JP2013227353A - 乳液状化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘度変化の原因を探索し、解明し、乳液状として適切な粘度範囲の水素添加レシチン配合の化粧料を開発する。
【解決手段】水素添加レシチンとアクリル系高分子化合物を含む乳液状化粧料であって水素添加レシチンは、ホスファチジルコリンとホスファチジルコリン以外の未同定のリン脂質を含む場合は、ホスファチジルコリンを10〜40質量%含むものであり、アクリル系高分子化合物は(a)(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(b)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、(c)ポリアクリルアミド、(d)ポリアクリル酸Na、(e)(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム) コポリマーの(a)〜(e)の内1〜複数選択されるものである乳液状化粧料。
【選択図】図1

Description

本発明は、水素添加レシチンを配合した乳液状化粧料に関する。
乳液状の化粧料は一般の化粧料であり、レシチンを配合した化粧料も公知である。レシチンは優れた保湿性を有することが知られている。
例えば、特許文献1(特開2006−282603号公報)、特許文献2(特開2004−91360号公報)がある。
特許文献1には、レシチン及びアクリルアミドとアクリル酸アンモニウムの共重合体を含有する化粧料が開示されている。この配合により、伸びのよさ、濃厚さ、しっとり感、べたつきのなさ、経日安定性が相乗的に向上することが示されている。
特許文献2には、アスコルビン酸及びその誘導体、カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー、糖系多価アルコール、レシチンを含有する化粧料が開示されている。レシチンはアスコルビン酸及びその誘導体の経時による分解を抑制し、化粧料の変色を相乗的に抑制することが示されている。
しかしながら、特定の組成の水素添加レシチンがアクリル系高分子化合物溶液の粘度を低下させ、低粘度でありながらコクのある乳液を調製できることは知られていなかった。
特開2006−282603号公報 特開2004−91360号公報
アクリル系高分子化合物と水素添加レシチンを配合した乳化組成物において、水素添加レシチンのグレードを変えると、粘度変化が大きく、乳液ではなく、クリームになってしまう等、適切な乳液を提供することが困難であった。本願発明は、粘度変化の原因を探索し、解明し、乳液状として適切な粘度範囲の水素添加レシチン配合の化粧料を開発することを目的とする。更に、研究開発を進め、ホスファチジルコリンと特定のリン脂質の組み合わせによって、適切な粘度範囲の乳液状化粧料を開発することを目的とする。
本発明は、粘度上昇の原因を探索すると、水素添加レシチンに左右されることが解明でき、乳液として適正な範囲の組み合わせを提供する。ホスファチジルコリンとホスファチジルセリン又はホスファチジルグリセロールあるいはホスファチジン酸との組み合わせによって、適正な粘性を実現した。
本発明の主な解決手段は次のとおりである。
(1)水素添加レシチンとアクリル系高分子化合物を含む乳液状化粧料であって、
水素添加レシチンは、ホスファチジルコリンとホスファチジルコリン以外の未同定のリン脂質を含む場合は、ホスファチジルコリンを10〜40質量%含むものであり、
アクリル系高分子化合物は(a)(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(b)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、(c)ポリアクリルアミド、(d)ポリアクリル酸Na、(e)(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム) コポリマーの(a)〜(e)の内1〜複数選択されるものであることを特徴とする乳液状化粧料。
(2)水素添加レシチンが水素添加大豆リン脂質であることを特徴とする(1)記載の乳液状化粧料。
(3)水素添加レシチンとアクリル系高分子化合物を含む乳液状化粧料であって、
水素添加レシチンは、ホスファチジルコリンと、ホスファチジルセリン又はホスファチジルグリセロールあるいはホスファチジン酸から構成されるものであって、ホスファチジルコリンが0〜80%であり、
アクリル系高分子化合物は、 (アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーであること
を特徴とする乳液状化粧料。
(4)粘度が2000〜6000mPa・sであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の乳液状化粧料。
本発明は、上述したような構成を備えることによって、コク感に優れる。2000〜6000mPa・sの粘度を有し、容器から振り出し易い粘度でありながら、皮膚から垂れ落ちない。水素添加レシチンのホスファチジルコリン含量は10〜40質量%が好ましい、さらに好ましくは上限が33.5質量%である。この範囲でアクリル系高分子による粘度を低下させることができる。
粘度2000mPa・s未満であると、塗布したときに流れ落ち易く、コク感が感じられにくい。
粘度2000〜5000mPa・sでは、ホスファチジルコリン濃度が50質量%であると水っぽい使用感であり、コク感が劣る。
粘度が6000mPa・sを超えると通常乳液で使用する振り出し容器に入れたとき、乳液を容器から出し難い。
