JPH1198347A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JPH1198347A
JPH1198347A JP9273271A JP27327197A JPH1198347A JP H1198347 A JPH1198347 A JP H1198347A JP 9273271 A JP9273271 A JP 9273271A JP 27327197 A JP27327197 A JP 27327197A JP H1198347 A JPH1198347 A JP H1198347A
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image frame
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JP9273271A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Asai
英彦 浅井
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル複写機において、画像を拡大して出
力する機能を有する場合に原稿台ガラスの突き当て板な
どの影が拡大され、画像枠を超えてしまいその影が出力
用紙に写ってしまうことを防止し、また本などの厚手の
原稿をコピーする場合、原稿を押さえるための圧板が少
しあいてしまったために、出力画像の原稿領域以外の部
分に光が入り、原稿領域以外の部分が、黒くなってしま
うことを防止する。 【解決手段】 デジタル複写機において、原稿を走査し
デジタル変換された画像データとして入力する画像入力
手段と、この画像入力手段により入力された画像データ
をサンプリング解析して画像枠領域を設定する画像枠設
定手段と、この画像枠設定手段に基づいて画像入力手段
から入力された画像データに画像枠を付加し、原稿の複
写画像を形成する画像形成手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機等
の画像形成装置及び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機が開発されてい
る。
【0003】このデジタル複写機において、原稿画像を
読み取り、デジタル処理を行い画像に画像枠を付加し出
力していたが、その画像枠は固定値として設定されてお
り変更できなかったため、画像を拡大して出力する機能
を有する場合に原稿台ガラスの突き当て板などの影が拡
大され、画像枠を超えてしまいその影が出力用紙に写っ
てしまうことがあった。また本などの厚手の原稿をコピ
ーする場合、原稿を押さえるための圧板が少しあいてし
まったために、出力画像の原稿領域以外の部分に光が入
り、原稿領域以外の部分が、黒くなってしまっていた。
かかる場合にも前述のように画像枠の変更調整ができな
かったため、問題が残されたままとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、原稿
台の画像の画像枠の調整を自動で行うことができるよう
にして、画像を拡大して出力する場合等、所定の画像枠
を超えて影が出力用紙に写ってしまうことを防止し、し
かも、本などの厚手の原稿をコピーする場合であって
も、出力画像の原稿領域以外の部分に光が入ることによ
って、原稿領域以外の部分が黒くなってしまうことを未
然に防止して、製造工程のばらつきにより前記原稿読み
取り部で読み取られる前記影の部分を、画像枠により画
像をマスクすることにより正常に出力することができ、
ブック枠消しモードの枠消しのモードで最適な画像枠を
設定することが可能とし、どのようなブック原稿でも最
適な画像枠できれいに出力することが可能とすること
で、生産されたさまざまな種類の機械に適用可能であ
り、生産上のばらつきに対処し得て、生産性でも大きく
貢献することが可能となる最適な画像枠を設定すること
ができる画像形成装置及び画像形成方法を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に係る本発明の画像形成装置は、原稿を走査
しデジタル変換された画像データとして入力する画像入
力手段と、この画像入力手段により入力された画像デー
タをサンプリング解析して画像枠領域を設定する画像枠
設定手段と、この画像枠設定手段が設定した画像枠領域
に基づいて、前記画像入力手段から入力された画像デー
タに画像枠を付加し、原稿の複写画像を形成する画像形
成手段とを有することを特徴とする。
【0006】好ましくは、請求項1において、前記画像
枠設定手段は、サンプリングデータが所定の濃度設定値
であるか否かを基に画像枠とすべきか否かを判別し、画
像枠領域とすべきと決定したものを画像枠データとして
設定するように構成されたことを特徴とする。
