JP3580385B2 - 乳化化粧料 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、乳化化粧料に関し、詳しくは、こってりとした高粘度でありながらかつさっぱりとした独特の使用性を有し、安定性にも優れた乳化化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリコーン油は優れた撥水性、潤滑性、耐熱・耐酸化性を有することが知られており、種々の工業用材料として多用されている。特に、化粧料用あるいは医薬部外品用材料としては、のびが軽くさっぱりとした感触を有することから、メイクアップ化粧料、頭髪化粧料をはじめとするさまざまな用途で使用されている。しかしながら、シリコーン油は安定な油中水型乳化系を得ることが非常に困難であるという欠点を有しており、その解決が望まれている。この欠点を解決するために、シリコーン油を配合した外相において、特定の塩を含有した水溶液と多価アルコールを混合した内相とポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを用いる乳化組成物(特開昭62−215510)が提案されているが、この乳化組成物は、クリーム状化粧料として充分な粘度が得られず、シリコーン油乳化組成物としては、使用に制約を受けるという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは上記事情にかんがみ、鋭意研究を重ねた結果、特定のポリオキシアルキレン基含有率を有する高分子量シリコーン化合物及び、アミノ酸および/またはその塩類を配合する事によって 高粘度でありながらさっぱりとした独特の使用性を有する乳化化粧料が得られる事を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すはわち本発明は、
(I)シリコーン油の1種または2種以上と、
(II)下記式1で示されるポリエーテル変性シリコーンの1種または2種以上と、
(III)アミノ酸および/またはその塩類の1種または2種以上と、
(IV)水と、
を配合することを特徴とする乳化化粧料である。
【0005】
式1
【0006】
【化2】
〔ただし、式中Aはメチル基、フェニル基及び一般式:
−C3 H6 O(C2 H4 O)a (C3 H6 O)b R’ (式中、R' は水素原子、アシル基、および炭素数1〜4のアルキル基からなる群から選択される基であり、またaは5〜50の整数であり、bは5〜50の整数である。)で示されるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される基であり、3つのAのうち少なくとも1つはポリオキシアルキレン基である。Rはメチル基またはフェニル基であり、またmは50〜1000の整数であり、nは1〜40の整数である。さらに、ポリエーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含有率が40重量%以上であり、ポリエーテル変性シリコーンの分子量が55000以上である。〕
本発明に用いられるシリコーン油は、特に限定されるものではないが、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体等の低粘度から高粘度までのジオルガノポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン,テトラメチルテトラフェニルテトラシクロシロキサン等の環状シロキサン;高重合度のガム状ジメチルポリシロキサン,ガム状のジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体,ガム状ジメチルポリシロキサンの環状シロキサン溶液;トリメチルシロキシケイ酸等,トリメチルシロキシケイ酸の環状シロキサン溶液等が例示され、さらに炭素原子数6〜50のアルキル基を有するジオルガノポリシロキサン,アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。
【0007】
本発明の乳化化粧料において、シリコーン油の配合量は特に限定されないが、80%以下が好ましい。
【0008】
また、本発明に用いられるポリエーテル変性シリコーンは下記式1で示される、ポリオキシアルキレン基を有するオルガノポリシロキサンである。
式1
【0009】
【化3】
〔ただし、式中Aはメチル基、フェニル基及び一般式:
−C3 H6 O(C2 H4 O)a (C3 H6 O)b R’(式中、R' は水素原子、アシル基、および炭素数1〜4のアルキル基からなる群から選択される基であり、またaは5〜50の整数であり、bは5〜50の整数である。)で示されるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される基であり、3つのAのうち少なくとも1つはポリオキシアルキレン基である。Rはメチル基またはフェニル基であり、またmは50〜1000の整数であり、nは1〜40の整数である。さらに、ポリエーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含有率が40重量%以上であり、ポリエーテル変性シリコーンの分子量が55000以上である。〕
R' のアシル基として、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチロイル基、アクリロイル基、ベンゾイル基、トルオイル基等が挙げられ、炭素数1〜4のアルキル基として、例えば、メチル基、エチル基、i−プロピル基、n−プロピル基、t−ブチル基、n−ブチル基が挙げられる。なお、ポリオキシアルキレン基において、aまたはbが5未満である場合には、ポリエーテル変性シリコーンが十分な増粘効果を示さなくなり、またaまたはbが50を超える場合には、得られた乳化化粧料がべとつき感を有するようになる。また、ポリオキシアルキレン基の含有量は40重量%以上であり、望ましくは40〜70重量%の範囲にある。これは、ポリオキシアルキレン基の含有量が40重量%未満の場合には、ポリエーテル変性シリコーンの増粘効果が著しく低下するためであり、また70重量%を超える場合には、シリコーン油との相溶性が低下するためである。
【0010】
また、mは50〜1000の整数であり、nは1〜40の整数である。これは、mが50未満であり、nが1未満である場合には、増粘効果が不十分であり、またmが1000を超え、かつnが40を超える場合には、得られた乳化化粧料がべたつき感を有するようになるからである。
【0011】
また、本発明に用いられるポリエーテル変性シリコーンの分子量は55000以上である。
【0012】
また、本発明に用いられるポリエーテル変性シリコーンの配合量は特に限定されず、好ましくは、0.5〜30重量%、より好ましくは0.5〜15重量%の範囲である。これは、本発明の乳化化粧料において、ポリエーテル変性シリコーンの配合量が0.5重量%未満であると、安定な乳化化粧料を得ることができないためであり、また30重量%を超えると乳化化粧料がべたつき感を有するようになるためである。
【0013】
また、本発明に用いられる水の配合量は6〜80重量%の範囲であることが好ましい、これは、水の配合量が6重量%未満であると透明ゲル化し乳化化粧料が得られず、また80重量%を超えると、乳化化粧料から水が分離し、安定な乳化化粧料が得られないためである。
【0014】
本発明に用いられるアミノ酸及び/またはその塩類は本発明の乳化化粧料の安定化剤として用いられ、例えば、グリシン、ヴァリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン等のモノアミノモノカルボン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸等のモノアミノジカルボン酸、アルギニン、リジン等のジアミノモノカルボン酸およびそれらの塩類、ピロリドンカルボン酸およびその塩類等があげられる。
【0015】
本発明で用いられるアミノ酸および/またはその塩類の配合量は特に限定されないが、好ましくは、1〜20重量%の範囲である。これは、アミノ酸および/またはその塩類の配合量が1重量%に満たないとその効果が半減し、20重量%を越えると析出が生じこともある。
【0016】
また、本発明において、多価アルコール系化合物が好適に用いられる。
【0017】
例えば、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、プロピレングリコール、グリセリン等が挙げられる。
【0018】
本発明の乳化化粧料には上記した必須成分に加えて、必要により適宜、保湿剤、紫外線吸収剤、香料、酸化防止剤、防腐防黴剤、体質顔料、着色顔料等、通常化粧料に用いられる成分を発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0019】
【実施例】
次に実施例および比較例をあげて、本発明を具体的に明らかにする。本発明はこれにより限定されるものではない。配合量は重量%である。
【0020】
(実施例1) 乳化化粧料
(1) デカメチルシクロペンタシロキサン 30
(2) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 2
(3) 1,3−ブチレングリコール 10
(4) イオン交換水 56
(5) グルタミン酸ナトリウム 2
(6) パラベン 適量
(7) 酸化防止剤 適量
(8) 香料 適量
式2
【0021】
【化4】
分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:45%
(1)、(2)および(7)と(8)を70℃で混合溶解した。一方、(3)〜(6)を70℃で溶解し、ホモミキサーで撹拌しながら先に調製した油相に滴下した。滴下終了後ホモミキサーにて充分撹拌し、脱気、充填して乳化化粧料を得た。
【0022】
(実施例2) 乳化化粧料
(1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 30
(2) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 2
(3) 1,3−ブチレングリコール 10
(4) イオン交換水 56
(5) グルタミン酸Na 2
(6) パラベン 適量
(7) 酸化防止剤 適量
(8) 香料 適量
式2
【0023】
【化5】
分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:45%
実施例1と同様にして、実施例2を得た。
【0024】
(比較例1) 乳化化粧料
(1) デカメチルシクロペンタシロキサン 30
