JP2004131454A - パーマ剤第1剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】毛髪にきしみ感、ごわつき感のない仕上がり感触、ウェーブ、ストレート等のパーマ剤の機能等を損なうことなく、パーマ臭抑制効果に優れたパーマ剤を提供すること。
【解決手段】還元剤を含むパーマ剤第1剤で毛髪を処理した後に、該処理毛髪に酸化剤を含むパーマ剤第2剤を処理して使用される2剤式パーマ剤における前記パーマ剤第1剤中に、薬用炭、活性炭、セルロース、シリカ、ゼオライト等の多孔性粉末をパーマ剤第1剤全量中0.01〜10質量%配合することを特徴とする前記パーマ剤第1剤。パーマ剤としては、パーマネントウェーブ剤、縮毛矯正用組成物等が挙げられる。
【選択図】 なし
【解決手段】還元剤を含むパーマ剤第1剤で毛髪を処理した後に、該処理毛髪に酸化剤を含むパーマ剤第2剤を処理して使用される2剤式パーマ剤における前記パーマ剤第1剤中に、薬用炭、活性炭、セルロース、シリカ、ゼオライト等の多孔性粉末をパーマ剤第1剤全量中0.01〜10質量%配合することを特徴とする前記パーマ剤第1剤。パーマ剤としては、パーマネントウェーブ剤、縮毛矯正用組成物等が挙げられる。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパーマネントウェーブ剤、縮毛矯正用組成物等のパーマ剤に関する。さらに詳しくは、パーマ処理後のウェーブやストレート効果、毛髪の仕上がり感触を損なうことなく、パーマ処理中に発生するメルカプタン臭や硫化水素臭といった硫黄臭の発生を低減させたパーマ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーマネントウェーブ剤、縮毛矯正用組成物等のようなパーマ剤は、毛髪のケラチン中に含まれているシスチンのジスルフィド結合をパーマ剤第1剤に配合した還元剤で化学的に切断させた後、次いで、パーマ剤第2剤に配合した酸化剤で処理し新たな部位でジスルフィド結合を再生するという原理を利用している。そして、上記還元剤としてはチオグリコール酸又はその塩、システイン又はその塩、アセチルシステインまたはその塩、チオ乳酸塩、システアミンまたはその塩、チオグリセロール、チオグリコール酸グリセリンエステル等の有機チオール化合物等が使用されている。これら有機チオール化合物は毛髪中のジスルフィド結合を切断させるだけでなく、毛髪中のシスチン等の硫黄化合物に対し、あるいはチオール化合物自体でラジカルや求核反応を起こして、低分子硫黄化合物を生成させる。この低分子硫黄化合物は、メルカプタン臭や硫化水素臭といった硫黄臭、いわゆるパーマ臭とよばれる不快な臭いを有し、その不快臭は施術中の被施術者、施術者に強い刺激を与えたり、室内に滞って他の顧客等に不快感を与えたりする。さらに、施術後には毛髪に残り、数回のシャンプーでも除去することができず、被施術者にとって極度の不快感を伴うものである。
【0003】
このようなパーマ処理中に発生する不快臭に対し、パーマネントウェーブ用第1剤中に、例えばp−ジアセチルベンゼン、メチル−β−ナフチルケトン等の化合物を包接させたシクロデキストリンを配合(特許文献1参照)、p−ニトロアセトフェノン、メチル−β−ナフチルケトン等の化合物を包接させたシクロデキストリンを配合(特許文献2参照)、メチル化サイクロデキストリンを配合(特許文献3参照)等の技術が開示され、さらに酸化亜鉛と二酸化チタン及び水の緊密結合体粒子の集合体からなる白色微粉末を含有した毛髪もしくは体毛処理及び処理後に適用する脱臭効果を有する組成物(特許文献4参照)、亜鉛化合物を含有した毛髪処理組成物(特許文献5参照)等の技術も開示されている。また、ウイキョウ、オレンジ、チョウジ、マツ、ハッカ、ユーカリ、マンネンロウ、ローマカミツレから得られる天然精油を配合してパーマ不快臭を抑制させる(特許文献6参照)試みもなされてきた。また、最近では還元剤に加えて静的吸収能を有する架橋したカルボキシメチルセルロースナトリウム、平均粒子径が250μmより小さい木材のおがくず及び粉末、変性デンプン及びある種のポリアクリレートの有機吸収剤を含む還元性組成物を使用するケラチン物質のパーマネント変形方法の技術開示がある(特許文献7参照)。しかしながら、いずれも不快臭低減という問題点を満足させるものではなかった。また酸化亜鉛、酸化チタンを配合した場合は、ウェーブやストレート効果が低減したり、毛髪にごわつき感やきしみ感といった好ましくない感触を生じ、仕上がり感が損なわれるといった問題があった。
【0004】
このように、従来のパーマ処理中の不快臭を抑制させる方法は満足できるものではなく、毛髪にきしみ感やごわつき感を生じ、毛髪の感触を損ってしまう等の問題があった。したがって、このようなきしみ感やごわつき感のない感触や、さらにはウェーブ効果や縮毛矯正効果といった基本機能を損なうことなく、パーマ処理中のメルカプタン臭や硫化水素臭といったパーマ臭の少ないパーマ剤の開発が望まれていた。
【0005】
【特許文献1】
特公平3−43243号公報
【特許文献2】
特公平3−43244号公報
【特許文献3】
特公平4−71887号公報
【特許文献4】
公開平2−56411号公報
【特許文献5】
特表2001−513810号公報
【特許文献6】
特開平8−277210号公報
【特許文献7】
特開2002−114651号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ウェーブ、ストレート等のパーマ効果、毛髪の仕上がり感触等のパーマ剤の基本的機能が損なわれることなく、パーマ臭抑制効果に優れたパーマ剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、還元剤を含むパーマ剤第1剤中に、特定量の多孔性粉末を配合することにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、還元剤を含むパーマ剤第1剤で毛髪を処理した後に、該処理毛髪に酸化剤を含むパーマ剤第2剤を処理して使用される2剤式パーマ剤における前記パーマ剤第1剤中に、多孔性粉末をパーマ剤第1剤全量中0.01〜10質量%配合することを特徴とする前記パーマ剤第1剤である。
