JP3492263B2 - 画像形成装置及びこの画像形成装置に着脱可能なカートリッジ - Google Patents

画像形成装置及びこの画像形成装置に着脱可能なカートリッジ

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JP3492263B2
JP3492263B2 JP34132799A JP34132799A JP3492263B2 JP 3492263 B2 JP3492263 B2 JP 3492263B2 JP 34132799 A JP34132799 A JP 34132799A JP 34132799 A JP34132799 A JP 34132799A JP 3492263 B2 JP3492263 B2 JP 3492263B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、電子写
真方式を用いた画像形成装置、この画像形成装置本体に
装着可能なカートリッジ、即ち、プロセスカートリッ
ジ、カートリッジ化された現像装置などに関し、特に、
カートリッジに搭載された記憶手段を用いて現像剤の残
量を検知する画像形成装置及びこの画像形成装置に着脱
可能なカートリッジに関する。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、L
EDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、及び電子
写真ファクシミリ装置等が含まれる。
【0003】又、電子写真画像形成装置本体に着脱可能
なカートリッジとは、電子写真感光体、電子写真感光体
を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に現像剤を供給
する現像手段、電子写真感光体をクリーニングするクリ
ーニング手段のうち少なくとも一つを有するものをい
う。特に、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像
手段及びクリーニング手段の少なくとも一つと、電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とす
るものであるか、又は、少なくとも現像手段と電子写真
感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
ジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とする
ものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やレーザービーム
プリンターなどの電子写真方式の画像形成装置は、画像
情報に対応した光を電子写真感光体に照射して潜像を形
成し、この潜像に現像手段を用いて現像剤を供給して顕
像化し、更に感光体から記録媒体へ画像を転写すること
で記録媒体上に画像を形成している。現像手段には現像
剤収納容器が連結しており、画像を形成することで現像
剤は消費されていく。
【0005】このような画像形成装置において、電子写
真感光体、現像剤などの消耗品の交換、メンテナンスの
簡便性を図る目的で、電子写真感光体と、電子写真感光
体に作用するプロセス手段としての現像手段、帯電手
段、クリーニング手段、更には現像剤収納容器や廃現像
剤容器などをプロセスカートリッジとして一体化し、画
像形成装置本体に対して着脱可能とするプロセスカート
リッジ方式がある。このプロセスカートリッジ方式によ
れば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユ
ーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向
上させることができる。そこでこのプロセスカートリッ
ジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられ
ている。
【0006】又、例えば、複数色の現像手段を有するカ
ラー画像形成装置において、各現像手段の消耗具合が違
う場合などに、各色の現像手段と現像剤収納容器とをカ
ートリッジ化した各色の現像カートリッジを画像形成装
置に対して着脱可能とし、個別に交換できるようにした
ものもある。
【0007】このようなカートリッジ方式の電子写真画
像形成装置では、ユーザー自身がカートリッジを交換し
なければならないため、現像剤が消費された場合にユー
ザーに報知する手段、即ち、現像剤量検出装置が必要と
なる。
【0008】現像剤量検出装置は、カートリッジ内の現
像剤残量を検知できる現像剤量検知手段を備えている。
従来、現像剤量検知手段として、現像装置内に少なくと
も一対の導電部材を設ける方式がある。この方式は、導
電部材間の静電容量が、導電部材間に存在する現像剤量
に応じて変化することを利用したものである。
【0009】導電部材間の静電容量は、導電部材の一方
に交流バイアスを印加した際に、もう一方の導電部材に
流れる電流を測定することによって検知できる。即ち、
導電部材間の空間に現像剤が埋まっていると導電部材間
の静電容量は大きくなり、導電部材間の現像剤量が少な
くなると導電部材間の静電容量は減少する。そこで、現
像装置内の現像剤量と導電部材間の現像剤量との相関性
が得られるように導電部材を配置することで、導電部材
間の静電容量と現像装置内の現像剤量が関係付けられ
る。その結果、導電部材間の静電容量を検知すること
で、現像装置内の現像剤量がわかる。
