JP3325336B2 - 水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物 - Google Patents

水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物

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JP3325336B2
JP3325336B2 JP11502793A JP11502793A JP3325336B2 JP 3325336 B2 JP3325336 B2 JP 3325336B2 JP 11502793 A JP11502793 A JP 11502793A JP 11502793 A JP11502793 A JP 11502793A JP 3325336 B2 JP3325336 B2 JP 3325336B2
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ethylene oxide
detergent composition
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epoxide
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勝紀 竹田
真一 浜辺
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DKS CO. LTD.
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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DKS CO. LTD.
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3703Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/3723Polyamines or polyalkyleneimines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
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    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/50Perfumes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水洗トイレ用芳香洗浄剤
組成物に関する。さらに詳しくは、その溶解消失時間が
長い水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】水洗トイレ用芳香洗浄剤は、一般に固形
状であり、容器に収納し、またはそのままの状態で水洗
トイレの貯水タンク内に直接投入したり、貯水タンクの
手洗い部に取付けたりすることにより、タンク内の貯留
水にその組成物を徐々に溶解または分散させ、水洗時の
流水とともに水洗トイレの便器などを洗浄し、かつ芳香
を漂わせ、トイレ内をさわやかに保つための薬剤として
用いられている。
【0003】前記水洗トイレ用芳香洗浄剤は、洗浄成
分、芳香成分および着色剤からなる。洗浄成分の多くは
固型のものであり、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の基
剤として、固形化する役割のほか、流水や貯水への配合
成分の溶解速度をコントロールして適度な芳香性と洗浄
性を適度な期間持続させる役割を担っている。
【0004】かかる水洗トイレ用芳香洗浄剤の基剤とし
ては、ポリエチレングリコール(特開昭53−3170
8号公報)、プロピレンオキシド−エチレンオキシド共
重合体(特開昭51−39705号公報)などのエチレ
ンオキシド重合体;ポリエチレングリコールなどのポリ
アルキレングリコールの末端水酸基をアルキル基やアシ
ル基で疎水化したポリアルキレングリコール誘導体(特
開昭57−179298号公報、特開昭58−2539
8号公報);ポリオキシアルキレン化合物と有機ポリイ
ソシアネートとを反応させてえられたウレタン化合物
(特開昭55−131098号公報);ポリオキシエチ
レン化合物とジカルボン酸とを縮合反応させてえられた
ジエステル化合物(特開昭59−230081号公報)
などが知られている。
【0005】しかしながら、前記従来の水洗トイレ用芳
香洗浄剤の基剤には、以下のような問題がある。
【0006】すなわち、ポリエチレングリコールやプロ
ピレンオキシド−エチレンオキシド共重合体は、水溶性
が大きすぎるため、徐溶性および持続性に劣り、芳香洗
浄剤の寿命が短いという問題点がある。
【0007】また、ポリアルキレングリコール誘導体、
ウレタン化合物およびジエステル化合物は、徐溶性およ
び持続性が充分でない。さらに、水溶性が水温に左右さ
れ、夏期と冬期では持続性がいちじるしく異なるという
問題がある。また、長時間水中に浸漬しておくと形状が
崩れたり、破壊し、芳香成分や着色剤の溶出が不均一に
なったり、水に不溶の成分が生じて洗浄水が濁るなどの
問題がある。
【0008】さらに、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の
成形体をタンク内に投入して使用するばあい、該成形体
が沈んでタンク内に留め、タンクから水洗用の水を流
し、また水を補充するときに、水の動きによって成形体
が移動しないようにする必要があるので、タンクの内壁
に対して付着性があり、しかも寿命が長い水洗トイレ用
芳香洗浄剤組成物の開発が待ち望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、前記従来技術に鑑みて、芳香成分、着色成分などの
配合成分の溶出時間が長い、すなわち配合成分の徐溶性
にすぐれ、水中に浸漬したばあい保型性と付着性にすぐ
れた水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物を開発するべく鋭意
研究を重ねた結果、かかる性質にすぐれた水洗トイレ用
芳香洗浄剤組成物をようやく見出し、本発明を完成する
にいたった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)(a)
活性水素を10〜200 個有し、1級、2級および3級アミ
ノチッ素を含む分枝構造を有し、数平均分子量が400 〜
10000 のポリエチレンイミンまたは活性水素を10〜200
個有する前記ポリエチレンイミンの誘導体に、炭素数3
〜40のエポキシドとエチレンオキシドとを重量比で炭素
数3〜40のエポキシド/エチレンオキシドが0/100 〜
50/50の比率で付加反応させてなる、数平均分子量5000
〜600000を有するエチレンオキシド付加ポリエーテル化
合物に、(b)該エチレンオキシド付加ポリエーテル化
合物の1水酸基に対して炭素数8〜40のエポキシド0.4
〜10モルを付加反応させてなるポリエーテル化合物40〜
85重量%、 (B)着色剤1〜25重量%ならびに (C)香料1〜30重量%からなる水洗トイレ用芳香洗浄
剤組成物に関する。
【0011】
【作用および実施例】本発明の水洗トイレ用芳香洗浄剤
組成物には、基剤として、ポリエチレンイミンまたはポ
リエチレンイミン誘導体に、エチレンオキシドまたはエ
チレンオキシドと炭素数3〜40のエポキシド(以下、エ
ポキシド(A)という)とを付加反応させてなるエチレ
ンオキシド付加ポリエーテル化合物に、炭素数8〜40の
エポキシド(以下、エポキシド(B)という)を付加反
応させてなるポリエーテル化合物(以下、単にポリエー
テル化合物という)((A)成分)が含有されている。
【0012】前記ポリエチレンイミンとしては、活性水
素を1分子中に10〜200 個有し、数平均分子量が400 〜
10000 のもの、好ましくは活性水素を1分子中に12〜10
0 個有し、数平均分子量が500 〜5000のものがあげられ
る。1分子中の活性水素の数が10個未満で、数平均分子
量が400 未満であるばあいには、溶解性や水中に浸漬し
たときのタンクの内壁に対する付着性や形状保持性など
が良好な水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物をうることが困
難となる。また、活性水素の数が200 個をこえ、数平均
分子量が10000 をこえるばあいには、ポリエチレンイミ
ンの粘度が高くなりすぎてエチレンオキシドなどとの付
加反応が困難となる。
【0013】前記ポリエチレンイミンは、完全な線状構
造を有するものではなく、1級、2級および3級アミノ
チッ素を含む分枝構造を有している。1分子中に含まれ
る1級、2級および3級各級のアミノチッ素原子の数個
の割合は、それぞれ順に1:1:1〜1:2.5 :1であ
ることが、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の徐溶性およ
び持続性の点から好ましい。
【0014】前記ポリエチレンイミン誘導体としては、
