JP2003255806A - プロセスカートリッジ、現像装置および画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ、現像装置および画像形成装置

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JP2003255806A JP2002052730A JP2002052730A JP2003255806A JP 2003255806 A JP2003255806 A JP 2003255806A JP 2002052730 A JP2002052730 A JP 2002052730A JP 2002052730 A JP2002052730 A JP 2002052730A JP 2003255806 A JP2003255806 A JP 2003255806A
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Akiyoshi Yokoi
昭佳 横井
Toru Oguma
徹 小熊
Masaki Mochizuki
正貴 望月
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジを装置本体に装着した
際に、現像容器と現像剤収納容器とを離隔する現像剤シ
ール部材が除去されているか否かを検知することができ
るように構成されたプロセスカートリッジや画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 現像剤収納容器14と現像容器13とを
隔離して現像剤収納容器14を密封する除去可能な現像
剤シール部材30が引き抜かれていない状態のプロセス
カートリッジBを装置本体に装着した際に、現像剤シー
ル部材30の先端部に取り付けた把手部材14pが現像
剤量検出手段(60、60’)の複数の電極51、52
の第二の電極52に接続されている接点部52aを覆っ
て画像形成装置との電気的な接続を遮断する。そして、
現像剤量検出手段の第一の電極51により検出される検
出電圧と第二の電極52により検出される検出電圧に基
づいて現像剤シール部材30の有無を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置本体
に着脱可能なプロセスカートリッジ、現像装置およびプ
ロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置
に関するものである。
【0002】ここで、画像形成装置とは、電子写真画像
形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するもので
あり、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンター
(例えば、レーザービームプリンター、LEDプリンタ
ー等)、ファクシミリ装置およびワードプロセッサ等が
含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、像担持
体としての電子写真感光体と電子写真感光体に作用する
プロセス手段とを一体的にカートリッジ化して画像形成
装置本体に対して着脱可能とするもの、あるいは、電子
写真感光体ドラムと少なくとも現像手段とを一体的にカ
ートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能と
するものをいう。なお、プロセス手段には、電子写真感
光体ドラムに現像剤を供給する現像手段に加えて、電子
写真感光体ドラムを帯電させる帯電手段、電子写真感光
体ドラムをクリーニングするクリーニング手段等が含ま
れる。
【0004】
【従来の技術】電子写真画像形成プロセスを用いた画像
形成装置は、画像情報に対応した光を像担持体である電
子写真感光体に照射して潜像を形成し、この潜像に現像
手段で記録材料である現像剤を供給して顕像化し、さら
に電子写真感光体から記録媒体へ画像を転写することで
記録媒体上に画像を形成している。
【0005】このような画像形成装置においては、電子
写真感光体および電子写真感光体に作用するプロセス手
段を一体的にカートリッジ化して、あるいは、少なくと
も電子写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ
化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可
能に装着するプロセスカートリッジ方式が採用されてい
る。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメ
ンテナンス等をユーザー自身で行うことができるので、
格段に操作性を向上させることができ、このプロセスカ
ートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられ
ている。
【0006】また、この種のプロセスカートリッジにお
いては、電子写真感光体に現像剤を付与する現像剤担持
体を保持し収容する現像容器と、現像容器へ供給する現
像剤を収納する現像剤収納容器とを具備し、使用開始す
るまで現像剤収納容器内の現像剤を密封して現像剤の飛
散を防止するために現像容器と現像剤収納容器とを離隔
する現像剤シール部材が用いられている。この現像剤シ
ール部材は、プロセスカートリッジの使用開始に当た
り、取り除くことができるように構成されている。現像
剤シール部材は、プロセスカートリッジを画像形成装置
本体に装着する前に、カートリッジ内部から引き抜か
れ、現像剤を収納している現像剤収納容器の開口部が開
放され、現像容器および現像剤担持体への現像剤の供給
を可能にしている。
【0007】また、プロセスカートリッジ方式の画像形
成装置においては、カートリッジ内の現像剤収納容器に
収納されている現像剤は画像を形成することにより消費
され、現像剤が消費されて無くなれば、ユーザーがプロ
セスカートリッジを交換することで、再び画像を形成す
ることができる。したがって、カートリッジ内の画像形
成に供することができる現像剤が消費されてその残量が
どれくらいあるのかを随時ユーザーに知らせることが必
要である。また、現像剤が消費された場合にカートリッ
ジの交換時期に合わせて新たなカートリッジの準備や交
換を適確にかつ効率よく行うことをユーザーに促すよう
に、現像剤残量レベルを逐次検出できる現像剤量検出手
段をプロセスカートリッジあるいは画像形成装置本体に
備えているものが多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現像容器と
現像剤収納容器を離隔して現像剤収納容器内の現像剤を
密封する現像剤シール部材を用いる形式の前述したプロ
セスカートリッジにおいては、使用開始時に現像剤シー
ル部材を必ず引き抜くことが必要である。しかし、現像
剤シール部材を引き抜くことを忘れたプロセスカートリ
ッジをそのまま画像形成装置本体に装着してしまった状
態で画像形成装置を作動させると現像剤が現像剤担持体
や電子写真感光体に供給されず、画像出力が得られな
い。
【0009】そのため、このような事態を避けるための
現像剤シール部材の有無を検出する手段として、特開平
09−197945号公報に記載された手段が提案され
ている。前記公報に記載された現像剤シール部材の有無
検出手段は、装置本体のカートリッジ装着部にプロセス
カートリッジ内の現像剤シール部材の有無を検出するた
めのフォトインタラプタの発光部と受光部を配設してい
る。プロセスカートリッジが装置本体に装着されたとき
に、プロセスカートリッジ内の現像剤シール部材が引き
抜かれていない場合には、発光部からの光は現像剤シー
ル部材に遮られて受光部に届かないため、装置本体のフ
ォトインタラプタに通じる検知回路は、現像剤シール部
材が取り除かれていないことを検知する。そして、その
検出結果に基づいて、例えば装置本体の表示部に現像剤
シール部材が引き抜かれていないことを表示し、ユーザ
ーに知らせる構成となっている。
【0010】しかし、前記公報に記載された検知手段で
は、装置本体に発光部と受光部を備えたフォトインタラ
プタおよびこのフォトインタラプタの検知回路を備える
必要があり、部品や回路が追加されることで高価な構成
となってしまう。
【0011】また、現像剤シール部材の端部(引き抜き
方向の端部)に突出部材を取り付けることで、現像剤シ
ール部材が引き抜かれていないプロセスカートリッジが
物理的に画像装置本体に入らなくする方法もあるが、こ
の方法では、プロセスカートリッジが完全に画像装置本
体に入らなくするためには、かなり大きな突出部材を取
り付ける構成となってしまう。
【0012】本発明は、上記従来技術をさらに発展させ
るものであり、プロセスカートリッジを画像形成装置本
体に装着した際に、現像手段を保持する現像容器と現像
剤収納容器とを離隔するための現像剤シール部材が除去
されているか否かを検知できるように構成したプロセス
カートリッジ、現像装置および画像形成装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプロセスカートリッジは、画像形成装置に
着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、現像剤を収
納する現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器から供給
される現像剤を像担持体へ付与するための現像担持体を
保持する現像容器と、プロセスカートリッジを使用開始
するまで前記現像剤収納容器を密封して前記現像剤収納
容器と前記現像容器とを隔離し、プロセスカートリッジ
の使用開始時に除去される現像剤シール部材と、前記現
像剤シール部材を除去する際に把持されて除去される把
手部材と、前記現像剤収納容器と前記現像容器内の現像
剤量を検知するための電極と、前記電極を画像形成装置
に電気的に接続するための接点部と、を有し、前記現像
剤シール部材を除去しない状態でプロセスカートリッジ
を画像形成装置に装着した際に前記把手部材または前記
現像剤シール部材が前記接点部を覆い画像形成装置との
電気的接続を遮断するように構成されていることを特徴
とする。
【0014】さらに、本発明のプロセスカートリッジ
は、画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに
おいて、現像剤を収納する現像剤収納容器と、前記現像
剤収納容器から供給される現像剤を像担持体へ付与する
ための現像担持体を保持する現像容器と、プロセスカー
トリッジを使用開始するまで前記現像剤収納容器を密封
して前記現像剤収納容器と前記現像容器とを隔離し、プ
ロセスカートリッジの使用開始時に除去される現像剤シ
ール部材と、前記現像剤シール部材を除去する際に把持
されて除去される把手部材と、前記現像剤収納容器と前
記現像容器内の現像剤量を検知するために、前記現像容
器内および前記現像剤収納容器内にそれぞれ配置される
少なくとも2個の電極と、前記の少なくとも2個の電極
を画像形成装置にそれぞれ電気的に接続するための少な
くとも2個の接点部と、を有し、前記現像剤シール部材
を除去しない状態でプロセスカートリッジを画像形成装
置に装着した際に前記把手部材または前記現像剤シール
部材が前記接点部のいずれか一方を覆い画像形成装置と
の電気的接続を遮断するように構成されていることを特
徴とする。
【0015】本発明のプロセスカートリッジにおいて
は、前記把手部材は前記現像剤収納容器または前記プロ
セスカートリッジの他の枠体に切り離し可能に設けられ
ていることが好ましく、また、プロセスカートリッジや
画像形成装置に関する情報を記憶することができ、そし
て外部と接続可能な記憶媒体を有していることが好まし
い。
【0016】本発明の現像装置は、画像形成装置に着脱
可能な現像装置において、現像剤を収納する現像剤収納
容器と、前記現像剤収納容器から供給される現像剤を像
担持体へ付与するための現像担持体を保持する現像容器
と、現像装置を使用開始するまで前記現像剤収納容器を
密封して前記現像剤収納容器と前記現像容器とを隔離
し、現像装置の使用開始時に除去される現像剤シール部
材と、前記現像剤シール部材を除去する際に把持されて
除去される把手部材と、前記現像剤収納容器と前記現像
容器内の現像剤量を検知するための電極と、前記電極を
画像形成装置に電気的に接続するための接点部と、を有
し、前記現像剤シール部材を除去しない状態で現像装置
を画像形成装置に装着した際に前記把手部材または前記
現像剤シール部材が前記接点部を覆い画像形成装置との
電気的接続を遮断するように構成されていることを特徴
とする。
【0017】さらに、本発明の現像装置は、画像形成装
置に着脱可能な現像装置において、現像剤を収納する現
像剤収納容器と、前記現像剤収納容器から供給される現
像剤を像担持体へ付与するための現像担持体を保持する
現像容器と、現像装置を使用開始するまで前記現像剤収
納容器を密封して前記現像剤収納容器と前記現像容器と
を隔離し、現像装置の使用開始時に除去される現像剤シ
ール部材と、前記現像剤シール部材を除去する際に把持
されて除去される把手部材と、前記現像剤収納容器と前
記現像容器内の現像剤量を検知するために、前記現像容
器内および前記現像剤収納容器内にそれぞれ配置される
少なくとも2個の電極と、前記の少なくとも2個の電極
を画像形成装置にそれぞれ電気的に接続するための少な
くとも2個の接点部と、を有し、前記現像剤シール部材
を除去しない状態で現像装置を画像形成装置に装着した
際に前記把手部材または前記現像剤シール部材が前記接
点部のいずれか一方を覆い画像形成装置との電気的接続
を遮断するように構成されていることを特徴とする。
【0018】本発明の画像形成装置は、プロセスカート
リッジを着脱可能な画像形成装置において、現像剤を収
納する現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器から供給
される現像剤を像担持体へ付与するための現像剤担持体
を保持する現像容器と、プロセスカートリッジを使用開
始するまで前記現像剤収納容器を密封して前記現像剤収
納容器と前記現像容器とを隔離し、プロセスカートリッ
ジの使用開始時に除去される現像剤シール部材と、前記
現像剤シール部材を除去する際に把持されて除去される
把手部材と、前記現像剤収納容器と前記現像容器内の現
像剤量を検知するための電極と、前記電極を画像形成装
置に電気的に接続するための接点部とを有するプロセス
カートリッジを着脱可能に装着するカートリッジ装着部
と、前記カートリッジ装着部にプロセスカートリッジが
装着された際に、前記接点部に接続する電気接点部と、
前記現像剤担持体に電圧を印加することにより前記現像
剤担持体と前記電極間に発生する静電容量を検出するこ
とによって前記現像剤収納容器および前記現像容器内の
現像剤量を検出する現像剤量検出手段と、前記現像剤量
検出手段により検出される検出結果に基づいて前記現像
剤シール部材の有無状態を判断する現像剤シール部材の
有無検出手段と、を有することを特徴とする。
【0019】さらに、本発明の画像形成装置は、プロセ
スカートリッジを着脱可能な画像形成装置において、現
像剤を収納する現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器
から供給される現像剤を像担持体へ付与するための現像
剤担持体を保持する現像容器と、プロセスカートリッジ
を使用開始するまで前記現像剤収納容器を密封して前記
現像剤収納容器と前記現像容器とを隔離し、プロセスカ
ートリッジの使用開始時に除去される現像剤シール部材
と、前記現像剤シール部材を除去する際に把持されて除
去される把手部材と、前記現像剤収納容器と前記現像容
器内の現像剤量を検知するために、前記現像容器内およ
び前記現像剤収納容器内にそれぞれ配置される少なくと
も2個の電極と、前記の少なくとも2個の電極を画像形
成装置にそれぞれ電気的に接続するための少なくとも2
個の接点部とを有するプロセスカートリッジを着脱可能
に装着するカートリッジ装着部と、前記カートリッジ装
着部に前記プロセスカートリッジが装着された際に、前
記接点部にそれぞれ接続される少なくとも2個の電気接
点部と、前記現像剤担持体に電圧を印加することにより
前記現像剤担持体と前記電極間に発生する静電容量を検
出することによって前記現像剤収納容器および前記現像
容器内の現像剤量を検出する現像剤量検出手段と、前記
現像剤量検出手段により検出される検出結果に基づいて
前記現像剤シール部材の有無状態を判断する現像剤シー
ル部材の有無検出手段と、を有することを特徴とする。
【0020】また、本発明の画像形成装置において、前
記把手部材または前記現像剤シール部材は、前記現像剤
シール部材を除去しない状態でプロセスカートリッジを
前記カートリッジ装着部に装着した際に前記接点部のい
ずれか一方を覆い画像形成装置との電気的接続を遮断す
るように構成されており、前記現像剤シール部材の有無
検出手段は、前記把手部材または前記現像剤シール部材
により覆われた前記接点部に対応する前記電気接点部に
接続された現像剤量検出部からカートリッジなしの状態
が検出されたときに、および/または、他方の接点部に
