JP2001243222A - 構造化文書の表示規則の生成方法、システムおよびプログラムが記録された媒体ならびに構造化文書およびその文書型定義の変更方法、システムおよびプログラムが記録された媒体 - Google Patents

構造化文書の表示規則の生成方法、システムおよびプログラムが記録された媒体ならびに構造化文書およびその文書型定義の変更方法、システムおよびプログラムが記録された媒体

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JP2001243222A JP2000045466A JP2000045466A JP2001243222A JP 2001243222 A JP2001243222 A JP 2001243222A JP 2000045466 A JP2000045466 A JP 2000045466A JP 2000045466 A JP2000045466 A JP 2000045466A JP 2001243222 A JP2001243222 A JP 2001243222A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例示操作に基づいて視覚的に構造化文書の表
示規則を自動的に生成する。 【解決手段】 ベース表示規則生成手段21により、構
造化文書26の文書型定義27と予め規定されたデフォ
ルト生成規則28からベースとなる第1表示規則29を
生成する。この第1表示規則29と構造化文書26か
ら、表示文書生成手段22により第1表示文書30と要
素間対応関係ファイル31を生成する。第1表示文書3
0は視覚的表示文書編集環境23により編集され、第2
表示文書32と編集操作履歴ファイル33が生成され
る。表示規則更新手段24では、第2表示文書32、編
集操作履歴ファイル33、要素間対応関係ファイル3
1、構造化文書26が参照され、編集内容を反映した第
2表示規則34が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造化文書、その
表示規則および文書型定義の生成変更方法、そのシステ
ムおよびその記憶媒体に関する。特に、編集画面上で編
集操作した編集履歴を参照し、例示的に前記表示規則、
文書型定義および構造化文書を自動的に生成する技術に
適用して有効なものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムあるいはコンピュ
ータネットワーク間での文書やデータの互換性に優れた
構造化文書が近年注目を集めいている。構造化文書で
は、その要素(データ)を自分で説明でき(self-descri
bing)、また要素間に成立している関係が文書型定義を
用いて記述される。文書要素(データ)の自己定義性
は、人が文書を読むばかりでなく、コンピュータ上で作
動するアプリケーションプログラムがデータの意味と内
容を理解できるという構造化文書の特徴を発現できる。
たとえばウェブを用いた電子商取引のデータ等を正確に
記述できるメリットがある。
【0003】構造化文書の例にXML(Extensible Mark
up Language)文書あるいはSGML(Standard Generali
zed Markup Language)文書がある。XMLは、SGML
の文法定義を簡略化して処理パフォーマンスを向上し、
ネットワーク適応性を向上したデータ記述言語の一つで
ある。XML、SGMLは、ともにDTD(文書型定
義:Document Type Definition)あるいはXML Sc
hemaを用いて文書型を定義し、文書の構造化が図ら
れる。
【0004】ところで、XML等の構造化文書は、文書
の各要素間に成立している関係が構造として記述されて
いるものであって、その文書をどのように視覚的に表現
するかという様式についての情報は含まない。このた
め、文書を視覚的に表現するための表示規則が構造化文
書とは別個に定義される必要がある。通常、構造化文書
の表示規則は形式的言語を用いて記述されるため、人間
が手で書くことは困難である。よって、表示規則を簡便
に生成できるシステムの実現が望まれる。
【0005】表示規則生成の一例として、手順を示すこ
とによってある程度の表示規則を生成する手法が知られ
ている。たとえば、「"インフォテリア,XSLを簡単
に作成する「XML Style Wizard」を全世界に無料配布,"
September 1999. 」に記載されているような「XML Sty
le Wizard」、あるいは「Internatioanl Business Mach
ines Corp., "Visual XML Transformation Tool," Armo
nk, NY, December 1999. 」に記載されているような「V
isual XML Creation」等である。
【0006】表示規則の編集システムとして、「XSL Ed
itor」(Internatioanl Business Machines Corp., 「X
SL Editor,」 Armonk, NY, November 1999. http://ww
w.alphaworks.ibm.com/tech/xsleditor)、「XML Style
r」(ArborText Corp., 「XMLStyler,」 1998, http://
www.arbortext.com/index.html)、「eXcelon Stylis」
(Object Design Inc., "Object Design Announces eXc
elon 2.0, Industry'sFirst XML Application Developm
ent Environment for eBusiness," Burlington, MA , O
ctober 1999. http://www.odi.com/excelon/Products/P
rodMain.htm)等が知られている。
【0007】表示規則を生成するシステムの一例とし
て、文書型定義に対する変形操作によって表示規則を生
成する手法がある。たとえば、「Visual XML Transform
ation」(Internatioanl Business Machines Corp.,
「XSL Editor,」 Armonk, NY, November 1999. )であ
る。
【0008】なお、二つの構造化文書の例を与えて,両
者間のTranslatorを生成する手法として、「XML Transl
ation Generator (XTransGen)」(Internatioanl Busin
essMachines Corp., 「XSL Editor,」 Armonk, NY, Nov
ember 1999. )が知られている。
【0009】一方、例示によるプログラミング手法に関
して、一般的には以下のような技術が知られている。な
お、例示によるプログラミングは、機械に対する操作を
収集し、収集したサンプルから一般的な操作手順を自動
的に合成する技術の総称である。
【0010】「Siklossy L. and Sykes D., 「Automati
c Program Synthesis from Example,」 Proc. of the F
ourth International Joint Conference on Artificial
Intelligence (IJCAI), Tbilisi, USSSR, September 1
975, pp.268-273.」には、自動プログラム合成と呼ばれ
る方法が記載されている。自動プログラム合成では、プ
ログラムの開発者は処理手順を指示せず、機械への入力
と出力の組みを与えることで、そのような入出力の変換
を行う機械を得ることができる。
【0011】「Smith D., Pygmalion: A Computer Prog
ram to Model and Stimulate Creative Thought, Birkh
auser, Basel, 1977.」、あるいは、「Smith D., 「Pyg
malion: A Creative Programming Environment,」 Repo
rt No. STAN-CS-75-499, Department of Computer Scie
nce, Stanford University, 1975.」には、デモンスト
レーションによるプログラミング技法が記載されてい
る。デモンストレーションによるプログラミングは、プ
ログラマが機械の行うべき操作を人が実際に行って見せ
ることによって、その具体的な操作の繰り返しから一般
に適用できる操作を抽出する。
【0012】「Maulsby D. and Witten I., 「Teaching
a Mouse How to Draw,」 Proceedings of Graphics In
terface '89, NCGA, London Ontario, June 1989, pp.1
30-137.」には、デモンストレーションによるその他の
プログラミング技法が記載されている。デモンストレー
ションによるプログラミングに教授のメタファーを取り
入れ、一般化のための情報を提示できるような拡張を施
した方法である。
【0013】その他、「Cypher Allen(ed.), 「Watch W
hat I Do,」 MIT Press, Cambridge, MA, 1993.」に
は、例示によるプログラミングを採用したシステムにつ
いて記載されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した従
来技術では、単純な表示規則を生成することはできるも
のの、複雑な表示規則をその記述言語の知識無しに生成
することは困難である。
【0015】すなわち、前記した従来技術によれば、た
とえば「XML Style Wizard」あるいは「Visual XML Cre
ation」を用いて表示規則を自動的に生成できる。しか
し、これらの手法で生成される表示規則は簡単なもので
あり、より詳細な表示規則をユーザの要求に応じて生成
することはできない。詳細な表示規則を作成するには、
ユーザ自らが形式的言語を理解して編集する必要があ
る。より複雑な表示規則を生成するには表示規則の編集
システムが必要であり、たとえば「XSL Editor」等の編
集ツールを用いて複雑な表示規則に変更できる。しか
し、いずれも表示規則そのものを編集するシステムであ
り、表示規則を記述する形式的言語の知識が必要な点に
変わりはない。
【0016】よって、表示規則を直接人間が編集するこ
となく、複雑な表示規則が自動的に生成されるシステム
の実現が望まれる。特に、ユーザが表示画面を見ながら
例示的に編集操作を行えば、自動的に表示規則が生成さ
れるシステムの実現が望まれる。このようなシステムで
は、ユーザには表示規則を記述する言語に関する特別な
知識が要求されず、ユーザにとって便利で利用性の高い
表示規則生成手段が提供される。また、例示的に編集操
作を行って、この編集操作が反映された表示規則の生成
が自動的になされるなら、ユーザは表示画面を見ながら
逐次編集を行って希望する表示様式を得ることができ、
しかもこの表示が得られると同時に表示規則が自動生成
され、ユーザにとっては極めて利便性の高いシステムが
提供される。
【0017】この点、「Visual XML Transformation」
を用いれば、表示規則を記述する言語に関する知識がな
くとも、文書型定義に対する変形操作からの表示規則の
生成が行える。しかし、この手法では、表示文書の結果
を視覚的に確認しながら表示規則を変更することはでき
ない。
【0018】また、前記した例示によるプログラム技法
は、一般的な例示によるプログラムの自動生成について
の知見に過ぎず、構造化文書の表示規則を例示操作に基
づいて自動的に生成する技術に関しては何ら開示されて
いない。
【0019】本発明の目的は、例示操作に基づいて視覚
的に構造化文書の表示規則を自動的に生成する技術を提
供することにある。
【0020】本発明の他の目的は、表示文書の結果を確
認しながら表示規則を少しずつ修正して、対話的に表示
規則を生成できる技術を提供することにある。
【0021】本発明のさらに他の目的は、逐次的修正を
繰り返すことによって、表示規則を記述する言語の知識
がなくとも、高度な表示規則を自動的に生成できる技術
を提供することにある。
【0022】また、本発明のさらに他の目的は、前記表
示規則の生成と同様に構造化文書あるいは構造化文書の
文書型定義(文法定義)を前記例示的な表示文書の変更
に基づいて変更する技術を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本願の発明の概略を説明
すれば、以下の通りである。本願発明のシステムには、
ベース表示規則生成手段、表示文書生成手段、視覚的表
示文書編集環境、および表示規則更新手段が含まれ、視
覚的表示文書編集環境には描画エンジンが含まれる。
【0024】本発明のシステムに構造化文書とその文書
型定義(文法定義)が与えられれば、まず、ベース規則
生成手段により構造化文書の第1表示規則が自動的に生
成される。第1表示規則の生成には、構造化文書の文書
型定義と予め定められたデフォルトの生成規則とが参照
される。デフォルトの生成規則は単純なものであり、た
とえば構造化文書の要素を単純に列挙するような規則が
用いられる。
【0025】生成された第1表示規則が構造化文書に適
用され、表示文書生成手段により構造化文書の第1表示
文書が生成される。この際、第1表示文書の各要素と構
造化文書の各要素との対応関係を示す要素間対応関係フ
ァイルが生成される。
【0026】第1表示文書は描画エンジンを用いて表示
装置に表示され、視覚的表示文書編集環境で視覚的に第
1表示文書の編集が行える。編集は任意に行え、ユーザ
に目的に合致したより複雑な表示様式になるような編集
を行える。この編集の際、各編集操作の対象となった表
示文書の要素とその編集内容を編集操作履歴ファイルに
記録する。一連の編集操作が終了した段階で、編集結果
である第2表示文書と編集操作履歴ファイルが作成され
ることとなる。
【0027】編集操作が終了すると、編集前の表示文書
である第1表示文書と編集後の第2表示文書、編集操作
履歴ファイル、要素間対応関係ファイル、および構造化
文書とその文書型定義を参照して、表示規則更新手段に
より更新後の表示規則(第2表示規則)を生成する。
【0028】本発明によれば、表示規則を例示操作によ
り自動的に生成できる。すなわち、表示文書を視覚的表
示文書編集環境で、例示的に加工・修正することによっ
て、前記加工・修正に合致した表示規則を自動的に生成
できる。よって、表示規則を記述する言語に関する知識
がなくとも目的に合致したより複雑な表示規則を簡便に
生成できる。また、ユーザは、どのような表示結果が得
られるかを視覚的に確認しながら、表示規則を作成する
ことが可能になる。
【0029】なお、第2表示規則に基づいて第3表示規
則を、さらに第4、第5の表示規則を生成できることは
言うまでもない。
【0030】また、本発明では、デフォルト生成規則と
して、構造化文書の要素の深さに応じた書式で第1表示
規則を生成する規則、表形式で表示する規則、単純列挙
による表示規則あるいは要素の深さに応じたインデント
付けで表示する規則等を例示できる。
【0031】また、本発明は、表示規則の生成に限ら
ず、構造化文書自体の変更、あるいは、構造化文書の文
書型定義(文法定義)の変更にも適用できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異
なる態様で実施することが可能であり、本実施の形態の
記載内容に限定して解釈すべきではない。なお、実施の
形態の全体を通して同じ要素には同じ番号を付するもの
とする。
【0033】以下の実施の形態では、主に方法またはシ
ステムについて説明するが、当業者であれば明らかなと
おり、本発明は方法、システムの他、コンピュータで使
用可能なプログラムコードが記録された媒体としても実
施できる。したがって、本発明は、ハードウェアとして
の実施形態、ソフトウェアとしての実施形態またはソフ
トウェアとハードウェアとの組合せの実施形態をとるこ
とができる。プログラムコードが記録された媒体として
は、ハードディスク、CD−ROM、光記憶装置または
磁気記憶装置を含む任意のコンピュータ可読媒体を例示
できる。
【0034】(実施の形態1) 1.システムのハードウェア構成 図1は、本発明の方法を実現するシステムの概要を示し
た概念図である。本発明のシステムは、スタンドアロン
のコンピュータシステムまたは複数のコンピュータシス
テムで構成されたコンピュータネットワークで実現でき
る。図1(a)はスタンドアロンのコンピュータを構成
の概略を示し、図1(b)は、コンピュータネットワー
クの場合を示す。
【0035】コンピュータシステムには、中央演算処理
装置1(CPU)、主記憶装置2(メインメモリ:RA
M)、不揮発性記憶装置3(ROM)等を有し、バス4
で相互に接続される。バス4には、その他コプロセッ
サ、画像アクセラレータ、キャッシュメモリ、入出力制
御装置(I/O)等が接続されてもよい。また、バス4