1分子中に存在する活性水素の数が10〜200 個で、1
級、2級および3級アミノチッ素を含む分枝構造を有
し、数平均分子量が400 〜10000 のもの、好ましくは活
性水素の数が12〜100 個で数平均分子量が500 〜5000の
ものが用いられる。
【0015】かかるポリエチレンイミン誘導体の代表例
としては、たとえば前記ポリエチレンイミンとアセトア
ルデヒド、ブチルアルデヒド、カプリルアルデヒド、ラ
ウリンアルデヒドなどのアルデヒド類、アセトン、エチ
ルメチルケトン、イソブチルメチルケトンなどのケトン
類との反応生成物;ポリエチレンイミンとメチルクロラ
イド、メチルブロマイド、エチルクロライド、ヘキシル
クロライド、オクチルクロライド、ラウリルクロライ
ド、ベンジルクロライド、セチルブロマイドなどのアル
キルハライドとの反応生成物;ポリエチレンイミンとメ
チルイソシアネート、イソブチルイソシアネート、フェ
ニルイソシアネート、ラウリンイソシアネート、ステア
リルイソシアネートなどのイソシアネート類との反応生
成物;ポリエチレンイミンとアクリロニトリル、ブタジ
エン、アクリル酸、アクリル酸ブチルなどの活性二重結
合を有する化合物との反応生成物;ポリエチレンイミン
と尿素などとの反応生成物;ポリエチレンイミンと酢
酸、カプロン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、リシノレイン酸などのカルボン酸、無水酢酸、無水
プロピオン酸、無水安息香酸、無水コハク酸、無水マレ
イン酸、無水フタル酸などの酸無水物、プロピオン酸ク
ロライド、カプロン酸クロライド、ラウリン酸クロライ
ド、ステアリン酸クロライド、オレイン酸クロライド、
ラウリン酸ブロマイドなどのアシルハライドなどとの反
応生成物などがあげられる。
【0016】前記エポキシド(A)の具体例としては、
たとえばプロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ブテ
ンオキシド、スチレンオキシドや1,2−エポキシオク
タン、1,2−エポキシデカン、1,2−エポキシドデ
カン、1,2−エポキシオクタデカン、1,2−エポキ
シドコサン、1,2−エポキシオクタコサン、1,2−
エポキシドトリアコンタンなどの長鎖状エポキシドなど
のアルキレンオキシド;フェニルグリシジルエーテル、
n−ヘキシルグリシジルエーテル、n−オクチルグリシ
ジルエーテルなどのグリシジルエーテルなどがあげられ
るが、本発明はかかる例示のみに限定されるものではな
い。なお、これらは単独でまたは2種以上を併用するこ
とができる。
【0017】前記エポキシド(A)とエチレンオキシド
との使用割合は、エポキシド(A)/エチレンオキシド
(重量比)が0/100 〜50/50、好ましくは5/95〜40
/60である。該使用割合が50/50をこえるばあいには、
最終的にえられる基剤の融点が低くなりすぎて水洗トイ
レ用芳香洗浄剤組成物の成形体への成形性がわるくな
る。
【0018】前記ポリエチレンイミンまたはポリエチレ
ンイミン誘導体へのエチレンオキシドやエポキシド
(A)の付加反応は、たとえば出発物質であるポリエチ
レンイミンまたはポリエチレンイミン誘導体に水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラートなど
の塩基性触媒の存在下、100 〜180 ℃でエチレンオキシ
ド、必要によりエポキシド(A)を添加して反応させる
方法などの通常の方法によって行なうことができる。
【0019】前記ポリエチレンイミンまたはポリエチレ
ンイミン誘導体に対するエチレンオキシドおよび必要に
より用いうるエポキシド(A)の使用割合は、とくに限
定がなく、目的とする水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の
性能に応じて適宜調整すればよいが、成形性の点から、
それぞれポリエチレンイミンまたはポリエチレンイミン
誘導体の活性水素1モルあたり10〜300 モル、なかんづ
く20〜200 モルであることが好ましい。
【0020】なお、前記エポキシド(A)が用いられる
ばあい、エポキシド(A)とエチレンオキシドとの添加
の順序にはとくに限定がなく、したがってえられるエチ
レンオキシド付加ポリエーテル化合物は、エポキシド
(A)とエチレンオキシドとのブロック共重合体でも、
ランダム共重合体でも、またいずれのものが先に付加し
たものでもよいが、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の徐
溶性および成形性の点からはエポキシド(A)をブロッ
ク重合したのち、つぎにエチレンオキシドをブロック重
合した共重合体が好ましい。
【0021】前記エチレンオキシド付加ポリエーテル化
合物の数平均分子量は、5000〜600000、好ましくは5000
〜400000である。該数平均分子量が5000未満のばあいに
は、最終的にえられる基剤の融点が低くなり、水洗トイ
レ用芳香洗浄剤組成物の成形性が低下し、600000をこえ
るばあいには、エチレンオキシド付加ポリエーテル化合
物の粘度が高くなり、製造に長時間を要し経済的に不利
であるばかりでなく、最終的にえられる基剤の粘度も高
くなるため、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の調配合が
困難となる。
【0022】前記ポリエーテル化合物は、前記したよう
に、エチレンオキシド付加ポリエーテル化合物にエポキ
シド(B)を付加反応させることによってえられる化合
物である。
【0023】前記エポキシド(B)としては、炭素数が
8〜40のエポキシドであればとくに限定なく用いること
ができるが、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の徐溶性、
持続性および水中に浸漬したばあいの形状保持の点から
は炭素数が12〜22のものが好ましい。なお、炭素数が8
未満のばあいには、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の徐
溶性が低くなり、40をこえるばあいには、水中に浸漬し
たとき形状が崩れたり、破壊しやすくなる。
【0024】前記エポキシド(B)の具体例としては、
たとえばスチレンオキシド、長鎖アルキル基の末端にエ
ポキシ基を有する1,2−エポキシオクタン、1,2−
エポキシデカン、1,2−エポキシドデカン、1,2−
エポキシオクタデカン、1,2−エポキシドコサン、
1,2−エポキシオクタコサン、1,2−エポキシドト
リアコンタンなどの長鎖状エポキシド、n−ヘキシルグ
リシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、2−
エチルヘキシルグリシジルエーテル、炭素数8〜22の高
級アルコールのグリシジルエーテルなどがあげられる
が、本発明はかかる例示のみに限定されるものではな
い。これらは単独でまたは2種以上を併用することがで
きる。
【0025】前記エチレンオキシド付加ポリエーテル化
合物へのエポキシド(B)の付加反応は、エチレンオキ
シドなどを付加させてエチレンオキシド付加ポリエーテ
ル化合物をうる反応に引きつづいて、たとえば100 〜18
0 ℃で、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウ
ムメチラートなどの塩基性触媒の存在下、エポキシド
(B)を添加して反応させる方法などの通常の方法によ
って行なうことができる。
【0026】前記エチレンオキシド付加ポリエーテル化
合物に対するエポキシド(B)の使用割合は、該エチレ
ンオキシド付加ポリエーテル化合物の1水酸基に対して
エポキシド(B)が0.4 〜10モル、好ましくは1〜8モ
ルである。該使用割合が0.4モル未満であるばあいに
は、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の溶解性が大きくな
って徐溶性および持続性を向上させることができなくな
り、10モルをこえると水に対する溶解性が低下し、水中
で成形体が崩壊していつまでもそのままの形状のままで
ほとんど水に溶けなかったり、水にまったく溶けない成
分が発生したりするので、目的とする水洗トイレ用芳香
洗浄剤組成物をうることが困難となる。
【0027】前記ポリエーテル化合物は、通常、水に対
して長時間かけて溶解する固体状の化合物であり、水洗
トイレ用芳香洗浄剤組成物の基剤として好適に用いるこ
とができる。
【0028】本発明のポリエーテル化合物は、それぞれ
単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよく、併用
するばあいには、その割合はとくに限定がない。
【0029】前記ポリエーテル化合物の水洗トイレ用芳
香洗浄剤組成物中における配合割合は、40〜85%(重量
%、以下同様)、好ましくは50〜75%である。該配合割
合が40%未満であるばあいには、徐溶性、持続性が充分
発揮されず、該配合割合が85%をこえるばあいには、ポ
リエーテル化合物による効果の向上はほとんど認められ
ない。
【0030】本発明の水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物に
は、流れの清涼感を出すための色素成分として、着色剤
((B)成分)が用いられる。
【0031】前記着色剤の代表例としては、たとえば青
ないし緑の染料、顔料があげられ、その具体例として
は、たとえば、青色1号、青色2号、青色202 号、緑色
3号などがあげられる。
【0032】前記着色剤の、水洗トイレ用芳香洗浄剤組
成物中における配合割合は、1〜25%、好ましくは2〜
20%の範囲内で着色剤の種類に応じて適宜決定しうる。
該配合割合が1%未満であるばあいには、溶出液の呈色
が不充分で、清涼感、衛生感が発現されず、該配合割合
が25%をこえるばあいには、呈色が過剰になりすぎてむ
しろ不快感を与えてしまう。
【0033】本発明の水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物に
は、香料((C)成分)が用いられる。
【0034】前記香料にはとくに限定はなく通常用いら
れているものを用いることができる。
【0035】前記香料の具体例としては、たとえば酢酸
イソボルニル、酢酸メンタニル、酢酸フレンチル、ボル
ネオール、メントール、カンファー、ターピネオール、
精油、松の抽出物、テルピノレン類、パラジクロルベン
ゼン、ローズ、レモン、ジャスミン、ブーケ調香料など
があげられる。
【0036】前記香料の水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物
中における配合割合は、1〜30%、好ましくは5〜25%
の範囲内において、香料の種類や香りの強度に応じて適
宜決定しうる。該配合割合が1%未満であるばあいに
は、香りが弱すぎる。また、該配合割合が30%をこえる
ばあいには、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の耐熱性が
低下し、保存時の形崩れのおそれがある。
【0037】本発明の水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物中
には、必要に応じて、洗浄性を高めるためにアルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルカンスルホ
ン酸塩などのアニオン界面活性剤;ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、脂肪酸アルカノールアミドなどの非イオン
界面活性剤;油性成分の乳化可溶化剤;各種殺菌剤;各
種キレート化剤;硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、グル
コースなどの増量剤;リンゴ酸、グリオキザールなどの
消臭成分;シリコーン油などの添加剤などを、本発明の
目的を阻害しない範囲内で配合することができる。
【0038】本発明の水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物を
成形する方法についてはとくに限定はないが、その一例
をあげれば、たとえば基剤を加熱溶融し、攪拌しながら
他の配合成分を混合し、ついで基剤の凝固点付近まで徐
冷したのち、成形型内に注入し、冷却して固化する方
法、基剤および他の配合成分を微粉末にして均一に混合
したのち、圧縮成形する方法などがあげられる。
【0039】つぎに本発明の水洗トイレ用芳香洗浄剤組
成物を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発
明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0040】製造例1 ステンレス製オートクレーブ中に、1級、2級および3
級アミノチッ素原子をそれぞれ順に1:2:1の個数の
割合で有し、表1に示す活性水素数および数平均分子量
を有するポリエチレンイミン10部(重量部、以下同様)
を入れたのち、オートクレーブ内をチッ素置換した。つ
いで、プロピレンオキシド137 部を添加して120 ℃で反
応させ、ついでエチレンオキシド842 部を添加して130
℃で付加重合反応させて、数平均分子量110000のエチレ
ンオキシド付加ポリエーテル化合物をえた。
【0041】さらに、これに1,2−エポキシドデカン
と1,2−エポキシテトラデカンとを混合してえられた
平均分子量196 の混合アルキレンオキシド(以下、AOE-
1 という)を93部(エチレンオキシド付加ポリエーテル
化合物の1水酸基に対して1.9 モル)添加して150 ℃で
