JP4956363B2 - 情報処理装置及びその制御方法 - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4956363B2
JP4956363B2 JP2007264970A JP2007264970A JP4956363B2 JP 4956363 B2 JP4956363 B2 JP 4956363B2 JP 2007264970 A JP2007264970 A JP 2007264970A JP 2007264970 A JP2007264970 A JP 2007264970A JP 4956363 B2 JP4956363 B2 JP 4956363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
information
character image
embedding
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007264970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009094905A (ja
JP2009094905A5 (ja
Inventor
耕二 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007264970A priority Critical patent/JP4956363B2/ja
Priority to US12/241,510 priority patent/US8064103B2/en
Publication of JP2009094905A publication Critical patent/JP2009094905A/ja
Publication of JP2009094905A5 publication Critical patent/JP2009094905A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4956363B2 publication Critical patent/JP4956363B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32144Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title embedded in the image data, i.e. enclosed or integrated in the image, e.g. watermark, super-imposed logo or stamp
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00912Arrangements for controlling a still picture apparatus or components thereof not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32144Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title embedded in the image data, i.e. enclosed or integrated in the image, e.g. watermark, super-imposed logo or stamp
    • H04N1/32149Methods relating to embedding, encoding, decoding, detection or retrieval operations
    • H04N1/32203Spatial or amplitude domain methods
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32144Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title embedded in the image data, i.e. enclosed or integrated in the image, e.g. watermark, super-imposed logo or stamp
    • H04N1/32149Methods relating to embedding, encoding, decoding, detection or retrieval operations
    • H04N1/32203Spatial or amplitude domain methods
    • H04N1/32219Spatial or amplitude domain methods involving changing the position of selected pixels, e.g. word shifting, or involving modulating the size of image components, e.g. of characters

Description

本発明は、文書へ情報を埋め込む技術及び埋め込まれた情報を抽出する技術に関する。
他人が作成した原稿を、複写機等によって、非常に容易に複製することができる近年においては、機密事項が記載された原稿(以下、単に機密原稿と言う。)等のように、無断複製の禁止が要求される原稿に対しても容易に複製が行われる可能性がある。例えば、機密原稿に記載された機密情報が印刷物として出力された場合には、この印刷出力物が複製されることが多い。このため、機密原稿の任意的・恣意的な複製動作を禁止する技術、又は一定範囲に制限する技術が種々提案されている。
特許文献1では、複製偽造防止用紙と同様の効果が得られるパターン画像を画像処理によって生成する技術が開示されている。ここで、複製偽造防止用紙とは、人間の目には見え難いが、複写機でコピーすると隠されていた警告文字等が浮かび上がってくる特殊なパターン画像が予め印刷されている用紙である。この複製偽造防止用紙に印刷された文書を複写機でコピーした場合には、その複製物には「複製禁止」のような警告文字が目立つように浮き出るため、不正に複製する行為に対して心理的な抑止になると共に、原本と複製物とを区別することができる。また、警告文字部分と背景部分が特定の共通濃度で異なるディザ処理を施された画像を重ね合わせることにより、複製偽造防止用紙を用いた場合と同様の効果が得られるパターン画像を入力画像データに合成させる技術が開示されている。
特許文献2では、機密文書に機械的に読み取りが可能である複製禁止情報を予め埋め込んでおき、複写機側で読み取った画像中から複製禁止情報を検出し、この検出結果に基づいて、複写機のコピー動作を制御する技術が開示されている。
特許文献3では、ユーザが文書中から選択した文字を微小独立ドットで生成した原稿を作成し、それを複写した場合には、その文字が消える技術が開示されている。
特開平7−231384号公報 特許第3879552号 特開2004−221773号公報
しかしながら、特許文献1では、複写機でコピーした場合に、複製物の背景に警告文字が浮かび上がることにより心理的に不正複製を抑止することはできるが、あくまで抑止効果に過ぎないため、不正に複製する行為を防止することはできない。
また、特許文献2では、複写機等の画像読取装置で複写を禁止する制御を行うことができるが、一般に普及している発明に対応していない画像読取装置では、容易に複写することができてしまう。つまり、複製者がこの事情を知って、あえて発明に対応していない複写機で複製行為を行った場合には、容易に複製物を手に入れることができてしまう。