また、特定のアクリル系高分子として(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを用いた場合、ホスファチジルコリンと、ホスファチジルセリン又はホスファチジルグリセロールあるいはホスファチジン酸から構成される水素添加レシチンを用い、ホスファチジルコリンが0〜80%の組成比率とした場合に、ほぼ2000〜6000mPa・sの乳液が得られる。
レシチン/アクリル系高分子 粘度測定グラフ PCとPS、PG、PA、PEの組み合わせによる粘度変化のグラフ
本発明は、未同定のリン脂質を含む水素添加レシチンのグレード(ホスファチジルコリン:以下PC)を変えた際、粘度が急激に増加し、乳液ではなくクリームなってしまう現象が観察された。この知見に基づき、適切な乳液状を呈する水素添加レシチンとアクリル高分子化合物の組み合わせを希求し、具体的に提供する。
水素添加レシチンとアクリル高分子化合物を各種組み合わせて粘度変化を試験した結果、水素添加レシチンが含まれない場合は高粘度で、水素添加レシチン中に含まれるPCの濃度が50質量%未満では比較的粘度の乳液適性粘度を示し、50質量%以上では高粘度を示して乳液として適当でない傾向があることを試験例に示すように確認した。この知見に基づいて本発明を提案することができた。
本願発明は、乳液状の化粧料を提供するもので、水素添加レシチン、アクリル高分子化合物のほか通常化粧料に配合されている成分を添加することができる。
リン脂質について、純正試薬を入手して、粘性変化について希求したところ、水素添加レシチンを構成するPCと、それ以外に次の3種のいずれかのホスファチジルセリン(以下「PS」という場合がある)、ホスファチジルグリセロール(以下「PG」という場合がある)、ホスファチジン酸(以下「PA」という場合がある)がアクリル系高分子化合物の粘度調整に有効であることを解明した。
前者の未同定リン脂質を含む水素添加レシチンを用いた場合を実施形態1とし、後者のホスファチジルコリン(PC)PCとそれ以外の3種に特定した場合を実施形態2として以下に説明する。
[実施形態1]
以下に各構成要素について述べる。
1−1.水素添加レシチン
レシチンは、大豆や卵黄等から採取されるリン脂質であり、主成分のPC以外にPE(ホスファチジルエタノールアミン)、PI(ホスファチジルイノシトール)、PA(ホスファチジン酸)、あるいはその他リン脂質、ステロール類を含有するものを用いることができる。本発明では、レシチン中の不飽和炭素鎖を水素添加により飽和結合に変えた水素添加レシチンを用いる。本発明の水素添加レシチンのPC含量は10〜40質量%が好ましく、20〜33.5質量%が特に好ましい。PC含量が10〜40質量%の水素添加レシチンとしては市販品、例えば、日光ケミカルズ株式会社製レシノールS−PIE(水素添加大豆リン脂質)、レシノールS−10(水素添加大豆リン脂質)を使用することができる。
1−2.アクリル系高分子化合物
本発明に用いるアクリル系高分子化合物として、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸Na、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム) コポリマーが挙げられる。いずれのアクリル系高分子化合物も市販品を用いることができる。
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーとしては、例えばSEPPIC社のセピノブEMT10もしくは複合原料であるSEPPIC社のSIMULGEL NS((アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、スクワラン、ポリソルベート、水)を用いることができる。
(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマーとしては、例えば、SEPPIC社の複合原料であるSIMULGEL EG((アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、イソヘキサデカン、ポリソルベート80、水)、SIMULGEL EPG((アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリイソブテン、(カプリリル/カプリル)グルコシド、水)等を用いることができる。
ポリアクリルアミドとしては例えばSEPPIC社の複合原料であるセピゲル305(ポリアクリルアミド、水添ポリイソブテン、ラウレス−7、水)を用いることができる。
ポリアクリル酸Naとしては例えば東レ・ダウコーニング株式会社の複合原料であるRM2051 Thickening Agent(ポリアクリル酸Na、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、トリデセス−6、PEG/PPG−18/18ジメチコン)等を用いることができる。
(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム) コポリマーとしてはSEPPIC社の複合原料であるSEPIPLUS 265((アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ポリイソブテン、ポリソルベート20、水)等を用いることができる。
1−3.その他成分
本発明の乳液状化粧料には油剤を配合する。
本発明の乳液状化粧料に配合する油剤としては、炭化水素油系油性成分、高級アルコール系油性成分、植物油のような油脂系油性成分、シリコーン系油性成分等が挙げられる。
