JP3793038B2 - プロセスカートリッジ、現像剤容器、及び、電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ、現像剤容器、及び、電子写真画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3793038B2
JP3793038B2 JP2001132564A JP2001132564A JP3793038B2 JP 3793038 B2 JP3793038 B2 JP 3793038B2 JP 2001132564 A JP2001132564 A JP 2001132564A JP 2001132564 A JP2001132564 A JP 2001132564A JP 3793038 B2 JP3793038 B2 JP 3793038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
electrode
groove
side electrode
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001132564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002328518A5 (ja
JP2002328518A (ja
Inventor
大輔 阿部
一夫 茶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001132564A priority Critical patent/JP3793038B2/ja
Priority to US10/127,450 priority patent/US6636706B2/en
Publication of JP2002328518A publication Critical patent/JP2002328518A/ja
Publication of JP2002328518A5 publication Critical patent/JP2002328518A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3793038B2 publication Critical patent/JP3793038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロセスカートリッジ、現像剤容器、及び、電子写真画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置において、電子写真感光体及びこれに作用するプロセス手段を一体化してカートリッジとし、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が広く採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行なうことができるので、格段に操作性を向上することができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0003】
このようなプロセスカートリッジ方式の電子写真画像形成装置ではユーザー自身がカートリッジを交換しなければならない為、現像剤が消費された場合にユーザーに報知する手段、即ち現像剤量検出装置が必要となる。
【0004】
従来、現像剤量検出装置としては、現像手段の現像剤容器内に2本の電極棒を有し、2本の電極棒間の静電容量の変化を検知して現像剤を検知するものがある。
【0005】
又、特開平5―100571号広報には、2本の電極棒の代わりに、所定の間隔を持って平行に同一平面上に配置された2つの平行電極を凹凸形状に互いに組み合わせた現像剤検知電極部材を備え、この現像剤検知電極部材を現像剤容器の下面に設置した現像剤量検出装置を開示している。この装置では、平面状態に設置された平行電極間の静電容量の変化を検知して現像剤残量を検知するものである。
【0006】
上記の現像剤量検出装置は現像剤容器内の現像剤の有無を検出するものであり、現像剤を使い切る直前に現像剤が少ない事を検出する事を目的としている。
【0007】
これに対し、現像剤容器内の現像剤残量を逐次検知する事が出来れば、現像剤使用状態をユーザーが知る事が可能となり、交換時期に合わせて新しいプロセスカートリッジを用意する事が出来、ユーザーにとって極めて好便である。
【0008】
そこで、特開平10―303345号広報には、所定の間隔を持って平行に同一平面上に配置された2つの平行電極を凹凸形状に互いに組み合わせた現像剤検知電極部材による現像剤量逐次検知装置が提案されている。検出部材を現像剤容器の端面や底面に配置し、平行電極間の静電容量の変化を検知する事で、現像剤残量を逐次検出する事が可能となった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記現像剤量検知部材でもって異なる環境条件下においても正確に現像剤収納部内の現像剤残量を測定するためには、環境条件の変化分に対応した静電容量の変化分を除去する必要があった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、現像剤収納容器内の現像剤を測定電極に接触させて、基準電極には接触させないようにしつつ、前記測定電極と前記基準電極との間で環境条件を揃えることにより、現像剤収納容器内の現像剤量を精度良く検知するプロセスカートリッジ、現像剤容器、及び、前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
主要な本発明は請求項と対応する番号を付して示せば以下のとおりである。
【0012】
本出願に係る第1の発明は電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
(a)電子写真感光体と、
(b)現像剤を収納する現像剤収納容器と、
(c)前記現像剤を用いて、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段と、
(d)前記現像剤収納容器内の現像剤量を検知するために、前記現像剤収納容器内に設けられた検知部材であって、
前記現像剤収納容器内側に配置される一面を有する板形状の貼り付け部材と、
間隔を有して同一平面上に構成された共通入力側電極と第一出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の前記一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触する測定電極であって、前記共通入力側電極にクロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第一出力側電極との間の静電容量に応じた測定電流を前記第一出力側電極から前記装置本体へ出力する測定電極と、
間隔を有して同一平面上に構成された前記共通入力側電極と第二出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の他の一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触しない基準電極であって、前記共通入力側電極に前記クロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第二出力側電極との間の静電容量に応じた、前記測定電極の環境条件の変化による静電容量の変化を検出するための基準電流を前記第二出力側電極から前記装置本体へ出力する基準電極と、
