JP4245488B2 - 画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体に関し、さらに詳細には、各種証明書や各種契約書あるいは各種機密文書などの文書や画像(本明細書においては、「文書」や「画像」を総称して単に「画像」と称する。)の印刷物を複写機で複写した場合に、原本となる印刷物と当該印刷物を複写機で複写して得られた複写物とを判別可能とするための複写防止模様を生成する際に用いて好適な画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、所謂、電子政府や電子自治体の拡充が図られているが、こうした電子政府や電子自治体の発展のためには、各種証明書や各種契約書あるいは各種機密文書などの電子データたる画像データを印刷した印刷物の原本性を保証することが、極めて重要な課題として認識されている。
従来、印刷物の原本性を保証するための手法としては、例えば、印刷物に複写防止スタンプパターンと称される複写防止模様を書き込むという手法が知られていた。この種の手法は、具体的には、複写防止模様として印刷物の所有者を示すためのロゴマークや文字列などを、複写防止対象である各種証明書や各種契約書あるいは各種機密文書などの画像の印刷時に当該画像中に薄く書き込んで印刷を行って、複写防止対象である画像中に複写防止模様が薄く書き込まれた印刷物を得るようにするというものである。

しかしながら、上記した従来の画像中に複写防止模様を薄く書き込むという手法により得られた印刷物においては、当該印刷物を複写機で複写した際に、当該印刷物に書き込んだ複写防止模様がほぼそのまま状態で複写されてしまうため、原本となる印刷物と複写物とを識別することが容易でないという問題点があった。

なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各種証明書や各種契約書あるいは各種機密文書などの原本性の確認を効率よく行うことを可能にしたり、また、より確実な改竄防止を図ることを可能にした画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明による画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体は、以下の原理に基づいてなされたものである。
即ち、現行のプリンターが画像データに基づき紙片や樹脂シートなどの各種の媒体に画像を印刷して印刷物として出力できる最高解像度(なお、現行のプリンターで印刷物として出力できる最高解像度は、例えば、1200dpi程度である。)と現行の複写機が印刷物を複写する際に当該印刷物から解読できる最高解像度(現行の複写機が印刷物から解読できる最高解像度は、例えば、600dpi程度である。)とは、両者の間にかなりの差がある。具体的には、現行のプリンターの最高解像度は、現行の複写機の最高解像度と比べれるとより高くなっている。
本発明は、原本となる印刷物を生成するプリンターなどの画像処理装置の最高解像度と当該原本となる印刷物を複写する複写機の最高解像度との差分を利用して、画像処理装置の最高解像度以下であり、かつ、複写機では解読できない再現不能な解像度たる複写機の最高解像度より高い解像度で複写防止模様を生成するようにしたものであり、こうして生成した複写防止模様を複写防止対象の画像と重ね合わせて印刷すればよい。
従って、本発明によれば、複写防止模様を複写防止対象の画像と重ね合わせて印刷した原本となる印刷物を複写機により複写した場合には、複写機では複写防止模様を解読することができないため、複写機により複写された複写物においては当該印刷物に書き込んでいた複写防止模様が複写されずに消えてしまって視認することができなくなるので、原本となる印刷物と複写物とを容易に識別することができ、また、原本となる印刷物の改竄も防止することができる。
また、本発明は、生成した複写防止模様を複写防止対象の画像と重ね合わせて印刷する際に、印刷濃度を調整して複写防止模様を生成して、その複写防止模様を複写防止対象の画像と重ね合わせるようにしたものである。
従って、本発明によれば、生成した複写防止模様を複写防止対象の画像と重ね合わせて印刷した原本となる印刷物を複写機により複写した場合には、複写防止対象の画像と重ね合わされる複写防止模様の印刷濃度に応じて、複写物においては当該印刷物に書き込んでいた複写防止模様が複写されずに消えてしまって視認することができなくなるので、原本となる印刷物と複写物とを容易に識別することができ、また、原本となる印刷物の改竄も防止することができる。
即ち、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、少なくとも1以上のピクセルにより構成されるとともに当該ピクセルの全部または一部が複写機の解像度では検知不能である着色領域とされたドットポイントを所定の空間距離を開けて複数配置した複写防止模様作成用パターンにより複写防止模様を構成し、上記複写防止模様作成用パターンにおいて、上記複写防止模様作成用パターンの所定の領域における上記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域に対応する上記複写防止模様の領域において上記複写機による複写によって複写されるように調整するとともに、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域以外の領域における上記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域以外の領域に対応する上記複写防止模様の領域において上記複写機による複写によって複写されないように調整した上記複写防止模様における印刷濃度の制御と、上記複写防止模様作成用パターンにおいて、上記複写防止模様作成用パターンの全ての領域における上記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、上記複写防止模様において上記複写機による複写によって複写されないように調整した上記複写防止模様における印刷濃度の制御とのいずれか一方の制御を行い、印刷濃度制御された上記複写防止模様と原稿画像とを重ね合わせて印刷することにより上記原稿画像に前記複写防止模様を書き込むようにしたものである。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、少なくとも1以上のピクセルにより構成されるとともに当該ピクセルの全部または一部が複写機の解像度では検知不能である着色領域とされたドットポイントを所定の空間距離を開けて複数配置した複写防止模様作成用パターンにより複写防止模様を構成し、上記複写防止模様作成用パターンにおいて、上記複写防止模様作成用パターンの所定の領域における上記ドットポイントの空間距離を、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域に対応する上記複写防止模様の領域において上記複写機による複写によって複写されるように調整するとともに、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域以外の領域における上記ドットポイントの空間距離を、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域以外の領域に対応する上記複写防止模様の領域において上記複写機による複写によって複写されないように調整した上記複写防止模様における印刷濃度の制御と、上記複写防止模様作成用パターンにおいて、上記複写防止模様作成用パターンの全ての領域における上記ドットポイントの空間距離を、上記複写防止模様において上記複写機による複写によって複写されないように調整した上記複写防止模様における印刷濃度の制御とのいずれか一方の制御を行い、印刷濃度制御された上記複写防止模様と原稿画像とを重ね合わせて印刷することにより上記原稿画像に上記複写防止模様を書き込むようにしたものである。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、原稿画像を入力する入力手段と、少なくとも1以上のピクセルにより構成されるとともに当該ピクセルの全部または一部が複写機の解像度では検知不能である着色領域とされたドットポイントを所定の空間距離を開けて複数配置した複写防止模様作成用パターンを生成する複写防止模様作成用パターン生成手段と、上記複写防止模様作成用パターン生成手段により生成された上記複写防止模様作成用パターンにおける上記ドットポイントの着色領域の着色濃度を調整する調整手段と、上記調整手段により上記複写防止模様作成用パターンにおいて、上記複写防止模様作成用パターンの所定の領域における上記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域に対応する上記複写防止模様の領域において上記複写機による複写によって複写されるように調整されるとともに、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域以外の領域における上記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域以外の領域に対応する上記複写防止模様の領域において上記複写機による複写によって複写されないように調整された複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様と、上記調整手段により上記複写防止模様作成用パターンにおいて、上記複写防止模様作成用パターンの全ての領域における上記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、上記複写防止模様において上記複写機による複写によって複写されないように調整された複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様とのいずれか一方の複写防止模様を生成する複写防止模様生成手段と、上記入力手段により入力された上記原稿画像と上記複写防止模様生成手段により生成された上記複写防止模様とを重ね合わせて印刷する合成出力手段とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、原稿画像を入力する入力手段と、少なくとも1以上のピクセルにより構成されるとともに当該ピクセルの全部または一部が複写機の解像度では検知不能である着色領域とされたドットポイントを所定の空間距離を開けて複数配置した複写防止模様作成用パターンを生成する複写防止模様作成用パターン生成手段と、上記複写防止模様作成用パターン生成手段により生成された上記複写防止模様作成用パターンにおける上記ドットポイントの空間距離を調整する調整手段と、上記調整手段により上記複写防止模様作成用パターンにおいて、上記複写防止模様作成用パターンの所定の領域における上記ドットポイントの空間距離を、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域に対応する上記複写防止模様の領域において上記複写機による複写によって複写されるように調整されるとともに、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域以外の領域における上記ドットポイントの空間距離を、上記複写防止模様作成用パターンの上記所定の領域以外の領域に対応する上記複写防止模様の領域において上記複写機による複写によって複写されないように調整された複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様と、上記調整手段により上記複写防止模様作成用パターンにおいて、上記複写防止模様作成用パターンの全ての領域における上記ドットポイントの空間距離を、上記複写防止模様において上記複写機による複写によって複写されないように調整された複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様とのいずれか一方の複写防止模様を生成する複写防止模様生成手段と、上記入力手段により入力された上記原稿画像と上記複写防止模様生成手段により生成された上記複写防止模様とを重ね合わせて印刷する合成出力手段とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項に記載の発明は、本発明のうち請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の発明をコンピューターに実行させるためのプログラムである。
また、本発明のうち請求項に記載の発明は、本発明のうち請求項3または請求項4のいずれか1項に記載の発明としてコンピューターを機能させるためのプログラムである。
また、本発明のうち請求項に記載の発明は、本発明のうち請求項5または請求項のいずれか1項に記載のプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
本発明は、各種証明書や各種契約書あるいは各種機密文書などの原本性の確認を効率よく行うことが可能な画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体を提供することができるという優れた効果を奏する。
また、本発明は、各種証明書や各種契約書あるいは各種機密文書などの改竄防止をより確実に図ることが可能な画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体を提供することができるという優れた効果を奏する。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体の実施の形態の一例を詳細に説明する。
なお、本発明による画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体は、例えば、紙片や樹脂シートなどの各種の媒体に印刷して出力するプリンターやファクシミリ装置などのような各種の出力装置に適用できるものであるが、以下の説明においては、本発明をプリンターに適用した場合について説明する。
即ち、図1には、本発明の実施の形態の一例による画像処理装置としてのプリンターを示す概略ブロック構成図が表されている。なお、本発明の実施と関連しない構成部分については、図示ならびにその説明を省略している。
このプリンター10は、図示しないパーソナルコンピューターなどから複写防止対象の画像たる原稿画像を表す原稿画像データを入力する原稿画像データ入力部12と、複写防止模様を表す複写防止模様データを生成する複写防止模様データ生成部14と、原稿画像データ入力部12から入力された原稿画像データと複写防止模様データ生成部14において生成された複写防止模様データとを合成して複写防止模様を原稿画像に重ね合わせて媒体に印刷して原本となる印刷物を出力する合成出力部16とを有して構成されている。
なお、プリンター10はマイクロコンピューターを内蔵しており、上記した原稿画像データ入力部12、複写防止模様データ生成部14ならびに合成出力部16の動作はマイクロコンピューターのソフトウェアプログラムの制御により実現されるものである。