【0010】このような方式の現像剤量検知手段では、
導電部材の構成によっては現像装置内の現像剤量が所定
量以上ある場合に、導電部材間の現像剤量は飽和する。
従って、現像装置内の現像剤量がこの所定量以上である
場合には、導電部材間の静電容量は最大値で飽和する。
しかし、現像剤が消費され、現像装置内の現像剤量が所
定量以下になると、現像装置内の現像剤量の減少に伴
い、導電部材間の現像剤量も減少する。その結果、現像
装置内の現像剤量の減少に対して、導電部材間の静電容
量は単調に減少する。
【0011】このように、上記方式の現像剤量検知手段
を用いる場合、導電部材の配置構成によっては、現像装
置内の現像剤量が所定量以上である領域では導電部材間
の静電容量は飽和値をとるため、現像装置内の現像剤量
の変動を検知することはできない。そこで、従来、この
ような現像剤量検知手段によって測定される静電容量が
飽和値をとっている場合は、現像剤量の表示を100%
としていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導電部
材間が現像剤で飽和する所定量以上の現像剤が現像装置
内にあるときにも、導電部材間の静電容量が飽和値より
小さい値をとり、現像剤量が100%の表示にならず、
実際よりも少ない現像剤量を表示することがある。
【0013】例えば、従来のプロセスカートリッジの現
像剤収納容器には、現像剤を現像剤担持体へ供給するた
めの開口部が設けられている。そして、現像剤収納容器
に現像剤を入れた状態でプロセスカートリッジを運搬す
るときに現像剤が漏れないように、この開口部はプロセ
スカートリッジを使用開始するまで現像剤シール部材で
覆われている。現像剤シール部材は、現像剤収納容器の
開口部を覆うように溶着、圧着されている。
【0014】よって、現像剤シール部材を開封する前
は、現像剤収納容器にのみ現像剤が収容されている。現
像剤シール部材を開封することで、現像剤収納容器内の
現像剤は現像剤担持体側へ入り込み、導電部材間に現像
剤が入り込むが、導電部材の配置構成によっては上述の
所定量、即ち、導電部材間が現像剤で飽和されるだけは
入り込まず、導電部材間の静電容量は飽和値に達さない
場合がある。
【0015】その後、プロセスカートリッジを画像形成
装置内に挿入してプリントを行うことで現像剤収納容器
内の現像剤攪拌部材が駆動されると、現像剤収納容器か
ら導電部材間に現像剤が搬送されて、導電部材間の静電
容量は飽和値に達する。
【0016】このように、従来、現像剤シール部材を開
封した後の初期において、導電部材間の静電容量が飽和
値に達することなく小さい値をとってしまい、その結
果、現像剤量として実際よりも少ない量を表示してしま
うという問題があった。
【0017】従って、本発明の目的は、一般には、カー
トリッジ使用初期における現像剤量の誤検知、誤表示を
防止することができる画像形成装置及びこの画像形成装
置に着脱可能なカートリッジを提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、現像剤シール部材の
開封直後における現像剤量の誤検知、誤表示を防止する
ことができる画像形成装置及びこの画像形成装置に着脱
可能なカートリッジを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置及びこの画像形成装置に着脱可能なカート
リッジにて達成される。要約すれば、本発明の第1の態
様によると、現像手段と、前記現像手段に供給する現像
剤を収容する現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器内
の現像剤を攪拌し前記現像手段へ搬送する現像剤攪拌部
材と、現像剤量を逐次に検知する現像剤量検知手段と、
を有するカートリッジが装置本体に着脱可能な画像形成
装置において、前記装置本体に前記カートリッジの使用
初期から通算した使用時間を計測する手段を備え、計測
した前記カートリッジの使用初期から通算した使用時間
を記憶する記憶手段を前記カートリッジ又は前記装置本
体の少なくとも一方に設け、前記カートリッジの使用初
期から通算した使用時間が所定の値に達するまでは、現
像剤量に関する情報を表示する表示手段に、前記カート
リッジの未使用時に対応した現像剤量レベルの表示を行
い、前記カートリッジの使用初期から通算した使用時間
が所定の値に達した以降は、前記現像剤量検知手段の検
知結果に対応した現像剤量レベルの表示を行うことを特
徴とする画像形成装置が提供される。
【0020】上記本発明の一実施態様によると、前記表
示手段は前記装置本体に設けられ、現像剤量に関する情
報をこの表示手段に表示させる。
【0021】上記本発明の他の実施態様によると、前記
装置本体は、前記表示手段を有する機器と通信可能であ
り、現像剤量に関する情報をこの機器に送信する。
【0022】上記本発明の好ましい実施態様によると、
前記カートリッジの使用時間は、前記現像剤攪拌部材が
駆動している時間である。
【0023】
【0024】 本発明の第2の態様によると、現像手段
と、前記現像手段に供給する現像剤を収容する現像剤収
納容器と、前記現像剤収納容器内の現像剤を攪拌し前記
現像手段へ搬送する現像剤攪拌部材と、現像剤量を逐次
に検知する現像剤量検知手段と、記憶手段と、を有する
カートリッジであって、前記カートリッジの使用初期か
ら通算した前記現像剤攪拌部材の駆動量を計測する手段
と、前記カートリッジの使用初期から通算した前記現像
剤攪拌部材の駆動量が所定の値に達するまでは、前記カ
