JP4668086B2 - 画像処理装置,画像処理方法,およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置,画像処理方法,およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は画像の傾きを補正することが可能な画像処理装置,画像処理方法,およびコンピュータプログラムに関する。
従来,イメ−ジスキャナやファクシミリ等(入力デバイス)で入力された入力画像の傾きを調べる方法としては,入力画像の記載文字の並びを利用した方法(例えば,特許文献1,参照)や,入力画像に予め傾き補正のために記録されたマーカーを利用した方法(例えば,特許文献2,参照)などが存在する。なお,上記入力画像の傾きとは,入力デバイスで印刷媒体を読み取る時の上記印刷媒体の傾きである。
特開平5−174182号公報 特開平5−274474号公報
しかしながら,上記の入力画像の記載文字の並びを利用した方法では,入力画像の文書が横書きあるいは縦書きなどの定型フォーマットであることを前提としており,縦書きと横書きが入り混じったような入力画像や,チラシなどのように文字の向きが一定の方向に定まらずに記載されている入力画像には,正確に入力画像の傾きを検出することができなかった。
一方,上記のマーカーを利用した方法では,予め入力画像に当該マーカーを所定の位置に記録する必要があり,入力画像によっては,マーカーを記録するための領域を確保することができない場合があった。
本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,文字の並びやマーカーに左右されず入力画像の傾きを検出することが可能な,新規かつ改良された画像処理装置,画像処理方法を提供することである。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,所定の規則性を有して配列されるドットパターンが埋め込まれた透かし画像と画像とが重ね合わされて印刷された透かし入り印刷媒体が,入力デバイスにより所定の解像度で読み取られ生成された入力画像に対し,その入力画像の傾きを検出する傾き検出部と;上記入力画像を基にして上記透かし画像に埋め込まれた上記ドットパターンを検出することにより,情報を検出する情報検出部と;を備え,上記入力画像の傾きを検出する際の傾きの基準となる基準入力画像に存在する2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線を含んだ基準直線群の傾きと間隔が既知であり;上記傾き検出部は,上記入力画像に含まれる2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線が含まれた直線群を基にして直線の傾きを検出し,上記基準直線の傾きと上記直線の傾きとを比較することで,上記入力画像の傾きを検出することを特徴としている。
本発明によれば,画像処理装置は,入力画像の所定領域に構成する2点以上のドットを結んでなる直線を複数有する直線群を基にして,直線の傾きを検出し,さらに既知の基準直線の傾きと,その直線の傾きとを比較することで,入力画像の傾きを検出している。かかる構成によれば,入力画像に記載された縦書きや横書きなど文字の種類やレイアウト,さらにはマーカーなどに左右されず,入力画像がどんなに傾いた状態でも,画像処理装置は,正確に入力画像の傾きを検出することができる。なお,上記基準入力画像は,例えば,入力画像が,傾いてない正常な状態の基準となる画像である。
上記ドットパターンは,所定の方向に所定の間隔でドットが配置され,上記ドットの輝度値を振幅とし,上記所定の方向と垂直な方向を伝播方向とするものであるように構成してもよい。
上記直線群に属する複数の直線は直線間の距離が等しい直線であり,かつ,上記基準直線群に属する複数の基準直線は,直線間の距離が等しい直線であり,上記傾き検出部は,その直線群及び基準直線群を基にして入力画像の傾きを検出するようにしてもよい。
上記傾き検出部は,上記入力画像のうち所定領域内のドットを構成する全ての画素についてHough変換を施しそれら各画素に対する軌跡各々を変換座標上に求め;一の軌跡上の同一地点に他の軌跡が交差する回数を示す交差数を,軌跡上に存在する各交差点について求め;上記変換座標の角度成分軸と垂直な垂直線上に存在する上記交差点のうち交差数が極大となる極大交差点の分布を上記角度成分軸方向に調べていき;上記極大交差点が所定の間隔で出現するような分布である場合の角度成分を第1の角度成分として取得し;上記基準入力画像について極大交差点が所定の間隔で出現するような分布である場合の第2の角度成分と,上記入力画像側の第1の角度成分とを比較することで,上記入力画像の傾きを検出するようにしてもよい。
上記傾き検出部は,所定の周期からなる関数と上記垂直線上に存在する極大交差点の分布との相関が最大になる場合,そのときの極大交差点が分布する垂直線の角度成分を上記第1の角度成分として取得するようにしてもよい。
上記所定の周期からなる関数は,正弦関数であり,その所定の周期は,上記極大交差点が出現する所定の間隔と等しいように構成してもよい。
上記画像処理装置は,さらに,上記傾き検出部により検出された上記入力画像の傾きを基にして,入力画像の傾きを補正する傾き補正部を備えてもよい。かかる構成により,検出した入力画像の傾きを基に,入力画像の傾きがない状態に補正することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,所定の規則性を有して配列されるドットパターンが埋め込まれた透かし画像と画像とが重ね合わされて印刷された透かし入り印刷媒体が,入力デバイスにより所定の解像度で読み取られ生成された入力画像に対し,その入力画像の傾きを検出する傾き検出ステップと;上記入力画像を基にして上記透かし画像に埋め込まれた上記ドットパターンを検出することにより,情報を検出する情報検出ステップとを含み,上記傾き検出ステップにおいて,上記入力画像の傾きを検出する際の傾きの基準となる基準入力画像に存在する2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線を含んだ基準直線群の傾きと間隔が既知であり;上記傾き検出ステップでは,上記入力画像に含まれる2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線が含まれた直線群を基にして直線の傾きを検出し,上記基準直線の傾きと上記直線の傾きとを比較することで,上記入力画像の傾きを検出することを特徴としている。