炭化水素油系油性成分としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、スクワレン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級アルコール系油性成分として、例えば、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール、オクチルドデカノール、モノステアリルグリセリンエーテル、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール等の分枝鎖アルコール等が挙げられる。
油脂系油性成分としては、例えばツバキ油、月見草油、マカデミアナッツ油、(オリーブ油)、ナタネ油、トウモロコシ油、ゴマ油、ホホバ油、胚芽油、小麦胚芽油、トリオクタン酸グリセリン等の液体油脂、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム核油、モクロウ、モクロウ核油、硬化油、硬化ヒマシ油等の固体油脂、ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、ヌカロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ等のロウ類が挙げられる。
高級脂肪酸系油性成分として、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)等が挙げられる。
シリコーン系油性成分として、例えば、鎖状ポリシロキサンのジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等、環状ポリシロキサンのデカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。
本発明の乳液状化粧料には、多価アルコール、保湿剤、糖類、界面活性剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、水溶性高分子のような高分子、増粘剤、粉体成分、紫外線吸収剤、紫外線遮断剤、等を含有させることができる。また、ビタミン類、皮膚賦活剤、血行促進剤、活性酸素消去剤、抗炎症剤、美白剤、殺菌剤等の他の化粧成分や薬効成分、生理活性成分を含有させることもできる。
多価アルコールとしては、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、グリセリン、ジグリセリン等が挙げられる。
保湿剤として、例えば、キシリトール、マルチトール、マルトース、ソルビトール、ブドウ糖、果糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸、シクロデキストリン等が挙げられる。
界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸ナトリウム等の脂肪酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、N−アシルサルコシン酸、スルホコハク酸塩、N−アシルアミノ酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン、アミドベタイン等のベタイン系界面活性剤等が挙げられる。
防腐剤として、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、フェキノキシエタノール等を挙げることができる。
金属イオン封鎖剤として、例えば、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、エデト酸、エデト酸ナトリウム塩等のエデト酸塩を挙げることができる。
水溶性高分子あるいは増粘剤として、例えば、アラビアゴム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード、デキストラン、デキストリン、プルラン、カルボキシメチルデンプン、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン、メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、カルボキシメチルデキストランナトリウム、ベントナイト等を挙げることができる。
粉末成分としては、例えば、タルク、カオリン、雲母、シリカ、ゼオライト、ポリエチレン粉末、ポリスチレン粉末、セルロース粉末、無機白色顔料、無機赤色系顔料、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ等のパール顔料、赤色201号、赤色202号等の有機顔料を挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、サリチル酸フェニル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、等を挙げることができる。
紫外線遮断剤として、例えば、酸化チタン、タルク、カルミン、ベントナイト、カオリン、酸化亜鉛等を挙げることができる。