接続された電気接点部に接続された現像剤量検出部から
現像剤なしの状態が検出されるときに、前記検出結果か
ら前記現像剤シール部材が有る状態と判断することが好
ましい。
【0021】本発明の画像形成装置において、前記現像
剤シール部材の有無検出手段は、前記現像剤収納容器内
に配置された電極と前記現像剤担持体間の現像剤量検知
結果によりカートリッジありの状態が検出され、そし
て、前記現像容器内に配置された電極と前記現像剤担持
体間の現像剤量検知結果により現像剤なしの状態が検出
されるときに、前記検出結果から前記現像剤シール部材
が有る状態と判断することが好ましい。
【0022】本発明の画像形成装置において、前記現像
剤シール部材の有無検出手段は、プロセスカートリッジ
や画像形成装置に関する情報を記憶することができる記
憶媒体を有するプロセスカートリッジが前記カートリッ
ジ装着部に装着された際に前記記憶媒体の情報から新品
カートリッジ情報を読み取り、そして、前記現像剤収納
容器内に配置された電極と前記現像剤担持体間の現像剤
量検知結果によりカートリッジなしの状態が検出される
ときに、あるいは、前記現像容器内に配置された電極と
前記現像剤担持体間の現像剤量検知結果により現像剤な
しの状態が検出されるときに、前記現像剤シール部材が
有る状態と判断することが好ましい。
【0023】本発明の画像形成装置においては、前記現
像剤シール部材の有無検出手段が前記現像剤シール部材
が除去されていない状態を検出した際にその状態を報知
する手段を有すること
【0024】
【作用】本発明によれば、プロセスカートリッジを画像
形成装置本体に装着した状態で現像剤シール部材の有無
を速やかに検知することができる。そして、現像剤シー
ル部材が除去されていないプロセスカートリッジを画像
形成装置本体に装着した際に、現像剤シール部材の有無
の検知結果に基づいて、画像出力前にユーザーに報知す
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0026】先ず、本発明に基づいて構成されるプロセ
スカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置につ
いて、図1ないし図3を参照して説明する。なお、本実
施の形態では特に電子写真式のレーザービームプリンタ
ーを例にとって説明する。
【0027】画像形成装置Aは、ドラム形状の電子写真
感光体(以下、単に、感光体ドラムともいう)9を有し
ている。この感光体ドラム9は、帯電手段である帯電ロ
ーラ10によって帯電され、次いで、レーザーダイオー
ド、ポリゴンミラー、レンズ、反射ミラー等を有する光
学手段1から画像情報に応じたレーザビーム光を照射す
ることによって、感光体ドラム9に画像情報に応じた静
電潜像が形成される。この静電潜像は、現像手段によっ
て現像剤を用いて現像され、可視像すなわち現像剤像と
される。
【0028】現像手段は、現像剤担持体であり内部にマ
グネットローラを内蔵する現像スリーブ11、現像スリ
ーブ11の表面上の現像剤に摩擦帯電電荷を付与すると
ともに所定厚の現像剤層を形成するための現像剤量規制
部材としての現像ブレード12を備え、これらは現像容
器13に保持されている。この現像容器13は、後述す
るように現像剤を収容する現像剤収納容器14に溶着さ
れて一体化され、現像装置ユニット19を構成する。
【0029】現像剤収納容器14内には現像剤を撹拌す
るとともに現像剤を現像容器13内へ送り込む撹拌部材
15−1、15−2が設けられている。この撹拌部材1
5−1、15−2の回転によって、現像剤収納容器14
内の現像剤を現像容器13内の現像スリーブ11へと送
り出す。また、現像容器13内には、現像スリーブ11
の近傍に現像剤撹拌部材16を備えており、現像容器1
3内の現像剤を循環させる。
【0030】現像剤収納容器14に収納されている現像
剤は、上述した構成により、撹拌部材15−1、15−
2の回転によって、現像容器13へと送り出され、現像
容器13内で現像剤撹拌部材16により撹拌されなが
ら、現像スリーブ11へ送り込まれる。そして、現像剤
は、マグネットローラを内蔵している現像スリーブ11
の表面に付着し、現像スリーブ11の回転によって搬送
され、現像ブレード12にて摩擦帯電電荷が付与される
とともに所定厚の現像剤層が現像スリーブ11上に形成
され、感光体ドラム9の現像領域へと搬送される。この
現像領域へ供給された現像剤は、感光体ドラム9上の静
電潜像へと転移され、現像剤像を形成する。なお、現像
スリーブ11は、現像バイアス回路に接続されており、
通常、交流電圧に直流電圧が重畳された現像バイアス電
圧が印加される。
【0031】一方、記録媒体カセット3aにセットされ
た記録媒体2は、前述した現像剤像の形成と同期して、
ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d、3
eで転写位置へと搬送される。転写位置には、転写手段
としての転写ローラ4が配置されており、転写ローラ4
に電圧を印加することによって、感光体ドラム9上の現
像剤像を記録媒体2に転写する。
【0032】現像剤像の転写を受けた記録媒体2は、搬
送ガイド3fを介して定着手段5へと搬送される。定着
手段5は、駆動ローラ5cおよびヒータ5aを内蔵した
定着ローラ5bを備え、通過する記録媒体2に熱および
圧力を印加して転写された現像剤像を記録媒体2上に定
着する。記録媒体2は、その後、排出ローラ対3g、3
hによって反転経路3iを経由して排出トレイ6へ排出
される。この排出トレイ6は、画像形成装置Aの上面に
設けられている。なお、揺動可能なフラッパ3jを動作
させ、反転経路3iを介することなく記録媒体2を排出
することもできる。前記ピックアップローラ3b、搬送
ローラ対3c、3d、3e、搬送ガイド3f、および排
出ローラ対3g、3h等が記録媒体2の搬送手段3を構
成している。
【0033】転写ローラ4によって現像剤像を記録媒体
2に転写した後の感光体ドラム9は、クリーニング手段
17によって感光体ドラム9上に残留した現像剤を除去
した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニン
グ手段17は、感光体ドラム9に当接して設けられた弾
性クリーニングブレード17aによって感光体ドラム9
上の残留現像剤を掻き落として除去現像剤溜め17bへ
と集める。
【0034】次に、画像形成装置Aに着脱可能に装着さ
れるプロセスカートリッジBについて、図2および図3
を用いて説明する。プロセスカートリッジBは、現像装
置ユニット19と感光体ユニット20とから構成されて
いる。現像装置ユニット19は、現像スリーブ11およ
び現像ブレード12等の現像手段を保持する現像容器1
3と現像剤を収納する現像剤収納容器14とを現像剤供
給開口部14eを介して連通するように溶着等により一
体として形成されている。感光体ユニット20は、感光
体ドラム9、クリーニングブレード17a等のクリーニ
ング手段17および帯電ローラ10等をドラム枠体18
に取り付けて形成されている。そして、これらの現像装
置ユニット19と感光体ユニット20は、図3に示すよ
うに、サイドカバー(L)37とサイドカバー(R)3
8により両側から挟み込んで一体に結合することによっ
てカートリッジ化されている。なお、図2において、5
1、52は、現像剤量検出手段を構成する測定電極部材
としての第一の電極と第二の電極であり、詳細は後述す
る。そして、サイドカバー(L)37には、第一の電極
51と第二の電極52にそれぞれ接続された接点部51
a、52aが形成されている(図3参照)。なお、図3
はプロセスカートリッジの使用開始前の状態を示す外観
斜視図であり、図3において、30は、後述するよう
に、現像容器13と現像剤収納容器14とを隔離するた
めの現像剤シール部材である。
【0035】プロセスカートリッジBの現像剤収納容器
14は、図2に示すように、現像剤収納部14a、14
bの2つの収納部により構成されている。この現像剤収
納部14a、14bの各底面が交わる個所に収納部14
bから現像剤の汲み上げる高さを規制するための底部仕
切り部14cが形成されている。現像剤収納部14bか
ら現像剤収納部14aへの現像剤の供給は底部仕切り部
14cの上方に形成された開口部14dを通して行われ
る。そして、現像剤収納部14a、14bの内部にはそ
れぞれ撹拌部材15−1、15−2が配設され、現像容
器に隣接する現像剤収納部14a内の撹拌部材15−1
は撹拌部材15−2より相対的に下方向に配置されてい
る。これにより現像剤の自重による落下を利用して開口
部14dを通り抜けた後の現像剤の搬送をスムーズに行
える構成になっている。
【0036】撹拌部材15−1、15−2は、ともに、
回転棒部材15aと、PPS(ポリフェニレンサルファ
イド)を材質とする弾性シート15bと、押さえ部材1
5cによって構成されている。弾性シート15bは回転
棒部材15aにビス止め、または接着、溶着、熱カシメ
等の手段で固定されている。
【0037】現像剤収納部14b内の撹拌部材15−2
は、図2に示す矢印方向に回転して現像剤収納部14b
内の現像剤を撹拌しながら、開口部14dを通して現像
剤収納部14aに送り込む。そして、現像剤収納部14
a内の撹拌部材15−1は、図2に示す矢印方向に回転
して、現像剤収納部14a内の現像剤を撹拌しながら、
現像剤供給開口部14eを介して現像容器13内へ送り
込んでいる。そして、これらの撹拌部材15−1と15
−2の回転角スピードは、それぞれをω1、ω2とする
場合に、ω1>ω2が成り立つように設定する。このよ
うに現像容器13に隣接する現像剤収納部14aの撹拌
部材15−1の回転角スピードω1を速く設定すること
により、現像スリーブ11への現像剤供給をし易くす
る。逆に、現像容器13から遠い上流側の撹拌部材15
−2の回転角スピードω2は、現像剤収納部14aへ現
像剤を供給可能な範囲で遅く設定する。これにより、現
像スリーブ11から遠い位置での過度の撹拌による現像
剤の劣化を防止することができる。また、本実施形態で
は、ω1はω2の約2倍に設定するが、初期の撹拌部材
の位相合せを行わない場合はそれぞれの撹拌部材の位相
が常時合わないように整数倍は避けるのが好適である。
【0038】このように、一つの現像剤収納容器14を
底部仕切り部14cによって2つの現像剤収納部14
a、14bに分割し、それぞれの現像剤収納部14a、
14bに撹拌部材15−1、15−2を設けて、底部仕
切り部14cの高さまで現像剤を汲み上げる構成にする
ことにより、現像剤の重量が分散されるので物流時の現
像剤のタッピングによるトルクの増加を防止することが
できる。
【0039】また、前述のように下流側の撹拌部材15
−1の位置を上流側の撹拌部材15−2より相対的に下
にして、開口部14dより下流側の現像剤収納部14a
への現像剤送り量を規制する現像剤収納容器の構成に
し、撹拌部材の回転角スピードに関しては、下流側を速
くする(ω1>ω2)ことにより、現像スリーブ11か
ら遠い上流側の現像剤収納部14bでは過度の撹拌を防
止して現像剤の劣化や過剰供給を防ぐ貯蔵の役割をもた
せ、また、下流側の現像剤収納部14aでは現像剤の循
環を良くして現像スリーブ11への現像剤の安定供給の
役割をもたせることができる。
【0040】以上のように構成されるプロセスカートリ
ッジBは、図1に示すように、画像形成装置Aの装置本
体に設けられているカートリッジ装着部8に対して着脱
可能に装着される。このカートリッジ装着部8には、装
置本体の両側壁部内面に、プロセスカートリッジBの両
側壁面に形成される被ガイド部(不図示)を案内して導
入するガイド手段(不図示)とプロセスカートリッジB
を位置決めするための位置決め手段(不図示)が形成さ
れている。そして、カートリッジ装着部8の側壁部にお
いては、プロセスカートリッジBを装着した際に、前述
したプロセスカートリッジBの第一の電極51と第二の
電極52にそれぞれ接続されている接点部51a、52
aのそれぞれに対応する位置に電気接点部(53、5
4)(図6、図7および図10等参照)が設けられてい
る。プロセスカートリッジBが、装置本体のカートリッ
ジドア7を開放して、カートリッジ装着部8に装着され
ると、後述するようにそれぞれの接点部51aと53、
52aと54が電気的に接続される構成になっている。
【0041】次に、プロセスカートリッジが使用される
まで現像剤を収納する現像剤収納容器14を密封して現
像剤の飛散を防止するために現像剤収納容器14と現像
容器13とを離隔する現像剤シール部材30について、
図4および図5を参照して詳細に説明する。
【0042】現像剤シール部材(以下、単にシール部材
ともいう)30は、プロセスカートリッジを使用開始す
るまで現像剤を収納する現像剤収納容器14と現像容器
13とを離隔して現像剤収納容器14を密封し、プロセ
スカートリッジの使用時に取り除かれるものである。シ
ール部材30は、Al(アルミニウム)フィルムの上下
にPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、そ
して取り付け面に熱溶着層(シーラント層)を積層して
構成されている。そして、シール部材30は、図4や図
5に示すように、現像剤収納容器14の現像剤供給開口
部14eを塞ぐように現像剤供給開口部14eの周辺部
に貼り付けられている。シール部材30は、図5の
(a)および(b)に示すように、積層されたPETフ
ィルムの一層にその上下両端部分に長手方向に沿って延
びる切れ込み30cが設けられ、現像剤供給開口部14
eを開封する際にシール部材30が引き裂くことができ
るように形成されている。後述する開封動作を行うこと
により、前記切れ込み30cに沿ってシール部材30が
引き裂かれて、現像剤収納容器14の現像剤供給開口部
14eが開封される。また、このシール部材30は、図
5の(a)および(b)に示すように、現像剤供給開口
部14eの長手方向の寸法に対して約2倍以上の長さを
有し、その略半分が現像剤供給開口部14eを塞ぐよう
にその現像剤供給開口部14eの周辺部に貼り付けられ
ている。そして、シール部材30の貼り付けられていな
い他の部分は、前記現像剤供給開口部14eの長手方向
の一方の端部30aで折り返されて、前記現像剤供給開
口部14eを塞いだ部分に重ねられ、他方側の端部から
外部へ引き出されている。
【0043】そして、シール部材30が現像剤供給開口
部14eの周辺部に貼り付けられた現像剤収納容器14
と現像容器13とを一体的に結合する際に、シール部材
30は、現像容器13の現像剤収納容器14に対向する
対向面の長手方向の両端部に貼り付けられたフェルト等
の弾性シール材(不図示)に当接して押圧される。ま
た、現像剤収納容器14と現像容器13の間を通って外
部に引き出されている端部(把手端部)30bは手掛け
部となる把手部材14pに取り付けられている。この把
手部材14pは現像剤収納容器14と一体成形されてお
り、現像剤収納容器14と連結する連結部分14qは、
その肉厚を特に薄くして切り離すことができるように形
成されている(図3および図9参照)。前記把手部材1
4pは、プロセスカートリッジBを梱包する際に全長を
短くして梱包効率を良くするために、略90°折り曲げ
られ梱包される(図3および図9の(a)参照)。そし
て、新品のプロセスカートリッジBを使用する直前に、
ユーザーは、シール部材30の把手部材14pを起こし
て肉薄の連結部分14qで切り離して図9の(b)に示
す矢印の方向に引き抜くことにより、シール部材30は
切れ込み30cに沿って引き裂かれる。これにより、現
像剤収納容器14の現像剤供給開口部14eが開封され
る。
【0044】次に、現像剤収納容器14および現像容器
13内の現像剤の消費に従って減少する現像剤の残量を
逐次検出することのできる検出手段としての現像剤量検
出手段(現像剤残量検出手段)について、図6ないし図
8を用いて説明する。
【0045】本実施の形態における現像剤量検出手段
は、図6に明瞭に示すように、現像剤量検出部を構成す
る測定電極部材としての第一の電極51と第二の電極5
2が、現像容器13の内部と現像剤収納容器14の現像
剤収納部14aの内部にそれぞれ配置され、これらの第
一の電極51と第二の電極52は、撹拌部材15−1を
挟んで対向する位置に配置されている。そして、撹拌部
材15−1は、その弾性シート15bが少なくとも第二
の電極52に当接してその電極表面を摺接する位置関係
となるように配置されている。これらの第一および第二
の電極51、52は、現像スリーブ11の長手方向に沿
って延在する細長い形状とされ、ステンレス板金等の導
電性の部材で作製される。なお、電極としては、例え
ば、ステンレススチール(SUS)、鉄、リン青銅、ア
ルミニウム、導電性樹脂等の導電性材料にて作製するこ
とができるが、磁性体である現像剤の循環に影響を出さ
ないよう、非磁性SUS材等の非磁性金属材料を用いる
ことが好ましい。
【0046】現像剤量検出手段を構成する測定電極とし
ての現像スリーブ11、第一の電極51および第二の電
極52において、現像バイアス印加手段61により現像
スリーブ11に電圧を印加して、現像スリーブ11と第
一の電極51との間および現像スリーブ11と第二の電
