JP2003231625A - 香料組成物 - Google Patents

香料組成物

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JP2003231625A
JP2003231625A JP2002026993A JP2002026993A JP2003231625A JP 2003231625 A JP2003231625 A JP 2003231625A JP 2002026993 A JP2002026993 A JP 2002026993A JP 2002026993 A JP2002026993 A JP 2002026993A JP 2003231625 A JP2003231625 A JP 2003231625A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、使用感触に優れ、皮膚刺激
性を緩和し、更に匂いの持続性を有する香料組成物を提
供することにある。 【解決手段】 香料成分を1〜30質量%と、アルコー
ルと、下記一般式化1で示されるアルキレンオキシド誘
導体を含む香料組成物。 【化1】RO−[(AO)(EO)]−R (式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、E
Oはオキシエチレン基、m及びnはそれぞれ前記オキシ
アルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、
1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオ
キシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオ
キシエチレン基の割合は、20〜80質量%である。R
,Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4
の炭化水素基又は水素原子であり、R及びRの炭化
水素基数に対する水素原子数の割合が0.15以下であ
る。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は香料組成物、特にそ
の使用感触、皮膚刺激性、及び匂いの持続性といった性
質の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の香料組成物としては、香水、オー
デコロンのようなものが良く知られている。通常、これ
らの香料組成物への香料の配合には、香料用溶媒として
多量のエタノールを主成分として配合するか、又は、香
料の可溶化剤として界面活性剤又は多価アルコールを配
合する方法が用いられてきた。
【0003】一方、近年では、ライフスタイルの欧米化
に伴って、日常的なフレグランスの使用場面が増えてい
る。このため、前記したような香料組成物に対し、香気
の持続性、ライトな使用感触等の様々な付加価値のニー
ズが高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エタノ
ールを主成分とした香料組成物の場合では、エタノール
の揮散に伴い、揮発性の強い成分は早く逃げ去り、香調
が甚だしく変化してしまうことが多い。このために、香
気の持続性を高める手段として、香気の持続性の高い香
料成分を組み合わせて調香した香料を使用することがあ
るが、高い調香技術が要求される上に、使用できる香り
のバリエーションも限定されていた。一方、香料成分を
界面活性剤又は多価アルコールにより可溶化する場合に
おいては、これらを多量に配合する必要があるために、
製品のべたつき等の使用感触への悪影響の問題が生じて
いた。また、いずれの香料組成物においても、香料成分
等に起因する皮膚刺激性の問題があり、従来技術におい
ては、このような問題を解決する、すなわち皮膚刺激性
を十分に緩和するような香料組成物は得られていなかっ
た。
【0005】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は、使用感触に優れ、皮膚刺激
性を緩和し、更に匂いの持続性を有する香料組成物を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上述の課題
に鑑み鋭意研究した結果、香料組成物にアルキレンオキ
シド誘導体を配合すると、使用感触、特になじみが良
く、なめらかさに優れ、べたつき感がなく、また、皮膚
刺激性を緩和し、匂いの持続性に優れた香料組成物が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、香料成分を1〜30質
量%とアルコールとからなる香料組成物において、下記
一般式化2で表わされるアルキレンオキシド誘導体を含
有することを特徴とする香料組成物である。
【化2】R1O−[(AO)(EO)n]−R2 (式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、E
Oはオキシエチレン基、m及びnはそれぞれ炭素数3〜4
のオキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モ
ル数で、1≦m≦70、1≦n≦70であり、オキシアル
キレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチ
レン基の割合が、20〜80質量%である。オキシアル
キレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加してい
てもランダム状に付加していてもよい。R及びR
同一もしくは異なっていてもよい炭素数1〜4の炭化水
素基又は水素原子であり、R及びRの炭化水素基数
に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)
【0008】また、前記香料組成物において、前記アル
キレンオキシド誘導体のうち、オキシアルキレン基とオ
キシエチレン基がランダム状に付加していることが好適
である。また、前記香料組成物において、前記アルキレ
ンオキシド誘導体を0.1〜80質量%配合することが
好適である。また、前記香料組成物において、水を含有
することが好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。本発明に用いられる香料は、動物系、植物系、鉱
物系の天然香料及び合成香料とも使用可能である。本発
明の香料組成物への香料の配合量はフレグランス製品と
して十分な香りが得られる配合量であり、一般的には1
〜30質量%が好適であり、更に好ましくは1〜10質
量%である。
【0010】本発明に用いられるアルコールは、香料の
溶剤として用いるものであり、一般的には、特にエタノ
ールが挙げられるが、これに限定されるものではない。
この他のアルコールとしては、例えば、プロパノール、
イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルア
ルコール等が挙げられる。本発明の香料組成物へのアル
コールの配合量は特に限定するものではない。
【0011】化1で示されるアルキレンオキシド誘導体
において、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で
あり、例として、オキシプロピレン基、オキシブチレン
基、オキシイソブチレン基、トリメチレン基、テトラメ
チレン基などが挙げられる。好ましくは、オキシプロピ
レン基、オキシブチレン基が挙げられる。mは炭素数3
〜4のオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1
≦m≦70、好ましくは2≦m≦20である。nはオキ
シエチレン基の平均付加モル数であり、1≦n≦70、
好ましくは2≦n≦20である。炭素数3〜4のオキシ
アルキレン基又はオキシエチレン基が0であるとしっと
り感が落ち、70を越えるとべたつき感がでてきて、す
べすべ感が十分に得られない。
【0012】また、炭素数3〜4のオキシアルキレン基
とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の
割合は、20〜80質量%である。オキシエチレン基の
割合が20重量%未満であるとしっとり感が落ち、80
質量%より大きいとすべすべ感が十分に得られない。エ
チレンオキシド及び炭素数3〜4のアルキレンオキシド
の付加する順序は特に指定はない。またオキシエチレン
基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基はブロック状に
付加していてもランダム状に付加していてもよい。好ま
しくはランダム状に付加されているものが挙げられる。
【0013】R及びRはそれぞれ1種のみを用いて
も、炭素数1〜4の炭化水素基と水素原子とが混在して
も、炭素数1〜4の炭化水素基が混在しても良い。但
し、R 及びRの炭化水素基のうち、炭化水素基と水
素原子の存在割合は、炭化水素基の数(X)に対する水
素原子の数(Y)の割合Y/Xが0.15以下、好まし
くは0.06以下である。Y/Xの割合が0.15を越
えると、べたつき感がでてくる。
【0014】本発明のアルキレンオキシド誘導体は公知
の方法で製造することができる。例えば、水酸基を有し
ている化合物にエチレンオキシド及び炭素数3〜4のア
ルキレンオキシドを付加重合した後、ハロゲン化アルキ
ルをアルカリ触媒の存在下でエーテル反応させることに
よって得られる。
【0015】本発明の香料組成物へのアルキレンオキシ
ド誘導体の配合量は、特に限定しないが、好ましくは香
料組成物全量中0.1〜80.0質量%、更に好ましく
は5.0〜30.0質量%である。0.1質量%未満で
は匂いの持続効果が発揮されず、80.0質量%を越え
ると使用後、べたつきを感じるようになってくる。
【0016】本発明の香料組成物への水の配合量は、特
に限定するものではないが、高配合時には、白濁、油浮
き等の外観を著しく損ねる場合がある。その場合には、
界面活性剤や多価アルコール等の成分を補助的に配合す
ることにより外観安定性を保つことができるが、本発明
の効果を減少させるものではない。
【0017】本発明の香料組成物は上記の必須成分を既
存の香料組成物に配合することにより調整される。本発
明の香料組成物には上記した必須構成成分の他に通常化
粧品の香料組成物に用いられる他の成分、例えば、保湿
剤、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、
高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、
アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活
性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増
粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、多価
アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマル
ジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止
剤、酸化防止助剤等を必要に応じて適宜配合し、目的と
する剤形に応じて常法により製造することができる。以
下に具体的な配合可能成分を列挙するが、上記必須配合
成分と、下記成分の任意の一種又は二種以上とを配合し
て本発明の香料組成物を調製できる。
【0018】本発明に用いる保湿剤としては、例えば、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
セリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソル
ビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアル
ロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲ
ン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナ
トリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短
鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザ
ヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロ
ート抽出物等が挙げられる。
【0019】粉末成分としては、例えば、無機粉末(例
えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、
白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキ
ュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸
アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステ
ン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸
バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カ
ルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セ
ラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜
鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド
樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタ
クリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとア
クリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉
末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無
機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無
機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄
等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機
黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系
顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫
色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイ
オレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、
水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料
(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化
チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ
塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化
チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔
等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、
カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はア
ルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば赤色201号、
赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色22
0号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙
色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401
号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色
104号、赤色106号、赤色227号、赤色230
号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色
4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3
号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィ
ル、β−カロチン等)等が挙げられる。
【0020】液体油脂としては、例えば、アボガド油、
ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロ
コシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴ
マ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆
油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ
油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等
が挙げられる。
【0021】固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤ
シ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化
牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化
油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【0022】ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カン
デリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロ
ウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラ
ノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、
サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリ
ン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラ
ノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテ
ル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロ
ールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコー
ル、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げ
られる。
【0023】炭化水素油としては、例えば、流動パラフ
ィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフ
ィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリ
スタリンワックス等が挙げられる。
【0024】高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソス
テアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペン
タエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等
が挙げられる。
【0025】高級アルコールとしては、例えば、直鎖ア
ルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミ
リスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステア
リルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノ
ステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-
デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレス
テロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、
イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)
等が挙げられる。
【0026】合成エステル油としては、ミリスチン酸イ
ソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、
オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステ
アリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 1
2-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチル
ヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトー
ル脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグ
リコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リン
ゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グ
リセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプ
ロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトー
ル、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタ
ン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、ト
リイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-
エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテー
ト、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウ
ンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステ
ル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミ
チン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチ
ル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシル
エステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチ
ルラウレート、セバシン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリ
スチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデ
シル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソ
プロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエ
チル等が挙げられる。
【0027】シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリ
シロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン
等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元
網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴ
ム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポ
リシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げ
られる。
【0028】アニオン界面活性剤としては、例えば、脂
肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミ
チン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリ
ウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、
POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル
硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、
ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミ
ドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタ
ウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナト
リウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リ
ン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウ
ム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク
酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナ
トリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオ
キシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリ
プロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);
アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシル
ベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エス
テル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナト
リウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウ
ロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグ
ルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミ
ン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油
等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキル
アリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン
酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコー
ル硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸
エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸
ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタ
ノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0029】カチオン界面活性剤としては、例えば、ア
ルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステア
リルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチル
アンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、
塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチ
ルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩
化ポリ(N,N'-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);
アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジ
ルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジア
ルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキル
アミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール
脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニ
ウム等が挙げられる。
【0030】両性界面活性剤としては、例えば、イミダ
ゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N
-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリン
ナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキ
サイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベ
タイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カル
ボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベ
タイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキ
ルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が
挙げられる。
【0031】親油性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタン
モノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソ
ルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオ
レエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチ
ルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エ
チルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセ
リンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪
酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイ
ン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'
-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステア
リン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール
脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレ
ングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンア
ルキルエーテル等が挙げられる。
【0032】親水性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソ
ルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレ
ート、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタン
テトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル
類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソル
ビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエー
ト、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセ
リン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノス
テアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、PO
E-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエ
ート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステ
アレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチ
レングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例え
ば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、PO
E-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-
オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテ
ル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック
等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・PO
P-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエ
ーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添
ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラ
POE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、
テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体
(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化
ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリ
イソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミ
ン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ
油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例
えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミ
ド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリ
ン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールア
ミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;
POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸
エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;
トリオレイルリン酸等が挙げられる。
【0033】天然の水溶性高分子としては、例えば、植
物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガ
ム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガ
ム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシー
ド(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デン
プン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリ
チルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタン
ガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン
等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、
アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
【0034】半合成の水溶性高分子としては、例えば、
デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプ
ン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロー
ス系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メ
チルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、
セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル等)等が挙げられる。
【0035】合成の水溶性高分子としては、例えば、ビ
ニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキ
シビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子
(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、6
0,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸
ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルア
ミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が
挙げられる。
【0036】増粘剤としては、例えば、アラビアガム、
カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロ
ブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキ
ストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン
酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、
CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカス
トビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキル
ジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガ
ム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、
ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム) 、ラポナイト、
無水ケイ酸等が挙げられる。
【0037】紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸
系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、P
ABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロ
ポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチル
エステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメ
チルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエス
テル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホ
モメンチル-N- アセチルアントラニレート等);サリチ
ル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メ
ンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オク
チルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサ
リシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート
等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナ
メート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-
2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソ
プロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシ
ンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソ
プロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メト
キシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート
(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート) 、2-エト
キシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-
p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニ
ルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェ
ニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノ
イル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノ
ン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノ
ン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒ
ドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4
- メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4
- メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニ
ルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル-ベ
ンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-
オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキ
シベンゾフェノン等);3-(4'-メチルベンジリデン)-d,
l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フ
ェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2'-ヒドロキシ-5
-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキ
シ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール;2-
(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾー
ル;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ
-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-
ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられ
る。
【0038】金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒ
ドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエ
タン-1,1- ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二
ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリ
ウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メ
タリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、
アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミ
ンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられ
る。
【0039】多価アルコールとしては、例えば、2価の
アルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレング
リコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレング
リコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレング
リコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコ
ール、オクチレングリコール等);3価のアルコール
(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);
4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等
のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例え
ば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソル
ビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体
(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリ
エチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリ
ン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエ
ーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール
モノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシ
ルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシル
エーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エ
チレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコー
ルイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチル
エーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチ
レングリコールジブチルエーテル等);2価アルコール
アルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチル
エーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、
ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレン
グリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブ
チルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル
(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコ
ールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチル
エーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピ
ルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェ
ニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキル
エーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコ
ール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、
ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マン
ニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フル
クトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトー
ス、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッ
ド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラ
ハイドロフルフリルアルコール;POP-ブチルエーテル;
POP・POE-ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレング
リセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリ
セリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトー
ルエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
【0040】単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、
D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);
四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、
D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、
L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラ
ビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロー
ス、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコー
ス、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フ
ルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガト
ース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロ
ース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキ
シ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-
ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ
糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シア
ル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例
えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン
酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられ
る。
【0041】オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グン
チアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プラン
テオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、
ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオ
ースベルバスコース類等が挙げられる。
【0042】多糖としては、例えば、セルロース、クイ
ンスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタ
ン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘ
パラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン
硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫
酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカスト
ビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げら
れる。
【0043】アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸
(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ
酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。ま
た、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシン
ナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシ
ルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グ
ルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
