JP2005087615A - ゴルフのインパクト現象解析システム - Google Patents

ゴルフのインパクト現象解析システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005087615A
JP2005087615A JP2003328225A JP2003328225A JP2005087615A JP 2005087615 A JP2005087615 A JP 2005087615A JP 2003328225 A JP2003328225 A JP 2003328225A JP 2003328225 A JP2003328225 A JP 2003328225A JP 2005087615 A JP2005087615 A JP 2005087615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
golf ball
head
marks
impact
mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003328225A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatsugu Kakiuchi
久嗣 垣内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2003328225A priority Critical patent/JP2005087615A/ja
Publication of JP2005087615A publication Critical patent/JP2005087615A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 ゴルフボールを打撃する際のインパクト時の挙動解析を可能とする。
【解決手段】 マークO、A、Bが付されたゴルフボール22をゴルフクラブ11により打撃するインパクト現象を撮影速度2万コマ/秒以上で撮影する高速度撮影手段20と、高速度撮影手段20で撮影された複数枚の画像を取り込むコンピュータ16とを備え、コンピュータ16は、画像の各ピクセルについて二値化処理を行ってゴルフボール22のマークO、A、Bの座標データを認識する手段と、マークO、A、Bの座標データよりインパクト時のゴルフボール22の動きを認識する動作認識手段とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ゴルフのインパクト現象解析システムに関し、詳しくは、ゴルフクラブでゴルフボールを打撃する際において、特にインパクト時の挙動を解析可能とするものに関する。
ゴルフクラブによりゴルフボールを打撃する際のインパクト現象により決定されるゴルフボールの初速、打ち出し速度、スピン量といった特性はボールの飛距離特性に大きく関連しているが、インパクト時間は500μm程度と超高速度であるため、従来はインパクト時のゴルフボールの挙動等を解析するのは困難であった。
例えば、特開平9−307813号公報では、高速の電子シャッターを備えたイメージインテンシファイヤに映し出された映像をリレーレンズを通してハイビジョンカメラに撮影している。しかし、ハイビジョンカメラ自体のシャッタースピードが約1/60秒であるため、高速の電子シャッターにより取り込まれた複数の画像は1コマ内に同時に写りこんでしまい、ボールインパクト時の超短時間にフォーカスした詳細な解析が困難となる問題がある。
また、特開平9−215807号公報は、ゴルフクラブヘッドの側面と平面に合計6点の参照ポイントを設定し、連続ストロボ撮影により画面上に重畳表示して該参照ポイントの挙動を解析している。しかし、ストロボ発光機は200〜600msecの時間間隔で連続発光するもので、ストロボ撮影画像の撮影速度は約1.7〜5コマ/秒と低速であり、ゴルフスウィングのインパクト前後のヘッドスピード等を測定することは可能であっても、超高速のインパクト現象を観察することは全く出来ない問題がある。
さらに、特開平8−24389号公報、特許2810320号公報、特開2002−333312号公報等では、インパクト直後のボール挙動を撮影した複数枚の画像からゴルフボールのスピン等やクラブヘッドの挙動を解析しており、やはりインパクト中の超短時間の現象を解析することは不可能であった。
特開平9−307813号公報 特開平9−215807号公報 特開平8−24389号公報 特許2810320号公報 特開2002−333312号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、ゴルフクラブによりボールを打撃する際のインパクト時の挙動解析を可能とするシステムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、マークが付されたゴルフボールのゴルフクラブによるインパクト現象を撮影速度2万コマ/秒以上で撮影する高速度撮影手段と、
上記高速度撮影手段で撮影された複数枚の画像を取り込むコンピュータとを備え、
上記コンピュータは、
上記複数枚の画像の各ピクセルについて二値化処理を行って上記ゴルフボールのマークの座標データを認識する手段と、
上記マークの座標データより上記インパクト時の上記ゴルフボールの動きを認識する動作認識手段とを備えていることを特徴とするゴルフのインパクト現象解析システムを提供している。
上記構成とすると、上記高速度撮影手段の撮影速度が2万コマ/秒以上、即ち、時系列的に隣接する画像間の時間差を50μsec以下としているので、ゴルフボールがクラブヘッドに衝突している時間が約500μmと超短時間のインパクト現象を詳細に観察することができる。そして、上記コンピュータに取り込まれた画像を特定の閾値で二
値化処理を行うことで、画像上のマークに該当するピクセルを自動で認識して座標データを取得することができる。よって、上記動作認識手段により該座標データの変位等を解析することにより、インパクト時のゴルフボールの回転やヘッド上での滑りなどを求めることができ、インパクト現象に基づくゴルフボールの飛行特性を知得することが可能となる。
