JP2007166052A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを記録した記録媒体、並びに地紋印刷物 - Google Patents
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Abstract
【課題】より多くの読み取り解像度の複写に対応可能な地紋印刷物を印刷するための地紋パターンを生成する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを記録した記録媒体、並びに地紋印刷物を提供すること。
【解決手段】地紋印刷物には、所定の網点線数のドットにより形成した背景と、透かし文字として、背景より高い網点線数のドットにより形成した第1の文字群及び背景より低い網点線数のドットにより形成した第2の文字群が含まれている(図7(a)参照)。地紋印刷物が複写されると、複写機の読み取り解像度の高低に応じて、第1の文字群が消失したり(図7(b)参照)、第1の文字群及び背景が消失する(図7(c)参照)ことにより、透かし文字の一部が浮かび上がる。これにより、地紋印刷物がより広い範囲の読み取り解像度に対応するので、より多くの機種の複写機による複写に対応可能な地紋印刷物を得ることができる。
【選択図】図7
【解決手段】地紋印刷物には、所定の網点線数のドットにより形成した背景と、透かし文字として、背景より高い網点線数のドットにより形成した第1の文字群及び背景より低い網点線数のドットにより形成した第2の文字群が含まれている(図7(a)参照)。地紋印刷物が複写されると、複写機の読み取り解像度の高低に応じて、第1の文字群が消失したり(図7(b)参照)、第1の文字群及び背景が消失する(図7(c)参照)ことにより、透かし文字の一部が浮かび上がる。これにより、地紋印刷物がより広い範囲の読み取り解像度に対応するので、より多くの機種の複写機による複写に対応可能な地紋印刷物を得ることができる。
【選択図】図7
Description
複写時に再現される潜像及び複写時に消失する背景を印刷する地紋印刷を行うための地紋パターンを生成する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを記録した記録媒体、並びに地紋印刷物に関する。
従来、機密文書などの不正複写を抑制するため、複写機により複写すると「複写禁止」などの警告文字が浮かび上がる特殊な印刷(以下、「地紋印刷」という)を行うことがある(例えば、特許文献1参照)。地紋印刷では、複写により再現されて浮かび上がる部分を「潜像」、複写により消去される部分を「背景」という。
特許文献1に記載の技術は、潜像と背景との網点線数を異ならしめることにより、地紋印刷を行っている。具体的には、網点処理において、潜像部分にドット集中型ディザ法を適用し、背景部分にはドット分散型ディザ法を適用するようにして、低い網点線数の潜像と高い網点線数の背景とを作り出し、潜像を背景に埋め込むことにより地紋印刷を行っている。また、背景部分の網点線数については、対応させようとする複写機が読み取ることが不可能な網点線数に設定されている。
地紋印刷した印刷物は、潜像が背景に埋まっているため潜像と背景との判別が困難であり、地紋印刷物であることがユーザに分かり難くなっている。しかし、地紋印刷した印刷物を複写すると、低い網点線数の潜像は複写機が読み取り可能な一方で、高い網点線数の背景については複写機が読み取り不可能なために、複写物には背景が消失して潜像のみが残る。このように、地紋印刷物を複写すると、複写機の解像度に対応しない背景が消失して潜像が浮かび上がるので、複写機による複写を抑止することができる。
また、特許文献2に記載の技術は、潜像を複数の領域に分割し、潜像とする文字を複数の領域に渡って配置することにより、地紋印刷物に埋め込んだ文字を判別し難くしている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、複写機の読み取り解像度によっては、複写時に潜像が浮かび上がることなく、地紋印刷物としての目的を達成できないことがあった。例えば、潜像の網点線数及び背景の網点線数を読み取り可能な解像度に対応した複写機により複写する場合には、複写時に背景の消失が生じない。また、複写機の読み取り解像度が、背景の網点線数を読み取り不可能な解像度であれば、背景及び潜像の双方が消失し、潜像が浮かび上がらない。このように、従来の地紋印刷物では、読み取り解像度が異なる多数の複写機に対応することができないという課題があった。
