、その親フォルダ全パス名として登録したタグ名列データは作成されていないことから、パス名「P」については、IDデータは特定されない。上記の親フォルダ全パス名「***¥***¥P¥A¥甲」を構成する文字列「***¥***」を構成する各パス名についても同じことが言える。
該当のタグ名列データに付与されている親フォルダ全パス名を構成する各パス名について、以上のように得られたたIDデータとは関連データ(図21)の形式で対応付けられる。関連データの「IDデータポインタ部」は、IDデータとして得られた親フォルダ全パス名列をセットした親フォルダ管理データチェインの先頭データをポイントし、「ID名部」には定義されているID名がセットされ、「タグ名データポインタ部」は、該当のパス名をそのデータ部にセットしたタグ名データをポイントする。
1つの親フォルダ全パス名から作成される各関連データは、その「連結ポインタ」によって親フォルダ別関連データチェインとして連結され、その先頭データのアドレスは該当の親フォルダ管理データの「関連データポインタ」にセットされる。
ステップL1は、次に、1つのタグ名列データに付与された各親フォルダ全パス名列を構成する各パス名に対応付けされたIDデータの中、対応するパス名が所定の種類以下の特定タグ名に限られるIDデータを見出した上、見出したIDデータと対応するパス名とを登録した関連データを、その連結ポインタ2によって連結した関連データチェインを該当タグ名列データの条件データとして、その「条件データポインタ」からポイントする(ステップN2)。
該当のタグ名列データに付与されている親フォルダ全パス名列を構成する各パス名に対応付けされたIDデータに定まる対応パス名の種類の数は、該当の親フォルダ別関連データチェインを構成する関連データの中から、該当のIDデータが登録されている関連データを取り出した上、取り出した関連データを、同じ名称のタグ名が登録されている関連データごとにグルーピングし、得られたグループの数として求めることができる。
たとえば、上記の所定数を「1」とした上で、タグ名列{A1、A2、A3、A4}について付与されている親フォルダ全パス名列{***¥***¥P¥A¥甲、***¥***¥P¥A¥乙、***¥***¥P¥A¥乙¥T}を構成する各構成パス名に付せられたIDデータの中、対応するパス名が1種類だけに限られるIDデータとして、パス名「A」とのみ対応付けられている「***¥***¥P」が見出され、IDデータ{***¥***¥P}(または、ID名「1」)とタグ名「A」との対を登録した関連データが条件データとして特定されることになる。
表変換全体手順後半部は、次に、表構成タグ名列選択部55による処理として、以上のように作成されたタグ名列データの中、各タグ名列データに付与された条件データに基づいて、そのタグ名列が作成する表の見出し語として割り付けられるタグ名列データの組み合わせである表構成タグ名列データを選択する表構成元データ選択手順をおこなう(ステップL2)。
表管理アプリケーションが扱う表は、図22に示すフォーマットにしたがって作成される。すなわち、表は、アイコン配置欄41と横方向見出し語配置欄42と縦方向見出し語配置欄43とからなり、横方向見出し語配置欄42はアイコン配置欄41の上端外側に隣接して配置され、縦方向見出し語配置欄43はアイコン配置欄41の左端外側に隣接して配置される。なお、横方向見出し語配置欄42と、縦方向見出し語配置欄43を合わせて見出し語配置欄と呼ぶ。
アイコン配置欄41内には管理対象の情報のアイコンを配置する矩形域であるセルがマトリクス状に配置され、見出し語配置欄にはアイコン配置欄41内の各セルを特徴付けるタグ名が、該当セルと同一行、または、同一列上に見出し語として記入される。
1つのタグ名列は1つの見出し語配置欄に割り当てられて配置され、1つの見出し語配置欄は、表の1つの行、または、1つの列の上に配置される。見出し語配置欄は、1つのタグ名が記入される矩形域であるセルに分割され、アイコン配置欄41は、各見出し語配置欄内の各セルを区切る罫線の延長によって分割され、上記したセルのマトリクスを形成する。表管理アプリケーションが扱う表は、このフォーマット形式に沿う限り、自由に作成されてよい。
全体タグ名列データチェインを構成する各タグ名列データが1つの表に配置されきれない場合、タグ名列データは、次に述べる階層表の形をとる複数の表に割り付けられる。表管理アプリケーションが扱う階層表を構成する各表はトゥリー状に関連付られ、ユーザが、階層表を構成する1つの表上のアイコン配置欄41内のセルに対して特定のオープン指示操作(例えば、マウス14によるダブルクリック)を加えると、指示したセルに子供表として対応付けられている表が、オープン表として表管理アプリケーション画面33上表示される。
本システムにおいて、階層表を構成する1つの表上に割り付けられるタグ名列データを選択する処理は表構成元データ選択手順によっておこなわれ、全体タグ名列データチェインから作成される表が階層表の形をとる場合、ステップL2は、階層表の先頭の表について表構成元データ選択手順をおこなう。表構成元データ選択手順の手順を図23に示す。
表構成元データ選択手順は、まず、目的の表に関わるデータを管理する表管理データ(図24)を作成した上、目的の表上に保存される情報を共通に特徴付けるデータである共通条件データを作成し、作成した共通条件データを表管理データの「共通条件データポインタ」からポイントするとともに、選択されるタグ名列データの集合を表わす選択タグ名列データチェインの初期化をおこなう(ステップP1)。
ステップP1においては、扱う表が階層先頭表である場合、表管理データの「共通条件データ」として、全体管理データにセットされている上記の選択条件データがセットされ、説明例の場合、「NULL」がセットされることになる。また、表管理データの「階層ランク部」には「0」がセットされる
ステップP1においては、また、選択タグ名列データチェインの初期化として、選択タグ名列データチェインをポイントする表管理データの「選択タグ名列データポインタ部」に「NULL」値が設定される。なお、オープン表の場合における共通条件データの設定と選択タグ名列データチェインの初期化については後述する。
続いて、以上のように設けた共通条件データをタグ名列データ選択条件として、全体タグ名列データチェインの中からタグ名列データ選択条件に適合するタグ名列データを選択する(ステップP2)。説明例の場合、上記のように「NULL」が設定されたタグ名列データ選択条件に適合するタグ名列データとして、条件データを持たないタグ名列データが選択される。
表構成元データ選択手順は、続いて、選択したタグ名列データを、その連結ポインタ2により順に連結した上、選択タグ名列データチェインに追加する(ステップP3)。階層先頭表の場合、ステップP2において選択されたタグ名列データにより最初の選択タグ名列データチェインが作成され、一般には、ステップP2において選択したタグ名列データの先頭データのアドレスが、選択タグ名列データチェインの末尾データの連結ポインタ2にセットされる。
同手順は、次に、選択タグ名列データチェインを構成するタグ名列データの中から、タグ名列データを階層ランクの順に選択した上、所定の方法にしたがって表の各見出し語配置欄に割り付ける(ステップP4)。選択タグ名列データチェインを構成するタグ名列データに階層ランクが登録さていない場合には、たとえば、全体タグ名列データチェインにおける連結順によるなどの所定の方法によって選択する。同じ階層ランクのタグ名列データが複数ある場合も、同じく所定の方法により選択する。
説明例では、表上の横方向見出し語配置欄42と縦方向見出し語配置欄43の順に、各々、1個のタグ名列データを割り付けるものとする。一般には、見出し語配置欄の配置方向ごとに、複数の見出し語配置欄を設ける多段構成をとることもできる。多段構成をとる場合、選択されたタグ名列データは、たとえば、選択タグ名列データチェインを構成する順に、横方向見出し語配置欄42と縦方向見出し語配置欄43の順に割り付けることが繰り返される形で配置される。その場合、選択されたタグ名列データは、横方向見出し語配置欄42においては上側の見出し語配置欄から配置され、縦方向見出し語配置欄43においては左側の見出し語配置欄から配置される。
表の各見出し語配置欄に割り付けられたタグ名列データである表構成タグ名列データは、選択タグ名列データチェインから除去される形で取り出され、割り付けられた見出し語配置欄の「配置方向」ごとに、その連結ポインタ2によって各々、横方向表元データチェインと縦方向表元データチェインとに分けて連結された上、各々、表管理データの「横方向表元データポインタ」と「縦方向表元データポインタ」からポイントされる。説明例の場合、タグ名列{A,B,C}と{甲、乙、丙}を表すタグ名列データが、各々、横方向表元データと縦方向表元データとして選択されることになる。
表変換全体手順後半部は、次に、情報属性データ付与部60による処理として、指定されたフォルダトゥリー上に保存されている各情報について情報管理データ(図9)を作成する(ステップL3)。情報管理データは、まず、フォルダトゥリーから公知の方法により取り出される情報の中からファイル情報と管理対象フォルダとして指定されているフォルダとについて作成され、その「名称部」と「全パス名部」とに該当情報の名称と全パス名が登録される。作成された情報管理データは、その連結ポインタにより順に連結されて、情報管理データチェインを形成し、その先頭データのアドレスは、全体管理データの「情報管理データポインタ部」にセットされる。
なお、情報属性データ付与部60は、管理対象フォルダチェイン2に登録されたフォルダが含む全てのファイル情報についても情報管理データを作成し、情報管理データチェインに加える。
ここで、作成される情報管理データの「区分部」には、該当情報がファイル情報である場合、「0」がセットされ、該当情報が管理対象フォルダチェイン1に登録されているフォルダである場合は、「1」がセットされ、該当情報が管理対象フォルダチェイン2に登録されているフォルダである場合は、「2」がセットされる。
ステップL3は、また、フォルダトゥリーから取り出した各情報について、その全パス名を構成する各パス名に対応するIDデータを上記したステップN1の方法によって特定することによって、対応付けたパス名とIDデータとを登録した関連データを「連結ポインタ」によって連結した情報属性管理データを作成し、その先頭関連データのアドレスを該当情報管理データの「属性管理データポインタ」にセットする。
表変換全体手順後半部は、続いて、表作成/表示手順として、以上のように選択した表構成タグ名列データの登録タグ名列を見出し語配置欄に配置した表を表わす表データを作成し、作成した表データにもとづいて該当の表を表示する(ステップL4)。
表作成/表示手順は、図25に示す手順によっておこなわれる。同手順は、まず、表データ作成部56による処理として、以上のように作成した横方向表元データチェインと縦方向表元データチェインとに基づいて、目的の表を表わす表データを作成する(ステップQ1)。本明細書においては表を表わす諸データの全体を表データと呼び、表データは表管理データによって管理される。
ステップQ1の手順を図41に示す。ステップQ1は、まず、アイコン配置欄定義データ(図26)を作成する。(ステップA1)。ステップA1においては、まず、アイコン配置欄定義データの「項目名部」に、予め特に定めた予約語として、本例では、たとえば、用語”アイコン”がセットされる。また、アイコン配置欄41が表上において位置する範囲を示す範囲位置情報として、上端の行位置と左端の行位置の列位置が、各々、「全体位置部」内の「上端位置部」と「左端位置部」にセットされる。「全体位置部」内の「下端位置部」と「右端位置部」は、今の段階ではセットされない。(後出のステップA3においてセットされる。)
ここでいう行位置とは該当行の表の上端から数えた行位置であり、列位置とは、該当列の表の左端から数えた列位置である。また、行位置と列位置を表わす基準となる表における「1行」と「1列」とは、本明細書においては、アイコン配置欄41を構成する単位矩形であって、1つのアイコンを配置表示するセルであるアイコン配置欄セルを区切る罫線、ならびに、後述する見出し語配置欄42、43全体を区切る罫線によって区切られる行、または列として定義される。ここで、見出し語配置欄42、43においては、個々の見出し語を記入するセルは、複数の行、または複数の列にまたがることもある。
アイコン配置欄41の上端の行位置と左端の列位置は、各々、横方向の見出し語配置欄42の個数と縦方向の見出し語配置欄43の個数に”1”を加えることによって求めることができる。1つの横方向の見出し語配置欄42と1つの縦方向の見出し語配置欄43には、各々、1つの横方向表元データと1つの縦方向表元データに登録されているタグ名が配置されることから、1つの表内における横方向の見出し語配置欄42と縦方向の見出し語配置欄43の個数は、各々、用意されている横方向表元データチェインと縦方向表元データチェインを構成する表元データの個数として、各表元データチェインを順次辿ることによって求めることができる。以上のように作成されたアイコン配置欄定義データの先頭データのアドレスは、表管理データのアイコン配置欄定義データポインタにセットされる。
ステップQ1は、続いて、表上の各見出し語配置欄42、43について見出し語欄定義データ(図27)を作成する(ステップA2)。見出し語欄定義データの作成は、表管理データにセットされている横方向表元データチェインと縦方向表元データチェインに基づいておこなわれる。
見出し語欄定義データの「項目名部」には、該当する見出し語配置欄42、43に対応する項目名がセットされ、「方向部」には、該当する該当する見出し語配置欄42、43の各見出し語が配置される方向を表わすコードがセットされる。本例では、「横方向」には”0”、「縦方向」には”1”がセットされる。
該当の見出し語配置欄42,43が表において占める位置を表わす範囲位置情報として、「全体位置部」内の「行/列位置部」には、該当する見出し語配置欄42、43が配置される行列位置がセットされる。該当見出し語配置欄42、43が「横方向」の場合は行位置、「縦方向」の場合には列位置が記入される。「全体位置部」内の「開始位置部」と「終端位置部」には、見出し語配置欄42、43の両端の行列位置として、見出し語配置欄42、43が「横方向」の場合は列位置、「縦方向」の場合には行位置がセットされる。
表内の各見出し語配置欄42、43について作成された見出し語欄定義データは、その中に配置される見出し語が配置される「方向」ごとに、その「連結ポインタ」により順に連結されることによって、見出し語欄定義データチェインを形成し、その先頭データのアドレスが表管理データの横方向見出し語欄定義データポインタ、または縦方向見出し語欄定義データポインタにセットされる。
見出し語欄定義データは、「方向」毎に該当方向の表元データに基づいて作成される。たとえば、「横方向」の見出し語配置欄42の見出し語欄定義データは、該当の横方向表元データにもとづいて図28に示す手順によって作成される。同手順では、まず、手順全体の初期設定(ステップB1)として、以降のステップB3からステップB7までの処理の各ループにおいて処理対象となる行の行位置である「現在行位置」パラメータの初期値として、先にアイコン配置欄41の最上行の行位置としてアイコン配置欄定義データの「全体位置部」内の「上端位置部」にセットされた数から”1”を差し引いた数をセットする。
同ステップでは、また、上記処理の各ループにおいて横方向表元データチェインから取り出される表元データのアドレスである「現在取り出しデータポインタ」の初期値として、該当横方向表元データチェインの末尾構成データのアドレスをセットする。横方向表元データチェインを構成するデータが無いときは、それを示す特定値を設定する。
初期設定ステップ(ステップB1)では、さらに、1つのセルに存在する列数である「セル長さ」パラメータの初期値として”1”をセットしておく。「セル長さ」は該当見出し語配置欄42、43のセルの見出し語配置方向の長さを、該当見出し語配置欄42、43が見出し語配置方向に含む列の個数で表わしたものである。ここで、見出し語配置欄の見出し語配置方向とは、見出し語配置欄42、43がアイコン配置欄41の上方の行上に配置されているときは、「横方向」になり、アイコン配置欄41の左方の列上に配置されているときは、「縦方向」になる。
次に、「現在取り出しデータポインタ」を判定し、上記特定値であれば本手順を終え、上記特定値でなければ、ステップB3以降の処理に進む(ステップB2)。続くステップB3においては、横方向表元データチェイン上において「現在取り出しデータポインタ」に指示されている表元データを取り出す。
続いて、新しく1つの見出し語欄定義データを作成した上、作成した「見出し語欄定義データの「方向部」に横方向を示すコード”0”とをセットした上、作成した見出し語欄定義データの「タグ名列データポインタ部」と「項目名部」とに、取り出している表元データの先頭データアドレスと取り出している表元データの「ID名部」にセットされている文字列とを、各々、セットする(ステップB4)。ステップB4においては、また、作成した見出し語欄定義データの「IDデータポインタ部」に取り出している表元データの「IDデータポインタ部」にセットされているアドレスをセットする。
また、ステップB4においては、まず、見出し語欄定義データの「全体位置部」内の「行/列位置部」に「現在行位置」パラメータのセット値をセットする。また、見出し語欄定義データの「全体位置部」内の「開始位置部」にアイコン配置欄定義データの「全体位置部」内の「左端位置部」にセットされた数をセットする。