なお、高速度撮影手段の撮影速度は、解析精度の点からは10万コマ/秒以上が好ましく、計算コストの点からは100万コマ/秒以下が好ましい。
また、二値化処理の閾値は、白黒画像であれば濃淡値を用い、カラー画像である場合は輝度、色相、彩度あるいは/および明度等の値を用いるとよい。
さらに、二値化処理した閾値を満たすピクセル集合の数が、実際のマークの数より多くあるいは少なく検出された場合には、マークと考えられる画像上の面積範囲を予め設定しておき、その面積範囲内にあるピクセル集合をマークであると決定することで、背景等との誤認識を好適に防止することができる。
上記マークは、上記高速度撮影手段から見た上記ゴルフボールの中心位置を含む2点以上に付された点マーク、あるいは、同心円状と放射状とに描かれた複数本の線マークとしている。
上記構成とすると、例えば、ゴルフボールに点マークを2点以上付した場合は、2つの点マークの座標データからインパクト時のボール挙動を求めることができる。さらに、ゴルフボールに同心円状と放射状の線マークを描いた場合には、線マークの交差した点あるいは領域を認識することで、その座標データからボール挙動を求めることができる。
また、インパクト中にボールが潰れて隠れてしまい、ヘッドスピードによりボールの潰れ量が異なるため、マークの付する位置によってはマークを認識できなくなる場合が考えられるが、複数の同心円と等角度で放射状に配置された直線によって線マークを構成すれば、同心円と直線との交点を参照ポイントとして認識し易い位置に選択することができる。
そして、インパクト時における上記点マークを結ぶ線分あるいは上記線マークの回転角度の変化より上記ゴルフボールのスピン量を算出する。
なお、上記高速度撮影手段から見て上記ゴルフボールを時計に見立てた場合に9時側からクラブヘッドが衝突する場合、該衝突によるボール変形の影響を受けないように上記線分あるいは線マークを時計回りに0時〜6時の領域に設定することが好ましく、特に3時方向に設けるとより好ましい。
上記高速度撮影手段は飛球線方向と垂直な正面方向に配置され、上記ゴルフクラブのヘッドのトウ側に2点のヘッド用マークを付していると共に、該2点のヘッド用マークを結ぶ線分はフェース面と平行とし、
上記ゴルフボールに付された上記マークから上記線分へ垂直に投影した投影点が上記線分上を移動する量を算出している。
上記構成とすると、上記投影点が上記ヘッド用マークを結ぶ線分上を移動する量を求めることで、インパクト時におけるクラブヘッド上でのゴルフボールの滑り量(ゴルフボールがフェース面にグリップされずに移動する量)を見積もることが可能となる。
上記高速度撮影手段から見て上記ゴルフボールを時計に見立てた場合に9時側からクラブヘッドが衝突する場合、上記ヘッド用マークを結ぶ線分へ垂直に投影する上記マークは、時計回りに6時位置から9時位置の間の領域で、かつ、径方向にボール半径の70%〜90%の領域に付されていることが好ましい。
即ち、ゴルフボールの時計回りに6時位置から9時位置の間の領域で、かつ、径方向にボール半径の70%〜90%の領域は、ゴルフボールがヘッドフェース面にグリップされた場合にはヘッドとの相対変位があまりない領域であるので、ゴルフボールのスピン量を差し引いて滑り量を算出する必要がなく、上記投影点が上記ヘッド用マークを結ぶ線分上を移動する量を滑り量と近似させることが可能となる。つまり、70%未満の領域や時計回りに6時位置から9時位置以外の領域であると、フェース面12aから遠くなりすぎてスピンの影響が大きくなるからであり、90%を超えると打撃した時の潰れでマークが隠れて見えなくなるからである。
本発明は第2に、ヘッド用マークがヘッドに付されたゴルフクラブによりゴルフボールを打撃するインパクト現象を撮影速度2万コマ/秒以上で上記ゴルフボール設置箇所の上方から撮影する高速度撮影手段と、
上記高速度撮影手段で撮影された複数枚の画像を取り込むコンピュータとを備え、
上記ヘッド用マークはヘッドのクラウン部に2点付していると共に、該2点のヘッド用マークを結ぶ線分はフェース面と平行とし、
上記コンピュータは、
上記複数枚の画像の各ピクセルについて二値化処理を行って上記ヘッド用マークの座標データを認識する手段と、
上記ヘッド用マークの座標データより上記ヘッド用マークを結ぶ線分の回転角度の変化を算出し、インパクトにおけるフェース面の向きの挙動を認識する動作認識手段とを備えているこことを特徴とするゴルフのインパクト現象解析システムを提供している。
上記構成とすると、撮影速度を2万コマ/秒以上とし、フェース面と平行となる2点のヘッド用マークをクラウン部に付しているので、超短時間のインパクト中のクラブヘッドのフェース面の開き等の動きを詳細に観察することができ、これにより例えばヘッドの慣性モーメントや重心深度の影響などを考察することができる。
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、撮影速度が2万コマ/秒以上としているのでゴルフボールがクラブヘッドに衝突している時間が超短時間のインパクト時におけるマークの動きを詳細に解析することができると共に、二値化処理を行うことにより自動でマークを認識することができる。そして、インパクト時における上記点マークを結ぶ線分あるいは上記線マークの回転角度の変化を求めることで上記ゴルフボールのスピン量を算出することができる。また、上記ゴルフボールに付されたマークからヘッド用マークを結ぶ線分へ垂直に投影した投影点が上記線分上を移動する量を求めることで、インパクト時におけるヘッド上でのゴルフボールの滑り量を評価することが可能となる。
本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。
