JPH08268832A - 乳化化粧料 - Google Patents

乳化化粧料

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JPH08268832A
JPH08268832A JP10045795A JP10045795A JPH08268832A JP H08268832 A JPH08268832 A JP H08268832A JP 10045795 A JP10045795 A JP 10045795A JP 10045795 A JP10045795 A JP 10045795A JP H08268832 A JPH08268832 A JP H08268832A
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Teruhiko Hineno
照彦 日根野
Tomiyuki Nanba
富幸 難波
Keiichi Uehara
計一 植原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、こってりとした高粘度でありなが
らかつさっぱりとした独特の使用性を有し、安定性にも
優れた乳化化粧料を提供する。 【構成】 本発明は、シリコーン油の1種または2種以
上と、高分子量ポリエーテル変性シリコーンの1種また
は2種以上と、アミノ酸および/またはその塩類の1種
または2種以上と、水と、を配合することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乳化化粧料に関し、詳
しくは、こってりとした高粘度でありながらかつさっぱ
りとした独特の使用性を有し、安定性にも優れた乳化化
粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーン油は優れた撥水性、潤滑性、
耐熱・耐酸化性を有することが知られており、種々の工
業用材料として多用されている。特に、化粧料用あるい
は医薬部外品用材料としては、のびが軽くさっぱりとし
た感触を有することから、メイクアップ化粧料、頭髪化
粧料をはじめとするさまざまな用途で使用されている。
しかしながら、シリコーン油は安定な油中水型乳化系を
得ることが非常に困難であるという欠点を有しており、
その解決が望まれている。この欠点を解決するために、
シリコーン油を配合した外相において、特定の塩を含有
した水溶液と多価アルコールを混合した内相とポリオキ
シアルキレン変性オルガノポリシロキサンを用いる乳化
組成物(特開昭62−215510)が提案されている
が、この乳化組成物は、クリーム状化粧料として充分な
粘度が得られず、シリコーン油乳化組成物としては、使
用に制約を受けるという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記事情
にかんがみ、鋭意研究を重ねた結果、特定のポリオキシ
アルキレン基含有率を有する高分子量シリコーン化合物
及び、アミノ酸および/またはその塩類を配合する事に
よって 高粘度でありながらさっぱりとした独特の使用
性を有する乳化化粧料が得られる事を見いだし、本発明
を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すはわち本発明は、
(I)シリコーン油の1種または2種以上と、(II)
下記式1で示されるポリエーテル変性シリコーンの1種
または2種以上と、(III)アミノ酸および/または
その塩類の1種または2種以上と、(IV)水と、を配
合することを特徴とする乳化化粧料である。
【0005】式1
【0006】
【化2】 〔ただし、式中Aはメチル基、フェニル基及び一般式:
−C36 O(C24 O)a (C36 O)b
R’ (式中、R'は水素原子、アシル基、および炭
素数1〜4のアルキル基からなる群から選択される基で
あり、またaは5〜50の整数であり、bは5〜50の
整数である。)で示されるポリオキシアルキレン基から
なる群から選択される基であり、3つのAのうち少なく
とも1つはポリオキシアルキレン基である。Rはメチル
基またはフェニル基であり、またmは50〜1000の
整数であり、nは1〜40の整数である。さらに、ポリ
エーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の
含有率が40重量%以上であり、ポリエーテル変性シリ
コーンの分子量が30000以上である。〕 本発明に用いられるシリコーン油は、特に限定されるも
のではないが、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチ
ルフェニルシロキサン共重合体等の低粘度から高粘度ま
でのジオルガノポリシロキサン;オクタメチルシクロテ
トラシロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン,
テトラメチルテトラフェニルテトラシクロシロキサン等
の環状シロキサン;高重合度のガム状ジメチルポリシロ
キサン,ガム状のジメチルシロキサン・メチルフェニル
シロキサン共重合体,ガム状ジメチルポリシロキサンの
環状シロキサン溶液;トリメチルシロキシケイ酸等,ト