反応させ、室温で固体のポリエーテル化合物(ポリエー
テル化合物(1))をえた。
【0042】製造例2〜7 1級、2級および3級アミノチッ素原子をそれぞれ順に
1:2:1の個数割合で有するポリエチレンイミンの活
性水素数、数平均分子量、エポキシド(A)の種類、エ
ポキシド(A)とエチレンオキシドの使用重量比、エポ
キシド(B)の種類、使用量を表1に示すようにかえ、
製造例5においては、2種のエポキシド(A)のうち、
先にプロピレンオキシドを添加して付加反応させたの
ち、ブチレンオキシドを添加して付加反応を行ない、製
造例6においては、先にプロピレンオキシドを添加して
付加反応させたのち、AOE-1 を添加して付加反応を行な
い、製造例7においては、ランダム共重合体がえられる
ように2種のエポキシド(A)を同時に添加して反応を
行なったほかは製造例1と同様にしてポリエーテル化合
物(2)〜(7)をえた。
【0043】
【表1】
【0044】製造例8 ステンレス製オートクレーブ中に、活性水素を1分子中
に28個有し、1級、2級および3級アミノチッ素をそれ
ぞれ順に1:2:1の割合で有し、数平均分子量が1200
のポリエチレンイミン10部と、ステアリン酸6.9 部とを
入れたのち、チッ素気流下、160 ℃で脱水縮合反応を行
ない、部分アミド化ポリエチレンイミン(数平均分子量
1432、平均活性水素数25)をえた。つぎに、オートクレ
ーブ内をチッ素置換したのち、プロピレンオキシドを24
2 部添加して120 ℃で付加重合反応を行ない、さらにエ
チレンオキシド917 部を添加して130 ℃で付加重合反応
を行なって数平均分子量140000のエチレンオキシド付加
ポリエーテル化合物をえた。
【0045】さらに、これに1,2−エポキシヘキサデ
カンと1,2−エポキシオクタデカンとを混合してえら
れた平均分子量250 の混合アルキレンオキシド(AOE-2)
を105 部(エチレンオキシド付加ポリエーテル化合物の
1水酸基に対して2モル)添加して150 ℃で反応させ、
室温で固体のポリエーテル化合物(ポリエーテル化合物
(8))をえた。
【0046】比較製造例1 ポリエチレンイミン10部のかわりにエチレンジアミン10
部を用い、プロピレンオキシドを133 部、エチレンオキ
シドを2522部(プロピレンオキシド/エチレンオキシド
が5/95(重量比))用いたほかは製造例1と同様にし
て数平均分子量15000 のエチレンオキシド付加ポリエー
テルをえ、ついでAOE-1 209 部(エチレンオキシド付加
ポリエーテルの水酸基1モルに対して1.5 モル)用いた
ほかは製造例1と同様にしてエチレンジアミンのエポキ
シド付加物(ポリエーテル化合物(9))をえた。
【0047】実施例1〜10 表2に示す配合割合で各成分を加熱溶融混合したのち、
それぞれ30gを直径3.5 cmの円筒型に流し込み、冷却
して固化し、本発明の水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物
(組成物(1)〜(10))を作製した。
【0048】比較例1〜6 前記実施例1〜10と同様にして表2に示す配合割合で比
較用の水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物(比較組成物
(1)〜(6))を作製した。
【0049】
【表2】
【0050】試験例1〜14および比較試験例1〜7 水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物(組成物(1)〜(1
0)、比較組成物(1)〜(6))を家庭用水洗トイレ
のロータンク(貯水量:11リットル、東陶機器(株)製
のTOTO S−670)内底部に設置し、ロータンク
内の水および注入水の温度を25℃または5℃に維持し、
それぞれ1時間につき1回の割合で自動的にフラッシュ
(流水)するように設定し、使用可能日数、流水吸光
度、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の形状、付着性、香
りの強度および不溶解物の有無を以下の方法にしたがっ
て調べた。その結果を表3に示す。
【0051】(使用可能日数) 24回のフラッシュごとの便器内の流水の吸光度(630nm)
を(株)島津製作所製の分光光度計UV−265FWを
用いて測定し、吸光度がゼロになるまでの日数を調べ
た。
【0052】(流水吸光度)フラッシュ開始から10日
(フラッシュ240 回)ごとに、便器内の流水をとって10
0 倍に希釈し、前記と同様にして吸光度を測定した。
【0053】(形状)フラッシュ開始の翌日、10日後、