には、適当なインターフェイスを介して外部記憶装置
5、データ入力デバイス6、表示デバイス7、通信制御
装置8等が接続される。その他、一般的にコンピュータ
システムに備えられるハードウェア資源を備えることが
可能なことは言うまでもない。
【0036】外部記憶装置5は代表的にはハードディス
ク装置が例示できるが、これに限られず、光磁気記憶装
置、光記憶装置、フラッシュメモリ等半導体記憶装置も
含まれる。なお、データの読み出しのみに利用で得きる
CD−ROM等の読み出し専用記憶装置もデータあるい
はプログラムの読み出しにのみ適用する場合には外部記
憶装置に含まれる。
【0037】データ入力デバイス6には、キーボード等
の入力装置、マウス9等ポインティングデバイスを備え
ることができる。データ入力デバイスには音声入力装置
も含む。表示装置7としては、CRT、液晶表示装置、
プラズマ表示装置が例示できる。
【0038】複数のコンピュータシステムで本発明を実
現する場合、図1(b)に示すように、各コンピュータ
システムは、LAN、WAN等で接続されていてもよ
く、また、インターネットを介して接続されても良い。
これら接続に用いられる通信回線は、専用線、公衆回線
の何れでも良い。コンピュータシステムには、パーソナ
ルコンピュータ10、ワークステーション11、メイン
フレームコンピュータ12等各種のコンピュータが含ま
れる。
【0039】コンピュータシステムが複数接続されたコ
ンピュータネットワークにおいては、一部のプログラム
をユーザのコンピュータで、一部のプログラムをリモー
トコンピュータで分散的に処理を実行できる。また、プ
ログラムで利用されるデータは、それがどのコンピュー
タに記録されているかは問われない。つまり、データの
所在に関する情報(アドレス)が明らかである限り、デ
ータあるいはプログラムの格納場所はコンピュータネッ
トワーク上の任意の場所とすることができる。各ネット
ワークコンピュータ間の通信には公知の通信技術を適用
でき、たとえばTCP/IP、HTTP等のプロトコル
を用いることができる。また、各記憶装置に記録された
各ファイル(データあるいはプログラム)の存在箇所
(アドレス)は、DNS、URL等を用いて特定でき
る。なお、本明細書においてインターネットという用語
には、イントラネットおよびエクストラネットも含むも
のとする。インターネットへのアクセスという場合、イ
ントラネットやエクストラネットへのアクセスをも意味
する。コンピュータネットワークという用語には、公的
にアクセス可能なコンピュータネットワークと私的なア
クセスしか許可されないコンピュータネットワークとの
両方が含まれるものとする。
【0040】2.構造化文書の表示規則生成システム 図2は、本発明の表示規則を生成するシステムの一例を
示したブロック図である。
【0041】本実施の形態の表示規則生成システムは、
ベース表示規則生成手段21、表示文書生成手段22、
視覚的表示文書編集環境23、表示規則更新手段24を
有し、視覚的表示文書編集環境23には、表示文書を描
画する描画エンジン25を備える。
【0042】図3は、図2の一部をベース表示規則生成
手段21について抜き出したブロック図である。
【0043】ベース表示規則生成手段21は、前記した
ハードディスク等記憶装置5に記録されたプログラムコ
ードの実行によりその機能が実現され、主に、前記記憶
装置5と前記中央演算処理装置1および主記憶装置2等
のハードウェア資源が利用される。ベース表示規則生成
手段21は、システムに与えられた構造化文書26の文
書型定義27と、デフォルト生成規則28とから、第1
表示規則29を自動的に生成する機能を有する。第1表
示規則29の生成方法については後に説明する。
【0044】構造化文書26は、文書の要素が要素名、
要素の内容(コンテンツ)、要素の属性、属性名、属性
値等で構造化された文書であり、たとえばXML、SG
ML、CSV等の文書を例示できる。構造化文書26
は、たとえばハードディスク等記憶装置5に記録され
る。
【0045】文書型定義27は、構造化文書26の文書
型あるいは文法を定義するデータであり、前記要素の名
前、構造、要素内容の形式等を定義し、要素に関する属
性を宣言して属性名、属性値の形式、デフォルトの属性
値等を定義する。たとえば、XML文書の場合にはDT
D、XMLスキーマを例示でき、SGML文書の場合に
はDTDを例示できる。文書型定義27は、構造化文書
26と同様に、たとえばハードディスク等記憶装置5に
記録される。文書型定義27は構造化文書26内に記述
されてもよいが、文書型定義27を別の文書ファイルと
して記録し、構造化文書26内でその文書型定義ファイ
ルを参照してもよい。この場合、構造化文書26と文書
型定義27とが、同一のコンピュータシステム内に存在
する必要はない。
【0046】デフォルト生成規則28は、第1表示規則
29を生成するためのベースとなる単純な規則であり、
構造化文書26の文法(文書型定義27)にあわせて、
構造化文書26のすべての要素を単に列挙するような視
覚的表現になる表示文書に変換する規則である。デフォ
ルト生成規則28は、文書ファイルとして記述され、こ
のデフォルト生成規則28のファイルをベース表示規則
生成手段21のプログラムで参照する。また、デフォル
ト生成規則28は、ベース表示規則生成手段21のプロ
クラムとしてコーディングされていてもよい。
【0047】第1表示規則29は、ベース表示規則生成
手段21により自動的に生成される構造化文書26の表
示規則である。第1表示規則29は、生成された後に、
たとえばハードディスク等記憶装置5に記録される。こ
の段階の第1表示規則29は、デフォルト生成規則28
に従って生成されるものであるから単純な規則である。
第1表示規則29の例として、構造化文書26がXML
文書の場合にはXSL文書を、SGML文書の場合には
DSSSL文書を例示できる。
【0048】図4は、図2の一部を表示文書生成手段2
2について抜き出したブロック図である。
【0049】表示文書生成手段22は、前記したハード
ディスク等記憶装置5に記録されたプログラムコードの
実行によりその機能が実現され、主に、前記記憶装置と
前記中央演算処理装置1および主記憶装置2等のハード
ウェア資源が利用される。表示文書生成手段22は、構
造化文書26と第1表示規則29とから第1表示文書3
0および要素間対応関係ファイル31を生成する機能を
有する。
【0050】第1表示文書30は、構造化文書26の各
要素が、第1表示規則29に従って置換された要素で構
成される。つまり、表示文書生成手段22に構造化文書
26と第1表示規則29が与えられると、構造化文書2
6の要素の要素名、要素の内容(コンテンツ)、要素の
属性名、属性値等が、第1表示規則29に記述されてい
る規則に従って第1表示文書30の要素に置換される。
第1表示文書30は、生成された後、ハードディスク等
記憶装置5に記録される。第1表示文書30として、H
TML文書あるいはXHTML文書を例示できる。
【0051】要素間対応関係ファイル31は、構造化文
書26の要素が第1表示文書30の要素に置換される際
に、前記各要素の対応関係を記録したファイルである。
要素間対応関係ファイル31は、ハードディスク等記憶
装置5に記録される。要素間の対応関係を記録する手段
として、たとえば、XPathを用いて要素間対応関係
を表すことができる。
【0052】図5は、図2の一部を視覚的表示文書編集
環境23について抜き出したブロック図である。
【0053】視覚的表示文書編集環境23は、何れかの
記憶装置5に記録されたプログラムコードの実行により
その機能が実現され、主に、前記中央演算処理装置1お
よび主記憶装置2等の他、CRT等の表示装置7、キー
ボード、ポインティングデバイス等の入力装置6がハー
ドウェア資源として利用される。視覚的表示文書編集環
境23には、描画エンジン25が含まれ、描画エンジン
25は、表示文書の各要素を視覚的な表現に置換して、
文書の全体または一部をユーザに表示する。
【0054】視覚的表示文書編集環境23は、文書を表
示するとともに視覚的に編集・加工できる環境を提供す
る。ユーザは、描画エンジン25によって表示された表
示画面を見ながら任意の編集操作、たとえば表示内容の
追加、削除、修正、移動、結合等を行うことができる。
編集加工された文書は第2表示文書32としてハードデ
ィスク等記憶装置5に記録される。第2表示文書32
は、編集加工が施された文書であり、第1表示文書30
と同じ言語たとえばTHMLあるいはXHTMLで記述
される。
【0055】また、視覚的表示文書編集環境23は、編
集後の表示文書である第2表示文書32と編集操作の履
歴を記録する編集操作履歴ファイル33とを生成する機
能を有する。編集操作履歴ファイル33には、視覚的表
示文書編集環境23で加工された要素毎に加工内容であ
る編集操作履歴が記録される。編集操作履歴ファイル3
3は、ハードディスク等記憶装置5に記録され、後に表
示規則更新手段24で参照される。
【0056】図6は、図2の一部を表示規則更新手段2
4について抜き出したブロック図である。
【0057】表示規則更新手段24は、前記したハード
ディスク等記憶装置5に記録されたプログラムコードの
実行によりその機能が実現され、主に、前記記憶装置5
と前記中央演算処理装置1および主記憶装置2等のハー
ドウェア資源が利用される。
【0058】表示規則更新手段24は、編集後の表示文
書(第2表示文書32)、要素間対応関係ファイル3
1、構造化文書26、構造化文書26の文書型定義2
7、編集操作履歴ファイル33から、更新後の表示規則
である第2表示規則34を生成する機能を有する。第2
表示規則34の生成方法については後に詳述する。
【0059】第2表示規則34は、第1表示規則29と
同じ言語で記述される。たとえばXSL文書あるいはD
SSSL文書等を例示できる。
【0060】このような表示規則の生成システムによれ
ば、与えられた構造化文書26とその文書型定義27か
ら、システムが自動的に第1表示規則29を生成し、こ
の第1表示規則29に基づいた構造化文書26の第1表
示文書30を生成してこれを表示できる。すなわち、ユ
ーザには表示規則を記述するための形式的な言語に関す
る特別な知識は要求されず、簡便に表示規則を編集加工
できる環境を提供できる。また、ユーザはその目的に応
じて自由に第1表示文書30を編集加工し、希望する表
示態様の第2表示文書32を得ることができる。さら
に、この第2表示文書32に加えられている編集加工の
内容を反映させるように第2表示規則34を自動的に生
成できる。すなわち、ユーザは例示的な編集加工を通じ
て希望の表示態様を実現し、このような表示態様となる
ような第2表示規則34を何ら特別な知識を必要とせず
に自動的に生成できる。つまり、ユーザはコンピュータ
の表示画面を見ながら、適当な入力デバイスにより表示
文書を編集加工するだけで、そのような表示に見合った
表示規則がシステムにより自動的に作成されることにな
る。ユーザは表示規則に関する細かな事項を意識するこ
となく、複雑な表示規則を簡便に生成でき、利便性の高
いシステムを提供できる。
【0061】なお、本明細書において、プログラムコー
ドが記録されたファイルあるいは文書等データが記録さ
れたファイルは、その物理的な存在場所には一切制限が
設けられない。前記したコンピュータシステムまたはコ
ンピュータネットワークでアクセス可能な物理的所在に
記録され、それがアクセス可能である限り、本明細書で
説明するデータおよびプログラムは何れの場所に記録さ
れていてもよいものとする。
【0062】3.構造化文書の表示規則生成方法 3.1.第1表示規則(ベース表示規則)の生成方法 第1表示規則は、前記したとおり本発明の編集操作のベ
ースとなる規則であり、文書型定義27とデフォルト生
成規則28を参照してベース表示規則生成手段21によ
り自動的に生成される。以下、各種のデフォルト生成規
則28の場合のベース表示規則生成方法について説明す
る。
【0063】3.1.1.ヘッダ要素とDL要素による
第1表示規則の生成 デフォルト生成規則28の一例として、以下のような規
則を用いるとする。・XMLの要素の深さに応じて<H
1>〜<H6>の見出し要素を作成する。・個々の要素
の属性(attribute)は,<DL>要素で列挙表現する。
・#PCDATAで与えられるデータは要素で表現する。
【0064】図7(a)は、ヘッダ要素とDL要素によ
り第1表示規則29を生成する方法の一例を示す全体フ
ローチャートであり、図7(b)は、「C++」言語で
記述されたその擬似コードである。以下擬似コードは
「C++」言語で記述されるものとする。また、擬似コ
ード中に左矢印とともに示した括弧書き数字「←
(1)」等は、参照のために付した行番号であり、擬似
コードを構成するものではない。以下の擬似コードにつ
いて同様である。
【0065】まず、ヘッダ要素のレベルを1とし(ステ
ップ40)、要素表示の規則を生成する(ステップ4
1)。擬似コードに示すように、ここでの第1表示規則
の生成関数は「RuleGenByHeaderAndDL」である。引数は
グローバル変数により引き渡される。また、要素表示の
規則生成関数は「RuleGenOfElemByHeaderAndDL」であ
る。ローカル変数として要素とレベルが与えられる。こ
こでは、ルート要素のヘッダを<H1>にするために引
数に「root」と「1」が与えられる。
【0066】図8(a)は、要素表示規則の生成方法
(RuleGenOfElemByHeaderAndDL)を示したフローチャー
トであり、図8(b)はその擬似コードである。ここ
で、要素は変数「elem」で与えられ、レベルは変数「le
vel」で与えられる(擬似コード1行目)。
【0067】まず汎用的なブロックレベルのタグである
<DIV>要素を開始し(ステップ42、擬似コード2
行目)、そのときのレベルのヘッダ要素で要素「elem」
の要素名を表示する(ステップ43、擬似コード3行
目)。
【0068】次に、その要素の属性表示の規則を生成す
る(ステップ44、擬似コード4行目)。属性表示規則
生成関数は、擬似コードでは「RuleGenOfAttrByDL」で
あり、ローカル変数には要素「elem」が与えられる。属
性表示規則生成関数は後に説明する。
【0069】次に、要素がリーフであるか否かを判断す
る(ステップ45、擬似コード5行目)。要素がリーフ
である場合には段落タグである要素を開始し(ステップ
46)、要素のコンテンツを表示する(ステップ47、
擬似コード11行目)。その後、要素を終了し(ステッ
プ48)、<DIV>要素を終了する(ステップ49、
擬似コード13行目)。
【0070】一方、要素がリーフでない場合は、ヘッダ
レベルを1つ増やし(ステップ50)、その要素「ele
m」に含まれる1レベル大きい(ネストが深い)要素群
の中から1要素「e」をとりだし(ステップ51、擬似
コード6〜7行目)、取り出した要素「e」について要
素表示の規則生成(RuleGenOfElemByHeaderAndDL)を再
帰的に実行する(ステップ52、擬似コード8行目)。
これを全ての要素「e」について繰り返す(ステップ5
3、擬似コード7〜9行目)。その後、<DIV>要素
を終了して(ステップ49)、着目している要素「ele
m」についての表示規則の生成が終了する。
【0071】図9(a)は、属性表示規則の生成方法
(RuleGenOfAttrByDL)を示したフローチャートであ
り、図9(b)はその擬似コードである。
【0072】まず、着目している要素「elem」につい
て、属性を有するか否かを判断する(ステップ54、擬
似コード2行目)。着目要素に属性がない場合にはその
まま終了し、属性がある場合には、定義リストのタグで
ある<DL>要素を開始する(ステップ55、擬似コー
ド4行目)。
【0073】次に、定義用語のタグである、<DT>要
素で属性名を表示し(ステップ56、擬似コード6行
目)、定義の説明タグである<DD>要素で特性値を表
示する(ステップ57、擬似コード7行目)。これを着
目している要素「elem」の全ての属性について繰り返し
(ステップ58、擬似コード5〜8行目)、<DL>要
素を終了する(ステップ59)。このようにして着目し
ている要素「elem」の属性が表示される。以上のように
してヘッダ要素とDL要素を用いて第1表示規則29が
自動的に生成できる。
【0074】3.1.2.表による第1表示規則の生成 次に、表形式で表示するよう第1表示規則29を生成す
る方法を示す。これは、特に要素の深さが2である場合
に用いられる。
【0075】図10(a)は、表形式による第1表示規
則29を生成する方法の一例を示す全体フローチャート
であり、図10(b)は、その擬似コードである。
【0076】まず、表を表す<TABLE>要素を開始
し(ステップ60、擬似コード2行目)、表ヘッダの表
示規則を生成(RuleGenByTHEAD)する(ステップ61、
擬似コード3行目)。次に、表本体の表示規則を生成
(RuleGenByTBODY)し(ステップ62,擬似コード4行
目)、<TABLE>要素を終了する(ステップ63、
擬似コード5行目)。
【0077】図11(a)は、表ヘッダの表示規則の生
成(RuleGenByTHEAD)の一例を示すフローチャートであ
