JPH09168009A - ネットワーク運用情報設定システム - Google Patents

ネットワーク運用情報設定システム

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JPH09168009A
JPH09168009A JP7326811A JP32681195A JPH09168009A JP H09168009 A JPH09168009 A JP H09168009A JP 7326811 A JP7326811 A JP 7326811A JP 32681195 A JP32681195 A JP 32681195A JP H09168009 A JPH09168009 A JP H09168009A
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file
network
command
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JP7326811A
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Kenichi Kihara
健一 木原
Satoru Tezuka
悟 手塚
Shigeru Miyake
滋 三宅
Yoichiro Sakurai
陽一郎 櫻井
Junji Inaba
淳二 稲葉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は情報の新規設定・更新を柔軟に効率良
く行えるネットワーク運用情報設定システムを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】情報を編集しコマンド列を生成する設計機
構、コマンド列を読み込み情報を自動的に更新する自動
設定機構、実際に設定されている内容を取り出す情報収
集機構を持つ。自動設定機構に復元機能を持たせても良
い。情報の追加だけでなく変更や削除等も行え、さらに
変更部分のみ更新できる。また、本発明の設定システム
と他の設定手段(ツール)とを併用できる。また、自動
設定機構中に復元機能を持つことで、エラー発生時等で
自動設定機構の処理を中断する際にも、中途半端な設定
状態で終わることの無いようにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークの構築
・運用を支援する技術に関し、ネットワークシステムが
持つ管理情報等の設定・変更を容易に行えるよう支援す
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の情報機器を接続して使用するコン
ピュータネットワークシステムを構築するためには、ハ
ードウェア装置の設置や各装置間の結線のほかにネット
ワークシステムの環境設定作業が必要となる。この環境
設定作業の設定項目には、例えば使用するハードウェア
の種類やネットワークアドレスなどが挙げられる。
【0003】この環境設定作業は、次の二つの問題点が
あるために困難であった。
【0004】(1)設定作業に専門的知識が要求される。
このため、例えばネットワークシステムの構築を職務と
する者は、ネットワークシステムの構築現場に出向いて
ネットワークシステムの構築を行う必要がある。
【0005】(2)複数の設定対象に同じ情報を設定する
にも、同じ入力作業を繰り返す必要があり、作業が繁雑
である。
【0006】この問題点を解決する方法としては、特開
平6-110663号公報記載の技術が挙げられる。この技術
は、ネットワークの構築時に必要となるネットワークに
接続するための機器の種類やネットワークの接続形態な
どの情報(パラメータ)を設定する情報設定部、上記情
報をファイルに格納するファイル作成部を備えた情報処
理装置、並びに該ファイルを参照することによって自動
的にネットワークオペレーティングシステムの立ち上げ
を行うネットワーク構築部によって構成される。
【0007】この構成を取ることで、ネットワークの構
築作業を、ネットワーク構築時に要する情報を入力し、
入力した情報をファイルに格納する情報設計作業と、作
成したファイルを参照して自動的にネットワークの構築
を行う構築作業に分けることができる。
【0008】この技術を使えば、構築作業は自動的に行
われるため、前述の問題点(1)の例で示したネットワー
クシステムの構築を職務とする者は、自社でネットワー
クシステムに設定する情報を設計し、そのファイルを現
場へ送付すれば、構築作業を現場にいる者に任せること
ができ、わざわざ現場へ出向く必要がなくなる。
【0009】また、一度設計した情報はファイルに残る
ため、そのファイルを再利用することで、同じ情報の入
力を繰り返す必要がなくなり、前述の問題点(2)も解決
することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術によれ
ば、ネットワーク構築時に必要となる情報そのものをフ
ァイルに格納することで、ネットワークシステムの構築
