JP4527618B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体に関し、特に画像に所定のパターンを重畳させる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体に関する。
近年、画像処理技術及び画像形成技術等の向上によって、デジタルカラー複写機を用いて紙幣や有価証券等を複写した場合、その複写物と原本である本物とが容易に区別できないほど忠実な複写が可能となってきている。このため、紙幣や有価証券等のような特殊原稿については、複写を全く行なうことができないようにするか、あるいは、正しく複写を行なうことができないようにする措置をとることが必要である。
また、例えば、企業においては、紙幣や証券など特殊原稿以外の一般文書の場合にあっても、文書内容の機密保持の観点から、複写等の出力が禁止されている機密文書が多数存在する。このような機密文書についても、複写を全く行なうことができないようにするか、あるいは、正しく複写を行なうことができないようにする措置をとることが必要である。
このようなことから、従来、特殊原稿や機密文書等を複写することに規制力を及ぼすことを目的とする種々の発明がなされている。以下、そのような発明の具体的な例を紹介する。
紙幣や有価証券等の特殊原稿を判別する方法として、入力された画像データと予め登録してある特定のマーク(パターンデータ)とをパターンマッチング法で比較し、特定のマークが存在する場合に原稿が特殊原稿であると判別する方法が提案されている。特許文献1や特許文献2に記載された発明は、その代表的な例である。原稿が特殊原稿であると判定された場合は、その複写を禁止する、つまり、複写しないようにすることができる。
また、複写禁止された機密文書を判別する発明として、例えば、特許文献3や特許文献4には、機密文書に付された機密文書であることを示すマークを検出するようにした発明が記載されている。これは、複写禁止された機密文書には、一般的に、マル秘の印鑑や複写禁止のマーク等からなる機密文書であることを示すマークが押印されていることを利用するものである。こうして、原稿が機密文書であると判定された場合には、その複写を禁止する、つまり、複写しないようにすることができる。
また、特許文献5や特許文献6には、複写を禁止したい原稿画像に地紋を埋め込むことにより複写を抑制する技術が提案されている。これは、背景にベース領域とメッセージ領域とをもつ地紋パターンが作成された用紙を原稿画像に用いるというものである。地紋パターンは、原稿画像においてはそれほど目立たず、原稿画像に含まれている情報の判読等に支障を及ぼさない。しかし、このような地紋パターンが埋め込まれた原稿画像が複写されると、例えばメッセージ領域の模様が浮かび上がる、というものである。そこで、メッセージ領域の模様として、例えば「複写禁止」というような文字を与えておくことにより、その複写物が複写禁止の機密書類であったことが一目瞭然となり、複写に対する規制力を心理的に生じさせることができる。
また、特許文献7は、ドットパターンと画像の重ね合わせに関して、重なり部分について不自然にならないように周辺部の濃度を保存しながら重ね合わせる方法が提案されている。画像上にドットパターンを重ねるとその部分の濃度が変化してしまい不自然な感じになってしまう。そこで、ドットパターンを載せたら、その周辺の画素ドットをオフにして濃度を変化しないように制御するものである。
また、特許文献8は、ユーザの利便性を向上するために、機密レベルを画像データに埋め込んでセキュリティレベルをコントロールする発明である。利用者名、日付、コピー番号、世代番号等を不可視な情報として画像に埋め込んでおいて不正コピーを判別しようというものである。
特開平6−125459号公報 特開2001-86330号公報 特開平7−36317号公報 特開平7−87309号公報 特開平9−164739号公報 特開2001−197297号公報 特許3437507号公報 特開平11−355557号公報
しかしながら、特許文献5又は特許文献6に記載された発明では、複写抑制効果が得られるに過ぎず、複写行為そのものを規制することができるわけではない。したがって、地紋パターンが浮き上がることを気にしない者にとっては、機密文書の複写が可能になってしまうという問題がある。
このような問題を回避するには、特許文献1、2、3、又は4で紹介されている技術が有効である。すなわち、特許文献1又は2に記載された技術によれば、入力された画像データを予め登録してある特定のマーク(パターンデータ)とパターンマッチング法で比較し、合致した場合に複写を禁止することで、紙幣や有価証券等の特殊原稿の複写を防止することができる。また、特許文献3、4に記載された技術によれば、マル秘マーク等のような機密文書であることを示すマークを検出したときに複写を禁止することで、機密文書の複写を防止することができる。
しかしながら、特許文献1又は2に記載された技術では、複写を禁止したい原稿のパターンデータを全て予め登録しておかなければならない。したがって、紙幣や有価証券等の特殊原稿に対しては有効であるとしても、不特定多数の一般原稿、例えば機密文書に対して適用することは困難であるという問題がある。また、特許文献3又は4に記載された技術では、マル秘マーク等のような機密文書であることを示すマークの部分を紙等で覆い隠して画像読み取り動作が実行された場合には、機密文書であることを示すマークの存在を判定することができない。したがって、かかる場合は、複写を禁止すべき機密文書であってもその複写を防止すること困難であるという問題がある。
