JPH0836578A - 木構造データの処理方法および装置 - Google Patents

木構造データの処理方法および装置

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JPH0836578A
JPH0836578A JP6173803A JP17380394A JPH0836578A JP H0836578 A JPH0836578 A JP H0836578A JP 6173803 A JP6173803 A JP 6173803A JP 17380394 A JP17380394 A JP 17380394A JP H0836578 A JPH0836578 A JP H0836578A
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JP6173803A
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Mayumi Tameshima
真由美 溜島
Yuuki Matsui
勇樹 松井
Hiroyuki Kojima
弘行 小嶋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 【構成】 内容データのシンボルとその内容データがど
のノードに対応するかを示す図形とを画面に表示する。
階層毎にその階層に属するノード又は内容データの“表
示”/“非表示”を指定し、“表示”が指定された階層
に属するノードまたは内容データのシンボルだけを表示
する。階層とは異なる意味を持つ意味レベルを各ノード
に定義し、各意味レベルに属するノードのシンボル群を
画面上の別のまとまった領域にそれぞれ表示する。意味
レベルごとにその意味レベルに属するノードまたは内容
データの“表示”/“非表示”を指定し、“表示”が指
定された意味レベルに属するノード又は内容データのシ
ンボルだけを表示する。 【効果】 1つのノードに複数の内容データをそのまま
対応付できる。木構造を変更せず,所望の階層を削除し
た状態と所望のノードを所望の場所に移動した状態との
木構造を簡単に見られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木構造データの処理方
法および装置に関し、さらに詳しくは、木構造データの
各ノードを示すシンボルとそれらの階層構造を示す図形
とによって木構造データを画面上に表示する木構造デー
タの処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】木構造データとしては、マニュアル,論
文,コースウェアなどがある。第1の従来技術として
は、「情報処理学会第47回全国大会2C−3、関係デ
ータベースによる構造化文書データベースの実現」に開
示の技術がある。この第1の従来技術では、文書から木
構造データの構造情報を抽出し、その木構造データを利
用して、高速な検索を可能にしている。第2の従来技術
としては、「情報処理学会第44回全国大会3C−1、
マニュアル作成支援ツールの開発(1)−内容構成支援
ツール−」に開示の技術がある。この第2の従来技術で
は、文書を章・節などの記述項目に分割し、記述項目の
内容と,記述項目をノードとする階層構造とを独立に入
力・編集する。第3の従来技術としては、「情報処理学
会第45回全国大会5C−5、マニュアル内容構成支援
システムATOM−DESIGNによるマニュアル作
成」に開示の技術がある。この第3の従来技術では、ル
ートの階層から下位の階層へ向けて順にノードをつない
で行くことにより木構造を作成すると共に、所望のノー
ドに対応付けて内容データを適宜入力し、文書を作成す
る(トップダウン型)。あるいは、リーフの階層から上
位の階層へ向けて順にノードを積み上げて木構造を作成
すると共に、所望のノードに対応付けて内容データを適
宜入力し、文書を作成する(ボトムアップ型)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、木
構造データの表示において、1つのノードに対して1つ
の内容データだけを対応させられるようになっている。
このため、1つのノードに対して複数の内容データを対
応させたい場合は、複数の内容データを1つにまとめて
からノードに対応付けるしか方法がなく、編集作業がや
りにくい問題点がある。そこで、本発明の第1の目的
は、1つのノードに対応して複数の内容データをそのま
ま対応付けることが出来る木構造データの処理方法およ
び装置を提供することにある。
【0004】また、上記従来技術では、木構造を作成し
た後、ある階層を削除してみたいとき、木構造を変更す
るしか方法がなく、削除した状態の木構造を簡単に見る
ことが出来ない問題点がある。また、画面の限られた広
さでは、離れた階層のつながりを一目で見ることができ
ない問題点がある。そこで、本発明の第2の目的は、木
構造を変更することなく,所望の階層を削除した状態の
木構造を簡単に見ることが出来ると共に、限られた広さ
の画面上で,離れた階層のつながりを一目で見ることが
出来る木構造データの処理方法および装置を提供するこ
とにある。
【0005】また、上記従来技術では、階層を基準とし
て整理された表示場所にノードが表示される。つまり、
同じ階層に属するノードは画面上のまとまった領域に表
示される。このため、木構造を作成した後、あるノード
をそれが属する階層の表示場所と異なる表示場所に移動
してみたいとき、木構造を変更するしか方法がなく、移
動した状態の木構造を簡単に見ることが出来ない問題点
がある。そこで、本発明の第3の目的は、木構造を変更
することなく,所望のノードを所望の場所に移動した状
態の木構造を簡単に見ることが出来る木構造データの処
理方法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、木構造データの各ノードを示すシンボルとそれらの
階層構造を示す図形とによって木構造データを画面上に
表示する木構造データの処理方法において、ノードに対
応する内容データが存在するとき、その内容データのシ
ンボルとその内容データがどのノードに対応するかを示
す図形とを画面上に表示することを特徴とする木構造デ
ータの処理方法を提供する。
【0007】第2の観点では、本発明は、上記構成の木
構造データの処理方法において、ノードのシンボル群と
内容データのシンボル群とを画面上の別のまとまった領
域にそれぞれ表示することを特徴とする木構造データの
処理方法を提供する。
【0008】第3の観点では、本発明は、木構造データ
の各ノードを示すシンボルとそれらの階層構造を示す図
形とによって木構造データを画面上に表示する木構造デ
ータの処理方法において、階層ごとにその階層に属する
ノードまたは内容データの“表示”/“非表示”を指定
し、“表示”が指定された階層に属するノードまたは内
容データのシンボルだけを表示することを特徴とする木
構造データの処理方法を提供する。
【0009】第4の観点では、本発明は、木構造データ
の各ノードを示すシンボルとそれらの階層構造を示す図
形とによって木構造データを画面上に表示する木構造デ
ータの処理方法において、階層とは異なる意味を持つ意
味レベルを各ノードに定義し、各意味レベルに属するノ
ードのシンボル群を画面上の別のまとまった領域にそれ
ぞれ表示することを特徴とする木構造データの処理方法
を提供する。
【0010】第5の観点では、本発明は、上記構成の木
構造データの処理方法において、意味レベルごとにその
意味レベルに属するノードまたは内容データの“表示”
/“非表示”を指定し、“表示”が指定された意味レベ
ルに属するノードまたは内容データのシンボルだけを表
示することを特徴とする木構造データの処理方法を提供
する。
【0011】第6の観点では、本発明は、木構造データ
の各ノードを示すシンボルとそれらの階層構造を示す図
形とによって木構造データを画面上に表示する木構造デ
ータの処理装置において、内容データのシンボルとその
内容データがどのノードに対応するかを示す図形とを画
面上に表示する内容データシンボル表示手段を備えたこ
とを特徴とする木構造データの処理装置を提供する。
【0012】第7の観点では、本発明は、上記構成の木
構造データの処理装置において、前記内容データシンボ
ル表示手段は、ノードのシンボル群の表示領域とは別の
まとまった画面上の領域に内容データのシンボル群を表
示することを特徴とする木構造データの処理装置を提供
する。
【0013】第8の観点では、本発明は、木構造データ
の各ノードを示すシンボルとそれらの階層構造を示す図
形とによって木構造データを画面上に表示する木構造デ
ータの処理装置において、階層ごとにその階層に属する
ノードまたは内容データの“表示”/“非表示”を指定
する階層表示指定手段と、“表示”が指定された階層に
属するノードまたは内容データのシンボルだけを表示す
る階層表示制御手段とを備えたことを特徴とする木構造
データの処理装置を提供する。
【0014】第9の観点では、本発明は、木構造データ
の各ノードを示すシンボルとそれらの階層構造を示す図
形とによって木構造データを画面上に表示する木構造デ
ータの処理装置において、階層とは異なる意味を持つ意