ートリッジの未使用時に対応した現像剤量レベルの表示
を行い、前記カートリッジの使用初期から通算した前記
現像剤攪拌部材の駆動量が所定の値に達した以降は、前
記現像剤量検知手段の検知結果に対応した現像剤量レベ
ルの表示を行う表示手段とを有する画像形成装置に着脱
可能なカートリッジにおいて、前記記憶手段には、前記
カートリッジの使用初期からの前記現像剤搬送部材の駆
動量に係わる情報が記憶されることを特徴とするカート
リッジが提供される。
【0025】上記各本発明において、一実施態様による
と、前記カートリッジは、電子写真感光体と、前記電子
写真感光体に作用するプロセス手段として少なくとも前
記電子写真感光体に現像剤を供給する現像手段と、を一
体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成
装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
及びこの画像形成装置に着脱可能なカートリッジを図面
に則して更に詳しく説明する。
【0027】実施例1 先ず、図1及び図2を参照して、本発明に従って構成さ
れるプロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形
成装置の一実施例について説明する。本実施例にて、電
子写真画像形成装置は、電子写真式のレーザービームプ
リンタAとされ、ホストコンピュータからの画像情報を
受け取り、電子写真画像形成プロセスによって記録媒
体、例えば、記録紙、OHPシート、布などに画像を形
成するものである。
【0028】レーザービームプリンタAは、ドラム形状
の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム1を有する。感
光体ドラム1は、帯電手段である帯電ローラ2によって
帯電され、次いで、レーザースキャナー3から画像情報
に応じたレーザ光Lを照射することによって、感光体ド
ラム1に画像情報に応じた潜像が形成される。この潜像
は、現像装置Cが現像手段5によって現像し、可視像、
即ち、トナー像とする。
【0029】つまり、現像装置Cは、現像剤収納部とし
て、現像剤担持体である現像ローラ5aを備えた現像室
5Aと、現像室5Aに隣接して形成された現像剤収納容
器4を有しており、現像剤収納容器4内の現像剤Tが現
像室5Aの現像ローラ5aへと供給される。現像剤収納
容器4内には、図1中の矢印方向に回転する現像剤攪拌
部材15が設けられており、この現像剤攪拌部材15が
回転することで、現像剤Tがほぐされつつ現像ローラ5
aへ供給される。本実施例では、現像剤Tとしては、絶
縁性磁性1成分トナーを用いた。又、現像ローラ5a
は、固定磁石5bを内蔵しており、現像ローラ5aを回
転することによって現像剤は搬送され、現像剤層厚規制
部材である現像ブレード5cにて摩擦帯電電荷が付与さ
れると共に所定厚の現像剤層とされ、感光体ドラム1の
現像領域へと供給される。この現像領域へと供給された
現像剤は、感光体ドラム1上の潜像へと転移され、トナ
ー像を形成する。現像ローラ5aは、現像バイアス印加
手段34(図2)に接続されており、通常、交流電圧に
直流電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加される。
【0030】一方、トナー像の形成と同期して給紙カセ
ット200にセットした記録媒体Pをピックアップロー
ラ8、搬送手段9Aを介して転写位置へと搬送する。転
写位置には、転写手段としての転写ローラ6が配置され
ており、電圧を印加することによって、感光体ドラム1
上のトナー像を記録媒体Pに転写する。
【0031】トナー像の転写を受けた記録媒体Pは、搬
送手段9Bで定着手段10へと搬送する。定着手段10
は、ヒータ10aを内蔵した定着ローラ10b及び駆動
ローラ10cを備え、通過する記録媒体Pに熱及び圧力
を印加して転写されたトナー像を記録媒体P上に定着す
る。
【0032】記録媒体Pは、搬送手段9Cにより排出ト
レイ14へと排出される。この排出トレイ14は、レー
ザービームプリンタAの装置本体100の上面に設けら
れている。
【0033】転写ローラ6によってトナー像を記録媒体
Pに転写した後の感光体ドラム1は、クリーニング手段
7によって感光体ドラム1上に残留した現像剤を除去し
た後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング
手段7は、感光体ドラム1に当接して設けられた弾性ク
リーニングブレード7aによって感光体ドラム1上の残
留現像剤を掻き落として廃現像剤容器7bへと集める。
【0034】一方、本実施例において、プロセスカート
リッジBは、図2に示すように、現像剤を収納する現像
剤収納容器4及び現像剤攪拌部材15を有する現像剤枠
体11と、現像ローラ5a及び現像ブレード5cなどの
現像手段5を保持する現像枠体12とを溶着して一体と
して現像ユニット(現像装置)Cを形成し、更にこの現
像ユニットCに、感光体ドラム1、クリーニングブレー
ド7a及び廃現像剤容器7bなどのクリーニング手段
7、及び帯電ローラ2を取り付けたクリーニング枠体1
3を一体に結合することによってカートリッジ化されて
いる。
【0035】このプロセスカートリッジBは、ユーザー
によって画像形成装置本体100に設けたカートリッジ
装着手段101(図1)に対して取り外し可能に装着さ
れる。
【0036】本実施例によると、現像剤収納容器4に
は、現像剤を現像室5Aに搬送し、現像ローラ5aへ供