そこで、本発明は、より多くの読み取り解像度の複写に対応可能な地紋印刷物を印刷するための地紋パターンを生成する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを記録した記録媒体、並びに地紋印刷物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複写時に消失する背景を表す背景パターンに複写時に再現する潜像を埋め込んで、印刷時に形成するドットに対応する地紋パターンを生成する画像処理装置であって、潜像又は背景パターンの少なくとも一方を複数の領域に分割する分割手段と、分割した複数の領域のそれぞれを、複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応させるようにして、潜像又は背景パターンに形成するドットを複数の網点線数に対応させ、潜像に形成するドットを背景パターンに形成するドットに重ね合わせるようにして、地紋パターンを生成する地紋パターン生成手段と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、潜像又は背景パターンの少なくとも一方について、分割した領域ごとに複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応させるようにして、潜像又は背景について複数の網点線数のドットを有した地紋パターンを印刷することができる。複数の網点線数のそれぞれが所定の読み取り解像度に対応するので、地紋パターン全体としては複数の読み取り解像度に対応することができる。したがって、複数の読み取り解像度に対応し、より多くの機種の複写機による複写に対応可能な地紋印刷物を得ることができる。
ここで、潜像に、1つ又は複数の文字からなる複数個の文字列が配置されるときに、分割手段は、複数の文字列を複数のグループに分割し、地紋パターン生成手段は、分割したグループごとに、複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応させるようにして、複数の文字列に形成するドットを複数の網点線数に対応させることが好ましい。
このようにすれば、1つ又は複数の文字からなる文字列ごとに複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応させるので、複数の文字列を、複数の網点線数に対応するドットにより印刷することができる。したがって、複数の読み取り解像度に対応し、より多くの機種の複写機による複写に対応可能な地紋印刷物を得ることができる。
また、本発明は、方法の発明とすることもできる。すなわち、本発明は、複写時に消失する背景を表す背景パターンに複写時に再現する潜像を埋め込んで、印刷時に形成するドットに対応する地紋パターンを生成する画像処理方法であって、潜像又は背景パターンの少なくとも一方を複数の領域に分割する分割工程と、分割した複数の領域のそれぞれを、複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応させるようにして、潜像又は背景パターンに形成するドットを複数の網点線数に対応させ、潜像に形成するドットを背景パターンに形成するドットに重ね合わせるようにして、地紋パターンを生成する地紋パターン生成工程と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明は、プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体の態様とすることもできる。すなわち、本発明は、複写時に消失する背景を表す背景パターンに複写時に再現する潜像を埋め込んで、印刷時に形成するドットに対応する地紋パターンを生成するための画像処理プログラムであって、コンピュータを、潜像又は背景パターンの少なくとも一方を複数の領域に分割し、分割した潜像又は背景パターンを記憶部に記憶する分割手段、記憶部から読み出した分割した潜像又は背景パターンについて、分割した複数の領域のそれぞれを、複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応させるようにして、潜像又は背景パターンに形成するドットを複数の網点線数に対応させて記憶部に記憶し、潜像に形成するドットを記憶部に記憶された背景パターンに形成するドットに重ね合わせて上書きするようにして、地紋パターンを生成する地紋パターン生成手段、として機能させることを特徴とする。画像処理プログラムを記録した記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、ICカード、メモリカードなど、コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
また、本発明は、地紋パターンを印刷した地紋印刷物の態様とすることもできる。すなわち、複写時に消失する背景及び複写時に再現する潜像を含む地紋パターンを印刷した地紋印刷物であって、潜像又は背景パターンの少なくとも一方を分割した複数の領域のそれぞれが、複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応するようにして、潜像又は背景パターンが複数の網点線数に対応するドットにより印刷されていることを特徴とする。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る第1の実施形態について図面を参照して説明する。
