JPH0715601A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0715601A
JPH0715601A JP5173762A JP17376293A JPH0715601A JP H0715601 A JPH0715601 A JP H0715601A JP 5173762 A JP5173762 A JP 5173762A JP 17376293 A JP17376293 A JP 17376293A JP H0715601 A JPH0715601 A JP H0715601A
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JP5173762A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kiyohara
崇広 清原
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成の下で原稿内容を自動的に加工し
て出力し得る画像処理装置を提供する。 【構成】 稿読取部1から出力された多値画像データ
は、2値化回路4で2値化されると共に、濃度判定部2
により、原稿中に主走査方向、副走査方向にマークされ
た特定色部分が判定され、フィルタ処理部3により、判
別された特定色部分の画像データが複数画素分まとまっ
ている存在する場合にのみ真に特定色部分であると断定
するフィルタ処理が施される。そして、フィルタ処理が
施された特定色部分の画像データに対して、判定領域設
定部6は判定領域を設定し、制御信号発生部7は、この
判定領域内で特定色部分の画素数が所定値を越えると、
原稿内に変換領域を設定し、出力処理部8は、2値化回
路4から出力された変換領域内の2値画像データを、周
期パターン発生部5にて発生された周期パターンに変換
して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置など
の画像処理装置に関し、特に、簡単な構成の下で原稿内
容を自動的に加工して出力するのに好適な画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリなどの画像処理装置
では、図70に示すように、蛍光灯などの光源LIによ
り原稿Dを照射し、その反射光をCCDなどの光電変換
素子Pにより画素単位で光電変換して多値画像データを
生成し、処理回路Aに入力してシェーディング補正など
の補正処理、AD変換処理等を施し、2値画像データが
必要な場合には、得られた多値画像データを2値化回路
Bにより閾値に基づいて2値化している。この2値化回
路Bからは、閾値以上の濃度では黒画素信号が、閾値以
下の濃度では白画素信号が出力され、これら画素毎の2
値画像データを1ページ単位で送信したり、記録紙にプ
リントアウトしたりしている。
【0003】ところで、原稿中に送信不要、或いは送信
したくない情報が含まれているような場合があるが、こ
のような場合には、従来の画像処理装置では、必要な部
分を切取って他の用紙に貼付け、その貼付け原稿を読取
らせたり、送信したくない情報を白紙等で覆った状態で
原稿を読取らせたりするなど、原稿情報を人手により加
工していた。また、原稿情報の一部を強調して送信する
場合には、アンダーラインを引いたり、コメントを書き
加える等していた。
【0004】そこで、これら作業の手間を省くために、
図71に示したように、サインペン等により原稿中の不
要部分、または強調をマーカMで囲んでおくと、カラー
スキャナ等によりマーカ部分を検知し、その検知結果に
基づいて画像データの削除処理(図72参照)、強調処
理(図73)等の編集加工を行うマーカ指定方式の画像
処理装置や、入力装置により編集加工領域を予め入力指
定し、その入力指定に基づいて編集加工を行う入力指定
方式の画像処理装置が実現されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマーカ
指定方式では、カラースキャナを用いてマーカ部分を検
知する必要があり、白黒のスキャナを用いた場合に比べ
てコストが増大するという問題があった。また、入力指
定方式においても、領域指定用の入力装置を新たに設け
る必要があり、コスト増大、装置の複雑化を招くと言う
問題があった。
【0006】本発明は、前述したようなこの種の画像処
理装置の現状に鑑みてなされたものであり、その目的
は、簡単な構成の下で原稿内容を自動的に加工して出力
し得る画像処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、原稿情報を読取って画素毎の多値画像デ
ータとして出力する読取手段と、該読取手段から出力さ
れた多値画像データを2値化して2値画像データとして
出力する2値化手段とを備えた画像処理装置において、
前記読取手段から出力された多値画像データに基づいて
特定色のマーカ領域を検知する検知手段と、該検知手段
により検知された特定色のマーカ領域に基づいて原稿情
報の加工領域を設定する設定手段と、所定のパターンデ
ータを生成する生成手段と、前記2値化手段から出力さ
れた2値画像データのうち、前記設定手段により設定さ
れた加工領域内の2値画像データを前記生成手段にて生
成された所定のパターンデータに置換して出力する置換
出力手段とを備えている。
【0008】
【作用】読取手段は、原稿情報を読取って画素毎の多値
画像データとして出力する。2値化手段は、読取手段か
ら出力された多値画像データを2値化して2値画像デー
タとして出力する。一方、検知手段は、例えば、読取手
段から出力された多値画像データのうち、所定濃度範囲
の多値画像データが複数画素分まとまって存在すること
を検出するフィルタ処理等を行うことにより、特定色の
マーカ領域を検知する。
【0009】すると、設定手段は、例えば、検知手段に
より検知された主走方向と副走方向の特定色のマーカ領
域の交点領域内の文字部分を原稿情報の加工領域として
設定する等、検知手段により検知された特定色のマーカ
領域に基づいて原稿情報の加工領域を設定する。このと
き、生成手段では、所定のパターンデータが生成されて
いる。そこで、置換出力手段は、2値化手段から出力さ
れた2値画像データのうち、設定手段により設定された
加工領域内の2値画像データを生成手段にて生成された
所定のパターンデータ(このパターンデータは、空白形
成用のパターンの場合もある)に置換して出力する。
【0010】
【実施例】[第1実施例]図1は第1実施例による画像
処理装置全体の概略構成を示すブロック図である。原稿
読取部1は、光学レンズ、CCD等の光電変換素子等に
より構成され、光学レンズを介して入力された光学的な
原稿情報(濃度情報)を光電変換素子により光電変換
し、1画素当たり6ビット(64階調)の多値画像デー
タとして、濃度判定部2、およびフィルタ処理部3に出
力する。濃度判定部2は、原稿読取部1から与えられた
多値画像データについて、操作部10の操作により入力
され、制御部9により設定された濃度範囲にあるか否か
を判定し、その判定結果をフィルタ処理部3に出力す
る。
【0011】フィルタ処理部3は、後述するように、文
字や図形のエッジ部の中間濃度部分を、蛍光ペンやサイ
ンペンにより編集領域として指定されたマーカ部分と誤
判断しないようにすべく、原稿読取部1からの多値画像
データについて、濃度判定部2の判定結果を参照して所
定のフィルタ処理を行う。
【0012】2値化処理部4は、フィルタ処理部3にて
フィルタ処理された多値画像データについて、操作部1
0の操作により入力され、制御部9により設定された濃
度に基づいて、“1”(黒)、“0”(白)の2値化処
理を行い、出力処理部8に出力する。また、判定領域設
定部6は、蛍光ペンやサインペンにより編集領域として
指定されたマーカ部分であるか否かを判定するための判
定領域を設定し、その設定結果を制御信号発生部7に出
力する。
【0013】制御信号発生部7は、判定領域設定部6に
より設定された判定領域内で、2値化処理部4にて生成
された2値データを出力処理部8から出力すべきか否か
の制御信号を発生し、出力処理部8に与える。出力処理
部8は、制御信号発生部7からの制御信号に基づいて、
2値化処理部4からの2値データ、或いは周期パターン
発生部5にて発生された所定の周期パターンを出力す
る。この周期パターンは、後述するように、不要な原稿
画像データの代わりに出力されるものである。
【0014】なお、同期信号発生部11は、各種の同期
信号を発生し、原稿読取部1、フィルタ処理部3等に供
給する。すなわち、同期信号発生部11は、図2に示し
たように、画像転送クロックCLK、ページ同期信号、
およびライン同期信号を発生する。そして、原稿読取部
1から出力された各画素に対応する一連の多値画像デー
タV等は、画像転送クロックCLKに同期して転送され
る。なお、ページ同期信号の立上りが原稿の1ライン目
の始まりを示し、ライン同期信号の立上りは、各ライン
の始まりを示している。
【0015】図3は、濃度判定部2の構成を示すブロッ
ク図であり、原稿読取部1からの各画素対応の一連の多
値画像データVは、順次、比較器21,22のP端子に
入力される。また、レジスタ23、24には、それぞ
れ、制御部9により閾値THH、THL(THH>TH
L)がセットされ、閾値THH、THLは、それぞれ、
比較器21,22のQ端子に入力される。そして、比較
器21は、閾値THH(Q入力)>多値画像データV
(P入力)の場合に、信号“1”をアンドゲート25に
出力し、比較器22は、閾値THL(Q入力)<多値画
像データV(P入力)の場合に、信号“1”をアンドゲ
ート25に出力する。従って、アンドゲート25、すな
わち濃度判定部2は、閾値THL<多値画像データV<