【0007】また、好ましくは、請求項1または2にお
いて、前記画像枠設定手段は、原稿の読み取りモードを
操作する操作手段により原稿の枠消しモードが設定され
たか否かを判別して画像枠領域を設定するように構成さ
れたことを特徴とする。
【0008】また、好ましくは、請求項3において、前
記画像枠設定手段が設定した画像枠領域を記憶するか否
かを選択するスイッチ手段が設けられていることを特徴
とする。
【0009】また、好ましくは、請求項1または2にお
いて、前記画像枠設定手段は、サンプリングデータを基
にヒストグラムを形成することでサンプリング解析する
ように構成されたことを特徴とする。
【0010】また、好ましくは、請求項5において、前
記画像枠設定手段は、少なくとも2つ以上のヒストグラ
ムを形成し対比することで、画像枠データの大きい値を
画像枠の算出値とし、この算出値が予め定められた範囲
内である場合にのみ画像枠データとして設定し、範囲外
である場合には予め定められた値を画像枠データとする
ように構成されたことを特徴とする。
【0011】上記課題を解決するために請求項7に係る
本発明の画像形成方法は、原稿を走査しデジタル変換さ
れた画像データとして入力する画像入力ステップと、こ
の画像入力ステップにおいて入力された画像データをサ
ンプリング解析して画像枠領域を設定する画像枠設定ス
テップと、この画像枠設定ステップにおいて設定された
画像枠領域に基づいて、前記画像入力ステップにおいて
入力された画像データに画像枠を付加し、原稿の複写画
像を形成する画像形成ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0012】好ましくは、請求項7において、前記画像
枠設定ステップにおいては、サンプリングデータが所定
の濃度設定値であるか否かを基に画像枠とすべきか否か
を判別し、画像枠領域とすべきと決定したものを画像枠
データとして設定することを特徴とする。
【0013】また、好ましくは、請求項7または8にお
いて、前記画像枠設定ステップにおいては、原稿の読み
取りモードを操作する操作ステップにおいて原稿の枠消
しモードが設定されたか否かを判別して画像枠領域を設
定することを特徴とする。
【0014】また、好ましくは、請求項9において、前
記画像枠設定ステップにおいて設定された画像枠領域を
記憶するか否かを、スイッチ設定に従って選択するスイ
ッチステップを含むことを特徴とする。
【0015】また、好ましくは、請求項7または8にお
いて、前記画像枠設定ステップにおいては、サンプリン
グデータを基にヒストグラムを形成することでサンプリ
ング解析することを特徴とする。
【0016】また、好ましくは、請求項11において、
前記画像枠設定ステップにおいては、少なくとも2つ以
上のヒストグラムを形成し対比することで、画像枠デー
タの大きい値を画像枠の算出値とし、この算出値が予め
定められた範囲内である場合にのみ画像枠データとして
設定し、範囲外である場合には予め定められた値を画像
枠データとすることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好適
な実施の形態として例示する画像形成装置に基づいて詳
細に説明する。図1は複写機の概略説明図であって、1
はリーダー部、2はプリンタ部である。
【0018】リーダー部1には、原稿給送装置101、
原稿台ガラス面102、スキャナ部のランプ103が設
けられており、このランプ103は原稿台ガラス102
の所定位置に原稿が搬送されると点灯し、スキャナ・ユ
ニット104が移動して原稿を照射する。このとき原稿
の反射光は、ミラー105,106,107,レンズ1
08を介してCCDイメージ・センサー部109(以下
CCDと称する)に画像が入力され、ここで光電変換さ
れて信号処理(詳細は図2と共に後述する)されてプリ
ンタ部2の露光制御部201に入力される。
【0019】露光制御部201は、画像信号を変調され
た光信号に変換して感光体202に照射するよう構成さ
れており、照射光によって感光体202上に作られた潜
像は現像器203によって現像され、この現像された像
の先端とタイミングを併せて転写紙積載部204,もし
くは205より転写紙が搬送され、転写部206に於い
て、上記現像された像が転写される。転写された像は定
着部207にて転写紙に定着された後、排紙部208よ
り装置外部に排出される。排紙部208から出力された
転写紙は、ソータ220でソート機能が働いている場合
には、各ビンに、またはソート機能が働いていない場合
には、ソータの最上位のビンに排出される。
【0020】また、画像を1枚の出力用紙の両面に出力
する場合には、定着部207で定着された出力用紙を、
一度、排紙部208まで搬送後、用紙の搬送向きを反転
して搬送方向切り替え部材209を介して再給紙用被転
