JP2002265320A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JP2002265320A JP2002265320A JP2001070791A JP2001070791A JP2002265320A JP 2002265320 A JP2002265320 A JP 2002265320A JP 2001070791 A JP2001070791 A JP 2001070791A JP 2001070791 A JP2001070791 A JP 2001070791A JP 2002265320 A JP2002265320 A JP 2002265320A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】塗布時の伸び広がりが良好で、べたつきも残ら
ず使用性に優れるとともに、安定性にも優れる化粧料を
提供する。 【解決手段】特定構造の（Ａ）オルガノポリシロキサン
及び（Ｂ）ポリエーテル化合物を含有し、（Ａ）及び
（Ｂ）のポリオキシアルキレン基が同一で、且つ、成分
（Ａ）と（Ｂ）の配合質量比が（Ａ）：（Ｂ）＝１０
０：０．１〜１００：３０である化粧料である。さらに
は、（Ｃ）シリコーン油を含有する化粧料である。
ず使用性に優れるとともに、安定性にも優れる化粧料を
提供する。 【解決手段】特定構造の（Ａ）オルガノポリシロキサン
及び（Ｂ）ポリエーテル化合物を含有し、（Ａ）及び
（Ｂ）のポリオキシアルキレン基が同一で、且つ、成分
（Ａ）と（Ｂ）の配合質量比が（Ａ）：（Ｂ）＝１０
０：０．１〜１００：３０である化粧料である。さらに
は、（Ｃ）シリコーン油を含有する化粧料である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料に関し、さら
に詳細には、経時安定性が良好で、且つ、塗布時の伸び
広がりが良く、使用後のべたつきが低減された優れた使
用感を有する化粧料に関する。
に詳細には、経時安定性が良好で、且つ、塗布時の伸び
広がりが良く、使用後のべたつきが低減された優れた使
用感を有する化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、化粧料において、さっぱりとして
べたつきが少なく、なめらかな使用感を有し、撥水性に
優れ経時での化粧持ちを向上させるために、シリコーン
油が汎用されている。しかしながら、シリコーン油は他
の炭化水素系油剤やエステル油等の一般的な油剤との相
溶性が悪く、油性化粧料や乳化化粧料に多量に配合する
と経時安定性を損なうことがあった。そのため、シリコ
ーン油を配合した化粧料においては、配合するシリコー
ン油の種類及び配合する添加剤について種々の検討がな
されている。例えば、他の油剤との相溶性や乳化安定性
を向上させる目的で、ポリエーテル変性オルガノポリシ
ロキサン、部分架橋型オルガノポリシロキサン、部分架
橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン等を配合
した化粧料が提案されている。
べたつきが少なく、なめらかな使用感を有し、撥水性に
優れ経時での化粧持ちを向上させるために、シリコーン
油が汎用されている。しかしながら、シリコーン油は他
の炭化水素系油剤やエステル油等の一般的な油剤との相
溶性が悪く、油性化粧料や乳化化粧料に多量に配合する
と経時安定性を損なうことがあった。そのため、シリコ
ーン油を配合した化粧料においては、配合するシリコー
ン油の種類及び配合する添加剤について種々の検討がな
されている。例えば、他の油剤との相溶性や乳化安定性
を向上させる目的で、ポリエーテル変性オルガノポリシ
ロキサン、部分架橋型オルガノポリシロキサン、部分架
橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン等を配合
した化粧料が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た化粧料においては、油性感がなくさっぱりした使用
感、化粧持ち等の使用感に優れるものの、経時安定性に
おいては更なる改良が求められていた。したがって、シ
リコーン油の特性である良好な使用感を有しながら、経
時安定性に優れた化粧料の開発が望まれていた。
た化粧料においては、油性感がなくさっぱりした使用
感、化粧持ち等の使用感に優れるものの、経時安定性に
おいては更なる改良が求められていた。したがって、シ
リコーン油の特性である良好な使用感を有しながら、経
時安定性に優れた化粧料の開発が望まれていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる実状において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定構造を有するオ