そこで、特定の情報を意味するパターン、例えば、ドットパターンを原稿画像記録用の原稿面に重畳し、その原稿画像が画像読み取りされた場合、そのようなドットパターン等のパターンが検出されたらその原稿画像の出力を禁止する等のようなことが考えられる。
しかしながら、パターンを画像に重ねると、画像における絵は不自然に、文章は読みづらくなってしまうという問題がある。特許文献7は、絵の不自然さを解消する方法の開示であるが、文字や罫線等については言及されていない。また、ユーザの利便性を向上するためにセキュリティレベルをコントロールする方法が特許文献8で述べられているが、スキャンとほぼ同時に印刷を開始するような高速の複写機においては、印刷を途中で止めるようなリアルタイム処理は困難であるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、原稿画像に所定のパターンを重畳させる際に、原稿画像における描画要素の視認性を適切に保つことのできる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体の提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、画像に所定のパターンを重畳させる画像処理装置であって、前記画像を第一の記憶領域に第一のイメージとして展開する第一の展開手段と、第一のパターンを第二の記憶領域に第二のイメージとして展開する第二の展開手段と、前記第一のイメージに前記第二のイメージを重畳させる重畳手段とを有し、前記重畳手段は、前記第二のイメージにおけるドットのうち、前記第一のイメージにおける描画要素を構成する周辺のドットついては前記第一のパターンを構成しないドットとして、前記第二のイメージを重畳させることを特徴とする。
このような画像処理装置では、描画要素の周辺についてはパターンが抜けるような態様で、画像に対してパターンが重畳されるため、描画要素の視認性を適切に保つことができる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、上記画像処理装置における画像処理方法、前記画像処理方法を前記画像処理装置に実行させるための画像処理プログラム、又は前記画像処理プログラムを記録した記録媒体としてもよい。
本発明によれば、原稿画像に所定のパターンを重畳させる際に、原稿画像における描画要素の視認性を適切に保つことのできる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における複写機の構成例を示す図である。図1において、複写機10は、プログラムを実行することにより複写機10の動作を制御するCPU11、プログラムの実行時にプログラムやデータを保持するメモリ12、インストールされたプログラムや、スキャナ11等より入力された画像を蓄積するHDD(Hard Disk Drive)13、ユーザインタフェースとしてユーザからの操作指示の受け付けや、ユーザに対する情報提供等を行うためのオペパネ(オペレーションパネル)14、画像入力を行うスキャナ15、画像出力を行うプリンタ16、スキャナ11等より入力された画像をプリンタ12より出力したりHDD13に蓄積したりするために必要な画像処理を行う画像処理ユニット17、及びパターン検知ユニット18等より構成される。パターン検知ユニット18は、複写原稿に特定のパターンが存在するか否かを検知する機能であり、特定のパターンが存在した場合には複写動作を中止する等の制御が可能となる。ここで、パターンとは、出力する画像に重畳させる図形等の基本単位を示す画像情報が記録された画像データ、又は当該図形をそのものをいう。
プリンタ16は、パターン重畳部161を有している。図2は、第一の実施の形態におけるプリンタ内のパターン重畳部の構成例を示す図である。パターン重畳部161は、出力対象となる画像に特定のパターンを重畳させる機能であり、展開部A1611、フォントROM1612、メモリA1613、展開部B1614、パターンROM1615、メモリB1616、論理演算部1617、及びエンジン部1618等より構成される。
展開部A1611は、文字コードや罫線コマンド等に基づいて、文字や罫線を描画要素とする画像のバイナリイメージをメモリA1613に展開する機能である。なお、展開部A1611は、必要に応じてフォントROM1612に格納されているフォントを参照する。展開部B1614は、画像に重畳させるパターン名に対応したパターンをパターンROM1615より取得し、メモリ2に展開する機能である。すなわち、パターンROM1615には画像に重畳させるための各種パターンが予め格納されている。
論理演算部1617は、メモリA1613に展開された画像(第一のイメージ)と、メモリB1616に展開されたパターン(第二のイメージ)とを用いて所定の論理演算を実行することにより、画像に対してパターンを重畳させる機能である。エンジン部1618は、論理演算部1617によってパターンが重畳された画像を印刷する機能である。