写紙積載部210に搬送する。次の原稿が準備される
と、上記プロセスと同様にして原稿画像が読み取られる
が転写紙については再給紙用被転写紙積載部210より
給紙されるので、結局、同一出力紙の表面、裏面に2枚
の原稿画像を出力することができるようになっている。
【0021】次に、図2の信号処理構成を示す回路ブロ
ック図について説明する。CCD109に照射された原
稿の反射光は、ここで光電変換され、レッド、グリー
ン、ブルーの各色の電気信号に変換される。CCD10
9からのカラー情報は、次の増幅器110R,110
G,110BでA/D変換器111の入力信号レベルに
合わせて増幅される。A/D変換器111からの出力信
号は、シェーディング回路112に入力され、ここでラ
ンプ103の配光ムラや、CCDの感度ムラが補正され
る。シェーディング回路112からの信号は、Y信号・
色検出回路113及び図示していない外部I/F切り替
え回路に入力される。
【0022】Y信号生成・色検出回路113は、シェー
ディング回路112からの信号を下記の式で演算を行い
Y信号を得る。
【0023】Y=0.3R+0.6G+0.1B さらに、R,G,Bの信号が7つの色に分離し各色に対
する信号を出力する色検出回路を有する。Y信号生成・
色検出回路113からの出力信号は、変倍・リピート回
路114に入力される。スキャナーユニット104の走
査スピードにより副走査方向の変倍を、変倍回路・リピ
ート回路114により主走査方向の変倍を行う。また変
倍・リピート回路114により複数の同一画像を出力す
ることが可能である。輪郭・エッジ強調回路115は、
変倍・リピート回路114からの信号の高周波成分を強
調することによりエッジ強調および輪郭情報を得る。輪
郭・エッジ強調回路115からの信号は、マーカエリア
判定・輪郭生成回路116とパターン化・太らせ・マス
キング・トリミング回路117に入力される。
【0024】マーカエリア判定・輪郭生成回路116
は、原稿上の指定された色のマーカペンで書かれた部分
を読み取りマーカの輪郭情報を生成し、次のパターン化
・太らせ・マスキング・トリミング回路117でこの輪
郭情報から太らせやマスキングやトリミングを行う。ま
た、Y信号生成・色検出回路113からの色検出信号に
よりパターン化を行う。
【0025】パターン化・太らせ・マスキング・トリミ
ング回路117からの出力信号を、プリンタ部2に出力
する場合は、後述する画像データセレクタ118により
選択され、レーザドライバ回路119に入力され各種処
理された信号をレーザを駆動するための信号に変換す
る。レーザドライバ119の出力信号は、プリンタ2に
入力され可視像として画像形成が行われる。
【0026】120は画像メモリであって、この画像メ
モリ120を図3に示すブロック図に基づいて説明する
と、画像メモリ120は、画像データセレクタ118に
より送られた画像データをCPU122の指示により画
像メモリ120の指定位置に後述する方法で、記憶及び
読み出しを行い、回転処理、画像をメモリ上で合成する
機能を有している。CPU回路122はリーダ部1を制
御するもので、制御プログラム、エラー処理プログラム
などを記憶するROM124と各種プログラムのワーク
エリアなどのために利用されるRAM125と各種タイ
マー制御部等から構成される。
【0027】また、123は操作部であって、この操作
部123はリーダ部1の画像処理に対する画像編集内
容、コピー枚数等の画像動作を指示する各種キー群と、
操作時の内容を表示する表示部等を有している。図4は
本実施形態の操作部123の詳細を示したものである。
この操作部123には、各種キーと、液晶表示装置から
なるドットマトリックスで構成される液晶表示部338
とが配置されている。
【0028】液晶表示部338は、装置の状態、コピー
枚数、倍率、選択用紙及び各種操作画面を表示し、コン
トロールキー331〜335等により操作される。
【0029】また、スタートキー303はコピーをスタ
ートする為のキーであり、復帰キー302は設定モード
を標準状態に復帰するためのキーである。キー群305
は、コピー枚数、ズーム倍率等を入力させる0〜9まで
のテンキーとその入力をクリアするためのクリアキーで
ある。濃度キー307は濃度をアップダウンするための
キーであり、これにより調整される濃度は、表示部34
1に表示される。キー337は自動濃度調整機能をON
/OFFする為のキーとその表示部であり、キー306
は給紙段及びオート用紙選択を選択するキーで、その選
択状態は液晶表示部338に表示される。キー308,
キー310はそれぞれ等倍、定形縮小/拡大を設定する
キーである。さらに、キー318と表示部317はオー
ト変倍モードを設定する為のキーで、この選択状態は液
晶表示部338にも表示される。
【0030】次に、図5、図6を用いて画像の記憶方