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンピュータをして,画像処理装置として機能させるコンピュータプログラムが提供される。そのコンピュータプログラムは,所定の規則性を有して配列されるドットパターンが埋め込まれた透かし画像と画像とが重ね合わされて印刷された透かし入り印刷媒体が,入力デバイスにより所定の解像度で読み取られ生成された入力画像に対し,その入力画像の傾きを検出する傾き検出機能と;上記入力画像を基にして上記透かし画像に埋め込まれた上記ドットパターンを検出することにより,情報を検出する情報検出機能とを備え,上記入力画像の傾きを検出する際の傾きの基準となる基準入力画像に存在する2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線を含んだ基準直線群の傾きと間隔が既知であり;上記傾き検出機能は,上記入力画像に含まれる2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線が含まれた直線群を基にして直線の傾きを検出し,上記基準直線の傾きと上記直線の傾きとを比較することで,上記入力画像の傾きを検出することを特徴とする,コンピュータプログラム。
以上説明したように,本発明によれば,入力画像に所定の規則をもってドットパターンが配列されていることで,文字の並びやマーカーに左右されず入力画像の傾きを正確に検出することができる。
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
(画像処理装置について)
まず,図1を参照しながら,本実施の形態にかかる画像処理装置100について説明する。なお,図1は,本実施の形態にかかる画像処理装置100の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる画像処理装置100は,紙媒体に印刷されている情報入り原稿(又は,透かし入り印刷媒体)101を入力画像として取り込み,埋め込まれている機密情報等の情報を復元する装置である。
また,画像処理装置100は,情報入り原稿101を読み取った原稿画像(又は,入力画像)103の傾きを検出し,その傾きを補正するとともに,情報検出することが可能な装置である。なお,上記原稿画像の傾きとは,以下に示す入力デバイス102で情報入り原稿101を読み取る時の上記情報入り原稿101の傾きである。
より具体的には,画像処理装置100は,例えば,CPU,メモリ(ROM,RAMなど),HDD(ハードディスクドライブ),タッチパネルボタン等に相当する入力部,液晶ディスプレイ等に相当する表示部などを備えた印刷装置等を例示することができるが,かかる例に限定されない。
また,図1に示すように,画像処理装置100は,入力デバイス102と,傾き検出部104と,傾き補正部105と,情報検出部106とを備えている。
なお,本実施の形態にかかる傾き検出部104,傾き補正部105,および情報検出部106は,例えば,HDD又はROMの記憶手段に実行可能なようにインストールされたファームウェアなどのプログラムを例示することができるが,かかる例に限定されず,傾き検出部104,傾き補正部105,または情報検出部106のうち少なくとも1つは,1又は2以上の回路から構成されたハードウェアでもよい。
上記情報入り原稿101は,地紋など可視の電子透かし技術などにより何らかの情報が記録された印刷文書である。
上記情報入り原稿101は,ワープロソフト等で作成されたフォント情報やレイアウト情報を含む文書データから作成された文書画像と,文字,音声,画像などを含む情報から作成される透かし画像とが重ね合わされた透かし入り画像が紙に印刷されたものである。
なお,本実施の形態にかかる情報入り原稿101の詳細については,例えば,特開2003−101762号(以下,先行文献)に印刷文書20として記載されているが,情報入り原稿101は,地紋など可視の電子透かし技術などにより何らかの情報を有する透かし画像と文書画像とが重ね合わされていれば,かかる例に限定されない。
上記入力デバイス102は,スキャナなどの入力装置であり,紙に印刷された情報入り原稿101を多値階調のグレイ画像として計算機に取り込む。
情報入り原稿101は,図1に示すように,上記入力デバイス102によって読み取られ,原稿画像103が生成される。
次に,上記傾き検出部104は,原稿画像103に対し傾きを検出し,この結果を利用して傾き補正部105にて原稿画像103の回転を行い,原稿画像103の傾きの補正が行われる。
上記傾き補正部105は,傾き検出部104により検出された原稿画像103の傾きに従って,原稿画像103を回転し,原稿画像103に傾きが無いように補正する。
なお,傾き検出部104で検出した原稿画像103の傾きがない(傾き0)場合,つまり,正しい向きの原稿画像103を入力デバイス102が読み取った場合,傾き補正部105は,何も処理しない。
上記情報検出部106は,入力画像に対してフィルタ処理を行い,埋め込まれた信号を検出する。検出された信号からシンボルを復元し,埋め込まれた機密情報等の情報を検出する。
なお,本実施の形態では,原稿画像103は,例えば,2値画像であり,文字や地紋を構成する画素は黒(値は0),それ以外は白(値は1)であるものとするが,かかる例に限定されず,例えば,原稿画像103が多値,又はカラーの場合でもよく,かかる場合には適当な閾値によって2値化した後に処理が行われるものとする。
次に,図2を参照しながら,本実施の形態にかかる情報入り原稿101について説明する。なお,図2は,本実施の形態にかかる情報入り原稿の一部を拡大した概略的な構成を示す説明図である。
図2に示すように,情報入り原稿画像101には,複数のドットパターンの組み合わせが印刷された上に,例えば“A”等の通常の文字,図形,または記号が印刷されている。なお,本実施の形態にかかるドットパターン上に文字が印字された場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,ドットパターン上に何も印字されていない場合でも実施可能である。
また,図2の信号201などのように,ドットパターンは,機密情報等の情報が符号化された符号語の各シンボルに対して割り当てられる透かし信号を表すものである。
より具体的には,ドットパターンは,所定の方向に所定の間隔でドット(黒画素)が配置され,ドットの輝度値を振幅とし,所定の方向と垂直な方向を伝播方向とするものであって,ドットの方向及び/又は間隔を変化させたドットパターンを複数用意し,ドットパターンを組み合わせて配置することにより,特定の内容を表す情報となる。
