JPS62267218A - 毛髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童！上例租朋分互 本発明は、パーマネントウェーブ処理後のパーマ臭の抑
制効果が高いと共に、この抑制効果が長時間持続する毛
髪化粧料に関する。

従鷹【１１権及、ν’　！　＋ｐＪ莢解−決−１ようと
する１１〔朝頭部から発生する人に不快感を与える臭気
として、メルカプタン臭を主とするパーマネントウェー
ブ処理後のパーマ臭が挙げられる。毛髪化粧料はパーマ
臭の抑制効果を有し、しかもこの抑制効果が長時間持続
するものであることが望ましいが、従来パーマ臭を抑制
するために十分有効な提案は何らなされていないのが実
情であった。

この場合、香り、味覚物質、医薬品等を封じ込めるマイ
クロカプセル物質として用いられるシクロデキストリン
が脱臭効果を有することが従来知られており、例えば特
開昭５３−４１４４−０号公報にはシクロデキストリン
が腋臭、足臭、口臭等の悪臭の脱臭に効果があり、シク
ロデキストリンを配合することにより人畜無害で二次的
な欠点がなく、適用制限のない脱臭剤を得られることが
記載されている。また、毛髪への適用に関しては、例え
ば特開昭５９−８４８０９号公報及び同５９−８４８１
０号公報に、メルカプト化合物を主剤とするパーマネン
トウェーブ用剤の第１剤中にｐ−ニトロアセトフェノン
、メチル−β−ナフチルケトン等の化合物とシクロデキ
ストリンとを配合することにより、第１剤特有のメルカ
プタン臭を抑制したり、第１剤を頭髪に適用した際に発
生する多量のメルカプタン臭を抑制することが記載され
ている。

しかしながら、シクロデキストリンのパーマ臭に対する
脱臭効果は必ずしも十分なものではなく、特に効果の持
続性に劣り、シクロデキストリンを毛髪化粧料に配合し
ても頭部から臭気が生じることを確実に防止することが
できなかった。

なお、アビエチン酸又目その誘導体によってパーマ臭を
抑制することも従来提案されているが、やはりその効果
は十分でない。

本発明は、−１−記事情に鑑みなされたもので、優れた
パーマ臭の抑制効果を有し、しかもこの抑制効果の持続
性の高い毛髪化粧料を提供することを目的とする。

１点を−Ｓ汲す−る−た一表例手段及び作用本発明者ら
は、ヒ記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、カチ
オン性高分子物質とシクロデキストリンとを併用した場
合、これら両者が相乗的に作用し、パーマ臭に対する充
分な防臭効果が得られると共に、この防臭効果が長時間
持続することを知見し１本発明をなすに至った。

従って、本発明は、カチオン性高分子物質とシクロデキ
ストリンとを配合したことを特徴とする毛髪化粧料を提
供するものである。

以下、本発明につき更に詳しく説明する。

本発明毛髪化粧料の第１の必須成分はカチオン性高分子
物質である。ここでカチオン性高分子物質の種類に制限
はないが、特にカチオン化セルロース、ビニルピロリド
ンジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体の四級化
物、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体
及びジメチルジアリルアンモニウムクロライドアクリロ
アミド共重合体、カチオン化キチン及びキトサンの１種
又は２種以上、なかでもカチオン化セルロースを用いる
ことが好ましい。

本発明毛髪化粧料において、カチオン性高分子物質の配
合量は化粧料全体の０．０１〜７重量％、特に０．１〜
３重量％とすることが好ましい。

０．０１重量％未満ではパーマ臭抑制効果の持続性が劣
る場合が生じ、７重量％を越えると髪にベタつきを生じ
ることがある。

本発明の第２の必須成分はシクロデキストリンであり、
シクロデキストリンとしては、α−シクロデキストリン
、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、
δ−シクロデキストリン及びカチオン化シクロデキスト
リンから選ばれる１種又は２挿具−４−を好適に使用し
得るが、系への溶解性及びパーマネント臭抑制効果の点
でα−シクロデキストリンを用いることが最も好ましい
。この場合、シクロデキストリンの配合量は化粧料全体
（７１０，００１−５重量％、特に０．０５−２重量％
とすることが好ましい。０．００１重景％未満ではパー
マ臭抑制効果が充分でない場合が生じ、５重量％を越え
ると系への溶解性及びコストの而で問題が生じることが
ある。

