JP2019167298A - 酸化染毛剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭を低減させた酸化染毛剤の提供。【解決手段】(a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末並びに(b)アンモニア及びモノエタノールアミンから選ばれる少なくとも一種以上を含有することを特徴とする酸化染毛剤1剤であり、毛髪への塗布時及び塗布後に生じるアンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭を低減させることができる酸化染毛剤を提供する。【選択図】なし

Description

本発明は、アンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭を低減させた酸化染毛剤に関する。
酸化染毛剤は、永久染毛剤の一種であり、一般に酸化染料とアルカリ剤を含む1剤と、過酸化水素を含む2剤から構成される。酸化染毛剤の染毛メカニズムは、1剤中の酸化染料が2剤中の過酸化水素によって酸化されることによって発色するものである。また、2剤中の過酸化水素は、毛髪のメラニンを酸化分解し、毛髪を脱色させる働きも有する。さらに、1剤中のアルカリ剤は、毛髪を膨潤させることによって酸化染料を毛髪の内部へ浸透しやすくする働きを有している。
アルカリ剤としては、主にアンモニアやモノエタノールアミン等が用いられている。しかしながら、これらのアルカリ剤を含む1剤は強い不快臭を有するため、美容師、理容師等の施術者だけでなく、施術される側も不快になったり気分が悪くなったりすることが問題であった。そこで、酸化染毛剤に含まれるアンモニアやモノエタノールアミン由来の不快臭を低減するために、これまでにもさまざまな技術が提案されてきた。
例えば、これまでに、グアニジウム塩、アルカノールアミン、アンモニア及び高級アルコールを含有することを特徴とする染毛用第1剤組成物(特許文献1)、炭化水素類、アルコール類、フェノール類、アルデヒド類及び/又はアセタール類、ケトン類及び/又はケタール類、エーテル類、合成ムスク類、含窒素及び/又は含硫及び/又は含ハロゲン化合物、天然香料からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の香料を含有することを特徴とする頭髪化粧料用のマスキング組成物(特許文献2)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、カチオン性界面活性剤、炭酸アンモニウム、並びにシステイン及び/又はその塩を含有することを特徴とする毛髪脱色用又は酸化染毛剤用組成物(特許文献3)等の技術が提案されてきた。しかしながら、アンモニアやモノエタノールアミン由来の不快臭を十分に低減するまでには至っていない現状がある。
また、他の従来技術として、ポリメチルシルセスキオキサン及びアルカリ剤としてアンモニアとモノエタノールアミンを含有する酸化型染毛剤1剤(特許文献4)があり、アンモニアやモノエタノールアミン由来の不快臭を低減する効果を有した技術である。しかしながら、ポリメチルシルセスキオキサンは粉末状のシリコーン高分子であり、天然高分子のような生分解性は無い。また、ポリメチルシルセスキオキサンのように粒径が小さい合成高分子は、これらを含む化粧料を使用した後に水で洗い流す行為により、排水溝を通じて海へ流れ出て、海洋生物へ影響を及ぼす懸念が近年指摘されている。そのため、環境への負荷のより少ない技術の向上が望まれていた。
多孔性セルロース粉末は、滑らかな手触り、皮膚への低刺激性、通気性を有し、感触改良剤として種々の化粧品に用いられている。しかしながら、多孔性セルロース粉末が、酸化染毛剤中に含有されるアンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭を低減させる効果を有することはこれまで知られていなかった。
特開1998−025230号公報 特開2003−137758号公報 特開2007−001890号公報 特許第3930422号
本発明は、アンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭を低減させた酸化染毛剤を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、(a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末並びに(b)アンモニア及びモノエタノールアミンから選ばれる少なくとも一種以上を含有することを特徴とする酸化染毛剤を提供するものである。
また、本発明は、(a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末の含有量が0.01〜10重量%であることを特徴とする酸化染毛剤を提供するものである。