図2に示す信号201は,機密情報等の符号語の各シンボルに対して割り当てられる透かし信号を表すドットパターンであり,このようなドットパターンが一定間隔で並んでいる。
また,図2に示す隙間パターン202は,配置された信号201の隙間を埋めるためのドットパターンであり,ドットが等間隔で並んでいる。
なお,上記ドットパターン又は透かし信号についての詳細は,例えば,上記先行文献に記載されているが(特に,段落0045〜段落0056,図3〜図6など,参照),かかる例に限定されない。
より具体的には,上記のように規則的なドットが配列されたドットパターンについては,例えば,幅と高さをSw,Shとする矩形に,ドット間の距離が水平軸に対してarctan(3)(arctanはtanの逆関数)の方向に密であり,波の伝播方向はarctan(−1/3)であるような,第1の信号(ユニットA)が上記先行文献に記載されている。
また,例えば,上記先行文献には,第2の信号(ユニットB)として,幅と高さをSw,Shとする矩形に,ドット間の距離が水平軸に対してarctan(−3)(arctanはtanの逆関数)の方向に密であり,波の伝播方向はarctan(1/3)であるようなドットパターンについて記載されている。
(傾き検出,傾き補正について)
次に,図3を参照しながら,本実施の形態にかかる画像処理装置100による傾き検出及び傾き補正について説明する。なお,図3は,本実施の形態にかかる画像処理装置による傾き検出及び傾き補正の概略を示すフローチャートである。
図3に示すように,まず,入力デバイス102は,情報入り原稿101を読み取ると,原稿画像103を生成し,その原稿画像103を傾き検出部104に出力する(S301)。
次に,原稿画像103がどの程度傾いているか原稿画像103の傾きを検出するため,傾き検出部104は,入力する原稿画像103内に傾き検出に利用する領域(傾き検出領域)を設定する(S302)。
なお,傾き検出領域の大きさは任意であり,設定する位置は文字との重なりができるだけ少ない部分とする。
より具体的には,傾き検出部104は,例えば,上記矩形ブロックを原稿画像103内に数ヶ所設定し,それら矩形ブロック内の黒画素の密度を求め,黒画素の密度が所定率以下である矩形ブロックを傾き検出領域として設定する。
上記傾き検出部104が傾き検出領域を設定する際に,黒画素の密度に着目するのは,原稿画像103内の文字,記号などとして構成される黒画素を可能な限り排除し,文字,記号以外のドットパターンを基に後述の原稿画像103の傾きを検出するためである。
なお,上記の場合に限定されず,傾き検出部104は,例えば,原稿画像103内に数ヶ所設定された矩形ブロックのうち,黒画素の密度が最低の矩形ブロックを傾き検出領域として設定してもよい。
次に,傾き検出部104は,上記傾き検出領域内に存在する黒画素をHough変換によりR−θ座標(変換座標)上に写像する(S303)。なお,上記Hough変換については,後述する。
上記ステップS303において,上記傾き検出領域内に存在する黒画素をHough変換することで,原稿画像103の傾きを検出するが(S304),ここで原稿画像103の傾き検出の概念について,以下に,図面を参照しながら,簡単に説明する。
図4は,本実施の形態にかかる印刷前の情報入り原稿101における隙間パターン202の概略的な構成の一例を示す説明図である。図4に示すように,隙間パターン202を構成するドットは,等間隔に並んでいるものとする。
また,ドット間の距離は,例えば,図4(a)に示す通り,水平方向における隣接するドット間の距離は,“d”であり,垂直方向における隣接するドット間の距離は,“d/2”である。
なお,本実施の形態では,例えば,上記水平方向のドット間の距離は,ドットの左端を基点とし,垂直方向のドット間の距離は上端を基点として求められているが,かかる例に限定されず,ドット内であれば何処を基点として距離が求められてもよい。
次に,図4(b)は,図4(a)の各ドットに直線を当てはめたものである。以降,同じ傾きの複数の直線をまとめて直線群と記載する。
図4(b)に示すように,直線群402(直線群L)及び直線群401(直線群L)は,隙間パターン202に配置されたドットにおいて,直線によって結ばれるドット間の距離が最も小さくなるように設定した直線群である。即ち,直線群L及び直線群Lに属する直線上に存在するドットの個数が最も多くなる(ドットの密度が最も高い)。
また,上記隙間パターン202と同様に,本実施の形態に係る傾き検出領域内でも,直線群L及び直線群Lに属する直線上に存在するドットの個数が最も多くなるといえる。
上記直線群L又は直線群Lに属する直線について,直線間の距離DLは,以下に示す式1によって求められる。式1を用いて傾きを求めると,直線群Lに属する直線の傾きは1/4πラジアンであり,直線群Lに属する直線の傾きは3/4πラジアンである。なお,sqrt(x)はxの平方根を表す。
DL=sqrt(d×d+d×d)/2=d/sqrt(2) …(式1)
また,図4(b)に示す直線群403(直線群M)及び直線群404(直線群M)は,隙間パターン202に配置されたドットにおいて,直線によって結ばれるドット間の距離が2番目に小さくなるように設定した直線群である。
上記直線群M又は直線群Mに属する直線について,直線間の距離DLは,以下に示す式2によって求められ,直線群Mに属する直線の傾きは0ラジアンであり,直線群Mに属する直線の傾きは1/2πラジアンである。
距離DL=d/2 …(式2)
なお,本実施の形態に係る傾き検出領域内等の領域内に存在する直線群L,直線群L,直線群M,および直線群Mなどの直線群に属する直線間の距離は,いずれも等しいものとする。
また,本実施の形態にかかる直線群は,図4に示した以外でも,設定することが可能であり,また,本実施の形態にかかる直線群は隙間パターン202の場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,所定の規則性があれば如何なるドットパターンでもよい。
次に,図5は,“A”が存在しないとした場合の図2の情報入り原稿101に対して直線群を設定した場合の構成について示す説明図である。
図5に示す直線群501〜直線群504と,図4(b)に示す直線群401〜直線群404とを比べると,ドットの個数が全体的に増えたため,当てはめられた直線の本数が増えているのが分かる。
また,図5に示すように,図2で示した信号201に対応する個所に構成する一部のドットには直線を当てはめることができないが,図5に示すほぼ全てのドットに直線を当てはめることができる。
上記傾き検出部104は,上記情報入り原稿101から所定の解像度で読み取られた原稿画像103について,上記説明したように,傾き検出領域内に存在する任意の2つ以上のドットを結んで複数の直線を当てはめて,直線群L,直線群L,直線群M,または直線群Mを設定する。