図3は、第一の実施の形態におけるパターン重畳部による処理を説明するためのフローチャートである。図3の処理は、例えば、オペパネ14より、任意の文書の印刷が指示された際に、プリンタ16のパターン重畳部161において実行される処理である。
ステップS101において、展開部A1611は、文字コードや罫線コマンドに基づいて、文字や罫線を描画要素とする画像をメモリA1613に展開する。図4は、第一の実施の形態における画像が展開されたメモリAのイメージの例を示す図である。ここでは、「A」という文字が描画要素とされている。
ステップS101に続いてステップS102に進み、展開部B1614は、入力されたパターン名に対応するパターンをパターンROM1615より取得し、メモリB1616に展開する。図5は、第一の実施の形態におけるパターンが展開されたメモリBのイメージの例を示す図である。図5においては、6つのドットで6角形の図形を構成するパターン501が繰り返し展開された例が示されている。
ところで、図4に示されるメモリAのイメージに対し、図5に示されるメモリBのイメージをそのまま重畳させると、図6のようになる。図6は、第一の実施の形態におけるメモリAのイメージにメモリBのイメージをそのまま重畳させた画像の例を示す図である。図6においては、描画要素「A」を構成するドットと、パターン501を構成するドットとが隣接することにより、描画要素「A」の視認性が劣化しているのが分かる。したがって、本実施の形態におけるパターン重畳部161は、以下の処理を実行することにより、描画要素「A」の視認性が劣化しないよう、パターン501を重畳させる。
すなわち、ステップS102に続いてステップS103に進み、論理演算部1617は、メモリA1613におけるイメージの各ドットを所定の方向にシフト(移動)する(第四のイメージ)。
図7は、ドットシフトの第一の例を示す概念図である。図7においては、ドットCを、その周辺(周囲)の8つの位置に、すなわち、8回シフトする例が示されている。
図8は、ドットシフトの第二の例を示す概念図である。図8においては、ドットCを、24のドットの位置に、すなわち、24回シフトする例が示されている。
いずれの場合においても、ステップS103においては、1回分のシフトがメモリA1613の各ドットについて行われる。したがって、描画要素「A」が、所定の方向にシフトすることとなる。
ステップS103に続いてステップS104に進み、論理演算部1617は、メモリA1613とメモリB1616との各ドットについて、図9に示されるような論理演算を実行し、その結果をメモリB1616に書き戻す(上書き)。
図9は、第一の実施の形態における論理演算部において実行される論理演算を説明するための図である。図9に示されるように、論理演算部1617は、まず、メモリA1613とメモリB1616の各ドットについて論理積(AND)を算出する(S104−1)。更に、算出された論理積とメモリB1616の各ドットについて排他的論理和(XOR)を算出し(S104−2)、その結果をメモリB1616に書き戻す。この論理演算によって、メモリB1616の内容は、メモリA1613においてシフトされた描画要素「A」を構成するドットと、メモリB1616においてパターンを構成するドットとが重なったドットについてはパターンを構成しない(例えば、無色)ものに更新されることとなる。
ステップS104に続いてステップS105に進み、論理演算部1617は、メモリA1613を全ての位置(図7によれば8、図8によれば24の位置)にシフトしたか否かを判断し、全ての位置へのシフトが完了していない場合は、ステップS103及びステップS104の処理を繰り返す。
全ての位置へのシフトが完了した場合は、ステップS106に進み、論理演算部1617は、シフト前のメモリA1613の内容と、現在のメモリB1616の内容との論理和を各ドットについて算出することにより、画像に対して、論理演算により更新されたパターンを重畳させる。パターンが重畳された画像は、エンジン部1618によって印刷される。
図10は、第一の実施の形態におけるパターン重畳部によってパターンが重畳された画像の例を示す図である。図10においては、パターンを構成するドットのうち、描画要素「A」の周辺のドットの色が消去されることにより、描画要素「A」の視認性が劣化することなく、パターンが重畳されているのが分かる。なお、図10は、図7に示したシフトを施した場合の重畳結果である。
図3の処理においては、メモリA1613における各ドットをシフトするごとに論理演算を繰り返しているが、要するに、図3の処理は、メモリA1613おいて描画要素「A」を構成するドットをその周辺のドット(図7又は図8に示される全てのドット)まで拡張したもの(第三のイメージ)と、メモリB1616との論理積を各ドットについて算出し、その論理積の結果とメモリB1616との排他的論理和を各ドットについて算出し、その排他的論理和の結果と、拡張前の本来の描画要素「A」が描かれているメモリA1613との各ドットについて論理和を算出するという処理を一回行うことに等しい。
これは、すなわち、メモリB1616においてパターンを構成するドットのうち、メモリA1613において描画要素「A」を構成するドット及びその周辺のドット(図7又は図8に示されるようなドット)と重なるドットについては、当該パターンを構成しないもの(例えば、無色又は背景色と同じ色)として、メモリA1613とメモリB1616との論理和を算出するということになる。