また、特許文献3では、文書を複写した場合には常に微小独立ドットで生成された文字が消失するため、正当に複製行為を行う場合であっても、正確に原稿を再現することができず、利便性が非常に低い。また、原稿作成時に微小独立ドットで生成する文字をユーザがその都度選択する必要があるため、ユーザの負担が大きい。
従って、本発明の目的は、不正な複製行為をより確実に防止すると共に、正当な複製行為に対しては、正確かつ容易に原稿を複製可能とすることにある。
本発明においては、文書原稿画像中の各文字画像へ情報を埋め込む情報処理装置であって、前記文書原稿画像から各文字画像の外接矩形を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で得られた外接矩形内の各文字画像を、予め定められた条件に基づいて、情報の埋め込む対象となる埋め込み対象文字画像、埋め込み対象外となる非埋め込み対象文字画像のいずれかにするかを選択する選択手段と、前記選択手段によって、埋め込み対象文字画像として選択された文字画像については、下地飛ばし処理によっても消失しないようにするために、いずれもが非白で互いに異なる濃度のドットが隣接したドットパターンを用いて情報を埋め込む情報埋め込み手段と、前記選択手段によって、非埋め込み対象文字画像として選択された文字画像については、読み取り濃度が前記情報埋め込み手段による埋め込まれた文字画像よりも低くなって前記下地飛ばし処理によって消失するために、離散的なドットの2値パターンの構成される文字画像を生成する文字画像生成手段と、前記文字画像生成手段又は前記文字画像生成手段での処理が各文字画像ごとに行われた前記文書画像原稿を所定の印刷手段に出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする情報処理装置が提供される。
また、本発明においては、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の前記出力手段により出力された印刷物を読み取って画像データとして入力する画像入力手段と、前記画像入力手段によって入力された入力画像に埋め込まれた情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された情報に基づいて、前記入力画像の輝度値に対する閾値を設定して、前記入力画像の中で、前記閾値よりも大きい輝度を有する部位を不可視状態に変更する画像変更手段と、前記画像変更手段によって変更された画像を所定の印刷手段に出力する画像出力手段と、を備えた情報処理装置が提供される。
また、本発明においては、文書原稿画像中の各文字画像へ情報を埋め込む情報処理装置の制御方法であって、前記情報処理装置の抽出手段が、前記文書原稿画像から各文字画像の外接矩形を抽出する抽出工程と、前記情報処理装置の選択手段が、前記抽出工程で得られた外接矩形内の各文字画像を、予め定められた条件に基づいて、情報の埋め込む対象となる埋め込み対象文字画像、埋め込み対象外となる非埋め込み対象文字画像のいずれかにするかを選択する選択工程と、前記情報処理装置の情報埋め込み手段が、前記選択工程で埋め込み対象文字画像として選択された文字画像については、下地飛ばし処理によっても消失しないようにするために、いずれもが非白で互いに異なる濃度のドットが隣接したドットパターンを用いて情報を埋め込む情報埋め込み工程と、前記情報処理装置の文字画像生成手段が、前記選択工程で非埋め込み対象文字画像として選択された文字画像については、読み取り濃度が前記情報埋め込み工程による埋め込まれた文字画像よりも低くなって前記下地飛ばし処理によって消失するために、離散的なドットの2値パターンの構成される文字画像を生成する文字画像生成工程と、前記情報処理装置の出力手段が、前記文字画像生成工程又は前記文字画像生成工程での処理が各文字画像ごとに行われた前記文書画像原稿を所定の印刷手段に出力する出力工程と、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法が提供される。
また、本発明においては、情報処理装置の制御方法であって、前記情報処理装置の画像入力手段が、請求項に記載の前記出力工程により出力された印刷物を読み取って画像データとして入力する画像入力工程と、前記情報処理装置の抽出手段が、前記画像入力工程によって入力された入力画像に埋め込まれた情報を抽出する抽出工程と、前記情報処理装置の画像変更手段が、前記抽出工程で抽出された情報に基づいて、前記入力画像の輝度値に対する閾値を設定して、前記入力画像の中で、前記閾値よりも大きい輝度を有する部位を不可視状態に変更する画像変更工程と、前記情報処理装置の画像出力手段が、前記画像変更工程によって変更された画像を所定の印刷手段に出力する画像出力工程と、を有する情報処理装置の制御方法が提供される。
以上述べた通り、本発明によれば、不正な複製行為をより確実に防止すると共に、正当な複製行為に対しては、正確かつ容易に原稿を複製可能とすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置100の構成を示すブロック図である。情報処理装置100は、クライアントパソコン(以下、PCと言う。)101と、MFP(Multi Function Peripherals)102と、で構成される。PC101及びMFP102は、LAN等のネットワークに接続されており、画像等のデータ、プロトコルコマンドの交換を行うことができる。
PC101は、演算、表示、入出力等の通常の処理を行う基本機能部と、図2に示す種々の機能部と、を有する。また、PC101には、MFP102のプリンタ機能、スキャナ機能等を制御するためのドライバや、原稿を作成するためのアプリケーションソフトが予めインストールされている。なお、専用の原稿生成アプリケーションソフトウェア、一般に広く流通している原稿作成用アプリケーションソフトウェア、及び帳票作成ソフトウェアのプラグイン・ソフトウェア等に本発明を適用することができる。また、ドライバに本発明に係る機能を組み込むこともできる。なお、PC101は、一台に限らず、ネットワークに複数台接続されていてもよい。
MFP102は、コピー機能、スキャン機能、プリント機能、及び画像処理機能等の複合機能を有する基本機能部と、原稿を読み取るスキャナ部と、紙媒体に印刷することによって印刷物を出力するプリンタ部と、を有する。
本発明の情報処理装置100は、文書へ情報を埋め込む情報埋め込み装置200、又は情報埋め込み装置200によって埋め込まれた情報を抽出する情報抽出装置800を備える。両装置は、ネットワークで接続して用いられることによって、情報処理システムを構成する。
[情報埋め込み装置200の構成及び処理]
図2は、第1の実施形態に係る情報埋め込み装置200の機能構成を示すブロック図である。情報埋め込み装置200は、入力部201と、抽出部202と、選択部203と、情報埋め込み部204と、文字生成部205と、出力部206と、を備える。
まず、入力部201は、オリジナル原稿をスキャナ等で読み込むことによって入力する機能である。なお、PC101上に予め記憶されている文書原稿を読み込んでも構わない。抽出部202は、文書原稿中の各文字へ情報を埋め込み、文書原稿から各文字の外接矩形を抽出する機能である。選択部203は、それぞれの外接矩形に含まれる文字のうち、情報を埋め込むべき文字を予め定められた条件に基づいて選択する機能である。
