JPH02160709A

JPH02160709A - 油中水型乳化化粧料

Info

Publication number: JPH02160709A
Application number: JP63315694A
Authority: JP
Inventors: Masahiko Asahi; 正彦旭; Noriko Shirakawa; 白川　規子; Yuko Kikuta; 菊田　祐子
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1988-12-14
Filing date: 1988-12-14
Publication date: 1990-06-20
Also published as: JPH0552807B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は油中水型乳化化粧料、更に詳細には特定の乳化
剤混合物、７ＩＪコン油を含有する油性基剤及び水から
なり、使用感触に優れ、安全性が高くかつ経日安定性が
良好な乳液状の油中水型乳化化粧料に関する。

〔従来の技術及びその課題〕

従来、油中水型乳化化粧料は水中油型乳化化粧料に比べ
微生物抵抗性が高く、しかも皮膚表面にオイル膜を形成
し水分蒸散を防ぐこと、さらに撥水性に優れ化粧くずれ
が少ないことからスキンケア製品やメークアップ製品に
多用されている。しかしながら、油中水型乳化化粧料の
欠点として、油相が連続相であるため、その中に安定に
含有できる水分量が制限され、その結果、塗布した時の
油性感やべたつき感が強いということが挙げられる。こ
の問題を解決したものとして、α−モノグリセリルエー
テル等の混合乳化剤を用いた高水分量含有の油中水型化
粧料が開示されている（特公昭６０−２６３６６号公報
）が、この化粧料は多量の水を安定に保つために系全体
を高粘度なものとしており、油性感、べ次つき感はない
ものの、のびが悪いという欠点がめった。

一方、シリコン油は滑沢性、撥水性に優れた油性基剤と
して知られ、とシわけ揮発性シリコンは塗布時ののびが
良く化粧くずれしにくいことから近年多用されてきてい
る。しかしながら、シリコン油を基剤とした安定性良好
な油中水型乳化化粧料を得るのは極めて難しいという欠
点を有している。

したがって、のびが工く、安定性に優れ、かつ水分を多
量に含有する油中水型乳化化粧料が強く要望されていた
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者らはかかる実情において鋭意研究を重ねた結果
、シリコン油を含有する油性基剤を含む油中水型乳化化
粧料を特定粘度以下にすること、特に当該油性基剤と水
を特定の乳化剤混合物を用いて油中水型乳化物とするこ
とによシ、経日安定性、安全性が良好でかつ使用感触に
優れた乳液状の油中水型乳化化粧料が得られることを見
出し、本発明を完成した。

すなわち本発明は、シリコン油含量が５０重量シ以上で
ある油性基剤、水お工び乳化剤を含有し、２５℃におけ
る粘度が、２０，０００　ｃｐａ以下でろる乳液状油中
水型乳化化粧料を提供するものでめる。

本発明化粧料における粘度は、Ｂ型粘度計で測定し次数
値でめシ、２０，０００　ｃｐｓを超えるとのびが悪く
なｐ１本発明の目的を達成することができない。また粘
度が低すぎると肌べのツキが悪くなる。このため２，０
００〜１５，０００　ｃｐｓ　　の範囲が特に好ましい
。

本発明で用いられるシリコン油としては通常化粧料に使
用されているものならば良く、例えはゾメチル？リシａ
キサン、ジメチルシクロ？す７゜キサン、メチルフェニ
ル？リシロキサン、メチルハイトロゾエン？リシロキサ
ン等が挙げられ、特に油性感、べたつき感を軽減する場
合には、揮発性のゾメチル？リシロキサン、ゾメチルシ
クロ？リシロキサン等を好ましいものとして例示するこ
とができる。これらは単独で、または２種以上を組み合
わせて使用できる。また他の油性基剤としてはスクワラ
ン、流動ノＱラフイン、ワセリン等の炭化水素類、鯨ａ
つ、カルナバロウ等のａつ類、ホホノ々油、ミリスチン
酸オクチルドデシル、シオクタン酸ネオペンチルグリコ
ール等のエステル油類、オリーブ油、マカデミアナツツ
油等の天然動槓物油脂、ジグリセライドなどが挙げられ
る。油性基剤は化粧料全量中の２５〜４５重量７ｏ配合
するのが好ましい。