続いて、以上のように作成した見出し語欄定義データを、該当の表管理データに登録する(ステップB5)。最初に作成された見出し語欄定義データについては、そのアドレスが該当の表管理データの横方向見出し語欄定義データポインタにセットされ、以降に作成された見出し語欄定義データは、見出し語欄定義データチェインの末尾データの連結ポインタにそのアドレスがセットされる。
続くステップB6においては、該当の見出し語配置欄内に配置される各見出し語について該当する文字列データと、見出し語を収容するセルを表わすセルデータとを作成する。見出し語配置欄内に配置される見出し語は、作成した見出し語欄定義データの「タグ名列データポインタ部」にその先頭データのアドレスをセットした表元データに登録したタグ名列の構成タグ名として順次に取り出すことができる。
セルデータと文字列データの形式を図29と図30に示す。まず、セルデータの「区分部」には、見出し語配置欄内のセルであることを示す特定値がセットされる。作成された文字列データは、該当するセルデータの文字列データポインタからポイントされる。文字列データの位置情報は、後出のステップA6においてセットされる。
各見出し語を収容するセルを表わすセルデータの位置情報は次のように求めることができる。1つの見出し語配置欄42内の各見出し語は1つの行内に配置されることから、まず、各セルの縦方向の位置を表わすセルデータ内の「縦方向開始位置」と「縦方向終端位置」には、該当の見出し語配置欄42データ内の「行/列位置部」にセットした該当見出し語配置欄42の配置行位置をセットすればよい。
各セルの横方向の位置情報を表わすセルデータ内の「横方向開始位置」と「横方向終端位置」は、次のようにセットすることができる。まず、該当の見出し語配置欄42の左端に位置する先頭セルについては、そのセルデータ内の「横方向開始位置」に該当する見出し語欄定義データ内の「全体位置部」内の「開始位置部」のセット値をセットし、また、「横方向終端位置」には、先にセットされている「セル長さ」から”1”を差し引いた数を上記「横方向開始位置」に加えた数をセットすればよい。たとえば、「セル長さ」が”1”である場合、「横方向開始位置」と「横方向終端位置」は同じ列位置になり、「セル長さ」が”2”の場合、「横方向終端位置」は「横方向開始位置」の右に隣接する列位置になる。
見出し語配置欄42内において先頭のセルの次に位置するセルの「横方向開始位置」には、見出し語配置欄において1つ前の位置する先頭セルの「横方向終端位置」に「セル長さ」の”1”を加えた列位置をセットし、当該セルの「横方向終端位置」には、先頭セルの場合と同様に、「セル長さ」から”1”を差し引いた数を、当該セルの「横方向開始位置」に加えた数をセットすればよい。見出し語配置欄42内において以降に位置する各セルについても、その「横方向開始位置」と「横方向終端位置」は同様の方法によってセットすることができる。
次に、該当の見出し語配置欄42内の各見出し語について作成した各セルデータに対応して1つの見出し語セル内情報管理データを作成し、作成した見出し語セル内情報管理データの「セル内情報データポインタ」から該当のセルデータをポイントする。見出し語セル内情報管理データの形式を図31に示す。
作成した見出し語セル内情報管理データは、その連結ポインタによって作成順に連結されることによって見出し語セル内情報管理データチェインを形成し、該当の見出し語欄定義データの「見出し語セル内情報管理データポインタ」にその先頭構成データのアドレスがセットされる。見出し語セル内情報管理データのセル内情報ポインタには、該当のセル内に記入される文字列の文字列データのアドレスをセットしてもよい。
一方、作成された各セルデータは、作成順にしたがいセルデータ内の連結ポインタによって連結されてセルデータチェインを形成し、該当の表管理データの「セルデータポインタ」にその先頭構成データのアドレスがセットされる。ここで、2番目以降に取り出した見出し語配置欄42について作成されたセルデータチェインは、その先頭構成データのアドレスは、上記「セルデータポインタ」からポイントされるセルデータチェインの末尾セルに連結されることになる。なお、該当の見出し語配置欄内について最後に作成したセルデータの「欄内末尾フラグ」部に”1”をセットし、その他のセルデータの該当部には”0”をセットしておく。
次に、見出し語配置欄42内の先頭セルの「下部に位置する」他の見出し語配置欄内のセルとセル内の見出し語を、上記先頭セルが属する見出し語配置欄42内において2番目以降に位置する各セルの「下部の位置」にコピーする(ステップB7)。ここで、1つのセル(以下、第1のセルと呼ぶ)の「下部に位置する」セルとは、第1のセルが属する見出し語配置欄42の下側に位置する他の見出し語配置欄42内に属し、それが占める列位置が第1のセルが占める列位置に包含されるセルのことをいう。第1のセルの「下部に位置する」セルのイメージを図32に示す。
ステップB7においては、まず、該当の見出し語配置欄42がアイコン配置欄41に隣接する行より上側の行上に設けられていることを判定する。最下行上のセルに対して「下部に位置する」セルは存在しないので、その判定が得られた場合、図33に示す下部セルセルデータ生成手順をおこない、その判定が得られない場合、ステップB7は直ちに終了する。この判定は、該当の見出し語欄定義データ内の「行/列位置」が、アイコン配置欄定義データ内の「上端位置部」に”1”を差し引いた数より大きいことを判定すればよい。
下部セルセルデータ生成手順においては、まず、該当の見出し語配置欄42の先頭セルのセルデータを識別する(ステップC1)。該当の表管理データからポイントされるセルデータチェイン上からその構成セルデータを順次取り出し、その「縦方向開始位置」が該当見出し語配置欄の「行/列位置」と一致し、かつ、その「横方向開始位置」が該当見出し語配置欄データの「開始位置」と一致するものを選択すればよい。
続いて、該当の見出し語配置欄42の先頭セルの「下部に位置する」セルを表わすセルデータを順次に識別した上、識別したセルデータをコピーしたセルデータを、その連結ポインタにより互いに連結した「先頭セル下部位置セルデータチェイン」を作成する(ステップC2)。
先頭セルの「下部に位置する」セルを表わすセルデータは、該当の表管理データのセルデータポインタからポイントされているセルデータチェイン上から、セルデータを順次、取り出し、まず、その「縦方向開始位置」が上記先頭セルの「縦方向終端位置」より大きく、かつ、その横方向開始位置が上記先頭セルの横方向開始位置以上であり、かつ、その横方向終端位置が上記先頭セルの横方向終端位置以下であるセルデータとして識別すればよい。
続くステップC3においては、以降の処理のループにおける処理対象のセルである「現在セル」のセルデータを指示する「現在セルデータアドレス」の初期値として、見出し語配置欄42内において識別した先頭セルのセルデータのアドレスをセットする。
続くステップC4においては、「現在セル」が該当の見出し語配置欄42内において終端に位置するセルである「欄内末尾セル」であることを、該当セルデータ中の「欄内末尾フラグ」を参照することによって判定する。この判定が得られれば、本手順(ステップB7)を終了し、この判定が得られなければ、ステップC5に進む。
ステップC5においては、見出し語配置欄42内において「現在セル」の右横に配置されているセルである「次位置セル」を次の処理のループにおける「現在セル」とする。「次位置セル」のセルデータを識別し、識別したセルデータのアドレスによって「現在セルデータアドレス」を更新すればよい。
「次位置セル}の位置情報として、「横方向開始位置」は、「現在セル」の「終端位置」に”1”を加えたものであり、「縦方向開始位置」は該当見出し語配置欄42の「行/列位置」であり、「次位置セル}を表わすセルデータは、「次位置セル」の上記位置情報とセルデータチェイン上から順次取り出したセルデータとの該当位置情報との照合を繰り返すことによって識別することができる。
続くステップC6においては、「現在セル」の「下部に位置する」セルを表わすセルデータを順次に識別した上、識別したセルデータをコピーしたセルデータを、その連結ポインタにより互いに連結した「現在セル下部位置セルデータチェイン」を作成する。
「現在セル下部位置セルデータチェイン」は、まず、「先頭セル下部位置セルデータチェイン」からその構成セルデータを順次取り出し、取り出したセルデータをコピーしたセルデータをその連結ポインタにより順次連結したセルデータチェインを作成した上、作成したセルデータチェインを構成する各セルデータの「横方向開始位置」と「横方向終端位置」に対して、「現在セル」が該当する見出し語配置欄42において占める横方向相対位置を加えることによって作成することができる。
現在セル」が該当見出し語配置欄42において占める横方向相対位置は、「現在セル」の「横方向開始位置」から該当する見出し語配置欄42の「開始位置」を差し引くことによって求めることができる。作成した「現在セル下部位置セルデータチェイン」は、表管理データのセルデータポインタからポイントされているセルデータチェインの末尾につなげる。システムは、ステップC6を終えると、再び、制御をステップC4に戻す。
ステップB7を終えると、次の1つ上の行上にある見出し語配置欄42について見出し語欄定義データを作成するためのパラメータの設定を次のようにおこなう(ステップB8)と共に、「現在取り出しデータ」として、表元データチェイン上において1つ遡った表元データをセットした上(ステップB9)、ステップB2の判定に戻る。
ステップB8においては、まず、「現在行位置」パラメータを、”1”を差し引くことによって更新すると共に、次に取り出した見出し語配置欄42の「セル長さ」パラメータとして、その1つ下の行に設けた見出し語配置欄42において上記のようにセルデータを作成したセルの集合が横方向に占める範囲に含まれる列数をセットする。
ステップB2の判定において、「現在取り出しデータポインタ」が上記した終端を表わす特定値であれば、最後に設けられたセルデータの「横方向終端位置」を、該当表管理データの「右端位置部」と該当の表について作成された各見出し語欄定義データの「全体位置部」内「終端位置部」にセットした上(ステップB10)、横方向の見出し語配置欄42を定義する見出し語欄定義データを作成する手順を終える。ここでいう最後に設けられたセルデータとは、最上端の見出し語配置欄42の中で最右端に設けられたセルのセルデータである。
縦方向の各見出し語配置欄43を定義する見出し語欄定義データも同様の手順によって作成することができ、作成された見出し語欄定義データを連結した見出し語欄定義データチェインの先頭データのアドレスが該当表管理データの縦方向見出し語欄定義データポインタにセットされる。
表内の各見出し語配置欄42、43について作成された見出し語欄定義データは、その中に配置される見出し語が配置される「方向」ごとに、その「連結ポインタ」により順に連結されることによって、見出し語欄定義データチェインを形成し、その先頭データのアドレスが表管理データの横方向見出し語欄定義データポインタ、または縦方向見出し語欄定義データポインタにセットされる。
ステップA2を終えると、表管理データの「下端位置部」にセットされた行位置と「右端位置部」にセットされた列位置とを、各々、アイコン配置欄定義データの「全体位置部」内の「下端位置部」と「右端位置部」とにセットする。また、表管理データの「右端位置部」にセットされた列位置を、横方向見出し語配置欄42の各見出し語欄定義データの「全体位置部」内「終端位置部」にセットし、表管理データの「下端位置部」にセットされた列位置を、縦方向見出し語配置欄43の各見出し語欄定義データの「全体位置部」内「終端位置部」にセットする。(ステップA3)。
続くステップA4においては、アイコン配置欄41内の各セルについてセルデータを作成し、作成したセルデータを表管理データからポイントされる上記したセルデータチェインに連結する。アイコン配置欄41内から順次に取り出したセルについて上記したように定まる位置情報を、その「位置情報部」にセットしたセルデータを作成し、作成したセルデータは、セルデータチェインの末尾のセルデータにその連結ポインタによって連結することを繰り返せばよい。また、作成したセルデータ「区分部」には、アイコン配置欄内のセルであることを示す特定値がセットされる。
アイコン配置欄41を構成する全てのセルは、たとえば、次のように取り出していくことができる。まず、最上位の行において、アイコン配置欄41の左上角のセル位置(列位置と行位置)を「先頭セル位置」として識別することから始めて、1つのセルを識別した後、識別したセルの右横に位置するセル位置を「次セル位置」として識別することを繰り返す。「次セル位置」がアイコン配置欄41内の行末をこえた場合、次の行上において同様に「次セル位置」を識別することを繰り返し、アイコン配置欄41の末尾の行上において、全てのセルの識別を終えたところで、アイコン配置欄41を構成する全てのセルの識別を終了する。
アイコン配置欄41左上角のセルの列位置と行位置は、各々、アイコン配置欄41全体の左端列位置と上端行位置であり、1つのセルの右横に位置するセルの列位置は、前のセルの列位置に”1”を加えたものであり、1つの行の次の行に位置するセルの行位置は、アイコン配置欄41上における前の行の行位置に”1”を加えたものである。また、アイコン配置欄41内における各行の先頭セルの列位置は、アイコン配置欄41左端の列位置である。
続いて、表を構成するアイコン配置欄41、各見出し語配置欄、各セルの位置情報を表わすために用いた「行位置」と「列位置」を表示画面上の論理位置に対応付ける「行区切り位置データ」と「列区切り位置データ」とを作成する(ステップA5)。表示画面上の論理位置は、管理表を表示する表管理アプリケーション画面33の左上角位置を原点とし、右方向位置と下方向位置の対で表わされる。
「行区切り位置データ」、または「列区切り位置データ」の形式を図34に示す。「行区切り位置データ」は、縦方向の各見出し語欄を横方向に区切る位置とアイコン配置欄41内の各構成セルを区切る位置を左側から順に並べたものである。「列区切り位置データ」は、横方向の各見出し語欄42を縦方向に区切る位置とアイコン配置欄41内の各構成セルを区切る位置を上側から順に並べたものである。
「行区切り位置データ」、または「列区切り位置データ」は、予め定めておいた表全体の「左端位置」と「上端位置」、および、「見出し語欄幅寸法」、および、アイコン配置欄セルについて予め定めた「横方向幅」と「縦方向幅」とに基づいて次のように求めることができる。「列区切り位置データ」の場合、表の左端位置をその先頭の構成データにセットすることから始めて、まず、縦方向の見出し語欄定義データを見出し語欄定義データチェインの末尾データから順次取り出し、1つの見出し語欄定義データを取り出す毎に、「見出し語欄幅寸法」を1つ前の構成データに加えた位置をセットした構成データを作成することを繰り返す。
全ての縦方向の見出し語欄定義データを取り出した後は、アイコン配置欄セルについて定めた「横方向幅」を1つ前の構成データに加えた位置をセットした構成データを作成することを、横方向のアイコン配置欄セルの数だけ繰り返せばよい。横方向のアイコン配置欄セルの数は、アイコン配置欄定義データの「右端位置」から「左端位置」を引いた数に”1”を加えることによって得られる。「行区切り位置データ」も同様にして作成することができる。作成した「行区切り位置データ」、または「列区切り位置データ」は、各々、表管理データの「行区切り位置データポインタ」と「列区切り位置データポインタ」にそのアドレスがセットされる。
続いて、該当の表上の文字列を表わす全ての文字列データに位置情報をセットする(ステップA6)。該当の表について作成されているセルデータチェインから、その構成セルデータを順次取り出し、取り出したセルデータ内の文字列データポインタによってポイントされる文字列データを取り出す。
一方、取り出しているセルデータが表わすセルの矩形境界位置を、セルデータ内の位置情報と先に作成した「行区切り位置データ」、または「列区切り位置データ」に基づいて求める。セルの左端位置は、「列区切り位置データ」において、該当セルデータ内の「開始列位置」の順位に位置する構成データセット値であり、セルの右端位置は、「列区切り位置データ」において、該当セルデータ内の「終端列位置」の数に”1”を加えた順位に位置する構成データセット値である。
セルの上端位置と下端位置も、「行区切り位置データ」と該当セルデータ内の「開始行位置」と「終端行位置」とに基づいて同様に求めることができる。セル内の文字列記入位置は、該当のセルの境界位置と予め定めておいた「セル内文字列記入マージン」に基づいて求め、求めたセル内の文字列記入位置を該当の文字列データの文字列位置情報にセットすればよい。
表定義データ作成手順においては、最後に、アイコン配置欄41を区切る境界線と見出し語配置欄を区切る境界線、および、アイコン配置欄41と見出し語配置欄の中に設けられる各セルを区切る境界線を表わす罫線データを作成する(ステップA7)。罫線データの形式を図35に示す。
アイコン配置欄41と見出し語配置欄、ならびに、各セルの境界を区切る各罫線の両端位置は、各々、該当するアイコン配置欄41、または、見出し語配置欄、またはセルの左端位置と右端位置、ならびに、上端位置と下端位置にもとづいて求めることができる。アイコン配置欄41の左端位置と右端位置は、各々、アイコン配置欄定義データの「全体位置部」内の「左端位置部」と「右端位置部」にセットされた列位置と「列区切り位置データ」とに基づいて求めることができる。アイコン配置欄41の上端位置と下端位置は、各々、アイコン配置欄定義データの「全体位置部」内の「上端位置部」と「下端位置部」にセットされた行位置と「行区切り位置データ」とに基づいて求めることができる。