法、読み出し方法について説明する。
【0031】図5(1)は、画像メモリの1つの記憶容
量を示したもので、本実施形態では、A3サイズの記憶
ができるもので、縦4661×横6596ビットで構成
される。この記憶領域が図6に示す様に画像レイアウト
領域1つと画像記憶領域として、100枚分の画像が記
憶できる様に構成されている。
【0032】図5(2)は原稿画像を画像メモリに記憶
する場合の例を示したものである。
【0033】図5(2a)のようにおかれた原稿は、矢
印↓の方向に順次読み込まれ、1ライン目が読み込まれ
ると図5(2b)に示す如く(0、0)アドレスをスタ
ート位置にX方向のカウントアップ、Y方向のカウント
アップに指定して、この1ライン目が読み込まれるとY
方向のカウンタが(0、4661)方向に順に書き込ま
れる。次いで2ライン目が読み込まれると、X方向のカ
ウンタがアップされ(1、0)アドレスから(1、46
61)アドレス方向に順に書き込まれる。次に3ライン
目が読み込まれると、X方向のカウンタがアップされ
(2、0)アドレスから(2、4661)まで書き込ま
れる。
【0034】図5(3)、図5(4)は、メモリに書き
込まれた画像データを読み出す処理を示したものであっ
て、図5(3)で記憶されたデータは、図5(3a)に
示す様に、1ライン目は(3271、0)のアドレスを
スタート位置にし、Xカウンタを順にカウントダウン、
Y方向のカウンタをアップに指定して(0、0)方向に
Xカウンタを順にダウンしながら読み出される。そし
て、Yカウンタをアップさせ、2ライン目の読み出しが
行われると、(3297、1)アドレスから(0、1)
の方向に読み出し、順次このように読み出す事により図
5(3b)の画像を読み出すことができる。
【0035】図5(4)では記憶されたデータは、図5
(4b)に示す様に、1ライン目は(0、0)のアドレ
スをスタート位置にし、X方向のカウンタをアップ、Y
方向のカウンタをダウンに指定して(0、4661)の
方向にYカウンタを順次アップしながら読み出す。そし
て、Xカウンタをアップさせ、2ライン目の読み出しが
行われると、(1、0)アドレスから(1、4661)
方向に読み出し、順次この様に読み出すことにより、図
5(4b)の読み出しを行うことができる。
【0036】従って、図5(2b)に示すA4幅の原稿
を図5(3)の方向で読み出すことで画像を回転しない
で読み出すことができる。
【0037】また、画像レイアウトメモリについて説明
すると、前述したように図5(a)、図5(b)のよう
な個々に記憶された画像を読み出し、画像レイアウトメ
モリの所望の位置に画像を書き込むことにより図5
(c)に示すように別々の原稿画像をメモリ上で合成す
ることができる。
【0038】このように構成された画像形成装置におい
て、本実施形態における動作を図7〜図8のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0039】先ず、図7に示すフローチャートにおい
て、図1に示す原稿台101に置かれた画像を読み取り
画像データに変換する画像入力装置により画像を入力
し、画像枠を算出し記憶する調整モードの場合に行う動
作を説明する。
【0040】この測定方法を図9のヒストグラムと共に
説明すると、操作部123上の調整モードのキーが入力
されると(ステップ702)、原稿台101上に置かれ
た原稿がリーダー部1でプリスキャンされ(ステップ7
03)、画像セレクタ118で画像メモリ120にメモ
リ入力される(ステップ704)。
【0041】画像メモリ120に入力された画像は、図
9に示されるように入力される。
【0042】本実施形態で使用される画像は全面真っ白
である画像でありで原稿サイズはA4である。先ず主走
査方向の画像枠を算出する。基準点000から、画像メ
モリ上を走査する。走査位置は画像メモリの0ラインの
(0,500)、(0,1000)、(0,150
0)、(0,2000)、(0,2500)、(0,3
000)の画像メモリに入力された値を測定する。次に
1ラインの(1,500)、(1,1000)、(1,
1500)、(1,2000)、(1,2500)、
(1,3000)の画像メモリの値を測定する。同様に
(500,3000)までの500ライン3000点の
サンプリングを行う。
【0043】これらのサンプリングされたデータを
(0,500)、(1,500)、(500,500)
までのサンプリング点から図11のようにヒストグラム
を生成し走査する。同様に(0,1000)から(50
0,1000)も同様にヒストグラムを生成し、他のサ
ンプリング点も同様の処理を行い図12のように合計6
個のヒストグラムを生成する(ステップ705)。
【0044】次いで、この6個のヒストグラムを以下の
ように解析し、基準点からの位置ずれを算出する。入力
画像の理想的なヒストグラムを図10に示す。図11