本発明に用いる乳化剤としては、例えば次の成分（１）
〜（４）からなる混合乳化剤が特に好適である。

（１）　　一般式（■）；Ｒ’　ＯＣＨ，ＣＨＣＨ２ＯＨ（１）Ｈ（式中、Ｒ１は炭素数１０〜２４の直鎖もしくは分岐鎖
のアルキル基ま九はアルケニル基を示す）で表わされる
α−モノグリセリルエーテル１５〜３５重量シ１２）一般式（ＩＩ）Ｃ＠　Ｈａ　Ｕ　（Ｃ２Ｈ４０）Ｂ　（Ｃｓ　Ｈａ　Ｏ
）ｌ）　Ｒ”（式中、ｎｔは水素ま之は炭素数１〜５の
アルキル基、ｍは１〜１５０、ｎは１〜５０、ａ及びｂ
はＯ〜３５の数を示す）で表わされるゾメチルーリシロキサン？リオキンアルキ
レン共重合体２０〜７０重量％（３）炭素舷１０〜２２
の飽和もしくは不飽和脂肪酸の多価金属塩１〜２０重■
％（４）水に対する溶解度が２０℃で０．２９／１０１水
以上の無機塩５〜５０１ｉ量％上記４成分のうち、成分（１）のα−モノグリセリルエ
ーテルとしては、（１１式中、Ｒ１がラウリル基、ミリ
スチル基、セチル基、ステアリル基、エイコシル基、ト
コフル基等の直鎖アルキル基；オレイル基等の直鎖アル
ケニル基；　５　、７　、７−ドリメチルー２−（１，
３，３−）リメチルプチル）オクチル基、２−へブチル
ウンデシル基、２−へキフルデンル基、２−オクチルド
デシル基等のβ位に側鎖金有する分岐鎖アルキル基であ
るものが挙げられる。これらのうちＲ１が炭素数１６〜
２２の直鎖アルケニル基または分岐鎖アルキル基でろる
ものが特に好ましい。α−モノグリセリルエーテル（１
）は単独で、を次は２種以上を組み合わせて使用できる
。

成分１２）のゾメチル／Ｕシロキサン？リオキシアルキ
レン共重合体は、単独で、または２種以上を組み合わせ
て使用できるが、一般式（Ｉｌｌ中、Ｒ３が水素、ｍが
２０〜３０、ｎが２〜５、ａが２〜５、ｂがＯであるも
のと、Ｒがメチル基、ｍが４〜１０ｎが１〜６、ａがｏ
、ｂが７〜１３であるものを組み合わせて用いるのが特
に好ましい。その具体例としては、例えば前者は信越化
学株式会社から商品名［シリコーンＫＦ−９４５ＡＪと
して、後者は日本二二カ株式会社から商品名［ＮＵＣ７
１ＪコーンＦＺ−２１１ＱＪとして市販されている。ま
たその混合比は２：１〜１：２が好適である。

成分（３）の脂肪酸の多価金属塩としては、特に炭素数
１２〜１８のものが好ましく、ま九それらの塩としては
例えばカルシウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム
等の塩が挙げられ、就中、特にアルミニウム塩が好まし
い。したがって脂肪酸多価金属塩のうち好ましいものと
してはアルミニウムモノステアレート、アルミニウムシ
ステアレート、アルきニウムモノオレエート、アルミニ
ウムモノステアレ−ト、アルミニウムモノラウレート等
が例示される。

成分（４）の無機塩としては、硫酸マグネシウム、硫酸
カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウム、硝酸マ
グネシウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アル
ミニウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化ナト
リウム、塩化アルミニウム等が挙げられ、就中、特に硫
酸マグネシウム、硫酸カリウム、塩化マグネシウム、塩
化カリウム及び塩化アルミニウムが好ましい。

本発明における乳化剤の好ましい配合量は化粧料全量中
の１〜１０重量シである。１重量％未満では本発明の油
中水型乳化化粧料を安定化させることはできず、また１
０重量外を超えると系全体の粘度が著しく高くなり、使
用時ののびが悪く、油性感、べたつき感を与えるので化
粧料として好ましくない。

また、水は任意の量で配合することができるが、良好な
使用感、すなわち油性感めるいはべ九つき感が少なくか
つのびを良くするためには、他の水溶性溶剤との合計で
３４〜７４重量％、特に５０重量％以上配合することが
好ましい。ここで他の水溶性溶剤とは、エタノール、グ
リセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、１．
３−７”チレングリコール等の低級アルコールまたは？
リオールをいう。