極52との間にそれぞれ静電容量を誘起させる。そし
て、第二の電極52に接続する検出手段60によって現
像スリーブ11と第二の電極52との間の静電容量を測
定することによって、現像剤収納容器14内の現像剤量
を高精度に検出する。さらに、第一の電極51に接続す
る検出手段60’によって現像スリーブ11と第一の電
極51間の静電容量を測定し、現像容器13内の現像剤
量を検出する。そして、これらの2つの検出結果を用い
ることによりプロセスカートリッジBの現像剤量を高精
度に検出する構成とする。
【0047】次に、本実施の形態の現像剤量検出手段に
用いる検出回路の一例について図7を参照して説明す
る。
【0048】図7において、現像スリーブ11と第二の
電極52間の現像剤量に応じて変動する静電容量Caを
有する現像剤量検出部50は、電気接点52aおよび5
4を介して現像剤量検出回路100の制御回路102に
接続される。ここで、第二の電極52に接続されている
接点部52aはプロセスカートリッジBのサイドカバー
(L)37に配置され、電気接点部54は装置本体のカ
ートリッジ装着部8側に配置されている。また、基準容
量素子Cbは、現像バイアス回路101に接続されてお
り、現像バイアス回路101を介して印加されるAC
(交流)電流I1を用い現像剤量を検出する上での基準
電圧V1 を設定する。もちろん、現像スリーブ11には
プロセスカートリッジBを装置本体に装着したとき、装
置本体に配置された接点104が現像スリーブ11の電
気接点11aに電気的に接続されることにより、現像バ
イアス回路101から現像バイアス電圧が印加される。
制御回路102は、基準容量素子Cb、すなわち、基準
インピーダンス素子に印加されるAC電流I1 をボリュ
ームVR1 で分流した値であるAC電流I3 と抵抗R 2
で生じる電圧降下分V2 を、抵抗R3 、R4 で設定され
たV3 に加算し、基準電圧V1 を決めている。
【0049】したがって、現像剤量検出部50に印加さ
れるAC電流I2 は、増幅回路103に入力され、現像
剤量の検出値V4 (=V1 −I2 ×R5 )として出力さ
れる。そして、この出力値V4 を現像スリーブ11と第
二の電極52間の現像剤残量の検出値として利用する。
【0050】また、現像スリーブ11と第一の電極51
の現像剤量に応じて変動する静電容量Ca’を有する現
像剤量検出部50’も電気接点51aおよび53を介し
て前述と同様な回路構成である制御回路102’と増幅
回路103’を用いて並列して現像スリーブ11と第一
の電極51と間の現像剤残量の検出値を出力する。ここ
で、第一の電極51に接続されている接点部51aはプ
ロセスカートリッジBのサイドカバー(L)37に配置
され、電気接点部53は装置本体のカートリッジ装着部
8側に配置されている。
【0051】以上のように構成される現像剤量検出手段
において検出された電圧と現像剤量の関係は、図8に示
すように、現像剤量が少なくなるにつれ、静電容量が低
くなり、検出電圧レベルは上昇する。このような特性
は、第一の電極51および第二の電極52により検出さ
れる検出電圧についても同様である。
【0052】以上のように構成される現像剤量検出手段
において、プロセスカートリッジBの現像剤収納容器1
4内の現像剤量が多い時は、現像スリーブ10と第二の
電極52間に挟まれた空間には十分な現像剤があり、し
かも、現像スリーブ10と第二の電極52間の現像剤は
撹拌部材15−1によって撹拌され、現像剤の偏りを防
止して現像剤の高さを安定させることができるので、現
像スリーブ10と第二の電極52間の静電容量は高い値
を安定して示し続ける。そして、プロセスカートリッジ
Bの使用により現像剤が消費されていくと、現像スリー
ブ10と第二の電極52間の現像剤の高さが減少してい
き、現像スリーブ10と第二の電極52間の静電容量も
減少していく。すなわち、現像スリーブ10と第二の電
極52間の静電容量変化を検出することで現像剤収納容
器14の現像剤収納部14a内の現像剤量を逐次に検知
することができる。さらに現像剤が消費され、現像剤収
納容器14内の現像剤がなくなった後に、現像容器13
内の現像剤量変化を現像スリーブ11と第一の電極51
間の静電容量変化を測定することによって、現像容器1
3内の現像剤量を高精度に検出し、プロセスカートリッ
ジBの寿命まで現像剤残量を検知することができる。
【0053】また、前述のように現像スリーブ11およ
び第一の電極51と第二の電極52が、撹拌部材15−
1を挟んで対向するように配置されることにより、現像
スリーブ11および第一の電極51と第二の電極52と
の間の現像剤は、撹拌部材15−1により絶えず撹拌さ
れ、現像剤の偏りを防止して現像剤の高さを安定させる
ことができるとともに、撹拌部材15−1の弾性シート
15bが少なくとも第二の電極52に当接する構成とす
ることによって、第二の電極52の表面に付着した現像
剤を掻き落とすことができるので現像剤残量を常に安定
してかつ正確に検知することができる。
【0054】以上のように、プロセスカートリッジBを
装置本体のカートリッジ装着部8に装着して画像形成装
置Aを動作させることによる現像剤の消費に従って減少
する現像剤の残量をついて、現像スリーブ11と第二の
電極52間および現像スリーブ11と第一の電極51間
の静電容量を逐次検出する。そして、その情報をもとに
して現像剤の消費量を表示することにより、ユーザーに
新しいプロセスカートリッジあるいは現像剤補給カート
リッジの準備を促し、さらに、現像剤無しの検知情報に
よりプロセスカートリッジの交換あるいは現像剤の補給
を促すことができる。
【0055】次に、現像剤シール部材の有無検出手段の
一実施の形態について、図9ないし図11を用いて説明
する。
【0056】シール部材30は、前述したように、現像
剤収納容器14の現像剤供給開口部14eを塞ぐように
その周辺部に貼り付けられ、外部へ引き出された端部
(把手端部)30bには把手部材14pが取り付けられ
ている。そして、把手部材14pは現像剤収納容器14
と一体成形されて図3および図9の(a)に示すように
略90°折り曲げられている。したがって、ユーザーは
新品のプロセスカートリッジBを使用する直前にシール
部材30の把手部材14pを起こして切り離し、これを
図9の(b)に示す矢印方向に引くことにより、シール
部材30は切れ込み30cに沿って引き裂かれて、シー
ル部材30はプロセスカートリッジから引き抜かれる。
これにより、現像剤収納容器14の現像剤供給開口部1
4eは開封され、現像剤収納容器14内の現像剤は、現
像剤供給開口部14eを介して現像容器13内へ供給さ
れ、使用可能状態になる。
【0057】しかし、このようなシール部材30の開封
動作はユーザー自身が行うことを必要としているため
に、ユーザーがシール部材30を引き抜くことを忘れ
て、シール部材30が未だ現像剤供給開口部14eを塞
いでいるプロセスカートリッジBを画像形成装置本体に
挿入装着してしまった状態で、画像形成装置が出力動作
してしまうと、画像出力が得られないうえに、トルク上
昇の問題を引き起こす要因となる可能性もある。本実施
の形態を例にとると、シール部材30を引き抜かずにプ
ロセスカートリッジBを装置本体に挿入装着して画像形
成装置を作動させた場合は、前述した撹拌部材15−1
の起動時の軸トルクが約2N・mと大きな値を示すのに
対して、シール部材30を引き抜いた状態のプロセスカ
ートリッジを装着した正常の作動では、約0.7N・m
になり、約65%と大幅に軸トルクを減少させることが
できる。
【0058】そこで、本実施の形態によれば、プロセス
カートリッジBのシール部材30が引き抜かれていない
状態で装置本体に装着された場合に、前述した現像剤量
検出手段の電気接点部の導通を構造的に遮断する構成と
することにより、現像剤量の検出値でシール部材30の
引き忘れを検知し、報知手段によりユーザーに知らし
め、前述の問題を未然に防ぐことができるようにするも
のである。また、新たに特別な検知部材を設ける必要が
ないので、コストアップすることなく現像剤シールの引
き忘れ防止を達成するこができる。
【0059】本実施の形態におけるシール部材30の有
無の検知は、現像剤残量検出手段を用いて各電極で検出
される検出電圧の電圧レベルに応じて行うものであり、
このような電圧レベルでの検出を行う上で、特に、第二
の電極52に接続されている接点部52aを覆ってマス
クする部材として、画像形成装置本体の電気接点部54
とカートリッジの接点部52aを絶縁できかつシール部
材30を引き抜くことで取り除くことができる構成の把
手部材14pを採用する。
【0060】新品のプロセスカートリッジBは、図3お
よび図9の(a)に示すように、シール部材30の外部
へ引き出された端部(把手端部)30bに取り付けてい
る把手部材14pが接点部52aを覆うように折り曲げ
られている。この接点部52aは、第二の電極52を検
出手段60に接続するためのものであってサイドカバー
(L)37に配置されている。このままの状態で(すな
わち、シール部材30を引き抜くことなく)プロセスカ
ートリッジBを装置本体に装着した場合には、図10に
示すように、第一の電極51に接続されている接点部5
1aと装置本体側の電気接点部53は電気的に接続され
るが、第二の電極52に接続されている接点部52aと
装置本体側の電気接点部54の間に把手部材14pが挟
まり、両接点部52a、54間の電気的接続が遮断され
た状態になる。
【0061】また、プロセスカートリッジBを装置本体
へ装着する前に把手部材14pを起こして切り離し、こ
れを図9の(b)に示す矢印の方向に引くことによりシ
ール部材30を引き抜くことによって、図9の(c)に
示すように接点部52aが初めて露出した状態になる。
この状態のプロセスカートリッジBを装置本体に装着す
ることにより、第一の電極51に接続されている接点部
51aが装置本体側の電気接点部53と電気的に接続さ
れるとともに、第二の電極52に接続されている接点部
52aが装置本体側の電気接点部54と電気的に接続さ
れる。
【0062】次に、シール部材の有無検知を行いプリン
トスタンバイまでの動作を図11のフローチャートを用
いて説明する。
【0063】先ず、プロセスカートリッジBが画像形成
装置本体に装着され(ステップF101)、電源スイッ
チがONまたはドアスイッチがONされると(ステップ
F102)、最初にCPUより現像ACをONする信号
が出力され、現像ACが印加される(ステップF10
3)。これにより、現像スリーブ11と第一の電極51
との間の現像剤残量の検知および現像スリーブ11と第
二の電極52との間の現像剤残量の検知を行う(ステッ
プF104)。
【0064】ここで、シール部材30が引き抜かれてい
ない状態のプロセスカートリッジが装置本体に装着され
た場合には、現像容器13内の現像スリーブ11と第一
の電極51間には現像剤が流れ込んでいないために、現
像剤量検出手段における第一の電極51で検出される検
出電圧は、図8に示す「現像剤空レベル(x)」の電圧
として検出する。また、現像スリーブ11と第二の電極
52間の検出電圧については、図10に示すように、第
二の電極52の接点部52aと装置本体側の電気接点部
54は把手部材14pによって遮断される構成で絶縁さ
れているので、第二の電極52の検出回路では両接点部
52a、54がオープン状態であることを検出する。す
なわち、図8において、「カートリッジ無しレベル
(y)」の電圧を検出する。
【0065】このように、現像スリーブ11と第一の電
極51間の検出電圧が「現像剤空レベル(x)」、現像
スリーブ11と第二の電極52間の検出電圧が「カート
リッジ無しレベル(y)」として検出されることで、シ
ール部材30が引き抜かれていないことを検知し判断す
ることができる。このようにして現像スリーブ11と第
一の電極51間の電圧および現像スリーブ11と第二の
電極52間の電圧の検出結果に基づき、「現像剤空レベ
ル(x)」および「カートリッジ無しレベル(y)」が
検出されていない場合には、「カートリッジあり」およ
び「現像剤あり」として、通常の前多回転を開始し(ス
テップF109)、メインモータのON(ステップF1
10)、帯電ACのON(ステップF111)、現像A
CのON(ステップF112)と進む。そして、ステッ
プF113では現像スリーブ11と第二の電極52間の
現像剤残量検知、ステップF114では現像スリーブ1
1と第一の電極51間の現像剤残量検知を行い、第一の
電極51側の検出出力に応じて現像剤がないときには、
ステップF117で「現像剤なし」の表示を行ってユー
ザーに知らせ、現像剤があれば、ステップF115(転
写負ON)を行い、スタンバイ状態に入る。
【0066】また、ステップF104で、「現像剤空レ
ベル(x)」および「カートリッジ無しレベル(y)」
を検出したときには、ステップF105でシール部材の
ある状態と判断して、ステップF106において「シー
ル部材あり」の表示を行い、シール部材が引き抜かれて
いないことをユーザーに知らせる。その後に、ステップ
F107においてプロセスカートリッジを装置本体から
取り出し、ステップF108においてプロセスカートリ
ッジから現像剤シール部材を引き抜いた後に、ステップ
F101に戻り、シール部材を引き抜いたプロセスカー
トリッジを装置本体に装着する。
【0067】以上のように本実施形態では、現像剤量検
出手段における2個の接点部の一方の接点部をマスクす
る構成とすることで、特に、現像剤シール部材の把手部
材により接点部を覆って装置本体との電気的接続が遮断
する構成とすることで、マスクされた電圧検出レベルと
他方の電圧検出レベルによって現像剤シール部材の有無
を検出することができ、安価な構成でかつ検出時間を短
縮することができる。そして、シール部材の引き抜き作
業を促すことによりシール部材の引き忘れを特別な検知
部材を必要とすることなく未然に防止することができ
る。
【0068】また、本実施形態では、第二の電極52に
対する両接点部52a、54で説明を行ったが、この接
点部にとらわれることなく、前述した把手部材14pを
引き抜かずにプロセスカートリッジを装置本体に装着し
た際に、構造的に接点部を覆って電気的な接続を遮断す
る構成なら良い。
【0069】本実施形態において、把手部材はシール部
材と別部材として説明したが、把手部材はシール部材と
一体で形成することもできる。また、把手部材は前述の
サイドカバーに切り離し可能に成形してもよい。
【0070】以上のようにシール部材の有無検知を行う
ことで、画像形成装置本体と同時に梱包されているプロ
セスカートリッジにおいてもユーザーに対して知らせる
ことができ、ユーザビリティを向上させることが可能で
ある。
【0071】次に、現像剤シール部材の有無を検出する
他の実施の形態について、図12を用いて説明する。
【0072】本実施形態では、接点部をマスクすること
なく、前述した現像剤残量検出方式を用いて検出電圧レ
ベルのみで現像剤シール部材の有無を検出するものであ
る。すなわち、シール部材30の把手部材14pで電極
に接続されている接点部を覆うように構成しない点で、
前述した実施形態と相違しているが、その他のプロセス
カートリッジの構成および現像剤残量検出回路および現
像剤残量検出出力特性は、前述した実施の形態と同様で
ある。以下に、本実施形態に基づく現像剤シール部材の
有無検知を行いプリントスタンバイまでの動作のフロー
チャートを示す図12に沿って説明する。
【0073】プロセスカートリッジBが画像形成装置本
体に装着され(ステップG101)、電源スイッチがO
NまたはドアスイッチがONされると(ステップG10
2)、CPUより現像ACをONする信号が出力され、
現像ACが印加される(ステップG103)。これによ
り、現像スリーブ11と第二の電極52間の現像剤残量
の検知を行い(ステップG104)、この検出結果に基
づき、「カートリッジ無しレベル(y)」(図8)の電
圧を検出したときには、ステップG119で「カートリ
ッジなし」の表示を行いユーザーに知らせる。また、ス
テップG104において、カートリッジありのレベルの
電圧を検出したときには、ステップG105で現像スリ
ーブ11と第一の電極51間の現像剤残量の検知を行
う。この結果に基づき、「現像剤空レベル(x)」(図
8)を検出しなかったときには、通常の前多回転を開始
し(ステップG110)、メインモータのON(ステッ
プG111)、帯電ACのON(ステップG112)、
現像ACのON(ステップG113)と進む。そして、
ステップG114では現像スリーブ11と第二の電極5
2間の現像剤残量検知、ステップG115では現像スリ
ーブ11と第一の電極51間の現像剤残量検知を行い、
第一の電極51側の出力に応じて現像剤がないときに
は、ステップG118で「現像剤なし」の表示を行って
ユーザーに知らせ、現像剤があれば、ステップG116
(転写負ON)を行い、スタンバイ状態に入る。
【0074】また、ステップG105で、現像スリーブ
11と第一の電極51間の現像剤残量の検知により「現
像剤空レベル(x)」を検出したときには、ステップG
106でシール部材のある状態と判断して、ステップG
107において「シール部材あり」の表示を行い、シー
ル部材が引き抜かれていないことをユーザーに知らせ
る。その後に、ステップG108においてプロセスカー
トリッジを装置本体から取り出し、ステップG109に
おいてプロセスカートリッジからシール部材を引き抜い
た後に、ステップG101に戻り、シール部材を引き抜
いたプロセスカートリッジを装置本体に装着する。
【0075】本実施の形態においては、現像剤量検出手
段の接点部をマスクする部材を設けることなく、現像剤
残検の電圧レベルによって現像剤シール部材の有無を検
出することができ、特別な部材を必要とすることなく安
価な構成でかつ検出時間を短縮することができる。そし
て、シール部材の引き抜き作業を促すことによりシール
部材の引き忘れを特別な検知部材を必要とすることなく
未然に防止することができる。
【0076】次に、現像剤シール部材の有無を検出する
さらに他の実施の形態について、図13を用いて説明す
る。
【0077】前述した図12に示す実施の形態では、現
像剤量検知の電圧レベルのみで現像剤シール部材の有無
検知を行っているが、本実施の形態では、現像剤量検知
の電圧レベルとプロセスカートリッジに取り付けられた
記憶媒体であるメモリ内容から現像剤シール部材の有無
検知を行うことを特徴とするものである。本実施形態の
プロセスカートリッジは、カートリッジの枠体上に記憶
媒体メモリデバイスが取り付けられており、記憶媒体メ
モリにはカートリッジのロット番号やプロセス条件など
の初期値や使用状況、画像形成装置やプロセス手段の特
性等の各種のデータとともにプロセスカートリッジの新
旧を判断する情報が記録されている。なお、その他の現
像剤残量検出回路および現像剤残量検出出力特性は、前
述した実施形態と同様である。
【0078】以下に、本実施の形態に基づく現像剤シー
ル部材の有無検知を行いプリントスタンバイまでの動作
のフローチャートを示す図13に沿って説明する。
【0079】プロセスカートリッジBが画像形成装置本
体に装着され(ステップH101)、電源スイッチがO
NまたはドアスイッチがONされると(ステップH10
2)、ステップH103において、カートリッジ上の記
憶媒体メモリと通信を開始し、この通信により、カート
リッジなしのときには、ステップH120で「カートリ
ッジなし」の表示を行いユーザーに知らせる。ステップ
H103でカートリッジありのときには、通信を継続
し、ステップH104で新品カートリッジ情報が記憶さ
れているか否かの検知を行う。この結果により、装着さ
れたカートリッジが新品カートリッジでなければ、シー
ル部材が引き抜かれていると判断して、通常の前多回転
シーケンスに入る(ステップH111〜ステップH11
4)。そして、ステップH115では現像スリーブ11
と第二の電極52間の現像剤残量検知、ステップH11
6では現像スリーブ11と第一の電極51間の現像剤残
量検知を行い、第一の電極51側の出力に応じて現像剤
がないときには、ステップH119で「現像剤なし」の
表示を行ってユーザーに知らせ、現像剤があれば、ステ
ップH117(転写負ON)を行い、スタンバイ状態に
入る。
【0080】また、ステップH104で新品カートリッ
ジ情報を検知したときには、現像ACが印加され(ステ
ップH105)、現像スリーブ11と第一の電極51間
の現像剤残量の検知を行う(ステップH106)。この
検出結果に基づき、「現像剤空レベル(x)」を検出し
なかったときには、シール部材が既に引き抜かれている
と判断して前述したと同様に通常の前多回転シーケンス
に入る(ステップH111〜)。一方、ステップH10
6で「現像剤空レベル(x)」を検出したときには、ス
テップH107でシール部材のある状態と判断して、ス
テップH108において「シール部材あり」の表示を行
い、シール部材が引き抜かれていないことをユーザーに
知らせる。その後に、ステップH109においてカート
リッジを装置本体から取り出し、ステップH110にお
いてカートリッジからシール部材を引き抜く。その後
に、ステップH101に戻り、シール部材を引き抜いた
カートリッジを装置本体に装着する。
【0081】また、現像剤シール部材の有無を検出する
さらに他の実施の形態について、図14を用いて説明す
る。
【0082】本実施の形態では、前述した図13に示す
実施の形態と同様に、現像剤量検知の電圧レベルとプロ
セスカートリッジに取り付けられた記憶媒体であるメモ
リ内容から現像剤シール部材の有無検知を行うことを特
徴とするものであるが、現像剤量検出手段における2個
の接点部の一方の接点部をマスクする構成、特に、現像
剤シール部材の把手部材により電気接点部を覆って装置
本体との電気的接続が遮断する構成を採用する。
【0083】図14において、プロセスカートリッジB
が画像形成装置本体に装着され(ステップJ101)、
電源スイッチがONまたはドアスイッチがONされると
(ステップJ102)、ステップJ103において、カ
ートリッジ上の記憶媒体メモリと通信を開始し、この通
信により、カートリッジなしのときには、ステップJ1
20で「カートリッジなし」の表示を行いユーザーに知
らせる。ステップJ103でカートリッジありのときに
は、通信を継続し、ステップJ104で新品カートリッ
ジ情報が記憶されているか否かの検知を行う。この結果
により、装着されたカートリッジが新品カートリッジで
なく既に使用されていると判断されれば、通常の前多回
転シーケンスに入る(ステップJ111〜ステップJ1
14)。また、ステップJ104で新品カートリッジ情
報を検知したときには、現像ACが印加され(ステップ
J105)、現像スリーブ11と第二の電極52間の現
像剤残量の検知を行う(ステップJ106)。ここで、
現像スリーブ11と第二の電極52間の検出電圧におい
ては、図10に示すように、第二の電極52の接点部5
2aと装置本体側の接点部54は把手部材14pによっ
て遮断される構成で絶縁されているので、第二の電極5
2の検出回路では接点部52a、54がオープン状態で
あることを検出する。すなわち、図8において、「カー
トリッジ無しレベル(y)」の電圧を検出する。この検
出結果に基づき、「カートリッジ無しレベル(y)」を
検出しなかったときには、シール部材が引き抜かれてい
ると判断して前述したと同様に通常の前多回転シーケン
スに入る(ステップJ111〜)。一方、ステップJ1
06で「カートリッジ無しレベル(y)」を検出したと
きには、ステップJ107でシール部材のある状態(す
なわち、シール部材の引き抜き忘れの状態)と判断し
て、ステップJ108において「シール部材あり」の表
示を行い、シール部材が引き抜かれていないことをユー
ザーに知らせる。その後に、ステップJ109において
カートリッジを装置本体から取り出し、ステップJ11
0においてカートリッジからシール部材を引き抜く。そ
の後に、ステップJ101に戻り、シール部材を引き抜
いたカートリッジを装置本体に装着する。
【0084】以上のように、プロセスカートリッジに取
り付けられた記憶媒体メモリの情報と現像剤量検出手段
の電圧検出レベルとから現像剤シール部材の有無検知を
行うことができるので、検知時間の短縮を図ることがで
き、そして、シール部材の引き抜き作業を促すことによ
りシール部材の引き忘れを特別な検知部材を必要とする
ことなく未然に防止することができる。
【0085】また、前述した各実施の形態において、シ
ール部材の引き忘れの報知手段は、画像形成装置本体上
の表示部に、「シール部材あり」の表示の他に、「シー
ル部材を引いてください」等のユーザーでシール部材の
引き抜き作業を促すメッセージを表示したり、警告ラン
プ等を点灯させることがあげられる。また、画像出力を
行ったパソコン等の画面にシール部材の引き抜きのメッ
セージや具体的作業内容(シール引き抜き作業)をイラ
ストや画像を用いて表示することで、よりユーザーに分
かりやすくすることができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像剤量検出手段の少なくとも2個の電極にそれぞれ接
続される接点部の一方の接点部をマスクする構成とする
ことで、特に、現像剤シール部材の把手部材により接点
部を覆って装置本体との電気的接続を遮断する構成とす
ることで、マスクされた接点部の検出電圧レベルと他方
の接点部の検出電圧レベルによって、現像剤シール部材
の有無を検出することができ、特別な部材を必要とせ
ず、安価な構成でかつ検出時間を短縮することができ
る。
【0087】また、現像剤量検出手段における少なくと
も2個の電極で検出される現像剤量の検出電圧レベルに
よって現像剤シール部材の有無を検出することができ、
現像剤量検出手段の接点部をマスクする部材を設けるこ
となく、安価な構成でかつ適確に検出することができ
る。
【0088】さらに、プロセスカートリッジに取り付け
られた記憶媒体メモリの情報と現像剤量検出手段の電圧
検出レベルとから現像剤シール部材の有無検知を行うこ
とができるので、さらに検知時間の短縮を図ることがで
きる。
【0089】現像剤シール部材が有る状態を検出したと
きに報知手段によってこれを報知して、現像剤シール部
材の引き抜き作業を促すことにより、現像剤シール部材
の引き忘れを特別な検知部材を必要とすることなく未然
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態の概略構成
図である。
【図2】本発明のプロセスカートリッジの一実施形態の
縦断面図である。
【図3】本発明のプロセスカートリッジの一実施形態の
使用開始前の状態の外観斜視図である。
【図4】本発明のプロセスカートリッジの一実施形態に
おける使用開始前の状態の現像装置ユニットを拡大して
示す縦断面図である。
【図5】(a)および(b)は、本発明のプロセスカー
トリッジの一実施形態において現像剤シール部材を現像
剤収納容器に貼り付ける状態を説明するための斜視図で
ある。
【図6】本発明の画像形成装置における現像剤量検出手
段を示す概略構成図である。
【図7】本発明の画像形成装置における現像剤量検出回
路の一例を示す図である。
【図8】本発明の画像形成装置における現像剤量検出手
段による現像剤残量と検出電圧との関係を示す図表であ
る。
【図9】本発明のプロセスカートリッジの一実施形態に
おける現像剤シール部材と現像剤量検出手段の接点部の
状態を示す斜視図であり、(a)は現像剤シール部材を
引き抜く前の状態を示し、(b)は現像剤シール部材を
引き抜いている状態を示し、(c)現像剤シール部材を
引き抜いた後の状態を示す。
【図10】本発明の画像形成装置の一実施形態におい
て、現像剤シール部材を引き抜いていないプロセスカー
トリッジを装置本体に装着した状態における現像剤シー
ル部材の把手部材と現像剤量検出手段の接点部の関係を
示す概略図である。
【図11】本発明の画像形成装置における現像剤シール
部材の有無検出方法を説明するためのフローチャートで
ある。
【図12】本発明の画像形成装置における現像剤シール
部材の有無検出方法の他の実施形態を説明するためのフ
ローチャートである。
【図13】本発明の画像形成装置における現像剤シール
部材の有無検出方法のさらに他の実施形態を説明するた
めのフローチャートである。
【図14】本発明の画像形成装置における現像剤シール
部材の有無検出方法のさらに他の実施形態を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
A 画像形成装置 B プロセスカートリッジ 1 光学手段 2 記録媒体 3 搬送手段 4 転写ローラ 5 定着ローラ 7 カートリッジドア 8 カートリッジ装着部 9 感光体ドラム(電子写真感光体) 8 帯電ローラ 11 現像スリーブ(現像剤担持体) 12 現像ブレード 13 現像容器 14 現像剤収納容器 14a、14b 現像剤収納部 14e 現像剤供給開口部 14p 把手部材 15−1、15−2 撹拌部材 15a 回転棒部材 15b 弾性シート 16 撹拌部材 17 クリーニング手段 18 ドラム枠体 19 現像装置ユニット 20 感光体ユニット 30 現像剤シール部材 37 サイドカバー(L) 38 サイドカバー(R) 50、50’ 現像剤量検出部 51 第一の電極 51a 接点部 52 第二の電極 52a 接点部 53 電気接点部 54 電気接点部 60、60’ 検出手段 61 現像バイアス印加手段 100 現像剤量検出回路 101 現像バイアス回路 102、102’ 制御回路 103、103’ 増幅回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月15日(2003.5.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 プロセスカートリッジ、現像装置およ
び画像形成装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置本体
に着脱可能なプロセスカートリッジ、現像装置およびプ
ロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置
に関するものである。
【0002】ここで、画像形成装置とは、電子写真画像
形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するもので
あり、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンター
(例えば、レーザービームプリンター、LEDプリンタ
ー等)、ファクシミリ装置およびワードプロセッサ等が
含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、像担持
体としての電子写真感光体と電子写真感光体に作用する
プロセス手段とを一体的にカートリッジ化して画像形成
装置本体に対して着脱可能とするもの、あるいは、電子
写真感光体ドラムと少なくとも現像手段とを一体的にカ
ートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能と
するものをいう。なお、プロセス手段には、電子写真感
光体ドラムに現像剤を供給する現像手段に加えて、電子
写真感光体ドラムを帯電させる帯電手段、電子写真感光
体ドラムをクリーニングするクリーニング手段等が含ま
れる。
【0004】
【従来の技術】電子写真画像形成プロセスを用いた画像
形成装置は、画像情報に対応した光を像担持体である電
子写真感光体に照射して潜像を形成し、この潜像に現像
手段で記録材料である現像剤を供給して顕像化し、さら
に電子写真感光体から記録媒体へ画像を転写することで
記録媒体上に画像を形成している。
【0005】このような画像形成装置においては、電子
写真感光体および電子写真感光体に作用するプロセス手
段を一体的にカートリッジ化して、あるいは、少なくと
も電子写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ
化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可
能に装着するプロセスカートリッジ方式が採用されてい
る。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメ
ンテナンス等をユーザー自身で行うことができるので、
格段に操作性を向上させることができ、このプロセスカ
ートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられ
ている。
【0006】また、この種のプロセスカートリッジにお
いては、電子写真感光体に現像剤を付与する現像剤担持
体を保持し収容する現像容器と、現像容器へ供給する現
像剤を収納する現像剤収納容器とを具備し、使用開始す
るまで現像剤収納容器内の現像剤を密封して現像剤の飛
散を防止するために現像容器と現像剤収納容器とを離隔
する現像剤シール部材が用いられている。この現像剤シ
ール部材は、プロセスカートリッジの使用開始に当た
り、取り除くことができるように構成されている。現像
剤シール部材は、プロセスカートリッジを画像形成装置
本体に装着する前に、カートリッジ内部から引き抜か
れ、現像剤を収納している現像剤収納容器の開口部が開
放され、現像容器および現像剤担持体への現像剤の供給
を可能にしている。
【0007】また、プロセスカートリッジ方式の画像形
成装置においては、カートリッジ内の現像剤収納容器に
収納されている現像剤は画像を形成することにより消費
され、現像剤が消費されて無くなれば、ユーザーがプロ
セスカートリッジを交換することで、再び画像を形成す
ることができる。したがって、カートリッジ内の画像形
成に供することができる現像剤が消費されてその残量が
どれくらいあるのかを随時ユーザーに知らせることが必
要である。また、現像剤が消費された場合にカートリッ
ジの交換時期に合わせて新たなカートリッジの準備や交
換を適確にかつ効率よく行うことをユーザーに促すよう
に、現像剤残量レベルを逐次検出できる現像剤量検出手
段をプロセスカートリッジあるいは画像形成装置本体に
備えているものが多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現像容器と
現像剤収納容器を離隔して現像剤収納容器内の現像剤を
密封する現像剤シール部材を用いる形式の前述したプロ
セスカートリッジにおいては、使用開始時に現像剤シー
ル部材を必ず引き抜くことが必要である。しかし、現像
剤シール部材を引き抜くことを忘れたプロセスカートリ
ッジをそのまま画像形成装置本体に装着してしまった状
態で画像形成装置を作動させると現像剤が現像剤担持体
や電子写真感光体に供給されず、画像出力が得られな
い。
【0009】そのため、このような事態を避けるための
現像剤シール部材の有無を検出する手段として、特開平
09−197945号公報に記載された手段が提案され
ている。前記公報に記載された現像剤シール部材の有無
検出手段は、装置本体のカートリッジ装着部にプロセス
カートリッジ内の現像剤シール部材の有無を検出するた
めのフォトインタラプタの発光部と受光部を配設してい
る。プロセスカートリッジが装置本体に装着されたとき
に、プロセスカートリッジ内の現像剤シール部材が引き
抜かれていない場合には、発光部からの光は現像剤シー
ル部材に遮られて受光部に届かないため、装置本体のフ
ォトインタラプタに通じる検知回路は、現像剤シール部
材が取り除かれていないことを検知する。そして、その
検出結果に基づいて、例えば装置本体の表示部に現像剤
シール部材が引き抜かれていないことを表示し、ユーザ
ーに知らせる構成となっている。
【0010】しかし、前記公報に記載された検知手段で
は、装置本体に発光部と受光部を備えたフォトインタラ
プタおよびこのフォトインタラプタの検知回路を備える
必要があり、部品や回路が追加されることで高価な構成
となってしまう。
【0011】また、現像剤シール部材の端部(引き抜き
方向の端部)に突出部材を取り付けることで、現像剤シ
ール部材が引き抜かれていないプロセスカートリッジが
物理的に画像装置本体に入らなくする方法もあるが、こ
の方法では、プロセスカートリッジが完全に画像装置本
体に入らなくするためには、かなり大きな突出部材を取
り付ける構成となってしまう。
【0012】本発明の目的は、供給開口部を塞いで現像
剤収納容器に現像剤を密封し、そして、前記供給開口部
を開封して現像剤を現像部材へ供給可能にするように、
前記現像剤収納容器に除去可能に取り付けられた現像剤
シール部材の引き抜き忘れを確実に検出することができ
る現像装置、プロセスカートリッジ、および、画像形成
装置を提供することある。また、本発明の他の目的
は、供給開口部を塞いで現像剤収納容器に現像剤を密封
し、そして、前記供給開口部を開封して現像剤を現像部
材へ供給可能にするように、前記現像剤収納容器に除去
可能に取り付けられた現像剤シール部材の引き抜き忘れ
を、専用の検知手段を設けることなく確実に検出するこ
とができる現像装置、プロセスカートリッジ、および、
画像形成装置を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、現像剤シール部材が除去されない状態で現像
装置、または、プロセスカートリッジを画像形成装置本
体に装着した際に、画像形成動作をしない現像装置、プ
ロセスカートリッジ、および、画像形成装置を提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、現像剤シール
部材が除去されない状態で現像装置、または、プロセス
カートリッジを画像形成装置本体に装着した際に、現像
剤シール部材の引き抜き忘れを報知する現像装置、プロ
セスカートリッジ、および、画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプロセスカートリッジは、画像形成装置
に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに形成さ
れた潜像を現像するための現像部材と、前記電子写真感
光体ドラムの潜像を現像するための現像剤を収納する
像剤収納容器であって、前記現像部材に現像剤を供給す
る供給開口部を有する現像剤収納容器と、前記供給開口
部を塞いで前記現像剤収納容器に現像剤を密封し、そし
て、前記供給開口部を開封して現像剤を前記現像部材へ
供給可能にするように、前記現像剤収納容器に除去可能
に取り付けられた現像剤シール部材と、前記現像剤シー
ル部材の長手方向の一端側に設けられた、前記供給開口
部を開封するために前記現像剤シール部材を引き抜くた
めの把手と、前記プロセスカートリッジ内の現像剤
量を検知するための測定電極部材と、前記プロセスカー
トリッジが前記画像形成装置本体に装着された際に、前
画像形成装置本体に設けられた本体電気接点と電気的
に接続する接点部であって、前記画像形成装置本体でも
って現像剤量を検出するために、現像剤の量に応じて前
記測定電極部材から発せられる信号を前記本体電気接点
へ伝達するための接点部と、を有し、前記現像剤シール
部材を除去しない状態で前記プロセスカートリッジを
画像形成装置本体に装着した際に、前記把手が前記
接点部を覆って、前記接点部と前記本体電気接点との電
気的接続を遮断すことを特徴とする。
【0014】また、前記プロセスカートリッジは、前記
電子写真感光体ドラムの軸線方向の一端側にサイドカバ
ーを有し、前記接点部は、前記サイドカバーに設けら
ていることを特徴とする。
【0015】さらに、前記把手部は、前記現像剤収納容
器と切り離し可能な連結部分を介して一体成形されてお
り、折り曲げて前記プロセスカートリッジの全長を短く
できることが好ましい。
【0016】また、前記測定電極部材は、前記現像剤収
納容器に設けられた第二の電極と、前記現像部材を支持
する現像容器に設けられた第一の電極とを有し、さら
に、前記接点部は、第一の電極と接続する第一の接点部
と、第二の電極と接続する第二の接点部とを有し、前記
現像剤シール部材を除去しない状態で前記プロセスカー
トリッジを前記画像形成装置に装着した際に、前記把手
部が少なくとも第一の接点部または前記第二の接点部の
いずれか一方を覆って、前記接点部と前記本体電気接点
との電気的接続を遮断することを特徴とする。
【0017】発明の現像装置は、画像形成装置本体
着脱可能な現像装置において、電子写真感光体ドラムに
形成された潜像を現像するための現像部材と、前記電子
写真感光体ドラムの潜像を現像するための現像剤を収納
する現像剤収納容器であって、前記現像部材に現像剤を
供給する供給開口部を有する現像剤収納容器と、前記供
給開口部を塞いで前記現像剤収納容器に現像剤を密封
し、そして、前記供給開口部を開封して現像剤を前記現
像部材へ供給可能にするように、前記現像剤収納容器に
除去可能に取り付けられた現像剤シール部材と、前記現
像剤シール部材の長手方向の一端側に設けられた、前記
供給開口部を開封するために前記現像剤シール部材を引
き抜くための把手と、前記現像装置内の現像剤量を
検知するための測定電極部材と、前記現像装置が前記画
像形成装置本体に装着された際に、前記画像形成装置
体に設けられた本体電気接点と電気的に接続する接点部
であって、前記画像形成装置本体でもって現像剤量を検
出するために、現像剤の量に応じて前記測定電極部材か
ら発せられる信号を前記本体電気接点へ伝達するための
接点部と、を有し、前記現像剤シール部材を除去しない
状態で前記現像装置を前記画像形成装置本体に装着した
に、前記把手が前記接点部を覆って、前記接点部と
前記本体電気接点との電気的接続を遮断すことを特徴
とする。
【0018】本発明の画像形成装置は、プロセスカート
リッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成する
ための画像形成装置において、(イ)本体電気接点と、
(ロ)検出手段と、(ハ)前記プロセスカートリッジを
取り外し可能に装着する装着部と、(ニ)前記装着部に
装着されたプロセスカートリッジであって、電子写真感
光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに形成された
潜像を現像するための現像部材と、前記電子写真感光体
ドラムの潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤
収納容器であって、前記現像部材に現像剤を供給する供
給開口部を有する現像剤収納容器と、前記供給開口部を
塞いで前記現像剤収納容器現像剤を密封し、そして、
前記供給開口部を開封して現像剤を前記現像部材へ供給
可能にするように、前記現像剤収納容器に除去可能に取
り付けられた現像剤シール部材と前記現像剤シール部材
の長手方向の一端側に設けられた、前記供給開口部を開
封するために前記現像剤シール部材を引き抜くための
と、前記プロセスカートリッジ内の現像剤量を検
知するための測定電極部材と、前記プロセスカートリッ
ジが前記画像形成装置の本体に装着された際に、前記本
体電気接点と電気的に接続する接点部であって、前記検
出手段でもって現像剤量を検出するために、現像剤の量
に応じて前記測定電極部材から発せられる信号を前記本
体電気接点へ伝達するための接点部と、を有し、前記現
像剤シール部材を除去しない状態で前記プロセスカート
リッジを前記画像形成装置の本体に装着した際に、前記
把手部が前記接点部を覆って、前記接点部と前記本体電
気接点との電気的接続を遮断するプロセスカートリッジ
と、(ホ)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、
を有することを特徴とする。
【0019】さらに、本発明の画像形成装置は、現像装
を着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するため
の電子写真画像形成装置において、(イ)本体電気接点
と、(ロ)検出手段と、(ハ)前記現像装置を取り外し
可能に装着する装着部と、(ニ)前記装着部に装着され
た現像装置であって、電子写真感光体ドラムに形成され
た潜像を現像するための現像部材と、前記電子写真感光
体ドラムの潜像を現像するための現像剤を収納する現像
剤収納容器であって、前記現像部材に現像剤を供給する
供給開口部を有する現像剤収納容器と、前記供給開口部
を塞いで前記現像剤収納容器に現像剤を密封し、そし
て、前記供給開口部を開封して現像剤を前記現像部材へ
供給可能にするように、前記現像剤収納容器に除去可能
に取り付けられた現像剤シール部材と前記現像剤シール
部材の長手方向の一端側に設けられた、前記供給開口部
を開封するために前記現像剤シール部材を引き抜くため
把手と、記現像装置内の現像剤量を検知するた
の測定電極部材と、前記現像装置が前記画像形成装置
の本体に装着された際に、前記本体電気接点と電気的に
接続する接点部であって、前記検出手段でもって現像剤
量を検出するために、現像剤の量に応じて前記測定電極
部材から発せられる信号を前記本体電気接点へ伝達する
ための接点部と、を有し、前記現像剤シール部材を除去
しない状態で前記現像装置を前記画像形成装置の本体に
装着した際に、前記把手部が前記接点部を覆って、前記
接点部と前記本体電気接点との電気的接続を遮断する現
像装置と、(ホ)前記記録媒体を搬送するための搬送
段と、を有することを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明によれば、像剤シール部材を除去しな
い状態でプロセスカートリッジ、現像装置を画像形成装
置に装着した際に、前記把手部または前記現像剤シール
部材が、測定電極部材で検出した信号を検出手段へ伝達
するための接点部を覆っているので、現像剤シール部材
の引き忘れを確実に検出することができる。また、現像
剤シール部材の引き忘れの検知を、専用の検知手段を設
けることなく、現像剤収納容器と現像枠体内の現像剤の
量を検知するための検知手段を用いて確実に検出するこ
とができる。さらに、現像剤シール部材が除去されない
状態で現像装置、または、プロセスカートリッジを画像
形成装置本体に装着した際に、画像形成装置本体が画像
形成動作することを防ぐことができる。また、現像剤シ
ール部材が除去されない状態で現像装置、または、プロ
セスカートリッジを画像形成装置本体に装着した際に、
現像剤シール部材の引き抜き忘れを報知して、ユーザー
に現像剤シール部材の引き抜き作業を促すことができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0022】先ず、本発明に基づいて構成されるプロセ
スカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置につ
いて、図1ないし図3を参照して説明する。なお、本実
施の形態では特に電子写真式のレーザービームプリンタ
ーを例にとって説明する。
【0023】画像形成装置Aは、ドラム形状の電子写真
感光体ドラム(以下、単に、感光体ドラムともいう)9
を有している。この感光体ドラム9は、帯電手段である
帯電ローラ10によって帯電され、次いで、レーザーダ
イオード、ポリゴンミラー、レンズ、反射ミラー等を有
する光学手段1から画像情報に応じたレーザビーム光を
照射することによって、感光体ドラム9に画像情報に応
じた静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像部材
によって現像剤を用いて現像され、可視像すなわち現像
剤像とされる。
【0024】現像部材は、現像剤担持体であり内部にマ
グネットローラを内蔵する現像スリーブ11、現像スリ
ーブ11の表面上の現像剤に摩擦帯電電荷を付与すると
ともに所定厚の現像剤層を形成するための現像剤量規制
部材としての現像ブレード12を備え、これらは現像容
器13に保持されている。この現像容器13は、後述す
るように現像剤を収容する現像剤収納容器14に溶着さ
れて一体化され、現像装置ユニット19を構成する。
【0025】現像剤収納容器14内には現像剤を撹拌す
るとともに現像剤を現像容器13内へ送り込む撹拌部材
15−1、15−2が設けられている。この撹拌部材1
5−1、15−2の回転によって、現像剤収納容器14
内の現像剤を現像容器13内の現像スリーブ11へと送
り出す。また、現像容器13内には、現像スリーブ11
の近傍に現像剤撹拌部材16を備えており、現像容器1
3内の現像剤を循環させる。
【0026】現像剤収納容器14に収納されている現像
剤は、上述した構成により、撹拌部材15−1、15−
2の回転によって、現像容器13へと送り出され、現像
容器13内で現像剤撹拌部材16により撹拌されなが
ら、現像スリーブ11へ送り込まれる。そして、現像剤
は、マグネットローラを内蔵している現像スリーブ11
の表面に付着し、現像スリーブ11の回転によって搬送
され、現像ブレード12にて摩擦帯電電荷が付与される
とともに所定厚の現像剤層が現像スリーブ11上に形成
され、感光体ドラム9の現像領域へと搬送される。この
現像領域へ供給された現像剤は、感光体ドラム9上の静
電潜像へと転移され、現像剤像を形成する。なお、現像
スリーブ11は、現像バイアス回路に接続されており、
通常、交流電圧に直流電圧が重畳された現像バイアス電
圧が印加される。
【0027】一方、記録媒体カセット3aにセットされ
た記録媒体2は、前述した現像剤像の形成と同期して、
ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d、3
eで転写位置へと搬送される。転写位置には、転写手段
としての転写ローラ4が配置されており、転写ローラ4
に電圧を印加することによって、感光体ドラム9上の現
像剤像を記録媒体2に転写する。
【0028】現像剤像の転写を受けた記録媒体2は、搬
送ガイド3fを介して定着手段5へと搬送される。定着
手段5は、駆動ローラ5cおよびヒータ5aを内蔵した
定着ローラ5bを備え、通過する記録媒体2に熱および
圧力を印加して転写された現像剤像を記録媒体2上に定
着する。記録媒体2は、その後、排出ローラ対3g、3
hによって反転経路3iを経由して排出トレイ6へ排出
される。この排出トレイ6は、画像形成装置Aの上面に
設けられている。なお、揺動可能なフラッパ3jを動作
させ、反転経路3iを介することなく記録媒体2を排出
することもできる。前記ピックアップローラ3b、搬送
ローラ対3c、3d、3e、搬送ガイド3f、および排
出ローラ対3g、3h等が記録媒体2の搬送手段3を構
成している。
【0029】転写ローラ4によって現像剤像を記録媒体
2に転写した後の感光体ドラム9は、クリーニング手段
17によって感光体ドラム9上に残留した現像剤を除去
した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニン
グ手段17は、感光体ドラム9に当接して設けられた弾
性クリーニングブレード17aによって感光体ドラム9
上の残留現像剤を掻き落として除去現像剤溜め17bへ
と集める。
【0030】次に、画像形成装置本体に着脱可能に装着
されるプロセスカートリッジBについて、図2および図
3を用いて説明する。プロセスカートリッジBは、現像
装置ユニット19と感光体ユニット20とから構成され
ている。現像装置ユニット19は、現像スリーブ11お
よび現像ブレード12等の現像部材を保持する現像容器
13と現像剤を収納する現像剤収納容器14とを現像剤
供給開口部14eを介して連通するように溶着等により
一体として形成されている。感光体ユニット20は、感
光体ドラム9、クリーニングブレード17a等のクリー
ニング手段17および帯電ローラ10等をドラム枠体1
8に取り付けて形成されている。そして、これらの現像
装置ユニット19と感光体ユニット20は、図3に示す
ように、サイドカバー(L)37とサイドカバー(R)
38により両側から挟み込んで一体に結合することによ
ってカートリッジ化されている。なお、図2において、
51、52は、現像剤量検出手段を構成する測定電極部
材としての第一の電極と第二の電極であり、詳細は後述
する。そして、サイドカバー(L)37には、第一の電
極51と第二の電極52にそれぞれ接続された接点部5
1a、52aが形成されている(図3参照)。なお、図
3はプロセスカートリッジの使用開始前の状態を示す外
観斜視図であり、図3において、30は、後述するよう
に、現像容器13と現像剤収納容器14とを隔離するた
めの現像剤シール部材である。
【0031】プロセスカートリッジBの現像剤収納容器
14は、図2に示すように、現像剤収納部14a、14
bの2つの収納部により構成されている。この現像剤収
納部14a、14bの各底面が交わる個所に収納部14
bから現像剤の汲み上げる高さを規制するための底部仕
切り部14cが形成されている。現像剤収納部14bか
ら現像剤収納部14aへの現像剤の供給は底部仕切り部
14cの上方に形成された開口部14dを通して行われ
る。そして、現像剤収納部14a、14bの内部にはそ
れぞれ撹拌部材15−1、15−2が配設され、現像容
器に隣接する現像剤収納部14a内の撹拌部材15−1
は撹拌部材15−2より相対的に下方向に配置されてい
る。これにより現像剤の自重による落下を利用して開口
部14dを通り抜けた後の現像剤の搬送をスムーズに行
える構成になっている。
【0032】撹拌部材15−1、15−2は、ともに、
回転棒部材15aと、PPS(ポリフェニレンサルファ
イド)を材質とする弾性シート15bと、押さえ部材1
5cによって構成されている。弾性シート15bは回転
棒部材15aにビス止め、または接着、溶着、熱カシメ
等の手段で固定されている。
【0033】現像剤収納部14b内の撹拌部材15−2
は、図2に示す矢印方向に回転して現像剤収納部14b
内の現像剤を撹拌しながら、開口部14dを通して現像
剤収納部14aに送り込む。そして、現像剤収納部14
a内の撹拌部材15−1は、図2に示す矢印方向に回転
して、現像剤収納部14a内の現像剤を撹拌しながら、
現像剤供給開口部14eを介して現像容器13内へ送り
込んでいる。そして、これらの撹拌部材15−1と15
−2の回転角スピードは、それぞれをω1、ω2とする
場合に、ω1>ω2が成り立つように設定する。このよ
うに現像容器13に隣接する現像剤収納部14aの撹拌
部材15−1の回転角スピードω1を速く設定すること
により、現像スリーブ11への現像剤供給をし易くす
る。逆に、現像容器13から遠い上流側の撹拌部材15
−2の回転角スピードω2は、現像剤収納部14aへ現
像剤を供給可能な範囲で遅く設定する。これにより、現
像スリーブ11から遠い位置での過度の撹拌による現像
剤の劣化を防止することができる。また、本実施形態で
は、ω1はω2の約2倍に設定するが、初期の撹拌部材
の位相合せを行わない場合はそれぞれの撹拌部材の位相
が常時合わないように整数倍は避けるのが好適である。
【0034】このように、一つの現像剤収納容器14を
底部仕切り部14cによって2つの現像剤収納部14
a、14bに分割し、それぞれの現像剤収納部14a、
14bに撹拌部材15−1、15−2を設けて、底部仕
切り部14cの高さまで現像剤を汲み上げる構成にする
ことにより、現像剤の重量が分散されるので物流時の現
像剤のタッピングによるトルクの増加を防止することが
できる。
【0035】また、前述のように下流側の撹拌部材15
−1の位置を上流側の撹拌部材15−2より相対的に下
にして、開口部14dより下流側の現像剤収納部14a
への現像剤送り量を規制する現像剤収納容器の構成に
し、撹拌部材の回転角スピードに関しては、下流側を速
くする(ω1>ω2)ことにより、現像スリーブ11か
ら遠い上流側の現像剤収納部14bでは過度の撹拌を防
止して現像剤の劣化や過剰供給を防ぐ貯蔵の役割をもた
せ、また、下流側の現像剤収納部14aでは現像剤の循
環を良くして現像スリーブ11への現像剤の安定供給の
役割をもたせることができる。
【0036】以上のように構成されるプロセスカートリ
ッジBは、図1に示すように、画像形成装置本体(以
下、装置本体ともいう)に設けられているカートリッジ
装着部8に対して着脱可能に装着される。このカートリ
ッジ装着部8には、装置本体の両側壁部内面に、プロセ
スカートリッジBの両側壁面に形成される被ガイド部
(不図示)を案内して導入するガイド手段(不図示)と
プロセスカートリッジBを位置決めするための位置決め
手段(不図示)が形成されている。そして、カートリッ
ジ装着部8の側壁部においては、プロセスカートリッジ
Bを装着した際に、前述したプロセスカートリッジBの
第一の電極51と第二の電極52にそれぞれ接続されて
いる接点部51a、52aのそれぞれに対応する位置に
本体電気接点としての電気接点部(53、54)(図
6、図7および図10等参照)が設けられている。プロ
セスカートリッジBが、装置本体のカートリッジドア7
を開放して、カートリッジ装着部8に装着されると、後
述するようにそれぞれの接点部51aと53、52aと
54が電気的に接続される構成になっている。
【0037】次に、プロセスカートリッジが使用される
まで現像剤を収納する現像剤収納容器14を密封して現
像剤の飛散を防止するために現像剤収納容器14と現像
容器13とを離隔する現像剤シール部材30について、
図4および図5を参照して詳細に説明する。
【0038】現像剤シール部材(以下、単にシール部材
ともいう)30は、プロセスカートリッジを使用開始す
るまで現像剤を収納する現像剤収納容器14と現像容器
13とを離隔して現像剤収納容器14を密封し、プロセ
スカートリッジの使用時に取り除かれるものである。シ
ール部材30は、Al(アルミニウム)フィルムの上下
にPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、そ
して取り付け面に熱溶着層(シーラント層)を積層して
構成されている。そして、シール部材30は、図4や図
5に示すように、現像剤収納容器14の現像剤供給開口
部14eを塞ぐように現像剤供給開口部14eの周辺部
に貼り付けられている。シール部材30は、図5の
(a)および(b)に示すように、積層されたPETフ
ィルムの一層にその上下両端部分に長手方向に沿って延
びる切れ込み30cが設けられ、現像剤供給開口部14
eを開封する際にシール部材30が引き裂くことができ
るように形成されている。後述する開封動作を行うこと
により、前記切れ込み30cに沿ってシール部材30が
引き裂かれて、現像剤収納容器14の現像剤供給開口部
14eが開封される。また、このシール部材30は、図
5の(a)および(b)に示すように、現像剤供給開口
部14eの長手方向の寸法に対して約2倍以上の長さを
有し、その略半分が現像剤供給開口部14eを塞ぐよう
にその現像剤供給開口部14eの周辺部に貼り付けられ
ている。そして、シール部材30の貼り付けられていな
い他の部分は、前記現像剤供給開口部14eの長手方向
の一方の端部30aで折り返されて、前記現像剤供給開
口部14eを塞いだ部分に重ねられ、他方側の端部から
外部へ引き出されている。
【0039】そして、シール部材30が現像剤供給開口
部14eの周辺部に貼り付けられた現像剤収納容器14
と現像容器13とを一体的に結合する際に、シール部材
30は、現像容器13の現像剤収納容器14に対向する
対向面の長手方向の両端部に貼り付けられたフェルト等
の弾性シール材(不図示)に当接して押圧される。ま
た、現像剤収納容器14と現像容器13の間を通って外
部に引き出されている端部(把手端部)30bは把持部
である把手部材14pに取り付けられている。この把手
部材14pは現像剤収納容器14と一体成形されてお
り、現像剤収納容器14と連結する連結部分14qは、
その肉厚を特に薄くして切り離すことができるように形
成されている(図3および図9参照)。前記把手部材1
4pは、プロセスカートリッジBを梱包する際に全長を
短くして梱包効率を良くするために、略90°折り曲げ
られ梱包される(図3および図9の(a)参照)。そし
て、新品のプロセスカートリッジBを使用する直前に、
ユーザーは、シール部材30の把手部材14pを起こし
て肉薄の連結部分14qで切り離して図9の(b)に示
す矢印の方向に引き抜くことにより、シール部材30は
切れ込み30cに沿って引き裂かれる。これにより、現
像剤収納容器14の現像剤供給開口部14eが開封され
る。
【0040】次に、現像剤収納容器14および現像容器
13内の現像剤の消費に従って減少する現像剤の残量を
逐次検出することのできる検出手段としての現像剤量検
出手段(現像剤残量検出手段)について、図6ないし図
8を用いて説明する。
【0041】本実施の形態における現像剤量検出手段
は、図6に明瞭に示すように、現像剤量検出部を構成す
る測定電極部材としての第一の電極51と第二の電極5
2が、現像容器13の内部と現像剤収納容器14の現像
剤収納部14aの内部にそれぞれ配置され、これらの第
一の電極51と第二の電極52は、撹拌部材15−1を
挟んで対向する位置に配置されている。そして、撹拌部
材15−1は、その弾性シート15bが少なくとも第二
の電極52に当接してその電極表面を摺接する位置関係
となるように配置されている。これらの第一および第二
の電極51、52は、現像スリーブ11の長手方向に沿
って延在する細長い形状とされ、ステンレス板金等の導
電性の部材で作製される。なお、電極としては、例え
ば、ステンレススチール(SUS)、鉄、リン青銅、ア
ルミニウム、導電性樹脂等の導電性材料にて作製するこ
とができるが、磁性体である現像剤の循環に影響を出さ
ないよう、非磁性SUS材等の非磁性金属材料を用いる
ことが好ましい。
【0042】現像剤量検出手段を構成する測定電極とし
ての現像スリーブ11、第一の電極51および第二の電
極52において、現像バイアス印加手段61により現像
スリーブ11に電圧を印加して、現像スリーブ11と第
一の電極51との間および現像スリーブ11と第二の電
極52との間にそれぞれ静電容量を誘起させる。そし
て、第二の電極52に接続する検出手段60によって現
像スリーブ11と第二の電極52との間の静電容量を測
定することによって、現像剤収納容器14内の現像剤量
を高精度に検出する。さらに、第一の電極51に接続す
る検出手段60’によって現像スリーブ11と第一の電
極51間の静電容量を測定し、現像容器13内の現像剤
量を検出する。そして、これらの2つの検出結果を用い
ることによりプロセスカートリッジBの現像剤量を高精
度に検出する構成とする。
【0043】次に、本実施の形態の現像剤量検出手段に
用いる検出回路の一例について図7を参照して説明す
る。
【0044】図7において、現像スリーブ11と第二の
電極52間の現像剤量に応じて変動する静電容量Caを
有する現像剤量検出部50は、電気接点52aおよび5
4を介して現像剤量検出回路100の制御回路102に
接続される。ここで、第二の電極52に接続されている
第二の接点部52aはプロセスカートリッジBのサイド
カバー(L)37に配置され、電気接点部54は装置本
体のカートリッジ装着部8側に配置されている。また、
基準容量素子Cbは、現像バイアス回路101に接続さ
れており、現像バイアス回路101を介して印加される
AC(交流)電流I1 を用い現像剤量を検出する上での
基準電圧V1 を設定する。もちろん、現像スリーブ11
にはプロセスカートリッジBを装置本体に装着したと
き、装置本体に配置された接点104が現像スリーブ1
1の電気接点11aに電気的に接続されることにより、
現像バイアス回路101から現像バイアス電圧が印加さ
れる。制御回路102は、基準容量素子Cb、すなわ
ち、基準インピーダンス素子に印加されるAC電流I1
をボリュームVR1 で分流した値であるAC電流I3
抵抗R2 で生じる電圧降下分V2 を、抵抗R3 、R4
設定されたV3 に加算し、基準電圧V1 を決めている。
【0045】したがって、現像剤量検出部50に印加さ
れるAC電流I2 は、増幅回路103に入力され、現像
剤量の検出値V4 (=V1 −I2 ×R5 )として出力さ
れる。そして、この出力値V4 を現像スリーブ11と第
二の電極52間の現像剤残量の検出値として利用する。
【0046】また、現像スリーブ11と第一の電極51
の現像剤量に応じて変動する静電容量Ca’を有する現
像剤量検出部50’も電気接点51aおよび53を介し
て前述と同様な回路構成である制御回路102’と増幅
回路103’を用いて並列して現像スリーブ11と第一
の電極51と間の現像剤残量の検出値を出力する。ここ
で、第一の電極51に接続されている第一の接点部51
aはプロセスカートリッジBのサイドカバー(L)37
に配置され、電気接点部53は装置本体のカートリッジ
装着部8側に配置されている。
【0047】以上のように構成される現像剤量検出手段
において検出された電圧と現像剤量の関係は、図8に示
すように、現像剤量が少なくなるにつれ、静電容量が低
くなり、検出電圧レベルは上昇する。このような特性
は、第一の電極51および第二の電極52により検出さ
れる検出電圧についても同様である。
【0048】以上のように構成される現像剤量検出手段
において、プロセスカートリッジBの現像剤収納容器1
4内の現像剤量が多い時は、現像スリーブ10と第二の
電極52間に挟まれた空間には十分な現像剤があり、し
かも、現像スリーブ10と第二の電極52間の現像剤は
撹拌部材15−1によって撹拌され、現像剤の偏りを防
止して現像剤の高さを安定させることができるので、現
像スリーブ10と第二の電極52間の静電容量は高い値
を安定して示し続ける。そして、プロセスカートリッジ
Bの使用により現像剤が消費されていくと、現像スリー
ブ10と第二の電極52間の現像剤の高さが減少してい
き、現像スリーブ10と第二の電極52間の静電容量も
減少していく。すなわち、現像スリーブ10と第二の電
極52間の静電容量変化を検出することで現像剤収納容
器14の現像剤収納部14a内の現像剤量を逐次に検知
することができる。さらに現像剤が消費され、現像剤収
納容器14内の現像剤がなくなった後に、現像容器13
内の現像剤量変化を現像スリーブ11と第一の電極51
間の静電容量変化を測定することによって、現像容器1
3内の現像剤量を高精度に検出し、プロセスカートリッ
ジBの寿命まで現像剤残量を検知することができる。
【0049】また、前述のように現像スリーブ11およ
び第一の電極51と第二の電極52が、撹拌部材15−
1を挟んで対向するように配置されることにより、現像
スリーブ11および第一の電極51と第二の電極52と
の間の現像剤は、撹拌部材15−1により絶えず撹拌さ
れ、現像剤の偏りを防止して現像剤の高さを安定させる
ことができるとともに、撹拌部材15−1の弾性シート
15bが少なくとも第二の電極52に当接する構成とす
ることによって、第二の電極52の表面に付着した現像
剤を掻き落とすことができるので現像剤残量を常に安定
してかつ正確に検知することができる。
【0050】以上のように、プロセスカートリッジBを
装置本体のカートリッジ装着部8に装着して画像形成装
置Aを動作させることによる現像剤の消費に従って減少
する現像剤の残量ついて、現像スリーブ11と第二の
電極52間および現像スリーブ11と第一の電極51間
の静電容量を逐次検出する。そして、その情報をもとに
して現像剤の消費量を表示することにより、ユーザーに
新しいプロセスカートリッジあるいは現像剤補給カート
リッジの準備を促し、さらに、現像剤無しの検知情報に
よりプロセスカートリッジの交換あるいは現像剤の補給
を促すことができる。
【0051】次に、現像剤シール部材の有無検出手段の
一実施の形態について、図9ないし図11を用いて説明
する。
【0052】シール部材30は、前述したように、現像
剤収納容器14の現像剤供給開口部14eを塞ぐように
その周辺部に貼り付けられ、外部へ引き出された端部
(把手端部)30bには把手部材14pが取り付けられ
ている。そして、把手部材14pは現像剤収納容器14
と一体成形されて図3および図9の(a)に示すように
略90°折り曲げられている。したがって、ユーザーは
新品のプロセスカートリッジBを使用する直前にシール
部材30の把手部材14pを起こして切り離し、これを
図9の(b)に示す矢印方向に引くことにより、シール
部材30は切れ込み30cに沿って引き裂かれて、シー
ル部材30はプロセスカートリッジから引き抜かれる。
これにより、現像剤収納容器14の現像剤供給開口部1
4eは開封され、現像剤収納容器14内の現像剤は、現
像剤供給開口部14eを介して現像容器13内へ供給さ
れ、使用可能状態になる。
【0053】しかし、このようなシール部材30の開封
動作はユーザー自身が行うことを必要としているため
に、ユーザーがシール部材30を引き抜くことを忘れ
て、シール部材30が未だ現像剤供給開口部14eを塞
いでいるプロセスカートリッジBを画像形成装置本体に
挿入装着してしまった状態で、画像形成装置が出力動作
してしまうと、画像出力が得られないうえに、トルク上