横方向見出し語配置欄42の左端位置と右端位置は、各々、見出し語欄定義データの「全体位置部」内の「開始位置部」と「終端位置部」にセットされた列位置と「列区切り位置データ」とに基づいて求めることができる。横方向見出し語配置欄42の上端位置と下端位置は、各々、見出し語欄定義データの「全体位置部」内の「行/列位置部」にセットされた列位置と「行区切り位置データ」とに基づいて求めることができる。
縦方向見出し語配置欄43の左端位置と右端位置、ならびに、上端位置と下端位置も、各々、同様にして、見出し語欄定義データの「全体位置部」内の「行/列位置部」と「開始位置部」と「終端位置部」、ならびに、「行区切り位置データ」と「列区切り位置データ」とに基づいて求めることができる。 各セルの左端位置と右端位置、ならびに、上端位置と下端位置は、上記したようにセルデータの位置情報と「行区切り位置データ」と「列区切り位置データ」とに基づいて求めることができる。
アイコン配置欄41と各見出し語配置欄と各セルを区切る各境界罫線の罫線データの位置情報には、上記のように求めた罫線両端位置がセットされる。また、罫線データの修飾情報としては、アイコン配置欄41と見出し語配置欄とセルの各々について予め特に定めておいた特定値がセットされる。作成した罫線データは、順次、「連結ポインタ」によって互いにつながれることによって罫線データチェインを形成し、その先頭データは、表管理データの「罫線データポインタ」にセットされる。
次に、ステップQ1においては、見出し語の項目名について項目名文字列データを作成し、作成した文字列データのアドレスを該当の見出し語欄定義データの「項目名文字列データポインタ」からポイントするとともに、該当の表管理データに共通条件データがセットされている場合には、セットされている共通条件データにもとづいて共通条件文字列データを作成し、作成した共通条件文字列データを表管理データの「共通条件文字列データポインタ部」からポイントする(ステップA8)。説明例の先頭表においては、共通条件文字列は作成されない。共通条件文字列データの作成については、後述する。
項目名文字列は、表上において見出し語と対応付けて配置するために、その配置位置は、たとえば、次のように決めればよい。縦方向の見出し語配置欄の項目名は、該当見出し語配置欄と同じ列上の該当欄上端に隣接した位置に配置し、横方向の見出し語配置欄42の項目名は、該当見出し語配置欄と同じ行上の該当欄左端に隣接した位置に配置する。ただ、この方法によると、最下行に配置される見出し語配置欄42の項目名配置位置は、最右列の配置される縦方向の見出し語配置欄43の項目名配置位置と重なるので、表の各見出し語配置欄の外部適当に定めた位置に配置し、該当見出し語配置欄と引き出し線で結んでおく。
各項目名の配置位置は、該当の見出し語配置欄の上端、または左端の位置と予め定めておいた項目名と該当の見出し語配置欄の間の配置マージンに基づいて求めることができる。各項目名について、以上のように求めた位置を位置情報としてセットし、見出し語欄定義データの「項目名部」にセットした文字列をコード情報としてセットした文字列データを作成し、作成した各文字列データのアドレスは該当の見出し語欄定義データ内に設けた「項目名文字列データポインタ」にセットする。
以上の処理により、説明例の場合、図36に示す表が作成されることになる。先頭表について作成された表データは、表データ記憶部57において、該当の表管理データのアドレスが全体管理データの「表データポインタ部」にセットされる形で管理され、以降、作成される表データは、該当の表管理データが表管理データチェインとして、その「連結ポインタ」により順に連結される形で管理される。
システムは、次に、オープン指示部62による処理として、以上の処理により表データを作成した表(第1の表)のアイコン配置欄41内の各セルについて、そのセルに対するオープン指示によって表示されるオープン表を構成する表構成タグ名列データを選択する表構成タグ名列データ選択手順をおこなった上、得られた縦横両方向の元データチェインを登録した表管理データを作成し、作成した表管理データのアドレスを該当セルデータの「オープン表データポインタ部」に登録する(ステップQ2)。
第1の表のアイコン配置欄41を構成する各セルのセルデータは、第1の表の表管理データの「セルデータポインタ部」からポイントされるセルデータチェインの中から、その「区分部」に該当値がセットされているセルデータとして順次に取り出すことができる。
第1の表のアイコン配置欄41内の各セルについて実行される表構成元データ選択手順のステップP1においては、まず、取り出したセルについて、該当するオープン表に関わる表管理データを作成した上、第1の表の表管理データに登録されている共通条件データに、該当セルについて以下のように定まる表内関連データを加えた関連データを、該当のオープン表の共通条件データとして、作成した該当表管理データの「共通条件データポインタ」からポイントする。また、作成した表管理データの「階層ランク部」に、第1の表の表管理データの「階層ランク部」のセット値に「1」を加えた数をセットする
また、ステップP1においては、該当セルごとに作成する選択タグ名列データチェインの初期化として、第1の表の表管理データの「選択タグ名列データポインタ部」がポイントするタグ名列データチェインをコピーしたタグ名列データチェインを未配置タグ名列データとして、その先頭データのアドレスを、該当セルについて作成した表管理データの「選択タグ名列データポインタ部」にセットする。
本明細書においては、まず、アイコン配置欄41内のセルに格納される情報を特徴付けるデータとして、1つの見出し語配置欄において該当セルと同一行上、同一列上に配置されている見出し語とその見出し語が配置されている見出し語配置欄に特定されるIDデータ、またはID名との対を、その情報、または、その情報を格納するセルについて定まる見出し語関連データと呼ぶ。
該当のセルと同一行上、同一列上に配置されている見出し語は、該当セルデータの位置情報と表上の各見出し語について定まる位置情報との照合を繰り返すことにより見出すことができる。表上に配置されている各見出し語は、表上に配置されている各見出し語配置欄を構成するセルを、該当の見出し語欄定義データに付属する見出し語セル内情報管理データチェインを順次辿ることによって取り出すことができる。
見出し語関連データは、上記した図21の形式で表わされ、その「IDデータポインタ部」は、該当の見出し語欄定義データがポイントするIDデータをポイントし、その「タグ名データポインタ部」は 該当の見出し語文字列をそのデータ部にセットしたタグ名データをポイントする。また、該当のタグ名列データにID名が定義されている場合には、その「IDデータ名部」に該当のID名がセットされる。
次に、本明細書においては、1つの表上のアイコン配置欄41内のセルに格納される情報を該当の表内において特定するデータとして、該当の表上において該当のセルに特定される全ての見出し語関連データの集合を、その情報、または、そのセルについて定まる表内関連データと呼び、構成する各関連データをその連結ポインタによって連結することによって得ることができる。
本明細書においては、さらに、階層表を構成する1つの表上のアイコン配置欄41内のセルに格納される情報を該当の階層表内において特定するデータとして、階層表先頭の表に始まり、該当情報の格納セルを配置した表の表示に至るまでに各階層の表上においてオープン指示操作を与えてきた各セル、ならびに、該当情報の格納セルとについて定まる見出し語関連データの全ての集合を、該当の情報、または、その格納セルについて定まる全関連データと呼び、構成する各関連データをその連結ポインタによって連結することによって表わすことができる。
なお、選択条件入力欄80への入力がある場合には、階層表を構成する表上のアイコン配置欄41内のセルに定まる全関連データは、選択条件入力欄80への入力にもとづき作成された選択条件データを加えるものとする。
表構成タグ名列データ選択手順のステップP2は、該当セルについて以上のように求めた共通条件データをタグ名列選択条件としておこなわれる。すなわち、条件データが付与されていないタグ名列データ、または、付与されている条件データを構成する全ての関連データに包含される関連データが、該当のセルに定まる全関連データを構成する関連データの中に含まれるタグ名列データが選択される。ここで、第1の関連データが第2の関連データを包含する関係とは、両関連データには同じIDデータが登録された上、第2の関連データに登録されているタグ名は、第1の関連データの登録タグ名の中に含まれている関係を指す。
説明例の場合、たとえば、先頭表において見出し語「A」と見出し語「甲」に対応するアイコン配置欄41内のセルに対して、タグ名列{A1,A2、A3、A4}とタグ名列{大、並、小}が選択されることになる。
ステップP3、ステップP4は上記と同様におこなわれ、得られた縦横両方向の元データチェインの先頭データのアドレスは、各々、該当セルについて作成された表管理データの「横方向元データチェインポインタ部」と「縦方向元データチェインポインタ部」とにセットされる。説明例の場合、タグ名列{A1,A2、A3、A4}を登録したタグ名列データとタグ名列{大、並、小}を登録したタグ名列データとが、各々、横方向元データチェインポインタ部」と「縦方向元データチェインポインタ部」とからポイントされることになる。
ステップP4において参照される各タグ名列データの階層ランクとしては、タグ名列データに親フォルダ管理データを介して登録されている親フォルダ全パス名列の中について特定される全関連データが、オープン指示を与えたセルについて特定される全関連データを包含する親フォルダ全パス名を選択し、選択した親フォルダ全パス名をその全パス名とするフォルダにセットされている階層ランクをセットしてもよい。
表作成/表示手順は、次に、出力情報対応付け部61による処理として、フォルダトゥリーに保存されている情報の中から、表上の各セルに関係付けられる情報を選択した上、選択した情報の全パス名を該当のセルデータに登録する(ステップQ3)。このステップQ3については、オープン表の表示処理の説明において後述する。
表作成/表示手順は、最後に、表表示部58による処理として、以上のように作成された表データが表わす表を表管理アプリケーション画面33上に表示する(ステップQ4)。ステップQ4においては、作成された表データにもとづいて表の構成要素である文字列と罫線を表示するとともに、作成された表データと指定されている変換対象フォルダトゥリーにもとづいて、表上に配置する情報のアイコンと子供表の存在を示す表アイコン153を表示する。
表を構成する文字列は下記の文字列データに基づいて表示される。
(1)表管理データのセルデータポインタからポイントされる各セルデータがポイントする文字列データ
(2)各見出し語欄定義データの項目名文字列データポインタからポイントされる文字列データ
(3)表管理データの共通条件文字列データポインタからポイントされる文字列データ
以上の文字列の中、(3)に関わる共通条件文字列の表示については、後出のオープン表の表示において説明する。
また、表を構成する罫線は、表管理データの「罫線データポインタ」から取り出される罫線データに基づいて表示される。該当の表について作成されている文字列データと罫線データは順次に取り出され、その位置情報がディスプレイ画面20a上の物理位置に変換されることによって、該当する文字列、または罫線がディスプレイ画面20a上の該当物理位置に表示される。
文字列データと罫線データを構成する位置情報は、まず、システム内において予め定めてある「論理位置/物理位置対応比」に基づいて表管理アプリケーション画面33に対する物理位置に変換された上、次に、「表管理アプリケーション画面相対位置」としてシステムに記憶されている表管理アプリケーション画面33全体のディスプレイ画面20a上に対する配置位置を加えることによってディスプレイ画面20a上の物理位置に変換される。
ステップQ4においては、表のアイコン配置欄41内のセル内に、そのセルに対するオープン指示によりオープン表が表示されることを示す表アイコン153が表示される。表アイコンは、該当のセルデータの「オープン表データポインタ部」に実アドレスがセットされているセルについて表示される。この表アイコンの表示によって、ユーザは、表アイコンが表示されていないセルに対して、無駄なオープン指示をしないで済ませることができる。表上における情報のアイコンの表示についてはオープン表の表示処理の説明において後述する。
図36に示した表上においては、名称「資料S」と名称「T関連」のフォルダについて作成されている情報管理データにもとづいて、名称「資料S」のフォルダの配置先として見出し語「C」と「甲」に対応するセル、名称「T関連」のフォルダの配置先として見出し語「A」と「乙」に対応するセルが特定され、特定されたセル内の表アイコンの右横に第3のアイコン157が表示される。
今、図36に示す表上において見出し語「C」と「甲」に対応するセルの中の第3のアイコン157にオープン指示を与えると、該当セルについて対応付けられている全ての情報のアイコンを配置表示させたセル内情報表示画面160が表示され(図42 −(a))、その中に名称「資料S」のフォルダのアイコン161が表示される。この名称「資料S」のフォルダのアイコン161は、該当する情報管理データの「区分部」のセット値「1」に対応して予め定められている第1の色属性が付されて表示される。
この名称「資料S」のフォルダのアイコン161に対してオープン指示を与えると、通常のフォルダのオープン操作にしたがって、図43-(a)に示すフォルダ画面165が表示され、その中に名称「資料S」のフォルダの中に含まれるフォルダ「資料s1」のアイコン166とファイル情報「資料s2」のアイコン166が表示される。
一方、図36に示す表上において見出し語「A」と「乙」に対応するセルの中の第3のアイコン157にオープン指示を与えると、セル内情報表示画面160が表示され(図42−(b))、その中に名称「T関連」のフォルダのアイコン163が表示される。この名称「T関連」のフォルダのアイコン163は、該当する情報管理データの「区分部」のセット値「2」に対応して予め定められている第2の色属性が付されて表示される。
この名称「T関連」のフォルダのアイコン163に対してオープン指示を与えると、通常のフォルダオープン操作にしたがって、図43−(b)に示すフォルダ画面167が表示され、その中に名称「T関連」のフォルダに含まれるフォルダ「A1」のアイコン168とフォルダ「A2」のアイコン168が表示される。
図42−(b)に示すセル内表示画面160の中に表示されている名称「T関連」のフォルダのアイコン163をマウス14によってクリック指示した後、機能メニュー70から「設定」ボタン75を指示して表示される設定メニュー110(図44)において、メニュー「表形式表示」113を指示すると、名称「T関連」のフォルダを先頭フォルダとするフォルダトゥリーについてフォルダ内情報表示表(または、フォルダ表示表)が表示され、フォルダTが含むファイル情報のアイコンがその上の該当するセル上に配置される(図45)。フォルダ内情報表示表の表示については後述する。
今、ユーザが、表管理アプリケーション画面33上に表示されている表上のアイコン配置欄41内のセルに対して、たとえば、マウス14を用いたダブルクリックによるオープン指示操作をおこなうと、システムは、情報属性データ付与部60による処理として、フォルダトゥリーに保存されている全ての情報について情報管理データを作成する情報管理データ作成処理をおこなった後、該当するオープン表の表作成/表示手順をおこなう。情報管理データ作成処理は、上記したステップL2においておこなった処理であり、オープン指示が加えられるごとにおこなわれる。
表作成/表示手順のステップQ1において、オープン表の表データは、オープン指示を与えたセルのセルデータの「オープン表データポインタ部」からポイントされている表管理データに登録されている横方向表元データチェインと縦方向表元データチェインとに基づいて作成される。
オープン指示を与えたセルのセルデータは、該当の表に付いて作成されているセルデータチェインを構成する各セルデータの位置情報とオープン指示位置との間の照合を繰り返すことにより識別することができる。ディスプレイ画面20a上のオープン指示位置は、表管理アプリケーション画面33全体のディスプレイ画面20a上に対する相対配置位置にもとづいて表管理アプリケーション画面33上の物理位置に変換された後、予め定めてある「論理位置/物理位置対応比」にもとづいて表管理アプリケーション画面33上の論理位置に変換された上、各セルデータの位置情報と照合される。
説明例の先頭表において見出し語「A」と見出し語「甲」に対応するアイコン配置欄41内のセルに対して、オープン指示をおこなった場合、タグ名列{A1,A2、A3、A4}とタグ名列{大、並、小}とが選択され、オープン表の表データは、選択された各タグ名列をセットした各タグ名列データを、各々、横方向元データチェインと縦方向元データチェインとして作成されることになる。