は、サンプリング点のヒストグラムであり、このヒスト
グラムの(0,1000)から(0,0)の点まで10
画素単位で平均をとる。その10個の平均値が予め定め
られた値の画像濃度値10以下か否かを判別し(ステッ
プ706)、画像濃度値10を超えた最初の点を見つけ
る。つぎの10画素を参照する。次の10画素の平均が
前記画像濃度値10以下をか否かを判別し(ステップ7
07)、超えていた場合にその点をその位置の画像枠の
位置とする。それを、同様に6点繰り返し各サンプリン
グ位置における画像枠を算出する。この6点の中で最大
の値と最小の値を除く4点の中から最大値を求め、画像
枠候補を決定する(ステップ708)。次にこの最大値
が予め定められた範囲の中にあるかどうかを判断する
(ステップ709)。すなわち、画像かけの範囲2.5
_+−1.5_とし、それを400dpiのドット数に
換算すると40dot+−23dotである。今50d
otから10dotの平均値が10を超えたとすると5
0dotを画像枠とし、この算出で100dotと算出
された場合は、40dotを画像枠として、画像枠量と
して記憶する(ステップ710)。なお、前記40do
tおよび23dotの各評価基準は、これに限定するも
のではない。
【0045】また、本実施形態では最大値をもって算出
値としたが、平均値を用いてもよい。今最大値、最小値
を除く各画像枠候補点が40dot、50dot、30
dot、30dotであったとする。この平均値は3
7.5dotであるから37dotを画像枠として、こ
の数値が前述の40dot+−23dotに当てはまる
かどうかを判断してもよい。
【0046】次に操作部123上で特定のモードが入力
された場合の実施形態について図8若しくは図13〜図
16に基づいて説明する。
【0047】今ブック枠消しモードが設定されコピーキ
ーが入力された場合について図8のフローチャートに従
い説明すると、ブック枠消しモードがプリスキャンによ
り画像枠を決定するモードかどうか判断し(ステップ8
03)、プリスキャンを本当に行う設定か否かを確認す
る(ステップ804)。プリスキャンを行わないモード
の場合は前記調整行程で求められた画像枠を用いて画像
を出力する。
【0048】次にプリスキャンを行う場合について説明
する。
【0049】図13はブック枠消し時に画像メモリ12
0に取り込まれた画像を示しめしている。
【0050】プリスキャンを行うと判断した場合(ステ
ップ803のYes)、ユーザー設定の実際にプリスキ
ャンするかどうかのフラグを参照し、実際にプリスキャ
ンを行うと判断した場合に(ステップ804のYe
s)、プリスキャンを行い(ステップ805)、画像デ
ータを画像メモリに蓄積する(ステップ806)。従来
では図16に示す如く画像枠の設定は任意に定められた
固定値を採用していたが、本実施例では、図14の示す
如く、この画像データのモードによる予め定められた最
大画像枠量を参照し(ステップ807)、この前記最大
画像枠量を始点としその始点から、画像メモリ上を走査
する。
【0051】ブック枠消しモードの場合の最大画像枠の
量はユーザー設定により可変であるが、今3_(400
piに換算して472dotである。)であるから、走
査位置は画像メモリの1000ラインの(1000.4
72)から(1000,462)までの10dotの画
像濃度の平均値を算出する(ステップ808)。この平
均値が8bit多値の90Hexであったとする。この
90Hexは予め定義された画像の黒の濃度値のDoH
exより小さいのでこの値では、画像枠を切れないこと
になる。同様に(1000,462)から(1000,
452)の10dot、(1000,452)から(1
000,442)までの10dotのように繰り返し、
10dotの平均濃度がDoHexを超えるところを検
出する。今(1000,372)から(1000,36
2)までの10dotでDoHexのを超えたとする。
次の(1000,362)から(1000,352)ま
での10dotが平均濃度DoHexを超えているかど
うかを判断する(ステップ809)。もしここで、超え
ていなければ、その10dotで画像枠を設定すべきで
あると判断し、次の(1000,352)から(100
0,342)までの10dotの平均濃度を算出し、D
oHexを超えているかどうかを判断する。ここで、
(1000,272)から(1000,262)までの
10dotと(1000,262)から(1000,2
52)までの10dotの平均が両方ともDoHexを
超えていたとする。この1000ライン付近での画像枠
は、272dotと決定する。
【0052】同様な操作を2000ライン付近、300
0,4000ライン付近で行い、その4点の平均を算出
する。この平均が今250dotであったとする。
【0053】この250dotの値を前記調整モードで