【0044】有機アミンとしては、例えば、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミ
ノ-2-メチル−1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチ
ル-1-プロパノール等が挙げられる。高分子エマルジョ
ンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリ
アクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポ
リアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げら
れる。
【0045】pH調整剤としては、例えば、乳酸−乳酸
ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸
−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。ビタ
ミン類としては、例えば、ビタミンA、B、B、B
、C、E及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導
体、ビオチン等が挙げられる。
【0046】酸化防止剤としては、例えば、トコフェロ
ール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキ
シアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
【0047】酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、
クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コ
ハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェ
イト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げら
れる。
【0048】その他の配合可能成分としては、例えば、
防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤
(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸
誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜
鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、
ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例え
ば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブ
リ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニア
オイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、
サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、
オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海
藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コ
レステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル
酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコ
チン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジ
ンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン
酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イ
ノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シ
ンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミ
ル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤
(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例え
ば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)
等が挙げられる。
【0049】本発明の香料組成物の剤型は任意であり、
液状、ジェル状、乳液状等どのような剤型でも構わな
い。
【0050】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を更に具体的に
説明する。なお、本発明はこれによって限定されるもの
ではない。まず始めに本発明で採用した評価法について
説明する。
【0051】「評価(1):肌へのなじみの良さ」使用
中の肌へのなじみの良さを専門パネラー10名により実
使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が使用中肌へのなじみが良い
と認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が使用中肌へのなじ
みが良いと認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が使用中肌へのなじ
みが良いと認めた。 ×…専門パネラー3名未満が使用中肌へのなじみが良い
と認めた。
【0052】「評価(2):肌のなめらかさ」使用中及
び使用後の肌のなめらかさを専門パネラー10名により
実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が使用中及び使用後肌がなめ
らかであると認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が使用中及び使用後
肌がなめらかであると認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が使用中及び使用後
肌がなめらかであると認めた。 ×…専門パネラー3名未満が使用中及び使用後肌がなめ
らかであると認めた。
【0053】「評価(3):肌へのべたつきのなさ」使
用中及び使用後の肌へのべたつきのなさを専門パネラー
10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の
通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が使用中及び使用後肌へのべ
たつきがないと認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が使用中及び使用後
肌へのべたつきがないと認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が使用中及び使用後
肌へのべたつきがないと認めた。 ×…専門パネラー3名未満が使用中及び使用後肌へのべ
たつきがないと認めた。
【0054】「評価(4):皮膚刺激試験」10名のパ
ネルの上腕内側部に24時間の閉塞パッチを行ない、その
後以下の基準により平均値を算出した。 0…全く異常が認められない。 1…わずかに赤みが認められる。 2…赤みが認められる。 3…赤みと丘疹が認められる。 「皮膚刺激試験」の評価基準は以下の通りである。 ◎…パネル10名の平均値:0以上0.1未満 ○…パネル10名の平均値:0.1以上0.15未満 △…パネル10名の平均値:0.15以上0.2未満 ×…パネル10名の平均値:0.2以上
【0055】「評価(5):匂いの持続効果」使用12
0分後の匂いの持続効果の有無を専門パネラー10名に
より実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りであ
る。 ◎…専門パネラー8名以上が、匂いの持続効果があると
認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が、匂いの持続効果
があると認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が、匂いの持続効果
があると認めた。 ×…専門パネラー3名未満が、匂いの持続効果があると
認めた。
【0056】次に、本発明に係るアルキレンオキシド誘
導体の合成方法について示す。合成例1 ブロックポリマーの合成 ポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン
(10モル)ジメチルエーテル
【0057】
【化3】 CHO(EO)(PO)10(EO)CH プロピレングリコール76gと触媒として水酸化カリウ
ム3.1gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレー
ブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら14
0℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりプロ
ピレンオキシド522gを滴下させ、2時間攪拌した。
ひきつづき滴下装置によりエチレンオキシド440gを
滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム22
4gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチ
ル188gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応さ
せた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出
し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除
去するため減圧−0.095MPa(50mmHg)、
100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除
去するため濾過を行い、前記化3に示すアルキレンオキ
シド誘導体を得た。塩化メチルを反応させる前にサンプ
リングし、精製したものの水酸基価が110、化合物7
の水酸基価が0.3、末端メチル基数に対する水素原子
数の割合は0.003であり、ほぼ完全に水素原子がメ
チル基に変換されている。
【0058】合成例2 ランダムポリマーの合成例 ポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン
(10モル)ジメチルエーテル
【0059】
【化4】 CHO[(EO)10/(PO)10]CH なお、以下の実施例において、EOはオキシエチレン
基、POはオキシプロピレン基、[(EO)/(P
O)]はランダム状結合を表す。プロピレングリコール
76gと触媒として水酸化カリウム3.1gをオートク
レーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素
で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶
解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド440g