を自動化している。ところがこの方式では、情報の新規
設定または上書き設定は可能だが、設定済み情報に対す
る部分的な削除や変更などの情報の更新操作はできな
い。
【0011】本発明は、情報の新規設定および更新を柔
軟に効率良く更新できるネットワーク運用情報設定シス
テムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では設計機構と自動設定機構の二つの機構を
用いる。
【0013】設計機構は設定対象に与える情報を入力・
編集する機能、新規設定および更新設定のそれぞれにつ
いて情報の追加・削除・変更等の編集操作を行うコマン
ド列を作成する機能、作成されたコマンド列をファイル
に格納する機構、ファイルからコマンド列を取り出し、
入力・編集が可能な状態にする機構から成る。
【0014】自動設定機構は設計機構によって作成され
たファイルからコマンド列を取り出し、そのコマンドに
従って設定対象に情報の設定を行う機構、設定済みの情
報を設定対象から取り出す機構、取り出した情報をもと
に情報の追加・削除・変更等の編集操作を行うコマンド
列を作成する機構、作成したコマンド列をファイルに格
納する情報収集機構から成る。このコマンド列を利用し
た設定方法は本発明の中心技術ある。この方法をコマン
ド列による更新法と呼ぶ。
【0015】追加機能として、設計機構内に利用者がコ
マンド列を直接入力でき、入力されたコマンドをそのま
まファイルに格納できる機構を用意してもよい。以後、
この機構を直接コマンド入力機構と呼ぶ。
【0016】また、別の追加機能として、設計機構でフ
ァイルに格納され、自動設定機構で読み取られる内容
を、コマンド列の代わりに追加・削除・変更等の編集操
作の種類ごとに分類された情報を格納するようにしても
よい。以後、このファイル格納方式を分類済み情報格納
方式と呼ぶ。
【0017】また、設計機構でファイルに格納され、自
動設定機構で読み取られる内容を、コマンド列の代わり
に設定対象に反映する情報そのものとする方法もある。
この方法によって情報の更新を行うためには、自動設定
機構に、設定対象から現在の設定状況を取り出した情報
1と、設計機構が作成しファイルから読み取った情報2
とを比較する機構を設け、情報1にあって情報2に無い
ものを設定対象に追加し、情報2にあって情報1に無い
情報を設定対象から取り除くことによって、ネットワー
ク情報の更新を行うことができる。この方法を差分によ
る情報更新法と呼ぶことする。
【0018】さらに、この発展型として、設計機構内に
設計機構で入力・編集した情報を直接設定対象に設定す
る直接設定機構、設定対象から直接情報を読みだし、そ
の情報を設計機構で直接編集可能な状態にする直接情報
収集機構を備えてもよい。
【0019】また、自動設計機構内に自動設計機構自身
が処理したコマンドを復元するコマンドを生成する機
構、そのコマンド列をファイルに格納する機構、格納さ
れたコマンド列を格納順の逆順に取り出し、実行する機
構持たせてもよい。以後、この機構を復元機構と呼ぶ。
【0020】本発明に係るネットワーク運用情報設定シ
ステムを用いることで、設計機構で新規設定・更新の二
種類の情報設定コマンド列が作成される。また、自動設
定機構によってそのコマンド列が読み出され、設定対象
に情報の設定が行われる。この時、自動設定機構内に復
元機構を有するなら、設定対象への設定と同時に復元の
ためのコマンド列を作成する。また、情報収集機構によ
って設定対象から読みだされたデータが、コマンド列に
変換され、ファイルに格納される。
【0021】設計機構に直接コマンド入力機構を備えて
いる場合には、利用者が設定対象に行いたい操作そのも
のを直接指定して、その指定内容をファイルに格納する
こともできる。
【0022】そして、設計機構に前項で示した直接情報
収集機構を付加することで、ファイルを介することな
く、直接設定対象から設定済み情報を取り出すことがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に本発明のシステム構成例を
示した。構成要素は11・21・31・41・51である。11は設
計機構であり、11のオペレータからの指示に従って51に
設定する情報を編集し、その情報をコマンド化したもの
を21に格納する。逆に21からコマンド列を読み込むこと
もできる。21は51に設定するためのコマンド列を格納す
る記憶媒体である。31は自動設定機構であり、21に格納
されているコマンド列を取り出し、51に対して設定を行
う。また、51が保持している情報を取り出して、コマン
ド化し、21に格納する機能(情報収集機能)も持ってい
る。41は31と51の間を結ぶデータ伝送路である。51は設
定対象の装置である。
【0024】このシステムの動作は大きく二つに分かれ
る。一つ目は11で設計し、コマンド化したものを21に格
納し、31は21からコマンドを取り出し、41を通して51に
情報の設定を行う。二つ目は31が51から現在の設定内容
を取り出し、それをコマンド化して21に格納する。