閾値THHの場合に、信号“1”を出力する。
【0016】上記の閾値THH,THLは、次の濃度ヒ
ストグラムを考慮して設定される。すなわち、図4は、
サインペン(赤色)、蛍光ペン、および文字(画像)部
分の濃度ヒストグラムであり、縦軸は所定面積内の画素
数、横軸は1画素の濃度を6bitで表現した場合の多
値画像データの64階調の濃度値を示している。なお、
濃度値は、値が大きいほど黒っぽいことを示している。
【0017】同図から明らかなように、文字部分は、そ
のほとんどが濃度値62〜63付近に含まれ、サインペ
ンは、そのほとんどが濃度値40〜50付近に含まれ、
蛍光ペンは、そのほとんどが濃度値10〜27付近に含
まれている。従って、この事実を考慮して上記の閾値T
HH,THLを設定することにより、濃度判定部2に
て、蛍光ペンやサインペンで描かれたマーク部分と文字
部分とを識別することができる。
【0018】図5は、フィルタ処理部3の構成を示すブ
ロック図であり、2つのラインバッファLB1,LB
2、9つのレジスタR1〜R9、4つのアンドゲートG
1〜G4により構成されている。なお、ラインバッファ
LB1とレジスタR4,R5のビット数は、1画素当た
りの多値画像データVのビット数(6ビット)と濃度判
定結果Nのビット数(1ビット)とを加算した数のビッ
ト数となっており、ラインバッファLB2とレジスタR
1〜R3,R6〜R9のビット数は、濃度判定結果Nの
ビット数と等しくなっている。
【0019】図6は、フィルタ処理部3の動作を示すタ
イムチャートである。図6において、(a)は画像転送
クロックCLK、(b)はライン同期信号、(c)は濃
度判定部2から入力される濃度判定結果N、(d)のM
1〜M9は図5のレジスタR1〜R9の出力、(e)は
原稿読取部1から入力される多値画像データV、(f)
はフィルタ処理部3から出力される多値画像データVD
である。
【0020】濃度判定部2からの濃度判定結果Nは、画
像転送クロックCLKに同期してシリアルに転送され、
レジスタR1とラインバッファLB1に入力され、多値
画像データVは画像転送クロックCLKに同期してライ
ンバッファLB1に入力される。
【0021】多値画像データVと濃度判定結果Nとは、
1ライン分遅延してラインバッファLB1から出力さ
れ、出力された濃度判定結果Nは、レジスタR4とライ
ンバッファLB2とに入力され、多値画像データVはレ
ジスタR4に入力される。また、ラインバッファLB2
からは、濃度判定結果Nが2ライン分遅延して出力さ
れ、レジスタR7に入力される。
【0022】また、レジスタR1,R4,R7に入力さ
れた濃度判定結果Nは、画像データの転送(画像転送ク
ロックCLK)に同期して、順次レジスタR2,R5,
R8→レジスタR3,R6,R9にシフトされると共
に、レジスタR1〜R3,R4〜R6,R6〜9内の濃
度判定結果Nは、それぞれアンドゲートG1,G2,G
3に入力される。そして、アンドゲートG1,G2,G
3の論理値は3ライン分毎にアンドゲートG4に出力さ
れる。
【0023】従って、アンドゲートG4では、図6
(d)から類推できるように、濃度判定結果Nについて
3×3の画素マトリクスが構成され、アンドゲートG4
は、レジスタR1〜R9の出力M1〜M9の信号の論理
値が全て“1”の場合、すなわち、3×3の画素マトリ
クスの全てにおいて濃度判定結果Nが“1”の場合に、
濃度判定結果NDとして“1”を出力する。このような
フィルタ処理によって、濃度判定部2において、文字や
図形のエッジ部の中間濃度部を、蛍光ペンやサインペン
のマーク部分と誤判断した場合の濃度判定結果Nを補正
することができる。
【0024】なお、ラインバッファLB1から1ライン
分遅延してレジスタR4に入力された多値画像データV
は、画像転送クロックCLKに同期してレジスタR5に
シフトされて、次の画像転送クロックCLKに同期して
レジスタR5から多値画像データVDとして2値化回路
4に出力される(図6(f)参照)。
【0025】図7は、2値化回路4の構成を示すブロッ
ク図であり、比較器41とレジスタ42とにより構成さ
れている。レジスタ42には、制御部9の制御により、
閾値THが設定され、この閾値THは比較器41のQ端
子に入力される。この比較器41の他方の入力端子Pに
は、フィルタ処理部3からの多値画像データVDが入力
され、比較器41は、多値画像データVDと閾値THと
を比較し、多値画像データVD≧閾値THの場合に、信
号“1”を出力処理部8に出力する。
【0026】図8は、周期パターン発生部5の構成を示
すブロック図であり、2つの4進カウンタ51,52、
2つのセレクタ53,54により構成され、4進カウン
タ51,52のEN端子,LD端子にはライン同期信号
が入力され、CK端子には画像転送クロックCLKが入
力される。また、セレクタ53のA,B端子には4進カ
ウンタ51のQA,QB出力が入力され、C0〜C3端
子には、それぞれ制御部9からの4ビット並列の信号C
0(0)〜C0(3),C1(0)〜C1(3),C2
(0)〜C2(3),C3(0)〜C3(3)が供給さ
れる。そして、セレクタ53は、A,B端子の入力に応
じてC0〜C3端子(各々4ビット)をサイクリックに
選択し、選択した端子に入力された信号(4ビット並列
信号)を端子Y0〜Y3を介してセレクタ54に供給す
る。また、セレクタ54は、A,B端子の入力に応じて
C0〜C3端子(各々1ビット)をサイクリックに選択
し、選択した端子に入力された信号を端子Yを介して出
力処理部8に出力する。
【0027】4進カウンタ51は、EN端子の入力信号
(ライン同期信号)が“0”の状態で画像転送クロック
CLKが入力されるとカウントアップ動作を行い、EN
端子の入力信号が“1”の状態ではカウントアップ動作
は行わない。また、4進カウンタ52は、LD端子の入
力信号(ライン同期信号)が“0”の状態で画像転送ク
ロックCLKが入力されると初期状態がロードされ、端
子QA、QBの出力信号は“0”になり、LD端子の入
力信号が“1”の状態で画像転送クロックCLKが入力
されるとカウント動作を行う。
【0028】図9は、セレクタ53,54が、A,B端
子の入力に応じてC0〜C3端子を選択する場合の選択
の仕方を表した図であり、A,B端子入力が(0,
0),(0,1),(1,0),(1,1)のときは、
それぞれC0,C1,C2,C3端子を選択する。
【0029】図10は、周期パターン発生部5の動作を
示すタイムチャートであり、図10(a)は画像転送ク
ロックCLKであり、このクロックの立上りに同期して
動作が行われる。図10(b)は立上りがラインの先頭
を示すライン同期信号、図10(c)はカウンタ51の
QA,QB端子の出力信号(レジスタ53のA,B端子
入力信号)、図10(d)はカウンタ52のQA,QB
端子の出力信号(レジスタ54のA,B端子入力信号)
である。また、図10(e)はセレクタ53の出力信号
Y0〜Y3、図10(f)はセレクタ54の出力信号Y
を示している。
【0030】図10において、t0の時点でカウンタ5
1のQA,QB端子の出力信号が共に“0”であったと
すると、セレクタ53は端子C0を選択し、出力端子Y
0〜Y3からの出力信号はC0(0)〜C0(3)とな
る。そして、カウンタ52は画像転送クロックCLKに
同期してカウント動作を行い、は、図9に示したよう
に、そのカウント値に基づいて端子C0〜C3を順次選
択する。その結果、セレクタ54のY端子からは信号C
0(0)〜C0(3)が順次出力される。
【0031】また、時点t1でライン同期信号が“0”
になり、画像転送クロックCLKが入力されると、カウ
ンタ51は1つカウントアップし、カウンタ52には初
期状態がロードされる。これによって、セレクタ53は
端子C1を選択するので、その出力端子Y0〜Y3から
の出力信号はC1(0)〜C1(3)に切換えられ、こ
の後は、画像転送クロックCLKに同期してセレクタ5
4より出力される。
【0032】以上の動作が繰り返されることにより、セ
レクタ54からは4×4の周期パターンが、図11
(a)に示すように出力される。その結果、例えばC0
(1),C0(3),C1(0),C1(2),C2
(1),C2(3),C3(0),C3(2)が“黒
色”に対応する“1”、他が“白色”に対応する“0”
であったとすると、図11(b)に示したようなパター
ン(周期パターン)が形成されることとなる。なお、周
期パターンは、C0(0)〜C0(3),C1(0)〜
C1(3),C2(0)〜C2(3),C3(0)〜C
3(3)の組合せで自由に設定できる。また、予めRO
Mに周期パターンを格納しておいたり、或いは操作部1
0からオペレータが設定するようにしてもよい。
【0033】図12、図14は、判定領域設定部6の主
走査方向、副走査方向のブロック図であり、この判定領
域設定部6により判定領域を設定することにより、編集
目的以外で付されたマーカ部分を編集領域と誤判定する
ことが防止される。
【0034】主走査方向の判定領域設定部6は、図12
に示したように、カウンタ61、2つのレジスタ62,
63、2つの比較器64,65、およびJKフリップフ
ロップ66により構成されている。カウンタ61のLD
端子、CK端子には、それぞれ同期信号発生部11から
のライン同期信号、画像転送クロックCLKが入力さ
れ、LD端子の入力信号(ライン同期信号)が“0”の
とき、画像転送クロックCLKの立上りに同期して初期
値“0”がロードされる。レジスタ62,63には、そ
れぞれ主走査方向のマーカに対応する判定領域の始点、
終点位置の値(画素を単位とする値)が制御部9により
セットされる。
【0035】比較器64はレジスタ62内の判定領域の
始点値とカウンタ61のカウント値とを比較し、等しい
ときに“1”をJKフリップフロップ66のJ端子に出