ルガノポリシロキサンとポリエーテル化合物、さらに好
ましくはシリコーン油とを併用することにより、経時安
定性が良好で、しかも使用感とのびに優れた化粧料が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定構造を有するオ
ルガノポリシロキサンとポリエーテル化合物、さらに好
ましくはシリコーン油とを併用することにより、経時安
定性が良好で、しかも使用感とのびに優れた化粧料が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００５】すなわち本発明は、次の成分（Ａ）及び
（Ｂ）； （Ａ）１分子中に、Ｒ１ ａＳｉＯ（４−ａ）／２単位、
及び、−（ＣＨ２）ｌ−Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３
Ｈ６Ｏ）ｙ−単位を少なくとも１個有するオルガノポリ
シロキサン ［式中、Ｒ１；非置換又は置換の一価炭化水素基、ａ；
０、１、２、３から選ばれる数。ｌ；正の整数、ｘ；０
又は正の整数、ｙ；０又は正の整数で示され、ｘ及びｙ
が同時に０ではない。］ （Ｂ）下記一般式（１）で示されるポリエーテル化合物 Ｒ４Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｙ−Ｒ３ （１） ［式中、 Ｒ３；水素原子、低級アルキル基、アシル
基。Ｒ４は低級一価炭化水素基、又は、水素原子であ
る。但し、式（１）中のｘ及びｙは、成分（Ａ）のｘ及
びｙと同じ数である。］を含有し、且つ、配合質量比が
（Ａ）：（Ｂ）＝１００：０．１〜１００：３０である
ことを特徴とする化粧料である。さらには、上記成分に
加え、成分（Ｃ）としてシリコーン油を含有することを
特徴とする化粧料である。以下、詳述する。
（Ｂ）； （Ａ）１分子中に、Ｒ１ ａＳｉＯ（４−ａ）／２単位、
及び、−（ＣＨ２）ｌ−Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３
Ｈ６Ｏ）ｙ−単位を少なくとも１個有するオルガノポリ
シロキサン ［式中、Ｒ１；非置換又は置換の一価炭化水素基、ａ；
０、１、２、３から選ばれる数。ｌ；正の整数、ｘ；０
又は正の整数、ｙ；０又は正の整数で示され、ｘ及びｙ
が同時に０ではない。］ （Ｂ）下記一般式（１）で示されるポリエーテル化合物 Ｒ４Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｙ−Ｒ３ （１） ［式中、 Ｒ３；水素原子、低級アルキル基、アシル
基。Ｒ４は低級一価炭化水素基、又は、水素原子であ
る。但し、式（１）中のｘ及びｙは、成分（Ａ）のｘ及
びｙと同じ数である。］を含有し、且つ、配合質量比が
（Ａ）：（Ｂ）＝１００：０．１〜１００：３０である
ことを特徴とする化粧料である。さらには、上記成分に
加え、成分（Ｃ）としてシリコーン油を含有することを
特徴とする化粧料である。以下、詳述する。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる成分（Ａ）の
オルガノポリシロキサンは、１分子中に、Ｒ １ ａＳｉＯ
（４−ａ）／２単位、及び、−（ＣＨ２）ｌ−Ｏ−（Ｃ
２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｙ−単位を少なくとも１
個有するオルガノポリシロキサンである。［式中、
Ｒ１；非置換又は置換の一価炭化水素基、ａ；０、１、
２、３から選ばれる数。ｌ；正の整数で好ましくは３、
ｘ；０又は正の整数、ｙ；０又は正の整数で示され、ｘ
及びｙが同時に０ではない。］
オルガノポリシロキサンは、１分子中に、Ｒ １ ａＳｉＯ
（４−ａ）／２単位、及び、−（ＣＨ２）ｌ−Ｏ−（Ｃ
２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｙ−単位を少なくとも１
個有するオルガノポリシロキサンである。［式中、
Ｒ１；非置換又は置換の一価炭化水素基、ａ；０、１、
２、３から選ばれる数。ｌ；正の整数で好ましくは３、
ｘ；０又は正の整数、ｙ；０又は正の整数で示され、ｘ
及びｙが同時に０ではない。］
【０００７】成分（Ａ）において、より好ましくは、下
記一般式（２）で表されるポリエーテル変性オルガノポ
リシロキサンである。
記一般式（２）で表されるポリエーテル変性オルガノポ
リシロキサンである。
【０００８】
【化２】
【０００９】［式中、Ｒ１；非置換又は置換の一価炭化
水素基、Ｒ２；−（ＣＨ２）ｌ−Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ
−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｙ−Ｒ３、Ｒ３；水素原子、低級アル
キル基、アシル基。ａ、ｂ；０、１、２、３から選ばれ
る数。但し、ａ＋ｂ＝３である。ｍ、ｎ；０又は正の整
数、ｌ；正の整数、ｘ；０又は正の整数、ｙ；０又は正
の整数で示され、ｘ及びｙが同時に０ではない。但し、
ｎ＋ｂは１以上の整数である。］
水素基、Ｒ２；−（ＣＨ２）ｌ−Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ
−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｙ−Ｒ３、Ｒ３；水素原子、低級アル
キル基、アシル基。ａ、ｂ；０、１、２、３から選ばれ
る数。但し、ａ＋ｂ＝３である。ｍ、ｎ；０又は正の整
数、ｌ；正の整数、ｘ；０又は正の整数、ｙ；０又は正
の整数で示され、ｘ及びｙが同時に０ではない。但し、
ｎ＋ｂは１以上の整数である。］
【００１０】一方、本発明に用いられる成分（Ｂ）のポ
リエーテル化合物は、下記一般式（１）で表されるもの
である。 Ｒ４Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｙ−Ｒ３ （１） ［式中、 Ｒ３は水素原子、低級アルキル基、アシル基
を示し、Ｒ４は低級一価炭化水素基、又は、水素原子で
ある。但し、式（１）中のｘ及びｙは、成分（Ａ）のｘ
及びｙと同じ数である。］ 上記式中におけるＲ３の具体例としては、水素原子；メ
チル、エチル、プロピル、ブチル及びデシルのようなＣ
１〜Ｃ１０アルキル基；フェニルのようなアリール基；
またはアセチル、プロピオニル、ブチリル、ラウロイ
ル、ミリストイル及びステアロイルのようなＣ１〜Ｃ
２０アシル基であることができる末端基等が挙げられ
る。
リエーテル化合物は、下記一般式（１）で表されるもの
である。 Ｒ４Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｙ−Ｒ３ （１） ［式中、 Ｒ３は水素原子、低級アルキル基、アシル基
を示し、Ｒ４は低級一価炭化水素基、又は、水素原子で
ある。但し、式（１）中のｘ及びｙは、成分（Ａ）のｘ
及びｙと同じ数である。］ 上記式中におけるＲ３の具体例としては、水素原子；メ
チル、エチル、プロピル、ブチル及びデシルのようなＣ
１〜Ｃ１０アルキル基；フェニルのようなアリール基；
またはアセチル、プロピオニル、ブチリル、ラウロイ
ル、ミリストイル及びステアロイルのようなＣ１〜Ｃ
２０アシル基であることができる末端基等が挙げられ
る。
【００１１】本発明の化粧料においては、上述した両一
般式から明らかなように、併用する成分（Ａ）と成分
（Ｂ）のｘ及びｙの数、すなわち、ポリオキシエチレン
基及びポリオキシアルキレン基の付加数が、同一である
ことが必須である。
般式から明らかなように、併用する成分（Ａ）と成分
（Ｂ）のｘ及びｙの数、すなわち、ポリオキシエチレン
基及びポリオキシアルキレン基の付加数が、同一である
ことが必須である。
【００１２】本発明における上記成分（Ａ）及び（Ｂ）
の配合質量比は、（Ａ）：（Ｂ）＝１００：０．１〜１
００：３０であることが必須である。成分（Ａ）と
（Ｂ）の配合比が当該比の範囲内であれば、優れた使用
感と良好な経時安定性を兼ね備えた化粧料を得ることが
できる。当該比の範囲内であれば、成分（Ａ）及び
（Ｂ）の配合量は特に限定されないが、成分（Ａ）の好
ましい配合量は、０．１〜１０％である。
の配合質量比は、（Ａ）：（Ｂ）＝１００：０．１〜１
００：３０であることが必須である。成分（Ａ）と
（Ｂ）の配合比が当該比の範囲内であれば、優れた使用
感と良好な経時安定性を兼ね備えた化粧料を得ることが
できる。当該比の範囲内であれば、成分（Ａ）及び
（Ｂ）の配合量は特に限定されないが、成分（Ａ）の好
ましい配合量は、０．１〜１０％である。
【００１３】さらに、本発明の化粧料においては、成分
（Ｃ）としてシリコーン油を配合することが好ましい。
シリコーン油としては、特に限定されないが、例えば、
ジメチルポリシロキサン、環状シリコーン、メチルフェ
ニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン、高級脂肪酸変性オルガノポリシロキサン、高級ア
ルコール変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性ポ
リシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン、トリメチル
シロキシシリケート等が挙げられ、これらの一種又は二
種以上を適宜選択して用いることができる。本発明にお
ける成分（Ｃ）の配合量は特に限定されないが、好まし
くは１〜８０％である。
（Ｃ）としてシリコーン油を配合することが好ましい。
シリコーン油としては、特に限定されないが、例えば、
ジメチルポリシロキサン、環状シリコーン、メチルフェ
ニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン、高級脂肪酸変性オルガノポリシロキサン、高級ア
ルコール変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性ポ
リシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン、トリメチル
シロキシシリケート等が挙げられ、これらの一種又は二
種以上を適宜選択して用いることができる。本発明にお
ける成分（Ｃ）の配合量は特に限定されないが、好まし
くは１〜８０％である。
【００１４】本発明の化粧料には上記必須成分の他に、
所望により通常用いられる界面活性剤、保湿剤、水溶性
高分子、粉体、油剤、水、防腐剤、着色剤、安定化剤、
アルコール類、薬剤、美容剤、紫外線吸収剤、香料等を
本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することがで
きる。
所望により通常用いられる界面活性剤、保湿剤、水溶性
高分子、粉体、油剤、水、防腐剤、着色剤、安定化剤、
アルコール類、薬剤、美容剤、紫外線吸収剤、香料等を
本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することがで
きる。
【００１５】本発明の化粧料は、粘度が低く室温下で液
状のものから、クリーム状、更には固形状のものまで、
各種の性状のものが含まれ、水中油型や油中水型の乳化
化粧料、油性化粧料、粉末化粧料等にすることができ
る。また、本発明の化粧料の用途は特に限定されず、例
えば、化粧水、美容液、乳液、クリーム、パック、クレ
ンジング、マッサージ料等のスキンケア化粧料、ファン
デーション、アイライナー、マスカラ、口紅等のメーキ
ャップ化粧料、ヘアクリーム等の頭髪化粧料、サンスク
リーン等の日焼け止め化粧料等が挙げられる。
状のものから、クリーム状、更には固形状のものまで、
各種の性状のものが含まれ、水中油型や油中水型の乳化
化粧料、油性化粧料、粉末化粧料等にすることができ
る。また、本発明の化粧料の用途は特に限定されず、例
えば、化粧水、美容液、乳液、クリーム、パック、クレ
ンジング、マッサージ料等のスキンケア化粧料、ファン
デーション、アイライナー、マスカラ、口紅等のメーキ
ャップ化粧料、ヘアクリーム等の頭髪化粧料、サンスク
リーン等の日焼け止め化粧料等が挙げられる。
【００１６】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明す
る。なお、本発明はこれらにより何等限定されるもので
はない。
る。なお、本発明はこれらにより何等限定されるもので
はない。
【００１７】実施例１〜５及び比較例１〜５ 下記表１に示す組成の乳液（油中水型）を調製し、その
乳化状態、使用感及び安定性について下記方法より評価
した。得られた評価結果を表に併せて示す。
乳化状態、使用感及び安定性について下記方法より評価
した。得られた評価結果を表に併せて示す。
【００１８】
【表１】
【００１９】（注１）；下記構造式（３）のポリエーテ
ル変性オルガノポリシロキサン
ル変性オルガノポリシロキサン
【００２０】
【化３】
【００２１】（注２）；下記構造式（４）のポリエーテ
ル変性オルガノポリシロキサン
ル変性オルガノポリシロキサン
【００２２】
【化４】
【００２３】（注３）；下記構造式（５）のポリエーテ
ル化合物 Ｃ３Ｈ７Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）１０−Ｈ （５） （注４）；下記構造式（６）のポリエーテル化合物 Ｃ６Ｈ７Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）２２−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）２２−Ｃ４Ｈ９ （６）
ル化合物 Ｃ３Ｈ７Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）１０−Ｈ （５） （注４）；下記構造式（６）のポリエーテル化合物 Ｃ６Ｈ７Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）２２−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）２２−Ｃ４Ｈ９ （６）
【００２４】（製法） Ａ：成分１〜６、８を７０℃に加熱し、混合分散する。 Ｂ：成分９〜１３を７０℃に加熱し、混合分散する。 Ｃ：ＡにＢを徐注入して乳化し、冷却した後成分７を添
加混合して乳液を得た。
加混合して乳液を得た。
【００２５】評価項目 （乳化状態） 調製した乳液を顕微鏡にて観察し、乳化滴の均一性を下