以上の構成において、このプリンター10において、原稿画像データ入力部12は、パーソナルコンピューターなどから出力された原稿画像データを入力して合成出力部16へ出力する。一方、複写防止模様データ生成部14は、後述する処理により複写防止模様データを生成して合成出力部16へ出力する。そして、合成出力部16は、この出力された原稿画像データと複写防止模様データとを合成し、この合成により得られた画像データに基づく画像、即ち、複写防止模様を原稿画像に重ね合わせた画像を紙片や樹脂シートなどの媒体に印刷する処理を行う。
換言すると、プリンター10においては、まず、原稿画像データが原稿画像データ入力部12によりプリンター10内に読み込まれる。次に、複写防止模様データ生成部14により、複写防止模様データを生成する。最後に、合成出力部16により、生成した複写防止模様データを原稿画像データに埋め込んで、複写防止模様を原稿画像に重ね合わせた画像を紙片や樹脂シートなどの媒体に印刷して出力する。
このようにして媒体に印刷された印刷物を複写機により複写した場合には、当該複写により得られた複写物においては、原稿画像に埋め込まれていた複写防止模様が複写されずに消えてしまって視認することができないので、印刷物の原本性を容易に保証することができる。
なお、パーソナルコンピューターなどから原稿画像データを入力する原稿画像データ入力部12や、原稿画像データと複写防止模様データとを合成して得られた画像データに基づく画像(複写防止模様を原稿画像に重ね合わせた画像)を紙片や樹脂シートなどの媒体に印刷する処理を行う合成出力部16は、従来より公知の技術を適用することができるので、その詳細な構成ならびに作用の説明は省略する。

次に、複写防止模様データ生成部14により実行される処理について、図面を参照しながら詳細に説明する。

(1)複写防止模様の作成の原理
まず、複写防止模様データ生成部14により生成される複写防止模様データにより表される複写防止模様の作成の原理について説明すると、複写防止模様は以下の原理により作成されるものである。
即ち、複写防止模様は、複写機の解像度で検知できないドットポイント(なお、「ドットポイント」の詳細については後述する。)をある空間距離を開けて配置することにより作成される。こうして作成された複写防止模様の印刷濃度を調整して原稿画像に重ね合わせることで、原本となる印刷物が得られるものである。
より詳細には、複写防止模様は、例えば、図2に示されるように、ドットポイントを所定の空間距離を開けて配置したパターン(以下、「複写防止模様作成用パターン」と適宜に称する。)を所望の形状に配置することにより作成される。
この図2に示す複写防止模様作成用パターンの例においては、1単位のドットポイントを黒色のブロックで表しており、各ドットポイントは縦方向および横方向においてドットポイント3単位分の空間距離を開けて配置されている。
ここで、ドットポイントについて説明すると、ドットポイントとは、例えば、図3(1)〜(16)に示すように、「1×1」または「2×2」のピクセルで構成される。即ち、図3(1)に示す例は「1×1」ピクセルにより構成されるドットポイントの構造であり、図3(2)〜(16)に示す例は「2×2」ピクセルにより構成されるドットポイントの構造である。
図3(1)〜(16)より明らかなように、図3(1)に示す「1×1」ピクセルにより構成されるドットポイントは1ピクセルにより構成され、図3(2)〜(16)に示す「2×2」ピクセルにより構成されるドットポイントは縦方向に2ピクセル並ぶとともに横方向に2ピクセル並んだ4ピクセルにより構成されている。そして、これら図3(1)〜(16)に示すドットポイントの例においては、黒色で表示された各ピクセルが、複写防止模様の作成の際において着色される領域、即ち、着色領域となる。
次に、図4には、複写防止模様作成用パターンの一例として、図3(1)に示す「1×1」ピクセルのドットポイントを基本構造として、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を1ピクセル(ドットポイント1単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンが示されている。
また、図5には、複写防止模様作成用パターンの一例として、図3(2)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを基本構造として、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を2ピクセル(ドットポイント1単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンが示されている。
さらに、図6には、複写防止模様作成用パターンの一例として、図3(2)、(3)、(4)、(5)、(7)、(8)、(12)および(16)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを用いて、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を2ピクセル(ドットポイント1単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンが示されている。
即ち、複写防止模様作成用パターンを作成する際には、図3(2)〜(16)に示すドットポイントの中から複数種類のドットポイントを適宜に組み合わせて用いることができる。