図1はインパクト現象解析システム10の概略図を示し、ゴルフクラブ11のグリップ部13を把持して機械的にスイングを行うスイングロボット14と、該スイングロボット14の制御と各種信号の入出力を行うコントローラ15と、該コントローラ15に接続されてゴルフクラブ11のヘッド12の通過を検知するレーザーセンサ21と、コントローラ15に接続されてコンピュータ16と、該コンピュータ16に接続された表示手段であるモニター17と、コンピュータ16に接続された入力手段であるキーボード18およびマウス19と、コンピュータ16に接続されて飛球線方向に垂直となる正面位置に設置された高速度ビデオカメラ(高速度撮影手段)20と、ティに設置されて点マークO、A、Bが付されたゴルフボール22と、該ゴルフボール22を照らす照明23とを備えている。
コンピュータ16は、高速度ビデオカメラ20とオンライン接続されており、高速度ビデオカメラ20で撮影された画像をコンピュータ16のハードディスクに保存している。また、コンピュータ16は、高速度ビデオカメラ20を制御するカメラ操作ソフトを備えていると共に、後述するように、取り込んだ複数枚の画像の各ピクセルについて二値化処理を行ってゴルフボール22の点マークO、A、Bの座標データを認識する手段と、点マークO、A、Bの座標データよりゴルフクラブ11のヘッド12と衝突する際のゴルフボール22の動きを認識する動作認識手段とを備えたプログラムを内蔵している。
ゴルフボール22には、図2に示すように、ティに設置された状態を高速度ビデオカメラ20側から見た場合の中心位置に点マークO、ゴルフボール22を時計に見立てた3時位置に点マークA、時計回りに6時位置から9時位置の間で径方向にボール半径の70%〜90%の領域に点マークBが付されている。なお、ゴルフボール22は白色で点マークO、A、Bは黒色としているが、二値化処理できる色であればそれに限定されるものではない。
ゴルフクラブ11のヘッド12には、トウ側に2点のヘッド用マークH1、H2を付しており、この2点のヘッド用マークH1、H2を結ぶ線分L1はフェース面12aと平行としている。
高速度ビデオカメラ20はモノクロ撮影であり、撮影速度が2万〜100万コマ/枚、シャッタースピードは撮影周期(コマ間の時間)の1/2〜1/8とし、カメラ内のメモリに103枚の画像を連続して上書撮影している。
次に、インパクト現象解析システム10の動作手順について説明する。
先ず、高速度ビデオカメラ20をONとした状態でスイングロボット14によりゴルフボール22の打撃を行うと、ボール近傍に設置されたレーザーセンサ21によりゴルフクラブ11のヘッド12の通過が検知され、トリガー信号がコントローラ15を経由してコンピュータ16に送信される。
そして、上記トリガー信号に基づいて高速度ビデオカメラ20で捉えたインパクト時の画像を取り込んでコンピュータ16に保存する。なお、撮影開始のタイミングはカメラ内部または外部で遅延処理を行うことで調整することができる。
次いで、上記プログラムにより各画像での点マークO、A、Bの自動認識を行う。該自動認識の手順は、まず、ヘッド12がゴルフボール22に衝突する前の初期画像を特定の濃淡値を閾値として二値化処理を行い、白色とみなされたピクセルを「1」とすると共に黒色とみなされたピクセルを「0」とする。
上記二値化処理の閾値は、最適であると考えられる閾値により行ってもよいし、閾値の決定も自動化にて行ってもよい。具体的には、モード法や、分散比を最大にする閾値の設定方法がある。
上記モード法は、図4(A)に示すように、縦軸を画素数とし横軸を濃度値とした濃度ヒストグラムに双峰性が見られる場合、対象物(点マークO、A、B)と背景が濃度ヒストグラムに現れていると考えられるので、双峰の谷間となる極小点を閾値に採用する方法である。但し、濃度ヒストグラムは滑らかではないため、曲線を移動平均処理等によりスムージングするなどして極小値を判断するよい。
また、上記分散比を最大にする方法は、対象物と背景との濃度差がある大きさをもつ場合に有効であり、濃度ヒストグラムにおいて全分散が閾値を境としてできる2つのクラスのクラス内分散とクラス間分散の和として表されることに基づいている。この方法は、モード法のよう濃度ヒストグラムに双峰性が見られない場合でも分割点を計算できる利点がある。
詳しくは、図4(B)に示すように、画像を2つのクラスC1およびC2に分割する場合、数式1に示す分離度η(T)が最大になるように閾値Tを決定する。
Figure 2005087615
ここで、σB 2(T)はクラス間分散で以下の数式2で与えられる。
Figure 2005087615
また、σW 2(T)はクラス内分散で、以下の数式3で与えられる。
Figure 2005087615
ここで、σW 2+σB 2=σT(σT 2:全分散)、Nは全画素数、niは濃度レベルiの画素数、ω1およびω2はクラスC1およびC2の生起確率(正規化された画素数)であり、μ1およびμ2とσ1 2およびσ2 2はそれぞれC1およびC2に属する画素の濃度の平均値と分散である。
次に、二値化画像の連結成分ごとに異なったラベル(番号)をつけて、連結成分の大きさを把握して点マークO、A、Bの重心位置を取得する。ラベリングのアルゴリズムは、二値化画像をfとし、ラベル画像をgとすると、まずラベルλ=0として順方向ラスタ走査を始める。次いで、ラベルのついていない黒画素f(m、n)において既走査の4つの隣接画素(図4(C)中の○)のラベル値により次の判断をする。
(1)それらが全て「0」ならばλ=λ+1とし、g(m、n)=λとする。(2)ラベル値が1種類でλ(0<λ)ならばg(m、n)=λとする。
ラベル値が2種類でλ0、λ’(0<λ<λ’)のとき(ラベルの衝突)、g(m、n)=λとし、(m、n)までの既走査画素でラベルλ’をもつ画素のラベルをλに付け替える。この処理を全画素が終了するまで行う。
ここで、ゴルフボール22に該当する「1」のピクセル集合(連結成分)は現実には1つしかないはずが、画像中にゴルフボール22以外の白色が存在した場合には2つ以上の領域が抽出される恐れがある。そのような場合を考慮して、予めゴルフボール22の画像上の面積範囲を設定しておき、その設定範囲外の面積を有する領域はボール領域ではないと判断し、設定範囲内の面積を有する領域をボール領域であると認識する。