以下、本発明に係る第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係るシステムの構成を示した図である。図1に示すように、本印刷システム1は、ホストコンピュータ2と、ホストコンピュータ2に接続されたプリンタ3と、LCDなどのディスプレイ4と、を備えている。なお、第1の実施形態に係る印刷システム1は、プリンタ3が形成するドットの有無に対応するビットマップ画像をホストコンピュータ2側で生成する、いわゆるホストベースのシステムである。
ホストコンピュータ2は、プリンタ3のホスト装置であり、例えば、汎用のパーソナルコンピュータである。図1に示すように、ホストコンピュータ2は、CPU10、ROM11、RAM12、ハードディスク(以下、「HD」という)13及びCD−ROMドライブ14、インターフェイス(以下、「I/F」という)15を備え、バス16を介して相互に接続されている。
CPU10は、ホストコンピュータ2の各構成を制御する部分である。ROM11はホストコンピュータ2を制御するための所定のプログラムなどが記録された不揮発性のメモリ、RAM12はワーキングメモリなどとして用いる汎用のメモリである。
HD13は、アプリケーションプログラムや本発明に係る画像処理プログラムなどを記録している。なお、画像処理プログラムは予めHD13に記録されていてもよいし、CD−ROM5などの記録媒体に記録された形態で供給され、CPU10がCD−ROMドライブ14により読み出したプログラムをHD13に格納することとしてもよい。
I/F15は、ディスプレイ4及びプリンタ3がケーブルを介して接続される部分であり、ディスプレイ4へのデータ送信及びプリンタ3とのデータの送受信を行う。
そして、CPU10がHD13に記録された画像処理プログラムを読み出して実行することにより、ホストコンピュータ2がプリンタドライバ22を有する画像処理装置20として機能する。また、図1に示すように、本実施形態の画像処理装置20は、プリンタドライバ22に加えて、アプリケーション21を有している。
アプリケーション21は、プリンタ3に対する印刷要求元であり、HD13に記録されているアプリケーションプログラムをCPU10が実行することにより機能している。後述するように、プリンタドライバ22から印刷の設定が行われると、アプリケーション21は、印刷要求及び印刷対象の画像データを所定のフォーマットでプリンタドライバ22に受け渡す。
プリンタドライバ22は、印刷における各種設定を行って、アプリケーション21から受け取った画像データについて地紋印刷するための印刷データを生成する部分であり、印刷設定部23と、透かし文字配置/分割部24と、地紋パターン生成部25と、印刷データ生成部26と、印刷データ出力部27と、を有している。
印刷設定部23は、I/F15を介してディスプレイ4にデータを送信して印刷設定画面を表示させ、ユーザが印刷設定画面に従ってキーボード、マウス(図示なし)などにより入力した各種の設定条件を取得する処理を行う。取得した設定条件を示す印刷設定情報はRAM12に記憶される。
ここで、印刷設定部23が行う設定には、地紋印刷に関する設定が含まれている。すなわち、印刷設定部23は、地紋印刷に関する設定を行うための地紋印刷設定画面をディスプレイ4に表示して、ユーザが地紋印刷についての各種設定条件を設定するようにしている。地紋印刷設定画面において設定される内容としては、地紋印刷を行うか否かの選択、地紋印刷における透かし文字の設定、及び背景パターンの設定などがある。
透かし文字の設定については、地紋印刷設定画面において、「複写禁止」、「COPY」などの複数の選択候補の文字列のうちから透かし文字とする文字列を選択可能になっており、任意の文字列が選択されると選択された文字列を表す文字データが生成される。なお、各選択候補についての文字データは、HD13に予め記憶されている。
背景パターンの設定については、地紋印刷設定画面において、複数の選択候補から任意に1つの背景パターンを選択可能になっている。なお、背景パターンについてプリンタ3が形成するドットの有無に対応したデータは、背景パターンごとにHD13に予め記憶されている。
透かし文字配置/分割部24は、設定された文字列を複数個配置する処理、及び配置した文字列を2つのグループ(以下、「第1の文字群」、「第2の文字群」という)に分割する処理を行う。
地紋パターン生成部25は、第1の文字群と第2の文字群とについて、それぞれ異なる網点線数の透かしイメージを適用してから合成することにより潜像を生成し、潜像を背景パターンに埋め込んで、地紋パターンを生成する処理を行う。
印刷データ生成部26は、アプリケーション21により受け渡された印刷対象の画像データから、プリンタ3が形成するドットの有無に対応したビットマップ画像を生成する。そして、印刷対象となる画像のドットを地紋パターンのドットに上書きするようにして、印刷データを生成する。
印刷データ出力部27は、生成した印刷データをI/F15を介してプリンタ3に送信し、プリンタ3に印刷を行わせる処理を行う。
プリンタ3は、電子写真方式のレーザプリンタであり、受信した印刷データのビットマップ画像に応じてパルス幅変調を行って画像信号を生成する。そして、画像信号に従うドットを印刷用紙上に形成するようにして印刷を行う。