り、図11(b)は、その擬似コードである。
【0078】まず、表のヘッダを表す<THEAD>要
素を開始し、さらに表の行要素である<TR>要素を開
始する(ステップ64、擬似コード3行目、4行目)。
次に、表の見出しセルである<TH>要素を開始し(ス
テップ65)、要素内容(コンテンツ)を表示した後
(ステップ66)、<TH>要素を終了する(ステップ
67)。そしてこれを全ての下位要素について実行する
(ステップ68)。つまり、着目している要素「elem」
についてそれを構成する要素をリストし(擬似コード4
行目)、リスト内の要素「e」の全てについて、<TH
>タグで囲んでこれを表示する(擬似コード5〜7行
目)。その後、<TR>要素を終了し、<THEAD>
要素を終了する(ステップ69、擬似コード8,9行
目)。
【0079】図12(a)は、表本体の表示規則の生成
(RuleGenByTBODY)の一例を示すフローチャートであ
り、図12(b)は、その擬似コードである。
【0080】まず、表本体を表す<TBODY>要素を
開始し(ステップ70、擬似コード2行目)、列要素の
表示規則を生成(RuleGenByTR)し(ステップ71)、
これを全ての下位要素について実行する(ステップ7
2)。つまり、着目している要素「elem」についてそれ
を構成する要素をリストし(擬似コード3行目)、リス
ト内の要素「e」の全てについて、列要素の表示規則を
生成する(擬似コード4〜6行目)。その後、<TBO
DY>要素を終了する(ステップ73、擬似コード7行
目)。
【0081】図13(a)は、列要素の表示規則の生成
(RuleGenByTR)の一例を示すフローチャートであり、
図13(b)は、その擬似コードである。
【0082】まず、表の行要素である<TR>要素を開
始する(ステップ74、擬似コード2行目)。次に、表
のセルである<TD>要素を開始し(ステップ75)、
要素内容(コンテンツ)を表示した後(ステップ7
6)、<TD>要素を終了する(ステップ77)。そし
てこれを全ての下位要素について実行する(ステップ7
8)。つまり、着目している要素「elem」についてそれ
を構成する要素をリストし(擬似コード3行目)、リス
ト内の要素「e」の全てについて、<TD>タグで囲ん
でこれを表示する(擬似コード4〜6行目)。その後、
<TR>要素を終了する(ステップ79、擬似コード7
行目)。以上のようにして、表による第1表示規則29
が自動的に生成できる。
【0083】3.1.3.単純列挙による第1表示規則
の生成 次に、要素の単純列挙により第1表示規則29を生成す
る方法を示す。図14(a)は、要素名、要素内容を単
純に列挙する第1表示規則の生成方法の一例を示したフ
ローチャートであり、図14(b)はその擬似コードで
ある。
【0084】まず、<DIV>要素を開始し(ステップ
80、擬似コード2行目)、着目要素「elem」の要素名
を表示した後、改行タグである<BR>要素を付加する
(ステップ81、擬似コード3,4行目)。その後、前
記「3.1.1ヘッダ要素とDL要素による第1表示規
則の生成」の項で説明した属性表示規則の生成(ステッ
プ44)と同様の規則生成を行い、着目要素「elem」が
リーフであるか否かを判断する(ステップ82、擬似コ
ード6行目)。要素がリーフである場合には要素のコン
テンツを表示する(ステップ83、擬似コード12行
目)。その後、<DIV>要素を終了する(ステップ8
4、擬似コード14行目)。
【0085】一方、要素がリーフでない場合は、要素
「elem」に含まれる要素群の中から1要素「e」をとり
だし(ステップ85、擬似コード7〜8行目)、取り出
した要素「e」について単純列挙の表示規則生成(RuleG
enOfElemBySimpleEnum)を再帰的に実行する(ステップ
86、擬似コード9行目)。これを全ての要素「e」に
ついて繰り返す(ステップ87、擬似コード8〜10行
目)。その後、<DIV>要素を終了して(ステップ4
84、着目している要素「elem」についての表示規則の
生成が終了する。このようにして、単純列挙による第1
表示規則29が自動的に生成できる。
【0086】3.1.4.インデント付けによる第1表
示規則の生成 次に、要素の深さに応じてインデント付けを行なう表示
規則の生成方法を示す。図15(a)は、インデント付
けによる第1表示規則29を生成する方法の一例を示す
全体フローチャートであり、図15(b)は、その擬似
コードである。
【0087】まず、ヘッダ要素のレベルを1とし(ステ
ップ88)、ブロック表示の規則を生成する(ステップ
89)。ブロック表示の規則生成関数は「RuleGenOfEle
mByBLOCKQUOTE」である。ローカル変数として要素とレ
ベルが与えられる。ここでは、ルート要素のヘッダを<
H1>にするために引数に「root」と「1」が与えられ
る。
【0088】図16(a)は、ブロック表示規則の生成
方法(RuleGenOfElemByBLOCKQUOTE)を示すフローチャ
ートであり、図16(b)はその擬似コードである。こ
こで、要素は変数「elem」で与えられ、レベルは変数
「level」で与えられる(擬似コード1行目)。
【0089】まず、そのときのレベルのヘッダ要素で要
素「elem」の要素名を表示する(ステップ90、擬似コ
ード2行目)。
【0090】次に、前記「3.1.1ヘッダ要素とDL
要素による第1表示規則の生成」の項で説明した属性表
示規則の生成(ステップ44)と同様の規則生成を行
い、ブロックレベルの引用タグである<BLOCKQU
OTE>要素を開始する(ステップ91、擬似コード4
行目)。
【0091】次に、要素がリーフであるか否かを判断す
る(ステップ92、擬似コード5行目)。要素がリーフ
である場合には段落タグである要素を開始し(ステップ
93)、要素のコンテンツを表示する(ステップ94、
擬似コード11行目)。その後、要素を終了し(ステッ
プ95)、<BLOCKQUOTE>要素を終了する
(ステップ96、擬似コード13行目)。
【0092】一方、要素がリーフでない場合は、ヘッダ
レベルを1つ増やし(ステップ97)、その要素「ele
m」に含まれる1レベル大きい(ネストが深い)要素群
の中から1要素「e」をとりだし(ステップ98、擬似
コード6〜7行目)、取り出した要素「e」についてブ
ロック表示規則の生成方法(RuleGenOfElemByBLOCKQUOT
E)を再帰的に実行する(ステップ99、擬似コード8
行目)。これを全ての要素「e」について繰り返す(ス
テップ100、擬似コード7〜9行目)。その後、<B
LOCKQUOTE>要素を終了して(ステップ9
6)、着目している要素「elem」についての表示規則の
生成が終了する。このようにして、インデント付けによ
る第1表示規則29が自動的に生成できる。
【0093】以上、ベース表示規則生成手段21の機能
である第1表示規則29の生成方法を説明した。このよ
うに、本発明では、構造化文書26の文書型定義27を
与えると、予め定められたデフォルト生成規則28を適
用して表示規則29を自動的に生成でき、後に説明する
編集操作機能のベースにすることができる。
【0094】3.2.表示文書の生成方法 前記した第1表示規則29を適用して構造化文書26を
表示文書に変換するのは、当業者に周知である。たとえ
ば構造化文書26にXML文書あるいはSGML文書を
例示する場合、第1表示規則29としてXSLスタイル
シートあるいはDSSSL文書を生成すれば、周知技術
としてHTML文書が生成できる。
【0095】ただし、本発明では、単に表示文書を生成
するだけでなく、構造化文書26の各要素と表示文書3
0の各要素の対応関係を記録した要素間対応関係ファイ
ル31を生成する。この対応関係は、たとえばXPat
hを用いて特定できる。
【0096】3.3.表示文書の編集方法 表示文書がHTML文書である場合には、表示文書の編
集(加工)は、タグの変更、要素位置の変更として現れ
る。本発明では、これら変更の履歴を変更操作毎に第2
表示文書32の要素と関連付けて記録する。要素位置は
前記と同様にXPathを用いて記録でき、要素および
変更操作の記録は、変更毎に編集操作履歴ファイル33
にその項目を追加する方式等、周知の技術を用いて行え
る。
【0097】3.4.表示規則の更新方法 図17は、表示規則の更新方法の一例を示す全体フロー
チャートである。まず、編集操作により得られた第2表
示文書32(編集後の表示文書)の各要素と、編集操作
履歴ファイル33に記録された各操作とを関連付ける
(ステップ101)。次に、編集後の表示文書(第2表
示文書32)の各要素と構造化文書26の要素とその加
工過程の組を対応付ける(ステップ102)。次に、構
造化文書26の要素の加工過程の汎化を行う(ステップ
103)。さらに、表示規則(第1表示規則29)を更
新して第2表示規則34を作成する(ステップ10
4)。なお、構造化文書26の要素の加工過程の汎化
(ステップ103)は、必要に応じて行えばよく、本ス
テップが存在しなくとも、本発明の機能を達成すること
は可能である。言い換えれば、加工過程汎化のステップ
(ステップ103)は本発明の必須の要件ではない。以
下、各ステップを詳細に説明する。
【0098】図18(a)は、編集後の表示文書(第2
表示文書32)の各要素と編集操作履歴ファイル33内
の各操作とを関連付ける方法の一例を示したフローチャ
ートである。また、図18(b)は、その擬似コードで
ある。
【0099】まず、編集後の表示文書(第2表示文書3
2)から1要素を取り出し(ステップ105、擬似コー
ド2行目)、その要素に関連する操作列を編集操作履歴
ファイル33から抽出する(ステップ106、擬似コー
ド4行目〜7行目)。その後、その要素と操作列とを対
応付ける(ステップ107、擬似コード9行目)。この
操作を全ての要素について実行する(ステップ108、
擬似コード1〜10行目)。
【0100】図19(a)は、編集後の表示文書の各要
素と構造化文書の要素とその加工過程の組の対応付けの
方法の一例を示したフローチャートである。また、図1
9(b)は、その擬似コードである。
【0101】まず、編集後の表示文書(第2表示文書3
2)から1要素を取り出し(ステップ109、擬似コー
ド2行目)、前記ステップ106で抽出した操作列を取
り出す(ステップ110、擬似コード3)。なお、この
要素に操作履歴が無い場合には以下の処理を行わずに次
の要素に移ることができる。次に、この操作列から1つ
の操作を取り出し(ステップ111、擬似コード7行
目)、操作対象の表示文書要素と対応する構造化文書の
要素を特定する(ステップ112、擬似コード8行
目)。なお、この構造化文書要素の特定には、構造化文
書の要素と表示文書の要素との対応関係を記録した要素
間対応関係ファイル31が参照される(擬似コード8行
目)。次に、特定された構造化文書の要素と、操作が行
った加工内容とを対応付ける(ステップ113、擬似コ
ード9,10行目)。これを全ての操作列について実行
し(ステップ114)、さらに全ての表示文書要素につ
いて実行する(ステップ115)。
【0102】図20(a)は、構造化文書の要素の加工
過程の汎化の方法の一例を示したフローチャートであ
る。また、図20(b)は、その擬似コードである。
【0103】まず、編集後の表示文書(第2表示文書3
2)から1要素を取り出し(ステップ116、擬似コー
ド1行目)、その要素が属する構造と同じまたは類似す
る構造に属する他の要素群の候補を選択する(ステップ
117、擬似コード2行目)。そしてこの要素群に共通
する加工記録(操作)を求め(ステップ118、擬似コ
ード3行目)、加工記録があるか否かの判断を行う(ス
テップ119、擬似コード4行目)。加工記録がある場
合には、候補中の全ての要素から共通の加工記録を削除
し(ステップ120、擬似コード5〜7行目)、全ての
要素について汎化を行う(ステップ121、擬似コード
8〜9行目)。汎化したデータ(gnode、ghist)は「tb
l」に書き加えられて記録される(擬似コード10行
目)。一方、加工記録が無い場合は、ステップ117に
戻る。この操作を全ての表示文書要素について行う(ス
テップ122、擬似コード1行目)。
【0104】図21(a)は、表示規則の更新・作成の
方法の一例を示したフローチャートである。また、図2
1(b)は、その擬似コードである。
【0105】まず加工記録(操作)の要素群から1つの
要素を取り出し(ステップ123、擬似コード1行
目)、次に、その要素についての表示規則を加工記録
(操作)に対応する規則で更新する(ステップ124、
擬似コード2、3行目)。そしてこの操作を全ての要素
について実行する(ステップ125)。
【0106】以上、表示規則の更新方法を説明したが、
本実施の形態の更新方法は、単に表示文書の表示内容が
更新されるのではなく、編集操作された表示文書の要素
に対する構造化文書の要素の文書型定義に基づけられた
表示規則を変更するものである。このため、本実施の形
態の表示規則の生成方法では、ユーザは表示装置7を見
ながら例示的に編集操作を行うだけで、構造化文書の構
造を考慮した表示規則を自動的に生成できる。また、本
実施の形態の方法を繰り返し用いることによって、ユー
ザは編集内容を確認しながら表示規則を生成でき、高度
な表示態様の表示規則を容易に得ることができる。
【0107】4.表示規則の生成方法の具体例 以下、構造化文書の表示規則を自動的に生成する方法を
具体例に基づき説明する。ここでは、編集の対象とする
構造化文書26としてXML文書を、その文書型定義
(文法定義)27としてDTD/XML Schemaを、
第1表示規則29としてXSL文書を、表示文書30と
してHTML(XHTML)文書を、それぞれ用いて説明
する。
【0108】4.1.要素の位置変更 図22(a)は、構造化文書26の具体例としてXML
で記述された果物の価格リスト「fruitlist」を、図2
2(b)は、この果物価格リストのXML文書が基づい
ているDTD文書を、図22(c)は、この果物価格リ
ストのXML文書が基づいているXML Schema
を示す。なお、各リストの左側には5行置きに行番号を
付している。この行番号はリスト参照の便宜のために付
すものであり、各リストを構成するものではない。以
下、その他のリストについても同様である。
【0109】果物の価格リスト「fruitlist」の構造
は、要素「item」を含み、要素「item」は、要素「nam
e」および「price」で構成される。要素「name」にはそ
の内容(コンテンツ)として文字データ(#PCDATA)が
含まれ、要素「price」にはその内容(コンテンツ)と
して文字データ(#PCDATA)が含まれる。また、要素「p
rice」には、属性「currency」を有し、属性「currenc
y」にはCDATA型のデータが含まれる。
【0110】文書「fruitlist」には、4つの要素「ite
m」が含まれ、各アイテムには、各々果物名(「appl
e」、「orange」、「banana」、「grape」)と価格が与
えられ、価格の単位が属性として与えられている。
【0111】図23は、前記した「3.1.1.ヘッダ
要素とDL要素による第1表示規則の生成」の方法を用
いて、文書「fruitlist」を表示する表示文書生成のた
めのベース表示規則(第1表示規則)の一例である。図
23に示す文書リストはXSL文書リストである。な
お、可能であれば前記したその他の方法で第1表示規則
を生成できることは言うまでもない。
【0112】「3.1.1.ヘッダ要素とDL要素によ
る第1表示規則の生成」では、文書の要素の深さに応じ
てヘッダ要素のレベルを大きくし、要素の属性はDL要
素で表示するデフォルト生成規則を用いた。このため、
ルート要素である「fruitlist」の要素名がレベル1の
ヘッダ<H1>で表示され(200)、要素「fruitlis
t」の下位構造に位置する要素「item」は、その要素名
がレベル2のヘッダ<H2>で表示さる(201)。
【0113】なお、図23中に左矢印とともに示した括
弧書き数字「←(200)」等は、参照のために示した
数字であり、リストを構成するものではない。以下のリ
ストについて同様である。
【0114】要素「item」の下位構造に位置する要素
「name」と「price」の要素名はレベル3のヘッダ<H
3>で表示される(202、203)。また、要素「na
me」と「price」の内容(コンテンツ)はヘッダで囲ま
れ、段落表示される(204,205)。
【0115】要素「price」については属性を有するた
め、属性名が<DT>タグで囲まれて定義用語表示がさ
れ(206)、属性値は<DD>タグで囲まれて定義説
明の様式で表示される(207)。なお、他の「item」
についても同様に生成される。その説明は省略する。
【0116】図24は、この表示規則を適用して、構造
化文書「fruitlist」を表示する表示文書(第1表示文
書30)の一例を示したHTML文書である。
【0117】第1番目の「item」要素では、「name」要
素の内容としてコンテンツである「apple」が表示され
(208)、「price」要素の内容としてコンテンツで
ある「100」が表示されている(209)。また、「pri
ce」要素の属性の内容として「Yen」が表示されている
(210)。他の「item」要素もその内容により表示内
容が相違するが、同様であり、説明を省略する。
【0118】図25は、第1表示文書が生成される際
に、表示文書生成手段22により生成される要素間対応
関係ファイル31に記録される内容の一例を示したリス
トである。
【0119】この場合、各要素の関係を特定するために
XPathを使用している。ルート要素「fruitlist」
の要素「item」のうち、第1「item」要素の「name」要
素の要素名は「/fruitlist[1]/item[1]/name[1]」であ
り、これに対応する表示要素は、「/HTML[1]/BODY[1]/D
IV[1]/DIV[1]/DIV[1]/P[1]」である(211)。その他
は同様であるから説明を省略する。
【0120】図26は、図24のHTML文書を描画エ
ンジン25を用いて表示装置7に表示した画面図であ
る。
【0121】ユーザは、この画面を見ながらマウス9、
キーボード等入力装置6等を用いて視覚的表示文書編集
環境23により編集作業を行える。ここでは、「orang
e」の「currency Yen」と「200」の表示を入れ替えたと
する。つまり、 に変更したとする。
【0122】この変更は、ま「200」の部分を削除して
ペーストバッファに複写し、「currency」の上の位置に
ペーストバッファから「200」を挿入する、という一連
の編集操作によって達成される。この操作を行った後の
表示画面を図27に示す。「orange」が属する要素「it
em」の「price」要素の内容表示が、属性表示の上段に
位置するように変更されている。
【0123】このような変更操作を行った後に編集操作
を終了すると、表示規則更新手段24により、第2表示
規則34が生成される。表示規則更新手段24では、ま
ず編集前のHTML文書と編集後のHTML文書を比較
して、要素の削除と追加が行なわれていることを検出す
る。しかし、追加された「200」が、固定文字列の「20
0」なのか、それとも、XML文書中のorangeの値段の
データとしての「200」なのかは、編集前と編集後のH
TML文書の比較だけでは判断できない。そこで、編集
操作履歴ファイル33を調べて、追加された「200」
が、その前に削除された文字列の貼り付けであり、そし
てそれが、XML文書中のorangeの値段のデータであ
り、したがって、一連の操作列がorangeの値段のデータ
を表示する位置を変更するために行ったということを、
前記した表示規則更新手段24で検出する。
【0124】すなわち、履歴ファイル33中の「200」
を挿入した操作が、ペーストバッファからの挿入である
ことを見つけ、履歴ファイルを遡行して、ペーストバッ
ファへのデータ複写を行った操作を見つける。この処理
は、前記ステップ105〜106に相当する。
【0125】次に、その操作が要素の削除であることか
ら、その要素のXPathを履歴から得る。すなわち、
表示要素と操作との対応付けを行う。この処理は前記ス
テップ107に相当する。なお、この場合のXPath
は、「/HTML[1]/BODY[1]/DIV[1]/DIV[2]/DIV[2]/P[1]」
である。
【0126】次に、XML文書とHTML文書の要素間
関係から、その要素が対応するXML文書における要素
のXPathを得る。この処理は、前記ステップ102
(ステップ109〜115)に相当する。なお、この場
合のXPathは、「/fruitlist[1]/item[2]/price
[1]」である。
【0127】次に、ベースとなるXSL中の、「/fruit
list[1]/item[2]/price[1]」に対応する部分を、変更結
果のHTML文書の構造に合わせて変更する。この処理
は、前記ステップ104(ステップ123〜125)に
相当する。
【0128】このようにして、XSL文書(表示規則)
が更新され、第2表示規則が生成される。図28は、更
新されたXSL文書を示すリストである。前記操作(カ
ットアンドペースト)に合わせて、図28の(212)
に示すように、第2「item」の「price」要素の内容表
示が属性表示の前に位置するように変更されている。こ
こで注意すべきは、単なる「200」という表示位置が変
更されたのではなく、第2「item」の「price」要素の
要素内容の表示位置が変更されたという点である。この
ように本発明では、構造化文書の表示規則自体を更新す
るため、構造が適合する他の構造化文書も更新された表
示規則(第2表示規則34)を用いて、編集結果を反映
した表示を行うことができる。
【0129】さらに、他の表示要素を削除した場合の例
を説明する。「item」, 「name」,「currency」の各表
示を削除し、<DL><DT><DD>要素を除去して定義リス
ト表示を段落要素表示に変更し、同様の変更をapple, b
anana, grapeについても行なう。さらに「fruitlist」
表示を削除して、簡素な表示になるように変更したとす
る。図29は、このような変更を施した後の表示を示す
画面図である。また、図30は、この場合のHTML文
書を示したリストである。HTML文書では、削除され
た表示要素に関するタグと要素が削除され、「Yen」表
示が<DD>要素から要素に変更されている(21
3)。
【0130】このような操作履歴から、表示規則更新手
段24は、図31のようなXSL文書を生成する。図3
1は、更新後の表示規則を示すXSL文書リストであ
る。この更新されたXSL文書を用いることにより、編
集結果と同様のHTML文書をXML文書から得ること
ができるようになる。また、ユーザは編集結果を確認し
ながら、順次編集に対応したXML文書を得ることがで
きる。
【0131】4.2.要素の結合 図30のHTML文書をさらに編集する例を説明する。
値段の「100」と、貨幣単位の「Yen」を結合して、「10
0Yen」という文字列要素として図32に示すように書き
換えたとする。図32は、要素結合の編集操作後の表示
画面である。この編集操作後のHTML文書は、図33
のようになる。要素「100Yen」等がタグで囲まれたよう
に変更されている(214)。
【0132】このように変更結果を反映して第2表示規
則34を表示規則更新手段24で生成する。変更前のH
TML文書と変更後のHTML文書を比較しただけだ
と、二つの要素「100」と「Yen」を削除して、新しい要
素「100Yen」を挿入したと判断される。しかし、本発明
の表示規則更新手段24では、要素間の対応関係(要素
間対応関係ファイル31)と、操作履歴(編集操作履歴
ファイル33)から、以下の手順で、要素の結合を行っ
たと判断できる。
【0133】すなわち、履歴の中から「100Yen」の要素
が作成された記録を見つける。この記録により「100」
の要素(/HTML[1]/BODY[1]/DIV[1]/DIV[1]/DIV[1]/P[1])
の最後尾に「Yen」を連結したために「100Yen」という
文字列が新たな要素として作成されたことがわかる(ス
テップ105、106に相当)。
【0134】次に、「Yen」の文字列がどこから来たの
かを履歴を遡行して調べる。これにより、「Yen」の要
素(/HTML[1]/BODY[1]/DIV[1]/DIV[1]/DIV[1]/P[2])を除
去したために、その直前の要素の最後尾に連結されたこ
とがわかる(ステップ107に相当)。
【0135】次に、要素間対応関係より、二つの要素に
対応するXML文書中の要素のXPathを求める(ス
テップ102(ステップ109〜115)に相当)。こ
の対応関係は、「/fruitlist[1]/item[1]/price[1]」と
「/fruitlist[1]/item[1]/price[1]/attribute::curren
cy」である。
【0136】次に、XSL文書中のこの二つの要素に対
応する部分を連結する(ステップ104(ステップ12
3〜125)に相当)。
【0137】このような操作は、前記した表示規則更新
方法で実現できる。生成されたXSL文書(第2表示規
則)を図34に示す。
【0138】4.3.要素の置換操作 表示文書に対して置換操作により表現の変更を行う例を
示す。置換操作の操作列と、表示文書中の各要素と、構
造化文書中の各要素との間の対応関係から、その置換対
象の候補と推測できる構造化文書中の要素を取り出し、
この要素に対する条件判断と置換を指示する表示規則を
生成する。
【0139】構造化文書の例として、PC(パーソナルコ
ンピュータ)の商品リストのXML文書が与えられたと
する。図35(a)は、商品リストのXML文書であ
り、図35(b)は、そのDTD、図35(c)はその
XML Schemaである。商品リストには二つのPC
(日本製のFreePC 750J, US製のFreePC 600E)が含まれ
る。からなる商品リストを用いる。個々の商品データ
は、名称(name)、モデル(model)、販売価格(price)、在
庫数(stock)からなる。販売価格(price)には属性として
通貨単位が定義される。
【0140】このDTDとXML Schemaから、
ベースとなるXSL文書(第1表示規則)を生成する。
この生成では、前記したヘッダ要素とDL要素による第
1表示規則の生成(3.1.1.)を用いる。
【0141】生成されたXSL文書を図36に示す。ま
た、このXSL文書によって得られるHTML文書を図
37に、その表示結果を図38に示す。
【0142】このHTML文書に対して、要素の移動や
削除、要素の連結(「JPY」+「151000」->「JPY15100
0」)を行なった後、「JPY」を「¥」に、「USD」を
「$」に置換して、貨幣単位の表現を変更する操作を行
ったとする。置換による編集結果を図39に示す。この
ときのHTML文書を図40に示す。
【0143】置換する前のHTML文書(図37)と置
換した後のHTML文書(図40)を比較しても、「JP
Y」と「151000」の要素を削除して、新たな要素「¥151
000」を追加したようにしか判断できない。しかし、要
素間の対応関係(要素間対応関係ファイル31)と操作
履歴(編集操作履歴ファイル33)を基にすれば、以下
のように、XML文書中の要素の表現の変更を行ったと
判断できる。なお、要素の移動、削除は前記と同様であ
る。
【0144】操作履歴(編集操作履歴ファイル33)か
ら、置換前に存在しなかった新たな要素(「¥151000」,
「$1999」)がHTML文書に挿入された記録を調べ
る。この記録により、「JPY151000」(/HTML[1]/BODY[1]
/DIV[1]/DIV[1]/DIV[2])が削除されて「¥151000」が挿
入されたことがわかる(ステップ105,106)。
【0145】この削除/挿入を引き起こした操作が「JP
Y」-->「¥」の置換操作であったことが履歴に記録され
ている(ステップ107)。
【0146】「¥151000」を、置換のパラメータに一致
する部分(「¥」)とそれ以外の部分(「151000」)に分け
る。「JPY151000」が二つの要素「JPY」と「151000」の
連結であることが判っているので、「JPY」の要素が
「¥」に変更されたことがわかる。HTML文書中の
「JPY」に対応するXML文書中の要素の位置を、要素
間対応関係ファイル31から得る(ステップ112,1
13)。この場合のXML文書中の要素は「/stocklist
[1]/item[1]/price[1]/attribute::currency」である。
【0147】「USD」-->「$」についても同様の処理を
行ない、HTML文書中の「USD」に対応するXML文
書中の要素の位置を得る(/stocklist[1]/item[2]/price
[1]/attribute::currency)。
【0148】置換を指定した範囲を操作履歴から求め、
二回の置換操作が、同一の範囲で行なわれ、それぞれの
XPathが、二回の置換範囲の両方に含まれているこ
とを確認することで、二回の置換が同一の目的による一
連の操作列であったと判断する(ステップ117,11
8)。
【0149】すべてのXPathを含む、置換範囲内の
置換対象を指定できる最小のXPathを作成する。こ
の場合は/stocklist[1]/item/price[1]/attribute::cur
rencyになる。XSL文書中のXPathに対応する部
分を、要素の内容が「JPY」と等しいなら「¥」を出力
する、「USD」に等しいなら「$」を出力する、そうでな
い場合はそのまま出力するように<xsl:choose>, <xsl:w
hen>, <xsl:otherwise>を用いて更新する(ステップ1
23,124)。
【0150】これによって、図41に示すXSL文書が
得られる。
【0151】さらに、在庫数が0の場合は「N/A」となる
ように置換したとする。置換による編集結果を図42に
示す。この場合の表示文書(HTML文書)を図43に
示す。この場合の第2表示規則の生成では、文字列
「0」を「N/A」に全置換したのでは、価格の「0」も置
換されてしまうため妥当ではない。よって、対話的置換
で選択しながら置換する必要がある。前記同様の手順に
より、/stocklist[1]/item/stock[1]の内容が「0」の時
は「N/A」に、そうでない場合はそのまま出力するよう
にXSL文書を更新する。更新後のXSL文書を図44
に示す。
【0152】4.4.構造化文書の文法定義の利用表示
文書中の要素の複写・挿入や移動の操作が行なわれた時
に、構造化文書の文法定義情報と、表示文書中の各要素
と構造化文書中の各要素間の対応関係とから、要素の属
性を指定するように表示規則を作成する。
【0153】ベースとなるXSLによって変換されたPC
商品リストのHTML文書(図37)を基に、新たに表を
作成し、個々のデータを表の各カラムに移動させる例を
説明する。1個目の商品データ(FreePC 750J)の方を移動
させた時点での編集結果を図45に示す。このときのH
TML文書を図46に示す。
【0154】数値データである価格と在庫数には右寄せ
の属性が自動的につけられる。これは以下の手順によっ
て行われる。
【0155】「151000」が表の中に挿入された時点で、
操作履歴を調べて、ペーストバッファから挿入されたこ
とがわかる。
【0156】操作履歴を遡及し、ペーストバッファにデ
ータをカットによって複写したことがわかる。
【0157】カットした要素(/HTML[1]/BODY[1]/DIV[1]
/DIV[1]/DIV[3]/P[1])と対応するXML文書中の要素の
XPathを得る(/stocklist[1]/item[1]/price[1])。
【0158】XML Schemaから、この要素の型
を調べ、0以上の値を取るintegerであることがわかる。
【0159】TABLEのTD要素にintegerデータを挿入する
場合はALIGN=「RIGHT」の属性をdefaultで与えるように
XSL文書を更新する。
【0160】さらに、次の商品データを置くための新た
なrowを作成したとする。このrowは、1個目の商品デー
タに用いたrowと同じであると指定したとする。この
時、HTML文書に割り当てたXPathとXML S
chemaから、第1カラムのXPath(/stocklist
[1]/item[1]/name[1])のdata typeはstringであるこ
と、同様に第2カラムについては、/stocklist[1]/item
[1]/model[1]=string、第3カラムについては、/stock
list[1]/item[1]/price[1]/attribute::currency=stri
ng、第4カラムについては、/stocklist[1]/item[1]/pr
ice[1]=integer(>0)、第5カラムについては、/stockl
ist[1]/item[1]/stock[1]=integer(>0)、であることが
わかる。
【0161】よって、2個目の商品データをカットアン
ドペーストする時に、操作ミスでmodelのデータを第4カ
ラムに置くことは防がれる。
【0162】このように、HTML文書の編集において
は単なる文字列の複写・移動であっても、XML文書の
要素との対応関係に基づいて、データの型に合わせた編
集操作を制御することができる。
【0163】この操作によって、最終的に図47に示す
編集結果が得られる。編集結果として図48に示すHT
ML文書が作成され、それに対応して、図49に示すX
SL文書を生成する。
【0164】さらに、価格の部分を太字にして、背景色
の変更を行うと図50のようになる。この操作の結果と
して、図51のようなHTML文書が作成される。そし
て、前記同様の処理によって、図52に示すようなXS
L文書を生成する。すなわち、本発明の編集操作は、要
素の移動、削除、結合、置換、表割りだけでなく、文字
フォント、文字色、背景色、背景模様等その他の編集操
作の全てに適用できる。
【0165】4.5.操作列の汎化による不定数の要素
に対する変換 商品リストのような、不定個の要素の繰り返しに適用可
能なXSL文書を作成するには、操作列を汎化する必要
がある。具体的には、操作履歴の中から、要素1個分の
処理を行なっている操作列のかたまりを抜き出し、それ
を汎化する。PC商品リストの表を作成する例(4.
4.)を用いて説明する。
【0166】操作履歴の中から汎化の対象となる一連の
操作列を見つけ出すために、たとえば操作列にマークを
つける。つまり、汎化対象の操作列の開始マークと、操
作列の終了マークを、履歴中に記録される操作につけ
る。たとえば、1個目の商品データを表に移動させる操
作の開始時に開始マークを付け、終了時に終了マークを
つける。
【0167】1個目の商品データについて、HTML文
書とXML文書の各要素の対応関係が、要素間対応関係
ファイル31から図53(a)に示すような関係である
ことがわかる。以下、これを汎化する例を説明する。
【0168】まず、それぞれのXPath群に共通する
部分を取り出す。表示文書(HTML)と構造化文書
(XML)の共通部分は図53(b)に示すとおりであ
る。
【0169】この共通部分のうち、DTD/XML Sc
hemaに現われるくり返し部分のaxeについて汎化を
行う。この例では最後のaxeが汎化の対象となり、その
結果、図53(c)に示すようなXPathが得られ
る。ここで、単純にすべてのTR要素(「TR」)とすべての
item要素(「item」)に汎化してしまうと、開始インデッ
クスがずれている場合に対応できないので、図53
(c)のように、一番目のデータ以降という指示で汎化
する。
【0170】この汎化したXPathを用いて、図53
(d)に示すような対応関係を作る。この関係から、図
53(e)に示すような不定数の要素の繰り返しを変換
する<xsl:for-each>を生成する。
【0171】この<xsl:for-each>を用いて生成されるX
SL文書を図54に示す。このようにして、操作列を汎
化することができる。
【0172】以上、本項「4.表示規則の生成方法の具
体例」では、構造化文書としてXML文書、文書型定義
としてDTD/XML Schema、表示規則としてX
SL、表示文書としてHTMLを例示した。しかし、本
発明は、これに限られず、他の構造化文書、文書型定
義、表示規則、表示文書でも適用が可能である。以下に
説明する。
【0173】5.SGML文書に対するDSSSL文書
の生成 構造化文書としてSGML(Standard Generalized Mark
up Language)文書を考える。SGMLに対する表示規則
としてはDSSSL(Document Style Sematicsand Spec
ification Language)がある。
【0174】例として、文献リスト(booklist)のSGM
L文書を考える。図55(a)のようなDTDで文書型
定義されているとする。
【0175】このDTDに従って書かれたSGML文書
の例を図55(b)に示す。このSGML文書には3つ
の文献(ガリア戦記、源氏物語、オデッセイ)が書かれ
ている。
【0176】このSGML文書に対して、ベース表示規
則として図56(a)のDSSSL文書を生成する。こ
のベース表示規則は、全体(Booklist)をページ列、第1
レベルの要素(Book)を段落、それ以下の要素をデータ列
として表示する。第2列以降の要素は、前の要素から20
ポイント空ける。このベース表示規則により、SGML
文書は図56(b)のように表示される。
【0177】これを視覚的に編集し、タイトルを斜字
体、著者名を太字体、ページ数をCourier書体で表すよ
うに操作したとする。図56(c)のような編集結果が
得られる。この編集操作の履歴から、前記した表示規則
更新手段24を用いて、図56(d)のようなDSSS
L文書が得られる。
【0178】このように本発明の表示規則の生成方法、
システムはSGML/DSSSL文書にも適用が可能で
ある。
【0179】6.CSV形式の文書に対する表示規則の
作成 構造化文書として、表計算ソフトウェアでデータ交換の
ために広く用いられているCSV(Comma Separated Val
ue)形式の文書を考える。
【0180】ここでは、航空券の価格・空席一覧のデー
タリストを例示する。データリストのCSV形式による
表現の例を図57(a)に示す。各行の要素は、それぞ
れ、便名、出発空港名、出発時刻、到着空港名、到着時
刻、価格、空席数を表している。
【0181】表示規則としてCSL(CSV Stylesheet La
nguage)を独自に定義する。CSLによるベース表示規
則として、図57(b)のような単純な表として表示す
る規則を例示する。この表示規則によって得られる表形
式による編集画面を図57(c)に示す。
【0182】この表を編集する。表のヘッダを先頭行に
追加し、便名を12ポイントに、出発時刻と到着時刻を太
字体に、価格と空席数を右寄せに変更したとする。編集
後の表示画面を図58に示す。
【0183】この編集履歴を元に、前記同様の表示規則
更新手段24を用いて、図59に示すCSL形式による
表示規則を生成できる。
【0184】このように、本発明の表示規則の生成方
法、システムは、CSV形式の文書にも適用が可能であ
る。
【0185】(実施の形態2)前記実施の形態1では、
構造化文書の表示規則を更新・生成する例を説明した
が、表示文書の編集履歴・結果から、表示規則を生成す
る代わりに、構造化文書自体を変更することもできる。
以下、表示規則ではなく構造化文書自体を変更する例を
説明する。
【0186】本実施の形態に適用できるハードウェア構
成は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態の
システムも実施の形態1のシステムおよび方法と共通す
る部分が多い。ここでは、本実施の形態に特徴的な部分
のみ説明する。
【0187】本実施の形態では、前記「第1表示規則の
生成方法」に従って表示規則を生できる。この表示規則
は、編集結果によって更新されず固定のままである。ま
た、前記同様の表示文書の生成および表示文書の編集を
行える。
【0188】編集履歴とその結果(第2表示文書)によ
る構造化文書の変更方法を図60に示す。図60は構造
化文書の変更方法の一例を示す全体フローチャートであ
る。
【0189】ステップ101およびステップ102は、
前記「3.4.表示規則の更新方法」の項で説明したも
のと同様である。本実施の形態では、ステップ101、
ステップ102の後、構造化文書の変更を行う(ステッ
プ130)。
【0190】図61(a)は、構造化文書の変更方法の
一例を示したフローチャートであり、図61(b)はそ
の擬似コードである。
【0191】まず、加工記録から履歴を取り出し(ステ
ップ131、擬似コード2行目)、その履歴が対象とし
ている構造化文書中の要素(擬似コード3行目)につい
て、これを更新する(ステップ132、擬似コード4,
5行目)。これを全ての履歴について繰り返す(ステッ
プ133)。
【0192】具体例を以下に示す。まず、ベースとなる
表示規則を生成する。ここでは、「3.1.2.表によ
る第1表示規則の生成」で説明した方法を用いて表示規
則を生成する例を示す。
【0193】例として、文房具の価格リストの構造化文
書を考える。図62(a)のようなDTDとXML S
chemaが与えられ、この文書定義にしたがって書か
れた構造化文書が図62(b)に示すように与えられた
とする。「3.1.2.表による第1表示規則の生成」
で説明した方法によってベース表示規則は図63(a)
のように生成される。また、この表示規則によって、図
63(b)のような表示文書が生成される。この表示文
書は図64のように表示される。
【0194】次に、図64の画面を見ながら、図65の
ような表示となるように編集する。編集内容は、「Note
bookの価格を250から300に変更」、「新しくPencilを価
格50で追加」である。
【0195】この編集履歴と表示結果から、前記構造化
文書の変更方法により、図66に示すようなXML文書
が得られる。
【0196】このように、本実施の形態のシステム、方
法を用いれば、表示を見ながら表示文書を編集して、そ
の編集内容を反映した構造化文書を自動的に更新でき
る。
【0197】なお、ここでは、要素の変更、追加を例と
して挙げたが、削除や移動も同様に可能である。また、
表示文書として表形式を例として用いたが、ヘッダおよ
びDL要素によるリスト表現、単純列挙、インデント付け
によるベース表示規則を用いた編集でも前記方法にした
がって同じように構造化文書の編集が可能である。
【0198】(実施の形態3)さらに、表示文書の編集
履歴・結果から、表示規則を生成する代わりに、構造化
文書の文法定義自体を変更することもできる。
【0199】本実施の形態に適用できるハードウェア構
成は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態の
システムも実施の形態1のシステムおよび方法と共通す
る部分が多い。ここでは、本実施の形態に特徴的な部分
のみ説明する。
【0200】本実施の形態では、前記「第1表示規則の
生成方法」に従って表示規則を生成できる。この表示規
則は、編集結果によって更新されず固定のままである。
また、前記同様の表示文書の生成および表示文書の編集
を行える。
【0201】編集履歴とその結果(第2表示文書)によ
る構造化文書の文法定義の変更方法を図67に示す。図
67は構造化文書の文法定義の変更方法の一例を示す全
体フローチャートである。
【0202】ステップ101〜ステップ103は、前記
「3.4.表示規則の更新方法」の項で説明したものと
同様である。本実施の形態では、ステップ101、ステ
ップ102、ステップ103の後、文法定義の更新を行
う(ステップ140)。
【0203】図68(a)は、文法定義の更新方法の一
例を示したフローチャートであり、図68(b)はその
擬似コードである。
【0204】まず、加工記録から履歴を取り出し(ステ
ップ141、擬似コード2行目)、その履歴が対象とし
ている文法定義中の規則(擬似コード4,5行目)につ
いて、これを更新する(ステップ142、擬似コード
8,10,13行目)。これを全ての履歴について繰り
返す(ステップ133)。
【0205】次に、具体例を示す。前記実施の形態2で
用いた文房具価格リストの例を用いて説明する。図65
の編集結果をさらに編集して、図69(a)のように編
集したとする。編集内容は、「表ヘッダの2カラム目にc
olorの項目を追加」、「表本体のそれぞれの行の2カラ
ム目に、各文房具の色を追加」である。
【0206】この編集履歴・結果から、前記文法定義の
変更方法を適用して、図69(b)に示すような文法定
義としてのDTDが得られる。
【0207】このように、本実施の形態のシステム、方
法を用いれば、表示を見ながら表示文書を編集して、そ
の編集内容を反映した文法定義を自動的に更新できる。
【0208】なお、ここでは、要素の追加を例として挙
げたが、削除や移動も同様に可能である。また、表示文
書として表形式を例として用いたが、ヘッダおよびDL要
素によるリスト表現、単純列挙、インデント付けによる
ベース表示規則を用いた編集でも前記方法にしたがって
同じように文法定義の編集が可能である。
【0209】(実施の形態4)本実施の形態では、第1
表示規則の具体例を説明する。前記実施の形態におい
て、ヘッダ要素とDL要素による第1表示規則の生成方
法および表による第1表示規則の生成方法の具体例につ
ては既に説明した。ここでは、単純列挙による第1表示
規則の生成方法およびインデント付けによる第1表示規
則の生成方法の具体例を示す。
【0210】1.単純列挙によるベース表示規則の生成 前記実施の形態3の文房具価格リスト(図62)から表
示規則を生成する方法を説明する。「3.1.3.単純
列挙による第1表示規則の生成」の項で説明した方法を
適用して、図70(a)のような表示規則が生成され
る。この表示規則により、図70(b)のような表示文
書が生成される。この文書を表示すると図71のように
なる。
【0211】2.インデント付けによるベース表示規則
の生成 前記実施の形態3の文房具価格リスト(図62)から表
示規則を生成する方法を説明する。「3.1.4.イン
デント付けによる第1表示規則の生成」の項で説明した
方法を適用して、図72(a)のような表示規則が生成
される。この表示規則により、図72(b)のような表
示文書が生成される。この文書を表示すると図73のよ
うになる。
【0212】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0213】たとえば、実施の形態2〜4で説明したベ
ースとなる表示規則(第1表示規則)およびその具体例
を実施の形態1において適用してもよい。
【0214】また、実施の形態1の第2表示規則の生成
(表示規則の変更・生成)と実施の形態2の構造化文書
の変更を組み合わせてシステムおよび方法に適用しても
よい。また、実施の形態1と実施の形態3との組み合わ
せ、実施の形態1〜3の組み合わせも可能である。
【0215】また、前記した実施の形態では、主に文字
データの編集加工を説明したが、文字データに限られ
ず、画像(イメージ)データ、音声データ等あらゆるオ
ブジェクトの表示態様の編集加工にも本発明は適用でき
る。画像データには動画も含まれることは言うまでもな
い。
【0216】また、前記実施の形態で説明した編集加工
は、要素または属性の削除、追加、位置変更、結合、置
換等であったが、これらの操作に限られず、表示規則が
記述される言語仕様で許容されたあらゆる表示態様の変
更修正に適用できる。たとえば、文字のフォント、色、
背景、サイズ等の変更、画像のサイズ、罫線、リスト要
素、リンク、ボタン要素等の変更修正にも適用できる。
【0217】また、前記実施の形態では、主にシステム
および方法について説明したが、これらシステムの機
能、方法はコンピュータに可読なプログラムにより実現
されるため、このようなコンピュータ可読なプログラム
が記録された媒体が前記実施の形態において開示されて
いることは明らかである。なお、媒体には、たとえばハ
ードディスク等記憶装置に内蔵された媒体のみならず、
CD−ROM、DVD−ROM、フラッシュメモリ、フ
ロッピィディスク等、記憶装置とは別個に取り引きされ
るものを含むことは勿論である。
【0218】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 (1)構造化文書の表示規則を生成する方法であって、
デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とか
ら第1表示規則を生成するステップと、前記第1表示規
則と前記構造化文書とから第1表示文書を生成し、前記
構造化文書の要素と前記第1表示文書の要素との対応関
係が記録された要素間対応関係ファイルを生成するステ
ップと、前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集
して第2表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する
編集操作履歴ファイルを生成するステップと、を含む表
示規則の生成方法。 (2)構造化文書の表示規則を生成する方法であって、
さらに、前記第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイ
ルと、前記要素間対応関係ファイルと、前記構造化文書
とから、前記構造化文書の第2表示規則を生成するステ
ップを含む前記(1)記載の表示規則の生成方法。 (3)前記デフォルト生成規則は、前記構造化文書の要
素の深さと前記第1表示規則の見出し要素のレベルとを
対応付け、前記構造化文書の要素の属性と前記第1表示
規則の定義リストとを対応付け、前記構造化文書の要素
の値と前記第1表示規則の段落要素とを対応付けるもの
である前記(2)記載の表示規則の生成方法。 (4)前記デフォルト生成規則は、前記構造化文書の各
要素の値を前記第1表示規則の表要素に対応付けるもの
である前記(2)記載の表示規則の生成方法。 (5)前記デフォルト生成規則は、前記構造化文書の要
素名およびその値に前記第1表示規則の改行要素を付加
し、前記構造化文書の要素名およびその値を単純に列挙
するものである前記(2)記載の表示規則の生成方法。 (6)前記デフォルト生成規則は、前記構造化文書の要
素の深さと前記第1表示規則のブロックレベルとを対応
付け、前記構造化文書の要素の属性と前記第1表示規則
の定義リストとを対応付け、前記構造化文書の要素の値
と前記第1表示規則の段落要素とを対応付けるものであ
る前記(2)記載の表示規則の生成方法。 (7)前記第2表示規則を生成するステップには、前記
第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り出さ
れた要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファイル
から抽出し、前記取り出された要素と前記操作列とを関
連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素について
実行するステップと、前記第2表示文書から1つの要素
を取り出し、前記取り出された要素に対応する前記操作
列から1つの操作を取り出し、前記取り出された操作の
内容とこれに対応する前記構造化文書の要素とを対応付
けて編集記録を作成し、これを前記操作列の全てについ
て実行し、さらにこれを前記第2表示文書の全ての要素
について実行するステップと、前記編集記録の要素群か
ら1つの要素を取り出し、前記要素についての表示規則
を前記編集記録に対応する規則に更新し、これを全ての
前記編集記録の要素群について実行するステップと、を
含む前記(2)記載の表示規則の生成方法。 (8)前記第2表示規則を生成するステップには、さら
に、前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記
取り出された要素が属する構造と同じまたは類似する構
造に属する他の要素群の候補を選択し、前記編集記録の
中から前記要素群に共通する編集記録を求め、前記共通
する編集記録がある場合には、前記候補中の全ての要素
から前記共通の編集記録を削除し、前記候補中の全ての
要素について構造を汎化し、これを前記第2表示文書の
全ての要素について実行するステップを含む前記(7)
記載の表示規則の生成方法。 (9)前記構造化文書および表示規則は、XML文書お
よびXSL文書、SGML文書およびDSSSL文書、
または、CSV文書およびXMLベース文書である前記
(1)〜(8)記載の表示規則の生成方法。 (10)構造化文書を変更する方法であって、デフォル
ト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とから第1表
示規則を生成するステップと、前記第1表示規則と前記
構造化文書とから第1表示文書を生成し、前記構造化文
書の要素と前記第1表示文書の要素との対応関係が記録
された要素間対応関係ファイルを生成するステップと、
前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2
表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作
履歴ファイルを生成するステップと、前記第2表示文書
と、前記編集操作履歴ファイルと、前記要素間対応関係
ファイルとから、前記構造化文書を変更するステップ
と、を含み、前記構造化文書を変更するステップには、
前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
出された要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファ
イルから抽出し、前記取り出された要素と前記操作列と
を関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素につ
いて実行するステップと、前記第2表示文書から1つの
要素を取り出し、前記取り出された要素に対応する前記
操作列から1つの操作を取り出し、前記取り出された操
作の内容とこれに対応する前記構造化文書の要素とを対
応付けて編集記録を作成し、これを前記操作列の全てに
ついて実行し、さらにこれを前記第2表示文書の全ての
要素について実行するステップと、前記編集記録から1
つの操作を取り出し、前記操作に関する構造化文書の要
素を前記操作に適合するように変更し、これを全ての前
記操作について実行するステップと、を含む構造化文書
の変更方法。 (11)構造化文書の文書型定義を変更する方法であっ
て、デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義
とから第1表示規則を生成するステップと、前記第1表
示規則と前記構造化文書とから第1表示文書を生成し、
前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の要素との対
応関係が記録された要素間対応関係ファイルを生成する
ステップと、前記第1表示文書を前記文書編集環境下で
編集して第2表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録
する編集操作履歴ファイルを生成するステップと、前記
第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前記要
素間対応関係ファイルとから、前記構造化文書の文書型
定義を変更するステップと、を含み、前記構造化文書の
文書型定義を変更するステップには、前記第2表示文書
から1つの要素を取り出し、前記取り出された要素に関
連する操作列を前記編集操作履歴ファイルから抽出し、
前記取り出された要素と前記操作列とを関連付け、これ
を前記第2表示文書の全ての要素について実行するステ
ップと、前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、
前記取り出された要素に対応する前記操作列から1つの
操作を取り出し、前記取り出された操作の内容とこれに
対応する前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録
を作成し、これを前記操作列の全てについて実行し、さ
らにこれを前記第2表示文書の全ての要素について実行
するステップと、前記編集記録から1つの操作を取り出
し、前記操作が対象とする前記構造化文書の文書型定義
を前記操作に適合するように変更し、これを全ての前記
操作について実行するステップと、を含む構造化文書の
文書型定義の変更方法。 (12)前記構造化文書の文書型定義を変更するステッ
プには、さらに、前記第2表示文書から1つの要素を取
り出し、前記取り出された要素が属する構造と同じまた
は類似する構造に属する他の要素群の候補を選択し、前
記編集記録の中から前記要素群に共通する編集記録を求
め、前記共通する編集記録がある場合には、前記候補中
の全ての要素から前記共通の編集記録を削除し、前記候
補中の全ての要素について構造を汎化し、これを前記第
2表示文書の全ての要素について実行するステップを含
む前記(11)記載の構造化文書の文書型定義の変更方
法。 (13)構造化文書の表示規則を生成するシステムであ
って、デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定
義とから第1表示規則を生成する手段と、前記第1表示
規則と前記構造化文書とから第1表示文書を生成し、前
記構造化文書の要素と前記第1表示文書の要素との対応
関係が記録された要素間対応関係ファイルを生成する手
段と、前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集し
て第2表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編
集操作履歴ファイルを生成する手段と、を含む表示規則
の生成システム。 (14)構造化文書の表示規則を生成するシステムであ
って、さらに、前記第2表示文書と、前記編集操作履歴
ファイルと、前記要素間対応関係ファイルと、前記構造
化文書とから、前記構造化文書の第2表示規則を生成す
る手段を含む前記(13)記載の表示規則の生成システ
ム。 (15)前記デフォルト生成規則は、前記構造化文書の
要素の深さと前記第1表示規則の見出し要素のレベルと
を対応付け、前記構造化文書の要素の属性と前記第1表
示規則の定義リストとを対応付け、前記構造化文書の要
素の値と前記第1表示規則の段落要素とを対応付けるも
のである前記(14)記載の表示規則の生成システム。 (16)前記デフォルト生成規則は、前記構造化文書の
各要素の値を前記第1表示規則の表要素に対応付けるも
のである前記(14)記載の表示規則の生成システム。 (17)前記デフォルト生成規則は、前記構造化文書の
要素名およびその値に前記第1表示規則の改行要素を付
加し、前記構造化文書の要素名およびその値を単純に列
挙するものである前記(14)記載の表示規則の生成シ
ステム。 (18)前記デフォルト生成規則は、前記構造化文書の
要素の深さと前記第1表示規則のブロックレベルとを対
応付け、前記構造化文書の要素の属性と前記第1表示規
則の定義リストとを対応付け、前記構造化文書の要素の
値と前記第1表示規則の段落要素とを対応付けるもので
ある前記(14)記載の表示規則の生成システム。 (19)前記第2表示規則を生成する手段には、前記第
2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り出され
た要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファイルか
ら抽出し、前記取り出された要素と前記操作列とを関連
付け、これを前記第2表示文書の全ての要素について実
行する手段と、前記第2表示文書から1つの要素を取り
出し、前記取り出された要素に対応する前記操作列から
1つの操作を取り出し、前記取り出された操作の内容と
これに対応する前記構造化文書の要素とを対応付けて編
集記録を作成し、これを前記操作列の全てについて実行
し、さらにこれを前記第2表示文書の全ての要素につい
て実行する手段と、前記編集記録の要素群から1つの要
素を取り出し、前記要素についての表示規則を前記編集
記録に対応する規則に更新し、これを全ての前記編集記
録の要素群について実行する手段と、を含む前記(1
4)記載の表示規則の生成システム。 (20)前記第2表示規則を生成する手段には、さら
に、前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記
取り出された要素が属する構造と同じまたは類似する構
造に属する他の要素群の候補を選択し、前記編集記録の
中から前記要素群に共通する編集記録を求め、前記共通
する編集記録がある場合には、前記候補中の全ての要素
から前記共通の編集記録を削除し、前記候補中の全ての
要素について構造を汎化し、これを前記第2表示文書の
全ての要素について実行する手段を含む前記(19)記
載の表示規則の生成システム。 (21)前記構造化文書および表示規則は、XML文書
およびXSL文書、SGML文書およびDSSSL文
書、または、CSV文書およびXMLベース文書である
前記(13)〜(20)記載の表示規則の生成システ
ム。 (22)構造化文書を変更するシステムであって、デフ
ォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とから第
1表示規則を生成する手段と、前記第1表示規則と前記
構造化文書とから第1表示文書を生成し、前記構造化文
書の要素と前記第1表示文書の要素との対応関係が記録
された要素間対応関係ファイルを生成する手段と、前記
第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2表示
文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作履歴
ファイルを生成する手段と、前記第2表示文書と、前記
編集操作履歴ファイルと、前記要素間対応関係ファイル
とから、前記構造化文書を変更する手段と、を含み、前
記構造化文書を変更する手段には、前記第2表示文書か
ら1つの要素を取り出し、前記取り出された要素に関連
する操作列を前記編集操作履歴ファイルから抽出し、前
記取り出された要素と前記操作列とを関連付け、これを
前記第2表示文書の全ての要素について実行する手段
と、前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記
取り出された要素に対応する前記操作列から1つの操作
を取り出し、前記取り出された操作の内容とこれに対応
する前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録を作
成し、これを前記操作列の全てについて実行し、さらに
これを前記第2表示文書の全ての要素について実行する
手段と、前記編集記録から1つの操作を取り出し、前記
操作に関する構造化文書の要素を前記操作に適合するよ
うに変更し、これを全ての前記操作について実行する手
段と、を含む構造化文書の変更システム。 (23)構造化文書の文書型定義を変更するシステムで
あって、デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型
定義とから第1表示規則を生成する手段と、前記第1表
示規則と前記構造化文書とから第1表示文書を生成し、
前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の要素との対
応関係が記録された要素間対応関係ファイルを生成する
手段と、前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集
して第2表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する
編集操作履歴ファイルを生成する手段と、前記第2表示
文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前記要素間対応
関係ファイルとから、前記構造化文書の文書型定義を変
更する手段と、を含み、前記構造化文書の文書型定義を
変更する手段には、前記第2表示文書から1つの要素を
取り出し、前記取り出された要素に関連する操作列を前
記編集操作履歴ファイルから抽出し、前記取り出された
要素と前記操作列とを関連付け、これを前記第2表示文
書の全ての要素について実行する手段と、前記第2表示
文書から1つの要素を取り出し、前記取り出された要素
に対応する前記操作列から1つの操作を取り出し、前記
取り出された操作の内容とこれに対応する前記構造化文
書の要素とを対応付けて編集記録を作成し、これを前記
操作列の全てについて実行し、さらにこれを前記第2表
示文書の全ての要素について実行する手段と、前記編集
記録から1つの操作を取り出し、前記操作が対象とする
前記構造化文書の文書型定義を前記操作に適合するよう
に変更し、これを全ての前記操作について実行する手段
と、を含む構造化文書の文書型定義の変更システム。 (24)前記構造化文書の文書型定義を変更する手段に
は、さらに、前記第2表示文書から1つの要素を取り出
し、前記取り出された要素が属する構造と同じまたは類
似する構造に属する他の要素群の候補を選択し、前記編
集記録の中から前記要素群に共通する編集記録を求め、
前記共通する編集記録がある場合には、前記候補中の全
ての要素から前記共通の編集記録を削除し、前記候補中
の全ての要素について構造を汎化し、これを前記第2表
示文書の全ての要素について実行する手段を含む前記
(23)記載の構造化文書の文書型定義の変更システ
ム。 (25)構造化文書の表示規則を生成するプログラムコ
ードが記録された媒体であって、前記プラグラムコード
には、デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定
義とから第1表示規則を生成するプロクラムコードと、
前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示文書
を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の
要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファイル
を生成するプロクラムコードと、前記第1表示文書を前
記文書編集環境下で編集して第2表示文書を生成し、前
記編集の履歴を記録する編集操作履歴ファイルを生成す
るプロクラムコードと、を含むプログラムコードが記録
された媒体。 (26)構造化文書の表示規則を生成するプログラムコ
ードが記録された媒体であって、前記プラグラムコード
には、さらに、前記第2表示文書と、前記編集操作履歴
ファイルと、前記要素間対応関係ファイルと、前記構造
化文書とから、前記構造化文書の第2表示規則を生成す
るプロクラムコードを含む前記(25)記載のプログラ
ムコードが記録された媒体。 (27)前記第2表示規則を生成するプロクラムコード
には、前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前
記取り出された要素に関連する操作列を前記編集操作履
歴ファイルから抽出し、前記取り出された要素と前記操
作列とを関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要
素について実行するプロクラムコードと、前記第2表示
文書から1つの要素を取り出し、前記取り出された要素
に対応する前記操作列から1つの操作を取り出し、前記
取り出された操作の内容とこれに対応する前記構造化文
書の要素とを対応付けて編集記録を作成し、これを前記
操作列の全てについて実行し、さらにこれを前記第2表
示文書の全ての要素について実行するプロクラムコード
と、前記編集記録の要素群から1つの要素を取り出し、
前記要素についての表示規則を前記編集記録に対応する
規則に更新し、これを全ての前記編集記録の要素群につ
いて実行するプロクラムコードと、を含む前記(26)
記載のプログラムコードが記録された媒体。 (28)前記第2表示規則を生成するプロクラムコード
には、さらに、前記第2表示文書から1つの要素を取り
出し、前記取り出された要素が属する構造と同じまたは
類似する構造に属する他の要素群の候補を選択し、前記
編集記録の中から前記要素群に共通する編集記録を求
め、前記共通する編集記録がある場合には、前記候補中
の全ての要素から前記共通の編集記録を削除し、前記候
補中の全ての要素について構造を汎化し、これを前記第
2表示文書の全ての要素について実行するプロクラムコ
ードを含む前記(26)記載のプログラムコードが記録
された媒体。 (29)構造化文書を変更するプログラムコードが記録
された媒体であって、前記プログラムコードには、デフ
ォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とから第
1表示規則を生成するプロクラムコードと、前記第1表
示規則と前記構造化文書とから第1表示文書を生成し、
前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の要素との対
応関係が記録された要素間対応関係ファイルを生成する
プロクラムコードと、前記第1表示文書を前記文書編集
環境下で編集して第2表示文書を生成し、前記編集の履
歴を記録する編集操作履歴ファイルを生成するプロクラ
ムコードと、前記第2表示文書と、前記編集操作履歴フ
ァイルと、前記要素間対応関係ファイルとから、前記構
造化文書を変更するプロクラムコードと、を含み、前記
構造化文書を変更するプロクラムコードには、前記第2
表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り出された
要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファイルから
抽出し、前記取り出された要素と前記操作列とを関連付
け、これを前記第2表示文書の全ての要素について実行
するプロクラムコードと、前記第2表示文書から1つの
要素を取り出し、前記取り出された要素に対応する前記
操作列から1つの操作を取り出し、前記取り出された操
作の内容とこれに対応する前記構造化文書の要素とを対
応付けて編集記録を作成し、これを前記操作列の全てに
ついて実行し、さらにこれを前記第2表示文書の全ての
要素について実行するプロクラムコードと、前記編集記
録から1つの操作を取り出し、前記操作に関する構造化
文書の要素を前記操作に適合するように変更し、これを
全ての前記操作について実行するプロクラムコードと、
を含むプログラムコードが記録された媒体。 (30)構造化文書の文書型定義を変更するプログラム
コードが記録された媒体であって、前記プログラムコー
ドには、デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型
定義とから第1表示規則を生成するプロクラムコード
と、前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示
文書を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文
書の要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファ
イルを生成するプロクラムコードと、前記第1表示文書
を前記文書編集環境下で編集して第2表示文書を生成
し、前記編集の履歴を記録する編集操作履歴ファイルを
生成するプロクラムコードと、前記第2表示文書と、前
記編集操作履歴ファイルと、前記要素間対応関係ファイ
ルとから、前記構造化文書の文書型定義を変更するプロ
クラムコードと、を含み、前記構造化文書の文書型定義
を変更するプロクラムコードには、前記第2表示文書か
ら1つの要素を取り出し、前記取り出された要素に関連
する操作列を前記編集操作履歴ファイルから抽出し、前
記取り出された要素と前記操作列とを関連付け、これを
前記第2表示文書の全ての要素について実行するプロク
ラムコードと、前記第2表示文書から1つの要素を取り
出し、前記取り出された要素に対応する前記操作列から
1つの操作を取り出し、前記取り出された操作の内容と
これに対応する前記構造化文書の要素とを対応付けて編
集記録を作成し、これを前記操作列の全てについて実行
し、さらにこれを前記第2表示文書の全ての要素につい
て実行するプロクラムコードと、前記編集記録から1つ
の操作を取り出し、前記操作が対象とする前記構造化文
書の文書型定義を前記操作に適合するように変更し、こ
れを全ての前記操作について実行するプロクラムコード
と、を含むプログラムコードが記録された媒体。 (31)前記構造化文書の文書型定義を変更するプロク
ラムコードには、さらに、前記第2表示文書から1つの
要素を取り出し、前記取り出された要素が属する構造と
同じまたは類似する構造に属する他の要素群の候補を選
択し、前記編集記録の中から前記要素群に共通する編集
記録を求め、前記共通する編集記録がある場合には、前
記候補中の全ての要素から前記共通の編集記録を削除
し、前記候補中の全ての要素について構造を汎化し、こ
れを前記第2表示文書の全ての要素について実行するプ
ロクラムコードを含む前記(30)記載のプログラムコ
ードが記録された媒体。
【0219】
【発明の効果】本願で開示される発明のうち、代表的な
ものによって得られる効果は、以下の通りである。
【0220】すなわち、例示操作に基づいて視覚的に構
造化文書の表示規則を自動的に生成できる。また、表示
文書の結果を確認しながら表示規則を少しずつ修正し
て、対話的に表示規則を生成できる。また、逐次的修正
を繰り返すことによって、表示規則を記述する言語の知
識がなくとも、高度な表示規則を自動的に生成できる。
表示規則の生成と同様に構造化文書あるいは構造化文書
の文書型定義(文法定義)を例示的な表示文書の変更に
基づいて変更する技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実現するシステムの概要を示し
た概念図であり、(a)はスタンドアロンのコンピュー
タを構成の概略を示し、(b)は、コンピュータネット
ワークの構成の概略を示す。
【図2】本発明の表示規則を生成するシステムの一例を
示したブロック図である。
【図3】図2の一部をベース表示規則生成手段について
抜き出したブロック図である。
【図4】図2の一部を表示文書生成手段について抜き出
したブロック図である。
【図5】図2の一部を視覚的表示文書編集環境について
抜き出したブロック図である。
【図6】図2の一部を表示規則更新手段について抜き出
したブロック図である。
【図7】(a)は、ヘッダ要素とDL要素により第1表
示規則を生成する方法の一例を示す全体フローチャート
であり、(b)は、その擬似コードである。
【図8】(a)は、要素表示規則の生成方法を示したフ
ローチャートであり、(b)はその擬似コードである。
【図9】(a)は、属性表示規則の生成方法を示したフ
ローチャートであり、(b)はその擬似コードである。
【図10】(a)は、表形式による第1表示規則を生成
する方法の一例を示す全体フローチャートであり、
(b)は、その擬似コードである。
【図11】(a)は、表ヘッダの表示規則の生成の一例
を示すフローチャートであり、(b)は、その擬似コー
ドである。
【図12】(a)は、表本体の表示規則の生成の一例を
示すフローチャートであり、(b)は、その擬似コード
である。
【図13】(a)は、列要素の表示規則の生成の一例を
示すフローチャートであり、(b)は、その擬似コード
である。
【図14】(a)は、要素名、要素内容を単純に列挙す
る第1表示規則の生成方法の一例を示したフローチャー
トであり、(b)はその擬似コードである。
【図15】(a)は、インデント付けによる第1表示規
則を生成する方法の一例を示す全体フローチャートであ
り、(b)は、その擬似コードである。
【図16】(a)は、ブロック表示規則の生成方法を示
すフローチャートであり、(b)はその擬似コードであ
る。
【図17】表示規則の更新方法の一例を示す全体フロー
チャートである。
【図18】(a)は、編集後の表示文書の各要素と編集
操作履歴ファイル内の各操作とを関連付ける方法の一例
を示したフローチャートであり、(b)は、その擬似コ
ードである。
【図19】(a)は、編集後の表示文書の各要素と構造
化文書の要素とその加工過程の組の対応付けの方法の一
例を示したフローチャートであり、(b)は、その擬似
コードである。
【図20】(a)は、構造化文書の要素の加工過程の汎
化の方法の一例を示したフローチャートであり、(b)
は、その擬似コードである。
【図21】(a)は、表示規則の更新・作成の方法の一
例を示したフローチャートであり、(b)は、その擬似
コードである。
【図22】(a)は果物の価格リストのXML文書であ
り、(b)は(a)のXML文書が基づいているDTD
文書であり、(c)は(a)のXML文書が基づいてい
るXML Schemaである。
【図23】図22(a)のXML文書を表示するための
ベースとなるXSL文書である。
【図24】図23のXSL文書から得られるHTML文
書である。
【図25】図22(a)のXML文書要素と図24のH
TML文書要素の要素間対応関係を示したリストであ
る。
【図26】図24のHTML文書を表示した画面図であ
る。
【図27】図26の画面の編集操作を行った後の表示画
面図である。
【図28】図27に示す画面への編集操作を行った後に
生成されたXSL文書である。
【図29】図27の画面をさらに編集した後の表示画面
図である。
【図30】図29の画面を表示するHTML文書であ
る。
【図31】図29に示す画面への編集操作を行った後に
生成されたXSL文書である。
【図32】要素の結合を説明するための編集操作後の表
示画面図である。
【図33】図32の画面を表示するHTML文書であ
る。
【図34】図32に示す画面への編集操作を行った後に
生成されたXSL文書である。
【図35】(a)は商品リストのXML文書であり、
(b)は(a)のXML文書が基づいているDTD文書
であり、(c)は(a)のXML文書が基づいているX
MLSchemaである。
【図36】図35(a)のXML文書を表示するための
ベースとなるXSL文書である。
【図37】図36のXSL文書から得られるHTML文
書である。
【図38】図37のHTML文書の表示画面図である。
【図39】図38の画面を編集操作した後の表示画面図
である。
【図40】図39の画面を表示するHTML文書であ
る。
【図41】図39に示す画面への編集操作を行った後に
生成されたXSL文書である。
【図42】図39の画面をさらに編集操作した後の表示
画面図である。
【図43】図42の画面を表示するHTML文書であ
る。
【図44】図42に示す画面への編集操作を行った後に
生成されたXSL文書である。
【図45】構造化文書の文法定義の利用を説明するため
の編集後表示画面図である。
【図46】図45の画面を表示するHTML文書であ
る。
【図47】図45の画面をさらに編集した後の表示画面
図である。
【図48】図47の画面を表示するHTML文書であ
る。
【図49】図47に示す画面への編集操作を行った後に
生成されたXSL文書である。
【図50】図47の画面をさらに編集した後の表示画面
図である。
【図51】図50の画面を表示するHTML文書であ
る。
【図52】図50に示す画面への編集操作を行った後に
生成されたXSL文書である。
【図53】操作列の汎化による不定数の要素に対する変
換を説明するためのリストであり、(a)は要素間の対
応関係を示し、(b)はXPathの共通部分を示し、
(c)は得られたXPathであり、(d)は表中の位
置とXPathとの対応関係を示し、(e)は生成され
た<xsl:for-each>である。
【図54】生成されたXSL文書である。
【図55】(a)は、文献リストのDTDであり、
(b)はSGML文書である。
【図56】(a)は、ベース表示規則として生成された
DSSSL文書であり、(b)はベース表示規則により
表示されたSGML文書の表示画面である。(c)は、
編集後の表示画面であり、(d)は更新されたDSSS
L文書である。
【図57】(a)は、CSV形式によるデータリストで
あり、(b)は、単純な表として表示する規則である。
(c)は、表形式による表示画面図である。
【図58】編集後の表示画面である。
【図59】更新後の表示規則である。
【図60】構造化文書の変更方法の一例を示す全体フロ
ーチャートである。
【図61】(a)は、構造化文書の変更方法の一例を示
したフローチャートであり、(b)はその擬似コードで
ある。
【図62】構造化文書の変更方法を説明するためのリス
トであり、(a)は文房具価格リストのDTDとXML
Schemaであり、(b)は文房具価格リストのX
ML文書である。
【図63】(a)は、図62(b)のXML文書を表示
するためのベースとなるXSL文書であり、(b)は
(a)のXSL文書から得られるHTML文書である。
【図64】図63(b)のHTML文書を表示した表示
画面図である。
【図65】図64の画面を編集した後の表示画面図であ
る。
【図66】図65に示した画面への編集を行った後に生
成されたXML文書である。
【図67】構造化文書の文法定義の変更方法の一例を示
す全体フローチャートである。
【図68】(a)は、文法定義の更新方法の一例を示し
たフローチャートであり、(b)はその擬似コードであ
る。
【図69】(a)は、図65の画面をさらに編集した後
の表示画面図である。(b)は、更新されたDTDを示
すリストである。
【図70】(a)は表示規則であり、(b)は表示文書
である。
【図71】表示画面である。
【図72】(a)は表示規則であり、(b)は表示文書
である。
【図73】表示画面である。
【符号の説明】 1 中央演算処理装置 2 主記憶装置 3 不揮発性記憶装置 4 バス 5 記憶装置(外部記憶装置) 6 データ入力デバイス(入力装置) 7 表示デバイス(表示装置) 8 通信制御装置 9 マウス 10 パーソナルコンピュータ 11 ワークステーション 12 メインフレームコンピュータ 21 ベース表示規則生成手段 22 表示文書生成手段 23 視覚的表示文書編集環境 24 表示規則更新手段 25 描画エンジン 26 構造化文書 27 文書型定義 28 デフォルト生成規則 29 第1表示規則 30 第1表示文書 31 要素間対応関係ファイル 32 第2表示文書 33 編集操作履歴ファイル 34 第2表示規則
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/40 340 370A (72)発明者 小野 康一 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 (72)発明者 小柳 光生 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 (72)発明者 堀 雅洋 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 (72)発明者 近藤 豪 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 内 Fターム(参考) 5B009 NA04 QA09 QB14 QB17 QB18 5B075 ND03 5B082 AA11 BA09 EA09 GA07 GC02

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造化文書の表示規則を生成する方法で
    あって、 デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とか
    ら第1表示規則を生成するステップと、 前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示文書
    を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の
    要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファイル
    を生成するステップと、 前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2
    表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作
    履歴ファイルを生成するステップと、 を含む表示規則の生成方法。
  2. 【請求項2】 構造化文書の表示規則を生成する方法で
    あって、さらに、 前記第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前
    記要素間対応関係ファイルと、前記構造化文書とから、
    前記構造化文書の第2表示規則を生成するステップを含
    む請求項1記載の表示規則の生成方法。
  3. 【請求項3】 前記デフォルト生成規則は、前記構造化
    文書の要素の深さと前記第1表示規則の見出し要素のレ
    ベルとを対応付け、前記構造化文書の要素の属性と前記
    第1表示規則の定義リストとを対応付け、前記構造化文
    書の要素の値と前記第1表示規則の段落要素とを対応付
    けるものである請求項2記載の表示規則の生成方法。
  4. 【請求項4】 前記デフォルト生成規則は、前記構造化
    文書の各要素の値を前記第1表示規則の表要素に対応付
    けるものである請求項2記載の表示規則の生成方法。
  5. 【請求項5】 前記デフォルト生成規則は、前記構造化
    文書の要素名およびその値に前記第1表示規則の改行要
    素を付加し、前記構造化文書の要素名およびその値を単
    純に列挙するものである請求項2記載の表示規則の生成
    方法。
  6. 【請求項6】 前記デフォルト生成規則は、前記構造化
    文書の要素の深さと前記第1表示規則のブロックレベル
    とを対応付け、前記構造化文書の要素の属性と前記第1
    表示規則の定義リストとを対応付け、前記構造化文書の
    要素の値と前記第1表示規則の段落要素とを対応付ける
    ものである請求項2記載の表示規則の生成方法。
  7. 【請求項7】 前記第2表示規則を生成するステップに
    は、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファ
    イルから抽出し、前記取り出された要素と前記操作列と
    を関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素につ
    いて実行するステップと、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に対応する前記操作列から1つの操作を取
    り出し、前記取り出された操作の内容とこれに対応する
    前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録を作成
    し、これを前記操作列の全てについて実行し、さらにこ
    れを前記第2表示文書の全ての要素について実行するス
    テップと、 前記編集記録の要素群から1つの要素を取り出し、前記
    要素についての表示規則を前記編集記録に対応する規則
    に更新し、これを全ての前記編集記録の要素群について
    実行するステップと、 を含む請求項2記載の表示規則の生成方法。
  8. 【請求項8】 前記第2表示規則を生成するステップに
    は、さらに、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素が属する構造と同じまたは類似する構造に
    属する他の要素群の候補を選択し、前記編集記録の中か
    ら前記要素群に共通する編集記録を求め、前記共通する
    編集記録がある場合には、前記候補中の全ての要素から
    前記共通の編集記録を削除し、前記候補中の全ての要素
    について構造を汎化し、これを前記第2表示文書の全て
    の要素について実行するステップを含む請求項7記載の
    表示規則の生成方法。
  9. 【請求項9】 前記構造化文書および表示規則は、XM
    L文書およびXSL文書、SGML文書およびDSSS
    L文書、または、CSV文書およびXMLベース文書で
    ある請求項1乃至8記載の表示規則の生成方法。
  10. 【請求項10】 構造化文書を変更する方法であって、 デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とか
    ら第1表示規則を生成するステップと、 前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示文書
    を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の
    要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファイル
    を生成するステップと、 前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2
    表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作
    履歴ファイルを生成するステップと、 前記第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前
    記要素間対応関係ファイルとから、前記構造化文書を変
    更するステップと、を含み、 前記構造化文書を変更するステップには、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファ
    イルから抽出し、前記取り出された要素と前記操作列と
    を関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素につ
    いて実行するステップと、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に対応する前記操作列から1つの操作を取
    り出し、前記取り出された操作の内容とこれに対応する
    前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録を作成
    し、これを前記操作列の全てについて実行し、さらにこ
    れを前記第2表示文書の全ての要素について実行するス
    テップと、 前記編集記録から1つの操作を取り出し、前記操作に関
    する構造化文書の要素を前記操作に適合するように変更
    し、これを全ての前記操作について実行するステップ
    と、 を含む構造化文書の変更方法。
  11. 【請求項11】 構造化文書の文書型定義を変更する方
    法であって、 デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とか
    ら第1表示規則を生成するステップと、 前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示文書
    を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の
    要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファイル
    を生成するステップと、 前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2
    表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作
    履歴ファイルを生成するステップと、 前記第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前
    記要素間対応関係ファイルとから、前記構造化文書の文
    書型定義を変更するステップと、を含み、 前記構造化文書の文書型定義を変更するステップには、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファ
    イルから抽出し、前記取り出された要素と前記操作列と
    を関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素につ
    いて実行するステップと、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に対応する前記操作列から1つの操作を取
    り出し、前記取り出された操作の内容とこれに対応する
    前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録を作成
    し、これを前記操作列の全てについて実行し、さらにこ
    れを前記第2表示文書の全ての要素について実行するス
    テップと、 前記編集記録から1つの操作を取り出し、前記操作が対
    象とする前記構造化文書の文書型定義を前記操作に適合
    するように変更し、これを全ての前記操作について実行
    するステップと、 を含む構造化文書の文書型定義の変更方法。
  12. 【請求項12】 前記構造化文書の文書型定義を変更す
    るステップには、さらに、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素が属する構造と同じまたは類似する構造に
    属する他の要素群の候補を選択し、前記編集記録の中か
    ら前記要素群に共通する編集記録を求め、前記共通する
    編集記録がある場合には、前記候補中の全ての要素から
    前記共通の編集記録を削除し、前記候補中の全ての要素
    について構造を汎化し、これを前記第2表示文書の全て
    の要素について実行するステップを含む請求項11記載
    の構造化文書の文書型定義の変更方法。
  13. 【請求項13】 構造化文書の表示規則を生成するシス
    テムであって、 デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とか
    ら第1表示規則を生成する手段と、 前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示文書
    を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の
    要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファイル
    を生成する手段と、 前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2
    表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作
    履歴ファイルを生成する手段と、 を含む表示規則の生成システム。
  14. 【請求項14】 構造化文書の表示規則を生成するシス
    テムであって、さらに、 前記第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前
    記要素間対応関係ファイルと、前記構造化文書とから、
    前記構造化文書の第2表示規則を生成する手段を含む請
    求項13記載の表示規則の生成システム。
  15. 【請求項15】 前記デフォルト生成規則は、前記構造
    化文書の要素の深さと前記第1表示規則の見出し要素の
    レベルとを対応付け、前記構造化文書の要素の属性と前
    記第1表示規則の定義リストとを対応付け、前記構造化
    文書の要素の値と前記第1表示規則の段落要素とを対応
    付けるものである請求項14記載の表示規則の生成シス
    テム。
  16. 【請求項16】 前記デフォルト生成規則は、前記構造
    化文書の各要素の値を前記第1表示規則の表要素に対応
    付けるものである請求項14記載の表示規則の生成シス
    テム。
  17. 【請求項17】 前記デフォルト生成規則は、前記構造
    化文書の要素名およびその値に前記第1表示規則の改行
    要素を付加し、前記構造化文書の要素名およびその値を
    単純に列挙するものである請求項14記載の表示規則の
    生成システム。
  18. 【請求項18】 前記デフォルト生成規則は、前記構造
    化文書の要素の深さと前記第1表示規則のブロックレベ
    ルとを対応付け、前記構造化文書の要素の属性と前記第
    1表示規則の定義リストとを対応付け、前記構造化文書
    の要素の値と前記第1表示規則の段落要素とを対応付け
    るものである請求項14記載の表示規則の生成システ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記第2表示規則を生成する手段に
    は、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファ
    イルから抽出し、前記取り出された要素と前記操作列と
    を関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素につ
    いて実行する手段と、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に対応する前記操作列から1つの操作を取
    り出し、前記取り出された操作の内容とこれに対応する
    前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録を作成
    し、これを前記操作列の全てについて実行し、さらにこ
    れを前記第2表示文書の全ての要素について実行する手
    段と、 前記編集記録の要素群から1つの要素を取り出し、前記
    要素についての表示規則を前記編集記録に対応する規則
    に更新し、これを全ての前記編集記録の要素群について
    実行する手段と、 を含む請求項14記載の表示規則の生成システム。
  20. 【請求項20】 前記第2表示規則を生成する手段に
    は、さらに、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素が属する構造と同じまたは類似する構造に
    属する他の要素群の候補を選択し、前記編集記録の中か
    ら前記要素群に共通する編集記録を求め、前記共通する
    編集記録がある場合には、前記候補中の全ての要素から
    前記共通の編集記録を削除し、前記候補中の全ての要素
    について構造を汎化し、これを前記第2表示文書の全て
    の要素について実行する手段を含む請求項19記載の表
    示規則の生成システム。
  21. 【請求項21】 前記構造化文書および表示規則は、X
    ML文書およびXSL文書、SGML文書およびDSS
    SL文書、または、CSV文書およびXMLベース文書
    である請求項13乃至20記載の表示規則の生成システ
    ム。
  22. 【請求項22】 構造化文書を変更するシステムであっ
    て、 デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とか
    ら第1表示規則を生成する手段と、 前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示文書
    を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の
    要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファイル
    を生成する手段と、 前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2
    表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作
    履歴ファイルを生成する手段と、 前記第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前
    記要素間対応関係ファイルとから、前記構造化文書を変
    更する手段と、を含み、 前記構造化文書を変更する手段には、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファ
    イルから抽出し、前記取り出された要素と前記操作列と
    を関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素につ
    いて実行する手段と、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に対応する前記操作列から1つの操作を取
    り出し、前記取り出された操作の内容とこれに対応する
    前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録を作成
    し、これを前記操作列の全てについて実行し、さらにこ
    れを前記第2表示文書の全ての要素について実行する手
    段と、 前記編集記録から1つの操作を取り出し、前記操作に関
    する構造化文書の要素を前記操作に適合するように変更
    し、これを全ての前記操作について実行する手段と、 を含む構造化文書の変更システム。
  23. 【請求項23】 構造化文書の文書型定義を変更するシ
    ステムであって、 デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とか
    ら第1表示規則を生成する手段と、 前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示文書
    を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の
    要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファイル
    を生成する手段と、 前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2
    表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作
    履歴ファイルを生成する手段と、 前記第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前
    記要素間対応関係ファイルとから、前記構造化文書の文
    書型定義を変更する手段と、を含み、 前記構造化文書の文書型定義を変更する手段には、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファ
    イルから抽出し、前記取り出された要素と前記操作列と
    を関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素につ
    いて実行する手段と、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に対応する前記操作列から1つの操作を取
    り出し、前記取り出された操作の内容とこれに対応する
    前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録を作成
    し、これを前記操作列の全てについて実行し、さらにこ
    れを前記第2表示文書の全ての要素について実行する手
    段と、 前記編集記録から1つの操作を取り出し、前記操作が対
    象とする前記構造化文書の文書型定義を前記操作に適合
    するように変更し、これを全ての前記操作について実行
    する手段と、 を含む構造化文書の文書型定義の変更システム。
  24. 【請求項24】 前記構造化文書の文書型定義を変更す
    る手段には、さらに、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素が属する構造と同じまたは類似する構造に
    属する他の要素群の候補を選択し、前記編集記録の中か
    ら前記要素群に共通する編集記録を求め、前記共通する
    編集記録がある場合には、前記候補中の全ての要素から
    前記共通の編集記録を削除し、前記候補中の全ての要素
    について構造を汎化し、これを前記第2表示文書の全て
    の要素について実行する手段を含む請求項23記載の構
    造化文書の文書型定義の変更システム。
  25. 【請求項25】 構造化文書の表示規則を生成するプロ
    グラムコードが記録された媒体であって、前記プラグラ
    ムコードには、 デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とか
    ら第1表示規則を生成するプロクラムコードと、 前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示文書
    を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の
    要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファイル
    を生成するプロクラムコードと、 前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2
    表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作
    履歴ファイルを生成するプロクラムコードと、 を含むプログラムコードが記録された媒体。
  26. 【請求項26】 構造化文書の表示規則を生成するプロ
    グラムコードが記録された媒体であって、前記プラグラ
    ムコードには、さらに、 前記第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前
    記要素間対応関係ファイルと、前記構造化文書とから、
    前記構造化文書の第2表示規則を生成するプロクラムコ
    ードを含む請求項25記載のプログラムコードが記録さ
    れた媒体。
  27. 【請求項27】 前記第2表示規則を生成するプロクラ
    ムコードには、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファ
    イルから抽出し、前記取り出された要素と前記操作列と
    を関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素につ
    いて実行するプロクラムコードと、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に対応する前記操作列から1つの操作を取
    り出し、前記取り出された操作の内容とこれに対応する
    前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録を作成
    し、これを前記操作列の全てについて実行し、さらにこ
    れを前記第2表示文書の全ての要素について実行するプ
    ロクラムコードと、 前記編集記録の要素群から1つの要素を取り出し、前記
    要素についての表示規則を前記編集記録に対応する規則
    に更新し、これを全ての前記編集記録の要素群について
    実行するプロクラムコードと、 を含む請求項26記載のプログラムコードが記録された
    媒体。
  28. 【請求項28】 前記第2表示規則を生成するプロクラ
    ムコードには、さらに、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素が属する構造と同じまたは類似する構造に
    属する他の要素群の候補を選択し、前記編集記録の中か
    ら前記要素群に共通する編集記録を求め、前記共通する
    編集記録がある場合には、前記候補中の全ての要素から
    前記共通の編集記録を削除し、前記候補中の全ての要素
    について構造を汎化し、これを前記第2表示文書の全て
    の要素について実行するプロクラムコードを含む請求項
    27記載のプログラムコードが記録された媒体。
  29. 【請求項29】 構造化文書を変更するプログラムコー
    ドが記録された媒体であって、前記プログラムコードに
    は、 デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とか
    ら第1表示規則を生成するプロクラムコードと、 前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示文書
    を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の
    要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファイル
    を生成するプロクラムコードと、 前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2
    表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作
    履歴ファイルを生成するプロクラムコードと、 前記第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前
    記要素間対応関係ファイルとから、前記構造化文書を変
    更するプロクラムコードと、を含み、 前記構造化文書を変更するプロクラムコードには、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファ
    イルから抽出し、前記取り出された要素と前記操作列と
    を関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素につ
    いて実行するプロクラムコードと、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に対応する前記操作列から1つの操作を取
    り出し、前記取り出された操作の内容とこれに対応する
    前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録を作成
    し、これを前記操作列の全てについて実行し、さらにこ
    れを前記第2表示文書の全ての要素について実行するプ
    ロクラムコードと、 前記編集記録から1つの操作を取り出し、前記操作に関
    する構造化文書の要素を前記操作に適合するように変更
    し、これを全ての前記操作について実行するプロクラム
    コードと、 を含むプログラムコードが記録された媒体。
  30. 【請求項30】 構造化文書の文書型定義を変更するプ
    ログラムコードが記録された媒体であって、前記プログ
    ラムコードには、 デフォルト生成規則と前記構造化文書の文書型定義とか
    ら第1表示規則を生成するプロクラムコードと、 前記第1表示規則と前記構造化文書とから第1表示文書
    を生成し、前記構造化文書の要素と前記第1表示文書の
    要素との対応関係が記録された要素間対応関係ファイル
    を生成するプロクラムコードと、 前記第1表示文書を前記文書編集環境下で編集して第2
    表示文書を生成し、前記編集の履歴を記録する編集操作
    履歴ファイルを生成するプロクラムコードと、 前記第2表示文書と、前記編集操作履歴ファイルと、前
    記要素間対応関係ファイルとから、前記構造化文書の文
    書型定義を変更するプロクラムコードと、を含み、 前記構造化文書の文書型定義を変更するプロクラムコー
    ドには、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に関連する操作列を前記編集操作履歴ファ
    イルから抽出し、前記取り出された要素と前記操作列と
    を関連付け、これを前記第2表示文書の全ての要素につ
    いて実行するプロクラムコードと、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素に対応する前記操作列から1つの操作を取
    り出し、前記取り出された操作の内容とこれに対応する
    前記構造化文書の要素とを対応付けて編集記録を作成
    し、これを前記操作列の全てについて実行し、さらにこ
    れを前記第2表示文書の全ての要素について実行するプ
    ロクラムコードと、 前記編集記録から1つの操作を取り出し、前記操作が対
    象とする前記構造化文書の文書型定義を前記操作に適合
    するように変更し、これを全ての前記操作について実行
    するプロクラムコードと、 を含むプログラムコードが記録された媒体。
  31. 【請求項31】 前記構造化文書の文書型定義を変更す
    るプロクラムコードには、さらに、 前記第2表示文書から1つの要素を取り出し、前記取り
    出された要素が属する構造と同じまたは類似する構造に
    属する他の要素群の候補を選択し、前記編集記録の中か
    ら前記要素群に共通する編集記録を求め、前記共通する
    編集記録がある場合には、前記候補中の全ての要素から
    前記共通の編集記録を削除し、前記候補中の全ての要素
    について構造を汎化し、これを前記第2表示文書の全て
    の要素について実行するプロクラムコードを含む請求項
    30記載のプログラムコードが記録された媒体。
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