前記基準電極に前記現像剤を接触させないように、前記基準電極との間に空間を構成して前記基準電極を覆って、前記貼り付け部材に固定される蓋部材と、
前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために、前記空間と前記現像剤収納容器内とを連通している開口と、
前記貼り付け部材と前記測定電極との間で、及び、前記貼り付け部材と前記基準電極との間で空気を移動させるために、前記貼り付け部材に設けられ、前記測定電極及び前記基準電極に覆われている連通部であって、前記測定電極の外形に対して内側の領域に入っている第一の溝と、前記基準電極の外形に対して内側の領域に入っている第二の溝と、前記第一の溝と前記第二の溝とを連通している貫通穴と、前記第二の溝と前記空間とを連通している第三の溝と、を有する連通部と、
を有する検知部材と、
(e)前記基準電極に前記現像剤を接触させないために前記現像剤が前記開口から侵入しないように前記現像剤の通過を規制し、かつ、前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために空気の移動は許容する、前記開口を覆っている発泡性のシール部材と、
を有することを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0013】
本出願に係る第の発明は電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像剤容器において、
(a)現像剤を収納する現像剤収納容器と、
(b)前記現像剤収納容器内の現像剤量を検知するために、前記現像剤収納容器内に設けられた検知部材であって、
前記現像剤収納容器内側に配置される一面を有する板形状の貼り付け部材と、
間隔を有して同一平面上に構成された共通入力側電極と第一出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の前記一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触する測定電極であって、前記共通入力側電極にクロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第一出力側電極との間の静電容量に応じた測定電流を前記第一出力側電極から前記装置本体へ出力する測定電極と、
間隔を有して同一平面上に構成された前記共通入力側電極と第二出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の他の一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触しない基準電極であって、前記共通入力側電極に前記クロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第二出力側電極との間の静電容量に応じた、前記測定電極の環境条件の変化による静電容量の変化を検出するための基準電流を前記第二出力側電極から前記装置本体へ出力する基準電極と、
前記基準電極に前記現像剤を接触させないように、前記基準電極との間に空間を構成して前記基準電極を覆って、前記貼り付け部材に固定される蓋部材と、
前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために、前記空間と前記現像剤収納容器内とを連通している開口と、
前記貼り付け部材と前記測定電極との間で、及び、前記貼り付け部材と前記基準電極との間で空気を移動させるために、前記貼り付け部材に設けられ、前記測定電極及び前記基準電極に覆われている連通部であって、前記測定電極の外形に対して内側の領域に入っている第一の溝と、前記基準電極の外形に対して内側の領域に入っている第二の溝と、前記第一の溝と前記第二の溝とを連通している貫通穴と、前記第二の溝と前記空間とを連通している第三の溝と、を有する連通部と、
を有する検知部材と、
(c)前記基準電極に前記現像剤を接触させないために前記現像剤が前記開口から侵入しないように前記現像剤の通過を規制し、かつ、前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために空気の移動は許容する、前記開口を覆っている発泡性のシール部材と、
を有することを特徴とする現像剤容器である。
【0014】
本出願に係る第5の発明は録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
a.電子写真感光体と、
現像剤を収納する現像剤収納容器と、
前記現像剤を用いて、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段と、前記現像剤収納容器内の現像剤量を検知するために、前記現像剤収納容器内に設けられた検知部材であって、前記現像剤収納容器内側に配置される一面を有する板形状の貼り付け部材と、間隔を有して同一平面上に構成された共通入力側電極と第一出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の前記一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触する測定電極であって、前記共通入力側電極にクロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第一出力側電極との間の静電容量に応じた測定電流を前記第一出力側電極から前記装置本体へ出力する測定電極と、間隔を有して同一平面上に構成された前記共通入力側電極と第二出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の他の一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触しない基準電極であって、前記共通入力側電極に前記クロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第二出力側電極との間の静電容量に応じた、前記測定電極の環境条件の変化による静電容量の変化を検出するための基準電流を前記第二出力側電極から前記装置本体へ出力する基準電極と、前記基準電極に前記現像剤を接触させないように、前記基準電極との間に空間を構成して前記基準電極を覆って、前記貼り付け部材に固定される蓋部材と、前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために、前記空間と前記現像剤収納容器内とを連通している開口と、前記貼り付け部材と前記測定電極との間で、及び、前記貼り付け部材と前記基準電極との間で空気を移動させるために、前記貼り付け部材に設けられ、前記測定電極及び前記基準電極に覆われている連通部であって、前記測定電極の外形に対して内側の領域に入っている第一の溝と、前記基準電極の外形に対して内側の領域に入っている第二の溝と、前記第一の溝と前記第二の溝とを連通している貫通穴と、前記第二の溝と前記空間とを連通している第三の溝と、を有する連通部と、を有する検知部材と、