求めた画像枠と比較する(ステップ810)。前記調整
モードで求められた画像枠は50dotであるから、そ
れよりも大きいと判断し、この250dotをこのブッ
ク枠消しモードの画像枠として画像を形成する(ステッ
プ811)。ここで、前記250dotが30dotと
算出された場合は50dotよりも小さいので、50d
otを採用し画像余白を決定する(ステップ812)。
【0054】以上は、主走査方向に関して説明したが、
副走査方向に関しても同様に算出できる。図15は決定
した枠による画像出力例を示したものである。
【0055】上記実施形態では、画像メモリを用いた画
像枠の決定方法を説明したが、画像メモリを持たない装
置でも実現することが可能である。以下に、他の実施形
態を示す。
【0056】プリンタ部2で光信号を照射するときに1
ラインの基準信号となるBD信号を図示しBDセンサに
より発生する。そのBD信号がCPU122に入力され
そのBD信号によりCPUは割り込み処理を行う。その
割り込み処理では、変倍リピート回路114に付属して
いるRAMのデータを取り込む。このRAMには画像デ
ータが入っておりこれをサンプリングすることにより上
記実施形態で示した画像データを解析することが可能と
なる。こうして画像枠を求めるための処理を行うことが
可能となる。
【0057】なお、上記実施形態では、枠消し基準値3
_、画像黒濃度DoH、白濃度10H、画像かけの範囲
2.5_+−1.5_を示したがこれに限定されるもの
ではなく、予め定められた値であればよい。
【0058】また上記実施形態では、ブック枠消しモー
ドを示したがこれに限定されるものではなく、予め定め
られたモードであればよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿台の画像の画像枠の調整を自動で行うことができる
ようになり、画像を拡大して出力する場合等、所定の画
像枠を超えて影が出力用紙に写ってしまうことを防止
し、しかも、本などの厚手の原稿をコピーする場合であ
っても、出力画像の原稿領域以外の部分に光が入ること
によって、原稿台の画像の画像枠の調整を自動で行うこ
とができるようになり、画像を拡大して出力する場合
等、所定の画像枠を超えて影が出力用紙に写ってしまう
ことを防止し、しかも、本などの厚手の原稿をコピーす
る場合であっても、出力画像の原稿領域以外の部分に光
が入ることによって、原稿領域以外の部分が黒くなって
しまうことを未然に防止し得て、製造工程のばらつきに
より前記原稿読み取り部で読み取られる前記影の部分
を、画像枠により画像をマスクすることにより正常に出
力することができるばかりか、ブック枠消しモードの枠
消しのモードで最適な画像枠を設定することが可能とな
り、どのようなブック原稿でも最適な画像枠できれいに
出力することが可能となり、もって、生産されたさまざ
まな種類の機械に適用可能であり、生産上のばらつきに
対処し得て、生産性でも大きく貢献することが可能とな
る最適な画像枠を設定することができる画像形成装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の概略を示す全体構
成図である。
【図2】リーダー部1の信号処理を示すブロック図であ
る。
【図3】リーダー部1の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図4】操作部123の詳細を示す図である。
【図5】本発明による画像の記憶/読み出し方法を説明
する図である。
【図6】画像メモリ120の構成を示す図である。
【図7】本発明による画像形成方法を示すフローチャー
トの一部である。
【図8】本発明による画像形成方法を示すフローチャー
トの一部である。
【図9】白紙のヒストグラムを示す図である。
【図10】理想の白紙のヒストグラムを示す図である。
【図11】サンプリング点の1個のヒストグラムを示す
図である。
【図12】6個のヒストグラムを示す図である。
【図13】ブック原稿コピー時の取り込み画像を示す図
である。
【図14】ブック原稿のヒストグラムを示す図である。
【図15】最終的なブック枠消しコピー時の画像を示す
図である。
【図16】従来のブック枠消しコピー時の画像を示す図
である。
【符号の説明】
1 リーダー部 2 プリンタ部 101 原稿給送装置 102 原稿台ガラス 103 スキャナ部のランプ 104 スキャナ・ユニット 109 CCDイメージ・センサー部 201 露光制御部 202 感光体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を走査しデジタル変換された画像デ
    ータとして入力する画像入力手段と、該画像入力手段に
    より入力された画像データをサンプリング解析して画像
    枠領域を設定する画像枠設定手段と、該画像枠設定手段