(2)ドットポイントの構成
図3(2)〜(16)に示すドットポイントに関して、上記した「課題を解決するための手段」において説明した原理により、着色領域がより少ないピクセル数で構成されたドットポイントの形状を用いて構成された複写防止模様作成用パターンにより作成された複写防止模様については、複写機の解像度では解読することが困難となり、複写機により複写しても再現することが難くなる。しかしながら、複写防止模様作成用パターンを構成するドットポイントにおける着色領域のピクセル数が少なすぎると、プリンターの解像度で印刷可能ではあっても、媒体に印刷された時点において、当該印刷された媒体、即ち、印刷物から複写防止模様を視認することができなくなってしまう。
従って、印刷時には目視により印刷物から複写防止模様を十分に視認可能であり、当該印刷物を複写機により複写した複写物からは複写防止模様が消えるようにするため、複写防止模様作成用パターンを構成するドットポイントにおける着色領域のピクセル数を適宜に調整すればよい。

(2−1)複写防止模様作成用パターンを構成するドットポイントにおける着色領域のピクセル数が適当な場合
図7には、複写防止模様作成用パターンとして、ドットポイントを構成する4ピクセルの中の3ピクセルが着色領域となる図3(8)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを基本構造として、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を2ピクセル(ドットポイント1単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンが示されている。
この図7に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成する場合に、ドットポイントの着色領域の着色濃度を、例えば、190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合には、図8(a)に示すように印刷物上においては複写防止模様が目視により視認することができるが、図8(b)に示すように印刷物を複写機により複写した複写物上では複写防止模様が消えてしまい、複写防止模様を目視により視認することはできない。

(2−2)複写防止模様作成用パターンを構成するドットポイントにおける着色領域のピクセル数が多すぎる場合
図9には、複写防止模様作成用パターンとして、ドットポイントを構成する4ピクセル全てが着色領域となる図3(2)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを基本構造として、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を2ピクセル(ドットポイント1単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンが示されている。
この図9に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成する場合には、図9に示す複写防止模様作成用パターンが図7に示す複写防止模様作成用パターンよりも着色領域が広くなるため、ドットポイントの着色領域の着色濃度を図8に示す例と同様に190とすると、図10(a)に示すように印刷物上において複写防止模様を目視により視認することができることは勿論であるが、また、図10(b)に示すように印刷物を複写機により複写した複写物上でも複写防止模様が消え難くなり、複写防止模様を目視により視認することができるようになる。

(2−3)複写防止模様作成用パターンを構成するドットポイントにおける着色領域のピクセル数が少なすぎる場合
図11には、複写防止模様作成用パターンとして、ドットポイントを構成する4ピクセルの中の1ピクセルのみが着色領域となる図3(16)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを基本構造として、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を2ピクセル(ドットポイント1単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンが示されている。
この図11に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成する場合には、図11に示す複写防止模様作成用パターンが図7に示す複写防止模様作成用パターンよりも着色領域が狭くなるため、ドットポイントの着色領域の着色濃度を図8に示す例と同様に190とすると、図12(a)に示すように印刷物上においても複写防止模様が薄くなってしまい目視により視認することが困難になるとともに、図12(b)に示すように印刷物を複写機により複写した複写物上では複写防止模様が消えてしまい、複写防止模様を目視により視認することはできない。

(3)複写防止模様パターンの印刷濃度の調整
次に、複写防止模様パターンの印刷濃度の調整について説明するが、本明細書において「印刷濃度」とは、プリンターにより媒体に対して印刷が行われて完成した印刷物を目視した際に、視覚により感知される濃度を意味するものとする。
上記した「課題を解決するための手段」において説明したように、複写防止模様作成用パターンにより複写防止模様を作成したならば、複写防止模様作成用パターン全体、即ち、複写防止模様としての印刷濃度たる複写防止模様作成用パターンの印刷濃度を調整して、複写防止模様を原稿画像に重ね合わせて薄く印刷することになる。
即ち、複写防止模様作成用パターンの印刷濃度が濃すぎると、複写機により印刷物を複写して得られた複写物上に、複写防止模様が目視により視認可能に残ってしまう恐れがある。
一方、複写防止模様作成用パターンの印刷濃度が薄すぎると、印刷された印刷物上においても複写防止模様を目視により視認することが困難になる恐れがある。
従って、印刷物上に複写防止模様が目視により容易に視認可能に印刷されるとともに、複写機により当該印刷物を複写して得られた複写物上では複写防止模様が目視により視認できないように消えるようにするため、複写防止模様作成用パターンの印刷濃度を適当に調整して印刷することが好ましい。
ここで、複写防止模様作成用パターンの印刷濃度を調整する手法としては、例えば、以下に示す2つの手法がある。

(3−1)第1の手法(濃度調整法)
複写防止模様作成用パターンの印刷濃度を調整する第1の手法は、複写防止模様作成用パターンのドットポイント配列の空間距離を固定することを前提として、各ドットポイントの着色領域の着色濃度を調整することにより複写防止模様作成用パターンの印刷濃度を調整するという手法である。本明細書においては、この第1の手法を「濃度調整法」と適宜に称することとする。

(3−1−1)ドットポイントの着色領域の着色濃度が適当な場合
図13(a)(b)には、図7に示す複写防止模様作成用パターン(ドットポイントを構成する4ピクセルの中の3ピクセルが着色領域となる図3(8)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを基本構造として、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を2ピクセル(ドットポイント1単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンである。)を用いて複写防止模様を作成し、ドットポイントの着色領域の着色濃度を190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合の例が示されている。
この例から明らかなように、ドットポイントの着色領域の着色濃度を190とすると、印刷物上においては複写防止模様が目視により視認することができるが(図13(a)参照)、印刷物を複写機により複写した複写物上では複写防止模様がきれいに消えてしまい、複写防止模様を目視により視認することはできない(図13(b)参照)。

(3−1−2)ドットポイントの着色領域の着色濃度が濃すぎる場合
図14(a)(b)には、図7に示す複写防止模様作成用パターン(ドットポイントを構成する4ピクセルの中の3ピクセルが着色領域となる図3(8)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを基本構造として、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を2ピクセル(ドットポイント1単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンである。)を用いて複写防止模様を作成し、ドットポイントの着色領域の着色濃度を180(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合の例が示されている。
この例から明らかなように、ドットポイントの着色領域の着色濃度を180とすると、印刷物上において複写防止模様を目視により視認することができることは勿論であるが(図14(a)参照)、印刷した複写防止模様の印刷濃度が濃すぎになり、印刷物を複写機により複写した複写物上でも複写防止模様が消え難くなって、複写防止模様を目視により視認することができるようになる(図14(b)参照)。

(3−1−3)ドットポイントの着色領域の着色濃度が薄すぎる場合
図15(a)(b)には、図7に示す複写防止模様作成用パターン(ドットポイントを構成する4ピクセルの中の3ピクセルが着色領域となる図3(8)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを基本構造として、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を2ピクセル(ドットポイント1単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンである。)を用いて複写防止模様を作成し、ドットポイントの着色領域の着色濃度を210(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合の例が示されている。
この例から明らかなように、ドットポイントの着色領域の着色濃度を210とすると、印刷物上においても複写防止模様の印刷濃度が薄すぎになり目視により視認することが困難になるとともに(図15(a)参照)、印刷物を複写機により複写した複写物上では複写防止模様が消え易くなり、複写防止模様を目視により視認することはできない(図15(b)参照)。

(3−2)第2の手法(空間密度調整法)
複写防止模様作成用パターンの印刷濃度を調整する第2の手法は、基本的にドットポイントにおける着色領域の着色濃度は固定にして、作成した複写防止模様作成用パターンにおける各ドットポイント間の縦方向ならびに横方向の空間距離を制御することで、複写防止模様作成用パターンとして配置されるドットポイントの空間密度を調整することにより複写防止模様の印刷濃度を調整するという手法である。本明細書においては、この第2の手法を「空間密度調整法」と適宜に称することとする。
即ち、この第2の手法は、同じドットポイントで構成された複写防止模様作成用パターンを印刷する場合に、ドットポイントの間の距離が狭くなれば、印刷した複写防止模様作成用パターンの印刷濃度は濃くなり、一方、ドットポイントの間の距離が広くなれば、印刷した複写防止模様作成用パターンの印刷濃度は薄くなるという原理に基づくものである。
なお、複写防止模様が白黒2値データより構成される場合には、上記した第1の手法を用いて複写防止模様の印刷濃度の調整を行うことはできないが、この第2の手法を用いれば複写防止模様の印刷濃度の調整を行うことができる。

(3−2−1)ドットポイントの空間密度が適当な場合
図16は、ドットポイントを構成する4ピクセルの中の3ピクセルが着色領域となる図3(8)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを用いるとともに、その着色領域の着色濃度を190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)に固定して、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を2ピクセル(ドットポイント1単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンを示している。この複写防止模様作成用パターンにおいては、144ピクセル中の54ピクセルが着色領域となっており、複写防止模様作成用パターンの37.5%のピクセルが着色領域となる。
この複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様は、印刷物上においては複写防止模様が目視により視認することができるが(図17(a)参照)、印刷物を複写機により複写した複写物上では複写防止模様がきれいに消えてしまい、複写防止模様を目視により視認することはできない(図17(b)参照)。

(3−2−2)ドットポイントの空間密度が疎の場合
図18は、ドットポイントを構成する4ピクセルの中の3ピクセルが着色領域となる図3(8)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを用いるとともに、その着色領域の着色濃度を190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)に固定して、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を4ピクセル(ドットポイント2単位分)または3ピクセル(ドットポイント1.5単位分)として構成した複写防止模様作成用パターンを示している。この複写防止模様作成用パターンにおいては、324ピクセル中の54ピクセルが着色領域となっており、複写防止模様作成用パターンの16.7%のピクセルが着色領域となる。
この複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様は、印刷物上においても複写防止模様の印刷濃度が薄すぎになり目視により視認することが困難になるとともに(図19(a)参照)、印刷物を複写機により複写した複写物上では複写防止模様が消え易くなり、複写防止模様を目視により視認することはできない(図19(b)参照)。

(3−2−3)ドットポイントの空間密度が密の場合
図20は、ドットポイントを構成する4ピクセルの中の3ピクセルが着色領域となる図3(8)に示す「2×2」ピクセルのドットポイントを用いるとともに、その着色領域の着色濃度を190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)に固定して、縦方向と横方向とにおけるドットポイントとドットポイントとの間の空間距離を1ピクセル以下として構成した複写防止模様作成用パターンを示している。この複写防止模様作成用パターンにおいては、72ピクセル中の36ピクセルが着色領域となっており、複写防止模様作成用パターンの50.0%のピクセルが着色領域となる。
この複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様は、印刷物上において複写防止模様を目視により視認することができることは勿論であるが(図21(a)参照)、印刷した複写防止模様の印刷濃度が濃すぎになり、印刷物を複写機により複写した複写物上でも複写防止模様が消え難くなって、複写防止模様を目視により視認することができるようになる(図21(b)参照)。
(4)複写防止模様の視覚効果の強調
上記において説明した複写防止模様の視覚効果を強調するため、上記した「課題を解決するための手段」において説明した現行のプリンターと現行の複写機との解像度の差を利用して、複写防止模様を構成する複写防止模様作成用パターンとして、現行の複写機で再現できる解像度の複写防止模様作成用パターンと現行の複写機で再現できない解像度の複写防止模様作成用パターンとを混合したものを生成し、複写機により複写した複写物上において部分的に消えずに視認することができる複写防止模様を作成することもできる。
(4−1)複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンの生成
複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンの生成するには、上記において説明した複写機により複写した複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンの生成と逆の処理を行えばよい。
(4−1−1)ドットポイントの構成
上記(2)、(2−1)、(2−2)、(2−3)において説明した原理により、現行の複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンを生成するには、複写防止模様作成用パターンを構成するドットポイントをより大きくすればよい。しかしながら、ドットポイントの形状が極端に大きいと、プリンターにより媒体に印刷して得た印刷物を視認した時点で目立ちすぎになり、ドットポイントの形状は適度な大きさに調節することが好ましい。
(4−1−2)濃度調整法
上記(3−1)、(3−1−1)、(3−1−2)、(3−1−3)において説明した原理により、現行の複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンを生成するには、ドットポイントにおける着色領域の着色濃度をより濃くすればよい。しかしながら、ドットポイント着色領域の着色濃度が極端に濃いと、プリンターにより媒体に印刷して得た印刷物を視認した時点で目立ちすぎになり、ドットポイント着色領域の着色濃度は適度な濃さに調節することが好ましい。
(4−1−3)空間密度調整法
上記(3−2)、(3−2−1)、(3−2−2)、(3−2−3)において説明した原理により、現行の複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンを生成するには、複写防止模様作成用パターンとして配置されるドットポイントの空間密度を密にすればよい。しかしながら、複写防止模様作成用パターンとして配置されるドットポイントが極端に密集していると、プリンターにより媒体に印刷して得た印刷物を視認した時点で目立ちすぎになり、複写防止模様作成用パターンとして配置されるドットポイントの密度は適度な密度に調節することが好ましい。
(4−2)複写機により複写した複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとの比較
上記した(4−1−1)、(4−1−2)、(4−1−3)に従って、複写機により複写した複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとの印刷濃度を視覚的に同じ濃さに調整すると、一般に、複写機により複写した複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンは、粒が細かくドットポイントの間隔が狭い(図22(a)参照)。一方、複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターン、粒が粗くドットポイントの間隔が広くなる(図22(b)参照)。
ここで、複写防止模様の印刷濃度の調整を適当に行うと、複写機により複写した複写物上においては、消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとを混ぜても、視覚的には無地のように見せることができる。
即ち、図23(a)には、複写防止模様の印刷濃度の調整が適当な場合の例が示されており、複写機により複写した際に消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとが混在しているが、両パターンの視覚的な印刷濃度の濃さが一致しているため一様の無地に見える。
しかしながら、複写防止模様の印刷濃度の調整を適当でない場合には、それぞれの消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとの境界でムラが発生するので、複写防止模様の印刷濃度の調整を適切に行うことが好ましい。
即ち、図23(b)には、複写防止模様の印刷濃度の調整が適当でない場合の例が示されており、複写機により複写した際に消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとが混在しているが、両パターンの視覚的な印刷濃度の濃さが一致していないため、両パターンの境界でムラが発生している。
また、図23(c)には、複写機により複写した際に消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとが混在した際に、複写防止模様の印刷濃度の調整は適当であって両パターンの視覚的な濃さは一致しているが、ドットポイントの形状と密度とが大きく乖離しているため、両パターンの存在が目立ってしまっている。
(4−3)複写機により複写した複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとにより構成された複写防止模様の生成
上記したように、複写機により複写した複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとを混ぜて複写防止模様を生成しても、両パターンのドットポイントの形状と密度とを大きく解離せず、また、両パターンの視覚的な印刷濃度の濃さを一致させると、プリンターにより媒体に印刷された印刷物上においては、複写防止模様は視覚的には一様の無地の模様として視認される(図24(a)参照)。
この際に、複写防止模様中に複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンを「消し線」として平行線のように混ぜると、複写機により印刷物を複写した複写物上においては、複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンにより構成された「消し線」部分は不可視となる(図24(b)参照)。

(5)複写防止模様の例
ここで、図25〜図27には本発明により生成された複写防止模様の各種の例が示されており、まず、図25は、複写防止模様を会社のロゴマークに用いた例である。図26に示すように、この複写防止模様と画像とを重ね合わせて印刷することにより(図26(a)参照)、複写機により印刷物を複写した際に複写物から複写防止模様のみが消えるようにすることができる。
即ち、図26(a)に示す「印刷イメージ」を複写機により複写すると、複写防止模様と画像との重ね合わせのイメージが複写対象となるが、複写防止模様を構成する複写防止模様作成用パターンが複写機の解像度では検知できないため、画像のイメージのみが複写され、図26(b)に示す「複写後イメージ」が複写物としてアウトプットされることになる。
従って、印刷物とその複写物では視覚上のイメージが大きく変化するため、容易に複写物であるか否かを識別することができ、また、印刷物の改竄も防止することができる。
なお、複写防止模様は、ロゴマークのみではなく、会社名や住所などの文字列により構成するようにしてもよいし、また、図形により構成するようにしてもよいし、さらには、ロゴマーク、文字列ならびに図形を適宜に組み合わせるなどのように、任意の模様として構成するようにしてよい。
さらに、図27に示すように、図27(a)の「通常の文書イメージ」に示すような通常の文書として印刷される画像を、図27(b)の「印刷イメージ」に示すように本発明による複写防止模様作成用パターンにより構成し、それを印刷して印刷物を作成すると、複写機により印刷物を複写した際に複写物から複写防止模様たる画像が消えるようになるので、情報漏洩防止の効果を得ることができる。
本発明は、各種証明書や各種契約書あるいは機密文書などの画像をプリンターで印刷したり、ファクシミリ装置で出力したりする際に利用することができる。
本発明の実施の形態の一例による複写防止模様生成装置を備えた画像処理装置としてのプリンターを示す概略ブロック構成図である。 複写防止模様作成用パターンの構成を示す説明図である。 (1)〜(16)はそれぞれドットポイントを示す説明図である。 複写防止模様作成用パターンの一例を示す説明図である。 複写防止模様作成用パターンの一例を示す説明図である。 複写防止模様作成用パターンの一例を示す説明図である。 複写防止模様作成用パターンの一例を示す説明図である。 図7に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成する場合に、ドットポイントの着色領域の着色濃度を、例えば、190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合におけるイメージであり、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 複写防止模様作成用パターンの一例を示す説明図である。 図9に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成する場合に、ドットポイントの着色領域の着色濃度を、例えば、190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合におけるイメージであり、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 複写防止模様作成用パターンの一例を示す説明図である。 図11に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成する場合に、ドットポイントの着色領域の着色濃度を、例えば、190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合におけるイメージであり、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 図7に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成し、ドットポイントの着色領域の着色濃度を190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合におけるイメージであり、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 図7に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成し、ドットポイントの着色領域の着色濃度を180(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合におけるイメージであり、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 図7に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成し、ドットポイントの着色領域の着色濃度を210(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合におけるイメージであり、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 複写防止模様作成用パターンの一例を示す説明図である。 図16に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成し、ドットポイントの着色領域の着色濃度を190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合におけるイメージであり、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 複写防止模様作成用パターンの一例を示す説明図である。 図18に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成し、ドットポイントの着色領域の着色濃度を190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合におけるイメージであり、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 複写防止模様作成用パターンの一例を示す説明図である。 図20に示す複写防止模様作成用パターンを用いて複写防止模様を作成し、ドットポイントの着色領域の着色濃度を190(なお、着色濃度は、256段階で設定することができるものとする。)とした場合におけるイメージであり、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 複写機により複写した複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとの比較を示す説明図であり、(a)は消える場合を示し、(b)は消えない場合を示している。 複写機により複写した複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとを混ぜた場合の印刷物のイメージが示されており、(a)は複写防止模様の印刷濃度の調整が適当な場合の例を示し、(b)は複写防止模様の印刷濃度の調整が適当でない場合の例を示し、(c)は複写防止模様の印刷濃度の調整は適当であって両パターンの視覚的な濃さは一致しているが、ドットポイントの形状と密度とが大きく乖離しているため、両パターンの存在が目立ってしまっている例を示す。 複写機により複写した複写物上において消えて視認できない複写防止模様作成用パターンと複写機により複写した複写物上において消えずに視認できる複写防止模様作成用パターンとにより構成された複写防止模様の例を示し、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 複写防止模様の一例を示す説明図である。 複写防止模様と画像とを重ね合わせて印刷した場合の例を示し、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。 通常の文書として印刷される画像を本発明による複写防止模様作成用パターンにより構成した例を示し、(a)は、通常の文書として印刷される画像を示す通常の文書イメージであり、(a)は印刷物を示す印刷イメージであり、(b)は(a)に示す印刷物を複写機により複写した際における複写物を示す複写後イメージである。
符号の説明
10 プリンター
12 原稿画像データ入力部
14 複写防止模様データ生成部
16 合成出力部

Claims (7)