したがって、本実施の形態における複写機10によれば、図10に示されるように、描画要素の周辺はパターンが抜かれた態様で、パターンが重畳されるというわけである。なお、上述した論理演算によれば、本実施の形態においては、描画要素とパターンとが同色である場合に特に効果が得られる。例えば、2値画像において、描画要素及パターンがそれぞれ「1」である場合等である。
なお、図10における処理は、汎用的なコンピュータにおいて予め保存されている原稿画像に対し予め保存されているパターンを重畳させる際等において、当該コンピュータによって実行させてもよい。
ところで、画像に重畳されたパターンは、例えば、複写禁止を示す情報として用いられる。以下、上記のように重畳されたパターンを、複写禁止の情報として用いる場合の例について説明する。
図11は、本実施の形態における複写機によるコピー時の処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、ユーザがオペパネ104を介して原稿のコピーを指示すると、CPU11はその旨を検知し、スキャナ15に原稿の画像の読み取りを開始させる。パターン検知ユニット18は、スキャナ15によって画像が読み取られるのと並行して、所定パターンの検知を開始し(S202)、所定パターンを検知すると(S203でYes)CPU11の割り込みポートに画像破壊信号を出力する。CPU11は、画像破壊信号を受け取ると入力画像を破壊して(黒塗り等)画像処理ユニット17へ送る。すなわち、入力画像のプリンタ16からの出力又はHDD13への蓄積開始前であればエラー終了させることも可能であるが、高速なモノクロの複写機では画像の読み取りとほぼ同時に印刷も開始される。このような場合は、所定パターンを検知した位置から画像を破壊するようにしておけば、コピー処理の高速性を保てるというわけである。入力画像をHDD13に蓄積する場合も同様に画像を破壊して蓄積させてもよいし、蓄積後、画像削除命令や画像全破壊命令を発行することにより、入力画像をHDD13より削除してもよい。
続いて、ステップS202及びS203における、パターン検知ユニット18による所定パターンの検知処理(以下「パターン検知処理」という。)ついて説明する。図12は、パターン検知ユニットによるパターン検知処理の第一の例を説明するためのフローチャートである。
ステップS301において、スキャナ15によって読み込まれた画像の1ライン分のデータ(以下「カレントデータ」という。)が、パターン検知ユニット18に入力される。パターン検知ユニット18は、カレントデータにおける所定色について2値化を行う(S302)。例えば、シアンならば「1」、それ以外であれば「0」にするといった処理である。ステップS302に続いてステップS303に進み、パターン検知ユニット18は、2値化された結果、値が「1」であるドットの位置を検知する。
ステップS303に続いてステップS304に進み、パターン検知ユニット18は、
それまでに検知されたドットから所定パターン(例えば、パターン501)を検出する。ステップS304に続いてステップS305に進み、パターン検知ユニット18は、検出されたパターンが、意図的に重畳されたものであるか否かの判定を行う。
すなわち、検出されたパターンが、なんらかの情報(例えば、複写禁止)を埋め込むために重畳されたものではなく、たまたま画像を構成する図形として含まれている場合も考えられる。したがって、例えば、所定面積内に所定パターンが所定数存在するか否か等の判定を行う。所定面積や所定数については、閾値として予め定めておけばよい。
検出されたパターンが重畳されたものであると判定された場合は、その旨を判定結果として処理を終了させる。一方、検出されたパターンが重畳されたものでるか否か不明である場合、例えば、パターン数が少ない場合等はステップS306に進み、パターン検知ユニット18は、画像の全てのラインの読み込みが完了したか否かを判定する。読み込みが完了していない場合は、次の1ライン分のデータを取得し、ステップS301からS305の処理を繰り返す。読み込みが完了している場合は、所定パターンは検知されたかった旨を判定結果とし、処理を終了する。
なお、図11の処理では、描画要素の周辺のドットについて、パターンを構成するドットの色が消去されている点には特に考慮されていない。これは、例えば、原稿画像の余白部分に付加されたパターン等、描画要素と重なっていないパターンによって、当該パターンの検知が可能であるからである。
パターン検知処理は、図13のようにしてもよい。図13は、パターン検知ユニットによるパターン検知処理の第二の例を説明するためのフローチャートである。
ステップS401において、スキャナ15によって読み込まれた画像の1ライン分のデータ(以下「カレントデータ」という。)が、パターン検知ユニット18に入力される。パターン検知ユニット18は、カレントデータにおける複数の所定色について2値化を行うと共に(S402)、もともと何色で2値化されたか(色情報)を保存しておく。色情報は対象とする色の数が判別できる情報量で十分である。ステップS402に続いてステップS403に進み、パターン検知ユニット18は、2値化された結果、値が「1」であるドットの位置を検知する。