次に、点マークO、A、Bを抽出するために上記ボール領域の二値(「0」と「1」)を反転させた後、「1」のピクセルについて、上記ボール領域の抽出と同様にして二値化処理を行う。ここで、予め点マークO、A、Bの画像上の面積範囲を設定しておき、その設定範囲外の面積を有する領域は点マークO、A、Bの領域ではないと判断し、設定範囲内の面積を有する領域を点マークO、A、Bであると認識する。あるいは、点マークO、A、Bの形が円(丸)であることから形によって点マークO、A、B領域ではないと判断してもよい。具体的には、設定範囲内の面積であった抽出領域の慣性主軸を求め、その長軸と短軸の比が0.5〜2であれば円(丸)であると認識することができる。
上記のようにして点マークO、A、Bと認識したピクセル領域から点マークO、A、Bの重心座標を得て、ゴルフボール22に付された点マークO、A、Bを精度良く自動抽出することができる。
次に、初期画像で自動抽出された点マークO、A、Bを以降の画像について自動追尾する処理を行う。
点マークO、A、Bには、図5に示すように、それぞれ点マークO、A、Bの重心座標を中心として四角形の探索範囲S1〜S3を設定する。ここで、探索範囲S1〜S3とは、点マークO、A、Bの検出処理を行う計算対象となる画像上の範囲のことを言う。探索範囲S1〜S3の概念を導入すれば、画像上の探索範囲S1〜S3外に点マークO、A、Bと同様の黒色である箇所があっても、点マークO、A、Bの検出処理を探索範囲S1〜S3内しか行わないため、点マークO、A、Bの誤認識が防止できると共に、フレーム内の全ピクセルを処理対象とする場合に比べ計算時間も大幅に短縮することが可能となる利点がある。本実施形態では、探索範囲S1〜S3は点マークO、A、Bを中心として縦横(YX)範囲をY×Xピクセルとし、X=Y=(点マーク間距離/3)としている。
初期画像より後のコマでは、探索範囲S1〜S3のみで上述した二値化処理を行い、初期画像と同様の手順で点マークO、A、Bの重心座標を取得していき、全画像について点マークO、A、Bの重心座標を取得する。
このように、二値化処理を行う領域を全画面とせず探索範囲S1〜S3内だけで判断しているので、点マークO、A、Bと同様の黒色が画像中に含まれていても排除して誤認識を防止することができると共に計算時間も短縮化することができる。なお、探索範囲S1〜S3は、1コマ前の画像の点マークO、A、Bの重心を中心として設定しておけば、前後の画像間での点O、A、Bの移動距離は少ないので、点マークO、A、Bを探索範囲S1〜S3内に捉えることができる。
次に、上記取得した点マークO、A、Bの座標データより、インパクト時のゴルフボール22のスピン量およびヘッド12のフェース上における滑り量を計算する。
スピン量は、ボール中心の点マークOと3時位置の点マークAとを結ぶ線分OAの回転角を計算することで、インパクト時におけるスピン量rpmを求める。
滑り量は、2つのヘッド用マークH1、H2を結ぶ線分Lに点マークBから垂直に投影した投影点B’が線分L上を移動する量を滑り量であると近似して求める。
上記構成とすると、ゴルフボールがクラブヘッドに衝突している時間が約500μmと超短時間のインパクト時における点マークO、A、Bの動きを自動で詳細に解析することができる。また、線分OAをヘッド12との衝突面から遠い3時方向に設けているので、ヘッド衝突によるボール22変形の影響を受けずに、スピン量を正確に計算することができる。さらに、点マークBは、時計回りに6時位置から9時位置の間の領域で且つ径方向にボール半径の70%〜90%の領域に設けていることより、投影点B’が線分L上を移動するのは、ゴルフボールの回転による影響は微小で、フェース面上をボール22が滑ることに起因するのが大部分であり、投影点B’の移動量で滑り量を評価することが可能となる。
図6乃至図8は第2実施形態を示す。
図6はティに設置されたゴルフボール22’を高速度ビデオカメラ20側から見たもので、同心円状の線マーク31と放射状の線マーク30とを複数本マーキングしており、中心位置を中心ポイントOとすると共に、3時方向で線マーク30、31が交差する点を交差ポイントA、6時位置から9時位置の間で径方向にボール半径の70%〜90%の領域における線マーク30、31の交差点を交差ポイントBとしている。なお、線マーク30、31の交差する点の間隔は4mm以上としており、同心円状の線マーク30の個数は1〜10個で、放射状の線マーク31の本数は2〜32としている。
第1実施形態と同様に二値化処理された画像上でボール領域の抽出を行い、二値の反転後、ハフ変換を実施して線マーク30、31を抽出する。
ハフ変換とは、幾何学的形状の規則性を利用して直線、円などの線を発見する手法である。例えば、図7(A)に示すように、直線はそれに直交する線とx軸とのなす角度θと、原点からの距離ρによって表現できる。このθとρをパラメータとする平面を考えると、x−y平面上の直線は、θ−ρ平面上では、
Figure 2005087615
という正弦曲線に変換される。
ここで、x−y平面上で同一直線上にある点をθ−ρ平面に変換すると、全てが同一の共有点Cをもつ正弦曲線になる。よって、多数の正弦曲線の通る共通点(θ0、ρ0)を知れば、x−y平面上の直線ρ0=xcosθ0+ysinθ0を知ることができる。パラメータρとθを求めるために、直線の原点を画像中心とした場合、ρとθの範囲は、0<ρ<√{(画像高さ/2)2+(画像幅/2)2}、0°<θ<180°で、かなり広範囲になるために、時間が非常にかかると予想される。そこで、パラメータρとθを求める時間を短縮するために、3時−9時ラインの中点を中心として、時計回りの方向を正とした場合、3時方向のラインを0°<θ1<5°、175°<θ1<180°、8時方向のラインを50°<θ2<70°と限定して探索したり、あるいは、直線の原点をボール領域の中心とすればρを±10√2の範囲に限定することで高速処理することができる。但し、この範囲は上記に限定されるものではなく、直線抽出が行える範囲で適宜調整ができる。
また、以下の数式5で表される円の場合は、
Figure 2005087615
直線の場合と同様の原理により、a、b、rを軸とする3次元のパラメータ空間上で共通点を見いだすことで、x−y平面上での円を知ることができる。ここで、直線の場合と同様理由により、画像中心を原点とした場合、a、b、rの範囲は、−(画像幅/2)<a<(画像幅/2)、−(画像高さ/2)<b<(画像高さ/2)、0<r<√{(画像高さ/2)2+(画像幅/2)2}の広範囲で求めると時間が非常にかかる。そこで、円中心をボール領域の中心として、−10<a<10、−10<b<10、0.7×(ボール領域の高さと幅の平均)×0.5<r<0.9×(ボール領域の高さと幅の平均)×0.5、の範囲に限定して探索すれば高速処理することができる。但し、この範囲は上記に限定されるものではなく、円抽出が行える範囲で適宜調整ができる。
上記ハフ変換を用いて、画像上の線マーク30、31に該当する「1」のピクセルの点座標から直線(線マーク30に該当)と円(線マーク31に該当)を認識する。但し、ボール上の線マーク30、31の太さによっては、抽出したい3時あるいは8時の線マーク30もしくはボール半径の70%〜90%の円状の線マーク31が複数抽出される場合がある。このような場合は、抽出した直線あるいは円のパラメータを平均してもよい。あるいは、パラメータの決定に用いる投票数の閾値を大きくして直線・円が1つしか表れないようにしてもよい。但し、この方法は上記に限定されるものではない。そして、3時方向における該直線と円との交点を交差ポイントAとすると共に、6時位置から9時位置の間で径方向にボール半径の70%〜90%の領域における直線と円との交点を交差ポイントBとしている。なお、本実施形態では、交差ポイントBは8時方向のボール半径の70〜90%の領域における交差点としている。
そして、図8(A)に示すように、中心ポイントOおよび交差ポイントA、Bの座標を中心とするテンプレートT1〜T3を決定し、テンプレートT1〜T3内の二値あるいは濃淡値を記憶しておき、テンプレートマッチング処理により、以降のコマの画像上の中心ポイントOおよび交差ポイントA、Bの座標を取得する。
詳しくは、交差ポイントAについて代表して説明すると、図8(B)に示すように、前の時刻の画像での交差ポイントAの座標を中心として、テンプレートT1を、反時計回りを正とした場合に−0.5°〜+3°(θ)の範囲で回転させると共に、テンプレートT1を縦横に5×5ピクセル(a×bピクセル)平行移動させて、最もマッチングしたテンプレートT1の位置の中心を交差ポイントAとみなす。つまり、−0.5°〜+3°の範囲で0.5°刻みに回転させる8パターンに5×5ピクセルの25パターンの回転支点を組み合せるので、合計8×25=200パターンのマッチング処理を行うこととなる。なお、テンプレートT1を平行移動させる範囲および回転させる範囲は上記に限定されるものではなく、マッチングが行える範囲で適宜調整すればよい。
なお、上記テンプレートマッチング処理は、以下の数式6で表される画素値の差の絶対値の和(Sum of Absolute Difference:SAD)により評価する。
Figure 2005087615
ここで、tは現在の画像、t−1は1コマ前の画像、(p,q)はテンプレートT1の中心の平行移動を行う範囲、(i0,j0)はテンプレートの中心、mはテンプレートTの縦辺のピクセル数、nはテンプレートTの横辺のピクセル数、θはテンプレートの回転角度、αは1コマ前に求めたテンプレート角度、gt(x,y,θ)は座標(x,y)でテンプレート角度がθにおけるピクセルの濃淡値を表す関数である。
テンプレートT1の位置・角度(p,q,θ)を上記条件のもと変化させてS(p,q,θ)を計算し、この値が最小となる位置・角度で最もマッチングしたとみなし、このマッチングした際の(i0+p,j0+q)値を交差ポイントAの座標として認識する。
上記手順で全画像について中心ポイントOおよび交差ポイントA、Bの重心座標を取得していき、その座標データよりインパクト時のゴルフボール22’のスピン量およびヘッド12のフェース上におけるボールの滑り量を計算する。
なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図9および図10は第3実施形態を示す。
高速度ビデオカメラ20をティに設置したゴルフボール22の上方から撮影するように設置すると共に、ゴルフクラブのヘッド12’のクラウン部にヘッド用マークH3、H4を付して、該ヘッド用マークH3、H4を結ぶ線分がフェース面12a’と平行となるようにしている。なお、ヘッド12’とヘッド用マークH3、H4との間に画像上のコントラストがでるように、ヘッド12’はつや消しの黒に塗る一方、ヘッド用マークH3、H4は白色の反射マークとしている。
第1実施形態と同様に、打撃時を高速度ビデオカメラ20で撮影した画像の二値化処理等によりヘッド用マークH3、H4の座標を取得し、該ヘッド用マークH3、H4を結ぶ線分の向きをヘッド12’のフェース面12a’の向きとして、インパクト時におけるヘッドの向きを詳細に調べることができる。
例えば、図9(A)(B)に示すように、ゴルフボール22をフェース面12a’のトウ側20mmにセンターからズレてショットした場合、図10に示すように、インパクト中にヘッド12’のフェース面12a’が開いていくのが分かる。つまり、このように、ボール22をショットする位置とヘッドの向きに着目することで、例えば、ヘッド12’の慣性モーメントや重心深度の影響を考察することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1は第2実施形態に該当し、5番アイアンのゴルフクラブ11をスイングロボット(Golf Laboratories社製)14に固定してインパクト時のヘッドスピードを34.5m/sとして設定し、高速度ビデオカメラ(島津製作所製;HPV−1)20の撮影速度を10万コマ/秒として、3ピースのゴルフボール22’の打撃時を100コマ撮影した。
そして、上述した手順によりゴルフボール22’の中心ポイントと、線マーク30、31が交差する交差ポイントA、Bの重心の座標データを取得し、該座標データからインパクト時における線分OAの回転角を算出する。
