JPH02272100A

JPH02272100A - 水洗トイレット用芳香洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPH02272100A
Application number: JP1095797A
Authority: JP
Inventors: Naoki Murakami; 村上　直紀; Mitsuru Sumiya; 角谷　満; Jiyunichirou Matsumoto; 松本　純一良; Tetsuo Shiraiwa; 白岩　徹男
Original assignee: Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd; Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Current assignee: Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd; DKS Co Ltd
Priority date: 1989-04-14
Filing date: 1989-04-14
Publication date: 1990-11-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は水洗トイレット用芳香洗浄剤組成物に関する。

水洗トイレット用芳香洗浄剤は固形状であって、容器に
収納して、またはそのままの状態で水洗トイレットの貯
水タンク内に直接投入したり、貯水タンクの手洗い部に
取付けたりすることにより、タンク内の貯留水にその組
成物を徐々に溶解または分散させ、水洗時の流水ととも
にトイレット便器などを洗浄し、かつ芳香を漂わせ、ト
イレット内をされやかに保つための薬剤である。

［従来の技術］かかる水洗トイレット用芳香洗浄剤組成物には、芳香成
分および洗浄成分のほかに主基材が配合されている。こ
の主基材は、芳香成分や洗浄成分を固形化するためのバ
インダーとしての役割のほか、流水や貯水への配合成分
の溶解速度をコントロールして適度な芳香性と洗浄性を
適度な期間持続させる役割を担っている。

こうした主基材としては、ポリエチレングリコール、ま
たはポリエチレングリコールの片末端もしくは両末端の
水酸基をアルキル基などの疎水基で置換してエーテルま
たはエステルとしたもの（以下、ポリエチレングリコー
ルタイプという）、プロピレンオキシドとエチレンオキ
シドのみからなる両末端が水素原子のもの（以下、共重
合体タイプという）などが用いられている（たとえば特
開昭５１−３９７０５号、同５３−８１７０９号、同５
５−１３１０９８号および同５７−１７９２９８号各公
報参照）。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、これらの従来の水洗トイレット用芳香洗
浄剤の主基材は、それぞれつぎのような問題点を有して
いる。

ポリエチレングリコールタイプのものでは、水溶性がよ
すぎて持続性に劣る点および水溶性が水温によって左右
される点に基本的な問題がある。すなわち、水溶性がよ
すざると配合成分の溶出速度が大きくなり、短時間で効
果が失われてしまう。この点を補うべく分子量を高くす
るとある程度水溶性を抑えることはできるが、その高分
子量化に長時間を要するため高価となる。

ポリエチレングリコールの末端水酸基をアルキル基など
の疎水性基で置換したエーテルまたはエステルなどの誘
導体は、持続性は満足することができるが水溶性に乏し
く、水洗トイレット用芳香洗浄剤の主基材として用いた
ばあい、トイレット洗浄水が濁る傾向がある。

また共重合体タイプのものは、ポリエチレングリコール
タイプのものより持続性がよくなるが不充分であり、さ
らに持続性のよい基材が望まれている。

［課題を解決するための手段〕本発明は、このような問題点に着目してなされたもので
あり、一般式（■）：Ａ　［（ＣＨ２ＣｌＩ２０　）ｎ　Ｉｌｌ、　　　　　
　　（Ｉ）（式中、Ａは、１〜８個の活性水素原子を存
する有機化合物に、炭素数３のエポキシドＯ〜９８％（
重量％、以下同様）および炭素数４以上のエポキシド１
００〜２％からなるエポキシドを重合させてなる平均分
子ｆｆ１５００−１２０００の重合体の残基、ｎは整数
、ｐは１〜８の整数を示し、［（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎ　
Ｈｌ　　の部分の分子量が、一般式［１）で示される化
合物の分子量の５０〜９５％である）で示される化合物
を基材として用いることを特徴とする水洗トイレット用
芳香洗浄剤組成物に関する。

［実施例］本発明に用いられる一般式（Ｉ）：Ａ　　　Ｃ（ＣＨ２Ｃ１１２０）１１　　ＩＩコｐ（Ｉ
）で示される化合物におけるＡは、１〜８個の活性水素
原子を有する有機化合物に、炭素数３のエポキシドＯ−
Ｈ％および炭素数４以上のエポキシド１００〜２％から
なるエポキシドを重合させた重合体の残基である。

なお・、ここにいう残基とは、該重合体からエチレンオ
キシドとの反応にあずかる活性水素原子を除いた部分を
いう。

該重合体の平均分子量は５００〜！２０００である。

該平均分子量が５００未満のばあい溶解速度が速くなり
、１２０００をこえると続いて実施するエトキシレート
往時粘度が高くなり、製造が困難となる。

前記活性水素原子を１〜８個有する有機化合物の具体例
としては、たとえば脂肪族アルコール、アルキルフェノ
ール、水、（ポリ）エチレングリコール、（ポリ）プロ
ピレングリコール、（ポリ）ブチレングリコール、ビス
フェノールＡ１グリセリン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリトリット、ソルビトール、脂肪族アミンなど
があげられるが、これらに限定されるものではない。

前記炭素数が４以上のエポキシドの具体例としては、た
とえば炭素数４以上のアルキレンオキシド（たとえばブ
チレンオキシド）、α−オレフィンエポキシド、スチレ
ンオキシドなどがあげられるが、これらに限定されるも
のではない。

前記炭素数３のエポキシドはプロピレンオキシドを示し
、炭素数３のエポキシドと炭素数４以上のエポキシドと
の重合形態（配列）はブロック、ランダムのいずれであ
ってもよい。

活性水素原子を有する有機化合物に重合させるエポキシ
ド中の、炭素数４以上のエポキシドの割合が２％未満に
なると、溶解速度が速くなり、持続性に欠けるものとな
る。

また一般式（Ｉ）中の［（Ｃ）１２　Ｃ１（２０）ｎ　
Ｉｌｌ　　の部分の分子量の割合は、一般弐（Ｉ）で示
される化合物中５０〜９５％、好ましくは７０〜９５％
である。該割合が５０％未満のばあい融点が低い基材と
なり、成形性に乏しく、９５％をこえると溶解速度が速
くなり、持続性に欠けるものとなる。

このような一般弐（Ｉ）で示される化合物は、公知の方
法、たとえばつぎに示す方法によって合成することがで
きる。

まず、活性水素原子１〜８個を有する有機化合物に苛性
ソーダなどの塩基性触媒を添加し、チッ素ガス置換して
昇温し、炭素数４以上のエポキシド単独または炭素数４
以上のエポキシドとプロピレンオキシドとの混合物を添
加して反応させる。つぎにエチレンオキシドを重合反応
させることにより、一般式（Ｉ）で示される化合物を合
成することができる。

えられた化合物は、水への溶解速度が速すぎず、しかも
その水溶液は透明であり、水洗トイレット用芳香洗浄剤
用の基材として有用である。

本発明の水洗トイレット用芳香洗浄剤組成物には前記一
般式（りで示される化合物が主基材として用いられるが
、他の成分として芳香成分、洗浄成分、その他の添加剤
が配合される。これらの成分の配合割合は商品設計によ
って適宜選定されるが、通常一般式（Ｉ）で示される主基材　　５０〜７５％芳香（
消Ｑ）成分　　　　　　ｌＯ〜２０％洗浄成分　　　　
　　　　　　１０〜５％その他の添加剤　　　　　　　
３０〜０％のごとき割合である。

芳香（消臭）成分としては、たとえば調合香料に代表さ
れる芳香成分やリンゴ酸、グリオキザールなどの消臭成
分があげられ、洗浄成分としては、たとえばエーテル型
非イオン系界面活性剤、α−オレフィン炭化水素化合物
、アルキルエーテル硫酸塩などの通常この分野で使用さ
れる物質がそのまま用・いられうる。その他の添加剤と
しては、トイレット流水に清潔感を与える着色剤、油性
成分の乳化可溶化剤、殺菌剤、キレート剤などがあげら
れるが、芒硝やグルコースなどの増量剤、ポリエチレン
グリコールまたはその誘導体などの溶解性調節剤なども
必要に応じて適宜配合してもよい。

これらの各成分を混合し、成形して水洗トイレット用芳
香洗浄剤が作製されるのであるが、成形法としては、た
とえば主基材成分を加温溶融したのち撹拌しながら他の
成分を混合し、ついで凝固点付近まで徐冷したのち型に
注入して固化する方法、各成分を微粉末にして均一に混
合したのち圧縮成形する方法などが採用される。

つぎに本発明の組成物を実施例に基づいて説明するが、
本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。