味レベルを各ノードに定義する意味レベル定義手段と、
各意味レベルに属するノードのシンボル群を画面上の別
のまとまった領域にそれぞれ表示するレベル基準表示手
段とを具備したことを特徴とする木構造データの処理装
置を提供する。
【0015】第10の観点では、本発明は、上記構成の
木構造データの処理装置において、意味レベルごとにそ
の意味レベルに属するノードまたは内容データの“表
示”/“非表示”を指定するレベル表示指定手段と、
“表示”が指定された意味レベルに属するノードまたは
内容データのシンボルだけを表示するレベル表示制御手
段とを備えたことを特徴とする木構造データの処理装置
を提供する。
【0016】第11の観点では、本発明は、木構造デー
タの各ノードを示すシンボルとそれらの階層構造を示す
図形とによって木構造データを画面上に表示する木構造
データの処理装置において、上記構成の内容データシン
ボル表示手段と階層表示制御手段とレベル基準表示手段
とレベル表示制御手段とを備えたことを特徴とする木構
造データの処理装置を提供する。
【0017】
【作用】上記第1の観点による木構造データの処理方法
および上記第6の観点による木構造データの処理装置で
は、内容データのシンボルと、その内容データがどのノ
ードに対応するかを示す図形とを画面上に表示するよう
にした。このため、画面上で1つのノードに対して複数
の内容データを対応させられるようになり、ノードと同
じように内容データを画面上で合併や分解することが可
能になる。従って、内容データも含めた木構造の編集を
好適に行えるようになる。上記第2の観点による木構造
データの処理方法および上記第7の観点による木構造デ
ータの処理装置では、画面上の別のまとまった領域にそ
れぞれノードのシンボル群と内容データのシンボル群と
を表示するようにした。このため、内容データと分離し
て木構造だけを明確に視認でき、内容データのシンボル
を表示することによる視覚的混乱を防止できるようにな
る。
【0018】上記第3の観点による木構造データの処理
方法および上記第8の観点による木構造データの処理装
置では、“表示”が指定された階層に属するノードまた
は内容データのシンボルだけを表示し、“非表示”が指
定された階層に属するノードまたは内容データのシンボ
ルは表示しないようにした。このため、木構造を変更す
ることなく、不必要と思われる階層のノードを画面上で
消したり,再び画面上に戻したりする操作が容易にな
り、的確に木構造を編集できるようになる。また、限ら
れた広さの画面上で,離れた階層のつながりを一目で見
ることが出来るようにもなる。
【0019】上記第4の観点による木構造データの処理
方法および上記第9の観点による木構造データの処理装
置では、階層とは異なる意味を持つ意味レベルによりノ
ードをグループ化し、各グループのシンボル群を画面上
の別のまとまった領域にそれぞれ表示するようにした。
このため、木構造を変更することなく、所望のノードを
所望の場所に移動した状態の木構造を簡単に見ることが
出来るようになる。従って、木構造を変更したり,元に
戻したりする操作が容易になり、画面を利用して好適に
木構造の編集を行えるようになる。
【0020】上記第5の観点による木構造データの処理
方法および上記第10の観点による木構造データの処理
装置では、“表示”が指定された意味レベルに属するノ
ードまたは内容データのシンボルだけを表示し、“非表
示”が指定された意味レベルに属するノードまたは内容
データのシンボルは表示しないようにした。このため、
木構造を変更することなく、不必要と思われる意味レベ
ルのノードを画面上で消したり,再び画面上に戻したり
する操作が容易になり、的確に木構造を編集できるよう
になる。
【0021】上記第11の観点による木構造データの処
理装置は、上記第5の観点による木構造データの処理装
置から上記第10の観点による木構造データの処理装置
までを総合したものである。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。なお、これにより本発明が限定されるもので
はない。
【0023】−第1実施例− 図1は、本発明の木構造データの処理方法を実施するデ
ータ処理システムの第1実施例の構成図である。このデ
ータ処理システム100は、CPU101、主記憶装置
102、木構造データなどの構造データを格納している
外部記憶装置103、文章データや画像データなどの内
容データを格納している外部記憶装置104、表示装置
105、入力装置106およびマウス107を備えてい
る。なお、マウス107以外のポインティングデバイス
を備えてもよい。
【0024】前記主記憶装置102には、前記記憶装置
104から読み出した内容データを記録する内容データ
テーブル109と、前記記憶装置103から読み出した
構造データを記録する構造データテーブル110と、木
構造データを表示する態様の指示を記録する表示指示テ
ーブル111とがある。さらに、主記憶装置102に
は、プログラムとして、初期処理を行う初期処理部11
6と、内容データの編集を行う内容編集部112と、構
造データの編集を行う構造編集部113と、木構造デー
タを表示する態様の指示を行う表示指示部114と、木
構造データを表示する制御を行う表示制御部115とが
ある。
【0025】次に、図2から図8を参照して、上記デー
タ処理システム100における木構造データの表示態様
について説明する。図2は、木構造データの表示態様の
第1例である。この第1例は、リーフ(下位のノードを
持たないノード)だけが内容データを有している木構造
データを表示する場合に有用である。画面の左をルート
(上位のノードを持たないノード)側,右をリーフ側と
して、ノードのシンボルをアローでつないだ木構造を表
示する。これにより木構造を視認できる。また、リーフ
に対応する内容データのシンボル(ノードのシンボルと
区別可能なシンボルとする)を当該リーフのシンボルの
すぐ右側にアローでつないで表示する。従来の木構造デ
ータの表示態様ではノードのみを表示していたため、内
容データの存在を視認できなかったが、ここでは内容デ
ータのシンボルも表示するため、内容データの存在を視
認できるようになる。また、ノードと同様の操作で、画
面上での内容データの構造編集が可能となる。各ノード
のシンボル中には、当該ノードの名称(ここでは「1
章」「1.1節」「1.2節」「1.1.1項」「1.
1.2項」)を表示する。名称が無い場合は、当該ノー
ドのidを表示するか、空白にする。また、各内容デー
タのシンボル中には、当該内容データの名称(ここでは
「構成」「起動」「機能」)を表示する。名称が無い場
合は、当該内容データのidを表示するか、空白にす
る。なお、アローの代りに、矢頭を持たないアークを用
いてシンボルをつないでもよい。
【0026】図3は、木構造データの表示態様の第2例
である。この第2例も、リーフだけが内容データを有し
ている木構造データを表示する場合に有用である。画面
の左をルート側,右をリーフ側として、ノードのシンボ
ルをアローでつないだ木構造を表示する。また、リーフ
に対応する内容データのシンボル(ノードのシンボルと
区別可能なシンボルとする)を当該リーフのシンボルの
右側にアローでつないで表示する。但し、内容データの
シンボルは、同じ列に並べて表示する。つまり、木と内
容データの表示場所を分けている。これにより、ノード
と内容データの区別が容易になる。
【0027】図4は、木構造データの表示態様の第3例
である。この第3例は、全てのノードが内容データを有
しうる木構造データを表示する場合に有用である。画面
の左をルート側,右をリーフ側として、ノードのシンボ
ルをアローでつないだ木構造を表示する。但し、1行に
は、1ノードのみを表示する。これにより、全てのノー
ドの右側に内容データのシンボルを表示可能となる。す
なわち、ノードに対応する内容データのシンボル(ノー
ドのシンボルと区別可能なシンボルとする)は、当該ノ
ードのシンボルの右側にアローでつないで表示する。
【0028】図5は、木構造データの表示態様の第4例
である。この第4例は、全てのノードが内容データを有
しうると共に1つのノードが複数の内容データを有しう
る木構造データを表示する場合に有用である。画面の左
をルート側,右をリーフ側として、ノードのシンボルを
アローでつないだ木構造を表示する。但し、1行には1
ノードのみ表示すると共にそのノードが内容データを有
する場合は下にもう1行を確保する。これにより、ノー
ドの行の下の行に内容データのシンボルを表示可能とな
る。すなわち、ノードに対応する内容データのシンボル
(ノードのシンボルと区別可能なシンボルとする)は、
当該ノードの行の下の行に表示する。また、内容データ
のシンボルは、同じ列に並べて表示する。1つのノード
が複数の内容データを有するときは、同じ行に並べて各
内容データのシンボルを表示する。これにより、1つの
ノード(例えば「1.2節」)が複数の内容データ(例
えば「機能」「まとめ」)を有することを視認できるよ
うになる。なお、1つのノードが複数の内容データを有
する場合に、ノードの行の下に内容データの数だけの行
を確保し、1行には1つの内容データのシンボルだけを
表示するようにしてもよい。
【0029】図6は、木構造データの表示態様の第5例