情報埋め込み部204は、選択部203によって、情報を埋め込むべき文字として選択された文字に情報を埋め込む機能である。文字生成部205は、選択部203によって選択されなかった文字を、情報埋め込み部204によって情報を埋め込んだ文字よりも、単位面積当たりの画素密度を低く生成する機能である。すなわち、選択部203は、文字抽出部202によって抽出された各文字が、情報埋め込み部204において、透かし情報を埋め込むべき文字であるか、文字生成部205において、単位面積当たりの画素密度を低く生成する文字であるかを選択する機能である。出力部206は、情報埋め込み部204及び文字生成部205での処理が行われた文書原稿(以下、加工済み原稿とも言う。)を出力する機能である。なお、以下では、文字生成部205によって、単位面積当たりの画素密度を低く生成した文字を微小ドット文字とも呼ぶ。
図3は、情報埋め込み装置200の動作手順を示すフローチャートである。また、図4は、マスクパターン画像の一例を示す図であり、図5は、ドットパターンで構成された文字の一例を示す図である。
まず、ステップS301において、処理するオリジナル原稿がスキャナ等の入力部201から入力される。次に、ステップS302において、入力原稿から抽出部202によって文字部分に相当する外接矩形が抽出される。この際、入力原稿がビットマップ画像である場合には、OCR技術の分野で公知である文字切り出し技術を用いて、各文字の位置座標や文字矩形サイズ等の情報を順に出力する。また、入力原稿がPDF(Portable Document Format)形式等のページ記述言語である場合には、各文字の座標情報、文字コード情報等をPDFファイルから抽出し、順に出力する。
次に、ステップS303において、ステップS302で抽出された外接矩形に関する情報に基づいて、選択部203によって、それぞれの外接矩形に含まれる文字のうち、情報を埋め込むべき文字を予め定められた条件に基づいて選択する。すなわち、入力原稿中のどの位置に、どの文字(文字矩形でもよい)が配置されているかを示す画像を生成した後、文字毎に、透かし情報を埋め込むか、単位面積当たりの画素密度を低く生成するかを予め定められた条件に基づいて、順番に決定していく。
なお、予め定められた条件は、透かし情報を埋め込むべき文字が、ランダムに選択される条件としたり、一定周期(例えば、10文字置き)で文字列から選択される条件とすることができる。また、情報埋め込み部により情報を埋め込んだ文字群を含む領域内で、画素密度が低く生成された文字がデザイン画像を形成するように、情報を埋め込むべき文字を選択する条件としてもよい。
例えば、図4で示すように、文字抽出部202によって抽出された文字は、原稿画像401において、外接矩形402として並んで配されており、それぞれが各文字の矩形位置、サイズを表す。外接矩形402は、予め定められた条件に基づいて選択される。塗りつぶされた矩形402aは、透かし情報を埋め込む文字を示しており、塗りつぶされていない矩形402bは微小ドットで構成する文字を示している。この場合には、例えば、予め定められた条件は、上段に「CO」、下段に「PY」を表示するものである。すなわち、原稿画像上に透かし情報を埋め込む文字の配列が「COPY」という文字を形成するように、塗りつぶされた矩形402aと塗りつぶされていない矩形402bとを配置する条件とすることができる。
すなわち、マスクパターンの元となる「COPY」や「複製禁止」等のデザイン画像を記憶しており、このデザイン画像及び文字の配置に基づいて、図4のマスクパターンを生成する。この際、このデザイン画像は、ユーザがその都度、自由に選択、作成する手順にしても構わない。すなわち、情報埋め込み部は、少なくとも複製を許可するか否かを制御する情報を選択部203によって選択された文字に埋め込む。このデザイン画像としては、会社名や部署名等を設定することも可能である。
次に、ステップS304において、注目文字がステップ303で透かし情報を埋め込むべき文字として選択された文字であるか否かを判定する。ステップS304で透かし情報を埋め込むべき文字であると判定された場合には、ステップS305において、情報埋め込み部204によって、透かし情報が埋め込まれる。
情報埋め込み部204は、本実施形態では、外接矩形に含まれる文字の特殊なドットパターンに透かし情報を埋め込む。特殊なドットパターンとは、図5において、501で示されるものであり、情報の埋め込まれていない本来の「山」という文字は、502のようになるが、これをドットパターン501を組み合わせて503のようにする。このように文字を加工して情報を埋め込む。
なお、ドットパターンの数は、1種類に限らず、抽出性能、用途に応じ、複数のパターンを用意して1文字あたりの埋め込み情報量を増やしても良い。また、埋め込む情報の種類としては、不正複製禁止を示す情報に限らず、印刷者名、印刷に用いられたMFP(やプリンタ)の機器ID、日時等の印刷原稿の履歴となる情報を埋め込んでも良い。
一方、ステップS304で透かし情報を埋め込むべき文字ではないと判定された場合には、ステップS306において、文字生成部205で、選択部203で選択されなかった文字を情報埋め込み部204で情報を埋め込んだ文字よりも画素密度を低く生成する。
ここで、ステップS306の処理について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、ドット分散型ディザマトリクスの一例を示す図であり、図7は、微小ドットで構成された文字の一例を示す図である。図6で示す地紋技術で公知であるドット分散型ディザマトリクスを用いて、ドットが離散的に配置され、かつ、複写時の下地飛ばし処理により文字が消失するように外接矩形に含まれる文字を単位面積当たりの画素密度を低く生成する。1つの文字全体をこのディザマトリクスを繰り返して構成する事により、図7に示すような低密度の画素で文字を生成する。
最後に、ステップS307において、その文字が最後の文字であるか否かを判定する。ステップS307で最後の文字であると判定された場合には、ステップS308において、入力原稿の各文字画像に、透かし情報を埋め込む処理、又は単位面積当たりの画素を低密度で生成する処理を施した原稿(加工済み原稿)を出力部206より出力する。すなわち、図1で示すように、PC101で前述のように生成された不正複製防止原稿を、ドライバを経由してMFP102のプリンタで、紙原稿として出力する。一方、ステップS307で最後の文字ではないと判定された場合には、その文字以降の文字について、ステップS304からの処理を繰り返す。
なお、本実施形態では、「電子」のオリジナル原稿に透かし情報を埋め込んだ不正複製防止原稿を紙媒体で出力する手順とした。しかし、図2で示す機能をMFP102自体に搭載することにより、「紙」のオリジナル原稿に対しても、MFP102でスキャンして、MFP102内で加工した後に、プリンタを用いて、紙媒体に出力しても構わない。
また、本実施形態では、文字を構成するドットパターンに規則性を持たせることによって、透かし情報を埋め込む方式(ドットパターン方式)を用いた。しかし、本発明は、ドットパターン方式に限定されるものではなく、文字間隔又は行間隔を操作して透かし情報を埋め込む方式や、文字矩形を傾斜させることで情報を埋め込む方式等の種々の情報埋め込み方式を広く用いることができることは言うまでもない。
[情報抽出装置800の構成及び処理]
図8は、第1の実施形態に係る透かし情報抽出装置800の機能的構成を示すブロック図である。CPU801は、RAM802やROM803に格納されているプログラムやデータを用いて、MFP102を制御する。RAM802は、プログラムやデータを一時的に記憶するエリアと、CPU801が各種の処理を行うために必要とするエリアと、を有する。ROM803は、MFPの機能プログラムや設定データ等を記憶する。I/F(インターフェース)部804は、LAN等のネットワーク接続やシリアル接続等の各種I/Fである。表示・操作部805は、文字や画像等を表示させるための制御処理部と、ディスプレイ部と、操作パネル部と、を含む。