記評価方法にて評価した。 ［判定］［評価］ ◎：非常に均一である。 ○：均一である。 △：やや乳化滴が不揃いである。 ×：乳化滴の合一が観察される。
記評価方法にて評価した。 ［判定］［評価］ ◎：非常に均一である。 ○：均一である。 △：やや乳化滴が不揃いである。 ×：乳化滴の合一が観察される。
【００２６】（使用感）女性２０名の専門評価パネルに
より使用テストを行い、塗布時の伸び広がり、べたつき
のなさについて以下の基準で評価を行い、その平均点で
判定した。 ［評価基準］ ５点：非常に良好。 ４点：良好。 ３点：普通。 ２点：やや不良。 １点：不良。 ［判定］ ◎：平均点４．５点以上 ○：平均点３．５点以上４．５点未満。 △：平均点２．５点以上３．５点未満。 ×：平均点２．５点未満。
より使用テストを行い、塗布時の伸び広がり、べたつき
のなさについて以下の基準で評価を行い、その平均点で
判定した。 ［評価基準］ ５点：非常に良好。 ４点：良好。 ３点：普通。 ２点：やや不良。 １点：不良。 ［判定］ ◎：平均点４．５点以上 ○：平均点３．５点以上４．５点未満。 △：平均点２．５点以上３．５点未満。 ×：平均点２．５点未満。
【００２７】（安定性）４５℃、５℃の恒温槽に２ヵ月
間保管し、外観の変化（きめ、分離の有無）について以
下の基準で評価を行い、判定した。 ［判定］ ◎：全く変化なし。 ○：変化なし。 △：やや変化あり。 ×：明らかに変化あり。
間保管し、外観の変化（きめ、分離の有無）について以
下の基準で評価を行い、判定した。 ［判定］ ◎：全く変化なし。 ○：変化なし。 △：やや変化あり。 ×：明らかに変化あり。
【００２８】得られた結果から明らかなように、本発明
に係る乳液は、乳化状態が良く、良好な使用感を有し、
安定性にも優れるものであった。
に係る乳液は、乳化状態が良く、良好な使用感を有し、
安定性にも優れるものであった。
【００２９】 実施例６ 美容液 （成分） （％） １．ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン（注５） １．５ ２．セスキイソステアリン酸ソルビタン １．５ ３．デカメチルシクロペンタシロキサン １０．０ ４．イソミリスチン酸イソノニル ８．０ ５．パーフルオロポリエーテル ０．５ ６．パラオキシ安息香酸メチル ０．２ ７．香料 ０．１ ８．デキストリン脂肪酸エステル（注６） １．０ ９．精製水 残量 １０．グリセリン ３．０ １１．プロピレングリコール １０．０ １２．ポリエーテル化合物（注７） ０．１ １３．アスコルビルリン酸マグネシウム ３．０ １４．クエン酸ナトリウム ０．５ （注５）；注２と同じ。 （注６）；レオパールＫＬ（千葉製粉社製） （注７）；ＨＯ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）２２−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）２２−Ｃ４Ｈ９
【００３０】（製法） Ａ：成分１〜６、８を７０℃で混合分散する。 Ｂ：成分９〜１４を７０℃で混合分散する。 Ｃ：ＡにＢを徐注入して乳化し、冷却後成分７を添加混
合して美容液を得た。 この美容液は、塗布時の伸び広がりが良好でべたつきも
残らず使用性に優れ、また４５℃、５℃において1ヶ月
以上安定であった。
合して美容液を得た。 この美容液は、塗布時の伸び広がりが良好でべたつきも
残らず使用性に優れ、また４５℃、５℃において1ヶ月
以上安定であった。
【００３１】 実施例７ 保湿パック料 （成分） （％） １．ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン（注８） ３．０ ２．デカメチルシクロペンタシロキサン ５．０ ３．イソノナン酸イソトリデシル １５．０ ４．流動パラフィン １．０ ５．マイクロクリスタリンワックス ０．５ ６．パラオキシ安息香酸メチル ０．２ ７．香料 ０．１ ８．シリコーン処理酸化チタン ５．０ ９．シリコーン処理酸化鉄 ０．２ １０．ナイロン粉末 １．０ １１．エタノール ３．０ １２．精製水 残量 １３．ジグリセリン ３．０ １４．１，３−ブチレングリコール １５．０ １５．ポリエーテル化合物（注９） ０．１５ １６．乳酸ナトリウム １．０ １７．赤色１０６号 ０．１ （注８）；注２と同じ。 （注９）；注４と同じ。
【００３２】（製法） Ａ：成分１〜１０を７０℃にて混合分散する。 Ｂ：成分１１〜１７を室温にて混合分散する。 Ｃ：ＡにＢを徐注入して乳化後、冷却して保湿パック料
を得た。 この保湿パック料は、塗布時の伸び広がりが良好でべた
つきも残らず使用性に優れ、また４５℃、５℃において
1ヶ月以上安定であった。
を得た。 この保湿パック料は、塗布時の伸び広がりが良好でべた
つきも残らず使用性に優れ、また４５℃、５℃において
1ヶ月以上安定であった。
【００３３】 実施例８ クレンジングミルク （成分） （％） １．ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン（注１０） １．５ ２．モノイソステアリン酸ジグリセリル １．０ ３．イソノナン酸イソノニル １０．０ ４．オクタメチルシクロテトラシロキサン １０．０ ５．流動パラフィン ５．０ ６．架橋型メチルフェニルポリシロキサン混合物 １．０ ７．パラオキシ安息香酸メチル ０．１ ８．香料 ０．１ ９．エタノール １５．０ １０．精製水 残量 １１．ポリエチレングリコール ３．０ １２．ポリエーテル化合物（注１１） ０．１ １３．リン酸一水素ナトリウム ０．３ （注１０）；注１と同じ。 （注１１）；注３と同じ。
【００３４】（製法） Ａ：成分１〜７を７０℃にて混合分散する。 Ｂ：成分９〜１３を室温にて混合分散する。 Ｃ：ＡにＢを徐注入して乳化後、冷却して成分８を添加
混合して、クレンジングミルクを得た。 このクレンジングミルクは、汚れとなじみやすく汚れ落
ちがよく、クレンジング後もべとつきが残らず使用性に
優れ、また４５℃、５℃において１ヶ月以上安定であっ
た。
混合して、クレンジングミルクを得た。 このクレンジングミルクは、汚れとなじみやすく汚れ落
ちがよく、クレンジング後もべとつきが残らず使用性に
優れ、また４５℃、５℃において１ヶ月以上安定であっ
た。
【００３５】 実施例９ 日焼け止め料 （成分） （％） １．ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン（注１２） １．０ ２．ジメチルポリシロキサン ５．０ ３．オクタメチルシクロテトラシロキサン ２０．０ ４．イソノナン酸イソトリデシル ５．０ ５．オクチルメトキシシンナメート ５．０ ６．パラオキシ安息香酸メチル ０．２ ７．香料 ０．２ ８．シリコーン処理微粒子酸化チタン １０．０ ９．シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 １０．０ １０．トリメチルシロキシケイ酸 ０．５ １１．エタノール １０．０ １２．精製水 残量 １３．ジプロピレングリコール ３．０ １４．ポリエーテル化合物（注１３） ０．０５ １５．塩化ナトリウム ０．２ （注１２）；注２と同じ。 （注１３）；注４と同じ。
【００３６】（製法） Ａ：成分１〜６、８〜１０を７０℃にて混合分散する。 Ｂ：成分１１〜１５を室温にて混合分散する。 Ｃ：ＡにＢを徐注入して乳化後、冷却して成分７を添加
混合して、日焼け止め料を得た。 この日焼け止め料は、塗布時の伸び広がりが良好でべた
つきも残らず使用性や耐水性、サンカット効果に優れ、
また４５℃、５℃において1ヶ月以上安定であった。
混合して、日焼け止め料を得た。 この日焼け止め料は、塗布時の伸び広がりが良好でべた
つきも残らず使用性や耐水性、サンカット効果に優れ、
また４５℃、５℃において1ヶ月以上安定であった。
【００３７】 実施例１０ 口紅 （成分） （％） １．キャンデリラワックス ５．０ ２．セレシンワックス １５．０ ３．ミツロウ ３．０ ４．デカメチルシクロペンタシロキサン １５．０ ５．ジカプリン酸プロピレングリコール １０．０ ６．イソオクタン酸セチル 残量 ７．ジイソステアリン酸ポリグリセリル ８．０ ８．セスキオレイン酸ソルビタン １．０ ７．ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン（注１４） ２．０ ８．ポリエーテル化合物（注１５） ０．１ ９．赤色２０１号 １．５ １０．黄色４０１号 １．０ １１．酸化チタン １．０ １２．雲母チタン ５．０ １３．香料 ０．１ （注１４）；注２と同じ。 （注１５）；注４と同じ。
【００３８】（製法） Ａ：成分１〜１２を加温溶解後、均一に混合する。 Ｂ：Ａに成分１３を加えて混合後、加温溶解して容器に
流し込んで冷却し、口紅を得た。 この口紅は、塗布時の伸び広がり、滑らかさが良好で、
べたつかず、化粧持続性、経時安定性に優れたものであ
った。
流し込んで冷却し、口紅を得た。 この口紅は、塗布時の伸び広がり、滑らかさが良好で、
べたつかず、化粧持続性、経時安定性に優れたものであ
った。
【００３９】
【発明の効果】本発明の化粧料は、塗布時の伸び広がり
が良好で、べたつきも残らず使用性に優れるとともに、
安定性にも優れるものである。
が良好で、べたつきも残らず使用性に優れるとともに、