ステップS403に続いてステップS404に進み、パターン検知ユニット18は、
それまでに検知されたドットから所定パターン(例えば、パターン501)を検出する。ステップS404に続いてステップS405に進み、パターン検知ユニット18は、検出されたパターンが、意図的に重畳されたものであるか否かの判定を行う。検出されたパターンが、意図的に重畳されたものであると判定された場合は、パターン検知ユニット18は、当該パターンを構成するドット位置の色情報を参照して、何色のパターンが検出されたのかを特定し、判定結果とともに当該パターンの色情報を処理結果として出力する。
一方、検出されたパターンが重畳されたものでるか否か不明である場合はステップS406に進み、パターン検知ユニット18は、画像の全てのラインの読み込みが完了したか否かを判定する。読み込みが完了していない場合は、次の1ライン分のデータを取得し、ステップS401からS405の処理を繰り返す。読み込みが完了している場合は、所定パターンは検知されたかった旨を判定結果とし、処理を終了する。
パターン検知ユニット18が、図13の処理を実行することにより出力される色情報を用いて、以下のようなセキュリティ制御を行うことができる。
図14は、パターンの色によるセキュリティレベルの例を示す図である。図14においては、検出されたパターンの色ごとにセキュリティレベルが定義されている。例えば、黒のドットパターンが検出された場合は、全てのユーザについて複写が阻止される。マジェンタのドットパターンが検出された場合は、コピーユーザが派遣社員、一般社員であれば複写は阻止されるが、管理職であれば許可される。シアンのドットパターンが検出された場合は、コピーユーザが派遣社員であれば複写は阻止されるが、一般社員、管理職であれば許可される。
すなわち、図14に示されるような定義情報を予めHDD13に登録しておき、ステップS203(図11)において、所定パターンが存在したと判定された場合に、CPU11は、図T1の定義情報を参照し、画像を破壊するか又は出力するかを判定する。
なお、複写機管理者が、パスワード等で守られたユーザインタフェースを通して、どの範囲のユーザが印刷を阻止されるかを設定可能とすることで柔軟なセキュリティレベルのコントロールを行えるようにしてもよい。
なお、セキュリティレベルをコントロールするためには、パターンを複数種類用意したり、その角度の組み合わせ等を使用したりすることが考えられる。しかし、この場合、パターン検知ユニット18の処理が複雑になり、SIMDプロセッサ等ではリアルタイム処理が難しくなる。本実施の形態のように、パターンの色によってコントロールすることで、パターン検知処理等にかかる負荷を著しく増大させることがなく、セキュリティレベルのコントロールを行うことができる。
次に、第二の実施の形態について説明する。図15は、第二の実施の形態におけるプリンタ内のパターン重畳部の構成例を示す図である。図15中、図2と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図15においては、展開部C1619、パターンROM1620、及びメモリC1621が新たな構成要素となっている。展開部C1619は、画像に重畳させるパターン名に対応したパターンをパターンROM1620より取得し、メモリC1621に展開する機能である。すなわち、第二の実施の形態においては、展開部B1614によってメモリB1616に展開されるパターンと、展開部C1619によってメモリC1621に展開されるパターンとの二つのパターンが画像に重畳される。
図16は、第二の実施の形態におけるパターン重畳部による処理を説明するためのフローチャートである。図16の処理は、例えば、オペパネ14より、任意の文書の印刷が指示された際に、プリンタ16のパターン重畳部161において実行される処理である。
ステップS201において、展開部A1611は、文字コードや罫線コマンドに基づいて、文字や罫線を描画要素とする画像をメモリA1613に展開する。
図17は、第二の実施の形態における画像が展開されたメモリAのイメージの例を示す図である。ここでは、「A」という文字が描画要素とされている。
ステップS201に続いてステップS202に進み、展開部B1614は、入力された第一のパターン名に対応するパターンをパターンROM1615より取得し、メモリB1616に展開する。
図18は、第二の実施の形態におけるパターンが展開されたメモリBのイメージの例を示す図である。図18においては、それぞれが4ドットで構成されている6個の点要素で6角形の図形を構成するパターン501が繰り返し展開された例が示されている。
ステップS202に続いてステップS203に進み、展開部C1619は、入力された第二のパターン名に対応するパターンをパターンROM1620より取得し、メモリC1621に展開する。
図19は、第三の実施の形態におけるパターンが展開されたメモリCのイメージの例を示す図である。図19においては、1つのドットで構成されるパターン502が繰り返し展開された例が示されている。
ここで、第一の実施の形態と同様に、図17に示されるメモリA1613のイメージに対し、図18に示されるメモリB1616のイメージをそのまま重畳させると、図20のようになる。図20は、第二の実施の形態におけるメモリAのイメージにメモリBのイメージをそのまま重畳させた画像の例を示す図である。図20においても、描画要素「A」を構成するドットと、パターン501を構成するドットとが隣接することにより、描画要素「A」の視認性が劣化しているのが分かる。