なお、カチオン性高分子物質とシクロデキストリンとの
併用割合は、重量比としてｌ　：　１００〜１００：１
、特ニｌ　：　２０−２０　：　１テあることが好まし
い。また、カチオン性高分子物質とシクロデキストリン
の合計配合上は０．０１〜１２重量％、特に０．１５〜
５重址％であることが好ましい。

本発明の毛髪化粧料は、パーマネントウェーブ用第１剤
、シャンプー、ヘアリキッド、ヘアトニツク、泡状整髪
料等として調製、適用され得るが、本発明の毛髪化粧料
には上記成分に加え、その化粧料の種類に応じてシリコ
ン誘導体、炭化水素、エステル油、高級脂肪酸、高級ア
ルコール、ラノリン誘導体等の油分、ノニオン活性剤、
アニオン活性剤、両性活性剤、ビタミンＡ、Ｂ、、Ｂ工
２．Ｃ９Ｄ、Ｅ、Ｈ及びこれらの誘導体、タンパク加水
分解物、アミノ酸、動植物エキス、ポリビニルピロリド
ン及びその誘導体等のノニオン樹脂、メチルビニルエー
テルマレイン酸ブチルエステル共重合体等のアニオン性
樹脂、アクリル酸メタアクリル酸エステル共重合体等の
両性樹脂、オキシベンゾン誘導体、桂皮酸エステル誘導
体等の紫外線吸収剤、Ｑ−メントール、ハツカ油、ニコ
チン酸ベンジル、トウガラシチンキ、グルコン酸クロル
ヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、パラベン
等の清涼感付与剤、刺激感付与剤、殺菌剤、防腐剤、香
料、色素、劣化防止剤等の公知の任意成分を適宜配合す
ることができる。

光胛叫塾来 本発明の毛髪化粧料は、カチオン性高分子とシクロデキ
ストリンとを併用したことにより、優れたパーマ臭の抑
制効果を有すると共に、この効果の持続性が高いもので
ある。

次に実施例及び比較例を示し、本発明の効果をより具体
的に説明する。

【実施例１．比較例１，２〕 第１表に示す組成を有する実施例１及び比較例１．２の
パーマネントウェーブ用第１剤を調製すると共に、これ
ら第１剤の有するパーマ臭抑制効果及びその持続性につ
いてパネル２０名により下記基準に基づいて官能評価を
行なった。結果を第１表に併記する。なお、表中の配合
量は重量％である。

評１１組鴎 Ｏ：８０％以−１−のパネラ−が良好であると判定０２
６０〜８０％未満 ６２４０〜６０％　〃 ×：４０％ 第　　１　　表 第１表の結果より、カチオン性高分子物質とシクロデキ
ストリンとを併用した実施例のパーマネントウェーブ用
第１剤は、パーマ臭抑制効果及びその持続性に優れてい
ることが認められた。

これに対し、カチオン性高分子物質のみを使用した場合
、シクロデキストリンのみを使用した場合には充分なパ
ーマ臭抑制効果及びその持続性が得られないものであっ
た。

〔実施例２〕シヤンプー カチオン化セルロース　　　　　０．５　〃カチオン化
シクロデキストリン申０．２Ｉ１色　　　　素　　　　
　　　　　　　　　　微　量香　　　　料　　　　　　
　　　　　　　　０．３　　〃精製水　　　　　残部 計　　　　　　　　　　　　　　１００．０１１＊シク
ロデキストリンとグリシジル１−リメチルアンモニウ１
１クロリドとの反応物 上記シャンプーで、パーマネント処理後の毛髪を洗浄し
、パーマ臭の評価をした。その結果、パーマ臭が抑制さ
れ、更にその持続性も良好であった。