    が設定した画像枠領域に基づいて、前記画像入力手段か
    ら入力された画像データに画像枠を付加し、原稿の複写
    画像を形成する画像形成手段とを有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像枠設定手段は、サンプリングデ
    ータが所定の濃度設定値であるか否かを基に画像枠とす
    べきか否かを判別し、画像枠領域とすべきと決定したも
    のを画像枠データとして設定するように構成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像枠設定手段は、原稿の読み取り
    モードを操作する操作手段により原稿の枠消しモードが
    設定されたか否かを判別して画像枠領域を設定するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像枠設定手段が設定した画像枠領
    域を記憶するか否かを選択するスイッチ手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像枠設定手段は、サンプリングデ
    ータを基にヒストグラムを形成することでサンプリング
    解析するように構成されたことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像枠設定手段は、少なくとも2つ
    以上のヒストグラムを形成し対比することで、画像枠デ
    ータの大きい値を画像枠の算出値とし、該算出値が予め
    定められた範囲内である場合にのみ画像枠データとして
    設定し、範囲外である場合には予め定められた値を画像
    枠データとするように構成されたことを特徴とする請求
    項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿を走査しデジタル変換された画像デ
    ータとして入力する画像入力ステップと、 該画像入力ステップにおいて入力された画像データをサ
    ンプリング解析して画像枠領域を設定する画像枠設定ス
    テップと、 該画像枠設定ステップにおいて設定された画像枠領域に
    基づいて、前記画像入力ステップにおいて入力された画
    像データに画像枠を付加し、原稿の複写画像を形成する
    画像形成ステップとを含むことを特徴とする画像形成方
    法。
  8. 【請求項8】 前記画像枠設定ステップにおいては、サ
    ンプリングデータが所定の濃度設定値であるか否かを基
    に画像枠とすべきか否かを判別し、画像枠領域とすべき
    と決定したものを画像枠データとして設定することを特
    徴とする請求項7に記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記画像枠設定ステップにおいては、原
    稿の読み取りモードを操作する操作ステップにおいて原
    稿の枠消しモードが設定されたか否かを判別して画像枠
    領域を設定することを特徴とする請求項7または8に記
    載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 前記画像枠設定ステップにおいて設定
    された画像枠領域を記憶するか否かを、スイッチ設定に
    従って選択するスイッチステップを含むことを特徴とす
    る請求項9に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記画像枠設定ステップにおいては、
    サンプリングデータを基にヒストグラムを形成すること
    でサンプリング解析することを特徴とする請求項7また
    は8に記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記画像枠設定ステップにおいては、
    少なくとも2つ以上のヒストグラムを形成し対比するこ
    とで、画像枠データの大きい値を画像枠の算出値とし、
    該算出値が予め定められた範囲内である場合にのみ画像
    枠データとして設定し、範囲外である場合には予め定め
    られた値を画像枠データとすることを特徴とする請求項
    11に記載の画像形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040096364A (ko) * 2003-05-09 2004-11-16 이현엽 원고상태에 무관한 스캐너의 불필요 데이터 제거장치 및방법
KR100750112B1 (ko) 2003-11-03 2007-08-21 삼성전자주식회사 입체물 스캔 장치 및 방법

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