また、表作成/表示手順においては、オープン指示を与えたセルのセルデータからポイントされている表管理データにセットされている共通条件データにもとづいて共通条件文字列データを作成し、作成した共通条件文字列データを、表管理データの「共通条件文字列データポインタ部」にセットする(ステップA8)。オープン表の共通条件データは、上記したように、オープン指示を加えた親表についておこなわれた表構成元データ選択手順のステップP1において、親表の共通条件データにオープン指示セルに定まる表内関連データを加えた関連データチェインとして求められている。
説明例の先頭表上の見出し語「A」と見出し語「甲」に対応するアイコン配置欄41内のセルに対して、オープン指示をおこなって得られるオープン表の共通条件データは、先頭表は共通条件データを持たないことから、
同セルについて定まる表内関連データである、
IDデータ「***¥***¥P」に対してタグ名「A」を対応付けた関連データと、IDデータ「***¥***¥P¥A、***¥***¥P¥B、***¥***¥P¥C」に対してタグ名「甲」を対応付けた関連データと、
を連結した関連データチェインとして求められる。
共通条件データを構成する各関連データのタグ名部にセットされた文字列は、共通条件文字列として表の外部の適当位置において、横方向位置を揃えられ、縦方向には一定の間隔を空ける形で配置表示される。説明例の場合の共通条件文字列である文字列「A」と「甲」の配置は後出の図39において示す。
共通条件文字列を表わす共通条件文字列データとして、共通条件データを構成する各関連データのタグ名部にセットされた文字列ごとに文字列データが作成され、その「タグ名部」には該当関連データのタグ名部にセットされた文字列がセットされ、その位置情報には、上記の配置方法に沿って定められる位置がセットされる。作成され文字列データが複数個ある場合は、各文字列データをその「連結ポインタ」により連結した文字列データチェインの先頭データがポイントされる。
ステップQ2の表構成タグ名列データ選択手順は、上記した先頭表の場合と同様におこなわれる。説明例の先頭表に対してオープン指示をおこなって得られるオープン表のアイコン配置欄41内の各セルについて、表構成タグ名データは選択されないことから、該当セルについて表管理データは作成されず、該当セルデータの「オープン表データポインタ部」には初期値の「NULL」がセットされ続ける。
ステップQ3は、出力情報対応付け部61による処理として、オープン表上のアイコン配置欄41内の各セルに対応付けられる情報を選択した上、選択した情報を該当のセルに登録する。オープン表上のアイコン配置欄41内から順次に取り出したセルについて全関連データを求めた上、通常の場合は、求めた全関連データと同じ情報属性管理データチェインが付与されている情報を選択すればよい。選択された情報の情報管理データは、その連結ポインタ2により、セル内情報管理データチェインとして順に連結され、その先頭データのアドレスは、該当セルデータの「情報管理データポインタ部」にセットされる。出力情報対応付け部61による処理の全体は後述する。
たとえば、説明例において、その全パス名が「***¥***¥P¥A¥甲¥A1¥大」であるフォルダに保存されている名称が「報告書1」である情報は、先頭表上の見出し語「A」と見出し語「甲」に対応するアイコン配置欄41内のセルに対して、オープン指示をおこなって得られるオープン表上の見出し語「A1」と見出し語「大」に対応するアイコン配置欄41内のセルのセルデータに登録されることになる。
オープン表の表示(ステップQ4)においては、オープン表は、上記のように表管理データの「共通条件文字列データポインタ」からポイントされる共通条件文字列データに基づいて共通条件文字列を加えて表示される。また、表アイコン153は、上記した先頭表の場合と同様に表示することができ、先にセル内出力情報対応付け部61によって各セルに関係付けられた情報のアイコンは次のように表示される。
アイコン配置欄41内のセルの中、表アイコン153が表示されないセルについては、セル内情報管理データチェインの先頭データの該当情報について定められているアイコン155が該当セル領域150内に表示され(図37(a))、そのセルに複数の情報が対応付けられている場合には、たとえば、先頭情報のアイコンの右脇に予め定めた第3のアイコン157が表示される(図37(b))。ユーザは、第3のアイコンを見て、そのセル領域150内に表示されているアイコンの情報以外の情報が該当セルに対応付けられていることを知ることができる。
表アイコン153が表示されているセル領域150に、情報が対応付けられている場合は、上記第3のアイコン157が、表アイコン153の右脇に表示される(図37(c)。ユーザは、第3のアイコン157を見て、そのセル内に情報が対応付けられていることを知ることができる。
ユーザは、この第3のアイコン157に対して、たとえば、ダブルクリックなどの特定の指示をおこなうことにより、該当セルについて対応付けられている全ての情報のアイコン163を配置表示させたセル内情報表示画面160(図38)を表示させることができる。
第3のアイコン157への上記特定指示を、上記した表アイコンへのオープン指示と同じ操作(たとえば、ダブルクリック)を用いる場合、システムは、セル領域150内におけるその指示位置が、セル領域150内において定められた第3のアイコン157の表示領域内であることを判定し、その判定が得られると、該当のオープン表の表示に代えて、セル内情報表示画面160の表示をおこなうことになる。
セル内情報表示画面160上においては、該当セルデータの情報管理データチェインに連結された情報管理データの該当情報に定めたアイコン163が所定の方法に従って配置表示される。
説明例の先頭表において見出し語「A」と見出し語「甲」に対応するアイコン配置欄41内のセルに対してオープン指示をおこなって得られるオープン表を図39に示す。図39に示す表上の右上部には、文字列「A」と「甲」が共通条件文字列159として配置される。
図38に示すオープン表上アイコン配置欄41内の各セルについて、オープン表が定義されていないことから表アイコンは表示されていない。また、そのオープン表上の見出し語「A1」と見出し語「大」に対応するセルには、上記した全パス名が「***¥***¥P¥A¥甲¥A1¥大」であるフォルダに保存された名称が「報告書1」の情報だけ保存されている場合、そのアイコン170が該当のセル内に表示されることになる。
また、説明例の先頭表において見出し語「A」と見出し語「乙」に対応するアイコン配置欄41内のセルに対してオープン指示をおこなうと、図40に示す表がオープンされ、その右上部には、文字列「A」と「乙」が共通条件文字列159として配置される。
以上のように階層表上において、情報のアイコンは、その情報を格納しているフォルダのパス名を見出し語とするセル、または、そのセルをオープンした表上において、その情報を格納しているフォルダのパス名を見出し語とするセルに関係付けられて表示される。
特に、管理対象フォルダに含まれるファイル情報は、管理対象フォルダを配置したセルに関係付けられた情報の1つとして、該当のセルに定まるオープン表上において該当セル内の他の情報と並べて参照することができる一方、管理対象フォルダに含まれる情報の1つとして、管理対象フォルダに含まれるファイル情報だけを配置した別の表(後述のフォルダ表示表)上においても参照することができる
図40に示すオープン表上において配置管理される情報、言い換えると、全パス名が「***¥***¥P¥A\乙」であるフォルダに含まれる情報の構成を、図46 に示す。その中、まず、管理対象フォルダ「T関連」に含まれない情報として、全パス名が「***¥***¥P¥A\乙¥A1\小¥報告書51」である情報「報告書51」のアイコン181と全パス名が「***¥***¥P¥A\乙¥A2\並¥報告書52」である情報「報告書52」のアイコン182は、各々、見出し語「A1」、見出し語「小」に対応するセルと見出し語「A2」、見出し語「並」に対応するセルに配置される。
一方、図46に示す情報の中、管理対象フォルダ「T関連」が含む情報として、たとえば、全パス名が「***¥***¥P¥A\乙¥T関連¥A1\大¥報告t1」である情報「報告t1」については、見出し語「A1」、見出し語「大」に対応するセルに定まる全関連データを構成する各関連データと同じ関連データが、その構成パス名「A1」についてタグ名列{A1、A2、A3 …}に定まる上記IDデータとタグ名「A1」を対応させた関連データ、および、構成パス名「大」についてタグ名列{大、並、小}に定まる上記IDデータにとタグ名「大」を対応させた関連データとして得られることから、そのアイコン185は同セルに配置される。
なお、同情報の構成パス名「T関連」については、タグ名列(A1、A2、A3 …)に定まる上記したIDデータとタグ名「T関連」を対応させた関連データが得られるが、タグ名「T関連」は、管理対象フォルダのフォルダ名として、当初組み込まれたタグ名列(A1、A2、A3 …)からは上記したように除去されており、タグ名列(A1、A2、A3 …)に定まるIDデータとタグ名「T関連」を対応させた関連データが作成されるセルは表上には存在しないことから、この関連データは上記した配置セルの決定には影響しない。
出力情報対応付け部61は、全体として、情報の全パス名を構成するパス名の中に、「透過型」の管理対象フォルダの名称が含まれていることを判定し、その判定が得られる場合は、その全パス名から得られる関連データの集合から 該当管理対象フォルダの名称をセットした関連データを除いた関連データの集合と同じ全関連データが得られるセルを選択し、その判定が得られない場合は、前記したようにその全パス名から得られる関連データの集合と同じ全関連データが得られるセルを選択し、選択したセルに該当の情報を出力することになる。
情報の全パス名を構成するパス名の中に含まれている「透過型」の管理対象フォルダは、まず、情報の全パス名の中に構成パス名として含まれている「透過型」の管理対象フォルダの名称を識別した上、該当の全パス名において、識別した管理対象フォルダの名称より前方の文字列部分を、その全パス名とするフォルダが管理対象フォルダチェイン2に登録されていることを確認することによって識別することができる。
本例の場合、透過型の管理対象フォルダ「T関連」に格納される情報「報告t1」の全パス名の構成パス名の中、該当管理対象フォルダの名称「T」についても、形式的にタグ名列{A1、A2、A3,A4}のIDデータ({***¥***¥P¥A\乙})に対してタグ名「T」を対応付けた関連データが得られるが、情報「報告t1」の全パス名から得られる関連データの集合の中、このタグ名「T」に係わる関連データを除いた関連データの集合が、各セルに特定される全関連データと比較されることになる。
なお、本システムの運用において、異なるタグ名列には同じタグ名を共有させないという制約を設ける場合は、「その全パス名から、該当管理対象フォルダの名称に相当するパス名をのぞいたパス名の集合と同じ同じ関連タグ名の集合が得られるセル」として選択すればよい。情報「報告t1」は、その全パス名の中、変換対象フォルダの全パス名「***¥***¥P」を除いた部分を構成する各パス名の集合{A、乙、T、A1、大}の中から、さらにパス名「T」を除いた集合と同じ関連タグ名の集合が特定されるセルに配置されることになる。
透過型の管理対象フォルダに格納される情報のアイコン155は、表上において該当の管理対象フォルダに予め定められている色属性2が、たとえば、背景色158として付されて表示される(図47)。該当の管理対象フォルダに予め定められている色属性は、その管理対象フォルダに作成されている情報管理データの「区分部」に色属性2に対応するセット値「2」がセットされている、
同様に、図40に示す表上においては、管理対象フォルダ「T関連」が含む他の情報「報告t2」のアイコン186についても見出し語「A2」と見出し語「小」に対応するセルに配置される。
ここで、図42−(b)に示すセル内表示画面160の中に表示されている名称「T関連」のフォルダのアイコン163に対する特殊なフォルダオープン操作として、たとえば、機能メニュー70上においてマウス14によってボタン「設定」75を選択指示して表示される設定メニュー110(図44)の中からサブメニュー「表形式表示」113を指示すると、名称「T関連」のフォルダを先頭フォルダとするフォルダトゥリーについて、上記した名称「P」のフォルダを先頭フォルダとするフォルダトゥリーにおこなわれた同じ処理がおこなわれ、該当のフォルダ内情報表示表(または、フォルダ表示表)が表示され、フォルダTが含むファイル情報のアイコンがその上の該当するセルに表示される(図45)。一方、フォルダTが含まない情報のアイコンは、後述するように、このフォルダ表示表上には配置されない。
サブメニュー「表形式表示」113の指示を受けて始まる処理においては、まず、子フォルダ名列{A1,A2}と{大,小}と{小}をセットした各子フォルダ名列データが作成された上、該当の各子フォルダ名列はマージされて、IDデータとしての親フォルダ全パス名列が{***¥***¥P¥A\乙¥T}でありタグ名列{A1,A2}がセットされたタグ名列データと、IDデータとしての親フォルダ全パス名列が{***¥***¥P¥A\乙¥T関連¥A1」、「***¥***¥PA\乙¥T関連¥A2」でありタグ名列{大,小}がセットされたタグ名列データとが作成される。
続いて、ユーザによる親フォルダ表示画面210上における確認を受けた「実行」ボタン219の指示とタグ名列表示画面230上における確認を受けた「実行」ボタン239の指示を受けて確定された各タグ名列データにもとづいて図45に示すフォーマットの表が「フォルダ表示表」として作成される。
一方、たとえば、フォルダ「T関連」が含む情報として、全パス名が「***¥***¥P¥A\乙¥T関連¥A1\大¥報告t1」である情報「報告t1」については、その構成パス名「A1」については、タグ名列{A1,A2}のIDデータ({***¥***¥P¥A\乙¥T})に対して、タグ名「A1」を対応付けた関連データが得られ、構成パス名「大」については、タグ名列{大、小}のIDデータ{***¥***¥P¥A¥乙¥T関連¥A1}に対してタグ名「大」を対応付けた関連データが得られることから、
情報「報告t1」のアイコン195は、以上の関連データを連結した全関連データと同じ全関連データが特定される見出し語「A1」と見出し語「大」とに対応するセルに配置されることになる(図45)。
同様に、全パス名が「A\乙¥T関連¥A2\小¥報告t2」である情報「報告t2」のアイコン196は、見出し語「A2」と見出し語「小」とに対応するセルに配置される(図45)。
一方、フォルダ「P」を先頭表とするフォルダトゥリーが含む情報の中、フォルダ「T関連」を先頭表とするフォルダトゥリーに含まれない情報のアイコンは、上記フォルダ表示表上には表示されない。たとえば、フォルダ「T関連」を先頭表とするフォルダトゥリー外の情報として、その全パス名が「A\乙¥A1\小¥報告書51」である上記情報「報告書51」のアイコンはフォルダ表示表上において、そのパス名と同じ見出し語「A1」と「小」に対応するセルには配置されない。
フォルダ表示表「T関連」を構成するタグ名列に定まるIDデータを構成する親フォルダ全パス名は全てパス名「T関連」を含み、一方、フォルダ「T関連」を先頭表とするフォルダトゥリーに含まれない情報の各構成パス名の親全パス名はパス名「T関連」を含まないことから、フォルダ表示表を構成する各タグ名列に定まるIDデータとフォルダ「T関連」を先頭表とするフォルダトゥリーに含まれない情報の各パス名に定まるIDデータとの間で同じものはなく、フォルダ「T関連」に含まれない情報に定まる全関連データは、全て、表のセルに定まる全関連データに対し上記した同一の関係にないことになる。
サブメニュー「表形式表示」113の指示を受けて開始される、フォルダ表示表を作成し、表示する処理は、フォルダトゥリー全体について作成されている情報管理データの中から、セットされている全パス名を構成するパス名の中に該当の管理対象フォルダの名称が含まれている情報だけを選別し、選別した情報だけをフォルダ表示表に出力する。フォルダ表示表における出力先のセルは、該当の全パス名において、識別された管理対象フォルダの名称より後方の文字列部分から得られる関連データの集合と同じ関連データの集合が得られるセルとして選択される。
今、ユーザが、1つのアイコン配置欄41内のセル内に表示されている情報のアイコンに対してオープン指示操作をおこなうと、システムは、まず、オープン指示操作をおこなったセルのセルデータが、オープン指示位置にもとづいて特定された上、セル内のその指示位置が、該当セル領域150内において定められた第3のアイコンの157の表示領域上になく、かつ、該当のセルデータの「オープン表データポインタ」に「NULL」値がセットされていることを判定する。
以上の判定が得られると、特定されたセルデータのセル内情報管理データチェインの先頭データとして該当の情報管理データが特定され、特定された情報管理データに登録されている全パス名によって該当の情報のデータオブジェクトが特定され、そのファイル情報画面が表管理アプリケーション画面33上にオープンされる。
また、セル内情報表示画面160上に表示されている情報のアイコンに対してオープン指示操作をおこなうと、まず、セル内情報表示画面160におけるオープン指示位置にもとづいて、該当するセル内情報管理データチェインの中からオープン操作を加えた情報の情報管理データが特定された上、特定された情報管理データに登録されている全パス名によって該当するファイル情報画面が表管理アプリケーション画面33上にオープンされる。