前記基準電極に前記現像剤を接触させないために前記現像剤が前記開口から侵入しないように前記現像剤の通過を規制し、かつ、前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために空気の移動は許容する、前記開口を覆っている発泡性のシール部材と、を有するプロセスカートリッジと、
b.前記プロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、
.前記プロセスカートリッジが前記装着手段に装着された状態で、前記検知手段と電気的に接続して、前記測定電流と前記基準電流とを比較することにより、前記現像剤収納容器内の環境条件に対応した静電容量の変化分を除去して前記現像剤収納容器内の現像剤量を検出する現像剤量検出手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
(プロセスカートリッジ及び画像形成装置本体の説明)
以下、本発明に係るプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を図面に則して詳しく説明する。
【0019】
図1に本実施の形態のプロセスカートリッジと画像形成装置の断面図を示す。
プロセスカートリッジBは感光体ドラム1と、感光体ドラム1の表面を均一に帯電するための帯電手段2と、及びクリーニング手段8をクリーニング容器10でもって一体としたクリーニングユニットと、感光体ドラム1に対向配置された現像手段としての現像ローラ3と、現像ローラ3上のトナー量を規制する現像剤規制部材17と、が設けられた現像容器11と現像剤収納容器22を接合した現像ユニットとが一体的に構成されている。
【0020】
また、画像形成装置であるレーザプリンタAには、プロセスカートリッジBの上方に、画像情報に対応してレーザ光を照射するレーザスキャナ4が、また下方には感光体ドラム1に対向する転写手段5が配設されている。
【0021】
上記構成において、画像形成は次のように行われる。先ず、感光体ドラム1が帯電手段2によって均一に帯電され、その表面をレーザスキャナ4から照射されるレーザ光によって走査露光され、目的の画像情報の静電潜像が形成される。静電潜像は、現像ローラ3の作用によって、現像容器11内の現像剤が付着して画像として可視化される。なお、本実施の形態においては、現像剤として絶縁性の磁性1成分の現像剤を用いた。感光体ドラム1上の画像は紙カセット6から給紙搬送されてきた記録媒体である記録紙Sへ転写手段5で転写される。記録紙Sは定着手段7を通って記録紙S上に画像を定着させ、画像形成装置本体(以下装置本体という)外部の排紙トレイ9へ排出される。記録紙S上に現像剤像を転写した後は、クリーニング手段8によって感光体ドラム1上に残留した現像剤を除去し、クリーニング容器10へ集める。
【0022】
(全体システム構成)
次に、本実施の形態の画像形成装置のシステム構成について図1のシステムブロック図を用いて説明する。
【0023】
50は画像形成装置全体のシステム制御を行うエンジンコントローラである。エンジンコントローラ50の内部には不図示の中央演算処理装置(CPU)があり、画像形成装置の一連のシステム処理は中央演算処理装置の内部に予め記憶されたプログラムに従って行われる。51は高圧電源であり、帯電手段2に直流電圧に交流電圧を重畳した帯電バイアス、現像ローラ3に直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアス、転写手段5に直流電圧である転写バイアス、定着手段7に直流電圧である定着バイアスを生成する。52は装置内に設けられたモータ、ソレノイド等を含む駆動部、53は画像形成装置内部の所定位置に設けられたセンサ郡、54は装置の状態を表示する表示部、49及び55はプロセスカートリッジ内の現像剤検知部材の静電容量を検出するトナー量検出装置AとBである。
【0024】
また、56はプロセスカートリッジBに搭載された図示されないメモリユニットの制御を行うメモリ制御回路である。
【0025】
(プロセスカートリッジの構成)
図2に本実施の形態のプロセスカートリッジの斜視図を示し、図3にプロセスカートリッジの断面図を示す。
【0026】
図2において、本実施の形態のプロセスカートリッジは現像剤を収納する現像剤容器E、現像手段を保持する現像容器11、感光体ドラム1とクリーニング手段8を保持するクリーニング容器10、現像剤容器Eとクリーニング容器10を保持するサイドカバー15,16、第2の検知部材21を覆うカバー部材23から構成されており、各容器をサイドカバー15,16で結合する事で一体的にカートリッジ化されている。
【0027】
図3において現像剤容器Eは、現像剤収納容器22内の現像剤を現像容器11に排出する排出口22aを有し、排出口22aを封止するように除去可能な現像剤シール部材34が取り付けられている。また現像剤容器E内の現像剤量を検知する第1の検知部材20が板部材29に貼り付けられ、そして基準電極保護部材30で仕切られた状態で配置されている。また現像剤収納容器内には回転可能に取り付けられた攪拌部材12,13,14を有する。そしてこれら攪拌部材12,13,14、第1の検知部材20を現像剤収納容器22に組み込んだ後、現像剤収納容器蓋24でふたをして、現像剤収納容器蓋24を現像剤収納容器22に溶着する。そして現像剤収納容器22の側面に設けられた充填口22bから現像剤Tを充填し、現像剤蓋28で密閉する。
【0028】
図3において、現像剤容器Eは大容量化に対応する為に横長形状(図3の左右方向が長い形状)になっており、現像剤容器Eの底面は3つの凹部22c,22d,22eになっている。ここで、各凹部22c,22d,22eは撹拌棒部材12c,13c,14cを中心とする円弧形断面である。図示していない装置本体のモータによって駆動する3つの攪拌部材12,13,14は現像剤収納容器22の凹部22c,22d,22eに対応しており、攪拌棒部材12c,13c,14cに固定して設けられた攪拌翼部材12a,13a,14aによって現像剤Tを現像容器11へ搬送する。現像剤容器Eを横長形状にする事によって現像剤Tの自重が緩和出来る為、フェーディングや現像剤の劣化、攪拌トルクの増加などを軽減する事が可能となる。
【0029】
攪拌翼部材12a,13a,14aにはポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイドなどの樹脂製シート部材を用いており、現像剤Tの攪拌と搬送を行う。攪拌翼部材12a,13a,14aの先端の回転半径は現像剤収納容器22の凹部22c,22d,22eの半径よりも大きくなっており、たわんだ状態で凹部22c,22d,22eに接し、先端は現像剤収納容器22の凹部22c,22d,22eの底面に擦っている。撹拌棒部材12c,13c,14cが図3において夫々時計回りに回転する。それによって、現像剤収納容器22の底面に現像剤Tを残す事無く、現像剤Tの横搬送を行っている。
【0030】
隣り合う凹部22cと22d間の頂部22f、22dと22e間の頂部22gに対向して現像剤収納容器蓋24と一体のリブ24a,24bが上下方向に設けられている。リブ24a,24bは現像剤収納容器22の長手方向のほぼ全長にわたっており、各凹部22c,22d,22e上の室R01,R02,R03は、凹部22c上の室R01、凹部22d上の室R02がリブ24aと頂部22f間の開口部22hで連通し、凹部22d上の室R02と凹部22eの上の室R03はリブ24bと頂部22g間の開口部22iで連通している。従って上述した現像剤の横搬送は撹拌部材12によって室R01の現像剤が排出口22aを通じて現像ローラ3へ送り出され、撹拌部材13によって室R02の現像剤が開口部22hを通じて室R01へ送り出され、撹拌部材14によって室R03の現像剤が開口部22iを通じて室R02へ送り出される。