昇の問題を引き起こす要因となる可能性もある。本実施
の形態を例にとると、シール部材30を引き抜かずにプ
ロセスカートリッジBを装置本体に挿入装着して画像形
成装置を作動させた場合は、前述した撹拌部材15−1
の起動時の軸トルクが約2N・mと大きな値を示すのに
対して、シール部材30を引き抜いた状態のプロセスカ
ートリッジを装着した正常の作動では、約0.7N・m
になり、約65%と大幅に軸トルクを減少させることが
できる。
【0054】そこで、本実施の形態によれば、プロセス
カートリッジBのシール部材30が引き抜かれていない
状態で装置本体に装着された場合に、前述した現像剤量
検出手段の電気接点部の導通を構造的に遮断する構成と
することにより、現像剤量の検出値でシール部材30の
引き忘れを検知し、報知手段によりユーザーに知らし
め、前述の問題を未然に防ぐことができるようにするも
のである。また、新たに特別な検知部材を設ける必要が
ないので、コストアップすることなく現像剤シールの引
き忘れ防止を達成するこができる。
【0055】本実施の形態におけるシール部材30の有
無の検知は、現像剤残量検出手段を用いて各電極で検出
される検出電圧の電圧レベルに応じて行うものであり、
このような電圧レベルでの検出を行う上で、特に、第二
の電極52に接続されている接点部52aを覆ってマス
クする部材として、画像形成装置本体に設けられた本体
電気接点である電気接点部54とカートリッジの接点部
52aを絶縁できかつシール部材30を引き抜くことで
取り除くことができる構成の把手部材14pを採用す
る。
【0056】新品のプロセスカートリッジBは、図3お
よび図9の(a)に示すように、シール部材30の外部
へ引き出された端部(把手端部)30bに取り付けてい
る把手部材14pが接点部52aを覆うように折り曲げ
られている。この接点部52aは、第二の電極52を検
出手段60に接続するためのものであってサイドカバー
(L)37に配置されている。このままの状態で(すな
わち、シール部材30を引き抜くことなく)プロセスカ
ートリッジBを装置本体に装着した場合には、図10に
示すように、第一の電極51に接続されている接点部5
1aと装置本体側の電気接点部53は電気的に接続され
るが、第二の電極52に接続されている接点部52aと
装置本体側の電気接点部54の間に把手部材14pが挟
まり、両接点部52a、54間の電気的接続が遮断され
た状態になる。
【0057】また、プロセスカートリッジBを装置本体
へ装着する前に把手部材14pを起こして切り離し、こ
れを図9の(b)に示す矢印の方向に引くことによりシ
ール部材30を引き抜くことによって、図9の(c)に
示すように接点部52aが初めて露出した状態になる。
この状態のプロセスカートリッジBを装置本体に装着す
ることにより、第一の電極51に接続されている接点部
51aが装置本体側の電気接点部53と電気的に接続さ
れるとともに、第二の電極52に接続されている接点部
52aが装置本体側の電気接点部54と電気的に接続さ
れる。
【0058】次に、シール部材の有無検知を行いプリン
トスタンバイまでの動作を図11のフローチャートを用
いて説明する。
【0059】先ず、プロセスカートリッジBが画像形成
装置本体に装着され(ステップF101)、電源スイッ
チがONまたはドアスイッチがONされると(ステップ
F102)、最初にCPUより現像ACをONする信号
が出力され、現像ACが印加される(ステップF10
3)。これにより、現像スリーブ11と第一の電極51
との間の現像剤残量の検知および現像スリーブ11と第
二の電極52との間の現像剤残量の検知を行う(ステッ
プF104)。
【0060】ここで、シール部材30が引き抜かれてい
ない状態のプロセスカートリッジが装置本体に装着され
た場合には、現像容器13内の現像スリーブ11と第一
の電極51間には現像剤が流れ込んでいないために、現
像剤量検出手段における第一の電極51で検出される検
出電圧は、図8に示す「現像剤空レベル(x)」の電圧
として検出する。また、現像スリーブ11と第二の電極
52間の検出電圧については、図10に示すように、第
二の電極52の接点部52aと装置本体側の電気接点部
54は把手部材14pによって遮断される構成で絶縁さ
れているので、第二の電極52の検出回路では両接点部
52a、54がオープン状態であることを検出する。す
なわち、図8において、「カートリッジ無しレベル
(y)」の電圧を検出する。
【0061】このように、現像スリーブ11と第一の電
極51間の検出電圧が「現像剤空レベル(x)」、現像
スリーブ11と第二の電極52間の検出電圧が「カート
リッジ無しレベル(y)」として検出されることで、シ
ール部材30が引き抜かれていないことを検知し判断す
ることができる。このようにして現像スリーブ11と第
一の電極51間の電圧および現像スリーブ11と第二の
電極52間の電圧の検出結果に基づき、「現像剤空レベ
ル(x)」および「カートリッジ無しレベル(y)」が
検出されていない場合には、「カートリッジあり」およ
び「現像剤あり」として、通常の前多回転を開始し(ス
テップF109)、メインモータのON(ステップF1
10)、帯電ACのON(ステップF111)、現像A
CのON(ステップF112)と進む。そして、ステッ
プF113では現像スリーブ11と第二の電極52間の
現像剤残量検知、ステップF114では現像スリーブ1
1と第一の電極51間の現像剤残量検知を行い、第一の
電極51側の検出出力に応じて現像剤がないときには、
ステップF117で「現像剤なし」の表示を行ってユー
ザーに知らせ、現像剤があれば、ステップF115(転
写負ON)を行い、スタンバイ状態に入る。
【0062】また、ステップF104で、「現像剤空レ
ベル(x)」および「カートリッジ無しレベル(y)」
を検出したときには、ステップF105でシール部材の
ある状態と判断して、ステップF106において「シー
ル部材あり」の表示を行い、シール部材が引き抜かれて
いないことをユーザーに知らせる。その後に、ステップ
F107においてプロセスカートリッジを装置本体から
取り出し、ステップF108においてプロセスカートリ
ッジから現像剤シール部材を引き抜いた後に、ステップ
F101に戻り、シール部材を引き抜いたプロセスカー
トリッジを装置本体に装着する。
【0063】以上のように本実施形態では、現像剤量検
出手段における2個の接点部の一方の接点部をマスクす
る構成とすることで、特に、現像剤シール部材の把手部
材により接点部を覆って装置本体との電気的接続が遮断
する構成とすることで、マスクされた電圧検出レベルと
他方の電圧検出レベルによって現像剤シール部材の有無
を検出することができ、安価な構成でかつ検出時間を短
縮することができる。そして、シール部材の引き抜き作
業を促すことによりシール部材の引き忘れを特別な検知
部材を必要とすることなく未然に防止することができ
る。
【0064】また、本実施形態では、第二の電極52に
対する両接点部52a、54で説明を行ったが、この接
点部にとらわれることなく、前述した把手部材14pを
引き抜かずにプロセスカートリッジを装置本体に装着し
た際に、構造的に接点部を覆って電気的な接続を遮断す
る構成なら良い。
【0065】本実施形態において、把手部材はシール部
材と別部材として説明したが、把手部材はシール部材と
一体で形成することもできる。また、把手部材は前述の
サイドカバーに切り離し可能に成形してもよい。
【0066】以上のようにシール部材の有無検知を行う
ことで、画像形成装置本体と同時に梱包されているプロ
セスカートリッジにおいてもユーザーに対して知らせる
ことができ、ユーザビリティを向上させることが可能で
ある。
【0067】次に、現像剤シール部材の有無を検出する
他の実施の形態について、図12を用いて説明する。
【0068】本実施形態では、接点部をマスクすること
なく、前述した現像剤残量検出方式を用いて検出電圧レ
ベルのみで現像剤シール部材の有無を検出するものであ
る。すなわち、シール部材30の把手部材14pで電極
に接続されている接点部を覆うように構成しない点で、
前述した実施形態と相違しているが、その他のプロセス
カートリッジの構成および現像剤残量検出回路および現
像剤残量検出出力特性は、前述した実施の形態と同様で
ある。以下に、本実施形態に基づく現像剤シール部材の
有無検知を行いプリントスタンバイまでの動作のフロー
チャートを示す図12に沿って説明する。
【0069】プロセスカートリッジBが画像形成装置本
体に装着され(ステップG101)、電源スイッチがO
NまたはドアスイッチがONされると(ステップG10
2)、CPUより現像ACをONする信号が出力され、
現像ACが印加される(ステップG103)。これによ
り、現像スリーブ11と第二の電極52間の現像剤残量
の検知を行い(ステップG104)、この検出結果に基
づき、「カートリッジ無しレベル(y)」(図8)の電
圧を検出したときには、ステップG119で「カートリ
ッジなし」の表示を行いユーザーに知らせる。また、ス
テップG104において、カートリッジありのレベルの
電圧を検出したときには、ステップG105で現像スリ
ーブ11と第一の電極51間の現像剤残量の検知を行
う。この結果に基づき、「現像剤空レベル(x)」(図
8)を検出しなかったときには、通常の前多回転を開始
し(ステップG110)、メインモータのON(ステッ
プG111)、帯電ACのON(ステップG112)、
現像ACのON(ステップG113)と進む。そして、
ステップG114では現像スリーブ11と第二の電極5
2間の現像剤残量検知、ステップG115では現像スリ
ーブ11と第一の電極51間の現像剤残量検知を行い、
第一の電極51側の出力に応じて現像剤がないときに
は、ステップG118で「現像剤なし」の表示を行って
ユーザーに知らせ、現像剤があれば、ステップG116
(転写負ON)を行い、スタンバイ状態に入る。
【0070】また、ステップG105で、現像スリーブ
11と第一の電極51間の現像剤残量の検知により「現
像剤空レベル(x)」を検出したときには、ステップG
106でシール部材のある状態と判断して、ステップG
107において「シール部材あり」の表示を行い、シー
ル部材が引き抜かれていないことをユーザーに知らせ
る。その後に、ステップG108においてプロセスカー
トリッジを装置本体から取り出し、ステップG109に
おいてプロセスカートリッジからシール部材を引き抜い
た後に、ステップG101に戻り、シール部材を引き抜
いたプロセスカートリッジを装置本体に装着する。
【0071】本実施の形態においては、現像剤量検出手
段の接点部をマスクする部材を設けることなく、現像剤
残検の電圧レベルによって現像剤シール部材の有無を検
出することができ、特別な部材を必要とすることなく安
価な構成でかつ検出時間を短縮することができる。そし
て、シール部材の引き抜き作業を促すことによりシール
部材の引き忘れを特別な検知部材を必要とすることなく
未然に防止することができる。
【0072】次に、現像剤シール部材の有無を検出する
さらに他の実施の形態について、図13を用いて説明す
る。
【0073】前述した図12に示す実施の形態では、現
像剤量検知の電圧レベルのみで現像剤シール部材の有無
検知を行っているが、本実施の形態では、現像剤量検知
の電圧レベルとプロセスカートリッジに取り付けられた
記憶媒体であるメモリ内容から現像剤シール部材の有無
検知を行うことを特徴とするものである。本実施形態の
プロセスカートリッジは、カートリッジの枠体上に記憶
媒体メモリデバイスが取り付けられており、記憶媒体メ
モリにはカートリッジのロット番号やプロセス条件など
の初期値や使用状況、画像形成装置やプロセス手段の特
性等の各種のデータとともにプロセスカートリッジの新
旧を判断する情報が記録されている。なお、その他の現
像剤残量検出回路および現像剤残量検出出力特性は、前
述した実施形態と同様である。
【0074】以下に、本実施の形態に基づく現像剤シー
ル部材の有無検知を行いプリントスタンバイまでの動作
のフローチャートを示す図13に沿って説明する。
【0075】プロセスカートリッジBが画像形成装置本
体に装着され(ステップH101)、電源スイッチがO
NまたはドアスイッチがONされると(ステップH10
2)、ステップH103において、カートリッジ上の記
憶媒体メモリと通信を開始し、この通信により、カート
リッジなしのときには、ステップH120で「カートリ
ッジなし」の表示を行いユーザーに知らせる。ステップ
H103でカートリッジありのときには、通信を継続
し、ステップH104で新品カートリッジ情報が記憶さ
れているか否かの検知を行う。この結果により、装着さ
れたカートリッジが新品カートリッジでなければ、シー
ル部材が引き抜かれていると判断して、通常の前多回転
シーケンスに入る(ステップH111〜ステップH11
4)。そして、ステップH115では現像スリーブ11
と第二の電極52間の現像剤残量検知、ステップH11
6では現像スリーブ11と第一の電極51間の現像剤残
量検知を行い、第一の電極51側の出力に応じて現像剤
がないときには、ステップH119で「現像剤なし」の
表示を行ってユーザーに知らせ、現像剤があれば、ステ
ップH117(転写負ON)を行い、スタンバイ状態に
入る。
【0076】また、ステップH104で新品カートリッ
ジ情報を検知したときには、現像ACが印加され(ステ
ップH105)、現像スリーブ11と第一の電極51間
の現像剤残量の検知を行う(ステップH106)。この
検出結果に基づき、「現像剤空レベル(x)」を検出し
なかったときには、シール部材が既に引き抜かれている
と判断して前述したと同様に通常の前多回転シーケンス
に入る(ステップH111〜)。一方、ステップH10
6で「現像剤空レベル(x)」を検出したときには、ス
テップH107でシール部材のある状態と判断して、ス
テップH108において「シール部材あり」の表示を行
い、シール部材が引き抜かれていないことをユーザーに
知らせる。その後に、ステップH109においてカート
リッジを装置本体から取り出し、ステップH110にお
いてカートリッジからシール部材を引き抜く。その後
に、ステップH101に戻り、シール部材を引き抜いた
カートリッジを装置本体に装着する。
【0077】また、現像剤シール部材の有無を検出する
さらに他の実施の形態について、図14を用いて説明す
る。
【0078】本実施の形態では、前述した図13に示す
実施の形態と同様に、現像剤量検知の電圧レベルとプロ
セスカートリッジに取り付けられた記憶媒体であるメモ
リ内容から現像剤シール部材の有無検知を行うことを特
徴とするものであるが、現像剤量検出手段における2個
の接点部の一方の接点部をマスクする構成、特に、現像
剤シール部材の把手部材により電気接点部を覆って装置
本体との電気的接続が遮断する構成を採用する。
【0079】図14において、プロセスカートリッジB
が画像形成装置本体に装着され(ステップJ101)、
電源スイッチがONまたはドアスイッチがONされると
(ステップJ102)、ステップJ103において、カ
ートリッジ上の記憶媒体メモリと通信を開始し、この通
信により、カートリッジなしのときには、ステップJ1
20で「カートリッジなし」の表示を行いユーザーに知
らせる。ステップJ103でカートリッジありのときに
は、通信を継続し、ステップJ104で新品カートリッ
ジ情報が記憶されているか否かの検知を行う。この結果
により、装着されたカートリッジが新品カートリッジで
なく既に使用されていると判断されれば、通常の前多回
転シーケンスに入る(ステップJ111〜ステップJ1
14)。また、ステップJ104で新品カートリッジ情
報を検知したときには、現像ACが印加され(ステップ
J105)、現像スリーブ11と第二の電極52間の現
像剤残量の検知を行う(ステップJ106)。ここで、
現像スリーブ11と第二の電極52間の検出電圧におい
ては、図10に示すように、第二の電極52の接点部5
2aと装置本体側の接点部54は把手部材14pによっ
て遮断される構成で絶縁されているので、第二の電極5
2の検出回路では接点部52a、54がオープン状態で
あることを検出する。すなわち、図8において、「カー
トリッジ無しレベル(y)」の電圧を検出する。この検
出結果に基づき、「カートリッジ無しレベル(y)」を
検出しなかったときには、シール部材が引き抜かれてい
ると判断して前述したと同様に通常の前多回転シーケン
スに入る(ステップJ111〜)。一方、ステップJ1
06で「カートリッジ無しレベル(y)」を検出したと
きには、ステップJ107でシール部材のある状態(す
なわち、シール部材の引き抜き忘れの状態)と判断し
て、ステップJ108において「シール部材あり」の表
示を行い、シール部材が引き抜かれていないことをユー
ザーに知らせる。その後に、ステップJ109において
カートリッジを装置本体から取り出し、ステップJ11
0においてカートリッジからシール部材を引き抜く。そ
の後に、ステップJ101に戻り、シール部材を引き抜
いたカートリッジを装置本体に装着する。
【0080】以上のように、プロセスカートリッジに取
り付けられた記憶媒体メモリの情報と現像剤量検出手段
の電圧検出レベルとから現像剤シール部材の有無検知を
行うことができるので、検知時間の短縮を図ることがで