さらに,上記傾き検出部104は,上記直線群L,直線群L,直線群M,または直線群Mに属する直線の傾きと,原稿画像103に傾きがない場合の基準直線群に属する基準直線の傾きとを比較して,差分をとることで,原稿画像103がどの程度傾いているのか原稿画像103の傾きを検出する。
なお,本実施の形態では,原稿画像103の傾きを検出する前に,傾き検出部104は,原稿画像103に傾きがないとした場合の基準直線群に属する基準直線の傾きと間隔は既知である場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されない。
以降では,原稿画像103の傾き検出に利用する直線群を直線群L又は直線群Lの場合を例に挙げて説明するが,他の直線群を利用する場合でも,同様な方法で原稿画像103の傾きを検出することができる。
上記説明したような直線群を利用した原稿画像103の傾き検出は,具体的には,原稿画像103に設定された傾き検出領域内に存在するドット(黒画素)全てをHough変換し,R−θ座標上に軌跡を求めることによって行う。
ここで,上記Hough変換について,図面を参照しながら,簡単に説明する。
上記Hough変換は,一般的な画像処理方法であり,X−Y座標空間における任意の点P(x,y)を通る全ての直線は,R−θ座標空間では,以下に示す式3のようになる。また,以下に示す式3を基に図示すると,図6のようになる。
=xcosθ+ysinθ …(式3)
図6(a)に示すように,点Pを通る直線の傾きθを変えながらX−Y座標上のP(x,y)を通る全ての直線は,Hough変換されると,図6(b)に示すR−θ座標上に描画された曲線のような軌跡となる。
図6(a)に示す原点からPを通る直線の傾きはθであって,Hough変換されると,その直線の傾きθは,θ軸上(又は,角度成分軸上)の値となり,距離Rが,R軸上の値となる。
したがって,図7(a)に示すように,X―Y座標空間の点Pと点Qの2点について,Hough変換し,点Pを通る全ての直線,及び,点Qを通る全ての直線をR―θ座標空間上に写像すると,図7(b)のようになる。
図7(b)に示す曲線701は,点Pを通る全ての直線がHough変換されることで,描かれる軌跡であり,曲線702は,点Qを通る全ての直線がHough変換されることで,描かれる軌跡である。
図7(b)に示すように,上記曲線701及び曲線702は,θ軸上のθのところで,交差点(又は,交点)sとして交わっている。このθは,上記説明の通り,点P及び点Qを結んだ直線の傾きを表している。
つまり,図7(a)に示す直線αの直線の傾きを検出するためには,Hough変換された,図7(b)に示す曲線701及び曲線702が交わる交差点Sのθ軸上の値を求めることで,直線αの直線の傾きを検出することができる。
なお,図7には,点P,点Qと2点を通る直線のHough変換された場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,3点以上の点の場合でも同様である。
例えば,図7(a)に示す直線α上に点Rが存在した場合,その点Rを通る全ての直線は,Hough変換されると,図7(b)に示す交差点sを通るような上記曲線701及び曲線702とは異なる曲線がR−θ座標上に求められる。
また,例えば,直線αの傾きと同じ傾きの直線上に存在する任意の2点(P´,Q´)を通る全ての直線は,Hough変換されると,図7(b)に示す,直線αの傾きに相当するθを通る垂直線(図7(b)の破線)上にsと所定間隔あけて交差点s´が存在する。
なお,本実施の形態にかかるR−θ座標上に写像された曲線間で交わった交差点において,同一の交差点上を通る曲線の本数(又は,同一の交差点上を1又は2以上の曲線が交差した回数)を交差数とする。
より具体的には,例えば,図7(b)には,交差点sが存在するが,当該交差点s上は,曲線701と曲線702とが通っているため,交差点sの交差数は“2”となり,さらに曲線701及び曲線702以外に第3の曲線が交差点s上を通っていた場合,交差点sの交差数は“3”となる。
以上,図6及び図7を参照しながら,Hough変換について説明した。図6に示す点P及び点Qなど複数の各点を通る全ての直線が,Hough変換されると,図7に示すように,当該複数の各点に対応した,複数の曲線がR−θ座標上に写像される。
上記図6に示す直線以外にも複数の曲線がR−θ座標上に写像されると,それらの複数の曲線間で,複数の交差点がR−θ座標上に存在することとなる。その複数の交差点について,交差点の交差数を求めることができる。
R−θ座標上の各交差点の交差数が求まれば,θ軸に垂直な垂直線上に交差数が極大となる交差点(極大交差点)が所定の間隔で出現する極大交差点の集合を見つけることができ,そのときの上記垂直線のθを求めることができる。
上記極大交差点は,図7(a)のような直線αなどの直線上に存在する点が,ある区間で極大であって,多くの点を結んで直線が成り立っていることを示している。
また,上記極大交差点がθ軸の垂直線上に所定間隔で出現することは,傾きが全て同じ直線であり多くの点を通ることで構成された直線が,直線群として複数存在することを示している。
図7に示すような点P及び点Qなどの複数の点を,原稿画像103に存在するドット(黒画素)とすれば,それらのドットに各々対応した,複数の曲線がR−θ座標上に写像される。
上記R−θ座標上に写像された複数の曲線から,各交差点の交差数を求め極大交差点を求めれば,図4又は図5の直線群Lや直線群L等のような直線群の直線の傾きに相当するθをR−θ座標から検出することができる。
即ち,上記原稿画像103の傾きが正常である場合の傾きθを基準として上記図4又は図5の直線群Lや直線群L等のような直線群の直線の傾きを求めれば,傾き検出部104は,原稿画像103の傾きを検出することができる。なお,上記基準となる傾きθは,上記説明したように既に求められ既知である。以下,傾き検出について説明する。
次に,図3に示すように,原稿画像103の傾きを検出するために行われるステップS304について説明する。上記ステップS304では,画像処理装置100に備わる傾き検出部104が,上記説明したようなR−θ座標上に写像された曲線の交差点を求めることによって,直線群Lまたは直線群Lを検出する(S304)。
なお,図2等の情報入り原稿101に図示されたドットを入力デバイス102で読み取り原稿画像103を生成すると,入力デバイス102の読み取り能力(解像度など)により原稿画像103上におけるドット間の距離などが変動する。