【0009】
本発明における還元剤は、パーマ剤第1剤処理中に硫黄臭を発生させるものであり、なかでも還元性有機チオール化合物であることが好ましい。なお、前記硫黄臭は、少なくともメルカプタン臭及び/又は硫化水素臭であることができる。
【0010】
前記本発明における多孔性粉末は、炭、活性炭、セルロース、シリカ及びゼオライトからなる群から選ばれた1種又は2種以上であることが好ましい。なお、前記炭の好適な例は、薬用炭である。
【0011】
また、前記多孔性粉末の平均粒径は、1〜100μmであることが好ましく、前記多孔性粉末の形態は、球状であることが好ましい。
【0012】
本発明において、パーマ剤としては、通常毛髪にウェーブを付与するためのパーマネントウェーブ剤、毛髪をまっ直ぐにするいわゆるストレートパーマと呼ばれる縮毛矯正用組成物を好適な例として挙げることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳述する。
【0014】
本発明はパーマ剤第1剤に関するものであるが、このパーマ剤第1剤を一構成組成物とするパーマ剤は、還元剤を含むパーマ剤第1剤で毛髪を処理した後に、該処理毛髪に酸化剤を含むパーマ剤第2剤を処理して使用される2剤式パーマ剤である。該パーマ剤は、毛髪のケラチン中に含まれているシスチンのジスルフィド結合をパーマ剤第1剤に配合した還元剤で化学的に切断させた後、次いで、パーマ剤第2剤に配合した酸化剤で処理し新たな部位でジスルフィド結合を再生するという原理を利用しているものである。
【0015】
本発明におけるパーマ剤第1剤に配合される還元剤としては、少なくともパーマ剤第1剤処理中に硫黄臭を発生させるものであれば特に限定されるものではなく、従来から用いられている公知の化合物、または将来開発されるであろう化合物が用いられる。なお、ここで硫黄臭とは、硫黄系の臭いのことであり、一般的には、パーマ臭ともいわれている臭いである。硫黄臭の具体例としては、メルカプタン臭、硫化水素臭等が挙げられるが、これらの硫黄臭が複合されたものでも構わず、例えば、少なくともメルカプタン臭及び/又は硫化水素臭であることができる。パーマ臭は、パーマ剤第1剤処理中に毛髪中のシスチン等の硫黄化合物に対し、あるいはチオール化合物自体でラジカルや求核反応を起こして発生する低分子硫黄化合物に由来する臭いである。
【0016】
本発明に用いられる従来公知の前記還元剤としては、例えば、還元性有機チオール化合物、亜硫酸又はその塩等が挙げられる。これらのうち、還元性有機チオール化合物としては、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸アンモニウム,チオグリコール酸モノエタノールアミン等のチオグリコール酸塩、システイン、システイン塩酸塩等のシステイン塩、アセチルシステインまたはその塩、チオ乳酸、チオ乳酸アンモニウム塩,チオ乳酸モノエタノールアミン塩,チオ乳酸イソプロパノールアミン塩等のチオ乳酸塩、チオプロピオン酸またはその塩、チオリンゴ酸等が挙げられる。その他、日本では使用されていないが欧米で使用されている、グリセリルモノチオグリコレート等のグリセリルチオグリコレート等のチオグリコール酸のエステル、システアミン、システアミン塩酸塩等のシステアミンの塩等も含まれる。還元剤は、1種または2種以上が任意に選択されて配合される。
【0017】
本発明における還元剤として、還元性有機チオール化合物を使用した場合、本発明の効果が特に顕著に発揮される。
【0018】
還元剤の配合量は、特に限定されないが、通常、パーマ剤第1剤中に1〜20質量%が配合される。還元剤の機能及び本発明の効果を充分に発揮する量を考慮した場合、3〜15質量%の配合が好ましい。
【0019】
本発明においては、還元剤を含むパーマ剤第1剤中に、多孔性粉末が配合される。多孔性粉末は、1種または2種以上が任意に選択されて配合される。本発明に用いられる多孔性粉末の例としては、炭、活性炭、セルロース、シリカ、ゼオライト等が好ましい例として挙げられる。これらが1種または2種以上が任意に選択されて配合される。前記多孔性粉末のうち、炭としては、例えば薬用炭;備長炭、ナラ白炭、カシ白炭、クヌギ黒炭、コナラ黒炭、カシ黒炭、ヒノキ木炭等の木炭;竹炭等を挙げることができる。これらのうち薬用炭が好ましく用いられる。また、活性炭としては、その原料に特に制限はなく、例えば木炭系、ヤシガラ系、泥炭系等が使用される。
【0020】
本発明においては、多孔性粉末の平均粒径が1〜100μmのものが好ましい(以下、粒径は単に粒径と記載するが、特に断りのない限り平均粒径である。)。粒径が小さ過ぎると(1μm未満)毛髪への吸着性や摩擦性が高くなり、きしみ感が生じ仕上がり感触が悪くなる。一方、粒径が1μm以上であると摩擦性が減少するため、きしみ感、ごわつき感のない仕上がり感触が優れたものとなるが、100μmを越えると施術中のざらざら感が生じるため好ましくない。
【0021】
本発明において、多孔性粉末の形態は球状であることが好ましい。形態が球状であると、多孔性粉末の毛髪への吸着が抑えられ摩擦性も低くなり、きしみ感、ごわつき感がない仕上がり感触の優れたものが得られる。具体的な球状多孔性粉末としては、球状セルロース、球状シリカ等が挙げられる。
【0022】
本発明においては、多孔性粉末として、薬用炭、球状セルロース、球状シリカ及びゼオライトからなる群から選ばれた1種又は2種以上を用いることにより優れた効果が得られた。
【0023】
多孔性粉末の配合量は、パーマ剤第1剤全量中0.01〜10質量%である。配合量が0.01質量%未満ではパーマ臭抑制効果を発揮することができない。一方、10質量%を越えて配合するとパーマ剤のウェーブ又は縮毛矯正効果が減少する。また、基剤硬度が上昇し、毛髪へ塗布する際の伸びやなじみといった使用感が悪くなる。特に好ましい配合量は0.1〜5質量%である。
【0024】
