JPH02258712A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents

油中水型乳化化粧料

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JPH02258712A
JPH02258712A JP8232089A JP8232089A JPH02258712A JP H02258712 A JPH02258712 A JP H02258712A JP 8232089 A JP8232089 A JP 8232089A JP 8232089 A JP8232089 A JP 8232089A JP H02258712 A JPH02258712 A JP H02258712A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油中水型乳化化粧料に関し、更に訂細には、シ
リコン油を含む油性基剤、水及び特定の乳化剤を含有し
、使用感触に優れ、安全性が高く、しかも経口安定性が
良好な油中水型乳化化粧を斗に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来、油中水型乳化化粧料は水中油型乳化化粧料に比べ
微生物抵抗性が高く、しかも皮膚表面にオイル膜を形成
し水分蒸散を防ぐこと、さらに1θ水性に優れ化粧くず
れが少ないことからスキンケア製品やメークアップ製品
に多用されている。しかしながら、油中木型乳化化粧料
の欠点として、油相が連続相であるため、その中に安定
に含有できろ水分量が制限され、その結果、塗布した時
の油性感やべたつき感が強いということが挙げられる。
この問題を解決したものとして、α−モノグリセリルエ
ーテル等の混合乳化剤を用いた高水分僅含有の油中水型
化粧料が開示されている(特公昭60−26366号公
報)が、この化粧料は多量の水を安定に保つために系全
体を高粘度なものとしており、油性感やべたつき感はな
いものの、のびが悪いという欠点があった。また、多量
のシリコン油を配合することが困難であった。
一方、シリコン油は滑沢性、撥水性に優れた油性基剤と
して知られ、塗布時ののびが良く化粧くずれしにくいこ
とから近年多用されてきている。
しかしながら、シリコン油を基剤とした安定性が良好な
油中水型乳化化粧料を得るのは極めて難しいという欠点
を有している。
このため、油性基剤として多量のシリコン油を含有し、
安定性が良好で、しかも使用感触に優れた油中木型乳化
化粧料の開発が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情において、本発明者らは鋭意研究を重ねた結
果、シリコン油を含有する油性基剤と水を特定の乳化剤
を用いて乳化すれば、経日安定性および安全性が良好で
、しかも使用感触に優れた油中水型乳化化粧料が得られ
ることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C)(A) 
 シリコン油含量が30重量%以上である油性基剤 (B)  一般式(I) (式中、Rは水素原子または炭素数1〜5のアルキル基
を示し、mは平均で20〜30、口は平均で2〜5、a
は平均で2〜5の数を示す)で表わされるジメチルポリ
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体 (C)水 を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料を提供
するものである。
本発明で用いられる(A)成分のうち、シリコン油とし
ては、通常の化粧料に使用されているものならば良く、
例えばジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシ
ロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイ
ドロジエンポリシロキサン等が挙げられ、特に油性感、
べたつき感を軽減する場合には、揮発性のジメチルポリ
シロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン等を好まし
いものとして例示することができる。これらは単独で、
または2種以上を組み合わせて使用でき、油性基剤中に
30重1%(以下、単に%で示す)以上配合される。ま
た、他の油性基剤としてはスクワラン、流動パラフィン
、ワセリン等の炭化水素類、鯨ロウ、カルナバロウ等の
ロウ類、ホホバ油、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジ
オクタン酸ネオペンチルグリコール等のエステル油類、
オリーブ油、マカデミアナツツ油等の天然動植物油脂、
ジグリセライドなどが挙げられる。(A)成分のシリコ
ン油を含む油性基剤は化粧料全量中に10〜40%配合
するのが好ましい。
本発明において乳化剤として用いられる(B)成分の一
般式(I)で表わされるジメチルポリシロキサンポリオ
キシアルキレン共重合体は単独または2種以上を組み合
わせて用いることができ、例えばシリコーンKP−94
5A  (信越化学(株)製;一般式(I)中、R=H
S芹=20〜30、丁−2〜5、a=2〜5)などが挙
げられる。(B)成分の乳化剤は、本発明の化粧料全量
中に1〜lO%配合するのが好ましい。1%未満では本
発明の油中水型乳化化粧料を安定化させることはできず
、また10%を超えると系全体の粘度が著しく高くなり
、使用時ののびが悪く、油性感、べたつき感を与えるの
で化粧料として好ましくない。
また、(C)成分の水は任意の二で配合することができ
るが、良好な使用感、すなわち油性感あるいはべたつき
感が少なくかつのびを良くするためには、他の水溶性溶
剤、例えばグリセリン、ソルビトール、プロピレングリ
コール、1,3−ブチレンゲリコール、エタノール等の
ポリオールまたは、低級のアルコールなどとの合計で4
0〜90%、特に50〜80%配合するのが好ましい。
また、系の安定性をさらに向上させるため、水相に無機
塩を配合することが好ましく、無機塩としては、例えば
硫酸マグネシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫
酸アルミニウム、硝酸マグネシウム、硝酸カリウム、硝
酸ナトリウム、硝酸アルミニウム、塩化マグネシウム、
塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化アルミニウム等が
挙げられ、就中、特に硫酸マグネシウム、硫酸カリウム
、塩化マグネシウム、塩化カリウム及び塩化アルミニウ
ムが好ましい。その配合量は系全体の0.1〜5%が好
ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料にはさらに成分(D)とし
て平均粒子径30〜70mμの疎水化された微粒子酸化
チタンを好ましくは1〜20%加えることにより、日焼
は防止効果があり、使用感、外観、安定性、持続性が良
好な化粧料とすることができる。
疏水化された微粒子酸化チタンは公知であり、例えば特
開昭62−145011号公報に記載のごとく、市販の
微粒子酸化チタンを金屑石鹸、シリコン油、ジアルキル
リン酸等で処理することにより得られる。疎水化処理に
はシリコン油が最も好ましい。
この場合、微粒子酸化チタンを該酸化チタンに対して5
iOz換算で1〜4%のケイ酸水和物及びへ!、0.換
算で6〜12%のアルミナ水和物から成る混合水和物で
被覆処理し、さらにシリコン油で表面を被覆処理するこ
とにより、該酸化チタンの触媒活性を抑制し、油相の変
質を防止することができる。
かくして得られる疎水化された微粒子酸化チタンは、波
長290〜350mμの紫外線を選択的に遮断し、かつ
透明感、撥水性等に優れたものである。さらに、本発明
のシリコン油を多量に含む油中木型乳化系(Wlo)を
基剤とすることにより、サンスクリーン効果の接続性が
著しく改善された化粧料を得ることができる。これは疎
水化された酸化チタン、シリコン油、乳化系(Wlo)
の3者が1Q水的に作用するためである。
本発明の油中水型乳化化粧料には、さらに通常の化粧料
に用いられるその他の成分、例えば粉体、体質顔料、着
色顔料、保湿剤、細胞間脂質(セラミド等)、紫外線吸
収剤、アルコール類、キレート剤、ptl調整剤、防腐
剤、酸化防止剤、増粘剤、色素、香料等を0〜40%、
本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することがで
きる。
本発明の油中水型乳化化粧料は、前記必須成分および任
意成分から適宜選択し、常法に従って製造することがで
き、例えばスキンケアクリーム、保湿クリーム等のクリ
ーム類、クリーム状のファンデーション類などとして適
用される。
〔発明の効果〕
上述のごとく、本発明の油中木型乳化化粧料は、従来の
油中水型乳化化粧料の利点を備えていると共に、のびが
良く、油性感、べたつき感が少なく、化粧効果に優れ、
しかも経日安定性が良好な化粧料である。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
合成例 平均粒径0.05μmの微粒子酸化チタンを10%にな
るように水によく分散させ、5iO=換算で酸化チタン
に対して2%に相当する10%ケイ酸ソーダ溶液(Si
口* / Ni2Oモル比=0゜5)を加えて充分攪拌
した後、A1.0.換算で酸化チタンに対して7.5%
に相当する10%硫酸アルミニウム溶液を徐々に添加し
、酸化チタンの表面にケイ酸の水和物及びアルミナの水
和物を沈着させた。反応終了後、濾過・洗浄・乾燥した
後、ジェットミルで粉砕した。これをヘンシェルミキサ
ーに移し、十分に攪拌しつつメチルハイドロジエンポリ
シロキサンを2%添加し、混合攪拌した後、120℃で
焼成処理を行い、処理粉体を得た。
実施例1 第1表に示す組成のクリームを製造し、その乳化安定性
および使用感を評価した。
(製造法) 精製水に硫酸マグネシウム、メチルパラベン及びグリセ
リンを加えて加熱し、この水相部を70℃に保った。一
方、残る成分を加熱溶解し、この油相部も70℃に加熱
した。次いで、この油相部に上記水相部を加え、乳化機
にて乳化した。乳化物を熱交換機にて終湯25℃まで冷
却し、りIJ −ムを得た。
(評価基準) 乳化安定性: O;分離なし △:分離わずかにあり X;分離あり 使用感触: 専門パネル10名による実用評価 O;10名中子名以上が良好と回答した。
Δ;  〃 4〜6名が   〃 X;  〃 3名以下が   〃 本 :シリコーンKF−945A (信越化学Q幻製;
一般式(I)中、R=H,m=20〜30Sn=2〜5
、a−=2〜5) ロ;シリコーンKF−946A  (信越化学(株)製
ニ一般式(I)中、R=11、■=5〜15、τ−j〜
2、i:82〜5) 零木本:シリコーンKF−353A((WM化学(+り
 ’A ニ一般式(I)中、R= H1■−20〜3o
、n=3〜5、丁=8〜】2) 第1表から明らかな如く、本発明のクリームは、比重高
1〜4に比べて乳化安定性が良好で、しがものびの良さ
、べたつきの少なさ、化粧もち等、使用感触に優れてい
るものであった。
実施例2 保湿クリーム 油相成分;              (%)ジメチ
ルポリシロキサンポリオキシ アルキレン共重合体03 ホホバ油               3流動イソパ
ラフイン         4ジメチルポリシロキサン
(20cs)     6メチルフエニルボリシロキサ
ン 水相成分; 塩化マグネシウム グリセリン メチルパラベン 香料 0、 4 0、l 計           100 零:シリコーンKF−945A 上記水相成分を加熱混合して、70tに保った、。
上記油相成分も同様に70t’で加熱溶解分11にシた
この油相部に上記の水相部を加え、乳化機にて乳化した
。乳化物を熱交換機にて終湯25℃まで冷却し、保湿ク
リーム(本発明品2)を得た。
実施例3 サンケアクリーム 油相成分:              (%)ジメチ
ルポリシロキサンポリオキシ  3.5アルキレン共重
合体 ジメチルポリシロキサン(5cs)     7メチル
フエニルボリシロキザン    5デカメチルシクロペ
ンタシロキサン  2オクタメチルシクロテトラシロキ
サン 4メトキシケイ皮酸オクチル      3オキ
シベンゾン           1水相部分; 塩化カリウム             0.7グリセ
リン            21.3−ブチレングリ
コール       2メチルパラベン       
    0.【香料                
0,1精製水             バランス粉体
成分; 微粒子酸化チタン          3(合成例で得
られたもの) 計           100 零;シリコーンにF−945へ 上記水相成分を加熱混合して、70℃に保った。
上記油相成分も同様に70℃に加熱溶解した後、粉体成
分を加え分散した。この油相/粉体部に上記の水相部を
加え、乳化機にて乳化した。乳化物を熱交換機にて終湯
25℃まで冷却し、サンケアクリーム(本発明品3)を
得た。
実施例4 クリーム状ファンデーション油相成分;  
            (%)ジメチルポリシロキサ
ンポリオキシ   4アルキレン共重合体 流動パラフィン            ;フジメチル
ポリシロキサン(I0cs)     ?メチルフェニ
ルポリシロキサン    4ミリスチン酸オクチルドデ
シル     4水相部分; 硫酸マグネシウム           0.7グリセ
リン            5メチルパラベン   
         o、i香料           
      0.1精製水             
バランス粉体成分; 微粒子酸化チタン           5G(合成例
で得られたもの) セリサイト                2.0タ
ルク ベンガラ 酸化鉄黄 酸化鉄黒 3.0 0.4 0.7 計          100 本:シリコーンKF−945^ 上記成分を用いる以外は実施例3と同様にして、クリー
ム状ファンデーション(本発明品4)を得た。
以上、実施例2〜4で製造した本発明品2〜4は、いず
れも安定性及び使用感触に浸れた油中水型乳化化粧料で
あった。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の成分(A)〜(C) (A)シリコン油含量が30重量%以上である油性基剤 (B)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは水素原子または炭素数1〜5のアルキル基
    を示し、mは平均で20〜30、nは平均で2〜5、a
    は平均で2〜5の数を示す) で表わされるジメチルポリシロキサンポリオキシアルキ
    レン共重合体 (C)水 を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。 2、請求項1記載の成分(A)〜(C)および次の成分
    (D) (D)平均粒子径30〜70mμの疎水化された微粒子
    状酸化チタン を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。
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