一方、第一の実施の形態において説明したように描画要素「A」の周辺についてパターン501が抜けるような態様でパターン501を重畳させると描画要素「A」のシフト量によっては、例えば、図21のような画像が生成される。
図21は、第一の実施の形態における方法でパターンが重畳された画像の例を示す図である。図21に示されるように第一の実施の形態による方法によれば描画要素「A」の視認性は確保できるが、シフトするドットの数によっては描画要素「A」の周りの空白が目立つ。すなわち、ドットがまばらになり均一性が劣化することにより、人の目に不自然さを感じさせ得ることが分かる。
そこで、第二の実施の形態におけるパターン重畳部161は、メモリC1621に展開されたパターン502を用いて以下の処理を実行することにより、画像の視認性を確保すると共に画像の均一性が劣化しないようにする。
ステップS204及びS205は図3のステップS103、S104と同様の処理である。すなわち、メモリA1613におけるイメージの各ドットを所定の方向にシフトし(S204)、メモリA1613とメモリB1616との各ドットについて図9に示されるような論理演算を実行した後、その結果をメモリB1616に書き戻す(S205)。
続いて、論理演算部1617は、メモリA1613とメモリC1621の各ドットについて論理積を算出し、メモリC1621に書き戻す(S206)。この処理により、メモリA1613においてシフトされた描画要素「A」を構成するドットとメモリC1621においてパターンを構成するドットが重なるドットがメモリC1621に抽出される。
ステップS206に続いてステップS207に進み、論理演算部1617は、図3のステップS105と同様の処理を行う。 全ての位置へのシフトが完了した場合は、ステップS208に進み、論理演算部1617は、シフト前のメモリA1613の内容と、現在のメモリB1616の内容と、メモリC1621の内容との論理和を各ドットについて算出することにより、画像に対して論理演算により更新されたパターンを重畳させる。パターンが重畳された画像は、エンジン部1618によって印刷される。
図22は、第二の実施の形態におけるパターン重畳部によってパターンが重畳された画像の例を示す図である。パターン501を構成するドットのうち、描画要素「A」の周辺のドットの色が消去されているが、代わりにパターン502が重畳されることにより、画像全体の均一性の劣化を抑えつつ描画要素「A」の視認性が確保されているのが分かる。
なお、第二の実施の形態のように、描画要素の周りに重畳するパターン502の点要素としては、画像全体に重畳するパターン501の点要素よりも小さいもの(ドット数が少ないもの)を用いるのが望ましい。文字の周囲には視認性を損ねない小さいドットを配置し、それ以外のところには、検知可能な大きい点要素を配置することで、視認性、均一性の両方を確保するためである。
また、パターン502のパターンはどの様なものでも構わないが、例えば、印刷の特性により再現されないような微小な点要素にする等により、視認性を保ちつつ、文字とパターン501の間のコントラストを抑えるように調節してもよい。また、パターン501とパターン502との所定の面積あたりのドット数をほぼ同じ(略同一)とするとよい。そうすることで、パターン501とパターン502を構成する点要素の大きさは違っていても、遠目に見ると両者の濃度は同じに見える画像を生成することができ、見た目にも不自然でない文書を作成することができるからである。
本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態における複写機の構成例を示す図である。 第一の実施の形態におけるプリンタ内のパターン重畳部の構成例を示す図である。 第一の実施の形態におけるパターン重畳部による処理を説明するためのフローチャートである。 第一の実施の形態における画像が展開されたメモリAのイメージの例を示す図である。 第一の実施の形態におけるパターンが展開されたメモリBのイメージの例を示す図である。 第一の実施の形態におけるメモリAのイメージにメモリBのイメージをそのまま重畳させた画像の例を示す図である。 ドットシフトの第一の例を示す概念図である。 ドットシフトの第二の例を示す概念図である。 第一の実施の形態における論理演算部において実行される論理演算を説明するための図である。 第一の実施の形態におけるパターン重畳部によってパターンが重畳された画像の例を示す図である。 本実施の形態における複写機によるコピー時の処理を説明するためのフローチャートである。 パターン検知ユニットによるパターン検知処理の第一の例を説明するためのフローチャートである。 パターン検知ユニットによるパターン検知処理の第二の例を説明するためのフローチャートである。 パターンの色によるセキュリティレベルの例を示す図である。 第二の実施の形態におけるプリンタ内のパターン重畳部の構成例を示す図である。 第二の実施の形態におけるパターン重畳部による処理を説明するためのフローチャートである。 第二の実施の形態における画像が展開されたメモリAのイメージの例を示す図である。 第二の実施の形態におけるパターンが展開されたメモリBのイメージの例を示す図である。 第二の実施の形態におけるパターンが展開されたメモリCのイメージの例を示す図である。 第二の実施の形態におけるメモリAのイメージにメモリBのイメージをそのまま重畳させた画像の例を示す図である。 第一の実施の形態における方法でパターンが重畳された画像の例を示す図である。 第二の実施の形態におけるパターン重畳部によってパターンが重畳された画像の例を示す図である。