本発明におけるパーマ剤第1剤には、上記成分の他に通常パーマ剤その他通常化粧品分野で用いられる任意成分を本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。このような任意成分としては、例えば、有機、無機等の各種アルカリ剤、パーマ効果調整剤、カチオン、アニオン、非イオン、両性等の各種界面活性剤、多価アルコール、糖類、金属イオン封鎖剤、増粘剤、油剤、pH調整剤、各種ポリマー、保湿剤、高級アルコール、紫外線吸収剤、尿素、防腐剤、動植物の抽出エキス、香料、色素、水等が挙げられる。なお、他の公知のパーマ臭を抑制する化合物を併用することを妨げるものではない。
【0025】
前記任意配合成分のうち、アルカリ剤としては、例えば、アンモニア水、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチル−プロパンジオール、アルギニン、リジン、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
【0026】
また、パーマ効果調整剤としては、例えば、ジチオジグリコール酸又はその塩、シスチン、アセチルシスチン、シスタミン等のジスルフィド結合を有する酸化型の有機チオール化合物等が挙げられる。パーマ効果調整剤は、酸化還元反応平衡により、ウェーブや縮毛矯正効果をマイルドに調整するのに用いられ、パーマ剤の品質規格が定める範囲で配合される。
【0027】
また、界面活性剤としては、例えば、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、ジ2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤;
【0028】
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等のカチオン性界面活性剤;2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤;
【0029】
ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸グリセリン等のグリセリン脂肪酸類;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類;硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル;POEソルビタンモノオレエート(POEはポリオキシエチレンであり、以下も同様である。)等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類;POEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類;POEグリセリンモノイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類;POEモノオレエート等のPOE脂肪酸エステル類;POE2−オクチルドデシルエーテル等のPOEアルキルエーテル類;プルロニック等のプルロニック型類;POE・POPセチルエーテル(POPはポリオキシプロピレンであり、以下も同様である。)等のPOE・POPアルキルエーテル類;テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類;POEヒマシ油等のPOEヒマシ油誘導体;POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート等のPOE硬化ヒマシ油誘導体;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルグルコシド等の非イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0030】
また、多価アルコール及び糖類は湿潤剤としての機能を持ち、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、エリトリトール等が挙げられる。
【0031】
また、金属イオン封鎖剤としては、例えば、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム等が挙げられる。
【0032】
また、増粘剤としては、例えば、カラギーナン、キサンタンガム、グアガム、アラビアガム、ペクチン、マンナン、キチン、キトサン、寒天、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、サクシノグリカン、ポリアクリル酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド等が挙げられる。
【0033】
また、油剤としては、例えば、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素、ホホバ油、液状ラノリン等のロウ類、ミリスチン酸イソプロピル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン等のエステル、ヒマシ油、マカデミアナッツ油等の油脂類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状ポリシロキサン等のシリコーン油等が挙げられる。
【0034】
また、高級アルコールとしては、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等が挙げられる。
【0035】
その他、L−アスパラギン酸、グルタミン酸等のアミノ酸、コラーゲン、ケラチン、絹、大豆タンパク、小麦タンパク等の動植物由来のタンパク質の加水分解物やその誘導体等が挙げられる。
【0036】
本発明におけるパーマ剤第1剤は、前記成分を使用して常法によって調製される。なお、パーマ剤第1剤のpHは通常は4〜9.5程度に調整される。
【0037】
また、本発明におけるパーマ剤第1剤の剤型としては、透明や乳白色の液状のものから乳液状、クリーム状、ジェル状、泡状、エアゾールタイプやスプレータイプ等が挙げられる。
【0038】
本発明において前記パーマ剤第1剤とともに使用される酸化剤を含む第2剤中の酸化剤としては、一般にパーマ剤第2剤中に配合される酸化剤成分が用いられる。酸化剤の例を挙げれば、例えば、過酸化水素、臭素酸又は臭素酸ナトリウム等の臭素酸の塩等である。その他、パーマ剤第2剤に一般に配合される成分を適宜配合してパーマ剤第2剤が調製される。
【0039】
本発明のパーマ剤としては、通常毛髪にウェーブを付与するためのパーマネントウェーブ剤、毛髪をまっ直ぐにするいわゆるストレートパーマと呼ばれる縮毛矯正用組成物、さらに毛髪をカールさせるパーマ剤等が挙げられる。また、本発明のパーマ剤第1剤、第2剤を用いた施術法については特に制限されるものではなく、従来公知の方法が用いられる。例えば、パーマネントウェーブ剤の場合、ロッド又はカーラーに巻きつけた毛髪に還元剤を配合した第1剤を塗布し、頭部をキャップで覆って放置する。これによって、毛髪中のケラチン蛋白質に含まれているシスチンのジスルフィド結合は還元切断され、メルカプト基を生成する。所定時間経過した後、キャップを取り外して毛髪に酸化剤を配合した第2剤を塗布して放置し、メルカプト基を酸化して毛髪にジスルフィド結合を再生させ、ウェーブを固定させた後、ロッド又はカーラーを外す。その後は毛髪を水洗し、ブロー乾燥、ブラッシング等で仕上げをする。なお、その他の縮毛矯正用組成物等の場合も、上記方法に準じて毛髪にパーマ剤第1剤処理を行った後、同毛髪にパーマ剤第2剤処理を行う操作を行う。また、第1剤、第2剤の使用量は適宜選定される。
【0040】
【実施例】
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は質量%である。
【0041】
[実施例1〜7、比較例1〜5]
表1、2に示す組成、配合量のクリームタイプのパーマ剤第1剤(縮毛矯正剤用)を調製した。調製方法は以下のとおりである。
【0042】
(調製方法)
(9)の一部に(1)〜(5)を添加し均一溶解した。次いで、これに、別途加熱溶解した(6)に(7)、(8)を添加し均一溶解した。次に(9)及び(10)〜(16)を添加し、最後に(9)の残部を添加し均一に攪拌した。なお、pHは全て9.0に調整した。
【0043】
次いで、実施例1〜7及び比較例1〜5のパーマ剤第1剤を用いて、パーマ臭抑制効果、毛髪の仕上がり感触、パーマ効果について評価試験を実施した。以下、用いた試験方法について記載する。
【0044】
(1)臭気測定及び臭気抑制効果
200ml三角フラスコ中に化学的にパーマ、カラー及びブリーチ処理のされていない未損傷毛を1gを入れ、パーマ剤第1剤を2g加え毛髪になじませた後、30℃で15分放置した後の硫化水素、メチルメルカプタン濃度を検知管を用いて測定した。検知管はガステック社のキットを用いた。さらに、官能テストにより臭気を評価した。官能テストにおける評価基準は以下のとおりである。
【0045】
〈臭気の評価基準〉
◎…パーマ臭をかなり抑制できている。
○…パーマ臭をやや抑制できている。
△…パーマ臭をほとんど抑制できていない
×…パーマ臭を抑制できていない
【0046】
(2)毛髪の仕上がり感触評価
化学的にパーマ、カラー及びブリーチ処理のされていない未損傷毛を3g束ね、根元を接着し、毛束を作成した。この毛束に30℃、15分の条件でパーマ剤第1剤で処理し、中間水洗を30℃のぬるま湯をアプリケーター使い15秒行い、さらに下記処方のパーマ剤第2剤(pH2.8)で30℃、15分の常法による処理を行った。処理した毛髪に対しきしみ感、ごわつき感等の仕上がり感触の官能評価を行った。なお、評価は3個のサンプルの平均である。また、評価基準は下記のとおりである
【0047】
【0048】
〈評価基準〉
(仕上がり感触)
○…髪がなめらかで、くし通りがよく、感触が優れている。
△…やや髪にきしみ、ごわつきがある。
×…髪にきしみ、ごわつきがあり、感触が悪い。
【0049】
(3)機能(パーマ効果)評価
前項、仕上がり感触評価で用いた処理毛髪のストレート効果について、視覚的に評価した。
【0050】
〈評価基準〉
○…ストレート効果がある。
△…ストレート効果がややない。
×…ストレート効果がない。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
上記実施例1〜7、比較例1〜5のパーマ剤第1剤及びそれらを用いたパーマ剤の評価結果を表3に示す。
【0054】
【表3】
【0055】
表3から分かるように、薬用炭、活性炭、球状セルロース、疎水性ゼオライト、球状シリカの多孔性粉末を0.01〜10質量%の範囲で配合した実施例1〜7のパーマ剤第1剤は、いずれもパーマ臭抑制効果が優れていた。また、第2剤を用いてパーマ剤処理を行った毛髪のパーマの仕上がりの感触やストレート効果は優れていた。
【0056】
これらに対して、パーマ剤第1剤に薬用炭等の多孔性粉末を配合しない比較例1及び配合量が少ない比較例2は、いずれもパーマ臭抑制効果が劣るものであった。また、多孔性粉末の配合量が多い比較例3は、第2剤を用いたパーマの仕上がりの感触やストレート効果において劣るものであった。また、これまでパーマ臭を抑制する効果があると考えられていた酸化亜鉛については、比較例4に示したようにパーマ臭抑制効果は高かったものの、第2剤を用いたパーマの仕上がりの感触やストレート効果において劣るものであった。また、シクロデキストリンについても(比較例5)、パーマ臭抑制効果が劣るものであった。
【0057】
以下、種々の処方の本発明パーマ剤第1剤を実施例として示す。製造は実施例1〜7と同様にして行った。パーマ剤第1剤のpHはいずれもpH9に調整した。これらについて上記表3と同様の項目につき効果試験を行ったところ、いずれも優れた結果が得られた。なお、ウェーブタイプのパーマ剤についてのパーマ効果はストレート効果に変えてウェーブ効果を評価した。また、パーマ剤第2剤は、前記本発明の試験方法について記載中の[パーマ剤第2剤処方]で得られたものを用いた。
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、毛髪にきしみ感、ごわつき感のない仕上がり感触、ウェーブ、ストレート等のパーマ剤の機能を損なうことなく、パーマ臭抑制効果に優れたパーマ剤が得られる。
【発明の属する技術分野】
本発明はパーマネントウェーブ剤、縮毛矯正用組成物等のパーマ剤に関する。さらに詳しくは、パーマ処理後のウェーブやストレート効果、毛髪の仕上がり感触を損なうことなく、パーマ処理中に発生するメルカプタン臭や硫化水素臭といった硫黄臭の発生を低減させたパーマ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーマネントウェーブ剤、縮毛矯正用組成物等のようなパーマ剤は、毛髪のケラチン中に含まれているシスチンのジスルフィド結合をパーマ剤第1剤に配合した還元剤で化学的に切断させた後、次いで、パーマ剤第2剤に配合した酸化剤で処理し新たな部位でジスルフィド結合を再生するという原理を利用している。そして、上記還元剤としてはチオグリコール酸又はその塩、システイン又はその塩、アセチルシステインまたはその塩、チオ乳酸塩、システアミンまたはその塩、チオグリセロール、チオグリコール酸グリセリンエステル等の有機チオール化合物等が使用されている。これら有機チオール化合物は毛髪中のジスルフィド結合を切断させるだけでなく、毛髪中のシスチン等の硫黄化合物に対し、あるいはチオール化合物自体でラジカルや求核反応を起こして、低分子硫黄化合物を生成させる。この低分子硫黄化合物は、メルカプタン臭や硫化水素臭といった硫黄臭、いわゆるパーマ臭とよばれる不快な臭いを有し、その不快臭は施術中の被施術者、施術者に強い刺激を与えたり、室内に滞って他の顧客等に不快感を与えたりする。さらに、施術後には毛髪に残り、数回のシャンプーでも除去することができず、被施術者にとって極度の不快感を伴うものである。
【0003】
このようなパーマ処理中に発生する不快臭に対し、パーマネントウェーブ用第1剤中に、例えばp−ジアセチルベンゼン、メチル−β−ナフチルケトン等の化合物を包接させたシクロデキストリンを配合(特許文献1参照)、p−ニトロアセトフェノン、メチル−β−ナフチルケトン等の化合物を包接させたシクロデキストリンを配合(特許文献2参照)、メチル化サイクロデキストリンを配合(特許文献3参照)等の技術が開示され、さらに酸化亜鉛と二酸化チタン及び水の緊密結合体粒子の集合体からなる白色微粉末を含有した毛髪もしくは体毛処理及び処理後に適用する脱臭効果を有する組成物(特許文献4参照)、亜鉛化合物を含有した毛髪処理組成物(特許文献5参照)等の技術も開示されている。また、ウイキョウ、オレンジ、チョウジ、マツ、ハッカ、ユーカリ、マンネンロウ、ローマカミツレから得られる天然精油を配合してパーマ不快臭を抑制させる(特許文献6参照)試みもなされてきた。また、最近では還元剤に加えて静的吸収能を有する架橋したカルボキシメチルセルロースナトリウム、平均粒子径が250μmより小さい木材のおがくず及び粉末、変性デンプン及びある種のポリアクリレートの有機吸収剤を含む還元性組成物を使用するケラチン物質のパーマネント変形方法の技術開示がある(特許文献7参照)。しかしながら、いずれも不快臭低減という問題点を満足させるものではなかった。また酸化亜鉛、酸化チタンを配合した場合は、ウェーブやストレート効果が低減したり、毛髪にごわつき感やきしみ感といった好ましくない感触を生じ、仕上がり感が損なわれるといった問題があった。
【0004】
このように、従来のパーマ処理中の不快臭を抑制させる方法は満足できるものではなく、毛髪にきしみ感やごわつき感を生じ、毛髪の感触を損ってしまう等の問題があった。したがって、このようなきしみ感やごわつき感のない感触や、さらにはウェーブ効果や縮毛矯正効果といった基本機能を損なうことなく、パーマ処理中のメルカプタン臭や硫化水素臭といったパーマ臭の少ないパーマ剤の開発が望まれていた。
【0005】
【特許文献1】
特公平3−43243号公報
【特許文献2】
特公平3−43244号公報
【特許文献3】
特公平4−71887号公報
【特許文献4】
公開平2−56411号公報
【特許文献5】
特表2001−513810号公報
【特許文献6】
特開平8−277210号公報
【特許文献7】
特開2002−114651号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ウェーブ、ストレート等のパーマ効果、毛髪の仕上がり感触等のパーマ剤の基本的機能が損なわれることなく、パーマ臭抑制効果に優れたパーマ剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、還元剤を含むパーマ剤第1剤中に、特定量の多孔性粉末を配合することにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、還元剤を含むパーマ剤第1剤で毛髪を処理した後に、該処理毛髪に酸化剤を含むパーマ剤第2剤を処理して使用される2剤式パーマ剤における前記パーマ剤第1剤中に、多孔性粉末をパーマ剤第1剤全量中0.01〜10質量%配合することを特徴とする前記パーマ剤第1剤である。
【0009】
本発明における還元剤は、パーマ剤第1剤処理中に硫黄臭を発生させるものであり、なかでも還元性有機チオール化合物であることが好ましい。なお、前記硫黄臭は、少なくともメルカプタン臭及び/又は硫化水素臭であることができる。
【0010】
前記本発明における多孔性粉末は、炭、活性炭、セルロース、シリカ及びゼオライトからなる群から選ばれた1種又は2種以上であることが好ましい。なお、前記炭の好適な例は、薬用炭である。
【0011】
また、前記多孔性粉末の平均粒径は、1〜100μmであることが好ましく、前記多孔性粉末の形態は、球状であることが好ましい。
【0012】
本発明において、パーマ剤としては、通常毛髪にウェーブを付与するためのパーマネントウェーブ剤、毛髪をまっ直ぐにするいわゆるストレートパーマと呼ばれる縮毛矯正用組成物を好適な例として挙げることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳述する。
【0014】
本発明はパーマ剤第1剤に関するものであるが、このパーマ剤第1剤を一構成組成物とするパーマ剤は、還元剤を含むパーマ剤第1剤で毛髪を処理した後に、該処理毛髪に酸化剤を含むパーマ剤第2剤を処理して使用される2剤式パーマ剤である。該パーマ剤は、毛髪のケラチン中に含まれているシスチンのジスルフィド結合をパーマ剤第1剤に配合した還元剤で化学的に切断させた後、次いで、パーマ剤第2剤に配合した酸化剤で処理し新たな部位でジスルフィド結合を再生するという原理を利用しているものである。
【0015】
本発明におけるパーマ剤第1剤に配合される還元剤としては、少なくともパーマ剤第1剤処理中に硫黄臭を発生させるものであれば特に限定されるものではなく、従来から用いられている公知の化合物、または将来開発されるであろう化合物が用いられる。なお、ここで硫黄臭とは、硫黄系の臭いのことであり、一般的には、パーマ臭ともいわれている臭いである。硫黄臭の具体例としては、メルカプタン臭、硫化水素臭等が挙げられるが、これらの硫黄臭が複合されたものでも構わず、例えば、少なくともメルカプタン臭及び/又は硫化水素臭であることができる。パーマ臭は、パーマ剤第1剤処理中に毛髪中のシスチン等の硫黄化合物に対し、あるいはチオール化合物自体でラジカルや求核反応を起こして発生する低分子硫黄化合物に由来する臭いである。
【0016】
本発明に用いられる従来公知の前記還元剤としては、例えば、還元性有機チオール化合物、亜硫酸又はその塩等が挙げられる。これらのうち、還元性有機チオール化合物としては、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸アンモニウム,チオグリコール酸モノエタノールアミン等のチオグリコール酸塩、システイン、システイン塩酸塩等のシステイン塩、アセチルシステインまたはその塩、チオ乳酸、チオ乳酸アンモニウム塩,チオ乳酸モノエタノールアミン塩,チオ乳酸イソプロパノールアミン塩等のチオ乳酸塩、チオプロピオン酸またはその塩、チオリンゴ酸等が挙げられる。その他、日本では使用されていないが欧米で使用されている、グリセリルモノチオグリコレート等のグリセリルチオグリコレート等のチオグリコール酸のエステル、システアミン、システアミン塩酸塩等のシステアミンの塩等も含まれる。還元剤は、1種または2種以上が任意に選択されて配合される。
【0017】
本発明における還元剤として、還元性有機チオール化合物を使用した場合、本発明の効果が特に顕著に発揮される。
【0018】
還元剤の配合量は、特に限定されないが、通常、パーマ剤第1剤中に1〜20質量%が配合される。還元剤の機能及び本発明の効果を充分に発揮する量を考慮した場合、3〜15質量%の配合が好ましい。
【0019】
本発明においては、還元剤を含むパーマ剤第1剤中に、多孔性粉末が配合される。多孔性粉末は、1種または2種以上が任意に選択されて配合される。本発明に用いられる多孔性粉末の例としては、炭、活性炭、セルロース、シリカ、ゼオライト等が好ましい例として挙げられる。これらが1種または2種以上が任意に選択されて配合される。前記多孔性粉末のうち、炭としては、例えば薬用炭;備長炭、ナラ白炭、カシ白炭、クヌギ黒炭、コナラ黒炭、カシ黒炭、ヒノキ木炭等の木炭;竹炭等を挙げることができる。これらのうち薬用炭が好ましく用いられる。また、活性炭としては、その原料に特に制限はなく、例えば木炭系、ヤシガラ系、泥炭系等が使用される。
【0020】
本発明においては、多孔性粉末の平均粒径が1〜100μmのものが好ましい(以下、粒径は単に粒径と記載するが、特に断りのない限り平均粒径である。)。粒径が小さ過ぎると(1μm未満)毛髪への吸着性や摩擦性が高くなり、きしみ感が生じ仕上がり感触が悪くなる。一方、粒径が1μm以上であると摩擦性が減少するため、きしみ感、ごわつき感のない仕上がり感触が優れたものとなるが、100μmを越えると施術中のざらざら感が生じるため好ましくない。
【0021】
本発明において、多孔性粉末の形態は球状であることが好ましい。形態が球状であると、多孔性粉末の毛髪への吸着が抑えられ摩擦性も低くなり、きしみ感、ごわつき感がない仕上がり感触の優れたものが得られる。具体的な球状多孔性粉末としては、球状セルロース、球状シリカ等が挙げられる。
【0022】
本発明においては、多孔性粉末として、薬用炭、球状セルロース、球状シリカ及びゼオライトからなる群から選ばれた1種又は2種以上を用いることにより優れた効果が得られた。
【0023】
多孔性粉末の配合量は、パーマ剤第1剤全量中0.01〜10質量%である。配合量が0.01質量%未満ではパーマ臭抑制効果を発揮することができない。一方、10質量%を越えて配合するとパーマ剤のウェーブ又は縮毛矯正効果が減少する。また、基剤硬度が上昇し、毛髪へ塗布する際の伸びやなじみといった使用感が悪くなる。特に好ましい配合量は0.1〜5質量%である。
【0024】
本発明におけるパーマ剤第1剤には、上記成分の他に通常パーマ剤その他通常化粧品分野で用いられる任意成分を本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。このような任意成分としては、例えば、有機、無機等の各種アルカリ剤、パーマ効果調整剤、カチオン、アニオン、非イオン、両性等の各種界面活性剤、多価アルコール、糖類、金属イオン封鎖剤、増粘剤、油剤、pH調整剤、各種ポリマー、保湿剤、高級アルコール、紫外線吸収剤、尿素、防腐剤、動植物の抽出エキス、香料、色素、水等が挙げられる。なお、他の公知のパーマ臭を抑制する化合物を併用することを妨げるものではない。
【0025】
前記任意配合成分のうち、アルカリ剤としては、例えば、アンモニア水、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチル−プロパンジオール、アルギニン、リジン、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
【0026】
また、パーマ効果調整剤としては、例えば、ジチオジグリコール酸又はその塩、シスチン、アセチルシスチン、シスタミン等のジスルフィド結合を有する酸化型の有機チオール化合物等が挙げられる。パーマ効果調整剤は、酸化還元反応平衡により、ウェーブや縮毛矯正効果をマイルドに調整するのに用いられ、パーマ剤の品質規格が定める範囲で配合される。
【0027】