本発明の乳液状油中水型乳化化粧料には、更に通常化粧
料に用いられるその他の成分ヲ（）〜４０重景９、本発
明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる
。その他の成分としては、粉体、保湿剤、細胞間脂質（
セラミド等）、紫外線吸収剤、アルコール類、キレート
剤、ｐＨ１ｉｌｌ整剤、防腐剤、増粘剤、色素、香料等
が挙げられる。

これらのうち、粉体を化粧料中Ｋ１０〜４０重量％、好
ましくは１５〜３０重量シ配合することに工り、乳液状
ファンデーションとすることができる。粉体としては、
一般に化粧料に用いられる粉体、例えばタルク、マイカ
、カオリ／、セリサイト等の体質顔料、酸化チタン、酸
化亜鉛、酸化鉄群青等の無機顔料、チタンマイカ系ノ９
−ル顔料及び青色４０４号、赤色２０２号、黄色４０１
号等の有機顔料を挙げることができる。本発明において
は、上記粉体の１種又は２種以上が任意に選ばれて用い
られる。

本発明の対象となる化粧料としては、例えばミルキイロ
ーション、ゼデイケア乳液等の乳液類および液状タイプ
のファンデーション類を挙げることができる。これらは
、上記成分から常法に従って調製される。

〔発明の効果〕

上述の如く、本発明の油中水型乳化化粧料は、従来の油
中水型乳化化粧料の利点を備えていると共に、低粘度で
かつ高水分量を含有する化粧料であるため、のびが良く
、油性感、べたつき感が少なくかつ化粧効果の持続性に
優れた化粧料である。

〔実施例〕

以下に実施例を示し、本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。

実施例１下記衣１に示す組成の乳液を製造し、その乳化安定性、
粘度、使用感を評価し次。その結果を表２に示す。

以下余白（製造法）精製水に硫酸マグネシウム、メチル、Ｑラペン及びグリ
セリンを加えて加熱し、この水相部ヲ７０℃に保った。

一方、残る成分を加熱溶解し、この油相部も７０℃に加
熱した。次いで、この油相部に上記水相部を加え、乳化
機にて乳化した。乳化物を熱交換機にて終＠３０℃まで
冷却し、乳液（本発明品１）ｔ−得た。また、配合成分
を変えた以外は本発明品１の製造と同様にして、それぞ
れ比較品１，２及び３を得た。

（結果）以下余白１）：○；分離、凝集なし Δ；　　Ｉ　　わずかにおりＸ　；　　　＃　　　ｔり？）２）；Ｂ型粘度計（ＢＢＬ型、■東京計器製）で測定し
た２５℃での値３）：専門ノ９ネル１０名による実用評価○；１０名中
７名取上が良好と回答し次Δ；　　Ｉ　　４〜６名が　
　　ｌ ×；　　〃　　３名以下が　　　ｌ上記表２から明らかな如く、本発明品１＃″ｊ：比較品
１〜３に比して安定性が良好で、しがも低粘度であるた
めのび、べたつきの少なさ、化粧もち等の使用感触に優
れていることが判る。

実施例２（ホディケア乳液）油相成分；　　　　　　　　　　　　　　重量シ流動イ
ソノ９ラフイン　　　　　　　　　　　３．０ツメチル
？リンロキサン（６ｃａ）　　　　　　　５・０オクタ
メチルシクロテトランａキサン　　　２０．０真球状？
リメチルフルセスキオキサン　　　　２．０α−モノオ
レイルグリセリルエーテル　　　　１．０ゾメチル？リ
シロΦサン？リオキンアル　　　０．５キレン共重合体
０アルミニウムモノステアレートｏ、を水相成分：塩化マグネシウム　　　　　　　　　　　０．４グリセ
リン　　　　　　　　　　　　２０メチル／Ｑラペ１０
．１香料　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１エタノ
ール　　　　　　　　　　　　　　　５，０計　　　　
　　　　　　　　　　１００．０◆　：実施例１に同じ串ネ：式（Ｉｔ）中、　Ｒ”＝ＣＨ３、ｍｘ１５〜２５
　、　ｎ＝２〜４、ａ＝２５〜３５、ｂ＝１０〜２０上
記水相水相上加熱混合して、７０℃に保った。

上記油相部も同様忙７０℃で加熱溶解分散した。

この油相部に上記の水相部を加え、乳化機にて乳化した
。乳化物を熱交換機にて終温３０℃まで冷却し、ボディ
ケア乳液（本発明品２）を得九。

実施例３（ハンドローション）油相成分：流動ノＱラフインメチルフェニル？リシロキサンデカメチルシクロペンタシロキサン α−モノイソステアリルグリセリルエーテル重量５１０．０５．０１５．０１．０中中：ｓＡ施例工に同じ上記成分を用いる以外は実施例２と同様にして、ハンド
ローション（本発明品３）を得た。

実施例４（サンケアローション）油相成分：　　　　　　　　　　　　　　　重量弊ゾメ
チル？リシロキサン（６８ｓ　）　　　　　　１０．０
デカメチルシクロベンタシａキサン　　　　２０．０α
−七ノＩＱルミトオレイルグリセリセリルエーテル　１
．０アルミニウムモノオレエート水相成分：硫酸カリウムグリセリンソルビトール７０％水溶液メチルノＱラペ／香料精製水計・　二式＋Ｉｔｌ中、Ｒ”、ｍＨ，ｍ＝　５〜１００゜
ｍ＝７〜１５、ｂ＝。

１．０２．５１０．０１５．００．１０．１バランス１００．０ｎ＝ｌ〜５゜アルきニウムモノステアレートメトキシケイ皮酸オクチルオキシベンゾン水相成分：塩化カリウムグリセリン１．３−ブチレングリコールメチルノ９ラペン香料０．２３．００．５精製水粉体成分（疎水化処理）：バランス計　　　　　　　　　　　　　１００．０＊　二式（ｎ
）中、Ｒ″−Ｈ％　ｍ＝５〜１５、ｎ　＝　２〜５、ａ
±２−５、　ｂ−。

中＊：式（ＩＩ）中、ａ”＝ｃｌ（、、ｍ−６Ｏ−８０
，ｎ＝３〜Ｂ、ａ−１５−２５、ｂ−２５〜３５上記水相成分を加熱混合して、７０℃に保った。

上記油相部も同様６Ｃ７０℃に加熱溶解した後、粉体成
分を加え分散した。この油相／粉体部に上記の水相部を
加え、乳化機忙て乳化した。乳化物を熱交換機にて終湯
３０Ｃまで冷却し、サンケアローション（本発明品４）
を得た。

実施例５（液状乳化ファンデーション）油相成分二　　
　　　　　　　　　　　　　重量多スク９ラン　　　　
　　　　　　　　　　４．０ツメチル？リシロキサン（
６ａｓ　）５．０ゾオクタン酸ネオペンチルグリコール
　　　　３．０ミリスチン酸イソステアリン酸ゾグリセ
ライド　２．０オクタメチルシクロテトラシクキサン１２．０デカメチルシクロペンタシロキサン３．０ α−モノイソステアリルグリセリルエーテル１．０アルミニウムシステアレート水相成分：硫酸マグネシウムグリセリンメチルノ９ラペン香料精製水粉体成分（疎水化処理）：酸化チタンセリサイトタルクベンガラ酸化鉄黄酸化鉄黒０．２奉　：実施例１に同じ中＊：実施例１に同じ上記成分を用いる以外は実施例４と同様にして、液状乳
化ファンデーション（本発明品５）ｔ−得た。

実施例２〜５でｖ４裏し九本発明品２〜５は、いずれも
粘度が２０，０００　Ｃｐｅ以下でアシ、安定性。

使用感触に優れた油中水型乳化化粧料であった。

以上

Claims

【特許請求の範囲】１、シリコン油含量が５０重量％以上である油性基剤、
水および乳化剤を含有し、２５℃における粘度が、２０
，０００ｃｐｓ以下である乳液状油中水型乳化化粧料。２、乳化剤が、次の成分（１）〜（４）（１）一般式（ I ）： ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ）（式中、Ｒ＾１は炭素数１０〜２４の直鎖もしくは分岐
鎖のアルキル基またはアルケニル基を示す）で表わされるα−モノグリセリルエーテル１５〜３５重量％（２）一般式（II） ▲数式、化学式、表等があります▼（II）（式中、Ｒ＾２は水素または炭素数１〜５のアルキル基
、ｍは１〜１５０、ｎは１〜５０、ａ及びｂは０〜３５
の数を示す）で表わされるジメチルポリシロキサンポリオキシアルキ
レン共重合体２０〜７０重量％（３）炭素数１０〜２２の飽和もしくは不飽和脂肪酸の
多価金属塩１〜２０重量％（４）水に対する溶解度が２０℃で０．２ｇ／１００ｇ
水以上の無機塩５〜５０重量％からなる混合乳化剤である請求項１記載の油中水型乳化
化粧料。