情報抽出装置800は、画像入力部806と、入力マスキング部807と、情報抽出部808と、画像変更部809と、対数変換部810と、出力マスキング部811と、ガンマγ変換部812と、画像出力部813と、を備える。
入力部806は、前述の情報埋め込み装置200により生成された文書画像を入力する。入力部806は、例えば、読み取った入力紙原稿の色成分をRed、Green、Blue(以下、それぞれR、G、Bと言う。)で表現したRGB信号の画像データに変換するカラースキャナである。画像出力部813は、文書や画像を紙出力するものであり、プリンタの種類としては、例えば、インクジェットプリンタ、レーザビームプリンタ、熱転写型プリンタ、ドットインパクトプリンタ等が挙げられる。
入力マスキング部807は、スキャナ806から送信されたRGB信号であるR0,G0,B0をスキャナ特性に合わせたR1、G1、B1に変換する。なお、変換に必要な入力マスキング係数は、予め設定されており、ROM803に記憶される。
情報抽出部808は、画像入力部806によって入力された入力画像に埋め込まれた情報を抽出する。すなわち、透かし情報埋め込み装置200で生成した原稿中のドットパターンに埋め込まれた透かし情報を抽出する。
画像変更部809は、情報抽出部808で抽出された情報に基づいて、入力画像の輝度値に対する閾値を設定して、入力画像の中で、閾値よりも大きい輝度を有する部位を不可視状態に変更する。例えば、当該部位を一律に取り得る輝度値の最大値に変更する。また、画像変更部809は、入力画像の輝度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成部(不図示)と、一定条件の下で閾値を設定する閾値設定部(不図示)と、を有する。
閾値設定部は、情報抽出部808で情報が抽出された場合には、輝度ヒストグラムに現れた3つのピークのうち、2番目に輝度値が高いピークと、最も輝度値が高いピークと、の間の谷部に該当する輝度値を閾値に設定する。一方、閾値設定部は、情報抽出部808で情報が抽出されなかった場合には、取り得る輝度値の最小値を閾値に設定する。
なお、画像変更部809は、色紙の原稿や新聞紙等を複写する際に、背景の色を適切に除去し、文字等の中身だけを鮮明に印刷するための処理(下地飛ばし処理)を同時に行ってもよい。例えば、ヒストグラム作成部809aによって、輝度ヒストグラムを生成し、その輝度ヒストグラムに基づいて、原稿画像の下地(背景)の信号レベルを検出し、適切な閾値を設定して、画像から下地を除去することができる。
対数変換部810は、画像変更部809での変更処理が実行された原稿画像から記録色成分であるシアンC、マゼンダM、イエローYのデータをそれぞれ生成する。なお、対数変換部810での処理は、ROM803に格納した対数変換定数や入力信号に応じたルックアップテーブルを用いて行う。その後、黒抽出処理(例えば、UCR処理)を行い、黒成分K0を生成し、K0成分の何割かを除去したC0、M0、Y0も生成する。
出力マスキング部811は、プリンタの色再現範囲を考慮したマスキング演算を施し、γ変換部812で、ROM803に格納されたγ補正テーブルを用いてC2、M2、Y2、K2を生成する。画像出力部813は、画像変更部809によって変更された画像を前述の種々のデータ処理を施した後に出力する。
図9は、情報抽出部808及び画像変更部809の動作手順を示すフローチャートである。まず、ステップS901において、情報抽出部808で入力された多値(例えば、8ビット)のR信号を2値化する。透かし情報抽出の計算処理量、ワークメモリを大幅に削減するためである。また、情報埋め込み装置200で生成した原稿は、黒色の文字に透かし情報を埋め込んでいるため、R信号に限らず、G信号及びB信号からも透かし情報の抽出が可能だが、本実施形態では、R信号から抽出を行うこととする。
なお、黒色の文字に限らず、仕様上赤色や青色等のカラー文字にも透かし情報を埋め込む場合には、それらのカラー文字からも透かし情報が抽出可能となるように、R信号以外のB信号、必要ならRGB信号すべてから透かし情報の抽出を試みる必要がある。
次に、ステップS902において、2値化された画像データに基づいて、透かし情報を埋め込む際と同様に、情報抽出部808で公知のOCR技術を用いて文字毎の切り出し処理を行い、外接矩形を抽出する。
その後、ステップS903において、抽出された各外接矩形に含まれる文字において、透かし情報を埋め込む際に用いた図5で示すドットパターン501をオリジナル画像として、相互相関を取る。すなわち、原稿内に図5の503で示すような文字が含まれている場合には、相互相関の結果、ピークが発生し、ステップS903において、原稿に透かし情報が含まれていることを検出することができる。ここで、処理の高速化のため、透かし情報を検出できた時点で次の処理に移行してもよい。ただし、前述したように、印刷原稿の履歴を示す情報として透かし情報を埋め込んでいる場合は、全ての透かし情報を抽出することは言うまでもない。
次に、ステップS904において、原稿内で透かし情報が抽出されたか否かを判定する。ステップS904で透かし情報が抽出されない場合には、ステップS905において、画像変更部809に透かし情報「無し」の信号を送信する。
ここで、図10及び図11を用いて、一般的な原稿と本発明に係る透かし情報を埋め込んだ原稿における輝度ヒストグラムを比較しながら説明する。図10は、一般原稿の輝度ヒストグラムを示す図であり、図11は、透かし情報を埋め込んだ原稿の輝度ヒストグラムを示す図である。
画像変更部809のヒストグラム作成部では、図10及び図11で示すように、入力画像信号の輝度ヒストグラムを生成する。図10で示すように、山1001は、原稿の背景(白い紙なら白い部分)を抽出したものであり、山1002は、黒い文字を抽出したものである。
一方、図11で示すように、山1101は、原稿の背景を抽出したものであり、山1102は、ドットパターンで生成された透かし情報の埋め込まれた文字を抽出したものであり、山1103は、単位面積当たりの画素密度が低い文字を抽出したものである。すなわち、透かし情報が「無し」と判定された原稿は、図10で示すような輝度ヒストグラムとなり、透かし情報が「有り」と判定された原稿は、図11で示すような輝度ヒストグラムとなる。
図9のフローチャートの説明に戻る。ステップS906において、複製を禁止するために、画像変更処理の閾値として、閾値1004を用いることにより、文字画像も除去する(この画像をAとする)。
一方、ステップS904で透かし情報を抽出した場合には、ステップS907において、画像変更部809に透かし情報「有り」の信号を送信する。透かし情報を抽出した原稿は、本実施形態では、複製が許可されている原稿である。このため、ステップ908において、画像変更部809の閾値設定部は、輝度ヒストグラムに現れた3つのピークのうち、2番目に輝度値が高いピークと、最も輝度値が高いピークと、の間の谷部に該当する輝度値を閾値1104に設定する。その後、閾値1104よりも大きい輝度値を有する画像を消去する画像処理が行われる(この画像をBとする)。
以上の処理によれば、透かし情報が抽出されなかった場合には、画像Aとして紙に何も印刷されていない原稿画像が出力されるため、不正な複製行為を強制的に実施不能とすることができる。その一方で、透かし情報が抽出された場合には、画像Bとして、入力された画像に忠実な、透かし情報の埋め込まれた文字、及び単位面積当たりの画素密度が低く生成された文字が再現された原稿画像が出力される。このため、正当な複製行為に対しては、忠実に原稿を再現することができる。