とプロピレンオキシド522gの混合物を滴下させ、2
時間攪拌した。次に、水酸化カリウム224gを仕込
み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル188g
を温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その
後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中
和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減
圧−0.095MPa(50mmHg)、100℃で1
時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾
過を行い、前記化4に示すアルキレンオキシド誘導体を
得た。塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精
製したものの水酸基価が107、化合物2の水酸基価が
0.4、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は
0.004であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変
換されている。
【0060】香料組成物への配合 本発明者らは、本発明に係る各種アルキレンオキシド誘
導体について、下記試験用基本組成を用いて、実際に香
料組成物に配合し、その評価を行なった。 試験用基本組成 (1)エタノール 93.0質量% (2)香料 1.0 (3)アルキレンオキシド誘導体 5.0 (4)精製水 1.0 (製法)(1)に(4)を加え攪拌した後、(2)及び
(3)を添加し十分攪拌して香料組成物(オーデコロ
ン)を得た。
【0061】まず最初に、本発明者らは前記基本組成に
おいて、各種アルキレンオキシド誘導体を配合した香料
組成物について、前記基準による官能評価を行った。結
果を表1に示す。
【0062】
【表1】 この結果、香料組成物において、両末端に炭化水素基が
結合したEO/PO誘導体を配合することにより、より
優れた使用感触が得られ、また、皮膚への刺激緩和効
果、及び匂いの持続効果も得られることが明らかとなっ
た。そこで、本発明者らは、アルキレンオキシド誘導体
に関し、香料組成物としての適性についての検討を進め
た。
【0063】[R,Rの決定]まず、本発明者等は
アルキレンオキシド誘導体のR,Rと香料組成物と
しての適性との相関について検討するため、R、R
の異なる各種アルキレンオキシド誘導体について、前記
基準による官能評価を行った。結果を表2に示す。な
お、いずれの化合物もEO,PO部は [(EO)10/(PO)10] を用いている。
【0064】
【表2】 表2より明らかなように、R,Rの両者の炭素数が
1〜4の場合(化合物2,3,4)には、いずれも優れ
た使用感触、皮膚への刺激緩和効果、匂いの持続効果が
得られた。これに対し、R,Rが水素であった場合
(化合物1)、及びRがC12であった場合(化合物
6)には、使用感触、皮膚刺激、匂いの持続性の点で、
何れも好ましくないものとなった。一方、R,R
炭素数の和が7であり、化合物4よりも少ない場合に
も、RがC6となる(化合物5)と使用感触が落ちる
傾向にあった。以上のことから、本発明に係るアルキレ
ンオキシド誘導体には、R,Rともに炭素数が1〜
4の炭化水素基であることが必要である。
【0065】なお、実際の製造にあたってはR,R
のすべてが炭化水素基により置換されるとは限らないた
め、その未置換(H)の化合物の許容存在割合について
検討を行った。なお、未置換の割合は、炭化水素基の数
(X)に対する水素原子の数(Y)の割合Y/Xで表わ
す。なお、下記表3中、1:2=95:5は、化合物1
と化合物2を95:5の割合で混合し、所定のY/Xを
調整したことを意味する。
【0066】
【表3】 前記表3より明らかなように、R,Rについて未反
応のものが存在しても、その量が少なければ(Y/X=
0.054)大きな影響はないが、Y/Xが0.203
になると明らかに使用感触が落ちる。更に本発明者等の
詳細な検討の結果、Y/Xは0.15以下であることが
必要であることが明らかとなった。
【0067】[オキシアルキレン基、オキシエチレン
基]次に本発明者らはアルキレンオキシド誘導体におけ
るオキシアルキレン基、オキシエチレン基の存在と、香
料組成物としての適性について検討を行った。結果を次
の表4に示す。
【0068】
【表4】
【化5】 表4において、化合物12、化5に示す化合物13にお
いては効果が低いことから明らかなように、本発明にお
いて、オキシアルキレン基及びオキシエチレン基の両者
の存在が不可欠である。また、化合物13の結果から、
本発明の効果は単に親水性、疎水性の調整効果ではない
ものとも考えられる。本発明者等の更に詳細な検討によ
りオキシアルキレン基及びオキシエチレン基の合計に対
するオキシエチレン基の好適な割合は20〜80質量%
であることが明らかとなった。
【0069】更に本発明者等は同一アルキレン基数、オ
キシエチレン基数でブロックポリマー、ランダムポリマ
ーを製造し、その比較を行った。
【0070】
【表5】 前記表5より明らかなように、ブロックポリマーであっ
てもランダムポリマーであっても本発明の効果を奏する
ことができるが、特にランダムポリマーの場合に優れた
使用感を得ることができる。
【0071】[香料組成物への配合量]次に本発明者ら
は、アルキレンオキシド誘導体の香料組成物への配合量
について、更に検討を行った。前記基本組成において、
前記化合物10を用いて、配合量を変化させて香料組成
物を作製し、官能評価を行った結果を表6に示す。
【0072】
【表6】 表6に示す結果より、本発明に係る化合物の添加効果
は、0.1質量%程度から認められるが、特に顕著に認
められるのは5.0質量%以上である。但し、80質量
%以上になると、ややべたつきを生じ始める傾向にある
ので、30質量%程度までの配合が好ましい。
【0073】以下、本発明に係る香料組成物の好適な配
合例について説明する。 配合例1 オードトワレ (1)精製水 5.0質量% (2)エタノール 64.0 (3)化合物2 10.0 (4)グリセリン 5.0 (5)1,3−ブチレングリコール 5.0 (6)流動パラフィン 2.0 (7)POE(60)グリセリルモノイソステアレート 2.0 (8)POE(20)オレイルエーテル 1.0 (9)香料 6.0 (製法及び評価)(1)の一部と(5)の一部を混合
し、(A)液とする。(6)〜(9)を混合し、(B)
液とする。(A)液に(B)液を混合し、ホモジナイザ
ーにてエマルションを得、これに残りの原料を添加して
十分攪拌し、本発明の香料組成物(オードトワレ)を得
た。得られた香料組成物(オードトワレ)は、使用感触
に優れ、匂いの持続性も良好であった。
【0074】 配合例2 オードトワレ (1)精製水 55.0質量% (2)エタノール 20.0 (3)化合物3 5.0 (4)グリセリン 5.0 (5)1,3−ブチレングリコール 5.0 (6)流動パラフィン 2.0 (7)ショ糖脂肪酸エステル 3.0 (8)香料 5.0 (製法及び評価)(1)の一部と(5)の一部を混合
し、(A)液とする。(6)〜(8)を混合し、(B)
液とする。(A)液に(B)液を混合し、ホモジナイザ
ーにてエマルションを得、これに残りの原料を添加して
十分攪拌し、本発明の香料組成物(オードトワレ)を得
た。得られた香料組成物(オードトワレ)は、使用感触
に優れ、匂いの持続性も良好であった。
【0075】 配合例3 オードパルファム (1)精製水 21.0質量% (2)エタノール 45.0 (3)化合物9 10.0 (4)グリセリン 5.0 (5)1,3−ブチレングリコール 5.0 (6)流動パラフィン 2.0 (7)POE(40)硬化ヒマシ油 4.0 (8)香料 8.0 (製法及び評価)(1)の一部と(5)の一部を混合
し、(A)液とする。(6)〜(8)を混合し、(B)
液とする。(A)液に(B)液を混合し、ホモジナイザ
ーにてエマルションを得、これに残りの原料を添加して
十分攪拌し、本発明の香料組成物(オードパルファム)
を得た。得られた香料組成物(オードパルファム)は、
使用感触に優れ、匂いの持続性も良好であった。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、香料成分1〜30質量
%と、アルコールと、特定のアルキレンオキシド誘導体
を配合することにより、使用感触、特になじみが良く、
なめらか感を有し、べたつき感がなく、また、皮膚刺激
緩和効果、及び匂いの持続効果を有する香料組成物を提
供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 鹿子木 宏之 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 (72)発明者 宮原 令二 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 (72)発明者 中根 俊彦 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 Fターム(参考) 4H059 BA12 BA16 CA51 DA09 EA31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】香料成分1〜30質量%と、アルコール
    と、下記一般式化1で示されるアルキレンオキシド誘導
    体とを含有することを特徴とする香料組成物。 【化1】RO−[(AO)m(EO)n]−R2 (式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、E
    Oはオキシエチレン基、m及びnはそれぞれ炭素数3〜4
    のオキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モ
    ル数で、1≦m≦70、1≦n≦70であり、オキシア
    ルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエ
    チレン基の割合が、20〜80質量%である。オキシア
    ルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加して
    いてもランダム状に付加していてもよい。R及びR
    は同一もしくは異なっていてもよい炭素数1〜4の炭化
    水素基又は水素原子であり、R及びRの炭化水素基
    数に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)
  2. 【請求項2】請求項1記載の香料組成物において、アル
    キレンオキシド誘導体は、オキシアルキレン基とオキシ
    エチレン基がランダム状に付加していることを特徴とす
    る香料組成物。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の香料組成物におい
    て、アルキレンオキシド誘導体を0.1〜80質量%配
    合することを特徴とする香料組成物。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の香料組
    成物において、更に水を含有することを特徴とする香料
    組成物。
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