リメチルシロキシケイ酸の環状シロキサン溶液等が例示
され、さらに炭素原子数6〜50のアルキル基を有する
ジオルガノポリシロキサン,アミノ変性シリコーン、ア
ルキル変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等が挙げ
られる。
【0007】本発明の乳化化粧料において、シリコーン
油の配合量は特に限定されないが、80%以下が好まし
い。
【0008】また、本発明に用いられるポリエーテル変
性シリコーンは下記式1で示される、ポリオキシアルキ
レン基を有するオルガノポリシロキサンである。式1
【0009】
【化3】 〔ただし、式中Aはメチル基、フェニル基及び一般式:
−C36 O(C24 O)a (C36 O)b
R’(式中、R' は水素原子、アシル基、および炭素
数1〜4のアルキル基からなる群から選択される基であ
り、またaは5〜50の整数であり、bは5〜50の整
数である。)で示されるポリオキシアルキレン基からな
る群から選択される基であり、3つのAのうち少なくと
も1つはポリオキシアルキレン基である。Rはメチル基
またはフェニル基であり、またmは50〜1000の整
数であり、nは1〜40の整数である。さらに、ポリエ
ーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含
有率が40重量%以上であり、ポリエーテル変性シリコ
ーンの分子量が30000以上である。〕 R' のアシル基として、例えば、ホルミル基、アセチル
基、プロピオニル基、ブチロイル基、アクリロイル基、
ベンゾイル基、トルオイル基等が挙げられ、炭素数1〜
4のアルキル基として、例えば、メチル基、エチル基、
i−プロピル基、n−プロピル基、t−ブチル基、n−
ブチル基が挙げられる。なお、ポリオキシアルキレン基
において、aまたはbが5未満である場合には、ポリエ
ーテル変性シリコーンが十分な増粘効果を示さなくな
り、またaまたはbが50を超える場合には、得られた
乳化化粧料がべとつき感を有するようになる。また、ポ
リオキシアルキレン基の含有量は40重量%以上であ
り、望ましくは40〜70重量%の範囲にある。これ
は、ポリオキシアルキレン基の含有量が40重量%未満
の場合には、ポリエーテル変性シリコーンの増粘効果が
著しく低下するためであり、また70重量%を超える場
合には、シリコーン油との相溶性が低下するためであ
る。
【0010】また、mは50〜1000の整数であり、
nは1〜40の整数である。これは、mが50未満であ
り、nが1未満である場合には、増粘効果が不十分であ
り、またmが1000を超え、かつnが40を超える場
合には、得られた乳化化粧料がべたつき感を有するよう
になるからである。
【0011】また、本発明に用いられるポリエーテル変
性シリコーンの分子量は30000以上であり、好まし
くは50000以上である。これは、ポリエーテル変性
シリコーンの分子量が30000未満であると、乳化化
粧料に充分な粘度が得られないためである。
【0012】また、本発明に用いられるポリエーテル変
性シリコーンの配合量は特に限定されず、好ましくは、
0.5〜30重量%、より好ましくは0.5〜15重量
%の範囲である。これは、本発明の乳化化粧料におい
て、ポリエーテル変性シリコーンの配合量が0.5重量
%未満であると、安定な乳化化粧料を得ることができな
いためであり、また30重量%を超えると乳化化粧料が
べたつき感を有するようになるためである。
【0013】また、本発明に用いられる水の配合量は6
〜80重量%の範囲であることが好ましい、これは、水
の配合量が6重量%未満であると透明ゲル化し乳化化粧
料が得られず、また80重量%を超えると、乳化化粧料
から水が分離し、安定な乳化化粧料が得られないためで
ある。
【0014】本発明に用いられるアミノ酸及び/または
その塩類は本発明の乳化化粧料の安定化剤として用いら
れ、例えば、グリシン、ヴァリン、ロイシン、イソロイ
シン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン等のモノ
アミノモノカルボン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸
等のモノアミノジカルボン酸、アルギニン、リジン等の
ジアミノモノカルボン酸およびそれらの塩類、ピロリド
ンカルボン酸およびその塩類等があげられる。
【0015】本発明で用いられるアミノ酸および/また
はその塩類の配合量は特に限定されないが、好ましく
は、1〜20重量%の範囲である。これは、アミノ酸お
よび/またはその塩類の配合量が1重量%に満たないと
その効果が半減し、20重量%を越えると析出が生じこ
ともある。
【0016】また、本発明において、多価アルコール系
化合物が好適に用いられる。
【0017】例えば、1,3−ブチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、ソルビトール、プロピレングリ
コール、グリセリン等が挙げられる。
【0018】本発明の乳化化粧料には上記した必須成分
に加えて、必要により適宜、保湿剤、紫外線吸収剤、香
料、酸化防止剤、防腐防黴剤、体質顔料、着色顔料等、
通常化粧料に用いられる成分を発明の効果を損なわない
範囲で配合することができる。
【0019】
【実施例】次に実施例および比較例をあげて、本発明を
具体的に明らかにする。本発明はこれにより限定される
ものではない。配合量は重量%である。
【0020】 (実施例1) 乳化化粧料 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 30 (2) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 2 (3) 1,3−ブチレングリコール 10 (4) イオン交換水 56 (5) グルタミン酸ナトリウム 2 (6) パラベン 適量 (7) 酸化防止剤 適量 (8) 香料 適量 式2
【0021】
【化4】 分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:
45% (1)、(2)および(7)と(8)を70℃で混合溶
解した。一方、(3)〜(6)を70℃で溶解し、ホモ
ミキサーで撹拌しながら先に調製した油相に滴下した。
滴下終了後ホモミキサーにて充分撹拌し、脱気、充填し
て乳化化粧料を得た。
【0022】 (実施例2) 乳化化粧料 (1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 30 (2) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 2 (3) 1,3−ブチレングリコール 10 (4) イオン交換水 56 (5) グルタミン酸Na 2 (6) パラベン 適量 (7) 酸化防止剤 適量 (8) 香料 適量 式2
【0023】
【化5】 分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:
45% 実施例1と同様にして、実施例2を得た。
【0024】 (比較例1) 乳化化粧料 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 30 (2) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 2 (3) 1,3−ブチレングリコール 10 (4) イオン交換水 56 (5) L−グルタミン酸Na 2 (6) パラベン 適量 (7) 酸化防止剤 適量 (8) 香料 適量 式3
【0025】
【化6】 分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:2
2% 実施例1と同様にして、比較例1を得た。
【0026】 (比較例2) 乳化化粧料 (1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 30 (2) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 2 (3) 1,3−ブチレングリコール 10 (4) イオン交換水 56 (5) L−グルタミン酸Na 2 (6) パラベン 適量 (7) 酸化防止剤 適量 (8) 香料 適量 式3
【0027】
【化7】 分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:2
2% 実施例1と同様にして、比較例2を得た。
【0028】 比較例3 乳化化粧料 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 32 (2) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 2 (3) 1,3−ブチレングリコール 10 (4) イオン交換水 56 (5) パラベン 適量 (6) 酸化防止剤 適量 (7) 香料 適量 式2
【0029】
【化8】 分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:
45% グルタミン酸ナトリウムを入れない以外は実施例1と同
様にして比較例3を得た。
【0030】実施例1、2と比較例1〜3の乳化状態と
粘度を比較した。粘度はB型粘度計にて測定した。ま
た、実施例1、2と比較例1〜3を50℃恒温槽に放置
し、外観安定性を観察した。結果を表1に示す。
【0031】表中記号は ◎ ───非常に安定 ○ ───安定 △ ───やや不安定 × ───不安定
【0032】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 乳化性 状態 粘度 50℃1か月後の外観 (cP) 安定性 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例 1 良好 クリーム 43000 ◎ 実施例 2 良好 クリーム 88800 ◎ 比較例 1 良好 乳液 780 ○ 比較例 2 良好 乳液 600 ○ 比較例 3 良好 乳液 386 × ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 表1より明らかなように、本発明の乳化化粧料は小量の
配合量で高粘度のクリームを得ることができ、その安定
性も極めて良いものであった。 (実施例3) クリーム状乳化化粧料 (1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 20 (2) デカメチルシクロペンタシロキサン 15 (3) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 5 (4) グリセリン 10 (5) イオン交換水 48 (6) L−グルタミン酸Na 2 (7) パラベン 適量 (8) 酸化防止剤 適量 (9) 香料 適量 (式2)
【0033】
【化9】 分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:
45% (4)〜(7)を70℃に加熱混合し、あらかじめ加熱
混合してあった(1)〜(3)及び(8)、(9)に添
加しホモミキサーで充分撹拌混合した。その後、脱気、
充填してクリーム状乳化化粧料を得た。
【0034】 (実施例4) クリーム状乳化化粧料 (1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 20 (2) デカメチルシクロペンタシロキサン 15 (3) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 5 (4) ジプロピレングリコール 10 (5) イオン交換水 48 (6) L−グルタミン酸Na 2 (7) パラベン 適量 (8) 酸化防止剤 適量 (9) 香料 適量 式2
【0035】
【化10】 分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:
45% 実施例3と同様にして、実施例4を得た。
【0036】 (実施例5) クリーム状乳化化粧料 (1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 20 (2) デカメチルシクロペンタシロキサン 15 (3) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 5 (4) ポリエチレングリコール(分子量:400) 10 (5) イオン交換水 48 (6) L−グルタミン酸ナトリウム 2 (7) パラベン 適量 (8) 酸化防止剤 適量 (9) 香料 適量 式2
【0037】
【化11】 分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:
45% 実施例3と同様にして、実施例5を得た。 (比較例4) クリーム状乳化化粧料 (1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 10 (2) デカメチルシクロペンタシロキサン 10 (3) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 5 (4) グリセリン 30 (5) イオン交換水 43 (6) L−グルタミン酸Na 2 (7) パラベン 適量 (8) 酸化防止剤 適量 (9) 香料 適量 式3
【0038】
【化12】 分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:2
2% 実施例3と同様にして、比較例4を得た。
【0039】 (比較例5) クリーム状乳化化粧料 (1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 10 (2) デカメチルシクロペンタシロキサン 10 (3) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 5 (4) ジプロピレングリコール 30 (5) イオン交換水 43 (6) L−グルタミン酸Na 2 (7) パラベン 適量 (8) 酸化防止剤 適量 (9) 香料 適量 式3
【0040】
【化13】 分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:2
2% 実施例3と同様にして、比較例5を得た。
【0041】 (比較例6) クリーム状乳化化粧料 (1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 10 (2) デカメチルシクロペンタシロキサン 10 (3) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 5 (4) ポリエチレングリコール(分子量:400) 30 (5) イオン交換水 43 (6) L−グルタミン酸Na 2 (7) パラベン 適量 (8) 酸化防止剤 適量 (9) 香料 適量 式3
【0042】
【化14】 分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:2
2% 実施例3と同様にして、比較例6を得た。
【0043】 (比較例7) クリーム状乳化化粧料 (1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 10 (2) デカメチルシクロペンタシロキサン 10 (3) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 5 (4) 1,3−ブチレングリコール 30 (5) イオン交換水 43 (6) L−グルタミン酸Na 2 (7) パラベン 適量 (8) 酸化防止剤 適量 (9) 香料 適量 式3
【0044】
【化15】 分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:2
2% 実施例3と同様にして、比較例7を得た。
【0045】(評価)実施例1〜5と比較例1〜7とを
専門パネル20名により官能評価したところ表2のよう
な結果となった。
【0046】なお表中の記号は ◎ ─────15〜20名が使用性良好と判定。
【0047】○ ─────10〜14名が使用性良好
と判定。
【0048】△ ───── 5〜 9名が使用性良好
と判定。
【0049】× ───── 0〜 4名が使用性良好
と判定。
【0050】
【表2】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 状態 のびの軽さ しっとりさ べたつきのなさ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例 1 クリーム ○ ◎ ◎ 実施例 2 クリーム ○ ◎ ◎ 実施例 3 クリーム ○ ◎ ○ 実施例 4 クリーム ○ ◎ ○ 実施例 5 クリーム ○ ◎ ○ ─────────────────────────────────── 比較例 4 クリーム × ○ × 比較例 5 クリーム △ ○ △ 比較例 6 クリーム △ ○ △ 比較例 7 クリーム ○ ○ △ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 表2より明らかの様に、本発明の乳化化粧料はのびの軽
さおよびしっとりさ、べたつきのなさの点で優れたもの
であった。 (実施例6) 乳化ファンデーション (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 29 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 2 (3) ポリエーテル変性シリコーン(式4) 2 (4) プロピレングリコール 10 (5) イオン交換水 30 (6) L−アスパラギン酸ナトリウム 2 (7) パルミチン酸デキストリン処理二酸化チタン 10 (8) パルミチン酸デキストリン処理マイカ 12 (9) パルミチン酸デキストリン処理タルク 2 (10) パルミチン酸デキストリン処理酸化鉄 1 (11) パラベン 適量 (12) 酸化防止剤 適量 (13) 香料 適量 (式4)
【0051】
【化16】 分子量:58000、ポリオキシアルキレン基含有率:
47% (1)〜(3)及び(12)、(13)を70℃で加熱
溶解し、(7)〜(10)を加え攪拌分散する。一方、
(4)〜(6)および(11)を70℃で攪拌混合し、
先に調製した油層へホモミキサーで攪拌しながら添加
し、充分に攪拌する。その後、脱気、充填し乳化ファン
デーションを得た。このファンデーションはクリーム状
であり、のびの軽さ、しっとりさ、べたつきのなさの点
で優れたものであった。
【0052】 (実施例7) サンスクリーンクリーム (1) デカメチルオクタシロキサン 20 (2) トリメチルシロキシシリケート 1 (3) セタノール 0.5 (4) ステアリン酸 0.5 (5) 流動パラフィン 3 (6) オリーブ油 2 (7) ラノリン 1 (8) ビタミンEアセテート 0.1 (9) ポリエーテル変性シリコーン(式5) 8 (10)パラメトキシケイ皮酸オクチル 5 (11)パルミチン酸デキストリン処理微粒子酸化チタン 5 (12)パルミチン酸デキストリン処理セリサイト 9 (13)パルミチン酸デキストリン処理酸化亜鉛 5 (14)パルミチン酸デキストリン処理酸化鉄黄 0.5 (15)パルミチン酸デキストリン処理酸化鉄赤 0.1 (16)ナイロンパウダー 1 (17)イオン交換水 26.3 (18)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1 (19)L−グルタミン酸ナトリウム 2 (20)リジン 1 (21)プロピレングリコール 8 (22)パラベン 適量 (23)酸化防止剤 適量 (24)香料 適量 式5
【0053】
【化17】 分子量:136000、ポリオキシアルキレン基含有
率:45% (1)〜(10)および(23)、(24)を70℃に
加熱撹拌溶解後、(11)〜(16)を添加分散し、あ
らかじめ70℃に加熱しておいた(17)〜(22)を
添加しホモミキサーで充分乳化した。その後、脱気、充
填しサンスクリーンクリームを得た。本サンスクリーン
クリームはのびが軽く塗布しやすく、塗布中および塗布
後のべたつきもなく良好な使用性を示した。
【0054】 (実施例8) ハンドクリーム (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 30 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 10 (3) トリメチルシロキシシリケート 1 (4) ポリエーテル変性シリコーン(式6) 10 (5) ビタミンEアセテート 0.05 (6) イオン交換水 34.45 (7) L−アスパラギン酸ナトリウム 2.5 (7) グリセリン 10 (8) ソルビトール70%水溶液 2 (9) パラベン 適量 (10)酸化防止剤 適量 (11)香料 適量 式6
【0055】
【化18】 分子量:60000、ポリオキシアルキレン基含有率:
49% (1)〜(5)および(10)、(11)を70℃で加
熱溶解後、あらかじめ70℃に加熱しておいた(6)〜
(9)を添加しホモミキサーで充分乳化する。その後、
脱気、充填してハンドクリームを得た。本ハンドクリー
ムは、塗布中のばしやすく、塗布中塗布後のべたつきも
なくさらっとした使用感触で、しかも、水仕事のあとに
も手にしっとりとした感触が残るものであった。
【0056】 (実施例9) 頬紅 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 30 (2) ポリエーテル変性シリコーン(式6) 4 (3) グリセリルジオレート 2 (4) トリメチルシロキシシリケート 0.5 (5) パラメトキシケイ皮酸オクチル 0.5 (6) 酸化チタン 4 (7) 酸化鉄赤 1 (8) セリサイト 2 (9) イオン交換水 52 (10)L−グルタミン酸ナトリウム 2 (11)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2 (12)パラベン 適量 (13)酸化防止剤 適量 (14)香料 適量 式6
【0057】
【化19】 分子量:60000、ポリオキシアルキレン基含有率:
49% (1)〜(5)および(13)、(14)を70℃で加
熱混合後、(6)〜(8)を添加分散する。これに、あ
らかじめ70℃に加熱溶解してあった(9)〜(12)
を添加し、ホモミキサーで充分乳化した。その後、脱
気、充填し頬紅を得た。
【0058】 (実施例10) アフタージェーブクリーム (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 35 (2) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 5 (3) ポリエチレングリコール(分子量:400) 10 (4) イオン交換水 48 (5) L−グルタミン酸ナトリウム 2 (6) アラントイン 0.1 (7) アロエ抽出物 適量 (8) パラベン 適量 (9) 酸化防止剤 適量 (10)香料 適量 式2
【0059】
【化20】 分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:
45% (1)、(2)および(9)、(10)を70℃で加熱
混合し、これにあらかじめ70℃で加熱混合した(4)
〜(8)を添加し、ホモミキサーで充分に撹拌混合し乳
化した。その後、脱気、充填しアフターシェーブクリー
ムを得た。本アフターシェブクリームはのびの軽さ、べ
たつきのなさの点で優れており、また、塗布後にしっと
りとする優れた使用性を有するものであった。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、クリーム状の高粘度を
得ることができ、のびの軽さ、しっとりさ、べたつきの
なさの点で優れた使用性を有する乳化化粧料を提供でき
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(I) シリコーン油の1種または2種以
    上と、 (II) 下記式1で示される高分子量ポリエーテル変
    性シリコーンの1種または2種以上と、 (III) アミノ酸および/またはその塩類の1種ま
    たは2種以上と、 (IV) 水と、を配合することを特徴とする乳化化粧
    料。 式1 【化1】 〔ただし、式中Aはメチル基、フェニル基及び一般式:
    −C36 O(C24 O)a (C36 O)b R'
    (式中、R' は水素原子、アシル基、および炭素数1〜
    4のアルキル基からなる群から選択される基であり、ま
    たaは5〜50の整数であり、bは5〜50の整数であ
    る。)で示されるポリオキシアルキレン基からなる群か
    ら選択される基であり、3つのAのうち少なくとも1つ
    はポリオキシアルキレン基である。Rはメチル基または
    フェニル基であり、またmは50〜1000の整数であ
    り、nは1〜40の整数である。さらに、ポリエーテル
    変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含有率が
    40重量%以上であり、ポリエーテル変性シリコーンの
    分子量が30000以上である。〕
  2. 【請求項2】クリーム状である請求項1の乳化化粧料。
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