ここで、本発明を適用していないMFP(いわゆるレガシー機)は、下地飛ばし処理を行うために、黒文字より大きく、ドットパターンで表示された文字よりも小さい輝度を有する部分を下地とみなして消去する機能を有する。ただし、レガシー機では、閾値は固定されており、本発明のように変更はできない。すなわち、単位面積当たりの輝度密度を低く生成した文字(図4で示す白い矩形の部分の文字)は下地として消去される。従来では、情報埋め込み装置で透かし情報が埋め込まれた文書画像をレガシー機でコピーしようとした場合に複製が禁止されているにもかかわらず、正常にコピーできてしまうという問題があった。この問題に対して、本発明では、透かし情報が埋め込まれていない場合には、閾値が図10で示す閾値1003の位置となり、透かし情報が埋め込まれている場合には、閾値が図11で示す閾値1106の位置となる。
これにより、本発明の情報埋め込み装置200を用いて生成された文書画像は、ドットパターンで構成される文字及び単位面積当たりの画素密度を低く生成した文字で構成されるため、レガシー機でコピーした場合には、忠実に再現することができない。
以上述べた通り、本実施形態によれば、不正な複製行為をより確実に防止すると共に、正当な複製行為に対しては、正確かつ容易に原稿を複製可能とすることができる。
なお、本実施形態では、画像変更部809の閾値設定部によって、閾値を設定することによって、閾値より大きい輝度を有する画像を強制的に消去して表示するが、本発明は係る処理に限定されるものではない。例えば、強制的に外接矩形に相当する部位を灰色にして出力したり(いわゆるグレイアウト)、外接矩形に相当する部位を白色にして、結果として白紙の状態のまま出力するようにしても構わない。
なお、単位面積当たりの画素密度を低く生成する文字は、その輝度値が通常のレガシー機における下地飛ばしを行う際の閾値よりも大きくなる程度の画素密度とすることもできる。
<第1の実施形態の変形例>
上述の第1の実施形態では、文書原稿中で透かし情報を抽出した場合には、複製を許可し、透かし情報を抽出しなかった場合には、複製を禁止する制御を行った。これに対して、本実施形態では、文書原稿中で透かし情報を抽出した場合には、複製を禁止し、透かし情報を抽出しなかった場合には、複製を許可する制御を行う点で相違する。なお、本変形例は、第1の実施形態に対して、ステップS906及びステップS908の処理のみが異なるため、同一の処理についての説明は省略する。
ステップS904で透かし情報が抽出されなかったと判定された場合には、ステップS905において、画像変更部809に透かし情報「無し」の信号を送信する。ステップS906において、閾値設定部は、輝度ヒストグラムに現れた2つのピークの間の谷部に該当する輝度値を閾値に設定する。すなわち、図10で示すように、複製を許可するために、閾値1003を用いることによって、文字を残し、背景のみ飛ばす(この画像をA’とする)。
一方、ステップS904で透かし情報が抽出されたと判定された場合には、ステップS907において、画像変更部809に透かし情報「有り」の信号を送信し、ステップS908において、閾値設定部は、取り得る輝度値の最小値を閾値に設定する。すなわち、図11で示すように、複製が「禁止」されているため、閾値1105を設定して画像変更処理を実行する(この画像をB’とする)。これにより、透かし情報の埋め込まれた文字及び単位面積当たりの画素密度が低く生成された文字が消去されたものが出力される。その後の処理は、第1実施形態と同様である。
以上の処理の結果、画像A’として、スキャンされた画像に忠実な、文字が正確に再現された原稿画像が出力される。一方、画像B’からは、紙に何も印刷されていない原稿画像が出力される。
ここで、情報埋め込み装置200で透かし情報を埋め込んだ原稿をいわゆるレガシー機でコピーした場合には、図11で示す輝度ヒストグラムとなり、輝度値の閾値を閾値1106として、通常の下地飛ばし処理が行われる。その結果、微小ドットで構成した文字は除去され、透かし情報が埋め込まれた文字が残った原稿が出力される。つまり、透かし情報が埋め込まれた文字(図4で示す黒い矩形の部分の文字)だけが残り、画素密度を低く生成した文字(図4で示す白い矩形の部分の文字)が除去されるため、原稿上に「COPY」という文字が浮き上がる。これにより、レガシー機においても、そのコピーされた原稿が不当複製原稿であることを明示すると共に、オリジナル原稿と同一の原稿が複製されることを防止することができる。
以上述べた通り、本変形例によれば、第1実施形態と同様に、不正な複製行為を確実に防止すると共に、正当な複製行為に対しては、正確かつ容易に原稿を複製可能とすることができる。
なお、本実施形態では、MFP102における不正複製防止の処理を必ず行うものとして説明したが、モードとして「通常コピーモード」と本発明の処理を実行する「不正複製モード」を表示・操作部805で選択可能である構成としてもよい。
<第2の実施形態>
上述の第1の実施形態では、種々の処理をMFP102に行わせたが、本実施形態では、コンピュータに行わせる点で相違する。図12は、第2の実施形態に係るコンピュータの基本的な構成図である。
本実施形態では、コンピュータで第1の実施形態のスキャナ、プリンタを除く全ての機能を実行させる。この場合には、各機能構成をプログラムで表現し、コンピュータに読み込ませることにより、第1の実施形態のスキャナ、プリンタを除いた全ての機能を実現することができる。
CPU1201は、RAM1202やROM1203に格納されているプログラムやデータを用いて、コンピュータ全体の制御を行うと共に、上述の第1の実施形態で説明した各処理を行う。
RAM1202は、外部記憶装置1208からロードされたプログラムやデータ、他のコンピュータシステム1214からI/F(インターフェース)1215を介してダウンロードしたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備える。また、RAM1202は、CPU1201が各種の処理を行うために必要とするエリアを備える。
ROM1203は、コンピュータの機能プログラムや設定データなどを記憶する。ディスプレイ制御装置1204は、画像や文字等をディスプレイ1205に表示させるための制御処理を行う。ディスプレイ1205は、画像や文字等を表示する。なお、ディスプレイとしてはCRTや液晶画面などが適用可能である。
操作入力デバイス1206は、キーボードやマウスなど、CPU1201に各種の指示を入力することのできるデバイスにより構成されている。I/O1207は、操作入力デバイス1206を介して入力された各種の指示等をCPU1201に通知する。
外部記憶装置1208は、ハードディスクなどの大容量情報記憶装置として機能し、OS(オペレーティングシステム)や上記各実施形態に係る処理をCPU1201に実行させるためのプログラム、入出力原稿画像などを記憶する。外部記憶装置1208への情報の書き込みや外部記憶装置1208からの情報の読み出しはI/O1209を介して行われる。
プリンタ1210は、文書や画像を出力し、出力データはI/O1211を介してRAM1202、又は外部記憶装置1208から送信される。なお、プリンタ1210は、例えば、インクジェットプリンタ、レーザビームプリンタ、熱転写型プリンタ、ドットインパクトプリンタ等を用いることができる。
スキャナ1212は、文書や画像を読み取り、その入力データはI/O1213を介してRAM1202、又は外部記憶装置1208に送信される。
バス1216は、CPU1201、ROM1203、RAM1202、I/O1211、I/O1209、ディスプレイ制御装置1204、I/F1215、I/O1207、I/O1213を繋ぐ。
なお、本実施形態では、スキャナやプリンタを除く処理をコンピュータにより行っているが、スキャナやプリンタ内部の専用のハードウェア回路を用いて、コンピュータで行う処理を代わりに行ってもよい。