【0031】
(現像剤量検知部材の概略)
図3において、現像剤量を逐次検知する為に第1の検知部材20と第2の検知部材21を設けている。第1の検知部材20を用いて現像剤Tが多い領域を検知し、第2の検知部材21を用いて現像剤Tが少ない領域を検知する。具体的には第1の検知部材20で使用初期から現像剤量約50%〜約10%程度までの検知を行い、第2の検知部材21で現像剤量約50%〜10%の間から現像剤が無くなるまでの検知を行う。第1の検知部材、第2の検知部材20,21ともに静電容量によって現像剤を測定している。
【0032】
図4(a)〜(d)に現像剤推移の様子を、図5に現像剤量と静電容量の関係を示す。本実施の形態では現像剤量が約20%になった辺りで第1の検知部材20から第2の検知部材21への受け渡しが行われるものとする。図4の(a)〜(d)と図5に示す(a)〜(d)は対応している。
【0033】
(a)現像剤量が100%の時には第1の検知部材20、第2の検知部材21ともに現像剤に埋もれている。この時、第1の検知部材20の出力はX2である。(b)現像剤が徐々に消費されていくに従って、第1の検知部材20の検知領域にある現像剤の量が変化していく。第1の検知部材20の表面に接している現像剤の面積の変化に伴って、出力も変化していく。この時、第1の検知部材20の出力はX3である。(c)現像剤が約20%になった辺りから第2の検知部材21が作動を始める。この時、第2の検知部材21の出力はY2である。(d)現像剤が0%になるまで検知を行う。この時、第2の検知部材の出力はY1である。従って、プロセスカートリッジBを使用する初期から最後まで、全ての領域での逐次検知が可能となる。
【0034】
(第1の検知部材の原理と構成)
次にそれぞれの検知部材についての動作原理を説明する。先ず、第1の検知部材を図6に示す。図7は図6の反対側から見た図であり、図8は第1の検知部材20の展開図である。
【0035】
図8において、第1の検知部材20は測定側出力電極20e、基準側出力電極20c、共通入力電極20dを持っている。測定側出力電極20eと共通入力電極20dの組み合わせを測定電極20aとし、基準側出力電極20cと共通入力電極20dの組み合わせを基準電極20bとする。測定電極20a、基準電極20bは夫々が所定の間隔でもって平行に一定間隔で同一面上に並置された部分を有する入力側と出力側の電極により電極間の静電容量を検知する電極部材である。
【0036】
図6、図7において、測定電極20aは現像剤収納容器22内の内部側面などの現像剤と触れる位置に配置される。対になった電極である20e、20dの間で静電容量を測定する事により、電極表面に触れている現像剤の面積の変化を検知し、現像剤収納容器22内の現像剤量を知る事が出来る。つまり、現像剤は空気より誘電率が大きいために、検知部材表面の現像剤が触れている面積が変化すると、電極間の静電容量が変化する事になる。
【0037】
基準電極20bは、現像剤容器E内ではあるが現像剤と触れない位置に配置され、環境条件を変化させた時の静電容量変化が測定電極と20a同様の変化をするように設計される。本実施の形態では測定電極20aと基準電極20bの電極パターンを同形状にしている。従って、測定電極20aの静電容量の値から基準電極20bの静電容量の値を差し引く事で、あたかも環境条件による静電容量の変化が無いものとみなす事が出来、検知精度を向上させる事が可能となる。
【0038】
図8に示すように、第1の検知部材20は好ましくはフレキシブルプリント基盤のような屈曲可能な一枚の基盤の片面に、測定電極20aと基準電極20bが設けられており、折り返して現像剤容器内に配置されるものとする。それを両面テープなどの接着剤を用い、現像剤が測定電極20aの裏側に入り込まないように、縁または裏面全体を固定する。
【0039】
(第1の検知部材の配置)
図9に現像剤容器Eの斜視図を示す。3つの攪拌部材12,13,14が設けられているが、後述する第2の検知部材の作用領域に現像剤を送り込む位置にある、現像ローラ3から2番目に近い攪拌部材13の撹拌棒部材13cに対して、周囲を第1の検知部材20が囲う位置であるような、現像剤容器E内の駆動側の側壁22jに配置される。側壁20jの外部には各撹拌棒部材12c,13c,14cに夫々ギアが固定され各ギアはアイドラギアを介してギア列をなしており、装置本体から軸継手で駆動される(図示されない)。この位置に配置する事によって逐次検知を実現しつつ、第1の検知部材20の面積を小さくする事が出来るので、部品コストを下げる事が出来る。また、現像ローラ3から離す事で現像バイアスの影響を小さく出来る。
【0040】
第1の検知部材20は検知部材表面の近傍の感度が非常に高いので、表面の現像剤の除去手段として、表面拭き取り部材を設けることは検知精度を高める上で有効である。その際、構成簡略化のために現像剤攪拌部材13に拭取部材13bを設ける事が好ましい。その際には、第1の検知部材20は現像剤攪拌領域に対応した、拭取部材13bの機能する範囲で配置をする事になる。
【0041】
(第1の検知部材の静電容量検出方法)
次に、第1の検知部材20の静電容量検出手段について詳細に説明する。
【0042】
第1の検知部材20は図17のトナー量検出装置A55に接続されており、第1の検知部材20の静電容量の検出が行われる。
【0043】
18はトナー量検出装置A55の内部回路構成図である。
【0044】
端子59は第1の検知部材20の基準電極20bの出力電極20cに接続されており、トナー量検出用のクロック1を出力する。
【0045】
クロック1は抵抗62、抵抗63、トランジスタ64で生成される。信号CLKAはエンジンコントローラ50から出力されるクロックであり、周波数:fc=50KHz、Duty=50%の矩形波である。クロック:CLKAはトランジスタ64によって振幅=Vcに増幅されて端子59から出力される。
【0046】
端子57は第1の検知部材20の測定電極20aの出力電極20eに接続されている。電極20bに端子59から出力されたクロックが印加されると、電極20eと電極20d間の静電容量:Ctにより、端子57に交流電流:I12が流れる。ここで、交流電流:I12の大きさは静電容量値:Ctに応じた値となる。
【0047】
交流電流:I12は端子57の入力部に設けられたダイオード69及び67によって整流され、整流された電流:I13がオペアンプ72、抵抗75、及びコンデンサ76で構成される積分回路に入力される。ここで、I13は電流I12の片方向成分の電流(以下、半波電流と記す)である。
【0048】
一方、端子58は共通入力電極20dに接続されている。端子59から出力されるクロックによって、端子58には電極20bと電極20d間の静電容量:Crに応じた大きさの電流I14が流れる。電流:I14は端子57の入力部とは逆方向に設定されたダイオード68及び70によって整流され、電流:I15が積分回路に入力される。I14は電流:I13とは逆極性の半波電流になる。
【0049】
積分回路に入力される電流:I13と電流I15は積分され、抵抗75の両端にはI13とI15の合計電流の平均値に応じた直流電圧:Vd1が発生する。抵抗75の抵抗値をRs1とすると、電圧:Vd1は下記の式で近似できる。
Vd1=Rs1×fc×Vc×(Ct−Cr)・・・・・(式 1)