図11は線分OAの回転から算出したインパクト時のゴルフボールのスピン量の時刻歴を示し、インパクトが開始するとスピン量が一旦増加し、接触開始後300μm前後(グラフ上のX軸では400μm前後)でスピン量は減少し、インパクトが終了している。これを、図12に示す回転角の時刻歴結果で見ると、接触開始後300μm前後(グラフのX軸では400μm前後)で傾きが変わる変曲点が発生していることが確認され、ヘッド12との接触中に一旦増えたスピン量が変曲点を境界として減少していくことがわかる。
実施例2は第2実施形態に該当し、ボール構造の違いの影響を考察するため、1ピースと3ピースのゴルフボール22’をそれぞれ打撃した際において、線分OAの回転から算出したインパクト時のゴルフボール22’のスピン量の時刻歴を図13に示している。なお、他の条件は実施例1と同様である。
これによると、1ピースボールのスピン量は、3ピースボールよりスピン量の減少するタイミングが遅れていることが分かり、このため、インパクト終了直前にスピン量が減少する量が少なくなって、3ピースボールに比べるとスピン量が多くなることが分かる。さらには、このようにボール構造が異なると、インパクト開始後のスピン量の立ち上がり方も異なることが分かる。
実施例3は第2実施形態に該当し、図14および図15はロフト角の違いの影響を考察するため、5番アイアンとサンドウェッジを用い、ヘッドスピードを31.0m/sとしている。他の条件は実施例1と同様である。
図14に5番アイアンとサンドウェッジで打撃したときのインパクト中のスピン量の時刻歴を示している。サンドウェッジの場合にも接触後しばらくしてからスピン量が増加していくが、その増加の度合いが5番アイアンに比べて緩い。
また、接触している時間はサンドウェッジの方がおよそ50μsec長いものの、5番アイアンではインパクト中にスピン量が最大値をとるのに対し、サンドウェッジでは明瞭な最大値をとらないことがわかる。次に、図15はインパクト中のフェース面上でのボールの滑り量を示しており、5番アイアンでは接触してから約150μsecの間、ボール22’はフェース12a上をおよそ2mm滑っており、その後、ボール22’とヘッド12が離反するまでフェース面12a上を滑らずにグリップされた状態になっている。
一方、サンドウェッジではゴルフボール22’が接触してから離反するまで常に滑っている。このため、ボール内部にねじれが生じた後に復元するというリコイル現象の起こるタイミングが遅くなり、ボール22’に働くせん断力の反転が生じなかったためにスピン量が最大値をとらなかったものと考えられる。
実施例4は第2実施形態に該当し、ボール22’とフェース面12aの摩擦係数の違いによるインパクト中のボール22’の挙動の差異を見るために、表面粗さの異なるフェース面12aを有する5番アイアンで3ピースボールを打撃した。できるだけ打撃する条件が一定になるように、ここではスイングロボット14に取り付けるゴルフクラブ11を交換するのではなく、フェース板を脱着可能にして粗さの異なるフェース板を交換することで実験を行った。前述までの通常のフェース面の粗さが10点平均粗さで7μmであるのに対して、使用したフェース板の表面粗さは、フェース面をアルミナ#20でブラストした状態の表面粗度大(10点平均粗さ40μm)と、機械加工したままの状態の表面粗度小(10点平均粗さ2μm)である。なお、この実験においてはフェース面にはフェース溝を設けていない。なお、他の条件は実施例1と同様である。
図16にフェース面の表面粗さの異なる5番アイアンで打撃したときのインパクト中のスピン量の時刻歴を示す。これにより、フェース面の表面粗度大の方がスピン量の立ち上がりが早く、スピン量が最大となる時刻も早いことがわかる。これは、図17に示すインパクト中のフェース面上でのボール22’の滑り量の時刻歴から、フェース面の表面粗度大では接触してからおよそ150μs後にフェース面上でのボールの滑りが止まっているのに対して、表面粗度小では分離するまで常に滑っていることに起因していることがわかる。スピン量の最大値はフェース面の粗さに関係なく同等であり、接触している時間も等しいことから、スピン量が最大となる時刻が早い表面粗度大の方が接触中にスピン量は多く減少することになって、結果として打ち出された初期のスピン量は小さくなることがわかる。
以上の実施例1〜4により、(1)接触中にスピン量(回転速度)は一旦増加して最大値をとった後に減少することと、(2)接触中のスピン量の変化は、ボールの構造やロフト角、ボールとフェース面の摩擦状態に依存しており、フェース面上でのボールの滑りが重要な因子となっていることが知得できる。
本発明の第1実施形態のインパクト現象解析システムの全体図を示す。 高速度ビデオカメラで撮影されたゴルフボールおよびクラブヘッドを示す図面である。 滑り量の算出原理を説明する図面である。 (A)(B)は二値化処理の閾値の決定方法を示す図面、(C)はラベリング手法を説明する図面である。 探索範囲の設定を示す図面である。 第2実施形態のゴルフボールを示す図面である。 (A)(B)はハフ変換を説明する図面である。 (A)はテンプレートの設定を示す図面、(B)はテンプレートの拡大図である。 (A)(B)は第3実施形態の上方から見たインパクトを示す図面である。 ヘッドの向きと時間との関係を示すグラフである。 実施例1のスピン量と時間との関係を示すグラフである。 実施例1の回転角と時間との関係を示すグラフである。 実施例2のスピン量と時間との関係を示すグラフである。 実施例3のスピン量と時間との関係を示すグラフである。 実施例3の滑り量と時間との関係を示すグラフである。 実施例4のスピン量と時間との関係を示すグラフである。 実施例4の滑り量と時間との関係を示すグラフである。
符号の説明
10 インパクト現象解析システム
11 ゴルフクラブ
12 ヘッド
14 スイングロボット
15 コントローラ
16 コンピュータ
20 高速度ビデオカメラ
21 レーザーセンサ
22 ゴルフボール
O、A、B 点マーク
30、31 線マーク

Claims (6)

  1. マークが付されたゴルフボールのゴルフクラブによるインパクト現象を撮影速度2万コマ/秒以上で撮影する高速度撮影手段と、
    上記高速度撮影手段で撮影された複数枚の画像を取り込むコンピュータとを備え、
    上記コンピュータは、
    上記複数枚の画像の各ピクセルについて二値化処理を行って上記ゴルフボールのマークの座標データを認識する手段と、
    上記マークの座標データより上記インパクト時の上記ゴルフボールの動きを認識する動作認識手段とを備えていることを特徴とするゴルフのインパクト現象解析システム。
  2. 上記マークは、上記高速度撮影手段から見た上記ゴルフボールの中心位置を含む2点以上に付された点マーク、あるいは、同心円状と放射状とに描かれた複数本の線マークとしている請求項1に記載のゴルフのインパクト現象解析システム。
  3. インパクト時における上記点マークを結ぶ線分あるいは上記線マークの回転角度の変化より上記ゴルフボールのスピン量を算出する請求項2に記載のゴルフボールのインパクト現象解析システム。
  4. 上記高速度撮影手段は飛球線方向と垂直な正面方向に配置され、上記ゴルフクラブのヘッドのトウ側に2点のヘッド用マークを付していると共に、該2点のヘッド用マークを結ぶ線分はフェース面と平行とし、
    上記ゴルフボールに付された上記マークから上記線分へ垂直に投影した投影点が上記線分上を移動する量を算出している請求項1乃至請求項3に記載のゴルフボールのインパクト現象解析システム。
  5. 上記高速度撮影手段から見て上記ゴルフボールを時計に見立てた場合に9時側からクラブヘッドが衝突する場合、上記ヘッド用マークを結ぶ線分へ垂直に投影する上記マークは、時計回りに6時位置から9時位置の間の領域で、かつ、径方向にボール半径の70%〜90%の領域に付されている請求項4に記載のゴルフボールのインパクト現象解析システム。
  6. ヘッド用マークがヘッドに付されたゴルフクラブによりゴルフボールを打撃するインパクト現象を撮影速度2万コマ/秒以上で上記ゴルフボール設置箇所の上方から撮影する高速度撮影手段と、
    上記高速度撮影手段で撮影された複数枚の画像を取り込むコンピュータとを備え、
    上記ヘッド用マークはヘッドのクラウン部に2点付していると共に、該2点のヘッド用マークを結ぶ線分はフェース面と平行とし、
    上記コンピュータは、
    上記複数枚の画像の各ピクセルについて二値化処理を行って上記ヘッド用マークの座標データを認識する手段と、
    上記ヘッド用マークの座標データより上記ヘッド用マークを結ぶ線分の回転角度の変化を算出し、インパクトにおけるフェース面の向きの挙動を認識する動作認識手段とを備えていることを特徴とするゴルフのインパクト現象解析システム。
JP2003328225A 2003-09-19 2003-09-19 ゴルフのインパクト現象解析システム Pending JP2005087615A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003328225A JP2005087615A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 ゴルフのインパクト現象解析システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003328225A JP2005087615A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 ゴルフのインパクト現象解析システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005087615A true JP2005087615A (ja) 2005-04-07

Family

ID=34457873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003328225A Pending JP2005087615A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 ゴルフのインパクト現象解析システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005087615A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009094905A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理方法
WO2014109546A1 (ko) * 2013-01-08 2014-07-17 (주)골프존 운동하는 볼에 대한 센싱장치 및 센싱방법
WO2014109544A1 (ko) * 2013-01-08 2014-07-17 (주)골프존 운동하는 볼에 대한 센싱장치 및 센싱방법과, 운동하는 볼의 스핀 산출을 위한 볼 이미지의 이미지 처리방법
CN107025271A (zh) * 2017-03-10 2017-08-08 深圳战吼网络科技有限公司 一种获取和处理游戏数据的方法及装置
CN110545885A (zh) * 2017-12-22 2019-12-06 追踪者有限责任公司 用于确定运动球击打元件的撞击特性的系统和方法
JP2019217078A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 ブリヂストンスポーツ株式会社 評価方法
JP6904624B1 (ja) * 2021-01-21 2021-07-21 有限会社Amplus クラブヘッド計測用マークおよび画像処理装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009094905A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理方法
WO2014109546A1 (ko) * 2013-01-08 2014-07-17 (주)골프존 운동하는 볼에 대한 센싱장치 및 센싱방법
WO2014109544A1 (ko) * 2013-01-08 2014-07-17 (주)골프존 운동하는 볼에 대한 센싱장치 및 센싱방법과, 운동하는 볼의 스핀 산출을 위한 볼 이미지의 이미지 처리방법
US9830712B2 (en) 2013-01-08 2017-11-28 Golfzon Co., Ltd. Method and apparatus for sensing moving ball
CN107025271A (zh) * 2017-03-10 2017-08-08 深圳战吼网络科技有限公司 一种获取和处理游戏数据的方法及装置
CN110545885A (zh) * 2017-12-22 2019-12-06 追踪者有限责任公司 用于确定运动球击打元件的撞击特性的系统和方法
JP2019217078A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 ブリヂストンスポーツ株式会社 評価方法
JP7088754B2 (ja) 2018-06-21 2022-06-21 ブリヂストンスポーツ株式会社 評価方法
JP6904624B1 (ja) * 2021-01-21 2021-07-21 有限会社Amplus クラブヘッド計測用マークおよび画像処理装置
JP2022112070A (ja) * 2021-01-21 2022-08-02 有限会社Amplus クラブヘッド計測用マークおよび画像処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9519970B2 (en) Systems and methods for detecting a tilt angle from a depth image
US9278287B2 (en) Visual based identity tracking
US9311560B2 (en) Extraction of user behavior from depth images
US20160260226A1 (en) Method and apparatus for detecting object in moving image and storage medium storing program thereof
US9767568B2 (en) Image processor, image processing method, and computer program
JP2007042072A (ja) 追跡装置
US20180150969A1 (en) Information processing device, measuring apparatus, system, calculating method, storage medium, and article manufacturing method
JP2005210666A (ja) ゴルフスウィング診断システム
JP6742221B2 (ja) オブジェクト追跡装置及びそのプログラム
JP2006185109A (ja) 画像計測装置及び画像計測方法
US11583746B2 (en) Measurement and reconstruction of the golf launching scene in 3D
US20240017142A1 (en) Mark for club head measurement and image processing device
JP6500598B2 (ja) 飛翔体測定装置、飛翔体測定方法、及びプログラム
JP2005087615A (ja) ゴルフのインパクト現象解析システム
US20130143682A1 (en) Diagnosing method of golf swing
JP2007241477A (ja) 画像処理装置
KR102531041B1 (ko) 고속 카메라 영상에서 골프공과 골프클럽의 움직임을 인식하는 방법 및 이를 이용한 골프용 모션 분석 장치
JP2004248725A (ja) 打球の解析装置及び方法
JP7198661B2 (ja) オブジェクト追跡装置及びそのプログラム
JP4218963B2 (ja) 情報抽出方法、情報抽出装置及び記録媒体
US11229824B2 (en) Determining golf club head location in an image using line detection and contour separation
KR102084858B1 (ko) 카메라를 이용한 골프 시뮬레이터의 촬영 영상에서 골프공 오브젝트만 인식하는 방법
JP2003111880A (ja) ゴルフスイング解析システム及び画像処理方法
KR20190139605A (ko) 제스처 인식 장치 및 방법
JP2002301172A (ja) ゴルフクラブスイング時のブロー角計測システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20050523

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20050603

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A621 Written request for application examination

Effective date: 20051228

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080328

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080507

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20080707

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090205

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20090428

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100913