また、本発明は、(b)アンモニア及びモノエタノールアミンから選ばれる少なくとも一種以上を含有する酸化染毛剤に、(a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末を含有させることによって、酸化染毛剤中に含まれるアンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭を低減する方法を提供するものである。
本発明の酸化染毛剤は、アンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭を低減させたものである。
本発明における(a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末は、化粧料に通常用いられるものであれば良く、セルロース又はセルロースエステルから製造される。(a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末の形状は特に限定されないが、毛髪への処理後のきしみ感、ごわつき感の無さの点から球状が好ましい。
(a)多孔性セルロース粉末の平均粒子径は1〜20μmの範囲である。平均粒子径が1μm未満であると、本発明の目的であるアンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭の低減が十分に達成できない。一方、平均粒子径が20μmを超えると、処理後の毛髪にきしみ、ごわつきを感じるようになる。尚、本発明における平均粒子径は、レーザー回折・散乱法により粒度分布を測定することで求められる。
(a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末は、市販のものを用いても良く、例えばセルフロー C−25(JNC株式会社、平均粒子径8〜12μm)、セルフロー TA−25(JNC株式会社、平均粒子径4〜12μm)等を使用することができる。
(a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末の含有量は特に限定されないが、0.01〜10重量%が好ましい。0.01重量%未満であると、本発明の目的であるアンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭の低減を達成できない場合がある。一方、10重量%を超えると、処理後の毛髪にきしみ、ごわつきを感じる場合がある。
本発明における(b)アンモニア及びモノエタノールアミンから選ばれる少なくとも一種以上は、通常の酸化染毛剤におけるアルカリ剤であり、毛髪を膨潤させることによって酸化染料を毛髪内部へ浸透させる役割を果たしており、酸化染毛剤中に含有されている。
(b)アンモニア及びモノエタノールアミンから選ばれる少なくとも一種以上の含有量は特に限定されないが、2.0〜5.0重量%が好ましい。2.0重量%未満であると、酸化染料の発色が不充分になり、染色性に影響を及ぼす場合がある。一方、5.0重量%を超えると、酸化染毛剤の経時安定性に影響を及ぼす場合がある。
本発明の酸化染毛剤中には、染料として酸化染料が含有されている。酸化染料としては、例えばパラフェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、オルトアミノフェノール、パラアミノフェノール等を含有することができる。これらの酸化染料は、単独で使用しても良いし、二種類以上を併用しても良い。
また、本発明の酸化染毛剤中には、酸化染料以外の染料として、例えばレゾルシン、5−アミノオルトクレゾール、メタアミノフェノール等のカップラー、ニトロパラフェニレンジアミン、パラニトロオルトフェニレンジアミン等の直接染料を含有することもできる。
さらに、本発明の酸化染毛剤中には、他の成分として例えば油脂類、ロウ類、炭化水素類、多価アルコール類、アミド類、シリコーン類、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性高分子、アニオン性高分子、両性高分子、アミノ酸類、ビタミン類、キレート剤、防腐剤、安定化剤、酸化防止剤、植物抽出物、色素、香料、顔料、紫外線吸収剤等を含有することができる。
本発明の酸化染毛剤の剤型は特に限定されることは無く、例えば乳液状、クリーム状、ペースト状等を採用することができる。
試験1 検知管を用いたアンモニア由来の不快臭の評価
(試験方法)
平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末※1を三角フラスコに1g測り取り、被験物質がフラスコ底面に広がるように三角フラスコを軽く振とうさせた。100mLのライン入り気密バイアルに、アンモニア水(25%)を0.2g測り取り、直ちに栓をして40℃の恒温槽にて2時間以上放置した。その後、気密バイアル中の気相をガスタイトシリンジにて1mL吸引して三角フラスコへ入れ、直ちにアルミホイルで蓋をし、室温にて30分放置した。アンモニア測定用検知管(3L、株式会社ガステック)にて、三角フラスコ気相中のアンモニア量を測定し、結果を表1に示した。尚、吸引量は50mL、吸引後30秒間静止した後の値から算出した値を三角フラスコ気相中のアンモニア量とした。