き、そして、シール部材の引き抜き作業を促すことによ
りシール部材の引き忘れを特別な検知部材を必要とする
ことなく未然に防止することができる。
【0081】また、前述した各実施の形態において、シ
ール部材の引き忘れの報知手段は、画像形成装置本体上
の表示部に、「シール部材あり」の表示の他に、「シー
ル部材を引いてください」等のユーザーでシール部材の
引き抜き作業を促すメッセージを表示したり、警告ラン
プ等を点灯させることがあげられる。また、画像出力を
行ったパソコン等の画面にシール部材の引き抜きのメッ
セージや具体的作業内容(シール引き抜き作業)をイラ
ストや画像を用いて表示することで、よりユーザーに分
かりやすくすることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像剤量検出手段の少なくとも2個の電極にそれぞれ接
続される接点部の一方の接点部をマスクする構成とする
ことで、特に、現像剤シール部材の把手部材により接点
部を覆って装置本体との電気的接続を遮断する構成とす
ることで、マスクされた接点部の検出電圧レベルと他方
の接点部の検出電圧レベルによって、現像剤シール部材
の有無を検出することができ、特別な部材を必要とせ
ず、安価な構成でかつ検出時間を短縮することができ
る。
【0083】また、現像剤量検出手段における少なくと
も2個の電極で検出される現像剤量の検出電圧レベルに
よって現像剤シール部材の有無を検出することができ、
現像剤量検出手段の接点部をマスクする部材を設けるこ
となく、安価な構成でかつ適確に検出することができ
る。
【0084】さらに、プロセスカートリッジに取り付け
られた記憶媒体メモリの情報と現像剤量検出手段の電圧
検出レベルとから現像剤シール部材の有無検知を行うこ
とができるので、さらに検知時間の短縮を図ることがで
きる。
【0085】現像剤シール部材が有る状態を検出したと
きに報知手段によってこれを報知して、現像剤シール部
材の引き抜き作業を促すことにより、現像剤シール部材
の引き忘れを特別な検知部材を必要とすることなく未然
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態の概略構成
図である。
【図2】本発明のプロセスカートリッジの一実施形態の
縦断面図である。
【図3】本発明のプロセスカートリッジの一実施形態の
使用開始前の状態の外観斜視図である。
【図4】本発明のプロセスカートリッジの一実施形態に
おける使用開始前の状態の現像装置ユニットを拡大して
示す縦断面図である。
【図5】(a)および(b)は、本発明のプロセスカー
トリッジの一実施形態において現像剤シール部材を現像
剤収納容器に貼り付ける状態を説明するための斜視図で
ある。
【図6】本発明の画像形成装置における現像剤量検出手
段を示す概略構成図である。
【図7】本発明の画像形成装置における現像剤量検出回
路の一例を示す図である。
【図8】本発明の画像形成装置における現像剤量検出手
段による現像剤残量と検出電圧との関係を示す図表であ
る。
【図9】本発明のプロセスカートリッジの一実施形態に
おける現像剤シール部材と現像剤量検出手段の接点部の
状態を示す斜視図であり、(a)は現像剤シール部材を
引き抜く前の状態を示し、(b)は現像剤シール部材を
引き抜いている状態を示し、(c)現像剤シール部材を
引き抜いた後の状態を示す。
【図10】本発明の画像形成装置の一実施形態におい
て、現像剤シール部材を引き抜いていないプロセスカー
トリッジを装置本体に装着した状態における現像剤シー
ル部材の把手部材と現像剤量検出手段の接点部の関係を
示す概略図である。
【図11】本発明の画像形成装置における現像剤シール
部材の有無検出方法を説明するためのフローチャートで
ある。
【図12】本発明の画像形成装置における現像剤シール
部材の有無検出方法の他の実施形態を説明するためのフ
ローチャートである。
【図13】本発明の画像形成装置における現像剤シール
部材の有無検出方法のさらに他の実施形態を説明するた
めのフローチャートである。
【図14】本発明の画像形成装置における現像剤シール
部材の有無検出方法のさらに他の実施形態を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】 A 画像形成装置 B プロセスカートリッジ 1 光学手段 2 記録媒体 3 搬送手段 4 転写ローラ 5 定着ローラ 7 カートリッジドア 8 カートリッジ装着部 9 感光体ドラム(電子写真感光体) 8 帯電ローラ 11 現像スリーブ(現像剤担持体) 12 現像ブレード 13 現像容器 14 現像剤収納容器 14a、14b 現像剤収納部 14e 現像剤供給開口部 14p 把手部材 15−1、15−2 撹拌部材 15a 回転棒部材 15b 弾性シート 16 撹拌部材 17 クリーニング手段 18 ドラム枠体 19 現像装置ユニット 20 感光体ユニット 30 現像剤シール部材 37 サイドカバー(L) 38 サイドカバー(R) 50、50’ 現像剤量検出部 51 第一の電極 51a 接点部 52 第二の電極 52a 接点部 53 電気接点部 54 電気接点部 60、60’ 検出手段 61 現像バイアス印加手段 100 現像剤量検出回路 101 現像バイアス回路 102、102’ 制御回路 103、103’ 増幅回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 正貴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DD01 DE04 DE07 EE10 EJ08 GA30 GB01 2H071 BA04 BA13 BA20 BA35 DA06 DA08 DA13 DA15 DA32 2H077 AA06 AB03 AB12 AC03 AD06 AD13 AD23 AE03 DA15 DA24 DA32 DA57 DA59 GA04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカー
    トリッジにおいて、現像剤を収納する現像剤収納容器
    と、 前記現像剤収納容器から供給される現像剤を像担持体へ
    付与するための現像担持体を保持する現像容器と、 プロセスカートリッジを使用開始するまで前記現像剤収
    納容器を密封して前記現像剤収納容器と前記現像容器と
    を隔離し、プロセスカートリッジの使用開始時に除去さ
    れる現像剤シール部材と、 前記現像剤シール部材を除去する際に把持されて除去さ
    れる把手部材と、 前記現像剤収納容器と前記現像容器内の現像剤量を検知
    するための電極と、 前記電極を画像形成装置に電気的に接続するための接点
    部と、を有し、 前記現像剤シール部材を除去しない状態でプロセスカー
    トリッジを画像形成装置に装着した際に前記把手部材ま
    たは前記現像剤シール部材が前記接点部を覆い画像形成
    装置との電気的接続を遮断するように構成されているこ
    とを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカー
    トリッジにおいて、 現像剤を収納する現像剤収納容器と、 前記現像剤収納容器から供給される現像剤を像担持体へ
    付与するための現像担持体を保持する現像容器と、 プロセスカートリッジを使用開始するまで前記現像剤収
    納容器を密封して前記現像剤収納容器と前記現像容器と
    を隔離し、プロセスカートリッジの使用開始時に除去さ
    れる現像剤シール部材と、 前記現像剤シール部材を除去する際に把持されて除去さ
    れる把手部材と、 前記現像剤収納容器と前記現像容器内の現像剤量を検知
    するために、前記現像容器内および前記現像剤収納容器
    内にそれぞれ配置される少なくとも2個の電極と、 前記の少なくとも2個の電極を画像形成装置にそれぞれ
    電気的に接続するための少なくとも2個の接点部と、を
    有し、 前記現像剤シール部材を除去しない状態でプロセスカー
    トリッジを画像形成装置に装着した際に前記把手部材ま
    たは前記現像剤シール部材が前記接点部のいずれか一方
    を覆い画像形成装置との電気的接続を遮断するように構
    成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記把手部材は前記現像剤収納容器また
    は前記プロセスカートリッジの他の枠体に切り離し可能
    に設けられていることを特徴とする請求項1または2に
    記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 プロセスカートリッジや画像形成装置に
    関する情報を記憶することができ、そして外部と接続可
    能な記憶媒体を有することを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 画像形成装置に着脱可能な現像装置にお
    いて、 現像剤を収納する現像剤収納容器と、 前記現像剤収納容器から供給される現像剤を像担持体へ
    付与するための現像担持体を保持する現像容器と、 現像装置を使用開始するまで前記現像剤収納容器を密封
    して前記現像剤収納容器と前記現像容器とを隔離し、現
    像装置の使用開始時に除去される現像剤シール部材と、 前記現像剤シール部材を除去する際に把持されて除去さ
    れる把手部材と、 前記現像剤収納容器と前記現像容器内の現像剤量を検知
    するための電極と、 前記電極を画像形成装置に電気的に接続するための接点
    部と、を有し、 前記現像剤シール部材を除去しない状態で現像装置を画
    像形成装置に装着した際に前記把手部材または前記現像
    剤シール部材が前記接点部を覆い画像形成装置との電気
    的接続を遮断するように構成されていることを特徴とす
    る現像装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置に着脱可能な現像装置にお
    いて、 現像剤を収納する現像剤収納容器と、 前記現像剤収納容器から供給される現像剤を像担持体へ
    付与するための現像担持体を保持する現像容器と、 現像装置を使用開始するまで前記現像剤収納容器を密封
    して前記現像剤収納容器と前記現像容器とを隔離し、現
    像装置の使用開始時に除去される現像剤シール部材と、 前記現像剤シール部材を除去する際に把持されて除去さ
    れる把手部材と、 前記現像剤収納容器と前記現像容器内の現像剤量を検知
    するために、前記現像容器内および前記現像剤収納容器
    内にそれぞれ配置される少なくとも2個の電極と、 前記の少なくとも2個の電極を画像形成装置にそれぞれ
    電気的に接続するための少なくとも2個の接点部と、を
    有し、 前記現像剤シール部材を除去しない状態で現像装置を画
    像形成装置に装着した際に前記把手部材または前記現像
    剤シール部材が前記接点部のいずれか一方を覆い画像形
    成装置との電気的接続を遮断するように構成されている
    ことを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 プロセスカートリッジを着脱可能な画像
    形成装置において、 現像剤を収納する現像剤収納容器と、前記現像剤収納容
    器から供給される現像剤を像担持体へ付与するための現
    像剤担持体を保持する現像容器と、プロセスカートリッ
    ジを使用開始するまで前記現像剤収納容器を密封して前
    記現像剤収納容器と前記現像容器とを隔離し、プロセス
    カートリッジの使用開始時に除去される現像剤シール部
    材と、前記現像剤シール部材を除去する際に把持されて
    除去される把手部材と、前記現像剤収納容器と前記現像
    容器内の現像剤量を検知するための電極と、前記電極を
    画像形成装置に電気的に接続するための接点部とを有す
    るプロセスカートリッジを着脱可能に装着するカートリ
    ッジ装着部と、 前記カートリッジ装着部にプロセスカートリッジが装着
    された際に、前記接点部に接続する電気接点部と、 前記現像剤担持体に電圧を印加することにより前記現像
    剤担持体と前記電極間に発生する静電容量を検出するこ
    とによって前記現像剤収納容器および前記現像容器内の
    現像剤量を検出する現像剤量検出手段と、 前記現像剤量検出手段により検出される検出結果に基づ
    いて前記現像剤シール部材の有無状態を判断する現像剤
    シール部材の有無検出手段と、を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  8. 【請求項8】 プロセスカートリッジを着脱可能な画像
    形成装置において、 現像剤を収納する現像剤収納容器と、前記現像剤収納容
    器から供給される現像剤を像担持体へ付与するための現
    像剤担持体を保持する現像容器と、プロセスカートリッ
    ジを使用開始するまで前記現像剤収納容器を密封して前
    記現像剤収納容器と前記現像容器とを隔離し、プロセス
    カートリッジの使用開始時に除去される現像剤シール部
    材と、前記現像剤シール部材を除去する際に把持されて
    除去される把手部材と、前記現像剤収納容器と前記現像
    容器内の現像剤量を検知するために、前記現像容器内お
    よび前記現像剤収納容器内にそれぞれ配置される少なく
    とも2個の電極と、前記の少なくとも2個の電極を画像
    形成装置にそれぞれ電気的に接続するための少なくとも
    2個の接点部とを有するプロセスカートリッジを着脱可
    能に装着するカートリッジ装着部と、 前記カートリッジ装着部に前記プロセスカートリッジが
    装着された際に、前記接点部にそれぞれ接続される少な
    くとも2個の電気接点部と、 前記現像剤担持体に電圧を印加することにより前記現像
    剤担持体と前記電極間に発生する静電容量を検出するこ
    とによって前記現像剤収納容器および前記現像容器内の
    現像剤量を検出する現像剤量検出手段と、 前記現像剤量検出手段により検出される検出結果に基づ
    いて前記現像剤シール部材の有無状態を判断する現像剤
    シール部材の有無検出手段と、を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記把手部材または前記現像剤シール部
    材は、前記現像剤シール部材を除去しない状態でプロセ
    スカートリッジを前記カートリッジ装着部に装着した際
    に前記接点部のいずれか一方を覆い画像形成装置との電
    気的接続を遮断するように構成されており、前記現像剤
    シール部材の有無検出手段は、前記把手部材または前記
    現像剤シール部材により覆われた前記接点部に対応する
    前記電気接点部に接続された現像剤量検出部からカート
    リッジなしの状態が検出されたときに、および/また
    は、他方の接点部に接続された電気接点部に接続された
    現像剤量検出部から現像剤なしの状態が検出されるとき
    に、前記検出結果から前記現像剤シール部材が有る状態
    と判断することを特徴とする請求項8記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記現像剤シール部材の有無検出手段
    は、前記現像剤収納容器内に配置された電極と前記現像
    剤担持体間の現像剤量検知結果によりカートリッジあり
    の状態が検出され、そして、前記現像容器内に配置され
    た電極と前記現像剤担持体間の現像剤量検知結果により
    現像剤なしの状態が検出されるときに、前記検出結果か
    ら前記現像剤シール部材が有る状態と判断することを特
    徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記現像剤シール部材の有無検出手段
    は、プロセスカートリッジや画像形成装置に関する情報
    を記憶することができる記憶媒体を有するプロセスカー
    トリッジが前記カートリッジ装着部に装着された際に前
    記記憶媒体の情報から新品カートリッジ情報を読み取
    り、そして、前記現像剤収納容器内に配置された電極と
    前記現像剤担持体間の現像剤量検知結果によりカートリ
    ッジなしの状態が検出されるときに、あるいは、前記現
    像容器内に配置された電極と前記現像剤担持体間の現像
    剤量検知結果により現像剤なしの状態が検出されるとき
    に、前記現像剤シール部材が有る状態と判断することを
    特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記現像剤シール部材の有無検出手段
    が前記現像剤シール部材が除去されていない状態を検出
    した際にその状態を報知する手段を有することを特徴と
    する請求項8ないし11のいずれか1項に記載の画像形
    成装置。
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