(2) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 2
(3) 1,3−ブチレングリコール 10
(4) イオン交換水 56
(5) L−グルタミン酸Na 2
(6) パラベン 適量
(7) 酸化防止剤 適量
(8) 香料 適量
式3
【0025】
【化6】
分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:22%
実施例1と同様にして、比較例1を得た。
【0026】
(比較例2) 乳化化粧料
(1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 30
(2) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 2
(3) 1,3−ブチレングリコール 10
(4) イオン交換水 56
(5) L−グルタミン酸Na 2
(6) パラベン 適量
(7) 酸化防止剤 適量
(8) 香料 適量
式3
【0027】
【化7】
分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:22%
実施例1と同様にして、比較例2を得た。
【0028】
比較例3 乳化化粧料
(1) デカメチルシクロペンタシロキサン 32
(2) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 2
(3) 1,3−ブチレングリコール 10
(4) イオン交換水 56
(5) パラベン 適量
(6) 酸化防止剤 適量
(7) 香料 適量
式2
【0029】
【化8】
分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:45%
グルタミン酸ナトリウムを入れない以外は実施例1と同様にして比較例3を得た。
【0030】
実施例1、2と比較例1〜3の乳化状態と粘度を比較した。粘度はB型粘度計にて測定した。また、実施例1、2と比較例1〜3を50℃恒温槽に放置し、外観安定性を観察した。結果を表1に示す。
【0031】
表中記号は
◎ ───非常に安定
○ ───安定
△ ───やや不安定
× ───不安定
【0032】
【表1】
表1より明らかなように、本発明の乳化化粧料は小量の配合量で高粘度のクリームを得ることができ、その安定性も極めて良いものであった。
(実施例3) クリーム状乳化化粧料
(1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 20
(2) デカメチルシクロペンタシロキサン 15
(3) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 5
(4) グリセリン 10
(5) イオン交換水 48
(6) L−グルタミン酸Na 2
(7) パラベン 適量
(8) 酸化防止剤 適量
(9) 香料 適量
(式2)
【0033】
【化9】
分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:45%
(4)〜(7)を70℃に加熱混合し、あらかじめ加熱混合してあった(1)〜(3)及び(8)、(9)に添加しホモミキサーで充分撹拌混合した。その後、脱気、充填してクリーム状乳化化粧料を得た。
【0034】
(実施例4) クリーム状乳化化粧料
(1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 20
(2) デカメチルシクロペンタシロキサン 15
(3) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 5
(4) ジプロピレングリコール 10
(5) イオン交換水 48
(6) L−グルタミン酸Na 2
(7) パラベン 適量
(8) 酸化防止剤 適量
(9) 香料 適量
式2
【0035】
【化10】
分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:45%
実施例3と同様にして、実施例4を得た。
【0036】
(実施例5) クリーム状乳化化粧料
(1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 20
(2) デカメチルシクロペンタシロキサン 15
(3) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 5
(4) ポリエチレングリコール(分子量:400) 10
(5) イオン交換水 48
(6) L−グルタミン酸ナトリウム 2
(7) パラベン 適量
(8) 酸化防止剤 適量
(9) 香料 適量
式2
【0037】
【化11】
分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:45%
実施例3と同様にして、実施例5を得た。
(比較例4) クリーム状乳化化粧料
(1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 10
(2) デカメチルシクロペンタシロキサン 10
(3) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 5
(4) グリセリン 30
(5) イオン交換水 43