したがって,以降の説明では,印刷時の情報入り原稿101における解像度をDp,入力デバイス102により情報入り原稿101読込時の解像度をDsとする。このとき原稿画像103において,図4(a)における“d”に相当する距離DLsは,以下の式4のようになる。
DLs=ds/sqrt(2) …(式4)
次に,上記説明したように,傾き検出部104は,Hough変換後のR−θ座標上に写像した全ての曲線について,交差点及び交差数を求め,さらに当該交差点から極大交差点を求める。
したがって,図8Aに示すように,傾き検出部104は,例えば,図5の領域内に存在するドットなど,原稿画像103の傾き検出領域内に存在するドット全てについてHough変換を行い,R−θ座標上に曲線を写像することで,上記極大交差点を求めている。
なお,図8Aは,本実施の形態に係る原稿画像103の傾きがない場合における,傾き判定領域中の全てのドットについてHough変換を行った結果の概略を示す説明図である。
図8Aに示す領域807(グレー色のハッチング領域)は,傾き検出部104により傾き検出領域内に存在するドット全てがHough変換され,図8Aに示すR−θ座標上に写像された複数の曲線からなる曲線群を表している。
したがって,領域807には,数多くの曲線が存在しており,図8Aに示すように,例えば,領域807には,あるドットがHough変換されたことによりR−θ座標上に写像された曲線805が,曲線群のうち一つの曲線として存在するのがわかる。
上記説明したように,原稿画像103に設定された傾き判定領域中の2以上の黒画素を結んでなる一つの直線は,その2以上の黒画素がHough変換され図8AのR−θ座標上に写像される2以上の曲線間で交わる一つの交差点に対応する。
また,図8Aに示す破線で表された破線領域801には,θがπ/4の垂直線811が存在し,その垂直線811上には,Hough変換前では直線群Lに属する直線に相当する,複数の交差点(極大交差点も含む)が存在する。
特に,直線群Lに属する直線の傾きは,図5などに示すように,π/4であるため,図8のθ=π/4を通る垂直線811では,ある所定区間で曲線の交差数が極大となる極大交差点が集中し,それらの交差点の距離は,上記式4から求められる直線の距離DLsに等しい(図8Aの破線領域801,参照)。
同様に,直線群Lに属する直線の傾きは,3π/4であるため,図8Aのθ=3π/4を通る垂直線812では,ある所定区間で曲線の交差数が極大となる極大交差点が集中し,それらの点の距離も,直線の距離DLsに等しい(図8Aの破線領域802,参照)。
また,図8Aに示す破線領域803には,θが0(ゼロ)の垂直線813が存在し,その垂直線813上には,Hough変換前では直線群Mに属する直線に相当する,複数の交差点(極大交差点も含む)が存在する。
直線群Mに属する直線の傾きは,図5などに示すように,0(ゼロ)であるため,図8Aのθ=0を通る垂直線813にも,極大交差点が存在するが,上記破線領域801又は破線領域802と比較して,破線領域813又は破線領域814における極大交差点の交差数が,小さい傾向がある。
図4又は図5に示すように,傾き検出領域におけるドットを結んでなる直線のうち,直線群L又は直線群Lに属する直線の方が,直線群M又は直線群Mに属する直線よりもドット間の距離が短いため,直線上に存在するドットの密度が相対的に高い傾向があるためである。
したがって,垂直線811の方が,極大交差点の有無による交差数の差が大きくなり,Hough変換で交差点以外によるノイズが混入しても,後程説明する図9のようにメリハリがより一層顕著に表れて,傾き検出部104は,直線群L又は直線群Lに属する直線を基にしてHough変換し求めた極大交差点の方が検出し易い。
なお,かかる場合に限定されず,相対的に検出し易いだけであって,傾き検出部104は,図4又は図5に示す直線群M又は直線群Mに属する直線を基にしてHough変換し求めた極大交差点を検出するのも可能である。
なお,画像処理装置100は,正しい方向を向いている,傾きがないとした場合の原稿画像103側の直線群L又は直線群Lに属する直線の傾きが,例えば,π/4であると既に認識している。
次に,傾き検出部104は,実際に入力デバイス102を介して入力した原稿画像103を基にして,原稿画像103の傾きを検出するために,上記図8Aと同様に,図8Bに示すように,R−θ座標上に複数の曲線を写像する。
なお,図8Bは,本実施の形態にかかる原稿画像103に傾きが存在する場合における,傾き判定領域中の全てのドットについてHough変換を行った結果の概略を示す説明図である。
図8Bに示すように,傾き検出部104は,新たに入力デバイス102から入力した原稿画像103を基にして求めた,直線群Lに属する直線の傾きが“(π/4)+Td”であると検出する。
即ち,図8Aに示すように原稿画像103の傾きがない場合の基準となる直線群L(基準直線群L)に属する直線(基準直線)の傾きが“π/4”であるため,傾き検出部104は,当該基準直線群に属する基準直線の傾き“π/4”と,新たに検出した直線群Lに属する直線の傾き“π/4+Td”を比較し,その差分“Td”を原稿画像103の傾きとして検出する。
原稿画像103がTdだけ傾いている場合,図8Bに示すように,直線群Lに属する直線の傾きは,上記の通り“(π/4)+Td”となるため,R−θ座標においては,θ=(π/4)+Tdを通る垂直線811a上にDLsの間隔で曲線の交差数が極大となる点が現れる。
したがって,傾き検出部104は,R−θ座標において,θ軸に垂直な垂直線のうち,間隔DLsで曲線の交差数が極大となる極大交差点が現れる垂直線を見つけ,その垂直線とθ軸の交点から,直線群Lに属する直線の傾きθを検出し,予め求めた基準直線群Lに属する直線の傾きθとを比較することで,原稿画像103の傾きを検出することができる。
なお,上記原稿画像103の傾きを検出する際に,傾き検出部104は,直線群Lの直線に該当する,垂直線811上の極大交差点を基にして,原稿画像103の傾きを検出する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,直線群Lなどの直線群の直線に該当する,垂直線812上の極大交差点を基にして,原稿画像103の傾きを検出する場合でもよい。
上記説明したように,傾き検出部104は,R−θ座標のθ軸と垂直な垂直線上に所定の間隔(間隔DLs)で極大交差点が出現するような,直線群に属する直線の傾きに相当するθを検出するが,かかる間隔DLsで上記垂直線上に出現する極大交差点の集合(又は,分布)は,例えば,周期がDLsであるような正弦関数との相関を,傾き検出部104が計算することによって容易に見つけることができる。
ここで,上記図8に示す極大交差点の集合と正弦関数との相関について,図9を参照しながら,説明する。図9は,本実施の形態に係る極大交差点の集合のうち正弦関数との相関が高い場合の,極大交差点の交差数と正弦関数との関係の概略を示す説明図である。
まず,R−θ座標系における任意の位置(R,θ)の値(曲線上の交差点に係る交差数)をρ(R,θ)とすると,θにおける評価値V(θ)は,以下に示す式5のようになる。傾き検出部104は,上記式5に従って評価値V(θ)を計算する。
V(θ)=MAX(ΔR)[ρ(R,θ)×sin(2π/DLs×(R+ΔR))] …(式5)
ただし,上記式5において,MAX(ΔR)[x]は,0≦ΔR<DLsにおけるxの最大値とする。
上記θを0≦θ<π/2とした場合に,V(θ)が最大となるθが直線群Lまたは直線群Lに属する直線の傾きであると判定する。
上記評価値V(θ)が最大となるθでは,図9に示すように,破線状の正弦関数の周期と極大交差点(又は,ρ(R,θ)の値)が出現する所定の間隔とが一致している。
より具体的には,図9に示すように,R軸上の数値が,205,213,222,230,…,382,391等の近辺で正弦関数のピークと,極大交差点とが出現しているのがわかる。
なお,上記正弦関数の周期は,上記θ軸に垂直な垂直線上に極大交差点が現れる間隔と対応するのは上記説明の通りであるが,その極大交差点が現れる間隔は,図4などに図示された直線群(直線群L,直線群Lなど)に属し平行関係を有する直線間の距離(DLなど)と対応するものである。
以上のように,傾き検出部104は,式5に従って,最大となる評価値V(θ)を求めることで,R−θ座標上に存在する複数の極大交差点のうち,θ軸に垂直な垂直線上に所定の間隔DLsで出現する極大交差点の集合を効率的に,容易に求め,そのときのθを検出することができる。以上で,ステップS304の説明について終了する。
最後に,図3に示すステップS305について説明する。上記ステップS305では,まず,傾き補正部105が,上記ステップS304で検出した原稿画像103の傾き(図8の“Td”)を基にして,傾きがない状態に原稿画像103の傾きを補正するとともに,後続の情報検出部106による情報検出の結果を利用し,原稿画像103が向いている方向を判定する(S305)。
なお,以下では,基準直線の傾きが直線群Lに属する直線の傾きであるとすると,上記原稿画像103の傾きが0〜π/2の範囲である場合,傾き検出部104により検出される直線群は,直線群Lとなる。
また,原稿画像103の傾きがπ/2〜πの範囲である場合,傾き検出部104により検出される直線群は,直線群Lとなる。
同様に,原稿画像103の傾きがπ〜3π/2の範囲である場合,傾き検出部104により検出される直線群は,直線群Lであり,原稿画像103の傾きが3π/2〜2πの範囲の範囲である場合,傾き検出部104により検出される直線群は,直線群Lとなる。
即ち,原稿画像103がどの程度傾いているのか未知である場合には,上記傾き検出部104により検出された直線の傾きは,直線群Lに属する直線であるのか,直線群Lに属する直線であるのか分からない。
このため,傾き補正部105がステップS304で検出した原稿画像103の傾きを,一旦傾き0に補正した後,情報検出部106が補正後の原稿画像103に対して,原稿画像103に重ね合わされた透かし画像のドットパターンを基にして情報を検出し,情報検出結果を利用して,傾き補正部105は,原稿画像103の向きを判定する(S305)。
このとき,原稿画像103は,0(正しい向き),π/2,π,または3π/2のいずれかの向きに原稿画像が向いている。したがって,傾き補正部105は,さらに,以下の方法で,上記原稿画像103の向きを判定する(S305)。
まず,情報検出部106による情報検出について予め簡単に説明しておくと,まず,情報検出部106は,傾き補正部105から補正後の原稿画像103を画像処理装置100のメモリ等に入力する。なお,かかる原稿画像103は多値画像であり,以下では256階調のグレイ画像として説明するが,かかる例に限定されない。
次いで,情報検出部106は,原稿画像103の大きさと信号の大きさから,ドットパターンがいくつ埋め込まれているかを計算する。
次いで,例えば,図2の信号201や隙間パターン202等のように,情報検出部106は,ドットパターンの区切りごとにシンボルの検出を行い,信号検出する。
なお,情報検出部106は,例えば,原稿画像103から信号を検出するために,波の周波数と方向,および影響範囲を同時に定義できる二次元ウェーブレットフィルタを用いるが,かかる例に限定されない。
さらに,情報検出部106は,各ドットパターンに埋め込まれている信号を検出し,各信号を連結してデータ符号を復元し,データ符号を復号することで,原稿画像103に埋め込まれた情報を取り出す。
以上,情報検出部106は,原稿画像103に埋め込まれた情報を検出することができる。なお,情報検出部106は,例えば,上記先行文献の段落0078〜段落0108,図12〜図22等に記載の透かし検出部32に該当するが,かかる例に限定されない。
次に,上記情報検出部106による情報検出の結果を利用した傾き補正部105による原稿画像103の向きの判定処理(S305)について,以下に説明する。
(1)上記傾き補正部105は,原稿画像103が0(正しい向き)に向いていると仮定して,情報検出部106に対して,上記説明したような情報検出を行わせる。この結果,正しく情報が取り出せた場合には,処理を中止し,傾き補正部105は,原稿画像103の向きが0と判定する。
(2)上記(1)で情報検出部106が正しく情報を取り出すことができない場合には,傾き補正部105は,原稿画像103がπ/2の方向に向いていると仮定し,情報検出部106に対し,π/2回転した原稿画像103を基に情報検出を行わせる。この結果,正しく情報が取り出せた場合には,処理を中止し,傾き補正部105は,原稿画像103の向きがπ/2と判定する。
(3)上記(2)で情報検出部106が正しく情報を取り出すことができない場合には,傾き補正部105は,原稿画像103がπの方向に向いていると仮定し,情報検出部106に対して,π回転した原稿画像103を基に情報検出を行わせる。この結果,正しく情報が取り出せた場合には,処理を中止する。
(4)上記(3)で情報検出部106が正しく情報を取り出すことができない場合には,傾き補正部105は,原稿画像103が3π/2の方向に向いていると仮定し,情報検出部106に対して,3π/2回転した原稿画像103を基に情報検出を行わせる。
上記(1)〜(4)において,情報検出部106によって原稿画像103から正しく情報を取り出すことができたか否かの判定は,例えば,印刷時に,記録情報のある特定領域(傾き検出領域など)に既知の情報を記録しておき,その既知の情報を正しく情報検出部106が復号できたか否かによって行われるが,かかる例に限定されない。
以上により,本実施の形態にかかる画像処理装置100による傾き補正処理の一連の動作について説明を終了するが,かかる画像処理装置100により以下に示すような優れた効果が存在する。
(1)例えば,縦書きと横書きとが入り混じったようなフォーマットや,文字が不規則な方向に記載されている文書,又は,マーカーなどを記録する領域を設定できないような文書などであっても,画像処理装置100は,原稿画像103の傾きを正確に検出することができる。
(2)画像処理装置100は,入力デバイス102が仮にπ回転した情報入り原稿101を読み取ったとしても原稿画像103の傾きを正確に検出することができる。即ち,画像処理装置100は,情報入り原稿101の方向が如何なる方向であっても正確な原稿画像103の傾きを検出することができる。
(3)画像処理装置100は,正確に検出した原稿画像103の傾きを,原稿画像103の傾きがない状態に補正することができるため,情報入り原稿101に埋め込まれた情報の検出を的確に行うことができるとともに,情報入り原稿101の向きを特定することができる。
なお,上述した一連の処理は,専用のハードウェアにより行うこともできるし,ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には,そのソフトウェアを構成するプログラムが,汎用のコンピュータやマイクロコンピュータ等の情報処理装置にインストールされ,上記情報処理装置を画像処理装置100として機能させる。
ここで,本明細書において,コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは,必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく,並列的あるいは個別に実行される処理(例えば,並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また,プログラムは,1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし,複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態においては,傾き検出部104,傾き補正部105,および情報検出部106は1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるプログラムの場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,傾き検出部104,傾き補正部105,または情報検出部106のうち少なくとも1つは,ハードウェアからなる場合でもよい。
また,上記実施形態においては,画像処理装置100では,原稿画像103の傾きを補正する機能と,情報を検出する機能とを具備する場合を例に挙げて説明したが,かかる場合に限定されず,例えば,画像処理装置100は,情報検出部106を備えず,原稿画像103の傾きを補正する機能のみを具備する場合でもよい。
また,本実施の形態に係る画像処理装置では,原稿画像103に傾き検出領域を設定し,その傾き検出領域に存在するドット(黒画素)にHough変換を施す場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,原稿画像103全体に存在するドットにHough変換を施してもよい。
本実施の形態にかかる画像処理装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる情報入り原稿の一部を拡大した概略的な構成を示す説明図である。 本実施の形態にかかる画像処理装置による傾き検出及び傾き補正の概略を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかる印刷前の情報入り原稿における隙間パターンの概略的な構成の一例を示す説明図である。 図2に示す“A”が存在しないとした場合の図2の情報入り原稿に対して直線群を設定した場合の構成について示す説明図である。 本実施の形態にかかるHough変換の概略の一例を示す説明図である。 本実施の形態にかかるHough変換の概略の一例を示す説明図である。 本実施の形態に係る原稿画像の傾きがない場合における,傾き判定領域中の全てのドットについてHough変換を行った結果の概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかる原稿画像に傾きが存在する場合における,傾き判定領域中の全てのドットについてHough変換を行った結果の概略を示す説明図である。 本実施の形態に係る極大交差点の集合のうち正弦関数との相関が高い場合の,極大交差点の交差数と正弦関数との関係の概略を示す説明図である。
符号の説明
100 画像処理装置
101 情報入り原稿
102 入力デバイス
103 原稿画像
104 傾き検出部
105 傾き補正部
106 情報検出部

Claims (13)

  1. 所定の規則性を有して配列されたドットの集合である角度検出ドットパターン及び所定の情報を示す信号ドットパターンが埋め込まれた透かし画像と画像とが重ね合わされて印刷された透かし入り印刷媒体が,入力デバイスにより所定の解像度で読み取られ生成された入力画像に対し,その入力画像の傾きを検出する傾き検出部と;
    前記入力画像を基にして前記透かし画像に埋め込まれた前記信号ドットパターンを検出することにより,情報を検出する情報検出部と;
    を備え,
    前記入力画像の傾きを検出する際の傾きの基準となる基準入力画像に存在する2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線を含んだ基準直線群の傾きと間隔が既知であり;
    前記傾き検出部は,前記入力画像に含まれる前記角度検出ドットパターンにおける2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線が含まれた直線群を基にして直線の傾きを検出し,前記基準直線の傾きと前記直線の傾きとを比較することで,前記入力画像の傾きを検出することを特徴とする,画像処理装置。
  2. 前記ドットパターンは,所定の方向に所定の間隔でドットが配置され,前記ドットの輝度値を振幅とし,前記所定の方向と垂直な方向を伝播方向とするものであることを特徴とする,請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記直線群に属する複数の直線は直線間の距離が等しい直線であり,かつ,前記基準直線群に属する複数の基準直線は,直線間の距離が等しい直線であり,前記傾き検出部は,その直線群及び基準直線群を基にして入力画像の傾きを検出することを特徴とする,請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記傾き検出部は,
    前記入力画像のうち所定領域内のドットを構成する全ての画素についてHough変換を施しそれら各画素に対する軌跡各々を変換座標上に求め;
    一の軌跡上の同一地点に他の軌跡が交差する回数を示す交差数を,軌跡上に存在する各交差点について求め;
    前記変換座標の角度成分軸と垂直な垂直線上に存在する前記交差点のうち交差数が極大となる極大交差点の分布を前記角度成分軸方向に調べていき;
    前記極大交差点が所定の間隔で出現するような分布である場合の角度成分を第1の角度成分として取得し;
    前記基準入力画像を基にして既に求められた前記極大交差点が所定の間隔で出現するような分布である場合の第2の角度成分と前記第1の角度成分とを比較することで,前記入力画像の傾きを検出することを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記傾き検出部は,所定の周期からなる関数と前記垂直線上に存在する極大交差点の分布との相関が最大になる場合,そのときの極大交差点が分布する垂直線の角度成分を前記第1の角度成分として取得することを特徴とする,請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記所定の周期からなる関数は,正弦関数であり,その所定の周期は,前記極大交差点が出現する所定の間隔と等しいことを特徴とする,請求項5に記載の画像処理装置。
  7. さらに,前記傾き検出部により検出された前記入力画像の傾きを基にして,入力画像の傾きを補正する傾き補正部を備えることを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 所定の規則性を有して配列されたドットの集合である角度検出ドットパターン及び所定の情報を示す信号ドットパターンが埋め込まれた透かし画像と画像とが重ね合わされて印刷された透かし入り印刷媒体が,入力デバイスにより所定の解像度で読み取られ生成された入力画像に対し,その入力画像の傾きを検出する傾き検出ステップと;
    前記入力画像を基にして前記透かし画像に埋め込まれた前記信号ドットパターンを検出することにより,情報を検出する情報検出ステップと;
    を含み,
    前記傾き検出ステップにおいて,前記入力画像の傾きを検出する際の傾きの基準となる基準入力画像に存在する2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線を含んだ基準直線群の傾きと間隔が既知であり;
    前記傾き検出ステップでは,前記入力画像に含まれる前記角度検出ドットパターンにおける2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線が含まれた直線群を基にして直線の傾きを検出し,前記基準直線の傾きと前記直線の傾きとを比較することで,前記入力画像の傾きを検出することを特徴とする,画像処理方法。
  9. コンピュータをして,画像処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって:
    所定の規則性を有して配列されたドットの集合である角度検出ドットパターン及び所定の情報を示す信号ドットパターンが埋め込まれた透かし画像と画像とが重ね合わされて印刷された透かし入り印刷媒体が,入力デバイスにより所定の解像度で読み取られ生成された入力画像に対し,その入力画像の傾きを検出する傾き検出機能と;
    前記入力画像を基にして前記透かし画像に埋め込まれた前記信号ドットパターンを検出することにより,情報を検出する情報検出機能と;
    を備え,
    前記入力画像の傾きを検出する際の傾きの基準となる基準入力画像に存在する2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線を含んだ基準直線群の傾きと間隔が既知であり;
    前記傾き検出機能は,前記入力画像に含まれる前記角度検出ドットパターンにおける2点以上のドットを結んでなる直線のうち平行関係を有する複数の直線が含まれた直線群を基にして直線の傾きを検出し,前記基準直線の傾きと前記直線の傾きとを比較することで,前記入力画像の傾きを検出することを特徴とする,コンピュータプログラム。
  10. 前記傾き検出部は,前記入力画像から傾き検出領域を設定し,当該傾き検出領域中の前記角度検出ドットパターンにおける2点以上のドットを結んで直線を生成し,当該生成した直線のうち平行関係を有する複数の直線が含まれた直線群を基にして直線の傾きを検出する,請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 前記傾き検出部は,前記入力画像から矩形領域を複数設定し,前記矩形領域内の黒画素の密度をそれぞれ求め,前記密度が所定率以下である矩形領域を傾き検出領域として設定する,
    請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記傾き検出部は,前記入力画像から矩形領域を複数設定し,前記矩形領域内の黒画素の密度をそれぞれ求め,前記密度が最低である矩形領域を傾き検出領域として設定する,
    請求項10に記載の画像処理装置。
  13. 所定の規則性を有して配列されたドットの集合である角度検出ドットパターンが埋め込まれた透かし画像と画像とが重ね合わされて印刷された透かし入り印刷媒体が,入力デバイスにより所定の解像度で読み取られ生成された入力画像に対し,その入力画像の傾きを検出する傾き検出部;
    を備え,
    前記入力画像の傾きを検出する際の傾きの基準となる基準入力画像に存在する2点以上のドットを結んでなる基準直線の傾きが既知であり;
    前記傾き検出部は,前記入力画像に含まれる前記角度検出ドットパターンにおける2点以上のドットを結んで直線を生成し,当該生成した直線の傾きを検出し,前記基準直線の傾きと前記直線の傾きとを比較することで,前記入力画像の傾きを検出することを特徴とする,画像処理装置。

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