なお、以上に述べた管理対象フォルダに係わる作用は、変換対象のフォルダトゥリーから生成されるタグ名列が上記の条件データにもとづいて配置される表における作用として説明したが、説明の作用は、表に係わるデータとして、条件データは参照されず、関連データだけが参照されることから、タグ名列が他の方法によって配置される表においても同様におこなわれる。
また、以上に述べた、各タグ名列データについて条件データを求める処理を、ユーザに、1つの階層表を構成するタグ名列の間で異なるタグ名列には同じタグ名を持たせない制約を課した上、次のように簡単化することができる。
タグ名列データに付与した親フォルダ全パス名列の各構成パス名にIDデータを付与するステップN1の処理を省いた上、1つのタグ名列データに条件データを付与する処理(ステップN2)として、条件データを付与する対象の第1のタグ名列データと異なるタグ名列データであって、その所属タグ名の中、所定数以下の特定のタグ名のみが第1のタグ名列データの親フォルダ全パス名列に構成パス名として含まれているタグ名列データを特定した上、特定したタグ名列に所属する上記特定タグ名をそのタグ名部に登録した関連データ、または、その連結を第1のタグ名列データの条件データとしてセットする処理をおこなう。
特定の所属タグ名のみが第1のタグ名列データの親フォルダ全パス名列の構成パス名となっているタグ名列は、第1のタグ名列データ以外の各タグ名列データについて
その所属各タグ名と第1のタグ名列データの親フォルダ全パス名列を構成する各構成パス名との間の照合を繰り返すことにより特定することができる。
また、以上の簡単化に対応して、各情報に関わる情報属性管理データは、該当の情報の全パス名を構成する各パス名の中、作成されている何れかのタグ名列データの所属タグ名となっているパス名のみを選択し、選択したパス名を登録した関連データを連結して作成すればよい。表のアイコン配置欄41内の各セルについて求める関連データ、ならびに、情報属性管理データを構成する関連データには、IDデータは登録せず、関連データの間でおこなった上記した特定の関係の判定は、登録されているタグ名間の特定の関係を判定することによっておこなうことになる。
たとえば、図48に示すフォルダトゥリーにおいて、その構成フォルダ「大」、「並」、「小」の組み合わせは、親フォルダ「A1」以外の他の親フォルダ「A2」、「A3」内…においても繰り返しおこないたい分類であるが、このフォルダトゥリーが作り始めであるため、現時点において、親フォルダ「A1」にのみ設けられているものである。
このフォルダトゥリーに上記PCT/JP2016/054682が示す方法による変換全体手順をおこなうと、タグ名列{大、並、小}について、タグ名「A1」とタグ名列{A1,A2,A3,A4}のタグ名識別データを対応付け条件データが得られ、同方法による処理により、タグ名列{大、並、小}が配置される下位表はは、見出し語「A1」に対応するセルに限られて配置されることになる。
今、この表上における情報の保存操作によって「A2」、または、「A3」の分類付けをおこなった情報に対して、さらに「大」、「並」、または、「小」の分類付けをおこなおうとするとき、見出し語「A2」、または、「A3」に対応するセルの下位表上においてその分類付けに対応するタグ名列は配置されていないことから、その分類はおこない得ないことになる。
本装置においては、以上の問題に対して、フォルダトゥリーを階層表に変換する方法において、1つのタグ名列の条件データとなっているタグ名と同じタグ名列に属する別のタグ名は高い確率によって、他のタグ名列の条件データとなっていることに注目して、1つのタグ名列データである第1のグ名列データについて、その条件データのタグ名と同じタグ名列に所属する第2のタグ名を条件データとする第3のタグ名列データが存在しない場合、第1のタグ名列データの条件データを、NULLにセットする補正を加えることによって対応する。
本例の場合、タグ名列{大、並、小}の条件データのタグ名「A1」所属するタグ名列{A1,A2、A3、A4}に所属する別のタグ名「A2」、「A3」、「A4」は、別のタグ名列の条件データになっていないことから、タグ名列{大、並、小}の条件データとしてNULLがセットされることになる。
条件データとして「NULL」がセットされたタグ名列{大、並、小}は、階層ランクが「4」であることから、先頭表を構成するタグ名列からは除外されるが、先頭表上のオープン指示によって表示されるオープン表を構成するタグ名列の選択においては、オープン表上の全てのセルに対するオープン指示において選択され、オープン表の見出し語として配置される。
一方、上記の補正処理をおこなっても、タグ名列{A1、A2、A3、A4}について付与されている条件データである、タグ名「A」とその所属タグ名列{A,B,C}のタグ名列識別データを対応付けた関連データについては、タグ名「A」が所属するタグ名列{A,B,C}に所属する別のタグ名「B」が第3のタグ名列{B1、B2、B3・・・}の条件データになっていることから上記の補正はおこなわれず、タグ名「A」は、タグ名列{A1、A2、A3、A4}の条件データであり続け、全体として、図48に示すフォルダトゥリーは、図7に示すフォルダトゥリーから得られる表と同じ表に変換されることになる。
本装置は、フォルダトゥリー内において繰り返される分類を表わす子フォルダのグループ(たとえば、上記例の場合、フォルダ「大」、「並」、「小」の組み合わせ)を、ユーザに指定させ、指定された子フォルダのグループを含むタグ名列を、条件データを持たない扱いにすることができる。
ユーザは、たとえば、繰り返される分類を表わす子フォルダのグループを格納する親フォルダを任意に選択した上、選択した親フォルダのフォルダ画面30において、該当の子フォルダグループを構成する各子フォルダのアイコンをマウス14によってクリック指示した後、機能メニュー70中の「設定」ボタン75の指示によって表示される設定メニュー110の中から「例示指定」ボタン115を指示すればよい(図44 (a)。
以上の指定操作の後、変換機能をおこなうと、上記と同じく、システムは指定された子フォルダのグループが表わす子フォルダ名列を含むタグ名列を特定し、該当のタグ名列データの条件データ部に「NULL」をセットする。続く表構成元データ選択手順において、条件データ部に「NULL」値がセットされたタグ名列データは、上記のように任意のタグ名列選択条件に対して適合するものとして選択される。
今、ユーザが、図48に示すフォルダトゥリーを意図的に作成したものとする。その構成フォルダ「大」、「並」、「小」の組み合わせは、親フォルダ「A1」内だけにおいて例示的に作成し、他の親フォルダ「A2」、「A3」内…においては、その作成を省いたものである。
今、ユーザが、同フォルダトゥリー上において、フォルダ「大」、「並」、「小」の各アイコンに対して上記の指定を加えた上、同フォルダトゥリーに表変換機能をおこなうと、条件データとして「NULL」がセットされたタグ名列{大、並、小}は、上記の補正処理と同じく、階層ランクが「4」であることから、先頭表を構成するタグ名列からは除外されるが、先頭表上のオープン指示によって表示されるオープン表を構成するタグ名列の選択においては、オープン表上の全てのセルに対するオープン指示において選択され、オープン表の見出し語として配置される。
このように、本装置においては、同じ分類が複数のノードにおいて繰り返されるフォルダトゥリーによる分類管理を表による分類管理に変換する場合、ユーザは、以上の指定操作をおこなうことによって、同じ分類を表わすフォルダを例示的に最小限の個数だけ設けたフォルダトゥリーを用意することで目的の表を得ることができる。
さらに、このように最小限の手間によって作成した表上において上記した情報の保存操作をおこなうと、その情報を格納するフォルダは自動的に作成されることから、
一般にはその作成に膨大な手間を要するフォルダトゥリーも、最小限の手間をかけるだけで作成することができることになる。
本装置においては、変換対象のフォルダトゥリーについて、表管理アプリケーション画面33の選択条件入力欄80への入力内容に適合する情報を配置した表を得た上、同入力内容に適合する情報をその表上に出力することができる。
今、本装置を、たとえば、図7に示すフォルダトゥリーを変換対象フォルダトゥリーとして指示したあと、表示される表管理アプリケーション画面33の選択条件入力欄80(図49)に、図50に示す入力条件を入力した上、実行ボタン95を指示すると、本装置は、次の処理をおこなう。
選択条件入力欄80内に入力がない場合、まず、選択条件入力欄80内に設けられたタグ名入力欄83の中から、項目名欄81に予め定めた予約文字「**」が入力されていない2つのタグ名入力欄83から2つのタグ名の順序列{A、B}タグ名の順序列{甲、乙}を読み取った上、読み取ったタグ名の順序列{A、B}と{甲、乙}とを、各々、含むタグ名列{A、B、C}とタグ名列{甲、乙、丙}とを各々、登録したタグ名列データにおいて、タグ名列{A、B、C}とタグ名列{甲、乙、丙}を、各々、タグ名の順序列{A、B}とタグ名の順序列{甲、乙}によって置き換えた上、以上の置き換えをおこなったタグ名列データとその他の置き換えをおこなわなかったタグ名列データとに基づいて表データを作成する。
以上の処理において、各タグ名列データにセットされている親フォルダ全パス名列に対する変更はおこなわれないので、各タグ名列データに得られる条件データも、置き換え選択条件入力欄80に入力がない場合と変わらず、階層ランク情報もそのまま据え置かれることから、作成された表データが表わす表において各タグ名列が配置される行、または、列が階層表において占める位置は、置き換え選択条件入力欄80に入力がない場合に得られる表と同じものになる。
たとえば、タグ名列{A、B}は、選択条件入力欄80内に入力がない場合の元のタグ名列{A、B、C}と同じく、先頭表の横方向第1行に配置され、置き換えのなかったタグ名列{大、並、小}は、先頭表の見出し語「A」と「甲」に対応するセルにオープン指示を与えて表示されるオープン表において、縦方向第1行列に配置されることは、選択条件入力欄80に入力がない場合と変わらないことになる(図51)。
また、装置は、一方で、選択条件入力欄80内に設けられたタグ名入力欄83の中、その項目名欄81に予め定めた予約文字「**」が入力されているタグ名入力欄83を識別した上、識別したタグ名入力欄83内の入力文字列を読み取り、全体フォルダトゥリー内に保存されている管理対象情報の中から、その入力文字列と同じ名称の情報、または、その入力文字列をその名称の部分文字列とする情報を選択する。
各タグ名列データに付与されている親フォルダ全パス名列に変更はおこなわれないことから、表変換全体手順中の情報管理データを作成する手順においても変更はおこなわれず、以上のように選択した各情報について作成される情報管理データも、選択条件入力欄80に入力がない場合と同じ情報管理データとして得られ、選択された各情報は、選択条件入力欄80に入力がない場合とと同じ見出し語に対応したセルに配置されることになる。
たとえば、前記した、パス名が「***¥***¥P¥A¥甲¥A1¥大」であるフォルダに保存されている名称が「報告書1」である情報のアイコン170は、表上の見出し語「A」と見出し語「A1」に対して同じ列上に位置し、かつ、見出し語「甲」と見出し語「大」に対して同じ行上に位置するアイコン配置欄41内のセルに配置され、
管理対象情報「T関連」も、そのアイコンが、図51のように表示される表の見出し語「A」と「乙」に対応するセルに配置表示されることになる。
同フォルダを先頭フォルダとする部分フォルダトゥリーに含まれるファイル情報は、上記した配置方法にしたがって図51に示す表の下位表上の該当セルに出力されるとともに、同フォルダに対する上記特定指示によって、部分フォルダトゥリーにもとづいて作成されるフォルダ表示表上に該当の部分フォルダトゥリに含まれるファイル情報が出力される。
本装置において、情報のフォルダトゥリーへの保存は、表管理アプリケーション画面33上において、そのフォルダトゥリーを上記の手順によって変換して得られた表上のアイコン配置欄41内のセルに、情報のアイコンをドラッグすることによってもおこなうことができる。表上にドラッグされた情報がフォルダの場合は、該当フォルダは「非透過型」の管理対象フォルダの扱いを受ける。
今、名称が「報告書フォルダ」であり、全パス名が「***¥***¥報告書フォルダ」であるフォルダ内に保存され、名称が「報告書2」である情報のアイコンを、上記説明例の階層表の先頭表(図36)上の見出し語「A」と見出し語「甲」とに対応するセルをオープン指示することによってオープンされる表(図39)上において見出し語「A4」と見出し語「大」とに対応するセル上にドラッグすると、システムは、図52に示す情報保存手順をおこなう。
同手順は、先ず、その「全パス名部」に保存対象の情報の全パス名「***¥***¥報告書フォルダ¥報告書2」をセットした情報管理データを作成した上、作成した情報管理データを該当階層表について作成されている情報管理データチェインに連結する(ステップZ1)。
同手順は続いて、ドラッグ先セルについて該当の階層表において定まる全関連データを特定し、作成した情報管理データの「全関連データポインタ部」にその先頭アドレスをセットする(ステップZ2)。ドラッグ先セルについての全関連データは、上記したように、ドラッグ先セルの表内関連データにドラッグ先表の共通条件データを加えることによって求めることができ、
本例の場合、
IDデータ「***¥***¥P」に対してタグ名「A」、
IDデータ「***¥***¥P¥A、***¥***¥P¥B、***¥***¥P¥C」に対してタグ名「甲」、
IDデータ「***¥***¥P¥A¥甲、***¥***¥P¥A¥乙」に対してタグ名「A4」、
IDデータ「***¥***¥P¥A¥甲¥A1、… … …、***¥***¥P¥C¥丙¥C3」に対してタグ名「大」、
を対応付けた各関連データからなる全関連データが得られる。
同手順は、続いて、特定した全関連データにもとづいて保存対象情報について、特定した全関連データに対応する新しい全パス名を作成し、作成した全パス名を情報管理データの「全パス名部2」にセットする(ステップZ3)。ステップZ3においては、保存対象の情報を格納するフォルダが作成されていない場合、該当のフォルダを併せて作成する処理もおこなう。
ステップZ3は、図53に示す全パス名作成手順としておこなわれる。全パス名作成手順においては、まず、以降の処理のループにおいて処理対象となるパス名と全パス名とを示す「現在パス名」パラメータと「現在全パス名」パラメータの初期値として、該当の先頭フォルダのパス名と全パス名をセットする(ステップV1)。説明例においては、「P」と「***¥***¥P」が、各々、「現在パス名」と「現在全パス名」とにセットされる。
全パス名作成手順は、続いて、求めた現在全パス名に対応するフォルダが作成されていることを判定し、該当のフォルダが作成されていない場合には、該当のフォルダを公知の方法により新たに作成する(ステップV2)。
全パス名作成手順は、続いて、ドラッグ先セルについて求めた全関連データを構成する関連データの中、現在全パス名をその親フォルダ全パス名列の中に含むIDデータが定義されている関連データを特定する(ステップV3)。
全パス名作成手順は、続いて、上記の条件の関連データが特定できたことを判定し(ステップV4)、特定ができたならステップV5に進み、特定した関連データのタグ名部にセットされているパス名を現在パス名として、現在全パス名に分離符号「¥」を介して連結することによって現在全パス名を更新した上、ステップV2に戻る。ステップV4において、上記の条件の関連データが特定できなければ、現在全パス名に分離符号「¥」を介して該当情報の名称を連結した上(ステップV6)、手順を終了する。
本例においては、ステップV1において、まず、現在全パス名として「***¥***¥P」がセットされ、ステップV3において、そのIDデータが現在全パス名「***¥***¥P」を含む関連データ「IDデータ「***¥***¥P」に対してタグ名「A」」が特定される。
ステップV5において、特定した関連データのタグ名部にセットされているパス名「A」が現在全パス名に連結され、現在全パス名が「***¥***¥P¥A」として更新された後、再び、ステップV3において、そのIDデータが現在全パス名「***¥***¥P¥A」を含む関連データとして、IDデータ「***¥***¥P¥A、***¥***¥P¥B、***¥***¥P¥C」に対してタグ名「甲」が特定され、続くステップV5において、特定した関連データのタグ部にセットされているパス名「甲」が現在全パス名に連結され、現在全パス名が「***¥***¥P¥A¥甲」として更新される。
以降、同様の処理が繰り返され、最後にステップV4において得られた現在全パス名「***¥***¥P¥A¥甲¥A4¥大」に対して、再び戻っておこなわれるステップV3において、その現在全パス名をIDデータに含む関連データが見つからないことから、ステップV4の判定を経たステップV6において、現在全パス名「***¥***¥P¥A¥甲¥A4¥大」に情報の名称「報告書2」が連結され、該当情報の全パス名として「***¥***¥P¥A¥甲¥A4¥大¥報告書2」が得られることになる。
また、説明例の分類では、全パス名「***¥***¥P¥A¥甲」のフォルダ内には名称「A4」のフォルダが設けられていないことから、ステップZ2において、「***¥***¥P¥A¥甲」のフォルダ内に名称「A4」のフォルダが、公知の方法により新たに設けられた上、さらに、設けた名称「A4」のフォルダ内に名称「大」のフォルダが新たに設けられ、設けられた名称「大」のフォルダ内に、該当情報が格納されることになる。