  1. 少なくとも1以上のピクセルにより構成されるとともに該ピクセルの全部または一部が複写機の解像度では検知不能である着色領域とされたドットポイントを所定の空間距離を開けて複数配置した複写防止模様作成用パターンにより複写防止模様を構成し、
    前記複写防止模様作成用パターンにおいて、前記複写防止模様作成用パターンの所定の領域における前記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域に対応する前記複写防止模様の領域において前記複写機による複写によって複写されるように調整するとともに、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域以外の領域における前記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域以外の領域に対応する前記複写防止模様の領域において前記複写機による複写によって複写されないように調整した前記複写防止模様における印刷濃度の制御と、
    前記複写防止模様作成用パターンにおいて、前記複写防止模様作成用パターンの全ての領域における前記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、前記複写防止模様において前記複写機による複写によって複写されないように調整した前記複写防止模様における印刷濃度の制御と
    のいずれか一方の制御を行い、
    印刷濃度制御された前記複写防止模様と原稿画像とを重ね合わせて印刷することにより前記原稿画像に前記複写防止模様を書き込む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 少なくとも1以上のピクセルにより構成されるとともに該ピクセルの全部または一部が複写機の解像度では検知不能である着色領域とされたドットポイントを所定の空間距離を開けて複数配置した複写防止模様作成用パターンにより複写防止模様を構成し、
    前記複写防止模様作成用パターンにおいて、前記複写防止模様作成用パターンの所定の領域における前記ドットポイントの空間距離を、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域に対応する前記複写防止模様の領域において前記複写機による複写によって複写されるように調整するとともに、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域以外の領域における前記ドットポイントの空間距離を、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域以外の領域に対応する前記複写防止模様の領域において前記複写機による複写によって複写されないように調整した前記複写防止模様における印刷濃度の制御と、
    前記複写防止模様作成用パターンにおいて、前記複写防止模様作成用パターンの全ての領域における前記ドットポイントの空間距離を、前記複写防止模様において前記複写機による複写によって複写されないように調整した前記複写防止模様における印刷濃度の制御と
    のいずれか一方の制御を行い、
    印刷濃度制御された前記複写防止模様と原稿画像とを重ね合わせて印刷することにより前記原稿画像に前記複写防止模様を書き込む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  3. 原稿画像を入力する入力手段と、
    少なくとも1以上のピクセルにより構成されるとともに該ピクセルの全部または一部が複写機の解像度では検知不能である着色領域とされたドットポイントを所定の空間距離を開けて複数配置した複写防止模様作成用パターンを生成する複写防止模様作成用パターン生成手段と、
    前記複写防止模様作成用パターン生成手段により生成された前記複写防止模様作成用パターンにおける前記ドットポイントの着色領域の着色濃度を調整する調整手段と、
    前記調整手段により前記複写防止模様作成用パターンにおいて、前記複写防止模様作成用パターンの所定の領域における前記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域に対応する前記複写防止模様の領域において前記複写機による複写によって複写されるように調整されるとともに、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域以外の領域における前記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域以外の領域に対応する前記複写防止模様の領域において前記複写機による複写によって複写されないように調整された複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様と、
    前記調整手段により前記複写防止模様作成用パターンにおいて、前記複写防止模様作成用パターンの全ての領域における前記ドットポイントの着色領域の着色濃度を、前記複写防止模様において前記複写機による複写によって複写されないように調整された複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様と
    のいずれか一方の複写防止模様を生成する複写防止模様生成手段と、
    前記入力手段により入力された前記原稿画像と前記複写防止模様生成手段により生成された前記複写防止模様とを重ね合わせて印刷する合成出力手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 原稿画像を入力する入力手段と、
    少なくとも1以上のピクセルにより構成されるとともに該ピクセルの全部または一部が複写機の解像度では検知不能である着色領域とされたドットポイントを所定の空間距離を開けて複数配置した複写防止模様作成用パターンを生成する複写防止模様作成用パターン生成手段と、
    前記複写防止模様作成用パターン生成手段により生成された前記複写防止模様作成用パターンにおける前記ドットポイントの空間距離を調整する調整手段と、
    前記調整手段により前記複写防止模様作成用パターンにおいて、前記複写防止模様作成用パターンの所定の領域における前記ドットポイントの空間距離を、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域に対応する前記複写防止模様の領域において前記複写機による複写によって複写されるように調整されるとともに、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域以外の領域における前記ドットポイントの空間距離を、前記複写防止模様作成用パターンの前記所定の領域以外の領域に対応する前記複写防止模様の領域において前記複写機による複写によって複写されないように調整された複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様と、
    前記調整手段により前記複写防止模様作成用パターンにおいて、前記複写防止模様作成用パターンの全ての領域における前記ドットポイントの空間距離を、前記複写防止模様において前記複写機による複写によって複写されないように調整された複写防止模様作成用パターンを用いて生成された複写防止模様と
    のいずれか一方の複写防止模様を生成する複写防止模様生成手段と、
    前記入力手段により入力された前記原稿画像と前記複写防止模様生成手段により生成された前記複写防止模様とを重ね合わせて印刷する合成出力手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の画像処理方法をコンピューターに実行させるためのプログラム。
  6. 請求項3または請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置としてコンピューターを機能させるためのプログラム。
  7. 請求項5または請求項6のいずれか1項に記載のプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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