力する。また、比較器65はレジスタ63内の判定領域
の終点値とカウンタ61のカウント値とを比較し、等し
いときに“1”をJKフリップフロップ66のK端子に
出力する。JKフリップフロップ66の出力信号は、後
述する副走査方向の判定領域設定部6のアンドゲート6
8に出力される。
【0036】図13は、主走査方向の判定領域設定部6
の動作を示すタイムチャートであり、図13において、
(a)は画像転送クロックCLK、(b)はライン同期
信号、(c)はカウンタ61のカウント値、(d)はレ
ジスタ62に設定された判定領域の始点位置の値、
(e)はレジスタ63に設定された判定領域の終点位置
の値、(e)は比較器64の出力信号である始点との比
較結果、(f)は比較器65の出力信号である終点との
比較結果、(g)はJKフリップフロップ66の出力信
号、すなわち、主走査方向の判定領域信号である。
【0037】図13(b)のライン同期信号が“0”に
なると、同(h)のJKフリップフロップ66の出力信
号は“0”になり、(a)の画像転送クロックCLKに
同期してカウンタ61には初期値“0”がセットされ、
ライン同期信号が“1”となると、カウンタ61は画像
転送クロックCLKに同期してカウント動作を行う。
【0038】カウンタ61のカウント値とレジスタ62
内の始点値とが等しくなると、比較器64の出力信号は
“1”となり、画像転送クロックCLKに同期してJK
フリップフロップ66の出力信号は“1”となる(図1
3(c),(d),(f),(h)参照)。また、カウ
ンタ61のカウント値とレジスタ63内の終点値とが等
しくなると、比較器65の出力信号は“1”となり、画
像転送クロックCLKに同期してJKフリップフロップ
66の出力信号は“0”となる(図13(c),
(e),(g),(h)参照)。このようにして、JK
フリップフロップ66の出力信号が“1”の区間が、主
走査方向の判定領域の範囲となる。
【0039】副走査方向の判定領域設定部6は、図14
に示したように、ラインカウンタ61a、2つのレジス
タ62a,63a、2つの比較器64a,65a、およ
び2つのアンドゲート67,68により構成されてい
る。ラインカウンタ61aのLD端子、CK端子、EN
端子には、それぞれ同期信号発生部11からのページ同
期信号、画像転送クロックCLK、ライン同期信号が入
力され、LD端子の入力信号(ページ同期信号)が
“0”のとき、画像転送クロックCLKの立上りに同期
して初期値“0”がロードされ、EN端子の入力信号
(ライン同期信号)が“0”のとき、画像転送クロック
CLKの立上りに同期してカウント動作を行う。
【0040】レジスタ62a,63aには、それぞれ副
走査方向のマーカに対応する判定領域の始点、終点位置
の値(画素を単位とする値)が制御部9によりセットさ
れる。比較器64aは、レジスタ62a内の判定領域の
始点値とラインカウンタ61aのカウント値とを比較
し、始点値(P)≧カウント値(Q)のときに“1”を
アンドゲート67に出力する。また、比較器65aは、
レジスタ63a内の判定領域の終点値とラインカウンタ
61aのカウント値とを比較し、終点値(P)≦カウン
ト値(Q)のときに“1”をアンドゲート67に出力す
る。また、アンドゲート68には、主走査方向の判定領
域設定部6の出力信号、すなわち、JKフリップフロッ
プ66の出力信号である主走査方向の判定領域を示す信
号も入力され、アンドゲート68の出力信号は、制御信
号発生部7に供給される。
【0041】図15は、副走査方向の判定領域設定部6
の動作を示すタイムチャートであり、図15において、
(a)は画像転送クロックCLK、(b)は立上りがペ
ージの先頭を示すページ同期信号、(c)は立上りがラ
インの先頭を示すライン同期信号、(d)はラインカウ
ンタ61aの出力値(ラインカウント値)、(e)はレ
ジスタ62aに設定された判定領域の始点位置の値、
(f)はレジスタ63に設定された判定領域の終点位置
の値、(g)は比較器64aの出力信号である始点との
比較結果、(h)は比較器65aの出力信号である終点
との比較結果、(i)はアンドゲート68の出力信号、
すなわち、副走査方向の判定領域信号である。
【0042】図15では、同図(e),(f)に示した
ように、判定領域として1ライン目から4ライン目まで
を設定している。この場合、比較器62aは、ラインカ
ウンタ61aの出力値が“1”以上の場合に出力信号が
“1”となり(同図(g)参照)、比較器63aは、ラ
インカウンタ61aの出力値が“4”以下の場合に出力
信号が“1”となり(同図(h)参照)、アンドゲート
68の出力信号は、ラインカウンタ61aのラインカウ
ント値が“1”以上、“4”以下の範囲で“1”とな
り、このアンドゲート68の出力信号が“1”の区間
が、副走査方向の判定領域の範囲となる。
【0043】図16、図18は、制御信号発生部7の主
走査方向,副走査方向のブロック図であり、この制御信
号発生部7により、出力処理部8からの出力対象データ
が画像データと周期パターンデータとの間で切換えられ
る。
【0044】主走査方向の制御信号発生部7は、図16
に示したように、16進のカウンタ71、Dフリップフ
ロップ72、アンドゲート73、およびインバーータ7
4により構成されている。カウンタ71のD1,D3,
D4の各端子はプルアップされ、D2端子は接地される
ことにより、カウント値として“13”がプリセットさ
れている。また、カウンタ71のLD端子、CK端子、
EN端子には、それぞれ同期信号発生部11からのライ
ン同期信号、画像転送クロック、アンドゲート73の出
力信号が入力され、EN端子の入力が“1”の時に画像
転送クロックの立上がりに同期してカウント動作を行
い、LD端子の入力が“0”の時は、画像転送クロック
の立上がりに同期して初期値のロードを行う。
【0045】Dフリップフロップ72のD端子、CK端
子、G端子には、それぞれカウンタ71のRCO(リプ
ルキャリィアウト)出力信号、画像転送クロック、ライ
ン同期信号が入力され、端子Gの入力信号(ライン同期
信号)が“0”の時に画像転送クロックの立上がりに同
期して、端子Dの出力信号を端子Qから出力する。
【0046】アンドゲート73には、主走査方向の判定
領域信号、フィルタ処理部3からの濃度判定結果ND、
制御部9からの所定の信号、およびカウンタ71のRC
O出力信号をインバータ74にて反転した信号が入力さ
れ、その出力信号は、カウンタ71のEN端子に入力さ
れる。
【0047】図17は、主走査方向の制御信号発生部7
の動作を示すタイムチャートであり、図17において、
(a)は画像転送クロック、(b)はライン同期信号、
(c)は濃度判定結果ND、(d)は主走査方向の判定
領域信号、(e)はカウンタ71のRCO出力信号、
(f)はDフリップフロップ72の出力信号である。
【0048】図17は、1ライン当たりの画素数が10
画素であり、判定領域設定部6からの信号がライン先頭
から5画素の間“1”であり、かつ、その5画素の区間
内でフィルタ処理結果(濃度判定結果ND)が3画素以
上“1”の場合、すなわち、或るラインにマーカ部と判
定された画素が3画素以上存在する場合に、次のライン
の制御信号を出力する場合の動作例を示している。
【0049】今、Nライン目において、マーカ部が存在
すると、フィルタ処理部3からの濃度判定結果NDは
“1”となる(図17(c)参照)。そして、主走査方
向の判定領域内でフィルタ処理部3からの濃度判定結果
NDが“1”の間、カウンタ71は画像転送クロックに
同期してカウント動作を行う(図17(a)、(c)、
(d)参照)。このカウンタ71のカウント値が所定値
(この場合は“3”)を越えると、カウンタ71のRC
O出力が“1”になり、以後ラインの終わりまでカウン
ト動作を行わず、その状態を保持する(図17(e)参
照)。また、ライン同期信号が“0”になると、画像転
送クロックの立上がりでDフリップフロップ72の出力
信号は“1”になり、この出力はN+1ライン目の間継
続され(図17(f)参照)、カウンタ71には初期値
がロードされる。そして、原稿の読取りが終了するま
で、前述の動作が繰り返される。
【0050】なお、次のラインの制御信号でなく、当該
ラインの制御信号を出力するようにしてもよく、この場
合には、Dフリップフロップ72の出力に代えて、カウ
ンタ71のRCO出力を制御信号とすればよい。
【0051】副走査方向の制御信号発生部7は、図18
に示したように、16進のラインカウンタ701、Dフ
リップフロップ702,703、4ビットのDフリップ
フロップ704,705、イクシブルオアゲート70
8,709、インバータ710、比較器706,70
7、アンドゲート711,712,713,714によ
り構成されている。
【0052】ラインカウンタ701のLD端子、CK端
子には、それぞれライン同期号、画像転送クロックが入
力され、ライン同期号が“0”のときに画像転送クロッ
クに同期して初期値のロードを行い、ライン同期号が
“1”のときに画像転送クロックを計数することによ
り、1ラインの先頭からの画素数を計数する。Dフリッ
プフロップ702,703のD端子、CK端子には、濃
度判定結果ND、画像転送クロックが入力され、画像転
送クロックに同期して濃度判定結果NDをQ端子から出
力する。
【0053】イクシブルオアゲート708,709に
は、Dフリップフロップ702,703のD端子、Q端
子への入出力に係る濃度判定結果NDが入力される。ま
た、アンドゲート711には、副走査方向の判定領域信
号、Dフリップフロップ702に入力された濃度判定結
果ND、イクシブルオアゲート708の出力信号が入力
され、アンドゲート712には、副走査方向の判定領域
信号、Dフリップフロップ702に入力されインバータ
710にて反転された濃度判定結果ND、イクシブルオ
アゲート709の出力信号が入力される。
【0054】4ビットのDフリップフロップ704,7
05のD端子、CLR端子には、それぞれ、ラインカウ
ンタ701からの1ラインの先頭からの画素数、ページ
同期信号が入力される。また、4ビットのDフリップフ
ロップ704,705のCK端子には、それぞれ、アン
ドゲート711,712の出力信号が入力される。そし
て、4ビットのDフリップフロップ704,705は、
ページ同期信号が“0”になりページが切替わると、Q
端子からの出力信号は“0”になり、以後、ページ同期
信号が“1”になるまでその値を保持する。
【0055】比較器706,707のQ端子には、それ
ぞれ4ビットのDフリップフロップ704,705のQ
端子からの出力信号が入力され、P端子には、共にライ
ンカウンタ701からの1ラインの先頭からの画素数が
入力される。そして、比較器706は、P端子入力≧Q
端子入力の場合に“1”を出力し、比較器707は、P
端子入力≦Q端子入力の場合に“1”を出力する。
【0056】アンドゲート713は、比較器706,7
07の出力信号の論理積を取り、アンドゲート714
は、アンドゲート713と主走査方向の制御信号発生部
7(アンドゲート72)との出力信号の論理積を取る。
【0057】図19は、副走査方向の制御信号発生部7
の動作を示すタイムチャートであり、図19において、
(a)は画像転送クロック、(b)はページ同期信号、
(c)はライン同期信号、(d)はフィルタ処理部3か
らの濃度判定結果ND、(e)はラインカウンタ701
にてカウントされた1ラインの先頭からの画素数、
(f)はアンドゲート711の出力信号、(g)はアン
ドゲート712の出力信号、(h)は4ビットのDフリ
ップフロップ704の出力信号、(i)は4ビットのD
フリップフロップ705の出力信号、(j)は比較器7
06の出力信号、(k)は比較器707の出力信号、
(l)はアンドゲート713の出力信号である。なお、
図19は、1ライン当たりの画素数が10画素であり、
マーカ部と判定された画素がラインの先頭から3画素目
〜7画素目の範囲に存在する場合に、次のラインの制御
信号を出力する場合の動作例を示している。
【0058】Dフリップフロップ704,705は、ペ
ージ同期信号によって原稿読取り前にクリアされ(図1
9(b)参照)、ライン中にマーカ部分が存在すると
(図19(d)参照)、フィルタ処理部3の出力信号は
“1”になり、アンドゲート711の出力信号が“1”
になって(図19(f)参照)、Dフリップフロップ7
04に入力され、Dフリップフロップ704は、アンド
ゲート711から出力信号“1”が入力されると、その
時点でラインカウンタ701から与えられた1ラインの
先頭からの画素数を比較器706に出力する(図19
(h)参照)。また、フィルタ処理部3の出力信号が
“0”になると、アンドゲート712の出力信号は
“1”となり(図19(g)参照)、Dフリップフロッ
プ705に入力され、Dフリップフロップ705は、ア
ンドゲート712から出力信号“1”が入力されると、
その時点でラインカウンタ701から与えられた1ライ
ンの先頭からの画素数を比較器707に出力する(図1
9(i)参照)。
【0059】比較器706,707は、それぞれDフリ
ップフロップ704、705からの画素数(固定値)
と、ラインカウンタ701から逐次更新されつつ与えら
れる1ラインの先頭からの画素数とを比較する。そし
て、比較器706は、(ラインカウンタ701からの画
素数)≧(Dフリップフロップ704からの画素数)と
なった場合に“1”を出力する(図19(j)参照)。
また、比較器707は、(ラインカウンタ701からの
画素数)≦(Dフリップフロップ705からの画素数)
となった場合に“1”を出力する(図19(k)参
照)。
【0060】そして、アンドゲート713は、比較器7
06、707からの入力信号が共に“1”なったときに
信号“1”をアンドゲート714に出力する(図19
(l)参照)。このアンドゲート713が“1”になる
区間は、マーカの副走査方向の領域に対応している。そ
して、アンドゲート714の他方の入力端子には、前述
のように、主走査方向の制御信号発生部7からのマーカ
の主走査方向の領域に対応信号が入力されるので、アン
ドゲート714は、マーカの位置に対応する区間で
“1”の制御信号を出力する。
【0061】図20は、出力処理部8の構成を示すブロ
ック図であり、アンドゲート82には、周期パターン発
生部5からの周期パターン信号と、2値化回路4からの
2値画像データ信号が入力され、セレクタ83の入力端
子A,Bには、アンドゲート82の出力信号、2値化回
路4からの2値画像データ信号が各々入力され、出力切
替端子には、制御信号発生部7からの制御信号が入力さ
れる。また、Dフリップフロップ84のD端子には、セ
レクタ83の出力信号が入力され、CK端子には、同期
信号発生部11からの画像転送クロックが入力される。
【0062】そして、セレクタ83は、制御信号発生部
7の出力信号が“0”の場合には、B端子を選択して2
値化回路4からの2値画像データ信号をDフリップフロ
ップ84に出力し、“1”の場合には、A端子を選択し
てアンドゲート82からの出力信号をDフリップフロッ
プ84に出力する。この場合、アンドゲート82は、上
記のように周期パターン信号と2値画像データ信号との
論理積をとっているので、制御信号発生部7の出力信号
が“0”の場合には、文字等の原稿情報部分が図11
(b)に示したような周期パターンに変換されて、Dフ
リップフロップ84を介して出力されることとなる。
【0063】次に、第1実施例の動作を説明すると、原
稿読取部1で読取られた画像データには、図示省略した
回路によりシェーディング補正処理やABC処理が施さ
れ、さらにAD変換されてシリアルに濃度判定部2、及
びフィルタ処理部3に転送される。そして、濃度判定部
2は、マーク部分と文字等の原稿情報部分とを識別すべ
く、画像データVを制御部9で設定された閾値THH、
THLと比較し、THL<V<THHを満足する場合
に、濃度判定結果Nとして信号“1”をフィルタ処理部
3に出力する。
【0064】フィルタ処理部3は、濃度判定部2からの
濃度判定結果Nが3×3の画素マトリクスの全てにおい
て“1”の場合に、濃度判定結果NDとして信号“1”
を制御信号発生部7に出力することにより、濃度判定部
2が文字や図形のエッジ部の中間濃度部をマーク部と誤
判断した場合の濃度判定結果Nを補正する。また、フィ
ルタ処理部3は、上記転送されてきた画像データVを1
ライン分遅延させ、多値画像データVDとして2値化回
路4に出力する。2値化回路4は、与えられた多値画像
データVDを制御部9からの閾値THに基づいて2値化
を行う。
【0065】一方、制御信号発生部7は、フィルタ処理
部3からの濃度判定結果ND、判定領域設定部6からの
判定領域信号等に基づいて、2値化回路4からの2値画
像データを出力するか、或いは周期パターン発生部5か
らの周期パターンを出力するかを制御するための制御信
号を生成し、出力処理部8に与える。そして、出力処理
部8は、制御信号発生部7からの制御信号に基づいて、
2値画像データ、または周期パターンを選択して出力す
る。
【0066】このような処理を、図21に示した原稿に
対して行うと、主走査方向、及び副走査方向のマーカM
のマーク位置に対応する文字“I”の部分が周期パター
ンに変換された、図22のようなイメージの2値画像デ
ータが、出力処理部8から出力される。なお、図20の
出力処理部8のアンドゲート82を省いて、セレクタ8
3のA端子に周期パターン発生部5の出力信号を直接入
力することにより、主走査方向、及び副走査方向のマー
カMのマーク位置に対応する文字部分のみでなく、図2
3に示すように、主走査方向、及び副走査方向のマーカ
Mのマーク位置に対応する領域全体を周期パターンに置
換することができる。このようにして得られた出力画像
データは、例えばファクシミり装置の場合には、画像メ
モリに格納され、回線制御部により回線に送出される。
【0067】[第2実施例]図24は、第2実施例の全
体構成を示すブロツク図であり、この第2実施例は、第
1実施例に対して、濃度判定部2に代えて色判定部14
を設け、フィルタ処理部3に代えてレジスタ部12を設
けると共に、レジスタ部12と2値化回路4の間にエッ
ジ強調処理部13を新たに設け、読取部1にカラースキ
ャナを用いてマーカ部を判定し、2値化を行う際にエッ
ジ強調処理を加えるようにしている。
【0068】また、第2実施例では、第1実施例とは反
対に、マーカが引かれた部分では2値化結果を出力し、
その他の部分では文字部分を周期パターンに変換して出
力している。また、第1実施例では原稿の読取り濃度に
よりマーカ部を判定していたが、第2実施例では、カラ
ースキャナを用いてマーカ部を判定することにより、よ
り正確にマーカ部を判定できるようにしている。なお、
色判定部14は、カラースキャナで読取られた画像デー
タのマーカ部を判定し、マーカ部では“1”、文字や地
の白黒部分“0”の信号を、レジスタ12に出力する。
【0069】図25は、レジスタ部12の構成を示すブ
ロック図であり、このレジスタ部12は、第1実施例に
おけるフィルタ処理部5のラインバッファLB1,LB
2、及びレジスタR1〜R9の信号容量を、画像データ
のビット数と色判定部14の判定信号のビット数(1ビ
ット)とを加えた容量にすればよい。このレジスタ部1
2は、エッジ強調処理と平滑化処理を行うための画素マ
トリクスを構成するために設けてあり、アンドゲートG
4の出力信号は、制御信号発生部7に入力され、レジス
タR2,R4,R5,R6,R8の出力信号である多値
画像データD,C,B,X,Aは、エッジ強調処理部1
3に入力される。
【0070】図26は、エッジ強調処理部13の構成を
示すブロック図であり、このエッジ強調処理部13は、
図27に示したイメージのラプラシアンフィルタによ
り、エッジ強調処理を行う。なお、図26,27におけ
るD,C,B,X,Aは、レジスタ部12からの上記多
値画像データD,C,B,X,Aを示し、エッジ強調処
理部13は、
【数1】X+α{4X−(A+B+C+D)} なる演算式に基づいてエッジ強調処理を行う。
【0071】すなわち、図26に示したエッジ強調処理
部13の加算器13bには、レジスタ部12からの上記
多値画像データA,B,C,Dが入力され、A+B+C
+Dなる加算が行われる。また、乗算器13cには、レ
ジスタ部12からの上記多値画像データXが入力されて
4×Xなる乗算が行われ、減算器13dでは、4X−
(A+B+C+D)なる減算が行われ、乗算器13eに
より、α{4X−(A+B+C+D)}なる乗算が行わ
れる。そして、加算器13fでは、乗算器13eで得ら
れた演算値である4X−(A+B+C+Dに、注目画素
の値Xが加算されて、すなわち、X+α{4X−(A+
B+C+D)}なる加算が行われて、エッジ強調処理が
行われる。そして、エッジ強調処理された多値画像デー
タは、2値化回路4により2値化処理が行われ、出力処
理部8に入力される。
【0072】図28は、第2実施例による出力処理部8
の構成を示すブロック図であり、図20に示した第1実
施例の出力処理部8に対して、アカドゲート82の出力
端子をセレクタ83のB端子に接続し、A端子には2値
化回路4の出力端子を接続した構成にしてある。このセ
レクタ83では、制御信号発生部7の出力信号が“1”
の場合には2値化回路4の出力信号を選択し、制御信号
発生部7の出力信号が“0”の場合には、アンドゲート
82の出力信号を選択して、Dフリップフロップ84に
出力される。そして、選択に係る信号は、画像転送クロ
ックに同期してDフリップフロップ84から出力され
る。
【0073】このような処理により、第2実施例では、
上記図21に示した原稿を処理すると、図29に示すよ
うに、主走査方向、及び副走査方向のマークが交わる領
域では、2値化回路4による2値化結果が出力され、そ
の他の部分では、文字等の原稿情報部分が周期パターン
に変換されて出力される。この際、エッジ強調処理が行
われているので、マーカの判定部分に影響を与ることな
く文字等のエッジ部分が鮮明化される。
【0074】[第3実施例]図30は、第3実施例の全
体構成を示すブロツク図であり、この第3実施例は、図
1に示した第1実施例とほぼ同様の構成になっている。
そこで、両者の相違点のみを簡単に説明すると、第3実
施例では、第1実施例の周期パターン発生部5が設けら
れておらず、第3実施例の出力処理部8は、図31に示
すような構成になっている。
【0075】すなわち、第3実施例の出力処理部8は、
アンドゲート90、Dフリップフロップ91、インバー
タ92により構成されている。そして、アンドゲート9
0の一方の入力端子には、制御信号発生部7からの信号
がインバータ92により反転して入力され、他方の入力
端子には、2値化回路4からの2値化に係る画像データ
が入力される。このアンドゲート90の出力信号は、D
フリップフロップ91のD端子に入力され、このDフリ
ップフロップ91のCK端子には、同期信号発生部11
からの画像転送クロックが入力される。
【0076】このような構成により、制御信号発生部7
の出力信号が“1”の場合は、インバータ92により反
転されて“0”としてアンドゲート90に入力され、ア
ンドゲート90の出力信号は、2値化回路4からの画像
データの如何を問わず、常に“白”に対応する“0”と
なるので、Dフリップフロップ91からは、画像転送ク
ロックに同期して、白画素に対応する“0”の画像デー
タが出力される。一方、制御信号発生部7の出力信号が
“0”の場合は、インバータ92により反転されて
“1”としてアンドゲート90に入力され、アンドゲー
ト90の出力信号は、2値化回路4からの画像データと
同一になるので、Dフリップフロップ91からは、画像
転送クロックに同期して、2値化回路4からの画像デー
タが忠実に出力される。
【0077】従って、第3実施例では、図32に示した
ような原稿を処理すると、主走査方向、及び副走査方向
のマーカMに対応する領域の文字“L”は、図33に示
すように、白画素に変換されて出力され、それ以外の領
域では、2値化された画像データが出力される。
【0078】[第4実施例]図34は、第4実施例の全
体構成を示すブロック図であり、この第4実施例は、図
24に示した第2実施例とほぼ同様の構成になってい
る。そこで、両者の相違点のみを簡単に説明すると、第
4実施例では、第2実施例の周期パターン発生部5が設
けられておらず、第2実施例の色判定部14の代わりに
第1実施例と同様の濃度判定部2が設けられ、第4実施
例の出力処理部8は、図35に示すような構成になって
いる。
【0079】すなわち、第4実施例の出力処理部8は、
アンドゲート90、Dフリップフロップ91により構成
されている。そして、アンドゲート90には、制御信号
発生部7からの制御信号と、2値化回路4からの2値化
に係る画像データが入力される。このアンドゲート90
の出力信号は、Dフリップフロップ91のD端子に入力
され、このDフリップフロップ91のCK端子には、同
期信号発生部11から画像転送クロックが入力される。
【0080】このような構成により、第4実施例では、
制御信号発生部7の出力信号が“0”の場合は、画像転
送クロックに同期して白画素が出力され、制御信号発生
部7の出力信号が“1”の場合は、2値化回路4の出力
信号が出力される。
【0081】従って、第4実施例では、図32に示した
ような原稿を処理すると、図36に示すように、主走査
方向、及び副走査方向のマーカMに対応する領域の文字
“L”だけが出力され、他の領域は全て白画素の状態で
出力される。この際、エッジ強調処理が行われているの
で、文字や細線の再現性が向上する。
【0082】[第5実施例]第5実施例の全体構成は、
図30に示した第3実施例と全く同一であるが、第5実
施例は、制御信号発生部7の構成が第3実施例と多少異
なっている。すなわち、第5実施例の制御信号発生部7
は、図37に示したような構成となっており、これは、
図18に示した第1実施例の副走査方向の制御信号発生
部7から、主走査方向の制御信号発生部7の出力信号と
の論理積を取るアンドゲート714を除外した構成とな
っている。なお、第5実施例における出力処理部は、図
31に示した第3実施例のものと全く同一の構成となっ
ている。
【0083】第5実施例は、上記のように構成されてい
るので、図38に示したように、副走査方向にのみマー
カMを施すだけで、図39に示したように、マーカMが
施された桁位置の画像データが白画素に変換されて消去
され、それ以外の桁位置では、2値化された画像データ
が出力される。
【0084】[第6実施例]第6実施例の全体構成は、
図34に示した第4実施例と全く同一であるが、第6実
施例は、制御信号発生部7の構成が第4実施例と多少異
なっている。すなわち、第6実施例の制御信号発生部7
は、図37に示した第5実施例と全く同一の構成となっ
ている。なお、第6実施例における出力処理部は、図3
5に示した第4実施例のものと全く同一の構成となって
いる。
【0085】第6実施例は、上記のように構成されてい
るので、図38に示したような副走査方向にのみマーカ
Mが施された原稿を処理すると、図40に示したよう
に、マーカMが施された桁位置の画像データだけが出力
され、それ以外の桁位置では、画像データが白画素に変
換されて消去される。
【0086】[第7実施例]第7実施例の全体構成は、
図1に示した第1実施例と全く同一であるが、第7実施
例の判定領域設定部6は、図12に示した主走査方向の
判定領域設定部6のみを有し、図14に示した副走査方
向の判定領域設定部6は有していない。また、第7実施
例の制御信号発生部7は、図16に示した主走査方向の
判定領域設定部6のみを有し、図18に示した副走査方
向の判定領域設定部6は有していない。なお、第7実施
例の出力処理部8は、図20に示した第1実施例のもの
と全く同一の構成となっている。
【0087】第7実施例は、上記のように構成されてい
るので、図41に示したような主走査方向にマーカMが
施された原稿を処理すると、図42に示したように、マ
ーカMが施された行(ライン)の文字の線は、周期パタ
ーンの紋様が施された状態で出力され、他のラインで
は、2値化された画像データが出力される。なお、図2
0に示した出力処理部8のアンドゲートを省いて、セレ
クタ83のA端子に周期パターン発生部5の出力信号を
直接入力することにより、マーカMが施されたラインの
文字だけでなく、図43に示すように、マーカMが施さ
れたライン全体を周期パターンに置換して出力すること
ができる。
【0088】[第8実施例]第8実施例の全体構成は、
図24に示した第2実施例と全く同一であるが、第8実
施例の判定領域設定部6は、図12に示した主走査方向
の判定領域設定部6のみを有し、図14に示した副走査
方向の判定領域設定部6は有していない。また、第8実
施例の制御信号発生部7は、図16に示した主走査方向
の判定領域設定部6のみを有し、図18に示した副走査
方向の判定領域設定部6は有していない。なお、第8実
施例の出力処理部8は、図28に示した第2実施例のも
のと全く同一の構成となっている。
【0089】第8実施例は、上記のように構成されてい
るので、図41に示したような主走査方向にマーカMが
施された原稿を処理すると、図44に示したように、マ
ーカMが施された行(ライン)では、2値化された画像
データが出力され、他のラインでは、文字は、その文字
を形成する線に周期パターンの紋様が施された状態で出
力される。
【0090】[第9実施例]第9実施例の全体構成は、
図1に示した第1実施例と全く同一であるが、第9実施
例は、判定領域設定部6と制御信号発生部7の構成が第
1実施例と多少異なっている。すなわち、第9実施例の
判定領域設定部6と制御信号発生部7とは、共に副走査
方向のものだけを有している。そして、第9実施例の判
定領域設定部6は、図45に示したように、図14に示
した第1実施例の副走査方向の判定領域設定部6から、
主走査方向の判定領域設定部6の出力信号との論理積を
取るアンドゲート68を除外した構成となっている。ま
た、第9実施例の制御信号発生部7は、図37に示した
第5実施例の制御信号発生部7と全く同一の構成となっ
ている。なお、第9実施例の出力処理部8は、図20に
示した第1実施例のものと全く同一の構成となってい
る。
【0091】第9実施例は、上記のように構成されてい
るので、図46に示したような副走査方向にマーカMが
施された原稿を処理すると、図47に示したように、マ
ーカMが施された桁位置の文字の線は、周期パターンの
紋様が施された状態で出力され、他の桁位置では、2値
化された画像データが出力される。なお、図20に示し
た出力処理部8のアンドゲートを省いて、セレクタ83
のA端子に周期パターン発生部5の出力信号を直接入力
することにより、マーカMが施された桁位置の文字だけ
でなく、図48に示すように、マーカMが施された桁位
置全体を周期パターンに置換して出力することができ
る。
【0092】[第9実施例の応用変形例]なお、第9実
施例では、マーカMが施された桁位置(幅)分の領域に
ついて、周期パターンに置換して出力したが、図49に
示したように、例えば、原稿の行間にマーカMが施され
た原稿については、図50に示したように、マーカMよ
り後のラインの全てを周期パターンに置換して出力する
ようにしてもよい。
【0093】[第10実施例]第10実施例の全体構成
は、図24に示した第2実施例と全く同一であるが、第
10実施例の判定領域設定部6は、図12に示した主走
査方向の判定領域設定部6のみを有し、図14に示した
副走査方向の判定領域設定部6は有していない。また、
第10実施例の制御信号発生部7は、図16に示した主
走査方向の判定領域設定部6のみを有し、図18に示し
た副走査方向の判定領域設定部6は有していない。な
お、第10実施例の出力処理部8は、図28に示した第
2実施例のものと全く同一の構成となっている。
【0094】第10実施例は、上記のように構成されて
いるので、図46に示したような副走査方向にマーカM
が施された原稿を処理すると、図51に示したように、
マーカMが施された桁位置では、1ページに亘って、2
値化された画像データが出力され、他の桁位置では、文
字の線は、周期パターンの紋様が施された状態で出力さ
れる。
【0095】[第11実施例]図52は、第11実施例
の全体構成を示すブロック図であり、第11実施例の全
体構成は、基本的には第1実施例と類似しているが、第
1実施例における判定領域設定部6と制御信号発生部7
が存在せず、出力制御部8の代わりにセレクタ部15が
設けられている点で相違する。
【0096】また、第11実施例の周期パターン発生部
5は、第1実施例とは多少異なった構成となっている。
すなわち、第11実施例の周期パターン発生部5は、図
53のように構成されており、これは、図8に示した第
1実施例の周期パターン発生部5に対して、周期パター
ンを設定するための2つのレジスタ55,56と、制御
部9からの選択信号に基づいて、レジスタ55,56に
設定されたいずれかの周期パターンを選択して、後段の
セレクタ53に出力するセレクタ57とを新たに設けた
構成となっている。すなわち、第11実施例の周期パタ
ーン発生部5は、設定に係る2つの周期パターンを任意
に選択して発生し得るようになっている。
【0097】第11実施例におけるセレクタ部15は、
図54に示したように、3つのセレクタ151,15
2,153を有しており、セレクタ151の入力端子
A,B、セレクト端子Sには、それぞれ、周期パターン
発生部5の出力信号、フィルタ処理部3の出力信号、2
値化回路4の出力信号が入力され、セレクタ152の入
力端子A,B、セレクト端子Sには、それぞれ、周期パ
ターン発生部5の出力信号、2値化回路4の出力信号、
フィルタ処理部3の出力信号が入力され、セレクタ15
3の入力端子A,B、セレクト端子Sには、それぞれ、
セレクタ151の出力信号、セレクタ152の出力信
号、制御部9からのセレクト信号が入力されるよう構成
されている。
【0098】そして、セレクタ151は、図55に示し
たように、2値化回路4の出力信号が“0”のときは、
フィルタ処理部3の出力信号を出力し、“1”のときは
周期パターン発生部5の出力信号を出力する。また、セ
レクタ152は、図56に示したように、フィルタ処理
部3の出力信号が“0”のときは、2値化回路4の出力
信号を出力し、“1”のときは周期パターン発生部5の
出力信号を出力する。セレクタ153は、制御部9から
のセレクト信号が“0”のときは、セレクタ151の出
力信号を選択することにより、マーカ部を周期パターン
に置換した画像データを出力し、“1”のときは、セレ
クタ152の出力信号を選択することにより、文字部を
周期パターンに置換した画像データを出力する。
【0099】例えば、図53の周期パターン発生部5の
セレクタ57が、図57のような周期パターンを選択
し、セレクタ部15のセレクタ153にセレクト信号
“0”が入力された状態で、図58のような文字部Lと
マーカ部Mの原稿を処理すると、図59のように、マー
カ部分が周期パターンに置換されて出力される。この場
合、マーカ部分の周期パターンの黒画素の密度が大き
く、文字部Lとの区別が困難なので、図53の周期パタ
ーン発生部5のセレクタ57により、図60のような周
期パターンを選択させれば、図58の原稿に対する処理
結果を、図61のように、マーカ部分の周期パターンの
黒画素の密度を小さくさせて、文字部Lとの区別を容易
にすることができる。
【0100】また、図53の周期パターン発生部5のセ
レクタ57が、図60のような周期パターンを選択し、
セレクタ部15のセレクタ153にセレクト信号“1”
が入力された状態で、図58のような文字部Lとマーカ
部Mの原稿を処理すると、図62のように、マーカ部分
は白となり、文字部分は周期パターンに置換されて出力
される。この場合、文字部分の周期パターンの黒画素の
密度が小さく、文字部Lの細線の判別が困難なので、図
53の周期パターン発生部5のセレクタ57により、図
57のような周期パターンを選択させれば、図58の原
稿に対する処理結果を、図63のように、文字部Lの周
期パターンの黒画素の密度を大きくさせて、文字部Lの
細線の判別を容易にすることができる。
【0101】このように、第11実施例では、マーカ部
分を周期パターンに置換して出力する場合と、文字部分
を周期パターンに置換して出力する場合とでは、異なる
周期パターンを利用することにより、細かい文字や細線
などの再現性を向上させたり、文字部分とマーカ部分と
の判別を容易にすることができるようになる。
【0102】[第11実施例の応用変形例]なお、図5
3に示した第11実施例の周期パターン発生部5は、2
つのタイプの周期パターンを発生するように構成した
が、図64に符号5a,5bで示したように、1つの周
期パターンを発生する周期パターン発生部を2つ設ける
ことにより、2つのタイプの周期パターンを発生するよ
うにしてもよい。この場合、2つの周期パターン発生部
5a,5bは、図8に示した第1実施例と全く同様に構
成すればよい。また、セレクタ部15は、図65に示し
たように、図54の第11実施例のセレクタ部15に対
して、2つの周期パターン発生部5a,5bからの周期
パターンを選択するためのセレクタ154を追加すれば
よい。
【0103】[第12実施例]図66は、第12実施例
による画像処理装置の全体構成を示すブロック図であ
る。この画像処理装置は、CPU100を中核として第
11実施例と同様の処理を行うものであり、CPU10
0には、操作部10、画像メモリ101、ROM10
2,RAM103、および回線制御部104が接続され
ている。
【0104】なお、図示省略したが、操作部10には、
マーカ部分を周期パターンに置換するか、或いは文字部
分を周期パターンに置換するかを切替えるための切替ス
イッチが設けられている。また、ROM102には、後
述の図67〜図69のフローチャートに対応するプログ
ラムの他、図57,60に示したような複数の周期パタ
ーンや、濃度閾値THL,THH、2値化閾値THなど
がプリセットされている。この場合、複数の周期パター
ンは、切替スイッチの切替状態を示すコードと対応して
記憶されている。
【0105】次に、図67〜図69のフローチャートに
基づいて第12実施例の動作を説明すると、CPU10
0は、ROM102内のプログラムに従って、まず、原
稿読取部1に対して原稿情報の読取りを指示して(ステ
ップS1)、原稿読取部1から出力された多値画像デー
タVを画像メモリ101に格納させる(ステップS
2)。次に、画像メモリ101に格納された多値画像デ
ータVを1画素ずつ読出して(ステップS3)、ROM
102にプリセットされている濃度閾値THL、THH
と比較することにより、濃度判定を行う(ステップS
4)。その結果、濃度閾値THL<多値画像データVで
あれば“1”を、それ以外であれば“0”を、3×3の
画素マトリクス内でフィルタ処理を行うための濃度判定
結果NDとしてRAM103に格納する(ステップS
5)。
【0106】次に、画像メモリ101、RAM103か
ら、それぞれ、3×3の画素マトリクスに対応する画像
データVD、濃度判定結果NDを読出し(ステップS
6)、ROM102から2値化閾値THを読出して画像
データVDの2値化を行う(ステップS7)。そして、
切替スイッチの切替状態により、マーカ部分を周期パタ
ーンに置換するか否かを判別する(ステップS8)。そ
の結果、マーカ部分を周期パターンに置換して出力する
よう切替スイッチが切替えられている場合には、後述の
図68による処理Aを行い(ステップS9)、文字部分
を周期パターンに置換して出力するよう切替スイッチが
切替えられている場合には、後述の図69による処理B
を行う(ステップS10)。そして、画像メモリ101
内の全ての画素について上記の処理が完了したか否かを
判別し(ステップS11)、完了していないときは、ス
テップS3に戻って残りの画素について同様の処理を行
い、完了したときは、終了する。
【0107】次に、上記の処理Aを図68のフローチャ
ートにより説明すると、マーカ部分を周期パターンに置
換して出力する場合には、2値化結果が“0”であるか
否かを判別し(ステップS91)、2値化結果が“0”
であれば、上記3×3の画素マトリクスに対応する9つ
の画素の濃度判定結果NDのうち、1つでも“0”があ
り、フィルタ処理結果が“0”であるか否かを判別する
(ステップS92)。その結果、フィルタ処理結果が
“0”であれば“白”に対応する“0”を出力し(ステ
ップS95)、フィルタ処理結果が“1”であれば
“黒”に対応する“1”を出力して(ステップS9
6)、図67のフローにリターンする。
【0108】ステップS91にて、2値化結果が“1”
であると判別されたときは、図60の周期パターンをR
OM102から読出して出力し(ステップS93,S9
4)、図67のフローにリターンする。このような処理
Aにより、セレクタ151と同様の図55に示したよう
な出力が行われる。
【0109】次に、上記の処理Bを図69のフローチャ
ートにより説明すると、文字部分を周期パターンに置換
して出力する場合には、上記3×3の画素マトリクスに
対応する9つの画素の濃度判定結果NDのうち、1つで
も“0”があり、フィルタ処理結果が“0”であるか否
かを判別する(ステップS101)。その結果、フィル
タ処理結果が“0”であれば、2値化結果が“0”であ
るか否かを判別し(ステップS102)、2値化結果が
“0”であれば、“白”に対応する“0”を出力し(ス
テップS105)、2値化結果が“1”であれば“黒”
に対応する“1”を出力して(ステップS106)、図
67のフローにリターンする。
【0110】ステップS101にて、フィルタ処理結果
が“1”であると判別されたときは、図57の周期パタ
ーンをROM102から読出して出力し(ステップS1
03,S104)、図67のフローにリターンする。こ
のような処理Bにより、セレクタ152と同様の図56
に示したような出力が行われる。
【0111】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、カラースキャナや特別な入力装置を用いずに、簡
単な構成の下で原稿内容を削除、強調などする加工処理
を自動的に行うことができ、コスト増大を抑制すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による画像処理装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の同期信号発生部にて発生される各信号を
示すタイムチャートである。
【図3】図1の濃度判定部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】文字部分、サインペンのマーク部分及び蛍光ペ
ンのマーク部分の濃度ヒストグラムを示す図である。
【図5】図1のフィルタ処理部の構成を示すブロック図
である。
【図6】図1のフィルタ処理部の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図7】図1の2値化回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】図1の周期パターン発生部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】図1の周期パターン発生部の動作の説明図であ
る。
【図10】図1の周期パターン発生部の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図11】図1の周期パターンの発生部にて発生された
周期パターン例を示す図である。
【図12】図1の主走査方向の判定領域設定部の構成を
示すブロック図である。
【図13】図1の主走査方向の判定領域設定部の動作を
示すタイムチャートである。
【図14】図1の副走査方向の判定領域設定部の構成を
示すブロック図である。
【図15】図1の副走査方向の判定領域設定部の動作を
示すタイムチャートである。
【図16】図1の主走査方向の制御信号発生部の構成を
示すブロック図である。
【図17】図1の主走査方向の制御信号発生部の動作を
示すタイムチャートである。
【図18】図1の副走査方向の制御信号発生部の構成を
示すブロック図である。
【図19】図1の副走査方向の制御信号発生部の動作を
示すタイムチャートである。
【図20】図1の出力処理部の構成を示すブロック図で
ある。
【図21】図1の画像処理装置にて処理される原稿内容
を例示した図である。
【図22】図1の画像処理装置にて図21の原稿内容を
処理したときの処理結果を示す図である。
【図23】図20の出力処理部を変形してなる図1の画
像処理装置にて図21の原稿内容を処理したときの処理
結果を示す図である。
【図24】本発明の第2実施例による画像処理装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図25】図24のレジスタ部の構成を示すブロック図
である。
【図26】図24のエッジ強調画処理部の構成を示すブ
ロック図である。
【図27】ラプラシアンフィルタの概念図である。
【図28】図24の出力処理部の構成を示すブロック図
である。
【図29】図24の画像処理装置にて図21の原稿内容
を処理したときの処理結果を示す図である。
【図30】本発明の第3実施例による画像処理装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図31】図30の出力処理部の構成を示すブロック図
である。
【図32】図30の画像処理装置にて処理される原稿内
容を例示した図である。
【図33】図30の画像処理装置にて図32の原稿内容
を処理したときの処理結果を示す図である。
【図34】本発明の第4実施例による画像処理装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図35】図34の出力処理部の構成を示すブロック図
である。
【図36】図34の画像処理装置にて図32の原稿内容
を処理したときの処理結果を示す図である。
【図37】第5実施例による画像処理装置の制御信号発
生部の構成を示すブロック図である。
【図38】第5実施例による画像処理装置にて処理され
る原稿内容を例示した図である。
【図39】第5実施例による画像処理装置にて図38の
原稿内容を処理したときの処理結果を示す図である。
【図40】第6実施例による画像処理装置にて図38の
原稿内容を処理したときの処理結果を示す図である。
【図41】第7実施例による画像処理装置にて処理され
る原稿内容を例示した図である。
【図42】第7実施例による画像処理装置にて図41の
原稿内容を処理したときの処理結果を示す図である。
【図43】出力処理部を変形してなる第7実施例による
画像処理装置にて図41の原稿内容を処理したときの処
理結果を示す図である。
【図44】第8実施例による画像処理装置にて図41の
原稿内容を処理したときの処理結果を示す図である。
【図45】第9実施例による画像処理装置の判定領域設
定部の構成を示すブロック図である。
【図46】第9実施例による画像処理装置にて処理され
る原稿内容を例示した図である。
【図47】第9実施例による画像処理装置にて図46の
原稿内容を処理したときの処理結果を示す図である。
【図48】出力処理部を変形してなる第9実施例による
画像処理装置にて図46の原稿内容を処理したときの処
理結果を示す図である。
【図49】応用変形された第9実施例による画像処理装
置にて処理される原稿内容を例示した図である。
【図50】応用変形された第9実施例による画像処理装
置にて図49の原稿内容を処理したときの処理結果を示
す図である。
【図51】第10実施例による画像処理装置にて図46
の原稿内容を処理したときの処理結果を示す図である。
【図52】第11実施例による画像処理装置の全体構成
を示すブロック図である。
【図53】図52の画像処理装置の周期パターン発生部
の構成を示すブロック図である。
【図54】図52の画像処理装置のセレクタ部の構成を
示すブロック図である。
【図55】図54のセレクタ部のセレクタ151の機能
を説明するための説明図である。
【図56】図54のセレクタ部のセレクタ152の機能
を説明するための説明図である。
【図57】図52の画像処理装置の周期パターン発生部
にて発生される周期パターン例を示す図である。
【図58】第11実施例による画像処理装置にて処理さ
れる原稿内容を例示した図である。
【図59】第11実施例による画像処理装置にて図57
の周期パターンを用いて図58の原稿内容を処理したと
きの処理結果を示す図である。
【図60】図52の画像処理装置の周期パターン発生部
にて発生される周期パターン例を示す図である。
【図61】第11実施例による画像処理装置にて図60
の周期パターンを用いて図58の原稿内容を第1の処理
形態で処理したときの処理結果を示す図である。
【図62】第11実施例による画像処理装置にて図60
の周期パターンを用いて図58の原稿内容を第2の処理
形態で処理したときの処理結果を示す図である。
【図63】第11実施例による画像処理装置にて図57
の周期パターンを用いて図58の原稿内容を第2の処理
形態で処理したときの処理結果を示す図である。
【図64】第11実施例の応用変形に係る画像処理装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図65】第11実施例の応用変形に係る画像処理装置
のセレクタ部の構成を示すブロック図である。
【図66】第12実施例による画像処理装置の全体構成
を示すブロック図である。
【図67】第12実施例による画像処理装置の全体動作
を示すフローチャートである。
【図68】図67における処理Aの動作内容を示すフロ
ーチャートである。
【図69】図67における処理Bの動作内容を示すフロ
ーチャートである。
【図70】従来の画像処理装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図71】従来の加工領域指定のためのマークの仕方を
例示した図である。
【図72】従来の画像処理装置により図71の原稿を処
理したときの処理結果を例示した図である。
【図73】従来の画像処理装置により図71の原稿を処
理したときの処理結果を例示した図である。
【符号の説明】
1…原稿読取部 2…濃度判定部 3…フィルタ処理部 4…2値化回路 5…周期パターン発生部 6…判定領域設定部 7…制御信号発生部 8…出力処理部 9…制御部 10…操作部 11…同期信号発生部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿情報を読取って画素毎の多値画像デ
    ータとして出力する読取手段と、該読取手段から出力さ
    れた多値画像データを2値化して2値画像データとして
    出力する2値化手段とを備えた画像処理装置において、 前記読取手段から出力された多値画像データに基づいて
    特定色のマーカ領域を検知する検知手段と、 該検知手段により検知された特定色のマーカ領域に基づ
    いて原稿情報の加工領域を設定する設定手段と、 所定のパターンデータを生成する生成手段と、 前記2値化手段から出力された2値画像データのうち、
    前記設定手段により設定された加工領域内の2値画像デ
    ータを前記生成手段にて生成された所定のパターンデー
    タに置換して出力する置換出力手段と、 を設けたことを特徴する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記設定出力手段は、前記検知手段によ
    り検知された主走方向と副走方向の特定色のマーカ領域
    の交点領域内の文字部分を原稿情報の加工領域として設
    定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記検知手段により検
    知された主走方向と副走方向の特定色のマーカ領域の交
    点領域全体を原稿情報の加工領域として設定することを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記検知手段により検
    知された主走方向と副走方向の特定色のマーカ領域の交
    点領域以外の領域の文字部分を原稿情報の加工領域とし
    て設定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記検知手段により検
    知された主走方向と副走方向の特定色のマーカ領域の交
    点領域内の文字部分を加工領域として設定し、前記置換
    出力手段は、当該設定手段により設定された加工領域内
    の文字部分に対応する2値画像データを前記生成手段に
    て生成された空白形成用のパターンデータに置換して出
    力することを特徴する請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、前記検知手段により検
    知された主走方向と副走方向の特定色のマーカ領域の交
    点領域以外の領域を加工領域として設定し、前記置換出
    力手段は、当該設定手段により設定された加工領域に対
    応する2値画像データを前記生成手段にて生成された空
    白形成用のパターンデータに置換して出力することを特
    徴する請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、前記検知手段により検
    知された主走方向、または副走方向の特定色のマーカ領
    域に対応する行、または桁の領域の文字部分を加工領域
    として設定し、前記置換出力手段は、当該設定手段によ
    り設定された加工領域内の文字部分に対応する2値画像
    データを前記生成手段にて生成された空白形成用のパタ
    ーンデータに置換して出力することを特徴する請求項1
    記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記設定手段は、前記検知手段により検
    知された主走方向、または副走方向の特定色のマーカ領
    域に対応する行、または桁の領域以外の領域を加工領域
    として設定し、前記置換出力手段は、当該設定手段によ
    り設定された加工領域に対応する2値画像データを前記
    生成手段にて生成された空白形成用のパターンデータに
    置換して出力することを特徴する請求項1記載の画像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記設定手段は、前記検知手段により検
    知された主走方向、または副走方向の特定色のマーカ領
    域に対応する行、または桁の領域内の文字部分を加工領
    域として設定することを特徴する請求項1記載の画像処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記設定手段は、前記検知手段により
    検知された主走方向、または副走方向の特定色のマーカ
    領域に対応する行、または桁の領域全体を加工領域とし
    て設定することを特徴する請求項1記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記設定手段は、前記検知手段により
    検知された主走方向、または副走方向の特定色のマーカ
    領域に対応する行、または桁の領域以外の領域内の文字
    部分を加工領域として設定することを特徴する請求項1
    記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記設定手段は、前記検知手段により
    検知された主走方向、または副走方向の特定色のマーカ
    領域より後の行、または桁の領域の全体を加工領域とし
    て設定することを特徴する請求項1記載の画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 生成手段は、少なくとも2種類のパタ
    ーンデータを生成し、前記設定手段は、前記知手段によ
    り検知された特定色のマーカ領域に含まれる文字部分を
    第1の加工領域として設定し、当該第1の加工領域以外
    のマーカ領域を第2の加工領域として設定し、前記置換
    出力手段は、当該設定手段にて設定されたは当該第1の
    加工領域と第2の加工領域に対して、当該生成手段にて
    生成された異なる種類のパターンデータを出力すること
    を特徴する請求項1記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記2値化手段は、エッジ強調処理が
    なされた多値画像データを2値化することを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
    請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項1
    0、請求項11、請求項12、または請求項13記載の
    画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記2値化手段は、フィルタ処理がな
    された多値画像データを2値化することを特徴とする請
    求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請
    求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、
    請求項11、請求項12、または請求項13記載の画像
    処理装置。
  16. 【請求項16】 前記2値化手段は、エッジ強調処理と
    フィルタ処理がなされた多値画像データを2値化するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    9、請求項10、請求項11、請求項12、または請求
    項13記載の画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009094905A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理方法
JP2011004356A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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