なお、上述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらの記載により、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
<その他の実施形態>
なお、本実施形態は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、複合機、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
また、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのコンピュータプログラムのコードを記憶したコンピュータ可読記憶媒体(又は記録媒体)を、システム又は装置に供給してもよい。また、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読込み実行することに適用してもよい。この場合、記録媒体から読込まれたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本実施形態を構成することになる。また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読込まれたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
また、本実施形態を上述のコンピュータ可読記憶媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートや機能構成に対応するコンピュータプログラムのコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置100の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る情報埋め込み装置200の機能構成を示すブロック図である。 情報埋め込み装置200の動作手順を示すフローチャートである。 マスクパターン画像の一例を示す図である。 ドットパターンで構成された文字の一例を示す図である。 ドット分散型ディザマトリクスの一例を示す図である。 微小ドットで構成された文字の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る透かし情報抽出装置800の機能的構成を示すブロック図である。 情報抽出部808及び画像変更部809の動作手順を示すフローチャートである。 一般的な原稿の輝度ヒストグラムを示す図である。 不正複製防止用原稿の輝度ヒストグラムを示す図である。 第2の実施形態に係るコンピュータの基本的な構成図である。
符号の説明
101 クライアントPC
102 MFP
201 入力部
202 抽出部
203 選択部
204 情報埋め込み部
205 文字生成部
206 出力部
801 CPU
802 RAM
803 ROM
804 I/F部
805 表示・操作部
806 画像入力部
807 入力マスキング部
808 情報抽出部
809 画像変更部
810 対数変換部
811 出力マスキング部
812 ガンマ変換部
813 画像出力部

Claims (12)

  1. 文書原稿画像中の各文字画像へ情報を埋め込む情報処理装置であって、
    前記文書原稿画像から各文字画像の外接矩形を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で得られた外接矩形内の各文字画像を、予め定められた条件に基づいて、情報の埋め込む対象となる埋め込み対象文字画像、埋め込み対象外となる非埋め込み対象文字画像のいずれかにするかを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって、埋め込み対象文字画像として選択された文字画像については、下地飛ばし処理によっても消失しないようにするために、いずれもが非白で互いに異なる濃度のドットが隣接したドットパターンを用いて情報を埋め込む情報埋め込み手段と、
    前記選択手段によって、非埋め込み対象文字画像として選択された文字画像については、読み取り濃度が前記情報埋め込み手段による埋め込まれた文字画像よりも低くなって前記下地飛ばし処理によって消失するために、離散的なドットの2値パターンの構成される文字画像を生成する文字画像生成手段と、
    前記文字画像生成手段又は前記文字画像生成手段での処理が各文字画像ごとに行われた前記文書画像原稿を所定の印刷手段に出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記文字画像生成手段は、ドット分散型ディザマトリクスを用いて2値パターンの文字画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報埋め込み手段は、情報を埋め込むべき文字画像として選択された文字画像に少なくとも前記文書原稿画像の複製を許可するか否かを制御する情報を埋め込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記予め定められた条件は、前記文書原稿画像の全体としてのデザイン画像を形成させるための要素となる位置にある文字画像を、前記埋め込み対象文字画像として選択させる条件であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記予め定められた条件は、前記埋め込み対象文字画像が、ランダムに選択されるか、又は一定周期で文字画像列から選択されるか、のいずれかの条件であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の前記出力手段により出力された印刷物を読み取って画像データとして入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段によって入力された入力画像に埋め込まれた情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出された情報に基づいて、前記入力画像の輝度値に対する閾値を設定して、前記入力画像の中で、前記閾値よりも大きい輝度を有する部位を不可視状態に変更する画像変更手段と、
    前記画像変更手段によって変更された画像を所定の印刷手段に出力する画像出力手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記画像変更手段は、
    前記入力画像の輝度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、
    前記抽出手段で前記情報が抽出された場合には、前記輝度ヒストグラムに現れた3つのピークのうち、2番目に輝度値が高い前記ピークと、最も輝度値が高い前記ピークと、の間の谷部に該当する輝度値を前記閾値に設定し、前記抽出手段で前記情報が抽出されなかった場合には、取り得る輝度値の最小値を前記閾値に設定する閾値設定手段と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記画像変更手段は、
    前記入力画像の輝度ヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、
    前記抽出手段で前記情報が抽出された場合には、取り得る輝度値の最小値を前記閾値に設定し、前記抽出手段で前記情報が抽出されなかった場合には、前記輝度ヒストグラムに現れた2つのピークの間の谷部に該当する輝度値を前記閾値に設定する閾値設定手段と、
    を有することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 文書原稿画像中の各文字画像へ情報を埋め込む情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置の抽出手段が、前記文書原稿画像から各文字画像の外接矩形を抽出する抽出工程と、
    前記情報処理装置の選択手段が、前記抽出工程で得られた外接矩形内の各文字画像を、予め定められた条件に基づいて、情報の埋め込む対象となる埋め込み対象文字画像、埋め込み対象外となる非埋め込み対象文字画像のいずれかにするかを選択する選択工程と、
    前記情報処理装置の情報埋め込み手段が、前記選択工程で埋め込み対象文字画像として選択された文字画像については、下地飛ばし処理によっても消失しないようにするために、いずれもが非白で互いに異なる濃度のドットが隣接したドットパターンを用いて情報を埋め込む情報埋め込み工程と、
    前記情報処理装置の文字画像生成手段が、前記選択工程で非埋め込み対象文字画像として選択された文字画像については、読み取り濃度が前記情報埋め込み工程による埋め込まれた文字画像よりも低くなって前記下地飛ばし処理によって消失するために、離散的なドットの2値パターンの構成される文字画像を生成する文字画像生成工程と、
    前記情報処理装置の出力手段が、前記文字画像生成工程又は前記文字画像生成工程での処理が各文字画像ごとに行われた前記文書画像原稿を所定の印刷手段に出力する出力工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. 情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置の画像入力手段が、請求項に記載の前記出力工程により出力された印刷物を読み取って画像データとして入力する画像入力工程と、
    前記情報処理装置の抽出手段が、前記画像入力工程によって入力された入力画像に埋め込まれた情報を抽出する抽出工程と、
    前記情報処理装置の画像変更手段が、前記抽出工程で抽出された情報に基づいて、前記入力画像の輝度値に対する閾値を設定して、前記入力画像の中で、前記閾値よりも大きい輝度を有する部位を不可視状態に変更する画像変更工程と、
    前記情報処理装置の画像出力手段が、前記画像変更工程によって変更された画像を所定の印刷手段に出力する画像出力工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. コンピュータが読込み実行することで、前記コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 請求項11に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
JP2007264970A 2007-10-10 2007-10-10 情報処理装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP4956363B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007264970A JP4956363B2 (ja) 2007-10-10 2007-10-10 情報処理装置及びその制御方法
US12/241,510 US8064103B2 (en) 2007-10-10 2008-09-30 Information processing apparatus and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007264970A JP4956363B2 (ja) 2007-10-10 2007-10-10 情報処理装置及びその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009094905A JP2009094905A (ja) 2009-04-30
JP2009094905A5 JP2009094905A5 (ja) 2010-11-18
JP4956363B2 true JP4956363B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=40533906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007264970A Expired - Fee Related JP4956363B2 (ja) 2007-10-10 2007-10-10 情報処理装置及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8064103B2 (ja)
JP (1) JP4956363B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010124450A (ja) * 2008-10-24 2010-06-03 Canon Inc 文書処理装置および文書処理方法
JP2010124451A (ja) * 2008-10-24 2010-06-03 Canon Inc 文書処理装置および文書処理方法
JP2010103862A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Canon Inc 文書処理装置および文書処理方法
JP2015219575A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
WO2019144977A2 (en) 2019-05-20 2019-08-01 Alibaba Group Holding Limited Identifying copyrighted material using embedded timestamped copyright information
WO2019141291A2 (en) * 2019-05-20 2019-07-25 Alibaba Group Holding Limited Identifying copyrighted material using embedded copyright information
WO2021056183A1 (en) * 2019-09-24 2021-04-01 Citrix Systems, Inc. Watermarks for text content

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06103251B2 (ja) * 1989-03-06 1994-12-14 株式会社ニレコ 画像解析による組織定量方法
JPH0715601A (ja) * 1993-06-21 1995-01-17 Canon Inc 画像処理装置
JP3493044B2 (ja) * 1993-06-23 2004-02-03 株式会社リコー 追跡機能付画像形成装置
JPH07231384A (ja) 1994-02-16 1995-08-29 Ricoh Co Ltd デジタル記録装置
JPH10285399A (ja) * 1997-03-31 1998-10-23 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 画像の二値化方法
JP2000099501A (ja) * 1998-09-17 2000-04-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 文書データへの情報の埋め込み方法およびシステム
JP3761739B2 (ja) * 1999-03-24 2006-03-29 株式会社日立製作所 電子透かしによる画像データの秘匿及び復元方法並びに装置
JP2001268336A (ja) * 2000-03-15 2001-09-28 Canon Inc 画像処理装置及び方法及び記憶媒体
JP2003189086A (ja) * 2001-12-21 2003-07-04 Konica Corp データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム及びデータ処理プログラムが記憶されたプログラム記憶媒体
JP2003259112A (ja) * 2001-12-25 2003-09-12 Canon Inc 透かし情報抽出装置及びその制御方法
JP3879552B2 (ja) 2002-03-20 2007-02-14 富士ゼロックス株式会社 画像生成装置、画像読取装置、不正複製防止システム、プログラム、および出力媒体の製造方法
JP2004104494A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Canon Inc 電子透かし埋め込み装置及びその制御方法
JP2004221773A (ja) 2003-01-10 2004-08-05 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記憶媒体および画像複写システム
JP4104469B2 (ja) * 2003-02-25 2008-06-18 株式会社リコー 画像処理装置および画像処理方法
JP2005087615A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフのインパクト現象解析システム
JP2006050551A (ja) * 2004-06-30 2006-02-16 Canon Inc 画像処理装置及びその方法、並びにプログラム及び記憶媒体
JP4310288B2 (ja) * 2005-04-12 2009-08-05 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその方法、プログラム並びに記憶媒体
JP2007034633A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Seiko Epson Corp 印刷画像作成装置、印刷画像作成方法およびプログラム
JP2007150659A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Seiko Epson Corp 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2007166052A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Seiko Epson Corp 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを記録した記録媒体、並びに地紋印刷物
JP2007166344A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8064103B2 (en) 2011-11-22
US20090097075A1 (en) 2009-04-16
JP2009094905A (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7567355B2 (en) Image reader and copier preventing unauthorized reading and copying
US7227661B2 (en) Image generating method, device and program, and illicit copying prevention system
US7599099B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
KR100647765B1 (ko) 화상 처리 방법, 화상 처리 장치 및 기록 매체
US7339599B2 (en) Image-processing apparatus and method, computer program, and computer-readable storage medium for discouraging illegal copying of images
JP4956363B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP4886609B2 (ja) 印刷システムおよび画像形成装置
US8233197B2 (en) Pantograph methods, apparatus and systems based on UCR/GCR
JP2004320448A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、およびコンピュータが実行するためのプログラム
JP2001238075A (ja) 画像出力装置および画像出力方法
JP2007166221A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2008154106A (ja) 秘匿処理方法,画像処理装置および画像形成装置
JP4007376B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP4143625B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4428743B2 (ja) 画像処理方法及び装置、プリンタ、画像処理システム及び記憶媒体
JP2008005299A (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法
JP4471386B2 (ja) 画像処理装置および地紋付き画像の生成方法
JP4061143B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP4169610B2 (ja) 画像処理装置、画像形成システム、プログラム及び記憶媒体
JP4409466B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
US8085444B2 (en) Image generating apparatus, image generating method, image display medium, and computer readable recording medium
JP2007166052A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを記録した記録媒体、並びに地紋印刷物
JP3858602B2 (ja) 画像処理装置
JP2007150659A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP4262219B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101001

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120316

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4956363

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees