JP2003081758A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents

油中水型乳化化粧料

Info

Publication number
JP2003081758A
JP2003081758A JP2001277308A JP2001277308A JP2003081758A JP 2003081758 A JP2003081758 A JP 2003081758A JP 2001277308 A JP2001277308 A JP 2001277308A JP 2001277308 A JP2001277308 A JP 2001277308A JP 2003081758 A JP2003081758 A JP 2003081758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
oil
component
group
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001277308A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4732639B2 (ja
Inventor
Junko Nakayama
純子 中山
Soichiro Watanabe
総一郎 渡辺
Seiji Kono
斉治 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
Priority to JP2001277308A priority Critical patent/JP4732639B2/ja
Publication of JP2003081758A publication Critical patent/JP2003081758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4732639B2 publication Critical patent/JP4732639B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】経時安定性が良好で、且つ、塗布時にみずみず
しさ、スプラッシュ感を有し、伸び広がりが良く、使用
後のべたつきが低減された優れた使用感を有する油中水
型乳化化粧料を提供する。 【解決手段】次の成分(A)〜(C); (A)特定構造を有するシロキサン化合物 (B)油剤 (C)全量に対して、85質量%以上の水相成分 を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油中水型乳化化粧料
に関し、さらに詳細には、経時安定性が良好で、且つ、
塗布時に内水相が弾け出る感触(スプラッシュ感)とみ
ずみずしさを有し、伸び広がりが良く、使用後のべたつ
きが低減された優れた使用感を有する油中水型乳化化粧
料に関する。
【0002】
【従来の技術】乳化化粧料の主なものには、水中油型乳
化化粧料と、油中水型乳化化粧料に大別できる。これら
の乳化化粧料は、水を含有するため、油性化粧料に比較
して、肌に塗布した場合、さっぱり感を与え、さらに油
性感が少ない。また、外観は液状やクリーム状のものが
多く、肌上での伸びが良く、ムラのない均一な仕上がり
が得られやすいなどの特性を有する。特に油中水型乳化
化粧料は、水中油型乳化化粧料に比べ、油相が連続相で
あるため、皮膚表面上に水分透過性の低い油膜を残し、
長時間にわたって肌を乾燥から保護するとともに、水と
接触しても再乳化を起こすことが少なく化粧崩れが起こ
りにくい。また、水溶性ビタミン類などの比較的不安定
な水溶性薬剤や美容成分をより安定に保つ効果があり、
皮膚上に塗布した際もその撥水性により膜が長時間保持
されるため、美容効果をより持続させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
油中水型乳化化粧料は、安定化のために水分量を制限し
たりすることが多く、その結果べたつき感や油性感が強
く感じられた。この問題を解決するためにシリコーン油
や、ポリエーテル・アルキル変性シリコーンを含有する
油中水型乳化化粧料が開示されている(特公昭63−3
6620号公報)が、この化粧料も、伸びの改善を目的
として乳液状の油中水型乳化化粧料とした場合、経時安
定性が不十分であったり、みずみずしい使用感に欠ける
といった問題があった。従って、使用感と伸びが良く、
かつ水分を多量に含有し経時安定性が良好な油中水型乳
化化粧料の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実状において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定のシリコーン化
合物と油剤、並びに85質量%以上の水相成分を含有す
る油中水型乳化化粧料は、経時安定性が良好で、且つ、
塗布時にスプラッシュ感とみずみずしさがあり、伸び広
がりが良く、使用後のべたつきが低減された優れた使用
感を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(A)〜
(C); (A)下記一般式(1)で示される特定のシリコーン化
合物 R SiO(4−a−b−c)/2 (1) [式中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、アリール
基、アラルキル基、フッ素置換アルキル基、あるいは−
2m−O−(CO)(CO)
で表される有機基から選択される同種又は異種の有機
基であり、Rは−C2m−O−(CO)
(CO)−Rで表されるポリオキシアルキレ
ン基、Rは下記一般式(2)
【0006】
【化2】 で表されるオルガノシロキサンであって、Rは炭素数
4〜30の炭化水素基又はR−(CO)−で示される
有機基、Rは水素原子若しくは炭素数1〜30の炭化
水素基又はR−(CO)−で示される有機基、R
炭素数1〜30の炭化水素基である。a、b、cはそれ
ぞれ1.0≦a≦2.5、0.001≦b≦1.5、
0.001≦c≦1.5であり、d、eはそれぞれ0≦
d≦50、0≦e≦50の整数であり、f、gはそれぞ
れ2≦f≦200、0≦g≦200、かつf+gが3〜
200の整数である。また、mは0≦m≦15の整数、
hは0≦h≦500の整数であり、nは1≦n≦5の整