手順は、続いて、該当の情報の全パス名を公知の方法により、元の全パス名「「***¥***¥報告書フォルダ¥報告書2」」から、以上のように生成され、情報管理データの「全パス名部2」にセットした全パス名「***¥***¥P¥A¥甲¥A4¥大¥報告書2」に変更した上、変更した新しい全パス名を情報管理データの「全パス名部」にセットする(ステップZ3)。以降、環境プログラムは、該当の情報に対して以上のように更新した全パス名によりアクセスすることになる。
手順は、先に、ステップZ2において作成した全関連データの先頭関連データのアドレスを該当情報管理データの「属性管理データポインタ」にセットする(ステップZ4)。なお、属性管理データは、ステップZ3において作成した全パス名にもとづいて上記した方法によりを作成してもよい。
手順は、最後に、上記の表作成/表示手順のステップQ3とステップQ4の処理をおこなうことによって、ドラッグ操作を与えた表を、このたびの情報保存操作を反映した形で、表管理アプリケーション画面33上に再表示する(ステップZ5)。ステップZ5においておこなわれるステップQ3においては、ドラッグ操作をおこなった該当の情報の配置先セルとして、その属性管理データを構成する関連データと同じ関連データの組み合わせからなる全関連データが特定されるドラッグ先セルが選択され、同セル内に他の情報が登録されていない場合、同セル内に該当情報のアイコン171が表示されることになる(図54)。
今、同セル内に表示されている該当情報のアイコンに対してオープン操作をおこなうと、オープン操作をおこなったセルデータがオープン操作位置にもとづいて特定された上、特定されたセルデータのセル内情報管理データチェインの先頭データとして該当の情報管理データが特定され、特定された情報管理データに登録された全パス名によって該当情報のファイル情報画面が表管理アプリケーション画面33上にオープンされることになる。
次に、フォルダトゥリーから得られた表上に保存操作をおこなったフォルダに「透過型管理対象フォルダ」の指定をおこない、フォルダ内に含まれる情報をフォルダ表示表上に表示させる機能について説明する。
説明例として、図7に示すフォルダ「P」を先頭とするフォルダトゥリーの中から、フォルダ「T関連」を先頭とするフォルダトゥリーを除いた残りのフォルダトゥリー(図
55)を変換して得られた表上に、他のフォルダ(たとえば、全パス名「***¥***¥報告書フォルダ」であるに保存されていたフォルダ「T関連」をドラッグ保存することによって、フォルダ「T関連」を先頭とするフォルダトゥリーを、フォルダ「P」を先頭とするフォルダトゥリーに追加し、図7に示すフォルダ「P」を先頭とするフォルダトゥリーを得る例において説明する。
図55に示すフォルダトゥリーに対して表変換機能をおこなうと、先頭表として図36に示した表と同じ表が得られ、その表上の見出し語「A」と「乙」に対応するセルにフォルダ「T関連」をドラッグすると、まず、フォルダ「T関連」を「非透過型管理対象フォルダ」として上記した情報保存手順がおこなわれる。
同手順においては、ドラッグ先セルについて特定される全関連データにもとづき、フォルダ「T関連」に「***¥P\A¥乙¥T」という全パス名が特定され、特定された全パス名を登録した情報管理データが作成された上、該当のアイコンが該当のセル上に表示されることになる。
同手順に続いて、公知の方法として、フォルダ「T関連」を先頭フォルダとするフォルダトゥリー内に含まれる各情報の全パス名の中、パス名「T関連」より上位の部分である「***¥***¥報告書フォルダ」が「***¥***¥P」によって置き換えられる形で更新され、フォルダ「P」先頭フォルダとするフォルダトゥリー全体は、図7に示す構成に更新される。たとえば、これまで、フォルダ「T関連」に含まれ、全パス名が「***¥***¥報告書フォルダ¥A\甲¥A1\大¥報告t1」であった情報「報告t1」の全パス名は「***¥***¥P¥A\甲¥A1\大¥報告t1」として更新されることになる。
本装置においては、フォルダトゥリーからの変換によって得られた表上において非透過型管理対象フォルダの指定を与えているフォルダのアイコンに対して、特定の指定を与えることによって、透過型管理対象フォルダに設定しなおすことができる。
たとえば、ユーザが、フォルダ「T関連」のアイコンを表示した図36に示す表上において、同アイコンをマウス14によりクリック指定した上、機能メニュー70上においてボタン「設定」75を選択指示して表示される設定メニュー110(図44)の中からボタン「管理対象指定」111を指示し、表示されるそのサブメニュー120において、ボタン「透過型」121のボタンを指示すると、システムは、上記した、フォルダトゥリーからフォルダ表示表を作成表示する処理によって、表上にドラッグしたフォルダ「T関連」を先頭フォルダとするフォルダトゥリー内に含まれる各ファイル情報「報告t1」、「報告t2」、「報告3」について特定される情報属性管理データを登録した情報管理データを作成するとともに、フォルダ「T関連」を先頭フォルダとするフォルダトゥリー内に含まれる全てのフォルダにもとづいて、図45に示すフォルダ表示表を作成した上、情報管理データを作成した各情報のアイコンを、該当の情報属性管理データと同じ全関連データが特定されるフォルダ表示表上のセルに表示する。
なお、本発明においては、管理対象フォルダをシステムに推定させ、ユーザが管理対象フォルダを指定する手間を省くことができる。たとえば、上記の手順によるタグ名列データチェイン作成の後、タグ名列データチェインを構成するタグ名列データの中、該当のタグ名列を構成するタグ名の数が1個であり、該の各親フォルダ全パス名列に該当タグ名を分離符号「¥」を介して接続して得られるテキストを全パス名とするフォルダを、きわめて限られた一部の情報のみに対するタグ付けをおこなうものと見なして管理対象フォルダと判定し、デフォールトとして管理対象フォルダチェイン1に登録する。ここで、以上の判定において、かつ、該当のタグ名列データに対応付けられた親フォルダ全パス名列の個数が定めた数以下である判定を加えてもよい。
上記の処理において、1つのタグ名列データチェインの構成タグ名の個数は、該当のタグ名データチェインを構成するデータ数として得られ、親フォルダ全パス名列の個数は、該当のタグ名列データチェインに対応付けられている親フォルダ管理データの個数として得られる。また、以上の判定が得られたタグ名列データはタグ名列データチェインから削除される。
また、管理対象フォルダと判定したフォルダについて、次の判定をおこない、該当のフォルダが、管理対象フォルダ1と管理対象フォルダ2の区別を判定してもよい。該当のフォルダを先頭フォルダとする部分フォルダトゥリーを構成する各ノード名について、そのノード名と同じノード名が全体フォルダトゥリーにおける上記部分フォルダトゥリー以外の部分において存在することを判定し、その判定が得られる場合、管理対象フォルダ2と判定し、その判定が得られない場合は、管理対象フォルダ2と判定することになる。
なお、本発明は、上記した本発明の機能を実現するためのプログラムまたはソフトウェアを用いる。かかるソフトウェアは、任意の媒体を介して、たとえば蓄積媒体あるいはオンライン等により本発明のシステムにインストールされ得るものである。したがって、本発明を実施するためのソフトウェアを格納した蓄積媒体を業として譲渡する行為や、該ソフトウェアをオンラインでシステムにインストロールする行為等は本発明の実施の一形態である。
12 キーボード
14 マウス
16 内部メモリ
18 外部メモリ
20 表示装置
20a ディスプレイ画面
24 CPU
26 通信装置
27 通信回線
30 デスクトップ画面
31 メインメニュー
32 プログラムメニュー
33 表管理アプリケーション画面
35 プログラムボタン
36 データオブジェクトのアイコン
41 アイコン配置欄
42 横方向見出し語配置欄
43 縦方向見出し語配置欄
45 共通条件文字列
51 入力部
52 タグ名列データ作成部
53 タグ名列データ記憶部
54 条件データ付与部
55 表構成タグ名列選択部
56 表データ作成部
57 表データ記憶部
58 表表示部
60 情報属性データ付与部
61 出力情報対応付け部
62 オープン指示部
70 機能メニュー
71 表作成ボタン
72 変換
73 子供表設定ボタン
75 設定ボタン
77 階層ボタン
79 保存ボタン
80 選択条件入力欄
81 項目名入力欄
83 タグ名入力欄
90 名称欄
93 不透過型管理対象フォルダ指定副画面
95 「実行」ボタン
97 透過型管理対象フォルダ指定副画面
110 右クリック指示メニュ
111 管理対象指定
113 表形式表示
115 例示指定
116 格納フォルダ指示
117 色属性指定
120 管理対象指定サブメニュー
121 不透過型
123 透過型
150 セル領域
153 表アイコン
155 情報のアイコン
157 第3のアイコン
158 背景色
159 共通条件文字列
160 セル内表示画面
161 名称「資料S」のフォルダのアイコン
163 名称「T関連」のフォルダのアイコン
165 管理対象フォルダ「資料S」をオープンしたフォルダ画面
166 管理対象フォルダ「資料S」の格納情報のアイコン
167 管理対象フォルダ「T関連」をオープンしたフォルダ画面
168 管理対象フォルダ「T関連」の格納情報のアイコン
170 情報「報告書1」のアイコン
171 情報「報告書2」のアイコン
175 項目名文字列
177 情報「報告書3」のアイコン
181 オープン表上における情報「報告書51」のアイコン
182 オープン表上における情報「報告書52」のアイコン
185 オープン表上における情報「報告t1」のアイコン
186 オープン表上における情報「報告t2」のアイコン
195 フォルダ表示表上における情報「報告t1」のアイコン
196 フォルダ表示表上における情報「報告t2」のアイコン
210 親フォルダ表示画面
211 表名称表示欄
213 親フォルダ表示欄
214 フォルダを表わすアイコン
215 「上へ」ボタン
216 「下へ」ボタン
218 「除去」ボタン
219 「実行」ボタン
230 タグ名列表示画面
231 タグ名列表示欄
235 マージ指定欄
237 項目名入力欄
239 「実行」ボタン

Claims (24)

  1. アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
    情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に情報を特徴付けるタグ名が、見出し語として配置される表の集合であって、装置画面上において、その集合を構成する表の上のセルに対してオープン指示を与えると、その集合を構成する他の表が、オープン指示を与えた表に対するオープン表として装置画面上にオープン表示されるように構成される階層表上への情報の出力方法であって、
    装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列をその構成表上に見出し語として配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
    指定した変換対象フォルダに格納されるファイル情報のアイコン、または、変換対象先頭フォルダに格納されるフォルダの中から管理対象情報として指定したフォルダである管理対象フォルダのアイコンを、階層表を構成する表の上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連タグ名集合が該当ファイル情報、または、該当管理対象フォルダの全パス名と第1の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
    該当管理対象フォルダのアイコンを配置した第1の表上における同フォルダに対するオープン指示操作を受けて、同フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーを構成するフォルダ、または、ファイル情報を指定された方法によって表示するステップと、
    同部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報を、階層表を構成する表上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合が同ファイル情報の全パス名と第2の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
    からなる情報処理装置における方法。
  2. 管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報のアイコンを、階層表を構成する表上の該当するセルに管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されていない情報と区別できる形で表示する請求項1に記載の方法。
  3. アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
    情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に、セルに配置される情報を特徴付けるタグ名が見出し語として配置される階層表上への情報の出力方法であって、
    装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列を登録したマージ元の各子フォルダ名列の親フォルダの全パス名である親フォルダ全パス名と対応付けたタグ名列データを作成するステップと、
    1つのタグ名列の親フォルダ全パス名を構成するパス名であって、そのパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が、該当の親フォルダ全パス名の中に存在しないパス名を、定めた初期値に代えて該当タグ名列データの条件データとしてセットするステップと、
    条件データとしてセットされたパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が別のタグ名列データの条件データになっていないこと、または、条件データをセットするタグ名列が、ユーザによる特定の指定を受けていることを判定し、その判定が得られた場合、該当のタグ名列データの条件データを該当の初期値にリセットするステップと、
    装置画面上に表示されている第1の表上におけるセルに対するオープン指示を受け、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合に対して、その条件データが第3の特定の関係にあるタグ名列の集合に、その条件データが上記初期値であるタグ名列を加えたタグ名列の集合の中から所定の方法に従って選択したタグ名列を、所定の方法に従って配置した第2の表を表わす表データを作成するステップと、
    第2の表上のセルについて、該当セルについて、階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合と第1の特定の関係にある全パス名を持つファイル情報を特定した上、第2の表を、表データにもとづいて、特定した情報のアイコンを該当するセルに関係付けた形で表示するステップと、
    からなる情報処理装置における方法。
  4. フォルダトゥリーに保存されている情報を選択出力するキーワードとして、管理対象情報の名称、または、その部分文字列と、得られているタグ名列を構成するタグ名を指示するステップと、
    キーワードとして入力されたタグ名を含むタグ名列を登録したタグ名列データにおいて、登録されていたタグ名列を、入力されたタグ名から構成される新しいタグ名列によって置き換えた上、全てのタグ名列データに登録されているタグ名列を配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
    を備え、その名称、または、その部分文字列がキーワードとして入力された管理対象フォルダ、または、ファイル情報のアイコンを、階層表上の定まるセルに関係つけて表示する請求項1、請求項2、請求項3に記載の方法。
  5. 作成されているタグ名列データの中、該当のタグ名列を構成するタグ名の数が1個であるタグ名列データがあれば、付されている各親フォルダ全パス名列に該当タグ名を分離符号「¥」を介して接続して得られるテキストを全パス名とするフォルダを管理対象フォルダと見なして該当する情報管理データを作成するとともに、該当のタグ名列データを削除する請求項1、請求項2、請求項4に記載の方法。
  6. 条件データとして求められたパス名に対して、その所属タグ名列を特定するIDデータを対応付けるステップと、
    表上の各セルについて特定される見出し語である関連見出し語を、その所属タグ名列のIDデータに対応付けた関連データの集合を求めるステップと、
    1つのファイル情報を格納する階層上位のフォルダである上位フォルダの各々について、その親フォルダの全パス名と同じ親フォルダ全パス名を登録したタグ名列データを特定した上、特定したタグ名列データのIDデータと該当する上位フォルダのフォルダ名称とを対応付けた情報属性データを作成するステップと
    タグ名列データの条件データとして、該当のパス名に対応付けて、その所属タグ名列のIDデータをセットするステップと、
    を備え、
    タグ名列の表上への配置において、1つのセルへのオープン指示によって表示されるオープン表上に配置するタグ名列の選択が、そのセルに定まる全関連タグ名集合に対して第3の特定の関係にある条件データを持つタグ名列の選択としておこなわれ、
    選択されたタグ名列にもとづいて作成された表上において、ファイル情報について得られた情報属性データの集合に対して、第1の特定の関係にある関連データの集合が特定されるセルに、該当のファイル情報のアイコンを関係付けて出力する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5に記載の方法。
  7. アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置であって、
    情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に情報を特徴付けるタグ名が、見出し語として配置される表の集合であって、装置画面上において、その集合を構成する表の上のセルに対してオープン指示を与えると、その集合を構成する他の表が、オープン指示を与えた表に対するオープン表として装置画面上にオープン表示されるように構成される階層表上への情報の出力装置として、
    装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列をその構成表上に見出し語として配置した階層表を表わす表データを作成する手段と、
    指定した変換対象フォルダに格納されるファイル情報のアイコン、または、変換対象先頭フォルダに格納されるフォルダの中から管理対象情報として指定したフォルダである管理対象フォルダのアイコンを、階層表を構成する表の上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連タグ名集合が該当ファイル情報、または、該当管理対象フォルダの全パス名と第1の特定の関係にあるセルに出力する手段と、
    該当管理対象フォルダのアイコンを配置した第1の表上における同フォルダに対するオープン指示操作を受けて、同フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーを構成するフォルダ、または、ファイル情報を指定された方法によって表示する手段と、
    同部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報を、階層表を構成する表上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合が同ファイル情報の全パス名と第2の特定の関係にあるセルに出力する手段と、
    からなる情報処理装置。
  8. 管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報のアイコンを、階層表を構成する表上の該当するセルに管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されていない情報と区別できる形で表示する請求項7に記載の装置。
  9. アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置であって、
    情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に、セルに配置される情報を特徴付けるタグ名が見出し語として配置される階層表上への情報の出力装置として、
    装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列を登録したマージ元の各子フォルダ名列の親フォルダの全パス名である親フォルダ全パス名と対応付けたタグ名列データを作成する手段と、
    1つのタグ名列の親フォルダ全パス名を構成するパス名であって、そのパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が、該当の親フォルダ全パス名の中に存在しないパス名を、定めた初期値に代えて該当タグ名列データの条件データとしてセットする手段と、
    条件データとしてセットされたパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が別のタグ名列データの条件データになっていないこと、または、条件データをセットするタグ名列が、ユーザによる特定の指定を受けていることを判定し、その判定が得られた場合、該当のタグ名列データの条件データを該当の初期値にリセットする手段と、
    装置画面上に表示されている第1の表上におけるセルに対するオープン指示を受け、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合に対して、その条件データが第3の特定の関係にあるタグ名列の集合に、その条件データが上記初期値であるタグ名列を加えたタグ名列の集合の中から所定の方法に従って選択したタグ名列を、所定の方法に従って配置した第2の表を表わす表データを作成する手段と、
    第2の表上のセルについて、該当セルについて、階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合と第1の特定の関係にある全パス名を持つファイル情報を特定した上、第2の表を、表データにもとづいて、特定した情報のアイコンを該当するセルに関係付けた形で表示する手段と、
    からなる情報処理装置。
  10. フォルダトゥリーに保存されている情報を選択出力するキーワードとして、管理対象情報の名称、または、その部分文字列と、得られているタグ名列を構成するタグ名を指示する手段と、
    キーワードとして入力されたタグ名を含むタグ名列を登録したタグ名列データにおいて、登録されていたタグ名列を、入力されたタグ名から構成される新しいタグ名列によって置き換えた上、全てのタグ名列データに登録されているタグ名列を配置した階層表を表わす表データを作成する手段と、
    を備え、その名称、または、その部分文字列がキーワードとして入力された管理対象フォルダ、または、ファイル情報のアイコンを、階層表上の定まるセルに関係つけて表示する請求項7、請求項8、請求項9に記載の装置。
  11. 作成されているタグ名列データの中、該当のタグ名列を構成するタグ名の数が1個であるタグ名列データがあれば、付されている各親フォルダ全パス名列に該当タグ名を分離符号「¥」を介して接続して得られるテキストを全パス名とするフォルダを管理対象フォルダと見なして該当する情報管理データを作成するとともに、該当のタグ名列データを削除する請求項7、請求項8、請求項10に記載の装置。
  12. 条件データとして求められたパス名に対して、その所属タグ名列を特定するIDデータを対応付ける手段と、
    表上の各セルについて特定される見出し語である関連見出し語を、その所属タグ名列のIDデータに対応付けた関連データの集合を求める手段と、
    1つのファイル情報を格納する階層上位のフォルダである上位フォルダの各々について、その親フォルダの全パス名と同じ親フォルダ全パス名を登録したタグ名列データを特定した上、特定したタグ名列データのIDデータと該当する上位フォルダのフォルダ名称とを対応付けた情報属性データを作成する手段と
    タグ名列データの条件データとして、該当のパス名に対応付けて、その所属タグ名列のIDデータをセットする手段と、
    を備え、
    タグ名列の表上への配置において、1つのセルへのオープン指示によって表示されるオープン表上に配置するタグ名列の選択が、そのセルに定まる全関連タグ名集合に対して第3の特定の関係にある条件データを持つタグ名列の選択としておこなわれ、
    選択されたタグ名列にもとづいて作成された表上において、ファイル情報について得られた情報属性データの集合に対して、第1の特定の関係にある関連データの集合が特定されるセルに、該当のファイル情報のアイコンを関係付けて出力する請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11に記載の装置。
  13. アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
    情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に情報を特徴付けるタグ名が、見出し語として配置される表の集合であって、装置画面上において、その集合を構成する表の上のセルに対してオープン指示を与えると、その集合を構成する他の表が、オープン指示を与えた表に対するオープン表として装置画面上にオープン表示されるように構成される階層表上への情報の出力方法であって、
    装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列をその構成表上に見出し語として配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
    指定した変換対象フォルダに格納されるファイル情報のアイコン、または、変換対象先頭フォルダに格納されるフォルダの中から管理対象情報として指定したフォルダである管理対象フォルダのアイコンを、階層表を構成する表の上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連タグ名集合が該当ファイル情報、または、該当管理対象フォルダの全パス名と第1の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
    該当管理対象フォルダのアイコンを配置した第1の表上における同フォルダに対するオープン指示操作を受けて、同フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーを構成するフォルダ、または、ファイル情報を指定された方法によって表示するステップと、
    同部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報を、階層表を構成する表上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合が同ファイル情報の全パス名と第2の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
    からなる情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
  14. 管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報のアイコンを、階層表を構成する表上の該当するセルに管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されていない情報と区別できる形で表示する請求項13に記載の方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
  15. アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
    情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に、セルに配置される情報を特徴付けるタグ名が見出し語として配置される階層表上への情報の出力方法であって、
    装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列を登録したマージ元の各子フォルダ名列の親フォルダの全パス名である親フォルダ全パス名と対応付けたタグ名列データを作成するステップと、
    1つのタグ名列の親フォルダ全パス名を構成するパス名であって、そのパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が、該当の親フォルダ全パス名の中に存在しないパス名を、定めた初期値に代えて該当タグ名列データの条件データとしてセットするステップと、
    条件データとしてセットされたパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が別のタグ名列データの条件データになっていないこと、または、条件データをセットするタグ名列が、ユーザによる特定の指定を受けていることを判定し、その判定が得られた場合、該当のタグ名列データの条件データを該当の初期値にリセットするステップと、
    装置画面上に表示されている第1の表上におけるセルに対するオープン指示を受け、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合に対して、その条件データが第3の特定の関係にあるタグ名列の集合に、その条件データが上記初期値であるタグ名列を加えたタグ名列の集合の中から所定の方法に従って選択したタグ名列を、所定の方法に従って配置した第2の表を表わす表データを作成するステップと、
    第2の表上のセルについて、該当セルについて、階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合と第1の特定の関係にある全パス名を持つファイル情報を特定した上、第2の表を、表データにもとづいて、特定した情報のアイコンを該当するセルに関係付けた形で表示するステップと、
    からなる情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
  16. フォルダトゥリーに保存されている情報を選択出力するキーワードとして、管理対象情報の名称、または、その部分文字列と、得られているタグ名列を構成するタグ名を指示するステップと、
    キーワードとして入力されたタグ名を含むタグ名列を登録したタグ名列データにおいて、登録されていたタグ名列を、入力されたタグ名から構成される新しいタグ名列によって置き換えた上、全てのタグ名列データに登録されているタグ名列を配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
    を備え、その名称、または、その部分文字列がキーワードとして入力された管理対象フォルダ、または、ファイル情報のアイコンを、階層表上の定まるセルに関係つけて表示する請求項13、請求項14、請求項15に記載の方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
  17. 作成されているタグ名列データの中、該当のタグ名列を構成するタグ名の数が1個であるタグ名列データがあれば、付されている各親フォルダ全パス名列に該当タグ名を分離符号「¥」を介して接続して得られるテキストを全パス名とするフォルダを管理対象フォルダと見なして該当する情報管理データを作成するとともに、該当のタグ名列データを削除する請求項13、請求項14、請求項16に記載の方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
  18. 条件データとして求められたパス名に対して、その所属タグ名列を特定するIDデータを対応付けるステップと、
    表上の各セルについて特定される見出し語である関連見出し語を、その所属タグ名列のIDデータに対応付けた関連データの集合を求めるステップと、
    1つのファイル情報を格納する階層上位のフォルダである上位フォルダの各々について、その親フォルダの全パス名と同じ親フォルダ全パス名を登録したタグ名列を特定した上、特定したタグ名列データのIDデータと該当する上位フォルダのフォルダ名称とを対応付けた情報属性データを作成するステップと
    タグ名列データの条件データとして、該当のパス名に対応付けて、その所属タグ名列のIDデータをセットするステップと、
    を備え、
    タグ名列の表上への配置において、1つのセルへのオープン指示によって表示されるオープン表上に配置するタグ名列の選択が、そのセルに定まる全関連タグ名集合に対して第3の特定の関係にある条件データを持つタグ名列の選択としておこなわれ、
    選択されたタグ名列にもとづいて作成された表上において、ファイル情報について得られた情報属性データの集合に対して、第1の特定の関係にある関連データの集合が特定されるセルに、該当のファイル情報のアイコンを関係付けて出力する請求項13、請求項14、請求項15、請求項16、請求項17に記載の方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
  19. アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
    情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に情報を特徴付けるタグ名が、見出し語として配置される表の集合であって、装置画面上において、その集合を構成する表の上のセルに対してオープン指示を与えると、その集合を構成する他の表が、オープン指示を与えた表に対するオープン表として装置画面上にオープン表示されるように構成される階層表上への情報の出力方法であって、
    装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列をその構成表上に見出し語として配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