薬効成分としては、例えば、ビタミンA油、レチノール等のビタミンA類、リボフラビン等のビタミンB類、ピリドキシン塩酸塩等のB類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸モノパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−グルコシド等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム等のパントテン酸類、ビタミンD、コレカルシフェロール等のビタミンD類;α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール等のビタミンE類等のビタミン類を挙げることができる。プラセンタエキス、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の美白剤、ローヤルゼリー、ブナノキエキス等の皮膚賦活剤、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、γ−オリザノール等の血行促進剤、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、アズレン等の消炎剤、アルギニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸類、常在菌コントロール剤のマルトースショ糖縮合物、塩化リゾチーム等を挙げることができる。さらに、カミツレエキス、パセリエキス、ブナノキエキス、ワイン酵母エキス、グレープフルーツエキス、スイカズラエキス、コメエキス、ブドウエキス、ホップエキス、コメヌカエキス、ビワエキス、オウバクエキス、ヨクイニンエキス、センブリエキス、メリロートエキス、バーチエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、トウガラシエキス、レモンエキス、ゲンチアナエキス、シソエキス、アロエエキス、ローズマリーエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、ハマメリスエキス、クワエキス等の各種抽出物を挙げることができる。
<試験例1>
1.表1の水素添加大豆リン脂質を使用した。
2.アクリル系高分子
表2に使用したアクリル系高分子原料の組成と試験に用いた添加量を示す。
3.試験方法
(1)上記水素添加大豆リン脂質0.2gを98.8gの精製水に相転移温度以上約80℃で加温溶解する。
(2)室温まで冷却し、表2に示したアクリル系高分子原料に(1)の水溶液99g添加する。
(3)数分間膨潤させ、ホモミクサー2500rpmにて1分間攪拌後、pH及び粘度の測定を行う。測定結果を表3、図1に示す。
粘度の測定は、B型粘度計にて、ロータNo.2から4を用い、回転数12または30rpmにて、30秒での粘度を測定した。アクリル系高分子によって、適切なロータ、回転数を選択した。
PC含量が10〜40質量%、特に20〜33.5質量%の水素添加レシチンは、アクリル系高分子の粘度を低下させ、PC含量55〜85質量%では、増粘させる傾向が得られた。従って、水素添加レシチンとアクリル系高分子の濃度を一定にした液体の系において、水素添加レシチンのPC含量を調整することにより、液体の粘度を調整することが可能である。
その他の影響として、アクリル系高分子の増粘効果はpHに依存しているため、pHの測定を併せて実施したが、水素添加レシチンのグレードの違いによってpHのぶれは殆どなかったことから、pHの影響ではないことが示唆された。
今回の検討では、単体で色々な種類のアクリル系高分子の原料がなかったため、プレミックス品も検討した。アクリル系高分子単体とプレミックス品は、上記と同様の粘度変化傾向であったため、アクリル系高分子は、水素添加レシチンのPC含量により、増粘効果に影響を与えることが示唆された。20000mPa・s程度以上の高粘度になると影響は少なくなることから、粘度が15000mPa・s程度以下のアクリル系高分子の化粧料を作る場合、併用する水素添加レシチンのPC含量に留意する必要がある。
表3の結果でセピノブ EMT10、SIMULGEL NS、セピゲル305、RM 2051 Thickening Agent、SEPIPLUS265を用い、水素添加レシチンとしてPC含量が20質量%のレシノールS−PIE、33.5質量%のレシノールS−10を配合した処方では粘度が2000〜6000Pa・sであり、コク感に優れ、容器から振り出し易い粘度でありながら、皮膚から垂れ落ちない液状組成物である。ウルトレッツ10を配合した処方では、粘度が2000mPa・s未満であり、塗布したときに流れ落ち易く、コク感が感じられにくい。
PC含量の高いレシノールS−10M、レシノールS−10E、レシノールS−10EXを用いた液状組成物では、増粘し、かつコク感に劣る。
乳液タイプの実施例1、2と比較例1、2を表4に示す。
この結果、PC濃度が33.5%であるレシノールS-10を0.15重量%と0.20重量%と配合量を変えた実施例1と実施例2は、粘度が4560mPa・sが2270mPa・s低下傾向が確認できるが、PC濃度が56.1%であるレシノールS-10Mを0.20重量%と0.50重量%と配合量を変えた比較例1と比較例2は、粘度が4180mPa・sが4860mPa・sと増加傾向が確認できる。レシノールS-10を0.15重量%配合した実施例1と比べてレシノールS-10を0.20重量%配合した実施例2の方がPC含量が0.050%から0.067%に増加しているが、粘度は逆に4560mPa・sから2270mPa・sに低下している。PCそのものの量を増量すれば粘度が上昇するということではないということが分かる。したがって、本願発明で規定する組み合わせ、さらに特に配合によってコク感に優れ、容器から振り出し易い粘度でありながら、皮膚から垂れ落ちない液状組成物という優れた乳液状化粧料を実現できる。
[実施形態2]
以下に各構成要素について述べる。
2−1.水素添加レシチン 水素添加レシチンとして、PC(ホスファチジルコリン)、PS(ホスファチジルセリン)、PG(ホスファチジルグリセロール)、PA(ホスファチジン酸)を用いる。
PC:( PS or PG or PA )は、80〜0:20〜100が適当である。特に、PC:PSは80〜20:20〜80であり、PC:PAは50〜0:50〜100が適当である。
2−2.アクリル系高分子
アクリル系高分子は(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーが適当である。
2−3.その他成分