一方、オペアンプ72の正入力には所定の基準電圧:Vt1が入力されており、オペアンプ72の出力は下記で表せる特性となる。
Vs1=Vt1−Rs1×fc×Vc×(Ct−Cr)・・・・・(式 2)
上式で示される様に、オペアンプ72の出力電圧:Vs1は測定電極側の電極20eと20d間の静電容量と、基準電極側の電極20cと20d間の静電容量の差、即ちプロセスカートリッジ内の現像剤量に応じた電圧値となる。オペアンプの出力:Vs1は出力端子60から出力される。
【0050】
端子60はエンジンコントローラ内の中央演算処理装置のアナログ・デジタル変換端子に接続されている。現像剤量に応じた電圧レベル:Vs1はデジタルデータに変換され、更に予めエンジンコントローラ50内部に記憶された変換テーブルと比較することで、プロセスカートリッジ内の現像剤量:T1に変換される。
【0051】
(第2の検知部材の構成と配置)
図10は現像剤容器の断面図を再記したものであり、図11は現像剤容器を下方から見た斜視図である。第2の検知部材21は現像剤容器Eの外側に設けられ、さらに外側にカバー部材23を設けている。第2の検知部材21は板金によって、現像剤容器Eの底面の凹部形状に沿うように長手全域に形成されている。現像ローラ3と現像剤規制部材17は電気的に接続されており、第2の検知部材21と現像ローラ3と現像剤規制部材17の間の静電容量変化を測定し、現像剤量を検知する。
【0052】
第2の検知部材21は現像剤容器Eの外側であり、最も現像ローラ3に近い現像剤容器Eの凹部22cの外側に接してカシメ又は接着などで固定される。現像剤容器Eの外側に設ける事で、画像形成装置本体と接続する接点までの配線を現像剤容器内に渡す必要が無いため、現像剤もれの心配が無い。
【0053】
(第1の検知部材の貼り付け面)
(実施の形態1)
図12は従来の形態の検知部材貼付け面、図13は本実施の形態における検知部材貼り付け面を示している。図13において2点鎖線Fに囲まれた領域にフレキシブルプリント基板である第1の検知部材20が配置される。
【0054】
図12は従来の形態の貼付け面である。従来の貼付け面29cはフラットな形状であり、第1の検知部材20を全面接着していた。しかし、このような構成で高温高湿環境に放置すると第1の検知部材20の接着剤が貼り付け面から浮いてきて気泡が生じてしまう場合がある。これは貼付け面積が大きい為に生じている現象である。気泡が生じる事で検知部材20の裏側にトナーが入ってしまったり、貼付け面への密着状態が変化してしまい、静電容量のばらつきが生じる。そこで、図13に示すような溝25を設ける事で気泡の発生を防ぐ。
【0055】
図14、図15は本実施の形態における検知部材貼り付け面の拡大図である。
【0056】
図14は測定電極20aの貼り付け面29aを示しており、図15は基準電極20bの貼り付け面29bを示している。図14では第1の溝25は貼り付け面29aを座ぐる事で形作られており、一点鎖線の内側の領域Fに設けられている。この溝25は条溝であり線状になっている。また、第1の溝25は適度な間隔を持って貼り付け面29aに巡らせており、すべて連結している。更に、第1の溝25の一部分に設けた貫通穴27を通じて、基準電極20bの貼り付け面29bに設けられている第2の溝26と連通している。測定電極20aはハッチングで示された外周面である領域Gが両面テープ、接着剤などで固定されている為、第1の溝25の中に現像剤Tが入り込む事は無い。また、図15は基準電極20bの貼り付け面29bを示す。第2の溝26も第1の溝25と同様に貼り付け面を座ぐる事で形作られている。更に第2の溝26も適度な間隔を持って貼り付け面29bに張り巡らせており、すべて連結している。溝26は条溝であり線状になっている。溝形状については静電容量のばらつきを抑えるために第1の溝25と第2の溝26の図形としてのパターンは略対称形状であり溝25,26が重なる事が望ましい。即ち、溝25,26の貼り付け面29a,29b上のパターンは略同形状である。また、接着剤を用いる領域G,Hも同様に略対象形状である事が望ましい。第2の溝26には一点鎖線領域の外側に突出部28が設けられている。突出部28も断面で見て溝となっている。突出部28は領域H外へのびている。従って、第1、第2の溝25,26、貫通穴27は突出部28でもって外気に通じている。
【0057】
図16には検知部材を組み込んだ時の断面図を示す。第1の溝25と第2の溝26を覆うように測定電極20aと基準電極20bが配置されている。また、測定電極20aはトナーTと触れる位置に配置され、基準電極20bはトナーTと触れない位置に配置されている。また、測定電極20aと基準電極20bが配置されている板部材29には、溝25,26が設けられており、板部材29と基準電極保護部材30は溶着や接着などで周囲が固定されている。基準電極20bが設けられている空間33の上部には一部開口が設けられていて、発泡性のシール部材31で塞がれている。シール部材31の上から固定部材32で押さえつける事で開口を通して空間33には現像剤が入り込む事はないが、空気は入り込む事が出来る。
【0058】
また、空間33の空気は図15における突出部28を通して第2の溝26に入り込む事が出来る。更に貫通穴27を通して第1の溝25にも空気が入り込む。突出部28はトナーTが触れない場所に配置されているので突出部28からトナーTが入り込む事は無い。このような構成により、溝を設けた部分に空気が入り込む事で、気泡が密封される事が無い。測定電極20aの外形に沿うような形で溝を形成し貼付け面積を減らす事で、周辺部を浮かないようにしてトナーTが第1の溝25に入り込んでしまう事を無くす。また、溝を貼り付け表面に張り巡らす事で気泡が生じる可能性を非常に小さくする事が出来る。
【0063】
以上のような構成で、検知部材20、第1の溝25、第2の溝26を設ける事により、検知部材の静電容量ばらつきを低減し、検知精度を高める事が可能となる。
【0064】
実施の形態はプロセスカートリッジについてのべたが、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤を用いて現像するための像部材及びこの現像部材へ供給する現像剤を収納した現像剤容器を有する現像カートリッジ及びこの現像カートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置にも適用される。この現像カートリッジの構成は現像ローラ3を支持する現像容器11と現像剤収納容器22を接合した現像ユニットに装置本体への装着のためのガイド部材を設けたものである。
【0065】
実施の形態は測定電極部材貼り付け面と基準電極部材貼り付け面に設けた溝が全てつながっている事により、第1の溝と第2の溝に突出部からの空気を行き渡らせる事が出来、気泡の発生を抑える。
【0066】
実施の形態は、測定電極部材及び基準電極部材の貼付け面を板部材にする事で貼付け後に組み立てが出来る為、組み立て性を向上させる事が出来る。
【0067】
また、実施の形態は、高温高湿環境での放置において電極部材と電極部材を貼り付けた貼付け面の間に生じる気泡の発生を大幅に低減する事が出来る。
【0068】
また、実施の形態は、前記測定電極部材貼り付け面と前記基準電極部材貼り付け面に設けた溝を略同形状で形成する事で測定電極部材と基準電極部材の静電容量をほぼ同じにする事ができ現像剤検知ばらつきを低減する事が出来る。