製造例１プロピレングリコール１部（重量部、以下同様）と、ブ
チレンオキシド１３部とを重合させ、続いてプロピレン
オキシド３３部を重合させ平均分子Ｅ１２５８Ｇの重合
体をえたのち、さらにエチレンオキシド１ｇ５部を重合
させた。えられた化合物（Ｉ）の［（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）
ｎ　Ｉｌｌ　　の割合は７９．７％であった。

製造例２ビスフェノールＡ１部とプロピレンオキシド・ブチレン
オキシド混合物（重量比７５／２５）　１４部とを重合
させ平均分子ｍ　３１１０の正合体をえたのち、続いて
エチレンオキシド７５部を重合させた。

えられた化合物（２）の　［（Ｃ）１２　ＣＨ２Ｏ）ｎ
　ｉｌｌ　　の割合は８３．３％であった。

製造例３グリセリン１部と分子Ｑ３８０の１．２−エポキシアル
カン（ａ−オレフィンエポキシド）６部とを重合させ、
続いてプロピレンオキシド争ブチレンオキシド混合物（
重量比７０７３Ｇ）５０部を重合させ平均分子量２６１
０の重合体をえたのち、さらにエチレンオキシド２５０
部を重合させた。えられた化合物はの　［（ＣＨ２Ｃ１
１２０）ｎ　Ｈｌ　　の割合は８１．４％であった。

製造例４ステアリルコール１部とブチレンオキシド２部とを重合
させ平均分子量　８１１５の重合体をえたのち、続いて
エチレンオキシド５０部を重合させた。

えられた化合物（４）の　［（ＣＨ２Ｃ１１２０）ｎ　
Ｈｌ　　の割合は９４．３％であった。

実施例１〜４および比較例１〜４製造例１〜４でえられた重合体（Ｉ）〜（４）および比
較例として第１表に示す重合体の水への溶解性を調べた
。

重合体（Ｉ）〜（４）のそれぞれを試験管大（直径的１
６ＩＩＩ　Ｘ長さ　７００部ｍの円筒型状）に成形し、
２５℃の本釣５Ｒ中に静置（放置）シ、成形物の溶解消
失所要時間および水の濁りの程度を目視により観察した
。結果を第１表に示す。

［以下余白］実施例５〜８および比較例５〜７第２表に示す主基材成分６５部をそれぞれ加熱溶融した
のち、攪拌しながら香料２０部、洗浄成分（ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル）５部および着色剤
１０部を加えて混合し、凝固点附近まで徐冷した。

つぎに第１図（概略斜視図）に示すような、頂部に入水
開口部（Ｉ）を有し、側部に４個の出水孔（２）を有す
る蓋（３）と、直径４０　ａｍで高さ７０關の円筒状本
体（４）とからなるポリエチレン製の水洗用トイレット
用芳呑剤充填用の容器に、図に示す高さ（４）まで組成
物（５）を各々５０ｆずつ充填したのち冷却固化した。

これらの容器を家庭用水洗トイレットのロータンク（貯
水量：　１２１、東隣器機■製のＴＯＴＯＳ−８７０）
内に設置し、使用可能回数を調べた。結果を第２表に示
す。

第１表および第２表から、垂合体（Ｉ）〜（４）を基材
として用いると、水溶性が適度で持続性がよく、かつ水
溶性が水温によって左右されにくい組成物かえられるこ
とがわかる。また、その洗浄液は濁りのないものである
ことがわかる。

［発明の効果］本発明の水洗トイレット用芳香洗浄剤組成物は、持続性
が良好であり、水溶性が水温によって左右されにくいと
いう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例５〜８および比較例５〜７で用いた水洗
トイレット用芳香剤充填用容器の概略斜視図である。特許

Claims

【特許請求の範囲】１　一般式（ I ）：Ａ［（ＣＨ＿２ＣＨ＿２Ｏ）＿ｎＨ］＿ｐ（ I ）（式
中、Ａは、１〜８個の活性水素原子を有する有機化合物
に、炭素数３のエポキシド０〜９８重量％および炭素数
４以上のエポキシド１００〜２重量％からなるエポキシ
ドを重合させてなる平均分子量５００〜１２０００の重
合体の残基、ｎは整数、ｐは１〜８の整数を示し、［（
ＣＨ＿２ＣＨ＿２Ｏ）＿ｎＨ］＿ｐの部分の分子量が、
一般式（ I ）で示される化合物の分子量の５０〜９５
％である）で示される化合物を基材として用いることを
特徴とする水洗トイレット用芳香洗浄剤組成物。