給するための開口部16が設けられている。又、現像剤
収納容器4に現像剤を入れた状態でプロセスカートリッ
ジBを運搬する際に現像剤が漏れないように、プロセス
カートリッジBの使用開始前には、開口部16は現像剤
シール部材16aで覆われており、現像剤シール部材
は、現像剤収納容器4の開口部を覆うように溶着、圧着
されている。この現像剤シール部材16aは、プロセス
カートリッジBの使用開始前にユーザーが開封するか、
或は画像形成装置本体にプロセスカートリッジBが装着
された状態で自動で開封される構成とされる。
【0037】本発明によれば、レーザービームプリンタ
Aは、現像装置C内の現像剤Tの消費に従ってその残量
を逐次検知するこのできる現像剤量検知手段30を備え
た現像剤量検出装置を有している。
【0038】本実施例によれば、レーザービームプリン
タAは、現像剤量検知手段30として、所謂、プレート
アンテナを有している。図2に示すように、本実施例で
は、プレートアンテナとして、現像ローラ5aに対向す
る位置に、現像装置Cの長手方向の全域にわたって設け
られた出力板金32と、出力板金32と略同等の長手長
さを有し、出力板金32と対向するように設けられた入
力板金31を備えている。本実施例では、入力板金3
1、出力板金32は現像ローラ5aなどの現像手段5を
保持する現像室5A内に設けられる。このように、本実
施例では、プレートアンテナ(板金31、32)及び現
像ローラ5aが静電容量測定用の導電部材として機能す
る。
【0039】プレートアンテナとしての入力板金31及
び出力板金32は、基本的に電流を流すことのできる材
料であれば特に限定することなく使用することができる
が、本実施例では、板金31、32の材料として、サビ
に強いSUSを使用している。
【0040】本実施例では、現像ローラ5aと入力板金
31は、プロセスカートリッジBが画像形成装置本体1
00に装着された状態で、画像形成装置本体100に設
けられた電圧印加手段としての現像バイアス印加手段3
4に電気的に接続される。
【0041】そして、通常の現像バイアスである2KH
z程度の交流バイアスと−400V程度の直流バイアス
が現像ローラ5a及び入力板金31に印加されると、現
像ローラ5aと現像ローラ5aに対向した出力板金32
との間、及び入力板金31と出力板金32との間で交流
電流が流れ、出力板金32を介して検知部33によって
両者の合成電流値が計測される。こうして、検知部33
によって測定された電流値から、現像ローラ5aと出力
板金32との間、及び入力板金31と出力板金32との
間の静電容量に基づく合成の静電容量が計測される。
【0042】このように、プレートアンテナである入力
板金31と出力板金32とを現像装置C内に配設し、現
像装置C内の現像剤Tの減少に伴って、入力板金31と
出力板金32との間、現像ローラ5aと出力板金32と
の間の静電容量を観測することで、随時現像装置C内の
現像剤量を知ることができる。
【0043】静電容量の測定について説明すると、図3
に示すように、現像バイアス印加手段である現像バイア
ス回路34から所定のACバイアスが出力されると、そ
の印加バイアスはリファレンス用コンデンサ35と現像
ローラ5aと、入力板金31にそれぞれ印加される。こ
れにより、画像形成装置本体100に設けられた検知部
33のリファレンス用コンデンサ35の両端には電圧V
1が発生し、入力板金31と出力板金32の間には、静
電容量C4に応じた電流が発生する。この電流値を演算
によって電圧V2に変換する。静電容量C4は、現像ロ
ーラ5aと出力板金32との間の静電容量C2、入力板
金31と出力板金32との間の静電容量C3の合成の静
電容量C4である。
【0044】検知部33内の検出回路36は、入力され
るリファレンス用コンデンサ35の両端に発生する電圧
V1と、入力板金31と出力板金32の間の電圧V2と
の電圧差から電圧V3を生成し、検知部33内に設けら
れたAD変換部37に出力する。AD変換部37はアナ
ログ電圧V3をデジタル変換した結果を画像形成装置本
体100の制御部22に出力する。
【0045】更に説明すると、図4に示すように、本実
施例では、検知部33にて電圧信号に変換された現像剤
量検知手段30の出力は、更にA/D変換された後、画
像形成装置本体100に設けられ、レーザービームプリ
ンタAの動作を統轄制御する制御部22内のCPU(中
央演算処理装置)21に入力される。
【0046】又、詳しくは後述するように、予め決定さ
れた現像剤量検知手段30の出力電圧値と現像剤残量の
関係が、例えばテーブルとして、制御部22内のROM
23に記憶されている。CPU21は、現像剤量検知手
段30の出力に基づいて入力された検出電圧値から、R
OM23内に格納されたテーブルを利用することによっ
て、現像剤量を決定することができる。
【0047】更に、CPU21は、検知した現像剤量に
関する情報を表示するための信号を、本実施例では画像
形成装置本体100に設けられた現像剤量表示手段24
に送信し、その情報を表示させる。
【0048】次に、図5を参照して検出電圧値から現像
剤量を決定する方法について更に説明する。
【0049】本実施例では、現像剤量検知手段30によ
って測定される静電容量は、検知部33にて電圧信号に
変換され、図5に示すような電圧値で出力される。図5
において、横軸は、現像装置C内の現像剤残量を示し、
縦軸は、入力板金31と出力板金32との間、出力板金
32と出力板金32との間で各々計測される静電容量値
が合計された値に対応する検出電圧値を示す。