    指定した変換対象フォルダに格納されるファイル情報のアイコン、または、変換対象先頭フォルダに格納されるフォルダの中から管理対象情報として指定したフォルダである管理対象フォルダのアイコンを、階層表を構成する表の上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連タグ名集合が該当ファイル情報、または、該当管理対象フォルダの全パス名と第1の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
    該当管理対象フォルダのアイコンを配置した第1の表上における同フォルダに対するオープン指示操作を受けて、同フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーを構成するフォルダ、または、ファイル情報を指定された方法によって表示するステップと、
    同部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報を、階層表を構成する表上のセルであって、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合が同ファイル情報の全パス名と第2の特定の関係にあるセルに出力するステップと、
    からなる情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  20. 管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されているファイル情報のアイコンを、階層表を構成する表上の該当するセルに管理対象フォルダを先頭のフォルダとする部分フォルダトゥリーに格納されていない情報と区別できる形で表示する請求項19に記載の方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  21. アプリケーションが作成する情報であるファイル情報は、装置が用意するフォルダに格納され、フォルダは、1つのフォルダが別のフォルダである親フォルダの中に子フォルダとして格納されることが繰り返される階層構造の形で管理された上、ファイル情報とフォルダからなる情報の特定は、格納される各フォルダの名称であるパス名と自身の名称を、階層構造において占める順序に従って特定の方法によって連結した全パス名によっておこなわれ、情報に対する管理操作は、情報ごとに作成され、情報の種別ごとに定められたイメージ画像であるアイコンに対する装置画面上の操作としておこなわれる情報管理装置にあって、
    情報のアイコンを配置する矩形であるセルがマトリクス状に配置され、その外部に、セルに配置される情報を特徴付けるタグ名が見出し語として配置される階層表上への情報の出力方法であって、
    装置内に保存されている1つのフォルダを変換対象先頭フォルダとして指定する操作を受けて、指定した変換対象フォルダに格納される各フォルダについて、そのフォルダが親フォルダとして直接に格納する子フォルダの名称の順序列である子フォルダ名列を求めた上、同じ子フォルダの名称を共有する子フォルダ名列をマージして得られるタグ名列を登録したマージ元の各子フォルダ名列の親フォルダの全パス名である親フォルダ全パス名と対応付けたタグ名列データを作成するステップと、
    1つのタグ名列の親フォルダ全パス名を構成するパス名であって、そのパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が、該当の親フォルダ全パス名の中に存在しないパス名を、定めた初期値に代えて該当タグ名列データの条件データとしてセットするステップと、
    条件データとしてセットされたパス名と同じタグ名列に所属する別のパス名が別のタグ名列データの条件データになっていないこと、または、条件データをセットするタグ名列が、ユーザによる特定の指定を受けていることを判定し、その判定が得られた場合、該当のタグ名列データの条件データを該当の初期値にリセットするステップと、
    装置画面上に表示されている第1の表上におけるセルに対するオープン指示を受け、そのセルについて階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合に対して、その条件データが第3の特定の関係にあるタグ名列の集合に、その条件データが上記初期値であるタグ名列を加えたタグ名列の集合の中から所定の方法に従って選択したタグ名列を、所定の方法に従って配置した第2の表を表わす表データを作成するステップと、
    第2の表上のセルについて、該当セルについて、階層表全体から定めた方法にしたがって定まる見出し語の集合である全関連見出し語集合と第1の特定の関係にある全パス名を持つファイル情報を特定した上、第2の表を、表データにもとづいて、特定した情報のアイコンを該当するセルに関係付けた形で表示するステップと、
    からなる情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  22. フォルダトゥリーに保存されている情報を選択出力するキーワードとして、管理対象情報の名称、または、その部分文字列と、得られているタグ名列を構成するタグ名を指示するステップと、
    キーワードとして入力されたタグ名を含むタグ名列を登録したタグ名列データにおいて、登録されていたタグ名列を、入力されたタグ名から構成される新しいタグ名列によって置き換えた上、全てのタグ名列データに登録されているタグ名列を配置した階層表を表わす表データを作成するステップと、
    を備え、その名称、または、その部分文字列がキーワードとして入力された管理対象フォルダ、または、ファイル情報のアイコンを、階層表上の定まるセルに関係つけて表示する請求項19、請求項20、請求項21に記載の方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  23. 作成されているタグ名列データの中、該当のタグ名列を構成するタグ名の数が1個であるタグ名列データがあれば、付されている各親フォルダ全パス名列に該当タグ名を分離符号「¥」を介して接続して得られるテキストを全パス名とするフォルダを管理対象フォルダと見なして該当する情報管理データを作成するとともに、該当のタグ名列データを削除する請求項19、請求項20、請求項22に記載の方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  24. 条件データとして求められたパス名に対して、その所属タグ名列を特定するIDデータを対応付けるステップと、
    表上の各セルについて特定される見出し語である関連見出し語を、その所属タグ名列のIDデータに対応付けた関連データの集合を求めるステップと、
    1つのファイル情報を格納する階層上位のフォルダである上位フォルダの各々について、その親フォルダの全パス名と同じ親フォルダ全パス名を登録したタグ名列を特定した上、特定したタグ名列データのIDデータと該当する上位フォルダのフォルダ名称とを対応付けた情報属性データを作成するステップと
    タグ名列データの条件データとして、該当のパス名に対応付けて、その所属タグ名列のIDデータをセットするステップと、
    を備え、
    タグ名列の表上への配置において、1つのセルへのオープン指示によって表示されるオープン表上に配置するタグ名列の選択が、そのセルに定まる全関連タグ名集合に対して第3の特定の関係にある条件データを持つタグ名列の選択としておこなわれ、
    選択されたタグ名列にもとづいて作成された表上において、ファイル情報について得られた情報属性データの集合に対して、第1の特定の関係にある関連データの集合が特定されるセルに、該当のファイル情報のアイコンを関係付けて出力する請求項19、請求項20、請求項21、請求項22、請求項23に記載の方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
JP2017538560A 2015-02-19 2016-09-12 情報管理装置並びにファイル管理方法 Active JP6948492B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030401 2015-02-19
JP2015180242A JP2016157415A (ja) 2015-02-19 2015-09-12 情報管理装置並びにファイル管理方法
JP2015180242 2015-09-12
PCT/JP2016/076874 WO2017043664A1 (ja) 2015-02-19 2016-09-12 情報管理装置並びにファイル管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017043664A1 true JPWO2017043664A1 (ja) 2018-11-15
JP6948492B2 JP6948492B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=56692330

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015108768A Expired - Fee Related JP6251860B2 (ja) 2015-02-19 2015-05-28 情報管理装置並びにファイル管理方法
JP2015180242A Pending JP2016157415A (ja) 2015-02-19 2015-09-12 情報管理装置並びにファイル管理方法
JP2017538560A Active JP6948492B2 (ja) 2015-02-19 2016-09-12 情報管理装置並びにファイル管理方法

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015108768A Expired - Fee Related JP6251860B2 (ja) 2015-02-19 2015-05-28 情報管理装置並びにファイル管理方法
JP2015180242A Pending JP2016157415A (ja) 2015-02-19 2015-09-12 情報管理装置並びにファイル管理方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11556222B2 (ja)
JP (3) JP6251860B2 (ja)
WO (2) WO2016133153A2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11645576B2 (en) * 2018-04-29 2023-05-09 Microsoft Technology Licensing, Llc. Code completion for languages with hierarchical structures
CN110909069B (zh) * 2019-11-11 2022-03-01 口碑(上海)信息技术有限公司 用户分层数据的展示方法及装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043899B2 (ja) 1977-12-28 1985-10-01 株式会社東芝 高実効透磁率非品質合金
US5644736A (en) * 1995-05-25 1997-07-01 International Business Machines Corporation System and method for selecting components of a hierarchical file structure
US7181456B2 (en) * 2002-08-20 2007-02-20 Microsoft Corporation Process description language
JP2005216203A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Mantaro Yajima 表フォーマットデータ処理方法並びに表フォーマットデータ処理装置
WO2007037443A1 (ja) 2005-09-29 2007-04-05 Masatsugu Noda 情報処理装置並びにファイル管理方法
JP5718542B2 (ja) 2005-09-29 2015-05-13 野田 正嗣 情報処理装置並びにファイル管理方法
JP5544571B2 (ja) * 2010-09-06 2014-07-09 国立大学法人佐賀大学 階層構造管理装置、その方法、及びプログラム
JP2012150582A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Just Syst Corp 検索装置及び検索方法
JP2012168663A (ja) * 2011-02-12 2012-09-06 Masatsugu Noda 情報処理装置並びにファイル管理方法
JP6043899B2 (ja) * 2012-04-26 2016-12-14 野田 正嗣 情報管理装置並びに情報検索方法
JP5595548B2 (ja) * 2013-03-26 2014-09-24 キヤノン株式会社 コンテンツ管理装置、コンテンツ管理装置の制御方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体
JP6103314B2 (ja) * 2014-09-02 2017-03-29 野田 正嗣 情報管理装置並びにファイル管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016133153A3 (ja) 2016-10-27
JP6948492B2 (ja) 2021-10-13
WO2017043664A1 (ja) 2017-03-16
US11556222B2 (en) 2023-01-17
WO2016133153A2 (ja) 2016-08-25
JP2016157415A (ja) 2016-09-01
JP6251860B2 (ja) 2017-12-27
US20190384459A1 (en) 2019-12-19
JP2016157411A (ja) 2016-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210334250A1 (en) Construction of database schema models for database systems and rest api's
US20220164526A1 (en) Method And Apparatus For Structured Documents
JP2007265031A (ja) 辞書コンテンツ処理装置、コンテンツ表示システムおよびコンテンツ表示方法
JP2013211040A (ja) 情報処理装置並びにファイル管理方法
JP6103314B2 (ja) 情報管理装置並びにファイル管理方法
CN113535165A (zh) 界面生成方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
CN116401407A (zh) 思维导图的节点属性配置方法、装置、设备和存储介质
JP6043899B2 (ja) 情報管理装置並びに情報検索方法
JP6948492B2 (ja) 情報管理装置並びにファイル管理方法
WO2018038065A1 (ja) 情報管理装置並びにファイル管理方法
US9483852B2 (en) Method for displaying and manipulating genealogical data using a full family graph
WO2016190444A1 (ja) 情報管理装置並びにファイル管理方法
WO2021025091A2 (ja) 情報管理装置並びにファイル管理方法
JP2006065364A (ja) 情報管理方法、情報管理プログラム、及び情報管理装置
JP2022122798A (ja) 情報管理装置並びにファイル管理方法
JP2016197427A (ja) 情報管理装置並びに情報検索方法
JP5718542B2 (ja) 情報処理装置並びにファイル管理方法
JP2002259173A (ja) ファイル管理プログラム、ファイル管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体、ファイル管理装置およびファイル管理方法
JP3395347B2 (ja) 文書処理装置
JP2012168663A (ja) 情報処理装置並びにファイル管理方法
CN115688693A (zh) 文档处理方法、装置、设备及存储介质
JPH06243024A (ja) 文書構造表現方式、その文書構造表現方式によるネットワーク型文書処理装置、並びにデータ構造表示装置
CN115688694A (zh) 文档处理方法、装置、设备及存储介质
JP5113303B2 (ja) 情報処理装置、プログラム、記憶媒体及び表示制御方法
CN114699769A (zh) 游戏界面生成方法、装置、设备及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180804

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191231

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6948492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150