20日後および30日後に、ロータンク内の水洗トイレ用芳
香洗浄剤組成物の形状を目視にて観察し、変化がほとん
どないばあいを○、水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物の上
部がやや丸みをおびているばあいを△、形状が変化し、
直径が10cm以上に広がったばあいを×として評価し
た。
【0054】(付着性)フラッシュ開始の翌日、10日
後、20日後および30日後に、ロータンク内のトイレ用芳
香洗浄剤組成物を目視にて観察し、底に付着して最初に
設置した位置から移動していないばあいを有、移動して
いたばあいを無として評価した。
【0055】(香りの強度)フラッシュ開始の翌日、10
日後、20日後および30日後に、流水の香りを嗅覚で判断
し、芳香性が強いばあいを5、やや強いばあいを4、普
通であるばあいを3、やや弱いばあいを2、弱いばあい
を1として評価した。
【0056】(不溶解物の有無)前記流水吸光度測定用
の流水を目視観察し、不溶解物が認められなかったばあ
いを無、不溶解物が認められたばあいを有として評価し
た。
【0057】
【表3】
【0058】表3に示された結果から明らかなように、
本発明の水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物は、水に対する
溶解性が小さく、したがって使用可能日数(寿命)が長
く、水温による溶解性の影響が少なく、平均した溶解性
と芳香性を持続し、かつロータンク内底部への付着性が
あり、流水による移動がなく、形状の変化や不溶解物の
発生がないことがわかる。
【0059】
【発明の効果】本発明の水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物
は、水に対する徐溶性にすぐれ、適切な配合成分の持続
性を有するもので、芳香洗浄剤として好適に使用しうる
ものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C11D 3:40 C11D 3:40 3:50) 3:50) (72)発明者 黛 福信 滋賀県大津市大萱三丁目17−8−515 (72)発明者 竹田 勝紀 京都市下京区西七条東久保町19 (72)発明者 浜辺 真一 京都市西京区樫原江ノ本町11 (72)発明者 芝田 美穂 京都市中京区壬生馬場町19−3 デトム ワン二条城南301 (56)参考文献 特開 平5−59398(JP,A) 特開 平2−272100(JP,A) 特開 昭58−168699(JP,A) 特開 平1−110599(JP,A) 特開 昭51−39705(JP,A) 特開 昭59−219397(JP,A) 特開 平4−136290(JP,A) 特開 平6−322253(JP,A) 特開 平4−73271(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 3/37 C11D 17/00 C09K 3/00 A61K 47/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a)活性水素を10〜200 個有
    し、1級、2級および3級アミノチッ素を含む分枝構造
    を有し、数平均分子量が400 〜10000 のポリエチレンイ
    ミンまたは活性水素を10〜200 個有する前記ポリエチレ
    ンイミンの誘導体に、炭素数3〜40のエポキシドとエチ
    レンオキシドとを重量比で炭素数3〜40のエポキシド/
    エチレンオキシドが0/100 〜50/50の比率で付加反応
    させてなる、数平均分子量5000〜600000を有するエチレ
    ンオキシド付加ポリエーテル化合物に、(b)該エチレ
    ンオキシド付加ポリエーテル化合物の1水酸基に対して
    炭素数8〜40のエポキシド0.4 〜10モルを付加反応させ
    てなるポリエーテル化合物40〜85重量%、 (B)着色剤1〜25重量%ならびに (C)香料1〜30重量%からなる水洗トイレ用芳香洗浄
    剤組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエチレンイミンが活性水素を12〜10
    0 個有し、1級、2級および3級アミノチッ素原子をそ
    れぞれ順に1:1:1〜1:2.5 :1の個数の割合で含
    有し、数平均分子量が500 〜5000のものである請求項1
    記載の水洗トイレ用芳香洗浄剤組成物。
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