【0050】本実施例では、変換回路の構成から、現像
剤量検知手段の出力電圧値と静電容量との関係は線形な
減少関数であり、現像剤量検知手段30により検出され
る静電容量が大きいときには検出電圧値は小さくなり、
逆に測定される静電容量が小さいときには検出電圧は大
きくなるように設定されている。
【0051】つまり、入力板金31と出力板金32との
間、及び出力板金32と現像ローラ5aとの間に現像剤
がフルに充填された状態では静電容量は最大値を示し、
この時検出電圧値は最小値を示す。
【0052】本実施例では、入力板金31と出力板金3
2の間の静電容量は、現像剤量が150gより少なくな
ると、現像剤量の減少に対して単調減少する。しかし、
現像剤量が50g程度になると、入力板金31と出力板
金32の間の現像剤は、殆ど無くなり、静電容量は殆ど
変化しなくなる。
【0053】一方、出力板金32と現像ローラ5aの間
の静電容量は、現像剤量が50g程度までは殆ど変化せ
ず、現像剤残量が50gよりも少なくなると、現像剤量
の減少に対して単調減少する。
【0054】そのため、本実施例の現像剤量検知手段3
0による検出電圧値は、図5に示すようになる。この検
出電圧値と現像剤量の関係を用いることで、現像剤量を
決定することができる。
【0055】例えば、上述のように、図5に示す現像剤
量と検出電圧値の関係に基づくテーブルを予め制御部2
2のROM23に記憶させておくことによって、CPU
21は検出電圧値をこのテーブルと照らし合わせること
で現像剤量を決定できる。当然、この現像剤量と検出電
圧値の関係に基づく関係式を用いて現像剤を決定する構
成としてもよい。
【0056】本実施例では、図5に示した関係を所定の
刻み幅にて刻んで作成した現像剤量と検出電圧値とを対
応させたテーブルを用いた。本実施例では、検出電圧が
1.2V以下のときの現像剤量の表示を100%とし、
検出電圧が1.2Vを越えてからの現像剤量を、例え
ば、検出電圧が1.6Vの時の現像剤量の表示を20%
というように、未使用時の現像剤量に対して現像装置C
内の現像剤量をパーセント表示するように設定し、この
関係をテーブルとしてROM23に記憶させた。
【0057】次に、プロセスカートリッジBの使用初期
における現像剤量の誤検知の防止方法について説明す
る。
【0058】図6は、現像剤シール部材16aの開封直
後のプロセスカートリッジB内の現像剤分布を模式的に
示す。図6(a)に示すように、現像剤シール部材16
aを開封し、画像形成装置本体100内に挿入した直後
は、入力板金31と出力板金32の間、及び出力板金3
2と現像ローラ5aの間には現像剤は充分入らず、静電
容量は飽和値には達さない。これは、現像剤シール部材
16aを開封する前は、現像剤収納容器4内にのみ現像
剤が収容されており、入力板金31と出力板金32の
間、及び出力板金32と現像ローラ5aの間には現像剤
がないためである。現像剤シール部材16aを開封する
ことで、入力板金31と出力板金32の間、及び出力板
金32と現像ローラ5aの間に現像剤が若干入り込む
が、依然として、図6(a)に示すように、入力板金3
1と出力板金32の間が現像剤で飽和される所定量まで
は入り込まない。
【0059】その後、画像形成を行うことで、現像剤収
納容器4内の現像剤攪拌部材15が駆動される。そし
て、現像剤攪拌部材15が駆動されて所定時間経過する
と、図6(b)に示すように、入力板金31と出力板金
32の間、及び出力板金と現像ローラ5aの間に所定量
の現像剤が入り、静電容量が飽和値に達する。
【0060】これにより、現像剤量検知手段30による
検出電圧値は、図5に示すように、プロセスカートリッ
ジBの使用初期において高い値を示し、画像形成を所定
量行うことで最小値(飽和値)に達する。
【0061】本実施例では、プロセスカートリッジBの
使用開始から、現像剤攪拌部材15の駆動時間の積算が
30秒程度になると、図6(b)に示すように入力板金
31と出力板金32の間、及び出力板金32と現像ロー
ラ5aの間に所定量の現像剤が入り、静電容量が飽和値
に達する構成とされている。
【0062】従って、現像剤攪拌部材15の駆動時間を
積算した時間が30秒程度になるまでは、図5に示した
検出電圧と現像剤量の関係を用いて現像剤量を判断する
と、現像剤を実際より少なく見積もり表示してしまい、
正確な現像剤の残量表示ができない。
【0063】そこで、本発明によれば、プロセスカート
リッジBの使用開始から通算した使用時間が所定の値に
達するまでは現像剤量検知手段30の検知結果に依らず
所定の表示を行う構成とする。即ち、本実施例では、プ
ロセスカートリッジBの使用開始からの通算時間として
現像剤攪拌部材15の駆動時間を、カートリッジ使用時
間計測手段としての駆動時間カウンタ25(図4)が計
測し、プロセスカートリッジBの使用開始から現像剤攪
拌部材15の駆動時間の積算が60秒になるまでの間
は、検出電圧値に依らず現像剤残量表示を100%にす
る。駆動時間カウンタ25は、CPU21から送られる
動作信号に基づき、現像剤攪拌部材15の駆動時間をカ
ウント値に変換して計測する。
【0064】そして、現像剤攪拌部材15の駆動時間の
積算が60秒を越えてから、上述のようにして、現像剤
量検知手段30による検出電圧値から現像剤量を決定す
る。
【0065】又、本発明によれば、現像剤攪拌部材15
の駆動時間を積算した時間は、プロセスカートリッジB
に設けられる記憶手段20に逐次書き込まれる。これに
より、常に画像形成装置本体100に装着されたプロセ
スカートリッジBに即して正確にそのプロセスカートリ