数である。]
【0007】(B)油剤 (C)全量に対して85質量%以上の水相成分 を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料であ
る。さらに、成分(A)/成分(B)の配合質量比が
0.03〜0.2であることを特徴とする油中水型乳化
化粧料である。さらに、成分(C)中に、電解質を全量
に対して0.01〜10質量%含有することを特徴とす
る油中水型乳化化粧料である。さらに、成分(C)中
に、エタノールを全量に対して1〜30質量%含有する
ことを特徴とする油中水型乳化化粧料である。さらに、
成分(B)中の50質量%以上がシリコーン油であるこ
とを特徴とする油中水型乳化化粧料である。さらには、
成分(C)中の電解質がアスコルビン酸及び/又は水溶
性アスコルビン酸誘導体を含有することを特徴とする油
中水型乳化化粧料である。以下、詳述する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明でいうスプラッシュ感と
は、肌に塗布した際に、塗擦により油中水型乳化化粧料
の内水相が肌上に弾け出る感触をいう。
【0009】本発明に用いられる成分(A)のシリコー
ン化合物は、下記一般式(1) R SiO(4−a−b−c)/2 (1) で示され、特開2000−39819号公報に記載され
ている公知のものである。上記式(1)中のRは炭素
数1〜30のアルキル基、アリール基、アラルキル基、
フッ素置換アルキル基、あるいは−C2m−O−
(CO)(CO)で表される有機
基から選択される同種又は異種の有機基であり、R
−C2m−O−(CO)(CO)
−Rで表されるポリオキシアルキレン基、Rは前述
した一般式(2)で表されるオルガノシロキサンであっ
て、Rは炭素数4〜30の炭化水素基又はR−(C
O)−で示される有機基、Rは水素原子若しくは炭素
数1〜30の炭化水素基又はR −(CO)−で示され
る有機基、Rは炭素数1〜30の炭化水素基である。
a、b、cはそれぞれ1.0≦a≦2.5、0.001
≦b≦1.5、0.001≦c≦1.5であり、d、e
はそれぞれ0≦d≦50、0≦e≦50の整数であり、
f、gはそれぞれ2≦f≦200、0≦g≦200、か
つf+gが3〜200の整数である。また、mは0≦m
≦15の整数、hは0≦h≦500の整数であり、nは
1≦n≦5の整数である。
【0010】上記一般式(1)で表されるシリコーン化
合物の質量平均分子量は特に限定されるものではない
が、500〜200000であることが好ましく、特に
1000〜100000であることが好ましい。市販品
としては、KF−6028(信越化学工業社製)等が挙
げられる。
【0011】本発明における成分(A)の配合量は特に
限定されないが、好ましくは0.1〜5質量%(以下、
単に「%」と記す)であり、より好ましくは0.25〜
3%である。
【0012】本発明に用いられる成分(B)の油剤とし
ては、通常化粧料に用いられる油剤であれば特に限定さ
れず、動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、
半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水
素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪
酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油
類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的に
は、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、シクロポリシロキサン、流動パラフィン、スク
ワラン、ポリブデン、ワセリン、パラフィンワックス、
セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、オ
リーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、マカデミアンナッツ
油、モクロウ、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウ
バロウ、ラノリン、ミリスチン酸イソプロピル、パルミ
チン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミ
リスチン酸オクチルドデシル、ロジン酸ペンタエリスリ
ットエステル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソオ
クタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリ
ル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ステアリン
酸、ラウリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、セタノー
ル、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、パー
フルオロオクタン、パーフルオロデカン、グリセリンモ
ノステアレート、ソルビタントリステアレート、架橋型
メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロ
キサン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン等が挙げら
れ、これらの一種又は二種以上を適宜組み合わせて用い
ることができる。本発明における成分(B)の配合量は
特に限定されないが、好ましくは14.9%以下であ
り、より好ましくは5〜10%である。
【0013】また、経時安定性や伸び広がりの良さ、使
用後のべたつきのなさ等の使用感をより優れたものとす
るために、成分(B)中の50以上、特には成分(B)
中の60〜100%がシリコーン油であることが好まし
い。シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、
環状シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、メチ
ルハイドロジェンポリシロキサン、高級脂肪酸変性オル
ガノポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリ
シロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性
ポリシロキサン、トリメチルシロキシシリケート、架橋
型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシ
ロキサン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン等が挙げ
られ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して用いる
ことができる。これらの中でも、特にオクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリ
コーンを含有していることが好ましい。
【0014】さらに、塗布時のスプラッシュ感、使用後
のべたつきのなさ等の使用感をより優れたものにするた
めに、成分(A)と成分(B)の配合質量比が(A)/
(B)=0.03〜0.2であることが好ましく、特に
0.05〜0.1であることが好ましい。
【0015】本発明に用いられる成分(C)の水相成分
としては、水、水溶性成分、水系分散物全般を指し、通
常化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、電
解質、アルコール類、水溶性高分子、粘土鉱物、保湿
剤、美容成分、紫外線吸収剤、防腐剤、酸化防止剤等が
挙げられる。本発明における成分(C)の配合量は、経
時安定性、塗布時のみずみずしさやスプラッシュ感等の
使用感から85%以上であり、より好ましくは90〜9
5%である。
【0016】本発明の油中水型乳化化粧料においては、
経時安定性の面から電解質を全量に対して0.01〜1
0%含有することが好ましく、特に0.1〜5%が好ま
しい。電解質としては、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシ
ウム、硫酸亜鉛、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸三ナトリウム等の無機塩類や、乳酸、酢酸、
安息香酸、プロピオン酸、酒石酸、クエン酸、アミノ
酸、エチレンジアミン四酢酸等の有機酸類のアンモニウ
ム、アルカリ金属、アルカリ土類金属、マグネシウム、
鉄及び亜鉛塩等が挙げられ、これらの一種又は二種以上
を適宜選択して用いることができる。
【0017】さらに、本発明の油中水型乳化化粧料にお
いては、電解質として、美白効果を有するアスコルビン
酸及び/又は水溶性アスコルビン酸誘導体を配合するこ
とが可能である。水溶性アスコルビン酸誘導体として
は、具体的に例示すると、例えば、L−アスコルビン酸
リン酸エステルの一価金属塩であるL−アスコルビン酸
リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸
エステルカリウム、二価金属塩のL−アスコルビン酸リ
ン酸エステルカルシウム、L−アスコルビン酸リン酸エ
ステルマグネシウム、三価金属塩であるL−アスコルビ
ン酸リン酸エステルアルミニウム、またL−アスコルビ
ン酸硫酸エステルの一価金属塩であるL−アスコルビン
酸硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸硫酸エ
ステルカリウム、二価金属塩のL−アスコルビン酸硫酸
エステルカルシウム、L−アスコルビン酸硫酸エステル
マグネシウム、三価金属塩であるL−アスコルビン酸硫
酸エステルアルミニウム、さらにはL−アスコルビン酸
ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、L−アスコ
ルビン酸硫酸カルシウム、L−アスコルビン酸マグネシ
ウム、L−アスコルビン酸硫酸アルミニウム等が挙げら
れ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して用いるこ
とができる。本発明におけるアスコルビン酸及び/又は
水溶性アスコルビン酸誘導体の配合量は特に限定されな
いが、経時安定性やべたつきのなさ等の使用感から、全
量に対して0.01〜10%が好ましく、特に0.1〜
5%が好ましい。
【0018】また、さらなる塗布時のみずみずしさ、使
用後のべたつきのなさ等の優れた使用感を得るために、
成分(C)中にエタノールを配合することが好ましい。
エタノールの配合量は特に限定されないが、全量に対し
て1〜30%が好ましく、特に5〜20%が好ましい。
【0019】本発明の油中水型乳化化粧料は、粘度が低
く室温下で液状のものから、クリーム状、更には固形状
のものまで、各種の性状のものが含まれる。また、本発
明の油中水型乳化化粧料の用途は特に限定されず、例え
ば、乳液、クリーム、パック、クレンジング、マッサー
ジ料等のスキンケア化粧料、ファンデーション、下地、
コントロールカラー、アイシャドウ、チークカラー、ア
イライナー、マスカラ等のメーキャップ化粧料、ヘアク
リーム等の頭髪化粧料、サンスクリーン等の日焼け止め
化粧料等が挙げられる。
【0020】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明す
る。なお、本発明はこれらにより何等限定されるもので
はない。
【0021】実施例1〜7及び比較例1〜3:油中水型
乳化化粧料 表1に示す組成の油中水型乳化化粧料を下記製法により
製造し、(1)経時安定性、(2)みずみずしさ、
(3)スプラッシュ感、(4)伸び広がりの良さ、
(5)使用後のべたつきのなさの評価項目について下記
の方法により評価し、結果を併せて表1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】注1:KF−6028(信越化学工業社
製) 注2:ABIL EM−90(ゴールドシュミット社
製)
【0024】(製法) A:成分1〜5を室温にて均一に溶解する。 B:成分6〜11を室温にて均一に溶解する。 C:AにBを添加して乳化混合し、油中水型乳化化粧料
を得た。
【0025】[評価項目(1)の評価方法]得られた各
試料を50℃及び0℃の恒温槽にそれぞれ2週間保存
し、製造直後及び2週間保存後の両者の状態を目視によ
り観察し、下記判定基準に従い評価した。 [判定基準] ◎:全く変化なし。 ○:変化なし。 △:やや変化あり。 ×:明らかに変化あり。
【0026】[評価項目(2)〜(5)の評価方法]専
門評価パネル10名により、みずみずしさ、スプラッシ
ュ感、伸び広がりの良さ、使用後のべたつきのなさにつ
いて評価し、その平均点から下記判定基準で判定した。 [評点][内容] 5点:非常に良好。 4点:良好。 3点:普通。 2点:やや不良。 1点:不良。 [判定基準] ◎:平均点4.5以上。 ○:平均点3.5以上4.5未満。 △:平均点2.5以上3.5未満。 ×:平均点2.5未満。
【0027】上記表1の結果から明らかなように、本発
明品の実施例1〜7の油中水型乳化化粧料は、比較例1
〜3に比較して、経時安定性が良好で、塗布時にみずみ
ずしさ、スプラッシュ感があり、伸び広がりが良く、使
用後のべたつきが低減されたものであった。
【0028】 実施例8:美容エッセンス (成分) (%) 1.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 2.ジメチルポリシロキサン 1.0 3.イソオクタン酸セチル 1.0 4.シロキサン化合物(注1) 0.6 5.L−アスコルビン酸リン酸マグネシウム 3.0 6.ジプロピレングリコール 10.0 7.エタノール 5.0 8.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 9.精製水 69.2 注1:KF−6028(信越化学工業社製)
【0029】(製法) A:成分1〜4を60℃にて加熱溶解する。 B:成分5〜9を60℃にて加熱溶解する。 C:AにBを添加して乳化混合し、冷却後、美容エッセ
ンスを得た。 得られた美容エッセンスは、経時安定性が良好で、塗布
時にみずみずしさ、スプラッシュ感を有し、伸び広がり
が良く、使用後のべたつきが低減されたものであった。
【0030】 実施例9:サンスクリーンクリーム (成分) (%) 1.デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0 2.イソノナン酸イソノニル 3.0 3.カプリル・カプリン酸トリグリセリル 1.0 4.メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 3.0 5.オクチルトリアゾン 1.0 6.4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.5 7.ブチルヒドロキシトルエン 0.1 8.シロキサン化合物(注1) 1.0 9.香料 0.05 10.硫酸マグネシウム 1.0 11.エタノール 15.0 12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 13.精製水 69.15 注1:KF−6028(信越化学工業社製)
【0031】(製法) A:成分1〜9を80℃にて加熱溶解する。 B:成分10〜13を80℃にて加熱溶解する。 C:AにBを添加して乳化混合し、冷却後、サンスクリ
ーンクリームを得た。 得られたサンスクリーンクリームは、経時安定性が良好
で、塗布時にみずみずしさ、スプラッシュ感があり、伸
び広がりが良く、使用後のべたつきが低減されたもので
あった。
【0032】 実施例10:ジェルファンデーション (成分) (%) 1.デカメチルシクロペンタシロキサン 8.5 2.架橋型メチルポリシロキサン 0.5 3.ジイソステアリン酸ジグリセリル 1.0 4.シリコーン処理酸化チタン(注1) 2.0 5.シリコーン処理ベンガラ(注1) 0.1 6.シリコーン処理黄酸化鉄(注1) 0.2 7.シリコーン処理黒酸化鉄(注1) 0.05 8.シリコーン処理タルク(注1) 0.5 9.シロキサン化合物(注2) 2.0 10.塩化ナトリウム 1.0 11.エタノール 10.0 12.1,3−ブチレングリコール 5.0 13.防腐剤 0.1 14.精製水 69.05 注1:メチルポリシロキサン2%処理 注2:KF−6028(信越化学工業社製)
【0033】(製法) A:成分3〜9をローラーにて混合分散する。 B:成分1〜2にAを添加して均一に混合する。 C:成分10〜14を均一に混合する。 D:BにCを添加して乳化混合し、ジェルファンデーシ
ョンを得た。 得られたサンスクリーンクリームは、経時安定性が良好
で、塗布時にみずみずしさ、スプラッシュ感があり、伸
び広がりが良く、使用後のべたつきが低減されたもので
あった。
【0034】 実施例11:固形状アイカラー (成分) (%) 1.キャンデリラワックス 3.5 2.セレシンワックス 1.0 3.ジメチルポリシロキサン 1.0 4.デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0 5.シロキサン化合物(注1) 1.5 6.シリコーン処理雲母チタン(注2) 2.0 7.シリコーン処理赤色226号(注2) 0.5 8.塩化ナトリウム 1.0 9.1,3−ブチレングリコール 5.0 10.エタノール 10.0 11.精製水 69.5 注1:KF−6028(信越化学工業社製) 注2:メチルハイドロジェンポリシロキサン2%処理
【0035】(製造方法) A:成分1〜5を混合する。 B:Aに成分6〜7を添加して、混合分散する。 C:成分8〜11を混合溶解する。 D:BにCを添加して、乳化混合する。 E:Dを容器に溶融充填し、固形状アイカラーを得た。 得られた固形状アイカラーは、経時安定性が良好で、塗
布時にみずみずしさ、スプラッシュ感があり、伸び広が
りが良く、使用後のべたつきが低減されたものであっ
た。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の油中水型
乳化化粧料は、経時安定性が良好で、且つ、塗布時にみ
ずみずしさ、スプラッシュ感を有し、伸び広がりが良
く、使用後のべたつきが低減された優れた使用感を有す
るものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/035 A61K 7/035 7/42 7/42 C08G 77/42 C08G 77/42 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB051 AB232 AB242 AB332 AB362 AB432 AC012 AC101 AC102 AC122 AC212 AC342 AC352 AC422 AC472 AC482 AC852 AC862 AD042 AD151 AD152 AD161 AD162 AD172 AD641 AD642 BB11 CC01 CC03 CC05 CC12 CC14 CC19 DD21 DD23 DD27 DD32 DD41 EE01 EE06 EE07 EE11 EE17 FF05 4J035 BA01 CA01 CA041 GA01 GA02 LA05 LB14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)〜(C); (A)下記一般式(1)で示される特定のシリコーン化
    合物 R SiO(4−a−b−c)/2 (1) [式中、Rは炭素数1〜30のアルキル基、アリール
    基、アラルキル基、フッ素置換アルキル基、あるいは、
    −C2m−O−(CO)(CO)
    で表される有機基から選択される同種又は異種の有
    機基であり、Rは−C2m−O−(CO)
    (CO)−Rで表されるポリオキシアルキ
    レン基、Rは下記一般式(2) 【化1】 で表されるオルガノシロキサンであって、Rは炭素数
    4〜30の炭化水素基又はR−(CO)−で示される
    有機基、Rは水素原子若しくは炭素数1〜30の炭化
    水素基又はR−(CO)−で示される有機基、R
    炭素数1〜30の炭化水素基である。a、b、cはそれ
    ぞれ1.0≦a≦2.5、0.001≦b≦1.5、
    0.001≦c≦1.5であり、d、eはそれぞれ0≦
    d≦50、0≦e≦50の整数であり、f、gはそれぞ
    れ2≦f≦200、0≦g≦200、かつf+gが3〜
    200の整数である。また、mは0≦m≦15の整数、
    hは0≦h≦500の整数であり、nは1≦n≦5の整
    数である。] (B)油剤 (C)全量に対して85質量%以上の水相成分 を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。
  2. 【請求項2】成分(A)と成分(B)の配合質量比が、
    (A)/(B)=0.03〜0.2であることを特徴と
    する請求項1記載の油中水型乳化化粧料。
  3. 【請求項3】成分(C)中に、電解質を全量に対して
    0.01〜10質量%含有することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の油中水型乳化化粧料。
  4. 【請求項4】成分(C)中に、エタノールを全量に対し
    て1〜30質量%含有することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
  5. 【請求項5】成分(B)中の50質量%以上がシリコー
    ン油であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の油中水型乳化化粧料。
  6. 【請求項6】成分(C)中の電解質が、アスコルビン酸
    及び/又は水溶性アスコルビン酸誘導体であることを特
    徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の油中水型乳化
    化粧料。
JP2001277308A 2001-09-12 2001-09-12 油中水型乳化化粧料 Expired - Lifetime JP4732639B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001277308A JP4732639B2 (ja) 2001-09-12 2001-09-12 油中水型乳化化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001277308A JP4732639B2 (ja) 2001-09-12 2001-09-12 油中水型乳化化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003081758A true JP2003081758A (ja) 2003-03-19
JP4732639B2 JP4732639B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=19101857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001277308A Expired - Lifetime JP4732639B2 (ja) 2001-09-12 2001-09-12 油中水型乳化化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4732639B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005314258A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Nippon Shikizai Inc 固形状油中水型化粧料
JP2008535973A (ja) * 2005-04-07 2008-09-04 ダウ・コーニング・コーポレイション エラストマーを含有するシリコーン中水型エマルジョン
JP2008247897A (ja) * 2007-03-08 2008-10-16 Kose Corp 日焼け止め化粧料
JP2011219448A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ウォーターブレイクメイクアップ化粧料
JP2012211114A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kose Corp 油中水型乳化化粧料
WO2018216696A1 (ja) * 2017-05-25 2018-11-29 富士フイルム株式会社 油中水型化粧料

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000044430A (ja) * 1998-07-01 2000-02-15 L'oreal Sa 変化する剪断速度を有する油中水型エマルジョンの形態の組成物
JP2000143438A (ja) * 1998-11-12 2000-05-23 Beiersdorf Ag 高含水率で、さらに1種もしくはそれより多いアルキルメチコンコポリオ―ル及び/又はアルキルジメチコンコポリオ―ルならびにカチオン性ポリマ―を含むw/o乳濁液型の配合物
JP2001039819A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Shin Etsu Chem Co Ltd 新規シリコーン化合物及びそれを含有してなる化粧料
JP2001059054A (ja) * 1999-07-06 2001-03-06 L'oreal Sa 発展的剪断速度を有する油中水型エマルションの形態における組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000044430A (ja) * 1998-07-01 2000-02-15 L'oreal Sa 変化する剪断速度を有する油中水型エマルジョンの形態の組成物
JP2000143438A (ja) * 1998-11-12 2000-05-23 Beiersdorf Ag 高含水率で、さらに1種もしくはそれより多いアルキルメチコンコポリオ―ル及び/又はアルキルジメチコンコポリオ―ルならびにカチオン性ポリマ―を含むw/o乳濁液型の配合物
JP2001059054A (ja) * 1999-07-06 2001-03-06 L'oreal Sa 発展的剪断速度を有する油中水型エマルションの形態における組成物
JP2001039819A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Shin Etsu Chem Co Ltd 新規シリコーン化合物及びそれを含有してなる化粧料

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005314258A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Nippon Shikizai Inc 固形状油中水型化粧料
JP2008535973A (ja) * 2005-04-07 2008-09-04 ダウ・コーニング・コーポレイション エラストマーを含有するシリコーン中水型エマルジョン
JP2008247897A (ja) * 2007-03-08 2008-10-16 Kose Corp 日焼け止め化粧料
JP2011219448A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ウォーターブレイクメイクアップ化粧料
JP2012211114A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kose Corp 油中水型乳化化粧料
WO2018216696A1 (ja) * 2017-05-25 2018-11-29 富士フイルム株式会社 油中水型化粧料
JPWO2018216696A1 (ja) * 2017-05-25 2019-12-26 富士フイルム株式会社 油中水型化粧料
CN110662528A (zh) * 2017-05-25 2020-01-07 富士胶片株式会社 油包水型化妆材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP4732639B2 (ja) 2011-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5036108A (en) Water-in-oil emulsion cosmetic
AU624110B2 (en) Skin conditioning composition
JP3993505B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP4226073B2 (ja) 乳化組成物
JP5443034B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP3727901B2 (ja) 水中油型乳化化粧料
JPH0513126B2 (ja)
JP4732639B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP3220177B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JPH0552807B2 (ja)
JP2686805B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP2001294512A (ja) 油中水型乳化化粧料
JP3633820B2 (ja) 油中水型乳化組成物
JPH10245317A (ja) 油中水型乳化組成物
JP2791677B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP4732638B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JPH1143417A (ja) 水中油型乳化化粧料
JP3648066B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP2003055141A (ja) 油中水型乳化化粧料
JPH10167948A (ja) 化粧料
JP2003286125A (ja) 油中水型乳化化粧料
JP2000007547A (ja) 化粧料
JPH0513924B2 (ja)
JP4126248B2 (ja) 油中水型乳化組成物
JP4926345B2 (ja) 油中水型乳化化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080820

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110421

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4732639

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term