【0025】図2は11の内部構成例である。1101は11の
オペレ−タからの指示を受け取る入力デバイスである。
1102は出力デバイスであり、11のオペレ−タに情報を提
示する。1103は11全体を司どる機構である。1104は52が
持つ、あるいは持つことになる情報全体を記憶する機構
である。1105は1104の内容を52中に再現するためのコマ
ンドを生成する機構である。1106は1107が取り出したコ
マンドを1103が編集できる形にして1104内に格納する機
構である。1107は1108を通して読み込んだコマンド列を
個々のコマンドに分解する機構である。1108は21に対し
てデ−タを読み書きするための入出力装置である。1109
は1105あるいは1111で作成されたコマンド列を21の格納
形式に変換する機構である。1110は更新前の情報からの
変更点を格納するための機構である。これは1104の内容
が初期化された時や21からの情報が読み込まれた時以降
の1104に対する編集操作を記録する。
【0026】11は次の四つの機能を持っている。
【0027】(1)情報の入力・更新機能 1103は1101から受け取った指示に1104の内容を編集す
る。
【0028】(2)新規コマンドの生成および21への格納
機能 1104の内容に基づいて1105でコマンド化し、1109で21へ
の格納形式に整え、1108を通して21に格納する。
【0029】(3)更新コマンドの生成および21への格納
機能 1110に入っている更新用の情報を1111でコマンド化し、
1109で21への格納形式に変換し、1108を通して21に格納
する。
【0030】(4)21内のコマンド列の読み込み機能 21に格納されているコマンド列を1108で読み取り、1107
で個々のコマンドに分解し、1106でコマンドに相当する
情報を1104に蓄える。
【0031】なお、「課題を解決するための手段」で述
べた直接コマンド入力機構は1103内で実現する。そして
直接コマンド入力機構を使った時は、破線に示したよう
に1103から1109に対して入力したコマンドが伝え、ファ
イルに保存される。
【0032】図3は分類済み情報格納方式を適用した設
計機構の例である。前述した通りコマンド列方式との違
いはファイルへの記録形式にあるため、図2との違いは
わずかである。図2の1107を1121に、1109を1122に変更
している。分類済情報コマンド変換1121は21に格納され
ている分類済み情報をコマンド形式に変換し、変換した
コマンドを1106に渡し、それに伴って1104の内容が更新
される。また、分類済情報出力形式作成1122は1103, 11
05, 1111から受け取ったコマンドをコマンドを分類済み
情報に変換し、変換された分類済み情報を1108を介して
21に格納する機能を持つ。
【0033】図4は差分による情報更新法を採用する場
合の設計機構の例である。前述のように、コマンド列で
はなく、設定対象に反映する情報自体を21に格納するた
め、コマンド列の生成等の機能は不要となっている。
【0034】図5は31および51の内部構成を示したもの
である。3101は21からコマンド列を取り出したり、逆に
コマンド列を格納するための装置である。3102は3101か
ら読み取ったコマンド列を個々のコマンドに分解する機
構である。3103はコマンドに基づいて3106の機能を呼び
出す機構である。3104は3105で作成されたコマンドを21
の格納形式に整える機構である。3105は3106を利用して
51の設定状況を調べ、その情報を再現するためのコマン
ド列を生成する機構である。3106は51にアクセスするた
めのファンクション(処理機能)をまとめたものであ
る。3107は41を介して51と接続するための装置である。
【0035】5101は設定対象のシステム全体を司どる機
構である。5102は31を始めとする他の装置と接続するた
めの装置である。5103は42を介して31他と接続するため
の装置である。
【0036】31は次の二つの機能を持っている。
【0037】(1)情報設定機能 21に格納されているコマンド列を3101によって読みだ
し、3102によって個々のコマンドに分解する。3103はそ
のコマンドに相当する3106のファンクションを呼び出
し、さらに3107、42を通して51に処理内容が伝えられ、
51の情報の操作を行う。
【0038】(2)情報収集機能 3105は3106のファンクションを利用して、51が保持して
いる情報を読みだし、それを再現するためのコマンド列
を生成する。生成されたコマンド列は3104で21への格
納形式に整えられ、3101を通して21に格納される。
【0039】図6は分類済み情報格納方式を適用した自
動設定機構の例である。前述した通りコマンド列方式と
の違いはファイルへの記録形式にあるため、図5とのほ
ぼ同じである。異なる点は図6は図5の3102が3121に、
3104が3122に代わっているところである。分類済情報コ
マンド分解3121は21に格納されている分類済み情報を、
3101を介して読み取り、コマンドに変換し、変換したコ