ッジの使用開始からの通算の使用時間を認識することが
できる。
【0066】本実施例にて用いる記憶手段20について
説明すると、記憶手段20は、図1及び図2に示すよう
に、廃現像剤容器7bの上側面部に設置されている。こ
れは、本実施例のレーザービームプリンタAではプロセ
スカートリッジBが廃現像剤容器7b側を先頭にした方
向にて画像形成装置本体100内に挿入されるので、記
憶手段20と画像形成装置本体100側の通信手段の位
置合わせがし易いように考慮したからである。又、本発
明に使用される記憶手段20としては、不揮発性メモ
リ、揮発性メモリとバックアップ電池を組み合わせたも
のなど、通常の半導体による電子的なメモリを特に制限
なく使用することができる。特に、記憶手段20と読み
だし/書き込みICの間のデータ通信を電磁波によって
行う非接触メモリである場合、記憶手段20との間が非
接触であってもよいため、プロセスカートリッジBの装
着状態による接触不良の可能性がなくなる。本実施例で
は、記憶手段20として読み書き可能な揮発性メモリ
(以下、単に「メモリ」と呼ぶ。)20を採用した。こ
の記憶手段20に対するデータの書き込み、読み出し手
段22は、画像形成装置本体100が備えている。
【0067】次に、図7を参照して、本実施例における
現像剤残量検知動作を更に説明する。図7は、現像剤量
の表示を変更する手順をフローチャートとして示す。
【0068】画像形成装置本体100の制御部22に設
けられたCPU21は、ホストコンピュータ26からの
ジョブ信号を受け、画像形成を要求されると(ステップ
1)、プロセスカートリッジBの記憶手段20から現像
剤攪拌部材15の駆動時間を積算した時間Tを呼び出し
(ステップ2)、時間Tが60秒を越えているかどうか
を判断する(ステップ3)。
【0069】ステップ3にて、記憶手段20から呼び出
した現像剤攪拌部材15の積算駆動時間Tが60秒以下
であると判断された場合にはジョブが終了するまで現像
剤量表示手段24の表示をそのまま100%に固定す
る。又、ジョブを行うのに要した現像剤攪拌部材3の駆
動時間tを、CPU21から送られてくる動作信号に基
づき、駆動時間カウント手段25がカウント値に変換し
て計測する(ステップ4)。その後、ジョブが終了した
ら(ステップ6)、この駆動時間tを、ステップ2にて
記憶手段20から呼び出して使用した時間Tに加算した
値を、新たに現像剤攪拌部材15の積算駆動時間Tとし
て記憶手段20に記憶させる(ステップ7)。ここで、
ジョブを終了するのに要した現像剤攪拌部材15の駆動
時間tが60秒以上である場合、現像剤量検知手段30
の出力に基づく現像剤量の検知結果を現像剤残量表示に
使用するタイミングが遅れるが、実用上問題ない。
【0070】一方、ステップ3にて、現像剤攪拌部材1
5の積算駆動時間Tが60秒を越えていると判断さえた
場合は、画像形成動作を行い、現像剤量表示手段24に
は現像剤量検知手段30の出力に基づいて検知された現
像剤残量を表示する。又、ジョブを行うのに要した現像
剤攪拌部材15の駆動時間tを、ステップ4の場合と同
様にして計測する(ステップ5)。そして、ジョブが終
了したら(ステップ6)、この駆動時間tを、ステップ
2にて記憶手段20から呼び出して使用した時間Tに加
算した値を、新たに現像剤攪拌部材15の積算駆動時間
Tとして記憶手段20に記憶させる(ステップ7)。
【0071】上述のフローチャートに従った制御を行う
ことで、現像剤シール部材6aの開封後における現像剤
量の誤検知をなくすことが可能であった。
【0072】以上、本発明によれば、プロセスカートリ
ッジBの使用初期における現像剤残量の誤検知を防止す
ることができる。
【0073】実施例2 図8には、本発明の他の態様であるカートリッジ化され
た現像装置Cの一実施例を示す。
【0074】本実施例の現像装置Cは、現像ローラ5a
及び現像ブレード5cなどの現像手段5を保持する現像
室5Aと、現像手段5に供給する現像剤を収容する現像
剤収納容器4とをプラスチック製の現像剤枠体11及び
現像枠体12により一体的に構成することによってカー
トリッジ化される。つまり、本実施例の現像装置Cは、
実施例1及び2で説明したプロセスカートリッジBの現
像装置構成部をユニット化したものであり、即ち、プロ
セスカートリッジBから感光体ドラム1、帯電手段2、
クリーニング手段7を除いて一体化したカートリッジと
考えることができる。従って、実施例1にて説明した全
ての現像装置構成部及び現像剤量検出装置の構成が同様
に本実施例の現像装置Cにおいても適用される。従っ
て、これら構成及び作用についての説明は、実施例1に
おいて行った上記説明を援用する。
【0075】但し、本実施例では、メモリ20は現像剤
収納容器4に付帯させている点が異なる。
【0076】本実施例の構成によっても、実施例1と同
様の作用効果を達成し得る。
【0077】以上、本発明のいくつかの実施例について
説明した。
【0078】尚、上記各実施例では、検出電圧値に依ら
ずに現像剤残量の表示を100%とする期間を規定する
ために、カートリッジの使用開始から通算した使用時間
として現像剤攪拌部材15の回転時間を計測するとして
説明したが、例えば、その量に対応して現像剤攪拌部材
15が回転する量を特に限定されることなく利用するこ
とができ、例えば感光体ドラム1の駆動時間の積算時間
や、画像形成枚数であってもよい。
【0079】上記本実施例では、現像剤量検知手段とし
てプレートアンテナ方式の現像剤量検知手段30を用い