以上に説明したように、第1の実施形態に係る画像処理装置20は、地紋印刷の潜像部分として複数個配置する透かし文字について、透かし文字を第1の文字群、第2の文字群に分けて、それぞれの文字群が異なる網点数を有する地紋パターンを生成している。
次に、画像処理装置20が行う処理についてフローチャートに従って詳細に説明する。
印刷設定部23がディスプレイ4に表示させた印刷設定画面上で、ユーザが地紋印刷を含めて印刷に関する各種設定を行ってから印刷開始の操作を行うと、各種設定情報がRAM12に記憶された状態で図2のフローチャートに示す印刷処理を開始する。
処理を開始すると、ステップS100においては、CPU10は、RAM12に記憶された設定情報を参照して、当該印刷について地紋印刷が指定されているか否かを判断する。地紋印刷が指定されている場合(Yes)、ステップS200に進む。地紋印刷が指定されていない場合(No)、ステップS400に進んで通常の印刷を行う。
ステップS200では、CPU10は、地紋パターンを生成する地紋パターン生成処理を行う。図3は、地紋パターン生成処理の処理の流れを示したフローチャートである。図4及び図6は、地紋パターン生成処理を説明する図である。以下、図3乃至図6に従って、地紋パターン生成処理について説明する。
地紋パターン生成処理を開始すると、図3のフローチャートに従ってステップS205において、CPU10は、RAM12に記憶された設定情報から選択した背景パターンの種類を特定して、HD13より特定した背景パターンを表すデータを読み出すようにして背景パターンを取得する。
次に、ステップS210では、CPU10は、RAM12に記憶された設定情報から選択した透かし文字の種類を特定し、HD13より選択した文字を表す文字データを読み出して取得する。
次に、ステップS215では、CPU10は、選択した文字を繰り返し配列するようにして、文字の配置を決定する。例えば、図4(a)の例に示すように、文字データ50には複数の文字列「複写禁止」が繰り返し配置される。
次に、ステップS220では、CPU10は、配置した複数の文字列を、2つの文字群に振り分けて、第1の文字群及び第2の文字群ごとにビットマップ画像である文字データを生成する。図4の例では図4(b)及び(c)に示すように、配置した8つの複写禁止の文字列を、4つの文字列からなる第1の文字群を含む文字データ50a及び第1の文字群に含まれない4つの文字列からなる第2の文字群を含む文字データ50bを生成している。なお、2つの文字群への分け方としては、図4に示すように配置された位置に応じて第1の文字群と第2の文字群に交互に振り分けてもよいし、ランダムに決定することとしてもよい。
次に、CPU10は、HD13より透かしイメージ70aを読み出して第1の文字群を含む文字データ50aに適用し(ステップS225)、第1の文字群についてプリンタ3が形成するドットの有無に対応させた透かし文字パターン51aを生成する(図4(d)参照)。そして、HD13より透かしイメージ70bを読み出して第2の文字群を含む文字データ50bに適用し(ステップS230)、第2の文字群についてプリンタ3が形成するドットの有無に対応させた透かし文字パターン51bを生成する(図4(e)参照)。
なお、透かしイメージ70a,bは、ビットマップ画像の所定の領域ごとに対応させるドットの有無を表したテーブルであり、HD13に予め記憶されている。図5は、透かしイメージの一例を示しており、図5(a)に透かしイメージ70a、図5(b)に透かしイメージ70bの一例を示している。図5に示すように、透かしイメージ70aは所定の領域に分散して形成するのに対して、透かしイメージ70bではドットを所定の領域の中心に集中して形成する。したがって、透かしイメージ70aを適用して生成した部分のドットは網点線数が高く、透かしイメージ70bを適用して生成した部分のドットは網点線数は低くなる。また、透かしイメージ70aの網点線数は背景パターンの網点線数より高く、透かしイメージ70bの網点線数は背景パターンの網点線数より低くなるように設定されている。
次に、ステップS235では、CPU10は、第1の文字群についての透かし文字パターン51aと第2の文字群についての透かし文字パターン51bとを重ね合わせて、第1の文字群及び第2の文字群をビットマップ画像で表す透かし文字パターン52を生成する(図4(f)参照)。生成した透かし文字パターン52はRAM12に記憶する。
次に、ステップS240において、CPU10は、HD13から読み出してRAM12に記憶させた背景パターン80に、RAM12から読み出した透かし文字パターン52の文字を重ね合わせるようにして、地紋パターン53を生成する(図6参照)。ここで、背景パターン80は背景に形成するドットを所定の網点線数で表すビットマップ画像であり、背景パターン80の網点線数は、透かし文字パターン51aの網点線数と透かし文字パターン51bの網点線数との間の値である。背景パターン80に透かし文字パターン52を重ねる際には、背景パターン80のビット情報に透かし文字パターン52のビット情報を上書きする処理を行う。すなわち、ドットが重なる領域については透かし文字パターン52のドットを優先して残すようにして上書きし、上書きしたデータをRAM12に記憶するようにして、地紋パターン53を得る。