である。この第5例は、次の〜の特徴をもつ木構造
データを表示する場合に有用である。 全てのノードが内容データを有しうる。 1つのノードが複数の内容データを有しうる。 内容データが独自の順序を持っている。 画面の左をルート側,右をリーフ側として、ノードのシ
ンボルをアローでつないだ木構造を表示する。但し、1
行には1ノードのみを表示する。1つのノードが複数の
内容データを有する場合には、そのノードの行の下に
(内容データの数−1)だけの行を確保する。ノードの
シンボルの右側に内容データのシンボルを表示する。但
し、1つのノードが複数の内容データを有する場合に
は、前記確保した行に、2番目以降の内容データのシン
ボルを表示し、1行に1シンボルとする。また、内容デ
ータのシンボルは、同じ列に揃える。次に、所定の内容
データの順序で上から下に並ぶように行の入れ換えを行
う。最後に、対応するノードのシンボルと内容データの
シンボルをアローでつなぐ。この第5例では、内容デー
タの順序をも視認できるようになる。
【0030】図7は、木構造データの表示態様の第6例
である。この第6例は、図6の第5例と基本的に同じで
あるが、アローの代りにフレーム701〜704を用い
て、それらフレーム701〜704の内包関係により木
構造データを表現したものである。
【0031】図8は、木構造データの表示態様の第7例
である。この第7例は、次の〜の特徴をもつ木構造
データを表示する場合に有用である。 全てのノードが内容データを有しうる。 1つのノードが複数の内容データを有しうる。 内容データが独自の順序を持っている。 木構造における階層(深さ)とは別の意味でノードを
グループ化しうる意味レベルが定義されている。 画面の上段には、意味レベルのシンボルを横に並べて表
示する。階層と対応する意味レベルのシンボルは、ルー
トの意味レベルから階層の順に左から右へ並べる。階層
と対応しない意味レベルのシンボルは、指定の位置に表
示する。内容データは、対応するノードの下の階層また
は最下位のノードの下の階層のいずれかを持つものとし
て扱う。ここでは、全ての内容データが、最下位のノー
ドの下の階層を持つものとして扱っている。各意味レベ
ルのシンボル中には、当該意味レベルの名称(ここでは
「章」「節」「項」「その他」「内容」)を表示する。
名称が無い場合は、当該意味レベルのidを表示する
か、空白にする。なお、「章」「節」「項」「内容」の
意味レベルは、階層と対応する意味レベルであり、階層
の順に並んでいる。一方、「その他」の意味レベルは、
階層と対応しない意味レベルであり、任意に指定した位
置に表示させうる(ここでは、意味レベル「項」の右に
表示させている)。画面の下段には、上段に表示されて
いる意味レベルに属するノードのシンボルを、当該意味
レベルの下に、縦に並べて表示する。縦に並べる順は、
内容データの順序に合せる。そして、各ノードのシンボ
ルおよび内容データのシンボルをアローでつなぐ。従来
の木構造データの表示態様では階層の順で整理して表示
する外なかったが、ここでは階層と対応しない意味レベ
ルを導入したため、意味レベルで整理して表示すると、
表示の自由度を増やすことが出来る。
【0032】上記第1例〜第7例の木構造データの表示
態様によれば、ノードのシンボルに関連付けて内容デー
タのシンボルが表示されるので、どのノードに内容デー
タがあるかを容易に視認できるようになり、リーフ以外
のノードにも内容データを持たせることも出来るように
なる。また、1つのノードに複数の内容データがあるこ
とも容易に視認できるので、内容データを細かい単位に
分けて編集することが出来るようになる。
【0033】また、上記第5例〜第7例の木構造データ
の表示態様によれば、内容データのシンボルを所望の順
序で表示させることが出来るようになる。また、上記第
7例の木構造データの表示態様によれば、ノードのシン
ボルを階層と対応しない順で整理して表示させることが
出来るようになる。
【0034】次に、図9から図12を参照して、上記デ
ータ処理システム100における木構造データの定義に
ついて説明する。図9は、木構造データの定義の第1例
である。この第1例では、次の関数(手続き)を用いて
定義する。 Node(ノードのid,ノードの名称) level(ノードのid,意味レベルのid) Arrow(上位のノードのid,下位のノードのid) Arrow(内容データをもつノードのid,内容データの
id) Content(内容データのid,内容データの名称) Level(意味レベルのid,意味レベルの名称) 例えば、 Node(s1,入門) level(s1,l1) Arrow(s1,s2) Arrow(s3,c1) Content(c1,機器構成) Level(l1,章) は、それぞれ次ぎの定義となる。 ノードのidが“s1”のノードが存在し、その名称
は「入門」である。 ノードのidが“s1”のノードは、意味レベルのi
dが“l1”の意味レベルに属している。 ノードのidが“s1”のノードとノードのidが
“s2”のノードとは、前者が上位のノード、後者が下
位のノードの関係にある。 ノードのidが“s3”のノードは、内容データのi
dが“c1”の内容データを有している。 内容データのidが“c1”の内容データが存在し、
その名称は「機器構成」である。 意味レベルのidが“l1”の意味レベルが存在し、
その名称は「章」である。
【0035】図10は、木構造データの定義の第2例で
ある。この第2例では、次の関数(手続き)を用いて定
義する。 Level(意味レベルのid,意味レベルの名称) Struct(ノードのid,下位の最初のノードのid,
同じ階層の次のノードのid,意味レベルのid、ノー
ドの名称) Content(当該内容データをもつノードのid、内容デ
ータの名称) 例えば、 Level(1,章) Struct(1,2,0,1,入門) Struct(2,3,5,2,概要) Content(3,機器構成) は、それぞれ次ぎの定義となる。 意味レベルのidが“1”の意味レベルが存在し、名
称は「章」である。 ノードのidが“1”のノードが存在し、その下位の
最初のノードのidは“2”であり、同じ階層の次のノ
ードは存在せず、意味レベルのidが“1”の意味レベ
ルに属しており、その名称は「入門」である。 ノードのidが“2”のノードが存在し、その下位の
最初のノードのidは“3”であり、同じ階層の次のノ
ードのidは“5”であり、意味レベルのidが“2”
の意味レベルに属しており、その名称は「概要」であ
る。 ノードのidが“3”のノードに対する内容データが
存在し、その内容データの名称は「機器構成」である。
【0036】図11は、木構造データの定義の第3例で
ある。この第3例では、次の関数(手続き)を用いて定
義する。 Level(意味レベルのid,意味レベルの名称) Struct(ノードのid,上位のノードのid、 上位の
ノードにつながる下位のノード中の何番目のノードか、
意味レベルのid、そのノードの名称,[そのノードが
有する内容データが存在すれば、その内容データの名称
を順に列挙する]) 例えば、 Level(1,章) Struct(1,0,0,1,入門) Struct(4,2,2,3,起動,電源,コマン
ド) は、それぞれ次ぎの定義となる。 意味レベルのidが“1”の意味レベルが存在し、名
称は「章」である。 ノードのidが“1”のノードが存在し、その上位の
ノードは存在せず、上位のノードがないためそれにつな
がる下位のノードも存在せず、意味レベルのidが
“1”の意味レベルに属しており、その名称は「入門」
であり、対応する内容データは存在しない。 ノードのidが“4”のノードが存在し、その上位の
ノードのidは“2”であり、その上位のノードにつな
がる下位のノード中の2番目のノードであり、意味レベ
ルのidが“3”の意味レベルに属しており、その名称
は「起動」であり、対応する内容データが存在してお
り、その内容データは2つあり、最初の内容データの名
称は「電源」であり、2番目の内容データの名称は「コ
マンド」である。 上記第3例では、上位のノードにつながる下位のノード
中の何番目のノードかを示す引数を定義すると共に、同
じノードに対応する内容データの何番目の内容データか
が内容データの名称の記述順で判るので、ノードの順と
内容データの順が入り組んでいても、容易に対応でき
る。
【0037】図12は、木構造データの定義の第4例で
ある。この第4例では、次の関数(手続き)を用いて定
義する。 Level(意味レベルのid,意味レベルの名称) Struct(ノードのid,上位のノードのid, 上位の
ノードにつながる下位のノード中の何番目のノードか、
意味レベルのid,そのノードの名称) Content(内容データの順番,その内容データを有する
ノードのid,その内容データを有するノードが有する
内容データの何番目の内容データか,意味レベルのi
d,その内容データの名称) 例えば、 Level(1,章) Struct(1,0,0,1,入門) Struct(4,2,2,3,起動) Content(1,3,1,5,機器構成) は、それぞれ次ぎの定義となる。 意味レベルのidが“1”の意味レベルが存在し、名
称は「章」である。 ノードのidが“1”のノードが存在し、その上位の
ノードのidは存在せず、上位のノードがないためそれ
につながる下位のノードも存在せず、意味レベルのid
が“1”の意味レベルに属しており、その名称は「入
門」である。 ノードのidが“4”のノードが存在し、その上位の
ノードのidは“2”であり、そのidが“2”の上位
のノードにつながる下位のノードのうちの2番目のノー
ドであり、意味レベルのidが“3”の意味レベルに属
しており、その名称は「起動」である。 1番目の内容データが存在し、その内容データを有す
るノードのidは“3”であり、その内容データを有す
るidが“3”のノードが有する内容データの1番目の
内容データであり、意味レベルのidが“5”の意味レ
ベルに属しており、その内容データの名称は「機器構
成」である。 上記第4例では、上位のノードにつながる下位のノード
中の何番目のノードかを示す引数と、同じノードに対応
する内容データの何番目の内容データであるかを示す引
数を定義しているので、ノードの順と内容データの順が
入り組んでいても、容易に対応できる。なお、このよう
な引数を、図9の第1例では Node()およびContent
()の引数としてもよい。また、図10の第2例では、
Content()の引数としてもよい。
【0038】図13は、図12の木構造データの定義か
ら生成される構造データテーブル110の例である。
(a)は、構造データテーブル110の意味レベルの構
造データである。意味レベルの構造データは、Leve
l()の定義のそれぞれに対応して、idと,名称と,
下ポインタのエントリからなる意味レベルテーブルを作
成し、各意味レベルテーブルを下ポインタにより定義順
にリンクしたものである。なお、意味レベルが定義され
ていない場合は、内容データに対応する意味レベルの意
味レベルテーブルのみを自動作成する。
【0039】(b)は、木構造の構造データである。木
構造の構造データは、Struct() の定義のそれぞれに
対応して、idと,上位ノードidと,下ポインタと,
内容ポインタと,意味レベルと,名称と,次ポインタの
エントリからなるノードテーブルを作成し、各ノードテ
ーブルを下ポインタおよび次ポインタによりリンクさせ
ると共に、Content()の定義のそれぞれに対応して、
順番と,ノードidと,意味レベルと,名称と,次ポイ
ンタのエントリからなる内容データテーブルを作成し、
前記内容ポインタによりノードテーブルと内容データテ
ーブルをリンクし、さらに次ポインタにより内容データ
テーブルをリンクさせたものである。この図13の構造
データテーブル110に基づいて、図8の表示が可能と
なる。なお、意味レベルが定義されていない場合は、意
味レベルを“null”とする。ただし、その場合でも
内容データの意味レベルは自動生成されるので、内容デ
ータテーブルには内容データの意味レベルが設定され
る。
【0040】図14は、表示指示データテーブル111
の例である。表示指示データテーブル111は、意味レ
ベル表示テーブル1401と、意味レベル指示テーブル
1402と、階層表示指示テーブル1403と、表示階
層テーブル1404とからなる。
【0041】意味レベル表示テーブル1401は、“O
N”または“OFF”の値を格納する。値が“ON”な
ら、意味レベルで整理して木構造データを表示する。値
が“OFF”なら、階層で整理して木構造データを表示
する。なお、値が“OFF”であっても、図3の表示態
様のように、内容データについては、同じ列にまとめて
表示してもよい。
【0042】意味レベル指示テーブル1402は、ユー
ザの入力により“意味レベル名称作成”,“意味レベル
挿入”,“意味レベル削除”,“意味レベル表示切
替”,“階層表示”などの値を格納する。値が“意味レ
ベル名称作成”なら、意味レベルの名称を変更したり、
名称の無い意味レベルに名称を付けたりする処理を行
う。値が“意味レベル挿入”なら、新たに意味レベルを
挿入するレベル挿入処理を行う。このレベル挿入処理に
ついては、図25を参照して後述する。値が“意味レベ
ル削除”なら、ユーザに指示された意味レベルを削除す
るレベル削除処理を行う。このレベル削除処理について
は、図26を参照して後述する。値が“意味レベル表示
切替”なら、前記意味レベル表示1401を“ON”か
ら“OFF”に又は“OFF”から“ON”に変更する
表示切替え処理を行う。この表示切替え処理について
は、図27を参照して後述する。値が“階層表示”な
ら、階層毎にその階層に属するノードまたは内容データ
のシンボルを表示/非表示にする階層表示処理を行う。
但し、前記意味レベル表示1401が“ON”のときの
みこの値は有効であり、前記意味レベル表示1401が
“OFF”のときは全ての階層を表示する。この階層表
示処理については、図28を参照して後述する。
【0043】なお、上記“意味レベル挿入”および“意
味レベル削除”を組み合わせれば意味レベルの表示位置
の移動が可能であるが、別個に“意味レベル移動”を設
けてもよい。また、内容データのシンボルの表示/非表
示を切替える“内容データ表示切替”を設けてもよい。
【0044】階層表示指示テーブル1403と表示階層
テーブル1404とは、意味レベル表示テーブル140
1の値が“ON”のときのみ有効であり、意味レベル表
示テーブル1401の値が“OFF”のときは無効であ
る。階層表示指示テーブル1403は、ユーザの入力に
より“上位階層(全て)を表示”,“上位階層(1つ
上)を表示”,“下位階層(1つ下)を表示”,“下位
階層(全て)を表示”,“全階層を表示”,“同階層を
表示”,“上位階層(全て)を非表示”,“上位階層
(1つ上)を非表示”,“下位階層(1つ下)を非表
示”,“下位階層(全てを)を非表示”などの値を格納
する。値が“上位階層(全て)を表示”なら、ユーザが
指示したノードの上位階層のノードのシンボルを全て表
示する。値が“上位階層(1つ上)を表示”なら、ユー
ザが指示したノードの1つ上位の階層のノードのシンボ
ルを表示する。値が“下位階層(1つ下)を表示”な
ら、ユーザが指示したノードの1つ下位の階層のノード
のシンボルを表示する。値が“下位階層(全て)を表
示”なら、ユーザが指示したノードの下位階層のノード
のシンボルを全て表示する。値が“全階層を表示”な
ら、全ての階層のノードのシンボルを表示する。図8
は、この状態である。値が“同階層を表示”なら、ユー
ザが指示したノードと同じ階層のノードのシンボルを表
示する。値が“上位階層(全て)を非表示”なら、ユー
ザが指示したノードの上位階層のノードのシンボルを全
て表示しない。値が“上位階層(1つ上)を非表示”な
ら、ユーザが指示したノードの1つ上位の階層のノード
のシンボルを表示しない。値が“下位階層(1つ下)を
非表示”なら、ユーザが指示したノードの1つ下位の階
層のノードのシンボルを表示しない。値が“下位階層
(全て)を非表示”なら、ユーザが指示したノードの下
位階層のノードのシンボルを全て表示しない。
【0045】表示階層テーブル1404は、表示装置1
05に表示する階層を格納する。この格納された階層だ
けを表示制御部115が表示する。例えば、図8の表示
では、名称「入門」のルートの階層“1”と,名称「概
要」「機能」「まとめ」のノードの階層“2”と,名称
「構成」「起動」のノードの階層“3”と,内容データ
の階層「4」とが表示されており、このときは“1,
2,3,4”が格納されている。
【0046】次に、図15から図29を参照して、上記
データ処理システム100における処理について説明す
る。図15は、データ処理システム100による木構造
データの処理のフロー図である。初期処理部116で
は、表示指示データテーブル111の意味レベル表示テ
ーブル1401に初期値として“ON”を設定する。ま
た、意味レベル指示テーブル1402に初期値として
“null”を設定する。また、階層表示指示テーブル
1403に初期値として“全階層を表示”を設定する。
また、表示階層テーブル1404に初期値として全階層
の値を設定する。そして、処理対象の木構造データの構
造データを記憶装置103から構造データテーブル11
0に読み込む。処理対象の木構造データの構造データが
記憶装置103に存在せず、処理対象の木構造データの
定義が存在するときは、その定義から構造データを作成
し、構造データテーブル110に読み込む。一方、表示
装置105は、表示指示データテーブル111の設定値
に基づく表示態様で、表示装置105に木構造データの
木構造を表示する。この表示制御部115の基本動作に
ついては、図29を参照して後述する。
【0047】ステップ1501では、ユーザ指示が終了
になるまでステップ1502を実行する。ステップ15
02では、ユーザの指示が“内容編集指示”なら内容編
集部112へ進み、ユーザの指示が“構造編集指示”な
ら構造編集部113へ進み、ユーザの指示が“表示変更
指示”なら表示指示部114へ進む。内容編集部112
は、例えば木構造データの表示画面でユーザがシンボル
をダブルクリックした内容データを取り出し、ユーザに
編集させる。内容データは、テキストデータ,イメージ
データ,画像データ,動画データなどである。構造編集
部113は、ノードまたは内容データの追加,削除,移
動などを行う。詳細は、図16を参照して、後で説明す
る。表示指示部114は、木構造データの表示態様の変
更を行う。詳細は、図23を参照して、後で説明する。
【0048】図16は、構造編集部113の処理のフロ
ー図である。ステップ1601では、ユーザの指示が
“追加指示”なら追加処理1602へ進み、ユーザの指
示が“削除指示”なら削除処理1603へ進み、ユーザ
の指示が“移動指示”なら移動処理1604へ進み、ユ
ーザの指示が“ファイルへの格納”ならステップ160
5へ進む。追加処理1602では、ノードまたは内容デ
ータの追加を行う。詳細は、図17を参照して、後で説
明する。削除処理1603では、ノードまたは内容デー
タの削除を行う。詳細は、図19を参照して、後で説明
する。移動処理1604では、ノードまたは内容データ
の移動を行う。詳細は、図21を参照して、後で説明す
る。ステップ1605では、編集後の構造データを記憶
装置103に格納する。
【0049】図17は、追加処理1602のフロー図で
ある。ステップ2101では、ユーザによる追加場所の
指示を受け付ける。ステップ2102では、追加のノー
ドテーブルまたは内容データテーブルを作成する。ノー
ドテーブルとするか内容データテーブルとするかは、追
加場所から判定するが、ユーザに指示させてもよい。ス
テップ2103では、追加のノードテーブルまたは内容
データテーブルを指定された追加場所に追加するよう
に、ノードテーブルまたは内容データテーブルをつなぎ
変える。例えば、図18の(a)に示すようにアロー上
に追加場所が指示されたなら、この追加場所からノード
の追加と判定し、ノードテーブルを作成するのに必要な
値を取得し(例えば、上位ノードidを構造データテー
ブル110から取得したり,名称をユーザから取得す
る)、その値を基に追加のノードテーブルを作成し、そ
れを名称が「1.1節」のノードテーブルと名称が「起
動」の内容データテーブルの間に挿入するようにポイン
タを変更または設定する。表示制御部115は、新たな
構造データテーブル110に基づいて木構造を表示す
る。例えば、追加のノードの名称が「1.1.2項」な
ら、図18の(b)に示すごとき表示が得られる。追加
場所がアロー上でなかったときは、追加場所の列からノ
ードの追加か内容データの追加かを判定する。そして、
追加場所の左または左上の最近のノードの下位階層のノ
ードまたは内容データとする。
【0050】図19は、削除処理1603のフロー図で
ある。ステップ2201では、ユーザによる削除対象の
指示を受け付ける。ステップ2202では、指示された
ノードのノードテーブルまたは内容データの内容データ
テーブルがリンクの中間であるかを判定し、リンクの中
間ならステップ2203を実行し、リンクの中間でない
ならステップ2204に進む。ステップ2203では、
指示されたノードのノードテーブルまたは内容データの
内容データテーブルをスキップするようにノードテーブ
ルまたは内容データテーブルをつなぎ変える。ステップ
2204では、指示されたノードのノードテーブルまた
は内容データの内容データテーブルを削除する。ステッ
プ2205では、削除後の構造データテーブル110
に、削除したノードテーブルまたは内容データテーブル
を指す値が残っていたら、それらを削除または変更し、
全体の整合をとる。例えば、図20の(a)に示すよう
に名称が「1.1.2項」のノードが削除対象に指示さ
れたなら、この「1.1.2項」のノードはリンクの中
間であるから、この「1.1.2項」のノードをスキッ
プするように、この「1.1.2項」のノードの上のノ
ードである「1.1節」のノードのノードテーブルと,
この「1.1.2項」のノードの内容データである名称
「起動」の内容データの内容データテーブルとをつな
ぐ。そして、この「1.1.2項」のノードのノードテ
ーブルを削除する。表示制御部115は、新たな構造デ
ータテーブル110に基づいて木構造を表示する。そこ
で、図20の(b)に示す如き表示が得られる。なお、
リンクの中間に当るノードまたは内容データを削除した
ときに、それをスキップするようにノードテーブルや内
容データをつなぎ変えるのではなく、削除によってルー
ト側から切り離されたノードテーブルや内容データを所
定のエリアに保持しておき、ユーザの指示によって削除
したり,そのエリアからの移動処理によってルート側の
木構造につないだりしてもよい。
【0051】図21は、移動処理1604のフロー図で
ある。ステップ2301では、ユーザによる移動対象ノ
ードまたは移動対象内容データの指示を受け付ける。ス
テップ2302では、ユーザによる移動先の場所の指示
を受け付ける。ステップ2303では、元の場所よりも
移動先の場所が上位または同位の階層に当るか否かを判
定し、上位または同位の階層に当るならステップ230
4に進み、下位の階層に当るならステップ2305に進
む。ステップ2304では、移動対象ノードまたは移動
対象内容データのみを移動先に移動するように構造デー
タテーブル110を変更する。このとき、必要な値(新
たな名称など)をユーザに問い合せて、構造データテー
ブル110に格納する。ステップ2305では、移動対
象ノードに下位のノードがないか判定し、下位もノード
がないならステップ2306に進み、下位のノードがあ
るならステップ2307に進む。ステップ2306で
は、移動対象ノードまたは移動対象内容データのみを移
動先に移動するように構造データテーブル110を変更
する。このとき、必要な値(新たな名称など)をユーザ
に問い合せて、構造データテーブル110に格納する。
ステップ2307では、移動対象ノードの下位のノード
よりも移動先の場所が上位の階層に当るか否かを判定
し、上位の階層に当るならステップ2308に進み、そ
うでないならステップ2309に進む。ステップ230
8では、移動対象ノードのみを移動先に移動するように
構造データテーブル110を変更する。このとき、必要
な値(新たな名称など)をユーザに問い合せて、構造デ
ータテーブル110に格納する。ステップ2309で
は、移動対象ノードを移動先に移動すると同時にそれに
合せて移動対象ノードの下位のノードを全て下位にシフ
トするように構造データテーブル110を変更する。こ
のとき、必要な値(新たな名称など)をユーザに問い合
せて、構造データテーブル110に格納する。
【0052】例えば、図22の(a)に示すように、名
称「1.1.2項」のノードが移動対象として指示さ
れ、名称「1.1節」のノードと名称「1.2節」のノ
ードの間が移動先の場所として指示されたなら、元の場
所よりも移動先の場所が上位の階層に当るから、名称
「1.1.2項」のノードのみを移動先に移動するよう
に構造データテーブル110を変更する。そして、必要
な値をユーザに問い合せて、構造データテーブル110
に格納する。表示制御部115は、新たな構造データテ
ーブル110に基づいて木構造を表示する。そこで、図
22の(b)に示す如き表示が得られる。但し、移動対
象ノードの名称「1.1.2項」が新たな名称「1.2
節」に変更され、元の名称「1.2節」のノードの名称
が「1.3節」に変更されている(この変更は、自動的
に行うことも可能である)。一方、図22の(b)に示
すように、名称「1.2節」のノードが移動対象として
指示され、名称「1.1.1項」の列が移動先の場所と
して指示されたなら、元の場所よりも移動先の場所が下
位の階層に当り且つ移動対象ノードは下位のノードを持
たないから、名称「1.2節」のノードのみを移動先に
移動するように構造データテーブル110を変更する。
表示制御部115は、新たな構造データテーブル110
に基づいて木構造を表示する。そこで、図22の(a)
に示す如き表示が得られる。但し、移動対象ノードの名
称「1.2節」が新たな名称「1.1.2項」に変更さ
れ、元の名称「1.3節」のノードの名称が「1.2
節」に変更されている(この変更は、自動的に行うこと
も可能である)。
【0053】なお、上記ステップ2304,2306,
2308においても、移動対象ノードを移動先に移動す
ると同時にそれに合せて移動対象ノードの下位のノード
を全て移動方向にシフトするようにしてもよい。その
他、数種類の移動モードを用意し、ユーザの指示により
移動モードを変えるようにしてもよい。
【0054】上記追加処理1602,削除処理160
3,移動処理1604の外に、接続変更処理を設けても
よい。この接続変更処理では、“接続変更指示”の後、
処理対象ノードまたは内容データを指示し且つ接続先ま
たは接続元のノードを指示することにより(例えば、画
面上でアローの矢頭や根元の場所を移動させる)、処理
対象ノードまたは内容データを接続先または接続元のノ
ードにつなぐように構造データテーブルを変更する。な
お、接続変更部分以外の接続状態は、前のままとする。
【0055】図23は、表示指示部114の処理のフロ
ー図である。ステップ1701では、ユーザの指示が
“レベル変更指示”ならレベル変更処理1702へ進
み、ユーザの指示が“レベル挿入指示”ならレベル挿入
処理1703へ進み、ユーザの指示が“レベル削除指
示”ならレベル削除処理1704へ進み、ユーザの指示
が“表示切替指示”なら表示きりかえ処理1705へ進
み、ユーザの指示が“階層表示指示”なら階層表示処理
1706へ進む。レベル変更処理1702では、意味レ
ベルの属性(名称など)の変更を行う。詳細は、図24
を参照して、後で説明する。レベル挿入処理1703で
は、意味レベルを新たに挿入する。詳細は、図25を参
照して、後で説明する。レベル削除処理1704では、
意味レベルの削除を行う。削除した意味レベルに属する
ノードがあれば、そのノードについて前記削除処理16
03を実行する。詳細は、図26を参照して、後で説明
する。表示きりかえ処理1705では、表示のきりかえ
を行う。詳細は、図27を参照して、後で説明する。階
層表示処理1706では、各階層毎にそれに属するノー
ドまたは内容データの表示/非表示を切り替える。詳細
は、図28を参照して、後で説明する。
【0056】図24は、レベル変更処理1702のフロ
ー図である。ステップ2401では、変更する意味レベ
ルをユーザが指示するのを受け付ける。ステップ240
2では、変更する意味レベルの属性の終了までステップ
2403を繰り返す。ステップ2403では、ユーザが
指示する意味レベルの属性(例えば、名称)を変更す
る。すなわち、意味レベルテーブルの値を変更する。
【0057】図25は、レベル挿入処理1703のフロ
ー図である。ステップ2501では、意味レベルを挿入
する場所をユーザが指示するのを受け付ける。ステップ
2502では、挿入する意味レベルの属性の終了までス
テップ2503を繰り返す。ステップ2503では、ユ
ーザが指示する意味レベルの属性(例えば、名称)を設
定する。すなわち、新たな意味レベルテーブルを作成
し、つなぎ込む。
【0058】図26は、レベル削除処理1704のフロ
ー図である。ステップ2601では、削除する意味レベ
ルをユーザが指示するのを受け付ける。ステップ260
2では、削除する意味レベルに属する全てのノードにつ
いてステップ2603を繰り返す。ステップ2603で
は、削除する意味レベルに属する各ノードに対して、図
19の削除処理1603と同様の削除処理を行う。ステ
ップ2604は、削除する意味レベルを削除する。
【0059】図27は、表示きりかえ処理1705のフ
ロー図である。ステップ2701では、表示指示データ
テーブル111の意味レベル表示テーブル1401の値
が“ON”であるか判定し、“ON”ならステップ27
02に進み、“OFF”ならステップ2703に進む。
ステップ2702では、意味レベル表示テーブル140
1の値を“OFF”にする。これにより、階層を基準と
して整理した木構造データの表示になる。ステップ27
03では、意味レベル表示テーブル1401の値を“O
N”にする。これにより、意味レベルを基準として整理
した木構造データの表示に変わる。
【0060】図28は、階層表示処理1706のフロー
図である。ステップ2801では、ユーザによる対象階
層などの指示を受け付け、表示指示データテーブル11
1の階層表示指示テーブル1403に設定する。ユーザ
は、例えば、あるノードの階層より上位階層を対象階層
として指示する。ステップ2802では、階層表示指示
テーブル1403の値により対象階層を非表示とするか
否かを判定し、非表示ならステップ2803へ進み、表
示ならステップ2804へ進む。ステップ2803で
は、対象階層を表示指示データテーブル111の表示階
層テーブル1404から削除する。ステップ2804で
は、対象階層を表示指示データテーブル111の表示階
層テーブル1404に設定する。
【0061】図29は、表示制御部115の基本動作の
フロー図である。ステップ2901では、構造データテ
ーブル110の全ての意味レベルテーブルに対してステ
ップ2902を繰り返す。ステップ2902では、各意
味レベルテーブルに対応するシンボルを表示する。名称
があれば、シンボル中に表示する。ステップ2904で
は、構造データテーブル110の全てのノードテーブル
および内容データテーブルに対しステップ2905〜2
909aを繰り返す。ステップ2905では、当該ノー
ドテーブルまたは内容データテーブルに意味レベルの値
が設定されているか判定し、設定されているときはステ
ップ2906に進み、設定されていないときはステップ
2907に進む。ステップ2906では、対応する意味
レベルの列を当該ノードまたは内容データのシンボルの
表示場所とする。ステップ2907では、当該ノードの
上位のノードまたは当該内容データに対応するノードの
意味レベルより1つ低い意味レベルの列を当該ノードま
たは内容データのシンボルの表示場所とする。ステップ
2908では、意味レベル表示テーブル1401の値が
“OFF”か判定し、“OFF”ならステップ2909
へ進み、“ON”ならステップ2908aに進む。ステ
ップ2909では、前記表示場所にノードまたは内容デ
ータのシンボルを表示する。名称があれば、シンボル中
に表示する。ステップ2908aでは、当該ノードまた
は内容データに対応する階層が表示階層テーブル140
4に在るかを判定し、在ればステップ2909aへ進
み、なければステップ2904に戻る。ステップ290
9aでは、前記表示場所にノードまたは内容データのシ
ンボルを表示する。名称があれば、シンボル中に表示す
る。ステップ2910では、ノードまたは内容データの
シンボル間にアローを描画する。
【0062】以上のデータ処理システム100によれ
ば、ノードに対応付けられた内容データも画面上でノー
ドのように表示することが出来る。このため、1つのノ
ードに複数の内容データを対応付けることが可能とな
る。また、ノードと同じように内容データを画面上で合
併や分解することが可能になり、内容データも含めた木
構造の編集を好適に行えるようになる。また、階層毎に
ノードの表示/非表示を切り替えることが出来る。この
ため、不必要と思われる階層のノードを画面上で消した
り、再び画面上に戻したりする操作が容易になり、的確
に木構造を編集できるようになる。また、階層(深さ)
とは異なる意味レベルを定義し、その意味レベルにより
ノードをグループ化し、整理して、木構造を表示するこ
とが出来る。このため、木構造を変更することなく、所
望のノードを所望の場所に移動した状態の木構造を簡単
に見ることが出来るようになる。従って、木構造を変更
したり,元に戻したりする操作が容易になり、画面を利
用して好適に木構造の編集を行えるようになる。
【0063】以上の外、次のような効果が得られる。 ノードの意味レベルを指示することができるので、元
の木構造を保存したままで、複数のノードを合併したよ
うなノードを作成したり、1つのノードを分解したよう
な複数のノードを作成することが出来るようになる。 意味レベルの意味である章や節を変更することによっ
て、容易に意味レベルを変更することが出来る。さら
に、意味レベルに対応付けた木構造は、意味レベルによ
って整理して出力されるので、そのノードの意味が章で
あるのか節であるのかが判る。よって、章や節を意識す
ることなく作成し、その後、自由に章や節に関連付ける
ことが出来る。
【0064】意味レベルに各ノードを関係付けること
により、表示するときはあるノードの上(または下)の
意味レベルの階層にそのノードの上位階層(または下位
階層)のノードがなくてもよく、必要な意味レベルの階
層にノードを登録することができるので、章や節の意味
レベルの間に章と節のかかわりを示すためにコメントの
意味レベルを作成し、このコメントの意味レベルの2つ
以上の節のまとまりを示すノードを作成することが出来
る。このため例えば、何かのマニュアルを作成する途中
において章や節を決めるときに、章と節の意味レベル及
び、この間にコメントの意味レベルを設ける。そして、
必要な部分だけノードを作成することが出来るので、編
集の途中で1つの節のノードaを2つの節に分割する変
更を行なうときなどは、ノードaをこのコメントの意味
レベルに移動し、ノードaとその下位階層のノードの間
に、新たに2つの節を作成し関連付ける。このようにす
ることにより、もとの木構造データを保持したまま木構
造データを変更することができ、もとの木構造データに
戻したいときは、コメントの意味レベルにあるノードa
を節の意味レベルのノードとすればよく、従来のよう
に、新たに作成した2つの意味レベルを削除しなくても
よい。また、2つの節(ノードaとノードb)を一つの
節に変更したい場合は、節の意味レベルの下位の階層と
してコメントの意味レベルを作成し、2つの意味レベル
のノードaとノードbをコメントの意味レベルに移動
し、節の意味レベルに新たにノードを作成し、このノー
ドにコメントの意味レベルにあるノードaとノードbを
関連付ければ良い。このときも、もとの木構造データを
保持しているので、変更前の木構造データが分かり、も
との木構造データに戻すときは、容易に戻すことが出来
る。
【0065】例えば、章と節の間にコメントの意味レ
ベルがあるとき、コメントの意味レベルを除いて、章と
節の意味レベルを連続して表示することが出来る。よっ
て、目次に表われる章,節や項などの間に複数の意味レ
ベルを設定し、ノードを作成していても、途中の意味レ
ベルを取り除いて表示することにより、章と節の意味レ
ベルに絞って、章と節の意味レベルを連続して表示する
木構造データを表示することが出来るので、目次として
使う木構造データも容易に見ることが出来る。
【0066】−第2実施例− 第2実施例は、各意味レベル毎にそれに属するノードの
表示/非表示を切り替えられるようにした実施例であ
る。図30は、木構造データの表示態様の例である。図
8と比較すると、名称「その他」の意味レベルのシンボ
ルの表示が特異な態様になっており、且つ、当該意味レ
ベルに属するノードである名称「まとめ」のノードが非
表示になっている。このように、ユーザの指示した意味
レベルに属するノードを画面に表示しないことによっ
て、不必要と思われる意味レベルのノードを画面上で消
したり、再び画面上に戻したりする操作が容易になり、
的確に木構造を編集できるようになる。なお、後述する
ように、意味レベルのシンボル自体を非表示にすること
も出来る。但し、非表示のノードが存在することを示す
ために、意味レベルのシンボルは非表示としない方が好
ましい。
【0067】図31は、木構造データの定義の例であ
る。図12と比較すると、Level()に第3の引数およ
び第4の引数が追加されている。第3の引数は、当該意
味レベルのシンボルを表示するとき“ON”とし、当該
意味レベルのシンボルを非表示とするとき“OFF”と
する。第4の引数は、構造編集後に木構造データを出力
するとき、当該意味レベルに属するノードまたは内容デ
ータを保存する(当該ノードまたは内容データに対応す
るStruct()文またはContent()文を出力する)とき“O
N”とし、当該意味レベルに属するノードまたは内容デ
ータを保存しない(当該ノードまたは内容データに対応
するStruct()文またはContent()文を出力しない)とき
“OFF”とする。
【0068】図32は、意味レベルテーブルの例であ
る。図13と比較すると、シンボル表示フラグとノード
保存フラグとが追加されている。シンボル表示フラグ
は、当該意味レベルのシンボルを表示するとき“ON”
となり、当該意味レベルのシンボルを非表示とするとき
“OFF”となる。ノード保存フラグは、構造編集後に
木構造データを出力するとき、当該意味レベルに属する
ノードまたは内容データを保存するとき“ON”とな
り、当該意味レベルに属するノードまたは内容データの
シンボルを保存しないとき“OFF”となる。
【0069】図33は、表示指示データテーブル111
の例である。図14と比較すると、レベル表示指示テー
ブル3303および表示レベルテーブル3304が追加
され、さらに、意味レベル指示テーブル1402に“意
味レベル表示/非表示”の値を格納可能になっている。
意味レベル指示テーブル1402の値が“意味レベル表
示/非表示”なら、意味レベル毎にその意味レベルに属
するノードまたは内容データのシンボルを表示/非表示
にするレベル表示/非表示処理を行う。このレベル表示
/非表示処理については、図35を参照して後述する。
【0070】レベル表示指示テーブル3303は、ユー
ザの入力により“上位レベル(全て)を表示”,“上位
レベル(1つ上)を表示”,“下位レベル(1つ下)を
表示”,“下位レベル(全て)を表示”,“全レベルを
表示”,“上位レベル(全て)を非表示”,“上位レベ
ル(1つ上)を非表示”,“下位レベル(1つ下)を非
表示”,“下位レベル(全てを)を非表示”などの値を
格納する。値が“上位レベル(全て)を表示”なら、ユ
ーザが指示した意味レベルの上位の意味レベルのシンボ
ルを全て表示する。値が“上位レベル(1つ上)を表
示”なら、ユーザが指示した意味レベルの1つ上位の意
味レベルのシンボルを表示する。値が“下位レベル(1
つ下)を表示”なら、ユーザが指示した意味レベルの1
つ下位の意味レベルのシンボルを表示する。値が“下位
レベル(全て)を表示”なら、ユーザが指示した意味レ
ベルの下位の意味レベルのシンボルを全て表示する。値
が“全レベルを表示”なら、全ての意味レベルのシンボ
ルを表示する。値が“上位レベル(全て)を非表示”な
ら、ユーザが指示した意味レベルの上位の意味レベルの
シンボルを全て表示しない。値が“上位レベル(1つ
上)を非表示”なら、ユーザが指示した意味レベルの1
つ上位の意味レベルのシンボルを表示しない。値が“下
位レベル(1つ下)を非表示”なら、ユーザが指示した
意味レベルの1つ下位の意味レベルのシンボルを表示し
ない。値が“下位レベル(全て)を非表示”なら、ユー
ザが指示した意味レベルの下位の意味レベルのシンボル
を全て表示しない。
【0071】表示レベルテーブル3304は、表示装置
105に表示するノードに対応する意味レベルを格納す
る。この格納された意味レベルに属するノードだけを表
示制御部115が表示する。例えば、図30の表示で
は、名称「章」の意味レベル(id=1)のノードと,
名称「節」の意味レベル(id=2)のノードと,名称
「項」の意味レベル(id=3)のノードと,内容デー
タの意味レベル(id=5)とが表示されており、この
とき“1,2,3,5”が格納されている。なお、階層
による表示/非表示の選択と意味レベルによる表示/非
表示の選択とが矛盾するときは、意味レベルによる表示
/非表示の選択が優先する。
【0072】図34は、表示指示部114の処理のフロ
ー図である。ステップ3401では、ユーザの指示が
“レベル変更指示”ならレベル変更処理1702へ進
み、ユーザの指示が“レベル挿入指示”ならレベル挿入
処理1703へ進み、ユーザの指示が“レベル削除指
示”ならレベル削除処理1704へ進み、ユーザの指示
が“表示切替指示”なら表示きりかえ処理1705へ進
み、ユーザの指示が“階層表示指示”なら階層表示処理
1706へ進む。さらに、ユーザの指示が“レベル表示
/非表示指示”ならレベル表示/非表示処理3407へ
進む。レベル変更処理1702〜階層表示処理1706
は、第1実施例で説明した通りである。階層表示処理1
706では、各意味レベル毎にそれに属するノードまた
は内容データの表示/非表示を切り替えるレベル表示/
非表示処理3407を行う。このレベル表示/非表示処
理3407の詳細は次に図35を参照して説明する。
【0073】図35は、レベル表示/非表示処理340
7のフロー図である。ステップ3501では、ユーザに
よる対象意味レベルなどの指示を受け付け、表示指示デ
ータテーブル111のレベル表示指示テーブル3303
に設定する。ユーザは、例えば、ある意味レベルより上
位の意味レベルを対象レベルとして指示する。ステップ
2802では、レベル表示指示テーブル3303の値に
より対象レベルを非表示とするか否かを判定し、非表示
ならステップ3503へ進み、表示ならステップ350
4へ進む。ステップ3503では、対象レベルを表示指
示データテーブル111の表示レベルテーブル3304
から削除する。また、該当する意味レベルテーブルのノ
ードフラグの値を“OFF”にする。ステップ3504
では、対象レベルを表示指示データテーブル111の表
示レベルテーブル3304に設定する。また、該当する
意味レベルテーブルのノードフラグの値を“ON”にす
る。
【0074】図36は、表示制御部115の基本動作の
フロー図である。図29と異なり、ステップ3601〜
3606が追加されている。ステップ3601では、意
味レベルテーブルのシンボル表示フラグが“ON”か否
か判定し、“ON”ならステップ3602に進み、“O
FF”ならステップ2901に戻る(当該意味レベルテ
ーブルのシンボルは表示しない)。ステップ3602で
は、当該意味レベルが表示レベルテーブル3304に在
るかを判定し、在ればステップ2902へ進み、なけれ
ばステップ3603へ進む。ステップ3603では、当
該意味レベルのシンボルを特異な形態で表示する(図3
0参照)。ステップ3604では、当該ノードまたは内
容データに対応する意味レベルが表示レベルテーブル3
304に在るかを判定し、在ればステップ3605へ進
み、なければステップ3606へ進む。ステップ360
5では、前記表示場所にノードまたは内容データのシン
ボルを表示する。名称があれば、シンボル中に表示す
る。ステップ3606では、前記表示場所にノードまた
は内容データのシンボルが表示されないようにする。従
って、階層表示テーブル1404に在る階層のノードま
たは内容データでも表示レベルテーブル3304にない
意味レベルなら、そのシンボルは表示されない。例え
ば、図8と図30とを比較すると、名称「まとめ」のノ
ードは、階層としては表示が選択されているが、意味レ
ベルとしては非表示が選択されているため、結果として
表示されない。
【0075】以上の第2実施例のデータ処理システムに
よれば、第1実施例の効果に加えて、意味レベル毎にノ
ードの表示/非表示を切り替えることが出来る。このた
め、不必要と思われるノードを画面上で消したり、再び
画面上に戻したりする操作が容易になり、的確に木構造
を編集できるようになる。
【0076】
【発明の効果】本発明の木構造データの処理方法および
データ処理装置によれば、次の効果が得られる。 画面上で1つのノードに対して複数の内容データを対
応させられるようになり、ノードと同じように内容デー
タを画面上で合併や分解することが可能になる。従っ
て、内容データも含めた木構造の編集を好適に行えるよ
うになる。 内容データと分離して木構造だけを明確に視認でき、
内容データのシンボルを表示することによる視覚的混乱
を防止できるようになる。 木構造を変更することなく、不必要と思われる階層の
ノードを画面上で消したり,再び画面上に戻したりする
操作が容易になり、的確に木構造を編集できるようにな
る。また、限られた広さの画面上で,離れた階層のつな
がりを一目で見ることが出来るようにもなる。 木構造を変更することなく、所望のノードを所望の場
所に移動した状態の木構造を簡単に見ることが出来るよ
うになる。従って、木構造を変更したり,元に戻したり
する操作が容易になり、画面を利用して好適に木構造の
編集を行えるようになる。 木構造を変更することなく、不必要と思われる意味レ
ベルのノードを画面上で消したり,再び画面上に戻した
りする操作が容易になり、的確に木構造を編集できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の木構造データの処理方法を実施するデ
ータ処理システムの構成図である。
【図2】木構造データの表示態様の第1の例示図であ
る。
【図3】木構造データの表示態様の第2の例示図であ
る。
【図4】木構造データの表示態様の第3の例示図であ
る。
【図5】木構造データの表示態様の第4の例示図であ
る。
【図6】木構造データの表示態様の第5の例示図であ
る。
【図7】木構造データの表示態様の第6の例示図であ
る。
【図8】木構造データの表示態様の第7の例示図であ
る。
【図9】木構造データの定義の第1の例示図である。
【図10】木構造データの定義の第2の例示図である。
【図11】木構造データの定義の第3の例示図である。
【図12】木構造データの定義の第4の例示図である。
【図13】構造データテーブルの説明図である。
【図14】表示指示データテーブルの説明図である。
【図15】図1のデータ処理システムによる木構造デー
タの処理のフロー図である。
【図16】構造編集部の処理のフロー図である。
【図17】追加処理のフロー図である。
【図18】追加処理の説明図である。
【図19】削除処理のフロー図である。
【図20】削除処理の説明図である。
【図21】移動処理のフロー図である。
【図22】移動処理の説明図である。
【図23】表示指示部の処理のフロー図である。
【図24】レベル変更処理のフロー図である。
【図25】レベル挿入処理のフロー図である。
【図26】レベル削除処理のフロー図である。
【図27】表示切替え処理のフロー図である。
【図28】階層表示処理のフロー図である。
【図29】表示制御部の処理のフロー図である。
【図30】木構造データの表示態様の第8の例示図であ
る。
【図31】木構造データの定義の第5の例示図である。
【図32】意味レベルテーブルの説明図である。
【図33】表示指示データテーブルの別の説明図であ
る。
【図34】表示指示部の処理の別のフロー図である。
【図35】レベル表示/非表示処理のフロー図である。
【図36】表示制御部の処理の別のフロー図である。
【符号の説明】
100 データ処理システム 101 CPU 102 主記憶装置 103,104 記憶装置 105 表示装置 106 入力装置 109 内容データテーブル 110 構造データテーブル 111 表示指示データテーブル 112 内容編集部 113 構造編集部 114 表示指示部 115 表示制御部 116 初期処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9194−5L G06F 15/419 310

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木構造データの各ノードを示すシンボル
    とそれらの階層構造を示す図形とによって木構造データ
    を画面上に表示する木構造データの処理方法において、 ノードに対応する内容データが存在するとき、その内容
    データのシンボルとその内容データがどのノードに対応
    するかを示す図形とを画面上に表示することを特徴とす
    る木構造データの処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の木構造データの処理方
    法において、ノードのシンボル群と内容データのシンボ
    ル群とを画面上の別のまとまった領域にそれぞれ表示す
    ることを特徴とする木構造データの処理方法。
  3. 【請求項3】 木構造データの各ノードを示すシンボル
    とそれらの階層構造を示す図形とによって木構造データ
    を画面上に表示する木構造データの処理方法において、 階層ごとにその階層に属するノードまたは内容データの
    “表示”/“非表示”を指定し、“表示”が指定された
    階層に属するノードまたは内容データのシンボルだけを
    表示することを特徴とする木構造データの処理方法。
  4. 【請求項4】 木構造データの各ノードを示すシンボル
    とそれらの階層構造を示す図形とによって木構造データ
    を画面上に表示する木構造データの処理方法において、 階層とは異なる意味を持つ意味レベルを各ノードに定義
    し、各意味レベルに属するノードのシンボル群を画面上
    の別のまとまった領域にそれぞれ表示することを特徴と
    する木構造データの処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の木構造データの処理方
    法において、意味レベルごとにその意味レベルに属する
    ノードまたは内容データの“表示”/“非表示”を指定
    し、“表示”が指定された意味レベルに属するノードま
    たは内容データのシンボルだけを表示することを特徴と
    する木構造データの処理方法。
  6. 【請求項6】 木構造データの各ノードを示すシンボル
    とそれらの階層構造を示す図形とによって木構造データ
    を画面上に表示する木構造データの処理装置において、 内容データのシンボルとその内容データがどのノードに
    対応するかを示す図形とを画面上に表示する内容データ
    シンボル表示手段を備えたことを特徴とする木構造デー
    タの処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の木構造データの処理装
    置において、前記内容データシンボル表示手段は、ノー
    ドのシンボル群の表示領域とは別のまとまった画面上の
    領域に内容データのシンボル群を表示することを特徴と
    する木構造データの処理装置。
  8. 【請求項8】 木構造データの各ノードを示すシンボル
    とそれらの階層構造を示す図形とによって木構造データ
    を画面上に表示する木構造データの処理装置において、 階層ごとにその階層に属するノードまたは内容データの
    “表示”/“非表示”を指定する階層表示指定手段と、
    “表示”が指定された階層に属するノードまたは内容デ
    ータのシンボルだけを表示する階層表示制御手段とを備
    えたことを特徴とする木構造データの処理装置。
  9. 【請求項9】 木構造データの各ノードを示すシンボル
    とそれらの階層構造を示す図形とによって木構造データ
    を画面上に表示する木構造データの処理装置において、 階層とは異なる意味を持つ意味レベルを各ノードに定義
    する意味レベル定義手段と、各意味レベルに属するノー
    ドのシンボル群を画面上の別のまとまった領域にそれぞ
    れ表示するレベル基準表示手段とを具備したことを特徴
    とする木構造データの処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の木構造データの処理
    装置において、意味レベルごとにその意味レベルに属す
    るノードまたは内容データの“表示”/“非表示”を指
    定するレベル表示指定手段と、“表示”が指定された意
    味レベルに属するノードまたは内容データのシンボルだ
    けを表示するレベル表示制御手段とを備えたことを特徴
    とする木構造データの処理装置。
  11. 【請求項11】 木構造データの各ノードを示すシンボ
    ルとそれらの階層構造を示す図形とによって木構造デー
    タを画面上に表示する木構造データの処理装置におい
    て、 請求項6または請求項7の内容データシンボル表示手段
    と、請求項8の階層表示制御手段と、請求項9のレベル
    基準表示手段と、請求項10のレベル表示制御手段とを
    備えたことを特徴とする木構造データの処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1145197A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Fuji Xerox Co Ltd 階層構造提示装置及び階層構造提示方法
GB2420885A (en) * 2004-12-01 2006-06-07 Simplicity Technologies Ltd Data editor
JP2007093611A (ja) * 2000-02-24 2007-04-12 Fujitsu Ltd 情報提供方法,情報提供用プログラムの記録媒体および情報提供用プログラム
JP2012256172A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

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