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、静電容
量と現像装置C内の現像剤量の間で相関性が得られる構
成であれば、その方式は問わず用いることができる。
又、現像剤量検知手段としては、静電容量測定方式に限
らず、上記実施例にて説明したように、例えば現像剤シ
ール部材の開封直後などのカートリッジ使用初期におい
て検知結果に誤差を含む可能性がある現像剤量検知手段
を用いる場合、本発明を適用することによってカートリ
ッジ使用初期における現像剤量の誤検知、誤表示を防止
することができる。
【0080】上記各実施例では現像剤攪拌部材15の駆
動時間をカートリッジに配置したメモリ20に記憶し、
これにより、各プロセスカートリッジBに即して、確実
にそのプロセスカートリッジBの使用開始からの通算の
使用時間を認識できるという効果があるが、画像形成装
置本体100のCPU21内など、画像形成装置本体側
に設けた記憶手段に記憶させる構成とすることもでき
る。又、上記各実施例では、現像剤量と検出電圧値との
関係に基づくテーブル、或は関係式を画像形成装置本体
100の制御部22内に設けられるROM23に格納さ
れているものとして説明したが、これをカートリッジが
備えた記憶手段20に記憶させる構成とすることもでき
る。これにより、例えばカートリッジの若干の設計変更
などに対応して、より各カートリッジに即した現像剤量
の検知が可能となる。
【0081】又、上記各実施例では、現像剤量検知手段
によって検出される静電容量と、現像剤残量検出装置が
最終的に検知する検出電圧との減少増加関係が逆になる
ように設定されている場合について説明したが、静電容
量と電圧の関係は、画像形成装置に備えられる検出回路
により様々であり、静電容量と電圧の関係が同じ減少関
数であっても、増加関数であってもよい。
【0082】更に、上記各実施例では、現像剤量は未使
用時の現像剤量に対するパーセント表示とするとして説
明したが、現像剤残量を示すパーセント表示としては、
未使用時の現像剤残量に対して使用可能な現像剤が何%
残っているかを示す%値、或は現像装置C内の使用可能
な現像剤量に対して使用可能な現像剤が何%残っている
かを示す%値などを適宜選択し得る。そして、現像剤残
量0%としては、現像剤が完全に無くなったことばかり
ではなく、現像装置C内に現像剤が残っていたとして
も、所定品位の画像が形成できないほど現像剤が減少
し、所謂、白抜け画像などを形成する恐れのある現像剤
量を予め設定しておき、現像剤量がその量に達した時点
を0%とすることができる。又、現像剤量としては、現
像剤の絶対値(g)や上記のようなパーセント表示など
の値表示に限定されるものではなく、例えば、ガスゲー
ジ、棒グラフ、或は、「現像剤無し」の警告などのメッ
セージの表示や音声による報知とすることも可能であ
る。又、現像剤量に関する情報は記録媒体に記録し出力
することも可能であり、現像剤の残量が使用者にわかる
方式であればどのような表示方式であっても構わない。
更に、現像剤残量の表示は、画像形成装置本体100に
設けられれた表示手段40にて行うことに限定されるも
のではなく、画像形成装置本体100と通信可能に接続
された、例えば、ホストコンピュータなどの機器の画面
とされる表示手段にて行うこともできる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像手段と、現像手段に供給する現像剤を収容する現像
剤収納容器と、現像剤収納容器内の現像剤を攪拌し現像
手段へ搬送する現像剤攪拌部材と、現像剤量を逐次に検
知する現像剤量検知手段と、を有するカートリッジが装
置本体に着脱可能な画像形成装置において、装置本体に
カートリッジの使用初期から通算した使用時間を計測す
る手段を備え、計測したカートリッジの使用初期から通
算した使用時間を記憶する記憶手段をカートリッジ又は
装置本体の少なくとも一方に設け、カートリッジの使用
初期から通算した使用時間が所定の値に達するまでは、
現像剤量に関する情報を表示する表示手段に、カートリ
ッジの未使用時に対応した現像剤量レベルの表示を行
い、カートリッジの使用初期から通算した使用時間が所
定の値に達した以降は、現像剤量検知手段の検知結果に
対応した現像剤量レベルの表示を行う構成とされるの
で、現像剤シール部材の開封直後など、カートリッジ使
用初期における現像剤量の誤検知、誤表示を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の係るプロセスカートリッジと画像形成
装置の一実施例の断面図である。
【図2】図1のプロセスカートリッジの拡大断面図であ
る。
【図3】現像剤量検出装置の一実施例の概略構成図であ
る。
【図4】本発明に従って構成される画像形成装置の制御
態様を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明に従って構成される現像剤量検出装置の
検出電圧値と現像剤残量との関係を示すグラフ図であ
る。
【図6】現像装置の概略断面図であり、(a)現像剤シ
ール部材の開封直後の現像装置内の現像剤の様子と、
(b)現像剤量検知手段によって測定される静電容量が
飽和値をとっているときの様子を示す。
【図7】本発明に従う、カートリッジの記憶手段を用い
た現像剤量検知動作の一実施例を説明するためのフロー
チャート図である。
【図8】本発明に係るカートリッジ化された現像装置の
一実施例の断面図である。
【符号の説明】 1 感光体ドラム 2 帯電手段 3 レーザースキャナー 4 現像剤収納容器 5 現像手段 5a 現像ローラ(現像剤担持体) 7 クリーニング手段 10 定着手段 20 記憶手段(メモリ) 21 CPU 22 制御部 24 現像剤量表示手段 25 駆動時間カウント手段(カートリッジ使用時
間計測手段) 30 現像剤量検知手段 100 画像形成装置本体 101 装着手段 A レーザービームプリンター B プロセスカートリッジ C 現像装置(現像ユニット)、現像カートリッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 - 21/18 G03G 15/08 - 15/08 507

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像手段と、前記現像手段に供給する現
    像剤を収容する現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器
    内の現像剤を攪拌し前記現像手段へ搬送する現像剤攪拌
    部材と、現像剤量を逐次に検知する現像剤量検知手段
    と、を有するカートリッジが装置本体に着脱可能な画像
    形成装置において、 前記装置本体に前記カートリッジの使用初期から通算し
    た使用時間を計測する手段を備え、計測した前記カート
    リッジの使用初期から通算した使用時間を記憶する記憶
    手段を前記カートリッジ又は前記装置本体の少なくとも
    一方に設け、前記カートリッジの使用初期から通算した
    使用時間が所定の値に達するまでは、現像剤量に関する
    情報を表示する表示手段に、前記カートリッジの未使用
    時に対応した現像剤量レベルの表示を行い、前記カート
    リッジの使用初期から通算した使用時間が所定の値に達
    した以降は、前記現像剤量検知手段の検知結果に対応し
    た現像剤量レベルの表示を行うことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は前記装置本体に設けら
    れ、現像剤量に関する情報をこの表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記装置本体は、前記表示手段を有する
    機器と通信可能であり、現像剤量に関する情報をこの機
    器に送信することを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記カートリッジの使用時間は、前記現
    像剤攪拌部材が駆動している時間であることを特徴とす
    る請求項1、2又は3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は前記カートリッジに設け
    られることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記カートリッジは、電子写真感光体
    と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段として
    少なくとも前記電子写真感光体に現像剤を供給する現像
    手段と、を一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
    ジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
    る請求項1〜のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 現像手段と、前記現像手段に供給する現
    像剤を収容する現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器
    内の現像剤を攪拌し前記現像手段へ搬送する現像剤攪拌
    部材と、現像剤量を逐次に検知する現像剤量検知手段
    と、記憶手段と、を有するカートリッジであって、前記
    カートリッジの使用初期から通算した前記現像剤攪拌部
    材の駆動量を計測する手段と、前記カートリッジの使用
    初期から通算した前記現像剤攪拌部材の駆動量が所定の
    値に達するまでは、前記カートリッジの未使用時に対応
    した現像剤量レベルの表示を行い、前記カートリッジの
    使用初期から通算した前記現像剤攪拌部材の駆動量が所
    定の値に達した以降は、前記現像剤量検知手段の検知結
    果に対応した現像剤量レベルの表示を行う表示手段とを
    有する画像形成装置に着脱可能なカートリッジにおい
    て、 前記記憶手段には、前記カートリッジの使用初期からの
    前記現像剤搬送部材の駆動量に係わる情報が記憶される
    ことを特徴とするカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記カートリッジは、電子写真感光体
    と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段として
    少なくとも前記電子写真感光体に現像剤を供給する現像
    手段と、を一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
    ジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
    る請求項のカートリッジ。
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