油剤及びその他の成分として多価アルコール、保湿剤、糖類、界面活性剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、水溶性高分子のような高分子、増粘剤、粉体成分、紫外線吸収剤、紫外線遮断剤、等を含有させることができ、また、ビタミン類、皮膚賦活剤、血行促進剤、活性酸素消去剤、抗炎症剤、美白剤、殺菌剤等の他の化粧成分や薬効成分、生理活性成分を含有させることもできることは、前記した実施形態1と同様であり、具体的には前記の化合物が使用可能である。
<試験例2>
水素添加レシチンを構成するPC以外の成分であるPS(ホスファチジルセリン)、PG(ホスファチジルグリセロール)、PA(ホスファチジン酸)、PE(ホスファチジルエタノールアミン)がアクリル系高分子化合物の粘度に与える影響を調べた。
1.水素添加レシチン及び水素添加レシチン構成成分
以下の試薬を用いた。
PC:水素添加大豆リン脂質(PC含量96.7%)(レシノールS−10EX:日光ケミカルズ(株)製)
PS:L−α−ジオレオイルホスファチジルセリンNa(純度97%)(COATSOME MS-8181LS:日油(株)製)
PG:L−α−ジステアロイルホスファチジルグリセロールNa(純度99%)(COATSOME MG-8080LS:日油(株)製)
PA:L−α−ジパルミトイル ホスファチジン酸Na(純度99%)(COATSOME MA-6060LS:日油(株)製)
PE:L−α−ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン(純度99%)(COATSOME ME-6060:日油(株)製)
2.アクリル系高分子
以下を用いた。
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー(セピノブEMT10:SEPPIC社製)
3.試験方法
(1)上記PCとPS、PG、PA、PEのいずれかとの混合物の0.2質量%相当量を5質量%相当量のジプロピレングリコールに加温溶解する。94.2質量%相当量の70〜80℃に加温した精製水を加えて攪拌混合し、室温まで冷却した。
(2)(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを(1)の水溶液に添加し、攪拌溶解した。
(3)B型粘度計(ローターNo.3、12rpm、30s(25℃±2℃)にて粘度を測定した。
4.結果
PCとPS、PG、PA、PEのいずれかとの混合物を配合したときの(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー溶液の粘度の結果を表5及び図2に示す。
リン脂質として純正試薬を用いることにより、PCとPS、PG、PAの組み合わせにおいては、PC:(PS or PG or PA)=80〜0:20〜100において、乳液として適正な粘度であるほぼ2000〜6000mPa・sの乳液が得られることがわかる。更に、個別の組み合わせでは、PC:PSが80〜20:20〜80であり、PC:PAが50〜0:50〜100とするのが適当である。
乳液タイプの実施例3、4と比較例3を表6に示す。
本発明の主な解決手段は次のとおりである。
(1)水素添加レシチンとアクリル系高分子化合物を含む乳液状化粧料であって、
水素添加レシチンは、ホスファチジルコリンを20〜33.5質量%含むものであり
アクリル系高分子化合物が(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸Na、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマーから選択される1種または2種以上であって、
25℃の粘度が2000〜6000mPa・sであることを特徴とする乳液状化粧料。
(2)水素添加レシチンが水素添加大豆リン脂質であることを特徴とする(1)記載の乳液状化粧料。

Claims (4)

  1. 水素添加レシチンとアクリル系高分子化合物を含む乳液状化粧料であって、水素添加レシチンは、ホスファチジルコリンとホスファチジルコリン以外の未同定のリン脂質を含む場合は、ホスファチジルコリンを10〜40質量%含むものであり、
    アクリル系高分子化合物は(a)(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(b)(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、(c)ポリアクリルアミド、(d)ポリアクリル酸Na、(e)(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム) コポリマーの(a)〜(e)の内1〜複数選択されるものであることを特徴とする乳液状化粧料。
  2. 水素添加レシチンが水素添加大豆リン脂質であることを特徴とする請求項1記載の乳液状化粧料。
  3. 水素添加レシチンとアクリル系高分子化合物を含む乳液状化粧料であって、
    水素添加レシチンは、ホスファチジルコリンと、ホスファチジルセリン又はホスファチジルグリセロールあるいはホスファチジン酸から構成されるものであって、ホスファチジルコリンが0〜80%であり、
    アクリル系高分子化合物は、 (アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーであること
    を特徴とする乳液状化粧料。
  4. 粘度が2000〜6000mPa・sであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乳液状化粧料。
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