〔実施例３〕ヘアリキツド ポリオキシプロピレン（２０） ｌＯ− グリセリルー−チル　　　　　　　１５重址％β−シク
ロデキストリン　　　　０．０５１１グルコン酸クロル
ヘキシジン　　０．０５＃ビタミン誘導体　　　　　　
　　０．１１！ポリエーテル変性シリコーン　　０．３
　〃色　　　　素　　　　　　　　　　　　　　　微　
量紫外線吸収剤　　　　　　　　　０．１１Ｉ香　　　
　料　　　　　　　　　　　　　　　０．３　　〃エタ
ノール　　　　　　　　　３０．Ｑ＋＋計　　　　　　
　　　　　　　　　１００．０／／上記へアリキットを
パーマネント処理後の毛髪に塗布し、パーマ臭を評価し
た。その結果、パーマ臭が抑制され、更にその持続性も
良好であった。

〔実施例４〕ヘアトニツク ニコチン酸ベンジル　　　　０．００３重量％パントテ
ニルエチルエーテル　　０．１　〃立−メントール　　
　　　　　　Ｑ、３ｎヘ一タデカンＷｎ１．ＯＬ＋ ビタミンＥ　　　　　　　　　　　　０．４ＪＪカチオ
ン化セルロース　　　　　０．１１１カチオン化キチン
　　　　　　　０．ＩＩｌγ−シクロデキストリン　　
　　ｏ、ｏ３Ｉｔイソメチルフェノール　　　　　Ｑ　
、　Ｑ　５　ｒｔ香　　　　料　　　　　　　　　　　
　　　０．３１Ｉ色　　　　素　　　　　　　　　　　
　　　　微　址　　〃エタノール　　　　　　　　　　
　７０　〃計　　　　　　　　　　　　　　１００．Ｏ
ｚ＋上記ヘアトニックをパーマネント処理後の毛髪に塗
布し、パーマ臭を評価した。その結果、パーマ臭が抑制
され、更にその持続性も良好であった。

〔実施例５〕泡状整髪料 ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド　１．Ｏ／ｌケラチン
加水分解物　　　　　　０．３１１パラベン　　　　　
　　　　　　０．１　〃α−シクロデキストリン　　　
　１．Ｏ〃エタノール　　　　　　　　　２０，０／／
計　　　　　　　　　　　　　　１００．０１！上記組
成の原液９６重量部に液化石油ガス（噴射剤）４重量部
を加えて泡状整髪料とした。

上記泡状整髪料をパーマネント処理後の毛髪に塗布し、
パーマ臭を評価した。その結果、パーマ臭が抑制され、
更にその持続性も良好であった。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カチオン性高分子物質とシクロデキストリンとを配
   合してなることを特徴とする毛髪化粧料。 ２、カチオン性高分子物質がカチオン化セルロース、ビ
   ニルピロリドンジメチルアミノエチルメタクリル酸共重
   合体の四級化物、ジメチルジアリルアンモニウムクロラ
   イド共重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロライ
   ドアクリロアミド共重合体、カチオン化キチン及びカチ
   オン化キトサンから選ばれる１種又は２種以上である特
   許請求の範囲第１項記載の毛髪化粧料。 ３、シクロデキストリンがα−シクロデキストリン、β
   −シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、δ−
   シクロデキストリン及びカチオン化シクロデキストリン
   から選ばれる１種又は２種以上である特許請求の範囲第
   １項又は第２項記載の毛髪化粧料。 ４、カチオン性高分子物質の配合量が全体の０．０１〜
   ７重量％である特許請求の範囲第１項乃至第３項のいず
   れか１項に記載の毛髪化粧料。 ５、シクロデキストリンの配合量が全体の ０．００１〜５重量％である特許請求の範囲第１項乃至
   第４項のいずれか１項に記載の毛髪化粧料。