次に、ステップS245では、CPU10は、RAM12に記憶された地紋パターン53に対応する画像を表す地紋パターン確認画面をディスプレイ4に表示させ、ユーザに地紋印刷の確認を行わせる。ユーザは地紋パターン確認画面により、生成された地紋パターン53の確認を行ってから、プリンタ3に備わる操作パネル40により、このまま印刷を許可するか又は透かし文字の再設定を行う旨の操作を行う。
ステップS250では、CPU10は、ユーザからの入力に従って、印刷が許可されているか否かを判断する。透かし文字の再設定を行う旨の入力を受け付けると印刷が許可されていないと判断して(No)、ステップS255に進む。ステップS255では、地紋パターン確認画面の表示を中止してから、地紋印刷設定画面をディスプレイ4に表示して、透かし文字、背景パターンなどの設定をユーザに変更させてから、ステップS205の処理に戻る。ステップS250にて印刷を許可する旨の入力を受け付けると、生成した地紋パターンによる印刷が許可されたと判断して(Yes)、地紋パターン生成処理を終了する。
地紋パターン生成処理を終了すると、図2のフローチャートに処理が戻って、ステップS300において、印刷データ生成部26は、アプリケーション21から受け取った印刷対象の画像データに対して網点処理を施して、ドットの有無に対応するビットマップ画像に展開してから、RAM12に記憶された地紋パターンのビットマップ画像に重ね合わせるようにして、印刷データを生成する。
次に、ステップS400では、印刷データ出力部27は、印刷データをプリンタ3に送信する。受信した印刷データに従ってプリンタ3が印刷すると、地紋印刷が行われて、図2の印刷処理を終了する。
なお、ステップS210およびS220の処理が請求項に記載の分割工程、ステップS225からS240までの処理が地紋パターン生成工程、に相当する。
本実施形態のシステムによれば、2つの網点線数の透かし文字を有した地紋印刷物を印刷することができる。図7は、本システムによる地紋印刷物および地紋印刷物を複写したときの複写物の一例を示した図である。図7(a)に示すように、地紋印刷物90には、第1の文字群54a、第2の文字群54b及び背景81に加えて、アプリケーション21により指定された印刷対象の画像(図7では「A」の文字)が印刷される。このとき、第1の文字群54a、第2の文字群54b及び背景81ごとに異なる網点線数を持たせたので、第1の文字群54aについての網点線数が最も高く、第2の文字群54bについての網点線数が最も低くなる。
図7(b)は読み取り解像度が第1の文字群54aの網点線数より低い複写機による複写物の例を示している。このとき、第2の文字群54b及び背景81については複写機がドットを読み取ることができるので、図7(b)に示すように複写物91には第2の文字群54b及び背景81が再現されている。一方、第1の文字群54aについては複写機がドットを読み取ることができないので、複写物91に第1の文字群54aが消失して印刷用紙の地色が現れることにより、透かし文字が浮かび上がる。
また、図7(c)は読み取り解像度が第1の文字群54a及び背景81の網点線数より低い読み取り解像度の複写機による複写物の例を示している。この場合、図7(c)に示すように、複写物91には第1の文字群54a及び背景81が消失し、第2の文字群54bが再現されるので、透かし文字が浮かび上がる。
このように、第1の実施形態によれば、第1の文字群と第2の文字群とでは複写時に透かしとなって浮かび上がる読み取り解像度が異なるので、複数の読み取り解像度に対応した地紋印刷物を得ることができる。したがって、より多くの機種の複写機に対応した地紋印刷物を得ることができる。
なお、複写時に消失するとは、全ての複写機による複写で消失することに限られることなく、背景81を読み取ることが不可能な読取り解像度を有する一部の複写機による複写時に消失することを意味する。すなわち、プリンタが印刷した解像度よりも読取り解像度が低い複写機で複写した場合に、当該複写機で読み取った画素のオンオフの閾値より高い網点線数の背景が消失し、且つ複写時に再現される潜像を構成する網点線数が再現されるような閾値に設定されている複写機による複写時に消失することを意味している。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。図8は、第2の実施形態に係る構成を示した図である。図8に示すように、第2の実施形態に係る印刷システム100は、ホストコンピュータ110と、プリンタ120とを備え、プリンタ120が画像処理装置130及び印刷エンジン140を有している。すなわち、画像処理装置130は、印刷設定部23、透かし文字配置/分割部24、地紋パターン生成部25及び印刷データ生成部26を有しており、プリンタ側で生成した印刷データに従って印刷エンジン140が印刷を行う。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。図8は、第2の実施形態に係る構成を示した図である。図8に示すように、第2の実施形態に係る印刷システム100は、ホストコンピュータ110と、プリンタ120とを備え、プリンタ120が画像処理装置130及び印刷エンジン140を有している。すなわち、画像処理装置130は、印刷設定部23、透かし文字配置/分割部24、地紋パターン生成部25及び印刷データ生成部26を有しており、プリンタ側で生成した印刷データに従って印刷エンジン140が印刷を行う。
このとき、印刷設定部23は、プリンタ3に備わる表示パネル(図示なし)に地紋印刷設定画面を表示させて、各種の条件を設定する。もっとも、印刷設定部23が行う処理についてはホストコンピュータ側で行うようにしてもよい。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の第1及び第2の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施することもできる。以下、変形例を挙げて説明する。
(変形例1)前記実施形態では、背景に対して、第1の文字群54aを高い網点線数、第2の文字群54bを低い網点線数で印刷した。本発明の形態は、これに限られることなく、複数の文字列を2以上の文字群に分割してもよいし、第2の文字群について、第1の文字群よりさらに高い網点線数で印刷するようにしてもよい。
(変形例2)第2の変形例では、背景部分を複数の領域に分割して、分割した領域ごとに異なる網点線数で印刷する。例えば、図9(a)に示すように、背景を2つの領域(第1の背景領域82a、第2の背景領域82b)に分割し、第1の背景領域82aは第2の背景領域82bより高い網点線数の背景パターン80を用いる。そして、第1の背景領域82aについては、当該領域の網点線数より低い網点線数の透かしイメージ70を文字部分に適用するようにして、地紋パターン53を生成する。第2の背景領域82bについては、当該領域の網点線数より低い網点線数の透かしイメージ70を文字部分に適用するようにして、地紋パターン53を生成する。こうして生成された第1の背景領域82aについての地紋パターンと第2の背景領域82bについての地紋パターンと繋ぎ合わせると、全領域についての地紋パターン53を得ることができる。この地紋パターン53により印刷した地紋印刷物90は、複写時に複写機の読み取り解像度に応じて、複写物91の第1の背景領域82aにおいて背景が消失して透かし文字が浮かび上がったり(図9(b)参照)、複写物91の第2の背景領域82bにおいて背景が消失して透かし文字が浮かび上がったりする(図9(c)参照)。これにより、地紋印刷物が対応する複写機の読み取り解像度を広げて、さらに多数の機種の複写機に対応することができる。なお、領域を分割する数は2つに限られるものではなく、さらに多数の領域に分割してもよい。また、背景部分を分割した各領域について、第1の実施形態のように複数の網点線数の透かし文字を配置するようにしてもよい。
(変形例3)地紋印刷における潜像とする部分は文字に限られることなく、図形、イメージなどに適用してもよい。
(変形例4)前記実施形態では、予め用意された背景パターン80及び透かしイメージ70を用いることにより、プリンタ3が形成するドットに対応したデータを生成した。第4の変形例としては、特許文献1に記載のように、背景パターン80と各文字群の文字データ50とについて網点線数が異なる網点処理を施すようにして地紋印刷を実現してもよい。
(変形例5)前記実施形態では、地紋印刷における潜像及び背景に加えて、さらにアプリケーション21より指定された印刷対象の画像を重ねて印刷を行った。第5の変形例として、潜像及び背景を有する地紋パターン53に従う印刷を行って複写防止用の用紙を作り出すようにしてもよい。ユーザは、本発明のプリンタ3又は他の通常のプリンタに、当該複写防止用用紙を給紙させて、所望の画像をさらに印刷するようにして地紋印刷物を得ることができる。
(変形例6)本発明の画像処理装置は、プリンタに限ることなく、複写機、ファックスなどに適用することができる。また、地紋印刷物を複写する機器としては、複写機の他、スキャナに対応することもできる。
1…印刷システム、2…ホストコンピュータ、3…プリンタ、4…ディスプレイ、5…記録媒体としてのCD−ROM、10…CPU、11…ROM、12…RAM、13…ハードディスク、14…CD−ROMドライブ、15…インターフェイス、16…バス、20…画像処理装置、21…アプリケーション、22…プリンタドライバ、23…印刷設定部、24…分割手段としての透かし文字配置/分割部、25…地紋パターン生成手段としての地紋パターン生成部、26…印刷データ生成部、27…印刷データ出力部、40…操作パネル、50…文字データ、51a…第1の文字群を含む透かし文字パターン、51b…第2の文字群を含む透かし文字パターン、52…透かし文字パターン、53…地紋パターン、60…エッジパターン、70…透かしイメージ、80…背景パターン、81…背景、82a…第1の背景領域、82b…第2の背景領域、90…地紋印刷物、91…複写物、100…印刷システム、110…ホストコンピュータ、120…プリンタ、130…画像処理装置、140…印刷エンジン。
Claims (6)
- 複写時に消失する背景を表す背景パターンに複写時に再現する潜像を埋め込んで、印刷時に形成するドットに対応する地紋パターンを生成する画像処理装置であって、
前記潜像又は前記背景パターンの少なくとも一方を複数の領域に分割する分割手段と、
前記分割した複数の領域のそれぞれを、複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応させるようにして、前記潜像又は前記背景パターンに形成するドットを複数の網点線数に対応させ、
前記潜像に形成するドットを前記背景パターンに形成するドットに重ね合わせるようにして、地紋パターンを生成する地紋パターン生成手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記潜像に、1つ又は複数の文字からなる複数個の文字列が配置されるときに、
前記分割手段は、前記複数の文字列を複数のグループに分割し、
前記地紋パターン生成手段は、前記分割したグループごとに、複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応させるようにして、前記複数の文字列に形成するドットを複数の網点線数に対応させることを特徴とする画像処理装置。 - 複写時に消失する背景を表す背景パターンに複写時に再現する潜像を埋め込んで、印刷時に形成するドットに対応する地紋パターンを生成する画像処理方法であって、
前記潜像又は前記背景パターンの少なくとも一方を複数の領域に分割する分割工程と、
前記分割した複数の領域のそれぞれを、複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応させるようにして、前記潜像又は前記背景パターンに形成するドットを複数の網点線数に対応させ、
前記潜像に形成するドットを前記背景パターンに形成するドットに重ね合わせるようにして、地紋パターンを生成する地紋パターン生成工程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。 - 複写時に消失する背景を表す背景パターンに複写時に再現する潜像を埋め込んで、印刷時に形成するドットに対応する地紋パターンを生成するための画像処理プログラムであって、
コンピュータを、
前記潜像又は前記背景パターンの少なくとも一方を複数の領域に分割し、前記分割した潜像又は背景パターンを記憶部に記憶する分割手段、
前記記憶部から読み出した分割した前記潜像又は前記背景パターンについて、前記分割した複数の領域のそれぞれを、複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応させるようにして、前記潜像又は前記背景パターンに形成するドットを複数の網点線数に対応させて前記記憶部に記憶し、
前記潜像に形成するドットを前記記憶部に記憶された背景パターンに形成するドットに重ね合わせて上書きするようにして、地紋パターンを生成する地紋パターン生成手段、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。 - 請求項4に記載の画像処理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 複写時に消失する背景及び複写時に再現する潜像を含む地紋パターンを印刷した地紋印刷物であって、
前記潜像又は前記背景パターンの少なくとも一方を分割した複数の領域のそれぞれが、複数の網点線数のうちいずれかの網点線数を有するドットに対応するようにして、前記潜像又は前記背景パターンが複数の網点線数に対応するドットにより印刷されていることを特徴とする地紋印刷物。
Priority Applications (1)
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JP2005357281A JP2007166052A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを記録した記録媒体、並びに地紋印刷物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009094905A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Canon Inc | 情報処理装置及び情報処理方法 |
JP2011171958A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 印刷データ生成装置、印刷装置、およびプログラム |
JP2014014156A (ja) * | 2013-09-09 | 2014-01-23 | Apollo Japan Co Ltd | マルチ情報埋込装置及び方法、マルチ情報読取装置及び方法、並びにマルチ情報印刷媒体 |
JP2015084464A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 大日本印刷株式会社 | 印刷物 |
-
2005
- 2005-12-12 JP JP2005357281A patent/JP2007166052A/ja not_active Withdrawn
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