符号の説明
10 複写機
11 CPU
12 メモリ
13 HDD
14 オペパネ
15 スキャナ
16 プリンタ
17 画像処理ユニット
18 パターン検知ユニット
161 パターン重畳部
1611 展開部A
1612 フォントROM
1613 メモリA
1614 展開部B
1615 パターンROM
1616 メモリB
1617 論理演算部
1618 エンジン部
1619 展開部C
1620 パターンROM
1621 メモリC

Claims (19)

  1. 画像に所定のドットパターンを重畳させる画像処理装置であって、
    前記画像を第一の記憶領域に展開する第一の展開手段と、
    第一のドットパターンを第二の記憶領域に展開する第二の展開手段と、
    前記第一のドットパターンを構成するドットよりも小さいドットによって構成される第二のドットパターンを第三の記憶領域に展開する第三の展開手段と
    前記画像における描画要素を構成する各ドットの周辺の所定の範囲外に前記第一のドットパターンを重畳させ、前記所定の範囲内に前記第二のドットパターンを重畳させる重畳手段とを有する画像処理装置。
  2. 前記重畳手段は、前記画像における前記所定の範囲のドットについても当該描画要素を構成するものとした拡張画像と、前記第一のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出し、
    前記論理積の結果と前記第一のドットパターンとの排他的論理和を算出し、
    前記排他的論理和の結果と前記画像との論理和を算出することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  3. 前記重畳手段は、前記画像前記描画要素を構成する各ドットを当該ドットの周辺のドットのうちの所定の方向に係るドットに移動させることにより移動画像を生成し、
    前記移動画像前記第一のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出し、前記論理積の結果と前記第一のドットパターンとの排他的論理和を算出し、
    前記排他的論理和の結果と前記画像との論理和を算出することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  4. 前記重畳手段は、前記画像における前記所定の範囲のドットについても当該描画要素を構成するものとした拡張画像と、前記第二のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出し、
    前記論理積の結果と前記画像との論理和を算出することを特徴とする請求1乃至3いずれか一項記載の画像処理装置。
  5. 前記重畳手段は、前記画像前記描画要素を構成する各ドットを当該ドットの周辺のドットのうちの所定の方向に係るドットに移動させることにより移動画像を生成し、
    前記移動画像と前記第二のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出し、前記論理積の結果と前記画像との論理和を算出することを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の画像処理装置。
  6. 前記第一のドットパターンの所定の面積あたりのドット数と、前記第二のドットパターンの前記所定の面積あたりのドット数は略同一であることを特徴とする請求項乃至いずれか一項記載の画像処理装置。
  7. 画像形成装置が画像に所定のドットパターンを重畳させる画像処理方法であって、
    第一の展開手段が、前記画像を第一の記憶領域に展開する第一の展開手順と、
    第二の展開手段が、前記第一のドットパターンを第二の記憶領域に展開する第二の展開手順と、
    第三の展開手段が、前記第一のドットパターンを構成するドットよりも小さいドットによって構成される第二のドットパターンを第三の記憶領域に展開する第三の展開手順と
    重畳手段が、前記画像における描画要素を構成する各ドットの周辺の所定の範囲外に前記第一のドットパターンを重畳させ、前記所定の範囲内に前記第二のドットパターンを重畳させる重畳手順とを有する画像処理方法。
  8. 前記重畳手順は、前記画像における前記所定の範囲のドットについても当該描画要素を構成するものとした拡張画像と、前記第一のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出する第一の演算手順と、
    前記論理積の結果と前記第一のドットパターンとの排他的論理和を算出する第二の演算手順と、
    前記排他的論理和の結果と前記画像との論理和を算出する第三の演算手順とを有することを特徴とする請求項記載の画像処理方法。