※1 セルフロー C−25(JNC株式会社)
試験2 検知管を用いたモノエタノールアミン由来の不快臭の評価
(試験方法)
150mLのガラス容器にモノエタノールアミン80%水溶液を0.2g計り取り、直ちにアルミホイルで蓋をし、40℃にて2時間放置した。その後、平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末を1g計り取り、直ちにアルミホイルで蓋をし、被験物質が底面付近に広がるように軽く振とうさせた後、さらに40℃にて2時間放置した。アミン類測定用検知管(180L、株式会社ガステック)にて、ガラス容器気相中のアミン量を測定し、結果を表1に示した。尚、吸引量は100mL、吸引後1分間静止した後の値から算出した値をガラス容器気相中のモノエタノールアミン量とした。
表1に示したように、多孔性セルロース粉末は、アンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭の低減作用を有することが明らかとなった。
以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらに限定されるものではない。尚、含有量については、他に指定の無い限り重量%を示す。
表2に挙げた組成を有するクリームタイプの酸化染毛剤1剤を、下記方法にて調製した。
(調製方法)
成分1〜10を均一混合して80℃に加温して油相とする。成分11〜14を均一混合して80℃に加温して水相とする。油相に水相を加えて乳化し、80℃にて20分間撹拌した後、冷却を開始する。68℃で成分15を添加し、40℃で成分16を添加し、30℃で冷却停止することにより、酸化染毛剤1剤を得た。
表2に示した酸化染毛剤1剤を用いて、以下の方法にて、アンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭、毛髪の感触について官能評価を行った。
試験3 官能によるアンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭の評価
(試験方法)
表2に示した酸化染毛剤1剤を用いて、専門パネル10名による臭いの官能評価を行い、以下の基準にて示した。
(評価基準)
◎:9名又は10名が不快臭を感じないと評価した。
○:6名〜8名が不快臭を感じないと評価した。
△:3名〜5名が不快臭を感じないと評価した。
×:不快臭を感じないと評価した人が2名以下。
試験4 官能による毛髪の感触評価
(試験方法)
以下に示した酸化染毛剤2剤を調製し、これと表2に示した酸化染毛剤1剤とを1gずつ混合し、約1gの毛束に塗布した。30℃にて20分間放置後、毛束を水洗し、ドライヤーで乾燥させた。以下に示す基準にて、専門パネル10名による毛髪のきしみ感及びごわつき感の評価を行った。
(酸化染毛剤2剤)
(成分) (重量%)
(1)ポリオキシエチレンセチルエーテル 8.0
(2)セタノール 9.0
(3)ステアリルアルコール 1.0
(4)精製水 残 余
(5)キレート剤 適 量
(6)pH調整剤 適 量
(7)過酸化水素水(35%) 15.0
(評価基準)
◎:9名又は10名が毛髪のきしみ感及びごわつき感が無いと評価した。
○:6名〜8名が毛髪のきしみ感及びごわつき感が無いと評価した。
△:3名〜5名が毛髪のきしみ感及びごわつき感が無いと評価した。
×:毛髪のきしみ感及びごわつき感が無いと評価した人が2名以下。

※2 アンモニア水(25%)(大盛化工株式会社)
※3 80%モノエタノールアミン液(大阪佐々木化学株式会社)
表2の実施例1〜6に示したように、酸化染毛剤中に多孔性セルロース粉末を含有したものにおいては、アンモニア由来の不快臭が顕著に低減されると共に、毛髪のきしみ感及びごわつき感が無く感触も良好であることがわかった。特に、多孔性セルロース粉末の含有量が0.01〜10重量%を満たす実施例2〜5においては、不快臭の評価及び毛髪の感触評価において特に優れた効果が見られた。また、施術中の不快臭は、酸化染毛剤の不快臭の程度を反映するものであり、塗布後の染毛色にも影響は見られなかった。一方、比較例1及び2に示したように、多孔性セルロース粉末を含有しない場合、アンモニア由来の不快臭の評価及び毛髪の感触評価において満足する結果が得られなかった。
また、表2の実施例7〜12に示したように、酸化染毛剤中に多孔性セルロース粉末を含有したものにおいては、モノエタノールアミン由来の不快臭が顕著に低減されると共に、毛髪のきしみ感及びごわつき感が無く感触も良好であることがわかった。特に、多孔性セルロース粉末の含有量が0.01〜10重量%を満たす実施例8〜11においては、不快臭の評価及び毛髪の感触評価において特に優れた効果が見られた。一方、比較例3及び4に示したように、多孔性セルロース粉末を含有しない場合、モノエタノールアミン由来の不快臭の評価及び毛髪の感触評価において満足する結果が得られなかった。
