JP2003238037A5 - - Google Patents

Claims (12)

1. 乗客カゴにロープを介して連結された釣合錘を有する巻上機を駆動するエレベータにおいて、
   上記乗客カゴのカゴ負荷を計測するカゴ負荷検出手段と、
   次回停止階を設定する次回停止階設定手段と、
   上記カゴ負荷検出手段によって得られるカゴ負荷と上記次回停止階設定手段によって設定される次回停止階とに基づいて次回停止階に上記乗客カゴが到達するカゴ速度パターンを演算するカゴ速度パターン生成手段と
   を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
2. インバータで給電されるモータにより、乗客カゴにロープを介して連結された釣合錘を有する巻上機を駆動するエレベータにおいて、
   上記乗客カゴのカゴ負荷を計測するカゴ負荷検出手段と、
   次回停止階を設定する次回停止階設定手段と、
   上記インバータを構成する構成要素の温度を計測する構成要素温度検出手段と、
   上記構成要素の温度上昇限界値を設定する限界温度設定手段と、
   上記構成要素温度検出手段から得られる構成要素温度と上記限界温度設定手段で設定された温度上昇限界値とに基づいて温度上昇限界許容値を演算する温度上昇許容値演算手段と、
   上記構成要素の温度上昇限界許容値と上記カゴ負荷と上記次回停止階とに基づいて上記モータの許容されうる駆動範囲内でかつ上記構成要素の予想される温度上昇量が温度上昇限界許容値以内に最短時間で上記乗客カゴが次回停止階に到達するカゴ速度パターンを演算するカゴ速度パターン生成手段と
   を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
3. 上記速度パターン生成手段は、カゴ速度パターンを演算する際に、カゴ最高速度、カゴ加速度、カゴ加速度の変化率の上限を定めることを特徴とする請求項１または２記載のエレベータの制御装置。
4. 上記構成要素温度検出手段は、上記温度を電子機器に流れる電流値の関数として推定することを特徴とする請求項２または３記載のエレベータの制御装置。
5. 上記カゴ速度パターン生成手段は、上記モータに与えられるカゴ速度駆動指令に関連したモータトルク波形を上記構成要素に流れる電流値に換算し、その電流値波形が上記温度上昇限界許容値の関数によって制約される条件に基づいてカゴ速度パターンを演算することを特徴とする請求項２または３記載のエレベータの制御装置。
6. 上記次回停止階設定手段は、上記カゴ速度パターンを演算するための次回停止階をエレベータの起動回数とカゴ出発階から次に停止する停止決定階までの移動距離の統計量から求めたカゴの平均停止階とすることを特徴とする請求項１または２記載のレベータ制御装置。
7. 上記次回停止階設定手段は、上記カゴの平均停止階を各出発階床における、停止決定階への移動時間の期待値が最小となる停止階として設定することを特徴とする請求項６記載のエレベータの制御装置。
8. 上記次回停止階設定手段は、上記カゴの平均停止階を乗客需要の異なる時間帯毎の停止決定階の統計量に基づいて設定することを特徴とする請求項６または７記載のエレベータの制御装置。
9. 上記カゴ速度パターン生成手段は、上記次回停止階と上記カゴの平均停止階を比較してカゴ速度パターンを演算することを特徴とする請求項６〜８のいずれかに記載のエレベータの制御装置。
10. 上記カゴ速度パターン生成手段は、カゴが停止可能な停止可能階と上記カゴの平均停止階を比較してカゴ速度パターンを演算することを特徴とする請求項６〜９のいずれかに記載のエレベータの制御装置。
11. 上記カゴ速度パターン生成手段は、カゴ速度パターンとしてカゴ速度、カゴ加速度、またはカゴ加速度の変化率の少なくともひとつを演算することを特徴と する請求項１〜１０のいずれかに記載のエレベータの制御装置。
12. 請求項１〜１１のいずれかに記載のエレベータの制御装置において、カゴ負荷、および次回停止階と速度パターンとが対応付けられて記載されたテーブルが設けられていることを特徴とするエレベータ制御装置。