JP3395347B2 - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JP3395347B2
JP3395347B2 JP09700694A JP9700694A JP3395347B2 JP 3395347 B2 JP3395347 B2 JP 3395347B2 JP 09700694 A JP09700694 A JP 09700694A JP 9700694 A JP9700694 A JP 9700694A JP 3395347 B2 JP3395347 B2 JP 3395347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の構成単位を関係
づけて構成した文書構造を扱う文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に文書は、章や段落や図などの論理
的なまとまりを組み合わせた文書構造として表現するこ
とができる。文書構造としては、章や節などの論理的な
まとまりを格納するノードから構成される木構造がよく
知られている。これに対し、近年利用されるようになっ
たハイパーテキストでは、ノード間を自由にリンクで接
続して関連づけることにより、文書構造をネットワーク
構造として表現している。図10(a)は、ハイパーテ
キストの文書構造の一例を示したものである。図10
(a)の例では、矩形が段落や図など文書の論理的なま
とまりを格納する論理単位であるノードである。また、
矢印を持つ線分がノード間の参照関係を示す参照単位で
あるところのリンクである。図10(a)に示すよう
に、ハイパーテキストでは、複数のノードから一つのノ
ードを参照するような文章構造を構築することが可能で
ある。このような文書構造を編集対象とすることによ
り、利用者は、文書の章立てに拘らずノードを自由に関
連づけて柔軟な編集作業を行うことができる。また、単
一の文書に限らず、複数の文書を関連づけてハイパーテ
キストとして表現し、文書間でノードを共有することも
可能である。特に、文書作成の初期段階における、様々
な情報断片やアイデアから文書を形成する作業において
は、ハイパーテキストを用いることが有効であることが
知られている。
【0003】ところで、一般に文書作成の最終段階にお
いては、文書の内容を印刷するために割り付け処理を行
う。ところが、ハイパーテキストは、前述のノードの共
有や図12(b)に示すような参照関係の循環を含んで
いるので、そのままでは適切な割り付け処理を行うこと
ができない。そこで、ハイパーテキストを通常の木構造
で表現される文書に変換する必要が生じる。ハイパーテ
キストから通常の文書への変換においては、所定のノー
ドを起点として、リンクに沿って参照先のノードを取り
出していくことにより、ネットワーク構造から木構造を
抽出するということが行われる。しかし、図10(a)
のように複数のノードが一つのノードを参照している場
合、単純にリンクを辿って木構造を抽出すると、図10
(b)に示すように、抽出した木構造中に同じノードが
重複して現れてしまう。図10(a)では、ノードN1
とノードN5がそれぞれノードN2を参照しているの
で、図10(b)において、ノードN1とノードN5の
下にそれぞれノードN2、ノードN3、ノードN4が重
複して現れている。すなわち、抽出した文書に同じ内容
が何度も繰り返して現れることになる。また、図12
(b)のようにハイパーテキストがループ構造をなす場
合、木構造を抽出する作業が無限ループに陥ってしま
う。
【0004】このような問題を解決するために、特開平
4−171575号公報で示される、ネットワーク構造
で表現された文書構造を木構造に変換する方式が発明さ
れている。この方式では、ノードに一意な識別子を与
え、ネットワーク構造からノードを取り出す際に、その
ノードがすでに木構造に加えられているかどうかを識別
子に基づいて判定し、すでに木構造に加えられていれば
そのノードを取り出さない、という方法によって木構造
中でノードが重複しないようにしている。この方式によ
って、図10(a)のネットワーク構造を木構造に変換
した例を、図10(c)に示す。この例では、先にノー
ドN1からリンクL2を辿ってノードN2を取り出して
いるので、後からノードN5からリンクL6を辿ってノ
ードN2を取り出そうとしても取り出せない。すなわ
ち、ノードN5の下にノードN2が加えられることがな
く、ノードの重複が生じない。ところが、上記従来技術
においては、必ずしも利用者が意図した木構造をネット
ワーク構造から抽出することができない。例えば図10
(a)のネットワーク構造から、図10(d)に示すよ
うな木構造を抽出したいと利用者が意図しても、上記従
来技術ではそのように木構造の抽出を制御することはで
きなかった。
【0005】そこで、特開平5−197719号公報に
示される、リンクの種類によって木構造の抽出を制御
し、利用者がリンクを指定してその種類を決定する手段
を用意することにより、利用者の意図する木構造をネッ
トワーク構造から抽出する方式が発明されている。この
方法によれば、木構造抽出時に参照先のノードを取り出
すリンクと、参照先のノードを取り出さないリンクの2
種類を用意し、複数のノードから一つのノードを参照す
る場合、リンクについて、利用者がそれぞれの種類を決
定することにより、利用者の意図する木構造を抽出する
ことができる。例えば、図10(a)のネットワーク構
造においては、リンクL2をノードを取り出す種類に、
リンクL6をノードをノードを取り出さない種類に設定
することにより、図10(d)に示す木構造が抽出され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の文書
で章や図などの構成要素を共有するような場合、木構造
を抽出する際に、複数のノードから参照されるノードを
取り出したとき、それがどのノードからのリンクを辿っ
て取り出されたかによって、次に辿るべきリンクの参照
先のノードを取り出すか取り出さないかを、切替える必
要が生じる。例えば、互いにノードを共有する図11の
2つの木構造をなす文書を関連づけたハイパーテキスト
を図12(a)に示す。図12(a)のハイパーテキス
トから図11の文書1を抽出するためには、ノードN5
を取り出した後にノードN2を取り出さないようにしな
ければならない。すなわち、リンクL6をノードを取り
出さない種類に設定していなければならない。これに対
し、図12(a)のハイパーテキストから図11の文書
2を抽出するためには、ノードN5を取り出した後にノ
ードN2を取り出すようにしなければならない。すなわ
ち、リンクL6をノードを取り出す種類に設定していな
ければならない。したがって、図12(a)のハイパー
テキストから図11の2つの文書を抽出するためには、
リンクL6の種類を切替える必要がある。ところが上記
従来技術では、リンクに対して常に1つの種類しか設定
しておくことができないので、ハイパーテキストからノ
ードを共有する異なる形態の複数の木構造をいずれも抽
出するように設定することは不可能であった。
【0007】本発明は、かかる問題を解決するためにな
されたものであり、ハイパーテキストのようなネットワ
ーク構造をなす文書から、複数の異なる形態の木構造を
なす文書をともに抽出可能にすることにより、柔軟な文
書作成を行うことができる文書処理装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに、本発明の第1の発明による文書処理装置は、文書
の論理的なまとまりである論理単位と論理単位間の参照
関係を規定する参照単位で表される文書構造を管理する
文書構造管理手段と、前記文書構造の論理単位を指定す
る論理単位指定手段、前記文書構造管理手段に格納され
ている文書構造の少なくとも一部をなす木構造の構成の
情報を、異なる形態の複数の木構造を識別可能に管理す
る木構造管理手段と、前記木構造管理手段の管理する木
構造の情報に基づいて、前記論理単位指定手段により指
定された論理単位をルートとする木構造を抽出する木構
造抽出手段と、前記木構造抽出手段の抽出する木構造に
基づいて文書の割付けを行う文書割り付け手段を有する
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明の第2の発明による文書処理
装置は、文書の論理的なまとまりである論理単位と論理
単位間の参照関係を規定する参照単位で表される文書構
造を管理する文書構造管理手段と、前記文書構造の論理
単位を指定する論理単位指定手段、論理単位指定手段に
より指定された論理単位を起点として文書構造中の参照
関係を探索することにより、文書構造から文書構造の部
分構造である木構造を抽出する木構造抽出手段と、木構
造の抽出を制御するための情報を参照単位に対応づけて
設定し、管理する参照単位情報設定・管理手段とを具備
し、その参照単位情報設定・管理手段は、所定の参照単
位に対応する参照単位情報を設定する際に、該参照単位
情報と該参照単位の参照元に存在する参照単位に対応す
る参照単位情報との関連づけを行うものであり、前記木
構造抽出手段は、前記参照単位情報間の関連に基づいて
木構造を抽出するものであることを特徴とする。
【0010】第2の発明の一態様(第1の態様)では、
前記木構造抽出手段の抽出する木構造に基づいて文書の
割付けを行う文書割り付け手段を有し、参照単位に対応
する参照単位情報に該参照単位が参照する論理単位を割
り付けるための情報を含むことを特徴とする。
【0011】また、本発明の第2の発明の他の態様(第
2の態様)では、上記第2の発明の構成に加えて、論理
単位を表現する図形要素と参照単位を表現する図形要素
を管理する図形要素管理手段と、論理単位間の参照関係
に基づいて図形要素を配置することにより、木構造抽出
手段によって得られた木構造を図化する構造図作成手段
とを具備し、参照単位情報設定・管理手段が利用者によ
って指定された木構造図中の図形要素に対応する参照単
位について、参照単位情報を設定することを特徴とす
る。また、さらに他の態様では、上記第2の態様におい
て、図形要素管理手段が論理単位を表現する図形要素に
ついて複数の種類を管理し、構造図作成手段が複数の論
理単位から同時に参照されている論理単位とそれ以外の
論理単位とで、異なる種類の図形要素を用いて構造図を
作成することを特徴とする。さらに他の態様では、構造
図作成手段が複数の木構造を図化する際に、複数の木構
造に同時に含まれている論理単位について、該論理単位
を表現する図形を木構造間で関連づけて表示することを
特徴とする。
【0012】
【作用】第1の発明においてネットワーク構造をなす文
書から木構造で表される文書を抽出する際に、木構造抽
出手段は、論理単位指定手段により利用者の指定した論
理単位を起点として参照単位を辿って参照先の論理単位
を順次に取り出す。複数の論理単位から参照される論理
単位を取り出したとき、それがどの論理単位を起点とす
る木構造に沿って取り出されたかによって、次に辿るべ
き参照単位の参照先の論理単位を決定しなければならな
い。その決定を可能にするために、本発明は木構造の構
成の情報を文書構造中に用意し、木構造管理手段により
管理する。その木構造の構成の情報としては、異なる形
態の複数の木構造を識別できるようなものであり、例え
木構造の抽出を制御する参照単位情報(例えば、図2
(c)のデータ構造を有するリンク情報)や、抽出する木
構造を指定する木構造情報(例えば、図25(b)のリンク
のデータ構造の一部として保持される木構造識別子リス
ト)などがある。文書割り付け手段は、木構造抽出手段
によって抽出された木構造に基づいて文書の割付けを行
う。本発明によれば、文章構造中の参照関係を探索する
際に、木構造の構成の情報を用いて、指定された論理単
位を起点とする木構造を抽出するようにしたので、異な
る形態の木構造をなす複数の文書を、ネットワーク構造
の文書からともに抽出することができ、柔軟な文書作成
を行うことができる。
【0013】第2の発明は、第1の発明における木構造
の構成の情報として参照単位情報を用いるように構成し
たものである。参照単位情報設定・管理手段は、ネット
ワーク構造の文書から抽出する木構造の数に応じて、複
数の参照単位情報を参照単位に対応づけて管理する。す
なわち、参照単位情報設定・管理手段が参照情報を設定
する際に、すでに参照元の参照単位に設定されている参
照単位情報との関連づけを行う。例えば、図2(b)お
よび(c)には参照単位であるリンクおよび参照単位情
報であるリンク情報のそれぞれのデータ構造の例が示さ
れており、リンクは対応するリンク情報へのポインタを
有し、リンク情報は参照元のリンクのリンク情報と関連
づけを示す参照元リンク情報へのポインタと抽出するか
否かを示す抽出制御情報を有するが、参照単位情報設定
・管理手段はその参照元リンク情報へのポインタの設定
と、抽出制御情報の設定を行う。木構造の抽出において
は、木構造抽出手段は、参照単位情報間の関係を利用し
て木構造の抽出を行う。具体例で言えば、木構造抽出手
段が、複数のノードから参照されているノードを取り出
した後に、次に辿るべきリンクに設定されている複数の
リンク情報の中から、参照元のリンクに設定されている
リンク情報に対応するものを選択する。本発明によれ
ば、所定の参照単位に対応する参照単位情報は該参照単
位の参照元に存在する参照単位に対応する参照単位情報
との関連づけが設定されるので、その参照単位情報を用
いることによりハイパーテキストのようなネットワーク
構造をなす文書から、複数の異なる形態の木構造をなす
文書をいずれも抽出することができる。また、参照単位
情報は一つの参照単位に対して複数対応させて設けるこ
とができるので、同じ参照単位を重複して含むような木
構造の抽出が可能となり、複雑な木構造の抽出が可能と
なる。
【0014】文書割り付け手段は、前記木構造抽出手段
の抽出する木構造に基づいて文書の割付けを行う。な
お、その際、参照単位に対応する参照単位情報に該参照
単位が参照する論理単位を割り付けるための情報、例え
ばシングルカラムで割り付けるあるいはダブルカラムで
割り付けるなどの値を持つ割り付け制御情報を用意して
おくことにより、抽出する木構造毎に異なる割付け処理
を適用することができる。
【0015】図形要素管理手段と構造図作成手段を設け
た本発明の態様においては、各単位を表現する図形要素
を図形要素管理手段により管理し、その図形要素を用い
て木構造抽出手段により得られた木構造を構造図作成手
段により図化する。そして、その図化された図形要素を
利用者が指定することによって、参照単位情報設定手段
は参照単位情報を設定する。これにより、利用者に構造
図を提示するとともに、分かりやすいインタフェースで
参照情報の設定を容易に行うことができる。また、その
構成において、複数の論理単位から同時に参照されてい
る論理単位とそれ以外の論理単位とで、異なる種類の図
形要素で図化するようにした場合、あるいは複数の木構
造に同時に含まれている論理単位について、論理単位を
表現する図形を木構造間で関連づけて表示するようにし
た場合には、複数の木構造で共有している部分を利用者
が明確に把握することができる。
【0016】
【実施例】
[第1の実施例]本実施例は、ハイパーテキストから木
構造をなす文書を抽出する文書作成装置である。
【0017】(実施例の構成)実施例の構成を図1に示
す。本実施例の文書作成装置は、入力手段101、ノー
ド・リンク選択手段102、文書構造格納手段103、
文書構造管理手段104、リンク情報設定手段105、
木構造抽出手段106、構造図作成手段107、図形要
素管理手段108、文書割り付け手段109、表示手段
110から構成される。入力手段101は、利用者から
の入力を扱うキーボードやマウスなどの装置である。ノ
ード・リンク選択手段102は、入力手段101より得
られる利用者が入力した情報に応じて、ノードおよびリ
ンクを選択する手段である。文書構造格納手段103
は、ハイパーテキストを格納するハードディスクなどの
装置である。文書構造管理手段104は、ハイパーテキ
ストを構成するノードとリンクおよびリンク情報の管理
を行うものであり、ノードを管理するノード管理手段1
041とリンクを管理するリンク管理手段1042およ
びリンク情報管理手段1043等を有している。リンク
情報設定手段105は、リンクを指定して木構造を抽出
する際に必要となるリンク情報を設定する手段である。
木構造抽出手段106は、与えられたノードを起点とし
てハイパーテキスト内の参照関係を辿り、リンクに付与
されたリンク情報に基づいて木構造を抽出する。構造図
作成手段107は、木構造抽出手段106によって得ら
れた木構造を、ノードを表すノード図形とリンクを表す
リンク図形を用いて図化する。図形要素管理手段108
は、ノード図形とリンク図形を管理する。文書割り付け
手段109は、木構造抽出手段によって得られた木構造
に対し割り付け処理を行う。表示手段110は、構造図
作成手段によって作成された構造図や文書割り付け手段
によって作成された割り付け結果を表示するためのディ
スプレイなどの装置である。
【0018】(実施例のデータ構造)図2(a)、
(b)、(c)に、文書構造管理手段104によって管
理される、ノードとリンクおよびリンク情報のデータ構
造を示す。ノードは、図2(a)に示すように、ノード
識別子、ノード名、内容データ、リンクリストの各デー
タから構成される。ノード識別子は、ノードに一意に与
えられる識別子である。ノード名は、ノードが保持する
内容データを認識するために利用者が与える名前であ
る。内容データは、文字列や図形などのデータである。
リンクリストは、ノードから他のノードを参照するリン
クの順序付リストであり、リンク識別子が格納される。
ノードが他のノードを参照していない場合、リンクリス
トは空になる。
【0019】リンクは、図2(b)に示すように、リン
ク識別子、参照ノード、リンク情報リストから構成され
る。リンク識別子は、リンクに一意に与えられる識別子
である。参照ノードは、リンクが参照するノードの識別
子を格納する。リンク情報リストは、参照ノードの抽出
を制御するための情報のリストであり、リンク情報識別
子が格納される。リンク情報が設定されていない場合、
リンク情報リストは空になる。
【0020】リンク情報は、リンク情報識別子、参照元
リンク情報、抽出制御情報から構成される。リンク情報
識別子は、リンク情報に一意に与えられる識別子であ
る。参照元リンク情報は、木構造抽出の際に、参照元の
リンクに応じて複数のリンク情報の中から一つのリンク
情報を選択するための情報であり、対応するリンクの参
照元にあるリンクが保持するリンク情報の内いずれかの
識別子を格納する。ただし、木構造の根となるノードか
ら他のノードを参照するリンクに対応するリンク情報に
ついては、参照元のリンクが存在しないため、参照元リ
ンク情報は設定されない。抽出制御情報は、対応するリ
ンクの参照ノードの抽出を制御する情報であり、「抽出
する」および「抽出しない」のいずれかの値が格納され
る。
【0021】図3に、上述のデータ構造を持つノードお
よびリンクを用いて、ハイパーテキストを表現した例を
示す。図3の例においては、ノードN003がリンクL
002とリンクL006により参照されている。そのた
め、ノードN003からノードN004を参照するため
のリンクL003は、2つのリンク情報C003とC0
07を保持し、リンク情報C003がリンクL002が
保持するリンク情報C002に対応づけられ、リンク情
報C007がリンクL006が保持するリンク情報C0
06に対応づけられている。同様に、リンクL004が
保持するリンク情報についても、リンク情報C004が
リンクL002が保持するリンク情報C002に対応づ
けられ、リンク情報C008がリンクL006が保持す
るリンク情報C006に対応づけられている。さらに、
リンクL005が保持するリンク情報についても、リン
ク情報C005がリンクL002が保持するリンク情報
C002に対応づけられ、リンク情報C009がリンク
L006が保持するリンク情報C006に対応づけられ
ている。
【0022】図2(d)、(e)に、図形要素管理手段
108によって管理される、ノード図形およびリンク図
形のデータ構造を示す。ノード図形は、図2(d)に示
すように、図形識別子、対応ノード、配置座標、表示タ
イプの各データから構成される。図形識別子は、ノード
図形に対して一意に与えられる識別子である。対応ノー
ドは、ノード図形に対応するノードの識別子が格納され
る。配置座標は、ノード図形が配置される座標の値であ
る。表示タイプは、「実線」および「破線」のいずれか
の値が格納される。
【0023】リンク図形は、図2(e)に示すように、
図形識別子、対応リンク、対応リンク情報、根元の座標
と先端の座標の組、表示タイプの各データから構成され
る。図形識別子は、リンク図形に対して一意に与えられ
る識別子である。対応リンクは、リンク図形に対応する
リンクの識別子が格納される。対応リンク情報は、リン
ク図形に関連づけられるリンク情報の識別子が格納され
る。根元の座標と先端の座標の組は、リンク図形の根元
が配置される座標の値とリンク図形の先端が配置される
座標との組である。表示タイプは、「実線」および「破
線」のいずれかの値が格納される。
【0024】(実施例の動作の説明)本実施例の文書作
成装置は、あらかじめ作成されているハイパーテキスト
に対し、所定のノードから抽出される木構造を図化して
表示する構造図作成処理と、構造図上のリンク図形を指
定することによって対応するリンクのリンク情報を設定
するリンク情報設定処理と、構造図上のノード図形を指
定することによって対応するノードを根とする木構造を
抽出しノードの内容データを割り付ける文書割り付け処
理を行う。本実施例では、図3に例示すハイパーテキス
トに対し、リンク情報設定処理および文書割り付け処理
を行う過程について説明する。
【0025】本実施例の装置では、まず最初に、木構造
の根となるルートノードを指定することによって、構造
図作成処理が行われる。ルートノードの指定は、利用者
が、図4(a)に示すユーザインタフェース上で、シス
テムメニューを開き、「ルートノード設定」という項目
を選択することにより行われる。ノードの指定方法に
は、ノード名を入力する方法や、ノード名の一覧表から
所定のノードを選択する方法などが考えられるが、本発
明の本質ではないので、ここでは省略する。なお、メニ
ューの処理については図13のフローチャートを用いて
後で説明する。
【0026】図4(b)は、ルートノードとして図3の
ハイパーテキストにおけるノードN001を指定した例
である。ルートノードが指定されると、ルートノードに
対応するノード図形が生成され、ユーザインタフェース
上に表示される。さらに、ルートノードから他のノード
を参照するリンクに対応するリンク図形、およびそのリ
ンクの参照ノードに対応するノード図形が生成され、ユ
ーザインタフェース上に表示される。図4(b)におい
ては、ノード名を内包する矩形がノード図形であり、矩
形を結ぶ線分がリンク図形である。このとき、ルートノ
ードから他のノードを参照するリンクについてリンク情
報が調べられ、リンク情報が「抽出する」という値を保
持している場合、リンクの参照先のノードについて、前
述のようなノード図形およびリンク図形の生成が、再帰
的に繰り返される。この処理の詳細は、図18および図
19に示されており、後で説明する。
【0027】ここで、ルートノードから他のノードを参
照するリンクが保持するリンク情報の中で、調べる対象
となるのは、参照元リンク情報が設定されていないリン
ク情報である。そのリンクの参照先に位置するリンクに
関しては、すでに調べられたリンク情報を参照元リンク
情報として保持するリンク情報が、調べる対象となる。
また、該当するリンク情報が存在しない場合は、新しい
リンク情報が生成され、リンクに付与される。生成時の
リンク情報における抽出制御情報は、「抽出しない」と
いう値を取るものとする。このとき生成されるノード図
形およびリンク図形については、対応するリンク情報が
「抽出する」という値を保持する場合、実線で示される
図形要素が生成され、対応するリンク情報が「抽出しな
い」という値を保持する場合、破線で示される図形要素
が生成される。また、リンク図形の生成時に、対応する
リンク情報との関連づけが行われる。ここでは、図3の
ハイパーテキストにおいて、まだいずれのリンクにもリ
ンク情報が設定されていないものとする。したがって、
リンクL001およびリンクL002に対し、新たに生
成されたリンク情報が付与される。
【0028】リンク情報設定処理は、図4(b)に示す
ように、利用者が構造図上でリンク図形を指定して、リ
ンクメニューを開き項目を選択することによりリンク情
報設定手段105により行われる。リンクメニューの項
目「セット」を選択すると、後述する図14に示すリン
ク情報設定アルゴリズム1により、対応するリンク情報
に「抽出する」という値が設定される。また、リンクメ
ニューの項目「解除」を選択すると、同様に後述する図
15に示すリンク情報設定アルゴリズム2により、リン
ク情報に「抽出しない」という値が設定される。図4
(b)の例において、「ノード1」と「ノード3」を結
ぶリンク図形を指定し、リンクメニューで「セット」を
選択した結果を、図4(c)に示す。図4(c)に示す
ように、リンク情報の保持する値が「抽出する」に変更
されたのに伴い、対応するリンク図形およびリンクの参
照ノードを表現するノード図形が、それぞれ破線から実
線へと書き換えられる。さらに、対応するリンクの参照
ノードから他のノードを参照するリンクについて、新た
にリンク情報が生成され、直前に変更されたリンク情報
がそれらの参照元リンク情報として設定される。そし
て、リンクに対応するリンク図形、およびそのリンクの
参照ノードに対応するノード図形が生成される。図4
(c)の例では、図3におけるリンクL002に対応す
るリンク情報の値が「抽出する」に変更されたので、リ
ンクL002に対応するリンク図形、およびノードN0
03に対応するノード図形が書き換えられる。そして、
ノードN003が保持するリンクL003、リンクL0
04、リンクL005に対応するリンク図形、およびそ
れらのリンクの参照ノードであるノードN004、ノー
ドN005、ノードN006に対応するノード図形が表
示される。このとき、リンクL003、リンクL00
4、リンクL005に対して新たに生成されたリンク情
報が付与され、それらのリンク情報の参照元リンク情報
として、リンクL002が保持するリンク情報が格納さ
れる。
【0029】リンクメニューの項目「解除」を選択した
場合は、リンク情報の抽出制御情報が「抽出しない」に
変更されたのに伴い、対応するリンク図形およびリンク
の参照ノードを表現するノード図形が、それぞれ実線か
ら破線へと書き換えられる。さらに、そのノード図形よ
り下位に存在するリンク図形およびノード図形が全て削
除される。このとき、変更されたリンク情報を参照元リ
ンク情報として持つリンク情報、およびそのリンク情報
に関連づけられている下位のリンク情報も、再帰的に削
除される。すなわち、図4(c)の例において、「ノー
ド1」と「ノード3」を結ぶリンク図形を指定し、リン
クメニューで「解除」を選択すると、図4(b)に示す
状態になる。図5(a)は、図4(c)に示す状態から
さらにリンク情報設定処理を行い、図3中に示すように
リンク情報を設定したときの構造図表示である。
【0030】文書割り付け処理は、図5(a)に示すよ
うに、利用者が構造図上でノード図形を指定してノード
メニューを開き、項目「割り付け」を選択することによ
り文書割り付け手段109で行われる。文書割り付け処
理は、利用者によって指定されたノードを起点として、
リンクの参照関係に沿ってリンク情報を調べ、抽出制御
情報に基づいてノードを抽出し、順次割り付けた結果
を、ウィンドウに表示もしくはプリンタに出力する。こ
こで、割り付け処理については、単純にノード名を見出
しとして割り付け、ノードの内容データを見出しの直後
に割り付けるものとする。なお、割り付け処理のアルゴ
リズムの詳細については、図16のフローチャートによ
り後述する。
【0031】図5(a)の例では、まず最初にルートノ
ードとして指定されたノードN001が割り付けられ
る。次に、ノードN001が保持するリンクについて、
参照元リンク情報が設定されていないリンク情報が調べ
られる。リンクL001が保持するリンク情報C001
は「抽出する」という値を保持しているので、リンクL
001の参照ノードであるノードN002が割り付けら
れる。ノードN002はリンクを保持していないので、
ノードN001が保持する残りのリンクについてリンク
情報が調べられる。リンクL002が保持するリンク情
報C002は「抽出する」という値を保持しているの
で、リンクL002の参照ノードであるノードN003
が割り付けられる。
【0032】次に、ノードN003が保持するリンクに
ついて、参照元リンク情報としてリンク情報C002が
設定されているリンク情報が取り出され、抽出制御情報
が調べられる。まず、リンクL003が保持するリンク
情報C003は「抽出する」という値を保持しているの
で、リンクL003の参照ノードであるノードN004
が割り付けられる。ノードN004はリンクを保持して
いないので、ノードN003が保持する残りのリンクに
ついてリンク情報が調べられる。リンクL004が保持
するリンク情報C004は「抽出しない」という値を保
持しているので、リンクL004の参照ノードであるノ
ードN005は割り付けられない。リンクL005が保
持するリンク情報C005は「抽出する」という値を保
持しているので、リンクL005の参照ノードであるノ
ードN006が割り付けられる。ノードN006はリン
クを保持しておらず、さらにノードN003およびノー
ドN001についても残りのリンクが存在しないので、
処理が終了する。図5(b)は、上述のように文書割り
付け処理を行った結果を表示したものである。
【0033】図6(a)は、図3のノードN007をル
ートノードとして指定し、図3中に示すようにリンク情
報設定処理を行ったときの構造図表示である。図6
(b)は、図6(a)においてノードN007を指定し
て文書割り付け処理を行った結果である。
【0034】図7(a)は、ルートノードとしてノード
N001とノードN007の両方を指定し、複数の木構
造図を同一画面上に表示した例である。この例では、ノ
ード図形のデータ構造として、図7(b)に示すように
内部表示フラグを加えたものを用いる。内部表示フラグ
は、「内部表示有り」および「内部表示無し」のいずれ
かの値を取り、ノード図形の生成時には、「内部表示無
し」の値を取るものとする。そして、図形要素管理手段
108がノード図形を生成する時に、すでに同じ対応ノ
ードを保持するノード図形が生成されていた場合、新た
に生成したノード図形および同じ対応ノードを持つノー
ド図形について、内部表示フラグを「内部表示有り」に
設定し、ノード図形を書き換えるようにしたものであ
る。このように、一つのノードに対応する複数のノード
図形を同一画面上に表示する際に、内部表示に変化を持
たせることにより、利用者が複数の木構造で共有してい
る部分を明確に把握することができる。
【0035】図8は、図7(a)と同様にルートノード
としてノードN001とノードN007の両方を指定
し、複数の木構造図を同一画面上に表示した例である。
この例では、リンク情報設定手段105が、所定のリン
ク図形を指定して対応するリンク情報の抽出制御情報を
「抽出する」に設定するとき、リンク図形およびノード
図形を実線で示すよう書き換える際に、すでに同じ対応
ノードを保持するノード図形の表示タイプが「実線」で
あれば、互いのノード図形の内部表示フラグを「内部表
示有り」に設定し、ノード図形を書き換えるようにした
ものである。このように、一つの抽出するノードに対応
する複数のノード図形を同一画面上に表示する際に、内
部表示に変化を持たせることにより、利用者が複数の木
構造で共有している部分を明確に把握することができ
る。
【0036】図9(a)は、図7(a)と同様にルート
ノードとしてノードN001とノードN007の両方を
指定し、複数の木構造図を同一画面上に表示した例であ
る。この例では、構造図作成手段が、新たに生成したノ
ード図形を配置するときに、すでに同じ対応ノードを保
持するノード図形が生成されていた場合、新たに生成し
たノード図形をそのノード図形に重ねて配置するように
したものである。このように、一つのノードに対応する
複数のノード図形を同一画面上に表示する際に、互いに
関係づけて配置することにより、利用者が複数の木構造
で共有している部分を明確に把握することができる。図
9(b)は、図9(a)と同様に、一つのノードに対応
する複数のノード図形を関係づけて配置する方法の例で
あり、リンク図形とは異なる形状の線分でノード図形間
を結ぶようにしたものである。
【0037】また、この他にも、一つのノードに対応す
る複数のノード図形を同一画面上に表示する方法として
は、上述のノード図形の内部表示に変化を持たせる方法
と、ノード図形を互いに関係づけて表示する方法を組み
合わせるようにしてもよい。
【0038】以下に、各部の処理の詳細を図13〜図2
2のフローチャートにより説明する。図13は本実施例
におけるメニュー処理のアルゴリズムを示すものであ
る。 ステップ(0) 利用者によってメニュー表示が指示さ
れる。 ステップ(1) 現在のカーソル位置に図形要素が存在
するか否かを判定する。 ステップ(10) 図形要素が存在するときには、さら
にその図形要素はリンク図形か否かを判定する。 ステップ(100) その判定の結果、図形要素がリン
ク図形であるとき図4(b)に示すようなリンクメニュ
ーを表示する。 ステップ(101) リンクメニューのメニュー項目
「セット」が選択されたかを判定する。 ステップ(1010) メニュー項目「セット」が選択
されたときには、リンク情報設定処理アルゴリズム1
(図14)を呼び出す。 ステップ(1011) メニュー項目「セット」が選択
されなかったときには、リンクメニューのメニュー項目
「解除」が選択されたかを判定する。 ステップ(10110) その判定の結果、メニュー項
目「解除」が選択されていたときには、リンク情報設定
処理アルゴリズム2を呼び出す。
【0039】ステップ(102) ステップ(10)に
より現在のカーソル1の図形要素がリンク図形ではない
と判定されたときには、図5に示すようなノードメニュ
ーを表示する。 ステップ(103) 利用者によってメニュー項目「割
り付け」が選択されたかを判定する。 ステップ(1030) メニュー項目「割り付け」が選
択されたときには、文書割り付け処理アルゴリズム1を
呼び出す。
【0040】ステップ(11) ステップ(1)の判定
の結果、図形要素のないところが指示されていたときに
は、図4(a)に示すようなシステムメニューを表示す
る。 ステップ(12) システムメニューのメニュー項目
「ルートノード設定」が選択されたかを判定する。 ステップ(120) メニュー項目「ルートノード設
定」が選択されたときには、ルートノード設定処理アル
ゴリズム(図18)を呼び出す。 ステップ(121) メニュー項目「ルートノード設
定」が選択されていなかったメニュー項目「終了」が選
択されたかを調べ、メニュー項目「終了」が選択されて
いたときにはメニュー処理を終了し、そうでない場合に
はステップ(0)へ戻る。
【0041】図14は本実施例におけるリンクメニュー
のメニュー項目「セット」が選択された場合のリンク情
報の設定を行うリンク情報設定処理アルゴリズム1であ
る。 ステップ(20) リンク情報管理手段1043から、
カーソルによって選択されているリンク図形の対応リン
ク情報のデータを入手する。 ステップ(21) リンク情報の抽出制御情報の値は
「抽出しない」か否かを調べる。 ステップ(210) リンク情報の抽出制御情報の値が
「抽出しない」に設定されていた場合には、その値を
「抽出する」に設定する。 ステップ(211) リンク図形の表示タイプを「実
線」に設定し、リンク図形を書き換える。 ステップ(212) リンク管理手段1042から、リ
ンク図形の対応リンクのデータを入手する。 ステップ(213) ノード管理手段1041から、リ
ンクの参照ノードのデータを入手する。 ステップ(214) ノードに対応するノード図形の表
示タイプを「実線」に設定し、ノード図形を書き換え
る。
【0042】ステップ(215) 次に、ノードはリン
クを有するか否かを調べる。ノードがリンクを有しない
ときには、呼び出した元のルーチンへ戻る。 ステップ(2150) ノードがリンクを有するときに
は、リンク管理手段1042から、ノードが保持するリ
ンクのデータを入手する。 ステップ(2151) 新たにリンク情報を生成し、カ
ーソルによって選択されているリンク図形が保持する対
応リンク情報を参照元リンク情報として設定する。 ステップ(2152) リンク情報識別子をリンクのリ
ンク情報リストに格納する。 ステップ(2153) リンクに対応するリンク図形を
生成する。 ステップ(2154) リンク図形の表示タイプを「破
線」に設定し、リンク図形の根元が参照元のノードに対
応するノード図形の右端に重なるように配置する。 ステップ(2155) ノード管理手段1041から、
リンクの参照ノードのデータを入手する。 ステップ(2156) ノードに対応するノード図形を
生成する。 ステップ(2157) ノード図形の表示タイプを「破
線」に設定し、ノード図形の左端がリンク図形の先端に
重なるように配置する。 ステップ(2158) ステップ(215)で調べたノ
ードについて、ノードが保持するリンクリスト中でリン
ク図形を表示していないリンクは残っているかを調べ、
残っていればそのリンクについてのリンク設定処理のた
めステップ(2150)へ戻る。リンク図形を表示して
いないリンクが残っていなかったときには、呼び出した
元のルーチンへ戻る。
【0043】図15は本実施例におけるリンクメニュー
のメニュー項目「解除」が選択された場合のリンク情報
の設定を行うリンク情報設定処理アルゴリズム2を示す
ものである。 ステップ(30) リンク情報管理手段1043から、
カーソルによって選択されているリンク図形の対応リン
ク情報のデータを入手する。 ステップ(31) 入手したリンク情報の抽出制御情報
の値は「抽出する」か否かを調べる。 ステップ(310) リンク情報の抽出制御情報の値が
「抽出する」であったときには、それを「抽出しない」
に変更設定する。 ステップ(311) リンク図形の表示タイプを「破
線」に設定し、リンク図形を書き換える。 ステップ(312) リンク管理手段1042から、リ
ンク図形の対応リンクのデータを入手する。 ステップ(313) ノード管理手段1041から、リ
ンクの参照ノードのデータを入手する。 ステップ(314) ノードに対応するノード図形の表
示タイプを「破線」に設定し、ノード図形を書き換え
る。
【0044】ステップ(315) ノードはリンクを有
するかを調べる。リンクを有しない場合には呼び出した
元のルーチンへ戻る。 ステップ(3150) リンク管理手段から、ノードが
保持するリンクのデータを入手する。 ステップ(3151) ノード管理手段1042から、
リンクの参照ノードのデータを入手する。 ステップ(3152) 参照ノードについて構造図削除
処理アルゴリズム(図22)を呼び出す。 ステップ(3153) リンクに対応するリンク図形が
保持する対応リンク情報を、リンクのリンク情報リスト
から削除する。 ステップ(3154) リンク図形が保持する対応リン
ク情報を削除し、リンク図形を削除する。 ステップ(3155) ステップ(315)で調べたノ
ードについて、ノードが保持するリンクリスト中でリン
ク図形を削除していないリンクは残っているかを調べ、
残っていればそのリンクについてのリンク情報解除処理
のためステップ(3150)へ戻る。リンク図形を表示
していないリンクが残っていなかったときには、呼び出
した元のルーチンへ戻る。
【0045】図16は本実施例における図13のメニュ
ー処理アルゴリズムのステップ(1030)で呼び出さ
れる文書割り付け処理アルゴリズム1である。 ステップ(40) ノード図形の表示タイプは「実線」
かを調べる。「実線」でない場合には、本処理を呼び出
した元のルーチンへ戻る。 ステップ(400) ノード図形の表示タイプが「実
線」の場合には、ノード管理手段1041から、カーソ
ルによって選択されているノード図形の対応ノードのデ
ータを入手する。 ステップ(401) ノード名を見出しとして割り付
け、内容データを見出しの直後に割り付ける。
【0046】ステップ(402) ノードはリンクを有
するか否かを調べる。ノードがリンクを持たない場合に
は、本処理を呼び出した元のルーチンへ戻る。 ステップ(4020) リンク管理手段1042から、
ノードが保持するリンクのデータを入手する。 ステップ(4021) 図形要素管理手段108から、
リンクに対応するリンク図形のデータを入手する。 ステップ(4022) リンク情報管理手段1043か
ら、リンク図形の対応リンク情報を入手する。
【0047】ステップ(4023) その入手したリン
ク情報の抽出制御情報は、「抽出する」か否かを調べ
る。「抽出する」でないときには割付けは行わないので
ステップ4024へ移る。 ステップ(40230) 抽出制御情報が「抽出する」
であるときには、そのリンク情報をスタックに格納す
る。 ステップ(40231) リンクの参照先ノードについ
て、文書割り付け処理アルゴリズム2を呼び出す。 ステップ(40232) リンク情報をスタックから削
除する。 ステップ(4024) ステップ(402)で調べたノ
ードについて、ノードが保持するリンクリスト中でリン
ク情報を調べていないリンクは残っているかを調べ、残
っていればステップ(4020)へ戻る。リンク図形を
表示していないリンクが残っていなかったときには、呼
び出した元のルーチンへ戻る。
【0048】図17は本実施例における図16のステッ
プ(40231)において呼び出される文書割り付け処
理アルゴリズム2を示すものである。 ステップ(50) ノード管理手段1041から、リン
クの参照先のノードのデータを入手する。 ステップ(51) ノード名を見出しとして割り付け、
内容データを見出しの直後に割り付ける。
【0049】ステップ(52) 上記の割り付けられた
ノードはリンクを有するか否かを調べる。その結果、ノ
ードがリンクを持たない場合には、呼び出したルーチン
へ戻る。 ステップ(520) そのノードがリンクを有している
場合には、リンク管理手段1042から、ノードが保持
するリンクのデータを入手する。 ステップ(521) リンク情報管理手段1043か
ら、リンクが保持するリンク情報のうちスタックの最後
に格納されているリンク情報を参照元リンク情報とする
リンク情報のデータを入手する。
【0050】ステップ(522) リンク情報の抽出制
御情報は、「抽出する」か否かを調べる。抽出制御情報
が「抽出する」でなかった場合にはステップ(523)
へ進む。 ステップ(5220) 抽出制御情報が「抽出する」で
あった場合には、そのリンク情報をスタックに格納す
る。 ステップ(5221) リンクの参照先ノードについ
て、文書割り付け処理アルゴリズム2を呼び出す。 ステップ(5222) リンク情報をスタックから削除
し、ステップ523へ移る。 ステップ(523) ステップ(52)で調べたノード
について、ノードが保持するリンクリスト中でリンク情
報を調べていないリンクは残っているか否かを調べ、残
っていれば前記ステップ(520)へ戻る。リンク図形
を表示していないリンクが残っていなかったときには、
呼び出した元のルーチンへ戻る。
【0051】図18および図19は図13のステップ
(120)で呼び出される本実施例におけるルートノー
ド設定処理アルゴリズムである。 ステップ(60) ノード管理手段1041から、利用
者によって指定されたノードのデータを入手する。 ステップ(61) ノードに対応するノード図形を生成
する。 ステップ(62) ノード図形の表示タイプを「実線」
に設定し、利用者がカーソルによって示す位置に配置す
る。
【0052】ステップ(63) そのノードがリンクを
有するかを調べ、リンクを有さない場合には呼び出した
元のルーチンへ戻る。 ステップ(630) そのノードがリンクを有する場合
には、リンク管理手段1042から、ノードが保持する
リンクのデータを入手する。 ステップ(631) 入手したリンクのデータからその
リンクがリンク情報を保持しているかを調べる。 ステップ(6310) 保持している場合には、リンク
情報管理手段1043から、リンクが保持するリンク情
報のデータを入手する。 ステップ(6311) リンクが保持するリンク情報の
うち、参照元リンク情報が設定されていないものは有る
かを調べる。設定されていないものがない場合にはステ
ップ(6312)以降の処理に進む。 ステップ(63110) 設定されていないものがある
場合には、リンク情報の抽出制御情報は「抽出する」か
を調べる。「抽出する」でない場合にはステップ(63
13)へ進む。 ステップ(631100) 「抽出する」の場合には、
リンクに対応するリンク図形を生成する。 ステップ(631101) リンク図形の表示タイプを
「実線」に設定し、リンク図形の根元が参照元のノード
に対応するノード図形の右端に重なるように配置する。 ステップ(631102) リンク情報をスタックの最
後に格納する。 ステップ(631103) リンクの参照ノードについ
て、構造図作成処理アルゴリズム(図20および図2
1)を呼び出す。 ステップ(631104) リンク情報をスタックから
削除する。そして、ステップ(632)へ進む。
【0053】ステップ(6312) ステップ(63
1)で指定されたノードのリンクがリンク情報を保持し
ていないと判定された場合、およびステップ(631
1)でリンク情報を保持していても参照元リンク情報が
設定されていない場合には、新たにリンク情報を生成
し、リンクのリンク情報リストに格納する。 ステップ(6313) リンクに対応するリンク図形を
生成する。 ステップ(6314) リンク図形の表示タイプを「破
線」に設定し、リンク図形の根元が参照元のノードに対
応するノード図形の右端に重なるように配置する。 ステップ(6315) ノード管理手段1041から、
リンクの参照ノードのデータを入手する。 ステップ(6316) ノードに対応するノード図形を
生成する。 ステップ(6317) ノード図形の表示タイプを「破
線」に設定し、ノード図形の左端がリンク図形の先端に
重なるように配置し、ステップ(632)へ進む。
【0054】ステップ(632) ステップ(63)で
調べたノードについて、ノードが保持するリンクリスト
中でリンク図形を表示していないリンクは残っているか
を調べ、残っている場合には、その残りのリンクについ
ての処理のためステップ(630)へ戻る。リンク図形
を表示していないリンクが残っていない場合には、呼び
出した元のルーチンへ戻る。
【0055】図20および図21は図19のステップ
(631103)によって呼び出される構造図作成処理
アルゴリズムである。 ステップ(70) ノード管理手段1041から、与え
られたノードのデータを入手する。 ステップ(71) ノードに対応するノード図形を生成
する。 ステップ(72) ノード図形の表示タイプを「実線」
に設定し、ノード図形の左端が参照元のリンクに対応す
るリンク図形の先端に重なるように配置する。
【0056】ステップ(73) ノードはリンクを有す
るかを調べ、リンクを有さない場合には呼び出した元の
ルーチンへ戻る。 ステップ(730) ノードがリンクを有する場合に
は、リンク管理手段1042から、ノードが保持するリ
ンクのデータを入手する。 ステップ(731) リンク情報管理手段1043か
ら、リンクが保持するリンク情報のうちスタックの最後
に格納されているリンク情報を参照元リンク情報とする
リンク情報のデータを入手する。
【0057】ステップ(732) リンク情報の抽出制
御情報は「抽出する」かを調べる。 ステップ(7320) 抽出制御情報が「抽出する」の
場合には、リンクに対応するリンク図形を生成する。 ステップ(7321) リンク図形の表示タイプを「実
線」に設定し、リンク図形の根元が参照元のノードに対
応するノード図形の右端に重なるように配置する。 ステップ(7322) リンク情報をスタックの最後に
格納する。 ステップ(7323) リンクの参照ノードについて、
再帰的に構造図作成処理アルゴリズムを呼び出す。 ステップ(7324) リンク情報をスタックから削除
し、ステップ(733)へ進む。
【0058】ステップ(7325) ステップ(73
2)において抽出制御情報が「抽出する」ではないと判
定された場合には、リンクに対応するリンク図形を生成
する。 ステップ(7326) リンク図形の表示タイプを「破
線」に設定し、リンク図形の根元が参照元のノードに対
応するノード図形の右端に重なるように配置する。 ステップ(7327) ノード管理手段1041から、
リンクの参照ノードのデータを入手する。 ステップ(7328) ノードに対応するノード図形を
生成する。 ステップ(7329) ノード図形の表示タイプを「破
線」に設定し、ノード図形の左端がリンク図形の先端に
重なるように配置し、ステップ(733)へ進む。
【0059】ステップ(733) ステップ(73)で
調べたノードについて、ノードが保持するリンクリスト
中でリンク図形を表示していないリンクは残っているか
を調べ、残っている場合には、その残りのリンクについ
ての処理のためステップ(730)へ戻る。リンク図形
を表示していないリンクが残っていない場合には、呼び
出した元のルーチンへ戻る。
【0060】図22は図15のステップ(3152)に
より呼び出される構造図削除処理アルゴリズムを示すも
のである。 ステップ(80) ノード管理手段1041から、与え
られたノードのデータを入手する。 ステップ(81) そのノードがリンクを有するかを調
べる。 ステップ(810) リンクを有する場合には、リンク
管理手段1042から、ノードが保持するリンクのデー
タを入手する。 ステップ(811) リンクの参照ノードについて、再
帰的に構造図削除処理アルゴリズムを呼び出す。 ステップ(812) リンクに対応するリンク図形が保
持する対応リンク情報を、リンクのリンク情報リストか
ら削除する。 ステップ(813) リンク図形が保持する対応リンク
情報を削除し、リンク図形を削除する。 ステップ(814) ステップ(81)で調べたノード
について、ノードが保持するリンクリスト中でリンク図
形を削除していないリンクは残っているかを調べ、残っ
ていればその残りのリンクに関する処理のためステップ
(810)へ戻る。 ステップ(82) ステップ(81)で与えられたノー
ドがリンクを持たないと判定された場合、およびステッ
プ(814)で未処理のリンクが残っていないと判定さ
れた場合には、ノードに対応するノード図形を削除し、
呼び出した元のルーチンへ戻る。
【0061】[その他の実施例]第1の実施例におい
て、リンク情報が「ダブルカラムで割り付ける」という
ような割り付け処理を制御する情報を保持するように
し、文書割り付け処理の際に、その情報を利用するよう
に構成を付加して実施してもよい。この場合、図24
(c)に示すようにリンク情報のデータ構造に割り付け
制御情報という要素を加え、抽出制御情報が「抽出す
る」という値を取るときのみ、対応するリンクの参照ノ
ードの内容をどのように割り付けるかを制御情報を格納
するものとする。割り付け制御情報は、図4(b)に示
すようなリンクメニューもしくはプロパティシートなど
を用いて、利用者が指定することができるものとする。
図24(a)および(b)は、図5(a)および図6
(a)に示す木構造について、「ノード3」すなわち図
3中のノードN003を割り付けるための割り付け制御
情報が互いに異なるように設定して、割り付け処理を行
った例である。この例では、リンク情報C002には
「シングルカラムで割り付ける」という割り付け制御情
報が設定されており、これに対して、リンク情報C00
6には「ダブルカラムで割り付ける」という割り付け制
御情報が設定されているものとする。このように、リン
ク情報が割り付け処理を制御する情報を保持し、文書割
り付け処理がその情報を用いることにより、ネットワー
ク構造から抽出される複数の木構造で共有される部分に
ついて、木構造毎に異なる割り付け処理を適用すること
ができる。
【0062】第1の実施例では、参照元と参照先のリン
ク情報の関係付けによって木構造の抽出を行う構成であ
ったが、木構造の識別子を用いて木構造の抽出の制御を
行うよう構成を変更して実施することが可能である。そ
の実施例の構成を図23に示す。図23に示す実施例の
構成は、図1に示す第1の実施例の構成において、リン
ク情報管理手段に代えて木構造情報管理手段を用い、リ
ンク情報設定手段に代えて木構造情報設定手段を用いる
ことになる。図25(a)および(b)は、ネットワー
ク構造から抽出される木構造についてそれぞれ識別子を
用意し、リンクが木構造の識別子のリストを保持するよ
うにしたデータ構造の例である。この例においては、所
定の木構造についてリンクの参照ノードを抽出する場
合、そのリンクが木構造の識別子を保持する。リンクが
保持する木構造の識別子の数は、そのリンクを含む木構
造の数と同数である。これにより、ネットワーク構造か
ら木構造を抽出する際に、その木構造の識別子を保持す
るリンクのみを辿って参照ノードを取り出すことによ
り、ネットワーク構造から複数の木構造を抽出すること
ができる。図26は、図25のデータ構造を用いて、図
27(a)に示すネットワーク構造を表現した例であ
る。このネットワーク構造からは図27(b)および
(c)に示す2つの木構造が抽出される。この例では、
木構造の識別子として、木構造のルートのノードのノー
ド識別子を用いている。また、リンクの代わりにノード
が木構造の識別子を保持する構成により実施することも
可能である。
【0063】図28(a)および(b)は、木構造の抽
出を制御する情報をノードが保持するようにしたデータ
構造の例である。この例においては、ノードが子ノード
を参照するリンクに対応づけて、参照元のリンクと抽出
制御情報の組を保持している。これにより、ネットワー
ク構造から木構造を抽出する際に、複数の抽出制御情報
の候補がある場合、直前に辿ったリンクと組をなす抽出
制御情報を選択することにより、ネットワーク構造から
複数の木構造を抽出することができる。図29は、図2
8のデータ構造を用いて、図27(a)に示すネットワ
ーク構造を表現した例である。このネットワーク構造か
らは図27(b)および(c)に示す2つの木構造が抽
出される。
【0064】なお、図28のデータ構造において、参照
元および参照先のリンクの識別子をノードの識別子に置
き換えることにより、リンクを用いずに同様のネットワ
ーク構造を表現することもできる。
【0065】
【発明の効果】本発明の第1の発明によれば、文章構造
中の参照関係を探索する際に、木構造の構成の情報を用
いて、指定された論理単位を起点とする木構造を抽出す
るようにしたので、異なる形態の木構造をなす複数の文
書を、ネットワーク構造の文書からともに抽出すること
ができ、柔軟な文書作成を行うことができる。
【0066】本発明の第2の発明によれば、所定の参照
単位に対応する参照単位情報は該参照単位の参照元に存
在する参照単位に対応する参照単位情報との関連づけが
設定されるので、その参照単位情報を用いることにより
ハイパーテキストのようなネットワーク構造をなす文書
から、複数の異なる形態の木構造をなす文書をいずれも
抽出することができる。また、参照単位情報は一つの参
照単位に対して複数対応させて設けることができるの
で、同じ参照単位を重複して含むような木構造の抽出が
可能となり、複雑な木構造の抽出が可能となる。また、
参照単位に対応する参照単位情報に該参照単位が参照す
る論理単位を割り付けるための情報を用いることによ
り、抽出する木構造毎に異なる割付け処理を適用でき
る。また、図形要素管理手段と構造図作成手段を設けた
本発明の態様においては、各単位を表現する図形要素を
図形要素管理手段により管理し、その図形要素を用いて
木構造抽出手段により得られた木構造を構造図作成手段
により図化する。そして、その図化された図形要素を利
用者が指定することによって、参照単位情報設定手段は
参照単位情報を設定する。これにより、利用者に構造図
を提示するとともに、分かりやすいインタフェースで参
照情報の設定を容易に行うことができる。また、その構
成において、複数の論理単位から同時に参照されている
論理単位とそれ以外の論理単位とで、異なる種類の図形
要素で図化するようにした場合、あるいは複数の木構造
に同時に含まれている論理単位について、論理単位を表
現する図形を木構造間で関連づけて表示するようにした
場合には、複数の木構造で共有している部分を利用者が
明確に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の構成を示す図
【図2】 (a)はノードのデータ構造、(b)はリン
クのデータ構造、(c)はリンク情報のデータ構造、
(d)はノード図形のデータ構造、(e)はリンク図形
のデータ構造をそれぞれ示す図。
【図3】 図2のデータ構造を持つノードおよびリンク
を用いて、ハイパーテキストを表現した例を示す図
【図4】 (a)はシステムメニュー、(b)はリンク
メニュー、(c)はリンクの選択をそれぞれ示す図
【図5】 (a)はノードメニュー、(b)は割り付け
結果の例を示す図
【図6】 (a)はノードメニュー、(b)は割り付け
結果の他の例を示す図
【図7】 (a)はルートノードとしてノードN001
とノードN007の両方を指定し、複数の木構造図を同
一画面上に表示した例、(b)はノード図形のデータ構
造の例を示す図
【図8】ルートノードとしてノードN001とノードN
007の両方を指定し、複数の木構造図を同一画面上に
表示した他の例を示す図
【図9】 (a)はルートノードとしてノードN001
とノードN007の両方を指定し、複数の木構造図を同
一画面上に表示したさらに他の例、(b)は(a)と同
様に、一つのノードに対応する複数のノード図形を関係
づけて配置する方法の例であり、リンク図形とは異なる
形状の線分でノード図形間を結ぶようにした例を示す図
【図10】 (a)はハイパーテキストの文書のネット
ワーク構造の一例を示す図、(b)は(a)の文書構造
を重複を伴って木構造に変換した例を示す図、(c)お
よび(d)は(a)のネットワーク構造を木構造に変換
した例を示す図
【図11】 (a)および(b)は木構造をなす文書の
例を示す図
【図12】 (a)は図11の2つの木構造をなす文書
を関連づけたハイパーテキスト示す図、(b)はループ
の構造を持ったハイパーテキストの例を示す図
【図13】 メニュー処理アルゴリズムを示す図
【図14】 リンク情報設定アルゴリズム1を示す図
【図15】 リンク情報設定アルゴリズム2を示す図
【図16】 文書割り付け処理アルゴリズム1を示す図
【図17】 文書割り付け処理アルゴリズム2を示す図
【図18】 図19と共にルートノード設定処理アルゴ
リズムを示す図
【図19】 図18と共にルートノード設定処理アルゴ
リズムを示す図
【図20】 図21と共に構造図作成処理アルゴリズム
を示す図
【図21】 図20と共に構造図作成処理アルゴリズム
を示す図
【図22】 構造図削除処理アルゴリズムを示す図
【図23】 他の実施例の構成を示す図
【図24】 (a)はシングルカラムで文書割付けを行
った例、(b)はノード3をダブルカラムで割付けを行
った例、(c)は割り付け制御情報を追加したリンク情
報のデータ構造を示す図
【図25】 (a)はノードのデータ構造、(b)は木
構造識別子を持つリンクのデータ構造の例を示す図
【図26】 図25のデータ構造を用いて、図27
(a)に示すネットワーク構造を表現した例を示す図
【図27】 (a)はネットワーク構造を表現した例、
(b)および(c)はこのネットワーク構造から抽出し
た2つの木構造を示す図
【図28】 木構造の抽出を制御する情報をノードが保
持するようにしたデータ構造の例を示す図で、(a)は
ノードのデータ構造、(b)はリンクのデータ構造を示
す図
【図29】 図28のデータ構造を用いて、図27
(a)に示すネットワーク構造を表現した例を示す図。
【符号の説明】
101…入力手段、102…ノード・リンク選択手段、
103…文書構造格納手段、104…文書構造管理手
段、1041…ノード管理手段、1042…リンク管理
手段、1043…リンク情報管理手段、105…リンク
情報設定手段、106…木構造抽出手段、107…構造
図作成手段、108…図形要素管理手段、109…文書
割り付け手段、110…表示手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−171575(JP,A) 特開 平5−197719(JP,A) 特開 平6−259312(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21 - 17/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書の論理的なまとまりである論理単位と
    論理単位間の参照関係を規定する参照単位で表される文
    書構造を管理する文書構造管理手段と、 前記文書構造の論理単位を指定する論理単位指定手段、 前記文書構造管理手段に格納されている文書構造の少な
    くとも一部をなす木構造の構成の情報を、異なる形態の
    複数の木構造を識別可能に管理する木構造管理手段と、 前記木構造管理手段の管理する木構造の情報に基づい
    て、前記論理単位指定手段により指定された論理単位を
    ルートとする木構造を抽出する木構造抽出手段と、 前記木構造抽出手段の抽出する木構造に基づいて文書の
    割付けを行う文書割り付け手段を有することを特徴とす
    る文書処理装置。
  2. 【請求項2】 文書の論理的なまとまりである論理単位
    と論理単位間の参照関係を規定する参照単位で表される
    文書構造を管理する文書構造管理手段と、 利用者の指定する論理単位を起点として文書構造中の参
    照関係を探索することにより、文書構造から文書構造の
    部分構造である木構造を抽出する木構造抽出手段と、 木構造の抽出を制御するための情報を参照単位に対応づ
    けて設定し、管理する参照単位情報設定・管理手段とを
    具備し、 その参照単位情報設定・管理手段は、所定の参照単位に
    対応する参照単位情報を設定する際に、該参照単位情報
    と該参照単位の参照元に存在する参照単位に対応する参
    照単位情報との関連づけを行うものであり、 前記木構造抽出手段は、前記参照単位情報間の関連に基
    づいて木構造を抽出するものであることを特徴とする文
    書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記木構造抽出手段の抽出する木構造に
    基づいて文書の割付けを行う文書割り付け手段を有し、
    参照単位に対応する参照単位情報に該参照単位が参照す
    る論理単位を割り付けるための情報を含むことを特徴と
    する請求項2記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 論理単位を表現する図形要素と参照単位
    を表現する図形要素を管理する図形要素管理手段と、 論理単位間の参照関係に基づいて図形要素を配置するこ
    とにより、木構造抽出手段によって得られた木構造を図
    化する構造図作成手段とを具備し、 参照単位情報設定手段が利用者によって指定された木構
    造図中の図形要素に対応する参照単位について、参照単
    位情報を設定することを特徴とする請求項2記載の文書
    処理装置。
  5. 【請求項5】 図形要素管理手段が論理単位を表現する
    図形要素について複数の種類を管理し、構造図作成手段
    が複数の論理単位から同時に参照されている論理単位と
    それ以外の論理単位とで、異なる種類の図形要素を用い
    て構造図を作成することを特徴とする請求項4記載の文
    書処理装置。
  6. 【請求項6】 構造図作成手段が複数の木構造を図化す
    る際に、複数の木構造に同時に含まれている論理単位に
    ついて、該論理単位を表現する図形を木構造間で関連づ
    けて表示することを特徴とする請求項4記載の文書処理
    装置。
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