次に、本発明のその他の実施例を示す。いずれにおいても、アンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭の低減作用及び毛髪のきしみ感、ごわつき感の無さに優れていた。
(実施例13:乳液状酸化染毛剤1剤)
(成分) (重量%)
(1)パラアミノフェノール 0.8
(2)オルトアミノフェノール 0.4
(3)5−アミノオルトクレゾール 0.1
(4)レゾルシン 0.4
(5)流動パラフィン 3.0
(6)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 5.0
(7)セタノール 1.0
(8)ステアリルアルコール 1.0
(9)多孔性セルロース粉末※4 0.05
(10)精製水 残 余
(11)エデト酸四ナトリウム四水塩 適 量
(12)酸化防止剤 適 量
(13)香料 適 量
(14)アンモニア水(25%)※2 2.5
※4 セルフロー TA−25(JNC株式会社)
(製造方法)
成分(1)〜(8)を均一混合して80℃に加温して油相とする。成分(9)〜(12)を均一混合して80℃に加温して水相とする。油相に水相を加えて乳化し、80℃にて20分間撹拌した後、冷却を開始する。68℃で成分(13)を添加し、40℃で成分(14)を添加し、30℃で冷却停止することにより、乳液状酸化染毛剤1剤を得た。
(実施例14:クリーム状酸化染毛剤1剤)
(成分) (重量%)
(1)トルエン−2,5−ジアミン 1.5
(2)メタアミノフェノール 0.3
(3)レゾルシン 0.6
(4)オレイン酸 10.0
(5)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 10.0
(6)セタノール 2.0
(7)ステアリルアルコール 2.0
(8)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
(9)多孔性セルロース粉末※1 5.0
(10)精製水 残 余
(11)エデト酸四ナトリウム四水塩 適 量
(12)酸化防止剤 適 量
(13)加水分解ケラチン末 0.5
(14)香料 適 量
(15)モノエタノールアミン80%水溶液※3 5.0
(製造方法)
成分(1)〜(8)を均一混合して80℃に加温して油相とする。成分(9)〜(13)を均一混合して80℃に加温して水相とする。油相に水相を加えて乳化し、80℃にて20分間撹拌した後、冷却を開始する。68℃で成分(14)を添加し、40℃で成分(15)を添加し、30℃で冷却停止することにより、クリーム状酸化染毛剤1剤を得た。
(実施例15:ペースト状酸化染毛剤1剤)
(成分) (重量%)
(1)トルエン−2,5−ジアミン 1.8
(2)オルトアミノフェノール 0.2
(3)パラアミノフェノール 0.6
(4)メタアミノフェノール 0.1
(5)レゾルシン 0.9
(6)5−アミノオルトクレゾール 0.1
(7)流動パラフィン 5.0
(8)ワセリン 15.0
(9)セタノール 3.0
(10)ステアリルアルコール 3.0
(11)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
(12)多孔性セルロース粉末※1 10.0
(13)精製水 残 余
(14)エデト酸四ナトリウム四水塩 適 量
(15)酸化防止剤 適 量
(16)塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.5
(17)香料 適 量
(18)アンモニア(25%)※2 3.0
(製造方法)
成分(1)〜(11)を均一混合して80℃に加温して油相とする。成分(12)〜(16)を均一混合して80℃に加温して水相とする。油相に水相を加えて乳化し、80℃にて20分間撹拌した後、冷却を開始する。68℃で成分(17)を添加し、40℃で成分(18)を添加し、30℃で冷却停止することにより、ペースト状酸化染毛剤1剤を得た。
本発明によれば、アンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭を低減させた酸化染毛剤を提供することができ、化粧品だけでなく、医薬品等にも応用可能である。


Claims (3)

  1. (a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末並びに(b)アンモニア及びモノエタノールアミンから選ばれる少なくとも一種以上を含有することを特徴とする酸化染毛剤。
  2. (a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末の含有量が0.01〜10重量%であることを特徴とする請求項1記載の酸化染毛剤。
  3. (b)アンモニア及びモノエタノールアミンから選ばれる少なくとも一種以上を含有する酸化染毛剤に、(a)平均粒子径が1〜20μmである多孔性セルロース粉末を含有させることによって、酸化染毛剤中に含まれるアンモニア及びモノエタノールアミン由来の不快臭を低減する方法。


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