(6) L−グルタミン酸Na 2
(7) パラベン 適量
(8) 酸化防止剤 適量
(9) 香料 適量
式3
【0038】
【化12】
分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:22%
実施例3と同様にして、比較例4を得た。
【0039】
(比較例5) クリーム状乳化化粧料
(1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 10
(2) デカメチルシクロペンタシロキサン 10
(3) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 5
(4) ジプロピレングリコール 30
(5) イオン交換水 43
(6) L−グルタミン酸Na 2
(7) パラベン 適量
(8) 酸化防止剤 適量
(9) 香料 適量
式3
【0040】
【化13】
分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:22%
実施例3と同様にして、比較例5を得た。
【0041】
(比較例6) クリーム状乳化化粧料
(1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 10
(2) デカメチルシクロペンタシロキサン 10
(3) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 5
(4) ポリエチレングリコール(分子量:400) 30
(5) イオン交換水 43
(6) L−グルタミン酸Na 2
(7) パラベン 適量
(8) 酸化防止剤 適量
(9) 香料 適量
式3
【0042】
【化14】
分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:22%
実施例3と同様にして、比較例6を得た。
【0043】
(比較例7) クリーム状乳化化粧料
(1) ジメチルポリシロキサン(6cS) 10
(2) デカメチルシクロペンタシロキサン 10
(3) ポリエーテル変性シリコーン(式3) 5
(4) 1,3−ブチレングリコール 30
(5) イオン交換水 43
(6) L−グルタミン酸Na 2
(7) パラベン 適量
(8) 酸化防止剤 適量
(9) 香料 適量
式3
【0044】
【化15】
分子量:6000 ポリオキシアルキレン基含有率:22%
実施例3と同様にして、比較例7を得た。
【0045】
(評価)
実施例1〜5と比較例1〜7とを専門パネル20名により官能評価したところ表2のような結果となった。
【0046】
なお表中の記号は
◎ ─────15〜20名が使用性良好と判定。
【0047】
○ ─────10〜14名が使用性良好と判定。
【0048】
△ ───── 5〜 9名が使用性良好と判定。
【0049】
× ───── 0〜 4名が使用性良好と判定。
【0050】
【表2】
表2より明らかの様に、本発明の乳化化粧料はのびの軽さおよびしっとりさ、べたつきのなさの点で優れたものであった。
(実施例6) 乳化ファンデーション
(1) デカメチルシクロペンタシロキサン 29
(2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 2
(3) ポリエーテル変性シリコーン(式4) 2
(4) プロピレングリコール 10
(5) イオン交換水 30
(6) L−アスパラギン酸ナトリウム 2
(7) パルミチン酸デキストリン処理二酸化チタン 10
(8) パルミチン酸デキストリン処理マイカ 12
(9) パルミチン酸デキストリン処理タルク 2
(10) パルミチン酸デキストリン処理酸化鉄 1
(11) パラベン 適量
(12) 酸化防止剤 適量
(13) 香料 適量
(式4)
【0051】
【化16】
分子量:58000、ポリオキシアルキレン基含有率:47%
(1)〜(3)及び(12)、(13)を70℃で加熱溶解し、(7)〜(10)を加え攪拌分散する。一方、(4)〜(6)および(11)を70℃で攪拌混合し、先に調製した油層へホモミキサーで攪拌しながら添加し、充分に攪拌する。その後、脱気、充填し乳化ファンデーションを得た。このファンデーションはクリーム状であり、のびの軽さ、しっとりさ、べたつきのなさの点で優れたものであった。
【0052】
(実施例7) サンスクリーンクリーム
(1) デカメチルオクタシロキサン 20
(2) トリメチルシロキシシリケート 1
(3) セタノール 0.5
(4) ステアリン酸 0.5
(5) 流動パラフィン 3
(6) オリーブ油 2
(7) ラノリン 1
(8) ビタミンEアセテート 0.1
(9) ポリエーテル変性シリコーン(式5) 8
(10)パラメトキシケイ皮酸オクチル 5
(11)パルミチン酸デキストリン処理微粒子酸化チタン 5
(12)パルミチン酸デキストリン処理セリサイト 9
(13)パルミチン酸デキストリン処理酸化亜鉛 5
(14)パルミチン酸デキストリン処理酸化鉄黄 0.5
(15)パルミチン酸デキストリン処理酸化鉄赤 0.1
(16)ナイロンパウダー 1
(17)イオン交換水 26.3
(18)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1
(19)L−グルタミン酸ナトリウム 2
(20)リジン 1
(21)プロピレングリコール 8
(22)パラベン 適量
(23)酸化防止剤 適量
(24)香料 適量
式5
【0053】
【化17】
分子量:136000、ポリオキシアルキレン基含有率:45%
(1)〜(10)および(23)、(24)を70℃に加熱撹拌溶解後、(11)〜(16)を添加分散し、あらかじめ70℃に加熱しておいた(17)〜(22)を添加しホモミキサーで充分乳化した。その後、脱気、充填しサンスクリーンクリームを得た。本サンスクリーンクリームはのびが軽く塗布しやすく、塗布中および塗布後のべたつきもなく良好な使用性を示した。
【0054】
(実施例8) ハンドクリーム
(1) デカメチルシクロペンタシロキサン 30
(2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 10
(3) トリメチルシロキシシリケート 1
(4) ポリエーテル変性シリコーン(式6) 10
(5) ビタミンEアセテート 0.05
(6) イオン交換水 34.45
(7) L−アスパラギン酸ナトリウム 2.5
(7) グリセリン 10
(8) ソルビトール70%水溶液 2
(9) パラベン 適量
(10)酸化防止剤 適量
(11)香料 適量
式6
【0055】
【化18】
分子量:60000、ポリオキシアルキレン基含有率:49%
(1)〜(5)および(10)、(11)を70℃で加熱溶解後、あらかじめ70℃に加熱しておいた(6)〜(9)を添加しホモミキサーで充分乳化する。その後、脱気、充填してハンドクリームを得た。本ハンドクリームは、塗布中のばしやすく、塗布中塗布後のべたつきもなくさらっとした使用感触で、しかも、水仕事のあとにも手にしっとりとした感触が残るものであった。
【0056】
(実施例9) 頬紅
(1) デカメチルシクロペンタシロキサン 30
(2) ポリエーテル変性シリコーン(式6) 4
(3) グリセリルジオレート 2
(4) トリメチルシロキシシリケート 0.5
(5) パラメトキシケイ皮酸オクチル 0.5
(6) 酸化チタン 4
(7) 酸化鉄赤 1
(8) セリサイト 2
(9) イオン交換水 52
(10)L−グルタミン酸ナトリウム 2
(11)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2
(12)パラベン 適量
(13)酸化防止剤 適量
(14)香料 適量
式6
【0057】
【化19】
分子量:60000、ポリオキシアルキレン基含有率:49%
(1)〜(5)および(13)、(14)を70℃で加熱混合後、(6)〜(8)を添加分散する。これに、あらかじめ70℃に加熱溶解してあった(9)〜(12)を添加し、ホモミキサーで充分乳化した。その後、脱気、充填し頬紅を得た。
【0058】
(実施例10) アフタージェーブクリーム
(1) デカメチルシクロペンタシロキサン 35
(2) ポリエーテル変性シリコーン(式2) 5
(3) ポリエチレングリコール(分子量:400) 10
(4) イオン交換水 48
(5) L−グルタミン酸ナトリウム 2
(6) アラントイン 0.1
(7) アロエ抽出物 適量
(8) パラベン 適量
(9) 酸化防止剤 適量
(10)香料 適量
式2
【0059】
【化20】
分子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:45%
(1)、(2)および(9)、(10)を70℃で加熱混合し、これにあらかじめ70℃で加熱混合した(4)〜(8)を添加し、ホモミキサーで充分に撹拌混合し乳化した。その後、脱気、充填しアフターシェーブクリームを得た。本アフターシェブクリームはのびの軽さ、べたつきのなさの点で優れており、また、塗布後にしっとりとする優れた使用性を有するものであった。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、クリーム状の高粘度を得ることができ、のびの軽さ、しっとりさ、べたつきのなさの点で優れた使用性を有する乳化化粧料を提供できる。
Claims (2)
- (I) シリコーン油の1種または2種以上と、
(II) 下記式1で示される高分子量ポリエーテル変性シリコーンの1種または2種以上と、
(III) アミノ酸および/またはその塩類の1種または2種以上と、
(IV) 水と、
を配合することを特徴とする乳化化粧料。
式1
−C3 H6 O(C2 H4 O)a (C3 H6 O)b R' (式中、R' は水素原子、アシル基、および炭素数1〜4のアルキル基からなる群から選択される基であり、またaは5〜50の整数であり、bは5〜50の整数である。)で示されるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される基であり、3つのAのうち少なくとも1つはポリオキシアルキレン基である。Rはメチル基またはフェニル基であり、またmは50〜1000の整数であり、nは1〜40の整数である。さらに、ポリエーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含有率が40重量%以上であり、ポリエーテル変性シリコーンの分子量が55000以上である。〕 - クリーム状である請求項1の乳化化粧料。
Priority Applications (1)
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