マンドを3103に渡す。また、分類済情報出力形式作成31
22は3105から受け取ったコマンドを分類済み情報に変換
し、変換された分類済み情報を3101を介して21に格納す
る機能を持つ。
【0040】図7は差分による情報更新法を使った時の
自動設定機構の例である。3101は21から設定対象に反映
する情報そのものを21から読み取ったり、21に保存する
ための装置である。3111は3101から読み取った情報と31
10から受け取った情報の差を検出する機構である。3112
は3110で検出された差を元に必要に応じて情報の追加・
削除を3106、3107、41を通して51に命じる機構である。
3110は41、3107、3106を通して51が保持している情報を
取得する機構である。3106は51にアクセスするためのフ
ァンクション(処理機能)をまとめたものである。3107
は41を介して51と接続するための装置である。
【0041】続いて、図2と図5で示した構成によって
行える典型的な情報の更新例を、四つの段階に分けて説
明する。
【0042】(1)新規情報の設定 図8にコマンド列による更新法による新規情報の設定手
順を示した。11でA, B, Cから成る木構造を編集した
後、「Aを作成」、「B.Aを作成(Aの下にBを作成すると
いう意味)」、「C.A(Aの下にCを作成するという意
味)」の三つのコマンドが生成され、21に格納される。
31はそのコマンド列を21から読みだし、41を介して51に
情報の設定を行う。
【0043】図9は分類済み情報格納方式による新規情
報の設定手順を示した。11でA, B,Cから成る木構造を編
集した後、[作成するオブジェクト]という分類には作
成すべき三つのオブジェクトである「A」、「B.A」、
「C.A」が入る。新規設定の場合には、削除・更新する
ものは無いので分類[削除するオブジェクト]と[更新
するオブジェクト]には何も入らない。31はそのコマン
ド列を21から読みだし、41を介して51に情報の設定を行
う。
【0044】図10は差分による情報更新法による新規
情報の設定手順を示した。11でA, B, Cから成る木構造
を編集した後、木構造の情報が21に格納される。31は51
から現在の設定状況を取り出す[1]。取り出した情報601
の内容は空白である。次に21から木構造の情報を読み出
す[2]。[1]と[2]の順序は問わない。21の内容と601の内
容を比較する。その結果、21にあって601にない「A」,
「B.A」,「C.A」の三つのオブジェクトを作成する。601
にあって21に無い情報は無いので削除項目は無い。
【0045】(2)他の編集手段による51の情報更新 図11は他の編集手段によって51の情報が更新される手
順を示したものである。71は51の内容を直接編集する機
構であり、一般に使われる設定ツールである。71によっ
て51の設定内容に変更が加えられる。71は41を介して
「B.Aを削除」し、「D.Aを作成」する。このように、第
三者の設定ツールによって51の設定内容が変更されるこ
とがある。
【0046】(3)31による51の情報の取得 図12は31によって51の情報を取得する手順を示したも
のである。31は51の現在の設定情報を取り寄せ、取り寄
せた情報602を再現するためのコマンド列を生成し、11
が読み込める形式で21に格納する。
【0047】図13は分類済み情報格納方式による情報
取得手順を示したものである。31は51の現在の設定状況
を取り寄せる。取り寄せた情報602を再現するための分
類された情報を21に格納する。取得した情報をそのまま
作るのであるから、602の内容はすべて[作成するオブ
ジェクト]に分類される。
【0048】図14は差分による情報更新法による情報
取得手順を示したものである。31は51の現在の設定状況
を取り寄せる。取り寄せた情報602を21に格納する。
【0049】(4)31による51の情報更新 図15は31によって51の情報を更新する手順について示
したものである。11は21から読みだしたコマンドを内部
で展開し、それに編集を加える。編集内容は「C.Aの削
除」と「E.D.Aの追加」である。その編集操作を21に格
納する。31はそれを受けて41を介して51に対して情報の
更新を行う。
【0050】図16は分類済み情報格納方式による情報
更新手順を示したものである。11は21から読みだした情
報を内部で展開し、それに編集を加える。編集内容は
「C.Aの削除」と「E.D.Aの追加」である。11はその編集
操作を分類して、21に格納する。31は21を読みだし、41
を介して51に対して情報の更新を行う。
【0051】図17は差分による情報更新法による情報
更新手順を示したものである。11は21から読みだした情
報を内部で展開し、それに編集を加える。編集内容は
「C.Aの削除」と「E.D.Aの追加」である。11はその編集
結果をそのまま21に格納する。31は51から現在の設定状
況を読み取る。603は読み取った情報である。603と21の
内容を比較した結果、21にあって603に無い情報「E.D.
A」が追加され、その逆に603にあって21に無い情報「C.
A」が削除される。
【0052】次に11の機能拡張について説明する。図1
8は11に31が持っている機能を追加した例である。すな
わち、図2の各構成要素に加えて、1112(図5の3105に
相当)・1113(図5の3103に相当)・1114(図5の3106
に相当)・1115(図5の3107)が追加されている。これ
により、図19の環境において、51に加えて11とデータ
伝送路42によって直接接続されている52に、同じ設定を
行う場合にこれまで説明した11->21->31->41->51の経路
による設定と同時に、11->42->52による直接設定設定も
行えるようになる。後者の経路は52に対して直接設定を
行うため21に相当する機構は不要である。
【0053】また、31の機能拡張として、31の実行によ
って変更を受けた箇所を復元する機能(設定回復機能)
を付けてもよい。
【0054】図20は設定回復機能を付けた自動設定機
構である。図5の31に3108, 3109,3110, 3111を追加し
た形になっている。3108はディスクドライブであり、回
復の際に必要となる情報(コマンド列)を格納する装置
である。3109はディスク駆動装置であり、3108に対して
データの読み書きを行う機能を持つ。なお、ここでは31
08, 3109はディスク装置としたが、コマンド列を記憶で
きる機能をもっているものなら何でもよい(例えば半導
体メモリであってもよい)。3110は3112で作成した復元
コマンド(列)を3108の格納形式に整える機構である。
3111は3108に格納されている復元コマンド列を逆順に読
みだす機構である。逆順に読みだす理由は、後に実行さ
れたコマンドが先に実行されたコマンドの内容に依存す
る場合があるからである。そのため、復元のためのコマ
ンドは最後に実行されたコマンドから順に遡って実行し
ていく。3112は3103で実行されたコマンドを元に戻すた
めのコマンド列を作成する機構である。例えば、3103で
「Aを作る」というコマンドが実行されたら「Aを削除
する」というコマンドを発生させる。
【0055】図21は図20のシステムを実際に稼動さ
せた時の流れ図である。以下、順に説明する。
【0056】(1) 21に格納されているコマンド列から先
頭のコマンド「Aを作成」を取り出し、3101、3102、31
03、3106、3107、41を通して51に伝えられる。
【0057】(2) (1)を処理した結果が、3107、3106を
通して3103に返ってくる。
【0058】(3) (2)の結果がOKの場合には、うまく設
定できたということなので、それを復元するためのコマ
ンドの作成を3112に要請する。
【0059】(4) 3112はコマンド「Aを作成」の復元コ
マンド「Aを削除」を生成し、3109に格納する。
【0060】(5) (1)と同様に「B.Aを作成する」とい
うコマンドを51に伝える。
【0061】(6) (4)の結果が3103に返ってくる。
【0062】(7) OKなので、復元するコマンドの生成を
3112に要請する。
【0063】(8) 3112はコマンド「B.Aを作成」の復
元コマンド「B.Aを削除」を生成し、3109に格納す
る。
【0064】(9) (1)と同様に「C.Aを作成する」とい
うコマンドを51に伝える。
【0065】(10) (4)の結果が3103に返ってくる。エラ
ーなので今まで設定した内容の復元を開始する。
【0066】(11) 3103で実行して最後に成功したコマ
ンドの復元コマンド「B.Aを削除」を3109から取り出
し、実行する。
【0067】(12) (11)の結果が3103に返ってくる。
【0068】(13) (11)で取り出したコマンドの一つ前
の復元コマンド「Aを削除」を3109から取り出し、実行
する。
【0069】(14) (13)の結果が3103に返ってくる。
【0070】もし、復元の途中でエラーが発生したら復
元できたコマンド列を3109から取り除き、復元できなか
ったものは残しておけば良い。そうすることで、3109に
残った情報を調べることでどこまで復元できたかを判別
できるし、3109に残った情報を元に再度、復元を試みる
ことも可能となる。
【0071】
【発明の効果】設定情報をファイルに格納する際に、設
定する情報そのものを格納するのではなく、コマンド列
を格納することで、情報の追加だけでなく、更新・削除
等の設定操作が可能になる。また、設計機構に新規設定
用と更新用の二種類のコマンド生成機構を持たせること
で、新規と更新の二通りの設定が可能になる。両者の使
い分けであるが、「新規」は初回の設定だけでなく、一
度設定した後にネットワークシステムの故障等で設定し
た内容を失ってしまい、もう一度すべての情報を入れな
おす時にも使う。それ以外の場合には「更新」を使えば
よい。「更新」は変更分のみであるから「新規」と比べ
てファイルサイズは小さくなる。なお、コマンド列によ
る方法の代わりに分類済み情報格納方式や差分による情
報更新方法を使った場合にも情報の更新が行える。
【0072】また、他の設定ツールによって設定対象の
内容に変化が生じても、情報収集機能により、設計機構
に最新の情報を取り込むことで、設定対象内の情報と設
計機構内の情報のくい違いを防ぐことができる。
【0073】設計機構に設定対象の情報に直接アクセス
する機能を付けることで、設定機構と設定対象が直接接
続されている場合にはファイルを介さずに設定し、直接
接続されていない場合にはファイルを使うというように
環境に応じて使い分けることができる。
【0074】また、自動設定機構が復元機能を有してい
れば、設定の途中にエラー等が発生した時に復元を行う
ことで、自動設定機構を実行する前の状態に戻すことが
でき、中途半端な設定状態のまま自動設定機構が終了す
ることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム全体の構成図
である。
【図2】設計機構の内部構成図である。
【図3】図2の例に分類済み情報格納方式を適用した例
を示す図である。
【図4】図2の例に差分による情報更新法を適用した例
を示す図である。
【図5】自動設定機構および設定対象の内部構成図であ
る。
【図6】図5の例に分類済み情報格納方式を適用した例
を示す図である。
【図7】図5の例に差分による情報更新法を適用した例
を示す図である。
【図8】設計機構および自動設定機構を使った時の設定
例を示す図である。
【図9】図8の例に分類済み情報格納方式を適用した例
を示す図である。
【図10】図8の例に差分による情報更新法を適用した
例を示す図である。
【図11】オンライン管理ツールを使った時の設定例を
示す図である。
【図12】設計機構および自動設定機構を使った時のコ
マンド列作成例を示す図である。
【図13】図12の例に分類済み情報格納方式を適用し
た例を示す図である。
【図14】図12の例に差分による情報更新法を適用し
た例を示す図である。
【図15】設計機構および自動設定機構を使った時の再
設定例を示す図である。
【図16】図15の例に分類済み情報格納方式を適用し
た例を示す図である。
【図17】図15の例に差分による情報更新法を適用し
た例を示す図である。
【図18】直接設定機構を持つ設計機構の内部構成図で
ある。
【図19】直接設定機能を持つ設計機構を組み合わせた
時のシステム構成図である。
【図20】復元機能を持つ自動設定機構の内部構成図で
ある。
【図21】復元機能を持つ自動設定機構の動作手順例を
示す図である。
【符号の説明】
11・・・設計機構、21・・・記憶媒体、31・・・
自動設定機構、41・・・通信路、51・・・設定対象
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 陽一郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地株式 会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 稲葉 淳二 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地株式 会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の通信機器が接続されるコンピュータ
    ネットワークにおいて、ネットワークを利用する利用者
    やその利用者に対する権利等のネットワークを運用する
    上で必要となる情報を、その情報を管理している設定対
    象に対して設定するネットワーク運用情報設定システム
    であって、 前記設定対象に設定する情報の内容を設計する設計部、
    設計した情報を前記設定対象に反映させる上で必要とな
    る情報の追加・削除・更新等の編集操作手続きを生成