また、界面活性剤としては、例えば、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、ジ2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤;
【0028】
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等のカチオン性界面活性剤;2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤;
【0029】
ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸グリセリン等のグリセリン脂肪酸類;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類;硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル;POEソルビタンモノオレエート(POEはポリオキシエチレンであり、以下も同様である。)等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類;POEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類;POEグリセリンモノイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類;POEモノオレエート等のPOE脂肪酸エステル類;POE2−オクチルドデシルエーテル等のPOEアルキルエーテル類;プルロニック等のプルロニック型類;POE・POPセチルエーテル(POPはポリオキシプロピレンであり、以下も同様である。)等のPOE・POPアルキルエーテル類;テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類;POEヒマシ油等のPOEヒマシ油誘導体;POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート等のPOE硬化ヒマシ油誘導体;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルグルコシド等の非イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0030】
また、多価アルコール及び糖類は湿潤剤としての機能を持ち、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、エリトリトール等が挙げられる。
【0031】
また、金属イオン封鎖剤としては、例えば、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム等が挙げられる。
【0032】
また、増粘剤としては、例えば、カラギーナン、キサンタンガム、グアガム、アラビアガム、ペクチン、マンナン、キチン、キトサン、寒天、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、サクシノグリカン、ポリアクリル酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド等が挙げられる。
【0033】
また、油剤としては、例えば、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素、ホホバ油、液状ラノリン等のロウ類、ミリスチン酸イソプロピル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン等のエステル、ヒマシ油、マカデミアナッツ油等の油脂類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状ポリシロキサン等のシリコーン油等が挙げられる。
【0034】
また、高級アルコールとしては、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等が挙げられる。
【0035】
その他、L−アスパラギン酸、グルタミン酸等のアミノ酸、コラーゲン、ケラチン、絹、大豆タンパク、小麦タンパク等の動植物由来のタンパク質の加水分解物やその誘導体等が挙げられる。
【0036】
本発明におけるパーマ剤第1剤は、前記成分を使用して常法によって調製される。なお、パーマ剤第1剤のpHは通常は4〜9.5程度に調整される。
【0037】
また、本発明におけるパーマ剤第1剤の剤型としては、透明や乳白色の液状のものから乳液状、クリーム状、ジェル状、泡状、エアゾールタイプやスプレータイプ等が挙げられる。
【0038】
本発明において前記パーマ剤第1剤とともに使用される酸化剤を含む第2剤中の酸化剤としては、一般にパーマ剤第2剤中に配合される酸化剤成分が用いられる。酸化剤の例を挙げれば、例えば、過酸化水素、臭素酸又は臭素酸ナトリウム等の臭素酸の塩等である。その他、パーマ剤第2剤に一般に配合される成分を適宜配合してパーマ剤第2剤が調製される。
【0039】
本発明のパーマ剤としては、通常毛髪にウェーブを付与するためのパーマネントウェーブ剤、毛髪をまっ直ぐにするいわゆるストレートパーマと呼ばれる縮毛矯正用組成物、さらに毛髪をカールさせるパーマ剤等が挙げられる。また、本発明のパーマ剤第1剤、第2剤を用いた施術法については特に制限されるものではなく、従来公知の方法が用いられる。例えば、パーマネントウェーブ剤の場合、ロッド又はカーラーに巻きつけた毛髪に還元剤を配合した第1剤を塗布し、頭部をキャップで覆って放置する。これによって、毛髪中のケラチン蛋白質に含まれているシスチンのジスルフィド結合は還元切断され、メルカプト基を生成する。所定時間経過した後、キャップを取り外して毛髪に酸化剤を配合した第2剤を塗布して放置し、メルカプト基を酸化して毛髪にジスルフィド結合を再生させ、ウェーブを固定させた後、ロッド又はカーラーを外す。その後は毛髪を水洗し、ブロー乾燥、ブラッシング等で仕上げをする。なお、その他の縮毛矯正用組成物等の場合も、上記方法に準じて毛髪にパーマ剤第1剤処理を行った後、同毛髪にパーマ剤第2剤処理を行う操作を行う。また、第1剤、第2剤の使用量は適宜選定される。
