JPH09282218A - Html文書本型整形方法及びその装置 - Google Patents

Html文書本型整形方法及びその装置

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JPH09282218A
JPH09282218A JP8086989A JP8698996A JPH09282218A JP H09282218 A JPH09282218 A JP H09282218A JP 8086989 A JP8086989 A JP 8086989A JP 8698996 A JP8698996 A JP 8698996A JP H09282218 A JPH09282218 A JP H09282218A
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健也 鈴木
Toshiya Yoshimune
俊哉 吉宗
Hideaki Ozawa
英昭 小澤
Hiroshi Hamada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HTML文書間のリンクに目次、章、節等の
論理的構造を記述し、その情報を基にHTML文書を並
べ替えて効率的に本の形に整形し表示する。 【解決手段】 HTML文書取得部22はHTML文書
を取得し、HTML構文解析部23はそのHTML文書
の構文を解析し、HTML文書間の本型の階層や前後関
係等の論理的構造の記述としての属性を解釈する。本型
構造解析部24は、まずその属性を用いて表現されたH
TML文書間の論理的構造を木構造に変換する。次にそ
の木構造を前記属性で表現された文書間の前後関係とで
きるだけ矛盾のないように並べ替える。最後にこの並べ
替えられた木構造を基にHTML文書を線形に並べる。
本型整形部27はその並びを基にHTML文書をページ
へ分割する処理を行い、表示データ生成部29はそれを
一ページ毎に表示する形式に変換し、情報表示部30は
変換されたHTML文書を本の形で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットに
蓄積されているWWW(World WideWeb)
のようなHTML(Hyper Text Makeu
p Language)文書を利用者が閲覧しやすい本
の形に整形し表示する際に、HTMLのリンクに本型の
論理的構造を記述するための属性を追加し、その属性付
きのリンクを用いて本の形に整形するための方法とその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のHTML文書を整形し表示するた
めの装置、特にWWWクライアントと呼ばれる装置にお
いては、表示されるHTML文書を1表示装置につき1
文書であった。そのHTML文書と他のHTML文書と
の関係はリンクを用いて表現され、例えそのHTML文
書が他のHTML文書と一冊の本で表されるような密な
関係をもっていたとしても、それぞれは独立に管理され
る。
【0003】このようなリンクを用いて、HTML文書
間の階層や前後関係などの論理的構造、例えば本のよう
な目次、章、節など、を利用者に認識させるためには、
「次ページ」、「前ページ」のようなリンクを設定し利
用者にそのような遷移を行わせる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術を用いた場
合、HTML文書間に本のような目次、章、節などの論
理的構造を付与しようとしても、利用者に認識に頼った
「次ページ」、「前ページ」のようなリンクを設定する
必要があった。また、例え「次ページ」、「前ページ」
のようなリンクが設定されていたとしても、それらのリ
ンクは他のリンクと何ら区別されていないために、本の
形に整形する際にどのリンクを使って順序づけすれば良
いかという情報が不足し、これを計算機で処理すること
は難しかった。
【0005】本発明の目的は、HTML文書間のリンク
に本のような目次、章、節などの論理的構造を記述する
ことができる属性を追加することで、HTML文書間の
論理的構造を記述し、その情報を使ってHTML文書を
並べ替えることで効率的に本の形に整形し表示すること
ができる方法とその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、インターネット上のハイ
パーテキスト情報などの情報をタグベースで記述するた
めの構造記述言語であるHTMLを用いて記述されたH
TML文書を整形する方法であって、任意の情報から他
の情報に遷移するための、リンクと呼ばれるHTML文
書内にある識別子に与えられた、複数のHTML文書間
の本型の階層や前後関係といった論理的構造の記述であ
る属性を解釈する第一の過程と、該属性を用いて該論理
的構造を木構造に変換する第二の過程と、該木構造を該
属性で表現された複数のHTML文書間の前後関係と矛
盾の無いように並べ替える第三の過程と、該並べ替えら
れた木構造を基にHTML文書を線形に並べる第四の過
程と、成ることを特徴とするHTML文書本型整形方法
であり、HTML文書を本型に整形することができるこ
とを最も主要な特徴とする。
【0007】請求項1記載の本発明にあっては、HTM
L文書間のリンクに本のような目次、章、節などの論理
的構造を記述することができ、従来の技術ではできなか
ったHTML文書間の論理的構造を記述することができ
るようになる。その情報を用いてHTML文書を並べ替
えることで効率的に本の形に整形することができるよう
になる。
【0008】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記第二の過程が、複数のHTM
L文書間の本型の論理的構造を記述した目次文書を用意
し、該目次文書の記述を用いてHTML文書間の論理的
構造を木構造に変換する過程であるとして、HTML文
書間の本型の論理的構造を記述した目次文書のみを与え
ることで、該目次文書の記述を用いてHTML文書間の
論理的構造を木構造に変換する過程を有するものであ
り、HTML文書そのものに本型の論理的構造を記述し
なくてもHTML文書を本型に整形することができるこ
とを最も主要な特徴とする。
【0009】請求項2記載の本発明にあっては、HTM
L文書そのものは従来の技術で記述されたものでも、H
TML文書間の本型の論理的構造を記述した目次文書を
与えるだけで、従来の技術ではできなかったHTML文
書間の論理的構造を記述することができるようになる。
その情報を用いてHTML文書を並べ替えることで効率
的に本の形に整形することができるようになる。
【0010】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
または2記載の発明において、複数のHTML文書間の
論理的構造が、該リンクの存在する順方向の関係を表現
するREL属性と逆方向の関係を表現するREV属性と
で記述されている場合、この論理的構造を本型の論理的
構造の記述に変換する過程を前記第一の過程の前に新た
に有し、HTML文書間の論理的構造をHTMLのリン
クに従来から存在するREL属性やREV属性で記述
し、該記述を用いて表現されたHTML文書間の論理的
構造を本型の論理的構造の記述に変換することで、HT
ML文書を本型に整形することができることを最も主要
な特徴とする。
【0011】請求項3記載の本発明にあっては、HTM
Lのリンクの属性に対する拡張は行わなくとも、従来か
ら存在するREL属性やREV属性を用いて、階層や前
後関係などの本型の論理的関係を記述することで、HT
ML文書間の論理的構造を記述することができるように
なる。その情報を用いてHTML文書を並べ替えること
で効率的に本の形に整形することができるようになる。
【0012】次に、上記目的を達成するため、請求項4
記載の本発明は、インターネット上のハイパーテキスト
情報などの情報をタグベースで記述するための構造記述
言語であるHTMLを用いて記述されたHTML文書を
整形する装置であって、HTMLを用いて記述されたH
TML文書を本型の構造に整形する手段と、本型の構造
を画面上に本の形で表示する手段とを備えた装置におい
て、HTML文書間の本型の階層や前後関係といった論
理的構造の記述である属性を解釈する手段と、該属性を
用いて該論理的構造を木構造に変換する手段と、該木構
造を該属性で表現された複数のHTML文書間の前後関
係と矛盾の無いように並べ替える手段と、該並べ替えら
れた木構造を基にHTML文書を線形に並べる手段と、
を備えることを特徴とするHTML文書本型整形装置で
あり、HTML文書を本型に整形し表示することができ
ることを最も主要な特徴とする。
【0013】請求項4記載の本発明を用いることで、H
TML文書間のリンクに本のような目次、章、節などの
論理的構造を記述することができ、従来の技術ではでき
なかったHTML文書間の論理的構造を記述することが
できるようになる。その情報を用いてHTML文書を並
べ替えることで効率的に本の形に整形し表示することが
できるようになる。
【0014】また、請求項5記載の本発明は、請求項4
記載の発明において、前記論理的構造を木構造に変換す
る手段が、複数のHTML文書間の本型の論理的構造を
記述した目次文書を用意し、これに基づいてHTML文
書間の論理的構造を木構造に変換する手段であるとし
て、HTML文書間の本型の論理的構造を記述した目次
文書のみを与えることで、HTML文書そのものに本型
の論理的構造を記述しなくてもHTML文書を本型に整
形することができることを最も主要な特徴とする。
【0015】請求項5記載の本発明にあっては、HTM
L文書そのものは従来の技術で記述されたものでも、H
TML文書間の本型の論理的構造を記述した目次文書を
与えるだけで、従来の技術ではできなかったHTML文
書間の論理的構造を記述することができるようになる。
その情報を用いてHTML文書を並べ替えることで効率
的に本の形に整形することができるようになる。
【0016】更に、請求項6記載の本発明は、請求項
4、または5記載の発明において、複数のHTML文書
間の論理的構造が、リンクに存在する順方向の関係を表
現するREL属性と逆方向の関係を表現するREV属性
とで記述されている場合、この論理的構造を本型の論理
的構造の記述に変換する手段を新たに備えることで、H
TML文書を本型に整形することができることを最も主
要な特徴とする。
【0017】請求項6記載の本発明にあっては、HTM
Lのリンクの属性に対する拡張は行わなくとも、従来か
ら存在するREL属性やREV属性を用いて、階層や前
後関係などの本型の論理的関係を記述することで、HT
ML文書間の論理的構造を記述することができるように
なる。その情報を用いてHTML文書を並べ替えること
で効率的に本の形に整形することができるようになる。
【0018】以下に、本発明の作用を述べる。
【0019】請求項1記載の本発明において、リンクに
HTML文書間の本型の階層や前後関係などの論理的構
造の記述として与えられた属性を解釈する過程は、従来
の技術では解釈することができなかった本型の論理的構
造を解釈することができるようにしている。また、該属
性を用いて表現されたHTML文書間の論理的構造を木
構造に変換する過程は、各HTML文書に分散した論理
的構造の記述を一つの木構造として表現することで集中
化して扱うことができるようにしている。更に、該木構
造を前記属性で表現された文書間の前後関係とできるだ
け矛盾のないように並べ替える過程は、より上位の階層
で記述された前後関係を補助としてHTML文書間のリ
ンクに記述されている前後関係の順に並べ替えること
で、HTML文書間に前後関係が記述されていない場合
や矛盾した記述を含む場合にも正常に並べ替えが行われ
るようにしている。一方、該並べ替えられた木構造を基
にHTML文書を線形に並べる過程は、HTML文書に
記述された本型の論理的構造にできるだけ適合させた木
構造を深さ優先で探索することで、HTML文書を線形
に並べている。従って、HTML文書間の論理的構造を
記述し、その情報を使ってHTML文書を並べ替えるこ
とが可能となり、本発明の目的であるHTML文書を効
率的に本の形に整形することができるようになる。
【0020】請求項2記載の本発明において、目次文書
の記述を用いて表現されたHTML文書間の論理的構造
を木構造に変換する過程は、与えられた目次文書の記述
を文書の先頭から順に展開することでHTML文書間の
階層や前後関係などを得、その情報を用いてHTML文
書間の論理構造を木構造に変換することを行っている。
従って、HTML文書そのものには本型の論理的構造が
記述されていなくても、目次文書の記述からHTML文
書間の論理構造を木構造に変換することが可能となり、
本発明の目的であるHTML文書を効率的に木の形に整
形することができるようになる。
【0021】請求項3記載の本発明において、HTML
のリンクに従来から存在するREL属性やREV属性の
記述を用いて表現されたHTML文書間の論理的構造を
本型の論理的構造の記述に変換する過程は、リンクのR
EL属性やREV属性によって表現された親子関係や前
後関係を本型の階層関係や前後関係に変換することを行
っている。従って、HTML文書間の論理的構造を記述
し、その情報を使ってHTML文書を並べ替えることが
可能となり、本発明の目的であるHTML文書を効率的
に本の形に整形することができるようになる。
【0022】請求項4記載の本発明において、リンクに
HTML文書間の本型の階層や前後関係などの論理的構
造の記述として与えられた属性を解釈する手段は、従来
の技術では解釈することができなかった本型の論理的構
造を解釈することができるようにしている。次に、該属
性を用いて表現されたHTML文書間の論理的構造を木
構造に変換する手段は、各HTML文書に分散した論理
的構造の記述を一つの木構造として表現することで集中
化して扱うことができるようにしている。更に、該木構
造を前記属性で表現された文書間の前後関係とできるだ
け矛盾のないように並べ替える手段は、より上位の階層
で記述された前後関係を補助としてHTML文書間のリ
ンクに記述されている前後関係の順に並べ替えること
で、HTML文書間に前後関係が記述されていない場合
や矛盾した記述を含む場合にも正常に並べ替えが行われ
るようにしている。最後に、該並べ替えられた木構造を
基にHTML文書を線形に並べる手段は、HTML文書
に記述された本型の論理構造にできるだけ適合させた木
構造を深さ優先で探索することで、HTML文書を線形
に並べている。従って、HTML文書間の論理的構造を
記述し、その情報を使ってHTML文書を並べ替えるこ
とが可能となり、本発明の目的であるHTML文書を効
率的に本の形に整形し表示することができる装置を提供
することができるようになる。
【0023】請求項5記載の本発明において、目次文書
の記述を用いて表現されたHTML文書間の論理的構造
を木構造に変換する手段は、与えられた目次文書の記述
を文書の先頭から順に展開することでHTML文書間の
階層や前後関係などを得、その情報を用いてHTML文
書間の論理構造を木構造に変換することを行っている。
従って、HTML文書そのものには本型の論理的構造が
記述されていなくても、目次文書の記述からHTML文
書間の論理構造を木構造に変換することが可能となり、
本発明の目的であるHTML文書を効率的に木の形に整
形することができるようになる。
【0024】請求項6記載の本発明において、HTML
のリンクに従来から存在するREL属性やREV属性で
記述されたHTML文書間の論理的構造を本型の論理的
構造の記述に変換する手段は、リンクのREL属性やR
EV属性によって表現された親子関係や前後関係を本型
の階層関係や前後関係に変換することを行っている。従
って、HTML文書間の論理的構造を記述し、その情報
を使ってHTML文書を並べ替えることが可能となり、
本発明の目的であるHTML文書を効率的に本の形に整
形することができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態例について説明する。
【0026】〔実施形態例1〕図1は、本発明の第一の
実施形態例によって整形された結果の本型の論理的構造
をモデル化した図である。同図に示す本1は論理的構造
としての本全体を表す。このような本は、通常、まえが
き2や目次3、本文4、参考文献目録5、索引6、その
他7から構成される。ここで、本文4は更に章8が繰り
返されたもので構成され、章8は節9が繰り返されたも
の、節9はページ10が繰り返されたもの、ページ11
は単語11が繰り返されたもので構成される。まえがき
2やその他7も本文4と同様に、節9や章8が繰り返さ
れたもので構成される。その他7には、付録や補追と呼
ばれるものが該当する。また、目次3は主に章8は節9
のような本内部への参照で構成される。索引6も同様に
ページ10などの本内部への参照で構成される。一方、
参考文献目録5は別の本など本の外部の情報への参照で
構成され、本内部の単語11などから参照される。本発
明では、ページ10と単語11の論理的構造以外を記述
し、ページ10の繰り返しの構造は自動的に作成する。
【0027】図2は、本発明の第一の実施形態例におけ
る上記の論理的構造をリンクに記述するために必要とな
る属性を示した図である。同図に示す属性book12
は図1における本1に対応し、本全体を記述したHTM
L文書からのリンクであることを表している。また、属
性section13は図1におけるまえがき2やその
他7、本文4の章8や節9に対応し、章や節などのペー
ジをまとめた構造のHTML文書からのリンクであるこ
とを表している。属性index14は図1における目
次3や索引6に対応し、本内部への参照をまとめたHT
ML文書からのリンクであることを表している。属性b
ibliography15は図1における参考文献目
録5に対応し、本の外部への参照をまとめたHTML文
書からのリンクであることを表している。
【0028】属性book12の値としては、まえがき
2や本文4、その他7などの属性section13で
表されるHTML文書へのリンクの場合は“secti
on”、目次3や索引6などの属性index14で表
されるHTML文書へのリンクの場合は“inde
x”、参考文献目録5などの属性bibliograp
hy15で表されるHTML文書へのリンクの場合は
“bibliography”を与える。また、続き物
小説のように何冊かの本で一つのまとまりとなる本を記
述するために、論理的に前を表す“previous”
や、論理的に後ろを表す“next”を与えることもで
きる。更に、作者を表す“made”を与えることもで
きる。次に、属性section13の値としては、リ
ンクの書かれているHTML文書が章ならば節、節なら
ば項を表すHTML文書へのリンクに対して“sect
ion”を与える。また、章や節などの論理的な前後関
係を記述するために、前を表す“previous”
や、後ろを表す“next”を与えることもできる。属
性index14の値としては、本内部の情報に対する
参照のリンクの場合は“refer”を与える。また、
目次や索引などが複数のHTML文書に渡って記述され
ている場合には、論理的に前を表す“previou
s”や、論理的に後ろを表す“next”を与えること
もできる。属性bibliography15の値とし
ては、本外部の情報に対する参照のリンクの場合に、
“refer”を与える。また、参照文献目録などが複
数のHTML文書に渡って記述されている場合には、論
理的に前を表す“previous”や、論理的に後ろ
を表す“next”を与えることもできる。
【0029】本発明の第一の実施形態例における論理的
構造を表す上記の属性をリンクに記述した例を以下に示
す。
【0030】book.html〜16 <head> <link book=“made”href=“ma
ilto:kenya@ntt.jp”> </head> <body> <A book=“index”href=“moku
ji.html”>目次</A><p> <A book=“section”href=“ch
apl.html”>第一章</A><p> <A book=“bibliography”hre
f=“bib.html”>参考文献</A><p> </body>mokuji.html〜17 <body> <h1>目次<h1><p> <A index=“refer”href=“cha
p1.html”>第一章</A><BR> <A index=“refer”href=“sec
1.html”>第一節</A><BR> <A index=“refer”href=“sec
2.html”>第二節</A> <p> <A index=“refer”href=“cha
p2.html”>第二章</A> </body>chap1.html〜18 <body> <h1>第一章<h1><p> <A section=“section”href=
“sec1.html”>第一節</A><p> <A section=“section”href=
“sec2.html”>第二節</A><p> </body>sec1.html〜19 <body> <h2>第一節</h2><p> これは本型表示のテストページです。<p> <A section=“next”href=“se
c2.html”>次節</A><p> </body>sec2.html〜20 <body> <h2>第二節</h2><p> これは本型表示のテストページの第二節です。<p> <A section=“previous”href
=“sec1.html”>前節</A><p> </body>bib.html〜21 <body> <h1>参考文献目録</h1><p> 〔1〕 <A bibliography=“refer”hr
ef=“http://www.ntt.jp/”>N
TT Home Page</A><BR> 〔2〕 <A bibliography=“refer”hr
ef=“http://hil.ntt.jp/”>N
TT Humam Interface lab</A
><BR> </body>上記に示すbook.html16は、
図1における本1に相当するHTML文書で本全体を表
している。<head>タグと</head>タグで囲
まれたヘッダに、属性book=“made”をもつ<
link>タグによってこの本の作者を表すリンクが記
述されている。ここで、href=“文字列”は、その
文字列をリンクの識別子とすることを示し、その文字列
のことをUniformResource Ident
ifier略してURIと呼ぶ。また、<a>タグによ
って目次や第一章、参考文献目録へのリンクが記述され
ている。mokuji.html17は、図1における
目次3に相当するHTML文書で、book.html
16から属性book=“index”のリンクで参照
されている。この文書17には、本全体の構成を表す目
次で属性index=“refer”をもつ<a>タグ
によって第一章、第一章第一節、第一章第二節、第二章
への本内部参照を表すリンクが記述されている。このm
okuji.html17は、その他のHTML文書の
内容から自動的に生成することができる。chap1.
html18は、図1における章8に相当するHTML
文書で、book.html16から属性book=
“section”を持つリンクで参照されている。こ
の文書18には、属性section=“sectio
n”をもつ<a>タグによって第一章を構成する第一
節、第二節へのリンクが記述されている。sec1.h
tml19やsec2.html20は、は図1におけ
る節9に相当するHTML文書で、chap1.htm
l18から属性section=“section”を
持つリンクで参照されている。これらの文書19,20
には、第一章を構成する第一節と第二節の内容と、それ
らの論理的前後関係を示すリンクが属性section
=“next”や属性section=“previo
us”をもつ<a>タグによって記述されている。bi
b.html21は、図1における参考文献目録5に相
当するHTML文書で、book.html16から属
性book=“bibliography”を持つリン
クで参照されている。この文書21には、この本の参考
文献のリストを属性bibliography=“hr
ef”をもつ<a>タグによって記述している。
【0031】図3は、上記に示したHTML文書間の関
係を図に表したものである。角丸四角形はHTML文書
内でリンクの記述されている部分を示し、矢印がリンク
の参照先を示している。ここで、網掛けした角丸四角形
は本の外部への参照を表し、矢印に付加された文字はリ
ンクのbook属性やsection属性、index
属性の値を表している。
【0032】図4は、上記に示したHTML文書を本発
明の第一の実施形態例によって本型に整形した例を示し
た図である。それぞれのHTML文書は記述された本型
の論理的構造に沿って、図1で示したモデルの本1、目
次3、本文4、参考文献目録5の順に並べ替えがなされ
ている。本実施形態例では、一つのHTML文書が一ペ
ージに収まりきらない場合は、二ページ以上に分割す
る。図4に示した各四角形は本型整形後の一ページを表
しており、下部にハイフン(−)で囲んだ数字はそのペ
ージのページ番号を表している。
【0033】図5は、本発明の第一の実施形態例に係る
HTML文書本型整形装置の構成を表すブロック図であ
る。同図に示すHTML文書取得部22は、WWW等の
HTML文書を蓄積しているデータベースよりHTML
文書を取得しHTML構文解析部23に渡す役割をも
つ。HTML構文解析部23では、HTML文書取得部
22より渡されたHTML文書の構文を解析し、処理中
のHTML文書のURIと本実施形態例で定めた属性を
もつリンクを本型構造解析部24へ渡し、処理中のHT
ML文書を部品記憶部25へと格納する。本型構造解析
部24は、本発明の最も主要な部分であり、本型の論理
的構造を解析しHTML文書の並べ替えを行う。本型構
造解析部24で処理を行う際、処理中のHTML文書の
URIを構造記憶部26に登録する。また、HTML構
文解析部23により渡されたリンクに構造記憶部26に
存在しないURIが記述されていた場合には、HTML
文書取得部22にそれらのURIを渡してHTML文書
を取得することを再帰的に行う。取得していないHTM
L文書がなくなったら、本実施形態例で定めた属性に従
ってHTML文書の並べ替えを行い、HTML文書の並
び方の順番を構造記憶部26に登録し、本型整形部27
の処理を開始する。本型整形部27は、構造記憶部26
に登録されたHTML文書の並び方の順番で、部品記憶
部25に格納されたHTML文書をページに収まるよう
に分割する処理を行う。本型整形部27で処理を行う
際、そのHTML文書のURIとページ番号の対応を記
述したURI⇔ページ番号対応表28を作成する。本型
整形部27の処理が終了したら、その結果を表示データ
生成部29に渡す。表示データ生成部29では、本型整
形部27で分割されたHTML文書を一ページ毎に情報
表示部30で表示できる形式に変換する。表示データ生
成部29で処理を行う際、URI⇔ページ番号対応表2
8に存在しないURIは本外部への参照としてそのまま
残し、URI⇔ページ番号対応表28に存在するURI
は本内部への参照としてページ番号に変換する処理を行
う。情報表示部30では、表示データ生成部29で変換
されたHTML文書を本の形で表示する。
【0034】以上のようにして、HTML文書にそれら
の間の論理的構造を記述し、その情報を使ってHTML
文書を並べ替えることが可能となり、HTML文書を効
率的に本の形に整形し表示することができるようにな
る。
【0035】次に、図6のフローチャートを参照し、上
記実施形態例において本型構造解析部24で本型の論理
的構造に基づいたHTML文書の並べ替えを行う動作に
ついて詳細に説明する。まず、本型に整形するための出
発点となるHTML文書をルート文書と呼ぶ。ルート文
書は図1に示した本1に対応し、論理的構造を記述する
リンクは本実施形態例で定めた属性bookをもつ。本
実施形態例では、最初にルート文書を入力することで処
理が開始される。本型構造解析部24では、ステップS
1としてHTML構文解析部23より渡されたルート文
書のURIを構造記憶部26に格納し、同時に渡された
ルート文書内のbook属性をもつリンクに格納された
URIをルート文書に出現する順を並べ、図7に示すよ
うな木を作成する。図7の楕円はURIを表しノードと
呼ぶ。同図の矢印はbook属性をもつリンクとその属
性値である“index”,“section”などを
表している。図7のような木を作成するとき、book
属性として適さない値をもつリンクは木に含めないこと
とする。次に、現在、葉となっているURIをHTML
文書取得部22に渡し、ステップS2に進む。
【0036】ステップS2では、まず、HTML構文解
析部23より渡された本実施形態例で定めた属性をもつ
リンクのうち属性値が“section”,“nex
t”,“previous”であるものを、処理中のH
TML文書に出現する順で木に追加する。追加先のノー
ドはHTML構文解析部23より渡されたURIと同じ
URIをもつノードとする。book属性やsecti
on属性の値が“section”であるリンクをse
ctionリンクと呼ぶが、追加したリンクがsect
ionリンクだった場合には、その参照先のURIをH
TML文書取得部22に渡す。木の中に処理していない
sectionリンクが無くなったらステップS3に進
む。ステップS2の結果は図8のようになる。同図に示
すレベルは、ルート文書から何回のsectionリン
ク参照で到達できる文書かで定義し、小さい方をより上
位のレベルとする。レベル1は図1における章8、レベ
ル2は節9というような対応関係がある。ここで、木へ
リンクを追加する場合には、それぞれの属性として適さ
ない値をもつリンクや同一もしくはそれ以上のレベルに
対するsectionリンクを無視する。
【0037】ステップS3では、木に存在するnext
リンク、previousリンクの参照先URIで木の
中に存在しないものをHTML文書取得部22に渡し、
HTML構文解析部23により渡された本実施形態例で
定めた属性をもつリンクのうち属性値“sectio
n”,“next”,“previous”であるもの
を、処理中のHTML文書に出現する順で木に追加す
る。ここで、nextリンクとは本実施形態例で定めた
属性の値が“next”であるリンクのことであり、p
reviousリンクとは本実施形態例で定めた属性の
値が“previous”であるリンクのことである。
追加先のノードはHTML構文解析部23より渡された
URIと同じURIをもつノードとする。木の中に処理
していないnextリンクやpreviousリンクが
無くなったらステップS4に進む。
【0038】ステップS4では、木の中に未解決のリン
クが含まれているかどうか判定する。未解決のリンクと
は、sectionリンク、nextリンク、prev
iousリンクで、その参照先のURIがHTML文書
取得部22に渡されていないリンクのことである。未解
決のリンクが存在する場合にはステップS2に戻り、未
解決のリンクが存在しない場合にはステップS5に進
む。
【0039】ステップS5では、同一レベルにあるノー
ドのnextリンク優先の並べ替えを行う。並べ替え
は、同一レベルにあるノードをpreviousリンク
にできるだけ矛盾がないように並べ替えた後、next
リンクにできるだけ矛盾がないように並べ替えることで
行う。ここで、矛盾がないように並べ替えるには、pr
eviousリンクやnextリンクによる関係を値の
大小関係と考えソートを実行すればよい。
【0040】ステップS5の動作例を、図9を参照しな
がら説明する。ステップS5の初期状態では図9(a)
に示すように、ノードは1番,2番,3番,4番,5番
の順で並び、1番から2番にnextリンク、2番から
3番にpreviousリンク、3番から4番にnex
tリンク、4番から5番にnextリンクとprevi
ousリンクが設定されていたとする。previou
sリンクにできるだけ矛盾がないように並べ替えるに
は、2番と3番を入れ替え、4番と5番も入れ替えれば
良い。すると図10(b)に示すように、1番,3番,
2番,5番,4番の順でノードが並ぶことになる。次
に、nextリンクにできるだけ矛盾がないように並べ
替えるには、4番と5番を入れ替えれば良い。結果、図
9(c)に示すように、1番,3番,2番,4番,5番
の順でノードが並ぶ。このとき、previousリン
クに矛盾が生ずるが、nextリンクが優先であるので
無視する。このような並べ替えを木に存在する全てのノ
ードに対して行い、ステップS6に進む。
【0041】ステップS6では、作成された木に従って
各ノードに対応するURIを順序づけする。図10は、
ステップS6の実行結果の例を示した図である。ステッ
プS5までで、図10(a)のように作成された木を深
さ優先で一次元化することで、図10(b)に示したよ
うに本型の順序づけができる。また、同図に示したよう
に、木に同一のURIをもつノードが複数存在した場合
には、本型に整形されたときに後ろに来るノードを削除
する。
【0042】以上で、本発明の第一の実施形態例におけ
る本型構造解析部24で本型の論理的構造に基づいたH
TML文書の並べ替えを行う動作が完了する。
【0043】〔実施形態例2〕次に、本発明の第二の実
施形態例について図面を用いて詳細に説明する。本実施
形態例は、図6に示した本発明の第一の実施形態例に係
るHTML文書本型整形装置の構成を表すブロック図に
おける本型構造解析部24を、第一の実施形態例のよう
に本型の論理的構造の記述を全てのHTML文書から引
き出すのではなく、本型の論理的構造を記述した目次文
書から、その記述を用いて表現されたHTML文書間の
論理的構造を本構造に変換するように変更した本発明の
一実施形態例である。
【0044】図11は、第二の実施形態例におけるHT
ML文書間の関係を表した図である。角丸四角形はHT
ML文書内でリンクの記述されている部分を示し、矢印
がリンクの参照先を示している。ここで、網掛けした角
丸四角形は本の外部への参照を表し、矢印に付加された
文字はリンクのbook属性やsection属性、i
ndex属性の値を表している。同図に示したmoku
ji.html31は、book.html32から、
属性book=“index”をもつリンクで参照され
ており、本実施形態例ではここにHTML文書の並び順
などの論理的構造が記述される。記述の方法としては、
属性index=“refer”をもつリンクを本に整
形したときの順で記述することが挙げられる。このリン
クに、HTML文書内の構造を記述するためのタグであ
る<Hn>タグを組み合わせることで、例えば<H1>
と</H1>で囲まれたリンクは章を表し、<H2>と
</H2>で囲まれたリンクは節を表すといったよう
に、HTML文書間の階層関係も表現することができ
る。
【0045】以下に上記した目次文書であるmokuj
i.html31の例を示す。
【0046】mokuji.html〜33 <body> <h1>目次<h1><p> <h1><A index=“refer”href=
“chap1.html”>第一章</A></h1> <h2><A index=“refer”href=
“sec1.html”>第一節</A><h2> <h2><A index=“refer”href=
“sec2.html”>第二節</A><h2> <p> <A index=“refer”href=“cha
p2.html”>第二章</A> </body>図12は、図11に示したHTML文書
間の関係を用いて本発明の第二の実施形態例によって本
型に整形した例を示した図である。それぞれのHTML
文書はmokuji.html33に記述された本型の
論理的構造に沿って、図1で示したモデルの本1、目次
3、本文4の順に並べられている。本実施形態例でも、
一つのHTML文書が一ページに収まりきらない場合
は、二ページ以上に分割する。図12に示した各四角形
は本型整形後の一ページを表しており、下部にハイフン
(−)で囲んだ数字はそのページのページ番号を表して
いる。また、同図の矢印は上記に示した属性index
=“refer”をもつリンクを表し、点線はHTML
文書に記述されているnextリンク、previou
sリンクによって結びつけられているグループを表して
いる。
【0047】次に、本発明の第二の実施形態例に係るH
TML文書本型整形装置の構成を表すブロック図である
が、これは図5に示したものと同様で、HTML構文解
析部23から本型構造解析部24へ渡されるデータと本
型構造解析部24の動作のみが異なる。HTML構文解
析部23の変更は、本型構造解析部24へ渡すデータの
内、本実施形態例で定めた属性をもつリンクに、見出し
の文字サイズを表す<Hn>タグの現在値を付加するよ
うに変更することで行う。
【0048】本型構造解析部24の動作については第二
の実施形態例における最も主要な部分であるため、図1
3のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。本
実施形態例でも第一の実施形態例と同様に、最初にルー
ト文書を入力することで処理が開始される。本実施形態
例の本型構造解析部24では、ステップS7としてHT
ML構文解析部23より渡されたルート文書のURIを
構造記憶部26に格納し、同時に渡されたルート文書内
の属性book=“index”をもつリンクに格納さ
れたURIを保持しつつHTML文書取得部22に渡
し、該保持したURIと同じURIがHTML構文解析
部23により渡されるのを待つ。該URIがHTML構
文解析部23より渡されたら、同時に渡された本実施形
態例で定めた属性をもつリンクのうち属性index=
“refer”であるのを、処理中のHTML文書に出
現する順で木に追加する。追加先のノードは、付加され
た<Hn>タグの値によって決定する。
【0049】図16は、第二の実施形態例において目次
文書から本型の論理的構造を木に追加している様子を示
した図である。目次文書33からは、第一章34、第一
章第一節35、第一章第二節36、第二章37へと属性
index=“refer”をもつリンクが設定されて
いるので、そのリンクが出現する順に木への追加を行
う。まず、第一章34へのリンクは<H1>タグと</
H1>タグで囲まれているのでリンク先はレベル1のノ
ードとなる。そこで、第一章34へのリンクをルート文
書からのリンクとして追加する。次に、第一章第一節3
5へのリンクは<H2>タグと</H2>タグで囲まれ
ているのでリンク先はレベル2のノードとなる。また、
最後に追加したレベル1のノードは第一章34なので、
第一章第一節35へのリンクを第一章34からのリンク
として追加する。同様に、第一章第二節36へのリンク
も第一章34からのリンクとして追加する。最後に、第
二章37へのリンクには<Hn>タグの情報が存在しな
いため、ルート文書からのリンクとして追加を行う。以
上のようにして、目次文書33から本の論理的構造を表
す木が作成されたら、木の中の未解決のリンクに対して
そのリンク先のURIをHTML文書取得部22に渡
し、HTML構文解析部23より渡された本実施形態例
で定めた属性をもつリンクのうち属性値が“nex
t”,“previous”であるものを、同時に渡さ
れるURIと同じURIをもつノードに追加する。木の
中の未解決のリンクがなくなったら、ステップS8に進
む。
【0050】ステップS8では、ステップS3とほとん
ど同じ動作を行い、木に存在するnextリンク、pr
eviousリンクの参照先URIで木の中に存在しな
いものをHTML文書取得部22に渡し、HTML構文
解析部23より渡された本実施形態例で定めた属性をも
つリンクのうち属性値“next”,“previou
s”であるものを、処理中のHTML文書に出現する順
で木に追加する。追加先のノードは同時に渡されたUR
Iと同じURIをもつノードとする。木の中に処理して
いないnextリンクやpreviousリンクが無く
なったらステップS9に進む。
【0051】ステップS9では、ステップS5と全く同
じ動作を行い、同一レベルにあるノードのnextリン
ク優先の並べ替えを行う。並べ替えを木に存在する全て
のノードに対して行ったら、ステップS10に進む。
【0052】ステップS10では、ステップS6と全く
同じ動作を行い、作成された木に従って各ノードに対応
するURIを順序づけし、木に同一のURIをもつノー
ドが複数存在した場合には、本型に整形されたときに後
ろに来るノードを削除する。
【0053】以上で、本発明の第二の実施形態例におけ
る本型構造解析部24で本型の論理的構造に基づいたH
TML文書の並べ替えを行う動作が完了する。
【0054】〔実施形態例3〕最後に、本発明の第三の
実施形態例について詳細に説明する。本実施形態例で
は、図6に示した本発明の第一の実施形態例に係るHT
ML文書本型整形装置の構成を表すブロック図における
HTML構文解析部23の動作のみが異なる。HTML
構文解析部23では、HTML文書取得部22より渡さ
れたHTML文書の構文を解析し、処理中のHTML文
書のURIと本実施形態例で定めた属性をもつリンクを
本型構造解析部24へ渡し、処理中のHTML文書を部
品記憶部25へと格納するが、本実施形態例ではリンク
を本型構造解析部24へ渡す前にHTMLのリンクに従
来から存在するREL属性、REV属性を本実施形態例
で定めた属性に変換して渡すことができる。以下、この
変換について詳細に説明する。
【0055】HTMLのリンクに従来から存在するRE
L属性は、RELationの略でリンク元からリンク
先への順方向の関係を記述する。また、REV属性は、
REVerseの略でリンク先からリンク元へという逆
方向の関係を記述する。REL属性やREV属性の値と
しては、“made”,“parent”,“nex
t”,“previous”などが記述できる。そこ
で、本実施形態例におけるHTML構文解析部23で
は、属性REV=“parent”をルート文書では属
性book=“section”、その他のHTML文
書では属性section=“section”に変換
する。また、属性値が“next”や“previou
s”であるREL属性をルート文書ではbook属性、
その他のHTML文書ではsection属性に変換す
る。同様に、ルート文書における属性REV=“mad
e”を属性book=“made”に変換する。このよ
うな変換によって、HTMLのリンクの属性に対する拡
張を行うことなく、HTML文書間の本型の論理的構造
を記述することが可能となる。
【0056】以上で、本発明の第三の実施形態例におけ
るHTML構文解析部23でHTMLのリンクに従来か
ら存在するREL属性、REV属性を本実施形態例で定
めた属性に変換する動作が完了する。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
HTML文書間に本のような目次、章、節などの論理的
構造を付与しようとした場合、その論理的構造に対応し
た属性を付与することで利用者の認識に頼らないリンク
を設定することができるようになる。また、上記したよ
うにして記述されたリンクは、他のリンクと属性の点で
区別されており、本の形に整形する際にどのリンクを使
って順序づけすれば良いかという情報を計算機で抽出す
ることが簡単になるという効果がある。
【0058】さらに、本発明によれば、HTML文書間
の本型でない論理的構造の記述も損なうことなく本の形
に整形し表示することができるため、WWWクライアン
トと呼ばれる装置に代わって、密な関係をもったHTM
L文書群を本の形で管理することが可能となり、利用者
にとってよりわかりやすい利用法を提供できるようにな
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態例によって整形された
結果の本型の論理的構造をモデル化した図である。
【図2】本発明の第一の実施形態例における論理的構造
をリンクに記述するために必要となる属性を示した図で
ある。
【図3】本発明の第一の実施形態例におけるHTML文
書間の論理的構造を図に表したものである。
【図4】HTML文書を本発明の第一の実施形態例によ
って本型に整形した例を示した図である。
【図5】本発明の第一の実施形態例に係るHTML文書
本型整形装置の構成を表すブロック図である。
【図6】本発明の第一の実施形態例における本型構造解
析部で本型の論理的構造に基づいたHTML文書の並べ
替えを行う動作を示すフローチャートである。
【図7】図6に示したステップS1を実行した結果、作
成される木の例を示した図である。
【図8】図6に示したステップS2を実行した結果、図
8の木より作成される木の例を示した図である。
【図9】図7に示したステップS5の動作例を示した図
である。
【図10】図7に示したステップS6の実行結果の例を
示した図である。
【図11】本発明の第二の実施形態例におけるHTML
文書間の関係を表した図である。
【図12】図11に示したHTML文書間の関係を用い
て本発明の第二の実施形態例によって本型に整形した例
を示した図である。
【図13】本発明の第二の実施形態例における本型構造
解析部で本型の論理的構造に基づいたHTML文書の並
べ替えを行う動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第二の実施形態例において目次文書
から本型の論理的構造を木に追加している様子を示した
図である。
【符号の説明】
1…本型の論理的構造モデルにおける本 2…本型の論理的構造モデルにおけるまえがき 3…本型の論理的構造モデルにおける目次 4…本型の論理的構造モデルにおける本文 5…本型の論理的構造モデルにおける参考文献目録 6…本型の論理的構造モデルにおける索引 7…本型の論理的構造モデルにおけるその他の内容 8…本型の論理的構造モデルにおける本文中の章 9…本型の論理的構造モデルにおける章中の節 10…本型の論理的構造モデルにおける節中のページ 11…本型の論理的構造モデルにおけるページ中の単語 22…HTML文書取得部 23…HTML構文解析部 24…本型構造解析部 25…部品記憶部 26…構造記憶部 27…本型整形部 28…URI⇔ページ番号対応表 29…表示データ生成部 30…情報表示部 31…mokuji.html 32…book.html 33…目次文書mokuji.html 34…第一章 35…第一章第一節 36…第一章第二節 37…第二章
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 洋 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット上のハイパーテキスト情
    報などの情報をタグベースで記述するための構造記述言
    語であるHTMLを用いて記述されたHTML文書を整
    形する方法であって、 任意の情報から他の情報に遷移するための、リンクと呼
    ばれるHTML文書内にある識別子に与えられた、複数
    のHTML文書間の本型の階層や前後関係といった論理
    的構造の記述である属性を解釈する第一の過程と、 該属性を用いて該論理的構造を木構造に変換する第二の
    過程と、 該木構造を該属性で表現された複数のHTML文書間の
    前後関係と矛盾の無いように並べ替える第三の過程と、 該並べ替えられた木構造を基にHTML文書を線形に並
    べる第四の過程と、 から成ることを特徴とするHTML文書本型整形方法。
  2. 【請求項2】 前記第二の過程は、複数のHTML文書
    間の本型の論理的構造を記述した目次文書を用意し、該
    目次文書の記述を用いてHTML文書間の論理的構造を
    木構造に変換する過程である、 ことを特徴とする請求項1に記載のHTML文書本型整
    形方法。
  3. 【請求項3】 複数のHTML文書間の論理的構造が、
    該リンクの存在する順方向の関係を表現するREL属性
    と逆方向の関係を表現するREV属性とで記述されてい
    る場合、この論理的構造を本型の論理的構造の記述に変
    換する過程を前記第一の過程の前に新たに有する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のHT
    ML文書本型整形方法。
  4. 【請求項4】 インターネット上のハイパーテキスト情
    報などの情報をタグベースで記述するための構造記述言
    語であるHTMLを用いて記述されたHTML文書を整
    形する装置であって、 HTMLを用いて記述されたHTML文書を本型の構造
    に整形する手段と、本型の構造を画面上に本の形で表示
    する手段とを備えた装置において、 HTML文書間の本型の階層や前後関係といった論理的
    構造の記述である属性を解釈する手段と、 該属性を用いて該論理的構造を木構造に変換する手段
    と、 該木構造を該属性で表現された複数のHTML文書間の
    前後関係と矛盾の無いように並べ替える手段と、 該並べ替えられた木構造を基にHTML文書を線形に並
    べる手段と、 を備えることを特徴とするHTML文書本型整形装置。
  5. 【請求項5】 前記論理的構造を木構造に変換する手段
    は、複数のHTML文書間の本型の論理的構造を記述し
    た目次文書を用意し、これに基づいてHTML文書間の
    論理的構造を木構造に変換する手段である、 ことを特徴とする請求項4に記載のHTML文書本型整
    形装置。
  6. 【請求項6】 複数のHTML文書間の論理的構造が、
    リンクに存在する順方向の関係を表現するREL属性と
    逆方向の関係を表現するREV属性とで記述されている
    場合、この論理的構造を本型の論理的構造の記述に変換
    する手段を新たに備えることを特徴とする、 請求項4、請求項5に記載のHTML文書本型整形装
    置。
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