  9. 前記重畳手順は、前記画像における前記所定の範囲の各ドットを当該ドットの周辺のドットのうちの所定の方向に係るドットに移動させることにより移動画像を生成するドット移動手順と、
    前記移動画像前記第一のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出する第一の演算手順と、
    前記論理積の結果と前記第一のドットパターンとの排他的論理和を算出する第二の演算手順と、
    前記排他的論理和の結果と前記画像との論理和を算出する第三の演算手順とを有することを特徴とする請求項記載の画像処理方法。
  10. 前記重畳手順は、前記画像における前記所定の範囲のドットについても当該描画要素を構成するものとした拡張画像と、前記第二のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出する第四の演算手順と、
    前記論理積の結果と前記画像との論理和を算出する第五の演算手順とを有することを特徴とする請求項7乃至9いずれか一項記載の画像処理方法。
  11. 前記重畳手順は、前記画像前記描画要素を構成する各ドットを当該ドットの周辺のドットのうちの所定の方向に係るドットに移動させることにより移動画像を生成するドット移動手順と、
    前記移動画像と前記第二のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出する第四の演算手順と、
    前記論理積の結果と前記画像との論理和を算出する第五の演算手順とを有することを特徴とする請求項7乃至9いずれか一項記載の画像処理方法。
  12. 前記第一のドットパターンの所定の面積あたりのドット数と、前記第二のドットパターンの前記所定の面積あたりのドット数は略同一であることを特徴とする請求項乃至11いずれか一項記載の画像処理方法。
  13. コンピュータに、画像への所定のドットパターンの重畳を実行させる画像処理プログラムであって、
    前記画像を第一の記憶領域に展開する第一の展開手順と、
    第一のドットパターンを第二の記憶領域に展開する第二の展開手順と、
    前記第一のドットパターンを構成するドットよりも小さいドットによって構成される第二のドットパターンを第三の記憶領域に展開する第三の展開手順と
    前記画像における描画要素を構成する各ドットの周辺の所定の範囲外に前記第一のドットパターンを重畳させ、前記所定の範囲内に前記第二のドットパターンを重畳させる重畳手順とを前記コンピュータに実行させる画像処理プログラム。
  14. 前記重畳手順は、前記画像における前記所定の範囲のドットについても当該描画要素を構成するものとした拡張画像と、前記第一のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出する第一の演算手順と、
    前記論理積の結果と前記第一のドットパターンとの排他的論理和を算出する第二の演算手順と、
    前記排他的論理和の結果と前記画像との論理和を算出する第三の演算手順とを有することを特徴とする請求項13記載の画像処理プログラム。
  15. 前記重畳手順は、前記画像における前記所定の範囲の各ドットを当該ドットの周辺のドットのうちの所定の方向に係るドットに移動させることにより移動画像を生成するドット移動手順と、
    前記移動画像前記第一のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出する第一の演算手順と、
    前記論理積の結果と前記第一のドットパターンとの排他的論理和を算出する第二の演算手順と、
    前記排他的論理和の結果と前記画像との論理和を算出する第三の演算手順とを有することを特徴とする請求項13記載の画像処理プログラム。
  16. 前記重畳手順は、前記画像における前記所定の範囲のドットについても当該描画要素を構成するものとした拡張画像と、前記第二のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出する第四の演算手順と、
    前記論理積の結果と前記画像との論理和を算出する第五の演算手順とを有することを特徴とする請求項13乃至15いずれか一項記載の画像処理プログラム。
  17. 前記重畳手順は、前記画像前記描画要素を構成する各ドットを当該ドットの周辺のドットのうちの所定の方向に係るドットに移動させることにより移動画像を生成するドット移動手順と、
    前記移動画像と前記第二のドットパターンとの論理積を各ドットについて算出する第四の演算手順と、
    前記論理積の結果と前記画像との論理和を算出する第五の演算手順とを有することを特徴とする請求項13乃至15いずれか一項記載の画像処理プログラム。
  18. 前記第一のドットパターンの所定の面積あたりのドット数と、前記第二のドットパターンの前記所定の面積あたりのドット数は略同一であることを特徴とする請求項13乃至17いずれか一項記載の画像処理プログラム。
  19. 請求項13乃至18いずれか一項記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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