    し、その編集操作の内容をファイルに保存する機能を持
    つ編集操作ファイル化部を備えた設計機構、並びに該フ
    ァイルを参照することによって自動的に前記設定対象に
    対して情報の追加・削除・変更等の操作を行う自動設定
    機構を有することを特徴とするネットワーク運用情報設
    定システム。
  2. 【請求項2】前記設計機構内に、編集操作ファイル化部
    によって作成されたファイルの内容を読みだし、再設計
    することを可能にする機構を持つことを特徴とした請求
    項1記載のネットワーク運用情報設定システム。
  3. 【請求項3】前記編集操作ファイル化部で作成される内
    容は、情報に対する追加・削除・変更等の操作コマンド
    の列であり、前記自動設定機構はそのコマンド列に対応
    して前記設定対象に対して情報の追加・削除・変更等を
    行うことを特徴とした請求項1記載のネットワーク運用
    情報設定システム。
  4. 【請求項4】前記編集操作ファイル化部で作成される内
    容は、更新される情報であり、かつその情報は追加・削
    除・変更等の編集操作の種類ごとに分類されたものであ
    り、前記自動設定機構はその編集操作の種類ごとに分類
    された情報を読み取り、それに対応して前記設定対象に
    対して情報の追加・削除・変更等を行うことを特徴とし
    た請求項1記載のネットワーク運用情報設定システム。
  5. 【請求項5】前記編集操作ファイル化部で作成される内
    容は、前記設定対象上に実現される情報であり、前記自
    動設定機構は前記設定対象から現在の設定内容である現
    設定情報を取り出し、現設定情報と前記ファイル内に格
    納された前記設定対象上に実現される情報である格納済
    み設定情報とを比較し、前記設定情報と前記格納済み設
    定情報の差に基づいて、格納済み設定情報の内容を前記
    設定対象上に実現することを特徴とした請求項1記載の
    ネットワーク運用情報設定システム。
  6. 【請求項6】前記ファイルは記憶媒体に格納されること
    を特徴とした請求項1記載のネットワーク運用情報設定
    システム。
  7. 【請求項7】請求項1記載のシステムに加えて、前記設
    定対象が保持している情報を取り出し、その情報を再現
    するための編集操作内容をファイルに保存する機構を持
    つことを特徴としたネットワーク運用情報設定システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記編集操作ファイル化部は新規設定と更
    新設定の二通りの編集操作内容をファイル化する能力を
    有することを特徴とした請求項1記載のネットワーク運
    用情報設定システム。
  9. 【請求項9】前記設計機構は、前記編集操作内容ファイ
    ル化部および前記自動設定機構を通すことなく、直接前
    記設定対象に情報の追加・削除・更新等の操作を行う機
    能を有することを特徴とした請求項1記載のネットワー
    ク運用情報設定システム。
  10. 【請求項10】請求項1で示したシステム構成に加えて
    前記設定対象から情報を取得する情報取得部、取得した
    情報を再設定するための編集操作内容をファイルに保存
    する取得情報操作ファイル化部を備えた情報取得機構を
    持つことを特徴としたネットワーク運用情報設定システ
    ム。
  11. 【請求項11】前記自動設定機構が該ファイルを参照す
    ることによって実行した編集操作による効果を復元する
    復元機構を前記自動設定機構内に有することを特徴とし
    た請求項1記載のネットワーク運用情報設定システム。
  12. 【請求項12】前記設計機構が、ネットワークを運用し
    ていく上で必要となる情報の編集操作を設計者が直接入
    力でき、その入力内容をファイルに格納する機能を持つ
    ことを特徴とした請求項1記載のネットワーク運用情報
    設定システム。
JP7326811A 1995-12-15 1995-12-15 ネットワーク運用情報設定システム Pending JPH09168009A (ja)

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