更に、実施の形態は、前記測定電極部材及び基準電極部材の貼り付け面が肉厚のある平面の表裏からなる事によって、一部品で測定電極部材と基準電極部材の貼付け面を持つ事が出来るので部品点数を削減できる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、現像剤収納容器内の現像剤を測定電極に接触させて、基準電極には接触させないようにしつつ、前記測定電極と前記基準電極との間で環境条件を揃えることにより、現像剤収納容器内の現像剤量を精度良く検知することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも実施の形態を示している。
【図1】本発明に係る電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジの構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジの縦断面図である。
【図4】(a)〜(d)は現像剤消費の様子を示す現像剤容器の縦断面図である。
【図5】本発明の現像剤量検出装置における現像剤量と静電容量の関係を示すグラフである。
【図6】本発明における第1の検知部材の斜視図である。
【図7】本発明における第1の検知部材の斜視図である。
【図8】本発明における第1の検知部材の展開図である。
【図9】本発明における現像剤容器の斜視図である。
【図10】本発明における第2の検知部材を説明するためのプロセスカートリッジの縦断面図である。
【図11】本発明における第2の検知部材の配置場所を説明するプロセスカートリッジの下方から見た斜視図である。
【図12】従来例における貼り付け面の斜視図である。
【図13】本発明における貼り付け面の斜視図である。
【図14】本発明における貼り付け面の斜視図である。
【図15】本発明における貼り付け面の斜視図である。
【図16】本発明における検知部材を組み込んだ時の縦断面図である。
【図17】本発明における画像形成装置のシステムブロック図である。
【図18】本発明におけるトナー量検出装置Aの内部回路図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置(レーザプリンタ)
B…プロセスカートリッジ
E…現像剤容器
F,G,H…領域
T,T′…現像剤
S…記録紙
Ro1,Ro2,Ro3…室
1…感光体ドラム
2…帯電手段
3…現像ローラ
4…レーザスキャナ
5…転写手段
6…紙カセット
7…定着手段
8…クリーニング手段
9…排紙トレイ
10‥クリーニング容器
11…現像容器
12,13,14…現像剤攪拌部材
12a,13a,14a…攪拌翼部材
12c,13c,14c…撹拌棒部材
12d,13d,14d…撹拌翼押え部材
13b…拭取部材
15…サイドカバー
16…サイドカバー
17…現像剤規制部材
20…第1の検知部材 20a…測定電極 20b…基準電極 20c…基準側出力電極
20d…共通入力電極 20e…測定側出力電極 20f,20g…接続部
21…第2の検知部材
22…現像剤収納容器 22a…排出口 22b…充填口 22c,22d,22e…凹部 22f,22g…頂部 22h,22i…開口部 22j…側壁
23…カバー部材
24…現像剤収納容器蓋 24a,24b…リブ
25…溝
26…溝
27…貫通穴
28…現像装置
29…板部材 29a,29b…貼付け面 29c…溝
30…基準電極保護部材
31…シール部材
32…固設部材
33…空間
34…現像剤シール部材
49…トナー量検出装置B
50…エンジンコントローラ
51…高圧電源
52…駆動部
53…センサ郡
54…表示部
55…トナー量検出装置A
56…メモリ制御回路
57,58,59…端子
64…トランジスタ
72…オペアンプ

Claims (5)

  1. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    (a)電子写真感光体と、
    (b)現像剤を収納する現像剤収納容器と、
    (c)前記現像剤を用いて、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段と、
    (d)前記現像剤収納容器内の現像剤量を検知するために、前記現像剤収納容器内に設けられた検知部材であって、
    前記現像剤収納容器内側に配置される一面を有する板形状の貼り付け部材と、
    間隔を有して同一平面上に構成された共通入力側電極と第一出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の前記一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触する測定電極であって、前記共通入力側電極にクロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第一出力側電極との間の静電容量に応じた測定電流を前記第一出力側電極から前記装置本体へ出力する測定電極と、
    間隔を有して同一平面上に構成された前記共通入力側電極と第二出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の他の一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触しない基準電極であって、前記共通入力側電極に前記クロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第二出力側電極との間の静電容量に応じた、前記測定電極の環境条件の変化による静電容量の変化を検出するための基準電流を前記第二出力側電極から前記装置本体へ出力する基準電極と、
    前記基準電極に前記現像剤を接触させないように、前記基準電極との間に空間を構成して前記基準電極を覆って、前記貼り付け部材に固定される蓋部材と、
    前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために、前記空間と前記現像剤収納容器内とを連通している開口と、
    前記貼り付け部材と前記測定電極との間で、及び、前記貼り付け部材と前記基準電極との間で空気を移動させるために、前記貼り付け部材に設けられ、前記測定電極及び前記基準電極に覆われている連通部であって、前記測定電極の外形に対して内側の領域に入っている第一の溝と、前記基準電極の外形に対して内側の領域に入っている第二の溝と、前記第一の溝と前記第二の溝とを連通している貫通穴と、前記第二の溝と前記空間とを連通している第三の溝と、を有する連通部と、
    を有する検知部材と、
    (e)前記基準電極に前記現像剤を接触させないために前記現像剤が前記開口から侵入しないように前記現像剤の通過を規制し、かつ、前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために空気の移動は許容する、前記開口を覆っている発泡性のシール部材と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記第一の溝と前記第二の溝の貼り付け面上のパターンとが略同形状である事を特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像剤容器において、
    (a)現像剤を収納する現像剤収納容器と、
    (b)前記現像剤収納容器内の現像剤量を検知するために、前記現像剤収納容器内に設けられた検知部材であって、