【0040】
【実施例】
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は質量%である。
【0041】
[実施例1〜7、比較例1〜5]
表1、2に示す組成、配合量のクリームタイプのパーマ剤第1剤(縮毛矯正剤用)を調製した。調製方法は以下のとおりである。
【0042】
(調製方法)
(9)の一部に(1)〜(5)を添加し均一溶解した。次いで、これに、別途加熱溶解した(6)に(7)、(8)を添加し均一溶解した。次に(9)及び(10)〜(16)を添加し、最後に(9)の残部を添加し均一に攪拌した。なお、pHは全て9.0に調整した。
【0043】
次いで、実施例1〜7及び比較例1〜5のパーマ剤第1剤を用いて、パーマ臭抑制効果、毛髪の仕上がり感触、パーマ効果について評価試験を実施した。以下、用いた試験方法について記載する。
【0044】
(1)臭気測定及び臭気抑制効果
200ml三角フラスコ中に化学的にパーマ、カラー及びブリーチ処理のされていない未損傷毛を1gを入れ、パーマ剤第1剤を2g加え毛髪になじませた後、30℃で15分放置した後の硫化水素、メチルメルカプタン濃度を検知管を用いて測定した。検知管はガステック社のキットを用いた。さらに、官能テストにより臭気を評価した。官能テストにおける評価基準は以下のとおりである。
【0045】
〈臭気の評価基準〉
◎…パーマ臭をかなり抑制できている。
○…パーマ臭をやや抑制できている。
△…パーマ臭をほとんど抑制できていない
×…パーマ臭を抑制できていない
【0046】
(2)毛髪の仕上がり感触評価
化学的にパーマ、カラー及びブリーチ処理のされていない未損傷毛を3g束ね、根元を接着し、毛束を作成した。この毛束に30℃、15分の条件でパーマ剤第1剤で処理し、中間水洗を30℃のぬるま湯をアプリケーター使い15秒行い、さらに下記処方のパーマ剤第2剤(pH2.8)で30℃、15分の常法による処理を行った。処理した毛髪に対しきしみ感、ごわつき感等の仕上がり感触の官能評価を行った。なお、評価は3個のサンプルの平均である。また、評価基準は下記のとおりである
【0047】
【0048】
〈評価基準〉
(仕上がり感触)
○…髪がなめらかで、くし通りがよく、感触が優れている。
△…やや髪にきしみ、ごわつきがある。
×…髪にきしみ、ごわつきがあり、感触が悪い。
【0049】
(3)機能(パーマ効果)評価
前項、仕上がり感触評価で用いた処理毛髪のストレート効果について、視覚的に評価した。
【0050】
〈評価基準〉
○…ストレート効果がある。
△…ストレート効果がややない。
×…ストレート効果がない。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
上記実施例1〜7、比較例1〜5のパーマ剤第1剤及びそれらを用いたパーマ剤の評価結果を表3に示す。
【0054】
【表3】
【0055】
表3から分かるように、薬用炭、活性炭、球状セルロース、疎水性ゼオライト、球状シリカの多孔性粉末を0.01〜10質量%の範囲で配合した実施例1〜7のパーマ剤第1剤は、いずれもパーマ臭抑制効果が優れていた。また、第2剤を用いてパーマ剤処理を行った毛髪のパーマの仕上がりの感触やストレート効果は優れていた。
【0056】
これらに対して、パーマ剤第1剤に薬用炭等の多孔性粉末を配合しない比較例1及び配合量が少ない比較例2は、いずれもパーマ臭抑制効果が劣るものであった。また、多孔性粉末の配合量が多い比較例3は、第2剤を用いたパーマの仕上がりの感触やストレート効果において劣るものであった。また、これまでパーマ臭を抑制する効果があると考えられていた酸化亜鉛については、比較例4に示したようにパーマ臭抑制効果は高かったものの、第2剤を用いたパーマの仕上がりの感触やストレート効果において劣るものであった。また、シクロデキストリンについても(比較例5)、パーマ臭抑制効果が劣るものであった。
【0057】
以下、種々の処方の本発明パーマ剤第1剤を実施例として示す。製造は実施例1〜7と同様にして行った。パーマ剤第1剤のpHはいずれもpH9に調整した。これらについて上記表3と同様の項目につき効果試験を行ったところ、いずれも優れた結果が得られた。なお、ウェーブタイプのパーマ剤についてのパーマ効果はストレート効果に変えてウェーブ効果を評価した。また、パーマ剤第2剤は、前記本発明の試験方法について記載中の[パーマ剤第2剤処方]で得られたものを用いた。
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、毛髪にきしみ感、ごわつき感のない仕上がり感触、ウェーブ、ストレート等のパーマ剤の機能を損なうことなく、パーマ臭抑制効果に優れたパーマ剤が得られる。
Claims (9)
- 還元剤を含むパーマ剤第1剤で毛髪を処理した後に、該処理毛髪に酸化剤を含むパーマ剤第2剤を処理して使用される2剤式パーマ剤における前記パーマ剤第1剤中に、多孔性粉末をパーマ剤第1剤全量中0.01〜10質量%配合することを特徴とする前記パーマ剤第1剤。
- 還元剤が、パーマ剤第1剤処理中に硫黄臭を発生させるものである請求項1記載のパーマ剤第1剤。
- 硫黄臭が、少なくともメルカプタン臭及び/又は硫化水素臭である請求項2記載のパーマ剤第1剤。
- 還元剤が、還元性有機チオール化合物である請求項1乃至3のいずれか一項に記載のパーマ剤第1剤。
- 多孔性粉末が、炭、活性炭、セルロース、シリカ及びゼオライトからなる群から選ばれた1種又は2種以上である請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパーマ剤第1剤。
- 炭が、薬用炭である請求項5記載のパーマ剤第1剤。
- 多孔性粉末の平均粒径が1〜100μmである請求項1乃至6のいずれか一項に記載のパーマ剤第1剤。
- 多孔性粉末の形態が球状である請求項1乃至7のいずれか一項に記載のパーマ剤第1剤。
- パーマ剤が、パーマネントウェーブ剤又は縮毛矯正用組成物である請求項1乃至8のいずれか一項に記載のパーマ剤第1剤。
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