安定性にも優れるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６１Ｋ 7/42 Ａ６１Ｋ 7/42 7/50 7/50 Ｆターム(参考） 4C083 AA082 AB102 AB212 AB232 AB242 AC012 AC022 AC102 AC122 AC181 AC182 AC302 AC342 AC392 AC422 AC442 AC482 AC792 AC842 AC912 AD072 AD112 AD151 AD152 AD161 AD162 AD172 AD242 AD642 CC01 CC04 CC05 CC07 CC13 CC19 CC22 DD32 EE01 EE06 EE07 EE12 EE17
Claims (3)
- 【請求項１】次の成分（Ａ）及び（Ｂ）； （Ａ）１分子中に、Ｒ１ ａＳｉＯ（４−ａ）／２単位、
及び、−（ＣＨ２）ｌ−Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３
Ｈ６Ｏ）ｙ−単位を少なくとも１個有するオルガノポリ
シロキサン ［式中、Ｒ１；非置換又は置換の一価炭化水素基、ａ；
０、１、２、３から選ばれる数。ｌ；正の整数、ｘ；０
又は正の整数、ｙ；０又は正の整数で示され、ｘ及びｙ
が同時に０ではない。］ （Ｂ）下記一般式（１）で示されるポリエーテル化合物 Ｒ４Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｙ−Ｒ３ （１） ［式中、Ｒ３；水素原子、低級アルキル基、アシル基。
Ｒ４は低級一価炭化水素基、又は、水素原子である。但
し、式（１）中のｘ及びｙは、成分（Ａ）のｘ及びｙと
同じ数である。］を含有し、且つ、配合質量比が
（Ａ）：（Ｂ）＝１００：０．１〜１００：３０である
ことを特徴とする化粧料。 - 【請求項２】成分（Ａ）が、下記一般式（２）で示され
るポリエーテル変性オルガノポリシロキサンであること
を特徴とする請求項１記載の化粧料。 【化１】 ［式中、Ｒ１；非置換又は置換の一価炭化水素基、
Ｒ２；−（ＣＨ２）ｌ−Ｏ−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｘ−（Ｃ３
Ｈ６Ｏ）ｙ−Ｒ３、Ｒ３；水素原子、低級アルキル基、
アシル基。ａ、ｂ；０、１、２、３から選ばれる数。但
し、ａ＋ｂ＝３である。ｍ、ｎ；０又は正の整数、ｌ；
正の整数、ｘ；０又は正の整数、ｙ；０又は正の整数で
示され、ｘ及びｙが同時に０ではない。但し、ｎ＋ｂは
１以上の整数である。］ - 【請求項３】請求項１又は２記載の成分に加え、さらに
成分（Ｃ）としてシリコーン油を含有することを特徴と
する化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001070791A JP2002265320A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001070791A JP2002265320A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002265320A true JP2002265320A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18928595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001070791A Pending JP2002265320A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002265320A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003231625A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-19 | Shiseido Co Ltd | 香料組成物 |
| JP2007056052A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Dow Corning Toray Co Ltd | オルガノポリシロキサン組成物、塗料添加剤および防汚塗料組成物 |
-
2001
- 2001-03-13 JP JP2001070791A patent/JP2002265320A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003231625A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-19 | Shiseido Co Ltd | 香料組成物 |
| JP2007056052A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Dow Corning Toray Co Ltd | オルガノポリシロキサン組成物、塗料添加剤および防汚塗料組成物 |
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