JP2001151644A - 頭皮臭用香料組成物 - Google Patents

頭皮臭用香料組成物

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JP2001151644A
JP2001151644A JP33821199A JP33821199A JP2001151644A JP 2001151644 A JP2001151644 A JP 2001151644A JP 33821199 A JP33821199 A JP 33821199A JP 33821199 A JP33821199 A JP 33821199A JP 2001151644 A JP2001151644 A JP 2001151644A
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methylyonone
scalp
odor
aldehyde
damascon
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JP33821199A
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Keiji Tsuchikura
圭二 土藏
Hisato Itaya
寿人 板屋
Hideki Ishihara
秀貴 石原
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 メチルアンスラニレート、イソブチルキ
ノリン、オイゲノール、アルデヒドC-10、クマリン、バ
ニリン、トリプラール、ラベンダー油、パチュリ油、シ
ス−3−ヘキセノール、α−ヨノン、β−ヨノン、γ−
ヨノン、α−イソメチルヨノン、アリルヨノン、α−メ
チルヨノン、β−メチルヨノン、γ−メチルヨノン、α
−イロン、β−イロン、γ−イロン、メチルヨノン−
G、サンダルマイソールコア、アルデヒドC-14ピーチ、
α−ダマスコン、β−ダマスコン、γ−ダマスコン、α
−ダイナスコン、β−ダイナスコン、リリアール、リナ
ロール、チューベローズ、カラナール、アンブロキサ
ン、シトラール、メチルサリシレートなどから選ばれる
1種以上の香料を含有する頭皮臭用香料組成物。 【効果】 頭皮臭をマスキングする効果に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭皮臭を効果的に
マスキングすることができる香料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】人の頭皮の臭いは、体臭と同様に不快臭
として周囲に印象付けられる。これまでに、口臭、腋
臭、足臭等の体臭については種々の研究がなされてい
る。しかし、頭皮臭については基礎的な研究がされ始
め、モデル頭皮臭等の構築研究もなされつつあるが、ま
だ十分研究されるには至っていない。一方、毛髪化粧料
には、種々の香料組成物が配合されているが、口臭、腋
臭、足臭に関するマスキングが種々検討されているのに
比べ、頭皮臭を効果的にマスキングする香料素材につい
ての具体的な検討はなされていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、頭皮
臭をマスキングする効果に優れた香料組成物を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、数多くの
香料成分について、頭皮臭をマスキングする効果を検討
した結果、特定の51種の香料が、頭皮臭用の香料組成
物に好適であることを見出した。
【0005】本発明は、メチルアンスラニレート、イソ
ブチルキノリン、オイゲノール、アルデヒドC-10、クマ
リン、バニリン、トリプラール、ラベンダー油、パチュ
リ油、シス−3−ヘキセノール、α−ヨノン、β−ヨノ
ン、γ−ヨノン、α−イソメチルヨノン、アリルヨノ
ン、α−メチルヨノン、β−メチルヨノン、γ−メチル
ヨノン、α−イロン、β−イロン、γ−イロン、メチル
ヨノン−G、サンダルマイソールコア、アルデヒドC-14
ピーチ(γ−ウンデカラクトン)、α−ダマスコン、β
−ダマスコン、γ−ダマスコン、α−ダイナスコン、β
−ダイナスコン、リリアール、リナロール、チューベロ
ーズ、カラナール、アンブロキサン、シトラール、メチ
ルサリシレート、p−クレゾール、マラクジャ、モスシ
ンス、オリバナムレジノイド、グレープフルーツ油、ゲ
ラニルニトリル、フェノキシエチルアルコール、フロロ
ーザ(1−メチル−3−イソブチルヘキサノール)、ヘ
リオトロピン(3,4−メチレンジオキシベンズアルデ
ヒド)、アニシルアセテート(4−メトキシベンジルア
セテート)、アニシルアセトン(p−メトキシフェニル
ブタノン)、アセチルオイゲノール、アセチルイソオイ
ゲノール、ペンタライド(シクロヘキサデセノン)、及
びシクロヘキシルサリシレートから選ばれる1種以上の
香料を含有する頭皮臭用香料組成物を提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いる香料は、前記の5
1種から選ばれ、特に限定されるものではないが、持続
性、特に適用してから翌日までの持続性を考慮すればメ
チルアンスラニレート、イソブチルキノリン、オイゲノ
ール、アルデヒドC-10、クマリン、バニリン、アニシル
アセテート、アニシルアセトン、パチュリ油、サンダル
マイソールコアが好ましい。これらの香料は、1種以上
を用いることができ、香料組成物中に合計で10〜10
0重量%、特に30〜100重量%、更に50〜100
重量%配合するのが好ましい。なお、本発明の香料組成
物は、前記香料及び他の香料成分、すなわち香気成分の
みからなるものである。
【0007】本発明の香料組成物は、種々の毛髪化粧料
に配合することにより、頭皮臭を効果的にマスキングす
ることができる。毛髪化粧料への配合量は、0.001
〜20重量%、特に0.01〜5重量%、更に0.05
〜1重量%であるのが好ましい。また、毛髪化粧料とし
ては、例えばシャンプー、リンス、トリートメント、ヘ
アパック、ヘアクリーム、スタイリング剤、育毛剤、ヘ
アトニック、ヘアコロン等のヘアケア製品が挙げられ、
特に頭皮に直接適用する剤形で洗い流さないもの、例え
ば育毛剤、ヘアトニック、スタイリング剤等に用いるの
に好適である。
【0008】
【発明の効果】本発明の香料組成物は、頭皮臭のマスキ
ング効果に優れたものであり、種々の毛髪化粧料に好適
に使用できる。
【0009】
【実施例】実施例1 表2〜表4に示す組成の香料組成物について、頭皮臭の
マスキング効果を評価した。結果を表2及び表3に併せ
て示す。
【0010】(評価方法)カップ(下部円直径4.5c
m、上部円直径6.5cm、高さ9cm;内容量約216c
m3)を用い、このカップに、表1に示すモデル頭皮臭を
1回噴霧した状態で、各香料組成物(賦香率0.1重量
%)を1回噴霧し、その直後、30分後、1時間後及び
翌日のマスキング効果を、モデル頭皮臭を5として、以
下の基準で評価した。 1;完全にマスキングできている。 2;ほぼマスキングできている。 3;かすかに頭皮臭がする。 4;頭皮臭がする(マスキングやや不十分)。 5;はっきり頭皮臭がする(マスキング不十分)。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】表2及び表3の結果から明らかなように、
本発明品はいずれも、頭皮臭をマスキングする効果に優
れたものであった。これに対し、ヘキシルシンナミック
アルコールやターピネオールは頭皮臭をマスキングでき
なかった。
【0015】
【表4】
【0016】 実施例2(スプレー) (成分) (重量%) グリセリン 2 セタノール 4 軽質流動イソパラフィン(日石三菱アイソゾール400) 4 ポリオキシエチレン(20E.O.)イソセチルエーテル 0.5 イソステアリルグリセリルエーテル 2 ジメチルポリシロキサン 1 95%エタノール 86.4 香料組成物A(表4) 0.1 100
【0017】 実施例3(ヘアミスト) (成分) (重量%) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.2 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(28%) 0.5 ソフタノール 0.1 グリセリン 3 95%エタノール 10 香料組成物A(表4) 0.05 精製水 バランス 100
【0018】 実施例4(ヘアクリーム) (成分) (重量%) ジメチルポリシロキサン 5 ソルビトール 10 α−モノイソステアリルグリセリルエーテル 1 高級アルコール(オレイルアルコール) 7 プロピレングリコール 2 95%エタノール 2 ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート 4 グリセロールモノステアレート 2 香料組成物A(表4) 0.15 精製水 バランス 100
【0019】 実施例5(育毛剤) (成分) (重量%) 95%エタノール 60.00 l−メントール 0.15 ニコチン酸アミド 0.15 β−グリチルレチン酸 0.12 スエルチアニン 1.50 黄杞抽出液 0.95 オトギリ草エキス 0.09 感触向上剤 0.20 pH調整剤 0.20 香料組成物A(表4) 0.30 精製水 バランス 100
【0020】 実施例6(育毛剤) (成分) (重量%) 95%エタノール 74.00 l−メントール 0.70 デシルテトラデシルジメチルアミンオキサイド 0.15 1,3−ブタンジオール 0.12 パントテニルエチルエーテル 0.40 ニコチン酸アミド 0.10 ニコチン酸ベンジル 0.01 β−グリチルレチン酸 0.20 l−ドデセン 0.01 酸化チタン 0.50 pH調整剤 4.50 香料組成物A(表4) 0.30 精製水 バランス 100
【0021】 実施例7(ヘアリキッド) (成分) (重量%) アクリル酸アミド・アクリル酸・メタクリル酸メトキシポリ エチレングリコール共重合体 2 ポリオキシプロピレンブチルエーテルリン酸(21P.O.) 7 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 5 ジプロピレングリコール 3 ポリオキシエチレンイソセチルエーテル(20E.O.) 0.4 ジエチレングリコールモノエチルエーテル 0.6 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホ ン酸 0.1 香料組成物A(表4) 0.3 水酸化ナトリウム 3 95%エタノール 60 緩衝剤 0.4 毛髪浸透剤 0.2 精製水 バランス 100
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 秀貴 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AA121 AB032 AB242 AC012 AC022 AC061 AC062 AC072 AC091 AC092 AC102 AC122 AC132 AC171 AC172 AC182 AC211 AC212 AC341 AC342 AC422 AC432 AC511 AC512 AC562 AC662 AC692 AC792 AC841 AC842 AC851 AC852 AC902 AD092 AD152 AD192 AD532 BB41 CC05 CC31 CC32 CC37 DD08 DD22 DD23 DD27 DD31 EE18 EE22 EE28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メチルアンスラニレート、イソブチルキ
    ノリン、オイゲノール、アルデヒドC-10、クマリン、バ
    ニリン、トリプラール、ラベンダー油、パチュリ油、シ
    ス−3−ヘキセノール、α−ヨノン、β−ヨノン、γ−
    ヨノン、α−イソメチルヨノン、アリルヨノン、α−メ
    チルヨノン、β−メチルヨノン、γ−メチルヨノン、α
    −イロン、β−イロン、γ−イロン、メチルヨノン−
    G、サンダルマイソールコア、アルデヒドC-14ピーチ、
    α−ダマスコン、β−ダマスコン、γ−ダマスコン、α
    −ダイナスコン、β−ダイナスコン、リリアール、リナ
    ロール、チューベローズ、カラナール、アンブロキサ
    ン、シトラール、メチルサリシレート、p−クレゾー
    ル、マラクジャ、モスシンス、オリバナムレジノイド、
    グレープフルーツ油、ゲラニルニトリル、フェノキシエ
    チルアルコール、フロローザ、ヘリオトロピン、アニシ
    ルアセテート、アニシルアセトン、アセチルオイゲノー
    ル、アセチルイソオイゲノール、ペンタライド、及びシ
    クロヘキシルサリシレートから選ばれる1種以上の香料
    を含有する頭皮臭用香料組成物。
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