    前記現像剤収納容器内側に配置される一面を有する板形状の貼り付け部材と、
    間隔を有して同一平面上に構成された共通入力側電極と第一出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の前記一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触する測定電極であって、前記共通入力側電極にクロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第一出力側電極との間の静電容量に応じた測定電流を前記第一出力側電極から前記装置本体へ出力する測定電極と、
    間隔を有して同一平面上に構成された前記共通入力側電極と第二出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の他の一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触しない基準電極であって、前記共通入力側電極に前記クロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第二出力側電極との間の静電容量に応じた、前記測定電極の環境条件の変化による静電容量の変化を検出するための基準電流を前記第二出力側電極から前記装置本体へ出力する基準電極と、
    前記基準電極に前記現像剤を接触させないように、前記基準電極との間に空間を構成して前記基準電極を覆って、前記貼り付け部材に固定される蓋部材と、
    前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために、前記空間と前記現像剤収納容器内とを連通している開口と、
    前記貼り付け部材と前記測定電極との間で、及び、前記貼り付け部材と前記基準電極との間で空気を移動させるために、前記貼り付け部材に設けられ、前記測定電極及び前記基準電極に覆われている連通部であって、前記測定電極の外形に対して内側の領域に入っている第一の溝と、前記基準電極の外形に対して内側の領域に入っている第二の溝と、前記第一の溝と前記第二の溝とを連通している貫通穴と、前記第二の溝と前記空間とを連通している第三の溝と、を有する連通部と、
    を有する検知部材と、
    (c)前記基準電極に前記現像剤を接触させないために前記現像剤が前記開口から侵入しないように前記現像剤の通過を規制し、かつ、前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために空気の移動は許容する、前記開口を覆っている発泡性のシール部材と、
    を有することを特徴とする現像剤容器。
  4. 前記第一の溝と前記第二の溝の貼り付け面上のパターンとが略同形状である事を特徴とする請求項3に記載の現像剤容器。
  5. 記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    a.電子写真感光体と、
    現像剤を収納する現像剤収納容器と、
    前記現像剤を用いて、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段と、前記現像剤収納容器内の現像剤量を検知するために、前記現像剤収納容器内に設けられた検知部材であって、前記現像剤収納容器内側に配置される一面を有する板形状の貼り付け部材と、間隔を有して同一平面上に構成された共通入力側電極と第一出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の前記一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触する測定電極であって、前記共通入力側電極にクロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第一出力側電極との間の静電容量に応じた測定電流を前記第一出力側電極から前記装置本体へ出力する測定電極と、間隔を有して同一平面上に構成された前記共通入力側電極と第二出力側電極とを有し、前記貼り付け部材の他の一面に貼り付けられ、前記現像剤に接触しない基準電極であって、前記共通入力側電極に前記クロックが印加されることにより前記共通入力側電極と前記第二出力側電極との間の静電容量に応じた、前記測定電極の環境条件の変化による静電容量の変化を検出するための基準電流を前記第二出力側電極から前記装置本体へ出力する基準電極と、前記基準電極に前記現像剤を接触させないように、前記基準電極との間に空間を構成して前記基準電極を覆って、前記貼り付け部材に固定される蓋部材と、前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために、前記空間と前記現像剤収納容器内とを連通している開口と、前記貼り付け部材と前記測定電極との間で、及び、前記貼り付け部材と前記基準電極との間で空気を移動させるために、前記貼り付け部材に設けられ、前記測定電極及び前記基準電極に覆われている連通部であって、前記測定電極の外形に対して内側の領域に入っている第一の溝と、前記基準電極の外形に対して内側の領域に入っている第二の溝と、前記第一の溝と前記第二の溝とを連通している貫通穴と、前記第二の溝と前記空間とを連通している第三の溝と、を有する連通部と、を有する検知部材と、
    前記基準電極に前記現像剤を接触させないために前記現像剤が前記開口から侵入しないように前記現像剤の通過を規制し、かつ、前記空間と前記現像剤収納容器内との間で空気を移動させるために空気の移動は許容する、前記開口を覆っている発泡性のシール部材と、を有するプロセスカートリッジと、
    b.前記プロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、
    .前記プロセスカートリッジが前記装着手段に装着された状態で、前記検知手段と電気的に接続して、前記測定電流と前記基準電流とを比較することにより、前記現像剤収納容器内の環境条件に対応した静電容量の変化分を除去して前記現像剤収納容器内の現像剤量を検出する現像剤量検出手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
JP2001132564A 2001-04-27 2001-04-27 プロセスカートリッジ、現像剤容器、及び、電子写真画像形成装置 Expired - Fee Related JP3793038B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001132564A JP3793038B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 プロセスカートリッジ、現像剤容器、及び、電子写真画像形成装置
US10/127,450 US6636706B2 (en) 2001-04-27 2002-04-23 Electrophotographic image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001132564A JP3793038B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 プロセスカートリッジ、現像剤容器、及び、電子写真画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002328518A JP2002328518A (ja) 2002-11-15
JP2002328518A5 JP2002328518A5 (ja) 2004-11-04
JP3793038B2 true JP3793038B2 (ja) 2006-07-05

Family

ID=18980558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001132564A Expired - Fee Related JP3793038B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 プロセスカートリッジ、現像剤容器、及び、電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3793038B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61120137U (ja) * 1985-01-16 1986-07-29
JPH01272022A (ja) * 1988-04-22 1989-10-31 Shiojiri Kogyo Kk メンブレンキースイッチ構造
JPH05289518A (ja) * 1992-04-06 1993-11-05 Fuji Xerox Co Ltd 電子複写機用現像機のトナー残量検出装置
JPH07306081A (ja) * 1994-05-16 1995-11-21 Hitachi Metals Ltd 粉体検知装置
JPH08122939A (ja) * 1994-10-25 1996-05-17 Canon Inc 画像形成装置の原稿照明装置
JP3817368B2 (ja) * 1998-05-15 2006-09-06 キヤノン株式会社 現像装置、現像カートリッジ、及びプロセスカートリッジ
JP2000206774A (ja) * 1998-11-13 2000-07-28 Canon Inc トナ―残量検知装置、トナ―残量検知方法、プロセスカ―トリッジ、及び、電子写真画像形成装置
JP2001092335A (ja) * 1999-09-17 2001-04-06 Canon Inc プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置及び現像剤量検出部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002328518A (ja) 2002-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100374269B1 (ko) 현상제 용기, 현상제량 검지 시스템, 프로세스 카트리지,현상 장치, 및 화상 형성 장치
EP0992866B1 (en) Electrophotographic image forming apparatus, process cartridge, developing device and measuring part
JP3658289B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成システム
US6377759B1 (en) Process cartridge, electrophotographic image forming apparatus and developer amount detecting member
JP3745231B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
US6463225B1 (en) Developing apparatus, process cartridge, feeding member and an elastic sheet
US6505008B2 (en) Developer container, process cartridge, developing device, and image forming apparatus with toner sensor wiping member orientation
JP3943772B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
US20010038758A1 (en) Developing Device, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
US6668141B2 (en) Image forming apparatus, cartridge, image forming system, and a memory device for determining the amount of developer in a developer containing portion
JP3897504B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JPH10333415A (ja) 電子写真画像形成装置、現像ユニット、及び、プロセスカートリッジ
JP3793038B2 (ja) プロセスカートリッジ、現像剤容器、及び、電子写真画像形成装置
US6636706B2 (en) Electrophotographic image forming apparatus
US6415111B1 (en) Process cartridge and image forming apparatus having process cartridge that has a plurality of measuring electrode members
JP3793037B2 (ja) プロセスカートリッジ、現像剤容器、及び、電子写真画像形成装置
US11029623B2 (en) Powder amount detector including a pair of measuring electrodes
JP3984800B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP2001290358A (ja) 現像剤量検知システム、プロセスカートリッジ、現像装置及び画像形成装置
JP2002244423A (ja) 画像形成装置及び現像剤量検知システム
JP4371505B2 (ja) 画像形成装置
JP2004333630A (ja) 現像剤量検知部材の貼付け方法
JP2002132029A (ja) カートリッジ、画像形成装置、及び画像形成システム
JP2001125464A (ja) プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、現像装置、現像剤量検出装置及び現像剤残量検出部材
JP2001092231A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051228

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3793038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140414

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees